オースン・スコット・カード「道を視る少年」
久々のカード作品の翻訳。
カード作品としては及第点。
旅を続けるうちに
いろいろな能力を持つパーティーメンバーが増えていくという
RPG的な展開は楽しい。
時間移動できる超能力者が出てくるけど
タイムパラドックスの回避については完全放棄。
そういうのが気になる人にはお勧めしない。
シリーズ第1作とのことで、
続編の翻訳が出たら買って読もうと思う。
編集と作家がよってたかって、
常人には理解不可能なゴチゴチの作品か、
従来の標準的ファンがそっぽむくようなラノベか、
に分離させてしまった。
こうして滅んでいく。
標準って何が標準か定義できないでしょ。そもそもSFはカテゴリー的に広いんで。
スペースオペラもあれば、ファンタジーもあり、ハードSFもあれば、サイバーパンクその他もあるから。
「SFファンです」と言ってファンタジーしか読まない人とか、スペースオペラしか読まない人はよくいる。
一応コアがあるわけじゃん。
で、出版業の皆様には一応そのコアを支持してもらわないと。
昔は編集者と作家が協力して新しいジャンルを作ったもんだけどな。
アシモフとか典型。ま、今もポストサイバーパンクのようなジャンルでは、
同じような形で出版社・作家が一体で新しいことやろうとしてるみたいだから、
期待しようじゃないの。海外の話だけど…
今は英の新進SF作家が面白いな
「作品が○○だから売れない」なんて一本ヒット作が出ればころっと手のひら返すようなもん
伊藤計劃がディック賞取って大学生にバカ売れする直前までは
「SFは小難しいから売れない、ライトノベルに吸収されて終わり」の大合唱だった
実際にはその前も後も平均的な売り上げはさほど変わってないんだけどな
>>71 同意。
評論屋の真価は10年のオーダーで観察することで、だいたいわかるよねw
どの分野の小説でもそうだが、10年経って「また読み返してみようかな」と思う作品は間違いなく名作
エンダーのゲームか
ポストサイバーパンクとか言われてる、今の英作家は元気だな。
英米でポストサイバーパンクというカテゴライズが通用するのはせいぜい
『ダイヤモンド・エイジ』か『オルタード・カーボン』くらいまでで
それ以降は完全に終焉した言葉なのだが
なぜか日本でだけサイバーパンクが生き延びちゃってるせいで
ポストサイバーパンクという言葉も現役のまま、という不思議な状況
まあ辺境でかつての中央での流行文化がなぜか保存されるというのはよくある話だが
なぜかワイドスクリーン・バロックという、オールディスの思いつきワードが日本で長らく生き延びたのと似てるな
そんなふうにして日本でシーラカンス的に生き延びたサイバーパンクは
いまやニンジャスレイヤーになったわけだ
あれがサイバーパンツなら
ラジカセもE電も全部サイバーだよ
だからもう本家は滅びさってキッチュしか残ってないのさ
>>76 まあ、ニュースペースオペラだったり、ニューサイバーパンクだったり
ニューファンタジーだったりで、実は一括りに出来るものではない。
ニューハードSFは無いけどねw
でも現実、読んで「おっ」って思わせてくれればいいのよ。
カテゴリーになる話は、まあ10年先だろう。
すでに意味のない「サイバーパンク」というラベルで無理矢理まとめても
結局なにも生産的な結論は出ないよねえ、というのがSFマガジン特集の感想
「サイバーパンク」というカテゴライズが主流と言えた時代は90年代前半で終了。
「ポストサイバーパンク」というのは、その後新たなカテゴリーとして確立していない、
ちょっと斬新な作品群をまとめて指してるだけだろう。
日本国内だけなぜかサイバーパンクってカテゴリが生き延びてるんだよなあ
思うに、日本のSF読者は文芸としてどうかというところにほとんど興味がなくて
SF的ガジェットとその組み合わせ方にしか興味ないから
サイバーパンクも単なるガジェットの枠組みとして生き延びてしまったのではないか
じゃあ実際の潮流教えて
そういう情報すら入らないガラパゴスが悪い
>>84 サイバーパンクについて言えば、そもそも「ニューロマンサー」が千葉シティから始まっているように、
「日本の現実がSFの最先端だった! アメリカ人が注目してくれて嬉しい」という面が多分にあったわけで、
つまりは「テルマエ・ロマエ」と同じ構造
経済的に衰退した日本の現状では同じ構造で受けを取れるとは考えにくいと思う
現代に同様な方法論で見るべきなのは中国ではないだろうか
必ずサイバーパンクは魅力的だろ
絶対にサイバーパンクは魅力的だろ
確実にサイバーパンクは魅力的だろ
100%サイバーパンクは魅力的だろ
十割サイバーパンクは魅力的だろ
>85
英語圏はオンライン雑誌が無料で読み放題だからそれ読むといいよ
とりあえずガジェット的にはゾンビとディストピアがまだまだ大人気で
小説技法としては一般文芸とほぼ一体化した
必ずサイバーパンクは緊張感が沢山有るよ
絶対にサイバーパンクは緊張感が沢山有るよ
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>89
小説がすでにその一部でしかないスチームパンクをのぞけば特にないよ
ニュースペースオペラやニューウィアードははっきりとした一体感があるわけではないし
逆にこれまでのSFがなんだかんだいってアメリカ白人男性・ミドルクラス以上の文化偏重だったのが
最近はアジアやアフリカにルーツを持った作家や女性作家が急増していて
今は本当に多様化の時代だと思う
必ず不潔なサイバーパンクは非常に綺麗だろ
絶対に不潔なサイバーパンクは非常に綺麗だろ
確実に不潔なサイバーパンクは非常に綺麗だろ
100%不潔なサイバーパンクは非常に綺麗だろ
十割不潔なサイバーパンクは非常に綺麗だろ
てか、ここでポストサイバーパンクとか語る人は、チャイナ・ミエヴィルすら読んでないのか…
おおっとマウンティング来ましたー
てか具体的にどうぞ
トールキンを否定するミエヴィルを未だに「ファンタジー」という括りで呼ばなきゃいけない以上、
「ポスト〜」っつう過渡期の表現も致し方なかろうってことじゃねえの?
トールキン否定するファンタジー、いくらでもあると思います
ポストなんたらという表現を忌み語にしてるやつって、
ようはポストモダンとかメタフィクションみたいな、
二十世紀末尾の批評に憎しみ抱いてるんだろうと思う
違うならそう言って
ミエヴィルの代表作ったら「都市と都市」?
何と言ったらいいかわからん作品だよな。カテゴライズしたら意味不明になるような
本人らが運動を標榜しているならまだしも
書かれた時期以外にたいした共通点のないものを
むりやりサブジャンルつくってカテゴライズしなくてもいいじゃん、
と思うのだが違うのか
それはニック・ハーカウェイなんかもそうだな。無理やりカテゴラズする意味は無い
カテゴライズ嫌がるとすべて作家個人の問題に解体しかねない
ある程度は分類も有効だろう
気に食わない分類だけ拒否ればいいだろ
だからポスト○○が意味ないわけじゃないよっつう流れじゃないの?
いや具体的に作品間の共通点が挙げられてもいないし意味ないよってことだろ>ポストサイバーパンク
サイバースペースとかVR(その延長線上ののAR)とかのサイバーパンクの意匠部分をうけつぎました、ってだけなら
特徴でもなんでもない
そりゃ「サイバー」と言える作品は何かとか、「パンク」と言える作品は何かとか、
誰も定義してないし。何となくIT系の電脳空間なら「サイバー」、政治的・哲学的
メッセージがちょいと入ってると「パンク」と言ってるだけなんでね。
>104
よく勘違いしてる人多いけど、そういう定義そのものは問題じゃないよ
大事なのは、なんらかの定義を仮定することで有意義な結論が導き出せるかどうか
そうならカテゴライズする意味があるし、そうでないなら意味はない
つまり、現代の作品を「サイバーパンク」とか「ポストサイバーパンク」と
カテゴライズすることでなんらか新しいものが生まれるのか? ってのが問題
お好み焼きは広島風や!いや関西や!
いやいやもんじゃだろ
本人たちにとってはどれも大事
>>105 新しいものなんか生まれないだろ。
ただ分類するだけなんだから。
カテゴライズは単なるタグでしょ。読者が好みの作品を選び安いようにするだけ。
110 :
105:2014/10/21(火) 00:02:09.67
へ? じゃあなんら生産的意図もなくカテゴリわけがどうこう言ってたわけ?
ごめん来る場所まちがったわ。
確かに間違ってるな。カテゴライズはユーザーサイドの利便性だけの問題だから。
カテゴライズすれば何らかの創造性の高い作品が生まれた、なんてことは100%ないんで。
スターオーシャン5をセールして欲しい
スターオーシャン5を出荷して欲しい
スターオーシャン5を売却して欲しい
スターオーシャン5を市販して欲しい
スターオーシャン5を発売して欲しい
スターオーシャン5を出して欲しい
ポスト〜がカテゴライズだと思ってる時点でダメなんだけどね。
何となく判んないけど、次のステージに行くんじゃねえの?ってのを纏めて呼称してるわけで。
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王: