帝国でも、その領内の地球には、
「ド・ヴィリエ」ってフランス系の苗字が有ったりする。
作中あまり出てこないだけで、他にも非ゲルマン系の苗字の人たちは
存在していたのでないか(特に田舎では)。
元々ルドルフは、貴族階級にゲルマン系の姓を与えた訳だし
(一般に広まったのは、ゲルマン系・ドイツ系の名前にしないと
余計に税を掛けるとか、バカなことをした皇帝でも居たのであろう)。
934 :
928:2007/10/15(月) 20:02:16
なるほど。ありがとうございました。
過去にも何度か話題になったな、それは。
要するに、作者が「帝国内の平民」も全部ドイツ系の名前にしちゃったから、設定に無理が生じたんだと思う。
作者の意図としては、帝国内をドイツ風の雰囲気でまとめたかったから、敢えてそうしたのかも知れんが。
敢えて脳内補完すると、
1.ルドルフの時代、ドイツ系の苗字を持ってたのは、皇族、貴族、及び
元からのドイツ系の子孫のみで、平民の大半は非ドイツ系の苗字を持っていた。
2.その後、平民の中にも、苗字をドイツ的なのに改名することが帝国への忠誠を示すものとする風潮が広まった。
帝国軍幹部の苗字が平民も含め全員ドイツ系であるのはこのためである。
しかし改名は強制ではないため、作中に登場しない所で非ドイツ系の苗字を持っていた者はいたものと思われる。
3.ハイネセンに同行した人や、ダゴン星域会戦後同盟に亡命した人は、
元々奴隷階級に落とされた人か或いは帝国への忠誠心が薄い人が多かったため、非ドイツ系苗字が多かった。
4.ラープが作ったフェザーン自治領に流れた連中も、独立不羈の精神を持った商人が多かったため、
やはり苗字は非ドイツ系のままにしてる人が多かった。
5.地球の行政についてはあまり描写がないが、「無害なるがゆえに認められた自治権」という描写があるので、
恐らくはフェザーンと同様「自治領」の体裁を取っているものと思われる。
自治領である以上、住民が2.に示されたような「改名への風潮」に乗る必要もないので、
地球住民の多くは非ドイツ系の苗字を保ったままである。
936 :
uaa:2007/10/16(火) 02:48:51
>>935 2→それにしては帝国側の登場人物にドイツ系以外の名前が見あたらないよね。
改名はかなり強制的だったのでは?
3→ドイツ系の名前を名乗ってたが、同盟に亡命してから元の姓に戻したと考えた方が自然だと思う。
ところで、現代のドイツ人にはフランス系の姓がかなりいるけど、彼らの末裔もドイツ姓に改名したのだろうか?
16世紀にフランスから亡命してきた連中の子孫で、フランス姓を名乗り続けているんだけど・・・・
>>936 >それにしては帝国側の登場人物にドイツ系以外の名前が見あたらないよね。
>>935の場合ならそれは帝国の庶民が殆ど出ないからで済むな
庶民でも公務員である軍人は書類上や慣習上の理由でドイツ姓だろうし
キルヒアイスも親父が官吏だからミューゼル家が引っ越してきた時点で
ドイツ姓でも違和感はない
ミッターマイヤーだけ親父が自営業だからこれに適合しないが
同盟が出来た時点で戻したと言うが祖父母位以前に改名政策があったら
自分の本来の姓は解らない可能性高いと思うが
後は血液検査である程度は祖先の人種は特定できそうだから
適当な姓に改名した可能性もなきにしも非ずかな
938 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/16(火) 08:59:50
ワルキューレが母艦から発進直後にジャックナイフのように折れ曲がるのは、
物理的な運動として無理な感じもする。
それと、ワルキューレの本体と機銃の稼動部分の大きさが同じくらいであるというのが、
重量バランスが悪く運動機能に影響しそうな感じがするのだが。
発艦直後から直角に曲がるのではなく、母艦と平行移動しつつ離れる方向にバーニアを吹かす→途中でバーニアとめるじゃないのだろうか
940 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/16(火) 13:20:28
>>939 あの機銃の稼動部分をバーニア(長さはかるノギスの一部とおなじ)というのか。
サンクス。
いやね、発艦直後にああいう動きをすると、バランスを崩すようなことは無いだろうか?
とも思えます。
重力と慣性を制御できる世界だからな。
空母から離れても、離れてすぐくらいの空間は、見えないだけで
なんか重力場が調整されてるのかもね。
>>940 >微動・微調用に用いられることから転じて、ロケットや宇宙船の姿勢制御用のエンジンを
>バーニヤ(あるいはバーニヤスラスタエンジン)という。
>>936 >それにしては帝国側の登場人物にドイツ系以外の名前が見あたらないよね。
ド・ヴィリエは帝国人だってば。
>>938 アニメ板でするべき話題じゃないかね?
ふと思ったんだが・・・
【質問】 ルドルフ大帝のお墓ってどんなもんですか?
新無憂宮に代表されるように派手好みだから、ギザのピラミッドや秦の始皇帝陵より
巨大なお墓だったり・・・(^^)
それとも、アーレ・ハイネセンの像より巨大な銅像とか・・・(^o^)
ルドルフなら惑星1個、いや星系そのものを使った墓を作るだろう、きっと。
ヴァルハラ星系の、惑星オーディンの隣の惑星で、
奴隷が人力で500年ずっと建造中。
完成まで尚1000年は掛かる見通しだったが、
金髪の指示で中止、破壊。
それだったらオーディンの衛星に建造の方がいいな。帝国臣民は夜毎に頭上を巡る大帝を見上げるみたいな。
ま、そんなことはやっとらんだろうな。普通に墓があるのだろう
夜毎、ルドルフの顔をした月がw
「技術的に可能になったら、生き返らせろ」と遺言しておいて、遺体を冷凍保存させておく。
ような人間じゃないよな、ルドルフは。
>>944 オーベルシュタイン級のリアリストであるノイエシュタウフェン公のことだから、
華美にならずといって貧相でもなく権力の誇示にちょうど必要なだけのぴったりしたものを作ったろうよ。
すくなくともハイネセンにある巨大アーレ・ハイネセン立像のようなものは作らなかったと思う。
953 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/17(水) 01:46:09
>>949 それより、ルドルフが精子の冷凍保存をして、
生前に男子ができなかったので、
死後にでも男子をつくれ!
という風な命令をしておかなかったのも不思議だな。
それか、ルドルフのクローンをつくり、
・・・・・
ああ、面倒だね、話が拡張してくるから。
いかなルドルフといえども死んでしまったらそれまでだよ。
あとは生きてる人間がうまく利権配分をやるだけ。
>>953 そう言う手法は、ルドルフ的には「健全ではない」のではないかな。
だから、銀英伝時代にもそう言う手段が常識として出てこないと(例:疾風夫妻
同盟側でも考慮されないってのは、いまいちわからないが。
技術自体が消し去られたにせよ、同盟側で復活させそうだし。
サクッと義肢がつけられるぐらい、サバネティック技術が進歩しているなら、より完璧な再生を目指すだろうね。
腕や足は人工物でも取り替えた方が早いだろうけど、内臓なんかはその場しのぎ以上は難しいだろうし。完璧な人工
臓器を作るより、クローニングで再生した方が確実。わざわざ困難な方に進んだというのは、生命工学に対するタブー
がよほど強かったんだろうねぇ。
>同盟側でも考慮されないってのは、いまいちわからないが。
銀河連邦時代に生命工学へのタブーがそうとう強固なものになっていたか、同盟で再研究される前に帝国との戦争で
既に確立して即使用できたサバネティック技術に偏重しているうちに廃れたか。
無敵のサイボーグ戦士だの
人の脳を搭載した宇宙戦艦なんぞ可能になったら
世界観が壊れる
無敵のサイボーグ戦士は活躍する場が非常に限られ、策に破れる。
人の脳を搭載した戦艦も万の数の艦隊の一隻で、やられる時は一瞬。
……壊れないじゃんw
>活躍する場が非常に限られ
んなこたあない。暗殺が極めて難しい権力者や、
滅多な事で戦死しない軍人が有り得るようになるな。
>策に破れる
中身がオフレッサーだけならそうだ。
>人の脳を搭載した戦艦も万の数の艦隊の一隻で、やられる時は一瞬。
可能なら量産するに決まってんだろうが。
通常、1個艦隊につき150万人以上のスタッフが要る筈が、
遥かに減らせるぞ。
サバネティック技術が向上している世界は、
脳の能力を機械的に強化できる筈だから、
軍艦1隻を1人で制御できるサイバーオペレーターが可能になってしまう、
と言うべきかな。
それに、機械化兵士の方が強い状況にもなるだろうし、
敵味方淘汰されて、現場はそんな連中ばかりになるだろうな。
>クローニングで再生した方が確実。
今なら、幹細胞やらES細胞やらがどうたらかね。
患者の脊髄から取ったそれで、当人の、虫歯で消えた永久歯を再生とか、
潰れた目を再生とか、射程距離になっているらしい。
>>959 んなもん、全部「程度の差」じゃん。
サイボーグじゃなくても、ずば抜けた個人防御装置ができて、死ににくくなるのとどれだけ違う?
オフレッサー程度じゃなくても、一方の頭がよければ、ハメ手でアボーンは普通に起こる。
量産して数が増えても艦の性能が上がるわけでもなく、指揮官の程度でそれなりの数の戦死者が出ることには
変わりない。
銀英伝の戦闘は歴史上の戦いの数を水増しした引き写しであるが、その水増し率が少々変わるだけの話。
>ずば抜けた個人防御装置
この場合、「史実」で出て来ていないものを
比較対象に持ち出されてもな。
>量産して数が増えても艦の性能が上がるわけでもなく、
指揮官の程度でそれなりの数の戦死者が出ることには
変わりない。
自動操縦の精度が上がるから、格段に人手を節約できるってばさ。
よって戦死者の数も比較にならならくらいに減る。
人手を節約できると、例えばアムリッツァでの同盟級の大損害も、
経済的事情はさておき、物理的には、艦艇の再建だけで回復できるかもな。
本来ならスタッフも莫大に要るので、その育成に何年も掛かるし、
そもそも人手自体が枯渇している状況だから早々簡単には再建できないが、
この場合、スタッフの補充が問題になる前に、
民間での人手枯渇問題自体が無いかもしれない。
>>963 >よって戦死者の数も比較にならならくらいに減る。
訂正。「よって戦死者の数も比較にならないくらいに減る。」
「人が死ににくい戦争」が常態になると、
戦争についての考え方自体が変化してくるかもな。
交通事故で死者が年間数万出る程度で自動車全廃を唱える奴はいないのと同様、
戦争を否定する人間も極小数になるかも知れん。
そしてここまで来ると、物語のテーマに関わってくる。
>>966 自動車は基本経済の発展を促進するものだけど、
戦争は長引くと(たとえ徴兵数が減っても兵器やら何やらで金がかかって)国をガタガタにする。
なんだかんだいって、大規模な戦争は悪者扱いのままだろう。
>兵器やら何やらで金がかかって
>悪者扱い
いや、あの世界のあの時代では、戦争は、
「史実」でも、経済の常態に組み込まれていたと思う。
150年も続けていたんだし、アスターテなどであれだけ人死にが出ていて、
イゼルローンを奪取した状況になってもやめられなかったわけで。
当時の同盟政権の愚劣さも有るだろうが、基本的に、戦争をするのが普通で、
それをやめる訳には、なかなかいかない経済システムになっていたのでないか。
>>963 全部、元々出てきてないもんだろ。バカか?
>自動操縦の精度が上がるから、
その根拠は? そんなん設定次第だぞ。「ばいおこんぴゅーた、すげぇ」の人なのか。生の脳で制御してるってことは
人が制御してるのと本質的に変わらんぞ。性能が上がるかは脳の性能と訓練次第。バラつきが大きくなる分、万単
位の艦隊統制という面では手間が増えると思われ。
>格段に人手を節約できるってばさ。
その分数揃えたら、同じこと。また、整備など後方支援の手間も増えるから、単純に省力化されるとは言い切れない。
>>968 確かに多少は組み込まれているがヤンが士官学校入る時点で
バランス維持出来なくなってるし(奨学金の廃止)
アスターテ前にはホアン=ルイが言うように
人的経済的負債が限界を迎えていた
百年戦争と一緒で常時大規模な軍を展開してないようだし
経済システムの根本レベルには組み込んでないだろう
>バカか?
仮定への反証として仮定を持ち出すのは、きりが無いから禁じ手だ。
ただしこの場合、「ずば抜けた個人防御装置」てのは、
高度なサイバネ兵器と同系統じゃないかと思うけどな。
>その根拠は?
この場合、脳の能力を機械的に強化出来ているほどに
サイバネ技術が発達しているとしたらって前提だからだ。
>その分数揃えたら、同じこと。
つまり、数百万隻の大艦隊か? めっさ金が掛かるだろうから、有り得ないと思うがな。
>また、整備など後方支援の手間も増えるから
それこそ根拠が無い仮定だな。
まあ何よりな。
バトーさんみたいなのが、フツーにうろうろしている情景は、
単純に、「銀河英雄伝説」のものじゃないと思う。
>970
年に何度かの出動とか、恒常的な軍事活動が経済システムへ組み込まれてるのが云々という描写があったと思うが。
程度の問題かつ(作中で)近年非常にまずいことになってきたっていうのは同意。
ただ、ホアン=ルイのはアムリッツア前ね。
>数百万隻の大艦隊
作中の「史実」でも、国の人口スケールだけから見れば、
軍の人員と艦隊の総数を、もう一桁くらい増やせるのではと思う。
帝国250億、同盟130億。それが150年も戦争しているのだ。
総人口の1%が軍人でもおかしくない。
どちらもそうしていないのは、それだけの莫大な規模の軍隊を、
経済的に維持できないからだ。
偽悪的ジョークとわかっていても、「アイアンマウンテン報告」とか読んでたら、
銀映伝の同盟側の戦争に対する姿勢とか、苦笑してしまうな。
>>971 >高度なサイバネ兵器と同系統じゃないかと思うけどな。
だから、比較になるんだろ。「他にも方法はある」と。
>サイバネ技術が発達しているとしたらって前提だからだ。
だから、それは艦の性能=戦闘力とは直結しないって。100倍に強化できても、100人のクルーが乗ってるのと同じで、
艦の火力が増したり、速力が上がるわけじゃない。
>めっさ金が掛かるだろうから、有り得ないと思うがな。
人が乗っていた場合の、人件費(育成、保障他)を考えたら、あまり変わらんかもな。生命維持システムなどが大幅
に省略できる分、艦の単価は下がるし、コストパフォーマンスは上がる。人死が減る分、人的資源の消費もない。
長期的に安上がりと判断されるかもしれん。
>それこそ根拠が無い仮定だな。
生脳みそ摘んだシステムの中枢部は必然的にデリケートになるだろ(技術の成熟度で変わるにしても)。整備時の
取り扱いも、コンピュータの部品外すようにはいかん。
>>972 最初にそう設定されて、スタイル、世界観として徹底された物に我々が馴染んでいるに過ぎない。
977 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/18(木) 16:12:28
新銀河帝国発足時、貴族どもの財産没収して
国庫に入れたから財政的にバッチリだったらしいけど
金流通しすぎてインフレにならないだろうか
資産を国庫に入れるのと市中に金を流すのは違うと思うのだが。
金を金庫にしまっても何の役にもたたん
それでモノを買わないと(市中に流さないと)
>>979 国庫に入れる=貯金じゃないんだが・・・
徳川的発想だな
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
階級呼称ですが、
帝国軍では、
艦隊司令官は海軍的な呼び方、
例えば、Grossadmiralミッターマイヤー、Generaladmiralミュラーなど(←日独混合でスンマソン)
陸戦的(白兵)なものは陸軍空軍的な呼び方、
例えば、Generaloberstオフレッサーなど
と、海軍的なものと陸軍空軍的なものの2種類の階級呼称が混在してたのですか?
佐官以下の階級も含めて。
参照:ドイツ軍階級表
http://www.ne.jp/asahi/masa/private/history/ww2/class/germany.html 同盟側も同様に、
艦隊司令官のヤン元帥などは、Fleet Admiralヤンなど、(←日英混合でスンマソン)
白兵戦の専門家のシェーンコップ中将はLieutenant Generalシェーンコップなど
と、海軍的なものと陸軍空軍的なものの2種類の階級呼称が混在してたのですか?
佐官以下の階級も含めて。
日本語なら「大中少准」で分けるだけなので、こういうことは無いのですが。