【新しい太陽の書】ジーン・ウルフ 第5の首

　米国のSFファンタジー作家ジーン・ウルフ（Gene Wolfe）の
　「新しい太陽の書」シリーズと、その他の作品について語るスレッドです。

・新しい太陽の書（The Book of the New Sun） 岡部宏行訳 ハヤカワ文庫SF
1. 拷問者の影 The Shadow of the Torturer
2. 調停者の鉤爪 The Claw of the Conciliator
3. 警士の剣 The Sword of the Lictor
4. 独裁者の城塞 The Citadel of the Autarch
5. 新しい太陽のウールス The Urth of the New Sun

・ケルベロス第五の首 The Fifth Head of Cerberus
柳下毅一郎訳 国書刊行会

・デス博士の島その他の物語
浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎訳 国書刊行会

・前スレ
【新しい太陽の書】ジーン・ウルフ 4【デス博士】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sf/1286057430/

・過去ログ
新しい太陽の書 （63レスでdat落ち）
http://mentai.2ch.net/sf/kako/964/964832898.html
「新しい太陽の書」について語りたい
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1018704673/
【新しい太陽の書・ｹﾙﾍﾞﾛｽ】ジーン・ウルフ第2の首
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1127059266/
【新しい太陽の書】ジーン・ウルフ 3【デス博士】
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1205229506/

デス博士の縞々

復活ｵﾒ！
しかし前スレの惨状から見るに、このスレの生存は国書にかかってるな…

何から読み始めたらいいのかね？

>>1
若島正「乱視読者のＳＦ講義」にウルフの短編が一本収録されているようです。

>>6
情報ありがとうございます！
ウルフ関連の雑文も多数収録されてるんですね〜
手に入れるのが楽しみです

>>5
評論も充実してるし、ケルベロスは？

ファンはもうこの板にいないのか
はたまた語る話題がないのか

新しい太陽の書とケルベロスを読んだとこなんだけど
単行本未収録短編でおすすめありますか？

新しいぬるぽの書

お、復活したか。
立てようかとも思ったんだけどな。

【宇宙性剛】新しい太陽の書【セヴェリアン】

とかそんな感じで。

>>10
S-Fマガジンの〈新しい太陽の書〉読本などいかがでしょう？

新しい大腸の書

新しい太陽の季節

新しい太陽の帝国

新しい太陽の書をつくる会

読んだこと無いんですけど、どれがおすすめですか？

邦訳されてるものなら
何だかんだ言って「拷問者の影」が一番とっつきやすい気がする
でも異世界感が濃密すぎるので注意

復活おめ！

いい加減ケルベロス読まなくちゃだわ

ケルベロスは難解すぎる。

未邦訳のSoldierシリーズは難解ですか？

セヴェリアンがたしか「昔の書物に出てくる黒人というのは単に炎天下で働かされて
日焼けした人のことだろう」とか言ってたが、あの時代には黒人は絶滅してるのか？

遠未来の人間は人種の混血が進んで何人っていう特徴がなくなってるていうのがSFの定番だったことがある。
現在のアメリカの黒人も混血が進んで黒くない黒人がいたりする。
あの世界のアフリカには黒人種が残ってるかもしれないが、
遠くの大陸が月とおなじくらい離れていると考えてるようなセヴァリアンが彼らに会うことはないのだろう。

高貴人以外はメスティーソ的な外見なのだろうか？

俺はウールスに生まれたら血染めが原でアギルスに滅多打ちに
されて死ぬモブ一般人。

大勢の見物人がいたのにたまたまあいつの逃げ道にいたってのも凄い巡り合せだな

未だに、海の怪物エレボスが何を意味するのか分からない。
俺は1巻の都市ファンタジーが好きだね。
アヴァーンで殴り合いしてさ。

自分もうろ覚えなんだが、アスキア人を影響下に置きつつあるのはアバイアだったっけ

アスキア人って民主主義のパロディ？

ジーン・ウルフスレが伸び悩むのは
新規読者の獲得が圧倒的に難しいからなのかなー
いや、作家の個別スレはほとんど伸びないけどw

ultan.netの「ピーター・ライトによる "Attending Daedalus" について」
の続きが読みたい…

あそこ停まってるよな

ウルフのクトゥルー物と聞いてAn Evil Guest読んでるけど・・・
たしかに神話要素はあるがウルフの小説としかいいようのない何かだ。

ﾋｬｯﾎｰ！　ｳﾙﾌ関連の書き込みやー!!!
>>34さんは神ｻﾏやで〜!!!!!

新しい太陽の書も読んでみたい気はするが
ケルベロスがむずかったので手を出しかねているのだ

kindle化してくれ

>>36
ファンタジーが好きならケルベロスよりはとっつきやすいかも

うぃざーどないとは4冊になるんだって？

https://docs.google.com/file/d/0B0Xd6qhT_79XNmxsSFk3NkpJZkE/edit?pli=1
国書刊行会

ジーン・ウルフ『ピース』西崎憲・館野浩美訳春頃
ウルフの第一長篇。老人の奇妙な回想をめぐる静訟な物語。

ジーン・ウルフ『ウィザード・ナイト』安野玲訳夏頃
ウルフの最新ファンタジーシリーズ。全4冊で刊行。

Wizard night?
Wizard knight?

ggrks

コミュ障か？

米アマゾンのカスタマーレビューとか読むと
主人公の騎士はセヴェリアンのような天然危険人物っぽい・・・

新しい太陽の書は何度も読み返してみたい。
だが、ウールスだけは今の自分の想像力ではムリw
わけわからんくて、その気も起きない

うぉ、今年はウルフ作品いっぱい出るのな！
「ピース」は頑張って英語で読もうかとすら思ってたんだが・・・翻訳出るなら待つか。

「ダークファンタジー＆ホラー年間ベスト２０１２」って本で
ウルフの"Josh"って短編が載ってたから読んだけど・・・

何これめっちゃ怖い

しかも日記形式で「信頼できない語り手」？といういかにもウルフな話なので
2回読んでもよく分からないのがよけい怖かったりするｗ

誰かほかに読んだ人います？　いたら解釈を聞きたい

ひさびさに来たらスレ復活してた
いい加減、積んでる国書読まなきゃだわ

ケルベロス第五の首が全然わからん

そうか
わしもや

小畑健は嫌いじゃないけど、中身は昔に出たのと全く同じですか？
表紙は昔の方がいいけど、でも年代的に本がぼろそうだし
どちらにするか・・・

問題は新しい太陽のウールスとの統一感がないことやね

ウルフへのトリビュート作品集が出るみたいね。

なぜ第五部も天野に頼まなかった・・・
背表紙も昔と違うし、本棚に並べてるとイライラするわ

新装版を揃えろよということです

新装版1〜4はブックオフで買った

天野表紙に戻してくれ
ウールスも描いてもらってくれ

天野とかオワコン

ファイナルファンタジー好きな純真な少年だった俺が
ジーン・ウルフと団鬼六読むようになったのは天野のせい

ヴァンパイヤー戦争も読みました

新装版
文字が大きくなって書体も変わって読みやすくなったし
訳もちょこちょこ直されてますよ
表紙で毛嫌いしないことを勧める

訳直されてるの？
そりゃ一応新装版も持っといたほうがいいのかな、ファンとしては

文字に関しては昔のハヤカワの小さい文字のほうが好きだったりする
ハヤカワに限らず最近の文庫は文字大きすぎて安っぽい

年寄りには助かるんだが

1.若い世代の本離れで読者年齢層上がる
2.年寄りのために活字を大きくしてページ数増やす
3.値段上がる
4.→1.へ戻る

古書店でゲットしたのと
復刊した時のと
全5巻になってからと
三つ持ってる

『ピース』がもうまもなく出そうだね。訳者Twitter見てると。

未訳多過ぎ

こんなスレがあったのか！
先日ケルベロス第五の首を読み
わけがわからないものの強烈に惹かれしかし一向にわからず
語りたいが周りに既読者皆無
とにかく第一部（ケルベロス第五の首）が物語として入りやすかった
しかし「ある物語」で脳が彷徨いはじめ「V・R・T」でお手上げ
だがこのよくわからない未解決感が逆にこの話を繰り返し読ませるのかとも思う
とにかくすごい

>>68
すごいよな
俺もウルフの邦訳作品の中であれが一番好きだ
ウルフ最高だわ

ある物語とVRTのつながりは何となくわかるんだが
最初のクローン屋敷、あれ何なの

足らないピースが多すぎる印象

部屋にウルフの本が置いてあると
俺って読書家〜とか思える
持ってるがまだ読んでない本が多い

ジーン・ウルフ『ピース』
http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336057884/
発売日　2014/01/25
定価　2,520円 （本体価格2,400円）

アメリカ中西部の町に住む老人ウィアは静かに回想する、自分の半生を、
過去の不思議な出来事を、説明のつかない奇妙な事件を……
時間と空間を錯綜して語られる、魅惑と謎に満ちた物語の数々。
邯鄲の夢と幽霊の館、千夜一夜物語とアイルランド神話、
死者を縛める書と聖ブレンダンと猫と鼠の王、腕のない女と石化する薬剤師――
『ケルベロス第五の首』『デス博士の島その他の物語』の巨匠、ウルフが
魔術的技巧で綴る究極の幻想文学が約40年の時を経てついに邦訳。

ここまでくればそっから1ヶ月以内には出るかな流石に

あとはウィザード・ナイトだが、今年こそはなんとかして欲しい

40年っていうと新しい太陽の書より前か

「ジーン・ウルフの暦」は…？

Amazonにもキテターーーーーー！！！！！！
予約したわ

今知ったけどウィザード・ナイトって全四冊なのか
間違いなく1万とんでくやん

原書Kindleだと上下買っても2千円で釣りがくるのに

>>79
そんなこと言ったら某氷と炎の歌五部は日本語版が約一万円で原書kindle は104円

>>80
104円ってそれは原書でも安すぎな気がするけど、なんか省略でもされてるのかな

>>81
あえて言えばX-Ray モードがdisableされてる
試しに買ってみたけど全文そろってるし
アマゾンアメリカでも$1.00で売られてる
アマゾンは戦略的に値下げすることがあるのでその対象なのかと
ちなみにX-Rayモードがenableされてるのは$5.64

検索したら本当に104円でわろた
他にも500円くらいのやつや上下合わせて1700円くらいのやつ、2200円のもあるがなんじゃこりゃ

104円のあるな
なんだろう

今見たら104円のが消えてた
アメリカアマゾンでも$1.00のが消えてたから
年末年始のプロモーション価格だったらしい

話をウルフに戻すが

ウルフ作品も原書は最近になってかなりKindle化されたね
とりあえずThe Best of Gene Wolfeを買ってたまにちらほら読んでいるが
英語だと日本語で読む以上に意味不明だなｗ

マーケットプレイスで短編ベストが安く出てるな

新刊買ったど ｲﾔｯﾌｩｳｳｳｳ-----

あ、無事に出たんだ

今日アマゾンから届いた
楽しみ！

読んだがさっぱりわかった気がしない
すごく面白い小説であるのは確かだけど

今までのウルフ作品のなかでもとりわけ難解なんじゃないか

ケルベロス第五の首が解らなかった私には無理そうですね…

どうだろう
人によってはこっちのほうが雰囲気とかとっつきやすいんじゃないかな
怖がらずに読んでみることをすすめる

良く分からないのに面白いってすげーーーよね

ウルフの小説ってどれもそんな感じだ
完全に理解できた！って気はまったくしなくて
でもなんか雰囲気とか話とかすごく面白くて
読み終えてもまだなんか深みがあるような気がして読み返したくなる

本当にピースは難解だな
人が死んだりいなくなったりするけど、イマイチその理由が書いてない

あとウルフ作品の叔母っていつも怖い存在だな

普段ミステリばっかり読んでてたまたまケルベロス第五の首読んでみたのだけど
さっぱりわからんわぁ
でも何とも言えない魅力かんじたから次はデス博士読み始めましたよ

ウルフは謎解きの要素が多いからミステリ好きの人にも
楽しめるのでは。デス博士はケルベロスに比べるとわかりやすくて読みやすいし

ケルベロスとかその年のこのミスにもランクインしてたよね、確か

新作出たのに過疎ってるなあ

買ったんだけど、なかなか読む時間取れなくて…
最初の数ページ読んだけど、読みテンポがあがるにはもう少し進まないとダメそ
ケルベロスは導入部からぐいぐいきたんだけどなあ

ケルベロスも新しい太陽の書シリーズもミステリーとしては、
わかりやすく単純だけどな。

『ピース』に関して備忘録的に。

作中の『科学の驚異』の地獄の描写によれば「殺人者とその犠牲者はもし両者がともに邪悪だった場合、死んだ際には一体の悪魔になる」（p276.）。
語り手ウィアは、このような複数人物の複合体であり、彼が居る屋敷や診療所は混淆した記憶から造られた「地獄」であるという仮説はどうであろうか（そうであればp92.の「四足、双背、四臂そして双面の身」とは、譬喩では な い）。

>>103
自分と同じ考えの人がいてびっくり

さらに想像を逞しくして、こんな筋書きはどうか。語り手はオールデン（デン）・ウィアとデニス（デニー）・ウィアという双子の兄弟。弟はボビー・ブラックを突き落とし、キャシオンズヴィルから離されている間、なんらかの理由でサーカスに引き取られ、犬人間になる。

兄は、相続のライヴァルとなる叔母の息子（p253.は肥満と見せかけて妊娠の描写。しかしおそらく不義の子であろう）を冷蔵庫で殺し、
叔父スマート（p208.と318.のベストの描写からして、サーカスとの縁はその後も切れていない）の会社を奪うが、弟に殺され、身分を乗っ取られる。

こう考えれば、例えば、なぜ折り畳みナイフに「鍔」があるのか（p27.）とか、「もう一人いますね」（p51.)とはなんの事か、といった謎にたいする一つの説明にはなり得るだろう。

訂正。今見たらp197.に「四歳くらい」とあるから、双子は考えにくい。事件のあったパーティーが五歳の祝いだから（p9.）。よく似た齢の近い兄弟なら、まだすり替わり説は成り立ち得るか。

ピース　［著］ジーン・ウルフ
[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
ttp://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014032300004.html

あんまりいい書評じゃないねえ。とくに読書欲をそそるものじゃない。
これじゃ、牧眞二さんの方がいいよな。

>>103-108
スルーしようかと思ったけどなんか面白そうだなｗ

テルミヌス・エストという剣が出てくるアニメが

それは恥ずかしい