>>498 こーゆーことなのかっ!
『ニューロマンサー』
ウィリアム・ギブスンによるこんな長編小説がある。この小説のあらすじを娘に聞かれ、困った男が
近所に住む自称『物知り』の隠居のところにあらすじを訊きに行った。ところが、隠居もこの小説を
読了していなかった。困った隠居は、即席で話を作り何とかその場を取り繕う。
大方の予想を裏切り、21世紀の終わりに戦争根絶を成し遂げた人類は
大きな災禍もなく、以降の数世紀の間平和の時代を享受していた。
だが安逸のうちに人々の感性はすりきれて退廃し、
善良な市民までもがドラッグや殺人サバイバルゲームに刺激を求めるようになっていた。
そんな中、連続してティーンエイジャーが失踪するという事件が発生する。
主人公の刑事は、彼らが失踪前「新しいロマン」と呼ばれるドラッグを手にしていたことを突き止めるのだが・・・
しかし、これだと『サー』が残ってしまう。それを突っ込まれた隠居はこう答えた。
「「新しいロマン」は俗称で、FDA審査時のコードネームが『サー』だった」
wikipedia「ニューロマンサー」より