日本SF衰退論

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668名無しは無慈悲な夜の女王
>>666
SFは文学か文学を越えているのかという論議はSF創生期の頃からあるが
基本的に人間をきちんと描けない作家は三流だ。また人間を描いたから文学
だということでもない。また世に文学と呼ばれたりする作品が面白いわけでも
なく立派な作品であるというわけでもない。
SFはSFとして評価されることが望ましいと思う。
「人間」こそがSFのテーマであるべきである。

人間とはなんなのか?どこから来てどこに行くのか?
意識とは何か?知性とは何か?我とは何か?
どこからどこまでが人間なのか?
私は本当に人間なのか?隣の誰かは本当に人間なのか?チンパンジーは本当に非人間なのか?

エイリアン、改造人間、意識を持つコンピュータ、進化人類といったガジェットを用いて
文学にはできない根源的な問いかけを発するものこそがSFなのだ。
(問うだけ問うて回答しないのもまたSF)