「(擬似)イベント物」の作品なんかは、小松さんが肯定的楽観的なものを書いて、
筒井さんが否定的悲観的なものを書く、みたいなバランスとかあったのかも
しれんなぁ。
>948
生涯独身
確か姉妹ともに
公営施設ならまだいいんだよな、街おかしに役だって。
いかんのは遺族が死者の名声利用して、儲けようとすること。
あと、弟子筋が神格化しようとすることだ。
その両方やろうとして死者の名誉を徹底的に傷つけたのが、
某大監督の遺族だな。
青梅に赤塚不二夫会館だったかがあるけど、見事にセコイ建物でね、
それがそんなに悪い印象じゃなかったなあ。
映画看板の街を売りに街おこしをしている所だけど、三菱鉱山が
作ったような街で、山間のちょっと異様な雰囲気があるところ。
満州から引き上げてきた赤塚不二夫のことを想うには悪くないロケーションかも。
伊豆湯河原の西村京太郎記念館は、なにしろご本人健在で
そこに居たりするという点で面白い。
小松さんも存命中に東京事務所兼資料館なんて立派で品の良い建物があって、
そこにエントツ狸が居て昼からギムレット飲んでたりしてたら素敵だったろうなあ。
>街おかし
街犯しとは凄いな、村犯されとかもあるのかな
「村おこし」「町おこし」ってのは実は、
東京あたりの企画会社などによる、
田舎自治体レイプなんだよな。
たいてい大した観光集客にならず、
イベント後は財政が危機的状況にる。
典型が夕張市。
>>957 青梅に赤塚不二夫会館ができたのが不思議だった。
>東京あたりの企画会社など
その企画会社を作っているのは『田舎町』から出てきたひとなんだな。
田舎の状況を知っているだけに、『田舎』はレイプしてもよい相手だと
考えているのじゃないか?とすら思えるときがある。
それが悲しい。
えてして、虐げられてたやつほど搾取する側に回ったらやり放題にやるもんだろw
そー言うことだろ・・・
レイプするにしても、わりと牧歌的にやる。
「ほのぼのレイプ」
田舎者はイヤだ。(田舎町で暮らしている人、すまん)
小松左京は都会的な人だったな、むしろ筒井さんに田舎風味を感じる。
堀晃さんは本格派の田舎者を感じる。(悪口ではないよ、本人は気を悪くするだろうけど)
継続可能な資料館とかできないものか
誰か忘れたが図書館の一角が資料室になってる人がいたな
「見知らぬ明日」の冒頭を読んだ。中国青海省で起きてるなぞの軍事衝突。
主人公の日本人記者の乗った旅客機が現場付近に偶然不時着。米英仏がこのあやしい
事態が国際社会全体の安全に関するものであることを公式に発表するところ。
ゴエモンの語り手戸田は小心な小市民で、企業エリートや政治家に嫌悪感を抱く純真さを
もつフラットな人物だったが、こちらの山崎は自身がエリートで妻とは不仲で不倫なんか
しながら、人生に絶望してる。シリアスな展開で笑わすところは今んところない。
965 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/10(木) 21:41:16.89
>シリアスな展開
尻ASS? それを「展開」するのか……
どんだけ変態やねん!
966 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/11(金) 21:42:20.55
>>964 ま、掲載誌『週刊文春』の読者の理想像ではあるでしょうな。
主人公は作者と同世代か少し年長のおそらく元左翼。だから
絶望してる。もしくは絶望してみせている。
あれは宇宙人の侵略より、その設定を使って人類視点で国際社会のいまだ未熟な様子を
描いた作品だな。
『復活の日』の英語版って向こうで話題になってんのかな
>>967 HE・BEA計画や三本腕の男のパターンか
970 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/16(水) 20:58:38.45
もうすぐ誕生日だな。
>>969 本棚の奥にあるけど。どんな作品だったかな?忘れてしまった。
「見知らぬ明日」はほかとは異質な気がする。大詰め直線まで読み進めたが。
違和感は、核兵器使用リスクに関して甘すぎるように感じた点。
ICRPのミスリードに乗せられたのか、小松文具店。いや小松師匠。
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/17(木) 15:48:38.45
>>971 ああいう時しか核兵器は使えねえよというメッセージにも
見えますが。
>>972 そうですね。
終わりまで読んだら、1200万人をたった2週間で避難させてました。富士山に
1.5乃至2メガトン水爆2発落とすので。
現状よりまともな対応だなと思いました。
終わりまで読んだらヤケクソな気持ちをひしひし感じました。
974 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/18(金) 06:46:14.51
ミシュラン明日
975 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/01/20(日) 17:24:14.45
>>973 あの人はやっぱり破滅が好きなのね。なぜか私もだけど。
読む分には。
どうやっても人類は滅亡するだろうって結論に至って友達とおいおい泣いたという話しもある
「東海の島」を読んだ。
中国東大陸、殷の紂王の時代、山東半島の海人部族と、とにかくもっと東の海中に浮かぶ島へ
渡りたいという流れものの若者の交流から、当時の東アジア情勢を描いている。
海人は、そもそも、インドにアーリア人が侵入し、海からの交易ルートも乱れた西や東に逃
れてきた人たち。
紀元前1100年ごろ、日本は縄文晩期の話しだが、大陸側の人からは、軽蔑の目で見られている。
一方、現代(小説発表時)の発掘で南アメリカ大陸に縄文土器、青銅器を伝えたものがいる
可能性があり、そんなこんなをつなげて仮説を提示した作品になっていた。
今日は小松さんの誕生日(1931.01.28 〜 2011.07.26)
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しし'
>>980 そんなことを聞いてしまうと、いつもROMなんだけど
何か書かなくてはいけない強迫観念にかられる…
小松さんとの出会いは、父の本棚にあった「日本沈没」を
初めて読んだ小学校五年生の時
夢中になって読んで、読み終えて興奮気味に父のところに走っていって
感想を必死で述べたことを昨日のことのように思い出す
ちなみに父は、その時お風呂に入っていた
私もあとから一緒に入って、並んでお湯船につかりながら
あーでもない、こーでもないと語り合った
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/02/08(金) 18:14:18.34
途中から恒例のゲイコピペになるのかとドキドキした
沈没は俺が高校生の時だった。
読んだのが出版後数年の時だったら981さんは50手前あたりか。
10年後でも40手前。
小松左京が書いた世界観を好んでいる若い世代はどのあたりまでなのかな。
世代で括ることに意味はないけど、なにしろ本屋で普通に手に入らないってのがなあ。
音楽は名盤と名高い物はCDで安く再販されているのに。
こういう宇宙だっけ、ああいうのが好きだったな。
時間エージェントや、延々と同じ時間が廻り続け、いつまでたっても革命は起こらない話、
SFとは思えないような昭和の銀座や雑多な街並の描写が好きだった。
なんか鹿児島のほうで作家クラブがイベント?するらしい。
>>983 沈没はテレビドラマで見たのが小学生の夏休みだったなあ。
で角川の復活の日キャンペーンが中学くらいだったか。
小松SFにどはまりしたのもその頃からで、同時にエロチックな描写の多さもあって
思春期にとっては両方の面で影響を受けまくってw
角川春樹は清濁併せ持ったうちの濁の部分だけクローズアップされてったけど、
こと小松作品の出版に関しての功績は大だった。
>>984 「五月の晴れた日に」だっけ。
角川で出版し切れなかった傑作の多くが早川から出てたけど、
その一方何だこりゃと首をひねる作品も少なくなくて、
「五月」はそのうちの一つだった。当時は。
角川・早川の他は、短編の大多数がこの両社とかぶるんだけど、
それ以外が他で読めなかった新潮と、
その他落穂拾いの感があった集英社くらいか。
あとは文春が沈没(文庫)で異彩を放ってるだけ。
俺の場合は、長編が角川文庫で短編が新潮文庫というイメージだな。
ハヤカワ文庫の小松作品って果しなき流れの果にくらいしか記憶がないな。
復活の日も最初のハードカバーはハヤカワだったけど、文庫もそうだっけ?
>>987 角川も映画のころ「復活の日」をハードカバーで出したんじゃないかな。
図書館であとがきだけ読んだけど、春樹自ら映画化出版交渉の直談判に乗り込んできたとか、
「日本アパッチ族」が先に出て福島正実がへそを曲げたとか。
角川文庫でも最終的に「果てしなき」も出たんだっけな?
あと「エスパイ」がハヤカワ以外で出たかどうか記憶が定かでない。
(ま、ぐぐりゃいいんだろうけど、これは当時の思い出話なんで)
989 :
981:2013/02/10(日) 20:41:23.19
>>982 私は女なのでゲイコピペにはならないですw
>>983 はい、私は40手前です
小松さんの本が本屋に並ばなくなって残念で仕方ない
いまの若い子にもぜひ小松左京の面白さを知ってほしいですね
アパッチ族再刊されたやん
本屋に並んでて嬉しかったで
角川ががんばってくれる分、他の作家より恵まれてると思うけどなあ
アパッチが光文社から最初に発行されたときの本には、
追放エリアの地図があるけど、角川のにあったっけ?
981さんが小5の♀で父親とふろっていた、というところに興奮する。
いいな、いっしょに入ってくれて。
『文庫ブーム』は角川春樹が火付け役だよね?
文庫を大量消費の材料にした革命的なことだった。
まだ岩波文庫はハトロン紙をまとっていて価格は★マークで表示されていた。
各社、革命戦に弾が必要だったのだろう、SF作家の文庫がずらりと本屋に並んでさ。。
星さん小松さん筒井さん、昔の短編をかき集めて出版してくれた。
推理作家の文庫も沢山並んでいたなあ。
森村誠一が投獄された角川春樹を励ます会のようなものの音頭取りをしていたのは
角川のおかげで潤った恩返しという気持ちがあるのじゃないかと。
漫画を文庫で出すようになったのもあのころからじゃないかな。
奇想天外漫画文庫ってのはモンキーパンチ、砂川しげひさ、岩本久則なんかを
何冊も出していて、これは素晴らしいことだった。
この3人だけでもセンスオブワンダーな雰囲気感じるでしょ。
復活の日 早川書房、1964年 のち文庫、角川文庫、ハルキ文庫
日本アパッチ族 光文社、1964年 のち角川文庫、光文社文庫
エスパイ 早川書房、1966年 のち文庫、角川文庫、ハルキ文庫
果しなき流れの果に 早川書房、1966年 のち文庫、角川文庫、徳間文庫、ハルキ文庫 ISBN 4150300011
見知らぬ明日 文藝春秋 1969年 のち角川文庫、ハルキ文庫
継ぐのは誰か? 早川書房 1972年 のち文庫、角川文庫、ハルキ文庫
日本沈没 光文社カッパ・ノベルス、1973年 のち文春文庫、徳間文庫、光文社文庫、双葉文庫、小学館文庫
(うぃきぺ)
だそうだ。
>>992 >森村誠一が投獄された
の一文を見て、森村と横溝、あと赤川(?)が同じ牢に入れられて
脱走(牢の壁に大穴が空いている)のテレビCM思い出した。
小松左京賞も角川春樹事務所がやっていたっけ。
最後のころは角川映画の製作発表の添え物のようなことになっていたけど、
それでも続けてくれた角川春樹には(少しだけ)恩義を感じる。
さあ、残り5スレだ。
996 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2013/02/11(月) 13:31:32.88
鯨
だ
午後八時過ぎから始まって、午後八時数分で終わる小説。
次へ続く
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。