子供の頃読んだ思いで深いSF小説ってなに?

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235名無しは無慈悲な夜の女王
電話の混線がもとで知り合った少年少女、実は少女はパラレルワールド
の住人だったという話、誰かご存知じゃありませんか?
少女の世界では学生運動が激化して、ついに革命が起きてしまって…、
というような内容でした。ちなみに短編だったと思います。
236チョコ:2001/06/03(日) 11:44
私の小学校の図書室にあったやつですが、
表紙がハードカバーで古臭い挿し絵付き。
どうやら子供向けに文体、内容が簡略化されていたようで・・

A「宇宙植物トリフィドの侵略」
B「不死販売株式会社」
C「地底世界ペルシダー」
D「さまよう都市宇宙船」・・・等々。
どこのシリーズだったのでしょうか?

Aを読んだとき、いつか流星群がきても自分は絶対見ない様にしよう!
と子供心に誓ったものです。十数年後、しし座流星群は見てしまいました。
視力は失いませんでしたが、風邪をひきました。

Bなんか田舎の小学生には衝撃でした。
後に早川の「フリージャック」であった事を知って大騒ぎ(私一人のなかで)
映画化もされていたようです。(ミックジャガー主演とか。未見)
「魂を他人の体に移植できるようになった未来へ
事故で死んだはずの主人公が生き返る。
そこは、びんぼーにんが、金に物言わせる老人達に
若い肉体を奪われる行為がまかりとおっていた。
被害者は、状況を納得しないで体から離脱させられると
「ゾンビ」になってしまい(何故?)
地下下水道で生きて行かねばならない・・今思えばすごい設定。
そんな環境下でも比較的恵まれた地位に
生き返った主人公は、身に覚えの無いのに
ある「ゾンビ」に執拗につきまとわれる・・」
ここのゾンビ、文字どおり生きながら、腐ってゆく存在。
ただしバイオのようにどーぶつではなく、きちんと理性があります。
自信の「すっぱい」においを消すために、必要以上にきつい香水を
かます、涙ぐましい描写もあったり。
我が人生において「ゾンビ」なるものは、この小説が初見でした。
いまだに私の中で「ゾンビ」は「すっぱいモノ」です。
237セイタカアワダチソウ:2001/06/03(日) 12:18
>>『不死販売株式会社』
の映画は、基本的アイデアをもらっただけで、別な方向性の
話になっています。
わたしは映画を観てから本を読んだので、映画とは全く違う
方向を向いた本の倫理性というかなんというかに驚きました。
238名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/03(日) 12:24
あかね書房のシリーズ。
226,227さんたちが話してるのもそれ。検索すると出るよ。
あかね書房スレはこれ。

http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sf&key=990095352&ls=50
239名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/03(日) 12:32
>235
福島正実の短編「遠くはるかに」
「超世界への旅」という岩崎書店の短編集に入ってました。以下は某HP
からの転載。
[目次]
遠くはるかに          福島正実/作、 中山正美/絵
少女              眉村卓/作、  斎藤和明/絵
あばよ!明日の由紀       光瀬龍/作、  中山正美/絵
無抵抗人間           石原藤夫/作、 斎藤和明/絵
色盲の町            中尾明/作、  中山正美/絵
わたしたちの愛する星の未来は  北川幸比古/作、斎藤和明/絵
サイボーグ           矢野徹/作、  斎藤和明/絵
白いラプソディ         福島正実/作、 斎藤和明/絵
ぼくたちは見た!        眉村卓/作、  斎藤和明/絵
悪魔の国から来た少女      福島正実/作、 中山正実/絵
 作者と作品          福島正実(編者)
[備考]
2000年10月、東京都板橋区立の図書館で所蔵確認。
240チョコ:2001/06/03(日) 12:48
>238 ご指摘有り難うございました。なんとなくそんな感じを受けたんですが、語らずにはいられなかったもので。
241235:2001/06/03(日) 13:39
>239さん
素早いレス、ありがとうございました! ここ数年ずっと気になっていた
ので、思わず感激のあまり涙が出てしまいました。
さらに某HPで表紙の写真を発見し、間違いなく私の読んだ本だと
いうことが分かりました。
私の小学校の図書室は、ちょっと離れた古い校舎にあって昼でも暗かった
覚えがあります。そんな図書室でSFを読み漁っていた日々を思い出して
しみじみしてしまいました…。