現代ＳＦ最高峰のスタニスラス・レムについて

語りましょう！
あれ、スタニスワフ？スタニフワフ？

人間が人間を越える知性について書くことができるのでしょうか？
「ゴーレム」はそれにどのくらい成功しているでしょう？
レムは極めて精緻に文章を作っていると思います。１文書くのに何時間も
けけてるんじゃないかと思う。

今は「スタニスワフ レム」が定着してるけど、
昔は「スタニスラフ レム」という表記が多かった。
「ワ」の音は 唇音化した l の音で、
ポーランド語では、l のに 〜 を重ねた字で表記する。
英語でも音節末の l は唇音化するから、
people Michael は、「ピーポウ」「マイコウ」って聞えるけど、
ポーランド語では、それと単なる l が音韻的に対立するわけ。
ポーランド語の横線付き l は、英語の単なる l で転写されるから、
英語から重訳してた頃は「スタニスラフ レム」だったんだよ。

人間が理解できないものに遭遇したときのあの無力感がいいね。

一冊選ぶとしたらエデンですよね？え？やっぱソラリス？

ディスコミュニケーションと不可知に圧倒される「天の声」だな。

自分以外に「天の声」を推す人がいるとは思わなかった。
GOLEM XIV も捨てがたいが。

「砂漠の惑星」がよかった。

「ゴーレム」は今も入手できますか？
「天の声」はサンリオらしいんで図書館探してみます。

「ゴーレム」は国書刊行会「虚数」にオマケで入っていたような

　やっぱ３部作（ソラリスの海、エデン、砂漠の惑星）ですかね。
夢中になって読みました。

　後は、枯草熱、宇宙からの帰還、宇宙創世記ロボットの旅、捜査、
金星応答なし、ロボット物語、泰平ヨンの現場検証、あたりを読んでます。

　まだ読んでないのが、泰平ヨンの回想記、泰平ヨンの航星日記、
浴槽で発見された手記、完全なる真空、あたりです。これらは
あんまり古本屋でも見かけなくなってしまいましたね。

　でも３部作以外は何か印象が薄れてしまっています。
結構薄いファンかも。

おまけというか「虚数」の全ページ中の約 6 割が『GOLEM XIV』。
国書刊行会だし、出てからまだ二年半くらいでもあるしで
まだ手に入るんじゃないかな。

９＆１１さんどうもです。

レムと関係ないけど、「三人のスタニスワフ」って絵本があったの知らない？

「ビット文学の歴史」がみょーにリアリティがあるような気がしてならないのだ。

「虚数」は最近、有楽町の本屋で見つけて買いました。
面白かったですよ。

「完全な真空」「虚数」はＳＦに分類する？　まあ「虚数」はそうか。
「捜査」「枯草熱」なんかは？

レムもさ、「砂漠の惑星」「エデン」みたいな活劇っぽいのと、「星からの帰還」
「天の声」みたいに読みつづけるのが苦痛になるようなのあるよね。
このへんは好みが別れたりするんでしょうか。

「ソラリスの陽のもとに」以外はくず。

僕はＳＦＭの「マスク」が妙に印象に残ってます。
人間に化けて暮らす機械の一人称の話だったかな。
短編集「すばらしきレムの世界１・２」もイイ。

>>16
好みがわかれると思う。
むしろ前者のほうが苦手。

ソラリスはあのテーマでちゃんと普通の人も楽しめる「ドラマ」
としてなりたってるのが凄いと思った。
原作のが映画より絵になってる。

『GOLEM XIV』が最高傑作だと思っている俺はﾄﾞｷｭｿ でしょうか？

ドキュソはそもそもレムなんか読まないんじゃないでしょうか。

...そういえば、すばらしきレムの世界は入手し損ねてるなぁといまさら思った。
鬱だ。