1 :
ジョン・ブラナーさん:
二流SF作家ジョン・ブラナーの「ザンジバーに立つ」(未翻訳)を読まずに駄作認定するスレです
ワロタ
読んだことないけどさあ、主人公のザンジが最後にバーの上に立つシーンは
いいと思うけどな。ただ、そこまでがたるいんだよ。
一瞬、ついに翻訳でも出たのかと思って覗いてみたらこれだw
読んだけど超傑作だよ。
ぶっちゃけ「読みやすいサイバーパンク」って感じで面白い。
キャラの行動がことごとく漫画チックなので結構笑えます。
訳されないのは意味不明な造語が多すぎるから。
たとえば午後の「pm」が「パパ・ママ」の略になってたりする。
「am」は忘れたけど、アンチマターだったかな?
他にも「不良」を意味するらしき珍妙な造語が出てきたりと
結構、最初は読みにくい。
これを原文のニュアンス損なわずに日本語にするのは相当大変だろう。
黒丸さんが訳したら丁度よかったんだが。
とりあえずサンジバーかサンジバルか
それが問題だ
元々ドイツ領だったのが北海の英領ヘリゴランド島と交換して英領になったんだから
英語読み=ザンジバー
ドイツ語読み=ザンジバル
じゃね?
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/29(火) 10:33:09
面白いんでage
>>7 >ぶっちゃけ「読みやすいサイバーパンク」って感じで面白い。
俺は逆に「古い」って感じの方が強かったけどな。
確かにあのサイバーパンク的なノリが60年代に書かれたことを思うと凄いと思うし、
当時だったら「傑作」なんだろうけど。
今、あえて翻訳を出しても若い世代はまったく面白いと思わんだろうな。
「サイバーパンクの元祖!」的な古典としての資料価値は大きいけど。
あと、今読むとまんま当時のIBMメインフレームな巨大コンピューター
「シャルマンサー」の描写が古くて笑える。
>今、あえて翻訳を出しても若い世代はまったく面白いと思わんだろうな。
原エリちゃんの「危険なビジョン」が一巻で止まったままなのもその辺に理由が有りそう
テクノロジーが古びるのは近未来物の宿命だな
うろ覚えだけど
原子一個分の太さの超強力な紐で強烈な殺傷能力を持つ兵器とか出てきたな
あれなんかある意味、ナノテク物の元祖かな?
山形ヒロタンが翻訳すれば、あとがきでいろいろと突っ込み入れまくってくれて
面白く読めんじゃね?
あの訳者あとがきが読みたいから買うって人もいるだろ
売れ線しか出さないハヤカワ、創元は無理だな
河出も売れ線しか出さない
可能性があるのは国書ぐらいだろう。
あとは逆にトフラーなんかのからみで学術書系で出すとか?w
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/29(火) 13:00:35
タイトルの「ザンジバーに立つ」っていうのは
当時、世界人口をびっしりと詰めて立たせたらザンジバー島の面積に
収まるという計算があって、それにひっかけた人口爆発問題への隠喩。
寝たきり老人はどうなる、という老人介護問題の提起も?
「あの当時なら面白かったけど今読むとちょっと・・・」って
感じの作品なのかね
何か伸びてるなw
>>20 設定(高齢化の実態と離れた人口爆発の仮定)や
ガジェット類の古さが気になるかどうか、がすべて。
ストーリーは漫画チックで結構テンポも速く、
どんでん返しもあったりして面白い。
アンチスレが本スレ化って…
読んだ事のある(らしい)人の意見から推測すると
出すべき時に出してれば相応の評価を得られたはずの
「出撃のチャンスを逃した秘密兵器」のようなモノか
ヒューゴー賞受賞作なんだよねこれ
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/01(木) 01:51:19
スレタイがスレタイだから来る人も少ないだろうけど
「ザンジバーに立つ」に限らず未訳の傑作?について語り合いたいね
原書を読んだ事のある人の意見とか聞いてみたい
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/01(木) 22:33:18
駄目なら引っ込むけど、
>>24のネタ振りに乗ってみる。
キム・スタンリー・ロビンスンの「米と塩の歳月」
14世紀の黒死病でヨーロッパが滅亡した世界の架空年代記。
全十章の連作中篇から成っていて、いろんな時代のいろんな
立場の人間が主人公となる。
大英帝国もスペインもUSAも存在しない世界の覇権を
争うのは中国(米)とイスラム(塩)。
アングロサクソンはイングランドに隠れ住む少数民族に落ちぶれている。
現実の価値観の転倒が随所に見られて、思考実験として非常に面白い。
たとえば、北米の支配者として現代も繁栄しているネイティブ・アメリカンとか、
江戸時代に清国に占領された日本とか、ほとんど廃れたキリスト教とか。
創元あたりが出してもおかしくないと思うんだが、非西欧の歴史ネタが多いから
翻訳が難しいのかな。
ロビンスンは講談社が南極大陸訳してたけど
後が続かないから、売れなかったんだろうなw
個人的にはまあまあだったんだけどね。
どっかがやってほしいね。
しかし創元はブルーマーズもずーっと放置されてるから・・・
まああれは厚いし地味だしキャラはみんな老人だしで
シリーズで一番売れなそうなのも確かだけど
ロビンスンには中短編でもいいのが結構あるんだよな。
めくらの幾何学者が出てくる無尽蔵の新エネルギー技術の話も
なかなかよかったよ。
ま、彼の作品は全般に普通小説色が強くて、SF味は薄いけどね。
>>25 トンクス
そういう未訳の作品を原書で読める人が羨ましいです
ハーネスのパラドックスメン(未翻訳)を読まずに駄作認定するスレです
パラドックスメンは主人公が博多ラーメン喰いに行くたびに茹で方の指定をコロコロ変えるのが共感出来ない
ラストの「バリカタとバリヤワ両方!」にはマジで腹が立った
1970年以前の作品が10年未翻訳だったら勝手に訳していいらしいぜ。
ウィキペディアみたいに「権利切れ未訳作品翻訳ペディア」みたいなの作って
みんなで訳したら面白そうだね。
>>29 もろ「ワイドスクリーンバロック」って感じでなかなか面白かったぜ。
細かいところを考えると辻褄が合わないんだけど、
だから「パラドックスメン」なんだろうなw
日本国内で訳していいことになってるのは知ってるが
WEB上が日本国内なのかが問題だ。
ムアコックのdancers at the end of timeシリーズも面白かった。
ムアコックってファンタジーはたくさん訳されてるけど
SFは放置されまくってるよな
名前だけ有名スピンラッド「バグジャックバロン」
怖い物見たさディック「バルカンハンマー」
未訳とは違うけどディッシュの「人類皆殺し」を新訳でもいいから再販してほしいよ。
ベイリーの「時間帝国の崩壊」と「グランド・ホイール」まだー?
オールディスの「頭の中の裸足」読んだ人いる?
>34
木製のタイムマシン吹いた
The Final Programmeとかエルリックに直接リンクするSFとかもあるのにな
なんで翻訳されないんだが
以前別スレで読んだ話だとグローリアーナがかなり売れなかったらしいんだよな
あくまで2ちゃんのレス情報だからどこまでホントか分からんけどね
あれはブンガクしちゃってるからな。敷居が高いだろう。
むしろコーネリアスとか時の果ての踊り子みたいな
漫画っぽいのをどんどん訳したほうが売れるだろ。
「ボシイの時代」は退屈だった。
グローリアーナは相当な歴史マニアでないとピンとこないんだろう。
この分ではシルヴァーバーグの「永遠なるローマ」も無理だな。
>この分ではシルヴァーバーグの「永遠なるローマ」も無理だな。
期待してた奴がいるのか?
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/06(火) 11:11:49
ジェリー・コーネリアスものの全集とか無理だろうな
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/20(金) 13:06:55
保守age