1 :
火星人:
手塚治虫にも大きな影響を与えた作家、海野十三の
作品好きな人いますか?
2 :
はーい:2000/02/19(土) 01:30
猟奇趣味が、今読むとちょっと笑えるけど、
「十八時の音楽浴」の世界などは
書かれた時代を考えるとすごい発想力だと思います。
没後50年経過、というわけでめでたく青空文庫に入りました。
これで読みやすくなる。
3 :
ディックくん:2000/02/19(土) 02:53
イメージ的にはSFというより探偵小説の人なんだな、この人。
夢野久作あたりの古い探偵小説も好きなので、
猟奇趣味も嫌いじゃなかったりしますが。
4 :
>1:2000/02/20(日) 11:21
確かに手塚治虫のマンガ、特に初期は海野の世界を
そのままマンガ化したような物語ですよね。
5 :
名無しさん:2000/02/29(火) 19:05
今読むと古いね。そんだけ世の中が進歩してんだよ。
6 :
天然八歩:2000/03/04(土) 08:41
「十八時の音楽浴」は奇跡のような傑作。
海野十三ほどヒューマニズムと無縁な人はいないでしょう。といっても
人類に悪意を抱いているわけではなく、単に無邪気・無垢なだけ。
「音楽浴」の嬉々としたラストは戦慄もの。
7 :
この人:2000/03/08(水) 22:28
戦争の後自殺したんだよね。SFという枠組みは
あっても軍事小説、スパイ小説いっぱい書いてて
国の政策に協力したとかいわれてて。本人にも少し
罪の意識があったみたいでなんかかわいそう。
8 :
名無しさん:2000/03/09(木) 14:43
結核でお亡くなりになったのではないでしょうか?
病名は覚えてないですが、自殺じゃなかったはずです。
でも追放処分と、自分の戦争責任の自覚で失意の晩年だったようです。
文春文庫・山田風太郎の『同日同刻』の中に、戦後の日記とかが
収録されているらしい(未読)。
>天然八歩さん
>人類に悪意を抱いているわけではなく、単に無邪気・無垢なだけ。
戦中の軍事小説・諜報員として南方赴任・講演なども、
素直な愛国心=「単に無邪気・無垢なだけ」だったわけですよね。
考えが足りんかったと言えばそれまでだけど。
平和な時代に生まれさせてあげたかった気がする。
あ、なんだか暗めの話になってしまった。