日本でSFが停滞または衰退してる理由

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1>
をSF初心者にもわかりやすいように説明していただければ幸いなり。
2そーだねー:2000/02/20(日) 11:52
とりあえずSF冬の時代って言ってるのは早川小説に関してだけなんだよね
別に<SF=ハードコアSF小説>ってワケでもなかろうに…
ライトノベル、映画、ゲーム、マンガに関しては、SF的要素を含んだ作品が増加しているわけだし
3田中芳樹が:2000/02/20(日) 12:11
登場したから。
4>3:2000/02/20(日) 12:41
たった一人の作家のおかげで早川冬の時代が来たのであるなら
完全に早川の企業努力がたらないんだろうね
5小松左京が:2000/02/20(日) 12:53
新作を書かないから
6敵は体制:2000/02/20(日) 13:29
歴史が浅いくせに古典至高主義なファンと出版体制が
一般新規購読層をつきはなしたから
7山本弘が:2000/02/20(日) 13:57
トンデモ本に集中しているから。
8名無しさん:2000/02/20(日) 14:01
「カムナビ」はこれこれここが科学的に間違ってるから駄目作品
(それには同意するけど)と言ったその口で、「チグユー」を誉め
ちぎる不思議な嗜好を持った方々が生み出す作品が、通常の人類
に受ける訳があるめい。
9すまんが:2000/02/20(日) 14:17
「カムナビ」「チグユー」の意味が分からんので説明キボーン
10HIR:2000/02/20(日) 14:48
1さん
>日本でSFが停滞または衰退してる
そうなんですか?最近本読まないのでよくわかりませんが、
でもまあ、1さんの言うてる「SF」が小説に関して「だけ」ならば
そうかもしれません。
しかし、その「SF」を漫画やアニメの世界まで広げるのならば、
あながちそうとは言い切れないのではないかと思います。
11名無しさん:2000/02/20(日) 15:11
>9
カムナビは「カムナビ」
「チグユー」はおそらく「チグリスとユーフラテス」
の略ではないかと思われる.
本屋さんへGo!
12名無しさん:2000/02/20(日) 15:14
今この板の寒さが,
SF冬の時代を雄弁に語っているような気がする.
139>11:2000/02/20(日) 16:18
解説ありがとう! ネットと本屋で探してみます。
14>10:2000/02/20(日) 17:08

15名無しさん:2000/02/20(日) 17:17
SFファンの一部に狭量な人達が多いせいで
SFのイメージ自体あまり良く思われなくなってしまった。
私もファンタジーの話などここでするよりは
他の板でしたほうがいい展開になるから正直言ってここは敬遠している。
16TVのチカラ:2000/02/20(日) 18:15
NHKの少年ドラマシリーズのおかげで一時期SF読者が増えたが、また元に戻ったというだけ、とか。
17マス的には:2000/02/20(日) 18:22
高度成長期までは日本は技術立国たろうという明確な意志があって、子供向け科学小説の
叢書がいっぱい出てたけど、今はそれがほとんど無くなってる。
183.しかし:2000/02/20(日) 18:29
ハリウッド映画のヒット作にSFX作品が増えてきたのでSFブームのような気が
したけど、実は日本のSFマーケットなんて最初からずーっとしょぼいまま。
19名無しさん:2000/02/20(日) 18:41
一時期、なんかパロディというか、オマージュというか
そういう作品を書く作家が増えて、日本のSFに興味を
失ったのは事実。
勝負しないというか、妙に自分を悟ってるというか。
20名無しさん:2000/02/20(日) 19:16
出版社に市場を育てる気が無い。
角川のホラー大賞や講談社のメフィスト賞のような
新人のための受け皿がSFには無い。
21>19:2000/02/20(日) 19:38
火浦 功とか笹本 祐一あたりからですかね〜。
妙にお子様向けのようでいて、実はお子様では良く分からん
パロディ系が入ってるのは。
その害悪たるや田中芳樹の比では無いと思う。
2219>21:2000/02/20(日) 20:28
うん、同感
というか、俺は田中芳樹は読もうとは
思わないけど、存在を否定する気もないんだよね。
アレはアレで良いんだと思う。

23>15:2000/02/20(日) 20:30
確かに、掲示板では相手したくないような人が多いよね。SFの人って。

A:「…所で、アシモフって「宇宙戦争」の作者ですよね。」
普通の人「宇宙戦争はウェルズでしょ(笑)」
SFの人「アジモフがそんな本を書いていたとは初耳です。
後学のため、何処でそんな話を聞いたのか教えて
下さると幸いです。」

こんな感じで、妙にガードが固いとゆ〜か、言質を取られまい、
取られまいと汲々としてる。あれは何か心の病気ですかね。
24>23:2000/02/20(日) 20:43
わはははは。あるあるそれ!
個人的にはル=グゥイン板の5みたいなのが好き。最高に笑った。
25>23:2000/02/20(日) 21:06
で、その間違いの改正を書き込まない限り、
以後、別の話題で何を書き込んでも、
「で、私の<a>どこそこ</a>での私の質問に答えてください」
と1年間位は突つかれる(笑)。
26HIR:2000/02/20(日) 21:26
田中芳樹は仕方なくああいった作品を書いてるんだと思いますが。>21
実力はある人だと思うんですが。どうでしょうか?
2721:2000/02/20(日) 21:46
確かに、火浦 功の100倍はあるんじゃないでしょうか。
28FK:2000/02/21(月) 00:07
遠因は福島御大が建てた「SFは21世紀の文学」つうテーゼ。
これを読み手も作り手も過剰に意識するあまり、動脈硬化に
陥った。
まあでも「ブンガク」だったら大衆に受けるのは堕落であろーから
現状はあらまほしき状態なんではないかとー(苦笑)。


29>22:2000/02/21(月) 00:48
とはいいつつ、このスレッドにはそういう人が少ないですね。
知識をひけらかすネタがないのか?
それとも停滞もしくは衰退しているとは認めないということ?
個人的にはどっちもしてないと思う。前からこんなモンでしょう。
30名無しさん:2000/02/21(月) 00:52
なんか一部の作家に責任を押しつけている人がいるようだけど、
んなわけないじゃん(笑)

28の人が書いているように文学気取りで自分たちの殻に閉じこもって
しまったことが原因だと思うよ。
31>2:2000/02/21(月) 01:19
思うに、昔なら小説家を目指したであろうSF的才能のある人が、
今はマンガ家になってSFマンガを描いているのではなかろうか。
32たとえば:2000/02/21(月) 01:22
誰でしょう?>31
最近漫画を読んでないので、そういうのがあれば読んでみたいです。
33名無しさん:2000/02/21(月) 01:55
なんか誰を挙げても、ガンダムも勝てなかったらしい(笑)必殺の、
「それはSFではありません」「『SFとしては』イマイチ」
等でやり込められそうな気配を感じるので、
傷つきたくない小心者としては、
「ルンナ姫放浪記(横山 えいじ)」
と、心にも無い事を言って去ります(笑)。
34>33:2000/02/21(月) 02:00
全然若手ちゃう。
SFマガジンでマンガ描きはじめるまで認識しない(視野が狭い)から
SFファンはダメなの。
月刊チャンピオンでむかし「スクランブル効果」っていうSFマンガ
連載してたんだよー。いまさら賞やったってしかたないっつうの。
35名無しさん:2000/02/21(月) 04:09
吾妻ひでおの全盛期と日本SFの隆盛って重なっているように思う
んだけど。「おたく」が認知されるようになったとともに、カルト
的な魅力が薄れて拡散し他ジャンルとの境界が不鮮明になっていった
ような気がする。
36>35:2000/02/21(月) 04:18
SF→アニメはどういう意識を持ってのか知らんけど、
アニオタはSFオタクを嫌ってるよ。10人中8人くらい(オレ調べ)。
おたくでひとくくりにするのはどうかとも思うぞ。
37>36:2000/02/21(月) 04:21
吾妻はアニメよりはSFの人でないかい?
38>31:2000/02/21(月) 04:33
古めのもあるけど、自分的オススメ
・寄生獣
・アフター0
・国立博物館物語
・岸和田教授の科学の愛情
・BLAME!
・エイリアン9
・チャイナさんの憂鬱

・NEAR−7
・ヨコハマ買いだし紀行
って感じかな…アフター0はオススメだなー
39:2000/02/21(月) 10:39
やっぱこれからは早川書房より講談社か(笑)
40まあ:2000/02/21(月) 14:14
基本的に面白ければいいし、ある程度売れなきゃ話にならない。
SF的舞台装置なり手法を、より一般化させたいなら、あまり瑣末な
ことにこだわるのはどうかと思うな。
41名無しさん:2000/02/21(月) 20:16
SFマンガは好きなんだけど、
SF小説とSFマンガは別物だと思う。
表現の方法が違いすぎるから、狙い所も違うし。
SFマンガに求めるモノをSF小説に求めても、しょうがないし、
逆もそうだと思う。

その上で、SFマンガは、(アニメも含めて)
なんか今かつてない興隆の時期を迎えているような気がする。
質、量ともに。(根拠無し)

ただ、それはSF小説への追い風にはならないと思うんだけど。
42名無しさん:2000/02/22(火) 02:54
>35
吾妻ひでおの全盛期、「ロリコン」といえば「ハッカー」のごとく
偉い人々だったのに、今やどちらも犯罪者予備軍の別名。
ペド野郎共の隆盛とSFの隆盛って重なっているように思う。
43名無しさん:2000/02/22(火) 13:33
>42
偉い人だったことがあったんですか。
僕は吾妻ひでおが「アシストなどで入ってきたロリコン連中はひきこもりで云々」と
なげいていた頃からしか知らないので、自虐的なイメージがある。
44名無しさん:2000/02/22(火) 21:13
わしらが子供だった頃はみな、僕も大きくなったら立派なロリコンに
なろう、と憧れていたものじゃがのぉ…
…というのは嘘ですが、今のパソコン界(何だそりゃ)で言う所の、
「PC廃人」みたいな感じで、自嘲を含みつつも、その道の達人
というか、深くのめり込んでいるというか、そこはかとなく
ステータスだった様な雰囲気はいわれてみれは確かにあったかも
しれません。
451です:2000/02/23(水) 16:09
皆様、ご教授ありがとうございました

日本SF界の停滞衰退してるわけでなく、現状認識としては、
中心部(小説)は自重力の為にブラックホール化
周辺部は拡散希釈で各惑星(アニメ、漫画)で衛星化(月として機能)
こんな感じでいいんでしょうか。
46名無しさん:2000/02/23(水) 18:28
中心部(?)っぽい人をリストアップしてみる
昔:小松、星、筒井、矢野、今日泊、光瀬、眉村、豊田、半村、平井、田中(光)、石原、、、
今:筒井、山田、堀、かんべ、横田、川又、神林、大原、岬、梶尾、草上、森下、火浦(?)、高千穂、新井(??)、谷、夢枕、野阿、橋元、、、
うーん、どこまで挙げればいいのやら、野尻、朝松、久美、森岡、中井、、、
何の役にも立ちませんね(^^;)
47まあ:2000/02/23(水) 19:01
日本SF新人賞も小松左京賞も創設されたし、3月には「このミス」の
SF版みたいなのも出るらしいし、ちょっとは盛り上がるんじゃないの?
あくまで希望的観測だけど…。
48サイファイで:2000/02/23(水) 20:32
中心部(?)っぽい人をリストアップしてみる
昔:梅原
今:梅原
んむ。わかりやすい(w
498が:2000/02/23(水) 20:50
言ってることが解決されないかぎり、どんなに宣伝しても
その場かぎり。つーか、エヴァでできた流れはもう途切れちゃったし。
50エヴァでできた流れって:2000/02/23(水) 21:52
SFにつながっていたのだろうか?
社会的に見ると(といってももちろん私見だが)どちらかというと
カルトとか、自分探しという方向ではないのかなぁ?
51名無しさん:2000/02/23(水) 22:57
あれを機にいきなりコドウェナー・スミスに挑み、わけが分からず
SF嫌いになった人は多いに違いない(笑)
52フラ:2000/02/23(水) 23:57
友人は私の持っていた「世界の中心でアイを叫んだけもの」を
止めるのも聞かずに借りていきました、結果?いわずもがなですよ。
53>52:2000/02/24(木) 00:08
エリスンはあほです。
「世界の〜けもの」は序文がエヴァのTV版ラストのパロディ元である
ということ以外の価値はない(つまり価値なしと同義)。
でも、ネヴュラ、ヒューゴーの常連なんだよな、この男。

54ゴセシケ:2000/02/24(木) 00:18
>53
そうなん?俺エヴァって見たことないんだけどさ、
「世界の〜けもの」は序文がいちばん良かった。
(というか序文しか印象に無い)
「ジャケ買い」のスレッドでも書いたけど、旧版の
イカす表紙がなければたぶん捨ててる。
(でもタイトルは確かにかっこいいんだよな...)
55だから:2000/02/24(木) 00:49
結局、ガジェットをいかにかっこよく配置するかで面白さがはかれるような
気がする。
というのは強引過ぎ?
56ぴなちゅう:2000/02/24(木) 00:53
>54
スレッドの内容には関係ないけど「お名前」を読んで笑ってしまった。
実に懐かしい。
57フラ:2000/02/24(木) 01:38
>53さん
え〜私はエリスンそこそこ良かったです。題名のセンスも含めて。
58ゴセシケ:2000/02/24(木) 01:53
俺もそこそこ良かった。でも、「暴力」って
深いテーマにこだわるわりには「そこそこ」
止まりな感じはする
59名無しさん:2000/02/24(木) 04:01
評価や反論が、作品や意見に対するものでなく「人」に対するものに
なっているのがいまのSF界。
狭い世界だから、面子が固定化して流動性がなくなってるよな。
喧嘩してる奴が言ったことだって、いいことはいいことなのに。
あいつが言ったから駄目、をやるからおかしな方向へ進んでしまう。

カムナビは、サイファイなんぞ言いだしやがった梅原克文への評価、
普段だったらつっこまない重箱の隅まで偏執的にいびり倒す。
チグユーは、長らくSFを書いてきてくださった素子姫への評価。
功労賞だから中身は関係ない。
そういうことを二十年もやってきたら、にっちもさっちもいかなくなるよ。
60名無しさん:2000/02/24(木) 04:16
素子姫……って今でも言われんのかな。恥ずかしい…。
61名無しさん:2000/02/24(木) 05:34
結婚したから女王だろうか。
62名無しさん:2000/02/24(木) 09:51
そうすっと王様はあの人ですか?
63名無しさん:2000/02/24(木) 12:50
なんか嫌な話題ばっかりですな。
死者(SF)に鞭打つのがみなさん好きですか?
64名無しさん:2000/02/24(木) 14:52
個人的には、活字離れしているだけのようなきがする。
だからSF的なものがすきでも、マンガだけで満足してしまう。
65フラ:2000/02/24(木) 15:03
確かに、友人はSFのマンガもアニメも好きだが小説を勧めると
敬遠する、まあ無理に勧める気もないけどね。
66>63:2000/02/24(木) 15:58
それが、SFファンの自虐趣味ってヤツで…。
SFっぽいものは売れてると思うけどな。
67男は「場」:2000/02/24(木) 15:59
を大切にするからしかたないっしょ。
68>67:2000/02/24(木) 16:26
いいコト言うねぇ…。
69名無しさん:2000/02/25(金) 01:12
なんか日本のSFって王道を行く作品が、殆ど無い気がするケドね
70名無しマン:2000/02/25(金) 01:27
王道…外人だと本職の科学者が結構ハードSF書いてるから、
ブルーバックス好きの文系出身者程度では太刀打ちが…
…と思ったら、あるじゃん、「パラサイト・イヴ」。
あ、これも「SFじゃない」んだっけ(w。
71名無しさん:2000/02/25(金) 02:51
ここのSFファンは冷笑的な人多いな……
72匿名:2000/02/25(金) 03:36
掲示板に来る時点で、ファンダム系とはちと異なるかも。
SF大会に来る人間の数考えりゃ、そういうファンのほうが多いはずなだけどね。
つまり、情報発信してるやつらの一部(と言っておく)が変なのだろうな。
違うかな。
73オードー:2000/02/25(金) 18:10
「果てしなき流れの果てに」「最後の敵」「バビロニアウェーブ」、司政官シリーズとかはチガウの?
なにをもって王道なのかワアランけど ^^;
科学者がなんか発明・発見するものなのか?
7469:2000/02/26(土) 01:34
>70
>王道…外人だと本職の科学者が結構ハードSF書いてるから、
>ブルーバックス好きの文系出身者程度では太刀打ちが…
確かに、しかしフォワードほどカリカリのハードSFをイメージした訳ではなくて、例えば
「リングワールド」「星を継ぐもの」「スタープレックス」
なんかをイメージしました
この辺りなら文系でもなんとかなりそうだし(w

>73
>なにをもって王道なのかワアランけど ^^;
具体例を挙げてみましたが、大体わかって下さい

>最後の敵、司政官
そんな感じ

>バビロニアウェーブ
知りません。誰の著作か教えて

>果てしなき流れの果てに
これは微妙、面白いかどうかは別の話
75>73:2000/02/26(土) 01:52
エラク懐かしいモノばっかりですな。
ちなみに
バビロニア・ウェーブ(堀晃) 第20回星雲賞っす。
7673:2000/02/26(土) 12:42
>そんな感じ
 イメージは合ってるようですね(^^) 多いのか少ないのかわわあんあいケド

>エラク懐かしいモノばっかりですな。
 最近のモノに暗いもんで、、、^^;;
 「バビロニアウェーブ」って文庫になってないんでしたっけ。こんなんあった↓アレ?
http://www.imasy.or.jp/~saitou/dialy/980110.html
77王道な作品:2000/02/26(土) 20:40
>>エラク懐かしいモノばっかりですな。
> 最近のモノに暗いもんで、、、^^;;

…やっぱ冬の時代じゃん(笑)
78>77:2000/02/26(土) 23:32
大丈夫、海外物に比べて昔からつまんなかった。
今に限ったことでない。
79名無しさん:2000/02/27(日) 18:07
「虚無回廊」が完結すれば大丈夫。
80>79:2000/02/27(日) 19:20
8169:2000/02/29(火) 01:47
>76、77
ご教示有り難うございます
絶版みたい

冬だ・・・
82名無しさん:2000/02/29(火) 15:49
野尻砲介が近年ではかなり読めると思う
お子様には読めないガチガチのSFが良い
SFオンラインの「沈黙のフライバイ」なんか渋すぎ。「太陽の簒奪者」
もいいな

83>1:2000/02/29(火) 15:56
1.サイエンス自体の人気低下
2.「小説として」面白い作品が絶対的に少ない
3.ファンタジー文化の興隆により、ファンタジーを成り立たせるための
  SF的物語装置が必要なくなった
84名無しさん:2000/02/29(火) 20:33
SFのハードルが高くなって,SFとして認められそうな
(この認める認めないって段階自体問題があるような気もするけど)
作品でも,「こんなのSFじゃない!」といってしまうから,
SF作品自体が少なくなって,この冬の時代がやってきているのでは…
85名無しさん:2000/03/01(水) 12:11
活字離れ説に1票。

SFに入ってくるようなオタクな若者が、
みんなマンガ/アニメで満足して小説までSFを追わない。
あるいは読みやすいジュヴナイル系で満足してしまう。
そのへんもひっくるめてSFとしてしまえば、
別に衰退しているなんて言えないよね。
けどおもろいSFを読んできた身としては、
ひっくるめるのには抵抗あるよね。

マンガ/アニメ/ジュヴナイルで止まってしまう状態って
別にSFに限らないと思う。
だから、単純に活字離れだと思うよ。
86名無しさん:2000/03/01(水) 18:05
おいおい。全体として活字離れはあるとしても、その中で
極度に活字離れされているジャンルとおだやかに活字離れされている
ジャンルは存在する。両者をくらべると、別物といっていいほど
活字離れされている度合いが違う。
それをもってSFの冬だ〜と、ギロンをしているわけで。
目をつぶったらなにも見えないぞ。
87>31:2000/03/02(木) 01:18
思うに、昔ならSF小説家を目指したであろうSF的才能のある人が、
今はライトノベルを書いているのではなかろうか。
#ネタなので具体例はなし(笑)
88名無しさん:2000/03/02(木) 01:49
具体例を書くと地雷になるしね。
89>87:2000/03/02(木) 02:20
ネタに反応もナンだけど、仮にその通りだとして、
何故そうなったのか、をギロンしてるわけで。
90名無しさん:2000/03/02(木) 07:09
ライトノベルよりもゲームとマンガに流れた方が多いと思う。
映画の衰退も同じ人材枯渇が原因じゃないかな。
仮に、ストーリーが溢れ出るような才能を自分が持ってるとして、
自由にジャンルを選べるとしたら、どこを選ぶ?
ジャンルごとの収入期待値はどれくらいだと思う?
91ってことは:2000/03/02(木) 07:59
日本映画がTVスタッフの流入によって少し活性化してきたように
SFもマンガ/ライトノベルの才能が再流入して来るまでは、停滞
ムードのままってコトかなぁ。
92>91:2000/03/02(木) 08:42
仮想戦記から流入した佐藤大輔は?
もとはボードゲームのデザイナーでも、おおもとはSF者かな。
93フラ:2000/03/02(木) 12:15
何度も言うが、山本弘に挿絵の無いやつを書いて欲しい
9491>92:2000/03/02(木) 21:53
ごめん、読んでない。面白い?>92

ただ、ゲームのデザインってシミュレート能力に優れている気がする。
95ちょっと追加:2000/03/02(木) 22:03
ゲームとか映画なんかは、ユーザーのことを考えて作ってるから(いわゆる
SF度が)薄くなるのはしかたないんだけど…。
96>91:2000/03/03(金) 01:13
その変質をSFファンが許すかどうかだよね。
現実問題として、日本の邦画ファンなんてのは死滅してる。
映画といえばハリウッドでしょ。
梅原某が宣言しているようなものがSFの本流であると
世間一般が認識するようになってはじめて再流入はありえるんじゃない。
97えーと:2000/03/03(金) 03:28
サイファイ宣言は単純にSFもマーケティングしてくれよ〜、って
言ってるだけだと思う。
んで、ハリウッド映画はそのマーケティングによって成功してるん
だし、邦画も視聴率で鍛えられたTVから出てきた人たちとかハリ
ウッド方式を取り入れた人たちによって製作方法とか流通方法も
変えられつつあるようだし。
だから、サイファイが本流と認識されるというより「売れる」と思
ってから再流入があると思うんだけど…。
98自分が小学校のころ、:2000/03/03(金) 12:04
図書室や図書館には児童向けのSF全集があったものです。
今も残っているんでしょうか?

新しく出版されたという話は聞かないし、
書店で児童文学コーナーに行っても、置いてあるのは
「海底二万里」と「失われた世界」ぐらい・・・

昔より、とっかかりが少なくなったようには思います。
9992>91:2000/03/03(金) 12:24
佐藤大輔
「征途」仮想戦記だけど、歴史フィクションとして秀逸
「地球連邦の興亡」宇宙の戦士が面白いと感じるなら読んで損は無し
100>98:2000/03/03(金) 12:36
(近所で知る限り)図書館でも子供向けのSFは減ってると思います。
児童向けの本は、最近は絵本も充実してるし、身の回りのことを書いた小説も
増えてきて、そのあおりを食ってるのか、SF自体が減る方向なのか?
101名無しさん:2000/03/03(金) 15:20
ここ読んでると古傷をえぐられるように
痛々しくてせつなくなってくるんですが、
みなさん何歳ぐらいですか?
とても興味があります。
102仮装巡洋艦:2000/03/03(金) 17:48
27
103>98:2000/03/04(土) 01:25
岩崎書店のシリーズだね。
104>103:2000/03/04(土) 02:20
ご指摘を受けてちょっと検索してみたら思い出しました!
http://nsknet.or.jp/~hideman/iwasaki.html

岩崎書店のは『ついらくした月』『海竜めざめる』『ラルフ124C41+』
なんかを読んだ記憶があります。

児童向けSF全集は他の出版社からもいくつか出てましたよね。
ひとつは近所の図書館にあったんですが出版社名を失念しました。

それにしても70年代から90年代のSFというのは
ジョブナイル化しにくいんでしょうか?
105名無しさん:2000/03/04(土) 05:40
なにかジュブナイル化しましょう、とアンケートとって、
「雪風!」と答えるキチ○イ集団に未来があるわけあるめえ。
ジュブナイルは完全にファンタジーに制圧されちゃったよな。ふう。
106名無しさん:2000/03/04(土) 08:07
おいおい「雪風」はダメだろぅ いや〜笑った。
107>106:2000/03/04(土) 17:22
なんでだめなんだよ!!いいじゃないかジュブナイル版「雪風」!
子供向けの心温まる…、ぷは(笑)。だめだ、やっぱ笑うわ。
108ジュブナイルを誤解している人間:2000/03/04(土) 22:54
周りの人間が信じられない少年、零。
そんな零が少し挙動のおかしな戦闘機「雪風」と触れ合う事によって。
少しづつ、少しづつ成長して行くハートフルSF。

…特に落ちは無い。
109しかし:2000/03/07(火) 07:21
SFはジュブナイルから入るもんなのか?
ジュブナイル化するよりも、ゲーム化したほうが効果的な
気がする。
110TVドラマ化の際は:2000/03/07(火) 09:15
雪風の声はナイト2000の人で。(喋るのかよ!!)
111>108:2000/03/07(火) 10:34
謎の敵ジャムとの数々の戦闘を繰り返して行くうちに
少年零は雪風の本当の姿に疑問を持つ・・・

そして少年零はある任務で人類として始めてジャムと接触し
その心に振れるがそのジャムを自らの手で殺してしまう・・・

ってそのまんま エヴァじないか(爆死)

ついでにミサトさんの位置にはブッカーを配置して
ヤオイ向けにも配慮!
112名無しさん:2000/03/07(火) 10:55
↑おまえらみたいな嫌味な読者がいるから衰退するんだよアホ
113名無しさん:2000/03/07(火) 11:17
108はめちゃくちゃ笑えたが、111はつまんねーな。
顔洗って出直して来いって感じ。
しかし108の感じで誰か書くと面白いよな。まー、
単なるねたの割には労力すごすぎだけどさ。
114というか:2000/03/07(火) 11:47
別にスレッドたてて「雪風ジュブナイル化計画」を続行してくれる?
115>114:2000/03/07(火) 12:11
ごめんなさい。ここらでやめときます。
116ジュブナイルの罠:2000/03/07(火) 20:52
純真な子供を面白いSFで虜にして、徐々に怪しい
世界に引っ張りこむのはアリでしょう。
そうやって次の世代を獲得していけば(ほそぼそとでも)
衰退はしないと思う。
117111>112:2000/03/07(火) 23:24
ははは〜確かに俺みたいな嫌味な人間が衰退させてる一因だよな。
だってエヴァネタもヤオイも君みたいな反応を引き出そうとおもって
書き込んだんだもん。

でもさ 俺も結構この板のROMってるんだがここの板ってすっげ〜
閉鎖的で偏狭な人間が結構潜んでると思わないか?
星界の紋章やグインのスレッドが立つなりいきなり「ライトノベル板に
行け!」ってレスがつくんだもんな・・・
本当ならSFとしての視点からの書き込みなんかのレスを付けて
より不特定多数の潜在的SFファンにアピールするべきなのに
そんな態度なら「俺はSFファンなんかになりたくない」って
思わせるだけだと思うぞ。
118名無しさん:2000/03/07(火) 23:29
いやだから、おもしろいSFって言ったときにイキナリ雪風!
と……話題がループするのでやめとくよ。
雪風はよいと思うのだが、時と場所を考えろつーか。
そういう思考ができないSFファン多すぎ。
119名無しさん:2000/03/07(火) 23:37
何をジュヴナイル化しても『ドラエモン』には対抗できないよ。
マンガ・アニメ・映画の中ではSFテーストは比重大きいんだから、
そこから本格SFにつながる道があれば読者層広がってたと思う。
120113:2000/03/08(水) 00:08
>111
うぜーやつだな。せっかく108が面白かったのに後味悪くなったじゃ
ねーか。つまんねー目論見であんなもん書くな。このすっとこどっ
こいが。
121114:2000/03/08(水) 00:09
>115
いや、それはそれで面白いと思ったもんだから…
122名無しさん:2000/03/08(水) 00:10
 ガンダムとかライトノベルSFを馬鹿にするやつが多すぎ。
本格SFに進む入門編みたいなもんだろ?何故大事にしない?
SFを突き詰めていけば現在では起こりえないおとぎ話だろ?
確かにガンダムとかライトノベルは非科学的なところや物理
法則に反するところがあるかもしれない。しかし、科学的で
物理法則にのっとったおとぎ話が非科学的なおとぎ話を批判
しても仕方が無いだろ?SFは文学でありエンターテイメント
なんだからどれだけ楽しめるかが問題であって物理法則にのっ
っとってかかれたストーリーと言うのはただの調味料にすぎな
いのではないか?
123111>120:2000/03/08(水) 00:26
美しい物を壊しに行こう!
残酷に爽快にいこうじゃないか!

それもSFの醍醐味だと思うがいかに?
それも見とめられないほど偏狭かい?
124名無しさん:2000/03/08(水) 00:31
つーか、キミ、電波。
123て、なにかいてあるかわからん。
SF好きなら論理的にしゃべってくれ。頼むから。
125名無しさん:2000/03/08(水) 00:38
とりあえず、ガンダムはNGだが、ナデシコはOKなのだ(笑)
126名無しさん:2000/03/08(水) 00:59
 ガンダムという作品は別にいいけどね。
 なんでも、そっちに話を持っていこうとするガンダム信者が
話の相手としてしんどい(ここだけの話じゃないけど)
 余所の邪魔しないように(そこまで考えたか知らないけど)
ちゃんとスレッド立てた、グインとかいうのには、なんというか
ご愁傷様とは思いますが。
 ナデシコは知らん
127111>124:2000/03/08(水) 01:04
論理でなく心で感じてくれ・・・なんていうともっと電波的かな?

まあ 123で俺が言いたかったのは108の書き込みが面白かったんだけど
そういった素晴らしいものを破壊したいというか汚してみたいというか・・
それが成功しているかどうかは別として・・・
で そういった価値を持つ俺も見とめられるかどうかということなんだよな。

つ〜か 君も論理的じゃないなら見とめないなんていわないよな?
128>126:2000/03/08(水) 01:08
星雲賞受賞>ナデシコ
129113>124:2000/03/08(水) 01:10
 悪いね、なんか俺に向けてのメッセージらしい。俺もよくわかんねー。
まあ、ただのうざいおたくが自分のたわごとを一生懸命かっこよく見せ
ようとしているようにしかにしか見えないけどな。
130113>126:2000/03/08(水) 01:13
 そりゃすごい。星雲賞って結構妙に思えるもんに
おくられることあるよな。そこらへん思い切ってて
いいよな。ライトノベルといわれているものまで入
れてるわけだよな?
131113>128:2000/03/08(水) 01:15
それはすごいね。間口が広いのはいいことだ。
結構おもろかったしな。
132113:2000/03/08(水) 01:16
あれ???
133名無しさん:2000/03/08(水) 01:25
まぁナンだ、どうせ匿名掲示板だ。
受けなかった書きこみの言い訳書いても仕方ない。
知らん振りして何か別の面白い事かけばいいのだ。
とりあえず「ガンダムはSFではない」高千穂遥談(笑)。
134>133:2000/03/08(水) 01:34
 理論で言い返せないのなら書き込むな。負け犬野郎
135>133:2000/03/08(水) 01:36
じゃあそれを受けて「高千穂遥はSFでない」・・・
つーか誰か書いてないだろうな?

136「ガンダムはSFではない」:2000/03/08(水) 01:38
ってどういう意味合いで言ったのかな?
137111>134:2000/03/08(水) 01:41
理論で言い返せない奴が負けならファンタジー派は殆ど死滅だな(わら
勝ち負けにこだわるんじゃなくてもっと寛容になったらどうだ?
って俺は言いたいんだがとても無理な様だな
138111:2000/03/08(水) 01:45
あ・・・「理論で言い返す=SF」という意味だ。
ここには行間を読まないで(わざと無視して?)揚げ足取りをしそうな奴が
結構多そうなんで自己防衛(わら
139>111:2000/03/08(水) 01:52
結局何がいいたいのだ?
140123>111:2000/03/08(水) 01:57
オレが火をつけたくさいので言っておくけど。
論理はもういいよ。うん。
日本語で書いてください。頼む。なにかいてあるかよくわかんないの。マジで。
どういうところがわかんないかというと、137から138へ派生する
文脈がナゼにそうつながるのか理解不能なのね。
いやあなたの中ではつながっているのだろうが、わたしには読みとれないのよ。
他人との共通認識であるとあなたが思ってはしょってる部分が、実は共通認識じゃないというか。
あなたの文が理解不能なのは、さすがにわたしがSFファンだからじゃないと思います。
141111>139:2000/03/08(水) 02:06
あ そうそう本当は「名作(?)のジュブナイル化などを叫ぶ前に
我々自身に落ち度はないか?」ってことが言いたかったんだ(苦笑)

排他的な体質、理屈で何事も決着をつけようとする心、皮肉な物言い・・・
こういった物をあからさまに他人にぶつけるために「SFを嫌いな人」じゃなくて
「SFファンを嫌いな人」を生み出しているんだと思うんだよ。
それが「坊主憎くけりゃ・・・」の心理でSF自体の衰退を招いているんだと
思うんだが・・・
142123:2000/03/08(水) 02:17
今度はよくわかります。
つーか、それ言いたいためにいままでの書き込みしてたんだとすると、
あなたもそうとうSFな嫌味じゃんかよー……てのは置いといて。
ライトノベル板をハジきだされたときに、わたしは、
あ、ダメだなと感じてしまいました。正直な話。
あそこと共存できないようでは、広義のSFの未来はないです。
たぶん、いまでもSFファンをやってる連中内の割合は狭義の
SFファンのほうが多くて、ハヤカワと創元さえあればいいんだと思います。
でもって、それはそれでひとつの道であり、悪いわけじゃないと。
ただ、その場合、狭義のSFの定義を、SF外(ライトノベルとかアニメとか)
にあてはめて論評するのは、それらの作品に害になるのでやめたほうがいいと感じます。
そのへんのバランスがどっちつかずなところが、いまのSFの悪いところですね。
143オガンダム:2000/03/08(水) 02:17
#まぁ「読んでてツマラン」喧嘩はよしなされ。
昔は、巷で人気のある小説やら漫画やらアニメやらをナンでも
「これはSFだ!」といい、その後、「確かに○○は傑作だが、
SFとしては…」と、色々空想科学的ツッコミを入れて悦に入る
のが流行ってたのじゃ。
例:有視界戦闘を前提にした兵器をトリコロールに塗るとは何事か!
まぁそれの一種じゃろうな。拡散が浸透で変質が解体なのよ。
アニメックの取材だか対談だかで出たとゆ〜話。今じゃ本人は
しらばっくれてるとか。
144だったら:2000/03/08(水) 02:17
最初からそう書けば良いのに…。
恥ずかしがり屋さんなんだからぁ〜。
145144は:2000/03/08(水) 02:22
141さんに対して書いたモノです。
146話が:2000/03/08(水) 03:00
上手い具合に戻ったところで、
しかしながら、ファンの態度が悪いからってジャンルが廃れる
なんて事が実際ありうるとは思えないけど。
やっぱ作品がツマラン以外の原因は考えられんがなぁ。
147同感:2000/03/08(水) 03:35
ファンの態度がナニだからって言ってもそいつが嫌われるだけだよね。
だけどツマランからって言っちゃうと、これは話の受け手としては
どうしようもない気もするし。
で、いわゆるSFというヤツにつまらんモノしかないかっていうと、
周辺部にはSF的な面白いのがいろいろあるしな(それをSFと呼び
たいかどうかは別にして)。
148通りがかり:2000/03/08(水) 03:47
SFファンって、失礼ながら「そういう範疇がまだあったのか」という
感じです。率直に言って。
日本で小松、筒井がばりばりだった頃、アメリカの超大作がそのまま
日本でも一般読者層に受け入れられていた頃と違い、
現在ではSFという呼称は、なぜか郷愁を感じさせます。アナクロです。
80年代に名を挙げたギブソンがつくる設定ですら、現段階において
陳腐化している(現実が先を越している!)ということからもわかるように、
SFというジャンルをいまやることはとても難しいです。
現実にたった5年のスパンで人間の生活は劇的に変化しているからです。
(携帯、インターネットが最たるものですね)
そして、一方ではサイバーパンクということばがSFから一人歩きしているのに、
その母胎であったはずのSFおよびそのファンは、なぜか閉鎖化していく。

正直申しまして、現在の「SFマガジン」は、かつて大物執筆者が属していた
というだけの理由で、惰性で続いているのではないでしょうか。
この点、なんだか「現代思想」に近いものを感じてしまいます…

149名無しさん:2000/03/08(水) 21:04
例えば、コア文学からのアプローチ
三島由紀夫「美しい星」
石川達三「最後の共和国」
安部公房「第四間氷紀」なんかは大物が書いているが
SFとしては絶望的に寒い表現が多いと思う。(当時としてでも)
コンテンポラリーな表現としてならアニメやライトノベルのほうが
SFと呼ぶにふさわしいと思う。
150話を整理しますと:2000/03/09(木) 15:10
SF的設定や、SF的思考が出てくる周辺作品(例えば、誰かが
挙げていたドラエもんや、ガンダム等のアニメやライトノベル)
が子供達や中高生に受けている事実がありながらも、それらを入
門作品として、その後、SF小説群を読破していく…ようには
残念ながら、なっていない現実がある。

周辺SFとコアSFの両者をつなぐには、この隙間を埋める作
業が必要というわけですが、今までは失敗してきたわけです。
さて、どうすればいいのでしょうかねぇ?

昔も、「夕映え作戦」「地球最後の日」とか、子供向けの面白い
小説はあったんですけどね。今の周辺SFって、コアSFとは
まったく別ジャンルのようなイメージがあって、お互いに読者の
往来がない印象がありますね。
このまま、SF業界は縮小、雲散霧消しちゃうんでしょうか…。

148さんの意見も的を得ているように思います。
今は、SFが書きづらい時代になっているんでしょうね。
151名無しさん:2000/03/09(木) 18:08
SFマガジンは(自分にとっては)短編供給雑誌なので。
だから書評とかマイベストとか座談会とか梅原書簡とかももうやめて
もらいたいです。
その方が雑誌そのものに「希少価値」がついて売れるようになるかも。
あくまでも「かも」ですが。
152名無しさん:2000/03/09(木) 23:04
>しかしながら、ファンの態度が悪いからってジャンルが廃れる
>なんて事が実際ありうるとは思えないけど。
 これは間違ってると思うよ。現在の若者は形から入っていくからね
例えばアニメオタを例にあげると一般の若者がアニメを敬遠するのは
アニメオタがかっこわるいというのが大きな要因だと思う。もしアニオタ
がかっこよかったり、言論的に尊敬できる人物であったりした場合、自分も
アニメを見てみようと思わないかい?SFもまた然り、。SFファンが対外的に
閉鎖的で言論的にとても尊敬できなかったり、かっこ悪かったら読んでみよ
うって思う人も少なくなるのではないか?
153名無しさん:2000/03/10(金) 00:23
しかし、アニオタはアニメグッズ持ってたりして見分けがつくけど、
SFオタはパっと見なかなか判らんぞなもし。
154>152:2000/03/10(金) 02:27
そういうヒトがどれくらい他人に影響するかってことなんですよ。
実際ほとんどないよなぁと思う。
そういう人たちって内向きのベクトルを持ってるし数も少ない。
155111>154:2000/03/10(金) 02:39
認識あまいんじゃない?
他の板覗いてるか?
CCさくら板が出来た経緯なんかは知らないんだろうけど
宮崎君の名前を出せば少しは理解できるかな?


156名無しさん:2000/03/10(金) 02:44
よくわかります。
確かに宮崎駿のおかげでちっとはアニメの地位も向上した観がありますな(わら)
157名無しさん:2000/03/10(金) 03:05
>149
オイオイ。「第四間氷紀」は全然寒くないよ。
もちろんコンピュータ関係の描写は古すぎだが。
あのテーマは現代でも十分衝撃的でしょう。大先輩の
カフカなんかにも言えることですな。
158152:2000/03/10(金) 03:54
 非難ごうごうであるなw
>そういうヒトがどれくらい他人に影響するかってことなんですよ。
>実際ほとんどないよなぁと思う。
確かに今まではそうかもしれない。しかし、インターネットの普及がそれ
を変えた。
誰でもHPもてるし、こうやって掲示板でいくらでも他人に訴えることが出
来るのだから、影響力は結構高いと思うぞ。
>認識あまいんじゃない?
どの辺が甘いのか、それをどう変えたらいいのか教えて欲しい。
> 宮崎君の名前を出せば少しは理解できるかな?
ぜんぜん理解できない。どういう意味なのだ?

159他の板を:2000/03/10(金) 03:54
見たからといって、どう認識が変わるの?
そういうヒトもいるんだなぁ、ぐらいのモンでしょ?
宮崎君ってだれ?勤?
160名無しさん:2000/03/10(金) 05:04
>152
一時、モダンホラーが流行りましたが、その裏で「モダンホラーファン」
とでも言うような存在は、自分の目には写ってきませんでした。
また、プロレスファンって、ある意味、アニメオタ的侮蔑の対象として
見られたりもしますけど、新日の両国大会やドーム大会なんか、けっこ
うな若者やカップルがいたりしますよね。K−1しかり。
こうみると、あんまりファンがどうだからって、人気やブームに関係な
いような気がしますよ。

それより、自分の印象としては、「今のSF自体に魅力がなくなってい
る」ように思います。ここ3年くらいで誰もが認める傑作SFって、
どのくらいあるんでしょうね?
やっぱり、「SFヂカラ」が欠けているのでは???
161名無しさん:2000/03/10(金) 07:44
人が自分をそのファンとして認知するかどうか、
その分野の作品を他人に勧めるかどうか、
という点ではファンの一般的イメージって重要だよ。

宮崎勤の事件までは、「マニアックな本やビデオで埋まった部屋」
というのは一種のステータスシンボルだったけど、あの事件後、
そういう状態を隠す傾向になったみたいな影響がある。

イメージとしてSFファンというのは恥ずかしいものになってる
というのは、何か論拠を挙げる必要があるかな?
例えば、『クレヨンしんちゃん』の中で、
パパが「昔SFファンだったんだ」と胸を張ると、
ママが軽蔑の視線で見るというシーンがあったけど、
そういう認識があるというのは、話の前提だね。
どうして、そうなったのか、というのがポイントだと思う。
162名無しさん:2000/03/10(金) 07:49
よくわかったのは、
この板に書き込んでいる人間の半数ぐらいは、現状認識が甘いということか。
それじゃ、こうなるよな。マジな話。
163名無しさん:2000/03/10(金) 08:11
こんなとこで不毛な議論してるより一冊でも本買ったほうが
業界に貢献できると思うよ>ALL
164名無しさん:2000/03/10(金) 09:18
議論するならここだけでもこてハンにしてくれby傍観者
165>163:2000/03/10(金) 11:57
さすがに、詰まらん本を買い支えまでする気はない(笑)。
166163:2000/03/10(金) 12:58
このスレッド、110番台くらいからイカニモナ「議論」調に
なってきたんで…。ああ、またか、と。
こういう結論の出るわけない議論ってSFの人たちは
ほんとによくやるけど、なんでかなあ?
「SF=生き方」だとか思ってるから?
167>166:2000/03/10(金) 13:18
いや SF者=業
168名無しさん:2000/03/10(金) 20:23
>166、167
そういえば「奇想天外」誌って、毎回のようにそんな座談会ばっかし
載ってたよねー。懐かしい。読みたくなってきたなー。

169111=愛と平和:2000/03/10(金) 21:46
>163
つーか お前バカ?
「本買う奴が少ない原因がファンにないか?」って聞いてんだぞ、俺は。
それに対して「本買え」ってか?
ついでに俺が求めてるのは結論なんかじゃねえんだよ。
SFオタの醜さをさらけ出してそれを他山の石にしてくれってのが
俺の望みなんだよ。

つーことでお前の「SFの人たち」ってまるでお前は自分がSFの人では
無いような言いぐさだな・・・よく自分に対する非難をまるで人事の様に
受け流すお前カッコイイよ(藁
170>169:2000/03/10(金) 23:02
まあまあ
171名無しさん:2000/03/11(土) 00:20
しかし、やっぱさ〜「本が売れない」理由を
「そのジャンルが好きな人々の行い」で説明するのは苦しいよ。
どうしても「ファンが悪い」って線で行くなら、「ファンが変な
ものを好むから作家もそれに迎合し…」が使い古されてるけど、
まぁ何とか戦えるのでは。新味が無くてつまらないけどね。
172名無しさん:2000/03/11(土) 00:52
浅いなぁ…ここでも読んどけ。
http://plaza5.mbn.or.jp/~SF/WHYSF.HTM
173浅いのは:2000/03/11(土) 01:53
SFを衰退させたのは「頭の硬い一部のファンだという人」か「それ以
外にあるのではないかという人」かどっちかわからないけど…。
僕の感じでは、昔虐げられていたかのように思われるSFというジャン
ルがその手法とかガジェットを使ったエンターテインメントが一杯でて
きてめでたしめでたし、ではないかと思ってるんだが。
それなのになぜ停滞感があるのかといえばハードSFとそれのみを好む
人、昔はよかったという人の嘆きが目に付くぐらいのものではないかと
思うんですが。
174>173:2000/03/11(土) 02:36
おっしゃる通りだと思いますが
大原女史も四十路の今
本格モノを書ける若手がいない(あるいは書く場所がない)という事は
オールドファンにとって痛切な関心事だったりするわけです。
星が逝き小松、筒井、半村もあと何年現役でいられるでしょう。
若い人たちにはどうでもいいことなんでしょうけどね。
175>172:2000/03/11(土) 05:16
浅いってのは、リンク先の文章が浅いんだよな?
とても現状を認識しているとは思えないよ。それ。
スカートひきずってるヤンキー高校生が出てくるマンガを読んでる
ような時代錯誤感を感じてしまったよ。
176173>174:2000/03/11(土) 11:37
僕は特に若いってわけではないです^^;
小学生ぐらいからSFは読んでますが、特に本格かどうかにこだわって
こなかっただけだと思います。
読み手としてはこうあるべしと思い込むことは、ある意味むなしい。
177163:2000/03/11(土) 12:11
>169
ああ、まるで80年代初頭のSFマガジン投稿欄のような
反応ありがとうございます。60年代中頃のやつでも可。

「ファン体質の醜さ」云々なんて、いまさら晒しても
他山の石にも糞にもならないと思いますが。
だってみんなそんなこと既知でしょ? ただでさえ人少ないのに。
貴方の怒りは伝わったんで、そのエネルギーは
少しでも本買うほうに回してください。
178名無しさん:2000/03/11(土) 12:33
ちょっと質問。
70年代の山田正紀、80年代の神林長平のような
その時代を代表するような若手って、90年代でいえば
誰になるでしょう?
179名無しさん:2000/03/11(土) 16:56
鉄腕アトムが最高だと思ってるから。
180名無しさん:2000/03/11(土) 17:45

思ってないけど…。
181名無しさん:2000/03/11(土) 18:50
最高なのはW3にきまっとる。
182>179:2000/03/11(土) 19:03
作品数は少ない(というか消えちゃったけど) 柾悟郎
183名無しさん:2000/03/11(土) 20:20
でも、黄金時代なんて本当にあったのかな?
むかし感動した作品を読み返したら、
『週間ストーリーランド』程度の内容であることに気づいて
愕然としてしまったことがあるけど、そういうことない?
184152>18:2000/03/11(土) 20:58
2.30年前のレーシングカーが今の国産のスポーツカーと同程度なのと
同じことではないか?過去のSF作家を評価するときは作品の評価だけで
はなく、その作品がフロンティアであったことを考慮にいれないと
いけないと思うぞ
185152:2000/03/11(土) 20:59
↑訂正152<183
186愛と平和:2000/03/11(土) 22:03
>175
いやいや それは172の俺の認識が甘いという皮肉じゃないか。
「世の中にはまだ認識の浅いSFオタなんか山ほどいるんだよ
お前が吼えても無駄さ〜」って意味だろ・・・いやマジで。

>163
本買え、本買えってお前本屋の回し者か?
その本が本屋に並んでないから問題なんじゃないか?

ついでに俺みたいな調子の投稿があるSFマガジン・・・
そりゃ〜店頭に並ばなくなるよな〜(藁
187173>183:2000/03/11(土) 22:04
怖くて読み返せないんだから言わんでくれ。(豊田有恒とか)
でも「結晶星団」や「神への長い道」は今でも凄いと思う。
188名無しさん:2000/03/11(土) 22:52
SFよりポルノを好むからだ。
189>186:2000/03/11(土) 22:54
ま〜なんだ、春休みで暇なんだろうけどサ、
君にはまだ、この手のギロンはムリみたいだネ(はぁと)。
もう少し大きくなったらまたおいで。
190>178:2000/03/11(土) 23:39
宮部みゆき、佐藤亜紀、恩田陸あたりの
他ジャンルの作家の方が商業的にも作品的にも大きな仕事を
してるよなあ。
191愛と平和:2000/03/12(日) 22:59
>189
おいおい厨房扱いかよ。
まあなんだそんなお前には

『私を生んだのは姉だった』

って言葉を送ってやるよ。
192>191:2000/03/12(日) 23:06
ごめんよ、よこから入ってきて。その言葉の意図と意味
がよくわからないんだ。189には通じるのかな?なんか
もとねたでもあんの?
193>192:2000/03/12(日) 23:18
とりあえず、厨房かつ、電波者でもあるってことなんだろう(笑)。
194123:2000/03/13(月) 00:14
電波だとは思うが厨房とは思わないな。
あなたも多少論理飛びしとるぞ。>193
厨房は189。煽りしか書いてないでしょ。
195>194:2000/03/13(月) 02:06
193じゃないけど…
>電波だとは思うが厨房とは思わないな。
余計悪いわ(笑)。

確かにハンドルは厨房臭よりは電波臭が強い気がする。
しかしながら、ヲタ系板でヲタを蔑むヲタって行動は電波ではなく厨房だと思う。
「皆さん自分の問題として反省しましょう」的論旨も学級会的だし。

この後、
「あの俺の発言の狙いは…」「予想道りの反応…」
系の書き込みをしたら厨房しなければ電波と判別。

#189は無論厨房決定。
196172のリンク先は:2000/03/13(月) 03:05
マジでひどい。これじゃ衰退もするわ。自分の妄想の上に妄想重ねて議論のつもりか?
197名無しさん:2000/03/13(月) 03:24
172のリンク先。正鵠を射ているかどうかはともかく、
それぞれが多彩な切り口から語ってるのは面白かったな。
198名無しさん:2000/03/13(月) 04:00
ところで、森下一仁っておいくつなの?
199名無しさん:2000/03/13(月) 07:05
>「私を産んだのは姉だった」

言壷?
200愛と平和:2000/03/13(月) 20:22
>195
いや〜お前頭良いね〜
その書き込みからいくと俺は電波か厨房のどちらかに
強制的に分類されるよな。

あと俺は141で「お前ら自身に落ち度はないか?」ではなく
「我々自身に落ち度はないか?」って書いたぞ。
頭の良いお前なら俺が何を言いたいか想像くらいは出来るだろ?

>199
育った言葉の木は「電波」と「厨房」だけだったよ(笑)
つーか「言壷」読んでる奴少ないんだな・・・
201192>200:2000/03/13(月) 20:40
そーじゃなくてさ、煽りじゃなくて、なんなのそれ?
本?
202愛と平和:2000/03/13(月) 21:06
>201
本当に疑問に思ってるみたいだから答えるよ。
あの「私を産んだのは姉だった」って文章は神林長平の「言壷」って
小説の中にあるんだよ。

まあどういった意図で書いたかは195に
厨房に認定されるから書かないが小説読んでみればわかるかな・・・
いや 余計わからなくなるかも(笑)
203>202:2000/03/13(月) 21:44
thank you!!
さがしてみるよ!!
204>200:2000/03/14(火) 02:55
あー…
熱くなんなよって感じ
SFに限らないけど、これだから以下略
205そもそも:2000/03/14(火) 20:17
日本でSFの黄金時代なんかあったのか?
206愛と平和:2000/03/14(火) 21:21
>204
醒めたふりをしつつ他人を見下す奴には俺はなりたくないね。

>205
俺もあったとは思わないが少なくとも十年前はもっと
早川も創元もコーナーがあって本も並んでたぞ
207>206:2000/03/14(火) 21:47
たまにはいいことゆ〜じゃん。
ところで、206の論の何が受入れ難いかって、
ファンの行いとジャンルの興隆がリンクしてるとすると、
SFヲタ<アニヲタ、ゲーヲタ
になってしまう所だな(笑)。
208愛と平和:2000/03/14(火) 22:52
>207
煽りいれないでマジレスかえすかな。

SFを富士山にでも例えて見るかな。
1合目からそのまま登ろうとすれば距離はあるし頂上に近づけば
酸素は薄いしで相当キツイジャンルなんだよなSFって。
まあその厳しさもSFの醍醐味なんだとは思うが
だから登ろうとする奴は基本的にはそんなに居ないんだよ。

でもって拡散と浸透を合言葉に八合目まで自動車道を引いたんだよな。
おかげで八合目までは人が結構来る様になったんだがそこからが問題なんだよな

昔から歩いて登っている奴のなかに「お前ら1合目から登らなきゃ
本当の富士山はわからないぜ」って言い出した奴が居たんだよ。
酷い奴になると「だからクルマで下まで帰って歩いて上れ」って
言う奴まで出て来るんだよな〜

続く
209愛と平和:2000/03/14(火) 22:53
続き

それを聞いた観光客は「そんなんだったら富士山なんか登らなくても良いや」ってことで
八合目から帰ってしまう。
無論最初っから登る気の無い観光客も沢山居ただろうが・・・
でもって新規の登山者が増えないままに体力の衰えから
登山を止める人が出てくる・・・自然と人が居なくなる・・・

まあ俺の主観だがな。

あ・・・ちなみに自動車道ってゲームとかアニメの事だからな。
210>209:2000/03/15(水) 01:21
ひじょーにうまいんだが、最後の一行は蛇足だな。
211罪と罰:2000/03/15(水) 11:35
>209
とても分りやすいね。
ただ、どの世界でも頂上に登る人はもともと少ないんだと思うよ。

裾野が広くて、自動車道も多ければ頂上を目指そうという人も
増えると思うけどなぁ。上から石を投げられても裾野が広けりゃ
かわせるよ。もう20年前から石を投げてるのに、登る人はそん
なに減ってないと思うが。
212>211:2000/03/15(水) 13:26
そういうやつって、なんだかんだいっても滅びる運命にあるんだよな。
富士山も観光メッカになったわけだし。
古きよきってのにはそれなりの価値があるが、それもべつに最初からあったものじゃないし。
結局ハードSFに偏重してるのは一部のファンだけで、それ以外はどうでもいいやな。

そもそも俺にとっては、日本製のかっちょいいハードSFなんてなかったよ。
ずっとへぼいと思ってた。

213>205:2000/03/15(水) 20:54
福島正実、広瀬正から星、小松、筒井と受け継がれ
かんべむさし、山田正紀あたりにまで至る
SFサロン的なものが消滅しても何の痛痒も感じない
若い世代が読者の主流になったということなんだろうね。
それは仕方のないことなんだろうが
黄金時代は確かに存在していたのだよ。
ある一定の性癖を持って生まれてきてしまった人間の中には。

214愛と平和:2000/03/15(水) 22:13
>211
俺は裾野は相当に広いと思うぞ。
SFテイストの含まれたものはいたる所にあると思うが?

あと登る人は確実に減ってると俺は認識してるんだけどな。
つーかここに認識の違いがある限り先には進めないぞ。

>212
俺としては楽しみの一部としての早川や創元の本が手に
入れづらいことを嘆いてるんだよな。
まあ 手に入らないなら他のことして楽しむだけなんだが
快楽の選択肢が減るのは哀しいことだよ。
215212:2000/03/15(水) 22:51
 そうか、それはよくわかるが海外ものは比較的よく手に入
るようなきがするが、どうだろう?
 俺としては、大極的に流れは変わるだろうと思っている。
もちろんさびしくなるとは思うがね。

 しかしながら、国内作品にはたいして食指を動かされた
ことがないのでけっこーどうでもいいのも本当のところだ。
それなりには楽しんだが、なくても良かったな。
216名無しさん:2000/03/16(木) 01:10
んむ。実は僕も映画と同様、洋モノが潤沢に供給されるなら、
国産品は別にどうでもいいような気もするなぁ。
とはいうものの、虚無回廊の続きは読みたい…。
217罪と罰:2000/03/16(木) 01:26
>214
登るのが頂上までという意味なら、ほとんど認識はあってると思うよ。
言葉足らずだったのかもしれんが、言いたかったのは…。

 頂上まで登る(登れる)ような人は、もともとそんなに多くはない。
 でも裾野は他の山(=他ジャンル)と重なり合ったり、道路もでき
 たりして広くなったりして、頂上にいる、または頂上にいるつもり
 になってる人の投石にもかかわらず八号目までは登る人も増えてる
 と思う。
 だからどうせ八号目まで行ったんなら頂上目指してみるかっていう
 人もたまに出てくるかもしれん。よかった(厭味ではない)。

ということだったんだが、うまく伝わっただろうか?
ということでもう寝る。
218名無しさん:2000/03/16(木) 01:33
>215@`216
わりと、海外モノと和モノで棲み分けがされているよね。
どっちも読む人もいるけど。というか、自分は後者だ。
両方読む人間からすると、まず、SFを大別すると「海外SF」
と「日本SF」の2つに分けられる、って感じがするな。


219>218:2000/03/16(木) 02:18
んむ。僕はSFっつぅと洋モノをイメージして、
和モノは、何か別のジャンルの小説みたいな感じ。
無論、重なる部分もあるけど。

#時に、例え話は理解の手助けにするには有効だが、何かの論拠にはならんぜよ。
220218:2000/03/16(木) 03:05
>219
やっぱり、元々が海の向こうのモノだから。自分もそういう傾向が
ある。発祥地産出SFは、ありがたく手をあわせてから、美味しく
いただく…って感じかな。
和モノも、もったいなくて、かたじけないが(最近の和モノはそう
でもナイ…)。
221219:2000/03/16(木) 03:20
因みに、東欧のは、ど〜も、日本以上にイマイチ合わない。

蝋人形的な気持ち悪さのイメージが何故かある…って謎。
222名無しさん:2000/03/16(木) 09:57
>221
とっつきにくいね。自分は食わず嫌いなだけかも。
「ストーカー」は途中で断念してしまった。最後まで読んだ方がよかったかな?
223>222:2000/03/16(木) 11:27
「泰平ヨン」とか面白いじゃん。
224>222:2000/03/16(木) 12:20
「完全な真空」も爆笑モノ。
この中の「新しい宇宙創造説」って、
「宇宙消失」のモトネタかじゃないかと思ってる。
225ところで:2000/03/16(木) 20:47
俺的にはSFの停滞前線ってのは去年の夏あたりから解除されてるような気がする…
226愛と平和:2000/03/16(木) 23:35
>212、225
なんつーかなぁ〜
多分お前ら都心に住んでるか勤務通学なんだろうな・・・
地方の本屋を覗いた事がないんだろ?

>罪と罰
俺は八合目から先の山小屋や休憩所が荒れ果ててると
思ってるんだよな。
だから荒れ果ててて登るのが昔より辛いのに昔ながらに
石を投げてても良いのか?って思ってるんだよ。
227212>226:2000/03/17(金) 01:27
その場合はしょうがないから通販すべしってまあそうもいかないだろうけどさ。
俺も洋書は通販だしな。

ところで実際の富士山は最近は整備されて上りやすくなってるぞ。
228罪と罰:2000/03/17(金) 03:04
>226愛と平和
だから僕は(石を投げるやつはどの世界でも滅びることはないだろ
うが)、これだけSFが周辺のジャンルに広がってるんだから、よ
りエンターテインメント性をかねたより読みやすいものが出てくる
だろうと思っている。楽観的過ぎる?
石を投げるのも、同じ考えを持つ人たちにとってはひとつの楽しみ
かたなんだろうから、それはそれで俺とは違うから見ないことにし
よう、というのが僕の考え方かな。

ところで「SFが読みたい2000」が古本屋にもうでてたので、買っ
てきた。これから読む。
229225:2000/03/22(水) 14:24
たしかに、オレは都内に住んでるけれども、
地方のことを考慮していない無神経な考えだっただろうか?
だったらすまん。でも、昔の本が続々と復刻されて、
異形コレクションやバカ本はコンビニで売ってるし。
停滞とか冬って気はしない。都内だけなのか。
……むしろゲーム、マンガ、アニメ、YA文庫の方に妙な閉塞感があるような気がする
230>229:2000/03/22(水) 17:04
いやしかし、品揃えの悪い本屋しか無い田舎のことまで
一々気にしてたらきりがないだろ。
最後は離島まで考えるとか…。

で、本題だけど閉塞感なんかあったかなぁ>ゲーム他。
プレステ2やら衛星放送で盛り上がろうとしてる最中
ではなかろうか。
まぁなんというかしっかりマーケティングして狙って
きてるモノ(=洗練されてきてる?)が増え、野生の魅力
が減って寂しい…って気分はあるかも。
231名無しさん:2000/03/23(木) 22:20
いつのまにか
SF=ハードSF
になっていると感じるのは私だけ?
昔はもっと色々幅があったんだけどなあ。
これって例の「浸透と拡散」の反動なんですかね。
232名無しさん:2000/03/24(金) 00:01
>231
拡散した分、求心力がなくなって、先細りになってきてる印象は
ありますね。ちょっと話は変わりますが(作品の出版点数や質は
置いとくとして)昔はSF業界というかファンも含め全体が、す
ごくホットだったように思います。気分的なものだけでしょうか。
233>231:2000/03/24(金) 00:54
だって、ハードSF以外は「ホラー」「ミステリー」「ファンタジー」
「ライトノベル」に成ってますから。
234名無しさん:2000/03/24(金) 07:11
ちと社会学的に。以下、原則的に日本に限って。
SFの中心テーマの一つは、自分のいる状況が変わる、世界が変容する、その感覚です。
60年代70年代は、科学によって、風景が、世界への認識が、環境が、ガンガン変わりました。
この時期、SFは最も力があった。この勢いで世界が変わっていったら、と、当時の若者は想像を逞しくした。
当時の大人たちは、変容して行く世界についていくことで精一杯だった。だから、SFを弾圧した。変容は現実だけでたくさんだ、人間の内面まで変容しやがったら、わしにはたまらん、という、当時の大人たちの防衛反応だった。

80年代以降、科学による生活の変容の方向性が変わった。目に見えにくい変容になった。
70年代までの変容は、宇宙開発であり、消える田園と立ち並ぶ工場であり、自転車から自動車へ、ラジオからテレビへ、という変容だった。
80年代からの変容は、ビデオデッキであり、パソコンであり、カセットテープからCDへ。
かつてSFが想像していたものが、その想像とは違う形で、え、こんな地味な形で、と、生活に浸透した。
70年代までの生活変容は、ビジュアル的に判りやすかった。
80年代以降、ビジュアル的には判りにくくなる。
そして、日本にSFが根付いて40年経つ。SFに偏見を持つ「大人」は、日本から消えた。
カウンターカルチャーとしてのSFは、抵抗する相手としての「大人」を失ったときに、歴史的使命を終えた。

今後は、イギリス風刺文学的伝統を、日本SFは作り得るか、という方向に、日本SFが成長してくれるといいなあ、と、私は思う。
スウィフト、ウェルズ、オーウェル、といった系譜は、SFの源流であると同時に、イギリス風刺文学の伝統だ。
主流文学としてのSF、というものへ、成長しなくてはならないと思う。
235>234:2000/03/24(金) 09:07
過去から現在にわたる分析は的確だと思いますが、
>今後は、イギリス風刺文学的伝統を、日本SFは作り得るか、という方向に、
>日本SFが成長してくれるといいなあ、と、私は思う。 スウィフト、ウェルズ、
>オーウェル、といった系譜は、SFの源流であると同時に、イギリス風刺文学の
伝統だ。
>主流文学としてのSF、というものへ、成長しなくてはならないと思う。
これはいかがなものか?SFというのは貴方のおっしゃるように世界の変容によって
知的好奇心、探究心が刺激されるようなものだと思います。逆に、変容、変化があ
るからこそSFであるといえます。私が言いたいのは、SFが主流文学化、伝統文
学化することによって、変容が限定、形骸化することは無いでしょうか?これは
既存の文学を否定し、SFというジャンルを創り上げてきた作家達がもっとも恐れ
ていたことであり、忌み嫌っていたことではないでしょうか?あなたはこれを成長
といいますが、これは明らかに成熟したゆえの停滞だと思います。カウンターカル
チャーとしてのSFはその使命を終えたとおっしゃっていますがSFテイストを持
ったホラーやファンタジーを批判しているこの板の住人を見ていると、当時の文壇
がSFを批判していたのとダブって見えるのです。SFはSFから派生した新ジャンル
のカウンター対象になってるのではないでしょうか。
SFは常にフロンティアであれと言っていた御大は草葉の陰で泣いていると思います。

236脱線と知りつつ:2000/03/24(金) 19:58
閉塞感関連(あくまでオレ的な感触)
>230
なんか、オレ自身良くわかってなかった
あやふやな感触をはっきりさせてもらったみたいだ、ありがとう
そうなんだよな。ねらってるってのが分かってしまって
かえって興ざめってのは良く感じる。
少年誌も新人が育ってこねーし。育ってきたかと思えば壊れていくの
をひやひやしながら見守って行くばかり。
(最近はどこの雑誌も持ち直したかも)
でもマンガでいえば読んだら手が汚れる月刊の凶器として使えそうな重い奴
とかを読めばいいんだし。視野を広げれば閉塞してるのは自分の視界だけだったりして。
でも、学生の時には楽しみにしていた超大作風RPGの新しい奴を遊んだら…なんだかなぁ。
だったり、
カラオケに行けば去年の秋以降の新番組の主題歌が軒並み入ってなかったり、…(オレ解釈)
「YA文庫は新人だけ注意していればいいや!」ってSFが読みたい2000でいわれちゃうくらいだし、
そして読んでその通りじゃん!と膝を打つ。
やっぱり、オレ周辺ではSFがかなり熱いと思う。
せっかく都内なんだからセミナーとか行ってみようかな。
237名無しさん:2000/03/25(土) 06:28
単純に、おもしろいSF小説がないから。
SFしか読んでない奴がSF書いてるからじゃないかな。
238234:2000/03/25(土) 07:12
>235
返信ありがとです。
イギリス風刺文学への回帰、というのは、私個人の決意みたいなものなので(少しだけ創作に関わっている)、他の方々は他の方々の道があると思います。
以下、少し言葉続けます。
第1世代日本SF作家は風刺ものとしてSFが無害化されるのを嫌いましたが、それはその時点で風刺文学は(社会通念上)無害であり、SFにインパクトがあったからだと、思います。
私は最近、逆に風刺文学として初期日本SFを読み返したり、風刺文学と政治の関わりとかを見るようにしているのですが、第1世代以外の日本SFは、SFという無害なカテゴリーの中に入っちゃったんじゃないかな、と、感じるんです。
フロンティアたるにも色々な方法があると思いますが、「主流文学ではない」という自意識は、裏面の効果として、「世界と自分は互いに不干渉だ」という意識を招いてしまっているように思うんです。
とくに80年代以降、日本SFは完全に日本政治から切り離され自動化してしまったように思います。
風刺文学の伝統(チャペックや、ヴォルテールの『カンディード』)は、社会を寓話化し社会に物申す、それによって社会の変容を自らの手で起こす、という、責任意識があったように思うんです。
そして、現在の日本SFに足りないもの、私の考えるフロンティアとしての精神は、このあたりにあるのではないかな、と、私は思うんです。
239名無しさん:2000/03/25(土) 09:33
ごめんね、一言言わせて。
こういう風に理屈っぽくうんちくたれてる人がいる限り、SFは
メジャーになり得ないのではないでしょうか。
どうしてSFファンはこうオタクっぽいの、って言われるのがオチというか。
※私はこういうの、嫌いじゃないんだけどねぇ
最近の若い人たちって考えることを面倒に思う人が多いようで、
単純明解で浅いものを好む傾向があるように感じます。
240>239:2000/03/25(土) 12:11
メジャーの定義はさまざまだが、その一つに、知性ある一部の人間が、情報を持たない大衆を操作した代物、という側面がある。
大衆操作は、自身が大衆でいつづける限りは、できない。
単純で浅い商品を好む人間はいつの時代でもたくさんいる。そういう商品はいつでもたくさんある。次の時代に残らないだけのことだ。
241239じゃないけど:2000/03/25(土) 14:59
>240
話がつながってないよ。
239は、SFファン(もしかしたら作家も)とそうじゃない人の
感性や意識の乖離が、一般の人に支持されなくなった原因だって言ってる
のに(ちがってたらごめん>239)、なんでエリートの大衆操作の
話が出てくるの???
あと、次の時代に作品が残るには、
やっぱり多くの読者に支持される必要があるでしょ。
242名無しさん:2000/03/25(土) 15:34
SFを読まない人は何で読まないんだろう?
本自体を読まないとか実用書しか読まないという人は、
取りあえずここでは考察から外すことにして、
普通以上に小説を読むけどSFは読まないという人のこと。
何で読まないんだろう?
243名無しさん:2000/03/25(土) 16:35
「このミス」の海外1位は「極大射程」、ミステリファンじゃなくても
充分以上に楽しめる。
でも「SFが読みたい」の1位の「宇宙消失」は、
SFファンじゃない人が読んで面白いとは思えないんじゃないかな…
て言うより、なにが面白いのか理解できないと思う。

小松左京、筒井康隆、星新一、半村良の小説は、SFファンじゃなくても
楽しめた。
今のSF作家には、SFじゃない小説でも面白く書ける人って、あまり
いないような気がするのは私だけ?
244名無しさん:2000/03/25(土) 16:41
239氏に代わって
SFファンは知性のあるエリート。
このスレッドは、我らエリートが、無知な大衆を啓蒙してやるための
戦略会議の場。
・・・とか思ってるのかな?>239
245名無しさん:2000/03/25(土) 16:56
>243
SFファンがSFに求めてるもの(奇抜なアイデアとか科学的な
整合性とか)と、
一般の読者が小説に求めてるもの(感動とかロマンとか人間性への考察とか
って違うから。
良くも悪くもマニア向けのジャンルって事では?
246名無しさん:2000/03/25(土) 19:36
筒井康隆が「SF教室」の冒頭で強調してたが、
SFはなにより先にまず「小説」でなければならない。
なのに、小説になってないSFが、あまりにもアマリニモ多すぎる!
30年後の今も共感してしまう。
247名無しさん:2000/03/25(土) 19:39
246の補足です。
筒井が書いてたのは「アマリニモ多すぎる!」まで。
共感してしまう・・・は私の感想。
248名無しさん:2000/03/25(土) 20:58
なんでSFが読まれないのかと言えば、
SF内で使われる専門用語や設定(いわゆるSF方言)が多すぎて
一般読者が引いてしまうからでしょ。
SFの武器だった文明批評や最新の科学理論とかは、
今では他のジャンルでも平気で使われてるし。
似たような内容ならば、とっつきやすい方に流れるのが道理。
249名無しさん:2000/03/26(日) 07:34
>248
SFでなければ書けない、という必然が、刻々と、乏しくなっているんでしょうね。
あと、SFというスタイルを選択することによって、小説内の現実感が損なわれる、ということはあるんじゃないかな。
モダンホラーは現代的なリアリティを回復することで、ホラージャンルを生き返らせることに成功したわけですよね。
…でもSFって、読まれてないのかな? SF「みたいなもの」は氾濫しているけど。
250名無しさん:2000/03/26(日) 08:28
SFというジャンルは変化することを拒否しているようだ……
251名無しさん:2000/03/26(日) 11:47
たとえば、
北村薫「スキップ」「ターン」
東野圭吾「秘密」「変身」
なんかはSFと呼んではいけないのかな。
すごく面白かったんだけど。小説として。
252名無しさん:2000/03/26(日) 13:45
>249
「SF」は読まれてるでしょ。ただしマニアにだけど。
て言うか、マニアの考えるSF感が硬直しきってて、
作家が下手に自分の小説をSFとして出すと
「こんなのSFぢゃねえやい!」と否定され、
と言ってマニアに合わせたら今度は一般読者にソッポを向かれる。
たとえ作家がSF好きだとしても、SFを書くメリットが無さ過ぎ。
253名無しさん:2000/03/26(日) 15:50
マニアにもよい?マニアと悪いマニアがいる。
よい?マニアは、自分のSFへの固定観念と限界をわきまえているから、
思い付かなかった新しい視点の作品が出てくると喜ぶしSFジャンルに
入れたがる。
悪いマニアは、自分の固定観念で処理できないものは認めたがらない。
SFは既成観念の打破が身上だから、固定観念なんてあってもしようが
なくて前者がよいと思うかもしれないけど、痛しかゆしで、十年以上前
前者のような見方が広まった結果、「SFの浸透と拡散」が起こって
コアが見えなくなってしまった。難しい。
254名無しさん:2000/03/28(火) 19:43
TVドラマ化出来ないからじゃないか?
255名無しさん:2000/03/28(火) 20:51
>254
深夜ドラマでは時々SFを見かけるよ。
「ナイトヘッド」とか「七瀬ふたたび」とか。
マニア向けなのは否定できないけどね。
256名無しさん:2000/03/28(火) 21:30
マニアは、SFらしいSFだと(映画「スターシップ・トウルーバー」とか)
作品の良しあしに関わらず、ほめまくるのね。
彼らにとっては、SFかSFでないかが重要なのであって、
面白いか面白くないかは二の次みたい。
257名無しさん:2000/03/29(水) 02:24
>254 鋭い意見だと思った。
TVドラマ化しやすい作品=多くの人に受け入れられやすい作品。
そういう国産SFがほとんどない。
もっとはっきり言うと、ラブストーリーとして成立してるSFが
全く無い。(大原も神林も笠井も、そういうのって書かないもの)
ラブストーリーになってるSFなら、「パラサイト・イブ」にせよ、
「秘密」にせよ、ベストセラーになって、映画化までされてる。
(まあ、映画の出来はアレだったけど)
「NIGHT HEAD」も「リプレイ」のパクリの「君といた未来の
ために」も、ユニークなラブストーリーになってる。
SFマインドを保ちつつ、きちんとラブストーリーとして成立してる
SF小説の佳品がが続々発表されれば、ファンじゃない読者の注目度も
ぜんぜん違ってくるんじゃないだろうか。
258名無しさん:2000/03/29(水) 10:09
カジシンは、ドラマでも十分いけると思うぞ!
クロノスジョウンターの伝説なんか二時間枠に三本とかで是非に!
259>257:2000/03/29(水) 11:00
なるほど、ラブストーリー要素か。
『ベストセラーの書き方、2000年日本版』
の内容を考える方が、建設的かもしれないね。

昔のポルノ映画というのはスケベシーンさえあれば何でもできたんで、
若手の映画人が自分の表現したい内容をポルノ仕立てに押し込め、
結果としてポルノ映画が表現の先端になっていた時期がある。
その精神は他のジャンルの表現者も見習うことができるね。
260名無しさん:2000/03/29(水) 14:24
SFマガジンなどでも海外のものばかり取り上げている。
もっと国内の作家や新人を育てることをすればいいのにね。
261名無しさん:2000/03/29(水) 14:32
>若手の映画人が自分の表現したい内容をポルノ仕立てに押し込め、

SFでもそういう人いるでしょ。
ハードSF書きたい野尻抱介が、富士見ファンタジア文庫に合わせて、
セクシーな格好した萌え萌え美少女を主人公にしてるのなんて、
感覚としては同じだろうと思うよ。

262>261:2000/03/29(水) 16:21
とても、仕方ナシにいやいやながら最後の手段としてやってるとは思えない(笑)
僕は野尻作品大好きです。ファンタジア文庫もハードな短編もね。欠点はあるかも知れないけどさ。
263名無しさん:2000/03/29(水) 16:26
>261
そして、それは成功してるもんね。
実際、野尻抱介の本って、若い読者にも受け入れられてるわけだし。
うん、日本の作家に、DRクーンツの「ベストセラー小説の書き方」を
読んでもらおう。
264名無しさん:2000/03/29(水) 22:41
某・○藝に持ち込みをしようと電話をかけた時、
「どんなのを書いているんですか?」
「ジャンルはSFの短編ですかね」
「(フンと鼻で笑って)エスエフ・・(再び鼻で笑い)ウチはSFは
やってないんですけどねえ・・」
 結局、取りあえず送ってみたが、あのSFという言葉に対する反応
を考えると・・
SFって一段低く見られてるのね。
265>264:2000/03/30(木) 00:17
SFマニアがファンタジーや非科学的なSF小説を1段低く見てるほうが
どうかと思うよ。時々鼻持ちなら無いほど不快な書き込みがある。
266名無しさん:2000/03/30(木) 01:07
純文学(というジャンルがまだあるとすれば)畑の連中がSFを見下す
態度と、SFマニアがファンタジーやアニメやライトノベルを見下す
態度は同じ。
「アニオタ」「ライトノベル板へ行け」「これはSFじゃない」
「田中芳樹が悪い」「栗本薫が悪い」
とか行ってるうちに、純文学も純SFも痩せ細る一方。
267名無しさん:2000/03/30(木) 01:36
北川悦吏子さんにSF作家と合作してもらうというのはどうか。
268つーか:2000/03/30(木) 02:53
SFの人間が、「ブンガク? もう終わってるだろ」と思っているのと
同じように、ライトノベルの人間は「SF、終わってるだろ」と思って
いるに違いない。
ひょっとすると変化はドラスティックで、「SF、それおいしいの?」とか。
269>267:2000/03/30(木) 09:47
外部の血を導入するのは必要だよね。
衰退したジャンルが自力で復活するのって難しいから。
でもSFって、時々内部の血もパージしちゃうからなあ…
270SFオンライン賞:2000/03/30(木) 12:55
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no37_20000327/special1-body.html?noframe
SF長編部門
得票数17票で1位! 2票で同率8位!!
…寂れてるなぁ…
271>SFオンライン賞 :2000/03/30(木) 13:30
正直なところ最近のSF小説ってなんか買うきしないんだよね。
そんでもって、たまにさあ、ビジョルドの新訳とかでると買うんだけどさ、
SF大会なんかも何処でやってんのかすら知らないし、ああいうのはどうでもいい。
272名無しさん:2000/03/30(木) 13:31
大体ランクイン作があまりにもへぼすぎる
273名無しさん:2000/03/30(木) 17:24
組織票でも何でも良いから投票してから文句を付けよう!
274実際問題:2000/03/31(金) 02:39
今回、どのへんを組織票にすればイヤミとして通じたと思う?>All
275>274:2000/03/31(金) 02:49
そりゃぁカムナビとか…(笑)
276名無しさん:2000/03/31(金) 03:05
とりあえず秋山瑞人は読むだけ読んでよ。
それにしても映画が40票とテレビが90票
なのに小説が20票いかないってのは
つまんないつまんない言ってるだけでもろくに
小説読んでないってことだよねSFファンの人たちって。
277秋山:2000/03/31(金) 04:24
ファンだが、猫の地球儀がイキナリSF系の賞をとるのもムカつくので
SFの人間は読まなくていい。
評価するなら、もっと前から評価していてしかるべきだし。
278>277:2000/03/31(金) 07:24
ファン気質ってやつですかねぇ。
秋山、もう注目されてますよ。
あの票には出てないけど、『EGコンバット』で注目した人、
誉めている人が結構いる。
279名無しさん:2000/04/01(土) 01:19
投票の敷居が高いのではないのか。
読んでくれている人ほどに投票までしてくれる人がいないのではないのか。
それは他の類似の企画もそうだったりして。
http://plaza5.mbn.or.jp/~SF/BEST99.HTM
http://jmai.org/
やっぱメアド明記の投票ってのがいけないのかな。
ここで選んだらどうなるだろう。
スレッドたてるから待ってて!
280大丈夫>277:2000/04/02(日) 13:47
電撃文庫というだけで、読まないSFファンが
いるかぎり。>秋山作品
ハヤカワや創元よりも新人発掘上手くなってるよ。
最近のライトノベル系は。
281名無しさん:2000/04/03(月) 21:18
新人に関しては確かに寒い状況だ>ハヤカワ
でも数うちゃ当たるってやりかたもな>電撃
282名無しさん:2000/04/04(火) 02:12
>277
確かにむかつく
>281
新人は数打たなきゃあたらないよ。
そういや新人賞読めばOkなんて言っていた奴は
いなくなるべきだと思う。
283名無しさん:2000/04/04(火) 02:52
>新人賞読めばOk
新人賞だけ読めばOK
284名無しさん:2000/04/04(火) 08:24
とりあえず、高千穂遥をソノラマの新人賞選考委員から外すのが最初
かな。
285名無しさん:2000/04/04(火) 23:33
高千穂遥といえばダーティーペアFLASHは気持ち悪かった。
親父がライトノベルを無理に書こうとしている感じで。

もっとも新人賞なんて誰がやっても同じでは、
審査員なんてすでに選ばれた5作品の中から1番を選ぶだけでしょ。


286>285:2000/04/05(水) 07:37
基本的にはそう。
でも、バカにまかせるとバトルロワイヤルを落としてしまって
大恥かいたりするからたいへんだ。
287名無しさん:2000/04/05(水) 20:56

高千穂遙は、クラッシャージョウ〜ダーティーペア初期までは
それなりに読めた、読む意味があったと思うのだがどうか。
288>287:2000/04/05(水) 21:03
あの時代にあの内容であの文体、
ということでなら同意出来るかな。
289>287:2000/04/05(水) 21:06
最初から眼中になかった。真面目な話。

みんなSFにはどんな作品から入ったのかなあ。それによって日本のSFに対する見方もずいぶん違うと思うんだけれども?


290名無しさん:2000/04/05(水) 21:23
俺はアシモフから入った。ロビイ、かな?そんでもって「一千億の針」っだったかな?
小2位のときだった。日本人はあんまし読んでねえな、そういえば。
291名無しさん:2000/04/05(水) 21:32
中1で星新一(ボッコちゃんとか)→中2でウルフガイ、筒井→
中3で半村、バラード、オールディス→高校でPKD、ゼラズニィ
他サンリオ系
292わたしの場合:2000/04/06(木) 00:15
小4(コミック版幻魔大戦/コミック版デビルマン)>小5(星新一)>
小6(E・R・バローズ)>中1(幼年期の終わり/小松/筒井)>
中2(ウルフガイ/スペオペ/SFマガジン購読開始)>中3(半村/豊田)>
高校(50年代以降を中心とした海外SF他)……
293名無しさん:2000/04/06(木) 04:40
小学校の図書館にあった、岩崎書店のこどもむけシリーズが原体験です。
「くるったロボット」(私はロボット)、「24世紀の発明王」
(ラルフ124C41+)、「深海の宇宙生物」(海竜めざめる)、
「宇宙人デカ」(20億の針)、「生きている首」(ドウエル教授の首)、
「超人部隊」(ハインラインの「深淵」)、「戦うフューチャーメン」
(時のロストワールド)、「海底牧場」(クラーク。ラストでぼろぼろ
泣いた…)、「宇宙船スカイラーク号」など。
傑作揃いなので夢中になって、片っ端から読みました。イラストも
良かったし(アシモフの挿絵が和田誠というのは、今考えるとすごい)
あと筒井の「SF教室」もいいガイドでした。

294>293:2000/04/06(木) 05:22
『ラルフ124C41+』は『2660年のロマンス』というタイトルでも
ジュヴナイル化されてるから、『27世紀の発明王』だと思う。
因みに今年は<皇紀>2660年。皇紀2660年のロマンス……。
語感で笑ってね。
295名無しさん:2000/04/06(木) 06:05
子供向けといえば、フィリップ・ワイリーの「地球最後の日」。
感動しました。続編があるようなことを解説に書いてあったけど、
翻訳はされてなかったみたい。読みたかったな。
あと、光瀬龍の「夕ばえ作戦」とか。
あんまり、子供向けSFは読まなかったみたい。ファンタジーが
多かったかも。「飛ぶ船」ってあったよね。
296名無しさん:2000/04/06(木) 09:03
漫画で「ドラえもん」にハマったのを別にするなら。
まず、ジュール・ベルヌとコナン・ドイル。小学校に上がる前に読んだ
「海底2万マイル」「彗星に乗って」「失われた世界」はべらぼうに面
白かった。
あと、作者は判らないけど児童文学で「カロリーヌのつきりょこう」と
いうのがあったのと、児童向けに翻案されたキャプテン・フューチャー
もとっかかりだったとおもう(こっちはアニメの影響もあったかも)。
で、その後は岩崎書店とか金の星社のジュブナイルに行くわけですな。
297名無しさん:2000/04/06(木) 10:21
昨日「流れよ我が涙、と警官は言った」
を読んだ。面白かった。
でもこの程度の作品でSFの殿堂入りできる
層の薄さはジャンルとしてやばすぎ。
だって面白さとしては売れ線の馳星周あたりと
比べても相手にはならないというのが正解だろう。

もう少しさ、面白い作品無いの?SFはよ。
298名無しさん:2000/04/06(木) 16:32
↑半村良読んでみたら。あと筒井。
299>296:2000/04/06(木) 19:39
カロリーヌ! お世話になりました。
いや、違うって
小学校の図書館でみんなでワイワイ読んだんだよなあ。
たしか、おフランスの人が書いていたはず。
300293:2000/04/06(木) 20:21
>294さん そうそう、「27世紀の発明王」でした。フォローありがとうございます。
>295さん 「飛ぶ船」!懐かしい、あの緑の表紙。あれはほんとに面白かった。
 マチルダと言えば、私にとってはガンダムでなく、こっちの中世のお姫様です。

子供時代の読書体験て強烈ですよね。あのころは福島正美さんがいろんなシリーズの
アドバイザーをして、SFの布教(?)をしてたけど、今はそういう人がいないのも
問題かも知れない。
301295:2000/04/06(木) 20:40
>300さん
福島正美さんといえば……、思い出しました!
「おしいれタイムマシン」(福島正美著)を。あれ読んで以来、押し入れが
なぜか、ときめく場所となった思い出があります。よく押し入れの中で寝た
り遊んだ記憶があります。
302福島正実:2000/04/06(木) 22:48
そうか、確かにこの人の存在は大きかったと思う。と言うか、第一世代の作家って、
ほとんどこの人が独力で発掘したんじゃなかったっけ?(あまり詳しくないけど)

福島正実(「美」じゃなくて「実」だったはず)が生きてたら、今のSF界は
ずいぶんちがってたと思う。もしかしたら別な雑誌を作って、それがSFの
中軸になってたかも。

アメリカSFの黄金時代もキャンベルが作ったようなものだし、
今のSF界に必要なのは、作家や評論家より、一人の名編集者なんじゃないだろ
303名無しさん:2000/04/06(木) 23:09
302さんに賛成。
これって、このスレッドのタイトルの、一つの答えになるんじゃない?

日本でSFが停滞または衰退してる理由=福島正実が死んだから。

日本SFの衰退って、福島正実の遺産を食いつぶしていった過程と言えるのでは。
304名無しさん:2000/04/07(金) 03:18

そーやって定義を絞り込もうとするから、
君らが素直に楽しめなくなってるってだけなんじゃないの?
305名無しさん:2000/04/07(金) 03:38
編集者というか、アドバイサーが必要な気もするが
アドバイサーと言うよりはガイドか

SFを俯瞰出来る人材が欲しいところだな
306>305:2000/04/07(金) 12:27
確かに。
今出てる読書ガイドは全部「SFファン向け」で、素人やお子様を
引きずり込むための本って無いから。
307名無しさん:2000/04/07(金) 13:04
>305
大森望。
半分冗談。
他にそういう人材がいるとすればSF雑誌の編集長だけど(福島もそうだった)
昔と違って今はその余裕や熱意を持てないかもな。
308偽大森:2000/04/07(金) 15:27
若いんだから君たちが自分でやればいいでしょ。
と本物ならいいそうですが、それはさておき。

僕はWebからそういう方面のオピニオンリーダーが
育ってくるのを期待しています。
ここでもうらやましがられていますがDASACONの方々の
将来が楽しみだったり。
ここにきている人たちも十分素質はあると思うんですが…
309>308:2000/04/07(金) 15:57
うえ、本気か?
ダサコンなんて年が多少若いだけで、SFダメにしたヤツらと完全に
同じ道進んでるじゃん。そもそもオピニオンリーダーなんかが育ちそ
うだってとこが、衰退ジャンルであることを示してる。隆盛ジャンル
には特定のオピニオンなんか存在しないほど混沌としてるよな?
310名無しさん:2000/04/07(金) 16:17
育ちそうってところを(今はいないってことにしても)
衰退の途中ではなく再復活の兆しととらえてはどうだろう。

そもそも、本人は衰退してないと主張すると思うけど。
311名無しさん:2000/04/07(金) 23:12
WEBからオピニオンリーダーが出て欲しいということは、
今のプロ評論家、作家、編集者には、期待するだけムダ、
てことなんでしょうかね…。本物の大森さんも含めて。
確かに、こんなに長い間、新人賞がなかったのに、復活させる運動が皆無だったのは
異常かも知れない。プロの人たちは、ジャンルの将来のことはあまり考えてないのかしら。

傍目には、今のプロの世界って、なんか派閥争いとかばっかしてるようにも
見えます(誤解かも知れないけど)。

SF作家クラブと宇宙作家クラブの別派活動とか、
早川と徳間のわだかまりとか、
梅原克文の問題提起に対するあちこちの反応とか(梅原が正しいと言わんが)

どうなんだろう。今のプロって駄目な奴らのかな。
312名無しさん:2000/04/07(金) 23:19
↑ なんか、読み返してみたら、挑発というか、嫌味みたいな文章になってしまった。
決してそういう、煽りみたいな意図じゃなく、単なる疑問です。
もし、これ読んでらっしゃるプロの人で、不快に思われた方がいたら
謝罪します。すみません。
313名無しさん:2000/04/08(土) 00:37
SFマガジンで毎年やってるSF作品リストってどうしようもなく
ダメだと思う。今年から別冊になったけど。
314>307@`308:2000/04/08(土) 01:01
大森望なんて腐敗の一部じゃねーか。
DASACONは、せっかくのWeb媒体をオフ会方向に持ってってるからダメだろ。
思想が10年前だ。309にはげしく同意する。
315名無しさん:2000/04/08(土) 01:23
結局、梅原問題をちょっと取り上げただけで大騒ぎになっちゃうほど
縮小化されてるのがなんともね。
仲良しグループで共通の話題でその場盛り上がればいいオフ体質の中
じゃ、どうしようもないだろ。せっかくのSF大会で三枝の話ばっか
りしてる集団見てそう思ったよ。おまえらほかに楽しいことないの?
って。
316>315:2000/04/08(土) 03:19
It's a small world!
(sigh)
317名無しさん:2000/04/09(日) 04:28
宮崎事件との絡みで80年代におたく界全体に人材の空白が発生したのに理由を求められるのでは。
つつけばSFファンになるはずだったのに適当な時期に適当な指導者(笑)がいなかったばっかりに
SF小説を手に取るきっかけを失ってしまってゲームとマンガとアニメばっかり消費している
人は多いと思う。
だからこそ、インターネットはいい感じだとおもうんだけど、
オフ会結構。どんどんやれ!と思っていますが…。
318>317:2000/04/09(日) 22:19
なにいってるかさっぱりわかんない
アニメも漫画も人材空白しなかったぞ。
宮崎勤そっちの人だったのに
319名無しさん:2000/04/09(日) 23:37
ゲームとマンガとアニメばっかり消費している人は、好きで
そーしてんだよ。つーか指導者がいないと本も自分で選べな
いような奴はいらん。
320名無しさん:2000/04/09(日) 23:39
うあ、すまん。人材ってのはプロのことじゃなくて
市井のおたくのこと。
地方では絶滅してたよ。
俺の高校の場合昔はそういうひとがたむろしてたんだろうな。
っていう痕跡だけが見受けられる文芸部ってのがあってさ。
直前の先輩がいなかったもんだから俺たちで勝手にやっていったんだけど
俺たちより古いメンバーとはつながりがないわけ。

SFって結構先輩からこれ読め!って薦められてはまっていくことって
ない?いま俺友人を調教中なんだけど。
見当違いだったかな?
321割りコメですが:2000/04/10(月) 07:48
事件の影響はわかりませんが、子供たちがゲームやアニメに流れやすい
というのは実際あると思います。まず、マスコミによる雑誌媒体の発達
は大きいでしょう。ずいぶん減ったものの、今だって多いですよね。
ゲームは週刊誌もあるくらいだから。
また、東京ゲームショウなどのイベイトや、おもちゃ屋で体験プレイ、
CM等、メーカーの宣伝力はあなどれません。アニメは毎日のように
テレビでやってるものだし。
こうしてみると、問題の一つとして「SFは商売にならん」というのが
挙げられるでしょう。
322割りコメですが(続き):2000/04/10(月) 07:50
また、アニメ、ゲーム、漫画のぱっ見のインパクトには、SF小説はかな
いませんね。小説は手にとって読み込まないとわからないし。
SF小説をかえりみると、まず、本屋で手にとる確率が低いといえます。
SFマガジン自体、部数少ないし大人の?小説誌のコーナーにあるから
子供は近づかない。小説読む子供なんて少ないし。小学校の頃、小説を
読む子はクラスに2,3人で、後は「読まず嫌い」派でした。「本なん
かよく読むね」とか、近所の子たちに「本キチガイ」と合唱?されたこ
ともありました(笑
という結果、320さんの言われる市井のSF小説おたくが、そもそも発
生しにくい環境にあり、ときとして周囲の環境から絶滅していたり、
取り残されたりということはいえますね。ゲーム、アニメおたくにも
きっと潜在的SFファンの素質は少なからずあるのかもしれません。
323視点の違いでは?:2000/04/10(月) 08:49
個人的な考えなんですが、「SF=プロレス」ではないでしょうか?

つまりは昔は裸の野郎がリングでげしげしやってのがプロレスだった
のに、それがシュートやらK−1と細分化されてきたように、
ホラーやアニメやゲーム(昔はボードゲームとか)がまだピンで立たず
SFと言うでかいカテゴリに含まれてたと・・・

だから現在SFの冬と呼ばれている状況は「馬場の日本プロレス」だけ
のコアなファンだけを見てるわけで、昔のSFファン=格闘技ファンは
裾野が広がっている状況じゃないかと思うわけですが、どーでしょ?
324名無しさん:2000/04/10(月) 14:26
>320さん
自分は小学生5年のとき、同級の友達から「これ面白いよ」と星新一
を貸してもらったのがSF入りのきっかけです。
それまでは、「SFなんて子供だましのくだらない、読むに値しない
ものだ」と本気で思い込んでいました。ヤなガキでしたねー。
325名無しさん:2000/04/11(火) 01:42
ちょっと茶々入れ
娯楽小説が流行りだした頃には文学小説ファンが文学冬の時代について熱く語って。
そもそも小説が流行りだした頃には古典芸能ファンが(以下略)してたんだよ。
物語の入れ物は常に進化していってそれに取り残されちゃう"種族"はいっつも最近冷えてきましたな。なぁ。
なんていってたりするんだよ。そして恐竜の様に滅びたりするのでスカ?。
っていうのはジャンルとしてSFが冬であることを考慮していなくてだめだめですが、
ようするにこんな夜おそくに何をいいたいかとというとそのうちゲームとかマンガとかアニメのファンが
最近の若者はシムスティム(ドラッグでも可)にばっかり夢中になってアニメになんぞ見向きもせん!
いやぁ全く冬ですなぁ。とかたりあったりするのか!とまあようするにオチがSF
激しく酔っぱらっててすまん。
326なんだなんだ:2000/04/11(火) 06:15
http://rental1.virtualave.net/scifi.html

この板で知った、驚いた。
反対派も擁護派もキチガイばかりではないか。梅原どころの騒ぎでない。
ネットSF界にはこんなのしかいないのか?
327>324:2000/04/11(火) 07:20
>「SFなんて子供だましのくだらない、読むに値しないものだ」

そういう風に思っている人が多いのは知っている。
しかし自分自身はSFを外から見たことがないので、
具体的にどういう先入観を世間一般が持っているのか分らない。
例えば、それと「SF難しいから嫌」の関係はどうなのか――とか。
324さんが今までに読んだSF作品の中で、
先入観に一番近かったくだらない作品を挙げてくれると、
世間一般のSFイメージが分って嬉しい。
とりあえず星新一は子供だましとは感じなかったわけね?
328>327さん:2000/04/11(火) 08:59
何しろン十年前の話だから、現状の参考になるのかどうか。漠然とした
記憶しかないけれど、子供だったのでロケットや宇宙人が出てくれば
SFだと思っていたとか。実際のところ小説からじゃなくて、ロボット
アニメの弊害があったかもね。くだらない作品多かったから。

「SFが難しい」というのは想像するに科学的説明が続くと難しげでイヤ
とか。あと、初期荒巻などの哲学マンガ系SFの印象があるのかも。
これこそ、実際に「難しい」と感じた人に聞いてみたい設問ですね。
単にイメージ的な読まず嫌い派も多いと思うけど。やっぱり、映像作品
のせいなのかなぁ。「2001年」でウワァ難しい!…とかね。

星新一はオチで読み手の予想を裏切って驚かせてくれるので、単純に
面白いと思ったわけです。
……つまらない答えでごめんなさい。
329>327:2000/04/11(火) 13:53
ちょっと補足しますが、該当の掲示板は「梅原サイファイを語る」
のが主目的ではありません。

本来、ネット系既知外で有名な三枝氏が他掲示版で擁護になってない
サイファイ擁護で荒していたため、それを隔離する目的で作られた
ものです。

当初は、他のメンバーによりサイファイに対する真面目な検証も
行われておりましたが、くだんの三枝氏によるまぜっかえしや、
サイファイ自体の興味の薄れにより、真面目な人達は既に結論を
出し終わり、三枝氏の電波観測所として現在残っております。
よって、あそこには三枝=電波と、三枝を突つき回して電波を
鑑賞する人しか残ってません。

ですから、アレをもってネットSF界を誤解しないでいただきたい。
(過去LOGを見るとそこそこ面白い話を三枝氏以外がやってますの
でそっちもご参照のほどを)
330>329:2000/04/11(火) 14:36
いや、あそここそ今のネットSF界の完璧な縮図だろう。
大森望が場所作ってるとことか、ヌルい論争とか、野尻
氏の耐えかねた一喝とか(笑)。
331webの中心で愛を叫んだ(以下略):2000/04/12(水) 00:37
略さない方が短いじゃん
ネットSF界って何じゃ。ここもその一部じゃないのか。
そしてSFオンライン掲示板もその一部でスカ?
アレというのは大森何でも伝言板のことか。
あなたはそれを楽しく読んでるようにしか見えないぞ。
webの掲示板がつまらないと思うなら自分でおもしろいことを書き込め!
けちは当人に聞こえるように付けよう!プロをありがたがったりするな!
大したこと書いてるようで中身のないぬるい発言をするの禁止!
脱いだ後の靴下の臭いを嗅ぐな!ゴミは分別して出そう!
二階からのぞくの勘弁な。ヒゲは熱いうちに。スペインの雨は主に平地に降るのカ
みきぇろうとなうと ふるぬい さもなければ たすと (笑)
332なんて書き込みにくいんだ。:2000/04/12(水) 10:29
320>321@`(割りコメですが)@`323@`324さん
俺のきっかけはファンタジーです。というか児童文学ですね。
ドリトル先生とか、お化けのアッチとかそういうの。
将来なにになりたいのとか聞かれて、
魔法使いとも宇宙パトロールとも思ってはいけないんだろうな。
と悩むようなガキでした。
小学校の時浮いてたというのは人ごとではないです。様子がくっきりと思い浮かびます。
「そんな小さな字だけの本、よく読めるね!」とかもいわれました。
字の大きさは関係ないとおもうんだけど。
本好きの人には結構そんな経験があるのでは。と思います。
だからこそ、貴種流離箪(漢字不正確かも)に惹きつけられたりするのかもしれません。
星新一は高校の時に学業のライバルが(星新一を)好きだったので最近まで読んでませんでした(笑)
今は海外SFに夢中です。ってこういうことは自分でページ作って書けばいいことですか。
プロレスのたとえはSFのことより格闘技に詳しい人に説明する分には良くできてると思いますけどね。
市井のSF読みとして自分のローカルの友人を少しずつ改造していこうと思います。
みなさんもどうぞ。
333誰だよ:2000/04/14(金) 07:58
サイファイ掲示板書き込んだの。
ひとりヒステリー起こしてるじゃんか。
2ch人として、なま暖かく見守ろうぜ。
向こうは精神病院だが、こっちはクソ溜めなんだし。
334名無しさん:2000/04/14(金) 08:24
'65生まれだけど、
国語の教科書に星新一の作品が使われてたのが
SF(?)とのファーストコンタクトでした。
この方面から入ったひとって多いんじゃないの?
335>333:2000/04/14(金) 10:10
見てきた見てきた。
三枝って人もアレなのだろうけど、
冬樹蛉ってのもかなりのモノだと思った(笑)。
ちょっとかまうと長文を返してくれるので
こっちの方が面白い、というか張り合いがある。
ワナを仕掛けてくるし、友達多そうだから
あんまり何度も突ついて遊ぶのは危険だけどな。
336>335:2000/04/14(金) 19:31
>三枝って人もアレなのだろうけど
 牛の話は難民板でね(はあと)。

 SF界がダメになったのは、以前ほど才能がある作家がいないから、
というコトでいいと思うけどねえ。SFオタク期待の新星の野尻にし
たところで、小松、半村、光瀬あたりとは格が違うでしょうよ。それ
は認めないといけないと思うのだよ。山本弘も当然ダメダメ。
 冷戦終結による開放感あたりも原因かもね。冷戦が終わったんで、
おおっぴらに未来を語ってもよくなった。「どうせソ連のミサイルが
降って来て死ぬんだ」とか、もう思わないわけで。したら、SFの世
界に逃げ込む必要はないもん。地に足をつけた話をしても恥ずかしく
なくなったのじゃよー。
337"猿"の惑星:2000/04/14(金) 19:48
初期筒井や小松みたいな
サイケデリックな感触が
染み込んだ作家がいないから?
338名無しさん:2000/04/14(金) 20:29
今時サイケやっても寒い気がするが…。
339名無しさん:2000/04/14(金) 22:31
今一番アレなのは、まともな新人がいないことだと思う。
340名無しさん:2000/04/14(金) 22:37
ライトノベルまで入れてもはなくそちょび〜ん、見たいなのしかいないもんな。
1〜2人の数作くらいは読めるのがあったけど…。

341名無しさん:2000/04/14(金) 22:37
そりゃ、停滞/衰退してる分野に参入しようって新人はいないから…。
342名無しさん:2000/04/14(金) 22:54
みんな結構あこがれてると思うよ。SFを書くってことに。
いろいろな新人作家の言動見てるとそう思う。
でも、今はおたく的あるいは小市民的な設定でないと出して
もらえない/受け入れてもらえないし、それを乗り越えたとしても、
小松のような雄大な視野をもった正統派SFを書ける体力を
持っている人はほとんどいないと思う。
343名無しさん:2000/04/15(土) 01:49
宇宙塵や宇宙軍の若いのにしたって、大したことはないから・・・
お茶大のOGに頼るしかないのか?
344名無しさん:2000/04/15(土) 02:12
>みんな結構あこがれてると思うよ。SFを書くってことに。

何歳までを若手だと思っています?
いま20代の人間はファンタジーへの傾倒のほうがぜんぜん強いでしょう。
345>343:2000/04/15(土) 03:08
お茶大OGってすごいの?
346342>344:2000/04/15(土) 08:26
どっちかというと、ここ10年にデビューした人。
年齢なら30代までかな。
うん、その半分は言われる通りファンタジー志向だと思います。
347>345:2000/04/15(土) 08:34
343じゃないけど、さぁ。実力作家では高野志緒や川上弘美がいるけど。
SF研からはわりと人材出てないね。
348>343:2000/04/15(土) 10:43
宇宙塵の若いのって、誰の事?
あそこ、創作やってる人は若くても30超えてると思ったけど。
349名無しさん:2000/04/15(土) 11:02
日本全体でオカルト趣味が弱まったからというのはだめ?
つまりと学界のせい(わら)
未来が明るくかつ予想しやすくなったという説は自分にとって盲点でした。
350名無しさん:2000/04/15(土) 11:36
未来が予想しやすくなった? 誰の説?
僕には全然そんな感じしないな。明るくなったのは少し同感だけど。
SFを読んでても「古い道具立てやもう存在してるものばかり使いまわし」って
感じることがおおい。
あと、国際感覚っていうのかな、「日本出れば異国」って感覚を伝えられる
作家がいないと思う。日本の平均的価値観で押し切っちゃう。
小松描く外国のうんちく、平井描く人種差別、これ結構混沌とした世界よ。
351>347:2000/04/17(月) 19:35
川上弘美はお茶大SF研出身だったはずだけど?
他にもプロ作家がいた筈<お茶大OG。
あ、オイラは343でも345でもないよ。
352名無しさん:2000/04/18(火) 02:38
http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=kao&key=955540671

関係ないかもしれないけど、
むかしはこういう他愛のない遊びってスペオペベースだったよね……。
353>352:2000/04/18(火) 03:25
すげぇ面白かった。俺、ファンタジーに転向だ。
354>352:2000/04/20(木) 03:06
いいねぇ。こういうファンタジーアドベンチャー。
十円ハゲのデブ田中がいい味出してる。
355名無しさん:2000/04/20(木) 19:07
つーか、
SFが終わったから。歌舞伎も死んでホルマリン漬けでしょ?
356>355:2000/04/24(月) 18:13
意味がわからないが下がってるのであげてみる。
ミステリ版で大森望がたたかれてたのでSF版でももっとたたいてください。
不満のある人はね。
357>356:2000/04/24(月) 22:35
ミステリ板では
>身内遊びの好きな方々の自作自演て感じですね。
とバラされてるようですが…。
358>356:2000/04/25(火) 05:11
嫌いだが、叩くほどではない。
もっと有名になったら考える。
359アニメ板住人:2000/04/29(土) 08:06
無限のリヴァイアスでも見たらア?
360>359:2000/04/29(土) 19:37
もうとっくに放映終わってるジャン。
361名無しさん:2000/04/29(土) 21:49
大森板で、リヴァイアスを見て「この作品はSFの足をひっぱる」みたいなことを
言ってたひとがいたなあ。
ジャンルの損得でしか作品を捉えてない発言ってムカつく。
362名無しさん:2000/04/29(土) 21:52
アオイ萌え〜。コズエ氏ね〜。
363361:2000/04/29(土) 22:10
んで何がムカついたかって、そのひとは総集編だけ見てそういうこと言ってたんだよな。
まあいいんだけどさ。監督もSFとして作ってたつもりはないみたいだから。
364:2000/04/29(土) 22:45
総集編みれば充分(藁
ファイナ萎え〜。
365名無しさん:2000/04/29(土) 22:52
とりあえず、あれでまた、
「SFは訳が分からん暗い話」
という偏見が広まったぜ。イェィ。
366名無しさん:2000/04/30(日) 04:10
ショタコンのラン萌え〜
367名無しさん:2000/05/03(水) 17:10
このスレの状態から判断しますと、「無限のリヴァイアス」が
SFが停滞または衰退させた、トドメということで。

過去から現在までほぼ話は出尽くしたように見受けられますので
これにて幕引きとさせていただきます。
************************END************************
368age:2000/05/24(水) 06:22
ふと思ったが、<物語>自体の限界が百年以内に来るんじゃないか?
行列の先頭にいるSFは最初にその壁に突き当たったんだ――と。

ほとんどのSFに出て来る異星人や人工知能は「理解可能」だ。
つまり、言わばせいぜいIQ150〜200という感じに描かれている。
これは、そうじゃないと物語が成立しないからだね。
「理解可能」というのは物語が必然的に要請する御都合主義で、
この御都合主義から自由なのはスタニスワフ レムだけだろう。
でも、遺伝子操作やら脳コンピュータ接続やらで知能増大した精神は、
原理的には情報処理能力に限界を持たない。
性本能や生存本能だって原理的には書き換え可能だ。
そのとき初めて精神は自由意志を持つことになるとも言える。
でも、そういう段階の精神をどう物語化すればいいのか?

超光速宇宙船と星間文明はスペースオペラのお約束だが、
そこに登場するのは本質的にみんな現代人だ。
でも、少し本気に考えたら、人間性の変容よりも
星間文明の方が先になることはありえないのがわかるはずだ。
火星について知識が増えた今、
バロウズ風の「火星人」はシリアスなSFにはならない。
そういう意味で、近未来の人間性の変容を前提することも
シリアスなSFの最低条件と見なされるべきだと思う。
しかし、この前提ではストーリーテリングが極端に困難となる。

ここには壁がある。その壁に最初にぶつかったのがSFだ。
何十年か先には主流文学もこの壁にぶつかることになる。
「現代」と壁との距離は刻々と縮まりつつあり、
それにつれて、<物語>の可能性も狭まって行くのだ。
369名無しさん:2000/05/24(水) 07:39
>超光速宇宙船と星間文明はスペースオペラのお約束だが、
>そこに登場するのは本質的にみんな現代人だ。
>でも、少し本気に考えたら、人間性の変容よりも
>星間文明の方が先になることはありえないのがわかるはずだ。

 「江戸時代に現代人が登場する」なんて批判は、半世紀以上前から
あるよ。通俗小説ってのはそんな物。SFがブンガク目指すなら、商
業的に衰退するのは当たり前で議論するような事じゃない。
370At.N.:2000/05/24(水) 07:45
>368
ケーススタディとしてはヴァーリィとかスターリングとか。
もっとも、おっしゃってるところの限界を
別の形で確認する作業になる気はしますが。
371名無しさん:2000/05/24(水) 12:00

うーん、でも未来文明も異星文明も出てこないSFもいっぱいあるよ。

372愛と平和:2000/05/24(水) 22:19
>368
海底二万リーグのネモ船長かっこいよなー。
つーことで登場人物が現代人であろうが過去人であろうが
宇宙人であろうが物語の面白さの本質とは関係無し!

つーかさあ 俺思うんだけど「SFが衰退してる」と言う前に
SFの定義自体(仮にそんなものがあるとして)がSFオタと
否SFオタの間(つーかSFオタの間でもだが)ですーげーかけ離れてる
こと自体に着目した方が面白そうだぞ。
373>372:2000/05/24(水) 23:25
君、その話題好きだね。
374>372:2000/05/25(木) 00:31
3種類いるからな。
ふつうの人。
偏狭なSFファン。
好きな物をなんでもSFにしたがる、これはこれで困った奴。
話が通じないのもコレ当然ナリ。
375名無しさん:2000/05/25(木) 00:43
なるほど。以後は「名無しさん」と同じに読めばいいんだな。
376名無しさん:2000/05/25(木) 01:15
ううむ。別に物語の面白さなるものを求めてるわけじゃないからなぁ。
いや、面白い話はそれはそれとして楽しむけど。
377名無しさん>376:2000/05/25(木) 02:04
だったら何を求めてるの?
378名無しさん:2000/05/25(木) 02:46
そりゃぁ、せんすおぶわんだー、とやらでしょう。SFファンには愚問。
379名無しさん:2000/05/25(木) 12:35
「せんすおぶわんだー」てなんですか?
380At.N.:2000/05/25(木) 20:14
あ。376 にハンドル入れ忘れてた。

>377
自分にとって面白いものとか興味が持てるものを求めているのは当然として。
お話としての起承転結の面白さを求めてるのではないよという話。
381At.N.:2000/05/25(木) 20:20
で、何がどう面白いのかって話は
それこそ個々の作品なり作家なりのスレッドですればいい話で。
382>379:2000/05/26(金) 02:51
知的好奇心に基づく科学的発見の喜び。
383>382:2000/05/26(金) 03:35
そんなあなたには、SFより科学史の本がお勧め☆
384382じゃないよ:2000/05/26(金) 03:59
科学史というより身近な科学に感動しますね。
最近の例だと、女性競泳水着の抵抗を少なくするため、胸の下側に
イボイボをつけた(これによって渦の発生を後方にずらすことができる)
とゆーのに感動しました。
逆にわたしは、SFにそういう感動は求めていない気がします。
だってフィクションはフィクションでしょ。
385>383:2000/05/26(金) 05:09
そんなあなたには、SFよりあかほりさとるの本がお勧め★


それ以前にですね。
短い言葉で説明しようとすれば(何故かは379の質問に対応して。あと私は長い文は苦手)
余分な(同時に大切な)ものを削ぎ落とした狭義かつ簡単な回答にならざるを得ないです。
なにもSFの楽しみは「それだけだ」なんて言ってないです。

SF側から見ても科学史側から見ても(私の主観では)共通する楽しみなのです。
私にとってそれが(擬似科学とかが)大きな比重を占めているのは確かですが。
生肉を前にして「煮るより焼いた方が良い」と言っているようなものです。
どっちでも美味いのですよ、それ。そんな訳で冒頭の1行目は同じ主旨で返しました。

(それにしても・・・この徒労感は一体何?この脱力感は一体何?)。


で(379さんと383さんが同一人物なら聞きませんけど)、

そんなあなたはどう思っているのですか?>センス・オブ・ワンダー
386384>385:2000/05/26(金) 05:19
徒労感を感じる前に、まず日本語を練習されよ。
なに書いてあるのかよくわかりません。()多すぎです。
387通りすがりの初コメントです:2000/05/26(金) 05:53
SFに限らず、小説を読むときは物語の行く末に一喜一憂したり、
登場人物にどっぷり感情移入したいです。まずそれが最優先事項だなぁ。
それに加えて、センスオブワンダーとやらは、あればうれしいけど、
なくてもいいや。最近センス〜が感じられないSF多いし。
逆にハラハラドキドキさせてくれない小説は読みたくない。時間の無駄だもん。

話ずれるけど、やっぱ、SFにスレてない人ほど、センスオブワンダーの
感動の中で茫然自失できるのでは?
…となると、次第に先細りしてくのは仕方ないやね。
マニアもうならせるほどのセンスオブワンダー作品って何だろう? …「キャッチワールド」とか?
388At.N.:2000/05/26(金) 07:56
小説なんかにうつつをぬかしてる時点で
時間の無駄ではあるなぁ。
いや、気晴らしにどこのどぶに時間と金を捨てようと
もちろんそれは各人(もちろんおれ自身を含めて)の勝手ですが。
389名無しさん:2000/05/26(金) 09:01
巽孝之。
390名無しさん:2000/05/26(金) 21:57
理解を絶する対象でも、ホラーの定型なら物語化できるよね。
『羊たちの沈黙』のレクター教授の描写を思い浮かべること。
もっとも、「レクター教授が多数派になった社会」になったら、
もうホラーの定型でも間に合わなくなるだろうけど、
「壁」を何十年か先送りすることはできるんじゃないかな。
391>388:2000/05/27(土) 00:27
気晴らしになるなら、時間の無駄ではないよ。
気晴らしにならないから、時間の無駄なのだ。
392名無しさん:2000/05/28(日) 04:33
SFは死んだ・・・
393名無しさん:2000/05/28(日) 07:34
お初です
ここ十数年の知識量の増大は、かなりSFを圧迫していると思います
少なくともハードSFは、最先端の科学や技術を無視しては
書けず、陳腐かする時間も短くなったような気がします

物語の展開のバリエーションもほぼ底をつき、
アイデアも出尽くした感があります(SFに限ったことではないですが)
しかし、科学的に少々正しくなくとも二番煎じであっても
作品として、面白く優れた洞察力を示してもらえたなら
私としてはOKです
394名無しさん:2000/05/28(日) 07:50
シンダはずのスレッドが蘇ってるよ。
ラリ春樹やらなんやらが「これからはSFだ」とか言ってる
らしいが、どうなんだろうね?
395名無しさん:2000/05/28(日) 09:07
マイクル・クライトンはSFじゃないという認識で良いですか?
396>395:2000/05/28(日) 10:04
『ジュラシックパーク』での恐竜蘇生法を読んだときは、
目からウロコの大センスオヴワンダーを味わったよ。
あれがSFじゃなきゃ、「SF」って世の中に実在するのか?
397>390:2000/05/28(日) 11:58
>「レクター教授が多数派になった社会」
スターリングのスキズマトリックスシリーズとかはどーかな?
特に「蝉の女王」収録の短編はポストヒューマンという人間性を
カッコでくくった突き放した視点で書かれてるし。
あれに感情移入するには読み手の能力も必要だよね。

でもそういう作品が読めるからSFっていうジャンルには意義があるんじゃない?
SF風味のライトノベルが大量出版されたところで俺的に全然うれしくないなー

398名無しさん:2000/05/28(日) 17:06
心情的にはジュラシックパークとか、SFに入れて欲しくないなぁ。
底が浅すぎて。
399名無しさん:2000/05/28(日) 18:35
うーん…、そういう偏屈な人がSF(ファン)のイメージを悪くしているというか(^_^;)
ちなみに"とか"というと他には何をSFに入れたくないのか二つ三つ見繕っていただけないすかね。
400>398:2000/05/28(日) 19:49
あれは、空想科学が話の核になってるアイデアストーリーで、
典型的なSFだと思うけど。
401>398:2000/05/29(月) 11:25
じゃあいったいどれが深いんだよ(笑)
なんかあげてみそ?

402名無しさん:2000/05/29(月) 15:05
398じゃないけど、ジュラシックパークがSFという分野から見ると「浅い」というのは
何となく分かるような気がします。あくまで「SFという分野から見ると」ですが。

恐竜を再現させるところはSFですが、後は単なる動物パニック小説ですし。
個人的には、SF的なアイデアを使ったフィクション(この場合はエンターテインメント小説?)
という風に感じます。

じゃあ何が深いのよ?と言われそうですが、例えば「ブラッドミュージック」みたいに
オチまでSFしてると、読み終わったあとに「ああ、SFを読んだなぁ」と感じるので
よりこちらの方が「SFらしさ」が出ていると思います。

とは言っても、SFと単なるフィクションの線引き問題として、単に「浅い・深い」という
は個人の主観でしかありませんから、あまり意味のない議論だと思います。
403>401:2000/05/29(月) 16:57
こういう話の持って行き方をよく見かけるけど、その方向だと、
判定を要する(=もめる対象の)作品が増えるばかりで収集が
付かなくなり「人それぞれ」君が現れてレスストップになるのが落ち。
率直に、どこが浅い/深いんだよ〜っと怒る方がまだまし。
404401
>403
そうかな?402の意見なんか俺的には感覚違うが面白いぞ。
ただ、ジュラシックパークがSF的に他作品と比べて深くないというのは、
またどうかと思いはするがね。

基本的に複雑系は制御できないって言う話もからんでいるし。
そこはそれクライトン節で頑張ってんじゃないかな?