菌類化してしまった某南海の人間はどうでつか?
指輪物語スレもこのスレも覗く俺はローグライクもやらないくせに*band私家版用語集利用しまくり。
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/17(水) 19:36:27
夢枕爆の作品に生物が内包する「時間」を喰らう存在ってネタがあったな。
>>702 関係ないけど、初めて神話関係に触れたのがローグライクだ。変愚だったかな
俺はラプラスの魔
>>699 これ?
296 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 2005/12/20(火) 15:55:37
「誰か」が見おろしていた。
先程の「もの」の存在を感じる。どうやらあの「もの」は、人間の精神の限界
を理解してくれたようだ。それとも弱々しい脳髄が自己防衛のためにこの「形」
を創り出したのか。
だがそれにしてはひどく冒涜的な姿ではないか。ひとの形をしている。だがそ
の肌は、あたかも鱗のない魚のように銀色に光っている。乾いていながら、ぬ
めっているのだ。その全身には、いまだ現代社会に知られざる秘境の民族が行
う呪術のような、赤い紋様が施されている。紋様を見つめていると、またして
も精神が異界へ引きこまれそうな感覚、めまいを感じた。
せぶんす・ぎょざー!
>>703 神林長平にもあるよね。
てか、夢枕爆って、夢枕獏と赤江瀑が合体した人ですか?超読みたいです。
よし、
>>707が夢枕爆名義で神話作品を1本書くんだ。
レス番からしてルルイエ突撃は外すなよ。
板垣圭介が挿し絵描いたりしてな☆
「おれも、ヨグソトホースが最強の邪神だと考えてた時期がありました」
なんとなくクトゥルフだと「夢沈爆」の方がそれらしい気がする
にぃっ。
と。男が笑んだ。
「ペテンだ」
くっきりと。
「静電気だ――」
そう、言い切った。
馬鹿な。
わたしが、誰だかわかっているのか。
我――這い寄る混沌にむかって、よりによって――
ペテンなどと!?
馬鹿な――
この男、何を考えているのか――
たまらぬ御大であった
>>709 フェラン「あの……先ほどから飲まれているそれは……」
シュリュズベリイ「黄金の蜂蜜とガムシロップのカクテル」
713 :
707:2007/01/18(木) 22:05:56
−−轟。
−−応。
まだだ。
(はあ)
まだできる。
(ひい)
どの邪神だとか、
(ふう)
いつの頃の魔導書だとか、
(はあ)
そんなのは、もう関係がない。
(ひい)
恐怖だ。
(ふう)
狂気だ。
(はあ)
うまく言えないが、
(ひい)
人類なんかより、もっと原初的なもの。
(ふう)
ああ。
(はあ)
ぞくぞくするな。
(ひい)
悍ましいな。
(ふう)
慄然とするな。
(はあ)
なあ、クトオタたちよ。
男──H.P.Lは、魚臭のする笑みを浮かべた。
たまらぬ御大であった。
「喚(よ)ぶか」
「うむ」
「喚ぼう」
「喚ぼう」
−−いあ。
−−いあ。
そういうことになった。
じゃっ!
名状し難きものは飛び跳ねた。
人知を超えた動きであった。
その口が三日月のように
きゅうっ
とつり上がる。
「嘲笑っているのか」
御大が問う
「貴公こそ」
萌える三眼が応えた
「おい――」
アーミティッジが、声をかけてきた。
なんだ。
「おめえ、笑ってるぜ」
アーミティッジが言った。
そうか、笑っているのか、このおれが――
と、ウィルバーは思う。
思ったその時――
「おれがゆこう」
アーミティッジが、ぼそりとつぶやいた。
なに?
今、何と言ったのか、このじじいは。
「おれが、そのミスカトニック大とやらの図書館へ閲覧しにゆくぜ……」
アーミティッジが言った。
言った時には、もう、アーミティッジは、背を向けて月光の中を歩き出していた。
「待て」
ウィルバーは、その背に向かって声をかけた。
「ゆかせぬ」
「なに?」
アーミティッジが、ゆっくりと振り向き、炯と光る眼をウィルバーに向けた。
「ゆかせぬと、言うたのよ」
「――」
「ミスカトニック大とやらの図書館に行き、ネクロノミコンを手にするのは、この俺よ」
「ほう……」
アーミティッジの左右の唇の端が、つうっと吊りあがった。
唇がV字形になった。
「我が命に代えても」
ウィルバーが言った。
その声が、わずかに掠れていた。
「窓に」
最初、男がなんと言ったのか、分からなかった。
「窓に。窓に!」
男は、そう言ったが、未だ、手帳に日記を書き綴ったままである。
ただの日記ではない。狂気と戦慄のない混ぜとなった手記だ。
ひとたび目にすれば、ただでは済まないであろう。
その手帳から、今にも、発狂しそうであるのに、男は、その筆を離そうとはしなかった。
そして誰も、男を止めようとはしなかった。
「絶対に、来るなよ。」
言った。
ニャル様は這い寄り出していた。
名状しがたい暑苦しいスレにwwww
>>699 こっちの方だったっけ?御大風バルタン星人の小説を書いてくれた人が
いたのは?後で過去スレ確認しとこうかなぁ。
朝日ソノラマの新装版「夢幻外伝1」は矮(猥)惑星ネタありーー!!!
但しこの頃の絵柄は作者の他時期より人を選ぶ。
何か古き者とか深き者とかに会って情緒不安定になったかの様だ
細い線が
にょろん、
にょぅろん、
うにょろぉおん、
と這い出るがごとき狂気に満ちている。
創元推理文庫の「ラヴクラフト全集1」しか持ってないんですが、
クトゥルフ様は何巻目で降臨あそばされますか?
全巻揃えないと読めない仕組みになっています
起きたときには手に不思議な粘土細工を持ってるな
いやもう、夢から生還するのさえ・・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/20(土) 15:03:47
ところで誰か神林長平や火浦功で書いて欲しい。
アラブ語でおk
729 :
長平:2007/01/20(土) 16:56:25
「ナイアルラトホテップは這い寄る混沌よ。
彼の啓示は恐ろしくも印象的で、ナイアルラトホテップ以外の何人もあえて予言したことのない、奔放で冒涜的なものなの。
彼こそが、かの混沌の玉座にて、狂おしい太鼓の連打、冒涜的なフルートの単調な音色に合わせて踊る、かの盲目にして暗愚な、巨大にして陰惨な窮極の神々、その代理人であり化身であり、そのすべての精髄こそがナイアルラトホテップに他ならないのだわ。」
「フムン。」
小惑星帯の彼方に位置するウルタールでは、何人も猫を宇宙船に乗せてはならないそうだが、
反応炉の前に座り込んで喉を鳴らしている黒猫に目を向けるなら、まことにさもありなんと肯首できる。
それというのも、とりわけてこの黒猫は大食いの生き物であり、人間はもちろん見えない不思議なものに
至るまで何でも食う生き物だからだ。
「莫迦め、ウォーランは死んだわ」
「フムン。」
734 :
火浦:2007/01/20(土) 23:39:04
原稿が届きませんでした。
Σ(゚Д゚)!火浦にガルディーンとレイクを完結させればルルイエ浮上なんて
お茶の子さいさいなんじゃないか!?
火浦功はあれ自体が一つの神性だろ。
737 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 01:13:34
ウォーランは墳墓の中、棺おけの周りで忙しく動き回っているグール達を
薄目を開けながら眺めていた。
その内の一匹が受話器を置いた時、
もし今「わぁ!」と叫んで奴の前に飛び出てやったらどうなるんだろう。
などと取りとめも無い事を考えていた。
738 :
菊地:2007/01/21(日) 11:17:35
おおナイアルラトホテップ、美しき魔神よ。
>>738 菊池を別の「温帯」に変えても違和感無いな。w
キチクヒドユキの描写はもっとネチネチしとるよ。
特に美しさとエロはw
御大にエロはないから、戦闘シーン前の問答とかは応用できそう。
「戸口にあらわれたもの」あたりはエロに誤解できないこともないな。
可哀想に。御大の諸作品に漂うエロスの香気に気づけないなんて。
「馬鹿め、ウォーランは死んだアッー!」
「生ウォーラン様の生死亡を報告してもよろしいでしょうか?」
「くやしい…! でも陳述しちゃう…!!」(ビクッビクッ
「干しウォーラン様の生死亡を報告してもよろしいでしょうか?」
「くやしい…! でも乾燥しちゃう…!!」(カサッカサッ
>>742 「家の中の絵はHPL作品で唯一性的要素がある」
と誰か(デーモン・ナイトだっけ?)が評してたと思うが
正直どの辺がそうなのかよく分からない。
性的要素というか、「壁のなかの鼠」とか読むとベタなフロイト風精神分析をしたくなる。
ママの目を盗みながら、怯えつつオネイニーするラヴやんの心理
魔女のバアさんが女性恐怖の、鼠が性欲の象徴なのかな。
クトゥルーの描写を「膣そっくり」と評したのがスティーヴン・キング
>>749 それは魔女の家で見た夢じゃないか?
壁の中の鼠は移民したイギリス人が先祖の家を買う話。
夢判断するなら、見た夢そのままだったというナイアルラトホテップとかだろうな。
どんな診断下るんだろう?
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/23(火) 10:58:26
ランドルフ・カーターの陳述もそうだな。>見た夢そのまま
「九頭竜之神も偶忌荒祀部毒命もただの力に過ぎぬ。人が名づけたそのときから、それは神となるのだ」
なんかかっこいいなその言葉。どっかで聞いた覚えがあるんだが思い出せない…
まあ
>>752でもオレの記憶の怪しさを指摘されたところなんだけどw。
結構読んでない話もあるし、全集読み直してみるかな。
…ところで原典は何?
陰陽師にそんなくだりがあったから。ニャルさまは朝松健の夜刀浦領異聞から
d。
ところでなんとなく、おちゃめな御大が「おーおーよしよし、うん、お前をクトゥルフと名づけようかねー」とか言ってるところが思い浮かんでしまった。
「ラヴクラフト邸訪問記」のせいかな。
・・・ティンダロスの猟犬をべろべろなめまわす御大?
作品を性的に解釈するのは御大が一番嫌うところだと思うんだが
イアよイアよも好きのうち。
御大が夜の散歩を好んだのは人類最古の職業に従事する人とデートするため(ry
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/24(水) 18:49:34
「パチスロ」クトゥルフとか出てきそうだから止め。
>>761 >人類最古の職業に従事する人
ムツゴロウさん?
>>720 流れに乗りおくれたwwwこうなったら無理やり投下するんでよろしくwww
…いや、呼吸器の病気ではないんだ。ありがとう。ただあることを思い出してしまってね…
乾いた空気を吸うと、不意にその記憶が蘇るのだ…
私がJ―博士と知り合ったのは、オーゼイユ街のうらぶれた下宿だった。
博士のような人が何故こんなところに、と思ったものだが、博士には人目を避ける理由があったのだ。
博士は魅力的な人物だった。かつては探検家だったらしく、私の思いもよらない異国の不可思議な
ものごとについて様々語ってくれたものだ。
ただ博士には奇妙なところがあって、部屋を常にひどく乾燥した状態に保っていた。
その上私が部屋を訪ねている間中、紅茶の一杯も勧めてくれることは無かったので、私はいつも
最後は喉の渇きに耐えかねて退出するのだった。
「喉を痛めていてね。若い頃旅先でかかった珍しい病気なのだ」
博士はそんなとき済まなそうに言い訳するのだった。
ある日新聞を読んでいたときのことだった。
「時が来た…」
そう呟くと博士は急に立ち上がった。
それ以来博士は人が変わったようだった。人に知られたくない何かの準備に追われているようで、
その様子には日々暗い情念が感じられるようになっていったので、私はある晩、思い切って博士に
尋ねたのだった。
「…よかろう。君にだけは話しておくとしよう」
博士はようやく決心した様子だった。
「私はかつてある探検隊に参加した。だが探検船に欠陥があって、私は遭難したのだ。
その時本国の者たちは救援を出すどころか、面目を失うことを恐れて私の存在そのものを
隠蔽したのだ…その責任者が明日、この街にやって来る。国際会議の代表としてな。
私はあやつを破滅させてやるのだ…!」
博士の目は爛々と輝いていた。
そしてあの恐ろしい結末が訪れたのだ。肩をいからせて議場に乗り込んだ博士に誰もが道を
あけたと言うのに、あの野卑な男、博士の高貴な怒りを感じ取る精神を持たないあの愚物が、
無礼にも博士に水を浴びせかけたのだ。
その時の博士の叫び声、そして眼前に生じたおぞましい光景については、多くの者が
知っていることだが、誰もあえて語ろうとはしない。
だが私にはまだ他の者が知らないことがあって、それが私を悩ませるのだ。
あの時博士は駆け寄った私にこう言ったのだ。
おしまいだ。乾燥を保っておかねばならなかったのに。
君ももう気付いているだろうが、私はずっと昔に死んでいるのだ。
ゴジラ映画で古のものが来るぞーって叫んでたSAN0史郎を思い出した
>>767-769 博士…!
私も幼少の頃は博士に憧れ、よくそのお姿を真似たものです…。
おそらく、そのお姿は、かの「時間からの影」にて「測り知れない歳月の後に金星に棲むはずの精神」とだけ知られている、イスの大いなる種族の未来の宿主となる存在のひな形として考えて差し支えないのでしょう。
博士の大いなる精神は、その肉体が滅びし後も、星辰が揃うその日に、再びこの地上へと舞い戻ると信じております。なぜなら、彼もまた、地球人なのだから。
ゴジラ対クトゥルフとか
>>772 海外作品にそういうのもちゃんとあるらしいな。
ラヴクラフトの小説って著作権切れてるんじゃない?
>>774 窓に!窓に!のむこうには・・・
どんな窓やねんw
ちょwww何故ジャミラがゴキブリにwwww
>>761 ニューヨークでそれやってたらヤクザに絡まれそうになったとか友人が書いてたような。
>>771 >よくそのお姿を真似たものです
小学生がよくやるシャツを頭まで引き上げるやつですか。
ゴジラ対メカニャル様
ネクロノミコンカッタヨー
7つの門の章が、なんかTokyoWalkerを彷彿とさせて吹いた。
「厳選!イマドキ預言者7大ホットスポット!!」
「アトランティスで究極のおあずけプレイ!!」
こんなフレーズが脳裏をよぎるから困る。
だめだ、某スレの影響でネクロノミコンと見ると
根暗の巫女に脳内変換してしまうorz
ラヴクラフト初心者はまず何を読めばいい?
定期的に出る質問だけど
文庫のラブクラフト全集からが無難
文庫の全集ってモノクロで作曲家みたいな人と育毛したがいこつがかいてあるやつでいいんだよね?
ギーガーのイラストで覆われた箱に入ってるやつでもいいと思いますが・・・
>>784 その通りです。
ちなみにその作曲家はオーゼイユ街で失踪した奇才・エーリッヒ・ツァン先生です。
>>784 なんて冒涜的な表現w
なるほどあの名状しがたい頭蓋骨はそういう形容の仕方があるのか
持ち運びに便利な文庫サイズをオヌヌヌする。
(例)
でっかい化け物でウホホーイ派→クトゥルフの呼び声
ミステリーハァハァ派→狂気山脈、潜み棲む恐怖
まずはメジャーどころから派→インスマウスの影
やっぱりぬこが好き派→ウルタールの猫
ご自分のタイプに合わせて、お好みでデビューするがよろし。
>>786 おれはアラブの鬼才アルハザード先生だと思ってたぜ
>>790 その男はマーク武蔵だという説を唱えた学者が学会から追放されましたが、
私は決して無い話ではないな、と思っております。
>>791 かのデモンベインにおいて父親のウィンフィールドさんが素手で巨大ロボを倒していたので、
彼の身体能力が親譲りならば、私もその説には何らかの真実が含まれていると思っています。
元ネタワカンネ('A`)
('A`;) 俺もワカンネ。スマソ。
>>792 ベガの化身とまで言われるラヴクラフト嶋田なら、量産型破壊ロボの1機や2機楽々スクラップにできるだろうさ
それはともかく、表紙の作家は変な髪をした御大自身だと思ってた
|冫、)
|` / <HPLスレで平然とデモベの話するな
| サッ
|)彡
個人的にはUボートの艦長の話がツボ。元祖ツンデレ。
定本全集の
御大が少年期に書いた
どとーのみすてりぃ とか
悲惨な終わり方に思わず慄然とさせられるたからものあどべんちゃーしょうせつに
ついて
ところで、異次元から飛来して海底深く封印された無数の触手を持つ怪物と宇宙から
飛来した戦士が戦う映画のDVDが昨日発売されましたよ。