リチャード・マシスン

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1名無しは無慈悲な夜の女王
リチャード・マシスン(Richard Burton Matheson, 1926年2月20日 - 2013年6月23日)は、
アメリカ合衆国の小説家、SF作家、ホラー小説作家、ファンタジー作家、ウエスタン作家、脚本家。
(Wikipediaより)

アメリカ/ニュージャージー州で出生
50年にSF短編小説「モンスター誕生(男と女から生まれたもの Born of Man and Woman)」で
作家デビューし、SFやファンタジー、ホラーなど多彩なジャンルの作品を発表した。
最後の長編はマシスン82歳の作品、"Other Kingdoms" 『闇の王国』

2013年6月23日に米ロサンゼルスで死去した。87歳でした。
死因その他の詳細は公表されていない。
2ベラスコ:2014/03/05(水) 13:16:25.00
長編

・Someone Is Bleeding 『愛人関係』
 平安書店 絶版
 http://www.aga-search.com/509-1richardmatheson.html
・Fury on Sunday 『深夜の逃亡者』
 扶桑社ミステリー
・ I Am Legend 『吸血鬼』→『地球最後の男』→『アイ・アム・レジェンド』
 ハヤカワ文庫NV 現時点絶版の模様
・The Shrinking Man 『縮みゆく人間』
 ハヤカワ文庫NV 絶版 扶桑社ミステリーにて25年ぶり新訳で復刊
・A Stir of Echoes  『渦まく谺』
 ハヤカワSFシリーズ 絶版
・Ride the Nightmare 『夜の訪問者』
 ハヤカワ・ノヴェルズ 絶版
・Hell House 『地獄の家』
 ハヤカワ文庫 NV 絶版
・Somewhere in TimeまたはBid Time Return 『ある日どこかで』
 創元推理文庫 1976年度世界幻想文学大賞長編部門大賞受賞
・What Dreams May Come 『奇蹟の輝き』
 創元推理文庫 絶版
・Now You See It... 『奇術師の密室』
 扶桑社ミステリー
・Earthbound 『アースバウンド―地縛霊』
 ハヤカワ文庫NV
・Other Kingdoms 『闇の王国』
 ハヤカワ文庫NV

今後は扶桑社に期待したいです。
3ベラスコ:2014/03/05(水) 13:25:55.68
短編集

『13のショック』早川書房〈異色作家短篇集〉
『モンスター誕生』 朝日ソノラマ文庫〈海外シリーズ〉※ 絶版
『激突!』 ハヤカワ文庫 ※ 絶版
『不思議の森のアリス』論創社
『運命のボタン』ハヤカワ文庫NV
『リアル・スティール』 尾之上浩司編訳、伊藤典夫訳、ハヤカワ文庫NV
『リアル・スティール』 小田麻紀訳、角川書店 - 上記とは別編集の短編集
4ベラスコ:2014/03/05(水) 14:50:39.79
マシスンがウエスタン小説?
と疑問に思い調べてみた。
米アマゾンでは6話の短編集
By the Gunが販売されている。
http://www.amazon.com/By-Gun-Richard-Matheson-Western/dp/0871317478

このうち翻訳されたのは、おそらく Go West, Young Man のみだと思う。
邦題「若者よ、西部をめざせ(翻訳・尾之上浩司)」
読んでみたいですね。
5ベラスコ:2014/03/05(水) 15:13:25.94
日本のアマゾンでも洋書でBy the Gunが販売されているが
新品で6052円とかなり高い。

それよりもThe Gun Fight [Kindle版]が606円なので
さっそくこちらを購入してみた。

レビューでは、This book is un-doubtedly one of the best novels
This is THE MOST engrosing novel I have ever read.
It's a landmark in literature. It's flawless.
Read it if you can. It's a masterpiece.

文学のランドマークとはすごいですね。
特にエンディングが素晴らしいとのこと。
読了まで時間がかかりますが感想を書く予定です。

ウエスタンの話題ばかりですみません。
地獄の家や縮みゆく人間などについても触れていきたいです。
6名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/05(水) 18:14:05.44
予期せぬ結末はまだでないのか?
下手すリャ半年延びるぞ
7ベラスコ:2014/03/05(水) 19:32:25.38
米Wikipediaより その1
(誤りが多数あると思います。ぜひご指摘を)

・Someone Is Bleeding (1953)『愛人関係』
・Fury on Sunday (1953)『深夜の逃亡者』
・I Am Legend (1954) 『アイ・アム・レジェンド』
  filmed as The Last Man on Earth, The Omega Man, I Am Omega and I Am Legend
・The Shrinking Man (1956)『縮みゆく人間』
  filmed as The Incredible Shrinking Man and subsequently
  reprinted under that title; also the basis of the film The Incredible Shrinking Woman
・A Stir of Echoes (1958)『渦まく谺』
  filmed as Stir of Echoes
・Ride the Nightmare (1959)『夜の訪問者』
  adapted as an episode of The Alfred Hitchcock Hour and later filmed as Cold Sweat (1970 film)
・The Beardless Warriors (1960) ※ 未訳 第二次世界大戦最終週における
 十代の米軍歩兵隊チームのドイツにおける戦い
   filmed as The Young Warriors
・The Comedy of Terrors (1964),※ 未訳 同名の映画の原作らしい 共著
   with Elsie Lee; filmed as The Comedy of Terrors
・ Hell House (1971);『地獄の家』
   filmed as The Legend of Hell House
・ Bid Time Return (1975) 『ある日どこかで』
  filmed as Somewhere in Time and subsequently reprinted under that title
・What Dreams May Come (1978)『奇蹟の輝き』
  filmed as What Dreams May Come
8ベラスコ:2014/03/05(水) 19:33:12.17
米Wikipediaより その2
(誤りが多数あると思います。ぜひご指摘を)

・Earthbound (Playboy Publications, 1982)『アースバウンド―地縛霊』
    as by Logan Swanson[1] ― editorially abridged version;
   restored text published as by Richard Matheson, 1989[citation needed]
・Journal of the Gun Years (1992)※ 未訳 ウエスタン
・The Gunfight (1993)※ 未訳 ウエスタン
・7 Steps to Midnight (1993) ※ 未訳 ミステリー Amazonレビューでは最悪と評している人が数人いる
・Shadow on the Sun (1994) ※ 未訳 ウエスタンホラー?
・Now You See It ... (1995)『奇術師の密室』
・The Memoirs of Wild Bill Hickock (1996) ※ 未訳 ジェームズ・バトラー・ヒコックは、
 ワイルド・ビル・ヒコックの愛称で知られたアメリカ合衆国西部開拓時代のガンマン
 マシスンによる創作を含めた物語
・The Path: A New Look at Reality (1999) ※ 未訳 ファンタジー 魂の本当の姿について10のレッスンを
 主人公に与える謎の男との出会いの物語
・Passion Play (2000) ※ 未訳 ファンタジー ランプを作るセールスマンが不思議な出来事に巻き込まれていく
  50年間お蔵入りだった作品
・Hunger and Thirst (2000) ※ 未訳 ファンタジー? マシスンの処女作だがお蔵入りとなっていたもの。
・Camp Pleasant (2001) ※ 未訳 ファンタジーあるいは恋愛小説?
・Abu and the 7 Marvels (2002) ※ 未訳 絵本 木こりのアブの冒険談
・Hunted Past Reason (2002) ※ ミステリー? 2人の旧友が森にハイキングに行き、森を出た時はひとりだった
Come Fygures, Come Shadowes (2003) ※ ホラー? 超自然的なスリラー児童虐待の物語 未完?
・Woman (2006) ※ 未訳 わずか125ページの作品 フェミニズムに関係する内容?
・Other Kingdoms (2011)『闇の王国』
・Generations (2012) ※ 未訳 マシスンの自伝小説
9ベラスコ:2014/03/05(水) 19:55:17.74
The Beardless Warriors (1960) ※ 未訳 第二次世界大戦最終週における
 十代の米軍歩兵隊チームのドイツにおける戦い

これはスティーヴン・キングが、マシスンの「知られざる宝物」と評している作品らしいです。
マシスンによる戦争小説、ぜひ読んでみたいですね。
Amazonでも26レビューがあって4.5と高評価です。
原書を読まれた方いますか?
10ベラスコ:2014/03/05(水) 20:06:46.66
タイトルを訳する『ヒゲなき戦士たち』という感じでしょうか?
少年兵ということですね。
11名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/05(水) 21:22:08.44
古本屋でアイ・アム・レジェンドと奇術師の密室買ってきました。
どっち先に読むのがおすすめですか?
マシスンはまだ一つも読んだことがありません。
12名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/05(水) 21:29:54.83
>>4
角川のリアル・スティールに入ってる
「征服者」もウェスタンものだった
その本が元かは知らないけど
13ベラスコ:2014/03/05(水) 21:39:24.25
>>11

アイアムレジェンドが個人的にはおすすめです。
特に映画を見られているようであれば、マシスンが初めてでも
すらすらと読めますし、マシスンの小説の方が
圧倒的に面白いことにお気づきになるはずです。
映画では、犬(サム)とのエピソードは
とても感動的なものでした。
詳しくはかけませんが同様に小説でも犬とのエピソードが
印象的に書かれています。
このへんがマシスンのうまさですね。
もちろん映画をみていなくても大丈夫です。
ぜひ楽しんでください!

奇術師の密室もマシスン後期の堂々たる不思議な味、
特殊な舞台設定の名作です。
どちらから読んでも良いと思いますよ。
14ベラスコ:2014/03/05(水) 21:41:56.67
>>12

角川版は購入していませんでした。
さっそく読んでみます。
「征服者」はどうでしたか?
15名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/05(水) 21:47:35.38
>>13
ありがとうございます
映画のほうは見ました
犬好きなのでちょっとつらかったです
まずはアイ・アム・レジェンド読んでみたいと思います
16名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/05(水) 22:57:32.65
アイアムレジェンドの次に読む本でおすすめはありますか?
17名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/07(金) 20:26:45.87
長編だと『地獄の家』が一番好きだ
18名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/07(金) 21:27:28.73
縮みゆく男がせつなくて面白かった
19名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/07(金) 22:36:52.56
長編は「ある日どこかで」と「闇の王国」が好きだな
20名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/08(土) 09:01:36.14
トワイライト・ゾーンのノベライズも好き
21名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/08(土) 12:46:47.99
あれはロバート・ブロック
22ベラスコ:2014/03/08(土) 20:00:35.02
>>21
いろいろ調べてみると
トワイライトゾーンの25%はマシスンが脚本を担当したらしい
トワイライト・ゾーンでの『欲望のボタン』は『運命のボタン』
「死を招くボタン・ゲーム」(原題: Button, Button)が
原作のようだ。
23ベラスコ:2014/03/08(土) 20:03:10.80
>>16
入手が容易なので
新訳の縮みゆく男が良いと思いますよ。

気に入ればぜひ地獄の家を読まれるといいですね
アマゾンでも中古が1000円以下で出ています。
24名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/09(日) 00:17:11.39
>>23
ありがとうございます
25ベラスコ:2014/03/09(日) 01:15:50.85
縮みゆく男の評価として、

>身体の縮小現象は老いや衰えの暗喩であり、
繰り返される日常への不安感を具現している

こういった解釈は、なるほどとは思えるが、自分としては
苦手な解釈です。
人間が縮んでいったらどうなるんだろう?
今まで普通に生きていた世界がどう見えるのか?
それを思い切りリアルにそして読者が楽しめるように
書かれた作品、それだけの作品だと思います。
そして、それだけの作品に仕上げたマシスンの力量が
素晴らしいのです。
すごいのだと思います。
26ベラスコ:2014/03/09(日) 01:17:11.62
最後の行は削除しわすれました。
27ベラスコ:2014/03/09(日) 01:51:55.96
The Beardless Warriorsは、
『重戦車総攻撃』 The Young Warriors
として1967年に日本で公開されたようです。

http://www.warmovie.com/search/04/0350.html

『少年の面影を残す新兵たちをハードに鍛える鬼軍曹、
次第に目芽える信頼と友情』とのキャッチコピー

1971年に月曜ロードショーでオンエアされたそうです。
となると、記憶があるのは50代後半くらいの方でしょうか?
いろいろ調べると、それほど高評価ではありませんが
迫力がある映画だったようです。
28名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/09(日) 08:59:08.38
>>25
まったく同感。なんでも不必要に分析して悦にいる輩は本当にウザイ。
29ベラスコ:2014/03/09(日) 22:28:25.73
自分は短編というと既に絶版となった
『激突』しか読んだことがなく、さらに
紛失中
なので今日はアマで一気買い!
「リアル・スティール」ハヤカワと角川
「運命のボタン」ハヤカワ
13のショックはこの次に。
30ベラスコ:2014/03/09(日) 22:35:28.71
実は近くの大型書店に行きましたが、
縮みゆく男しかありませんでした。
解説は立ち読みしていましたが、
今回正規に?購入しました。
冒頭を読み返してみるとけっこう忘れていましたね。
私が読んだ時は、縮みゆく人間というタイトルでした。
人間が男になったんですね。

帰りにブックオフで、今更ながらの
マクリーンのユリシーズ そして
ジョン・クラカワーのInto the Wild「荒野へ」も買いました。
31ベラスコ:2014/03/09(日) 22:36:58.92
マシスンの短編集は、けっこうダブりが
あるのですね。
まだまだ未訳のものがあるようです。
32ベラスコ:2014/03/09(日) 22:37:48.47
>>28
エンターテイメント万歳って感じです!
33名無しは無慈悲な夜の女王:2014/03/09(日) 23:01:41.43
「荒野へ」はおもしろかった
34ベラスコ:2014/03/09(日) 23:29:55.14
>>33
そうなんですか。
まったく予備知識がなかったのですが、
タイトルと紹介文で衝動買い
といっても300円でしたけどね。
35ベラスコ:2014/03/11(火) 18:49:34.36
角川版のリアルスティールが届いたので
まずは『征服者』を読んでみた。
南北戦争後のお話でしたね。
向こう見ずのガンマンにあこがれる青年
そして戦争で子供を亡くした老人との物語
派手なストーリーではありませんが、読後に
やるせなさ、せつなさを覚えさせるような佳作でした。
36ベラスコ:2014/03/15(土) 18:42:29.54
HULUでに『オメガマン』がアップされていたので
何十年ぶりかで観ました。
原作は、地球最後の男(アイアムレジェンド)ですね。
ほとんどストーリーは忘れていて、あれこんな映画だったっけ?
と感じた。1971年制作で主演はチャールtンヘストン

うーん今ひとつでしたね。やはり時代を感じてしまいます。
面白くないというわけではないですが。
ゾンビの瞳が白いのはちょっと気持ち悪い。
サマンサのような犬とのエピソードはないですね。
個人的には、この原作はアクション物ではないと思いますが、
映画化されるとどうしてもそっち方面が中心となってしまいます。

ただ、廃墟と化した無人のLAの様子やゾンビの描写などは
後の、ウォーキングデッドなど多くのゾンビ映画の元祖となりました。
37ベラスコ:2014/03/15(土) 20:06:41.39
なにか日本語が変

>後のウォーキングデッドなどのゾンビ系映画に大きな
影響を与えました。
38ベラスコ:2014/04/22(火) 01:56:13.41
スレが落ちそうなんで(爆)

HULUで、映画、「運命のボタン」を観ました。
映画としては、あまり評判が良くないけど、
ところどころ見応えがありました。
少し前に流行った「究極の選択」がテーマですね。
私は、そこそこ楽しめました。
39ベラスコ:2014/04/22(火) 01:59:00.49
午後ローあたりでヘルハウスをやってくれないかな。
そういえば私はこの映画、木曜ロードショーで見た記憶が。
最近は、テレビロードショーも人気がなくなったのか、
バラエティーばかりでうんざりしています。
40名無しは無慈悲な夜の女王:2014/04/23(水) 00:01:05.46
>>38
後半が蛇足だろ
トワイライトゾーンのやつのほうがいい
41ベラスコ:2014/09/17(水) 19:36:40.61
ひさしぶりにヘルハウスを観た。
ロディー・マクドォールのすごさを再確認
彼がいなけりゃあの映画の印象がずいぶんと違ったはず。
特に、「君はなにもしていない」と指摘されて苦悩する姿がすごかった。
42名無しは無慈悲な夜の女王
「征服者」は切ない話だけど、現代日本に設定を変えると

通信教育で習った空手が筋が良かったので、いい気になって道場破りを始めて
最初に入った道場の師範を倒したのはいいが、後で弟子たちに報復されてボコられました

みたいなことを思い浮かべてしまった