2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/20(日) 13:44:40.14
小松左京ぬるぽ
Dai Me Te
題なし
今度、MBSラジオでラジオドラマやるらしいね
11月21日(月)マンデースペシャル
平成23年度文化庁芸術祭参加ラジオドラマ
「鉄になる日」 ●午後8時00分〜9時00分
<原作>小松左京著「日本アパッチ族」
原作は読んでないが、聴いた。
自衛隊が巨大磁石や塩水で退治する落ちだと思った。
人を怒らせて楽しむゲス
11/24(木) 19:30〜19:58 NHK総合
クローズアップ現代
「未来は想像して拓け〜SF作家小松左京からのメッセージ」
堺屋太一が出てきて未来学を蒸し返しそうなタイトルだな。
楽しみにしていよう。
>>10,
>>11 EPGで見たら、タイトルは
「想像力が未来を拓く〜小松左京のメッセージ〜」
になっていた。
佐藤亜紀に
代わりに逝ってほしかった
米朝はまだか
>>10 公式ページによれば、スタジオゲストは瀬名たんのようだな。
まぁ、あずまんよりはマシか……
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 06:53:57.10
最近は世代交代が激しく子供の頃から親しんだ著名人がポロポロ死んでも行くなー
談志も逝ってしもた。
19 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 17:34:59.23
立川談志は、週刊現代の連載コラムで小松左京の訃報について語ってたな。
売主婦禁止法を落語化しようと小松左京に許可をもらったときの話。
今年の9月3日号だ。
P.S. アメリカに鉄槌を下したオサマ・ビンラディン氏のご冥福をお祈りします。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 17:37:22.72
ついでにこれも録画予約しておけ。
NHK映像ファイル あの人に会いたい「小松左京(SF作家)」
11/28 (月) 16:40 〜 16:50 (10分) NHK総合
P.S.宮崎勤氏のご冥福をお祈りします。
NHKクローズアップ開始5分前に地震速報かよ。
なんてタイミングなんだ、スゲェな。
番組が跳んじゃうのだろうか?
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 19:58:01.01
録画予約したのに時間がずれて録画されなかった。
仕方ないからリアルタイムで見てるけど内容は結構いいな。
瀬名はしゃべりすぎだけど。
あと時短になっちゃったけど。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 19:58:37.98
と思ったら録画されてた。
愚かな日本人はもっと小松先生を含めたSF作品を読むべきだ
小松左京を理解している人間が作っていることはわかった。
まともな内容だったのでほっとした。
これで小松作品を読んでくれる若い人が増えるといいな。
欲を言えば、科学と工学のあたりを、もっと突っ込んで欲しかった。
若い奴らはみんな馬鹿にしてやる
「高速道路が倒れたのは自分たちの責任ではないのです」
これは「原爆で大勢が死んだのは」と同じなんだよな。
そのあたりに話しを進めて欲しかったなあ。
>>19 いいね
そのラディンを全面的に前に打ち出したら若者に受けるな
>>22 ちょうど日本沈没の所に震度のテロップが入ってた
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 20:35:46.71
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 20:39:13.66
ROCKY_Eto 浜田一穂・野木恵一・江藤巌
クロ現やはり非難囂々だったようだ。先日のGATACON2011で、取材を受けた瀬名さんから裏話を
聞いて、それはまずいだろうと同室の皆が言っていたようになった。ようするにSFに暗いディレクターが
頭の中で一方的なストーリーを作って、それに合わせて材料を集めた。
そのストーリーとは、若い世代に押されて失意の退場を余儀なくされた小松左京と言った失礼なものだった。
瀬名さん初め取材された関係者が異口同音にそれは違うと言ってもディレクターは聞き入れなかったようだ。
でその結果が今日の放送。
http://twitter.com/#!/ROCKY_Eto
パトレイバーが映ってたが、ゆうきまさみも落胆してるな
36 :
14:2011/11/24(木) 20:43:28.59
>17
賛同いただき、光栄です。
馬鹿だなNHKのディレクターなんてエリートなんだからSFに通じてるわけないだろ
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 21:15:59.54
実際問題、ストレートなSF小説なんて、ごくごく少数のマニアしか読まないじゃん。
P.S.宅間守氏のご冥福をお祈りします。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 21:16:05.52
テレビも新聞も雑誌も似たようなもんだ。
いい大学は出ているが本質的に頭の悪いヤツが、
かってに想像してストーリーと結末を組み立てる。
取材と称して、ストーリーにあったネタをはめ込んで
適当に完成させる。
それがマスコミ。
騒ぐこたあない。すべては「シナリオ通り」ってヤツだ。
地震だって小松先生だけが先が予想できてた
NHKの番組は糞だったね
あんなのに引っ張り出された瀬名さんには同情する
いやテレビには出たいだろ
作家なら
>>39 そう、NHKのドキュメントには台本があり、その台本にそって
取材をし、台本どうりに番組を作る。
民放は、面白ければ、台本から外れても取りあえず取材はする。
竹宮惠子の「地球へ…」も写ってたが明らかに中身読んでないナレーションだよな。
パトレイバーの漫画家と対談してたことも知らねえのかな
勝手に不幸な晩年にしやがって唐沢俊一みたいなディレクターだこと
>>44 というか、あのカットに写ってた漫画って、ほぼ全部が「小松左京に何らかの影響を受けた」
「小松左京のファンだと公言している」作家の作品だよな。
「小松さんの思いは漫画家たちに受け継がれたのです」ってナレーションのバックに流すべき
カットだろ、あれ。
クロ現は公式ブログがあってコメント欄に書き込みできるよ。
今回の小松左京回についてのエントリはまだ上がってないが、
最新の「現代型うつ」エントリは番組批判のコメントばかりでフルボッコ状態w
マンガもアニメも人類の未来について語っているのだけれど、
あまりに商業的成功を成果とした結果、どうにもな感がある。
対談したり小松ファンだったからって、
小松左京を継ぐ本格SFの系譜じゃないだろ。むちゃを言うな。
実際に不幸な晩年だったんだし。
いきなりうる星やつらの曲が流れてパトレイバーとかの漫画本が映るシーンはいらなかったな
>>49 おまえが「地球へ…」も「機動警察パトレイバー」も読んでないことは解った。
パトレイバーは外挿による作品世界構築という手法に正攻法で挑戦し、
しかも大きな成功を収めているという点において、
黄金時代以来の本格SFの堂々たる主流に位置する作品だよなあ。
真っ先に出てきたうる星やつらにしても
ハードSFの劣化版などではなく、別の系譜に属してる作品わけで
悪貨は良貨を駆逐する、的なニュアンスの例として
取り上げられるのはあまりいい気分はしないな。
周知の事ながら小松左京作品にもスラップスティック要素を持つものは数多いわけで、
うる星やつらを「あんなのは本来のSFじゃない」といって切り捨てるのは
小松左京の重要な一面を否定してるのと同じわけなんだが。
巨大なチンポが大陸ぶっ潰す話も書いてるのにな
「うる星やつら」だったから誤解が生じたのかも知れない
あれが「ダストスパート!! 」だったら問題はなかった筈だ
>>49 不幸な晩年と評価することを間違いとは言わないが、
不運と不幸はちがうだろと苦言を呈させていただく。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/25(金) 02:15:48.67
本格SFが無くなっちゃったのは事実なんじゃない?
小松はギャグ的作品も書いてるけど本格作品もちゃんと書いてる。
大黒柱となるメインストリームが無くなるとジャンルは終わりだよ。
パトレイバーがそうだと言われてもな・・・嫌いじゃないけど。
まあSFに限った話じゃなく今はほとんどのジャンルがそうなってる。
ライトノベル的に狭く軽くなるか私小説的に狭く重くなるかのどちらか
で中間層が無い。本来的な王道は敬遠され個人的フェチに走るだけ。
>>58 >本格SFが無くなっちゃったのは事実なんじゃない?
小川一水・山本弘・上田早夕里といった辺りが
ここ数年どれだけ成果を上げてるか知らないのか?
たしか高橋が賞とった第26回の小学館漫画賞
選考委員が御大で、強力に推したと聞いたが……
SFに限らず、文章ヘタなやつ多くなった。
伊藤計画なんて、1頁目で読む気なくなった。
クロ現見てたけど「若い世代に押されて失意の退場を余儀なくされた」
なんてニュアンスは感じなかったがなあ メシ食いながらだから見落としたのかもしれんが
たしかに「SFの薄い拡散」の象徴にラムのラブソングやパトレイバーを引き合いに出すのは、
理解に乏しい偏った表現のようには思ったが
虚無回廊での宇宙と知性への思索に関しては、
挑もうとしていたものの巨大さと、それが御大をどのように蝕んでいったのか
そういうところにも踏み込んでいたし
アニメや漫画を十把一絡げにあつかう風潮とは戦っていいと思うけど
過剰に反応してあの番組を全否定するようなメンタリティでは、
とてもサブカル周辺で遊んでいることはできねえと思うけどな
想像を視覚化できるマンガやアニメ作家を小説家は
羨ましいと讃えたけれど、それは、視覚化してしまうために
想像が固定されることのない小説を讃えることと裏表。
これがSF者の常識かと思っていたけどなあ。
マンガやアニメは大きな経済を生み出す。
SFの想像力も資本主義経済に負けたのだという気分がある。
神戸の高速道路もふくいちも、地震で壊れた原因は『経済』だ。
僕の見てる赤と君の見てる赤は違うかもしれないから高尚
絵に描いた赤はその赤でしかないから低俗
なんて赤面するような書生論は高校生で通り過ぎました。が一般認識
「浸透と拡散」は「衰退」の言い換え。
SFはエリート文化
漫画やアニメは下流の文化
SFバカ話がエ、エリートだとぉ
>>66 ホノオくん 大切なところ間違うたらあかんよ!
この三角 はっきり言って逆や思うよ。(くるっ!!!)
>>64 小説はほどんど読み(め)ませんが一般認識
今回のクローズアップ現代、2007年にETV特集で放送した
「21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜」と同じディレクターかね。
「文明批評としての日本SF小説は皮相的なオタク文化に駆逐されて既に衰退した」という
(誤った)結論が先にあって、それを導くかのような断片的事実を繋ぎ合わせて
ストーリーらしきものをでっち上げる構成が共通していたように思うが。
>>64 通り過ぎたその先の、どこまで到達したの? それが問題でしょ。
>>33 >「その後小松さんの望んだ方向には、SFは育ちませんでした…」
>のナレーションと同時にラムのラブソングが流れ、
なんかこれ↑改変されとるぞ。その部分のナレーションは次のもの。
>その後も小松さんは未来への警鐘を作品で描き続けました。
>しかし一般に受け入れられたのは宇宙人やロボットを主人公にする設定はあっても
>小松さんが目指すSFとは違うものでした。
構想・検証・執筆に9年を費やした「日本沈没」の警鐘が、
「高度成長期でバラ色の未来を信じる多くの日本人にはSFは、
荒唐無稽な絵空事と受け止められることが多かった」
って話の流れで上のナレーション&ラムのラブソング&漫画表紙
これなら別におかしくないと思うけど
妙な被害者妄想で改変してるんじゃねよ
やり口が悪質マスコミと変わらねぇじゃないか
>>72 >小松さんの望んだ方向には、SFは育ちませんでした
>一般に受け入れられたのは(中略)小松さんが目指すSFとは違うものでした
基本的に同じ趣旨であり、適切な要約であるとしか読めないが。
というかねぇ、
>荒唐無稽な絵空事と受け止められることが多かった」
>って話の流れで上のナレーション&ラムのラブソング&漫画表紙
「荒唐無稽には価値がない」「小松左京作品は荒唐無稽ではないから価値がある」
というまとめ方が非難されてるってのが解らないのかねえ。
>>73 アホですか
一般での受け止められ方の話をしてるのに
「SFは育ちませんでした」では創作する側の話に変わっちゃってるだろ
絵空事と受け取られるだけで真摯なメッセージとして伝わらなかったってこと
なんで「絵空事」を削除するんだよw 意味が全く変わるだろ
悪質マスコミ同様に情報操作して語るじゃねえよって言ってるの
悪質マスコミによる情報操作の例:
ニュースを漫才仕立てにしてしまう
マスコミ批判するのに悪質マスコミと同じ手法を取るのは本末転倒というかだな
批判する方がろくな検証やらずに妄想ストーリーを仕上げたらもうお笑いというか
御大もマスコミの中で踊った人。
SFと出会わなければ放送作家として成功していただろう。
(青島や前武みたいに出る方に回ってたかもしれないけど)
>>74 「絵空事の中に真摯なメッセージを込める事も出来る」というのがSFの真骨頂のひとつ。
(念のために補足すると、あくまで真骨頂の一つであって全てではない)
>絵空事と受け取られるだけで真摯なメッセージとして伝わらなかった
と言うのは、一見小松作品を肯定しているように見えて、実際には
「絵空事は真摯なメッセージたりえない」という一般の思い込みに従って
小松左京作品(ひいてはSFそのもの)の価値を否定する言説でしかない。
小松左京と直接面識のあった人たちや、小松左京の影響を強く受けたと公言する小説家やマンガ家たちが、
twitterで軒並み今回のクローズアップ現代に対して非難囂々だというのは、
番組の制作側は極めて重く受け止めるべきだと思う。
>>78 >「絵空事は真摯なメッセージたりえない」という一般の思い込みに従って
小松左京作品が受け止められてた ってことをNHKの番組が言ってる
例のシーンの直前にあるのは、石川喬司の次のインタビューコメント
>その作品が持っている本質的な問いかけをまったく読んでくれようとしなかった
>SFなんてのはあめ玉みたいなものだ子供が喜んで読むような
>たわいもないジャンルだという偏見を持たれていて
つまり、絵空事=あめ玉としてしか認識されなかった
真摯なメッセージを込めても相手にされなかった
ってことを伝えてる
それこそきみが言わんとすることを言ってるよね
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/25(金) 21:08:12.48
ディレクターは小松左京も地球へ・・・も読んでねーだろ
そだな。地球へ・・・が入っていたのは確かにおかしかった
うる星やつら、Dr.スランプ、パトレイバー、きまぐれオレンジロード
あたりはまあ「あめ玉」扱いされてもしゃあない気はするが
>>80 で、クロ現のスタッフは
>あめ玉みたいな
>子供が喜んで読むようなたわいもない
作品の代表として、「地球へ…」「機動警察パトレイバー」を持ち出したわけだ。
絵空事の中の真摯なメッセージを読み取る能力を持ち合わせていないのは誰だ、って話だよ。
>>83 うん。そういう批判ならわかるんだよ
番組の発言を自己改編して的外れのこと言うから指摘しただけ
>>85 その事実関係も「それは違う」の「それ」の具体内容もよくわからんから
判断がつかん
>>85 だったら出演拒否しろよ。
出た以上、瀬名以下はそのディレクターとやらと同罪。
>>86 「それ」の内容は引用以外を含めたリンク先全文を読めば書いてあるんだけど、
2ちゃんのレス中のリンクは何があっても踏まない人?
テレビ屋ってエリートの癖にSFの事をなにもわかってないんだからな
しかし臨終のときも葬儀の時も、
一人の作家にも知らせなかったとしたら、
それはついに正当な後継者が出なかったSF界に対してやっぱ
思うところがあったんだろうな。
>>90 おいおい変な一元化すな。宇宙軍大元帥のことをお忘れか
番組批判を読むといかにもSF村の人らしい反応でガッカリだ
涙ぐむ石川氏からの小松氏の電話という件の紹介でこの番組はしっかり
小松を表現してるじゃないか。
<小松左京という人格にとって信じられない答えだった
彼の心がピシャッとつぶれたきっかけになったと思う・・>
ナイーブな人だったんだな
今からでも読み忘れたものを読もうと思ったよ
>>93 そこは、わたしにとっても重要でした。番組は射程内に過去から現在の
テクノクラート&御用学者をとらえ、小松左京砲を放ったと、私は受け
取りました。
小松左京を回顧したかったのかテクノクラート批判をやりたかったのか。
小松左京の作家としての生涯から重要なテーマを取り出すとして、それがテクノクラート批判でいいのか?
>>85 「そのストーリーとは、若い世代に押されて失意の退場を余儀なくされた小松左京と言った失礼なものだった」
番組として仕上がった「クローズアップ現代」では
そんなストーリーは読み取れなかったが。
小松左京のような本格SFのSF小説が主流でなくなった客観情勢と、
「虚無回廊」を書けなくなったのは小松左京自身の問題であるのは、分けていたし。
>>95 同じく俺も読みとれない
番組から読みとれないものを番組制作側が込めたとも思えない
なんか批判してる側が勝手に読み違えたストーリーじゃなかろうかと疑ってる
98 :
二毛次郎:2011/11/26(土) 00:48:01.47
ラジオドラマ「鉄になる日」(原作「日本アパッチ族」)の話題が少ない
ですが、どうだったんだろ。とても聴きたいw。
どなたか、うぷしてもらえると嬉しいんだけど、、、。
MBSのPodcastは、今のところ、公開なしですね。
>>96-97 小松左京を直接知己があり、あるいは小松左京からの影響を公言する関係者たちが
軒並み今回の番組に非難囂々である事実はあくまで無視ですか。
>>99 そのソースがどこかわからん
関係者たち、軒並みと言うからにはかなりたくさんあるんだろうから
ソースを教えてくれ
>>99 要するに君もその取材された一人であり、その時のディレクターの態度に
ムカついたので腹いせに延々ここで粘ってるわけね。ハイハイワロスワロス
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/26(土) 02:19:19.96
つーか、この程度で目くじら立てるなんてよっぽどコンプレックス持ってんのか?
て感じだな。パトレイバーやうる星やつらが軽いSFコメディとして紹介されても
いいじゃん。そういう側面はあるし、それで十分面白い作品だったんだから。
それともうる星やつらが本格SF作品として紹介されたかったとでも言うわけ?
>>95 NHKが批判の主体となるには無理がある。小松左京は適任だろう。
そんな世俗的な小松左京の利用はごめんだという意見もあるだろう
が、この酷い現状ではやむを得ないとも思う。
>>104 >パトレイバーやうる星やつらが軽いSFコメディとして紹介されてもいいじゃん。
単に「軽いSFコメディとして紹介され」るだけならまだ良かったかもしれないけどね。
実際には「小松左京の理想に反する低劣なSF」という何重にも間違った取り上げ方をされたわけだからね。
しかしあの「ラムのラブソング」のシーンの最後のカットに写ったのは、「宇宙英雄物語」だった。
つまり、あのシーンはエドモンド・ハミルトンへのオマージュだったんだよ!
>>99 一番弟子堀晃
>『クローズアップ現代』小松左京特集を見る。
「想像力が未来を拓く」……まあ、それなりにまとまった構成であると思う。
全く気持ち悪いオタの暴論の山だな
・そもそもあれは「小松SFを回顧し全貌を解説する」番組ではない
「SFとはこういうものですよ」番組でさえない
・「清張が切り開いた文学的でさえある社会派ミステリーの系譜が、
赤川次郎的ライトミステリの隆盛で萎んでしまいました。」
(その種のベストセラー本をざっと並べる)
そこに、ライトとはいえ詩情豊かで評判のいい本も含まれていた。
→「キイイーーィ! 死ねよNHK! やっぱなーんもわかっちゃいねええぇぇぇ!
死ねよ阿呆バカ糞やろう!死ね!
しょせん聞きかじりでやるからこうなるんだバーカ!
ぜーんぜんわかっちゃいねぇぇぇぇ!バーカ!バーカ!死ね!」
+
>>102 キモくないのか。ないんだろうな。
話はいきなり変わるが
「エリアを行く」の関係者(人物モデルや編集者)は何名存命なんだろ?
>>108 一晩かけて探したSF関係者による番組擁護発言がその一例だけ?
しかし、堀晃が小松左京の一番弟子?
>>108 >・「清張が切り開いた文学的でさえある社会派ミステリーの系譜が、
>赤川次郎的ライトミステリの隆盛で萎んでしまいました。」
>(その種のベストセラー本をざっと並べる)
>そこに、ライトとはいえ詩情豊かで評判のいい本も含まれていた。
ミステリーの例えで言うなら、
江戸川乱歩以来の本格推理が社会派の台頭で衰退したとして
森村誠一の「高層の死角」を例示する、みたいな事実誤認をやらかしたんだよ。
(実際には「高層の死角」は社会派的潮流の中で本格推理の復権を目指した意欲作)
「反小松左京」の例として「地球へ…」「機動警察パトレイバー」を上げるというのはそういうこと。
>>111 いや、もっと端的に「島田荘司を社会派扱いする」レベルの事実誤認かも
「パトレイバー」や「うる星やつら」ではなく
糞のように出ている、本屋の島いっぱいのラノベ映せば、まだ理解できたと思う
山田正紀と岬兄悟の論争(ともいえんものだったらしいが)は、明らかにひとつの分岐点だった
その後の歴史は、「小松左京的なもの」の市場的敗北という経過をたどる
これは間違いないことでしょ
「虚無回廊」が「地底ドドンパ男」に負けたわけだw
全くの憶測だが、今回のクロ現の担当者はSFやオタク文化に無知な者ではなく、
むしろ、「SFは高尚でなければならない」などと言ってアニメやラノベ等の主流オタク文化を逆恨みする
性根の捻じ曲がった高齢SFオタクなのではあるまいか。
あの文脈とタイミングで「ラムのラブソング」を流す絶妙さからにじみ出る悪意とか、ずぶの素人とは思えないんだがw
まぁ、そのわりには堀晃も指摘する通り「虚無回廊」も読んでない
(少なくとも内容を覚えてない)程度の不勉強なんだけどね。
>>115 留保付きながら、番組全体については肯定的な評価じゃん。
「まあ、それなりにまとまった構成であると思う」
「『想像力と未来』にこだわったのは良いと思いました」
118 :
113:2011/11/26(土) 16:20:03.06
>>115 上記の日付の項の下から3行目に
>どんなアホが台本書いたのよ。
とあります。
>>117 堀晃の日記では番組に言及した13行のうち、中立的記述が2行、肯定的記述が3行、否定的記述が8行。
多少の留保を付けつつ番組を否定的に評価した、と見なすのが普通の読解力。
後継者云々のところ崖ピックアップしてdisってるけど
想像力と未来についてきちんと伝えてたなら
それは番組としては正解(少なくともまあまあ)じゃないの。
>>121 >想像力と未来についてきちんと伝えてた
代表作である「虚無回廊」の内容紹介に重大な事実誤認があるのに?
>>123 「〜なら」って仮定形で書いてるのに
そこだけカットして引用するなよ。
悪質マスコミかてめえは。
>>124 文脈を見ればその「〜なら」は仮定表現ではなく単なる婉曲表現だろ。
「想像力と未来についてきちんと伝えてた」ことを>121が疑っているようには見えない。
そしてもちろん実際には>123の通りで、>121は間違っていた。
>>119 全体の構成を肯定的に評価しているのと
一部に間違いがあると指摘しているのを見て
行数で比較するってどんなにアホなの?
>>126 決定的な間違いがあるせいでその他の部分でどんなに良い事を言っていたとしても
全体として何の価値もない番組だったという趣旨を堀晃の日記から読み取れないのってどんなに・・・
>>122 その多数のSF関係者とやらの人名と職を付けた発言集を提示しろ
おまえらがいったいなにを一次ソースとしてものを言ってるのかわからん
ここまでおまえらが事実、事実言ってることがさっぱり事実と思えねぇ
まともなソース出てきたのは擁護意見側が出した堀晃だけだろうが
>>127 はあ?
>全体として何の価値もない番組だった
なんていったいどこに書いてあるんだよ
ほんと妄想野郎だな
人名と職を付けた発言集を提示しろ
と言ったはずだが?
>>129 >それ以上のケチをつけても何の意味もないわけだし。
>どんなアホが台本書いたのよ。
これを全面的な否定的評価だとは思わない神経とはいったい
>>133 >その後の部分にも、違和感を覚えるところが幾つかあったけど、
>『虚無回廊』を読まずに作った番組なら、それ以上のケチをつけても何の意味もないわけだし。
のところをきみのように加工すると
まったく意味が変わるということが分からない奴
>『虚無回廊』を読まずに作った番組なら、それ以上のケチをつけても何の意味もないわけだし。
全否定ですね
>>134 その引用した部分から「評価対象外」「評価する価値なし」という意味を読み取れないのって本気で問題あるぞ。
検証が足らんかったから評価対象外なんだろ
おまえらみたいに
堀晃の理屈から言うとここで行われてる批判もろくに検証されてなくて無価値
>>137-138 堀晃が今回のクロ現を無価値だと断じたのは、番組内で、小松左京の代表作である
「虚無回廊」の内容について作品の根幹を揺るがすほどの重大かつ明白な事実誤認があったから。
「検証が足りなかった」とかなんとかいう曖昧な理由ではない。
重大かつ明白な事実誤認をおまえらがここまで示していないとでも?
堀晃氏の批判はその姿勢に対しての評価であって
番組の全否定ではないとおもうがな
>>141 番組内容についての評価だったとしてもスタッフの姿勢に対する評価だったとしても
いずれにしても全否定。
>>142 におまえがしたいのはよくわかる
おまえの姿勢と同じだな
29日に開かれるという「送る会」はどうなるだろう?
この放送の件は無視かな。
高千穂遙はクロ現スルーしてるなw
クロ現はおいといて気になった点がふたつ
80年代以降活字SFは小松左京の望んだ姿にならなかった
だったら梅原克文も言ってたし、高橋良平と鏡明のクズSF論争も
そういう意識があるんじゃないだろうか
最相葉月の星新一の伝記でも晩年の星はSF界のマニアからは評価されなかった
という第一世代のSF作家がSF界から疎遠になるという筋立てだったが
今のSF界と第一世代のSFは切断されてると感じる人が多いのだろうか
しかし、
>>23-29あたりと
>>33以降で同じスレとは到底思えないほど空気が一変していてワラタ
最初にクロ現を褒めてた連中はどこに消えたんだw
アホを相手にしたくないだけだろ
>>148 とはいえ、「80年代以降活字SFは小松左京の望んだ姿にならなかった」ことと、
90年代末以降に小松左京自身の知的能力が減退して北野勇作や伊藤計劃を正しく評価できなかったことは、
基本的に別の問題であってそれぞれ独立して考えるべきことだとは思う。
知的能力が減退して北野勇作や伊藤計劃を正しく評価できなかったのではなくて
小松の望む水準ではなかっただけ。
例えばレムが北野勇作や伊藤計劃を高く評価するとは到底思えない。
レムが小松を高く評価した実績でもあるの?
>>148 >佐藤亜紀がなぜあれほどまでに「小松左京的なもの」を蛇蝎のごとく毛嫌いし、
>けんもほろろに斬り捨てて顧みないのか
ttp://tamanoir.air-nifty.com/jours/2007/07/2007710.html >山田正紀みたいな、四半世紀前に『神狩り』を読んだ時既に終ってると感じられた作家や、
>二百万死のうと三百万死のうと人類の進歩と調和の前では無、な小松左京的粗野と比較するのは決定的に違うと思うよ。
>ああいう下っ端党員的単純も党幹部的傲慢も、ベルリンの壁が崩壊する遙か以前に無効になっていた――
>とか言うと少々軽薄過ぎる気がする訳だが(気に障るものになっていた、と言った方がいいかもしれないが、
>ついでに付け加えるなら、どちらの作品にも、無効になってなお生き延びることを可能にする造形性は皆無だった)
伊藤計劃を持ち上げた返す刀で小松左京と山田正紀をまとめて切り捨てたこの文を読むと、
どうやらある種の党派性や粗雑な権力志向の臭いを嗅ぎつけて、それに反発しているらしき気配は窺えるのだが、
そういうことなら小松や山田より前にもっと批判するべき相手はたくさんいるだろ、
という気も強くするんだよな。なぜ殊更に小松左京なのか、というのはよくわからない。
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/26(土) 23:26:02.43
>>151 冷淡だったのは小松だけじゃなく筒井もだよ。
筒井は小松とタッグを組んで何とか新井の受賞を阻止しようと
したが星が「自分が責任をとる」とまで言い切ったのであきらめたと
言ってたぐらいだ。
偶々、野家啓一「科学の解釈学」(ちくま文庫)を読んでいたら、「今日の科学論の
前線配置は、科学哲学や科学史ではなく、科学社会学や科学技術社会論」だみたいな
話が後書きに出て来た。問題意識と創発的アイデアではアカデミズムから20年か、そ
れ以上早かったんじゃないかと思うんだけど、誰かその辺分る人いませんか?
>>145 以前NHKでやった日本SF史のような番組(タイトル忘れてしまった)で、
SF黎明期に会合していた中華屋に、今敏さんなど現在バリバリな人だけを
集めて話している場面で、彼らが第一世代を遠く離れた存在のように
感じているのだなあと、親しく交流があるのだろうと思っていたので、
その距離の置き方に、ちょっとびっくりした。
ファンと実作者の違いなのだろうなあ。
>>154 小松筒井両氏ともに、その後の新井素子の活躍を見て、
一人強く押した星新一の慧眼に感心していたよね。
でも、新井素子の活躍とやらが、その後の世界を規定したとか、影響を及ぼしたとかは
聞かないなぁ
新井素子は、内容面でも文体面でも現在のラノベ文化の始祖の一人だろ。
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 08:35:29.49
>>90年代末以降に小松左京自身の知的能力が減退して北野勇作や伊藤計劃を正しく評価できなかったことは
寝ぼけるのもたいがいにしろ。北野勇作や伊藤計劃を高く評価しなければ
ならない義務なんか無いわ。北野も大口叩けるほど大した作品だしてるのか?
伊藤だって課過大評価すぎると思うけどね。結局は個人の好みの問題だろ。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 08:50:58.42
小松は誰の目にも明らかな保守本流SF作家だろ。
ライトノベル的拡散の始祖となる新井素子やその流れに乗って
ノンポリ路線をオシャレと思ってる北野勇作を評価しなかったのは
まぁ当然じゃない?って感じしかしない。
それとも小松御大にライトノベルを高く評価して貰いたかったのか?
それこそ権威に対するコンプレックス丸出しじゃないか。
うーにゃ。
90年以降は「実存」を追い求める思索と、宇宙はどこから来たのか、なんのためにあるのか、
という難問に対して、どうやって「文学的な "処理" を行う」か、ということに没頭したのと、
あとは大震災後のあれとかで、80年代やそれ以前のようなキャッチアップはほとんど
してなかったようなんだな。それは小松先生自身、自覚されていて、小松左京賞の選評から
降ろさせてくれ、とまで言ってるんだ。
とはいえ
>>149 の言ってることは馬鹿野郎だと俺も思う。
評価すると誰かが似たような作品を作ってくれてジャンルが盛り上がるのかい?
…きもきみ、そういうロジックが破綻しているのはSFじゃなくてファンタジーというのだよ。
>ロジックが破綻しているのはSFじゃなくてファンタジーという
まあたル=グウィンあたりが猛烈に怒りそうな発言を…
>>153 佐藤亜紀なんて三流女流作家なんか世間にあまり知られてないから
売名行為で大物批判やってるんだろ。
もしくは極端な無神経か。
同姓同名のアナウンサー(TVKテレビ)の方が有名じゃね?
なんかさあ おまえら権威コンプレックスがどうの言いながら
猛烈に格上、格下を意識した発言をするのな
それでロジック破綻とか笑えるんだけど
>>160 >小松は誰の目にも明らかな保守本流SF作家だろ
保守本流なんて言い方自体がもう政治用語なわけで
改革勢力を権力で押さえつけて自らの流儀ばかりを通そうとする
権力機構イメージなんですけどぉ
>>163 あまりにも「風が吹くと桶屋が儲かる」みたいなロジックだったんでツッコミたくなったんだ。
おまえら、クロ現ディレクターと同水準だな。
>>153 佐藤亜紀は「小松左京的なもの」というよりむしろ、小松左京の名は単に代表例として上げただけで、
一定の論理性や合理性に基づく世界観構築を作品の主眼とするようなタイプの、巨視的・俯瞰的な視点を持つ、
典型的な「本格SF」というやつそれ自体が大嫌いなんじゃないかねえ。
>>153 >ベルリンの壁が崩壊する遙か以前に無効になっていた
なんてあたりを見ても、ベルリンの壁の崩壊が示唆するポストモダン状況の到来、
リオタールがいう「大きな物語の終焉」についての話でさ、
「小松左京的なもの」がポストモダン状況を生き残れないってこと言ってると思うよ
森下一仁の日記 2001年3月6日 「SFが読みたい(2001年版)」鏡明・山田正紀対談の感想
ttp://www2.ocn.ne.jp/~nukunuku/MyPage/K0103B.HTM#6 > 「SFは自意識の強いジャンル」と鏡明はいう。作家も読者も、自分にとってのSFとは何だろうと常に意識している
>という意味合いだが、日本SFではその原点に「小松左京」があって、そこからどう変化してきたかが問題になっている
>というのが2人の共通認識。山田正紀は小松左京が問い掛けた「宇宙とは?」「神とは?」という「大きな物語」に対して
>若いSF作家たちが懐疑的になったあたりから「SFが少しねじれはじめたような気がする」という。それに応じて鏡明も
>「SFには本質的に大きな物語が必要だと思う。まあ、『書きたくない』っていうのはまだ救いがあるけど、むしろ
>書けなくなってるんじゃないか。それがSFが力を失ってきた最大の理由だと思う」といっている。
>もともと私は2人のいう「大きな物語」を無視するところから自分の小説を書き始めたのだが、無視することと、
>そういうものが無意味だということとは同じではない。逆に「大きな物語」の強さを知っているからこそ、
>それに対抗する自分なりの何かを書きたいと、漠然とだが、思っていた。
> 今の私はまだ「大きな物語」と立ち向かう手段を手に入れていない。むしろ、それを探るためにSFを
>書かなければならないと考えているところといった方がいいかもしれない。……
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 20:57:05.33
>>166 その通りだよ。小松って明らかに権威じゃん。信者にとってもアンチにとっても。
ラノベ勢力を改革勢力と言っても一体何を改革できたの?ってハナシ。
「もう古臭い、ダサい、権力機構臭い」と反発してもそれに代わる価値を
生み出せた訳ではない。だから結局は認めて欲しいんだろうなぁとは思う。
大衆にも馬鹿にされてるから御大のお墨付きを誰よりも欲しがってる。
>>172 価値ってのは実に相対的なものでさ
別にラノベ擁護したいわけじゃないけど
だれにもなにも価値が無いものだとしたらどうしてあれだけ売れるんだよ
モダニズムの画一化された一元的価値体系を拒絶するポストモダニズムの立場からいうと
君の考えてるような権威的一元的価値基準、「大きな物語」自体がもう不要で
そこに何か代わるものを据えても解体されるだけなんだよね
といいつつおれはポストモダニズムにも全面的な賛成なんかしないんだけど
価値の相対化こそが主流SFにおける絶対の価値観
価値の相対化を主流SFが受け入れられないなら
それはSFの死じゃね? という意味
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 22:22:50.91
>>174 言ってることはよくわかるよ。実は俺も結構同意だったりする。
でもさ、ぶっちゃけ誰もラノベに「価値」なんて求めてないだろw
エロ本に誰も価値なんて求めてないのと同じ。
刹那的な快楽欲求に答えてくれれば問題ナシ。それで十分なんだから。
現実で成立しないオタクの擬似恋愛を満たすのが売れる要素だし。
「大きな物語自体が不要」というのは本当はウソだよ。特に全ての価値が解体された今は。
この超不景気の世相で本当は誰もが「信じられる価値」を本当は心の底から渇望している。
「萌え」なんてニヒリズムの最終形態じゃないの。若い女の子しか価値が無いっていう。
「大仰なテーマなんて嘘臭い。主義主張なんてダサい。ノンポリがナウい。」
で通ってたのはバブル景気に沸いてた80年代で本当は終わってるんだよ。
>>178 やっぱりそれはあくまでも君の価値観なんだよなぁ
ラノベが売れる以上、商業的には出版業界でより価値が認められるのは
SFレーベルよりラノベだろうし
エロ本やラノベに芸術的な価値認める者もおるだろう
あと、ポスト構造主義以降、大きな物語は立ててもことごとく解体される運命にあってな
「ノンポリがナウい」なんてレベルの話ではないんよ
ラノベが売れてるから価値があるって・・・
作家も読者もゆとりで質が落ちてるだけでしょ
もうこの状況はいかんともしがたいでしょ
>>180 質とか言っても、その基準がやっぱ問題でさ
いまさらな啓蒙主義とか持ち出してその基準に合わないものを質が低いとか言い始めたら
エンターテインメント的な要素がことごとく蔑視されたり
それこそSFが蔑視されたりするんですぜ
TVを低俗なシロモノと見下して、TVばかり見てると想像力や思考力を低下させる
一億総白痴化だとか言ってみたりするのと同レベルのことを君は言ってるよ
ポストモダン(笑)
価値の相対化(笑)
ってフェーズに、とっくに入ってると思うが。
作家数でも出版数でも、ラノベが創作文芸での過半を
占めているのはうごかしようがない事実だろう。
そしてそのラノベの範疇の一部にでもSFが含まれているということは、
SFの遺伝子が形を変えながらでも受け継がれている…と寿ぐべきではないのかね。
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 01:02:57.27
「売れてるから正義」つったってラノベももう売れなくなってるしな。
あれは焼畑農業みたいなもんであってさ、敷居が低いのを売りに
それまで築き上げていたミステリ、ファンタジー、SFといった
ジャンルを萌えで煮込んで粗製濫造な大量生産商品化してるから、
後にはペンペン草も生えなくなるんだよね。ラノベも消える運命だよ。
SFやファンタジーの遺伝子を「受け継いでいる」んじゃなくて
「食い散らかしてジャンルの寿命を縮めてる」だけだから。
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 01:23:43.08
北野勇作の小松左京賞落とされての愚痴って
結局、すっぱいブドウなんだよ。
あのブドウはすっぱいから取れなくても悔しくないよ。
小松左京は今の自分には大して価値ないから、そんな人に認めてもらえなくても
全然、悔しくなんかないよ。
本当は悔しくて、悔しくて仕方ないから愚痴ってるのにねえw
小松左京や筒井康隆を読むことを楽しめたように
現行のラノベやファンタジーを楽しめなくなっている自分にいらつく、
という気分があるんだ。歳をとったからだと思う。それが悔しい。
よく売れているものは面白いものなはずなのに、それを楽しめないとは。
当時、小松左京や筒井康隆は売れていなかったと思う。
でも面白かった。
>>184 そんなに不毛だとも思わんな
ラノベ出身作家でも、村山由佳と桜庭一樹が直木賞、乙一が本格ミステリ大賞、
冲方丁が本屋大賞、佐藤友哉が三島由紀夫賞、なんて実績もある
ラノベから出てた本が、一般文芸レーベルから出版し直される例も多い
「粗製濫造な大量生産商品化」というと20世紀初頭のパルプ・マガジンを思い出すが
SFもファンタジーも黎明期にそこから花開いたことを思い出せよ
>>171に触発されて「SFが読みたい(2001年版)」を読んでたら
1990年代ベスト30国内篇の第2位が小野不由美の「十二国記」シリーズだった
十二国記って、元々はラノベ系の講談社X文庫ホワイトハートで出版されてたな
山本弘も笹本祐一も野尻抱介も小川一水も元々はラノベ作家だしなあ。(笹本は今でも?)
たとえ筋金入りのハードSF者だろうとSFの看板では食えないという現実。
御大のメジャーデビューだって代表作だってカッパノベルスだしなあ。
あれ、今で言えばラノベレーベルだろう。
御大含む第一世代作家はジュブナイルものもたくさんあるしのう
筒井康隆に至っては今現在ラノベの「ビアンカ・オーバースタディ」を書いてる
もちろん萌え系イラスト(『涼宮ハルヒ』シリーズのいとうのいぢ)付きだそうだ
「ラノベ」っていう文芸の一分野があるというより、単なるパッケージだよな
流行色の包装紙で色んな物語をくるんで同じ棚に並べました、みたいな
だから「ラノベ」で一括りに語るのは、粗雑に過ぎるんじゃないかな
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 05:49:49.94
>あれは焼畑農業みたいなもんであってさ
いや、焼畑はあれで数年の回復期間おいた、循環式計画農法。
なんつうか純文学がほぼ滅亡したように、
小説はどんどん軽い方向に行くのは仕方ない。
「赤川次郎って、文章むずかしい!」って
言うヤツ、けっこういる。
そう言う時代。
赤川次郎が難しいって冗談でしょ?
もし本当にそんな時代だというなら
紙の本と同時に小説自体も終わりを告げるかもね
昔から同じだろ
昭和の時代も、売れのメインはそれこそ赤川やトラベル西村、
今ではほとんど顧みられない桃太郎侍の原作みたいなライトな剣豪小説、
平易な文かつちょいエロのサラリーマン企業小説、そういうもの。
「大正時代は漱石や谷崎をみな読んでいたようなのに、情けない時代だ」
がまあ確かに、特にほんのここ最近、社会総体的な知的劣化は凄まじいのかという感はあるな。
例えば誰かが、特別書き下ろし箱入り(真に傑作)現代文学作品、を書いたとして、
世の中で売れるという感じが全くしないだろ。結局3千部かよ、的な。
おまえらのほとんども買わないだろうし。←これ重要か。結局人のことは言えない。
底を打って復活していくのか、頭を使うことを日本人は永遠にやめて
途上国化へ全面ゴー、なのか、どっちなのかね。
大正〜昭和初期は立川文庫や円本の時代。
大衆小説を代表した直木三十五の作品なんて今まったく残っていない。
「心がピシャッとつぶれた」と石川喬司さんの
言っていることがすべてだと思う。
若さの馬力も消えて弱っていて、理不尽さに立ち向かえなかったんだ。
200 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 17:20:48.34
まあ北野はあれでSF大賞をとってるんだからくやしさはないだろう
むしろくやしがらないといけないのは小松左京賞サイドで
もしあれにしてたら第一回がSF大賞になって賞も盛り上がったはずだし
そのあとで伊藤と円城がとったらSF以外からも注目される賞になってた
ことごとくヘタうったとしか言いようがないよ
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 17:42:00.83
>>200 小松左京が堀晃の太陽風交点を第一回の受賞作として
押し込んだことを考えれば、北野なんかに受賞させるわけがないと
わかりそうなもんだが。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 17:48:09.24
その「高名な学者」というのが
日本沈没出版当時に
小松を呼びつけて
高速道路は倒壊なんかしないと説教した御用学者なら
瀬名の擁護は的外れだな。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 17:48:20.11
でも、その堀晃はあれを傑作と評価してるんだよな
自分たちに責任はないと言った高名な科学者って誰なんだろう?
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 21:45:33.47
狂言だって歌舞伎だって、
当時の
ヨシモト、大衆演芸。
それがだんだん難しくなって高尚化した。
そのうち、ラノベすら「難しい」って階層が出てくる。
>>197「大衆小説を代表した直木三十五の作品なんて今まったく残っていない」
水戸黄門が残ってる、と言おうとしたら、水戸黄門も枠を韓流ドラマに
明け渡し、消えるんだね。
それでも小松左京の作品は時代を越えて残るのだ
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/29(火) 01:22:32.54
直木三十五が生きてたらはたして直木賞をもらえただろうか?
と小松左京。
実際のところ、小松左京は既に90年代には一般には忘れられた存在になってたからなあ。
今後、一般層まで巻き込むほどの再評価のムーブメントはありえるか?
それは考えなくても、気にしなくてもいい、どうでもいいことなんじゃないかな?
日本沈没を初版で読んで打ちのめされた父が定年になり、時間が出来て小松左京の他のを読み始めてる
全くと言って良いほど小説読まないできた人で、
虚無回廊はワケワカラ、ゴエモンは何が面白いんだ?、継ぐのは誰かはふ〜ん、って調子
父を感動させた唯一の小説が日本沈没で、
父を怒らせた唯一の小説は第二部
>父を怒らせた唯一の小説は第二部
なんか評判悪いな。
今日、打ち上げの会、だっけ??
誰か虚無回廊の続き書けよ
>>212 第2部はハッキリ言えば「SF」ではないもんね。
自分はあのラストは好きだが。
「小松左京を宇宙へ送り出す会」は今日の午後。
いまごろお城では舞踏会が
チリのピノチェトを支持してしまった「歴史と文化の旅」は黒歴史だろうな。
アジェンダ政権下の混乱を踏まえてピノチェトを「仕方ない」としているが、
その混乱とやらもCIAの反共工作が大きな要因だったのは定説になっているし。
高齢者が多いのは当然だけど、若い人もいた。
小松ロケットは打ち上げ成功。
ロケットの姿を見て皆が笑ったのが良かった。
みんな小松さんのことが好きなんだ。
区切りがついた気分でした。
>その混乱とやらもCIAの反共工作が大きな要因だったのは定説になっているし。
いまの民主党の政権見れば、外国の陰謀のせいには出来ないよね
おれはいまでもピノチェトは正しかったと思うぜ
会場でイオが作ってる小松左京アーカイブ(?)をiPadでデモしていた。
新聞の切り抜きとかもアーカイブされているようで、これは楽しみ。
公開については、方法も含めて未定ということでした。
>>224 2時間の間にどのようなことをしたのでしょうか?
差し支えなければ、教えて下さい。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/29(火) 21:34:52.40
小松左京さん、宇宙へ旅立ち 東京で「送り出す会」
小松さん、宇宙へ―。7月に80歳で死去した作家小松左京さんのお別れ会が29日、
「小松左京を宇宙へ送り出す会」と題して東京都内のホテルで開かれ、作家仲間や各界の
関係者ら約450人が参加した。
会では、小松さんの似顔絵が描かれた“小松ロケット”を打ち上げるコンピューター
グラフィックス(CG)の映像を上映。宇宙飛行士の毛利衛さんのカウントダウンとともに
宇宙空間へと旅立っていく小松さんを、出席者が拍手で見送った。
会の呼び掛け人の一人で漫画家の松本零士さんは「事実に基づいてフィクションを
創作するという一つの原型を作った偉大な方だった」とあいさつ。
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112901001862.html
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/29(火) 21:57:55.51
親族が誰も来てなかった?
>>225 何をしたわけでもないです、メインは歓談ですね。
喫煙自由な立食パーティ(いまどき無いよ〜)であることは故人への手向けだ。
式次第
1:呼びかけ人よりのご挨拶(松本零士)
2:小松左京の略歴(ビデオ)
3:小松左京へのメッセージ(ビデオ)
桂米朝・由美かおる・三浦友和
4:瀬名秀明より「小松左京を宇宙へ送り出す」ことの説明
5:石下直道より 葬儀の思い出
6:打ち上げ カウントダウンは毛利衛
7:献杯
-歓談-
8:「青い地球のうた」(小松左京作詞・山本直純作曲)全員合唱
以上
石下直道さんのお話によると、
葬儀は無宗教でお坊様もきていなかった、
戒名も無いということでした。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/30(水) 00:59:13.11
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/30(水) 03:45:44.09
>>228 ありがとうございます。行かなくて正解だったような気がする。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/30(水) 06:51:13.01
青い地球のうた
って
地球の上に朝が来る
ってヤツ?
各紙に記事が出てるな。
企画としては成功だったということか。
次男だけ?妙な会だな。
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/30(水) 23:28:27.47
河出文庫のセレクション酷いな。
ルビ振って人名を間違えたり、誤植誤用も多数。
初出は出しているけど底本を示していないなら手前の編集の無知と馬鹿だよな。
義弟は来なかったの?
宅間守氏のご冥福をお祈り申し上げます。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/01(木) 20:30:56.93
ユーミンいたよ。こっそりと。
気に入ってたのかな・・・
いや歌はいい歌だが、映画自体を。
紅白出場おめでとう。
ユーミンは何を唄うんだろうか。
小松左京がらみだと「さよならボイジャー」よりも「時のないホテル」の方がいいね。
孤軍奮闘状態な武田邦彦教授のブログを読んでいると
小松左京のことを連想する。
武田教授は、日本人のあるべき姿を求めているのね。
荒井由実メドレーを歌うと思われ。
>>246 武田邦彦って話題のネタに忠実なだけのトンデモじゃんw
彼の反原発はポーズだし。
武田の寝返りっぷりは見事としかいいようがない。
ていうか、この男がなんで原発問題のご意見番になってるのか。
もともと全然違う分野の人間だろうに。
強いて原発関係にあてはめるなら武田邦彦さんよりも
ずっと前から反原発派科学者の小出裕章さんのほうが当たってるんじゃないか?
「首都消失」読了
映画を相当前に観ていただけなので、ラストの投げっぷりが惜しい
もう一巻位書いてキッチリと〆て欲しかった
次はジピタでも読もうかな
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/03(土) 20:23:44.35
評判イマイチだが首都消失は結構好きだ。
あの得体の知れない”雲”の存在感がセンスオブワンダーだ。
ただ高度情報化社会となった今読むとちょっと経済面で弱いかも。
資金流通が絶たれてもっと世界的な経済恐慌が起こるだろうな・・・
雲が消えた後、知能が進化した東京の人達が出てきて外の政府や日本人達と
衝突、内戦状態になるという展開の第二部構想もあったらしい。
>>252 第二部の構想なんてあったのか
それはそれで読んでみたいな
首都消失はSFとして読んでももちろん面白いけど
政治シミュレーション小説として読むほうが面白い気がする
3.11当日の首都機能マヒはデジャヴが凄かった
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/03(土) 21:45:41.27
もうさんざバレてるけど、
一千万都民が「光る眼」状態。
数百人なら抹殺とか隔離もありうるけど、
一千万人となるとどうしたらいいか。地球文明に
難問がつきつけられる。
雲内の政府(国会会期中だったし)や皇室がそうなっちゃえば、
外の者には政治的にもどうこうできないだろうに。
せいぜい、総選挙やって終了。
そして、日本は地球で宇宙に開かれた最初の地としての一歩を踏み出す。。。
全集に収録されていた、
人類が裁判にかけられて
絶滅までの数千万年を孤独に生きることを
宣告される話、スケールがデカくて良かったなあ
福島のひと、ほんとうに「何もせぬほうがよい」な雰囲気だよね。
なんでそうなるのか考え込んでしまう。
それとも、あと数年経って人がばたばた倒れ出すと
慌てて「何かしようとする」のだろうか?
自分が「我々は正しいのだから間違った世界はサリンを蒔いてポアしてやれ」という
オウムみたいな思考をしていると、いつ自覚するのかね?
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/05(月) 05:39:50.88
アタック25に出てたな
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/05(月) 15:42:55.94
>>257 そんなことはないでしょう。ただし、あまりにも問題が大きすぎて、
どうしようもないとは言えるかもしれない。つまり、「何もできない」
ことを社会維持上、正当化せざるを得ないと。一方、「沈没」と
「放射能」の相違として、前者が100%被害があるのに対して、
後者は%としては小さい。そういう意味の個と全体の関係というのも
あると思います。沈没より放射能の方がやっかいか。
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/05(月) 18:48:26.55
東京が福島市と同じように汚染されたとしても、
やはり福島と同じように不安を感じながらそのまま暮らすのだろうね。
「ツィス」では音に敏感なひとから耐えがたくなって、
東京から脱出して行くけれど、放射能で何か異変を感じるのは、
まわりで人がばたばた倒れだしてからだ。
裕福層は、すでに福島市を脱出しているのだろう。
直近の問題は、福島産の農作、畜産物に対する忌避感だろうが
近い将来に起こりうるのが、事故当時、福島にいた人間に対する
結婚差別ではなかろうか
「福島のひとと結婚すると、一つ目の子供が産まれてくる」
などの風評が立ち、実際にそういう例が起こる事だって否定できない
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 14:11:00.44
「被爆2世3世への遺伝は科学的根拠ない」というのを
最近知ったおれはやっぱりアホですか?
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 14:19:21.91
>>263 たしかに風評被害以外に実害がないとは言えないし、福島人同士で
結婚するしかないような覚悟を若い人が語っている新聞記事も
見た。けれども放射線と放射性物質の区別がようやく今回の件で
一般化したわけで、年間10ミリシーベルトぐらいちょろい
という感覚も生じているのではないかと期待する。これは先日、
福島や南相馬に行った時の実感。
>>265 >年間10ミリシーベルトぐらいちょろい
レントゲン技師が放射線を理由に職業差別されてるかつーと別にされてねーからな。
「福島はもうダメだ」論者の人にその矛盾を問えば自らの誤りを認めてくれるか、
それともレントゲン技師に対しても堂々と差別発言をするようになるか、どっちだろうね。
「首都消失」も第2部構想があったなら
「さよならジュピター」あたりも続編構想あったんだろうか
映画がヒットすれば続編は当然だし
ヒットすれば。
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 19:44:33.58
>>267 私は「今のところ良性」の腫瘍のフォローで、年に1回
CTスキャンを受けてる。差別するならしろってなもんだ。
そもそも宇宙ステーションに半年滞在すると150ミリ
シーベルト。
という議論が原発許容論に利用されてもいかんという立場
だが。
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 20:02:05.00
>>270 小松さんが聞いていたら、そう言うだろうかね。
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 20:17:35.93
>>268 主人公とヒロインは実は死んでなくてジュピターゴーストの中に
生存していた。木星爆発で重力地獄より抜け出したジュピターゴースト
は地球来訪。外宇宙へはばたく新たな箱舟として選ばれし者が乗り込む…
みたいな続編構想があったけど金も無くなっちゃったからもうええワ…
と小松がなんかの本のインタビューで答えてたけど。
「首都消失」「さよならジュピター」「虚無回廊」の第二部は
谷甲州、堀晃、小川一水、山田正紀、瀬名秀明あたりに是非描いて欲しい。
この手のハードSFを描き継ぐことでメインストリームを絶やさないでくれ。
>>271 権威に名を借りた開き直りは好まない人だったろうね。
>>272 谷、堀、山田あたりじゃ年齢的にもう
継いだことにならないのでは・・・
継ぐのは俺だ!
小松さんの長編には、続編がありそうな予感というか、
作者が材料をばらまいたままちゃんと後片付けをせずに
終わってしまう印象があるよね。
本人も、まだまだしゃべり足りないという気分のまま
終わっちゃっている印象。
「威風堂々うかれ昭和史」にはそれが濃くある。
この話題でみんなで盛り上がろうやと話題を振ったままに
なっちゃっているんだ。惜しい、続きを聴きたいって気分になる。
「やぶれかぶれ青春記」の読後のような収束感がないの。
277 :
sage:2011/12/06(火) 21:01:22.85
すぺるむさぴえんすの冒険の最後で、爆発をある種の信号にっていう部分、どういう意味に
したかったか、わかる方みえますか?
初めて読んでからちょっと疑問で。
「ココニイルヨ・・・」
上で被曝うんぬんの話題が出てて思い出したけれど、
冷戦時代、小松先生が書いていた核戦争ネタのショートは面白かったな。
コップ一杯の戦争とかホクサイの世界とか…
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 22:52:58.93
狭義のSFは日本ではこのまま死んでいくのかねぇ。
欧米みたいに文学ジャンルとしては根付かなかったなぁ。
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/06(火) 22:56:51.12
>>277 あれは遺伝子情報を電波に乗せてまき散らしたんでしょ。
誰か知的生命が拾ってくれることを期待して、てなことだった
ような気がするが。
>>281 それと別に、機体(?)爆発の光をシグナルにする、という提案が最後に出てきて、そのメッセージの内容は明確にされていない。
まあ、謎のままにしておいた方が詳説としては楽しめると思うけど。
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 00:28:42.93
>欧米みたいに文学ジャンルとしては根付かなかったなぁ。
根づいてんのか、実際?海外も最近ミリタリーSFばっかりじゃん。
アレって先人が作り上げた世界観でただ戦争ゲームやってるだけだろ。
新しいアイデアもなく、オチも勝った負けたしかない。安直だよね。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 00:53:16.45
>>282 爆発させたらそれがシグナルになって、知的生命が指向性の
アンテナを向けてくれるのが期待できるということかと
当時思ったが、そういう理解が宇宙工学的に妥当かどうかは
わからない。シグナルを受けてからアンテナを向けても
間に合わないのでは。読んでからもう35年になるのか。
>>280 >欧米みたいに文学ジャンルとしては根付かなかったなぁ。
高野史緒によれば、
ttp://prologuewave.com/archives/978 >ロシアやヨーロッパの人たちと付き合っていると、彼らにとって「SF」という言葉がとてもチープな扱いで、
>ほとんど「非文学的なパルプフィクション」という位置づけなのに驚かされます。
>しかし日本においてSFは「ものすごく難しいことや高尚なこと、哲学をも扱う」と認識されていますよね。
>これは、小松さんの功績によるところが非常に大きいのではないでしょうか。
だそうだが。ロシアの場合、ソ連時代の官製SF業界が崩壊した反動で酷いことになっているのかとも想像するけど。
SFを馬鹿にする奴にこそ小松作品を読んでもらいたい
おバカなものから人間存在の意味のような高尚で哲学的なテーマまで包含する
懐が異常に深いジャンルだとわかってもらいたい
"継ぐのは誰か"となるといま日本のSF作家で新刊が楽しみな作家なんていないからなあ、今度はどんなテーマで何をいいたいかが楽しみな作家なんて思いつかん
288 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 08:58:27.46
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 09:14:51.39
昔話を聞いてるんだが話の展開が変でつじつまが合って無いのは推測出来るがどこがおかしいのかだれも分からない。
最後の日系の超老人がモウロウとしゃべってる。
桃太郎や金太郎や花咲か爺さんや他が混ざってるって言う話が有ったのを思い出した。
>>286 SFを「子供の読み物」と断じた吉田健一が
小松のメジャーデビュー作の『紙か髪か』を絶賛して
SFを超えた文明批評だ、みたいなとんちんかんな評価を
していたのを思い出した。
本当に小説を読み始めたばかりのガキの頃
「お茶漬けの味」を読み終えて、今までにまったく
味わったことのない感覚にひたったことを覚えている
後に、それが「文学的感動」とでもいうべきもの、であると知った
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 13:42:18.39
>>290 「文明批評」がわかっただけでも、あの時代の評論家としては
抜きん出ているのでは。SFの概念規定は別として、主張自体は
首尾一貫していると思う。小松さんも受け入れられるように
書いてるけど。
堀晃「マッドサイエンティストの手帳」から
http://www.jali.or.jp/hr/mad-j.html > 12月5日(月) 穴蔵/阪急インター
(略)
> 午後、徒歩5分の阪急インターナショナルのティラウンジにて某イベントの打ち合わせ。
> 石毛直道、古吟勲一、林信夫、高田公理、かんべむさし……といった顔ぶれから、だい
> たいの目的は、わかる人にはわかるであろう。
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/07(水) 21:33:18.43
お別れの会とか、親族ツウか家族がほとんど出てこないなあ。
逆に葬儀は家族だけだったし。
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/08(木) 01:21:57.03
小松左京と小松実(本名)の違いではないだろうか
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/09(金) 23:33:27.89
猫好きの小松、犬好きの筒井、鶴好きの星
297 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/10(土) 00:43:45.68
星新一はクマ好き(テディベア)
298 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/10(土) 06:44:25.51
昔SFグループで原子力発電所へ見学に行った時 星さんは係りの人に
「原子力(はらこ つとむ)さんはどこですか?」っと聞いた。
今でも思うがおれも会いたい。
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/10(土) 08:22:47.19
>>298 当時のSF作家たちの原子力に対するアンビバレンツの
冗談的表現なのだろうか。
星はだいたいどこに行ってもそういう人で
たまたまそれが最初に全開したのが東海村ということだろ
あとその話は「原子力研究所」でないと通じない。
で、ここは小松スレなんだが。
まあ東海村見学の話は小松も書いてるけど。
星マリナ、吠える。
タロジロの生存が判明して日本中が祝福ムードだった中で
「喰われたペンギンの身にもなってみろ」と言い放った星。
これこそSF精神の根幹だと思う。
303 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/10(土) 21:59:21.95
★さん続いてすまん。F島さんに面と向かって
「十代で神童、二十代で編集者、三十すぎれはただのチビ」
三人目の子供が死産だった御大の電話に
「死んじまったよ」
「金歯ぬいとけよ。火葬場でとられるぞ」
>>298 ワシの聞いた話だと 「原子と言うのを見せてくれ」 と言うネタがあってだな・・
305 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/11(日) 19:24:27.89
銀河φ ★:2011/12/11(日) 19:10:46.83 ID:???0
第32回日本SF大賞
【大賞】『華竜の宮』上田早夕里氏
【特別賞】『近代日本奇想小説史 明治篇』横田順彌氏
【特別功労賞】小松左京氏
候補作
『ダイナミックフィギュア』三島浩司(早川書房)
『華竜の宮』上田早夕里(早川書房)
『希望』瀬名秀明(早川書房)
『近代日本奇想小説史 明治篇』横田順彌(ピラールプレス)
『魔法少女まどか☆マギカ』原作:Magica Quartet、脚本:虚淵玄、監督:新房昭之
選考委員
冲方丁・貴志祐介・豊田有恒・堀晃・宮部みゆき
受賞おめでとうございます
と素直に書けるもんではないけどな。
ヨコジュン・・・
ヨコジュンは古典SFの研究者になって久しいからなあ。
平成時代になってからでも児童書向けで何冊か改稿版を出してはいるけど。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/13(火) 01:12:24.21
そもそも候補作が少なすぎる気がするんだが・・・
小松左京が亡くなられた事で中断していた虚無回廊が現時点での決定版
になったんだから特別功労賞をあげるんじゃなくて
虚無回廊という作品に特別賞をあげて欲しかった。
>>309 小松左京賞でデビューした作家が小松左京の衣鉢を受け継ぐ堂々たる本格SFで受賞したのでは不満か?
311 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/13(火) 05:54:07.31
徹子の部屋12月14・15日は「追悼特集」。14)宮尾すすむ、
竹脇無我、元ボニージャックス/大町正人、中村芝翫。
15)前田武彦、山内賢、五十嵐喜芳、
小松左京、日吉ミミ、立川談志。
大震災95が読みたくて探していたんだけど絶版っぽい感じだ
そして木松左京大全集 完全版というものを見つけた
オンデマンド出版と書いてある気がするが1冊ずつ刊行していくとある
ちょっと意味がわからない
この全集で大震災95はいつ出ますか?
313 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/14(水) 02:23:17.30
サンデー毎日に今年の物故者の追悼特集。
角川春樹が小松親分の思い出を語っていた。
角川春樹のベスト3は、1位が果しなき、2位が復活の日、3位が沈没の日。
博覧表記だったが、大酒呑みが原因で晩年は衰えていたのが残念。
小松左京賞は最初は反対していたが、ノーと言わせないと受諾させたら、
楽しんでやっていた、など。
>>312 オンデマンドは注文があれば1冊ずつ印刷製本するシステム。
簡単に言うとプリンタで出力して自動製本するようなもの。
保存してあるのは電子データだけでいわゆる在庫がない。
普通の印刷ではないから発注〜入手はそんなにかからないと思う。
「1冊ずつ刊行」とはそういう意味。
>>314 ということは今どの巻でも注文できて
すぐ製本に入ってくれるということですか?
書店で随時発売されていっているのはなんですか?
好きな作家の全集って、なんか微妙だな
ほとんどが既読だし
持ってる満足感と、多少含まれている未読(未発表、未収録)が嬉しいくらいか
ドストエフスキー全集だって、「作家の日記」が目当てだもんな
317 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/14(水) 21:02:16.99
果てしなき流れの果てに ハルキ文庫
ゴルディアスの結び目 ハルキ文庫
継ぐのは誰か? ハルキ文庫
復活の日 ハルキ文庫
日本沈没(一部・二部) 小学館文庫
首都消失 徳間文庫
さよならジュピター 徳間文庫
虚無回廊(決定版) 徳間の単行本
個人的にはこれらの装丁がベスト
全集って装丁がつまらないのが多いから所有欲わかないなあ
虚無回廊決定版の表紙が生頼だったのは嬉しかったなあ。
やっぱ御大は生頼さんじゃないとなぁ。
本日、徹子の部屋。
御大とか言ってるよ。馬鹿じゃないの。
おれ、コンビニのバイトしている時に生頼画伯のご令嬢をお見かけしたよ
宅配便の受付をしていた時、宛名が画伯のお名前だったんだ
で、つい(本当はこんなことしちゃいけない)
「こういうお名前のイラストレイターの先生、いらっしゃいますよね」
と訊いてしまった
そしたらお嬢さんが
「父です」
無論、宅配便の用紙など、個人情報満載だ
見てはいけないものを見、訊いてはいけないことを訊いた、と気づいたおれは慌てて
「お、おれ先生の大ファンで……あの、角川の小松左京の表紙とか最高で…」
と、なんとか危険人物でないアピールをおこなった
超恥ずかしかったよ
因みにお嬢さん、画伯の絵から抜け出してきたような、スーパー美人でした♪
御大の骨太系の作品は、内容も生頼さんでイラスト付きで再生されるわ。
しかし、角川の「模型の時代」の表紙は驚いたけどw
角川版の『ゴエモンのニッポン日記』も生頼さんだっけ。強烈でしたw
角川文庫の生頼カバーは2種類あるものが多い。
>>323が驚いたという「模型の時代」は初期の漫画タッチのものだろうが
あとでリアルな絵の版も出ているよ。
326 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/15(木) 20:18:39.46
生頼画伯の表紙絵が最高!ってのは同意なんだがハルキ文庫で担当してた
山本ゆりこの装丁も好きなんだよなあ。
特に果てしなき〜、ゴルディアス、虚無回廊の単行本3巻は傑作だと思う。
だから首都消失が出たとき別の人で、しかもショボイ絵だったからガッカリ
したんだよね。まあどちらにしろ首都消失は生頼絵が傑作すぎるんだけど。
首都消失に生頼絵なんてあったっけ? どこの版?
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/15(木) 22:01:58.48
徳間文庫版だよ。今でも古本屋行けば割とよく置いてある。
映画のポスターやDVDの表紙絵にもなったメインビジュアルね。
首都消失の映画ポスター見た時は子供心に痺れるほどカッコよかった。
あの新宿高層ビル街を中心に異次元空間に飲み込まれたような東京・・・
それまでの宇宙SFが古臭く思えるほど衝撃的なイマジネーションだった。
>因みにお嬢さん、画伯の絵から抜け出してきたような、スーパー美人でした♪
ええええええええ!!!
写真ないのか??
芸能人の居酒屋来店をTwitterに書く店員と同じで、完全なルール違反。
怖いから民間宅配は使わないで、これからは守秘義務がある郵便小包にするよ。
>>326 「虚無回廊」はSFA連載時のイラストが好かったなぁ
それ目当てだけで購入してたが、本編が進むにつれてグイグイと引き込まれるパワーを感じさせてくれた
好いコラボだったよ
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/18(日) 04:14:20.25
加藤直之か。
古本屋で「夜が明けたら」と「骨」を見つけて即購入。
うちにあるのは黄ばんで字が小さくてずっと読めなかったから。
歳くった分、初めて読んだとき以上に心に染み入る
>>333 そうやってだんだん古い本を掘り返していき、やがて・・・
335 :
333:2011/12/18(日) 18:10:32.10
今そこを読み始めたんよ
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/19(月) 06:01:26.15
継ぐのは誰なの?
後継者と言うか。
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/19(月) 08:13:24.05
>>336 読者はそれぞれ後継者。その一部は新たな書き手でもある。
文学というのはそういうものでは?
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/20(火) 04:40:52.23
ふと本屋で見た文芸別冊の特集号を買ってきたよ
イオ社長(本人は秘書と言ってる)乙部氏が終始密着していて最期の場面も有って見れてよかった。
集英社文庫の「読む楽しみ 語る楽しみ」を購入したけど
これはレアな方かな?
>>339 おれもブックオフで見つけて即買いしたが
まだ第一世代がピンピンしてた時代のものだから、流通量は多いと思う
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/21(水) 21:48:44.06
乙部さんを見るとBBJのマンスールとユキコのラブシーンを思い出すw
乙武さんかと思って、首をひねっていた。
343 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/22(木) 06:08:36.76
家族の影がまったく見えないんだけど
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/22(木) 08:33:16.47
プライベートを見せ付ける必要性は無い
むしろオフィシャルを区別して見せないようにするべき
「うちのチビども」が小説の中に何度も登場するよね
奥さんも「ゴエモンのニッポン日記」でレギュラー出演してたし。
木静かならんと欲すれど、でも良いキャラ
長編主人公男性がみな同じようだ
ヨシズミも野々村も日本沈没の人ジュピターの人も入れ替わっても大丈夫
しまった!
エスパイのこと忘れてた!
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/23(金) 05:41:17.57
小説は人間を描くものだが人物を描くとは限らない
全部「巨大なものに最後まで立ち向かう」男なんだから、似ていて当然
「途中で逃げ出す」男が主人公なら、話、変わってくるし
つまり小松の小説そのものがワンパターンんなわけだ
虚無回廊を往くゴエモン・・・嫌なような、読んでみたいような
355 :
ゴエモン:2011/12/23(金) 12:33:11.31
それがしも、宇宙が生み出した知性でありおり侍り
>>348だけど、そう思っただけで、全部大好きだよ。
先生が造形した硬質で哀しみを帯びた大人の男
先生の分身みたいなおっさんも好きだ。
357 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/23(金) 12:55:26.43
同じテーマや描き方はほとんど一度も重ならなくて常に新しい物に挑戦してるので全体の凄さからは
主人公が似てるなんて些細な事だよね
っと言うか分身なんだろうね。
第2部の小野寺だけは別人
359 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/23(金) 20:10:29.15
日本沈没やジュピターや虚無回廊の青臭い青年部分を残した
30代主人公は好きなんだが
見知らぬ明日や首都消失の異常事態を機会に不倫しまくる
40代主人公は好かんな・・・
発表された雑誌のカラーに合わせてるのはわかるんだけどねえ
中学生で日本沈没を読んだとき、
なぜセックスするのか、と聞かれて「子供をつくるため」と答えた小野寺が
ものすごくまっとうで清潔に感じた。
つうかSF以外の芸道小説とかどうよ?
本人やたら入れ込んでたけど
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/23(金) 23:01:57.19
各国の諜報機関や秘密組織が血眼で追っていて様々な衝突や最終的には紛争まで起こった。
その追ってる物は未来技術やビジネスモデルが書かれていていると言われている。
名前は通称J.DOC
スティーブ・ジョブスが死期を覚悟してから残したらしい。
っと言う物語が有ってもいいなーとNHK特集を見ながら思った。
>361
好きだなぁ、女シリーズとかも
芸道物とか女シリーズは若い頃はピンと来なかったけど、
年取ってから読み返したら良さが判った
みんな年取ったな。
クリスマスは冥土の旅の一里塚。
「ジュピター」を成功させて日本SF映画の夜明けを!と張り切っていたころは、
みんな若かった・・・・・・
もう死んでもいいっすっか・・・
しかしあれは直木賞狙えるようなものだったのかな
そんな抜きん出てたとも思えない…
まあ直木賞なんて政治力だろと言えばそれまでだが
「大いなる助走」
って別冊文春にのってたのね。
文春もコワい会社。
半村良の風俗小説が本当に直木賞レベルか、というのもわからん。
SFの実績がプラスされてるはず。
当時の状況ならむしろマイナスのような
>>370 それまでに『石の血脈』とかあと何だったか候補になって、
実力は評価されながら「SFだから」と落選したわけで、
その評価がプラスされてるんじゃないか、という意味。
そろそろ筒井康隆に直木賞をあげるべきだな
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/25(日) 17:42:40.44
筒井康隆は自分から直木賞を欲しいと言ってわかりやすかったが、実のところ星・小松
も欲しかったんだね。
考えてみるとみみっちい話だよな
そんなものより、ヒューゴー賞を狙うとかいって欲しかった
ヒューゴー/ネビュラは、英語で翻訳されないとなあ
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/25(日) 18:34:31.34
筒井康隆は菊池寛賞をこの前にもらったぞ。
小松作品は英訳されたのなかったっけ
それとも計画倒れだったか?
>>377 小松作品 各国語訳情報
http://www.iocorp.co.jp/translated.htm ≪Works translated in Foreign Languages≫
original title translated title language translator publisher / magazine year
日本沈没 Japan Sinks English Michael Gallagher Harper & Row , N.Y. 184pp. 1976
復活の日 Der Tag der Auferstehung German Michael Morgental und Keiko.M.Inaba
Wilhelm Heyne Verlag, Munchen,332pp. 1987
明日泥棒 A holnap elrabloi Mager Piroska Torok Kossuth,Budapest,284pp. 1971
凶暴な口 The Savage Mouth English Judith Merril The Best Japanese SF Stories,
Dember Books, N.Y. p.74-84 1989
おえらびください Take Your Choice English Shiro Tamura & Grania Davis
The Best Japanese SF Stories,Dember Books, N.Y. p.85-103 1989
地には平和を Froede aif Erden German Shimada Singo & Zillig SF aus Japan, p150-195 1982
人類裁判 The Trial of Humanity English Patrick Harlan 『小松左京マガジン』18巻19巻 2005
眠りと旅と夢 Sleeping,Traveling, and Dreaming English Akio Tanaka 『小松左京マガジン』26巻・27巻 2007
ゴルディアスの結び目 El nudo de Gordias Spanish Yasutoshi Nakazima (at the URL)
2001
ゴルディアスの結び目 гордиев уэел Russia липмана левина Inostranka Publishers
антология современной японской литератур
"гордиев уэел"p.8-92 2004
蚊帳の外 Fuori della zanzariera - Variazione sul tema di Onaoshi Italy
Massimo Soumare' C.S.Coop. Studi, Torino,
『ALIA4』Giappone,p77-93 2007
果しなき流れの果に 天尽長河的尽果 Chinese 上海科学普及出版社 2007
≪ ほか ≫
数えるほどしかないわけね
これだけ翻訳されてりゃたいしたもんじゃねえの?
日本のSF作家としては最多だろ
知名度があるかどうかは怪しいけど
筒井のほうが多いんじゃない?
非SF作品をふくめるなら
小松左京「日本沈没」、筒井康隆(作品集)「家族八景」、(作品集)「俺に関する噂」、広瀬正「マイナス・ゼロ」、山野浩一「X電車で行こう」(芥川賞)、「メシメリ街道」(芥川賞)に直木賞を授けるとしても、ほかに授ける作品はあるか?
好きにすりゃいいだろ
386 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/26(月) 21:36:15.02
直木賞ってそんなにありがたいモンなのかな?
それより今年の星雲賞は「虚無回廊」が獲って欲しい
星マリナ吠える。
「家政婦の三田」は「家族八景」のパクリ。
388 :
い:2011/12/27(火) 00:14:19.33
パクリのパクリか。
いや、家政婦モノはメリーポピンズ以来の定番だな。
星マリナも家族八景もこのスレと関係ないわけだが
なぜわざわざここに書く? 馬鹿の考えることは見当もつかん。
まぁ、そう言うな
増税のニュースを聞くたびに「第二日本国誕生」を思い出す。というか切望する。
それより「フラフラ国始末記」のフラフラ国だろ。
「沈黙の艦隊」的なのは正直クソだと思うが、
シーランド公国の例もあるんだし、どっかフラフラ国的な
独立とかやらねーかなぁ。
対馬とか。
それと選挙のたびに「公明選挙」を思い出す。
帰れば?
吉里吉里国
現代恐怖小説の傑作として名高い「くだんのはは」
あまり怖くはない
格調高い幻想小説という感じ
怖い、と感じたのは「ゴルディアスの結び目」(同名本収録の短編の方)
それよりも怖かったのが「怨霊の国」
なんとなく自分の中で「怖い」と感じる部分が、子供じみているように思える序列
『宗国屋敷』がいちばん怖い
なにが怖いって、あのオチに泣きたくなってもママは助けてくれないんだぜ?
加藤茶主演のヤツか
一番怖い話はやっぱりアレだろう。何しろ怖すぎて誰も(ry
ああ、アレか・・・アレの話はしたくない
なるほど、確かにアレは…な。
「闇の中の子供」がじわじわくる
安置所の碁打ちが怖かった
前にも書いたが、アレの話、聞いた事がある。
たぶん、中央アジアの話だと思うけど、牛どうしをトーナメント方式で
戦わせるのだそうだ。
最後まで勝った最後の1頭の頭を切って、紐でぶら下げると、切った
人のいる方を向き続けるという話だった。
おい、もうアレはそこら辺にしとけ。
知らんぞ
家が追っかけてくるヤツの恐怖ときたら
妙に静かな声で言った、とかの描写がぞっとする
>>403 前にも言ったと思うけど、話の本質がちっともわかってない。
アレのタイトルは「馬のしっぽ」でも「京のぶぶ漬け」でもなんでもいいんだよ。
>>402 むしろあれは、コメディ的に面白い作品ではないかなあ
死人が食う朝飯の描写が妙に美味そうだったのが印象に残っているな
最後の一行もいいね
409 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/28(水) 17:31:16.06
「石」が一番怖い。
嫌な怖さだね>石
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/28(水) 20:10:58.28
「夜が開けたら」を推す。背筋がぞっと来た。
>>411 あの話しは、これから段々冷えていくし、逃げ場がないと思うと怖い。
>>411 つい最近読んだ。大寒波の日だったから心底恐ろしかった
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/29(木) 11:52:15.35
>412,413
生物としてのヒトにとっての根源的恐怖という感じだった。
知的生物だから認識してしまうという構造も。「夜が明けたら」
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/29(木) 16:04:18.22
「石」を読むと中田氏できなくなる。
日本の少子化の元凶は小松
妙な石とか拾ってこなけりゃ問題ない、バンバン注ぎまくれ
お墓はやはり左京区に作ってるの?
感情の猿である人間が恐ろしくなったのが「凶暴な口」
人間、というか生物の根源的な有りように戦慄したのが「青ひげと鬼」
ネタっぽいけど今思い返すと「猫の首」が怖い。
集団圧力みたいになっていくところがシャレにならん。
NHK「耳をすませば」はじまった。
422 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/31(土) 07:30:26.93
だれか虚無回廊のつづき書いてください。
424 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/31(土) 09:03:17.13
日本沈没第二部みたいにプロジェクトチームを組めば可能性はある。
ただ虚無回廊って小説の構造自体に弱点があるから直接的な続編は
難しいかもな・・・どう続けても読者から不満でるだろうし。
第二部をやるというよりコンセプトをモチーフにして新たに設定を
起こして新作をやる作家なら出てくるかも。
御大、100円ショップで胡麻擂り器買って来て、福島瑞穂の前でゴリゴリやったんだってな。
日本沈没 第二部 (上・下)小学館文庫 を買ってきて読んでいる
あの時代に百円ショップなんてないよ…
428 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/01(日) 00:15:17.63
今、福岡あたりが年を越しているのかな。
虚無回廊はアホな続編や゛らいなら
未完のままで封印がいい。
沈没二部みたいなことになったら困る。
いやほんと、沈没二部はなぜ藤崎慎吾や小川一水じゃなくて谷甲州だったんだ。
>431
仕組んだ人が一番扱いやすかったんだろう。
妙に作家としての個性を出してくる人よりも。
谷甲州は本来の意味でDNAを引き継いでいるらしい。
焼跡闇市と、酷寒環境か。
確かに不毛な風景の印象は一致する。
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/02(月) 14:31:56.60
前出の文芸別冊の特集号では谷甲州氏は多くの時間の会議を経て書いたと有るので小松氏と周辺の人々の
意向は十分入ってると思われる。
437 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/02(月) 16:19:17.19
>>431 青年海外協力隊としての海外生活の経験を買われたから。
最後の十年ほど、御大は会議どころじゃなかったろう。
むしろ周囲が勝手にひっぱって行った気がする。
439 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/03(火) 04:36:12.07
>>438 少なくとも2部のプロジェクトやってる頃は
元気だった。
小松左京賞もらった平谷も、そのころに会って
非常に元気だったと言ってる。
>>429 「石」に出てくるガキは放射能によるミュータントか?
生まれた時既に超天才だったのが、放射能帯びた石と出会って
更に怪物になっていくところが。
あの短編の主題は教育ママを揶揄したところだろうけど。
戦国自衛隊1549が福井晴敏だったことを思えば…
442 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/05(木) 02:56:26.50
>>441 福井はタイトルに戦国自衛隊て入ってるだけで
半村版とは無関係だからと、完全なオリジナル作品のつもりだったのが
遺族からのクレームで半村良原案と入れさせられた。
小説って合議制とかプロジェクトで書くものなのか?
むしろ一人の偏った個性で書き走るほうがいいと思うが。
映画のノベライズなんかは膨大な手間をかけたシナリオを元に書くわけだから
そういう小説のあり方があってもいいんじゃないのと思う。
『ジュピター』も連載時は連名で、結果的には全部一人で書いてしまったわけだけど、
「小松左京の個性」をあまり前面に出さないようにしていたように見える。
>>442 福井はどこかの作家が「終戦のローレライ2」という本を出して
タイトルが同じだけでストーリーは福井版とは無関係だから
といったら、そのままスルーするのかね。頭がおかしい。
ピンポンと呼び鈴が鳴って宅配便が届いた。
「あけましておめでとうございます。福袋のお届けに来ました」
黒髪おさげの眼鏡っ子宅配員だった。
「どうも。新年早々大変ですね」
元旦から大変だなあと思いながら受け取り票にサインする。ふと差出人を見ると早元社。え!?
急いで福袋を開けてみると、早元SF大賞の大賞受賞証と記念盾と賞金小切手が入っていた。
「す、すげぇ、ついに俺はやったんだうおーやったぞぉー!!」
「おめでとうございます。ところでこちらの」
といって黒髪おさげの眼鏡っ子は記念盾の裏にある丸いボタンを指さし
「こちらのボタンを押しますと、初夢がもう一度見られます」
「へぇええ。だけど残念だなぁ、初夢は見なかったんだよ」
「そうですか?ではちょっと押してみてください」
俺はボタンを押した。
ピンポンと呼び鈴が鳴って宅配便が届いた。
いくらなんでもタイトルの権利関係とは別の話じゃねぇのか
企画として映画原作なのにその辺最初から完全に無視されていましたとかおかしいだろ
イキガミ事件だってあるしね。
まあ川端康成みたいに、とぎれとぎれに書き散らして、
ベテラン編集者が必死でまとめあげる、ってのもありだから。
「静寂の通路」を読み返して、現代とのあまりの符合に慄然とする。
初出は1970年頃かと思うと、小松御大の社会的評価の低さにまた慄然とする。
「沈黙の春」をああいう翻案するのがいかにも小松節
ああ、そうか。
あれは「沈黙の春」の翻案になるのか。
翻案なのか?
それって翻案と言うよりパ
おかしいな、こんな時間に誰か来た
翻案というより返歌のような気もする
田中哲弥が芥川賞候補になってるじゃないか。
「沈黙の春」の翻案は映画「沈黙の戦艦」だろ?
イキガミ事件については、沈黙は金。
「チン黙の艦隊」は「フラフラ国始末記」かな。
いや御厨さんの「NORA」だと思うぞ!?
はなしぶった切って悪いけど「大震災95」が来月河出から文庫になるよ。
便乗商法にしては遅いな。もう11ヶ月になるのに。
震災じゃなく御大の訃報に便乗した企画なら半年はそれほど遅くない
いいかげんに震災!
星マリナはあんまりな。
BOOK・OFF町田店に、小松先生の古い文庫本(背表紙が桃色)がごっそりあるよ。
>466
古株のファンが死んで蔵書が流出したか……?
俺は背表紙が緑の時代しか知らんが、
角川文庫や新潮文庫にあった事自体を知らない世代も、
いるのだろう。
「汚れた月」読み返してしまった。欝。
>>467 山田風太郎スレでも、角川文庫版の大量陳列があると、同じようにいわれてるw
因みにファンの正しい態度は、購入し、入手出来なくて困っている初心者に譲ることだそうだ
故人の供養にもなる、と
とはいえ勿論、自分の持っていないものがあれば、私蔵する
角川文庫の小松作品のカバーデザインが生頼絵&緑背に変わったのは
復活の日映画化のタイミングだっけ?
初めて買ったのは「鏡の中の世界」だったが、既に緑だった。
小松左京監修雑学おもしろ辞典みたいなやつ、ときどき見るね。ブックオフで。
リアルタイムでは鼻も引っかけへんかったけど、今んなるとなんか全巻揃えた
いな。全集には入れへんやろうし。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/12(木) 00:20:37.64
正月に30年ぐらい前に出たノンフィクションを読みなおしてみたが、奥付けに「大阪府箕面市〜」
と住所が書いてあり、ちょっと意外だった。
475 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/12(木) 11:09:15.55
昔はプロ野球選手名鑑なんかも住所が事細かく載ってたから。
今でも図書館にある文芸年鑑に作家の住所が出ているよ。
その年鑑にも今年から載らなくなるのか・・・
著作権継承者のページに載ります。
「日本沈没」の続編は、クサナギ君版を本編として、
「半分沈んだ日本列島を復興する物語」
にした方がいいのではないか。
「日本列島を失った大和民族」
という、親分が狙っていたモチーフからは、どんどん離れてしまうが。
さらに、「果しなき〜」にも、繋がらなくなってもしまうが。
結局、北方領土は沈んだのか。
対馬や竹島が沈んで韓国に影響がまったく無かったのか。
朝鮮半島南部への影響の可能性については小説の作中でも指摘されてる。
ただ、物語が、本格的に陸地が沈む大変動の時期を詳細に描いてないので、
実際にどうなったのかははっきりしていない。
あと、与那国島まで沈んで台湾が無傷だったとも思えないんだよな。
なんだかんだで、日本沈没後の東アジアは
拠点を失ったアメリカのプレゼンスが大幅に低下する予感。
「SF魂」には、当時の韓国は怖くて沈められなかった、とあった。
あったっけ?
新東京タワーを最初に破壊する権利は、どこの映画会社が買ったのだ?
太宰の桜桃忌、司馬遼の菜の花忌・・・
小松左京なら・・・誰がこういうの決めるのか知らないけど、ご命日までに
なんとなく決まるもんじゃねえの。
で、どう考えても7月26日は「沈没忌」
普通に左京忌でエエよ、これ以外だと多分沈没忌にされちまう
実存忌
>>480-481 小笠原諸島が沈んでマリアナ諸島が無事とは思えないし、
大東島や南鳥島が沈んだのもおかしいし…。
SF忌
>>489 >大東島や南鳥島
沈没世界では、プレート境界と無関係な場所には日本の領土は最初からないという設定だと思うしか・・・
地に平忌
アパッチ忌
果流忌
復活忌
ジュピター忌
消失忌
虚無忌
回廊忌
ゴルディアス忌
ゴエモン忌
題未定忌
牛首忌
くだん忌
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/14(土) 09:49:24.95
没忌
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/14(土) 09:55:57.15
酔狂忌
砂時計忌で
斜栗忌 ← 小松左京またの名「臥猪庵斜栗」
今日は和田勉の命日で、ダジャレ忌だって。
埴谷雄高のアンドロメダ忌を越えるSFっぽいのを…
SF記念日
SF忌でいいよ。あの日、SFは死んだ。
茶漬忌
>>481 >与那国島
日本沈没の執筆期間は1964〜1973年。
一方、沖縄返還が日米間で合意に至ったのは1969年。(返還実施は1972年)
執筆期間中の大半、沖縄返還はまだ現実の問題ではなかったんだけど、
作中での沖縄が日本に復帰しているという明確な描写ってあった?
仮に、沖縄がアメリカに占領されたまま、日本沈没して沖縄は沈没せずに残ったとしたら、
従前から沖縄の潜在的主権を主張しており、加えてそれ以外の領土を喪失した日本政府と、
沖縄占領を維持したいアメリカとの間はものすごく微妙な状態になりそうな。
易仙逃里忌
アパッチで1957年に書き上げてた前半200枚はどの部分まで?
追放地でドンパチやったあたりかな?
光文社から刊行する前に全面的に書き直したんだろうけど(1962年の統計数字が出てくる)
それでも前半と後半では文体も描写も微妙に異なっている
>>503 沖縄は明確な描写が無くて「沈没した」と一括りだったかと。
「日本アパッチ族」じゃ沖縄に日本が「再建国」されてたけどね。
507 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/15(日) 10:47:17.51
年末の深夜にやってた「僕の彼女はサイボーグ」の録画をさっき見たが、震災シーンが
平成版日本沈没より良く出来ていた。オープンセットもリアル。平成版の出来の酷さを改めて実感。
あとyoutubeでアメリカ版復活の日(VIRUS)も見たが、核が爆発して終わり(つまり「復活」せず滅亡)
という驚愕のラストだった。
コーマンだっけ?
509 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/16(月) 00:26:22.40
508さんのエッチ!
510 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/16(月) 00:48:20.69
復活の日って、TBSのバラエティ?
コーマンかましてよかですか?
2月に河出文庫で大震災95が出るって本当ですか?
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/17(火) 06:15:27.53
いえ、大空港(エアボート)95です
「作家性よりも観客の嗜好に極力迎合するコーマンの一貫したポリシー」
もはやポリシーでもなんでもあらへん。商魂。
え、「作家性よりも直木賞の傾向に極力迎合する小松のポリシー」?
519 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/17(火) 12:30:17.66
>>517 というタイプの「作家性」でしょう。そういう文学もあっていいと
思うんですがね。
コーマンは映画監督だよ・・・。
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/17(火) 13:22:40.49
>>520 だから、映画も文学でしょ。なお、ロジャー・コーマン氏に
関しては『コーマン帝国』という評伝ドキュメンタリーが
近く公開のようで、見てみようと思います。だいぶ前に出た
自伝をなぞったのだろうとは思うのですが。
○○忌、ブルドーザー忌でどうよ
真っ先に出ると思ったのだが
「コンピューター付き」を略しちゃうと何だか分からんじゃないか
「コンピュータ付きブルドーザー」は田中角栄のニックネームとしても
使われるようだけど、どっちが先なのかね。
こっちはコマツのブルドーザーの連想があるから自然に出てきそうだけど
あっちも土建屋出身だから不自然ではない。
星新一宇宙船船長が……、という例の文では「コンピューター付き」は付かないぞ。
RT @nzm: 伊藤計劃の未完のプロジェクトを円城塔が書き継いで完成させる長編『屍者の帝国』は、河出書房新社から刊行予定。
やっぱり虚無回廊できんかな
第146回芥川賞・直木賞選考会 芥川賞に田中慎弥さん・円城 塔さん、直木賞に葉室 麟さん
第146回芥川賞・直木賞の選考会が行われ、受賞作が決定した。
芥川賞には田中慎弥さんの「共喰い」と、円城 塔さんの「道化師の蝶」の2作品が選ばれた。
田中さんは「4回も落っことされたあとですから、ここらで断ってやるのが礼儀といえば礼儀ですが、わたしは礼儀を知らないので」と話した。
円城さんは「大変大胆な決断だったのではないかなと思っております。私が書くものは、割と奇妙な小説と言われることが多いのですが、その奇妙な方向でやってみろと言われたと」と話した。
直木賞に選ばれた葉室 麟さんの「蜩ノ記」は、切腹までの間、藩史編さんを命じられた武士の姿を描いた描いた時代小説で、安定した筆致が高く評価された。
小松左京賞落選→同作が日本SF大賞受賞
小松左京賞落選→次作が星雲賞、日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞の三冠
小松左京賞落選→以降順調に作品発表を重ね、このたび芥川賞受賞 ←New!
平家みちよとモーニング娘。のどっちが売れたかというね
なんだかんだで小松の影響力は純文方面にもあるね。
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/19(木) 11:43:21.80
888 :阿部敦良 :2011/02/25(金)11:37:17.27
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
誰のナニ賞とかマジでどうでもいいので、作品の話をだな
では御大が直木賞を取れなかった件について
って話が戻ってしまうわけだ
御大だって(失笑)
ちょっと前から変なのが一人いるな
536 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/20(金) 21:20:28.22
怪談に比べてお笑い小説への評価が低いと思うがどうよ。
その低い評価が正当だという意見も含めて。
まぁ、良くも悪くも笑いのセンスがちょっと古い感が否めないってのがあるんじゃない?
書かれたオンタイムの時分なら、もうちょい笑えただろうが、
その時分は御大自身の評価が今より不当に低かったろうし、
作品のユーモア自体も評価されなかったのかもな。
さらにSFの内輪ネタのなんかはマニアにしかウケないだろうし。
ところで、「拝啓イワン・エフレーモフ様」を読むためだけに
「日本SF論争史」5,250円を買う価値あるかな?
SF入門古本屋で買った方がいいんじゃないか
>>539 「日本SF論争史」?
山田正紀と岬兄悟の論争とかも載ってるのかな
ネットでアウトラインを知ってるだけなので、一度きっちり読んでみたかった
現在の、SFの衰退とラノベの隆盛に直接つながる、きわめて重要な問題提起だったと思うので
いまどき、ぐぐれば書評ぐらいいくらでも出てくんだろ。
M谷S一や、M本S張に逆らった作家は
潰される。
これらをSMの二大帝王、と呼ぶ。
544 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/23(月) 07:39:48.57
僕の目の黒いうちはSF作家なんかに賞はやれないよ。
21世紀ともなるとそんなこと言っても無駄であるな。
546 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/23(月) 08:16:07.82
>>545 SFでなくして先端的な文学たりえないということ?
しかし、SF作家という自覚を持っているかどうか。
つまり、SF側から見ればSFを書いている大御所が、
今後も「SF作家には賞はやれないよ」と言い続ける
という倒錯的事態はありうるのでは。
読者がしっかりせねば。
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/23(月) 09:51:31.93
栗本薫が、日本SF大賞候補に純文学作家が出て来た時、
「俺の目が黒いうちは純文学作家なんかにSFの賞はやれない」
と言ったらしい。
>>537 小松の代表作である日本アパッチ族はお笑い小説じゃないの?
個人的には果てしなき〜や沈没や回廊以上の傑作だと思うけど(処女長編らしい青さはあるが)
>>548が個人的に評価してるのに世間的にそうではないというのは
評価が低いことになるんじゃないの?
>>548 そんなに面白いのか
ずっと前にも書いたんだけど、アパッチとゴエモンだけ読んでない。
買ったのに読みかけたのになんでかダメなんだな。飽きちゃうっていうのか
再々々…チャレンジしてみようかな
>>550 ゴエモンは高校時代に読んで面白かったなあ。
>>550 アパッチは、大阪の事件を東京の新聞社がスッパ抜くあたりがワクワクしたっけw
それと、当時は通信衛星がないので、アパッチの戦法に妙に感心した。
アパッチの本は成田闘争のとき学生側の手本になったと聞いたことがある。真偽の
ほどは不明だけど。
なんかここ半年ほど事務所がでしゃばって、
遺族が無視しているような気がする。
日曜のトークショーとかも。
事務所の出しゃばりは生前から。
ご遺族は、「小松左京」のことには基本的に関わらないんだろう。
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/23(月) 22:02:01.35
SF小説の芥川賞受賞(候補)作品
第25回(昭和26年上)受賞 安部公房「壁ーーS・カルマ氏の犯罪」
第36回(昭和31年下)候補 北杜夫「人工の星」
第96回(昭和61年下)候補 島田雅彦「未確認尾行物体」
第103回(平成2年上)候補 小川洋子「冷めない紅茶」
第110回(平成5年下)候補 笙野頼子「二百回忌」
第110回(平成5年下)候補 石黒達昌「新化(平成3年5月2日,後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士,並びに……)」
第111回(平成6年上)受賞 笙野頼子 「タイムスリップ・コンビナート」
第113回(平成7年上)候補 川上弘美「婆」
第115回(平成8年上)受賞 川上弘美「蛇を踏む」
第130回(平成15年下)候補 絲山秋子「海の仙人」
第131回(平成16年上)候補 栗田有起「オテル・モル」
第137回(平成19年上)候補 円城塔「オブ・ザ・ベースボール」
第145回(平成23年上)候補 円城塔「これはペンです」
第146回(平成23年下)受賞 円城塔「道化師の蝶」
>>553 告別式の性格があった「宇宙へ送る会」はともかく
トークショーとかでなんでいちいいち遺族が出てこなきゃいけないんだ。
手塚るみ子や星マリナがなんで笑われてると思ってるんだ。
顔やろ
558 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/23(月) 23:09:05.43
>>553 そりゃ、事務所としては所属タレントを売らなきゃ。
すると印税も遺族に入るという構図。
>>552 大阪から東京に市外通話するのに
新聞記者(それなりに高給)が料金を気にするのが時代を感じさせる。
アパッチには逆コースとかスターリン批判とか60年安保とか
社会風刺をいろいろ詰め込んでるね。
奥さんのために毎日ショートショートを書いた眉村の感動実話は映画化されたが
奥さんのために毎日「アパッチ族」を書いた感動実話の映画化はまだか?
>顔やろ
ちっょ…
>毎日ショートショート
S村さんの代筆だったりして。
562 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 07:55:46.80
>>555 直木賞もあげていただけるとありがたいですが。
563 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 09:19:28.52
景山民夫の直木賞受賞作「遠い海から来たCOO」はSFか?
REXよりはSF
念のために言っとくけど、REXは、畑正憲の原作と春樹社長の監督した映画では全然別物だからな?
原作小説は、出来不出来は別として一応SFとして成立している。
SFかどうかという観点だけで評価するなら、
景山民夫『遠い海から来たCOO』より畑正憲『恐竜物語』の方が上だろう。
(あくまでSFかどうかという観点。小説としての評価はまったく別)
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 20:01:54.46
SF小説の直木賞受賞(候補)作品
第39回(昭和33年上)候補 水島多樓 短編小説「河太郎帰化」
第44回(昭和35年下)候補 星新一 ショートショート 「弱点」「生活維持省」「雨」「誘拐(その子を殺すな!)」「信用ある製品」「食事前の授業」
第50回(昭和38年下)候補 小松左京 短編小説「地には平和を」「お茶漬の味」
第58回(昭和42年下)候補 筒井康隆 短編小説「ベトナム観光公社」
第59回(昭和43年上)候補 筒井康隆 短編小説「アフリカの爆弾」
第62回(昭和44年下)候補 河野典生 『他人の城』(未確認)
第64回(昭和45年下)候補 広瀬正 長編小説「マイナス・ゼロ」
第65回(昭和46年上)候補 広瀬正 長編小説「ツィス」
第66回(昭和46年下)候補 広瀬正 長編小説「エロス」
第67回(昭和47年上)候補 筒井康隆 短編集「家族八景」
第69回(昭和48年上)候補 半村良 『黄金伝説』(未確認)
第71回(昭和49年上)候補 河野典生 ショートショート集「ペインティング・ナイフの群像」
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 20:03:12.26
第71回(昭和49年上)候補 半村良 『不可触領域』(未確認)
第72回(昭和49年下)受賞 半村良 短編小説「雨やどり」
第74回(昭和50年下)候補 田中光二 『大いなる逃亡』(未確認)
第78回(昭和52年下)候補 山田正紀 『火神を盗め』(未確認)
第79回(昭和53年上)候補 小林信彦 短編集「唐獅子株式会社」(旧バージョン)
第80回(昭和53年下)候補 阿刀田高 ショートショート集「冷蔵庫より愛をこめて」
第81回(昭和54年上)受賞 阿刀田高 ショートショート集「ナポレオン狂」
第87回(昭和57年上)候補 山田正紀 短編小説「友達はどこにいる」「少女と武者人形」「ホテルでシャワーを」「ラスト・オーダー」
第99回(昭和63年上)受賞 景山民夫 長編小説「遠い海から来たCOO」
第102回(平成元年下)候補 清水義範 『金鯱の夢』(未確認)
第103回(平成2年上)候補 清水義範 長編小説「虚構市立不条理中学校(第一部)」
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 20:04:29.32
第106回(平成3年下)受賞 高橋克彦 短編集「緋い記憶」
第106回(平成3年下)候補 中島らも ショートショート集「人体模型の夜」
第107回(平成4年上)候補 清水義範 短編集「柏木誠治の生活」
第109回(平成5年上)候補 中島らも 『ガダラの豚』(未確認)
第112回(平成6年下)候補 中島らも 『永遠も半ばを過ぎて』(未確認)
第113回(平成7年上)候補 篠田節子 長編小説「夏の災厄」
第114回(平成7年下)候補 北村薫 『スキップ』(未確認)
第116回(平成8年下)候補 宮部みゆき 長編小説「蒲生邸事件」
第117回(平成9年上)受賞 浅田次郎 短編集「鉄道員」
第117回(平成9年上)候補 姫野カオルコ 短編集「受難」
第118回(平成9年下)候補 北村薫 『ターン』(未確認)
第119回(平成10年上)候補 重松清 短編集「定年ゴジラ」
第133回(平成17年上)候補 三崎亜記 『となり町戦争』(未確認)
第137回(平成19年上)候補 万城目学 『鹿男あをによし』(未確認)
第137回(平成19年上)候補 森見登美彦 短編集「夜は短し歩けよ乙女」
第141回(平成21年上)候補 万城目学 『プリンセス・トヨトミ』(未確認)
ここなんのスレ?
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 21:54:35.03
直木三十五って、本格SF書こうとして死んだんだよな?
で日本文壇「二大フー・マンチュー博士」が
絶対にSF認めなかったから……
そんな人物はいないっ! 絶対にいませんっ!!!
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/24(火) 22:12:47.72
>>566〜568
ありがとうございます。候補の多さ、受賞の少なさは
候補選定にあたる編集者はちゃんと見ているということ
でしょうか。一方、SFと名乗らないSFが多いとも
言えますね。
もう賞の話とかほんとどーでもいいから
賞の話したけりゃ他のスレでやってくれ
お願いします。
お茶漬けは熱いお茶をかけてなんぼ
玉露はぬるく淹れてなんぼ
玉露のお茶漬の味って旨いとは思えんのだが。
>>566-568 半村良「雨やどり」とか重松清「定年ゴジラ」とか明らかにSFでもファンタジーでもない作品が混じってるな。
>>574 そうそう、どうもあの若いのが作ろうとしてるお茶漬けはあんまりおいしそうじゃなかった。
あと、ナスよりきゅうりの糠漬けの方がいいな
577 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 00:04:26.14
芥川直樹はどうした?
お茶漬けの味はロボットと暴徒が奇妙な追い駆けっこしてる場面がちょっと滑稽だった。
あとロボット共は石油石炭ウランなどの資源が尽きたら滅びるんじゃないの?
「お茶漬けの味」は読み終わった後にポロポロ泣いた。
まだ頑是ない子供だったのに。
お茶漬けの味
なんやもう帰らはるんどすか?
そんなあわてんかて、電車なんてなんぼでもおすやろ。
まあお茶漬けでもいっぱい、食べておいきやす。
と言う言葉にうっかりのっかってしまった男の
悲劇を描く。
>>579 船長がいたましくてね
自分は、子供心に彼がかわいそうで読むのがつらかった
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 10:58:09.64
578さんに向けてしゃべるが
漫画家あさりよしとおの「荒野の蒸気娘」はそのテーマで描かれている
絵柄は子供向けやがsf漫画として面白い。
583 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 11:00:16.43
「雨やどり」はSF年鑑の類ではリストの入れるのが慣例だった。
作品集「定年ゴジラ」は、俺はSFとして読んだ。
街を歩いていて、現在から過去に行ったりするの、お馴染みの設定だもの。
続編は、亡くなった奥さんとパソコン通信でやりとりする話。星新一にもあったね。
584 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 11:08:06.81
「雨やどり」シリーズの初回「おさせ伝説」はSFだし、続編「亜空間要塞の逆襲」もSF。
シリーズ中の非SFを狙って、直木賞が与えられた。
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 11:22:04.59
「鉄道員(ぽっぽや)」は先に映画を見て、まるで予期していない展開で驚いた。
泣かせる直前まで、広末涼子が鉄道についてマニアックに語り、笑わせる所が
うまいと思った。
586 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 11:40:11.23
半村良が描く描写で数行で現実の街が不思議な街に変わり 女性が素敵に書かれてる。
新宿物語など水商売を描いたもの。
亡くなってしばらく経つが新しい作品が見られないのが非常に寂しい
時穴や戦国自衛隊など最近話題のタイムスリップものの元祖だよね。
書いてるの同じ人?
なんで特定の書き込みへの擁護レスが
平日昼間に集中してつくの?
賞スレ(あるのか知らん)でやってください。
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 16:22:22.96
993 :可愛い奥様:2012/01/25(水) 07:51:05.38
「共喰い」って、藤野千夜先生がフランクフルト・ソーセージを食べる話なの?
フー・マンチューの漢字表記は 「溥満州」 これ豆な
>585
あの話の一番秀逸なポイントは、表面的な解釈とは別に、
「家族に多大な犠牲を与え続けて自分本位な人生を送ってきた男が、
何らかの脳障害で人生を終える直前に自分に都合の良い幻覚を見ながら死んでいった」
という解釈もできるように周到に書かれている所だと思う。
その意味で映画版はちょっと弱い、
人形が他者にも実在してしまっている理由を見る側が補完しなきゃいけなくなる。
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/25(水) 21:09:34.40
>>590 最近の映画では「シャッター・アイランド」や「インセプション」の
コンセプトに近いような。小松さんで行けば「子供たちの旅」?
フー・マンチューの日本名の頭文字は二人ともSM。
これ無駄知識な。
せっかく御大作品の話になってたのに・・
SF文壇通や文藝賞ヲタの知識ひけらかしは他所でやってくれ
お 願 い し ま す
じゃ、すみませんが質問です。
killroy(?) was here のメッセージがでてくる作品のタイトルってなんでしたっけ。
短編だったと思うんですが、どの本に入ってるのかもわからない。
持ってるのは全部昔の文庫で今の自分には致命的に字が小さくて、片っ端から読んでくのがつらいんです。
教えてくださったら助かります。
どんな話だったかくらい教えてくれ
596 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/26(木) 06:42:19.39
>>593 お前が先頭に立って話題を提供すればいいじゃないか。
自分が出来もしない事を人にだけ強要する、宮本晃宏型の卑怯人間が多過ぎる。
597 :
594:2012/01/26(木) 08:34:52.20
>>595 各国が宇宙の星々を開拓している時代、探査船がどの天体に着いても
そこには一匹狼の宇宙飛行士ジョージ・キルロイの「killroy was here」のメッセージが残されており、初到達はいつも彼だった。
ある宇宙開拓チームが一つの星に着陸して探索していると、そこには「キルロイはここにいる」のメッセージが…
といった話です。つたなくてすみません
すいません
小松作品について、詳しい方、ご教示下さい
確か長編だったと思うのですが
日本が沈没してしまう、という内容の作品のタイトル、お分かりの方いらっしゃいますか?
>>600 「日本漂流」かな。いやこれは短編だったっけ?
小松左京と日本沈没なら、日本沈没の方が認知度は高いはず。日本沈没を知らずに小松左京のみ知る
という事態がいかにして生じたのであろうか。ネット社会に湧いた情報乱流の仕業か。ぐぬ..ぬ?
605 :
597:2012/01/26(木) 12:22:33.35
>>598>>599 ありがとうございます!
これで黄ばんだ小さい字の文庫を片っ端から読んでいかなくてすみました
あやつり心中に入ってるとは思わなかったなあ
この時期晴れた空見上げると、見知らぬ明日の叩けばカンッと音がしそうな空って表現思い出すな
それ、小松描写だったのか
自分も昔っから冬の晴天の度に思い出してた
小松左京マガジン「あとがき」から
お墓は箕面の滝道沿い瀧安寺霊園です。ぜひ小松宇宙にさわってください。
(「さわって」には傍点)
>>608 × 小松左京マガジン
○ 小松左京マガジン第44巻
小松左京の「やたけたあの世レポート」はまだでしょうか?
マガジンなんてどうせ赤字なんだろうし、一周忌で
最終巻にすべきだろう。
死者を持ち上げてビジネスすべきではない。
赤字ならビジネスじゃなかろう。同人誌じゃん。論旨が矛盾してるよ
613 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/27(金) 01:04:28.67
>>611 あんた、故人の文学者の作品を出版したらいかんのか。
小松左京全集は禁止てか。あほたれ。
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/27(金) 07:49:22.79
小松左京と産経新聞は、三浦浩がいた時代は縁が深かったが
なんで今産経なんだろう
サンケイスポーツにある生き物の記録を連載していた
>>614 内容そのものは興味深いかな。
第1回で背景説明と初対面の場面まで、ってことは
34年分で連載何回になるのか知らんが。
産経が極右はないだろ
おっすおら極右
>>615 当時の産経新聞大阪本社のビルにOBC(ラジオ大阪)があり、そのOBCで
毎日時事漫談を放送していたいとし・こいしの台本を産経ビルにあった
パーラーで書いていた。
しかも、
>>615さんの書いた理由もあった。このため、産経ビルにあった
パーラーを事務所代わり使っていた。
さらに、OBCから米朝さんの番組(題名のない番組)でラジオデビューし、
その後、TVでも米朝さんの番組(ハイ!土曜日です)にレギュラー出演する
ようになった。
そんなこともあって、かんべさんがOBCで番組「朝はミラクル」を
持ったとき、以下のように言っている。
かんべさんのホームページ)
http://www.ne.jp/asahi/kanbe/musashi/asamira.html の「82・ラジオはおもろいで。なあ、かんべちゃん!」から引用
>☆上記『朝はミラクル』が決まったときの、小松さんの言葉。
>「ラジオ大阪は、わしの古巣やからな。
>言うてくれたら、いつでもゲストに出るで」
>>615 さよならジュピターは週刊サンケイ連載。
産経には関テレの黄河、ボルガ紀行も連載。
どちらも旧共産圏の国だったのに、産経的ウヨ要素は全くなかった。
>>621 BBJは「いきなり連載を始めたい、終了時期は映画化に合わせる」
という無茶な条件で、枠を取れる雑誌がなかなか見つからず、
週刊サンケイの三浦編集長がやっと引き受けてくれたもの。
読者層が違いすぎて雑誌のメリットはほとんどなかったにも関わらず。
虚無回廊が連載中断した時、うちで続き載せませんかと
声をかけてくれる雑誌はなかったのかな
もったいなかったなあ
624 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/27(金) 21:14:50.95
虚無回廊は小松自身がリタイア宣言しちゃったからなあ。
そもそも連載しようと思ったら自身で立ち上げたSFジャパンって
雑誌があったわけだし。
実質SFアドベンチャー休刊で第一部完→そのまま終了って事だな。
でも昨年徳間から出た3巻合わせた決定版単行本で読む限り
きりのいいところで終ってるからそんなに中途半端感は無い。
こちらニッポンが連載してた時は幸せだった
終わりはよくわかんなかったけど
>>621 首都消失はちょっとウヨっぽいよ。
首都機能が麻痺した日本にソ連(当時)が怪しい動きを仕掛けてくるとか。
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/27(金) 23:58:42.38
>>618 北朝鮮が産経新聞の前に「極右」という枕言葉を付ける。むしろ勲章であろう。
アメリカあたりでもultra rightって紹介されるんだが<産経
80年代まではそんなでもなかったけど。
あやしい動きを仕掛けてくる程度の内容でウヨって・・・
ともあれ、
御大のあの時代の世界のパワーバランスとか国際政治の認識って、
「三本腕の男」辺りの長台詞を額面取りに受け取ってもいいもんなのかね?
あるいは、「華やかな兵器」のせっかく全人類和解の恒久平和を達成して宇宙に進出したと思ったら
恒星間文明社会は異星人同士が権謀術数の限りを尽くす帝国主義的弱肉強食の世界だったんでがっかりだよ!
みたいな世界観とか。
平和に対する幻想のレベルが高いだけ、
「小説においては」ペシミスティックな展開にしがちなのでは。
冷戦時代の「進歩的文化人」「良心的ジャーナリスト」
じゃないんだからさ。
恒久平和なんて「病気も犯罪もない世の中」みたいなもんだ。
確か『継ぐのは誰か?』では恒久平和が実現されていた。
ウヨかどうかは知らないが『日本沈没』は愛国的。
日本文化に対する愛情あふれる短編も多い。
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/28(土) 08:05:46.96
生誕81周年
右翼とか左翼とかそんな尺度で測れない次元を提示した小松左京を
おまえらは、自分らの低い低いレベルに引きずり降ろして分ったつもり
になっているいるとしか思えん。情けない。
「誤読の自由」というものはある。小松左京というテクストを
ウヨサヨの低いレベルで読解することに意味がないとは思わん。
ただ、今このスレでやってるのはそういう遊戯的なことではなさそうだが。
オタクという低い視点から小松左京というテクストを誤読してみる。
小松作品で最萌キャラといえば誰だ?
>>637 もとより承知の上でウヨサヨのラベルを貼って矮小化するつもりは全くないんだが。
ウヨサヨで言えば『日本沈没』は愛国的という意味でウヨ的で
『果しなき流れの果に』は反体制的という意味でサヨ的かな。
ウヨサヨの範疇には収まるわけはないが敢えて言えば。
どうでもいい
『日本沈没』が当時あそこまでヒットしたのは戦後経済発展を遂げてもなお
エコノミックアニマルだのなんだのとどこか自虐的だった日本人に自分の国と文化、
その民族性に対する誇りを思い出させてくれたからじゃないかと思う。
643 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/28(土) 15:52:45.21
>>626 巻末解説の石原藤夫はウヨウヨしてるのは確かだがw
俺は生まれながらの東京人だけど地方からの移民disとか読んでて反吐が出たわ
はじまったはじまった
しばらくは右に左にで大荒れ
右とか左で言うなら
ペンネームが右京なら大儲け、左京なら新分野を開拓できる
という姓名判断で決めたという話は本当だろうか。
結果的には両方成り立ったわけだが。
>>645 その話しは聞いたことがある。
ペンネームを決めるとき、お兄さんが姓名判断に凝っていて左京、右京が候補に上がり、
結果として左京にした、とかなんとか。
あと、昔、左がかった京大生だったから左京にしたとかいう話しも聞いたことがある。
まあ、本人による与太話あるいは冗談が多いから正確なことは不明だけど。
>>643 同じようなこと言ってても、新井素子だったかな、
故郷とかみなさんおっしゃいますが自分の故郷は東京なので、と
いうのにはそんなに腹も立たないんだが。
650 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/28(土) 21:07:56.44
小松左京は、クラッシックで言うと「ぺーートーベン」
努力して作品を書いたのが、良くわかる。べつに、非難する気はない。
651 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/29(日) 09:08:04.95
>638
(結晶星団の)アイ
アイいいね!
>>638 「果てしなき流れの果に」の佐世子(さよこ)婆さん
婆さんか!
「誤読」うんたらとかいうクサい批評用語に乗るつもりはないが、
小松左京世界の学者に萌える。田所博士、番匠谷教授、「復活の日」
のフィンランドの文化史家。
ヘルシンキ大学のユージン・スミルノフ教授ね。
あのラジオ放送は、何回も読み返したなあ。
佐世子(させこ)婆さん ?
わたしは遠慮します。
あっそ
ヒロインはあんまり印象に残らないのに、佐世子ばあさんは心に残るなあ
お巡りさんのセリフが泣ける
宗国
昨日のトークショー
どうでした?
ポークショ!
盛況だったよ。
宇宙へ送る会のビデオの再上映があった。
ビデオ制作の裏話もすこし。
解散は11時近かったなあ。
>656
スミルノフ教授のラジオ放送、とりさんも印象深いとはなしていた。
なんで死にかけてる人がこんなに長く話せるんだと、
感動しながらも、まだ死なないのかと笑いながら読んだと。
同じ日本破滅ものの作品でも
物体Oとかエリアを行く瀬戸内海編(西日本が持って行かれる奴)とかの初期作品と沈没とでは描き方が変わってきてる。
山田宗睦に「沈没は官僚の描き方が甘い」と書かれた事もある。
まあ一般市民の描き方も甘いといっちゃ甘いよなあ。妙に理性的に沈没を受け入れ、最適な方法をとる(絶望の叫びとかは一応あったけど)
現実だったら「日本が沈没するのは政府のせい」「沈没後も現在と同じ生活レベルを維持できないのは政府の手落ち」
と言わんばかりの反応が起こりそうな気がする
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/30(月) 23:46:28.52
「沈没後も沈没前も同じには出来んやろ」
「流石に地震は政府の責任ではあるまい」
オレが登場人物なら、こう突っ込むな。
「阪神大震災は村山、東日本大震災は菅、
震災はサヨク政権のせい」
とか半ば本気で言ってる連中がいたからな
668 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/31(火) 00:26:18.22
夕刊誌タイトル
・日本沈没! 原発はどうなる
・1ドル2000円! 石油は食料は
・日本沈没の危機に政府のこの無策
・退避計画の全貌 あなたの家族は
・米中ロ共同救出作戦の全貌
・朝鮮半島も影響は避けられない
・地価高騰 沖縄は大丈夫か
・皇室の退避先決まる
・1000万人退避完了
・ニューギニアに臨時政府
669 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/31(火) 02:58:39.48
>妙に理性的に沈没を受け入れ、最適な方法をとる
阪神の時も東北の時も民衆はそうだった。
騒ぐとさらに事態を悪化させる。
冷静こそベストって、日本人は遺伝子に組み込まれてんだ。
こんだけ災厄多いとなあ……
基本的に災害時に他人に責任転嫁する人は
当事者ではなくてコミュニティ外の人って印象だなぁ
当事者はできることやるのにいっぱいで、文句言う余裕もないつうか。
日本人は草食系だからな。
外国人みたいに興奮しやすくない。
2012ってトンデモ映画で世界が沈没するから
権力者と金持ちで秘かに箱舟作って生き延びよー!ってやってたが
あの程度のモンなら日本はなんか普通にシェルター船
大量に作って生き延びちゃいそうだと思った…
…っていうか、ねじまき少女でも思ったが
欧米人て本気で海産物喰って生きてくって発想がないのか。
674 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/31(火) 10:19:12.69
第二次世界大戦中の米国人捕虜に、御馳走として牛蒡を食べさせたら、
食べさせた人が、捕虜に木の根っ子を食べさせて虐待したと、戦犯で死刑になった。
出た出たw
676 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/31(火) 16:26:45.48
白人は腸の長さが短いから消化しにくいので
やっぱり拷問かー?
ごぼうの話はほとんど都市伝説らしいよ
せいぜいいろいろ行った虐待の一つとしてあげられた程度
ネットで検索しただけだけど
タケノコじゃないの?
>>674 国内収容の米人捕虜の虐待行為の証言として
「木の根を食べさせられた」があった。
どうも食事のゴボウのことらしい。
↓(伝言ゲーム)
第二次世界大戦中の米国人捕虜に、御馳走として牛蒡を食べさせたら、
食べさせた人が、捕虜に木の根っ子を食べさせて虐待したと、戦犯で死刑になった。
なんか来月、生きかえるの?
682 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/01/31(火) 23:48:16.36
戦後すぐ、日本の代表者が東京・赤坂の米国大使館を訪れ、マッカーサーに会い、記念写真を写す前に、その代表者の言葉を通訳が、
「あなたの両親にお目に掛かりたい」
と伝えると、マッカーサーが感激したと言う挿話も、都市伝説なの?
全然関係ないやん
「時速100キロで追いかけてくるババア」も都市伝説なの?
くだんが都市伝説なのはガチ
685 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/01(水) 00:43:13.89
「お前の親の顔を見てみたい」
686 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/01(水) 01:51:45.60
>
689
うるせー!悪いことしてなにが悪い!!
明日か明後日には大震災'95が発売されるかと思うと嬉しいな
やっと読める
692 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:13:04.18
未来における鶴の進化型、ホシヅルを生み出し、サイン代わりに描いていたことでも知られる。星新一の逝去後、彼の誕生日9月6日は「ホシヅルの日」とされ、友人のSF作家たちが集って彼を偲ぶ会が催される。
創作に関してはストイックな厳しい姿勢を貫いていたが、業界では数々のクレイジーな冗談や奇行の主として知られていた。
今はイベントによっては、むしろ女性の方が多いぐらいだが、星がSFを書き始めた昭和30年代は、そうではなかった。そんな時代のSF大会で、女性参加者の存在を知った星は、「参加してくれて、ありがとう。お礼に、ボクの子種をあげましょう」
無響室(反響の起こらない部屋)で手を叩いた人がいたので、無電室(一切の電波を遮断した部屋)で手を叩いて周囲の人たちに笑われたことがあった。
原子力発電所を訪れた星、「所長の原子力(はらこ・つとむ)さんに会わせて下さい」
星新一対談集「SFおもろ放談集」(角川文庫)には、星が「日本式」でウンチしている、トホホな挿し絵があった。
星新一没後、雑誌に載っていた夫人の手記によると、星は家庭では寡黙だったという。「小松さんや筒井さんらSF仲間と一緒だとお喋りになるようだった。ああいう友人が星にいてくれて、星は幸せでした」
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:14:23.95
「私のお願い、聞いってぇ〜」と、くねくねした振り付けつきの替え歌を良く歌っていた。「象に水兵(セーラー)服を着せてみたい」「(画家の)岩田専太郎に挿し絵を描いてほしい」「直木賞がほしい」
星新一ショートショート・コンテスト入選作家の仲人をする事になった星。新郎新婦紹介の席で、「早くお子さんを作って、僕の読者を増やして下さい」
星新一ショートショート・コンテスト入選作家どうしで結婚する事もある。 そんな夫婦は、トイレの個室に向かって、「おーい、でてこーい」など、星作品の言葉で会話が交わされるとか。
星の家の近くに東京電波塔(東京タワー)が建設された時、「テレビ・コマーシャルの夢を見るようになった」と、ボヤいていた。
星公認の「星新一ゆかりの地」は、東京・港区にある、「新一の橋」(東京湾に流れる古川にかかる橋)(地下鉄・麻布十番駅そば)である。
星が欧州のオーストリアに初めて行った時、「カンガルーがいない」と駄々をこねた。
星は、ヨーグルトに海苔と醤油をかけて食べるのが大好物だった。
星が海外旅行で飛行機に乗った時、いきなり立ち上がり、「この飛行機はハイジャックされたぞ」と叫び、同行者を慌てさせた。ハイジャックの言葉だけは外国人にも意味が通じるので、余計に始末に悪かったらしい。
美容の脂肪吸引を見学した星、「自分の肉だから、食べたら消化にいいでしょうな」
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:15:48.80
作家になる前の星は、滞納していた税金を払うため地元税務署に通いつめ、担当者と冗談を交わす程、親しくなった。
「税務署に勤めるとしたら、どんな仕事がいいですか」「税務署長なんかいいですな」「いきなりは無理です」
星新一ショートショート・コンテスト入選作家は、星先生から、「頑張ってください」と直筆の葉書が貰え、執筆の励みにしていたが、先生も随筆で告白していたように、悪筆だった。
しかし、先生は亡くなり、もう、あの悪筆の葉書は貰えない。そんなある日、青山墓地にある先生の墓を訪れると、墓石の横に郵便受けのような名刺入れがあった。
名刺を入れてみると、数日して先生の奥様から礼状が届き、こういう仕組みになっているのかと納得したが、良く見ると、見覚えのある筆跡だった。
星先生の弟子に当たる、星新一ショートショート・コンテストの入選作家。居酒屋やカラオケ・ボックスに行っても、「店長の原子力(はらこ・つとむ)さんに会わせて下さい」
星先生は疑問に思い、地下鉄駅員に、「電車をトンネルの中に、どうやって入れたのですか」と聞いた事がある。
星先生は新婚当時、奥様が割烹着姿になったのを見て、「お願いだから、やめてくれ」
麻雀で負けた星先生。「点棒だと思うから腹が立つのだ。金だと思えば何ともないぞ」
695 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:17:15.16
星先生の風変わりな味覚は、日本経済新聞で紹介されて有名になったが、胃のレントゲン写真を写す時に飲む、バリウムも好物だった。食べるのみならず、出す方の話も大好きで、バリウムによる固形ウンチを部屋に飾って悦に入っていた。
星先生は日本経済新聞を購読していたが、ほかの新聞の営業員が来ると、「日本経済新聞より優れている点を5つあげてみろ」と言う事にしていた。答えられる営業員は、いなかったらしい。
星先生は「週刊少年マガジン」連載の赤塚不二夫先生のギャグ漫画「天才バカボン」が大好きだった。酒場などで会うたびに赤塚先生を応援し、それに応え、バカボンのギャグは次第に過激になり、実験的な内容になって行った。
二ページの見開きで、一駒を使う作品。絵の部分を文字で説明し、台詞の部分を絵で説明する作品。講談社の「週刊少年マガジン」連載の筈なのに、小学館の「週刊少年サンデー」に載っている作品。(原稿料はどちらの出版社から出たのか気になる)
あまりに実験的な内容で読者がついて行けず、連載中止の最終回になり、本当に数週間にわたって作品が掲載されないという作品。(掲載されていない事自体がギャグという考えだが、その週の原稿は出たのか気になる)などなど。
696 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:18:32.44
阿刀田高
阿刀田高先生と講演旅行に出掛けた星先生。講演の後の親睦会で、阿刀田先生が、地元企業社長に、「この土地出身の美人有名人は誰ですか」などと聞いているのを横目で見て、「あれは取材として聞いているのかね。相手へのサービスなのかね」
安部公房
星の酒乱は有名である。銀座で星から、「私は大作家なのです」と、からまれた安部公房、「偉くなっても、お友達でいてね」
北杜夫
星の酒乱は有名である。講演旅行で星に同行した北杜夫。深夜のホテルで眠ったまま歩き回る星を目にし、翌朝、話題に出す。「星さんは夢遊病だったのですか」そんな事、シュラン」
星の酒乱は有名である。パーティで編集者に原稿料の事でからむ星。見かねた北杜夫が、「大作家はお金の話はしません」と言うと、「大作家だからこそ、するのです」
「マンボウ・マブゼ共和国」から文華勲章が授与された星先生、「日本の勲章ならみっともなくて下げておられぬが、外国の勲章なら……」
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:19:59.57
小松左京
関西在住の小松左京先生と、銀座で飲む事が多かった。ある時、小松先生が東京駅発の寝台急行銀河の時間を気にしていたので、星先生は、「この店は新橋駅に近いから、そこから乗ればいい。もう少し飲もう」し
ばらく飲んだ小松先生が駅に向かうと、銀河が目の前を通過して行った。急行列車なので、新橋駅に停車しないのであった。
関西の尼崎市在住の小松左京先生は、星先生から手紙を貰うたび、「尼崎」が「尻(しり)崎」となっているのが気になり、苦言を呈した。「
下の部分は『九』じゃなく『七』だ。気をつけろ」星先生からの返信。「悪かった。念を入れて今度は二つ並べておいたから、許しておくれ」
星先生は一年に一回、七夕の夜、それも晴れた日にだけ、奥さんと床を共にする事が知られていた。ある年の七夕の夜、すでに七月八日になっていたが、小松左京先生は、星先生からの電話で起こされた。「済まない。やり方を忘れてしまった」
夏目漱石
星が東京・品川区の家を引き払い、港区のマンションに移った後、その家には夏目漱石の孫が住んでいる。
698 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/03(金) 13:21:23.39
タモリ
タモリは星新一と初めて会ったとき、星が、「あなたのスネは毛がなくてスベスベですね。私のはご覧の通りモジャモジャです。こんなもの燃やしてしまいましょう」と言うなりライターを取り出して自らのスネ毛を焼いてしまったのを見て、びっくり仰天したという。
吉行淳之介
星は吉行淳之介と対談した時、そのあまりの放言ぶりにこういわれた。「きちがいと対談したのははじめてだ」
どうしても小松スレでこま左京以外の話をしたがる気違いがいるようだな。
なんとかならんのか。
ほっとけよ。どうせ内容もいい加減で嘘ばかりなんだから
SFファンが嘘を楽しめないとは世も末
俺はホラが好きだ。
嘘を楽しむのとデマを撒き散らすのは別だぞ。
松本せーちょーが
SFを目の敵にした原因は、
実は★さんにあったりして……
笑うとこで怒るSFファン
すいません。いまいち笑えませんでした。
707 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 07:24:51.73
星新一風
「最近死んだ小松左京がちやほやされている。俺ももう一回死にたい」
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 08:13:23.91
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 13:05:59.82
ぜんぶ最相葉月「☆新一 一〇〇一話をつくった人」からの孫引き!
だれか本格的な小松左京の評伝を書かないか?
711 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 16:14:46.41
あんたが書けばどうです?
いや、お前が書け↓
いやいや、そちら↓こそ
714 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 17:53:18.73
新潮新人文学賞評論部門にでも応募してみるか。
715 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/04(土) 18:09:04.86
山村工作隊時代の話は避けたほうがいい。
毛沢東がN坂議長に革命命令出したとか、
ヤバねたばっか。
716 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/05(日) 00:35:18.04
やまむらこうさくたい?
20年ぶりくらいに日本沈没を読み返してる。
若かった頃読んだときはただただ圧倒されたんだけど、
神戸淡路や東北をみた後は、被害状況の描写に記憶が加わって
上巻読み終わっただけで暗澹として下巻になかなか移れない
>>716 最初ほんとにそう思ってた。
山村某という有名な活動家が指揮する工作隊があって
その方面では説明不要なぐらいなのかと。
シャンソン工作隊。
鈴木工作と言ううまいシャンソン歌手がいてね
「シャンソン工作」とたたえられたんだ。
彼のひきいていた一座が
「シャンソン工作隊」
720 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/05(日) 07:45:47.86
>>717 多分、現実の映像が「イラストレーション」の役目をしてしまったのだと思う。
クラークの作品を読んだ後年、NASAからの映像が「イラストレーション」の
役目をしたのと違った哀しさ。
721 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/05(日) 11:09:16.59
新春シャンソンショー
722 :
717:2012/02/05(日) 11:10:21.71
そんな感じだ
小説の中で、津波が富津岬をもぎとり、とか 下町壊滅、とか 瓦礫の下に妻子が、とか
ほんとにそうだったから。
しかし先生の描写力はつくづくすごい
ジャズ歌手
シャンソン歌手
>>720 スレチになるけど
おれはクラークの「宇宙のランデブー」が大好きで、何度も読んでいるが
読み返すたびに、前よりイメージを鮮明に、正確に出来るか、頑張る
見晴らしのいい高台に登った時などは、
ああ、この向こう、はるか50km先に、ラーマのもう一方の端があるのか、と
想像してくらくらするのが好き
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/07(火) 05:10:41.94
僕のお母さんは、ラーマのコマーシャルに出ています……竹中直人
726 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/07(火) 12:25:27.49
村野武範が似てるのにブレイクしなかったなー……菅直人
イタマがアタい・・・。ドキがムネムネする、ヨロもアシアシ・・・
虚無回廊読み終わった。
未完の割にいい終わり方してる。
とりあえず風呂敷の広げ形がハンパじゃなくでかかった。
スレ違い、という概念を理解できないバカ=ネトウヨ、ってことでいいですか?
>>729
へえ。バカ課伊奈幸一はわたしです・・・
(字忘れた)
アホかいなこいつ
734 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/09(木) 08:03:38.26
虚無回廊を着地させるには、つまらなくて安っぽい話にしかならない気がする。
なら未完のままで良かった。
小松さんもあれだけ心血と情報量を注いだ作品を薄っぺらい有り体な形で終える事は嫌ったはずだ。
海外の作家ならしりすぼみさせながら大作観を出しつつ着地させてそう
関係なくて申し訳ないが、
> 自分の不幸に張る「保険」もできればかけたくない
これ(保険は方向性が逆なだけで、ギャンブルである、ということ)をネタに何本か書いてるよねw
>>735 トンネル現象関係かもしれない。
日本沈没で、エネルギーが地下を一気に通り抜けるのを見て、
「トンネル効果だ」「そりゃいくらなんでも無茶なアナロジー過ぎる」とか、
そんなくだりがあるけど、ホーキングの提唱してる仮説のひとつに、
宇宙はなにもないところから量子ゆらぎにより始まった、って奴があって、
たしかその量子ゆらぎってトンネル現象に類似してたと思う。
(といっても俺のネタ元も、チェックがあやしくなりかけの頃の
NHKスペシャルだったりするからアレだが)
小松が、虚無回廊の構想について語る時、確か何度か「ハッブル」と
「ホーキング」には言及がなかったっけ?
なんか日本沈没第二部物凄くつまらないのだが…
下巻になると面白くなってくるのかな?
我慢して読め。
740 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/09(木) 21:13:51.22
トンネル効果(現象じゃない)と量子ゆらぎは全く別モノだし
無のゆらぎ(ゼロ点振動)から量子効果で宇宙が誕生したと提唱しているのは
ホーキングじゃないし、ちょっと呆れるほど何もかも間違いだらけだな。
そんなアタマで作品読まれちゃ、御大も草葉の陰で泣いているだろう。
741 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/09(木) 21:33:34.32
虚無回廊のオチってそんな大層な大トリックは無いと思うよ。
量子論だってもっともらしい設定補足に使ってるだけ。
ハードカバー版虚無回廊の鼎談でも言われてだけど、これまでゴルディアス、結晶星団、
神への長い道といった小松SF読んでた人間には大体オチも想像つくと思う。
SSの正体は宇宙の生殖器であり、つまりは宇宙のチンポだ。
集まってきた知的生命体は宇宙の子宮に打ち出される精子である。
では宇宙の子宮は何処か?ということになるが、SSにはオスとメス、
つまり性別があるんだと思う。後半に出てきた円錐形の第二のSSがそれだよ。
あのSSが宇宙のマンコなんだ。つまり宇宙のチンポとマンコが合体して
新宇宙が産まれるんだよ。エンドウ達はそこで生命の種子として転生する。
俺は本気でこういう展開にするつもりだったと思ってるけど。
>>741 >エンドウ達はそこで生命の種子として転生する。
エンドウだけにエンドウ豆かもしれないな
駄洒落オチも本気であり得ると思った。
もちろんその前に、言霊やらなんやらうんちくをたっぷり振っておいて。
>なんか日本沈没第二部物凄くつまらないのだが…
周囲がよってたかってつまらない基本案だして、
従順な作家に書かせた気がする。
うるせえ
みんな我慢して読んだんだ、お前も我慢しろ
746 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/09(木) 23:45:41.63
小松さん自身が我慢したと思う。それにつきあえばいい。
>>743 言霊でおっと思った。序盤で一般コミュニケーションだか普遍言語学だかの
学者が登場してたね。記号的知性の宇宙的位置づけとか、土着地球的文化、
アニミズムから世界宗教に至る非合理的体系と普遍的ロジックの橋渡しと
いう課題にも決着をつける意図があったんじゃないだろうか。
それにしたって、宇宙論の話してて「ハッブルとホーキングに言及したからこうだ」とか言われても、
現代でこの二人が出てこない宇宙論の方がどんなもんか知りたい。
トンネル効果によって無から宇宙が誕生するというのは
ビレンケンの理論じゃなかったっけ?
最初にトンネル効果で無から宇宙が生まれたと言い出したのは
ビレンケンだな。そのちょっと後にホーキングとハートルが無境界仮説
というのを出した。まあトンネル効果説と本質的に同じものらしいが。
>>751 よくわからないけど境界条件が違うらしい。
どっちも宇宙が超ミニサイズからインフレーション膨張する。
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/10(金) 20:20:25.47
>>748 馬鹿が今度は逆ギレかよ
ビレンケンは知らないわ、無理なリンク貼るわ、
知性の低さを露呈してるな。
ま、知識のソースがNスペなレベルだから仕方ないか。
勘弁してやるよ。有り難く思いな。
ビリケンさんとな
トンネル効果で宇宙が生まれる話は有名なのに
なぜかそれを考えたビレンケンの知名度は低い。
ホーキング以外は低いだろ
逆ギレかよ、っていう奴って、大抵自分がそうだよなw
赤方変移の発見はハッブル望遠鏡の観測によるもの
と思ってる奴がこの中に一人はいるはず
>>755 ビッグバンも提唱したガモフの方は知名度低い気がする
760 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/10(金) 22:21:52.32
>>741 それって「果てしなき・・・」のオチと一緒で内科医?
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 00:56:40.37
>>761 そうだよ。虚無回廊って「果てしなき・・・」のテーマに再挑戦
してよりハードSFっぽい集大成にするつもりだったんだから
被ってるのは当然。ただ「果てしなき・・・」と違って
エンドウ達は逝ったら逝きっぱなしなんだよ。
エンドウもアンジェラEも機械知性という殻を脱ぎ捨てて
新宇宙の生命体へと生まれ変わりを果たして、もう前の宇宙にも
地球にも帰ってこない。そういう結末だったんだと思う。
>>759 ガモフは正確には「初期の支持者」だよ。
最初に言い出した人より、理論付けをした人のほうが有名だったりするのは普通のことだが、
「最初の人」を崇拝する人にはそれが死ぬほど許せないことだったりするらしいねw
764 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 07:43:56.45
>>763 ビッグバンといえばガモフだろ。
彼が最初に考えた。単なる支持者じゃない。
765 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 07:47:13.57
>>763 だいたいビレンケンもガモフも物理学者なんだから
最初に言い出した時点で理論付けしてる。当たり前だろ。
ガモフはビッグバンじゃなくて火の玉宇宙じゃなかったっけ?おなじことか
よくわからn
767 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 08:22:29.34
>>762 男と女が永い放浪の果てに姿形を変えながらも再び出会う、という基本的なプロットは「果てしなき〜」
と同じにするつもりだったんじゃないか。アンジェラも「いつかまた会ってみたい」と伏線張ってたし。
「果てしなき〜」が宇宙の初元から終焉までを舞台にしながら非常に情緒的な読後感を残すのは
物語のラストがああいう終わり方してるからだし。
「果しなき〜」
>>766 提案者はルメートル、観測による傍証を示したのがハッブル、
核反応による火の玉モデルを提案するなどしたのがガモフ、
反対論者で名付け親がホイル。
772 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 11:32:45.88
トンネル効果ってのは存在確率の波がエネルギー的障壁の向こう側まで及んでる場合に
一定確率で障壁を超える現象(電子伝達系のリーク電子など)の事だと思ってたが、
存在のない虚無の零点振動からエネルギーが出現する過程もトンネル効果なの?
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/11(土) 13:15:34.86
江崎ダイオード
>>773 ついていけないなら無理にレスしないでいいから・・・
湯島ダイオード
ビラ星人もエビの味がするんだろうか
江崎グリコで大嘔吐”
ど く い り き け ん
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/12(日) 00:22:54.04
キツネ男
黒幕は実の母。
>>771 せっかく詳しい人がいるみたいだから理系は理系でも生物系の俺が聞くけど、
時間軸に虚数を持ち込んでいいの?
高校レベルの数学的知識で悪いけど、虚数軸は実数軸と同一軸にはなく、
実数と組み合わすことで複素数平面みたいに2次元を表すのに使えると習ったんだが…
>>780 向こう側に「虚宇宙」がある・・・というのが「虚無回廊」のキモだったのかもね
>>780 俺も高校レベルの知識でおまけに文系クラスだったが、
持ち込んでもいいんじゃねえの? tが複素数でも数学的な処理はできるし、
それが物理的にどんな現象を意味するかはあとから解釈すればいいみたいだから。
アインシュタインも「アインシュタインの方程式」を導いておきながら
宇宙項が何を意味するのか解釈できなかったそうだし。
時間が平面だとパラレルワールドの解釈も物理的にできるようになるね。
783 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/12(日) 18:19:13.15
宇宙の理(ことわり)全てを数式で表せるなんて事はとっくに捨てた。
>>762 さよならジュピターの続編構想ともかぶってる部分があると思う。
英二とマリアの思想の違いは、アンジェラとヒデオの違いとだぶル。
沈没も、恋人が離れて再会する話になるのかな、そういえば。
>>時間が平面だとパラレルワールドの解釈も物理的にできるようになるね。
その解釈おもれぇ・・・w
相反するように見えていた
アンジェラ(マリア)とヒデオ(英二)の考えは実はそうではなかったのだ。
ジュピターはゴーストの中で本田とマリアが生きてるんだけど
なんか合体合成しちまって、男女両性の
「ジェーン本田」になって、
バーバレラっちゃう話ぢゃなかったか?
>>786 『果しなき流れの果に』の中で同じ事書いてた
吹田市立博物館で剥製を展示するらしい。
>>780 タキオンの質量が虚数であるとか、物質をタキオンに変換するには複素数の速度を
経由するとか、交流回路の計算に複素数を使うとかあるけど、現実の物理現象として
虚の何かに対応するものは観測されてなかったと思う。
トンデモ科学者の猪俣先生が、あらゆる物理法則の数式に虚部をくっ付ける怪理論を
提唱しておられたけども(交流回路の計算から霊感を得たとか)。
>>792 トンデモ科学者の猪俣、あらゆる物理法則の数式に虚部をくっ付ける怪理論・・・
いかにもほんとうにいそうな、ありそうなお話しで、おもしろいです。
「あらゆる」はオーバーだろw
>>792 あれだな、トンデモは高校生でも分かるような理論が本当に好きだなw
近代トンデモの元祖に近いのでは作用と反作用を同じ方向に向かわせることで
エネルギー二倍で永久機関!とか言ってたしなw
遠心力をうまく捻れれば力が一方向に向かって空を飛ぶよ!
…飛ぶよ!
797 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/15(水) 09:37:49.66
石器時代に開発された武器
「遠心力というものは、存在しません。あるのは慣性だけです」
クラークも、ニーヴンも書いてたなあ
妙に印象に残ってる
まあ「見かけの力」とか「慣性力」と言ったほうがいいけどな。
ただの「慣性」の方がかっこいいし間違いではない。
ニーヴンが潮汐力を説明するのに慣性力を使わずに(つまり慣性系で)
説明してたな。でも慣性力使って説明したほうが直感的にわかりやすいと思う。
>>800 ニーヴンがって言うか教科書的には普通慣性系で説明するもんじゃないの?よく知らないけど
>>799 その文だと「慣性力」を使うとおかしくならないか
「遠心力というものは、存在しません。あるのは慣性力だけです」
遠心力は慣性力の一種なんだからこれだとちょっと変な文になる
>>792 屈折率の虚数部は吸収係数ですが、なにか?
>>800 テザーとおんなじで月と地球の公転中心から
外だと離れる力、内だと引き合う力が働くと理解していたが…
805 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/16(木) 19:37:35.50
太陽フレア発生するとデブリ落ちが早く成るんだね(熱圏が膨張して)
806 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/16(木) 19:42:57.10
それと太陽風とか検索してたらボイジャー1号がまだ制御出来て角度変えたり出来るのにビックリした。
素晴らしい! 1977年に出てからやっと太陽圏を出る所位らしい
807 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/17(金) 07:06:07.10
ハルキ文庫からでてる「ゴルディアスの結び目」に掲載されてる すぺるす・さぴえんすの冒険って面白くない?
あんまり話題にあがらないけど隠れた名作だと思う。
>>807 ここで「ゴルディアスの結び目」は傑作、という話をしてるとき
連作としての短編集全体をまとめて評価してることが多い
ゴルディアスと聞くと痛そうに排便する花がまず思い浮かんでしまう
中学生で初めて詠んだ時の衝撃をまだ引きずってる
810 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/18(土) 12:11:56.47
パンドラおボックス
他3作に較べて「岬にて」はどうよ。
地味っていうかこれSFなのか? とか
ぼくは「岬にて」がいちばん好きです。フィロソフィカル・フィクションっぽいところが好き。
なんか、お亡くなりになったと言う噂が。
えっ、今年もまた?
甦ると思うね
まさかこの一報が小松左京のクローン量産計画の一端だったとは
その頃の我々には思いも寄らないことだったわけで…・・・
お前、責任取れよ?
フィロソフィカルって言えば『すぺるむ・さぴえんすの冒険』だろが!
Wikiの「ゴルディアスの結び目」の、小説の項目を誰か何とかしてくれ
『ゴルディアス』が作品として単項目でないのは短篇集だからかね?
821 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/19(日) 02:10:10.96
「岬にて」は正直あんまりよさがわからなかったなぁ。どういう見方で読んだらいいの?揶揄とかじゃなく、建設的な意味で教えて。
今、小松さんお短編を片っ端から読んでる若造だけど、
思った以上に(古くからの読者にはあたりまえなんだろうけど)
ホラー作品が多いことに驚いた。
SFホラーって呼べるのも多いけど、ノーマルなホラーもすごく多い。
日本の怪談をベースにしたものが中心だけど、西洋や中国のものもあるし、
怪談や神話ベースではない小松左京オリジナルのホラーもあるし。
こんなにホラーを大量に書いてながら、まったくホラー作家とは呼ばれてないのが
不思議。
長編ではホラーを書いてない(たぶん)から、印象が薄いってことかな?
ホラー専業作家に全然負けてない量とクオリティだと思うけどなー
小松左京は「小松左京」っていうジャンルの作家なんです
>>822 ハルキ「夜が明けたら」
角川ホラー「霧が晴れた時」
の2冊の収録作だけで(だぶってるのもあるが)、日本のホラー作家の十本(五本かもしれない)の指に入ると思われ
日下三蔵編集のハルキのテーマ別短編集では、ホラー編が一番、小松左京のストーリーテラーの本領を発揮してると思ったな
「くだん」「牛の首」「沼」……いや「牛の首」はホラーつうより
ギャグだけど。
「くだんの母」は半分実話らしい。
実話というか有名な都市伝説だろ?
江戸時代からあったらしい
>>821 「岬にて」は難しいな。読むのも、説明も。
他の小松SFは、SF的な仕掛けの中で哲学的な思索に耽れるんだけど、
そこから思索の楽しみだけ取り出した感じかなあ。
「ゴルディアスの結び目」収録四編が
順に「旅立ち」「渦」「難破」「孤島」についての短いメモから
書かれていることは、よく知られていることだと思う
要は「ゴルディアス」自体が「旅」の物語なのだ
それも、ろくでもない旅の
「岬にて」には、まだその、ひどい目にあうことを知らぬ旅人の
純粋な、あるいはナイーブな、旅への意志、欲求が描かれている
それは、粉砕され、踏みにじられ、後悔することにすらなるものだが
それがなければ「旅」自体が始まらない
小松左京にとっては、もっとも切実な願望であったはずだ
「今はまだ」ここに留まらなければならない人間の、精一杯の「旅=認識の拡大」
それは後に、アーティフィシャル・イグジスタンスを生み出すことになる
小松ホラーって、既存の怪談、民話や都市伝説とかを下敷きにしたものよりも、
「石」とか「影が重なる時」のようなホラーSFの方が恐怖度は高いと思う
深みがあるなー、お勉強になるなーってのは前者だが
小松左京全盛期には、まだホラー作家というくくりはなかったか、
SF作家以上にマイナーだったのかも。
ほら〜吹きが多いからなSF人は。
おもろ放談はやたら面白いよな
「まめつま」を初読した時は、正直泣くほどビビッた。
「悪霊」も負けず劣らず怖かったけど、それよりなにより
作中に出てくる「伊予の松山兄弟心中」のくだりを読んで
いったいこの人のキャパシティはどれくらいあるんだろうと、
感心するより何より唖然としてしまったよ。
高野豆腐を喰う度に思い出すあの短編は「施餓鬼」だっけ?
『沼』も『件の母』も、言いようもなくゾッとした。
『さとるの化物』、『飢えた宇宙』は過去の妖怪変化が…
というよくできたSFホラーだと思う。
『保護鳥』は子供心に拍子抜けだった。
『青髭と鬼』はバイオホラーに分類しても良いと思う。
個人的にホラー云々を抜きにして、かなり心に刺さった作品。
「家」が森をなぎ倒しながら追ってくるのはなんだっけ?
あの恐怖も形容しがたい。
ホラーではないが怖かったのは「静寂の通路」。
たぶん今読んでも背筋が寒くなると思う。
あとは「骨」だなあ。あの、原初的宗教意識に働きかける恐怖感。
>>508 「原発が止まったら電力不足」って言わなくなったね
なんで? ねえなんで?
とんでもないところに誤爆をばorz
ホラー系は、有名な「くだんのはは」は、そんなに怖くなかったな
石森章太郎の漫画版は、あれをビジュアルで見せてくれたからギョッとなったけど、
小説だとあまりピンとこなかった。
最後の主人公の娘の顛末も、ああそう知らんがな、としか思えなかった。
「霧が晴れた時」や「夜が明けたら」のような、小説ならではの
締め付けるような怖さの方が好き。これは知らんがなって思えない
「影が重なる時」とか「劇場」は、あまりに綺麗に伏線がバチッと決まって終わったんで、
怖いよりも拍手したくなったw
「お召し」とかもそうだけど、やっぱりミステリーの要素を混ぜるの上手い。
841 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/20(月) 01:06:33.67
いやいやいや 漫画も小説も「知らんがな」なんて思われへん
オレは あの子が目を開いてるのが怖かった
とゆうことは絵の力は強いな
もちろん文章あってのものだけど。
>>831 昭和40〜50年代だとまだホラーじゃなくて「怪奇小説」と呼ばれてたか。
その頃はまだおおむね推理とかSF畑の作家が書いてるのがほとんどで、
ホラー中心の作家というのはほとんどいなかったような。
『リング』がヒットし、角川ホラー文庫や日本ホラー小説大賞が始まった
90年代前半あたりから流れが変わり始めたのかな。
ちょうど同じくしてSFは冬の時代で、小林泰三みたいにホラーを隠れ蓑にしてSFを書く作家も出てきたりした。
もうハードSFと言う分野が、消滅しつつあるのかなあ。
と言うかSF自体が……
SFは死んだ。2011年7月26日に。
藤田三郎さん?
>>842 その角川ホラー文庫の自選集の後書きで、
「(自分は)伝統的な日本の怪談などを、SF的解釈でモダンホラーに仕立てた」
「(自作を例に出して)ホラーのバリエーションはこういうものがある」
とか書いてるんだよな
自分が”怪奇小説”を、短編でバンバン書いてる時は、”ホラー”って言葉は
日本では知られてなかったのかもしれないが、後年になって、
ご本人はその言葉を使っていたりする。
ホラーブームが到来した時に、もう短編自体を書かなくなってたのが惜しいなあ。
今でもやっぱり「日本沈没」の小松左京って感じで、あまり、現代和製ホラーの
先駆者として再評価されてるとは言いがたいし。
あと、妖怪を扱ったホラーも多くて、今の京極夏彦のような、
現代的解釈による妖怪小説家としての一面もあるんだが、これも案外知られてない
「くだんのはは」は関西の追悼トークショーで
上田早夕里が実話だと思ってた、と言ってたっけ。
聞いた話だと、小松家に出入りしていたお手伝いさんの実体験半分。
某旧家の離れの二階に朝、洗面器いっぱいのコーリャンを焚いて
おいておく。
午後には洗面器に血と膿の包帯がいっぱい。それを洗って煮沸する、とか。
やっぱり食べ物と使用済み包帯と一緒の容器を使うんですかね
読んだ当時からなんか違和感あった
「少女を憎む」はどこまで実話?
モデルの少女(殺された)はいた、とやぶれかぶれ青春記にあったが。
>>848 そのエピソードだと、むしろ「はだしのゲン」思い出しちまうな。
(大火傷した画家志望の学生さんの話)
あのグチャグチャ状態を片づけ終わったゲンが
仕上げに箒で部屋を掃いてるシーンは心底ほっとした
>「少女を憎む」はどこまで実話?
ほぼノンフィクションじゃね?
で、「汚れた月」はどこまで実話(ry
>>854 汚れた月に出てくる繁華街や私鉄のモデルはどこだかを考えた事がある。
梅田・阪急京都線か難波・南海高野線(または近鉄奈良線)かな?と思った
夜にも奇妙な物語で実写化されたのは「影が重なる時」だけ?
あ、「世にも〜」だ
858 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/23(木) 07:24:12.76
吹田市立博物館で写真展が
剥製と写真の展示会?
大震災`95
文庫化オメ。そういや阪神大震災の時は『日本沈没』が
文庫で緊急出版されたっけな。絶版のカッパノベルズ版を
探して古書店まわって全滅で、がっくりしながら入った
ローソンに文庫版があってのけぞったのも良い思い出。
862 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/23(木) 18:00:33.95
>>856 さとるの化け物も。
Youtubeかニコニコにあったはず。
確か秘書って、立花隆の秘書だったシト?
小松左京センセー。そっちの世界はどないでっか?おもろうやってはりまっか?
こっちの人類はまだまだ未熟でっせ。どっかに小松遺伝子とか小松ミームを
継承した若くてバイタリティーのある人らはおりませんのでっしゃろか。
小松左京教なんてものはセンセ自身がいややろうけども、なんとか小松左京の
意思、見識、ヴィジョンを継承していくようなことを実践していかなあかんと
思います。
865 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 05:57:05.02
小松左京センセー。そっちの世界はどないでっか?おもろうやってはりまっか?
こちらでは、円城塔が芥川賞、受賞したんでっせ。
866 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 06:01:11.36
まだ読んでないが、タイムトラベル物の漫画「僕はビートルズ」の最終回が、
読ませ所の辻褄合わせを全くやっていなくて、評判悪いらしい。
867 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 06:03:32.14
小松先生、竹内均先生の所にばかりいないで、星新一先生の所にも行ってあげて下さい。
あれは、漫画だとこんなのでも許されるんだなあって感じ
プロのSF小説家があんなレベルのオチを書いたら袋叩きもいいとこ
近日来演 桂米朝 地獄八景亡者の戯れ
俺らもあっち行ったら虚無の完結編よめるのか?
873 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 07:32:16.00
花博と言えば、開催時から評判がよくなかった。準備期間中だったか、
電車内の週刊誌広告で、「小松左京と堺屋太一が大喧嘩」という見出しを
見たけど、記事は読まなかった。堺屋太一が悪いに決まってるとは思った
けど。
今頃、気になるんだわ。何があったんだろう・・・・?
ステマ
876 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 16:29:25.23
>>874 インタビューで堺屋太一ともめたことは認めていたな。
花博でなく21世紀委員会でのこと。
曰く、
自分は大阪生まれの大阪育ちで、大阪の事情に通じているが、
堺屋は大阪へ来て間もない。記念行事をやるのはいいし
それが大阪城築城400年もいいが、それを秀吉でというのは違う。
大阪には在日も大勢住んでいて、朝鮮侵略の秀吉という評価もある。
大阪城築城400年というが、秀吉は30年だけで後は徳川だ。
未来に向けてのイベントならそれらしいことをやらないといけない。
こんな感じの話。
なるほど。長年の疑問がすっきりした。それが喧嘩になったということは、堺屋太一が
けつの穴のちいさい反応しかできなかったんだろうな。
>856
「戦争はなかった」も林隆三主演で実写化されてたよ。
探せばあるんじゃないかな。
あー「戦争はなかっ」たやってたな
ドラマ版は「広島で起きた大火災の遺構である大火災ドームを〜」っていうニュースを見て
「あれは原爆ドームなんですよ〜〜!」と主人公が発狂して終わったと記憶してる
880 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/24(金) 19:23:49.52
>>876 この人の小説読めば
どんなとんでもない人かよくわかるよw
そいつに気に入られてる橋下も・・・
>>863 別人。
立花隆の秘書だった佐々木千賀子さんは、小松左京の秘書をやめてから。
立花事務所をやめると、今度は宮崎駿の秘書になった。
>>880 小説は読んでないし、あまり読みたいとは思わない。けど、
ぼくは後に、そいつの友人であることが唯一の自慢であり、人を説得
するときいつも引き合いに出す困り者の理事長のいる教育機関に勤め
ていたことがある。
それから推して
>>880のいう「とんでもなさ」は大体分かると思う。
>堺屋太一が悪いに
天王寺博とか愛知博とか、なにもしないでかつ不可能なこと言って、
途中で怒って逃げ出す。
でもってインハク大成功と言いふらしてる。
花の万博はうまく池口小太郎おいだしたので大成功。
目標2000万人で実は2300万人来た。
筑波は2000万目標で実は1950万ぐらい。財団作るために数値ごまかした。
大阪以来の「一般博」たる愛知の目標1500万クリアって、
正直言って恥。万国博は事実上歴史的使命を終えた。
ごめん、インハクはインパク。
インターネット博覧会って誰か覚えてる?
おカミと小太郎センセイ的には大成功らしいが。
そういやあ、平成三十年まであと6年か。
>>885 あれだけ大真面目に未来予想小説を書くというのも昭和初期以来のことで
その点は評価している。一般的に小説家としての評価はともかく。
平成30年まで生きてるつもりなかったんだろうけど、どうなるかなw
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/25(土) 09:38:16.67
>>884 インパク、テレビ・コマーシャル。
(クリクリ)
パソコンを操る森首相の後ろ姿。
くるりと椅子を回して、こちらを向き、
「イット革命、インパク。面白いですよ」
総務省の文字が入る。
889 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/25(土) 19:14:10.79
>>881 立花がネットでエロサイトばかり見てたとか
ばらした秘書だよな。
そんな奴をよく雇ったな宮崎も。
まあ御大もその「有識者」の一人だったわけだが。
一人一人が結構まじめに「おカミ」の弊害を解消しようとして挑んでも
いつのまにか「おカミ」の言いなりになっているというね
まじめにやっちゃあ、ダメなんだろうな。ずるい奴に利用されているまじめな奴、
ほど困った存在はない。
マスコミを利用して叩かれたりするハメになろうとも、ワガママを通すぐらいじゃないと
どうにもならないが、そうすると見た目、ずるい奴と区別がつかないw
岡本太郎が、いかに偉大だったか、ということか……
岡本太郎は依頼されて、好き勝手やっただけだからな。
おかげで「反万博」からも評価されるというお得なポジションを得た。
反面深くコミットした氏は、ブームが去ると昨年までSF以外では「オワコン」扱いされてしまったが。
国家的イベントの、メインモニュメントで、
好き勝手やれた、やったとこがすごいじゃん
それがいまだに'70万博の――というか、ある時代の象徴になっている
大学生の時、文化人類学のゼミで大阪の民族学博物館に行った時
ロケーションはよくわからないが、太陽の塔の後姿が、だだっぴろい土地に屹立していた
'70万博なんか、まったく知らない世代だが、感動したぜ
小松さん万博に関わったのは40代なんだな。今のご時世じゃ考えられないよなあ
平均寿命が50歳ぐらいだった時代じゃね?
898 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/26(日) 16:48:44.26
カンニング竹山は有意な「チンボル・タワー」のことをすっとばしてたな。
>>897 さすがにそれはないし、平均寿命が短いのは子供のうちに死ぬのが多いからで
年寄りはそれなりにいた。
でも小松さんの場合、すぐ上の世代は戦争で戦死したりで層が薄いのかも知れないね。
>>899 最初あのキャスティングを知ったときはあきれるやら腹が立つやらだったが、実際に見たらあんまりそっくりで納得してしまった。
80年の筑波・科学万博も三菱館プロデュースしてたぞ
>>889 エロサイトにはまってたことは「インターネット探検」で
自分で書いていたが>立花隆
>>903 どうでもいいけど、それは知ってた。こんなのはネットを使い始めたビギナーが
はまるもので、そうなったんだでは本末転倒とか書いてたやつだ。
おれはこのスレの流れから、「あんなこと言うてはったセンセイが実は・・・」と
バラされたんかと想像してた。
なにをすればそんな変な改行ができるのだ
ネットを使い始めたビギナーなんだろう
立花氏の立ち話はもういい……御大の立場無しになる。
親父ギャグ……
読者の年代考えたら、仕方ないのか
親父ギャグ言う人って、言ってる本人の社会的ポジションのおかげで周りから「笑ってもらってる」ことに気づいていないんだよね
で、自分はユーモアのセンスがあると思って、さらに詰まらんギャグを連発するから部下は疲れる
自分が親父ギャグで実社会では周囲の雰囲気を寒くしていることを指摘してくれるのは2chくらいのもんだから908さんに感謝するように。
そしてこれから自分がギャグを言うときは周りの雰囲気が寒くなっていないか気をつけるように。
>>894 太陽の塔は、広場の屋根に入るくらいの大きさをお上を想定してたらしいなw
説得にいった通産省の若手が、岡本太郎に洗脳され、全員岡本信者に
なって帰ってきたという
>>909 >で、自分はユーモアのセンスがあると思って、さらに詰まらんギャグを連発する
おっと、御大への批判はそこまでだ
912 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/02/29(水) 22:01:36.04
おや、自虐?
おまいら、すわオヤジって知ってっか?
国親父座ろう、ちがうど。
構やしねーじゃねーか
別に周囲の雰囲気が寒くなろーが、凍死するわけでもあるまい。
親父ギャグごときを、したり顔で長文批判してる方が薄ら寒いわ。
小松の大親分って言ったら小松政夫だよな
それとも小松方正?
太陽の塔の下には右京さんプロデュースの珠玉の作品が有るのかな?
右京というのも元F1ドライバーとか窓際エリート刑事とか男勝りのお好み焼き屋とか何人もいるが。
いや右京関係ないし。
ごめん実さんだった。
世間一般に作家として認知されているSF作家は、
多分筒井さんが最後だろう。
若い人はもう判らなくなっている。
最後まで生き残った奴が勝ち
みんな、長生きしろよ
村上春樹と村上龍をSF作家ということに
してしまおう。
別にSF作家が絶滅したわけじゃないが、世間一般って言われるとつらいな
SFが本業ではないが、現役かつ知名度の高い、赤川次郎や森村誠一も、
実はSF的な小説を何作か書いてるんだが、SFファンからしたら噴飯もののような、
適当な設定のやつばかりだし。
宮部みゆきと東野圭吾も何作か書いてるが、やっぱりSFは余技って感じだな。
よそでやれ。
「継ぐのは誰か」って話ならともかく。
「継ぐのは誰か」もよそでやれ。
作品の内容につてならともかく。
電波を受信する人も、最近は珍しくなくなっちゃったなあ。
925 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/03(土) 11:04:36.87
民族差別にはついぞツッコミを入れているのをみたことない御仁が、
この話題でだけ必死に差別反対を叫ぶのが死ぬほど滑稽だ。
>>926 それは『継ぐのは誰か』の話か?
まあミュータント差別というのは容易に考え得るわけだが
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/03(土) 12:41:52.46
日本SF三大作品は一般的に「日本沈没」「吉里吉里人」「時をかける少女」かな。
今残っている本職のSF作家は、円城塔がいるじゃないか。
円城は世間一般にはSF作家ではなく芥川賞作家だろうけど
そもそも世間一般的には、SF作家もSM作家も大差ないだろ
930 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/03(土) 15:27:18.00
「吉里吉里人」に日本SF大賞を贈るくらいだから
一般人のSF(作家)観なんて無きに等しいもんさ
よ そ で や れ
932 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/03(土) 18:41:57.27
接ぐのは吾だ 整骨院
次ぐのは俺だ 銀メダリスト
告ぐのは私です アナウンサー
注ぐのはわたしよ ホステス
日本語って面白えな。
934 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/03(土) 23:45:44.32
3月11日は、「吉里吉里人」と「日本沈没」の舞台が一緒になっちゃったんだな。
どうせなら、「時をかける少女」に時計の針を戻して貰って。
935 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/04(日) 05:51:52.26
究極超人あーる、の選挙ポスターが
「継ぐのはわたしだ」だったな……
トキを描ける僧正……
936 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/04(日) 17:35:05.18
888 :阿部敦良 :2011/02/25(金)11:37:17.27
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
937 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/04(日) 18:50:59.36
こうやって与太話が繰り返されながら次第に尻すぼみになって
小松スレもやがて消えていくんだろうなぁ。
その先にはどこまでも等質な時間が広がっているのだった・・・・。
情報の熱的平衡死ですね、わかります・・・
「やまたい!」
「なんだよ、邪馬台国はもうカンベンしてくれよ」
「ちがうわ、やめてって言ったの!でも、あの・・・やっぱりやめないで!」
940 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/04(日) 22:13:12.55
もしかして:ペドリフィア
ラジオドラマ『小松左京SF短編集』(全6回)
4月8日〜5月13日 NHKラジオ第1 毎週日曜日 19:20-19:50
原作:小松左京
「痩せがまんの系譜」「三界の首枷」「愚行の輪」「宗国屋敷」「空飛ぶ窓」「歩み去る」
あらすじ:小松左京。1931 年、大阪に生まれる。1962年のデビュー以来、日本のSF小説界を代表する作家として活躍。
不朽の名作といわれる『日本沈没』など、長編のほかにも、数多くの傑作短編を残している。2011年7月逝去。享年80。
小松作品は、その勝れた先見性に娯楽性も相俟って、21世紀の今日でも新鮮さを失っていない。没後あらためて再評価が進む、
SFの巨星が残した初期短編をお送りする。
>>921 京極夏彦はどうかね
「魍魎の匣」なんて完全にSFだったが
録画してあった「輪るピングドラム」を今ごろ見終わったら、
「果しなき流れの果に」を幾原邦彦監督によりアニメ化、という電波を受信してしまった。
上手く行ったとして、OSKミュージカル版を最大限出来を良くしたような感じになるのかしらね。
アニメもいいが、星野之宣でマンガを
虚無回廊を、しりあがり寿が四コマ漫画にするらしい。
>>947 なんだ、地下鉄の発車ベルを恐竜を悩ます電話のベルと聞き違えたか?
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/10(土) 07:56:27.23
星野のバタ臭い画風が小松作品に合うかなぁ・・。
「方舟」とか見てると、しりあがり寿で小松作品というのは意外にアリかも。
「妖女伝説」や「残像」の頃の絵柄に戻れば
星野さんしか居ないと思うんだがな。
短編なら「星殺し」「青髭と鬼」「飢えた宇宙」とか
長編なら「果てしなき」「さよならジュピター」辺りを
星野さんでどーでしょ?
「女シリーズ」とかも
ダメ?
筒井作品を、いろんな漫画家が競作する、という本があったが
「女」シリーズで、そういう企画が出来るかもね
「ハイネックの女」を水木先生とか
女は誰でも描けそうだ
でも男は難しい
あんな男が描ける人いるかなあ
956 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/10(土) 15:52:01.44
>955
男は小松左京キャラにすれば違和感なし。事務所や家族が
了解するか知らんけど。
小松左京をキャラとして描かせるならとり・みきか。
つかいちおうコマケン出身なのにここまで名前も出てこないし
正直自分でも忘れてたw>とり
958 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/10(土) 19:39:23.90
とりみきはふるさと沈没でシワシワの小松左京も書いてたな。
959 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/10(土) 21:12:08.23
とり・みきって、ゆうきまさみの童貞奪ったシト?
ミキオちゃんとデート。
>>961 やはり、若い発想を受け容れる度量が上にあったってことだろうね。
国自体が若かったということもあるだろうけど。
963 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/13(火) 14:13:48.67
こんにちわー コンニチはー 世界の国からー
あの頃キミは若かった 国も若かった
はじめて喰ったケンタッキー
東京では聞かないクマゼミが鳴いてた
たくさんの人が集まり国中が熱気を帯びてて明るい未来を信じてた。
>国中が熱気を帯びてて
20代にはピンと来ない感覚だなあ
皇太子御成婚とか
日韓W杯とか
そんな感じ?
>>964 このスレに二十代がいたのか・・・。
皇太子ご成婚って、今の皇太子殿下だよね。だとするともっと上。
いや俺も前の皇太子(今の天皇陛下)のときのことは知らんけど。
>>964 ニッポンも人類の一員として明るい未来を切り開くんだ、と思った。当時小五。
今や放射能まき散らして止め方も分らんのに誤摩化そうとしてるけどな。
ちなみに、開会式当日15日は今年のように寒い3月で、南国のコンパニオンのお姉さんが
ちらつく雪に震えているニュウス映像が流れてたっけ。
1970年、戦後25年だワナ
三丁目の夕日のさらに10年ほど後で
よーやく多少の贅沢にも目を向けられるようになった時代だよな
969 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/13(火) 20:57:15.89
オーサカ万博ではじめてキャビア食べた子供のころ。
おいしいと思わなかった。ソ連館のレストラン。
チェコ館のパンのうまさが忘れられぬ
>>964 御成婚やW杯が観客としてすごいものを見るスタンスとすれば
万博は、自分が来るべき理想の未来社会に「居る」感覚
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/13(火) 23:38:52.50
メジャーところのアメリカ館や日本館とかは混んでいてソ連や東欧やアフリカ、アジア諸国などに行った希ガス
ソ連館は何か権威ぶっていて力を誇示した映像を流してた記憶が有る。
ザンビア館の衛兵(?)がでかくて黒くて怖かった思い出。
974 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/14(水) 07:17:21.19
外国人が珍しかったなあ。
「オトナ帝国」見てちと涙した。
閉会間際の一日の入場者数が最高だった日に行った。なにがなんだか、ほんまに
ほんま、もうそりゃあすごかった。インド人がインドの氷〜と叫んで手には割り
箸にさしたパイナップルを持っていた。それ以外な〜んにも覚えてない。
自分の経験を若者に伝えようと
初老の連中が必死だな
ぼっちはお前
>>974 「オトナ帝国」見て涙する奴ァは正常だ。
俺は号泣した。
万博行けなかったんだよな…
泣いて頼んだけどダメだった、暫くショックで飯が食えなかった
いま振り返ればどんだけ金が掛かるんだよって話なんだが
もしかして35歳の俺などここでは鼻タレ小僧の部類なのか
そしたら俺は胎児レベルだわ オッサンスレだったのか
いい大人が揃っているんだから980過ぎたら新スレ立てような
テンプレとかこれでいいのか?
えらそうにイヤミかましたくせに使えない奴だ
987 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2012/03/15(木) 06:57:38.74
>初老の連中
宿老ですが、なにか。
モサクレSF者と呼んで欲しいばい。
30代だが、すでに俺の年代でも、小松さんの短編を読み漁るには、
ほぼハルキ文庫1択だったもんなあ
前に小松スレで、「さらば幽霊」の筒井の小松論の話題になった時、
それが発行された昭和47年にはまだ生まれてなかったって書いたら、
複数から若いって言われたたし。
なにはともあれあの解説は必読でおます。
小松左京がお返しに書いた筒井論も必読だがね。
「太郎の塔」再放送期待しやう。