1 :
チャーリィ・ゴードン:
「泣けるSF」を教えてください。和モノ洋モノ、長編・短編問わず。
どのへんが泣けるのか、ネタバレにならない範囲で伝えて頂けると
うれしいです(難しいかな…)。
メジャーなタイトルでは「アルジャーノンに花束を」「冷たい方程式」
といったところでしょうか。たくさんのレスをお待ちしております!
2 :
名無しさん:2000/03/21(火) 00:32
「たった一つの冴えたやり方」の主人公が
最後まで明るい様子なのは人によっては
泣けるらしい。
3 :
名無しさん:2000/03/21(火) 02:16
ティプトリーは生きたか(死にかた)そのものが泣けますね。
「寄生獣」も泣けます。
4 :
名無しさん:2000/03/21(火) 02:47
「月を売った男」&「鎮魂歌」
ペアでね。
5 :
名無しさん:2000/03/21(火) 03:48
泣けるといえば、……せつないラヴストーリィ。
ということで。
「転生」「ロボットは泣かない」「レオノーラ」「ボヘミアンガラス・ストリート」(平井和正)
「時尼に関する覚え書」「詩帆が去る夏」「おもいでエマノン」(梶尾真治)
「わがパキーネ」(眉村卓)
……いやいや、もっとありそうだ…。
6 :
名無しさん:2000/03/21(火) 05:20
ハインライン『地球の緑の丘』『果てしない監視』
カード『ソングマスター』『無伴奏ソナタ』
カートヴォネガット『バーンハウス効果に関する報告書』
7 :
名無しさん:2000/03/21(火) 07:31
「ジョナサンと宇宙鯨」誰のだっけ・・
8 :
>7:2000/03/21(火) 15:44
ロバート・F・ヤング。
『たんぽぽ娘』は、少女マンガ的で恥ずかしいが、泣ける。
9 :
梅4号:2000/03/21(火) 18:51
恩田陸「光の帝国」。
ここ何年かの国内SFでも屈指の傑作。
表題作の「光の帝国」で泣いて、ラストの「国道を降りて……」
でもう一度泣く。
10 :
名無しさん:2000/03/22(水) 17:50
「はるかリフレイン」(伊藤伸平/白泉社)
コミックです。ほろ苦くせつない、女子高生の純愛タイムスリップ物。
泣かないけど、なんかいいんですよね。あの頃に戻りたい、純愛っていいな、って。
11 :
名無しさん:2000/03/22(水) 23:14
短編だけど、堀晃の時間礁。
男泣き.
12 :
名無しさん:2000/03/22(水) 23:54
夢枕獏の「猫弾きのオルオラネ」はだめかな?
13 :
名無しさん:2000/03/24(金) 05:03
ACクラーク&Gリー「宇宙のランデブー」
何個所も泣けるシーンがあった。
14 :
名無しさん:2000/03/24(金) 05:50
梶尾真治なら「美亜に贈る真珠」もいいですね。本当、泣ける……。
田中光二の「異星の人」も泣けるっつー程じゃないかもしれないっすけど、
いい感じの話があるっす。
15 :
名無しさん:2000/03/25(土) 04:03
「中継ステーション」シマック
心優しいお話なんだけど、ラストシーンの切なさは忘れられない。
16 :
よさげ:2000/03/25(土) 16:42
谷甲州「星の墓標」連作短編集ス。
17 :
カエル:2000/03/26(日) 17:45
「われはロボット」アシモフ
良かったねぇ、と涙がじわわん。
18 :
さる:2000/03/27(月) 02:06
泣きたいときは〜カードで泣けと〜
あのひとはあのひとは教えてくれた♪
短編なら「無伴奏ソナタ」長編は「ソングマスター」
どちらもラストがいいっす。じんわり。
19 :
カジシンなら:2000/03/27(月) 13:06
「比丘尼の死」ってありませんでした?
「遡時人」が出てくる話。カジシンは泣ける話多いかも。
20 :
名無しさん:2000/03/27(月) 19:13
「宇宙兵物語」(今日泊亜蘭/早川書房)
短編集。SFM掲載時は「外惑星野郎共」シリーズという題名と記憶してます。
宇宙船乗りの男たちの、ほろりとさせられる人情話があっておすすめです。
日本産スペースオペラの代表作としても忘れがたい作品集ですね。
21 :
名無しさん:2000/03/27(月) 20:23
>1
「アルジャーノン」で泣けるのなら、
梶尾真治の「もう一人のチャーリーゴードン」も読んでみて下さい。
早川の「宇宙船仰天号の冒険」だかに入ってたと思う。
荒巻義雄の「紺碧の艦隊」で泣きました。
なさけなくて泣きました。
22 :
名無しさん:2000/03/27(月) 22:26
小松左京の「復活の日」。
無線の子供が自殺んとことか、潜水艦南極上陸お断りとか。
映画の方も、枕元のアルバム眺めながら死んじゃうお母さんとか。
泣き所満載とゆ〜感じ。
23 :
名無しさん:2000/03/28(火) 19:40
>21
>荒巻義雄の「紺碧の艦隊」で泣きました。
なさけなくて泣きました。
わたしは荒巻の「帝国の光」だったか、、、
「これは大人のエヴァンゲリオンだ!」という宮台真二の推薦文に泣けました。
24 :
名無しさん:2000/03/29(水) 01:46
神林長平「魂の駆動体」。
悲しくて泣くのではなく、しみじみと泣けた。
こゆのを読むと、年を取るのもいいもんだと思うにゃー
25 :
ハインラインなら:2000/04/04(火) 23:06
夏への扉だったっけ…
タイトルをはっきり覚えていないのですが、
(借り物だったので)
子供心にひどくじんわりと来たのを覚えています。
もう一回読みたいなあ…
26 :
名無しさん:2000/04/05(水) 03:37
>25
「夏への扉」、素敵なお話ですよね。
ハヤカワ文庫SFで今月重版されてますから、手に入りますよ。
ついでに他の4月重版SFタイトルもアップしちゃいます。
「2001年」「アンドロ羊」「たったひとつの冴えたやりかた」
「ソラリス」(略称)
27 :
名無しさん:2000/04/05(水) 23:15
カードは泣けますよね。「エンダーのゲーム」と「死者の代弁者」は2時間
くらい泣けます。
あとベアの「タンジェント」の中の「姉妹たち」
28 :
遊:2000/04/06(木) 06:06
ティプトリー「接続された女」。これも有名どころですが。
ちょっと笑って、ゾッとして、泣けてきました。
29 :
銀:2000/04/21(金) 01:32
私もカードで泣きました。
「ソングマスター」と「無伴奏ソナタ」で。
「火星の虹」で泣きました。
涙でくもって途中から読めない。
なんなんでしょう、このストーリィは...
31 :
名無しさん:2000/04/23(日) 00:46
ネビル・シュート『渚にて』
U.K.ル=グウィン「九つのいのち」
ダン・シモンズ『ハイペリオン』
32 :
nya:2000/04/23(日) 11:05
私もカードは泣けます。「消えた少年たち」もラストは
おお泣きでした。あとティプトリーJrの「愛はさだめ,さだめは死」は
彼女自身の壮絶な最期を重ねて泣いてしまいます。(ちょっと邪道)
33 :
こけか:2000/04/23(日) 12:15
ル・グイン「オメラスから歩み去る人々」
最後の1ページは何度読んでも泣いてしまいます。
34 :
名無しさん:2000/04/26(水) 12:14
「バイセンティニアル・マン」
弁護士が泣くところとラストの「リトル・ミス」に泣けた。
最近出た長編版は饒舌すぎて駄目。
35 :
名無しさん:2000/04/26(水) 18:15
わたし、今回はじめて「バイセンティニアル・マン」を読んだのですが(もちろん長編)
もとのサイズも現在、出版されているのですか?
比べて読んでみたくなったので、入手したい。
あ、もちろん泣きました。
このごろ涙腺が弱いのかもしれない。…歳だな。
36 :
バイセンティ二アル・マン:2000/04/26(水) 21:32
私と友人の会話
私:「人間みたいで、でも人間じゃないのが人間になろうと
のたうちまわる話。これ好きなんだ」
彼:「 ...おまえ そこまでコンプレックスを持っていたのか」
私:「 ...」
知らない人にえすえふを説明するのって難しい。
泣いちゃおかな
37 :
名無しさん:2000/04/26(水) 22:02
アシモフの「バイセンテニアル・マン」は創元の「聖者の行進」に
入ってたはずだけど、今、本屋にあるかどうかは不明。
38 :
名無しさん:2000/04/26(水) 22:03
映画化ってんで、一冊の単行本になってるのを見かけた。
あんなに長い話だったっけ…。
39 :
34>35:2000/04/27(木) 17:47
あ、長編版先に読んだ人が「オリジナルの方がいい」と思うかどうかは
わからないです。物足りなく感じるかも。
私自身の好みとして、シンプルで淡々とした語り口が好きなんで...
ちなみに「バイセンティニアル・マン」は私的にはアシモフのベスト
短編です。
40 :
>37:2000/04/27(木) 20:44
いまバリバリ全開で再販中
41 :
名無しさん:2000/04/30(日) 12:29
私もカードとバイセンテニアルマン(200周年のほう)は泣けました。
ロバート・L・フォワードでも泣けた。
42 :
名無しさん:2000/04/30(日) 21:58
映画見た方います?
新聞に、人間の女性に恋する、とか書いてあって
なんかそれじゃあ感動のしどころが違うんじゃないかって思ってしまいました。
43 :
名無しさん:2000/05/02(火) 15:00
宇宙ものだと。
ブラウン「天の光はすべて星」
短編で
ハインラインスレッドで上がってましたが「月を売った男」同題の短編集に収録
ハミルトン「プロ」新潮文庫「スペースマン」収録
ギブスン&スターリング「赤い星、冬の軌道」ギブスン「クローム襲撃」に収録
44 :
At.N.:2000/05/02(火) 15:02
43ですが、なんかものすごくメジャーなタイトルを忘れてる気がする。
まぁいいか。
45 :
名無しさん:2000/05/02(火) 15:52
シェフィールド「月を盗んだ男」
これもたぶん新潮「スペースマン」収録。
題の通りハインライン「月を売った男」へのオマージュだけど、
国家も企業も月を見放した時代に男がとった道は...と見事にひねってます。
46 :
名無しさん:2000/05/03(水) 00:55
ハインライン「果てしなき監視」
早川書房「地球の緑の丘」
タバコを吸いながら物思いに耽るシーンはじんわりきました.
こういう生き方もいいかな
47 :
46:2000/05/03(水) 01:08
あ,「太陽系帝国の危機」をわすれてました.
「ダブル・スター」創元SF文庫
どうもハインラインの書く「父親像」には弱いな.
主人公が大統領の前で演技をするシーンにほろほろ
ときました.
48 :
名無しさん:2000/05/03(水) 03:37
>45
「月を盗んだ男」もいいですね。
泣ける、というにはちと違う気もしたのであげなかったのですが、
しかしいい話です。
で。この線だとアレン・スティールなんていいと思うのですが、
S-F マガジンのバックナンバーでしか読めなさそうなのが難点。
「ジョン・ハーパー・ウィルスン」とか。
49 :
名無しさん:2000/05/03(水) 14:33
映画「アンドリューNDR114」の原作本。
アシモフの中編を、シルヴァーバーグが長編化したやつ。
3度、泣けました。
50 :
49:2000/05/03(水) 14:37
あ、書き忘れてました。
上の書き込みは
>一連のバイセンティニアル・マンのレス
51 :
名無しさん:2000/05/03(水) 19:58
『チョウたちの時間』山田正紀
あのギャルゲーなぞよりせつない。
夏、図書館、女の子…せつなすぎる。
52 :
>:2000/05/03(水) 23:00
小松左京の『お召し』。
残していく者に対する想いが痛いほど伝わってきた。
ちゃんと、どんでん返しもあるし。
海外だったらクラークの『太陽系最後の日』かな。
人類は不滅ですって感じがして好き。
53 :
名無しさん:2000/05/03(水) 23:01
忘れていたけど、「冷たい方程式」があった。
54 :
名無しさん:2000/05/08(月) 13:08
age
55 :
名無しさん:2000/05/17(水) 05:36
カート・ヴォネガットの「タイタンの妖女」を忘れてるじゃん!!!
…ということで。
56 :
名無しさん:2000/05/17(水) 16:38
梶尾真治なら『おもいでエマノン』のシリーズ
が泣ける。
57 :
名無しさん:2000/05/17(水) 21:45
神林の「完璧な涙」は最後に来た。ベタですが。
58 :
>57:2000/05/17(水) 22:43
神林はきますよねえ。
私は、「プリズム」
ラストで泣いた。
59 :
1=チャーリィ・ゴードン:2000/05/18(木) 00:04
たくさんのレス、ありがとうございます。
こうしてみると、泣かせるSFって結構あるんですね。涙腺が緩むで
あろう、老後の楽しみとしてこのリストを活用させて頂こうと思います。
ところで、このスレッド、SFに限定しましたが「泣かせるファンタジー」
もご教示頂きたいです(別スレッド立てた方がいいですか)。
60 :
名無しさん:2000/05/18(木) 20:41
メジャーだけど、アンダースンの「タウ・ゼロ」
全編に漂う悲壮感がたまらない。
61 :
名無しさん:2000/05/18(木) 21:11
「風のガリアード」ピーター・S・ビーグル
「スワンソング」
あと名前忘れたが、何百年も前の時代と行き来して恋をする物語。
探してみる。
62 :
名無しさん:2000/05/19(金) 07:03
SFの範疇か微妙だけどスティーブン・キングの
「デッド・ゾーン」
最終章のお墓参りのシーンはマジ泣けた(号泣。
63 :
名無しさん:2000/05/19(金) 16:02
キングは結構泣けるよね。
「ファイアスターター」もホラーだけど、悲しいもの。
それへのオマージュの宮部の「クロスファイア」は
泣けなかったけど。
64 :
名無しさん:2000/05/19(金) 18:35
レイ・ブラッドベリってここに書くのルール違反?
それとも最近人気無いのかしら。
65 :
↑:2000/05/19(金) 19:47
いいんじゃない。泣ければなんでもありっつうことで(^。^)。
66 :
名無しさん:2000/05/19(金) 21:06
私犬好きなんでクーンツの「ウオッチャーズ」には涙腺が放水路状態です。
でもアウトサイダーにも感情移入してしまいます。うまくつきあえば結構
いい奴だったはずなのに。
67 :
名無しさん:2000/05/22(月) 00:12
なんで キリンヤガ出てないのん?
薦めるまでもないから?
友人が聞き間違えたので延々と「キリンラガ」という架空の話のあらすじを
語って聞かせた日が懐かしいです。
それはともかく「絶望」します。
あきらめて、そして次の一歩を踏み出す勇気を与えてくれるすばらしい本。
「メタルカラーの時代」を全日本国民に読んでほしい本だとするならば
「キリンヤガ」は全世界の人に読んでほしい本。
メタルカラーもSFじゃないけど涙出ますね。
68 :
名無しさん:2000/05/23(火) 22:08
アン・マキャフリィ「旅立つ船」の最初の部分
ダン・シモンズ「ハイぺリオン」の学者の物語の章
うーん、やっぱ女の子の不幸には弱いなぁ
69 :
名無しさん:2000/05/23(火) 22:10
別すれありますが、「猫の地球儀」。
泣けた……。
70 :
At.N.:2000/05/24(水) 07:50
キリンヤガは好みが相当割れますからね、実は。
おれ自身、ラストは泣けますが「空に触れた少女」はだめ。
...少数派意見であることは自覚してます。
71 :
何号だったっけ:2000/05/25(木) 17:43
記憶が曖昧 サンリオから出ていた「怪獣○○号」とかいう本
薄い本で甲冑の絵が表紙、地中を進める人造の怪獣と開発者である
科学者の物語、えらく泣けた
サンリオでは後アルクトゥールスへの旅も泣けました
72 :
名無しさん:2000/06/02(金) 16:31
「華氏451」
「少年と犬」
「地球の長い午後」
がよかったなぁ。2つめのは短編。
73 :
HS:2000/06/02(金) 19:46
えー、ちょっと恥ずかしいがアシモフの「停滞空間」。
74 :
negi:2000/06/17(土) 22:18
大原まり子の「ハイブリッド・チャイルド」。
短時間で泣きたかったら「アルザスの天使猫」。
今も好きだけど、昔書いてた宇宙もよかったなあ。
75 :
名無しさん:2000/06/20(火) 17:10
えー、創元SF文庫で「年刊SF傑作選」が1から7まで昔
出ていて、その中に不幸な事故で、家族を亡くし、酒びたりに
なりケンカばかりするので、町を追い出され、荒野にひとり
住んでいる老人と、その荒野に宇宙船の故障で墜落してきた
宇宙人との心の交流を描いた話がのっていて、とても泣けました。
出てないなぁ。
岡本賢一「鍋が笑う」(朝日ソノラマ)。
装丁だけでも売れそうのに、中身がまた上質。
この本が評判にならない現実にもちょっと泣ける(笑)
ああ、オレもこんな鍋がほしい……。
恩田陸の「光の帝国」
昨日も読み返して泣いた。
78 :
名無しさん@1周年:2000/08/15(火) 16:23
秋山完の、ラストリーフの伝説、リバティーランドの鐘、ペリペティアの福音がなかなか泣ける。
79 :
あうあう:2000/08/15(火) 18:11
泣ける小説として挙げられている「アルジャーノンに花束」読みましたが
いまいち感動できませんでした。読み方が悪かったのかな・・・。
それとも僕の感受性がないのかな・・・。期待していただけにかなりショックでした
80 :
名無しさん:2000/08/15(火) 18:29
アルジャーノンは読むと泣くけど
それは「なんてひでぇ話なんだろう」
「なんてせつない話なんだろう」であって
ぜんぜん「感動」とか「心あたたまる」じゃないなぁ。個人的に。
81 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/15(火) 21:23
ひどいのはひどいとしても、後半のどんどん元に
もどっていくあたりがたまらなく泣けるけどな。主人公と
彼女(だった)先生の悲劇っつーか。
もちろんラストでも泣けてしまう。あるじゃーのんの
おはかにおはなをあげてください。
82 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/15(火) 21:23
>76
「鍋が笑う」は私も好きです。出しつくされた感のあるアイデアで
も、書き方によっては傑作は生まれるという良い見本。
あとがきは笑った。
>77
「光の帝国」と「国道を降りて……」は何回読んでも泣ける。
とくに「国道を降りて……」は、ツル先生のセリフを思い出すだけで……。
>80
同感。たしかにあれはせつないから泣けるんであって、心あたたまる
話ではないですね。
83 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/08/16(水) 00:33
>80
元に戻ってるのに、心は成長してるから切ないんだよね。
私の泣きポイントは神林長平の「あなたの魂に安らぎあれ」です。
地上人達と地下人の未来視との別れのシーン、泣いた。
映画だけど、まず「ジェダイ」で泣いて、
「ファントム・メナス」で大泣き。
第1作の感動を返せーー!!
85 :
名無しさん :2000/08/26(土) 02:02
神林長平「戦闘妖精・雪風」は
読んでライトノベル板からSF板に移ってきてしまったくらいあたしに大衝撃。
で、その中の「インディアン・サマー」は泣けた。
みっともないくらい泣いた。
86 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/26(土) 17:03
ブラッドベリの「火星年代記」
最後の1頁は何度読んでも泣けます。ほかの作品は正直言ってアレなんですが。
87 :
名無しさん :2000/08/26(土) 20:30
「ロケット・サマー」でいけるけどな俺>86
88 :
フナ@淡水魚 :2000/08/27(日) 16:22
そう言えば買ったまま忘れてた…読まねば。>「火星年代記」
泣けるSFと言えば、「クラウンタウンの死婦人」
コ−ドウェナ−・スミスだっけ?
89 :
>88 :2000/08/29(火) 02:49
コードウェイナー・スミス。私も大好き。
なんか知らないけど、ク・メルが出てくると、泣いちゃう……
好きになる男が、いつもいつも人間なんだもんなあ……
「タイタンの妖女」。ヴォネガットの中で一番好き。読み返そうかな…。
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/24(日) 23:27
ジョーン・D・ヴィンジの「琥珀のひとみ」
92 :
名無しさん:2000/12/25(月) 00:00
>>86 ゴメン…これで泣かなければ人非人、と言われて読んだら
なんのこっちゃ、の世界だった。
やっぱり合う、合わない、で違うのかなぁ。
今更だけど、
「流れよ我が涙、と警官は言った」に一票。
93 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/25(月) 00:02
>85
最後の1行が良いのよね。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/25(月) 00:32
「星を継ぐもの」
“チャーリーの日記”の最後の部分で泣けました。
といっても、すべての謎が解明されないと(つまり一度最後まで
読まないと)ピンとこないのが難点ですが...。
がいしゅつだが、ハインラインの「鎮魂歌」は絶品ですな。
あと、「宇宙の戦士」巻末の矢野徹御大の独白。
まっことジジイに弱い俺(藁
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/25(月) 01:51
コードウェイナー・スミスっすか
すごくいいっすね。。。切ないっす。
寓話なんだろうし、キャラにこだわるのもなぁ
とおもうけど、ク・メルいいね
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/27(水) 22:35
age
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2000/12/27(水) 22:47
リチャード・マシスンの「終わりの日」。
終末SFの傑作ですな。
冒頭から中盤にかけての破滅的なシーンからは予想も
つかない、美しいラスト。古典バンザイ!
99 :
名無しさん:2000/12/28(木) 01:03
(こんな古いスレが再浮上してるとは思わなかった)
>>86 >>92 あたしも買って読んでみたさ。「火星年代記」
ラストのほうになればなるほど、なんだか心に響いてこなかった。
やっぱり人非人ですか。
>>85 やっぱり最後の1行。
「妖風が目にしみる。涙がとまらない」
100 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/12/28(木) 02:39
山田正紀「竜の眠る浜辺」で泣く俺は単純なんでしょうか?
たばこ屋の婆さんが庭の木を見て生きる力がわいてくる辺りでまず
一発目の潤み目。そっから止まらない。
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/02(火) 03:00
別板たってるけど、
「我が善きウルフ」
「佇む人」
神経がねじきれちゃうような気がする。再読するたびに。
次点は「夢の蛇」「今宵銀河を盃にして」
涙腺を刺激するためでなく、うつくしく強いものを描き切った感動のために。
102 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/02(火) 03:25
神林長平「敵は海賊・海賊課の一日」。
ラテルが子供の時の話で、サトル兄さんと別れるシーンは
無性に泣けました。
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/04(木) 15:27
式貴志の「Uターン病」
アルジャーノンより泣ける。
104 :
宇宙好き:2001/01/05(金) 20:38
「天の光はすべて星」が行けるんなら
「悪魔のハンマー」(ニーヴン&パーネル)もいいんとちゃう?
ラスト近くで、宇宙飛行士のディランティの演説とかがたまらなく泣けた。
「エンディミオンの覚醒」の選択を迫るシーンもいいね。
SFファンダムの空気を知ってるなら「天使墜落」(ニーブン&パーネル&フリン)
もいい。
映画だと「遠い空の向こうに」(原作本もいい)。
「王立宇宙軍」も、かな。
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/05(金) 21:32
山田正紀だと「最後の敵」の最終ページで泣いた。
あと、古本でしかないだろうけど「地球軍独立戦闘隊」でも泣いた。
簡単に略しちゃうとお姫様を守る騎士の話なんだろうけど、
零戦とグラマンが協力してUFOに向かっていくシーンで、不覚にも泣いたよ。
106 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/06(土) 06:41
ハイペリオン四部作は見ただけで泣ける。
重くて厚いので。
107 :
無関係な名無死:2001/01/06(土) 09:42
まあ、取り敢えずヴォネガット全部読めば良いんですよ。
軽妙な語り口で醸し出されるユーモアと、それに隠された絶望と哀切。
良いです。
ところで
>6
「バーンハウス効果に関する報告書」
って多分短編だと思うんですが、何の本に収録されてますか?
長編は粗方読んだんですが、知らないタイトルです。
『人民は弱し、官吏は強し』星新一
SFなのかフィクションなのか。
109 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/09(火) 15:12
>>94 さん
同じく「星を継ぐもの」が泣けたので思い出しました。
ラストがとても切なかったです。
他にまだあまり読んでいないのでここを参考に今年は
たくさんSFものを読みたいと思います。
>>107 カート・ヴォネガット・ジュニア「モンキーハウスへようこそ2」早川文庫に収録されていますが、
今は手に入りにくいみたいです。
大津栄一郎編「20世紀アメリカ短編選」岩波文庫にも収録されているのでそちらを当たられた方がよいかも。
111 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/09(火) 23:38
他のスレッドでも名前が挙がっているけど
マイケル・レズニックの「サンティアゴ」。
あのラストにはじーんとくる。
まさに男の物語。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/09(火) 23:43
最近めでたく復刊成ったキース・ロバーツの「パヴァーヌ」。
オムニバスストーリーだが、一編一編に緻密に描写された
「もう一つの」イギリスの歴代の人々の一生懸命な生き様に
思わず泣けてくる。
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/10(水) 00:48
74でnegiさんも推薦しておりますが。大原まり子さんの『ハイブリッドチャイルド』。
何度読んでも泣かされます。私的にはドレイファスが……。
ほんと、最後の方なんか、ページが涙でぐしゃぐしゃになってるもん。
大原まり子さんでもひとつ、『一人で歩いていった猫』も泣く。小学生のときに読んで号泣した思い出あり。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/10(水) 01:34
>>109 私も『星を継ぐもの』のエピローグは、
今でも思い出すと涙がにじんできます。
ただ、『ミラー・メイズ』以降のホーガンはちょっと別種の涙が…
(この部分は悪口スレかな?)
115 :
流れよ我が涙、と名無しは言った:2001/01/14(日) 03:26
ディック「暗闇のスキャナー」
泣けるというか、つらいです。
自分が落ち目な時期に読むと、主人公とのシンクロ率上がります(笑)。
その頃僕は酒に浸りきってましたが、回りにドラッグなくてよかった、
って思った記憶があります。性格的にはまりそうで、怖いから。
116 :
M.名無し:2001/01/17(水) 12:34
『ハイペリオン』のソルの物語
娘を持つ親はいたたまれないらしい。
117 :
名無しの翼:2001/01/19(金) 12:18
月並みかも知れないけど
ジョン・ヴァーリィ「タンゴ・チャーリーとフォックストロット・ロミオ」
ウィリアム・ギブスン「ニューロマンサー」 でアーミテジが捨てられちゃうとこ。
>104
『王立宇宙軍』 同感です。いいなぁあいつら。
118 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/19(金) 21:19
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/20(土) 06:59
デイヴィッド・ブリンの「ポストマン」。
前半でなんだかツボを押されまくって、あちこちでボロボロ
泣いてしまいました。後半は全然そういうことないんだけど。
荒れ果てた世界で、それでもなんとかしようと必死に
郵便を届けようとしていた人たちのことを思うと、
泣けてしまうのです。電車の中でポロリとこぼしてしまいました。
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/21(日) 11:43
>「アルジャーノンに花束を」には短編と中編(長編か?)がある。
>日本語には中編が訳されているが、実は日本語に訳されていない短編の方が
>素晴らしい。
という内容の文章を最近読みましたが、本当でしょうか。
誰か短編も中編も読んだ人いませんか?
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/21(日) 11:57
まさかあのハードカバー版のことを「中編」っていわないよね?
ヒューゴーウイナーズに入ってて、そのあとキイスの短編集(「心の鏡」だっけ)
に入った奴のことだと思うけど。これは当然日本語訳あり。
まだこれとは別に短いものがあるわけ?
122 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/23(火) 14:55
子供向けだけど「液体インベーダー」はいいよ
123 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/23(火) 16:59
ハヤカワSF大全集に短編版(中編?)のほうがのってたよね。
もしかしてあれより短いのがあんのか?
ハヤカワSF大全集はそうとう前の本だぞ??
124 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/23(火) 22:31
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は泣ける
筒井康隆
「我が良き狼」
短編だが、泣ける。
126 :
無名草子さん:2001/01/26(金) 17:45
>124
ブレードランナーの原作だっけ?
>>120 「アルジャーノン、チャーリィ、そして私」(早川書房)
読んでたらスマソ。
>>126 面白いよ。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/29(月) 02:33
既出だけど「冷たい方程式」はやっぱり泣ける・・。
メジャーどころ感動3点セットは自分的に
「たった1つの・・」
「夏への扉」
「冷たい方程式」です。
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/29(月) 03:37
「光の王」 ロジャー・ゼラズニイ
一気に読んで、最後に泣きました。
「銀色の恋人」タニス・リー……も、結構はまったなぁ。
130 :
ゴセシケ:2001/01/29(月) 04:34
まだ出ていないようなので、J.ティプトリーJr
「ビームしておくれ、ふるさとへ」
どの作品でも、突き放した描写が多いティプトリーの中で、
これはちょっとだけセンチメンタルな気がする。
131 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/29(月) 21:30
笹本祐一「ラストレター」
132 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/29(月) 23:35
大原まり子さんだと『時の花束』がくるっす。
いたみと癒しのお話っす。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/29(月) 23:50
大原まり子では「有楽町のカフェーで」が。
破滅モノだけどせつない。
134 :
なんぷら:2001/01/30(火) 13:06
入手困難ですが、ハヤカワSFのクリス・ネヴィル「ベティアンよ、帰れ」
しみじみする小品てな感じで良いよ
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/01/30(火) 17:06
マシスンだったかな、「地球最後の男」の犬のところが泣けた。
136 :
ひろじ:2001/01/31(水) 16:54
ケン・グリムウッドの「リプレイ」。
アルジャーノンで泣ける人なら、たぶん泣けるのではないでしょうか?
まあ、アルジャーノン以上って難しいかもしれないですね。
137 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/02(金) 03:58
スタータイドライジングも別の意味で泣けたけど。最後に列強に向かってはく捨て台詞が・・・。
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/02(金) 04:33
>>71 激遅レスですが「旅に出るとき、ほほえみを」ですね。
中学生の時に読んで、感想文を書いた記憶があります。
怪獣は“17P”だったかな?
なんか博士と怪獣が可哀想だったような気が。
もう一度読みたくなってきた、押し入れ探そう。
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/05(月) 07:46
ライトノベル板にも同様のスレがあるけど、
「イーシャの舟」はいいよ。SFか? といわれればちと苦しいけど。
自分的にはSFだ。
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/07(水) 01:04
ジョン・ヴァーリィの『残像』なんてどうかな?
141 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/07(水) 01:20
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/07(水) 01:37
「バトルロワイヤル」
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/07(水) 03:18
まだ見てない。ビデオはいつ?
144 :
G_Tomo:2001/02/07(水) 05:06
>140
「残像」に続くヴァーリー得意の身障者物「ブルーシャンペン」
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/07(水) 22:01
大原まり子さんなら「タイム・リーパー」
何度読んでも同じ所で泣いてしまう…。
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 00:20
火浦功の「ウラシマ」(角川文庫「丸太の鷹」に収録)は?
何回読んでもボロボロ泣いちまうんだけど俺おかしいかな?
当時REXってクソ面白くない映画やってて、
こっちの方がエエ話や・・・と思った。
難点と言えば新刊での入手が困難って事だな。
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 02:30
あの頃の安達裕美かわええ〜〜
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/14(水) 11:42
漫画なんで反感かうかもしれないけど、清水玲子の”22XX”。
読み終わったあと、ちょっと考えてしまった。
異種生物の愛の形の奇妙な表現方法で、昔からあるんだが、やっぱ見せ方がうまい
絶対お勧め。
149 :
G_Tomo:2001/02/14(水) 18:10
神林長平「薄幸の街で」、多感な時期だったな。
150 :
亡命愛媛県人:2001/02/15(木) 11:22
ジャック ヴァンス
魔王子シリーズ5冊
復讐する側もされる側も悲しい
文庫本カバーもいい
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/15(木) 17:49
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/15(木) 19:17
>>151 「有楽町のカフェーで」と一緒に「銀河〜クジラ」に収録
153 :
G_Tomo:2001/02/16(金) 00:36
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/17(土) 03:32
カジシンの「クロノスジョウンターの伝説」はやっぱいいすよ。
最初に読んだ時にボロボロ泣いて、しばらくして読み返すと
伏線の端々を読んでるだけで半泣き。
あと堀晃の短編で「悪魔のホットライン」てのも、結構いいかんじかと
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/17(土) 07:45
既出だけど、「美亜に贈る真珠」もう涙が止まりません。あと、
小学生の頃読んだジュブナイルSFのいくつか。もう手に入らないんだ
ろうな・・・(波だ
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 00:36
10年以上、SF読んでなかった自分ですが、
ここのスレを参考にそろそろ復帰します。
既出の作品で、かつては涙もださずに読み終えたのがいくつかあるため、
まずは再読にチャレンジです。
自分の(かつての)おすすめは「闇の左手」(アーシュラ・K・ル・グイン)。
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 01:26
「渚にて」はどうでしょうか?
最近、復刊したようなので。せつなくて泣ける…。
同じくアフター・デイものとしては
「黙示録3174年」も泣けるです。
なんというか、人類のおろかさに。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 15:37
スレ一通り見て誰もツッコミ入れてなかったみたいだから煽り半分に
書いてみるけど、SF者って随分メロウな存在になっちまったんだねえ。
「泣く」という主体的、主観的な反応を目的として本を読むのは、
俺は自らのプライドにかけて断固拒否するよ。
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 15:47
>俺は自らのプライドにかけて断固拒否するよ。
すれば。誰も止めねえよ。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 15:48
>>158 しかしながら
「SF者はメロゥな話に弱い」傾向はあるんだよな。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 15:50
漫画で良ければ「おひさまの世界地図」
ティプトリー物が好きなヒトなら、多分気に入ってもらえると思う。
#いや、ラストだけに限らずね。
162 :
At.N.:2001/02/20(火) 16:17
>>158 個人のプライドのありようの問題だったら煽りにはなりえないでしょ。
>>161 ティプトリーにもいろいろあるからなぁ。
163 :
158:2001/02/20(火) 18:15
>>162 >個人のプライドのありようの問題だったら煽りにはなりえないでしょ。
でもさ、皆で「泣けた泣けた」と言ってる所でああいう事書くと
いやでも煽り的な要素を持っちゃうじゃん。
現に
>>159の反応なんて冷たいし(笑
今度はもうちょっと問題提起的に書いてみるけど、
昨今の「癒し」嗜好は音楽から映画から、どのジャンルでも「泣ける」
という事を必要以上に求め過ぎてはいまいか?
現にどこのBBSを見ても「泣ける映画教えてください」「癒される曲何?」
とか言った質問、アンケートスレッドが必ずと言って良いほどある。
そういう趣旨のスレッドがSF板にまであるってのは、ちょっとショック
だったんだよな。
俺にとってSFファンってのは、もっと世をすねたひねくれ者でいて欲しいんだよ。
世のヒーリングブームなんぞ鼻で笑って高みを気取ってて欲しい。
本を読んでて結果として「泣けた」って言うのならまだ良いよ。
現にこのスレの中で挙がってる作品の中には俺も好きな物あるし。
しかし「泣きたい」からSFを読む、映画を見る、音楽を聴く・・・
このスタンスが俺には理解できん。
そんなにも皆、「涙は心の汗だ。あぁ癒された癒された」と俗っぽい
感傷にひたりたい物なのだろうか?
そもそも選ばれしSFファンたる者、そんな女々しい性根で良いのか?
・・・ってな事を思わずにはいられなかったわけだ。
皆の忌憚ない意見を求む。
164 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 21:40
既出だけど、恩田陸「光の帝国」にもう一票。
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/20(火) 23:58
>158
SF選民思想か。古いな。あんた、結構なトシだろ?
もうそういう団塊の世代的感覚は流行らねーんだよ、残念ながら。
だいたい、女の書き手なんて昔は需要なかったろ?
ヴィンジだ、ル・グインだ、ティプトリーだ、マキャフリイだ、
果ては大原マリコだなんだって、その時点でSFはメロウな別物に
変わり果てたのよ。
しかし、落胆するな。
トンガリSFの牙城が消え失せたわけではない。
泣けるSFがあってもOK
蛸型火星人が三本足の万能戦車で攻めてきたとラジオが伝えてもOK
烏賊型宇宙人の宇宙船のコンピューターにウイルス攻撃かけてもOK
軌道エレベーターを構築するため苦闘する人々の話もOK
強酸性の血液を持つエイリアンと戦うSFもOK
ただしSFはこうでなくちゃは勘弁してほしいです。
なにか問題でも?
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/21(水) 00:54
>>158 ああ,言いたい事が分かった.SFものなら安易に泣く事で癒されるなって
言いたいのね.まあ分かるなあ.ただこのスレッドではまさに
>本を読んでて結果として「泣けた」って言うのならまだ良いよ
作品を言い合ってるだけじゃないのかな
168 :
158:2001/02/21(水) 01:46
>SF選民思想か。古いな。あんた、結構なトシだろ?
SF選民思想はまあジョークだと思って藁って読み飛ばしてくれ。
トシは・・・まあ結構なトシだ(笑
ヴィンジやグィン、ティプトリーは必ずしもメロウじゃないと思ってる。
泣けるか泣けないか、ギリギリの所で読んでる方が退いちゃうような作品も
結構書いてるし。
しかし「たったひとつの冴えたやり方」、あれは良い作品なんだが、いかんね。
あれと、あれの挿絵あたりから日本のSFの読まれ方の流れが変わった気がする。
>>本を読んでて結果として「泣けた」って言うのならまだ良いよ
>作品を言い合ってるだけじゃないのかな
そういうスタンスの書き込みも多いね。
でもスレタイトルがいかんよ。
「★☆★「泣きたい」ときは、このSFを!★☆★」だぜ。
星までついてピッカピカだよ。
主体として「泣きに行く」という、このスタンスになぜ誰も突っ込まない?
SFマガジンの読者選出90年代ベスト中短編、そのラインナップを
「恥かしくて他ジャンルの人間に見せられない」とまで評者に言わせしめた
顔ぶれを見る限り、現在の一般的な「メロウSFの求められ方」というのは
癒し志向の潮流とピタリ軌を一にしてると思うのだが、どうか。
169 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/21(水) 02:08
>>168 細かいが90年代ベストじゃなくてオールタイムベスト
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/21(水) 02:26
別に泣こうと思ってSFは読まないなあ.
気恥ずかしさに浸ろうと思って読む時はあるけど.
ヤングとかブリンとかスミスとか
俺はプライドを賭けて宣言する.
気恥ずかしさに浸るため,むずむずした感覚を味わうためにSFを読むのだと!
171 :
無名草子さん:2001/02/21(水) 02:31
> 昨今の「癒し」嗜好は音楽から映画から、どのジャンルでも「泣ける」
> という事を必要以上に求め過ぎてはいまいか?
> そもそも選ばれしSFファンたる者、そんな女々しい性根で良いのか?
昨今ウンヌンと言うが、「そもそも」「冷たい方程式」のその昔からSF
ファンは泣き系がお好みだが。ちなみにスタージョンも絶賛してやまない
トム・ゴドウィンのかの作品は1954年アスタウンディング誌掲載。
ハヤカワ文庫版解説によれば、某SF雑誌の創刊号企画のベスト投票で
短編部門第1位の栄冠に輝いたこともある。日本SFをかえりみても、
カジシンを出すまでもない。たとえば、小松左京の「すぺるむ・さぴえんす
の冒険」だってかなりの泣きSFだ。どちらの作品も読者の泣きツボを
刺激することを意図していると思うぞ。「そもそも」泣きSFは、その
昔から「選ばれし」SF読者に歓迎され、作家も精力的に書き紡いできた
ことは紛れもない事実だよ。「昨今」なんか関係ない。どうしても「昨今」
にこだわるなら、反論をよせつけない具体的データを提示してくれ。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/21(水) 02:39
星新一が激賞していた万華鏡も泣き小説だと思うが
野田大元帥は泣き小説がお好みみたいだが
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/21(水) 02:53
谷甲州の短編「星は昴」こいつはきくぞー
図書館や電車等、公の場で読むのは避けましょう。
174 :
1:2001/02/21(水) 04:55
>>168 >でもスレタイトルがいかんよ。
>「★☆★「泣きたい」ときは、このSFを!★☆★」だぜ。
>星までついてピッカピカだよ。
星を付けたのは埋もれたときに見つけやすいように、という至極単純な理由です。
それと、まあ、私は女々しいのかもしれません。それでもレスが170を越えて今も
なお書き込まれ続けている長命スレッドという事実が、多くの泣けるSFの存在と
読者の支持を裏付けている考えます。よい機会ですので、この場を借りて。
レスを付けてくださった皆様、ありがとうございました。感謝です!
小学校の図書室で借りた「合成人間」と「超能力者の島」かなあ。
どれも子供向けに書いてあったから、本当のタイトルとか全然違うかも。
「合成人間」はトラウマになるほど泣きましたよ……。
176 :
158:2001/02/22(木) 03:03
>細かいが90年代ベストじゃなくてオールタイムベスト
ゴメン、そうだったか。
>どうしても「昨今」 にこだわるなら、反論をよせつけない具体的データ
>を提示してくれ。
ないよ。
感触として述べてるだけなんで聞き流してくれて結構。
ただ、何年か前のSFマガジンの短編オールタイムベスト(上で話題に出た物)
の顔ぶれに対する評者たちのコメントが「あまりにもナイーブ過ぎる」という
ような慨嘆調だった事なんかも傍証ではあるかもしれん。
>それと、まあ、私は女々しいのかもしれません。
まあ最初にも書いた通り始めから煽り半分なんで、そのつもりで読んでくれ。
>それでもレスが170を越えて今もなお書き込まれ続けている長命スレッドという事実
そう、だからSFファンって「大っぴらに女々しく」なったんだなあと驚いたの(笑)
メロウ系の本読んで泣いてた人間は昔からいたかもしれないけど、そういうのは
どこかで恥かしくて隠してたもんだったように思うのね。
ヤングの名前なんかがポロポロ話題に出始めた時分も、「たんぽぽ娘とかに弱い
俺たち・・・仕方ないねえ」ってな「はにかみ」のニュアンスがどこかに見え隠れ
してたもんだと思ったんだが・・・
まあ「メロウSF」は市民権を取ったって事で良いでしょう。
俺は別に少数派ってことで良いっす。
177 :
>158:2001/02/22(木) 03:14
この傾向というのは、ネット上のSF専門掲示板だから、というのが大きいのでは?
SFファンダムの例会で顔突き合わせてだったら、泣ける泣けない、なんて会話は
照れくさくって出来やしません。つまり、割り引いてとらえるべき。
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/22(木) 04:21
「ベスト・オブ・P.K.ディック」1と2のPKD本人による前書き。
だだ泣きした。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/22(木) 19:36
漫画で失礼だけれども「サトラレ」の第4話は泣いた。
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/02/23(金) 02:03
PKD「暗闇のスキャナー」。
ジャンキー版「アルジャーノンに花束を」。
最後の数行で泣く。
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 02:09
新しいところで北野勇作「かめくん」。
AIの視点から、知性・意識の本質を問う本格SF。だがあえて、
SFを読まない人には「しみじみできる癒し系小説」として勧めたい。
そこを入り口に、SFの奥深さに気付かせる力のある作品だと思うし。
182 :
名無しに時間を:2001/03/02(金) 10:44
>>43 このスレで「天の光はすべて星」を知り、タイトルに惹かれて読んでみた。
本屋では見つけられなくて、図書館で借りたけど。
よかったよー
私もかつて"星屑"のひとりだったんだよな・・・
>>104 「悪魔のハンマー」も借りたので、これから読むっす。
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 17:42
笹本祐一の「星のダンスを見においで」の最後で、主人公のお願いに
ぶわっと熱い物がこみあげたなぁ。
あと、寮美千子の「星兎」もなんか泣けた。
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 19:13
長谷川祐一の「すごい科学で守ります」で泣ける俺って・・・
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 19:54
友なる船を読むたびに号泣してしまう。
あのシリーズのヒロインで一番可愛いのはナンシアだと思うのだけど、
ほとんどの人がヘルヴァがいいんだよね・・・・
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 21:42
特にSF者ではない。
「アルジャーノン」は二十歳の頃読んで、涙ぼろぼろ状態になったが、
今読み返すと苦笑いしてしまう。作品をけなすつもりは全くないが、
泣いたことを今では恥ずかしく思う種類の小説だ。小説の出来はとても
いいけれど。
いい年になった今ではどんな小説が自分を泣かせるのか、そういう意味で
泣ける小説を読んでみたい。
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/02(金) 21:50
旅立つ船は泣いたなぁ。がいしゅつだが。
188 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/03(土) 22:21
泣くためにsfを読むのはおかしいと思うけど、『復活の日』や「・・ジュピター」は
泣いた。でも僕が傑作だと思うのはルディー・ラッカーやイアン・ワトスンやベイリーなんで
泣きとは関係ない。
しかし、1作だけどうしても傑作と見とめないわけにいかない泣かせるsfがあります。
この板にまだ登場してないのが不思議なんだけど筒井康孝の『旅のラゴス』です。
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/03(土) 22:49
僕思うんだけど泣けるsfって小説じゃなくってアニメの伝統なんじゃないの
鉄腕アトムに始まってヤマト、ガンダム、ナウシカってみんな泣きのSFじゃない?
あっでも『エンディミオンの覚醒』は泣ける。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/10(土) 01:12
旅立つ船を人ごみの中で読んでいて思わず泣けた。
周りの人にどう思われたことか…。
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/12(月) 23:32
タニス・リー『銀色の恋人』思春期だ。
フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』SFじゃないか。
アリスン・アトリー『時の旅人』グリーンスリーブスをきくと切なくなります。
泣ける所=ネタばれ なので、書けません。
しかし、少女趣味だな。こうしてみると。
一番最初に読んだSFが、短編集『タイムトラベラー』の「遥かなる賭け」だった
が、その印象が強かったのか、時間恋愛ものに弱い。
でも、好きなSF作家は?といわれたらラファティだったりする。
192 :
ななし:2001/03/15(木) 08:05
いいスレッドだなあ。二度以上出てきたやつは全部読むよ。ログとっておこう。
「エンダー」とか「タイタン」も、泣いた覚えはあるけど、その場所覚えてないん
だよな。「アルジャーノン」は映画がいまいちだったな。舞台でも見たけど、泣いた
記憶はないなあ。マンガは「泣き」あたり前で避けられてるみたいだけど、確かに
『サトラレ』はSFとしてもよくできてるし、ちゃんと泣けるよ。映画でイメージ
が壊れる前に読んで欲しいですね。
あとは……大島弓子が「2001年宇宙の旅」のトイレの描写で泣いたとか……いや(藁
193 :
ななしのごん:2001/03/17(土) 01:47
「たったひとつの冴えたやり方」なんていかがでしょ?
高校の時に友人から読まれされて以来、ずっと頭の片隅に
残っています・・・作者の方のお名前を忘れてしまったのが
難ですが(待て)。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/17(土) 01:58
もう古本屋でしか、手に入らないような気がするけど、
エドマンド・クーパーの「アンドロイド」はなかなか
泣けます。(銀色の恋人の男版かな?)
あと、シマック「中継ステーション」も似たような
路線で泣けると思う。
195 :
名無しさんにきいてみて!:2001/03/17(土) 02:22
古典ではハインラインで「人形つかい」。途中かなりトンデモな
展開もあるけど、主人公とオールドマンがピンチのへんで大泣きした。
最近読んだのでは「猫の地球儀」(電撃文庫・秋山瑞人)。
猫とロボットがお好きな人はぜひに。
あとマンガで「樹魔・伝説」(水樹和佳)。最近文庫で買って再読
したけどやっぱ泣けた。「A-A'」(萩尾望都)も切なくてよい。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/17(土) 02:36
ディックの「暗闇のスキャナー」はイケますよ。
仕事のせいでアイデンティティ喪失して最期には……な主人公が
どうも人生に疲れてパンチドランカーになったサラリーマンのようで…。
泣ける。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/17(土) 02:43
がいしゅつだと思うけど、アシモフ「バイセンテニアルマン」も。
俺は、長編版のPositronic Man(邦題「アンドリューNDR114」)
も合わせて、原本、邦訳それぞれで計4回きっちり泣かされました(W
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/17(土) 02:51
ステープルドン「シリウス」泣きました。愛犬物語<違う
あと、ギブソンで泣けたのが「あいどる」某キャラクターの正体が
判明した時点と、あとヒロインの精神的成長で。
今読んだとこで、イアン・ワトソンの短編「ジョーンの世界」
私は泣けた。じわっと感動しました。
JPホーガンの「プロテウスオペレーション」の主人公が母親を見に行くシーン。
男だなあ。
200 :
名無しさん:2001/03/18(日) 04:37
ソウヤー「フレームシフト」。
最後の娘の演説がもう…。
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/18(日) 14:38
>>193 ジェイムズ・ティプトリー・Jr.ね。
あと、ティプトリーなら、「たおやかな狂える手に」も泣ける
と思う。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/18(日) 15:41
バリバリのハードSFを読みたい時もあれば、ドタバタの笑えるSFを読みたい時もある。
どきどきわくわくのエンターテイメントSFを読みたい時もあれば、しんみり泣けるSFを
読みたい時もある。
かじしんの泣ける短編小説は、リリカルロマンシリーズとして一冊にまとめられてたと
思う。「スカーレットスターの耀奈」の短編もじーんとする話ばかりだ。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/18(日) 18:35
アイザック・アシモフ「ファウンデーションの誕生」
ああ、アシモフは老いた。あんな明るい、あんな若い人でも老いるのだ……。
としみじみ泣けました。
アルジャーノンの短編は「心の鏡」早川書房にも収録されてます。長編・短編
とも、昔は泣けたけど、再読してみたらそうでもないなあ……。
204 :
模範モーヲタ:2001/03/20(火) 02:12
あげ
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/20(火) 02:39
アシモフの「ロボットと帝国」
ダニールとジスカルドのけなげさに泣ける。
自己進化するロボット達のプロセスに壮大さを感じてジ〜ンとくる。
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/22(木) 20:46
SFなのか?という疑問は残るものの
新井素子「グリーン・レクイエム」「ひとめあなたに・・・」
「チグリスとユーフラテス」。
明らかにSF作品では、マキャフリィの「歌う船」、タニス・リーの「銀色の恋人」
ブラッドベリ「火星年代記」。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/22(木) 21:36
ブラッドベリ「歌おう!感電するほどの喜びを」
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/23(金) 01:11
マンガなんですが
「OZ」樹なつみ
核戦争後の世界とか、シェルターとかベタなんだけど
最終回に泣いた。絵も好きじゃなかったけど。
209 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/23(金) 01:21
小説ではないですが、DVDで
「エンド オブ・ザ ワールド −完全版−」
これも核戦争後の世界なのだが・・・
見終わった後、しばらくは引きずります。
機会があったら是非見て欲しい一本です。
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/23(金) 01:43
あらゆる意味で愛しているソラリスなんですが
とりあえず恋人の亡霊が自分の存在の理不尽さに苦悩するところは
読んでて辛かった。人類皆が抱える潜在的な問題をこんなに詩的に
表現出来る作家のアイデアにも感涙
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/24(土) 03:26
映画だけど「ジュブナイル」
何で泣けたのか自分でも分からん、もう、いい大人なのに。
あんなストーリーなのに。
発狂したかと思った
212 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/24(土) 03:49
タイトルだけで泣けるSF。
「歌う船」
「天の光はすべて星」
「鳥の歌 今は絶え」
「ロケットの夏」
「百億の昼と千億の夜」
「星を継ぐもの」
「まだ人間じゃない」
ほかには?
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/03/25(日) 00:30
>212
とりあえず思い浮かんだ分だけど
「果てしなき河よ我を誘え」ファーマー
「地球の緑の丘」ハインライン
「星ぼしに架ける橋」シェフィールド
「星屑のかなたへ」ブリッシュ
「星のオルフェ」セイバーヘーゲン
「伝道の書に捧げる薔薇」ゼラズニイ
214 :
名無しの代弁者:2001/03/25(日) 01:31
DVDだと「ガタカ」はおすすめ。
遺伝子治療が社会に与える暗い部分が心に残ります。
映画だと「ブレードランナー」も泣けます。
レプリカントの悲しさが。
ロードショーを見に行ったときはSFアクションだと思って見たので
裏切られた気がしましたが、LDなどで見直すうちに良くなってきました。
215 :
ピーター:2001/04/06(金) 23:44
>>206 新井素子の『グリーン・レクイエム』は
続編の『緑幻想』込みで初めてSFになると思う。
男性の頭で考えた救いじゃなくて、
女性の感情から生まれる救いが、ほんとうに心を打つ。
世界樹の下で語られる言葉に涙が止まらなかった。
216 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/07(土) 10:22
おすすめではないけれど、個人的に特に思い出深いのは
「わがセクソイド」(眉村卓)
なんかもうベタなんだけど、ベタとわかりつつ最後で泣く、みたいな。
おすすめは「果てしなき流れの果てに」「復活の日」(小松左京)
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/18(水) 14:14
亀レスごめん
>>213 「星のオルフェ」は読むと別な意味で泣きが入る
がいしゅつだが
ブラウン「天の光はすべて星」
ホーガン「星を継ぐもの」
あたりが私の大泣きSFかな。
219 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/18(水) 19:13
「タイムスケープ」のラストで泣いたのは高校生の頃だった・・・。
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/19(木) 23:20
筒井で悪いが「旅のラゴス」は泣けたぜ。
それまで「筒井=スラップスティックorショートショートor実験小説」というイメージだったが。
221 :
黒い雨:2001/04/19(木) 23:31
>>217 「渚にて」は同タイトルの映画がDVDで出ていたと思うがあちらはどんなもの
なのかな?
222 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/20(金) 01:17
ブラッドベリの「吾は唄う、この身の充電するまで!」って、
がいしゅつの「歌おう!感電するほどの喜びを」と一緒なのかな?
いずれにせよ、このスレ見て思い出して、読み返したらやっぱ泣けた。
あと筒井康隆「我が良き狼」は結構出てますね。
んじゃあ「パプリカ」でどうすか? え、泣いたのオレだけ?
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/20(金) 02:33
アルジャーノンでは泣けないし、冷たい方程式は腹が立つだけなんだけど、こんなのが切なくてよいです。
「エンジンサマー」…ラストの会話がたまらない。「そのあとはいったいどうなったの、僕は、あの子は?」今はいない少年の問いかけがたまらなく切ない
「DUNE 砂漠の救世主」…ここまではあまり読まないのかなあ、みんなDUNEって読んでる?
どの章にもくっと来る部分があります。
…あらゆるところが虚ろだった。これがかれの苦しい一生のエッセンスということなのか?かれは泣きたかったが涙が出てこなかった。あまりにも長いあいだフレーメンとして生きすぎたのだろうか?
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/20(金) 23:39
みんなきっと、いいオッサンだよね。
リストラされたり、左遷されたり、燃え尽きちゃったりした人もいると思うけど、
やっぱり、そうなった時は
ディレーニの「ドリフトグラス」(「流れガラス」ともいう)
だね。
俺は負け犬だ、と悟った時に読むと泣ける。
またそろそろ新入社員が配属される季節になったね。
225 :
<224:2001/04/21(土) 04:14
ご愁傷様
226 :
ぴ:2001/04/21(土) 05:25
「ジョナサンと宇宙クジラ」このくらい甘くないと泣けない。
227 :
やめられない名無しさん:2001/04/24(火) 00:43
オバQ・・・最終回
こどものころ(35年ほど前だとおもう)泣いた
ハクション大魔王・・・最近テレビで最終回ねたをやってた
228 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/24(火) 01:07
べただが、「スラン」でうるんだ。
あと、「流れよ我が涙、と警官は言った」
229 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/24(火) 02:50
振られて鬱だったけど、「スターシップトゥルーパーズ」をみて、
女なんてこんなもんさ、っておもった。
中洲に住んだ。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/04/24(火) 04:21
ハクション大魔王の最終回は俺も泣いたよ・・。
そうか、アクビちゃんは、ほんとはカンちゃんが好きだったのかあ・・・。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/03(木) 09:16
かんべむさし「背で泣いてる」はどうでしょう。
♪みえた みえたよ その肩越しに
♪背で 泣いてる 桶がある
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/05(土) 01:02
ピアスの「トムは真夜中の庭で」(岩波少年)は、SFファンとしてじゃなくて「SFじゃない」と思う。
論理的に解釈したら、あの儚さは壊れてしまうと思うから。
でも、ブラッドベリの「湖」(10月はたそがれの国、収録)何かはSFと認識してるんだよな、俺。
あ、どっちも泣けるしお勧め。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/05(土) 14:41
がいしゅつだけど、「星は昴」
「泣ける」かつ「SF」なら真っ先にこれが浮かびます。オススメ。
「星を継ぐもの」はあの大団円がかえって悲しくなって泣きました(笑)
でもあの楽天的なところが好きさ>ホーガン
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/05(土) 17:22
漫画でFTだけど
紫堂恭子の「グラン・ローヴァ物語」
最初読んだ時にマジで大泣きした。
235 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/07(月) 21:57
カード、ヴァーリー、レズニックはどの作品でも結構ジーンと来る。
カードなら「無伴奏ソナタ」
ヴァーリーなら「ブルー・シャンペン」
レズニックなら「キリヤンガ」
未読ならこのへんは読んでみて良いかも。短編だし。
個人的にはディックの「火星のタイムスリップ」と菊地秀行の「風の名はアムネジア」
10代前半で読んだからかもしれないけど。
236 :
やめられない名無しさん:2001/05/07(月) 23:42
少女漫画だけど、「日渡早紀シリーズ」。
中でも「−M7−」。
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/08(火) 00:34
ティプトリーJRの
「たった一つの 冴えたやり方」
なんて、どーDOS?
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/08(火) 13:02
横田順彌『小惑星帯遊侠伝』も泣けます。
○○○○○は?
俺の中じゃ最高の感動作。
これ、テンプレート決定ね。
みんなもどんどん使おう。
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/09(水) 00:30
叩かれるのを承知で言います。
「トップをねらえ!」
すかんち という バンドをご存知でしょうか?
青春から猟奇(※1))まで扱う、妙なバンド (解散済み)でしたが、
SF的要素も扱っていました(例えば「恋人はアンドロイド」とか)
すかんち「好き好きダーリン」(※2)は、ある意味、涙が出ます(藁
デビューアルバム「恋のウルトラ大作戦」では、なんと
核シェルターが図説で説明されています。別の意味で泣けますな(藁
・・・ここまでは嘘ではないですが冗談です、探さないように(藁
閑話休題、やっぱり すかんち の「さよならの贈り物」(※3)は、
泣けるSFです(きっと)。ネタはシンプルですので、
歌詞カードを見ずに、直接聴くことをお勧めします。
# まぁ、すかんちの歌って、結構 既知外な物もあるので
# 他の曲はお勧め致しかねますが(藁
SF盤での推薦の例に漏れず、廃盤かもしれませんが、
大きな中古CD屋なら きっとまだ入手可能です。
- - - -
※1 例えば、「顔のない目」という曲もある(藁
※2 コズミックヒーローに恋心を寄せる子猫ちゃんを描いた問題作
※3 アルバム「OPERA」に収録。中古実勢価格1000円ぐらい。
242 :
無名草子さん:2001/05/13(日) 22:20
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/17(木) 19:22
だれかねずみのあるじゃあのんのこどもをもらってください。
おかねはいらないのでしんでしまったらはなたばをあげてください。
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/17(木) 22:13
山田正紀「弥勒戦争」「デッドソルジャーズライブ」
ディック「流れよわが涙、と警官は言った。」等
この2人の作品はどれも泣ける。
基本的に人生負け組が主人公の話が泣けます。
ごめん。売り買いスレの書きミスです。
家に帰って気づきました…。
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/18(金) 23:09
谷甲州「星は昴」
実生活では会ったことのない(いつかあおうねとはいっていたがすれちがいばかりだった)
ネット知人が急死ししてしまって、これは・・・・はまりすぎてつらかった。
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/19(土) 23:18
ダン・シモンズ「ハイペリオン」4部作のなかの
「エンディミオンの覚醒」
249 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/29(火) 18:29
これを「SF」と呼ぶのは,かなり語弊があると思われる。
だが,あえて書く。笑いたくば笑え!
「まんがサイエンス第2巻(あさりよしとお)」=宇宙ロケットの話だ。
なんど読み直しても,p86とp184では涙がこぼれる。
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/30(水) 13:44
幼児虐待が朝からNewsで流れる昨今、
ダン・シモンズの「うつろな男」は泣いた。
現実の世界で救えないものを小説家は救う。
251 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/30(水) 22:58
「ブロントメク」泣いた。作者誰だったか忘れた。
もう一度読みたいけど、幻のサンリオSF文庫。版権だれがもってるの〜
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/30(水) 23:48
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/05/30(水) 23:58
>>134 「ベティアンよ帰れ」ですか。懐かしいな。短編の方がよかった記憶が
あるなぁ。
個人的おすすめは、ハインライン「愛に時間を」かなぁ。
後は、萩尾 望都の「ウは宇宙船のウ」とか
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/01(金) 12:57
漫画も割と出てきているようなので。
田中ユタカ『愛人[AI-REN]』。
冷静に見れば、やっぱり陳腐だと思いますが
どーしてもボロボロ泣いてしまう厨房な俺です。
255 :
mic:2001/06/01(金) 13:42
アン・マキャフリー 「旅立つ船」にもう一票。
同じく、「竜の歌」に一票。
萩尾望都は、レッドスターがよかったな〜。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/01(金) 18:13
>>252サンクス
「夏への扉」もよかった。
そういえばそろそろリッキーが目覚める頃ではなかったでしょうか。
257 :
素人:2001/06/04(月) 00:23
同じくハインラインの「愛に時間を」で、ラザルスロングと元奴隷たちが別れる
シーン(手紙だったか?)は感動的であった。ハインラインが今でも一番大好き
ですな。スコット・カードも好きだが。
それと、チャンドラーのグライムズ船長シリーズも泣かせるシーンが多い。
完結前にチャンドラーが亡くなってしまったのはなんとも残念であった。
258 :
素人:2001/06/04(月) 06:50
もう一つ思い出した。
コンピューターといっしょになって敵をやっつける小説。なんだっけなぁ。
最後にコンピューターを呼んでも反応しなくなったシーンには泣けた。
確か、政府転覆的な内容だと思ったが、似たような小説が多いので
ストーリがはっきりと思い出せない。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2001/06/04(月) 07:22
ここの名無しハンドルにもなってる「月は無慈悲な夜の女王」ですな
>>258 エピローグで老いた主人公がマイクロフトを思い出す場面がせつない。
260 :
素人:
「月は無慈悲な夜の女王」でしたか。ハインラインだったとは・・・。自称ファン
として情けない。年取ってボケたか。なんだかまた読んでみたくなった。