今日読んだSF/FT/HRの感想 8冊目

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270ミステリ板住人 ◆iyLCFWuASU
SFオタ同士で揉めているようだが、あえて他板住人でこのスレの常連である俺から
苦言呈させてもらうこととする。
そもそも本格ミステリとは異なり、SFの場合にはシノプシスが400字詰め原稿用紙
1枚に悠々と納まってしまう程度のものが大半と言い得る。
「地球幼年期の終り」「ソラリスの陽のもとに」、本邦の例では「果しなき流れの果に」等
の古典的傑作と称されるものもこの例外ではない。
では、これらの作品が読み継がれる理由はなんであろうか?
それはSFとして以前に、サスペンスフルで非常に優れたエンタメとして完成されている
からであり、偏狭なSFオタには不満が多かろうが、「一読巻を置かせない面白さ」
さえあれば、一般の読書人には問題視されることはないのである。
SFオタが萌えまくっているグレッグやテッドちゃんが一般からはスルー状態、
逆に、半世紀近くに渡ってベストセラー作家の位置にあるマイクル・クライトンが
SFオタからは無視されがちという現況を見ると、オタと一般との「ずれ」といったものを感じざるを得ない。
ちなみに、あのトゥイン・タワーが登場する「ブラッド・ミュージック」は期待して
読んだが糞であった。最近では、「火星縦断」が面白かったけど、
俺って結構本格派なんだろうか。
全SFオタに告ぐ、「心して生きろ!」と。
(俺ってSFオタにとってオーバー・マインド的存在だったりして(w )