今日読んだSF/FT/HRの感想 6冊目

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712ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
「シャトゥーン」をSFとのたまい(これが面白いと思ったら、SFオタには無縁な
作家であろうが吉村昭「羆嵐」を読んでみろ。まさに「慄然」という言葉が実感出来る
はずだ)、ペリー・シリーズで萌え上がるSFオタ、失笑を禁じ得ないと共に、
今回に関しては、幼稚園年長組の会話を見ているような微笑ましささえ感じた(w

イアン・マクドナルド「火星夜想曲」     0点
ガルシア=マルケス「百年の孤独」のSFバージョンを意図して得体の知れないものと
なってしまった壮大な凡作と言い得る。
本書を読了後、俺はウインドーを開けて叫んだ「これは漫画だ!」と。
漫画の世界はSF小説で書かずに、漫画で描くべきものなのであるが、
夜空に向かって「赤い星は漏れの故郷だ!」(注 それは月だヴォケ!、
しかしながら、火星には微生物程度しか存在する可能性が無いことを思うに、
この彼氏は自身の知的レベルを十二分に自覚しているとは言い得る)と
絶叫しているような輩(SFの読み過ぎによるものと思われ)を読者に想定して書かれたものなのであろうか。