SF系アニメを語る 第13話

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384名無しは無慈悲な夜の女王
まず、よく言われてる「ポニョって何よ?」、「魚の子じゃないの?」という点。
ヤツは、「父なるダゴン」と「母なるハイドラ」、そして全ての水棲生物の支配者である
「大いなるクトゥルー」を崇拝する「深きものども」に違いありません。
ヤツが魔法を使う時に垣間見せるあの「インスマス面」が、その何よりの証拠。
魚というより、両性類に近いソレらは、人類と交配してその数を増やしながら、
「大いなるクトゥルー」の復活の日に備えて準備を進める、旧支配者の眷属に他ならないのです。
「かつては私も人間だった」というポニョの父親による台詞。否応なく、
マサチューセツ州の港町インスマスに「深きものども」を引き込んだ、かのオーベッド・マーシュ船長を彷彿とさせます。
オーベッド船長を含めたマーシュ家の人間は、「深きものども」を妻に娶り、その見返りとして巨財を築きあげました。
しかし、その「深きものども」の血を受け継いだ子孫たちは、生まれてからある程度の期間は
普通の人間と変わらない姿をしてはいるものの、同族との接触や極度のストレスなどをきっかけに
「インスマンス面」と呼ばれる「蛙に似た容貌」に変容するのです。
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