銀英伝 一行リレー小説外伝9 -イエスですわ、閣下-
1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
全スレから突入してきたグリルパルツァーとクナップシュタインが華麗に2ゲト!!
疾風の2ゲットを阻止して挙式を敢行したヤンは、
新妻との甘い夜を・・・と、そこへ帝国軍襲来の報が飛び込んできた!
いかなる敵をも夜があけるまでには看破する!
・・・しかしオナニー性遅漏のヤンの夜はなかなか明けないのであった・・・
その晩も実弾発射が無かったヤンを戦略過多、戦意過少と評したのはロイエンタールであった。
彼ら帝国軍は、前スレでのアムリッツァ侵攻の報復として、すでにイゼルローン回廊外縁部へと侵入していた。
「目には目をだ、キルヒアイス。彼らが侵入した分、こちらも侵入させてもらおう。」
『目には目を』と言うわけなので、キルヒアイスは回廊侵入から15分で撤退を進言した。しかしすでに、迸る熱いトールハンマーが
突出した黒色槍騎兵の半数を原子に還元してしまっていた。ヤンは、「砲手、旗艦を判別できるか」と
問いながら、右手を激しく動かしていたが、第2射以後のエネルギー充填は至難であった。
「こっ、こうなったからには、不本意ながら下ネタもやむを得ぬ。この私の自家発電で!」
帝国軍の応射は苛烈を極めた。
何故ならイゼルローンの外壁には、
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 08:09:27
お口で溶けて手に溶けないM&Mチョコレートがコーティングされていたからだ。
と、その間にトールハンマーの再充填が完了。熱いエネルギーが、ブリュンヒルトへ向け一直線に
放たれようとした瞬間、エネルギー漏れが発生し
狙いが外れて戦艦バルバロッサへ向け、白熱するエネルギーの濁流が走った。そして、
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 12:06:35
白濁するエネルギーはバルバロッサを赤い船体を
原子に還元した。
キルヒアイスは直前にカプセルで脱出し難を逃れたのだが、カプセルはマリノ分艦隊により拿捕されてしまった。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 13:46:12
だが、直後にマリノ分艦隊はガイエスハーケンの白濁するエネルギーで原子に還元してしまった。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 14:16:27
帝国、同盟の間で「白濁エネルギー禁止条約」の締結が検討され始め
あらたなエネルギーとして期待されているのが、
26 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 14:31:34
民衆から無限に生体エネルギーを搾取する新システム、「ヲラにみんなの力を分けてくれシステム」だった。
が、そんなことは面倒なヤンは、かわりに白熱するエネルギーをブリュンヒルトに叩きつけた。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 16:29:23
しかし、ブリュンヒルトの外装は、鏡面処理が施されているため
キラリと光った後にブリュンヒルトは原子に還元した。
こうして、ラインハルトとキルヒアイスはこの世から永遠に失われたかに見えたのだが、
二人の魂は輪廻の輪をくぐり、輝くコガネムシと真っ赤な金魚として生まれ変わり
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 17:28:31
両方とも火の鳥に食われた。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 19:26:40
かくして、技術畑初の元帥を目指すシャフトによって、火の鳥の糞から人間を再生する試みが開始されたのである。
が、過激な人体錬成が成功する筈もなく、
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 19:52:44
シャフトの研究施設共々白濁したエネルギーに包まれて原子に還元した。
シャフトは1923年のヴァイマル共和国のミュンヘンに飛ばされ、
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 20:33:37
農民一揆に参加した。
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 21:37:47
そこには原子に還元したはずの、ビッテンフェルト、マリノ、キルヒアイス、そして、ラインハルトがいた。
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 21:38:02
そこで、ちょびひげの男と出会い、
それが何年か後に独裁者となる男、アドルフ・ヒトラーだ、と言うことが分かったラインハルトたちは、
彼に媚を売って、高い地位につくことに成功した。
42 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/06(水) 23:00:21
だかそのころ米国では、第32代大統領選を勝ち抜いたダルマチアン・フォン・オーベル一世が
日本への外遊中に大地震に見舞われ、本国へ帰れなくなっていた。
そこへ颯爽の現われたのは孤高の女王ブリュンヒルトであったが、
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 13:55:41
火災旋風に巻き込まれ、閃光と爆風を残して消滅した。
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 14:05:54
そのころ、朝鮮人暴徒に捕らわれたダルマチアン・フォン・オーベル一世はポシンタンにされようとしていた。
そこへ突如姿を現したのは、原子に還元したかと思われたバルバロッサで
ジャック・バルバロッサ・バンコランとして生まれ変わり
かわるがわる暴徒の尻穴を撃沈させたという報がもたらされ
ダルマチアン・フォン・オーベル一世は狂喜して脱糞した。
一方、地上では、
>>45による惑星全体の放射能汚染により、奇形児の誕生が続出した。
例えば、左右の目の色が異なっていたり、生まれつき両目が無かったり、四肢が無かったり、逆に足が1本多かったり、頭部がくっついた双子だったり……
また中には、一つの脳を2人で分け合っているが、外見は一人の健常な人間という不遇極まる奇形児もあった。
こうした事情から、劣悪形質排除法の成立を拒むものはおらず、宇宙暦803年に発効した。
まずデブは劣等人種であるとして、パトリチェフが岡引に引っ立てられ
その次にロリコンも異常性癖であると、ケスラーがスケバン刑事に逮捕され
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 19:32:32
た。だがシスコンの容疑でラインハルトが逮捕されるに及び、
オカマヘアーは同性愛者の証拠であるとメックリンガーが
逮捕されるのも時間の問題であった
さらに、アイゼナッハは失語症と診断される寸前だったが「チェックメイト・・・
」の一言で難を逃れた。また、ミッターマイヤーが早漏のため収監され、
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 21:48:31
こちらは本当だったのでそのまま殺処分された。
「来世ではAV or 汁男優におなりください。それで、バランスが取れるはずです」
とチュン・ウー・チェンから死で際に諭されたので
おとなしく天上へ行くとそこにはすでに金銀妖眼容疑で殺処分されたロイエンタールが待っていた。さらに、
62 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 23:15:54
肥後の猟師に鉄砲で撃たれて、猪鍋にされたビッテンフェルトが
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 23:20:43
「連年、失敗続きにもかかわらず、そのつど階級が上がる奇跡の人」と書かれた名札をつけ、天上の門をくぐった。
また、腐女子であるという理由でマリーカが、汎用人型決戦兵器であるという理由でエヴァンゼリンが、それぞれ収監された。
彼らには、ヴァルハラに片足を踏み入れた代アニを支援するという聖務が課せられた。
「だが、一言で支援といっても、どうしろと言うのだ。こちらへ引きずり込むのか?それとも突き放せば良いのか?」と問いたのは、他ならぬ
代アニ自身であった。つまり彼は、全員もろともヴァルハラへ来るべきか、自分だけ来るべきかと問うたのだ。
だが、回天篇に突入するにあたって全員がヴァルハラに来ることにしたところ、
69 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/08(金) 15:38:19
実際にはヴァルハラ(天国)に行けるヤツなど一人もいなかったので
虚圏?
二次会は地獄で行われることとなった。
「じっ上官殿っ!にに二次会は無礼講と通達がありましたが、本当でありましょうかっ!?」
「そのとおり。拘束用品、バイブ、鞭、蝋燭もこの通り、揃えてあるぞ。」
その答えを聞いて、下級兵士たちから歓びの雄叫びがあがった。
「これは、地獄の中のヴァルハラやー」と彦麻呂並のテンションで叫んだのは
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/08(金) 20:15:05
ヴァルハラから地上のジョン・レノンを射殺したことで有名な、ラウディッツ中佐であった。
だが、「狙撃大隊って何すんの?」とカルナップに突っ込まれ、
彼は、レーザー水爆ミサイルで乗艦中の重要人物を狙撃するのだと大雑把に説明した。
「では卿に頼みたい事があるのだが・・・」と口にしたのは、
ミッターマイヤーだった。「極低周波ミサイルには誘導装置がついていない。そこで、卿の力を借りたい」
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 11:58:05
こうしてミッターマイヤーに連れられて、ラウディッツ中佐がハイネセンに到着したのは、宇宙暦799年5月5日であった。
2人は帝国軍の軍服を着用したままだったので、
……とはいえ、ベイオウルフの艦内であれば何の問題もない。
「……直ちに武装を解除せよ。返答まで三時間の猶予を与えるが、その前に余興を見せてやろう」こうして、ラウディッツに一つの命令が下った。
まず余興として、ラウディッツ中佐はおもむろに
「パンパン、スパパン、
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 14:34:51
とトリューニヒトを撃ちまくり、
満場の拍手を浴びまくった。
ラウディッツ中佐の余興がハイネセンポリスで大流行し、
連日トリューニヒトが射殺されたため、ハイネセンは深刻なトリューニヒト不足に陥った。
しかし、トリューニヒト不足はフェザーン商人の買占めの影響もあるとにらんだ、人的資源委員長ホワン・ルイは
トリューニヒト輸入のためフェザーンとの交渉を特使オーデッツに任せ
ハイネセン全土のオーデッツ氏全員がフェザーン自治政府との交渉に赴くこととなった。
94 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 21:29:42
フェザーンでは、トリューニヒトが豊作で
アッシニボイヤー渓谷のトリューニヒト農家、シューマッハは
余剰分のトリューニヒトをトラクターで粉砕せざるおえない現状を嘆いた
廃棄処分すれば、1kgにつき2.7帝国マルクが支給された
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 22:42:00
一方、イゼルローンでは、ユリアンが大豊作で、
「粉砕せざるおえないだと?帝国軍人にあるまじき無能さだ!それを言うなら、せざるを得ないだ、愚か者!幼稚舎からもう一度やり直せ!」
「閣下!今の御言葉で、
>>95が舌を噛んで自害致しました!」
100 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 23:36:20
と、報告が入っている隙に100をかっさらったヤンは
ユリアンの廃棄処分のため、産廃施設を検索した
大量のトリューニヒトを運んでくるフェザーン船団を拿捕ないし完全破壊すべく
多数の帝国軍狙撃兵大隊が、
>>102のために動員され
こうして、トリューニヒト輸送船団は、白濁するエネルギーの中に消えたのだった……
なお、101と102のタイムラグのよる事故については、密かに同盟のバウンスゴール、帝国のシャフトの両技術将官が連携して防止策の研究が行われ、
とりあえず朝鮮人を排除すべしという結論に至った。
だかそれ以前に韓国面に堕ちた
>>106が排除されたため、
トミノ・ヨシユキを絶対神とした宗教団体が地球教に打って
変わって銀河を席巻し
た。信者は盛んにユリアンを消費したため、余剰ユリアン問題は解決したが、
相対的に過剰となったカリンが青春の色々なものを持て余す結果となり、
シェーンコップとポプランにアッテンボローの3人が、カリンの動向が気になり落ち着かなかった
なぜなら3人ともカリン先物相場に大金をつぎ込んでいたからだ。
しかし、市場のコンピューターが過負荷のため白濁するエネルギーに包まれ、巻き添えを食らったアッテンボローが
1898年のロンドンにタイムスリップしてしまった。そんな彼の前に勃ち裸ったのは、
115 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/10(日) 23:05:45
伊達と粋狂の開祖、ジェラード・アッテンボロー氏であった。
しかし、誰もがアッテンボローの事など忘れていて、皆カリン先物相場に狂喜乱舞していた。
117 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/11(月) 15:19:13
相場は全て、フェザーン資本で操られているとも知らずに
買い注文が次々に入り、カリン相場は実態と乖離した上昇に継ぐ上昇を見せた
しかし
>>117の市場操作のため資金が、紙幣乱発によって捻出されていたことが発覚!
120 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/11(月) 23:26:43
まもなく宇宙は、殺人的な大インフレに陥った。まず、一夜にしてヤンの給料が10倍になり、さらに
物価は100倍になった。
かつて、ビュコックと一緒に地球教に出会ったベンチに毎日横たわって眠るヤン
は既に神様を信じきっていた。
そしてベンチの傍のスタンドでは失業したマシュンゴが
フィッシュ&チップスと共に聖地球教新聞を売り
一日7万5千ディナールも稼いでいたのだが、
自分が売っているフィッシュ&チップスは、ひとつ725万6千ディナールであった。
この事実にドーソンが怒り心頭を発し、
「心頭滅却すれば火もまた涼し。マシュンゴ准尉!心頭を滅却してみせよ!」と
亀頭を滅却してみせたところ、
そこには巨大な黒いクリト
クラがそれはもうとてつもなく大きな玉子焼きを作っているのでした
クリトクラはロシア人の美少女で性格は尽くし型としておこう。
133 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/12(火) 15:30:11
一方、カリン相場は大暴落し、
かりんとう製造業者は頭を抱えています
ハイネセンの道端にはカリンが大量に打ち捨てられていたが、誰も見向きもせずに
阿波踊りを踊っていた。
137 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/12(火) 17:10:07
プロのダンサーでもあるドミニクは、その下手糞な踊りに耐えられずに
持っていた拡声器でルビンスキー音頭なる音楽を流し、自ら踊り始めた。
後に「ドミニクのええじゃないか運動」と言われる大衆狂乱現象の発端がこれだった。
一般に流布したその形態は、ヤンとラインハルトが叩く太鼓の周りで主要キャラがゆかた姿で踊るものである。
だが、この踊りの真の目的は地下に潜ったルビンスキーを燻りだすもので、
幾万もの群集が憑かれたように舞い、踊る。その激しいステップが大地を踏みしめ、こすり、忽ち濛濛たる砂塵が舞い上がったが
まさにその足裏の摩擦により生み出された膨大な熱量がぶ厚い岩盤を通してここ恐竜たちの最後の楽園たる<失われた世界>に迫り、
辺りには俄にきな臭い煙が立ちこめ始めたのだった。
…そして長かった夜が明けた。周囲は朝モヤが静かに立ちこめ、昨日の喧騒がウソのようだ…カリンは昨夜の査問会で疲れた身体を癒していた、その時…
ルビンスキーは地上を嘲笑っていた。「一行で書けないようじゃ、まだケツの青いひよっこだ。おととい来やがれ」
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/12(火) 23:06:24
「おまえも一行で書けて無いではないか!」ロイエンタールは怒り狂い、
ロイエンタールのモニター事情の貧しさに全米が泣いた。
上3行の連携に銀河中が大笑いし、一時的ではあるが宇宙から戦闘がなくなった。
トリスタンのブリッジで「主砲性射3連ミッドナイトパーティー」に明け暮れていた…ところが、
という長い名前の帝国軍
パーティーの主菜エビオスで喉を詰まらせ、
吐き出されたエビオスがトリスタンの艦橋を埋め尽くし、それに滑って転ぶ
兵卒が続出したが、「これで俺達も主役だ!」とばかりに1行かぎりの見せ場に全力を尽くした。
というお話だったのさ。
乳母は静かに絵本を閉じた。おとなしく乳母の話を聞いていたアレク大公とフェリックスは、
うつろな目を宙に据えている。重度のユリアン中毒患者特有の症状だ。
この事態を最も憂慮したのは他でもないあの方であった、それは帝国の重鎮、
エミール終身執政官である。
彼は度重なる医療過誤のため帝国医学会を終われ政界へ華麗に転身し、
寡婦となったカイザーリンを下半身の実力にて制圧し、
ラスプーチンの再来と呼ばれるに至った。
そんなエミールに国政を壟断されることを危惧した弱冠2歳のフェリックスは
やはりうつろな目で虚空を見つめるのみであった。
Fin
銀座の歴史がまた1ページ
第二部
Finとは、Free Interplanet Negros という黒人協会の略号である。
その黒人協会のあるビルから、ルイ・マシェンゴ少尉は軽いステップで表に飛び出した、そして一言…
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/13(水) 20:48:18
「ユリアンについていけば、一生食べていけるぜ」
ほう、それは面白そうだとシトレ元帥は飼っていた蜂とともにイゼルローン軍に加わった。
それは帝国軍も黒人を雇用するように訴えるための
3泊4日の「ぶら〜り!!湯けむりオーディンの旅」のハズだったのだが…
だが新皇帝、ダルマチアン・フォン・オーベル一世はこれを拒否。ユリアン一行を地球送りにしてしまった。
番組タイトルの「ぶらーり」に秘密があった。すなわち
七つのぶらーりの下に実るドラゴンたまたまを集めると
一つだけ願いがかなうという秘密が隠されており
それを知った一同はちょっとわくわくしてきたのだった。
掴もうぜ!!といいながら、マシュンゴとシトレは帝国領土中を掴んでまわり
気づいたらもう夕方だ。
ラインハルトはおもむろに、エミールを力士のコスプレをさせ
「これだ、これでなくてはな!ロイエンタール、俯角30度、2時方向に
照準合わせ!全官精射三連!」
ここでCM
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/14(木) 00:21:10
しかし、その命令を敢行できたのはミッターマイヤーだけであり、残りは射精二連が精一杯であった。
ところがミッターマイヤーはその異名通り疾風であり、
連射はしたが悉くはずすのであった・・・
一方ヤンは
ひとりラインハルトのこの構想を看破していたが、どうしてもコタツから出るのはイヤだったので仕方なく
「江戸前の旬」を読みながら寿司職人に転職しようかと悩んでいた。
だが所詮そんな夢想が長続きする筈もなく、くたびれた漫画ゴラクを「酒のほそ道」まで読み進めるに至って、遂に
梁にぶら下がる決意を固め、ロープを買うために購買へ向かった。
対面のラインハルトがコタツの布団の部分を自分方面に
ズルズルと略奪していくのを眺めるしかなかったのだ
(彼の戦略は読めているのに…いつも十分な量のみかんが無いんだ)
その様子を物陰から
さて、購買でロープを手に入れたヤンはそれを足に結び付けるとフーディニよろしく梁からぶら下がってみせた。
それを目にしたものは誰一人としてなかった。この年を、人類史における悲劇の年と位置づける
「
>>189!
>>190!卿ら!1行で書くのだ!」と、ヤンの隣にぶら下がったラインハルトは絶叫した。
カメラ片手に見つめるロイエンタールであった…「ミッターマイヤー、卿が来るのを待っていたのに、間に合わないじゃないか…」その時、
歴史が動いた。
「さっきからつながっていない!!!」絶叫しながら百合案は飛び起きた。「夢か…」
「また夢オチでホークス優勝させてしまった…」
銀歯の歴史がまた1ページ…
さて、ユリアンが人知れず夢オチをつけてた頃、惑星フェザーンでは…
ルビンスキーが陰毛を頭頂部に移植させる手術に成功し
アイゼナッハが一升ビン片手に、
マシンガントーク100連発だった。後世の歴史家が
「無粋な泥水噴いた」と記したその歴史書には
ヤフオクで535円の値がついた。とはいえ
この時代、ヤフオク上の535円とは1.05億帝国マルクに相当するものであり、
コメント欄にはVIPerの攻撃が続いたのであった
が、落札者の殆どが投資目的であったため、
やはりうつろな目で虚空を見つめるのみであった。
Fin
その頃、イゼルローン要塞ではフレデリカが一年ぶりに料理をしようと
するのを思い止まらせようと、ユリアンとヤンが必死の説得をしていた。
Fin
(朗々と歌い上げる宇宙オグラケイ)
また終了厨が沸いたのかw
夏休みと年末になると必ず沸くね。
と、憂国騎士団の徒弟が言うと、
「待て、同志トリューニヒトの終了厨への見解はまだ聞いていない」と幹部がそれを制した。
と思いきや・・・
>>214を受けて「そうか、そういう季節なのか」と、今年から参画したスールズカリッターが一人ごちるに至って、それを見兼ねた
ビュコックが一言。
「もっとわかりやすく端的に」
端的に言うと、また二行だ。
それを聞いたアッテンボローが鋭くツッコミをいれた…
「fin」と・・・
だが「まだだ、まだ終わらんよ…」とケスラーが、
腐女子マリーカの手をとり、憲兵隊に古くから伝わる…
公開セクロスを行った
セクロスとはかつて地球で行なわれたラクロスに起源を持つ球技である。
と、思いきや、要はセックスである。
だが球技である。
しかもスティックを用いたもので、
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/14(木) 15:37:28
プレーヤーは一対一で
男性器を女性器に挿入するゲームである。
だが、近年では
陰茎を膣に挿入するのが主流である。
Fin
策謀編スタァートゥ!!
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/14(木) 16:47:13
「私をお呼びですか?」とオーベルシュタイン
「あぁ」そう答えたラインハルトの顔には影があった。なぜなら
キルヒアイスが対面より卓上電灯をあてていたからである。
「ふふふ…。語るに墜ちたな年末厨め。正面からの明かりでは顔面に影は出来ぬわ!」
「ふ…ばれたとあっては仕方がない!」ラインハルトの仮面を脱ぎ捨てた年末厨は、
241 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/14(木) 17:58:00
ヤン率いる討伐軍により制圧された。
という内容のエロゲーを終えて、不信に思ったラインハルト本人は
「とりあえず、一発抜いてから寝よ」と、
声にだし年末厨の隙を伺った。取り敢えずエロい事を喋りながら年末厨の気をそらし、殲滅の策を練るのだ。
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/14(木) 19:45:26
ビッテフェルト「CMも一行でするのが、江戸っ子の粋というものだ」と銭湯に出かけ
おのれ!年末厨め!このような愚劣なものを!
と一人、シャルロットの裸体を思い、しこるユリアンであった・・・・
※以降 下ネタは自動スルーで どうしても続けたいかたは ピンクでやって
ことわる
だめ
だがこの厳しい249規制により陛下ネタや殿下ネタ、さらには閣下ネタなど50ネタがスレに参加できなくなり、後にやらせとして非難されることとなった
こうして全宇宙が混乱に陥るなか、同盟では帝国領侵攻論が急速に沸き上がり、
その特攻突撃隊に年末厨を徴用する案が提出されていた。その神出鬼没さと、恐れを知らぬ大胆さ、そして恥を知らぬ無知な行動力が評価されたのだ。
そして年末厨の調教の任に当たったのは同じ動物仲間のビッテンフェルト。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 00:27:57
早速オナニーをした。
「ふむ。オナニー厨か…。」ビッテンフェルトは眉をしかめた。「あまり戦闘力はないな」
そうして後世の歴史家が辛辣に非難する「メカ☆オフレッサー計画」が開始された。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 00:48:34
そして世界は破滅した。
ガイエスブルクで射殺されたオフレッサーをサイボーグ手術で蘇生させるというその計画は、
全銀河の期待と憶測を呼んだが、さて遂にメカ☆オフが立ち上がるその日が来てみると
オフレッサーの長所は体そのものであって、脳のみを移植するサイボーグでは金の無駄だと気づき
とりあえず股間にドリルを実装した。
こうして全宇宙で最強の股間を手に入れたオフレッサーは
ガイエスブルクの地表で「しっこくしっこく」を死ぬまで繰り返すのであった・・・・
そのせいで、必ず白兵戦に出撃すると秒殺されるオフレッサーとなり
性格も丸く穏やかで人に優しくなってしまい
アンネローゼの第一の理解者としてラインハルトに感謝されるのであった。
股間はドリルだが。
こうして次第にラインハルトに重用されるオフレッサーを妬んだキルヒアイスが
股間に淫獣の触手を移植してほしいと軍医に依頼。
この手術のため招聘された、淫獣の権威たるキクチ博士の指導のもと
ピカチューが装着されるのであった・・・
手術を受けたのだが、淫獣ではなく陰獣の手を移植されてしまい、
「せめて前の文章にあわせようや」とメックリンガーがクビを振る中、
ジェシカ・エドワーズをはじめとする大勢の同盟市民が「下ネタのないクリーンなスレッド作り」を訴え続けるのであった…
だが、その同盟市民を路地裏に追い詰めて蹂躙しようとした憂国騎士団たちは
青春の色々なものを持て余す結果となり、
盗んだバイクで
走る出す
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 15:51:59
そばを出前していた
「またカブったな…」メックリンガーは、手術台の上で下半身を曝しながら嘆息した。
オーディン市街地にあるゼッレ・クリニックの手術室である。
その手術室の前、祈る様な表情で座っているそ人物こそ…
「書き込む前にはもう一度読み直すことが肝腎だよ」メックリンガーは手術台の上で再び嘆息した。「手術は何時になったら始まるんだ?」
今から開始しますと軍医が手術開始。
3分後に、
出前にとっていたラーメンライスが手術室に来た。
「まずいなぁ・・・」
と思ったその時。我知らず軍医の口から漏れた一筋のラーメンが
輝く金色の
絨毯に降り立つ蒼い服の
オフレッサー上級大将の舌によって受け止められた
鮮烈な色に包まれる様な
軍医とオフレッサーの情事
を垣間見たエミールは、恐怖のあまり白髪と化した。
その白髪が伸びる。伸びる。
いつしか世界は白い毛に覆われた!
298 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/15(金) 22:12:27
いくらトリートメントしても追いつかない。
赤毛にしてパンチパーマにしてみたら
余計うっとうしくなった。
銀河の歴史がまたタウンページ
を版おくれの辞書の中だけの存在にしていた頃、ヤンは新妻との甘い夜を
思い出しながら、実は腹が減っていた。
そうこうしている間にも、同盟では帝国領侵攻論が最高評議会にまで沸き上がり、
長引く話し合いの最中、
レベロとホワンとトリューニヒトが投票箱の前で牛歩戦術をとり
餓死していた。
だが牛と見えたのは実は件であり
間違いに後悔しつつも、三月兎亭にローストビーフをメインにしたコースを食べに出掛けた…
ノーパン洋食店、三月兎亭は
玄関入り口でネグロポンティが牛歩戦術を取り、客の入店を妨害していた
だが、運悪くビッテンフェルトの入店を妨害してしまうネグロポンティ…猪突VS牛歩の艶めかしい戦いが幕を開けた…
そんな艶かしい戦いを店内から観戦していたヤンは只管ビッテンフェルトに声援を送りつつ
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 02:09:39
ステージ上で繰り広げられるドジョウすくいショーにときめいていた。
「これはひどいwwwwww」
シェーンコップが「俺の肉体美の方が金になる」と乱入し、
三月兎亭は占領された。ゲイバー「薔薇の騎士連隊」として・・・
未成年の客に薄めた酒を提供していたが
先日の火事で全焼してしまった…ただ
憲兵隊の強制捜査を受け廃業に追い込まれた。
これは装甲擲弾兵に店を構えさせようという憲兵本部の策謀で、
色々あったのだがそれはまた別の物語。また別の機会に語ることにしよう。さて所変わってヒマラヤ山脈の地下深く、地球教本部では今しも
ゲイバーがオープンしようとしており、大勢の男性信者が行列をなしていた。
入店の合言葉は、
325 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 15:01:39
地球を我が手に
恥丘を我がぺニ
その情報をトリューニヒトから得た憂国騎士団も自分たちの店をオープンさせようと
お寿司屋さんを開店するのであった。
だが、鮪が規制により仕入れが難しく、それ以外の目玉商品を用意する必要があり、
とりあえず目玉焼きを焼いてみた。シナモントーストとのシンプルな朝食に小さな幸せを感じる。仕上げは無論…シロン葉の紅茶だ。
飯ではなくパンの上にネタを置き、トーストして出すという新しい寿司は
332 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 16:33:19
あがり目当てのヤンにのみ好評であった。
新技術の評判を聞きつけてやってきたシャフトは、ほどよく焼色のついたウニの寿司を食べ、
見事にノロウィルスに感染した。
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 17:05:42
当時の医療技術では、ガンなどは簡単に克服できる病であったが、食中毒の根絶は不可能であった。
かくして伝説は終わり、歴史がはじまる・・・・・・・・
よってラインハルトをはじめとする幕僚達までもノロウイルスの餌食となり
銀河系を巻き込んだ、上から下から大放出のお祭り騒ぎはひと晩続いたのであった…そして夜が明け
この驚異のウイルスに地球教徒が目をつけたからさあ大変
どじょうが出てきてこんにちは
と、珍妙な自己紹介をする新大主教の瀬戸内・F・寂聴であった。
セントウィッチ・F・ジャクソンと名乗る総大主教はそのまま地中深く埋まるのであった。
「わたくしはね、初代寂聴から数えましてね、十三代目。瀬戸内泥鰌と申します。どじょ、よろしく」
あまりに寒いダジャレ寒波の渦に巻き込まれた地球教徒は
自らノロウイルスに身を投じ、教義に殉じていった。
そんな地球教の地下本部では、強烈な下痢に見舞われた信徒達による壮絶な個室の奪い合いが起こり
、やがてトイレの使用を諦めた信者たちは、次々と野グソ教に改宗していった。
そのときワーレン揮下の野グソ教本部に突入した帝国軍陸戦隊は
みごと本部の制圧に成功したが、
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 21:58:51
たちこめる悪臭に恐れ戦き、次々と退却していった。
自身もノロウィルスに冒されオムツ生活を余儀なくされていた…
しかも大多数の兵士がオムツプレイに快感を見出すようになり
余りのウィルスの脅威に危険を感じたドワイト・グリーンヒル大将は…
自身も野グソ教に改宗せざるを得なかった。
救国うんち会議と称した同盟建国以来最大の叛乱は
ノロウィルスの流行と同じ速さで同盟を席捲した。
あっと驚くためごろう
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 00:14:55
こうして、以外にもノロウイルスの力で宇宙を手に入れた野グソ教総大主教ユリアン一世は、
帝国と同盟のすべてのトイレを破壊してしまった。
後に「焚厠坑便」といわれる悲劇である。
それ以来、銀河系全土で帝国・同盟の名だたる将帥達が白鳥のおまるにまたがる姿がみられるようになり
362 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 01:11:59
おまるを持たない一般ピープルたちは、一日ごとに野グソ教の信仰を深めていった。そんな中、
地球出身の大商人レオポルド・ラープの懇願と多大なトイレットペーパーにより、惑星フェザーンを中心としたオムツ自治区を帝国に承認させる事に成功した
これにより、同自治区以外の地域ではトイレットペーパーが枯渇し、各地で民衆が蜂起し、その鎮圧にあたって
だが『ええい!もう、うん×はやめい!』と下劣極まる流れに怒りをぶつけるラインハルトにより
世に言う裏・冬バラ園の勅令が発されたのだがその内容は意外な事に
@挙国一致体制の布告
A司法警察を軍部の指揮下に
B風俗の廃止
C弱者救済の排除
D議会の無期限閉会
などとルドルフの亡霊を彷彿とさせるものであった
しかし何より物議をかもしたのは、一行ではなかったことだった。
うっかり一行リレーの何たるかを忘れ、失禁を禁じえないラインハルト・フォン・
>>367である
しかも箇条書き…この出来事を後世の歴史家はどのような評価をするのか…」ユリアンは日記を書く手を止め周りを見回した、そこには
気だるそうに横たわる汗に濡れたシャルロット・フィリスの裸体が…。そのとき、ドアがノックされた。
「ユリアン、入るわよ」その声の主は…
… … … そのとき、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。そのとき、ひとつの時代が終わりを告げた。ユリアン・ミンツ、還らず。
ここにお集まりの皆さん、ユリアン・ミンツは死んだのではありません…ただ運悪く命数を使い果たしたのです…その事をお忘れなきように‥‥‥喪主のヤンの声が要塞内に響き渡る
・・・こうして、ヤン・ウェンリー追悼パーティの出し物が終了したのである。
続いて来賓に出された催し物は逞しき男体盛りの
一個師団に匹敵するローゼンリッター一個連隊の男体盛りのチーズフォンデュという無茶なものであった。これにはさすがの
オフレッサー装甲敵弾兵総監も舌なめずりをし
憂国騎士団に至っては我慢汁を滴らせ、
会場は危険な空気に包まれた。事態を重く見た統合作戦本部は、クリスチアン率いる秩序回復部隊を派遣し主宰者ヤンの捕縛を試みた。
「男体盛りに勝る食の美は無いというのが諸君の主張のようだが、確かかね?」
382 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 12:51:30
「さあ言ってみろ!食文化は女体盛りによってのみ保たれる。女体盛りなき食卓などありえない、とな!!」
383 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 12:51:41
と、その時、狂乱する百万の助平どもにトールハンマーの天誅が!
こうして、スタジアムは白濁するエネルギーに包まれ、原子に還元した。
早まった真似を、とグリーンヒルは絶句したものの
傍らで飲んだくれてたリンチからウイスキーを奪い取ると、久々に目にする白濁したエネルギーに乾杯をした
これが世に言う
漂流スタジアムである。
389 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 13:41:53
こうして、ふたたび白濁エネルギー禁止条約が調印されようとしていた。
しかしヤンは異議を唱えた。「トールハンマーは『白熱するエネルギーの濁流』であり、断じて白濁エネルギーではない!!」
意義を唱えたヤンは20年後になっても白濁エネルギーから還ってこず、人々を落胆させた。
アントネル・ヤノーシュ博士を長とする宇宙省技術陣は
白濁するエネルギーの中からヤンを拾い上げ、全人類の英雄となった。
ところで、白濁エネルギーより無事に助けだされたヤンは
無敵の超人になっていたのだが、本人は全く気づいていなかった。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 19:17:18
無敵の超人となったヤンを、マーベルコミック社が主人公にして漫画を描き
後に銀英伝外伝として世に知られる様になる…そのタイトルは
闘将楊麺男といわれ
忽ち大人気となり、スピンオフ作品「楊夫人」共々ロングセラーとなった。
ヤンは年金生活者から脱却することができたかのように思えたが、
フレデリカがヤンに内緒で無謀な投資を繰り返したため、数年後にはホームレスとなった。
家なき子となったヤンは再起をはかる為に、エルファシルへと向かった
しかしエル・ファシルではロムスキー医師が既に
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/17(日) 22:49:14
経済政策に失敗しており、エル・ファシルは大インフレの最中にあった。
エルファシルへ向かうヤンを乗せた不審な商船は
国内治安任務に就いていた第一艦隊クブルスリー提督に発見されるに至り
サルガッソー海域で難破してしまった。
「提督!これ以上の追跡は無理です!深追いすれば我が艦隊も不気味なあの猿合奏の餌食になってしまいます!」
ヤンが永遠の愛を捧げる女性が見つかれば、その船は落ち着く港を得るのではないかと
「そんな悠長なことは言っとられん!全艦180度回頭!猿合奏から脱出する!」
しかしまわりこまれた!
「仕方がない…」ヤンは半ば強制的に艦隊をワープさせた…だがワープした先には
トリューニヒトが大量に廃棄されていた。
「やむをえない。あれを使おう」
知恵と勇気と大量のトリューニヒトを使って危機を乗り越えたヤンは、
しかし、知恵と勇気とトリューニヒトは最悪の食い合わせであることを知らず、その三者がもたらす異常な化学反応が、ヤンの身体を蝕もうとしていた。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/18(月) 16:44:04
やはり伊達と酔狂でなくてはな・・・と
アッテンボローが伊達と酔狂を一緒に食べて見せたのだが、それを真似た
ユリアンが、突如、大声で「おっぱいおっぱい!」と叫び出した。
なんと、ユリアンのおっぱいがGカップになったのだ!
テレッテッテー
練って美味しい
ナットウキナーゼ
提督〜なんとかしてくださいよ!というユリアンの叫び虚しく
ラフメーイカー冗談じゃなーい
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/18(月) 21:58:20
ルドルフ大帝「近頃、銀英を読んだことも無いのに適当にレスしてる不届き者がいるだろ!!!」
ぎくっ、となってしまった。
大帝の腰の辺りである。帝国の一大事である。
「それがどうした!」
空元気を誇示する大帝だが歳には勝てない。
ぎっくり腰で動けない大帝をいいことに
いいことに何だ大帝? おまえは既に死んでいる
金属流体の海は枯れ、ムライの髪は無くなり
イゼルローン要塞のありとあらゆるものは死滅したかに見えた
豊胸手術していたフレデリカの胸にナイフを突き立てると、流体金属が流れ出し、瞬く間に回復した。
ぬ!イゼルローンの軍事機密技術がなぜおまえの胸に?
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 09:51:05
「所詮、ハードに頼ってるようでは・・・」と意味不明のフォローをするヤン
であったが、ヤンの手元の資料ではイゼルローンの外壁は、
流体金属ではなく、母乳である事が記されており、
幼くして母を失ったヤンにとっては
どうでも良いことであった。
だが、トールハンマーの発射時に沸騰した母乳が
表面に張るタンパク質の膜が苦手なので
トールハンマーは封印された。
今だ!全艦イゼルローンへ進軍せよ!
イゼルローン要塞へ殺到する帝国軍を俯瞰すれば、ほとばしる白濁した光の奔流に見えたことだろう。
だが、見方を変えれば、それは母乳の求めて殺到する赤子の群れであるようにも見える。
それはさておきこのトールハンマー封印は帝国軍をおびき寄せる為の擬態と見せかけて実は
単なる定期点検であった。イゼルローン攻略司令官のレンネンカンプは、
「ペテン師め、何を考えておる?」と罠の存在を意識しすぎたため
円形脱毛症になった。
その円形脱毛症はロイエンタールに命令されたバルトハウザーが作戦指揮をしたもので、
しかも、ヒゲが。
「脱毛に加え、見事にかぶって奴も懲りたと見える。今後は何かとやりやすくなるだろう」
そこへローゼンリッターが強襲揚陸艦でロイエンタールをスカウトにやってきた。
「Hey!そこのあんちゃん、
俺たちと一緒に、
トゥギャザーしようぜ!!
ロイエンタール「だが断る!」
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 16:05:03
「ならば、致し方あるまい」ほどなくして、ロイエンタールが乗った戦艦トリスタンは、白熱するエネルギーの濁流に呑まれ
現代の風林館高校へとたどりついた。
「しばらく見ぬ間に風林会館も変わったものだ。若い頃は歌舞伎町でブイブイいわせたものだが。時の流れは残酷なものだ」
あらら〜
おやおや〜
それからどんどこしょ〜
昨日から変な奴がこのスレに張り付いているな語るのはルッツその人だった
道化はこちらがかまわねば、ただの道化だ。
そろそろ自分のカレンダーも残り少ないな、と気がついたルッツは
466 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 22:30:51
トリプルルッツの着地に失敗し、転倒した。
467 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 22:43:32
ついでにフォルカー・アクセル・フォン・ビューローは、トリプルアクセルの着地に失敗し
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/19(火) 23:52:26
原子に還元した。
その原子を見て、ベルゲングリューンは嘆いた
「年末だからな…」
受験生にはありがたくないその光景であったが、
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/20(水) 02:32:03
国立中央自治大学の入試では、例の学長のフルネームが記述式で出題されるとの噂があり、
トリューニヒトに裏口入学の斡旋を
依頼したのだが、国立中央自治大学はFランクであったため
大学創立以来、最初で最後の裏口入学者として後世に名を残した…
一方、フェザーン商科大学の受験勉強のため、
はるばるフェザーンにやってきたアッテンボローは、
父からもらったペンダントの呪いで動けなくなった!
と思ったらパトリチェフに乗っかられているだけだった…
しかもその激しい腰の動きに
腹筋が鍛えられた。
その見事に割れた腹筋を見た
カリンは、思わず割れ目をめがけて鋭い前蹴りをかましてしまった。
そして足の指を骨折してしまい、
完治するまで逆立ちで生きる決意をするのであった。
これがかのファラオ・スフィンクスの
インド苦行「サイババ術」である。
一方、パトリチェフの腹筋の割れ目にはフェザーン市民の転落事故が続発し、捜索隊が組織された。
捜索隊の隊長に任じられたのは、ヲッサン臭に耐性のあるオーベルシュタインの犬。
捜索は難航し、割れ目に入って一週間も音信不通になった犬の安否が気遣われた。
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/20(水) 20:37:39
事態を重く見た帝国・同盟両軍は、解決のため秘密裏に手を組むことになり
まずはお互いの国宝を交換することにした。帝国からはメックリンガー作の
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/20(水) 23:47:33
裸婦の像が、同盟からはヤンが復元した万歴赤絵が交換され、
お互いの国宝のショボさに
全米が泣いた。
協同作業は即刻中止の憂き目をみた。
そのころ、犬は彷徨の末、ケツ毛バーガーに辿り着いていた。
ケツ毛バーガーが腐っていないかクンクンと臭いを嗅ぐと、
あまりの芳しい香りにヤン家の猫までやってきて
一緒にカンニング中嶋の冥福を祈った。
501 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 10:46:16
「いや、死んでないから!!」と声を張り上げたのは、長期加療中のフォーク准将であった。
犬が、フォークの口にケツ毛バーガーを押し込むと
フォークが覚醒した。
フォークの目にたちまち生気がみなぎり、格調高い声でロックウェルを一喝し
ギターを手に取ると歌いだした。「♪せんそーをー知らずにー
たのを契機に、タナトス警備管区に飛ばされ二度と帰ってこなかった。
されど、二度と戻らずとも三度なら舞い戻る!
という意気込みではあったが、捕虜収容所での騒乱に巻き込まれ殉職した。
だが、フォークの魂の宿った
薔薇騎士連隊の装甲車「きまぐれヨハン」が
突然、流暢な同盟公用語で話し始めた。
「諸君らが愛したアンドリューは死んだ。なぜだ!」…それを三月兎亭のテレビで見ていた、
ネグロポンティはサザエさんにチャンネルを切り替え
514 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 20:54:00
サザエさんにムライが出演しているのを見て吹いた
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 21:03:38
一方、ミッターマイヤーは、アナゴさんの声に亡き友の姿を思い浮かべて
胸が熱くなるのを感じた。彼の胸にはホッカイロが貼られていたからである。
「俺も昔はサザエさんの前座に出ていたなぁ」と述懐したミッターマイヤーは
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/21(木) 22:03:13
初代さくらともぞうの死を悼んだ。
かくして、伝説は終わり、歴史も終わる----------
歴史が終わったので、トイレへと立ち去ったミッターマイヤーの
側面よりグエン・バン・ヒューの激しい
千本ノックが。既に放課後である。
「こいつはいい、どっちを向いてもボールばかりだ!」こうして彼らには、ノック後のボール拾いが命ぜられた。
推定56億7000万個もあるボールをどうやって集めるか、3日間悩んだミッターは、
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/22(金) 01:00:02
とりあえず地道に回収作業を始めた。そこへ、作業の応援に来たと称して、破壊神の名を持つ戦艦が現われた。
新帝国歴10年を記念して造られた「建国の元勲」シリーズに属する戦艦「ラインハルト」および戦艦「オーベルシュタイン」である。
旧東独の名車トラバントを彷彿とさせる厚紙を樹脂でコーティングしたその装甲は
完全に防御を無視し、攻撃力を極限まで高めた、破壊神の名にふさわしい艦であった。
とりわけ戦艦「ラインハルト」の主砲は一発必中との誉れ高く
と、その時!降下してくる2隻に対し、地上からグエンの苛烈な千本ノックが浴びせられ、
千個のボールは「ラインハルト」の主砲によってことごとく孕まされたのであった。
すると千個のボールは、砲台と2つのアームが生えてきて
「皆さんこんにちわ♪」と挨拶した。
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/22(金) 13:49:24
まるでタチコマのようなフォルムになってしまった。
いやボール(連邦軍廉価版もビルスーツ)だろ、と思わず突っ込んだのは、
イワン・コーネフだった。
コーネフが、フォークに張り手をして一言、
「この戦いはヤバイ。
シェイクリのスパルタニアンも、ヒューズのスパルタニアンも孕まされたからである
戦艦「ラインハルト」の主砲によって妊娠させられたものは生物、無生物合わせて、すでに1億に達している。
戦艦が欲しいハイネセン自治領軍はこれを機に、戦艦「ラインハルト」に集中砲撃、反撃を待った。
だが、不運にも一条のビームが、戦艦ラインハルトの無に等しい装甲を突き破り、原子に還元した。
10万隻を撃沈させた常勝の戦艦「ラインハルト」は20万隻の子戦艦を残して、ヴァルハラへ旅立った。
その子戦艦のほとんどをハイネセン自治領軍が保有したため、宇宙の軍事力はほぼ均衡した。
子戦艦「アレクサンドル・ビュ
ッ!コック」を筆頭に子戦艦たちも父の特徴を忠実に受け継いだ精鋭ばかりである。
だが好事魔多し。旗艦の座を巡って子戦艦たちは激しい争いを始めた。
548 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/23(土) 09:48:54
と、ここで「旗艦の選定は艦隊司令部の仕事であり、貴艦らが争っても意味はない」というユリアンの鶴の一声で
子戦艦たちに平和か訪れたのだった。
折衷案として、武装商船「アンドリュー・フォーク」が旗艦に採用されたからである
これら一連の顛末を、強大な索敵能力で逐一把握していたのは戦艦「オーベルシュタイン」である。
戦艦オーベルシュタインは常に膨大な数の偵察艦が出入りしており、それが弾幕ともなるのである。
それにより敵の行動に先んじて対策しつつ、新帝国軍は整然と撤退を開始しようとしていた。
だが実際は雑然と撤退を始めることとり、その隙をついて救国軍事会議は
バグダッシュ中佐を帝国軍に送り込んだ。
送り込まれたバグダッシュは帝国軍に正式採用され大佐となり、
兵士たちの間で流行している
「あの」オーベルシュタインの部下となったバグダッシュは、
いつぞや裏ビデオで懇意になったフェルナー大佐とともに
軍務省の双璧と称されるようになり、裏ビデオの取引においては無類の
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 10:05:19
比類ない商才を発揮した。が、ここへきてフェザーン裏モノ商人組合が
権益を犯されたとルビンスキーに排除を懇願し
軍務省の双璧に対し、経済制裁を発動させた。
だが、フェルナーの発案をバグダッシュが一部修正した帝国の逆制裁は苛烈を極め、
対フェザーん きのこの山&たけのこの里 輸出は永久に凍結される事になったのである。
フェザーンは半人工的に人類居住環境を整えられた惑星であり、それらは環境維持システム運用に欠かせない物質であった。
ルビンスキーは半ば自暴自棄に熱核兵器の惑星上実験に踏み切り、
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 15:53:50
さらに、実力をもって回廊を封鎖するという暴挙に出た。
「回廊封鎖を廃したとしても、中継補給地が無くては、フェザーン回廊はただの長大な墓場ではないか」
と言わしめたほど苛烈なものであった。
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/24(日) 22:27:26
さらにルビンスキーは、帝国側の回廊出口付近にタナカヨシキブルク要塞を建造し、帝国船籍の船の往来をシャットアウトした。
ここが後にかの名高いキブルク攻防戦の舞台となるのだが、
この反動で、イゼルローン要塞が民間航路事業を旗揚げし、大いに賑わった。
574 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/25(月) 01:03:44
だが、トールハンマーの発射訓練に民間船が巻き込まれ原子に還元する事故が発生!
トールハンマーに耐えうる民間船の開発が業界を挙げての急務となった。
576 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/25(月) 05:36:35
しかし、「軍艦で出来ない事が民間船で出来るのか」という疑問が急速に拡大し
とりあえず飲もうということになった。
その結果、机上の計算ではあるが、要塞大の船ならばトールハンマーに耐え得ることが判明し
たものの、その大きさでは狭い回廊を通過できないことも判明した。
そこで提案されたのが、回廊の拡張工事計画である。
だがその入札を巡って
惑星ブラクミンの業者間での談合疑惑が持ち上がった。
1億もの業者がすべて同じ金額であり、入札業者すべてがユニバース・ファイナンス社から融資を受けていたのである。
そればかりか工事計画も全く同じであり、
プリンくれ?
「だめ!」と、ヤンは>586に対して冷たく言い放った。
「ケチ〜」と口を尖らせる
>>586ことアッテンボローは
フレデリカに入れ知恵されて戦略を変えることにした。
かなり楽をして勝つ方法を思いつきました。教えてほしけりゃプリンくれ!
こうしてポローはプリンをゲットしたが、代償に
>>582の入札に楽をして勝たなければならなくなった。
思案を練ったボローは、ちゃぶ台がえし並みに予想外な計略を張った。すなわち、
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/26(火) 15:04:24
「回廊を拡張すると、回廊の戦術的価値が弱まる」という理由で、回廊拡張工事を中止させたのだった。
こうして工事は中止されたが、アッテンボローに入知恵したフレデリカはヤンに料理を禁止され、
また、特に理由はないが、パトリチェフの「なるほど!」も禁止され、
ミッターマイヤーは早漏であることを禁じられ
ラングからの寄付も禁止され
599 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/26(火) 16:31:04
「卿の言いたいことはわかっている。」とラインハルト
は、帝国中に発令した。「総てを解禁する!」
そして解禁されたトールハンマーの白濁とした奔流が
イゼルローン回廊を貫き図らずも拡張工事が完了してしまった。
当初はワープすら可能とされたが、実際にやってみると要塞に激突する艦が続出した。
流体金属層で座礁した船を救う為、ライフセーバーとして再編された薔薇の騎士連隊はビキニパンツ一つで
見事なシンクロを披露した。
しかし、元コーチのリューネブルクが他チームのコーチに就任するという問題が、
薔薇の騎士連隊の行動を更にエスカレートさせた。彼らは自らのビキニパンツを破り捨てると、全裸で
第1回ヤン・ウェンリー杯ビーチフラッグ大会を盛大に開催した。
609 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/27(水) 17:25:02
この一件は、査閲部長ドワイト・グリーンヒルの汁ところとなり、
「部長、この場合の汁は味噌汁でありますか?それとも青汁でありますか?そ、それとも例の…?」と部下から尋ねられた。
「無論、我慢だ。」
「汁の中身は我々が決定する。」クリスチアンはそう言うと
知る人ぞ知る、伝説のダシ汁の秘密を知る料理人を求めて
フレデリカを旅立たせた
その人選に全銀河が泣いた。
616 :
609:2006/12/27(水) 22:06:21
グリーンヒル大将は、「汁のわけがなかろう、『知る』のミスタイプだ」と立体TVのインタビューに答えたが、
字幕が表示されなかったため、『汁』でコンセンサスを得るに至り
密かに結成された救国青汁協議会が
視察を終えて本部ビルに戻るクブルスリーに
救済されたのだった。
「う〜ん まずい、出直してきなさい」
と、クブルスリーはこの青汁を評したが、前線兵士の間では人気となり、供給が間に合わなくなった。
623 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/28(木) 00:06:12
そのころ、副官の執拗な「はさむもの」攻撃により、今にも熱い棒から酸化アルミニウム汁を発射せんとするヤンは、
「そうか!我慢だ!やはり我慢汁だ!ここで我慢しなければいけない!我慢汁だ!」と納得したのであった。
「うちの艦隊は我慢することばかり上手くなりおって・・・」と嘆くムライは、
皆に黙って一人だけで特上寿司を
3年半我慢し続けていた。そしてその我慢も
汁が徐々に溢れてくる快感に病み付きとなり、今後も我慢汁ことを神に誓うのであった。
だが、そこへ白濁汁が加わることで劇的な化学反応が引き起こされ、
爆発的に白濁するエネルギーがイゼルローン要塞を包み込み、原子に還元した。
化学反応と爆発のエネルギーによって「我慢汁」は「反省汁」に変成した。これによって
ガイエスブルグ要塞の表面に、念願の髪の毛が生え始めた。
その報告を聞いた内国安全保障局長のラングが
自らの魂をガイエスブルグ要塞に固定しようと
「そんな、むちゃな」
かくして、ラングは帰らぬ人となってしまい、それを知った夫人は、
歌舞伎町のキャバクラ
でママにお小遣いをあげている慈愛に満ちた夫を目撃し
自分は慈愛に満ちた心でホスト達に貢いでいく事を心に誓うのだった…その頃
隣のもんじゃ屋では救国軍事会議のメンバーは重苦しい表情で
てすつ
を繰り返していた。そう、鯖落ちである。
鯖とは当然、魚のことではなく
644 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/29(金) 16:22:22
イゼルローンの超光速サーバの事である。
この鯖落ちには、早くも転向してしまったバグダッシュが関わっていると思われ
各所で行われた板移転の影響であることは無視され、ひたすらバグダッシュだけが叩かれた。
誰の弁護もないまま、ついに即決裁判で死刑が確定した。ああかわいそうなバグダッシュ。
だがバグダッシュをいくら叩いても、その原型であるバグにはなんの効果もない。
「バグがあったのなら当然デバッグの段階でひっかかってるはずだ。だが、意図的にプログラムされたものだとしたら?」と
指摘したのはムライであったが、その指摘の重大さを理解する者は
全宇宙にただ一人、
ムライだけであった。
そう、造物主ガイエすらも気付かなかったのだ。
こうして、イゼルローン奪還後のバグダッシュは造物主の脳内奥深くに沈滞したのである。
造物主が霊感に枯渇した際に殺すべき人物の名をささやき、打倒カイザーを目指すという計画を持ち、
悪性コンピューターノロウィルスと化したバグダッシュは策動を開始した。
しかし日々訪れる思考停滞のたびに乱発される名前に禿はかえって混乱、
「人殺しの田中」の異名よろしく、無秩序な殺戮を欲しいままにした。
イゼルローン要塞内はノロウィルスやらBSEやら鳥インフルエンザやら…様々な病のお祭り会場と化したのであった、中でも
シェーンコップとポプランが感染の拡大に貢献したのが
アレによって感染するリーン病とバイドックだった。
662 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/30(土) 16:53:48
だがそれ以上に深刻なのは、ノロウイルス患者の下痢に伴うトイレ占有率増加である。すでに要塞の汚水浄化能力の限界を超えた量の
下水についてはそのまま宇宙に垂れ流しているのだ。
664 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/30(土) 17:18:14
だが、放水能力をも超えた量の汚水が集中し、ついに下水道が逆流しはじめた!
管理部局は緊急的に、逆流した下水を要塞内各港に誘導する経路を確保し、排出することに成功したが
要塞内の消毒が間に合わず、乾いた部分から大量のノロウイルスが空気中に飛散し、爆発的に患者数が増加。
トイレ占有率は120%を突破し、事態は再び野グソ教の大流行に至るかと思われた。
彼らが一斉にトイレへ駆け込み、ふたたび下水が溢れ……と、延々と悪循環が続き、要塞は水虫兵器以来のバイオハザードに侵されていた。
「これはもう駄目かも知らんね」と呟いて要塞の放棄を決めたヤンは、
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/30(土) 18:03:37
この事態を好機とみた帝国軍は、大挙してイゼルローン要塞へ軍を進めた。
>>669 彼自身も激しい下痢に襲われていた。そこへ、帝国軍来襲の報が入り、
増援の電文を送るよう命じたが、通信士官は「それよりも…」と、トイレ船に改装した輸送船の派遣をハイネセンに求めた
そして、3万隻のトイレ艦隊は、回廊内にて帝国軍10万隻と遭遇したのだった。
しかし、トイレ艦隊は帝国軍との間に600万個の和式便器を敷設し、
おかげで要塞内のノロウイルス患者用の便器が足りなくなってしまった。
一方、敷設された和式便器を警戒した帝国軍艦隊は行動の遅滞を余儀なくされ、
艦列が乱れ和式便器の一つを回避し損ねた、戦艦ベイオウルフの汚水処理システムが破損した
「敵もどうしてなかなかやる」と汚水まみれのトイレで呻くミッターマイヤーは、
― ク ソ ス レ 終 了 ― と打ち込み
「下ネタになるとレスがよく進むもんだ…」と嘆息した。
そのミッターマイヤーの言葉は“気を利かせた”通信士官によって全艦隊に放送され、
強行偵察型スパルタニアンが傍受し、トイレの個室で指揮をとっていたヤンの元にも報告されたのである。
すでにユリシーズよろしく汚水で床上浸水したトイレの中で、ヤンは
肛門からゲリグソを迸らせていた。
つけいる隙も逃げ出す隙もない腹具合にヤンはついに
「グリーンヒル少佐、正露丸を買ってここまで配達してくれ!」と、最も近しい部下に命じた。
しかし、要塞内及び全艦隊の正露丸が既に消費され尽くしていたため調達できない事を知っていたフレデリカは、
あるアイデアを思いついた。固形化した鼻腔内の分泌物を取り出してみると、正露丸3粒ほどの量があり、これをヤンに渡したのである。
次回、魔術師還らず
あっというまに一週間が過ぎ、
ヤンが病院のベッドで目覚めると、イゼルローンには帝国の大艦隊が
船団となって流体金属層でカツオ一本に勤しみ
、相次ぐ放水で新たに形成された汚水層では、釣られたカツオの競りが行われていた。
その様子を伝える立体TVを見ながら、釣られた中に混ざっている人間は誰かと目を凝らしてみると、
「少年愛の人」ことニルソン中佐だった。
下半身ヌードを模したボディスーツを着た中佐は、Happy New Year! のプラカードを掲げていた。
697 :
【凶】 :2007/01/01(月) 00:37:41
そのころ、帝国軍の総旗艦ブリュンヒルトでは、質素ではあるが盛大な祝宴が催されていた。
料理はポッキーのみ、飲み物は水道水のみという質素ではあるが贅を尽くした饗宴は、
ラインハルトとヒルダを除く諸将には何故か不評であった。
そのため祝宴の後コンビニへ殺到する
「普段の食事と変わらない・・・」と嘆くファーレンハイトに、
帝国臣民の同情は集まった。
しかし、一部貧困層からは「普段食事ができるだけで充分贅沢じゃないか」との声も上がったため、
ファーレンはコンビニでの食料調達を断念し、家庭菜園に力を入れ始めた。
「ようし。今日はドクダミとペンペン草のかきあげだ!…あれ?昨日もだったかな?まいいか喰えれば」
そう言ってマクドに忍び込みフライヤーに点火した途端、
警備員に発見され、不法侵入の現行犯で西淀川警察署に突き出された。
不祥事が帝国軍に発覚し、処分を受けることを恐れたファーレンハイトは
氏名に関しても黙秘を続け
とりあえずウォルフガング・ミッターマイヤーと名乗るようにした
のだが、その偽名も結局は帝国軍の不祥事を示唆することを理解できず、
正真正銘のミッターマイヤーとして黙秘したため、逮捕されていないミッターマイヤーの正体に疑念が抱かれた。
そのため、ミッターマイヤーはナイトハルト・ミュラーと名乗らざるを得なくなり、
本物のミュラーを邪魔に思い、共和主義者として矯正区送りにしてしまった。
矯正区で子どもたちが氷で削った舟を水に浮かべて遊んでいるのを見ていたミュラー(本)は、
子供から氷の船を取り上げ水割りにいれ、リンチと飲んだくれ
、二人で炬燵に入ってオセロをはじめたのだが、そこへ同じく矯正区送りになっていた
一升瓶を持ったままのシャフトが
盤面に飛び乗って裸踊りを始めたため勝負どころではなくなってしまい、
二人でシャフトをタコ殴りにした。
だが、殴られたことにより、シャフトの頭脳がある一つの大発明を生んだ
それは、指向性ゼッフル粒子中和装置であった。
指向性ゼッフル粒子を中和できるなら普通のゼッフル粒子も中和できると考えたシェーンコップは
サンポールにカビキラーを混ぜ始め
直後に現場に立ち入ったポプランが昏倒したが、混ぜた直後にいち早く逃げ出したシェーンコップ本人は無事だった。
この充満したガスに対処すべく、シャフトは
放屁した
するとそのあまりの芳しい香りにラリったミュラーとリンチは、
塩素ガス中毒で還らぬ人となった。そのころ、
フェザーンでは、相変わらずルビンスキーがボルテックと
帝国&同盟の観光客相手にインチキ漢方薬を露天で売りさばいており
その利益はフェザーン全体の6割を占めるに至り、花形部門として総大主教は事業拡大を
指示したのだが、過剰な設備投資を行ったため短期の運転資金に事欠くありさまで、
「まぁ、クジでも引けよ!」
ハズレと五等しかないインチキてき屋に鞍替えするルビンスキーは
またしても莫大な利益をあげ、
その資金でドミニクにありったけの
ユリアンを買い与えた。
ある晴れた昼下がりフェザーンへと続く航路(みち) お船がゴトゴト ユリアンを連れて行く
ドナドナドーナードナー、ユリアンのーせーてー、ドナドナドーナードナー、お船はゆーくーよー
「ちぇっ!なんでえ。殆どが養殖モノかクローンのユリアンじゃねえか!今どき養殖やクローンなんか誰が買うんだよ。これじゃ商売になりゃしねえぜ!」
と言って、ボリス・コーネフは天然もののユリアンを求めてイゼルローン海域に一本釣りに行くことにした。
「ち、また領宙侵犯の漁船だぜ」
迎撃する為にポプランは、
愛機のスパルタニアンではなく、
「まあ、この中から一つ福袋を選んでみろよ」
艦長シャルチアン中佐は、「この艦に、ヤン提督以外の者、しかも貴官を司令官として迎えしようとは思ってもみなかった。
司令官に昇格したポプランはさっそく、全艦最大戦速、主砲斉射と命令した。
ところが斉射しようにも、探知できる範囲内には撃って意味のある目標は皆無で、
しかたなく味方の艦隊に向けて撃ちまくった。
被害を受けたのはイゼルローンへの補給艦隊で、しかも、キャゼルヌが指揮していたが
軍の補給品ではなく、遺伝子操作クローンユリアンの横流し品を大量に積んでいたため、
砲撃を受け、破壊された所からユリアンクローンが大量に流れ出し、
彼らが出す白濁のおかげで、回廊が塞がってしまった。
イゼルローン回廊の同盟側出口が塞がったことで補給線が切れ、要塞は重い空気につつまれた。
しかし、ヤン艦隊はやはりヤン艦隊であり、補給線の途絶による恐怖よりも
遺伝子操作でのクローンユリアンの品質劣化に、いたく落胆した。「こんな事でいちいち白濁されちゃ、大量生産しても意味が無い!」
一部始終を見ていたユリアン(オリジナル)は、その落胆の声に
傷つき、カリンの膝に顔を埋めて泣いた。「しくしく…みんながボクを苛めるんだよう…」
だが、カリンは直前まで機体整備をしていたため、ユリアンの顔は機械油にまみれ、
落ち着いて起きあがった時の真っ黒になった顔を見て、「あんた誰よ!」と平手打ちをくらわせてしまったので、
ユリアンの前歯は三本折れた。
そのためカリンはユリアン愛護管理法違反で逮捕され、イゼルローン刑務所に収監されてしまった。
しかし、カリンの平手打ちごときで歯が折れるようなユリアンが、果してオリジナルなのであろうか?と云う衝撃的な疑惑が持ち上がっていたのである。
勿論、オリジナルである。
そのころ、回廊の旧同盟側出口では、ビッテンフェルトとファーレンハイトの艦隊が、今まさに回廊へ侵入しようとしていた。しかし、
768 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/04(木) 02:28:02
クローンユリアンの白濁のせいで、回廊内へ進撃できずにいた。
その間にヤンは史実どおりにメックリンガーを追い払った。が、クローンの白濁が邪魔で、ビッテンフェルトをおびき寄せられない!
とりあえず600万個の機雷を敷設して、ヤンは要塞に引き上げることにした。だが、
敷設した機雷が要塞を囲むと
「機雷なんか嫌いだ!」と言って、
艦橋の体感温度を5℃下げたため、
体を温めようと飲酒をする兵士が続出し、それを取り締まるため
酒にユリアンの白濁を混ぜたところ、誰も飲まなくなり、
代わりにゼッフル粒子に手を出す者が続出。全軍にゼッフル粒子中毒が蔓延した。
ゼッフルゼッフル!
しかし、ゼッフル粒子吸引直後に煙草を吸おうとした兵士が爆死するという事件が発生し、
急遽ゼッフル粒子にもユリアンの白濁を混ぜる事が決定した。
実はゼッフル粒子の性質上、白濁を混ぜても吸引に際して意味は無いことが判明したが、やはり気分の良いものではなく、
「こんな銀英伝は嫌だ」スレがすっかりブルマスレになっている事を考慮しても、
要塞司令部としては、ユリアンの白濁ネタで引っ張るのも既に限界に達していると評価せざるを得ない状況となった。
いっぽう、帝国軍は回廊外縁部に集結していたが、白濁が邪魔で回廊内に侵入できずにいた。
「やむを得んな。ここは一つ、ガイエスハーケンで白濁を吹き飛ばしてみるとしよう」
785 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/04(木) 22:21:35
しかし、効果はなかった。
それどころか、白濁は粘性を高められて接着剤のように
ガイエスブルグ要塞にまとわりつき、その様相はまるで、
漆黒の小豆汁の中で餅が溶け始めた、食べ頃のぜんざいのようであった。
「航行不能の回廊は存在しないのと同じだ。全軍帰還せよ」ラインハルトは帝国軍を帰還させた。
一方そのころフェザーン回廊に休暇に来たクナップシュタインは
おしるこを食べるべく、
フェザーンの小豆と砂糖ともち米を全て買い占めた。
793 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/05(金) 07:56:54
特殊装甲で作った箸を持参して来ていた。
おしるこの材料は高騰し、ムライ・トダ・ヤマムラといったE方式の姓名を持つ同盟の人々は、
795 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/05(金) 12:47:17
おしるこを食べる風習すら忘れ去っていた。そのころ、シドニー・シトレ退役元帥は
故郷の愛媛県で
みかんのうたを救国軍事会議の面々の前で熱唱し
ナウいヤングにバカ受けしたため、ポンジュースが同盟軍の戦闘糧食に採用された。
しかし、帝国では
和歌山産の
火縄銃が
高値で取引されていた。
軍を帰還させたラインハルトであったが、軍事オタクの彼に出来る唯一の
料理は卵かけご飯だった。
805 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/05(金) 22:08:13
そのくらいなら私にだって出来るわ!とフレデリカが名乗りをあげ、
「帝国卵かけごはんコンテスト」にエントリーしたが、
フレデリカが炊飯器のスイッチを入れた瞬間
試合開始のゴングが鳴った。エントリーNo.1のラインハルトは、
迫りくる切なさに
ご飯に溶き卵をかけただけのシンプルなものを作った。対してフレデリカは
溶き卵に醤油と鰹節をいれる奇策を用いた。だが
肝心のご飯を炊く際に、水の量を間違えてしまったので、
卵かけポン菓子が出来てしまった。そこで、
ノリタマですよ、奥さん!
勝負あり!客員審査員(ゲストジャッジメント)のメルカッツは、ラインハルトの右腕を掲げ、勝ち名乗りを挙げた。
ところが、そこで審査員として列席していたアイゼナッハが手を挙げたのである。苦労して言わんとする事を解読したところ、
「皇帝の玉子かけごはんを作ったのはキルヒアイスだ」
この発言を受け、審査員団は直ちに協議に入り、
すでに5日が経とうしているのだが、
「会議は踊る」という、かなり懐かしいフレーズが新聞の見出しとなり、
結果がどうなるかと賭け事に興じる市民が出るに至り、遂に
公式に馬券が発売されるに至った。
しかし実際に盛り上がっているのは地下の賭博場であり、銀河の資金の3割が
フェザーンの闇勢力の私的資金として蓄えられたのであった。
ルビンスカヤの元に
通いつめていたヤンは、
イゼルローンの運営資金調達のため無謀にも3次元チェスの勝負を挑み、見事に
勝利した。むろんこれは八百長以外の方法によることなくして勝った純然たる勝利である。
意気揚々と引き上げるヤン一行を乗せた巡航艦レダIIの背後を、
一隻の不審な船が密かに追尾していた。
北○鮮の放った不審船だった。不審船はヤンを平壌に拉致すべく、
活動していたのだが、帰るべき故郷は、地球教討伐の際の攻撃で消滅していた。
まともな食生活を保障すると、
「やれやれ…またかぶったか…」ヤンは慣れぬ平壌の水に身体を壊しそうだと考えつつも、すべての旗に背いて某国の将軍様になる決意をしたのであった…
しかし、フレデリカとユリアンが一計を案じ、平壌に発とうとしたヤンに一服盛って軟禁し、翻意を迫った。
無論、体を張ってであるが、
ヤンの決意は固く、言葉巧みな逆説得を受けてフレとユリの方が洗脳され、とうとう一行は平壌に向けて旅立った。
帝国領内にある地球への渡航は明らかに軍紀違反であったため、国防委員会と軍査閲部は
ヤンの軍籍を剥奪し、不名誉除隊とした。
これにより後任の司令官人事に注目が集まった。ビュコックが最有力視されていたが、なんと
登用されたのはヤン家の猫だった。
この大抜擢人事に銀河が泣いた。
そして涙はきれいな虹となった。
司令官となった猫は、すべての糧食を鰹節ごはんにする、一日6時間のお昼寝時間を創設するなどの大改革を行った。
補給が楽になりキャゼルヌは喜んだ
しかしイゼルローンの軍出入業者の中には、液体流体金属に鰹を放って養殖をし一儲けする者まで現れ、
再び銀河帝国軍揮下のカツオ密漁船団が乱獲にしそしみ
848 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/07(日) 22:01:01
はしたのだが、流体金属内は、要塞防御指揮官シェーンコップと浮遊砲台、そして、薔薇騎士連隊が待ち構えており、
運悪く密漁に来たものはことごとくぼったくられて犯された挙句に身ぐるみ剥がされて漆黒の宇宙へ飛ばされていった。
「薔薇違いだー!」とツッコむ暇もなかった被害者たちの一部がヤンの元に流れ着き、事情を聞いたヤンは
「猫まんましかないが、好きなだけ食べてゆっくりしていって下さい」
指をパッチンと鳴らすと、奥の部屋からビキニパンツ姿のパトリチェフとマシュンゴが現れ
贅を尽くした貧乏くさい鰹節ごはんを捧げ持ってきた。
ところで「帝国卵かけごはんコンテスト」の結果である。
未だに結果で出ずに、
オルタンス・キャゼルヌvsユリアンの、ハイレベルな第二試合に関心が移ってしまった。
ユリアンは洗脳と「北」への亡命の影響で一時は出場すら危ぶまれたが、
人々が自分の目を疑わざるを得ないような姿で
会場に現れた。その格好は、
ゴスロリそのものであった。ゴスペルもかかったその姿はスカートの逆十字とも相まって、まるで某アニメの悪役、水○燈のようだった。
「なんだ、この流れは。も、もしや...」
「ああ、間違いない」
キャゼルヌの言葉にカリンが立ち上がる。
「月に代わって
865 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/09(火) 06:13:04
エヴァンゼリン緊急発進!!
その瞬間───
ズゴォオオオオオオオ
と白濁エネルギーを噴射
「勝ったな」
「ああ」と、戦艦廃棄作業中のマスカーニ少将は頷いた。
871 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/09(火) 17:21:32
そう、『動くシャーウッドの森』艦隊を奇跡的に撃破した彼は
うんこがとまりませぬ(実話)と叫び
ノロウィルスに向かって、
不倫のもつれから決闘を挑んだのであった。
それに対し、挑戦を受けたノロウイルス側が権利を行使して選択した決闘の手段は、
素手による決闘を所望!!
この決闘の放映権を取得したのはTBSで
TBSとは言ってももちろんT●ky○〜ではなく、Terra Broadcasting Systemの略であるが、
多くのものはそのことが理解できず、「これは八百長だ!」と視聴者は抗議の電話をかけだした。
やっぱり、というか案の定ノロウイルスは足にワセリンを塗りたくり
右手のグローブに謎の物体を仕込み、
プロデューサーには秒殺だけは勘弁してくださいと言われ、
「ジェ〜イソォ〜ン!」
と云う、TBS特有の合図で試合は遂に開始されたのだ!
885 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/10(水) 04:32:15
しかし、対戦相手のマースカーニ少将は腑に落ちていなかった。
>>876で素手で決闘、と言ってたのになぜ
>>881でグローブを?
オープングローブだから問題なしの裁定を下した
そして始まった強烈なじゃんけんの応酬による膨大なエネルギーの濁流は会場全体をも飲み込み
地は裂け、海は枯れ、あらゆる生命体は絶滅したかに見えた。だがユリアンは死に絶えてはいなかった。
この勝負に飛び入りしたユリアンは、地面の裂け目に沿ってくぼんでいた瓦礫の下、地下深くでチョキを出していたのだ。
ユリアンの、この地下活動を宇宙で唯一知り得たのはオーベルシュタインであったが、これには事情があった。
それは、あの柔らかく煮た鳥の肉しか食べない犬が、
反復横跳びを繰り返す繰り返す
オーベルシュタインは、ただそれだけのヒントからユリアンの行動を看破したのである。
894 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/11(木) 06:26:26
ところで、「帝国たまごかけごはんコンテスト」は、第三試合、カリン対マリーカの勝負が行われていた。
しかし、その勝負を古代のドラゴンストップの様に止める男がいた。それはあの
エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラである。
寒く暗いこの宇宙に燈る家庭的な暖かさに冷や水を浴びせかけたこの好意は
カリンとマリーカのどちらに向けられた好意かといえば
おかげさまでズブ濡れになったマリーカであろうことは衆目の一致した見解であった。
エンリケ(略)オリベイラは、マリーカに気軽に呼んでもらえるよう、スーン・スールのような簡潔な名前をビュコックに求め
、それに答えたビュコックは「デ」でいいだろうと、
しこ名が「李(り)」一字の力士の話を思い出して言った。が、
すでに軍の大部分を占めていたトリューニヒト派は「エ」がいいだろうと、
だがオリベイラは、珍名だとマリーカに嫌われるからと、「デ」も「エ」も拒否して、自ら憲兵総監と同姓同名に改名したところ、
見る見る顔が若返り
906 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/12(金) 20:30:04
あまりにも良い顔になったので試しに仮面を着けてみると、そこへ何故かアンネローゼが現れた「大佐
・・・」と呼びかけたが、天から「声優同じだからってそのネタはないだろ!」とツッコミが入ったため話は軌道修正されることになった。
ちょうどそうのとき、「姉上は私の母親になっていたかも)ry」とラインハルトに話しかけたケスラーは
皇族に対する不敬罪でその場で処刑された。
「最期に言い残すことはないか」と問われたケスラーは、
「マリーカに愛していると伝えてくれ。できれば、最後に食べたいものがある
「風誘う 花よりもなお 我はまた 春の名残を いかにとやせん」と詠んで
>>911 と言って、オーベルシュタインの犬を使ったポシンタンを所望した。
この、オーベルシュタインの犬への不敬の罪もあり、ポシンタンとなったケスラーを
忠誠心旺盛な憲兵隊が決起・救出し、シャフトの研究所で人間の姿に戻した
「我々は、閣下には人間の姿のままで晴れて銃殺されていただきたいのです!」
冗談ではない!とケスラーは、収監された刑務所でリタ・ヘイワース嬢の後ろに穴を掘り
918 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 12:59:49
欽ちゃん走りで逃げ出した。
919 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 12:59:59
命からがら脱獄に成功し、自由惑星同盟へ亡命することにした。しかし、航海士が方向音痴だったため
立ち寄ったサービスエリアのインフォメーションカウンターで、おばさん顔のお姉さんと話し込んでしまった。
921 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 14:42:19
そのおばさん顔のお姉さんと言うのは、実は
お姉さん顔のおばさんであったのを勘違いしていたのだが、数秒の後にこれを見抜いたケスラーは
923 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 15:09:22
「若作りしてるんじゃねーよ、おばはん!」と
言った。しかし、自分のことではないと思ったそのおばさんこと、パート職員のビュコック夫人は
925 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 16:23:25
なぜか隣に居たヒルダが『若作りしたおばはん』だと勘違いし、
それはそれでOKかと...
おずおずと言いながら、公的補助に頼らず家計を支えようと健気に働くカイザーリンを弁護した。
「どっかの皇室も見習って(ry」と、さらに言い放つケスラーは
、しかし、無給の完全ボランティアで皇帝をやっている夫を持つ妻の前で、その件は低劣過ぎるかと後半の言葉を飲み込んだのであった。
ケスラーは、とりあえずイゼルローンに亡命して三次元チェスでヤンを負かすことにした。
だが、その本当の狙いは別のところにあった。それを看破していたのは意外にもキャゼルヌで
932 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/14(日) 22:13:55
ケスラーの狙いは彼の二人の娘であるとユリアンに知らせた。
怒りに我を忘れたユリアンはズボンを穿き忘れたまま
トランクスを穿いて走り出し、その日行われていたマラソン大会のゴールラインを最初に通過した。
その後、速度を緩めないまま商店街に突入したユリアンは、
水分を補給するために、喫茶店に入り、
ブランデー入りの
メガマックを貪り食って泥酔した。
紅茶にはこだわりのあるユリアンだが泥酔したため
紅茶の味が分からなくなる後遺症を抱えることになり、ヤンから手厳しい叱責を受けた。
この日を境にユリアンはグレてしまい、夜な夜な不正改造スパルタニアンで
942 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/15(月) 22:53:42
イゼルローン回廊を行き先も分からないままに走り出すのだった。
そしてついには盗んだワルキューレで走る出す
944 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/15(月) 23:32:18
そしてイゼルローンに帰ってくると、なんとユリアンは
「俺はワイズマンに選ばれた神の子だ」などと、訳の判らない言葉を口にし、
わずか一ヵ月で1000に達しようかというこのスレの現状を嘆いた。
しかし、未だ深層心理レベルで強い影響力を維持するヤンとフレデリカに諭され、「賑やかなのは悪いことではない」と思い直した。
より賑やかな生活を求め、暴力と悪知恵でイゼルローンの不良グループをまとめ上げたユリアンは、
マガジン連載を訴え始めた
他方、「少将 ヤン・ウェンリー」→「元帥 ヤン・ウェンリー」、番外で「ヤング ヤン・ウェンリー」をモーニングで連載
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 13:01:49
し、赤裸々な性生活と怠惰な仕事ぶりが銀河中を沸かせ
952 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 13:03:40
テレビドラマ化が決定された。
だが、例のAAによる告知ではなかったため
イゼルローン立体TVの視聴者窓口に
955 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 20:12:48
苦情と怒りの声が寄せられた。
さらには根拠不明の請求書、犯罪予告状、裁判所からの書留、小指、バラバラ死体なども寄せられた。
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 21:58:03
そのバラバラ死体のDNAを鑑定したところ、
958 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 22:04:04
それはエルウィン・ヨーゼフU世の死体であった。
959 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 22:18:10
そのまま放置するわけにも行かないので熨斗つけて帝国にそれを送ったが、
960 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 22:42:42
2ちゃんねる閉鎖のあおりを受け、フェザーン・イゼルローン両回廊が封鎖されてしまい、遺体の搬送は困難であった。
持っていても仕方が無いので遺体は白濁の中へ破棄された。
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/16(火) 22:53:36
立体TVはこの陰気な流れを断つべく、春の足音を感じさせる爽やかな話題を流し始め
た。立体TV春の改変の目玉は皇帝ラインハルトを起用した
964 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 00:19:46
新春かくし芸大会である。
「終値!」
そしてフェザーンでは春闘が
行われ、「パイロットの労働組合を作る」と言っていたポプランも何故か応援で参加しており、
給料をまったくもらえないという、この上ない冷遇にあえぐ皇帝ラインハルトを先頭に戦うという
後世の歴史家から見れば
皇帝は金が無くたって嫁さんもらったのだからいいだろうが、おれたちはどっちもねぇよ!という正当な非難を免れ得ないそれは椿事であった。
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 21:18:28
だが、後世の歴史家の非難などは現在生きている彼らにとっては何の意味も無く、
彼らは皇帝の支援を受けて、極めて精巧なニセの帝国マルク金貨を自分たちのために造った。
973 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 22:44:28
皇帝に支援を受けてしまったらその時点でそれ本物じゃねーのか?という突っ込みもものともせず、
だれが見ても本物と見まがうばかりの、さらに良質なニセ金貨へと改良に継ぐ改良を重ねた。
しかし、あまりにも似ていたので、どっちが本物かわからなくなり、かつてのユリアンクローンのように
しかし、ここで物を言うのが
ヤン提督の、贋作をつかまされていた父親譲りの鑑定眼。
「ニセモノだろうがホンモノだろうが、お札は食べてもおいしくないから」と
金貨と紙幣を使った新しい料理をフレデリカと一緒に考えることになり
ようやく完成したラインハルト1世金貨&キルヒアイス記念紙幣のすりおろしカネだんご
981 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 20:10:12
だが例のごとく味の評判は悪く、試食会参加者たちは、とりあえず小椋桂の誕生日を祝った後
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 20:26:14
食中毒を起こし片端から倒れていった。その責任は
983 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 20:30:27
ニセ金貨の大量鋳造を支援したカイザーにも及び
984 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 20:39:52
ラインハルトと労組の面子は
985 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 21:19:51
とりあえず全ての責任は門閥貴族にあると合意し、
986 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 22:09:23
事態は丸く収まると思われた。だが、ニセ金貨が大量に出回ったおかげで、経済基盤のバランスが崩れ、銀河は未曾有の大インフレへと
987 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 22:23:48
突入してしまった。しかし、これを逆に好機と見た者達がいた。
それはヤンであった。「しめしめ、これで給料が増えるぞ!」
989 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 22:28:57
ヤンの思惑どおり、一夜にして彼の給料は100倍になったが、同様に物価は
990 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 22:31:42
百分の一以下になっていた。彼には経済と言うものの根本がわかっていなかったのである。
「いやwwwそれじゃ逆だろ、金の値打ち一万倍になってるよwwww分かってないのお前だろww」と突っ込んだのは
今は亡きラングであった。久々に
993 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/18(木) 22:43:48
まともなことを喋ることが出来たラングはそれだけでいい気になり、
薬物中毒による恍惚状態と同様の症状を憲兵隊に疑われ、中和剤の大量注射を受けた。
このことが銀河全体を揺るがす大事件へと繋がってゆくことをヤン一行はまだ知る由もない…
…と思ったが全然そんなことはなかったぜ
しかし、銀河の寿命が既に尽きようとしていた。
「もう、寝ちゃいなよ」