1 :
SFさん:
1
その日、僕はいつもより早く目を覚ました。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 03:13
その時、太陽が超新星が超新星爆発した。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 03:17
しかしその時の僕には、約3年ぶりのおねしょをどうにかしなければということの方が
重要だった。布団からはほのかな湯気がたっていた。
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 03:17
すまん、まちがえた。以下が正しい。
鏡の中のその恐ろしい僕は、実は地球人だったのだ。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 03:20
しかし、細かい事を気にしないビッグな人間である僕は、そんなことは
気にも止めず、ココイチへカレーを食いに行く事にした。
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 04:16
外へ出て歩いていると
「すみません」と後ろから声をかけられた。
振り向くとそこには
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 05:18
不敵な笑みを浮かべた中曽根康弘が、美女を幾人も侍らせ
僕の服の襟を掴んでいた。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 05:56
その時、一陣の風が吹いた。中曽根は風見鶏の様にクルクル回りながら遠ざかっていく… いや違う! 片足を頭のうえにまで上げてフィギアスケートの選手顔負けに回転数を上げ、加速しながらこちらに戻って来るのだ。
「あっ、あれはマイスナー超伝導脚! 彼奴め、いつの間にあの技を……」 僕の目の前に超音速のつま先が迫った。
9 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 07:18
バイバイ。
僕は無視してココイチへ急いだ。
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 08:14
56億7千万年後…
11 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 09:06
皇帝継承
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 11:38
主人公独白
「私は銀河の全てを手に入れた。今や人類の文明圏の全てが私のものだ。
しかし弥勒が到来するまで頑張っても、ココイチに行き着く事は出来なかった・・・。
あの幻のカレーショップはどこにあるのか?
やはり伝説の七勇士の手を借りるしかないのか・・・?」
13 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:19
俺の名前はたけしだ。
14 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:20
おれは現在浪人1年生。今、2度目の大学受験から帰る途中だ。
しかし、受験結果は芳しくなく、絶望的な気持ちで私鉄に揺られている。
着膨れしたジャンパーと、伸びた髪は、ヒーターの効いた車内で
うっとうしいことこの上ない。
こんな俺も小学時代はスポーツ万能・勉学優秀なクラス委員だった。
当時付き合っていたあのこは、去年国立大学に合格し、キャンパスライフを
エンジョイしている・・。
15 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:20
しかし、あのこは今、何をしているんだろう。彼氏が出来て、きっと楽しいんだろうな
おれもそのうち、今の学校うかって、楽しくエンジョイしてやる。
春までもう少しの我慢だ。
でも真向かいの女の子スゲーかわいいな…。コートの下は白いセーター。
何となく胸がふくよかに感じられる。あー…さ・わ・り・たい…。
駅を降り、なぜかしらビデオレンタル屋に目が止まる、どうしようか…。
おれは上京して一人暮しをしているから、ひとりきりになれる。
今日のテストは出来が良かったからか、気が抜けたような気分だ。
借りようかな、どうしょう…。
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:20
翌日思い切ってソープに行ってみた。
そうしたら家の母親よりも年上のおばあちゃんが出てきた。
おばあちゃんになかば強引に犯された。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:21
そうして俺は2chに来た。
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:21
童貞専用スレッドに書き込む僕がいた。
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:21
「ちがう!」
僕は書き込むボタンを押したあと、すぐに中止をクリックした。
違う、童貞スレッドに書き込む僕なんて!
しかし、リロードしてみるとバッチリ書き込まれていた。
9 名前: Mr.名無しさん 投稿日: 2001/02/04(日) 12:54
おれもヤリてぇ
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:22
その直後、僕の周りの空間が徐々に歪み始めた。
「ぎゅうううううう」
な、なんだ!SF板が消えていく!!たすけてくれーーー!
時刻は2001年2月4日深夜のことだった。
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:22
「・・・こ、ここはどこだ?」
気を失っていたらしい。まわりは荒野のようだがいまいち現実感がない。
「ようやく気づいたようだね、ネオ君」
声のした方向を見るとそこには黒のジャケット・サングラスでキメた黒人
が椅子に腰掛けていた。
「私の名前はモーフィアス。君は無職・童貞・彼女いない歴30年の男
ではない。それは現実でなくマトリックスの世界だったのだよ」
「何だって?」
「よし、これから君に女体の神秘を拝ませてやろう、ついて来い!」
そういうとモーフィアスは人間とは思えない跳躍力で消えた。
「俺の名前、たけしなんだけど・・・」
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:22
たけしは夢から目を覚ました。
「こいつが活躍する日はいつ来るんだ。」
半勃起した自分のティムポを眺めながらつぶやいた。
そのとき天の声がささやいた。
「モテナイ君、ファッションに気を使おう。」
たけしはダイエー紳士服売り場へ向かった。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:23
ドラえもん最終回を読み、感動したたけしは、
のび太のファッションをまねようと思い、
ダイエー子供服売り場へ向かった。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:23
「黄色のポロシャツはあるんですけど、
ブリーフがはみ出しそうな黒の短パンはおいてないんですよ。
時代の流れって奴ですかねぇ・・・」
くっ!僕はのび太にもなれないのか・・・。
ダイエーだからだめなのか?イズミヤならどうだ?
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:23
イズミヤに向かって走り出すたけし。別に走る必要はない、ただ彼は走りたかったのだ。
普段の運動不足もたたってすぐにバテてしまったたけしだが今までろくに使われることの無かった体中の筋肉が
喜んでいる、そうかれは感じた。
ふと空を見上げると満天とはいかないがつつましく輝く東京の星空。
「童貞かどうかなんて、ちっぽけなことでなんで俺悩んでいたんだろう」
少年のような純粋な心を取り戻したたけしは公園で一休みしてから家路に着こうと考えた。
たけしがベンチに腰を下ろしたその瞬間
「助けて!」
茂みの中から助けを求める女性の声が聞こえた。
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:23
たけしは茂みの中をのぞいてみた。
なんとそこには、ネズミに追っかけられ逃げ惑う大山のぶ代がいた。
たけしは、とりあえず大山のぶ代の顔面にトマトを投げつけ、公園をあとにした。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:24
’こらー!待てーい!’
たけしがまさかとギョッして振り返ると、顔からトマトの汁を垂れ流しながらたけしを追う大山のぶ代の姿が見えた。
’くっそー。こんな所で犯られてたまるか’
全速力で走る出すたけし。ところが怒ったのぶ代はヤマンバの様な速さ。髪の毛を振り乱し、衣服は風に舞っている。恐怖に怯えるたけしに上から少女のささやく声。
’たけしさん、こっちよ。’
ふとたけしの横を見上げると、2階建ての家の窓からしずかちゃんがこっそりと顔を出し、心配そうに見ているではないか。
’早く、家に入って来て!’
のぶ代に聞かれないように小声で叫ぶしずかちゃんの家に向かって、たけしは走る。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:24
’ハアー!助かった。しずかちゃん、助けてくれてどうもありがとう。’
たけしは息を整えながらしずかちゃんに声をかける。
’いいのよー。私、ちょうどお空の観察をしていたところなのよ。そこへ二人が現れて。’
しずかちゃんはたけしに緑茶を差し出す。幼少の頃からの幼なじみのしずかちゃん。中学校は私立の女子校へ行ってしまい、たけしやのび太とはあまり会う事もなくなってしまっていた。それがこんな形でまた再会するとは、たけしは想像もしていなかった。
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:24
緑茶が旨い。静岡の新茶だ。
そういえば新しい茶葉を買って茶を入れることなど
久しくやっていない。
「たけしさん、汗びっしょり。
シャワーを浴びないと風邪を引いてしまうわ」
少し心配そうな表情をして、しずかちゃんが訪ねる。
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:25
ドフッ!
何故かお茶を吐き出してしまった…何故だ!?
体が痺れて動かない!意識も朦朧と…
ふと、ルーシー・ブラックマンのタレ目が頭をよぎった…
ドサッ!
最期に聞こえたのは、自分の体が床に崩れ落ちる音だった。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:25
たけしが目を覚ますと、そこは病院だった。
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:25
ふと気づくとズボンとパンツが下ろされ、皮をかぶったティムポが
むき出しに。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:25
…いや、違う…病室のように見えて…
三角木馬?赤い蝋燭?…磔台のようなものも見える。
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:25
次第に五感が甦ってきた。
妙な臭いがする・・・これは・・・腐臭?
ふと目をやるとそこにはパツキン嬢の腐乱死体が!
「ようやく目がさめたようだね、たけし君」
闇の中から声がした。
「パツキンにも飽きてきた頃でね、今度は童貞30男の尻穴処女に関心がでてきたんだよ」
ヤバイ!俺は本能的に身の危険を感じた。
「お、お前は捕まったはずじゃ・・・!」
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:26
「織原ジョージ(←だっけ?ウロ覚え…)、あ、あんた…」
たけしは声を振り絞った。
ビシッ!…太ももに激痛が走る。目を上げると…全裸のしずかちゃんが
ムチを片手に微笑んでいた。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:26
甘くし過ぎてしまった煮魚には生姜と鷹の爪を加えればよい。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:26
たけしは、物語の途中に料理豆知識をいれ、多くの女性読者を
獲得しようとする作者のやり方に対し、疑問を感じていた。
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:27
禁オナニーマラソン…たけしは6日目だった事を思い出した。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:27
たけしはしづかちゃんに土下座して謝り、家に帰った。
よし!明日で一週間目だ!やったぜ!
たけしは意気揚揚と床に就いた。しかし眠れない!何故だ!
手がチンコに・・・。ダメだ!今日さえ我慢すれば新記録が達成できるんだ!
しかしやっぱり手がチンコに・・。
その時である。
「たけし!何やってるんだ!」「か、母ちゃん!」
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:27
叱り飛ばされると思っていたが意外な一言が母の口から出た。
「そういうことはお母さんにまかせなさい!」
たけしの実の母は彼が幼い頃に亡くなり、今の母は義母である。
33歳。
たけしと3つしか違わない。女として熟れごろである。
腐りかけの果実が最も美味だという、誰かの言葉がたけしの脳裏をよぎった。
たけしは苦悩した
(どうする俺!もし子供が出来たらやっかいだぞ。でも源氏物語みたいでみやびかも・・)
母は服を脱ぎ始めていた。
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:27
そのとき、たけしの父、たけ吾郎(78歳、童貞)が、ヘルパーさんに
車椅子をおされて、帰ってきた。ふんどしの下に巻いてあるおむつは
茶色く変色し、いい香りを周囲にまきちらしていた。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:28
一瞬の沈黙。そして忽ちにして張り詰める緊張感。
たけしは覚悟を決めた。
(俺とおやじ、戦って勝った方が童貞喪失だ。おそらくこれは最後のチャンス・・・)
たけ吾郎は一見、よぼよぼの老人だがチベットに起源を持つ人間の能力を特殊な呼吸法により
飛躍的に伸ばす技術、「波紋」の達人である。
ゆっくりと車椅子から立ち上がるたけ吾郎。
「・・・いつかこの日が来ると思っておったぞ。・・・フオオオオオオ 」
たけ吾郎の筋肉が異常な盛り上がりを見せ、波紋のオーラを練り始めた。
(俺に勝てるか・・・だが、やるしかない)
たけしは叫んだ
「喰らえ親父!必殺・・・
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:28
「必殺 髪の毛ひっぱりティムポかみつきキック」
解説しよう。これは髪の毛をひっぱりティムポにかみついてキックする
という必殺技である。
たけしは、たけ吾郎にこの技をかけようとした瞬間、重大なことに気が付いた。
たけ吾郎は、つるっぱげであったのだ。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:28
「たけし!お前はまだまだ青いのォ!」
吾郎の指先からほどばしるオーヴァードライヴ!
気が付くと俺は布団の上にいた。
吾郎のふんどしが新しくなっていることに気付く。
「くそ!波紋を練ることさえ出来れば
童貞は卒業できるのに!」
たけしの頬に熱い涙がつたわった
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:28
その日からたけしの波紋修行が始まった。
一秒間に10回の呼吸が出来るようになる!
次は十分間息を吸いつづけて十分間吐きつづける!
「呼吸」だ。
「呼吸」だけ鍛えれば自然に筋肉もティムポも鍛えられる。
波紋法は呼吸のリズムにその全てがあるのだ!
ついに波紋の達人となったたけし。しかし彼は32歳になっていた。
(もうホモってことにしちゃおうかな・・・そっちの方がまだ世間体が保てそうだ・・・)
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:29
「てめーハゲてんじゃねーよ!!!」
たけしは逆上し、5秒前に頭に浮かんだ必殺技のことなど
すっかり忘れてしまっていた。
車椅子に座っているたけ吾郎を引き倒しこぶしを振り下ろした。
鈍い音と固く握り締められたこぶしに伝わる感覚がさらにたけしの
秘められたものを解き放った。
約10数分後、血のにおいのたちこめる部屋の真ん中に
たけしはこぶしから血のしずくをたらしながら呆然と立っていた。
たけ吾郎はすでに肉の固まりとなっていたのだった。
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:29
「ファイトクラブ」をご覧になった賢明なる読者諸君はお分かりであろうが
たけしは二重人格である。
布団の上で目が覚め己の敗北を悟り波紋修行に打ち込んだたけし。
勢いでたけ吾郎の脳髄をカチ割ったたけし。
二人は同一人物であるが別人格であり互いの存在に気がついていない。
二人の唯一の共通点、それは童貞だということである。
48 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:29
たけ吾郎の死因は解剖の結果、尖形コンジロームであった。
幼い頃から父は童貞と言い聞かされていたたけしにとって
この事実はショックであった。
父を尊敬して童貞でいたのに。もう童貞を捨てるしかない。
たけしは心に決めた。
49 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:29
「どうせ筆おろしするなら大物とやりたいぜ・・・
やんごとなき方は・・・やめとこう・・・殺される。
よし、大臣ならいいだろう。ということで扇千景に決定だ」
その日からたけしは地下室に篭ってちかげ襲撃の綿密な計画を立て始めた。
体力作りも欠かせない。毎日腕立て・腹筋300回。
射撃の訓練もした。袖口から銃が飛び出る仕掛けまで考案した。
もちろん「HOW TO SEX」ビデオも擦り切れるほど見た。
そしてちかげの貞操を奪う日がやって来た。
たけしはタクシーへ乗り込んだ。
「お客さんどこまで?」
「・・・建設省だ」
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:29
「・・お客さん、建設省はもうないよ。今は国土交通省って名前だよ。」
振り向いた運転手は元都知事のアオシマだった。
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:30
「何っ!無くなったって、どういうことだ!」
たけしは雷に打たれたようなショックを受けた。
扇千景とやることだけを願って、修行を重ねた500日間。
雨の日も、風の日も。健やかなるときも、病める時も。
食事の時も眠る時もブルワーカーを手放さなかった…
たけしは齢33にして初めて努力することの素晴らしさを知った気がした。
「待ってろよ、千景。俺の44マグナムでおまえをヒーヒー言わせてやるぜ!」
たけしは千景をかき抱く妄想で頭をいっぱいにしながら、毎夜、チン立て伏せ30回10セット
というハードな荒行をもこなしていったのだった。
ところが、そんな尊い努力がアオシマの一言で粉々にうち砕かれてしまった!
「国土交通省って名前だよ」
そんなアオシマの言葉も、もはやショックに打ちひしがれる
たけしの耳には入らなかった。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:30
たけしは何も言わず、静かにタクシーから降りた。アオシマは少し心配そうにたけしの後ろ姿を見つめる。
そこにはもう以前の太めでいじめっ子だった彼の姿はかけらも見当たらない。
その筋肉で膨らんだ広い肩幅、美しい身体の筋の流れをそのまま写し出したオレンジのシャツ、そして、形の良い尻はたけしを聖人に見せる。
’な、なんという若人だろう。何かを狂おしいほど欲しているようだ。’
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:30
…突然ふっと、あの日の事を思い出した…
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:30
あれは、今から20年前の2月14日、たけしが中2のときのことであった。
たけしは、クラスのひとりの女性に熱い思いをよせていた。
名前は珍子。珍しい名前にしようと思って親がつけたらしい。
珍子は学校一の美人。横顔は山田花子と区別がつけられないほど似ていて、
口元は久本雅美によく似ていた。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:31
その珍子が夜の誰もいない校舎の中で一人オナーニしているのを見てしまった時の事を。
そんな事をいろいろと考えてるうちに、たけしは突然、ある方向に走り出した。
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:31
もちろんタクシーを降りて、まるで何かを思い出したように、走りまくった。
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:31
あっ!!たけしは勢いのあまり転んでしまった。
膝から血が出てるみたいだけど、そんな事は気にしてられない、そう思ったたけしは
無我夢中で走った。
そうだけしはあの頃を思い出して、その思いでの地に目的地を変えたのでした。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:31
’市立子嫌い中学校’と書かれた懐かしい校門の脇を素早く走り抜け、たけしはあの教室へ向かう。
何もかも14年前と変わらぬ校舎を無言で走りながらもたけしは、自分の鍛えぬかれたティムポがうごめくを感じ始めていた。
’やっぱり、いた!!’
心の中で叫ぶたけし。
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:32
興奮しつつも理科室に入るたけし。
そう、そこにはたけしが中学時代ダッチワイフ代わりに用いていた
人体模型があった。
局部に鼻を近づけてみる。
‘ウッ、くせぇ!’
おそらく今でもまだこの学校の生徒の慰み者として機能しているのだろう。
局部からはイカ臭い香りが漂っている。
いきり立ったイチモツもすっかり萎えてしまったたけしは
ふと窓からグラウンドに目をやった。
そこにはなんと女子テニス部顧問となった珍子の姿があった。
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:32
「トリャア!!」
たけしは窓を突き破って珍子に向かって跳躍した。波紋の達人である彼にとってこれくらいのことは
朝飯前である。
そのまま珍子の目の前まで滑り込むとティムポを(真性包茎だが)剥き出しにした。
「さぁ、俺の童貞を奪え、珍子!!」
事情を飲み込めずに当惑する珍子と周りで固唾を飲んで見守るテニス部員達。
その時である。
強化ライフルの一撃により珍子の頭部が一瞬にして吹き飛び、テニス部員達が機銃掃射で次々と倒れていく。
「たけし君、君に童貞を失ってもらう訳にはゆかないのだよ」
「だ、誰だ!?」
空中より舞い降りてきた13人の無職・童貞・30男達。いずれも強力な念の使い手のようだ。
「我々は童貞旅団!」
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:32
肉塊と化した珍子を前に、たけしは阿修羅の形相となっている。
「フォオオオオオオオ・・」既にたけしからは人間の声は出ない・・
コモドドラゴンの雄叫びのような吸気音がたけしの喉から発せられている。
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:32
たけしはふと気付いた。
「し、死体だっていいじゃないか!」
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:32
(ちょっと待てよ……俺は今、死体としたい! なんつって!!)
たけしは小ネタを思いつき、自分で思わず吹き出した。
(お、俺ってサイコー? ギャ、ギャ、ギャグキングじゃねえの、俺ってば!)
そのとき、たけしの背後に倒れていたテニス部員の手がピクリと動いた。
先に倒れた部員の身体にさえぎられ、機銃掃射の直撃から逃れた彼女は、
かろうじて生きていたのだ。
ラケットをつかんだ彼女の手が、たけしの方へゆっくりと伸びる。
そんな背後の出来事に、ひとりで笑い続けるたけしは気付かない。
64 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:33
その頃…給食運搬業の関谷は、鼻歌まじりで給食を積んだトラックを走らせていた。
「♪未来昆虫〜♪」
…作詞作曲は勿論関谷である。
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:33
「コラ、俺達を無視すんな ゴルァ」
童貞旅団達が襲ってきた。
「うるせぇ、俺は今、死姦か一生童貞かで悩んでんだ!!」
たけしは”チェーンジェイル(束縛する中指の鎖)”に最大限の念を込めると
旅団の三十年使われることの無かったティムポに巻きつけた。
「この鎖は貴様らの念を強制的に”絶”の状態にし、ティムポを一生セクースできない
超真性包茎にしてしまうのだ!」
旅団、全滅。
「ふう・・・手間かけさせやがるぜ」
ガッ!!!
その時生き残ったテニス部員が振り下ろしたラケットでたけしは気を失ってしまった。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:33
ガアアーーーーンンン!!
市立子嫌い中学校を囲むような形で光が発している!
ドーーーーオオオーーー!!!
何ということだ! 市立子嫌い中学校がまるごと消えてしまった!
市立子嫌い中学校は2100年の未来へタイムスリップしたのだ!
そこは核戦争後の荒廃しきった世界。石油も天然資源もなく力だけが
全てを支配する!
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:33
タイムスリップに関谷も巻き込まれていた…それがタケシの
童貞喪失に大きな影響を及ぼすことになるなど、
この時点では正に"お釈迦様すら気付かない"事であった…
68 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:33
たけしは長い眠りから眼を覚ました。
荒れ果てた街を見て呆然と立ち尽くしていたとき、
ひとりの老人が電動車椅子に乗って、たけしに近づいてきた。
その老人の顔は、たけしの父、たけ吾郎によく似ていた。
その老人はたけしに向かって言った。
「お父さん。たけ太郎です。」
69 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:34
「お、俺がお父さんだって・・・!?」
ということはたけしは未来において童貞喪失できたということになる。やった!
(ん、まてよ・・・俺が未来に飛んできちまっているんだから俺、セクースできてないじゃん。
原因がなくて結果だけついてきたようなもんじゃん・・・)
ああ、無常なるかな童貞因果律!
たけしは子孫が残せたのに童貞喪失ができていない!
腹いせにたけ太郎にもう一丁豆腐の角をぶつけてみた。
「それはそうとたけ太郎、この荒廃した未来に女はいるのか・・・?」
かすかな望みを託してたけしは尋ねた。
「ええ、いるにはいるんですが・・・奴は・・・奴だけは・・・・・・!!」
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:34
そんなたけしを見て、極道の妻、お京さんは言った。
「あんた、男らしいねえ、あたしも今までいろんな男を見てきたが、
あんたほどの男は初めてだ。あたしゃあアンタに惚れちまったよ。」
71 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:34
♪ユワッシャッーーー!!!♪
♪愛でティムポ、硬くなる〜♪
たけしの脳裏に性紀末童貞伝説のテーマが流れた。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:35
ある日俺は親父に聞いてみた
俺「オヤジ、童貞喪失は何歳の時よ?」
父「ワシはまだ童貞じゃよ。おまいは試験管ベビーじゃ」
俺「・・・」
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:35
目が覚めるとたけしは見知らぬ家のベッドに寝ていた。
周囲を見回すとたけ太郎の写真がある。
どうやら気を失ってたけ太郎の家に運び込まれたようだ。
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:35
たけしは思った。
この物語が早く終わってほしいと思っている読者がいる。
その人のためにも、早く童貞を喪失しなければ。
たけしはあせってきた。
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:35
たけしが鬱な気分にひたっているとき、隣の部屋から
女性のあえぎ声が聞こえてきた。
行ってみると、そこは、たけ太郎の部屋であった。
たけしはその部屋のドアを開けた。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:36
とりあえず魚肉ソーセージを一口ほおばった。
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:36
と、同姓同名のたけしがテレビで自慢しているのを見た。
たけしは童貞喪失の決意を新たにした。
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:36
「カローラが変われる時代だよ!」
「おれだって変わってやる!!」
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:36
さらに、
「やっちゃえ!」
とつんくがいっている。
たけしは思わずワラタが、
「やっちゃおう!」
とおもた。
80 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:36
たけしは頭の中がやや混乱状態であったが、とりあえず
たけ太郎の部屋のドアを開けた。
部屋の中には、エロ本85冊、裏ビデオ53巻、ダッチワイフ3体、
風俗嬢の名刺が23枚が床に散乱していた。
その奥にトゥナイト2を見ながら手淫をしているたけ太郎。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:37
「はあはあ、アシスタントのお姉さん・・
口元が涼しげだよ・・はあはあ・・お姉さんなら口臭だって
いい匂いがするんだろうねえ・・はあはあ」
たけ太郎は凄まじい妄想を口走りながらしごき続ける。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:37
たけ太郎のムスコ、たけ次郎はドピュゥッっと白いものを吐いた。
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:37
たけ太郎のJr.を一目見ようと背後から覗き込んでいたたけしに
たけ次郎の猛威は襲い掛かった。
たけしは身も心も真っ白になった。
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:37
ぐさっ!!!
激痛が走る・・・。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:38
意識が遠のくたけし。
視界が歪んでいく・・・。
おや、何だ?このセピア色の光景は。
どうやらどこかの学校の教室のようだ。
教室の後ろに立ち並ぶ父兄の姿・・・。
彼らにたけしの姿は見えないようだが・・・、
この場面・・・、何故か覚えている。
そうか!ここは俺の過去の世界かっ!
そしてこの場面・・・。
忘れようもない!この日、この日のために俺は・・・!!!
たけしの頬を涙がつたった。
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:38
時を同じくしてロッキー山脈の
ふもとではテリーマンが日々のロードワーク
に明け暮れていた。最近の世間は平和になったもんだ・・・
つい口の端に出た言葉に自分自身の老いを感じる。
いや、皆が幸せに暮らせる世の中になったんだ、
また昔のように血で血を洗う戦いを望んでるわけじゃない
ミーにはナツコとの幸せな生活があるじゃないか・・・
しかしこのたぎる想いは何だ!?
15年前の死闘が脳裏をよぎる。10万を超える数の
悪魔超人の来襲、皆で競い合った超人オリンピック、慣れないマスクを
かぶってのマッスルドッキング、天挑五輪大武会・・・
いや、最後は違ったか?ふっ、、、いまやどうでもいい
そう、一緒に闘った童貞超人のたけしは今どうしているんだろう?
童貞超人といってもシロウト童貞超人ばっかりのなかで
やつだけはホンモノだった。ひさしぶりに会いに行ってみるか。
その瞬間、なにかが弾ける音がしてテリーマンは正気に帰った。
リングシューズのひもがちぎれていたのである!
たけしの身になにかが、それもとんでもなくバッドなシング
がハプン!!!
テリーマンの思考はすでに正気をうしなっていた。なぜならテリーマン
のリングシューズのヒモは今まで何人もの仲間の不幸を
予言してきたからだ。ロビンマスク、ウォーズマン、
ウルフマン(アニメではリキシマン)・・・
たけしの身によからぬ事がおきなければいいが・・・
いても立っても要られないもどかしさにテリーマンはもだえた。
あぁ、その後あんな形でこの予言が的中する事になろうとは。
神ですら見通せなかっただろう、そう、キダタロー以外は。
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:38
「たけしに身の危険が迫っている。行かなくては!」
唯一のかけがえの無い友、たけしの危機を救うため、
テリーマンは熊本城へと急いだ。
しかし、その間にもリングシューズの紐はブチブチと音を立てて切れていく。
もはや、たけしが無事でいるはずがないだろう事をテリーマンは悟っていた。
しかし、テリーマンは走った。友のために走った。ただひたすらに走った。
間に合わなくてもいい。俺が会いに行くことに意味があるんだ。
当然、テリーマンの頭の中ではBGM、爆風スランプ(現・スーパースランプ)の
「ランナー」が流れていた。
88 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:38
テリーマンは走りながら思った
待っていろ、たけし!
おまえの童貞は、俺がもらうんだからな!
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:38
(こんな状況を、テリーマンに見られなくてよかった)
たけしはホっとしてため息をつく。
と、そこへ全裸のしずかちゃんがやってきた。
90 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:39
しずかちゃん@22才バージョンであった。
♪あっでらんすう・ の井川 遥にクリソツである。
「ああ・・しずかちゃんって大人になったらこんな感じなんだあー」たけしは感動に打ち震えた・・
(いよいよ大団円か??!)
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:39
そのとき、部屋のドアが開いた。
なんとそこには、しずかちゃんの夫、木村拓哉が立っていた。
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:39
なんだかもう面倒くさくなってきたたけしは、
ティムポをアヌスに突っ込んで
『とりあえずこれでおしまいってことにしよっと』
と結論を出した。
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 12:40
祝!! たけし君童貞喪失!!!!
これにて
---------------------- 終 了 ----------------------
94 :
新井素子:2001/02/13(火) 13:21
えっと、あとがきです。
今回は締め切りに追われて、大変でした。
どうしても間に合わなくて担当の秋山さんに手伝って貰ったら、
まさかこんな下品な作品になってしまうとは………ごめんなさい。
もう、やんなっちゃう。
こんな作品ですが最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
気に入っていただけると嬉しいのですが………無理ですね。(秋山協一郎のばかあ。)
すてきな挿絵を描いてくださった吾妻ひでおさん、本当にすみませんでした。(でもいつもより楽しそうだったのは気のせい!?)
では、次回作でお目にかかりましょう。(もう秋山さんには手伝って貰わないんだから。)
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 13:35
きれいに落ちましたね。拍手!!
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 16:03
というような本を書き上げた僕はすごく満足していた。
これを出版社に持っていけば、一躍僕はベストセラー作家の
仲間入りにちがいない。僕の輝かしい人生の1ページは
ここから始まるんだ! そそくさと原稿を抱えて僕は出版社
へ向かった。
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 16:06
ここがハヤカワ書房か……
いまでは世界一のWEB出版社となった
10万階立てのハヤカワビルの前に
ぼくはジンジャーを止めた。
98 :
名無しは電気羊の夢を見るか?:2001/02/13(火) 16:52
「持ち込みの受け付けは九万九千九百九十九階のどん詰まりのお部屋です」
受け付け嬢は汚物を見る目で僕を見ながら、吐き捨てる様に言った。
エレベーターに向かって歩き出した僕の背に、続けて彼女はこう言った。
「あ、持ち込みの方は階段を使っていただく事になっています!」
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 18:52
僕はその受付嬢を殴りつけてエレベーターに乗り込んだ。
100 :
名無しは電気羊の夢を見るか?:2001/02/13(火) 19:01
エレベーターはかっきり九千九百九十九分後に止まった。
俺は九万九千九百九十九階のフロアに降り立った。
100ゲットォ!
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 20:06
ハヤカワビルは軌道エレベータなのか!降り立った場所は宇宙のまっただ中だった。空気が薄い!
ぼくは次第に薄れる意識の中で、原稿が中に浮き始めるのを眺めていた…
102 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 21:26
…中に浮き始める…いかんいかん、また誤字が…
どうもこの喉頭ワープロって谷津は間違いが多くて新来できん。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/13(火) 23:48
急いでドアを閉めなければ死んでしまう!
命からがら僕はドアを閉じた。
なるほどここは厨房の持込を防ぐために
さまざまな難関が用意されてるんだな!
よーし やってやろうじゃないかあ。
まずは真空だな!
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 01:23
真空はまず目をつぶれば大丈夫だ。
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 03:45
僕は目をつぶって先に進んだ。
106 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 04:32
屁がもれた。
107 :
名無しは電気羊の夢を見るか?:2001/02/14(水) 04:45
「九万九千九百九十九階のフロアは、九万九千九百九十九個のブロックで構成されている。
持ち込みを受け付ける聖地、「SFマガジン編集部」までは、歩いて約九カ月の距離がある」
フロアで出会った男は僕に言った。
「その間にはいくつもの難関がある。選ばれし作家以外は行き着けんのじゃよ。若いの。
諦めてわしらと一緒にアニオタをしようじゃないか」
出合った男は、幻術師の末裔だった。
薄れ行く意識が認識したのは、ラムのコスプレをされた自分が、
10センチほどのヨーダ100人に、ぞわぞわ運ばれていく姿だった。
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 07:13
「かーめーはーめー波ー!!!」
110 :
名無しは電気羊の夢を見るか?:2001/02/14(水) 19:16
気がつけば辺りはアニオタでいっぱいだった。体重百キロはあろうかという
綾波レイのコスプレ婆ァが俺のそばに寄って来て、その醜い脂肪を揺らしながら言った。
「ようこそ、アニオタのサバト、コミック・マーケットへ・・・」
111 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/04(月) 20:36
age
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/04(月) 23:24
ごく自然な動きで、ながれ弾の「かめはめ波」を難なくかわし、そうレイはつぶやく。
五右衛門のコスプレをした僕はとっさに答えた。
「む、できるなお主。拙者をモーヲタと知っての狼藉か?」
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:46
「いかにもりっぱなしまうま」
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:46
俺はレイの挑発的発言にキレぎみになり、ナックルアローをかました。
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:47
しかし!レイは当たる寸前に俺の腕を掴んだ。
116 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:47
「ほいな!」
117 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:47
これは!
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:48
塩田剛三直伝、八方投げ!
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:48
俺の視界がぐるしと回り
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:48
頭が床にたたきつけられ、俺は気絶した。
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:49
気付くと俺は、見知らぬ草原に寝そべっていた。
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:49
「ここは一体?」
123 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 20:50
「ここは東京創元社よ」
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 21:29
「な・・・なんと!あの、いつ潰れてもおかしくない東京創元社?」
125 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 21:58
それならばそれで、俺にはなすべきことがある。
126 :
名無し草:2001/06/30(土) 22:04
まず「不老不死の血」の再刊だ。
127 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 23:26
…それはそうと、123 は矢張り「創元」と草原の駄洒落なのかな…と俺は一人ごちた。
まあいい。
俺は、「不老不死の血」の再刊を頼もうと、声のした方に向き直った。
なんとそこに居たのは…
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 23:30
あの、アッチの世界へ行ってしまったオヤヂの創作キャラクター、犬神明だった。
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/30(土) 23:47
このあまりの事態にパニックに陥りそうだったので、俺は深呼吸をし、回りを見回した。
どこまでも続く、自然の草原――いや違う…ある地点からはパターンのくり返しだ。
「なんて完璧なヴァーチャルリアリティなんだ…創元社の科学はここまで進んでいるのか」
俺の驚き様に満足したのか、犬神明が口を開いた。
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:46
犬神は、大口を開け、涎を垂らし、
「う…ごげげ…げ…」
と呻く。
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:46
何かを吐き出そうとしている…?
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:47
俺は、はっと気付き、両足で地面を強く踏む。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:47
そしてその反動によって螺旋状に這い上がってくる力を犬神に叩き付けた。
134 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:49
中国拳法の発勁である。
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:50
発勁によって内蔵に強い打撃を受けた犬神は、その反動で何かを口から吐き出した。
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 12:51
「こ…これは…ただの石…」
137 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 19:24
「あーもう訳わかんなくなってきやがった」
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/01(日) 19:25
オットーはそう言うと、精神没入機から出た。
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 02:12
と思いきや、背後から突如として加えられた重い一撃が、彼を昏倒させた。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 03:06
意識がもうろうとする中で、彼が見たものは、
141 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 03:22
巨大な星型の生物だった。
残る最後の意識の中でそやつの体の中心の巨大な目が光るのが見え…
彼の意識は完全に暗転した。
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 03:35
気が付くと彼は、一匹の砂虫になっていることに気が付いた。
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 11:19
彼はつぶやく。
「俺、元ネタのカフカの小説って読んだことないんだよな」
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 11:21
「いや、元ネタはカフカじゃないぞ。ハーバートだ」
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 13:22
と、ハーバード中退のビルゲイツは言った。
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 18:30
「ビルゲーっていうけど、ツだけ略しても意味ないよね〜」
天空から声が響いた。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 18:33
「しかしビルゲではバロムワンの悪役のようだ〜」
地底から声が聞こえた。
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 19:08
「ビルだと建物だしな〜(って名前やん)」
海底から声が聞こえた。
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 19:26
「こうなったら、も、ビゲでいい。ビゲで」
風が声を運んできた。
150 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 19:36
「いっその事ビでいいじゃん」
宇宙から電波がトンで来た。
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 19:47
などと散々に言われている間も、ビは金儲けに狂奔しているのだった。
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 19:50
だがそのときすでに、宇宙の破滅がせまりつつあった。
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 21:47
持てる財力の全てを使って、自分だけ助かろうとするビ。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 21:49
日数わずか三日、総工費500億の巨大箱舟が出来上がった。
その名は
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 21:53
Windows ark edition!
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 22:02
「完成歓声慣性陥穽!」
ゲイツは日本語以外では理解できないやり方で己の喜びを表現した。
竜骨と帆柱以外はすべてガラス窓という超精細工芸品は勿論、実用に
供せるほどの耐久力を示すことが出来ずに新たなゴミクズとなって
アララト山の山頂の景観の悪化に手を貸した。
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 22:11
そして四十日四十夜降り続いた雨は、宇宙全体を水没させてしまった。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 22:24
というのはすべて植物人間キテレツの夢だった。
【ワシントン28日共同】米マイクロソフトに対する独占禁止法違反訴
訟で、ワシントン最高裁は、同社の違反行為を一部認めながらも、企
業分割を命じた連邦地裁の一審判決を破棄し、差し戻す判決を言い渡
した。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 22:34
現実は、ビにとって更に過酷だった。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/04(水) 23:55
傷心のビはNASA を買収し、一人宇宙船で火星へと向かった。
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 00:01
待っていたのはシャンブロウ。
163 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 00:07
ビは宇宙船から降り、シャンブロウに近づいた。
「不思議だ……空気がある。それに緑も。本当にここは火星なのか?」
164 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 00:10
「その通りだよ」とビの背後から声をかけたのはカーター大元帥。
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 00:16
「わしの科学力ならば造作もないこと」
そう言ったのは、火星の魔術師ウル・クォルン。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 00:21
「ちなみにここはキンメリア平原」と言ったのは火星の英雄コナン。
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 13:06
「で、君たちなんのOS 使ってる?良かったらWindows XP 使わない?」
こんな所でも布教活動に熱心なビだった。
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 13:28
しかし日に一度は固まるWinに火星の消費者はぶちキレ、ビの弾劾裁判の
開廷が決定した。
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 14:21
裁判前夜、ビはホテルの一室で熊のように歩き回っていた。
「どうする…どうしたらいい…」
「わしにまかせなさい」
そこに立っていたのは、火星の魔術師ウル・クォルンだった。
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 14:22
「ど…どうやって入ってきた…?」
「なあに…透明惑星危機一髪!に出てきた装置を使えば造作もないこと…」
ビの頭の中は、その装置をWindows に統合するというアイデアで一杯だった。
と、そのとき、街に爆音が轟いた。
ビの意識は現実に戻った。
「何だ!?」
ビはホテルの窓に駆け寄り、外を見た。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/05(木) 20:48
外は、ビの断罪を求めるWindows被害者のデモ隊で一杯だった。
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 00:59
そしてビはその後一生、ダイモスの留置所でWindows のバグ取りをさせられましたとさ。
完
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 01:01
とそこまで書いて、中村正三郎はWZ を閉じ、VM Ware を終了させた。
危ない危ない、俺様がLinux 上でWindows を使っているなんて、とても人には
言えないぜ。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 01:11
「裏切り者!お前にはペンギンや果物のマークを張る資格がない!」と、
176 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 01:15
みかん星人が言った。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 01:50
みかん星人が氏ぬほど怖いMSの上等兵こと〇毛は、
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 02:09
実は正三郎を愛していた。
しかし報われることのないこの愛は、行き場を失い暴走を始めた。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 12:43
○毛は夜中に突然怒り狂い、家族をベランダから放り出し、宅○を真似てみようと
小学校に行ってみた。
今は夜なので、当然そこには誰も居ない。悲観に暮れた○毛はジャングルジムに
登り、
「おお正三郎、なぜあなたは正三郎なの……」
と叫んだ。
そんな○毛を、遠くから熱い目で見つめている一人の男が居た。
長谷川常務である。
嗚呼、この血塗られた三角関係に終わりはあるのだろうか……。
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 13:01
そこまで読み終わると、SFマガジソの編集者は、プリントアウトした原稿から目を上げた。
「あの……読者から、『何時になったらSFするんですか』って読者から苦情が来ますよ」
「ふん、そんな苦情など言わせておけば宜しい。
それよりオマエ、百萬男見たか?面白いだろ?オマエ、百萬円なんて見たこともないだろ?
あ、『あの番組つまらん。ってかパクリだろあれ』とか言っていたナンシーとかいうデブは
逝って良しだな」
筒井康隆はそう言った。
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/06(金) 23:20
「ふう、メタ小説は突かれるぜ……こんなん書いてないで、俺も早く
童貞卒業しなきゃな……」
たけしはQX エディタを閉じパソコンの電源を切ると、風呂場に行った。
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/07(土) 08:49
童貞たけしは、今年四十四歳のサラリーマンだ。
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/07(土) 20:10
今一番楽しみにしている事は、幕張の第40回日本SF大会である。
184 :
エッチ:2001/07/07(土) 23:03
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/07(土) 23:12
しかし、アラスカに住むたけしにとって、幕張は遠過ぎた。そこで、
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 12:50
たけしは今話題のジンジャーとかいう乗物を入手しようと考えた。
よし、先ずはイタリアだぜ。
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 16:24
心踊らせてイタリアのジンジャー販売店に立ち寄ったたけし。
「当店には、SF者などに売る商品はございません」
しかし開口一番、店員の女はそう言った。
…という夢を見た。
------完------
そして10年が経った・・・
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 18:30
その日、僕はいつもより早く目を覚ました。
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 19:36
その時、太陽が超新星が超新星爆発した。
192 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 19:37
しかしその時の僕には、約3年ぶりの夢精をどうにかしなければということの方が
重要だった。
20000トンの精液によって、家は崩壊していた。
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/08(日) 23:26
しかし、細かい事を気にしないビッグな人間である僕は、そんなことは
気にも止めず、ココイチへカレーを食いに行く事にした。
外へ出て歩いていると
「すみません」と後ろから声をかけられた。
振り向くとそこには
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 00:38
10年経ってすっかり明るくなった
山崎ハコがいた。
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:05
しかし僕は、そのあまりの変貌ぶりに心を痛め、彼を無視してココイチへと急いだ。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:06
しかし、そのココイチは無くなっていた。
かつて建物があった場所には瓦礫が山を成している。
僕は呆然として、瓦礫に足を踏み出す。
と、足下から何かが高速で飛び出してきた。なんとそれは
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:12
土筆だった・・・
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:15
ぼくは瓦礫の重みをモノともせずに健康な生命力にあふれる
その土筆を見たとき
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:29
僕は感動で涙を禁じ得なかった。そうだ。この土筆のように、ココイチも
いつの日にか必ず蘇るに違いない!
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:34
その時、ガラガラと瓦礫が崩れてきた。
あわてて僕はその場を逃げ出そうとしたが、厨房のあった辺りから
物凄い勢いでカレーが噴き出して、僕はその奔流に流された。
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 20:40
「ビーフカツ!チーズミックス!じゅっからぁぁぁ!」
僕は、必殺の「ココイチ税込みちょうど千円」の呪文を唱えた。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 22:45
同時に僕は必死に逃げようとした。
しかし、瓦礫の上を歩くのにはコツがいる。
一度でも建物の解体工事作業現場でバイトしたことのある人間ならよく
知っていることと思うが、慣れないと非常に歩きにくいのだ。
僕は無様に転んでしまった。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 23:15
流れよわがカレー、とココイチは言った。
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 23:26
悔い改めよココイチ、と僕は言った。
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/09(月) 23:30
オマエモナー、とココイチ。
私は満足な作品を残せなかった未熟な芸術家、と神は宣うた。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 00:03
そして、瓦礫の中から石の偶像が立ち上がった。
ココイチ神と呼ばれるものの形をしたその石の涙腺から、
カレーの涙が流れて出している。
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 00:08
僕は瓦礫の上に座ってカレー弁当大盛を食べた。
とりあえず今日の幸せを手に入れた気分になった。
まったりとした時が流れる。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 00:33
まったりとし終わると、僕は明日への活力が全身に充満しているのを感じた。
今なら、何でもやれそうな気がする。
そこで僕は、
そして思った。付け合せはらっきょうにしとけばよかった・・と。
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 14:06
と思っていたら、なんと花らっきょがカレーと一緒に煮込まれていたのだった。
さらによく見ると、大根やみつまめなんかも入っているではないか。
僕は、せめておかゆライスにすれば良かったかな……と暗い気持ちになりかけたが、
「ようし明日はカレーフラッペを食べよう」と無理矢理ポジティブな気持ちになり、輝く
未来への第一歩を踏み出した。
と、その矢先にその事件は起こった。
その事件とは
212 :
やめられない名無しさん:2001/07/10(火) 14:23
空から恐怖の大王が降ってきたのであった。恐怖の大王はびっくりするほど
黄色かった。ぼくはなす術もなく立ちすくんでいた。
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 14:51
立ちすくんだまま、10年の月日が流れた。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 14:51
と思ったのは勘違いであり、実際には10秒だった。
僕は目の前に降り立った、真っ黄色のカレー大王に攻撃を仕掛けた。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 14:51
「螺旋!」
216 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 15:37
その時、僕は悟った。
カレー大王の正体、それは、闇カレーであまりにも適当な具を入れすぎたために
特殊な反応が発生し、それ自体が意志を持つに至ったカレー生命体なのだ。
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 19:32
直に自衛隊の航空機がやってきて、総攻撃が始まった。
218 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 19:47
しかしカレー大王は撃たれてもその部分のカレーを飛散させるだけで
全く動じない。そればかりか、飛散したカレーが自衛隊機に付着し、
視界を失った彼らは次々と落下しはじめた。
219 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 19:57
僕が呆然とその光景を眺めていると、突然目の前に大型のジンジャーが止まった。
その中から出て来たのは
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 19:59
恐るべしカレー大王。 街は刻一刻とカレーで埋め尽くされていく。
そしてあちこちで立ち上がるカレー竜巻。
人が、街が、空が…、全てが黄色に染まろうとしていた、そのとき !!!
221 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 20:03
現れたのは伝説の超人、カレクックであった。
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 20:17
そして、この闘いに参戦しようとしている、一体の鉄人が居た。
その名は
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 20:25
カレーの王子さまだ!!!
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 20:39
さあ、役者は揃った。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 20:52
そこまで読んだところで、編集長は僕に向き直った。
そして、言った。
「没」
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:23
どうして定期的に
>>225みたいなヴァカが現れるのかと憤ったカレー大王と
カレクックとカレーの王子様は、
>>225を人身御供にサバトを行うのだった。
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:31
「「「蒙古襲来まであと1234日!!」
って何かヤマトを彷彿とさせるな」
と編集長は言った。」
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:32
そしておもむろにパンツを脱いだ。
229 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:34
ついでに編集長も大鍋でヤマト煮にされるのだった。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:39
編集長は、せがれをいじりながら、光速でネットを駆け巡り、
主観時間0で各家庭に漏れなくダウンロードされた。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:44
そしてすかさずdeleteされた。
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:52
デリートされそこなった編集長No5874は
マクロウイルス化してメール配信された。
添付ファイル名は「私の恥ずかしい部分.jpg.vbs」
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 22:53
たけしは、うっかりそのメールを開いてしまった。すると、
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:11
そこには満天の星空が・・・
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:12
パソコンと宇宙空間がワームホールでつながった!
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:15
そこには、宇宙空間に浮かぶ編集長の巨大ちんぽが、
人類を乗せて銀河の海を渡ろうとしているのであった
のかも
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:19
射精することによって推進する。
名付けてマスかきドライブ
マスをかき続けて高速の90%まで加速する
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:21
没
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:21
精液を噴出する事によって進んでいるらしい。
僕がそんな妄想から醒めると、ついにカレー大王とカレクックとカレーの王子様の、
三つ巴の闘いが始まろうとしていた。
最初に仕掛けたのは
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:22
===========================終了=============================
241 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:29
そう、第四の参戦者は、ヒルベルト空間生物だったのである。
ここでは、便宜的にこの生物を「終了」と呼ぶ事にする。
何故なら、この闘いを終わらせる事が可能なのは、この生物だけだからだ。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:41
そして、終了は、必殺の「全ての可能性重ね合わせ攻撃」で三体を葬り、ヒルベルト空間へと
帰っていった。
こうして、日本のカレーは守られたのだった。
でも、僕にはそんな事はどうでもいい。それよりも重要なのは
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:42
駅前で待たせている恵子ちゃんのことだった。
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:47
僕は急いで電車に乗りこんで、このスパイシーな街を後にして
恵子ちゃんのいる駅に向かった。
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:52
恵子ちゃんは、直ぐに見つけられた。
しかし、その格好を見て、僕は思わずカレーを吹き出した。
彼女は、なんと
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:57
すっぽんぽんで股を広げてカモーン
そこまでされると萎えるな
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/10(火) 23:57
↑
実話
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 00:00
↑
もちろん嘘
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 00:03
さくさくっと子供を作った。
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 00:06
子供は時空を超えて跳んだ
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 00:07
おやすみベイビー
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 00:59
僕がそう言うと、あばあばという声が、1億光年の真空を越えて聞こえた気がしたが、
もちろんそれは気のせいだろう。
僕は、いい加減、あばずれ恵子と分かれる決意をし、誰かSF作家と付き合おうと考
えた。
そして、真っ先に浮かんだのは
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 01:43
もちろん大原ま〇子
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 14:18
その為には、まず岬兄悟という障害を取り除かねばならない。
僕は2ch の「SFに関する下世話な話題」から、2人の顔写真のURL を入手した。
255 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 14:18
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 14:22
そして僕は、若い時の岬氏に恋をした。
しかし、今の中年岬氏に興味はない。
仕方なく僕は3年かけてタイム・マシンを作り、20年前に戻った……つもりだった。
しかし、タイム・マシンから出ると、そこは20年前の日本ではなく
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 15:29
20年後の日本だった。
そしてそこは、悪の帝王に支配される過酷な世界だった。
帝王の名を、
258 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 16:53
おまんこ大王という。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 17:02
陰毛皇帝という。
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 17:55
といった偽情報が飛び交う中を僕は僕のいた時代にいったん戻ろうと思った。
ところが、タイム・マシンに重大な問題が発生していたのだ。
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 19:23
タイムエンジンは焼き付く寸前だったし、タイムジェネレーターは
タイムオーバーヒートしていたし、おまけに、タイムタイヤはタイ
ムパンクしていた。
それにタイム灰皿にはタイム吸い殻がいっぱいになっている。
タイムスタンドに寄って修理してもらうしかない。
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 19:44
僕は必至でタイムスタンドを探したが、なかなか見つからない。
いや、有るには有るのだが、この辺りは田舎なので夜中には開いていないのだった。
と、遠くに明かりが見えた。
「なんだか分からんが、とにかく行ってみよう」
そしてその明かりは
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 20:05
夜泣き蕎麦の提灯の灯りであった
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 20:07
「おう!かけ一つやっつくんな!」親父に威勢良く注文をだし
親父の「今夜はやけに冷えますねえ」の挨拶に適当な相槌を
うちながら蕎麦の出来をまっていると
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 20:16
暖簾をくぐって一人の中年男がやってきた。
その男を見たとたん、蕎麦屋の親父の顔が歪む。
「お、おめぇは…立ち喰い師の…
266 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 20:25
中年男は、しかし親父にみなまで言わせず
「親父、その名前は出さねえ約束の筈だそれに・・・」
とオレの方を一瞥すると
「他にお客もいなさる事だしな・・・
267 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 20:31
しかし、明らかに何処かで見たことのある顔だった。
そうだ、思い出した。
デッカート!
伝説のBLADE RUNNERではないか。
そういえば、テレビで見たときも始めのシーンで蕎麦食ってたような気がしたが、
うどんだったら勘違いでスマソ、と、僕は思った。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 22:23
僕は緊張しながら声をかけた。
「あ、あ、あの、あなたの活躍は映画で見ました。そのメイキング小説――
ブレードランナー3とかいう小説――も読みました」
デッカードはにやりとニヒルに笑った。その顔には、ディックの原作に出て
くる、愛妻家で恐妻家の、愛すべき中年男の面影はなかった。
そして彼は重い口を開いた。
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 22:46
「屁のつっぱりは、いらんですよ」
270 :
なんかグインとかマルペより本格SFっぽい:2001/07/11(水) 23:09
「そうですか……」
僕は、意外と庶民的なデッカードさんに嬉しくなり、激しく蕎麦をすすった。
「デッカードさんは、なんのSFが好きですか?」
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 23:57
しかしデッカードは、僕の質問を無視して屋台の親父と言い争っている。
「二つで充分ですよ、二つで充分ですよ」
「no!two two four!」
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/11(水) 23:58
「そうだな、大河モノとかだな。特に定期的に終了させる
ヴァカが現れるにもかかわらずしぶとく復活するような
タフなやつがいい」
僕は「自作自演じゃん」と思ったが尊敬するデッカートなので
敢えて突っ込まなかった。
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 01:31
「・・・それからもう一つ言っておく。デッカードの名前は五年前に捨てたんだ。
今の俺の名は月見コロッケのデック」
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 08:59
その途端、蕎麦屋の親父は顔を真っ赤にして物凄い怒りの顔となった。
その様子はまるで鬼だった。よく見ると、本当に鬼になっていた。
親父は口を開いた。
「ぐわお。うちは立ち食いじゃねえ」
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 09:22
「こんな蕎麦よりつなぎの方が多い麺を出しておいて何を言うか。
ネギは萎れてるし汁はポリタンク入りの紛い物。親父、今まで何を
修行したんだ?」
デッカードは、親父の激昂を鼻で笑った。
276 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 09:53
「終夜営業の夜鳴き蕎麦に何を求めてるのさ?あんたたち」
辛辣な言葉がボクの耳朶を打った。声のする方を見ると
277 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 10:12
先頃、関東の大看板、「クレープのマミ」を襲名した草薙素子が立っていた。
278 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 10:58
デッカードは誰に言うでもなく
「冷えた体と胃の腑が暖まるモノさえ食えりゃそれでいいのさ」
と、呟いた・・・
279 :
なんかグインとかマルペより本格SFっぽい:2001/07/12(木) 16:09
僕はデッカードさんのかっこよさに痺れながら、いいちこを飲む。
「ところでデッカードさん、サイバーパンク作家では誰が一番良いと
思いますか?」
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 20:35
デ「そんな昔のことは忘れた」
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/12(木) 21:45
「それにつけても、おやつはカール」
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 00:20
そう言い捨てると、デッカードは席を立ち、霧の中へと消えて行った。
数秒後、店の親父が叫んだ。
「しまった!勘定がまだだった!」
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 00:27
「おう、そこの兄ちゃん、あいつを捕まえてきてくれ!」
伝説のブレードランナーを、この僕が捕まえる?
そんな事が可能なのだろうか?
とにかく僕は走り出した。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 01:03
暖簾を潜り走り出す視野の隅に草薙素子と親父が目配せをする姿を捉え
「あの二人、一体・・・・?
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 07:46
二人の視線の余韻を背中に感じつつ、僕はデッカードを追って霧の中を走り続けた。
霧は深く、夜気はねっとりと重かった。やがて前方に微かな灯を見出した僕は、
とりあえずその方向に進んだ。
灯は、飲み屋の看板だった。
店名は、「立ち飲みバー・二つで充分ですよ」
店名の下には、手書きで更に何か書いてある。僕はそれを読んだ。
「犬・猫・ブレードランナーを追跡する者お断り」とあった。
286 :
q:2001/07/13(金) 09:17
「お断りとはな…」
自嘲気味にため息をつき、排ガスに汚れたビルの壁に寄りかかった。
喉を湿った空気が降りていく。
手持ちの武器を確認した。
「短針銃でもあればよかったんだが」
それは先月の保安部隊とのいざこざの際、没収されたままだった。
「まったく、ついてないぜ」
その頃、鬼になってしまった蕎麦屋の親父は元に戻るきっかけを
すっかり奪われ、まだ鬼のままだった。
「おそらく、このまま忘れ去られるんだろうな…」
親父(鬼)がつぶやいた。
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 11:43
そして
「あ!あの兄ちゃんも勘定してかなかった!」
今更気づき地団駄踏んで悔しがる親父に
「あんた、レジェンドにこの仕事選んで正解だったようね?」
と素子に言われてキッとなり振り返った顔は人の良さそうな
蕎麦屋の親父のそれとは全く違う酷薄そうな眼をした男であった
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 11:50
「あんたらみたいに陽の当たる連中には分からない苦労ってのが
オレたちスリーパーにはあるんだぜ?」
親父だった男は言った。
「そんな話をしにこんな場末に来たんじゃないわ。あの兄ちゃんの
例の乗り物はどこにあるの?」
と、素子が聞くと
290 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 12:02
「・・・・この道の向こうの方からヤツは歩いて来たぜ」と、男。
「そう、・・・・そっちはあたしが確認をとるわ。」と、素子。
「あの兄ちゃんまた戻って来るかも知れないぜ?どうする」
「貴方はまた親父として振る舞えばいいのよ。そうね最低でも
あと24時間留まりなさい。その後は任務を解くから・・・」
「あんたにそんな権限が?」
「貰って来てるわ。不審なら局長に確認をとりなさい。」
291 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 12:08
「いや、不審だなんて思っちゃいないよ。越権行為がどういう結果を
呼ぶかはお互い知らない訳じゃないからな・・・
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 15:19
僕は、コートの内側からコブラを捕りだし、それを弄びながら、デッカードを追う
べきか、それともきちんと勘定を払う方が先決かを考えた。
5分後、結論が出た。ここは矢張り
293 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 19:45
デッカートを追うべきだ。
蕎麦屋は一晩中店を出しているだろう。清算は後でも出来る。
そうこうしているうちに、午後の酸性雨が振り出し始めた。
僕はとりあえずバーに入った。
中は客でごった返していた。僕はデッカートを探した。
すると、
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 23:23
眼球にグラスをはめ込んだ、筋肉質の女性が話しかけてきた。
「あんた、LSD 要らない……葉もあるよ……」
……!伝説のボディーガード、モリイ・ミリオンズだ!
僕は薬の購入を交換条件として、デッカードを捕まえてもらえないだろうかと
頼み込んだ。モリイは、
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/13(金) 23:57
少し考えてこう言った。
「それだとクスリの値段は定価の三十倍。十八万ヘクトパスカル
いただこうか。なにしろ、あのデックを捕らえるのじゃね。そのくらいは
いただかないと割に合わないね」
僕の財布にはその十分の一の金額も入っていなかった。
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 00:48
カッとなってモリーを撃ち殺す。
ついでに蕎麦屋のおやじも撃ち殺す。
今、これを読んでいるおまえらも撃ち殺す。
ああ、スッキリした!
最後に俺の頭に一発。
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 00:52
頭を撃ち抜いても僕は生きていた。
僕はレプリカントだったのだ・・・
298 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 00:53
・・・という俺の一瞬の願望はまあなかったことにするとして、
これからどうするか・・・?
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 00:53
とりあえず自力でデッカードを追うことにした俺は、
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:01
301 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:18
なんか急にやる気を無くした俺は、
なじみのデリヘル嬢、自称23、推定30歳のアユミを呼びつけ、
いやがるところを無理やり生中出し&顔射しようとしたが元気が無くて
失敗。エロCDでオナニーしながら俺って馬鹿じゃねーかと思いつつ、
この間ふとみたポンキッキは少女を上半身裸にさせて、
横一列に並べて微妙にエロい動きをさせていたな、
野田のおっさんやっぱりペドじゃねーのか、
俺が鉛の弾を頭に撃ち込んでやるから楽しみに待ってな。
この変態野郎!とか考えちまったわけで。ひひ。ひひh
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:26
・・・というロリペド変質者の言葉を完全に無視して店内の奥へと進んだ。
店の最奥、一目でVIPルームと判る一室に、デッカードは座っていた。
琥珀の酒を前に寛ぐ彼は、どこか悲しげだった。
俺は彼と目が合うと同時に言った。
「デック、蕎麦屋への支払いがまだだぜ」
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:27
こう蒸し暑くちゃ頭が変になっちまうぜ。
シャワーで水を浴びる。水を浴びる。
デッカードのおっさんなんかどうでもいいが、
誰でもいいから、撃ち殺したくてしょうがねぇ。
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:28
とりあえずデッカードに一発
305 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:29
頭に3発、胴体に2発。
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:30
デッカードは、立ち上がろうともせず、俺に一枚のカードを示した。
「いい加減にしろ、ロリペド。お前の情けない妄想を世間に晒すな」
カードにはこう書かれていた。
307 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:30
おまえに恨みは無いが死ね死ね死んじまえ!
308 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:32
スヂみたいなマムコで頭が一杯のお前には生きてる資格もねえ!
激昂した僕は、「俺」に向かって、短針銃を乱射した。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:33
氏ね!氏ね!氏ね!ロリペド!
僕の頭の中では,このフレーズが繰り返し響いていた。
310 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:44
おい・・俺って誰なんだ?
311 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:44
やがて
>>301のロリペドは、自分の趣味の悪さに吐き気を感じながら
去って行った。
俺は、ようやくデッカードと差し向かいで話をするチャンスを得た。
「デック、さあ、行こう」
312 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:47
デッカードのおっさんを殺した俺は、
次の獲物を探して闇の中へと消えて行った。
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 01:58
「行く?あの蕎麦屋へ金を支払いにか?君はあの連中の正体を知っているのか?」
僕は、その問いに答えられなかった。
「教えてやろう。あの連中は・・・・
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 02:00
それにしても
>>312は馬鹿じゃねえのか?一人称の文章ってもんを
根底から判ってない。僕は、こみ上げる嘲笑を抑えられなかった。
315 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 02:10
あの連中は・・ウンコしていた。
俺も並んでウンコしてみた。
316 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 02:12
ウンコつなげて書こう、大ウンコSF
317 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 02:14
夢の中では一人称と三人称がごちゃ混ぜになる。
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 10:48
「…………い。おい、お客さん、お客さん」
誰かが僕の体を揺すっている。
「……ん」
顔を上げると、目の前に苦りきった表情の蕎麦屋の親父。
「こんな所で寝られちゃ困るなあ。蕎麦も伸びちまったよ」
タイムトリップのせいで僕は疲れ切っていたらしい。
店内にはデッカードも草薙素子の姿もなく、僕と親父の二人きりだ。
意識がはっきりしてくるにつれ空腹を覚えはじめた僕は、冷えきった蕎麦を口に運ぶ。
と、そのとき、背後に人の気配がした。
「へい、らっしゃい」
親父の威勢のいい声。
「しっぽく、やってくれ」
僕は新たな客を仰ぎ見た。
319 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 10:54
それにしても暑いな。
蕎麦屋も飽きたし。
プールにでも行こう。
ジョイント!!
???
ジョウント?
ジョウンコ??
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:04
いきなり水中にジョウントし、溺れかける。
ぶはっっ!
目の前に巨乳が・・・
とりあえず揉んだり撫ぜたり吸ったり・・・
ああいい感じ。
その巨乳の持ち主は
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:08
オッパイ星人だった・・・
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:12
オッパイ星人は文句も言わず揉ましてくれる。
「サンクス・・・オッパイ星人・・・(涙)」
オッパイ星人は黙ってウンウンと頷いた。
気のせいかオッパイ星人の目が潤んでいるように見えた…
323 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:16
手とって見詰め合う二人…
種の壁を越えて、恋が芽生えようとしていた…
オッパイ星人とのコミュニケーションは
オッパイを揉むことによって成立する。
324 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:31
俺はチョムスキー型言語変換グローブを使った。
もみもみもみ…
「オッパイ星人、頼みがある」
「いやーん!何かしら、このスケベ」
オッパイ星人は口が悪かった。ふ。愛い奴。
もみもみ…
「優香の顔になってくれ」
オッパイ星人は変幻自在であった。
「OK、インポ野郎め!ってゆうか、音声言語で通じるんだけど私」
325 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:34
オッパイ星人は優香の顔になり、
オッパイからミルクをぴゅっぴゅっと飛ばした。
うーん。どーゆー意味なんだ、このピュッピュッ…
嬉しいのか?
326 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 11:44
ミルクが俺の首筋にかかる・・・。
突如、首の皮膚に燃えるような激痛が広がった。
まるで酸をかけられたようだ。
オッパイ星人はさらにミルクを飛ばしてくる。
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 12:55
僕も負けじと、優香の顔と胸にミルクを飛ばした。
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 13:21
そして2人でどろどろになっていると、突然目の前に球体が現れた。
なんとそれは
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/14(土) 17:52
オッパイ星人の銀河のライバル、オマムコ星人!
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 00:44
>>329のあまりの下品さに沈んでしまったスレを、僕は思わずサルベージした。
331 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 01:07
ってか、オマムコだけじゃ萎えるわな。
てな訳で僕はオッパイ星人と結婚しようと思った。
しかし、異星人間の結婚は、前例がない。
僕は取りあえず、190光年先のオッパイ星に行き、この結婚を承諾してくれるよう、
オッパイ世界連合の代表に頼み込む事にした。
しかしそこにかつての婚約者、カレレンが現れた。
「SFだの哲学的だの高尚なこと言ってるくせに
男なんて結局下半身で思考してるんでしょ!この裏切り者!」
彼女は僕に向けて銃を構え、引き金をひいた。
333 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 07:43
俺の頭と胸に風穴が開いたけど、まあいいや。
「優香、コーヒーが飲みたい」
「はーい」
優香はオッパイから色んな物が出せるのであった。
「ちゅうちゅう、ちゅっぱちゅっぱ」
「あ〜ん、エッチぃ」
なんかムラムラしてきて、
そのままやってしまうのが常であった。
「ミルクが足りんな。ミルク注入!」
「いや〜ん」
それを見ていたカレレンは
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 07:49
呆れて帰って行った。
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 07:56
しかし胸の穴はなんとかしなければ。
僕はサイボーグ手術を受けるために、いったん地球に帰ることにした。
優香ともしばしの別れ。悲しいっす。
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 12:26
手術を受ける場所は、当然チバシティ。
ニューロマンサーを読んでいれば分かる事だ。
しかし、実際僕がそこに行ってみると、サイバーな風景なんか微塵もなく、
ピーナッツ畑だけが広がっていた。
僕は、「ニューロマンサーのチバシティはどこにあるのですか」と、バカに
スカートの長い鎖を振り回している女子高生に尋ねてみた。
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 12:38
「はぁ?今頃あに言ってんだ?そんなもんはおめー、
とっくにキサラヅシティに移転したっぺさ」
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 13:24
僕は、いい加減な事を書いたギブスンをシメるために、カナダへ飛んだ。
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 13:46
しぇけなべいべな!
340 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 20:20
僕はそう言いながらギブスン邸に乗り込んだ。
僕はギブスンの奥さんとアニオタの娘にバレないようにそーっと、地下のギブスンの
部屋に入り込んだ。
僕が部屋に進入した時、巨匠ウィリアム・ギブスンは
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 20:27
・・ソファの上ででウンウンいっており、傍らの机に向かってキーを
ポチポチうっているのは毒々しい位真っ青な丸い胴体をもったみょう
な「何モノか」であった。
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 20:59
「こ・・・これはゴーストライティング・ロボット、代筆君二十三号?」
騙されていた!僕は騙されていたのだ!!
僕は、堪えきれずにギブスンに襲いかかった!
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 21:09
その時その「何モノか」の頭上には「理解されなかったネタフリを
悼むグリフ」が寂しげに浮かんでいた。
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 21:38
「う・・・うるせええ!僕に理解出来ないネタを振るなぁぁぁぁ!」
僕は逆ギレして、ギブスンに襲いかかった。
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 21:44
その時、背後から声がした。
「343はたぶん、『知性化戦争』のネタだ」
振り返った僕は、思わず武器を取り落とした。
「あ……あなたは!」
346 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/15(日) 22:59
そこに立っていたのは、カナダSF界一の人気作家、ロバート・J・ソウヤーだった。
しかし、それならそれで、僕は彼に対して言いたい事がある。
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 09:56
僕は言った。
「スタープレックスのオチはあんまりだ。ムチャクチャだ! ネタバレするので
どうムチャなのかは言えないが、あまりにも壮大すぎてバカバカしいぞ。だいた
い、大量の恒星を過去に飛ばすほどのエネルギーがあるなら、もっと他にやりよ
うがありそうなものだろ」
348 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 10:01
「ネタバレしとるやんけ」
ロバートは呆れた様子で言った。
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 10:31
僕は反論した。
「いやいや、こんなのはネタバレのうちには入りませんよ。あの話のオ
チで重要なのは、恒星を過去に飛ばすことではなく、その事業の目的で
すからね。まさか宇宙の××を×××××するためにそんなことをする
なんて……」
なぜか、僕の台詞の一部は伏せ字になってしまった。
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 13:04
「それと、いっつも中年夫婦の危機を出すのは、もう止めてくれ!
あの、薄っぺらくて無意味な描写には皆うんざりしてるんだよぉ」
351 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 15:35
「ちがう! ちがう! こんなの本当の僕じゃない!」
そうだ。僕には何か重大な使命があったはずなのだ。
のほほんと生きてる僕は僕であって僕じゃない。
「そうだ、僕の使命は、幻の聖地コXXチを目指すことだ。
・・・じゃなくてXコXチ、 ん? どうした言葉がでないぞ?
コXイX、XXXチ、変だな?・・・XXXX」
352 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 19:47
「もうカレーネタは飽きたんだよゴルァ!」
そう叫びながら部屋に乱入してきたのは、なんと
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 20:42
ミュウの長ジョミー・マーキス・シンだった。
354 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 20:45
「しまいにゃ俺の念力で皆殺しだゴルァ!!」
ジョミーは、辺りかまわぬ大虐殺を始めた。
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/07/16(月) 22:17
なんてことになったら後が続かないので乱入したのは
ジョミーではなく、
(つうか、芸がないぞ >354)
356 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 22:39
357 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 23:11
かつてカナダに在住して事もある、未だに靴紐が結べない山田正紀だった。
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/16(月) 23:44
靴紐で首を絞めて殺した。
はぁはぁはぁ…
息が切れる。
俺のせいじゃない。お前が悪いんだ、お前が。
靴紐を結べないから…
359 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 00:15
コロシとエロに走るばかりでは、香り高い物語は出来ないなと思った僕は、
山田正紀を、戦闘サイボーク「マサッキー01」に改造して蘇らせた。
手術を担当したドクター・アダーへの支払いは、二百年ローンで
正紀にツケた。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 00:46
マサッキー01はサイボーグとしては画期的な、「人を愛するサイボーグ」だった。
僕はマニュアルにあったわけわからん呪文を唱えた。するとどうだろう。
マサッキー01「マミィ。僕、人間になりたい。」
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 01:12
今さっき人間をやめたばかりのマサッキー01に言われて、僕は困った。
それで、とりあえずこう言ってみた。
「せめでダディと呼んでくれ」
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 01:33
「ダディ、僕のこと愛してくれる?」
僕はなんだか妙なことになってしまったなと思いながら、
マサッキー01を捨てにいくことに決めた。
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 01:41
動物を捨てるには、伝説の神聖な聖櫃(アーク)、「段ボールの箱」に納める必要がある。
僕は、段ボールの箱を求める旅に出ることにした。
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 06:05
つまらん
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 07:44
………と、僕は呟いた。
分裂しつつある自我を自覚しながら、僕は地図を開いた。
すぐに性欲を剥き出しにする僕、子供っぽい怒りを押さえきれず殺人まで犯す僕、
ココイチ神のために命までも捧げようとする僕…
そのたび本当の僕は悲鳴を上げていた、心の中で。
しかし悲鳴は虚空に飲み込まれ、その行動は止め様が無かった。
もうすぐ、深い暗黒へ飲み込まれ永遠に失われるであろう自分という存在(その精神)…
しかし結局は日常やるべきことをこなしていくしかないのだ。
…マサッキーを捨てに行くのだ、僕は。
地図でそのポイントを探す。それは地球と月の間にある特異点、
数年前に突然現れた宇宙の穴だった。
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:27
宇宙の穴にチンポ突っ込んでしまう俺って
367 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:28
(・∀・)イイ!
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:30
スターチャイルドが生まれた。
369 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:31
因果地平に
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:32
神の精子
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 08:58
||
Λ||Λ
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
372 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 09:00
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373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 09:12
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/'" ̄丶 ̄ 、 /
/ ' _/| " " Y
/'" 〃 ` ',-ー '))"~)) )ζ
< ヽ /(( (( (( _,))_)) )),,
\__V)) )) ( __ )),,ー、(( (( ))
(( (( ((',-、´' ´`''~ ζ)) )
( (( ))'`'~ 、 '"ζ(( )) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
) )) )\″ ゜_.λ(( (( ゛ < 作ってくれたらおちんちん一杯おしゃぶり
( ( ( ) > ̄ ヽ、)),'^^'' 、 | して、あ・げ・る!
, -―ー '" ; ' 7 !) \_________________
/ , '"^、 `ー-、 _, -ー ! /'|
|' _ミ7ゝ ,. ! / |
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| ヽ、 ,人 ノ |
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ヽ、__ ノ /
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//ヾ'~~"''ー、_|__ __/_, -'"~!
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| l| ノ \
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| | ヽ \
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| | ) (ヽ |
| | / ヽ |
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374 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 09:14
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱豆江江江子子子江江子子子子子子江戸戸江江江江江江戸戸鬼鬼成成鬼
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鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬼戸江子子子子子子江子子子江江戸戸江子子子子戸江江江戸戸江江戸
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱戸江子子子子子子子…子子江江江子子子子子子江戸江子江江江子江
豆豆鬼鬱鬱鬱鬱戸江江江子子子子子子子子子子子子子子子子子子戸戸江子子子子戸
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戸江豆鬱鬱成成戸戸戸江江江子子子子子子子江鬼鬱成戸子子江江豆鬼豆江江戸戸‥ えなーり
戸江江鬱鬱成豆成戸戸戸江江江江子子子子子江戸戸戸戸戸戸戸成豆成戸江戸成子‥
戸江江鬱鬱鬼成成成成戸戸江江江江江子子江江子子江江江戸戸戸成豆戸戸成戸‥‥
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鬱鬱鬼豆鬼鬱豆成成成成豆豆鬼鬼鬼鬼鬼鬼成戸江江江江江戸戸成成豆鬱鬼鬱鬱戸…
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鬱鬱鬱鬱成鬱鬱鬼成成戸戸戸戸戸戸成豆鬼鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱
鬱鬱鬱鬱豆鬱鬼鬱成戸戸戸江江戸江戸戸成豆鬼鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬼鬱鬱
渾身の下ネタがうけなかった
僕の中の人格の一つが暴走を始めてしまったようだ。
主人格である僕にはもう止める術は無い。
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 10:08
______
/_ |
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| | | | ┃─┃| < 正直、こんなことしてる場合じゃないんだが
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ヽ:: `''"ヽ i `、 ヽ`'ー、 :::::: ::::::/::
ヽ::: `、,i. i`、,,i`''''ー、,_ _,,、 /::::
ヽ:::: ヽ'´ `'ー、''" ノ:::::
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ヽ ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::::: ;ノ:::::: :::;;:::`;::: :::::::::::::::::::::::::: _、
ヽ ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::::::: :::::::::: :::::,i::::::、,ヽ:: :::::::::::::::::::::::_、-''"
ヽ -'''"ヽ、 `' 、:::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::ノ':::/'-、,,::::::' ::::::::_,,、-‐'''"´
ヽ '"´~ `"~^~^''ー`'ー、,,_:::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::_、-'" ~^'''''''"´
ヽ ::::::::ヽ ~`''''ー--------‐‐''''"´
「やけに電波嵐が強いな」
呆然としている僕の横で突然声がした。
驚いて振り向くと、見知った顔があった。
379 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 12:52
優香の顔をしたおっぱい星人だった。
「もう、躯に穴があいてたっていいじゃん。それよりも、早くおっぱい星に行きましょう」
そして、僕たちはおっぱい星へと向かった。
そして、おっぱい星で僕たちを出迎えてくれたのは
380 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 13:48
横田順彌の小説に出てくる、おっぱい型宇宙人のボロサンダル星人で
あった。
381 :
777:2001/07/17(火) 14:15
「お、おい」
僕は困惑しておっぱい星人の顔を見た。
ボロサンダル星人の言葉が全く理解できないのだ。
名前は777というらしいが、とてつもなくアンラッキーな臭いがする。
「地球とは違うんだな、やっぱり」
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 16:55
俺「ください」
ボ「いいよ」
めでたし、めでたし(完)
もう夏休みなんだねぇ…
頭の中はエロでいっぱいのリアル厨房匂いがするよ。
なんだか精液臭い。ウケなかったら逆ギレするし
まいったもんだ。
優香「新婚旅行に行きたいよー」
俺「面倒くさい」
乳揉んで、交尾三昧の日々を送る俺であった。
今は夜なのか昼なのか。晴れなのか雨なのか。
黙々と交尾に耽る俺。こんな俺でもいいですか。
つまらん
メメクラゲに刺されました
医者を探しているんですが、目医者ばかりで死にそうです
つげ義春を知ってるとインテリっぽいと思ってるのと違うか?
>>387よ
とドス黒いデムパが囁いて居るぞ。
コマンド?
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/17(火) 22:26
ふう、今日も元気だ電波が強い。
かめくんは、最近2ch の見すぎなのかもしれないな、と思った。
でも
交尾にも飽きたし、新婚旅行するか。
「行くぞ優香タンハァハァ…」
「やったあ!」喜ぶ優香。
ジョウント!
行く先も決めずにジョウントしてしまった。
ここはどこ?
逝って良し
平面宇宙かもよ。
優香タンのパイオツもペッタンコ
ヽ:: `''"ヽ i `、 ヽ`'ー、 :::::: ::::::/::
ヽ::: `、,i. i`、,,i`''''ー、,_ _,,、 /::::
ヽ:::: ヽ'´ `'ー、''" ノ:::::
,、-‐‐‐--ヽ::::::: ヽ、 ::::::
_、-''´ _,,,,、--、,,,,;、:::::::::: :::::::::`''ー ;;;; :::: :::
-' 、-''" ヽ::::::::::::: ::::::::::: ;;;;;;; ::: ::::
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、i ヽ:::::::::::::::::::::: :'、'、 'i:/ /: ::::::
ヽ `、、::::::::::::::::::::: :::::::ヽ'、 '"::,;'::: ::::::::
ヽ ヽヽ、::::::::::::::::::::::: :::::::::::`、; ::::::: ::::::::::::
ヽ ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::: ::::::::'`、::::: ::`' ::::::::::::::::::
ヽ ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::::: ;ノ:::::: :::;;:::`;::: :::::::::::::::::::::::::: _、
ヽ ヽ ヽ、:::::::::::::::::::::::::::: :::::::::: :::::,i::::::、,ヽ:: :::::::::::::::::::::::_、-''"
ヽ -'''"ヽ、 `' 、:::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::ノ':::/'-、,,::::::' ::::::::_,,、-‐'''"´
ヽ '"´~ `"~^~^''ー`'ー、,,_:::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::_、-'" ~^'''''''"´
ヽ ::::::::ヽ ~`''''ー--------‐‐''''"´
平面まんこ
人
(__)
\(__)/ ウンコー!
( ・∀・ )
 ̄ ̄ ̄
平面うんこ
もっかいジョウントだ!
面白くない
||
Λ||Λ
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
っていうか、なんであれてるの?
そこは青い世界だった。
>>400 エロネタを無視されたリアル厨房が一人で暴れてます
ここって本当に活気ないね(厨房より)
二人は平面宇宙にてロスト(完)
405 :
久々の終了ネタか:2001/07/18(水) 00:40
そこまで読んで、冬樹蛉は自分が15歳の頃に書いた大長編SF「キョウト・コンデンフィシャル」を
破り棄て、裸足で京都の街に駆けだした。
行くべき所は
406 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 01:04
バイトの面接だ。
そう、原子力発電所のバケツリレーは是非ともゲットしたいおいしいバイトだ。
しかしもっと大事な用事があった様な気がする。
ええと
407 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 01:16
そうだ、歯医者に予約していたんだった。もう時間だ。急がなくては。
俺は、「ドクター・アダー・デンタルクリニック」へ急いだ。
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 01:52
「すみません、予約してた者ですけど・・・」
受け付けの看護婦らしき人が、僕を見て驚いた。
「よ、予約!? そ、そう言ったんですね? 確かに予約と・・・」
彼女の肩は小刻みに震えていた。
「予約。ついにこの時が・・・せ、先生!! 大変です、ヨヨヨ、予約が来ました!」
さっきまで待合室にいた数名の客は、突然僕の方を見ながら外へ逃げ出した。
409 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 14:16
「今、待合い室にいた人たちは予約客じゃないんですか?」
僕は看護婦に尋ねたが、彼女はガタガタふるえて答えられない。
変わって、奥から出てきた白衣姿の男性が言った。
「彼らは、うちの患者じゃない。革命軍の連中だ。アジトがないそうなんで政府転
覆計画を練る場所を貸してやってただけだ」
どうやら、彼がドクターらしい。しかし、革命軍もおそれるこの歯医者の予約とは
いったいなんなのだ……?
410 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 14:35
思い悩みながら歯医者の廊下を独り歩いている冬樹レイ。
すると、キイイというような音を立てて目の前のドアが空いた。
ドアの奥を恐る恐るのぞくと、何かゼリーのような不定形の生物が
蠢いている。思わず飛び退るレイ。ゼリーはレイに気がつくと、
ずりり、ずりり、というような音を立ててレイの方に近付いてくる。
「た..助けてくれ」
絶叫するレイ。その瞬間、ゼリーは閃光を発した。おびえるレイの脳裏に、
ゼリーの思念が飛び込んでくる..
(コワガラナイデ...ワタシハコノハイシャニツトメルデンティストデス..
アルリユウデコノヨウナスガタニカエラレテシマッタノデス...)
なに?
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 15:50
「じゃあ、この白衣の男は何者なんだ?」
レイは尋ねた。再び、頭の中を不定形生物の思考が入ってきた。
ついでに歯医者だけにシコウか、とベタな事を考えてしまった。
(カレハ、)
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 15:51
(カタカナノセリフハヨミニクイノデ、イゴ、フツウニシャベリマス)
ゼリーは思念でそう告げると、音声にして言った。
「あなたの歯痛のために、時空に混乱が発生しています」
「普通にしゃべれるなら、最初からしゃべれよ」
「文体が一人称になったり三人称になったり、また、一人称が『俺』に
なったり『僕』になったりするのは、そのためなのです。もちろん、私
がカタカナの思念でコミュニケートしたりしゃべったりするのも、そも
そも私がこんな姿になったのも、みんなあなたの虫歯が原因で時空が混
乱したせいです」
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 16:09
「俺の歯痛のために時空が混乱?」
「そう。私は長年人間の歯を治療して暮らしてきました。
その中でいつしか、ある種類の人間の歯が特殊な構造をしてい
る事に気がついたのです。そういう特殊構造の歯が虫歯になると
世界には様々な恐ろしい事が起こる...その事に気がついた私は、
特殊構造の歯の持ち主に呼び掛け、あらかじめ万全の虫歯予防を
させる運動に乗り出した..しかし..!秘密に気がついた私の前に、
『暗黒から訪れたもの達』が現れ、私をこのような姿に..」
グシャアッ。
そこまで話した瞬間、レイの背後から熱線が放たれた。
熱線に直撃されてゼリーが飛び散った。
「何もの!」
後ろを振り向くレイ。そこには先ほどの白衣の男が佇んでいた.
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 16:18
一方そのころ、防衛庁特殊情報部にて。
部下「部長、例の歯医者にて、コードネーム"ヨヤク"作戦、どうやら始まった模様です。」
上司「なにィィ? バ、バカな! 早い、早過ぎるぞ!
すぐに出動の準備だ! 米軍基地にも援軍を頼め!」
部下「ハ、ハイッ!」
上司「ついに接触を試みたか・・。地球の命運はレイに委ねられたな。」
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 16:26
上司Aはレイのファイルを睨んで、ため息をついた。
「10億人に一人といわれる『伝説の歯』を持つ男..しかし、このような
若造に地球の命運を任せるのは酷だ...どうおもう、茜くん」
上司Aの有能秘書、茜.クリスチーヌ.京極は長い髪をふっとかきあげて答えた。
「世界はいつも、若い力によって救われてきたのではありませんか?
わたくしはこの青年の瞳になにか底しれぬ力を感じますわ..」
416 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 19:01
上司Aは、改めて冬樹レイの写真を眺めた。その白痴的な笑顔を
浮かべた写真の人物からは、底知れぬ馬鹿さしか感じられなかった。
この人物に地球の運命を委ねるくらいなら、まだしもその辺の犬猫に
委ねた方がマシに思えた。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/18(水) 21:32
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/19(木) 01:28
茜クリスチーニ京極は今年で73なので、40ぐらいの人なんて青春真っ盛りに
思えるのだった。
419 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/19(木) 02:16
人類の未来をになっているとはつゆ知らず、白痴的な微笑を浮か
べてレイはぐしゃぐしゃになったゼリーを見つめた。白衣の男は
そんなレイに熱線銃を向け、「貴様の親知らずをよこせ。いますぐ
にだ」と無理な注文をかました。「えーっ今日抜いちゃうんですか、
今日は麻酔うたれると困るんで鎮痛だけにしといて下さいよ」「ふざ
けるな、よこさないならお前は死ぬのだ」気が違ったように喚く
白衣の男。レイは、
420 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/19(木) 02:22
手にもったゼリーの破片をこねくりまわした。
すると、バラバラになったはずのゼリーが、また一つの塊となって実体化した。
ゼリー「もう、オマエのたくらみは読めてる。あきらめるんだな、ドクター。
すでにコンタクトは完了しているのだよ。フフフフ。」
するとレイの歯が光を放ちはじめた。
421 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/19(木) 02:27
部下A「大変です! ロンドンが大異変に見舞われて壊滅状態のようです!」
部下B「例の歯科から強力な放射線をセンサーおよび肉眼で確認!」
上司A「はやまってくれるなよ、レイ。『暗黒から訪れたもの達』の手に
秘密を渡してはいかん。さもないと地球は・・」
422 :
面白く展開しているではないか:2001/07/19(木) 02:45
「地球は..うわああっ」
上司Aは口を手でおおった。その口から上司Aの歯槽膿漏ぎみの
歯がボロボロとこぼれ落ちる。
「始まったわ..『暗黒の洗礼』が。」
茜クリスチーニがつぶやいた。茜の歯はすでにして総入れ歯なの
で抜ける事はない。しかし、基地中の自前の歯を持つ人間の歯が
どんどん抜け落ちてゆく。恐怖の光景であった..
「レイにこの事を伝えなければ..!」
有能老人女美人秘書、茜クリスチーニは、ファントム4号機に
単身乗り込み、地球に向かって飛び立った!
423 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 00:49
先進国ではすでに人口の大半が歯抜けだった
424 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 01:46
そして歯が抜けた後から徐々にウミのようなものができて腫れ上がり、
しまいにはゼリーのような形状の姿になっていくのだった。
白衣をまとったドクターは、人々が次々とゼリー化していく姿を見守りながらつぶやいた。
「人の形を捨ててまで生き延びようとする人類に未来は必要ない。
人はその尊厳をもって死すべきだったのだ。レイ君。君にはすまないが、
そのすべての根源である歯を、君ごと始末させてもらうよ。」
そういってドクターはレーザー銃を向けた。
425 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:01
そこにレイの姿はなかった。
一瞬先に白衣男の背後に回っていた。
そして、素早く男の首筋にメスを突き付けた。
「すまんが、何がどうなってるのか分かってないんだ。
説明しろ。さもなきゃ今ここで殺す。」
歯痛と混乱で不快度200%濃縮還元中のレイは本気だった。
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:08
「あっスマソ!」
うっかり手が滑ったレイは男の頚動脈を
スッパリいっちまいやした。
血がぴゅ〜〜って。
「ごめんね、ごめんね」
427 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:12
白衣の男は言った。
「君の白い歯が発動するときすべての人間の歯が抜け落ちる
そして歯の抜け落ちた人間はゲル化して、あの様にスライムになって
大宇宙暗黒意識に自我を乗っ取られる。
君はその、トリガーなんだよ。
そして、これらを止める唯一の物質があるのだが政府の奴等も
未だ発見できずにいる。だから、君を葬るしかないのさ。」
428 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:14
レイ「それはなんなんだ」
男「その物質とは…」
429 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:15
男「ぽっくり(昇天)」
レイ「おーい!!!」
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:25
(完)
431 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 07:30
レイ「終わりかよっっ!!(怒)」
432 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 10:46
だがその時、男の来ていた白衣が動き出した。
ポックリ死んでしまった白衣を着ていた男は単なるあやつり人形にすぎず、
白衣こそが、この男をあやつっていた服状生命体だったのだ。
その白衣がレイに襲いかかってきた。
433 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 11:58
ゲル化の波はすでに南半球にまで波及しようとしていた。
白衣がレイに襲い掛かる。と、その時!
「レイ! 窓の外に飛び降りて!」という声に反応し、レイはいちかばちか
でダイブした。そこにやってきたのはファントムだった!
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 12:09
ファントム零の悪夢。
435 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 14:03
ファントムに飛び移ったレイに長い黒髪の美しい老婆が笑いかける。
「誰ですか、あなたは」
「私?私はあなたの救助者。全ての秘密を知っているわ」
「そ、そうですか。何がなんだか分からないんでス。あの白衣は何な
のですか。」
レイが後にしてきた窓の中では、白衣が悔しげにあばれまわっている。
「何もかも説明するわ。あの白衣は私の..父なの」
「ええっ?あの白衣がお婆さんのお父さん?」
黒髪の老婆は厳しい目つきで答えた。
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 14:59
「そしてあなたの息子でもあるのよ!」
「ええっ?」
437 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 15:23
「あの人はね、将来『暗黒の洗礼』が起きるのを予測していち早く世界中の科学者たちに
警告してきたの。でも、人類ゼリー化なんていったい誰が信じると思う? 狂人のたわごとと
笑われ続け、友人も協力者もみんな彼のもとを去っていったわ。それでもゲル化を防ごうと
単身で研究を続けてきたの。それが彼の"ヨヤク"。でも精神的に参ってしまったのね。」
438 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 16:37
レイはすかさず老婆に突っ込みを入れた。
もちろん肉体的にではない。しまった、厨房を煽ってしまった、と思いつつ。
「ちょっと待った。僕があいつの父なら、あいつが僕を殺すとあいつの、それから
あなたの存在時自体が許されなくなると言う、古典的パラドックスは
どうなるんです?」
老婆は、今は狂った自分の父をファントムの窓越しに見ながら答えた。
439 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 18:55
その時、レイは恐ろしいことに気づいてしまった。
よく考えたら、ファントムにはハリアーのようなホバリング機能はない。
にもかかわらず、ファントムの窓の外に白衣が見えるということは、こ
の白衣はファントムと同じ速度で飛んでいるということを意味するのだ!
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 19:14
そう、白衣は超高速でファントムを追いかけてきたのだ。
「なんか、来てますよ、アレ!」
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/20(金) 21:09
「あれがヨヤクの力よ!物理現象の全てを超えた超常の力!」
442 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 00:05
レイは思った。
「438は密かに最後の一文を後悔してるだろう。
つうか、ファントム知ってねーな。」
と。
スマソ…
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 02:58
「考え事をしている場合じゃないわよ!この状況を打破するには、
『聖地』にいくしかないわ!」
絶叫する茜。
「聖地だあ?」
次から次へと話をもってきやがって、一体何のつもりだと思いつつ、
レイは怒鳴り返す。
「そう、聖地。伝説の宇宙放浪歯医者クレアラシル.モンダミンが
おいての地発狂して建造したといわれる、『聖なる口内洗浄装置』
の遺跡が祭られているの。そこにいって、『伝説のお口の匂いを
消す聖水』を手に入れるのよ!」
(もう好きにしてくれ..)全速力で追い掛けてくる白衣を見やりつつ、
レイは脱力した。そういやバイトの面接にいこうとか思ってたっけ
〜等と考えたりもしつつ、
444 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 03:57
「うざいんだよ〜!」と叫びながら白衣にめがけて手りゅう弾を投げつけた。
茜「ああ! 自分の息子になんてことするの!」
レイ「あ、そうだったな...」
レイは己れの学習能力のなさを露呈した。
445 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 04:44
その時、不快な通奏低音のように痛み続けていたレイの奥歯が、
まるで殴られたように強烈に痛んだ。痛みはどんどん増して行き、
ついにレイは失神した。
446 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 04:50
ついでに失禁もしてみた。
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 12:35
目がさめると、レイは独り静かな部屋にいた。
窓の外には何もない大地と地平線。青みがっかった月が登ろうとしてる。
(もう夜か。ここはどこだ。俺ションべンもらさなかったっけ。)
体を見回したが、いつのまにか白い術衣のようなものに着替えされている。
(なーんだろう..)
石造りの奇妙な部屋。窓からは冷たい風。ぼんやりと地平線を眺める。
つきはもう半分ぐらい出ている。(しかしいやに明るいな。)
窓から顔をだして夜空を眺める。(あれ...?中天にもう月がある..?)
ここには2つの月がある!ここは..地球ではない?
ガタッ。背後で音。
「誰じゃあ!」
448 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 14:44
そこには女が一人立っていた。
「あら、もう歩けるの?」
「ここはどこだ?僕はなぜここにいるんだ?」
僕の問いかけに、女は冷たく笑って答えた。
「貴方は今はもうないチキウという惑星の遺跡から、冷凍睡眠状態で
発見されたのよ。ここは滅びつつある人類が生き残っているただ一つの
惑星、「ニチャーン」。時代は西暦十九万九千九百九十九年。ところで、
貴方のコールドスリープカプセルには、こんな金属プレートが付いていたの。
どういう意味なのかしら?」
女の差し出したプレートにはこうあった。
「地球はこの者の歯痛のために滅亡した。悲劇の再来を恐れるならば、
この者の眠り、けっして妨げるべからず。かしこ
BY A.C.キョーゴク
449 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 14:55
「バカな...あれから一体何年たったっていうんだ...
イタタタタ。体が痛い。」
「無理もないわ。相当長い間そのままの状態になっていたらしいから。」
「で、キミは?」
450 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 16:45
「私は、キャスリン・ジェインウェイ。」
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 20:11
「何者ですか?」
452 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 20:25
女は、意味ありげに笑って、答えた。
「昔はUSSの船乗りだったわ。今の私は特務機関エルフの
科学部部長よ。この惑星で、人類を救うための最終兵器を開発しているの」
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 20:57
「これが、その兵器、時空修復機よ。これによって、あなたの時間を
>>406まで戻します」
「なんだって?」
「あなたはそこで、
>>407に行かずに、バイトの面接に行きなさい。
そうすれば、地球は滅ばずにすむのです」
「ちょ、ちょっと待て」
抗議は無視された。女は時空修復機のスイッチを入れた。
454 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 21:35
凄まじい異音を発して、時空修復機は壊れ、白い煙をたなびかせて
永久にその機能を失った。時空修復機を制御していた三基のコンピューター、
「オマエモナー」、「イッテヨシ」、「シラネーヨ」の三基のうちの一基、
「イッテヨシ」が裏切ったためだった。
スクリーンには、「イッテヨシ」の出力したメッセージが点滅していた。
そこにはこう書かれていた。
「いまさらそりゃねーだろ」
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 22:08
ここで、運試しをせよ。
サイコロ2個を振り、出た目が君の幸運値以下ならば、成功。
幸運値より大きければ、失敗だ。
失敗したら、修復機の失敗にもかかわらず、君の時間は戻された。
>>406に行き、時間の輪をループしてくること。
成功したら、時空修復機は壊れ、君はこの時代に残った。
>>456へ進む。
456 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 22:11
その出力を見た時から男は次第に周りの風景が白くなっていくのを
感じていた。
そして、それと伴い意識が薄れつつあった。
気を取り戻したとき、そこは隔離病棟だった。
457 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/21(土) 23:10
拘束衣に全身の自由を奪われた僕は、病室の床にごろりと横たえられていた。
「な、何だ?何がどうなったんだ?」
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 00:17
「あっそうか!朝早く目を覚ましたから、もうちょっと寝ようと思って
寝たんだった。拘束されてて何もやることないし。」
男は、寝る直前に考えていたことを思い出したのだった。
「いままでのいろんなことは、すべて夢だったのか....」
男は、胸をなでおろしてほっとしたが、いまいち腑に落ちない気分だった。
もう少し冒険を楽しみたいという感情もあるのかもしれない。
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 00:27
「冒険を楽しむには・・・」男は考えた。
「やっぱり、もう一度寝ることだよな」
そして男はまた眠りに落ちた。
460 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 00:33
その日、僕はいつもより早く目を覚ました。
461 :
私、ひ ろ ゆ き を倒します。必ず倒します。 :2001/07/22(日) 00:41
462 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 01:46
「う、う〜ん・・・」
なんだか頭が痛い。体もあちらこちらが痛い。何だかずいぶん寝ていたような気がする。
とりあえず、何をしようとしてたんだっけ?
まあいいや、ココイチへいって好物のなっとうカレーを食べてから考えよう。
そういえば何だか歯もズキズキするな。ま、その後ヨヤクしていた歯医者にでも行こう。
463 :
おー405〜462なんかいいじゃん:2001/07/22(日) 01:54
...歯医者にいくと大変な事になる..
俺の頭の中で何かが呟いた。
(大変な事?ナンだよ?世界でも終わるってか?)
歯医者に行くと、世界が終わる。ちょっといい発想じゃないか?
早速2チャンネルの「つなげて書こう、大河SF」スレに書き込もう。
...あれ?パソコンが上手く起動しない....
464 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 02:53
いつもならWINDOWS2020のロゴが浮かび上がって、「おはよー」と言ってくれる
はずなのに...おかしい....画面がまっ暗で何も映らない。
すると突然ぼんやりとした文字が画面に浮かび上がってきた。
「333カラ トビウツレ」
なんじゃこりゃ?
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 05:22
「優香、コーヒーが飲みたい」
俺は反射的にそうつぶやいた。
しかし、何も起きなかったので、仕方なく自分で湯を沸かす。
そしてサイフォンに熱湯を注ぐ。サイフォンはコポコポと音を立てた。
たまにはこんなのんびりした朝も良いか。
そう思った矢先、部屋の入り口のドアをガンガン叩く音がした。
こんな朝っぱらから誰だ!?
新聞の勧誘ならトランキライザー銃でブチかましてやる。
俺は怒りに任せて扉をあけた。
すると、ドアの前に立っていたのは、
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 05:25
チェリストのヨーヨー・マだった。
467 :
スリムななし(仮)さん:2001/07/22(日) 05:35
俺は、心の中でつぶやいた。
「まーーーた、やっかいなモンが出て来た。
しかもSFたぁ関係ねーじゃねえか。今度は一体どう繋げる気だ?」
468 :
スリムななし(仮)さん:2001/07/22(日) 05:38
と、何気にどこの板からやってきたのかバレてしまったアサハカ君だった。
469 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 10:31
その瞬間、突然頭が猛烈に痛くなりだした。体からも痛みを感じる。
痛みでなにも考えられなくなる時間がかなり長く続いた後、痛みは収まった。
しかし、体の感覚が変だ。
(な、なんなんだ?なんかおかしいぞ。)
(えっ、ななんで?)
そう、俺は不定形生物になってしまったのだ。
俺は体の制御を試みた。
どんどん体が元の形に戻っていく。
(おっ、これ、使えるじゃん!もうすぐコミケだし、コスプレするしかねぇ!)
ということで、俺はX MENのミスティークの格好で何日か生活することにしてみた。
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 12:58
おもいついてはみたものの、はて、ミスティークはどんな格好をしてたっけ?
鏡相手にあれこれ姿形を変えてみたが、どれもピンとこない。違うような気がする。
XMEN関係の本は先日廃品回収に出したばかりだった。
資料は何でもとっておくマニアに徹しなかった自分を呪いながら、ようやく
パソコンでネットを調べることを思いついた。
だが俺は気付かなかった。パソコンに寄っていくその脚、いやいまや偽足か?
その偽足がずるずるひきずられ、薄くのびていって、入り口のドアの下から
染み出していることに…
471 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 14:23
よく考えてみたら、手だってだんだんとろけている。キーボードを
果たして打てるのだろうか....
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 14:57
「こういう展開には覚えがある。そうだ、ラヴクラフトの初期
ホラー短編『冷房』だ。設定温度以上の環境にいくと身体が
溶解する男。そういえば俺の部屋にはクーラーがない。ピー
ンチ」
彼はクーラーのある友人の部屋にいく事にキメた。
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 18:00
俺はドアの隙間から流れ出すようにして全身外へ出た。
げっ。
外は酷暑だった。太陽が雲一つない青空にぎらぎらと輝き、
俺が出てきたマンションの廊下にも薄くかげろうがたちのぼっている。
と細かく描写している場合ではない。
俺の背中は太陽に照らされ、廊下と接している俺の体はフライパンで
あぶられているようだ。
アッチチチー。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 18:21
なんか体が大きくなっている気がする。
それもそのはず、俺は、コンクリートの廊下と触れている足、そして
太陽光が直接当たる背中からどんどん気化していくのだ。
「や、やべぇ、このままじゃ大気に分散しちまう!」
475 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 18:25
あ、分散しちゃった
476 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 18:35
そして俺は地球になった。
雲として地球を周回し、雨として大地へ降り注ぎ、河川として海へ流れ込み、
海から大気中へ蒸発し、地球の大いなるサイクルの一部として、地球そして
その上の生物の営みを見つめつづけた。
477 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 20:14
そして、何千万年もの間その「もの」は繰り返し起こる生命の栄華盛衰を
見続けてきた。人類の滅亡、そしてその次に発生する知的生命体の繁栄…
そして、その「もの」は静止衛星の軌道上に1:4:9の真っ黒な板を発見した。
478 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 20:41
「チョコレートだ!」
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 20:43
「こ・・・これは、あたり前田のクラッカー?!」
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 20:45
正体を確かめるには、とにかく味見をしてみる他はないと思った僕は、
その立方体に噛みついて見た。
482 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 21:26
483 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 21:30
スマソ、板は立方体とは限らないんだな。まあいいや。
とにかく、俺はその板に噛みついて味見してみた。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 21:34
ビターチョコレートだった
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 21:38
そして、まばゆいばかりの光景を見た。
自然と言葉が出た。
「すごい、星がいっぱいだ。」
このとき、男はワープ5で航行していた。
486 :
古代進:2001/07/22(日) 21:48
「波動砲、発射!」
487 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 22:19
ヤマトとまほろばの艦首の砲口が輝き、光がほとばしった。
フロイト的に形容するならば屹立した男根から放たれるがごとくほとばしった光条は、
自己を「男」と認識する存在へ突進していった。
ちなみにヤマトの撃ち手は一部で非情な不評をかこった古代進32世である。
488 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 22:37
「シールドを張って!」
キャスリン・ジェインウェイが、何かの使命を受けてか、男を守るべく
NX-4000の機体を盾にした。
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 22:52
シールドはまにあわなかった。
490 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 23:14
しかし、男のプランク定数は非常に大きかった。
当然、波動砲もすり抜けてしまった。
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/22(日) 23:44
一方、NX-4000 は直撃をくらって消滅した。
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 01:52
「ああ、俺はこのような精神的存在になってまでもこうしたトラブルを
招いてしまう。俺なんかもう消滅してしまうべきなのかも知れない」
男はそう考えた。長い長い時間を経て生まれた自己消滅願望。
その瞬間、光が指した。強烈な光であった。光はすべてを包み込んだ。
光の中に蠢く蜃気楼。京都の街であった。ずっと昔男はそこにすんでいたよ
うな気がした。誰かがもう忘れてしまった男の名を呼んでいる。
(俺は..バイトの面接に行くんだ..引きこもって2チャンばっかやってるから
妄想が膨らんでこんな事になっちまったんだ..)
その思念を最後に、音もなく男の精神は消滅した。
このようにして世界は消滅したのである。
が。
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 11:05
スパイシーな香りと共に、世界は再び開闢した。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 11:14
そんなわけで、俺は今、バイトにいそしんでいる。
倒壊村とかいうところの施設で、バケツでウラニウムを入れる仕事だ。
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 11:41
時給は3200円だ。給料は17日締めの30日払い。
17日締めは半端だと思ったが、それを現場のチーフに聞くと
理由を話すのをためらった。
どうやら相当深い理由がありそうだったが、トラブルメイカーの
俺がそんなことに首を突っ込むとどうせまた何か起こるだろうから、
今回は徹底無視する事にした。
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 11:53
そんな細かい疑問やトラブルがありながらも、俺の生活はなんとか上手くいっている。
あの出来事が本当にあった事なのか、2ちゃんのせいでおかしくなった
寝不足の頭が生み出した妄想だったのか、俺にはもうわからない。
それにそんな事は今の俺にとって全くどうでもいいことだったんだ。
今の俺には、仕事と、ウランと、抜けるような青空が広がる世界がある。
倒壊村で出会った人々と、忘れられない思い出を抱いて、
俺の人生はこれからも続いていくことだろう。
だけど目を閉じれば、あの冒険の日々が鮮明に暗闇に浮かび上がってくる。
ほら、あのファントムのジェット音が段々と大きく・・・。
ついしん。どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください
497 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 23:16
レイ冒険記第一章{永遠の歯と共に}完結..
解説:大河sfといいつつどちらかというと行き当たりばったりと見せて
実は本当にいきあたっりばったりな展開がみどころ。しかし、少なくとも
書き手はそれぞれに楽しんでいるようなので、よしだろう。なかなか
かっこいい展開に最後のほうはなっていた節もある。次に期待。
というわけで次ぎ行きましょう。
498 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 23:17
その日、僕はいつもよりはやく目を覚ました。
499 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 23:20
じゃあ紛らわしいから新スレにしてくれや。
500 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/23(月) 23:39
え、それは周り怒るんじゃないの?まだこんなにあまってるのに。
501 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/24(火) 14:54
うん。このままでいいよ。
しかし、400代途中まではかなり面白くつながってたように思うんだけどなぁ〜。
誰だよつまらなくしたの(藁
502 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/24(火) 18:12
ベーズのSFがしっかりしてるとなかなか面白いのが続いたね。
ちと、休憩かね。
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/24(火) 18:50
夏休みが終わって終了厨房とコロシ厨房とエロネタ厨房が学校に
戻らんと、話しにならんね。
504 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 02:12
400から400代中途まで結構読ませましたねえ。頑張ってまとめようとする人と
どんどん広げようとする人が交代にでてくるようになってしまったあたりから、ちょ
っとチームワーク乱れて散漫になっちゃったかな。ベースはちゃんとSFしようと
した方がやはり読みやすいですな。また読みたいのでぜひ落ち着いたら誰か始めて
下さい。
505 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 03:09
じゃあ今度は最少限のルールとかを決めておくってのはどうかな?
終了厨房、コロシ厨房、エロネタ厨房は基本的に無視、
ただしストーリーのつながりに不自然さがなければいっこうに問題ないって感じで。
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 03:14
いんじゃないすか。
507 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 03:15
あと、どんどんキャラとか各自で勝手に出したりして、
どうしても収拾つかなくなりがちだから、主要キャラの紹介とか
これまでのあらすじみたいのを時々掲載して
読み手&書き手双方の便宜をはかるとか。
508 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 03:28
結構楽しみに読ませてもらってたよ。
>>505-507
そこまで丁寧にやるんならやっぱ新スレ作ってもいいんじゃない?
心機一転ってことで。
ちゃんと旧スレが沈んでくれるならいいじゃん。
510 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/25(水) 04:12
では今後こちらのスレは下げてってください。
2つ並立してたら怒られちゃいますからね。
>作家同士で今後のストーリーの相談などについて書いたり、その他、
>感想や雑談等、あれこれ書くときは、名前の欄を「注」でお願いします。
こういうのこそ、このスレをリサイクルすれば良いのでは?
>>513 面倒・・・。ウィンドウ2つ開くことが?
じゃあちょっとしたことならメアド欄にでも書けば?
515 :
呑んべぇさん:2001/07/27(金) 00:11
第二章見たけどなんか、ただのファンタジーっぽい。
なまじ制約を定めてしまったから敷居が上がってしまった様な気がして
レスを着けにくい。学園モノと範囲を狭めたせいもあるんだろうけど。
と言うわけで、あえてageてみた。
第二章の話じゃ、物足りない、SF、エロ、終了厨房が拮抗する
展開予測不能の元祖大河SF復活キボーンな人、こっちはこっち、
第二章とは別のものとして復活しない?
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/07/27(金) 00:13
しまった、また直前板の名前のまんまや。
あ、ふんとだ
う〜ん、確かにちょっと最初の設定が限定されてる分、
ジャンルが広がっていきにくいのはあるが、もうちょい
様子見でつきあってやってもいいかなとは思うが。
まあ私はこっちのノリも好きなので復活するなら見に来るし
レスもつけちゃうと思うけど、並列して二つのリレー小説
があってもいいのかなあ。明らかに類似スレだし。他の人は
どう思います?
第2章はおまぬけクトゥルー神話になってる。
あ、本当に俺の書き込みで終わっちゃったんだ。
すぐに誰か再開するかとおもってたのに・・・。
俺的にはやめ時かと思ったけど、ひょっとして悪いことしたかのう。
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/02(木) 01:54
第二章とやらに退屈してしまった僕は、いつのまにか眠ってしまったようだ。
遠くで雷鳴が轟いている。
僕は目を覚ました。
522 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/02(木) 03:12
顔を洗って部屋を出た僕は、思わず驚きの声を上げてしまった。
「こ・・・これは?」
辺りは一面の瓦礫の荒野だった。眠っているあいだに全面核戦争でも
あったのか。街は完全に死滅していた。
常識を超えた退屈さにノックダウンされた僕は、ついでに時空も超えて
しまったらしい。
523 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/02(木) 05:47
僕はとりあえず、状況を考えてみた。
「僕が寝ていた部屋は無事なんだよな。顔を洗ったってことは水道も生
きてる。安全な場所と飲める水さえあるなら、まあ、すぐ死ぬってこと
はない。しばらくは持つだろ……」
そう考えると、安心した。
「よし、じゃあ二度寝するか」
次に起きる時には、また状況も変わっているだろう。
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/02(木) 18:36
「えぇぇぇ加減にせんかい!このボケ!この状況で二度寝する奴がどこの世界にいる!」
いきなり怒鳴られて、あわてて声の方を振り返った僕は、ハリセンをカウンターで
食らって吹っ飛んだ。
「き・・・君は誰?」
僕は、みっともなくアスファルトに転がったまま、凛々しくハリセンを構えた美女を
見上げて言った。
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/02(木) 23:18
「私はララ・クロフト。トレジャーハンターよ。」
その美女は言った。
ぽかんと見つめる僕に彼女は続けた。
「とりあえず起きなさい。それとももう一発食らったら目が覚める?」
僕は慌てて飛び起きた。ついでに質問してみた。
「あのぉ、ここは何処で時代的には何時なんですか」
526 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/03(金) 12:59
ララ・クロフトと名乗る女は、こちらの質問を完全に無視した。
「とにかく、早く来なさい」
と、瓦礫の山となっている街へと僕を引きずっていく。
その時だった。
「きさまら、止まれ!」
制服姿の一団が突然現れ、僕とララ・クロフトに銃をつきつけたのだった。
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/03(金) 16:22
「な、な、な、・・・・」
僕は言葉を失った。よく見れば、制服の一団は、人間ではなかったのだ!
「し・・しまった!ロボットが支配する時代まで寝ちまったのか?
アンドロ軍団か?俺がやらねば誰がやるの、例の悲壮感溢れる
ヒーローはどこだ?いやあの光線銃、なんつったっけ、
あれ持ったヒロイン・・・」
錯乱する俺を完全に無視して、ロボット軍団とララの戦いは始まった。
528 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/03(金) 17:04
ロボット軍団は空手を駆使しララに襲い掛かる。
ララは両手を広げてジャンプ!
一瞬画面が止まり、意味のない360度の画像回転。
ララの飛び蹴りが決まり、ロボットは吹っ飛ぶ。
感心している僕にララは怒鳴った。
「何、突っ立ってんのよ。手を貸してよ!」
529 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/03(金) 17:31
「ロロロロロボットが一撃で?う、う、う、嘘だ・・・あんたも
ロボットかサイボーグだろ?僕は自慢じゃないが生身の、しかも
軟弱ヒッキーだぞ!こんな戦いに参加出来るわけないじゃん!」
僕はビビリまくって叫んだ。
530 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/03(金) 21:53
そして、僕の情けない叫びもララの激しい抵抗も空しく
僕とララは終にはアンドロ軍団に捕り押さえられてしまった。
悔しそうな表情を滲ませてこっちを見るララ。
「この軟弱モノ!」
そんな事言われたって非力な僕に何ができるんだよう。
僕は言い返した。
「孤軍奮闘で良く頑張った、感動した!」
ハリセンが僕の脳天を直撃する。
僕たちは謎のアンドロ軍団に連行される事になってしまった。
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/04(土) 02:33
為すがままに連れて行かれる僕とララ。
さっきのハリセンのせいか、まだ頭がグラグラする。
まともな思考ができない、
いや、目の前で起きている事がそもそもまともじゃない
「これは一体何なんだよぉ?」
情けない声でララにたずねる。
532 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/04(土) 02:43
ラ、ラァ…… ラ、ラァ…………
533 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/04(土) 05:26
気がついたらヤられていました。
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/05(日) 10:32
「やられた……」
僕は呆然として、ロボット軍団の1人が持つプラカードにかかれた「ドッキリ
カメラ」の文字を見たのだった。
言うまでもないが、この場合の「やられた」とは、まんまと一杯くわされた、
という意味である。
ロボットたちは笑いながら、次々とかぶりものを取ると、中身は人間だ。
「いやあ、まいったなあ。まさかドッキリのために、街一つまるごと廃墟にする
とは思いませんでしたよ」
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/05(日) 21:27
「いや、つーか、世界中廃墟だから、こんなことやって遊んでるんだけどね」
彼らは僕に言った。
「そうそう、最終核戦争後はこんなことしか楽しみがないもんな」
536 :
久々の終了ネタか:2001/08/06(月) 00:45
僕は、優越感に浸りながら言った。
「ははは、所詮ロボットか。人間には、一人で出来る、とっても楽しい事があるってのに」
ロボットは、興味津々といった感じで、
「なに?それはなんだ?」
「それは
537 :
火星のタイムストリップ:2001/08/06(月) 00:52
「ガブルガブルガビッシュ」
男根をにぎるぼくの手が震えた。
「ガブルガブルガブルでおまえをガビッシュするぞ」
亀頭の先から珍宝がさらさらと崩れていく!
こ、これはなんだ!?
538 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/06(月) 21:32
「はっ、なんか、妙な幻覚を見てしまった」
どうやら、下ネタな話をしようとしたのがいけなかったらしい。
「ま、それはともかく」
僕は強引に話題を変えた。
「いったいどうして最終戦争が起こったのか、そしてなぜ僕がこの時代に現れる
ことになったのか、誰か説明してくれよ」
539 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/06(月) 21:50
・……、頭がズキズキする。
ララ「目が覚めたようね。」
僕「あれ…? ロボがドッキリで亀が崩れて」
ララ「何訳のわかんない事言ってるの」
気がつくと護送トラックらしき中にいた。結局捕まったらしい。
鉄格子の着いた窓からトンネルのライトが時折中を照らしている。
「何処に連れて行かれるんだろう。」
僕はララを見た。ララは傷だらけで憔悴しきっているみたいだ。
「どうせ処分施設送りさ。」
暗い荷台の奥から男の声がした。
「誰だ?」
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/06(月) 23:22
僕は振り向いて暗がりに目を凝らした。
声の主は黒い半ズボンに黄色の半袖シャツという妙な服装。
その露出した腕や脚は傷だらけで、顔には熊に引っかかれたような傷があった。
その男は言った。
「俺の名はセワシ」
541 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/06(月) 23:59
脳みそ吸い取るジョー!
542 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 03:03
そう言って、セワシが襲いかかってきた!
コマンド?
僕 の こうげき!
セワシ は 542モナーの ダメージ をうけた
セワシ は ふしぎなおどり を おどった!
僕 は しらけた!
セワシ は なかまをよんだ!
ホイミスライムがあらわれた!
543 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 10:28
僕の脳内シミュレイターはへんなバイアスがかかっている
気づいてはいる
しかし、もう自分でもどうしようも無いのだ
誰か、僕を救ってくれる人は居ないのか?
544 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 11:38
気がつくと、セワシがしゃべっていた。(彼が襲ってきたり、ホイミス
ライムが現れたのは脳内シミュレイターの見せた幻覚だった。)
「つまり、この世界を救う方法は一つしかない。タイムマシンで僕のひ
いじいさんの時代に誰かを送り込み、歴史を変えるしかないんだ」
545 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 16:18
僕はセワシの一人称が変わっている
ことに気づいたが気にしないことにした。
僕は疑問が次々浮かび立て続けに質問した。
「タイムマシン!?どこにあるの?
誰を送ってなにをするの?」
546 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 17:34
「その前に、私の説明を良く聞いて下さい」
セワシはまっすぐ僕に向き直り、どこかやさしげな目つきで
僕の目を見つめてきた。深い瞳の奥に、脳みそが吸い取られそうだ。
「びっくりしないで、落ち着いて聞いて下さい。
実は、私とあなたは…
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 19:17
クローン人間なんです。」
「は……、!!!?」
セワシは話を続けた。
「はるか昔、温暖化現象で地球環境が激変したとき、人類は一人の
偉大な予知能力者によって絶滅を逃れました。しかしまた、彼は絶滅の危機が
何世紀にもわたって続くことも予言しました。そこで人類は彼の後継者を
必要としました。その結論が私であり、あなたなのです。」
「己自身こそが最高の後継者というわけね。」
「はい。間隔をおいて異なる時代に一人ずつ"彼"を覚醒させる
クローン・グローイング・システム。
しかし、ある時予期せぬ事態が起こったのです。それは、
548 :
久々の終了ネタか:2001/08/07(火) 20:08
誰かがあなたの保持器をこじ開けあなたの遺伝子を盗み、それを元に、
優秀な人類だけによる絶対王政の国家を作りあげてしまったのです。
その盗んだ人物とは
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 21:45
ジャムおじさん・・・。彼は小麦の遺伝子を改良し、光合成によって半永久的に
稼動可能な人型人類決戦兵器・アンパンマンを作り上げた天才科学者です。
アンパンマンによって我が太陽系艦隊はその過半を喪失しました。しかし、
それは彼の真の目的のカモフラージュに過ぎなかったのです。
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/07(火) 23:57
「その真の目的とは・・・!!」
「やめときな、あんちゃん。こいつもう完全にいかれちまってるんだよ」
セワシの隣にすわっていた男が言った。
「こいつはな、ロボット軍団に脳をいじられたんだよ」
「脳を・・・」
「やつら、人間を使っていろいろ、よくわからん実験をしてやがるんだ。
こいつの場合は、なんでも、脳にナメクジみたいな変な生き物いれられたらしい。
そう言う俺も
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 00:35
一日のうちで正気でいられるのは、クスリが効いているほんの数時間だ。
奴らの実験のせいさ」
男はそう言って、僕に自分の側頭部を示した。そこには薬液の入った
プラグが差し込まれていた。
「このクスリが切れれば、俺もこのガキと同じ有り様ってわけだ」
552 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 01:14
「人間はもう数える程しか残っちゃいないし、どいつもこいつも虫けら
みたいに弱ってて、ロボットに好きなようにいじくられているのさ。」
男は淡々と語った。
「ロボット達は何のためにそんな事を..?」
「さあ。最初は皆、やつらはそれぞれ何らかの目的があって人間で実験を
してるんだと思ってた。でも、それにしてはやってる事があんまりにも荒
唐無稽なんだ。ちょうど今このセワシがしゃべくってる戯言みたいに、意
味のない改造手術やら人体実験やらが定期的にくり返される。きっと」
「きっとなんです?」
「あのロボットどももぶっ壊れてるのさ。ぶっ壊れたガラクタが、死にかけた
虫けらで意味のない遊びをしているんだ。あんまりじゃないか?誰か、戦時中
に流行ったでっかいミサイルをまだ持っているやつがいたら、こんな状態はもう
終わりにしてやれるんだ。どかんと一発、地球の表面から、ガラクタと虫けらを
今度こそ消滅させて欲しいもんだ。」
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 01:28
男は真剣な顔で続ける。
「我々人類の唯一の希望は、くじら座フォーマルハウト星からやってき
た人類の味方、アンギャラ人ペンテハンガラの持ち込んだニュートリノ
ミサイルで……」
「ちょ、ちょっと待ってください。フォーマルハウトはくじら座ではな
く南の魚座です。それに、ニュートリノミサイルって、ニュートリノは
物質とほとんど相互作用しないから意味が……いや、そういう問題では
なく……」
男の薬がもう切れたらしい。
「だから私は、偉大なる2chの神に生け贄をささげるモナー!」
せまい車の中で、男は暴れだした。
554 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 16:20
直ちにロボが前車両から入ってきて手際良く男を押さえつけた。
そして空になったプラグを抜き取り、液体で満たされた新しいものと交換した。
男は静かになった、と言うより眠ってしまった。
ロボは元来た所に姿を消した。
「いやだ〜、こんなのになりたくないよ〜」僕は嘆いた。
今度は、全身を包帯で巻かれた、両手両足のない女が言った。
「でも、どうせほっといてもみんな死んじまうんだ。同じ死ぬんなら
あいつらみたいに飛んじまって死ぬほうが楽ってもんさ。」
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 17:17
うわぁ〜、これがかの有名な達磨さんかあ、と感慨に耽りながらその女を
なめるように眺め、ちょっと味見をばと思ったその時、異変が起こった。
ヒュルルルルル〜…、車の外で何かの飛来音が聞こえた直後、爆音と衝撃が
車を襲い、僕達が押し込まれていた車はあっけなく横転してしまった。
混乱と怒号が飛び交う中、僕は壊れた後部扉を開け、外に這い出した。
すっかり忘れ去られたララと、利用価値のありそうな達磨女をひきずりだし、
何が起こったのかと周りを見渡すと、近くの丘の上から信じられない集団が
駆け降りて来るのが見えた。
背広を着込み、ネクタイを頭に巻き付け、寿司折りの様な物を片手にぶら下げた
集団が、奇声をあげながらこちらに向かって殺到してくるのだった!
かくして、地球の歴史は終りを告げたのであった。
-----------完-----------
557 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/08(水) 20:21
僕がそう呟くと、
「悲観的になってんじゃない!」
とララが激しく僕の頭をドツいた。
それが、ララの最期の言葉だった。
ような気がしたが、目の前にララァがたっているので、
例によって僕の脳内シュミレイターの異常のようだ。
ララは言った。
「あの丘の上の集団・・・まずいわ、3Sよ」
「3Sって?」
「『背広(Sebiro)、寿司折り(Sushiori)、サラリーマン集団(Salarymen)』の略よ。
元はロボット軍団に対抗する為に人類が作り上げた改造人間達だけど、
やがて改造された事を恨み人類に反逆、いまや地球上はロボット軍団、
3S、人類の3大勢力に分かれているの。」
僕とララは後方のロボット軍団、前方の3Sに挟まれ絶体絶命のピンチ!!
560 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 00:37
ロボット軍団は戦闘形態に変形、3S集団に向けてただちに発砲を開始した。
凄まじい数の弾丸、ミサイル、レーザー、プラズマ兵器の雨が3Sを襲う!!
その98.9%が目標に命中。閃光が走り、爆炎が立ち上った。
大量の肉片と骨片が撒き散らされ、炎をあげながらあたり一帯に降り注いだ。
しかし、
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 00:46
「まもなく高尾ゆき中央線くだり最終電車がまいります。お乗り遅れのないよう
お早めにご乗車くださいませ」
宇宙新宿駅のアナウンスが戦場になりひびく、
すると、かつてサラリーマンだった肉片が、
「ごめん。おれ、明日会社があるから・・・」
とあまりにも悲しい、くりかえす、かなしすぎるセリフを吐きたちあがった。
そのようすはまるで・・・
562 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 01:23
パブロフの犬の残酷なメタファーであった。
「しかし、ちょっと待て、こんな所に駅なんか無いぞ。」と、僕。
あのアナウンスはどこから聞こえて来たんだ? と、思ったとき、
僕とララの頭の中に声が響いた。
(少しの間だけ3Sの連中はあの様さ。さあ、あんた達はお逃げよ)
僕達は驚いて達磨女を見た。
「あなたの仕業ね。…、あなた、テレパスね!」
(ああそうだよ。くそったれの機械どもに体中いじられて、
脳をもてあそばれて、気が着いたら妙な力が出来ちまったのさ。
さぁ、グズグズしてるとあの肉の塊がまたやってくるよ。)
うわ。エスパーものかよ。厨房くせー。
今時、超能力はSFじゃねーだろ。オカルトだろ。
564 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 01:40
セワシがわめいていたが、うるさいのでララがひっぱたいて黙らせた。
頭にプラグをつけた男がうなずいて言う。
「そう思うんだったら、ストーリーを書いて、そのストーリーの中で
テレパシーを否定したまえ。そのストーリーが面白くてみんなに受け
入れられれば、エスパーものでなくなるだろう。
>>563みたいなのは
ただシラけるだけ、反感をもたれるだけだ」
僕にはなんのことだかよくわからない。さっきクスリを補充されたば
かりだというのに、もうクスリが切れたらしい。
さて、それはともかく、我々はこの機にロボットたちから逃げだして
とある場所に隠れた。その場所とは
565 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 02:30
驚くなかれ、こんな状況下でも何故か元気一杯営業しているココイチであった。
566 :
563 よ、気持ちは分かるぞ:2001/08/09(木) 15:34
ココイチの中には、誰も居なかった。
僕は腹が減っている事に気付き、カレーを頼もうと、
「おーい、カレー1つお願いします」
と叫んだ。すると、厨房から出てきたのはなんと
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 15:48
ラヴクラフトであった。
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 17:18
おれのカレーを食いやがれオラァと彼は私の前でおもむろに
難消化物を排出し始めた。
569 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 19:11
ふと、プラグ男が頭を叩いた。
…………………、
「お前、大丈夫か? 目が逝っちまってるぞ。」
「いつもの事よ、気にしないで。」と、ララ。
ふと気付くと僕達は、破壊され、廃忘された地下街に立っていた。
「これからどうするんだ。上じゃクソロボがうろついているし。」
男は、ドサクサにまぎれて頂戴した10本ほどの薬プラグをポケットに入れた。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 20:17
一方その頃、3Sの作戦本部では先の局地戦敗退の報を受け、TOKIOエリア
の勢力分布に関する作戦会議が行われていた。
パネルスクリーンの前に立つ、当該地区責任者、小松部長が頭上のネクタイを
興奮ぎみに高速回転させつつ熱弁をふるう。
「先のロボット軍輸送車襲撃作戦の直前に、ADACHIセクションに時空の
歪みが検出された。そう、これは徴候だ!
我らが運命の『決算の日』は間近に迫っているぞ!」
『決算の日』…そう、彼等改造人間たちに託された、廃墟と化したこの世界を
再統合する、ファイナルシークレットドメスティックプログラムである。
酸化唾をまき散らしながら捲し立てる小松部長の背後で、参謀の高千穂課長は
なぜか浮かぬ顔をしていた。
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/09(木) 23:26
「…何かひっかかるなぁ〜」
高千穂課長はぼそりとつぶやいた。
「どうしたんだね高千穂君!!意見があるならはっきり言いたまえ!!」
酸化唾をまきちらしながら、小松部長はふりかえって叫んだ。
その勢いで、小松部長のバーコード頭の髪が乱れた。
酒と腐卵臭の混ざったようなニオイのする猛毒の気体が高千穂課長に押し寄せ、
顔に数滴の酸化唾がかかった。
この時点で通常の人間では即死だ。しかし高千穂は気付いてすらいないようだ。
「いえ、…ADACHIセクションの時空変動なんですが、
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/10(金) 00:48
過去『から』の影響じゃないですか?」
「過去?そんなわけあるまい。マザーコンピュータHAL9001 Mark2 SRの
推測によれば、各地でおきる時空変動は、未来の3Sが我々の窮地を
助けるため、未来から今へ最終兵器を転送する兆候なのだよ。」
更に小松部長は酔いしれるように続けた。
「未来からの最終兵器によって、ロボット軍団と人類を制圧。
地球は我々のものになるのだ!」
語るうちに小松部長は興奮したのか、
体内のウラニウム溶液が臨界を超えようとしていた。
573 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/10(金) 04:56
小松部長ピーンチ! こうなったらセクハラして体を鎮めるしかない!
574 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/10(金) 10:29
「大原たんか、新井たんか、山尾たんか、菅たんか、栗本たん……これはよしとこ、僕迷っちゃうなあハァハァ」
結局小松部長は、
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/10(金) 15:25
結局山尾たんにしようかなあと思ったが、突然高千穂が余計な口出しをした。
「部長!小谷たんを忘れています!」
「ハァハァ、そうだ、ああいうのをヒィヒィ言わせるのが王道だハァハァ」
小松部長はそう叫ぶと、信じられない程の早さで、小谷たんのもとへと走って逝った。
576 :
18才の芸能人:2001/08/10(金) 15:49
577 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/13(月) 16:16
上記のエロサイトを小谷たんは走ってきた部長に見せた。
「これでも見て自分で抜いてそれから決算の日に備えてよ」
部長は物わかりが良かったので素直に従い。気を引き締めた。そして
578 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/13(月) 23:52
その同時刻、そこからはるか遠く、かつてピョンヤンと
呼ばれた事もある地。現在そこはいかなる生物も存在しない
不毛の荒野と化していた。
その地下5000mの闇のなか、
『それ』は永き眠りより目覚めようとしていた。
『それ』は、
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/14(火) 02:40
夏厨のコピペで過去ログの底に沈んだかに見えたこのスレであった。
しかしそれは件の脳内シミュレータによる幻影であると発覚する。
580 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/14(火) 02:56
…
ジリリリリリリ!!
…
う、むぅう、う…
「ぅう…もうこんな時間か…いつまでもトリップしていられないな。」
とつぶやきながら彼は体を起こた。
「もう近いな…」
これからまちがいなく起こるであろう「あの事」に考えをめぐらしつつも
彼は、
581 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/14(火) 16:24
とりあえず昼飯を食う事だけは忘れない男だった。男は、Iレーションと呼ばれる
高濃縮食料パックを開けて、ハイパーアミノバイタルで飲み下した。
彼が最後の一口を食い終わった時、それは起きた。
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/14(火) 22:16
きりきりきりきりきり・・・・
彼の脳髄の奥深くが痛み始めた。
視野のすみに極彩色の幾何学図形が踊り始めた。
遠くのほうからかすかに、雅楽のような音色が漂ってきた…。
どおん!どおん!どおん!!!!!
頭痛は急に激しさを増した。まるで頭のなかで銅鑼が
打ち鳴らされているようだ!!
頭痛のリズムにあわせ、窓の外に真紅の閃光がほとばしりだした。
「ついに来たか・・・」
583 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/15(水) 21:19
そこには粗末な貫頭衣を身につけ幽かに錆の浮いて見える青銅の剣を握って立つ
「彼奴」の姿があった。
幾月分かの無精髭と梳らない茫々の髪の毛を無造作に束ねた「彼奴」の姿。
窶れ果て疲れ切ったかのような外見の印象を、しかしその双眸が裏切って
いた。垢染みた手に握られた剣の切っ先は微動だにせず、口元は意志の堅
さを示すように引き結ばれている。
「・・・・・・もう、逃げられないぞ。・・・それは分かっているだろう
な・・・・
584 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 02:42
「い・・・嫌だ!俺はその剣を継承するのは真っ平御免だ!俺は平和に生きるんだ!
あんたみたいに剣に支配されて戦うばかりの人生を歩むのは絶対に嫌だ!」
「彼奴」・・・実の父親に向かって、男は叫んだ。
「彼奴」・・・伝説の魔剣士は、男に哀れみの視線を向けて、言った。
「まだ判らんか?宿命からは逃れられんのだ」
かくして、男は父に切り殺されたのであった。
「宿命?!嗤わせるな!口清く宿命とはよくもヌケヌケと言えるな?
お前は単に他人の苦痛と肉と断ち切る感触と生暖かい血潮に酔うだけ
の人非人じゃないか?!
お前と血が繋がっているなどと思い出すだけでも堪らない!
オレが子供の頃どれだけお前が恐ろしかったか、成長してお前の元から
逃げ出す事に決めた時、オレがお前をどれ程憎み蔑んだか?!
・・・・・そしてどれだけ哀れんだか・・・・・
・・・・お前は少しも変わってない・・・・・・・・」
しかし彼の肉親にたいする甘さから出た非難を聞いている風でもない「彼奴」
すなわち彼の「父」はこう語った
「お前にはまだ何も見えてはいない、好まずとも望まずともお前には・・・・
587 :
いや、583〜586を切り捨てだ:2001/08/17(金) 20:01
「ちっ、RPGもどきのドラマか」
ヴァーチャルリアリティー放送の陳腐な展開に辟易した彼は、
頭部に埋め込まれた受信機のチャンネルを切り替えた。
「伝説の魔剣士の父」は消えて、別の放送を受信する。
「アッデランッスッ」井川遥はやっぱかわいいな、と
CMを堪能する彼であった。
かくして泥の投げ合いで夜は更けて行くのであった
fin
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 21:54
「よし…もう少しで完成だ」
深夜の研究室に一人きりで仕事していた彼はつぶやいた。
その彼が完成させようとしている物とは、
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 22:10
宇宙航行種族――と見せかけて、自分の欲望を具現化したセクソイド!
592 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 22:14
「587専用の脳内受信機切り替え専用リモコン〜!」
何故か声が大山のぶ代であった。
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 22:15
そして誰もいなくなった
594 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 22:50
誰もいない世界に生命が芽生えようとしている。
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 22:55
しかしその命の芽生えらしい化学反応は自分の複製を作れず死滅していった
596 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 23:12
5127万年後・・・・・。
永きにわたり静寂に包まれていたその世界に、
一隻の巨大な恒星間宇宙船が接近しつつあった。
全長12qにおよぶその真紅の巨船は
597 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/17(金) 23:15
機関部がいきなり故障、補償システムも次々とダウンし
なすすべもなく死の世界の表面に激突、全てが壊滅して
しまった。
一方そのころ研究所に侵入したマイケルが見てしまったのは
自分と同じ命の失せた亡霊達の群れであった
そしてすべては日の出とともに霧のように消え失せてしまった
600 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 05:09
まーここまで誰もストーリーを繋げる意志がないんじゃもうこのスレも終わりだな。
601 :
:2001/08/18(土) 05:21
と誰しもが絶望したとき
603 :
もうこのスレ終わりか?:2001/08/18(土) 05:23
小惑星群に巨大な人工物があることを人類は発見した。
それは直径16km,漆黒の球体であった。
この物語はその球体内の調査記録である。
その調査隊は次のようなメンバーであった。
604 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 05:47
まず、隊長はい○りや長介。
隊員は、高○ブー、中○工事、加○茶、そして、志○けん。
船のブリッジに入ってくると、い○りや隊長は、ある方向を向いて言った。
「おーっす!」
そして、もう一度言った。
「声が小さい! もう一度! おーっす!」
『おーーーーっす』
どこからともなく声が帰ってきた。
どういうことだ。ここには我々調査隊しかいないはずなのに。
そう隊員全員がいぶかしんだとき
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 08:40
小惑星表面全体から『おーっす』という声が聞こえている事に気付いた。
着陸して調べてみると
そこの岩にもここの小石にも、
いや、小惑星上の全ての砂粒一つ一つにまで、
緑色の産毛に似た目のような斑点が二つずつ・・・
607 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 09:25
「ばかばかしい今頃ドリフネタでもないだろうがよ?お?」
そういうと587はふたたびチャンネルを切り替えた。
その瞬間神経と結節された人工神経網に過大な電流が流れ
彼は死亡してしまった。
あたりには火事の後の豚舎のような臭いが漂っていた。
608 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/18(土) 09:40
夏休みが終わって
>>607みたいなのがいなくならないと駄目だって。
それまで沈めとけ。
ご愁傷様だが私は社会人だ。
これからも暇つぶしにチョクチョク来るぜ。
>>587みたいのが居る限りはいつまでもな。
楽しみにね♪
607の体からは豚舎のような臭いが漂っていた。
知恵の無ぇ奴(ケラケラ
そこまで読んで、彼の顔色は真っ青になった。
豚舎だとか、知恵の無ぇ奴だとかの、書いた覚えのまったくない罵倒語が
彼のHPの日記に書き込まれているではないか。
これはいったいどうしたことか?
613 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/20(月) 23:45
彼のHPの日記に書き込んでいる……彼は、更に真っ青になりかけたが、レンタル式の掲示板的な日記なんだろうと
思い直し、ほっぽってあった星界の紋章III を読み始めた。一体、いつになったらスポールが出てくるんだろう。
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 00:23
そこで彼は気づいた。
「私はきっと夢遊病なんだ。
そして自分で書いた事も覚えていないんだ。
路上に出て誰彼構わず殺し始めるマエに自分で自分を始末してしまおう。」
彼は決心すると早速浴槽に湯をはりその中に浸かって手首の動脈を解放した
手首の傷口はジンジン痛むがそれさえなければ段々朦朧としてくるこの気持ちは
悪くないな・・・・・・、彼のこの世での最後の思考であった。
そして世の中は彼を失った事に気づきもせず続いて行くのであった。
fin
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 01:32
彼の生命活動が停止してから、二日が過ぎた。
連日の猛暑の中、浴室の中は腐敗と悪臭の王国と化し、
蛆虫たちが今まさに活発な活動を開始しようとしていた。
その頃、はるか宇宙の彼方から飛来した隕石が地球に衝突した。
隕石大気圏で燃え尽きた。
そう、隕石自体は・・・。
だが中身は、衝突により致命的な傷を負いはしたものの、
まだかろうじて生きていた。
そして手近にあったモノ、彼の肉体に寄生し、彼は甦った。
生前とは全く異なる、蛆虫達のわく醜い姿で。
617 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:05
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、やっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
やっぱりこのスレッドは
>>617みたいな厨が居なくなるまで沈めておこうYO
619 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:13
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
616=617
あ〜あ、またまたやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
620 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:15
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
818=619
あ〜あ、またまたまたやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
621 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:16
923=618
622 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:19
EX1
その日、僕はいつもより遅く目を覚ました。
623 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 04:21
>>616=617という間違えた表記を必死になって隠したいらしい(ワラ
624 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:25
その日、僕はいつもより遅く目を覚ました。
そうだ
きょうは台風がきてるので休む事した。
625 :
616=618=623?:2001/08/21(火) 04:29
とりあえず
うんこしながらオナニーした。
626 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:29
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、やっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
やっぱりこのスレッドは
>>626みたいな厨が居なくなるまで沈めておこうYO
628 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2001/08/21(火) 04:32
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
629 :
つなげて書いてよ大河SF:2001/08/21(火) 04:35
ゴラア!
587みたいにウゼェやつを嫌いなのはオレだけじゃんかったんだね。
587以外で真面目に(ってのも何だが)楽しみたい人の文章も有るだろうけど
当方には587が書いたのかどうか判定のしようがないのでこれからも無差別で
終了ネタを書かせて貰うよ。
悪いとは思ってんだが、587みたいなのにお楽しみを提供する事もないだろうからね。
荒らし耐性テスターだね、オレは(自嘲藁
632 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 10:10
で、朝起きたら俺は
________
/ \
_____」 ◎ |___
∠_____」 )
\______|_______________/
_| _」
になっていた
633 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 11:00
と勘違いして、13階から飛んでみたら落ちた。
即死。
完
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 11:13
実は・・・
631=618 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2001/08/21(火) 04:11
やっぱりこのスレッドは
>>617みたいな厨が居なくなるまで沈めておこうYO
618=616 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2001/08/21(火) 03:30
その頃、はるか宇宙の彼方から飛来した隕石が地球に衝突した。
隕石大気圏で燃え尽きた。
そう、隕石自体は・・・。
だが中身は、衝突により致命的な傷を負いはしたものの、
まだかろうじて生きていた。
そして手近にあったモノ、彼の肉体に寄生し、彼は甦った。
生前とは全く異なる、蛆虫達のわく醜い姿で。
635 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 11:14
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
どこからか声が聞こえた。
「まじレスなんだが、コピペはやめて頂きたい。煽り、荒らし、終了ネタ
はたいして気にならないが、コピペはイヤ。おんなじのばかりだと飽きるし。
オリジナリティーあふれる終了ネタを、願わくば期待したい。
また、ストーリーの流れが自分の想定していたものとずれたり、気にくわないから
といって、こんなのは『切り捨てだ』っていう態度(587とかね)も、いただけない。
強引な話の転換はこのスレの味だけど、SFっぽい流れに変換するやりかたは
他にいくらでもありそうでない?
あと、『一方その頃…』とか『時を同じくして…』とかは、結構センスを問われる。
失敗すると後のレスが止まっちゃうよね。自分の経験なんだけど(570)さ。(赤面苦藁
最後に、これも自己反省なんだが、あまりに長いレスもいまいち(つまりこのレスもダメダメなんだが)。
コンパクトにして、次の人に後をまかすのがいいらしい(多分)」
初めての奇跡体験に動揺し、彼女は思わず身籠ってしまった。
637 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 19:52
「一卵性五つ子ちゃんです!!。」先生がそういった。
638 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 19:55
彼女はサスケの忍法影分身ができるんだわ。とつぶやいた。
639 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 20:03
もっこりさんもっこりさんお入り下さい
640 :
もっこり:2001/08/21(火) 20:03
641 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/21(火) 22:17
こなにいさんこなにいさん南の窓から御帰りください。
642 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/08/22(水) 11:25
台風だった。
少年は窓から雨を眺めていた。
インターネットで罵詈雑言を読むのにも退屈した。後10日で
夏休みも終わる。
退屈だった。
その時。
南の窓からみえる暴風吹きしきる曇天に、何かがちらりと光った。
雲を貫いて一条の光がて地平線にゆっくりと降りてゆく。
(あれはナンだ)
どおおおん
数秒の間をおいて、鈍い太鼓の音のような爆音が暴風雨の音に混じって遠く
響き、大地が少し揺れた。
(あれはナンだ)
頭の中に声が響く
私は使いです。
この世を造られた方から遣わされました。
地の表にはDQNが溢れ、ネットには厨房が充満するこの世の
有り様を御覧になったお方は、総てを上書きしなおす事に決心
なさいました。今日ただいまより作業は開始されます。
なお失われるデータに対する苦情は一切受け付けません。
上書きされ、リニューアルされた世界でもあのお方に対して一
切苦情を申し立てず、また裏の世界の作り手たるあの僭称者の
オファーと契約を退けるなら次の世界への再生を保証します。
ただし、その場合も以前のデータの復旧は保証しかねます。
以上の条件に同意なさいますか?
同意しない(N) 同意し無条件に服従する(Y)
僕は同意しない、を選ん・・・・
では貴方の霊に対する権利は消滅したものとみなし直ちに返納
して頂きます。異議申し立てはあのお方の御前でのみ可能です。
・・・少年は虚の中に溶けていった・・・・
・・・・・この容れ物は新しい世界の上書きに必要な容量条件を
満たしていません。全てを完全に消去するか、新しい容器の構築
を推奨致しま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
---------- 完 ----------
645 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/07 22:24
僕は人口冬眠から眼を覚ました。
646 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/07 23:01
バブル・ウェアのスプレーを身体に吹きかけ、髪に櫛を通し、歯に歯垢分解ナノマシン入りの
水を噴射し、手近な食用ゴキブリを捕まえてつまみながら、アンシブルを通して2chでお気に
入りのスレを一巡する。決まりきったルーチンワーク。
それから僕は
647 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/07 23:37
アレックスキッドが僕を呼んでるよ…
648 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/08 00:03
という歌を口ずさみながら、AKI0009に話しかけた。
「やあ。何か異常あるかい?」
「はい、3光年先に、突然何かが現れました。あちらから送られてきたアンシブル通信
の内容をごらんになりますか?」
「ああ、頼む」
そして、スクリーンに写ったものはなんと
649 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/08 07:10
宇宙鯨だ。それも、かなりの大物である。
650 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/08 12:24
しかも10匹くらい居て、電磁網で僕の宇宙船を捉えようとしていた。
「うわあ、どうしたらいいんだろぉ、教えてくれよAKI!」
AKIは、重々しい口調で対策を述べた。
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 元気出しなよ!
( ) \______
| | |
(__)_)
652 :
宇宙が舞台だと続きかきづらい:01/09/11 21:46
僕は、宇宙鯨10匹を宇宙鯨ホイホイで捕まえて宇宙鯨缶詰にした。
それは良いとして、地球そっくりの惑星を発見。
さっそく着陸すると、そこには、
653 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/11 23:07
宇宙捕鯨反対運動で有名な宇宙グリーンピースのメンバーたちが
僕を待ち受けていた。これはヤバい。
654 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/11 23:49
取りあえず逃げなきゃ!
僕は闇雲に宇宙船を駆り、気が付いたら国際貿易ビルに突っ込んでいた!
655 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/12 21:12
僕はパニクってもう一つのビルを破壊し、クライスラービルエンパイアステートビルを破壊、
マンハッタンの高めのビルは全て破壊した後世界中のビルを破壊しまくり、最後に北極を
溶かして地球を後にした。
656 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/12 22:10
地球を後にした僕は、激しい自責の念に駆られた。
「『大名古屋ビルヂング』を真っ先に壊すべきだった・・・」
657 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/12 22:45
慌てて大気圏から逃げ出すときに2機のジェット機にぶつかった。
1機は五角形の建物にもう1機は森に落ちた。でっかいビルじゃなくて
残念。
658 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :01/09/13 21:23
地上では戦争がはじまった。
「やべ、どうしよう。」
僕が困惑していると、
659 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/14 09:26
その間にも、地上の連中は互いに核兵器をはるかに越える超磁力兵器を打ち合い、
この惑星は大地殻変動にみまわれ、5つの大陸はことごとく引き裂かれ海に沈んだ。
「なんとおろかな……。戦争はむなしい」
僕は教訓を胸に、次の惑星に旅立とうとしたのだが、どうも宇宙船の調子がよくな
い。
660 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/14 13:16
どうも、超協力爆弾のコンゴニュートリノが艦内の計器を傷つけたようだ。
オートケアシスで自分の体を捜査したが身体に異常はない。
良かった。
何とか中距離航行は出来るものの、この状態では深宇宙航行は不可能だ。
取り合えず修理するために、この惑星における"月"に向かった。
661 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/15 22:17
月には、忘れ去られた文明の残した多数のオートマトンが僕を待っていた。
662 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/16 03:49
オートマトン達はジンギスカン鍋で僕を歓迎してくれた。
もしかすると‘オートマトン’と‘マトン’を掛けているのかもしれないが、
あえて突っこむのはやめておくことにした。
663 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/16 17:57
ゆっくり見回してみると、オートマトン達は明滅する皮膜で覆われていて、
僕はそれを分けてもらって
664 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/16 23:04
機体の修理に取り掛かった。
故障は船体後部に集中していたのでなんだか蛍みたいになってしまった。
チョッチかっこ悪いが、修理完了。
そのときレーダーが警報を注げた。宇宙グリーンピースの小型戦闘船だ。
高度30000M。
奴らめ、お尻のともし火に気付きやがったんだな。
おもしれぇ。
僕は、
665 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 09:25
オートマトンたちに、あいつら宇宙グリーンピースは凶悪な宇宙テロ集団なのだ、
と教えてやった。
この月が回っている惑星が滅んだのも彼らの仕業だ、と。
オートマトンたちは、勝手に迎撃戦の準備を開始した。
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 10:38
その時、宇宙テロ集団は宇宙回線で叫んだ。
獣の数字がそろったのだと。
667 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 19:08
そう言われて、僕は慌てて空間歪曲センサーの数値を確認した。
げげっ。
デジタル表示の計器には、666という数字が点滅しているではないか。
この辺りの宇宙空間が0.666、つまり通常の空間の2/3という異常な歪曲を
起こしているのだ。
これが何を意味するかというと
僕が死んでいる、ということなのだ。
669 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 21:05
なわけねーだろ!
とりあえず、レーザーが曲がったりするのではなかろうか。
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 21:25
光が曲がるっつうことは、、、
つまりブラックホールの超重力圏内にいるということだ。
オートマトン達はその重力に耐え切れず、ペコペコと音を立てて
PCノートや、CD並みの大きさに潰れていった。
このままでは僕の宇宙船も危ない。
という事で、
僕は遅まきながら脱出を試みることにした。
その方法とは
672 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/17 23:34
懐かしのフライ・バイ!
一か八かの一発大勝負!
673 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/19 14:33
僕は宇宙船を、ブラックホールのシュバルツシルド半径ぎりぎりをかすめる
双曲線軌道にのせた。
軌道そのものの設定はさほど難しくはない。問題は、ブラックホールの潮汐
力にこの宇宙船、および中の僕が耐えられるかどうかだ。
中性子星の潮汐力でさえ、ラリィ・ニーヴンの『中性子星』を読むとかなり
ヤバいようだ。ましてこれは中性子星よりやっかいなブラックホールである。
僕には遺書を書く相手もなければ、それをブラックホールから
通常空間へ送り出す手段もない。ただ耐え、祈るのみだ・・・。
操縦席の肘掛けを握り締めたその時、AKI0009にしては
人間的な、軽やかな女性の声が背後のチタニウム壁から聞こえてきた。
ーそれが、僕が聞いた最期の音だった。
676 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/20 14:36
というのも、ブラックホールの重力によって聴覚神経を損傷してしまったからである。
しかし、耳が不自由になった以外は特に問題はない。
677 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/20 22:26
背後に遠ざかって行くブラックホールを見やって、僕は安堵のため息をついた。
「僕は宇宙の大渦巻きから生還したんだ!」
678 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/20 23:52
宇宙船の周囲を見渡すと、
ブラックホールの重力渦で浮き袋をやられた天然の宇宙鯛が気絶して浮かんでいた。
今夜は鯛しゃぶだ。僕は鯛をすくいあげるための網を探した。
残念ながら網は見当たらなかったが、その代わりに、
680 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/22 00:26
網タイツを使った。
男の僕しか乗ってないこの宇宙船になぜそんなものがあったのかって?
この宇宙船の倉庫は、どういうわけか、わけのわからん装備だけは充実しているのだ。
681 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/22 00:46
僕は宇宙船の倉庫にあった宇宙グラハム・カー・キッチンセットで宇宙鯛を
裁き、調理した。そして宇宙鯛の骨で取ったスープを、宇宙しゃぶしゃぶセットに
張り、そこに鯛の身を泳がせて食べた。
まさに天上の美味。
僕はあまりの旨さに腰を抜かした。そして叫んだ。
「う・ま・い・ぞおぉぉぉぉぉ〜!!」
それが、僕の最期の言葉だった。
683 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/22 13:20
というのも、言語中枢がおかしくなったからだ。どうやら、この宇宙鯛には
ある種の神経毒が含まれていたらしい。
この調子で675、682のような一行がまたあったら、僕はどんどん不自由な身
になっていきそうだ。次はやっぱり目だろうか?
などと考えていると、宇宙レーダーに何かが映った。宇宙船らしい。宇宙グ
リーンピースのやつらだろうか。だとしたら、そうとうしつこいな。
…それが、僕の最期の思考だった。
685 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/22 16:50
などというのは、あきらかに論理的に矛盾している。
なぜなら、この場合、「最期の思考」である「それ」とは、683の文章
全体もしくはその一部を指しているわけだが、それよりも時間的に後で
るはずの684において、「僕の最期の思考だった」と僕が思考している
のである。であるからには、前の思考は「最期の」思考ではない。
つまり僕は683の思考の後でも思考能力を保持しているわけであり、した
がって、684は真か偽かといえば明かに偽であり、つまり何かの間違いで
ある。証明終わり。
というわけで、僕の頭脳は明晰である。
頭が混乱している。
これは宇宙グリーンピースの強力毒電波攻撃に違いない。
早く逃げねば・・・
とこで昼飯のスパゲティナポリタンを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜナポリタンは赤いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「赤いから赤いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。
宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる天体ほどドップラー効果により、
そのスペクトル線が赤色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来のナポリタンが何色であろうとも、ナポリタンが我々から
高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前のナポリタンは高速で動いているか否か?
それはナポリタンの反対側に回ってみることでわかる。
運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、
青く見えるはずなのだ。
逆に回ってみたところ、ナポリタンは赤かった。
よってこのナポリタンは高速移動をしていないと言える。
688 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/22 20:16
この宙域に宇宙グリーンピースの魔手が伸びているのは明白だった。
だが僕は負けない!何としても逃げ延びてやる!
いつの日か、幻の美食、「宇宙鯨の竜田揚げ」を味わうその日まで・・・!
宇宙グリーンピースの宇宙巡洋艦隊を眺めながら、
僕は再び、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜグリーンピースは緑色なのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「グリーンだから緑だ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「青方偏移」という現象がある。
宇宙空間において、地球から高速に近づく天体ほどドップラー効果により、
そのスペクトル線が青色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来のグリーンピースが何色であろうとも、グリーンピースが我々に
高速で近づいているとすれば、寒々しい青緑色に見えるはずなのだ。
目の前のグリーンピースは高速で近づいているか否か?
それはグリーンピースの反対側に回ってみることでわかる。
運動の逆方向から観察することで、スペクトルは赤方遷移し、
オレンジ色に見えるはずなのだ。
宇宙船を急旋回して、僕は宇宙グリーンピースの背後に回った。
そこにいたのは、宇宙愛媛ミカン協会だった。
それが、僕の見た最後の光だった。
そしてそのまま意識さえも薄れていった。
・・・・・・・・どれほどの時間が経ったのだろうか。
目覚めた時、僕の身体は暖かく柔らかな水に浮いていた。
どこかで、水の流れるやさしい音がする。周囲は明るいようだ。
僕はうっすらと目を開けた。
目の前には閻魔大王がいた。僕は死んでしまったらしい。
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/23 22:17
僕は本当に死んでしまったのだろうか。
え〜ん、こわいよ〜。助けて、My Hero
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/24 17:49
閻魔大王が僕に向かってつぶやいた。
「称己経死了(お前はもう死んでいる)」
695 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/24 19:51
「覚悟完了賭博中毒伊藤開治(死ぬのは貴様だ、この屑野郎め!)」
そして、五十六億7千万年の時が過ぎた。
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/25 02:29
ぼくは五十六億7千万年のあいだずっと、
地獄で穴掘りをしていた。
穴を掘って、埋めて、また新しい穴を掘る。延々その繰り返し。
しかしある日、僕が土に差し込んだスコップの先に「カチリ」と固いものが当たった。
見張りにみつからぬよう、さりげなく掘り出す。
それは
699 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/25 17:59
対人地雷だった。
「うきゃぁ!」
それは目の前で爆発した。
僕は吹っ飛び、死んでしまった。
?、、、そーいや、もう死んでんだっけ。
ふと目を開けると、目の前には宇宙ワコールを羽織った女性が立っていた。
「大丈夫ですか?私は宇宙愛媛みかん協会の使いのものですが」
どうやら宇宙鯛の毒にあたって変な夢を見ていたようだ。
女は言葉を続けた
「さっそくですが、
700 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/25 18:23
あなたのお命を頂戴いたします――我々がこの星で生き延びる為に」
女はにこやかに微笑みながら立ち上がった。
彼女の瞳は琥珀色で、その動きはしなやかな豹のそれを思わせた。
ぼんやりしたままの頭の片隅でそんなことを考えていた僕は、
間近に差し迫った危機に気付くことすら出来ずにいた。そして、
五十六億7千万年の時が過ぎた。
------- 完 -------
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/26 22:45
やつは死んだ、もう二度と甦ることはない、
冷たい風の吹きすさぶ墓地の下で、干からびた骨が音をたてて砕けた。
寒い、暖炉に火をくべよう。
704 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/27 01:12
その時、ドアをノックする音がした。
奥さん。ハアハア。宇宙の洗濯屋です。ハアハア
706 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/27 12:25
宇宙洗濯屋がにやりと笑い、顔をあげた。
そこには見覚えのある顔が・・・・・・
「ジョージ!生きていたのか!」
707 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/28 02:10
銃声が聞こえた
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/29 00:01
銃声のした方向には、一目でマフィアの類と判る男たちがいた。
「ジョージ、お前、また追われてるのか」
俺は呆れ果てて言った。奴と最後に会ってから、
もう五十六億七千万年と三カ月二十六日の歳月が過ぎているのに、
奴は相変わらず危険な連中に追い回されているらしい。
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/29 14:59
「昔から言うだろ、壁に耳ありジョージにメアリーってね」
ジョージは意味不明の説明をする。
どうでもいいけど、こっち来るなよな。
マフィアの撃つ銃弾が僕の方にもとんでくるじゃないか。
710 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/09/29 19:57
「いい加減に観念しなさい、ジョージ」
マフィアの後ろから現れた女が言った。女は、控えめに言っても凄い美女だった。
「メアリー・・・」
ジョージは、女を見やって呟いた。どうやらあの美女が噂のメアリーらしい。
彼女はおもむろにジョージに向かって連発式レーザー銃を発泡する。
流れ弾の嵐。
僕の部屋のオブジェが次々とぶっ壊されていく。
「おぉい、ジョージ! んなこたぁ他でやってくれよなってんだ!」
しかし、悪いことに僕の隠れた所にジョージが来るのもだから、僕も標的になってしまってる。
「おい、ジョージ、この疫病神め。なんで朝っぱらからこんな目に合わされなきゃならないんだ。」
「人生ってのはスリル一杯なのさ。それがハードボイルド、男を磨くのさ。」
「磨くのは歯だけにしてくれよ。」
とは言え、この状況は宜しくない。しょうがない、いっちょやってやるか。
僕は、
おもむろに包丁を取り出すと、彼女の首を切り落とした。
というわけで、今日の献立はメアリのカブトの酒蒸し!
深い鍋のフタを開けるとホコホコに蒸されたメアリちゃんがお目見え。
目玉なんて火が通って白く濁ってるよ。
酒蒸しならではの清々しい香りがなんとも食欲をそそる。
もうヨダレもんだね、アヘェ
まずはホロホロ感がイイ具合の頬肉。
しっかりと蒸されて頬骨から剥離しかけの頬肉。
箸で摘まむとすんなりと骨から離れていかにも「食べて♪」ってカンジ?
もう堪らない!
頬肉を丸ごと一気に頬張る。
んんん?
ンまい!!
柔らかくって、ジューシィでそれでいてサッパリとした味。
噛めば噛むほど旨味が口中に広がるゥ
なによりもこの歯応え!
プリプリと弾力があるのに、あっさりと噛み切れるっ
やっぱりそんじょそこらの女肉とは一味も二味も違うね!
口の中が唾液でいっぱいになっちゃったよ!
713 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/01 22:18
つ、つつつつつ、次はドコがイイかなァ〜?
あーあーあーあーあー、ノコギリ、ノコギリだねっ
うんうん
メアリーちゃんのカブトを縦に真っ二つにしよう!
そうしないと中が食べれないもんねェ
グフグフ ?????? うああ???
しっかりメアリーちゃんのカブトを押さえようと髪を掴んだら
ごっそり髪の毛が抜けちゃった〜
毛根が死んじゃってるよォ
メアリーちゃんでも禿げるんだねっ フヒフヒ
しっかたない、しっかたなァい
固定しないで切る。
ゴリんゴリんゴリんっと
あ〜ダメだぁ ウマく切れなァ〜イなァ
ぐちゃぐちゃになっちゃったよ…
ん?ん?ん? まぁイイかなァ???
一応、真っ二つだしィ?
714 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/02 01:30
メアリーのカブト煮を一緒に頬張っていたジョージが、突然苦しみ始めた。
口から泡を吹き、体に黒い毛が生え、頭からは巨大な角が2本生え始める。
どうやらメアリーの脳髄のミトコンドリアに含まれていた、スペース・ブリオンにより、
スペース狂牛病が伝染したらしい。
715 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/02 02:07
「ふふ、掛かったわね、これでジョージも貴方もおしまいよ!」
なんと、首を切り落として倒したはずのメアリーがそこに立っていた。
スペース・プリオンは熱や薬品に強いとは来ていたが、まさか食べ残しからも再生するとは・・・
こうしてスペース狂牛病により宇宙牛となった僕は、そのまま生涯を終えた。
test
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/03 01:50
ま、それはともかく、俺はメアリーの魔手を逃れ、ジョージと共に逃走した。
二年間の間、俺たちは逃げまくった。
宇宙牛の身、苦労は多い。
何時の日か人間に戻れることはあるのだろうか?
何が困るといって一番不便なのは、
今時どこに行っても
近鉄バッファローズファンと間違えられることだ。
周囲に近鉄ファンと思われる…これは人間の耐え得る恥辱ではない。
…鬱出し脳。
僕は自らの頭をレーザー銃で撃ち抜き、息絶えた。
722 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/05 00:09
しかし、僕の体内に注入されているナノマシンは、すぐに僕の脳を再生した。
ああ、僕はこのまま近鉄ファンの汚名をかぶって生き続けなければならないのか・・・?
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/05 00:56
だが、食べてすぐ寝たら牛が治って人間に戻った。
かくして、ナノマシン対スペースプリオンの長きに渡る戦いは、
ナノマシンの勝利で幕を閉じたのである。
嗚呼!素晴らしき人類の科学力。
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/05 12:46
しかし、一度着せられた近鉄ファンの汚名だけは、
人類の叡知の結晶たる科学力をもってしてもどうする事も出来なかった。
726 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/05 23:49
それにしても、このナノマシンって「どう再生すべきか」という情報をどこに蓄えているのだろう、
というのが、僕の昔からの疑問だったが、何と、
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/06 01:43
夢の中にナノマシンの精が出てきた。
正確にはナノマシン内の深層心理検索プログラムか何かなのだろうが
ぱっと見は、おとぎ話に出てくる靴屋の小人みたいな風体だ。
呼び止めて長年の疑問について質問してみたところ、彼は親切に説明してくれた。
どうやら細胞内のDNA情報や、深層心理内の記憶情報を元に再生を行っているらしい。
再生に必要な栄養が足りない場合には、
今日のように夢に出てきて催促することもするらしい。ナノマシンの世界も大変なようである。
「いい骨はね、一生もんなんですよ。」
なかなか含蓄のある言葉を聞かせて貰った。
728 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/06 11:44
というわけで、もっとカルシウムが必用だ。
だが、骨や筋肉と異なり、脳の再生はまだ荷が重いようだ。
再生以来、僕の中で何かが確実に変わってしまった。
例えば食べ物の嗜好。
もはやメアリーのような年増の肉は受けつけない。
代わりに以前は青臭くて手を付ける気にならなかった
生の幼女肉が最高に美味に感じる。
今日も1人攫って来たところだ。
中々可愛い娘だったけど、こうして手足を切り落とし、
皮を剥いでしまえばみんな同じなんだよね。ぐへへへへ。
まだ息があるよ。モゾモソ動いてるよ。可愛いなァ。
逃げたいのかい?うひうひひひひ。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、やっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
----------- 終了 -----------
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/06 16:49
「これでいい、これでいいんだ・・・。」
パソコンモニター上の
----------- 終了 -----------
の文字を見つめながら僕はつぶやいた。
あまりにも長く、つらい日々だった。
私には、もうこうするしか他に方法がなかったのだ。
我知らず、目から熱い涙が一筋流れ落ちる。
しかしその時、
733 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/06 23:50
「ゆうちゃ〜ん、ご飯よ〜」
憎むべき母の、夕食を告げる声が階下から聞こえた。
この香り…今晩のおかずは、また幼女肉の唐揚げらしい。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またまたやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
----------- 終了 -----------
737 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/07 15:32
時間のフィードバックループに陥ってしまったようだ。
これを打破するにはアレをやるしかないだろう。
危険だが他に方法はない。
僕は覚悟を決めると、
738 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/07 16:32
「次の方は、
>>729〜ここまでを無視して、
>>728の続きからどうぞ」
と書き込んだ。これはこれで時間のフィードバックなのだが、やむを
えない。
739 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/07 23:32
こうなったら一気に黒幕を叩くしかない。
僕の脳裏に一人の人物の顔が浮かんだ。
時間物理学と分子生物学の大家、
スペース・ブリオンとメアリーの生みの親、
西銀河系一のマッドサイエンティストにして、
かつて、スペースノーベル賞に最も近いと呼ばれた男、
そして私とジョージの師。
全ての元凶、
その者の名は、クロイツフェルト・ヤコブ博士。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、寒い痛いまたまたやっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
クロイツフェルト・ヤコブ???
いたーい。
329ええばか、よって終了。やっちゃったなー。
741 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/08 00:21
ちょうどその頃、ブラック将軍の世界征服の野望は
着々と進行しつつあった。
「みなのもの!よく聞け、
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
小学生発見
もうやめれ。
そう、ブラック将軍は小学生だったのだ。
744 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/08 02:35
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、やっちゃったね。
ブラック将軍は言った。
745 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/08 03:06
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
「せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ・・・」
ブラック将軍の演説は続く。
それはまさに、連休の夜更けを象徴するような出来事であった。
747 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/08 16:27
ブラック将軍は言った。
「一部の者、あるいは1人の者が、何が気に入らないのか、このスレを必死に
潰そうとしている。気に入らないなら、自分が読まなければいいということさ
えわからないほど頭の不自由な、かわいそうな人間だ。そのように生まれつい
ていることには同情を禁じえないが、せっかくスレを楽しもうとしている人々
を、これ以上邪魔しないよう警告したい」
748 :
ヴァカは無視:01/10/08 19:08
>>727より続き。
ナノマシンの精は、ナノマシン世界のヒエラルキーについて語ってくれた。
彼らの世界は、まさに年功序列の相撲部屋的社会になっているらしい。
「私なんかもねえ、大変なんですよ、毎日・・・」
中間管理職特有の雄弁なため息を吐いて、彼は言った。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またまたやっちゃったね。
超つまんねー、おもしろいつもりか748は最低なせんずり野郎
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。最低だ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
ヴァカを自覚して
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
夢の中にナノマシンの精が出てきた。
正確にはナノマシン内の深層心理検索プログラムか何かなのだろうが
ぱっと見は、おとぎ話に出てくる靴屋の小人みたいな風体だ。
呼び止めて長年の疑問について質問してみたところ、彼は親切に説明してくれた。
どうやら細胞内のDNA情報や、深層心理内の記憶情報を元に再生を行っているらしい。
再生に必要な栄養が足りない場合には、
今日のように夢に出てきて催促することもするらしい。ナノマシンの世界も大変なようである。
「いい骨はね、一生もんなんですよ。」
なかなか含蓄のある言葉を聞かせて貰った。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、やっちゃったね。
せっかく盛り上がってたスレッドなのに、あんたのレスで台無しだよ。
なんでここで、そんなレスしかできないわけ?
空気読めないの?
だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
わかってるの?
それにしても、もったいないなあ、せっかくここまで育ったスレッドなのに。
ここまででおしまいかよ。
まあ、しかしやっちゃったものをしょがない。
これからはもうちょっとマシなレスするように心がけろよ。
ネオ麦茶>酒鬼薔薇
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/09 01:45
…というわけで、私とジョージの師であり全ての元凶であるところの
クロイツフェルト・ヤコブ博士の屋敷にやってきた訳だが…。
ロリコン画像は逮捕
男は欲望を持たなくては生きていけない。事実だ。
こうしてワープロが出来るのも欲望の御蔭だ。
思い出のなかの女、彼女に対する思いがまた甦る。
彼女がやってみたいと言う事を、出来るように言ってしまう。
見栄を張るのは男とはいえない。出来る自信があったのだ。
彼女への純愛が男を自惚れ者にさせたのだ。今思えば必死だったな。
自分と同じものをこれがいいよと薦めプレゼントしたな。
不思議な世界を二人で探検していた。しっかりと付いて来てくれた。
パソコン通信もできるよと挑戦して楽しかったな。
一芸を極めた人は凄いと言われ、心の中で君の御蔭だよとお礼を言ったな。
直接声に出せば良かった。今なら言えるが、もう既に遅い。
また、通ってしまう、もう身体に染み付いてしまったのだ。
いつものですねとの笑顔とともに烏龍茶が出てくる。
芸の為と男らしく言い訳してあるが、長生きしたいのが本音だ。
ボトルはキープしてあるが飲まない。
自分の名前とおねえちゃんの名前が書いてあるボトルだ。
それを見てると何かくすぐったい喜びがある。
ボトルの名前とおねえちゃんを眺めながら飲む烏龍茶が心地よい気分にさせる。
最近のおねえちゃんたちはニューボトルを勝手に入れる。
だんだん高級になっていく、いまは金ドンペリ割っている。
お行儀も口も悪い子たちだと感じていても、
か、わ、い、いと言われたことを一人で思い出し笑いする自分に気づく。
子悪魔的魅力が私を操っている、しかも表情豊かな美顔で。
アメリカの再攻撃。
758 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/09 19:48
この嵐が去るまで、しばし人口冬眠に入るとしよう。
759 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/09 20:54
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
馬鹿発見!
>人口冬眠に入るとしよう。
あ〜あ、やっちゃったね、だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
さらしあげ
760 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/11 21:07
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またまたやっちゃったね。
761 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/23 21:44
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またまたやっちゃったね。
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/10/23 21:50
あ、いつもの矢印小僧だ。おひさ〜(死語)。まだ生きてたんだ。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
馬鹿発見!
>おひさ〜(死語)。
あ〜あ、やっちゃったね、だから君は駄目な奴だって言われてるんだよ。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
臨兵闘者皆陳烈在前臨兵闘者皆陳烈在前臨兵闘者皆陳烈在前臨兵闘
766 :
名無しは無慈悲な夜の女王:01/11/11 11:40
と、舞台は一気にかわってフォーマルハウトの地球大使館のパーティー会場。
アッサムの注意も虚しく、わたしはすっかり酔っぱらってしまった。ハイヒールのままテーブルに上がり、
キャバレーの舞台のようにのし歩きはじめた。わたしには昔から、ちょっぴり露出狂の気がある。自分の
肉体を他人の視線に晒すのが楽しくてしかたがないのだ。見下ろした人々の顔に期待の表情を読みとり、
わたしは背筋がぞくぞくした。フォーマルハウトの陽気な民謡が終わると、誰かがゆっくりと手を打ちはじ
めた。しだいにみんながそれに加わって、晩餐会の会場はすっかりキャバレーのショータイムに変わった。
ドレスのホックを、ひとつずつはずしていく。左の脇の下から胸、脇腹、そして腰のカーブ。人々の灼けつく
ような視線を感じる。誌顎のホックをはずすときは、テーブルの上にしゃがんで、上目遣いでみんなを見つめ
た。さてこれでドレスの片側が全部はずれたわけだ。わたしはにやっと笑い、右手で生地の端を持ち、それか
らゆっくりと前を開いた。ドレスの全面がぱっくり開き、ピンクのサテンの下着があらわになる。
767 :
荒らしに負けるな怒涛のAGE:01/12/05 16:47
そしてはらりと落ちるドレスの中から
エクストラクラシカル・フェニックスAM13を振り上げ、
あたしをただの売女と軽蔑しながら自分の下劣な欲求を満足させていた
下衆野郎どもにビッグな銃口を向けた。
「ハーイ、ダーリンズ。パーティーは終わり。ショウタイムの始まりよ。
ただし私一人のためだけのね!!」
・
・
・
10分後、そこにはもはや動くものはなく、かつて人間だった大量の
肉屑が、血の海の中に散乱しているだけだった・・・。
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
あ〜あ、またまたやっちゃったね。わかってないねー
こりてないねー