1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
絶対すごい関係があると思う
心に病をかかえたおれが2ゲットしてみる。
統合失調症って現在未解明の病気だから、絶対に治らないのが難点だよね。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/28(火) 17:13:56
まあ作家の中にも病んだ人はいるわな。
ディックとかディックとかディックとか
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/28(火) 17:41:32
世界没落体験→破滅SF
盗聴妄想→俺に関する噂
思考奪取妄想→サトラレ、七瀬シリーズ
幻聴、幻覚→数限り無し
>>2 統合失調症ってホントたいへんですよね。
おみまい申し上げます。
なんかやまいとの関連で印象深い作品とかありますか。
ネタバレをするが、
「分解された男」に出てくる、音楽を聞いていれば心を読まれても平気っていうのは、
とても参考になったね。心を読まれてる気がする時は音楽を聞いて対抗しようとしたね。
でも、その音楽に幻聴が混ざってきて、不快な気分になることがあるので、万能とはいえないね。
あと、「タイタンの妖女」の火星の記憶のメモだけど、幻覚を体験していた時は、幻覚の記憶を残そうとメモを取ったね。
その幻覚のメモは、本当に、「この世界が実在することを信じろ」とか、「**を調べろ」とか、
すごく哲学的なところから根元的に世界の成り立ちをメモで伝えようとするところとかが似ていたね。
「タイタンの妖女」の「この世界は神がつくった」とかとたいして変わりのないことをメモろうとしてたね。
>>7 でも、ちょっと調子が悪いっていうだけで精神病院に行ったら、
そのまま不治の病にされたのはショックでかかったね。
医者は、一生、通院しなければ駄目だっていうんだ。
うかつに病院に行くものじゃないね。
「未解明の病気だから、絶対に治らない」っていうことはないんじゃないかな
よく分からないけど治っちゃった、ってことだってあると思うぞ
いや、悪化して手遅れな事態になるよりはいいだろ。
やはり やまい系のSFの一番は、「アルファ系衛星の氏族たち」じゃないかと思う。
精神障害者を収容した惑星、それぞれの症状ごとにコロニーを作り暮らしていた。
で、超能力を持ったり怪力を持ったり肯定的にとらえているとこがディック。
かなり馬鹿馬鹿しいくらい楽しくやってくれる。
「火星のタイム・スリップ」は精神分裂が主人公で自閉症児が活躍するのも
そのパターン。
実際、サヴァン症候群トゥレット症候群など「優れている」病も数多い。
>>9 いいや、医者の反応では、望みは薄いね。
再発するといけないから、必ず通院するようにいってくる。
通院してようがしてなかろうが、再発する時は再発する気がするんだけどね。
薬、あんまり意味がない気がする。
>>10 「火星のタイムスリップ」の自閉症児像は
「現実とちょっと違う」と言われているらしい。
まあどうでもいいけど。
>>6 心を読まれてるってのは人の心は読めないんですか。
読む人は決まっているんですか。
>>12 そうだね。最近の自閉症の人が書いた本などを見るとかなり違う。
当時の、カセットテープをゆっくり聞かせると理解できるとかの
研究段階のネタも多いしね。
まあ、そこはサイエンスフィクションらしいとこだ。
科学が進むと陳腐化してしまう。
そして、まだまだ未解明な部分の多いのが精神の病。
>>13 人の心は読めない。
自分が考えることが、自分が考えるよりも早く聞こえてくるようになるんだ。
そうすると、自分が考えることが自分より先に他者に聞かれている気になってくる。
自分の心を読めない限り、自分より先に自分が考えることを当てることは不可能だろう。
なんか、いっていて、「火星のタイムスリップ」の時間を跳躍する患者のような気になってきたが、
自分の意識が時間感覚を五秒ほどずれて、意識を聞かされることになるのだ。
>>15 くわー!物凄いね。
>自分の意識が時間感覚を五秒ほどずれて、意識を聞かされることになるのだ。
まったく想像つかない世界。
これを小説で描かれたら文句無しではまると思う。
17 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/29(水) 00:43:32
ディックのVALISを語るスレ発見
こんなところにあったとは
ワーオおっぱい!おっぱい!
>>16 だが、実際に体験することはおすすめできない。
脳がもの凄く疲れてしまうのだ。ばったりと熟睡するようになる。
幻聴が聞こえるので、誰かに聞かれているのだと思うようになる。
幻聴は、自分の中にある発想とはまったく別の発想を提供してくるので、
第三者が自分に話しかけているのだと信じこんでしまうのだ。
詳しく言うと、絶対に引くと思うので、この辺でやめておく。
自分は一度、日本を支配したと本気で信じているのだ。これは医者にも内緒。
すごいな。よく書いてくれた。
ありがとう。
22 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/01(土) 15:15:30
こどもの頃「七瀬ふたたび」を読んで「テレパスに心を読まれているんじゃないか」という
妄想に苦しめられた事があったな。オレ。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/02(日) 00:47:02
凄い体験談だな。
下手なSFよりも凄く、それに怖い。
問題の無い程度で適当にカキコお願いします。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/02(日) 05:40:36
>>19の人は、文章読めば分かるけど相当頭よさそうだなあ。
なんか小説読んでいるみたいな気分にさせる書き込みだし・・・
久しぶりに感心させられた。内容は相当深刻だが
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/02(日) 18:28:21
SF好きには鬱病気質の人が多そうだー
あぁ、マジに鬱で通院始めた後にディック読んでSFにハマったよ。
パニショ持ちの不安神経症に落ち着いたがワールドコン行く勇気がない。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/02(日) 20:48:42
>>19 を読むとショッカーとかの「世界征服の野望」も
精神病の症状に思えてしまう。
自分と他人との間に絶えず「ずれ」を感じていて、
それを埋めたかったり、似たような感覚を知りたくてSFを読む。
ワールドコン帰り
ニコラテスラガーンズバック連続体という企画を見てたんだが、
テスラはたぶんアスペルガー症候群、電話を発明したベルは間違いなくアスペルガー症候群。
他にも革新的な発明家は神経的マイノリティである。
SF作家もそれに近いのではないか? SFファンもそれに近いので惹かれるのではないかと。
という説が出てきた。
まあ、そういう本もあるし目新しいのはSFファンも含めた点であろうか。
>>28 なんかそのまんまだね。
30 :
28:2007/09/02(日) 21:32:23
>>29 レスありがとう
このスレの存在は、ちょっと救われる気がする。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/02(日) 21:42:54
>>29 アメリカでは精神分析医が大繁盛、みんな当たり前にかかっているとかいうけど
今もそうなのかな。
そのへんの事もしお分かりならお話ねがえれば。
32 :
29:2007/09/02(日) 21:57:33
>>31 いやそういう話は出てなかった。すまない。
ディックの小説なんか見ると多いよね、普通に精神科医が出てくるの。
日本でもそうなってくるんじゃないかなあ。
先天的なものとか精神病というよりも、
特殊な発達の仕方をしていると捉えるようにもなってきているし。
それが「神経的マイノリティ」なんだろうね。
>>28 >>29はなんか誤解されそうな文章だったかも。すまない。
件の、惹かれるファンと同種なのではと思ったので。
たぶん、オレもそうなのかも知れない。
得意な精神構造もったキャラとか好きだし、
>>10もオレのカキコなんだが
精神病や他の病気も興味がある。幻肢痛とかなども。脳内幻と現実の幻の違いとか
若いとき風邪で寝込んだ時に、筒井康隆の『幻想の未来』を読んだ。
変な気分だったし、最後には頭の中で、ストラビンスキーの「火の鳥」の
フィナーレが鳴っていた。
バラードもそれっぽい話が多いですね
何かにとり付かれたような主人公が多い
スタージョンが人間は皆自閉症気味って言ってた
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/03(月) 23:30:49
イーガンの順列都市に出てくる重要人物、ポール・ダラムも
統合失調症だったね。
脳外科手術で治ったように思われるが…というのが物語りの肝。
順列都市は壮大な妄想体系とも言える。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/04(火) 00:04:28
>>36 イーガンは「宇宙消失」のモッドの描写でも感じたけど
精神障害が何かよく分かってる作家だなと思った。
>>15の
>自分が考えることが、自分が考えるよりも早く聞こえてくるようになる
は「意識のハードプロブレム」に一石を投じる物凄さだなと思えた。
なんかで統合失調症は意識のプロセッシング中のフィルタがうまく動かなくなるみたいな説明を見た気がする。
次に意識することの候補がいくつかあって、それが選択されて意識に上ってくるのだけど、
そこがバイパスされるから自分の考えが他所から入り込んでくるように思える、とかそんな感じだったかな。
逆に考えていることが突然欠落するようなこともあって、これは他人に考えを「盗み取られた」と思えるとか。
40 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/04(火) 20:23:12
SFが孤独をうめてくれる
友達でも恋人でも無理な孤独を
友達も恋人もいない孤独の間違いでは?
クソッ
心を読まれてる
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/09(日) 19:51:19
>>39 まあそういう説明があるにしても「意識とは何か」「脳のどこが意識を作っているのか」という
ハードプロブレムは解明はされないね。
突然何を言い出すんだか。
コーヒーについて語ってるのにカップの話をしだす人
うっはー
いい例えを教えてもらった
>>46 いーじゃん個々はSFと心のやまいを語るスレ。
コーヒーとコーヒカップとコーヒーを入れるひとについて語っていいはず。
>>46 いーじゃんここはSFとこころのやまいについて語るスレ。
コーヒーとコーヒーカップとコ−ヒーを入れる人と
それを飲む人と飲んでる宇宙について語るスレ。
ま、作業所の喫茶店でコーヒー入れてるけどね。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/19(水) 04:54:17
欝です。元気がでるSFありませんか。
本当に欝なら休んだほうが良くは無いか
そこまで重症ではあるまい。
むしろ落ち込んでるから元気が出る小説を・・・
と言うならなら良く判る
とりあえずラモックスが思い浮かんだのは何故だろう
欝の時には元気が出る曲より落ち込む曲が良いと聞くから
欝な小説のほうが良いのではないか。
俺はティプトリーを読むとなぜか元気が出ます。
落ち込んでいる特はお気楽で楽しい小説なんかより、
あれぐらいインパクトのあるものじゃないと駄目だな。
というか、下手に明るく楽しいものに触れると、素直に楽しめない自分にいらついて
余計に落ち込んだりするし。
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/20(木) 16:22:02
疲れてるときはラファティ。全作品翻訳してほすい
ラファティは、読みながらロジックを追求すると、却って疲れたことがある。
ま、人それぞれってことで。
58 :
B@a:2007/09/20(木) 17:23:13
むしろ21世紀になってからSFが読まれなくなったから境界例が氾濫していると。
「虚構船団」みたいな思考実験すらベストセラーにした前世紀の青年層が、管理社会で
新世紀の指導者層となったここ数年の国内政策の無軌道ぶりこそ喪の狂惜しけれ。
精神病の軽症化が言われているそうだけど
それは絶対SFの浸透と拡散があると思う。
それはテレパシーだねあははみたいな。
世界は滅亡するよー!そうかもねーみたいな。
60 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/21(金) 14:48:54
精神病の軽症化と言われているけれど、その現象はどうして
起きているのだろうか?
周囲がキチガイになったので相対的に軽症化。
会社からの帰り道、前方で大声で話している女の人がいたんだ。
「そうなのよーそれでねえー!」
携帯の相手と、実に楽しそうに話している。
しかしその姿に妙な違和感と、不安を感じた。
ずっと話し続ける女の人を追い抜いて、振り返ってみると、
女の人は携帯も何も持っていなかったんだ。
違和感を感じたのは、両手をポケットに突っ込んでいたからだ。
かなり前から携帯用イヤホンマイクがあるから不思議でもなんでもないですよ
イヤホンなんてしてなかったぞ
じゃあワイヤレスイヤホンか
ブルートゥースってやつかいな。
なんかサングラスに着いてるのなかったっけ? あれはマイクないから会話にならんか
イヤホンと耳から音を拾うマイクが一体になったものがあったようだが
商品化されてるかは知らない
ブラッドベリならこれで短編一本書けるな
>>50 俺も鬱なんで、まあ書いてみるよ。
まずは、SF系ほのぼの・まったり漫画
・ヨコハマ買出し紀行
・ARIA
・水惑星年代記
・竹本泉(「よみきりもの」第一巻で判断してくれ)
文字だとストレートで鬱展開が無しな奴がいいだろう。
・レンズマン・シリーズの1〜3+サムライ・レンズマン
いきなり、徳間dualのサムライから入っても良いかも
・銀河ヒッチハイクガイド・シリーズの1〜3
・エマノン・シリーズ
・地球の長い午後
とりあえず。たぶん、既読も多いだろうけど。
ここは処方箋スレになったのか?
まあ俺の経験だと、ハードコアなSFを読むと元気がでるな
欝展開とか暗い登場人物とか、絶望的な結末とかの話でも、
SF的な異化作用があるとすごく癒される
というわけでコードウェイナー・スミスを読んでみてはいかがだろう
人間関係がいやになって沈み込んでるときは
ホラーがいいね。 映画だとゴーストオブマーズとかいい。
ひたすら生き残ることだけに集中する状況のやつ。
あと絶対自分の趣味じゃないと思ってた本を読んでみると案外いい。
銀色夏生がよかった。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
鬱の時にティプトリーの
たおやかな狂おえる手に(だっけ?)と
ビームしておくれ故郷へを読むと
ガンガン泣ける
気持ちいいくらい泣けた