135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/29(土) 13:03:42
>>132 >独特の「科学」的色彩があるな。
科学風迷彩だろ。
風水がそんなに憎いかw
137 :
115:2006/07/29(土) 17:59:42
自分の文章を読み返して気付いたんだが、魔術を信じる危ない奴みたいだ。w
俺は魔術を信じておらんよ。
あらゆる魔術、呪術、風水、天国、地獄、神、仏、魔、魂etcを信じていない事をここに明言する。
だからどうしたと言われると返事に困るが。www
138 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/29(土) 18:06:06
貴様はドルセイ魂をも信じていないのか
これは教育せねばなるまい
石器時代で終わったというか石器時代ってのはそもそも時代区分じゃないしな。
ニューギニアとか今でも石器時代はぎりぎり終わってない地域がある。
少しさかのぼるともっと増えるし。
>>137 わざわざそんな宣言しなくてもー。
反って怪しい人だ(笑)
で、
>>115では「神や悪魔に祈る」とあるが、呪術ではむしろ祈るよりも脅すものが多い。
てるてる坊主は逆さまに吊るし、「雲を掃いてなくせ!」 だし。
呪術は神を従わせる立場なので、神よりも偉いのだ。
だから、宣教師は懸命に呪術師を殲滅したわけなのさ
マジンガーZはやはり呪術で従わせるべき魔人なのだろうか?w
西欧ではロボットは「反乱するモノ」だが、日本では「乗るモノ」
日本のアニメに特徴的な搭乗型ロボットものは
やはり日本のアニミスティックな呪術的伝統を引きずっているんだろうか。
あと、大仏に魂を入れるような発想も加わっているのかもしれない>搭乗型
無理やり過ぎw
搭乗型ロボット=意思を持たない道具だし全然アニミズム的じゃありません。
そもそもあの手の人工知能抜きの人型搭乗機をロボットとあまり呼びたくないな。
それだったら無人偵察機や工業用自動制御ロボットの方がよっぽどロボットっぽい。
あくまで個人的意見だが(実際には完全自律ロボなんてまだほとんどないし)。
やっぱりロボット=自律機械のイメージが強い。
145 :
115:2006/07/31(月) 22:41:45
>西欧ではロボットは「反乱するモノ」
西洋人がフランケンシュタイン・コンプレックスから逃れられないとは、
鉄腕アトムと出会わなかったからだと、誰かが言っていた。
まぁ作りだした「もの」が反乱するのは、あちらではゴーレムの昔からの伝統だからね。
逃れられないって、その誰かは何を根拠に言ってるんだろう?
アシモフはじめロボットが反乱しない奴って普通にないか?
スターウォーズみたいに一要素として出てくるのを含めればそれこそごまんと。
>>143 おれは涙を流さない ロボットだから マシーンだから
だけどわかるぜ 燃える友情 キミと いっしょに悪を撃つ♪
>>143 その意志を持たない道具がどうして人の形をしているんだああああっ!(
>>142の心の声)
ということだと思う。
まあ俺は多脚か鳥足でないと食べられないクチなんでどうでもいいわけだが。
>>146 三ケ条の存在自体が「そうでもしないとフランケンシュタイン・コンプレックスから逃れられない」ことを
強烈に示しているじゃあござんせんか。
あと後期ファウンデーションで反乱しとるやんけ。
ま、あまりにもロボットが普通に叛乱しやがるから、
アシモフは安全装置を付ければ機械は怖くないんだ! って三原則を作ったわけだ。
そもそも、チャペックがロボットという言葉を作ったRURからして、人類を絶滅させているし。
自然と闘ってきた民族の中に、裏切りが焼き込まれているんじゃないかと。
>>143 確かにアニミズムとは若干違うものだと思う。
ただ人の形に似たものには、人の様な魂が宿るって発想があるかも
151 :
115:2006/08/01(火) 22:25:36
アシモフの映画版の『アイ,ロボット』は反乱ぽかったな。
これから名無しに戻る。
俺だと分かっても指を差して「115だ」と言わないように。w
特に148。w
>>149-150 RURは、自然と闘ってきた民族がどうしたってより
当時の階級闘争の方が背景にあるだろ。
というか、自然と闘ってきた民族に裏切りが焼きこまれるってのの意味がよくわからない。
古いSFをそれほど読んでるわけじゃないから具体的割合はわからないが
バインダーのI , Robotとか、コミックスのヒューマン・トーチとか
アシモフ以前から人間と敵対しないロボットものはそれなりにあったわけで。
ちゅうか、ロボット三原則をアシモフ(正確にはキャンベル)が作ったから、
普通にロボットが人間に敵対しない数多の作品を無視して西洋人は、
フランケンシュタイン・コンプレックスから逃れられないとか主張するのは論理的におかしくないか?
そういう作品が一定数出てくるのは、西洋と日本の文化の違い以前に、
「主体・自意識を持つ存在」を人間が作り出したなら
その存在の自由みたいなものが問題になるのは当然という以上の意味はないと思う。
実際にはテーマ的にかなり多様な「フランケンシュタイン・コンプレックス」テーマの作品を一まとめにして
その原因をアニミズムとか自然と闘ってきた民族とか単純にして曖昧な理由付けで片付けるのは個人的にいやん。
それと、アトムはロボットと人間の相克が中心的な内容になっているし、ロボットが人間を支配しちゃってる遠未来の話とかもあるよ。
まー確かにゴーレムなんかも、使令を調伏できないものと考えると東西の区別がなくなるかも
>そういう作品が一定数出てくるのは、西洋と日本の文化の違い以前に、
>「主体・自意識を持つ存在」を人間が作り出したなら
>その存在の自由みたいなものが問題になるのは当然という以上の意味はないと思う。
ここが議論の焦点だと思うんだ
アニメや漫画をふくめた現代日本のSF作品で、
人間によって作り出された「主体・自意識を持つ存在」を扱うものは多数ある。
しかし、そのうちかなりの割合が「人間との関係性(愛情、愛玩、仲間意識、憎悪など)」をテーマにしており、
>存在の自由みたいなもの
または創造者(ここでは人間)に対する存在確立の努力?
がテーマとして扱われることが非常にまれであるという印象を俺は持っている。
米SFの影響をじかに受け、「存在の自由」がテーマとして扱われている鉄腕アトムですら、
「人間との関係性(愛憎)」が大きなウェイトを占めているように思う。
これについてはどう考える?
つけくわえて言うなら、神林長平の「雪風」は
一見「人間との関係性(愛情、愛玩、仲間意識、憎悪など)」をテーマにしているように見えて
実は「創造者(ここでは人間)に対する自己の存在証明」をテーマにしてる希有な例外だと思っている。
魔法からちょっと離れちゃったな。
>>155 それいったら「フランケンシュタイン」だって人間に受け入れられない怪物の話だし
単純に創造者/被造物の争いが主眼になってるわけじゃない。
というか基本的にフランケンシュタインと怪物との個人的な愛憎劇って意味合いの方が強いし。
>しかし、そのうちかなりの割合が「人間との関係性(愛情、愛玩、仲間意識、憎悪など)」をテーマにしており、
>>存在の自由みたいなもの
>または創造者(ここでは人間)に対する存在確立の努力?
>がテーマとして扱われることが非常にまれであるという印象を俺は持っている。
非常にとまで言っていいかわからないが、英米SFだって大多数は機械は反乱なんてしないし。
それと日本では、人類という種の後継みたいなステープルドン的スケールの作品自体が少ないことも関係してる面があるかも知れないと今思った。
ラッカーにせよ、ベンフォードにせよ、シモンズにせよ、最近のSFで人類を脅かす機械みたいなテーマを扱ってる場合、そういう視点を基にしてる場合が多いし。
ターミネーターやジュラシック・パークみたいなのもあるけどな。
>ここが議論の焦点だと思うんだ
個々の事例はともかくとして、発想に文化的差異が全くないということはないと思うんだ。
ただ、俺が言いたいのは、「西洋人は××から逃れられない」とか「日本人はアニミズムだから」とか「自然と闘ってきた民族だから裏切りが」とか
みたいな単純化した見方や説明で片付ける前には、いったん立ち止まって、本当にそうなのか?と考えてみるべきじゃないかということ。
ある程度の慎重さを持った文化論や、単純化させてることを絶えず明確化させた上での
床屋談義とかは俺も面白いと思うよ。
そもそもそういうスレだしな。
一種の放言大会としてフランケンシュタイン・コンプレックスを文化的差異と絡めて語るなら
二つの国の自由観の差異とか、スケールの置き方とか、戦争SF自体が意外と少ないんじゃないかとか
そこら辺に絡めてやった方が面白いんじゃないかな?
スレ違いだけど。
>「西洋人は××から逃れられない」とか「日本人はアニミズムだから」とか「自然と闘ってきた民族だから裏切りが」とか
>みたいな単純化した見方や説明で片付ける前には、いったん立ち止まって、本当にそうなのか?と考えてみる
これはいいこと言ったと思う。
まあそのようにトライしてみたい。
>非常にとまで言っていいかわからないが、英米SFだって大多数は機械は反乱なんてしないし。
「夏への扉」における製図器ダンや文化女中機みたいな、ほんとにただの道具って感じのものと
被造物としての「主体・自意識を持つ存在」を描いたものは分けて考えるべきだと思うんだ。
では後者が英米SFで描かれる場合はどうか?
やはり人間にかわろうとする存在として登場することが多いんじゃないか?(ベンフォードみたいに)
反対の例に挙がったターミネーターも1のターミネーターと2のスカイネット・T1000がそれに相当する。
HALはどうだろうな……微妙
「電気羊」のアンドロイドたちもそうだ。「ブレードランナー」のレプリカントたちは違うけど。
「カエアンの聖衣」のプロッシム繊維の服でさえ、こっちに分類できるんじゃないか?
被造物としての「主体・自意識を持つ存在」でありながら
人間にかわろうとする意図を持っていないものを挙げれば、
確かにフランケンシュタインがそうだな。ターミネーター2のシュワもそう。
ギブスンのウィンターミュート? ソラリス?
マキリップ「影のオンブリア」の蝋人形娘?←むりやり魔法につなげてみた
ソラリスは被造物じゃなかったorz
では、床屋談義的な単純化した話として
キリスト教では、神が人間を創ったのにアダムとイブは裏切ったろ?
だから人間は人工知能に裏切られるんだ。
って説はいかが?
アダムとイブの話そのものを、
>創造者に対する存在確立の努力
と考えるとおもしろいけど、キリスト教徒にはおこられるのかな。
ヨブ記のような、神が「俺がこさえたんだから、何したってイインダヨ」って話に感動する人達だから。
俺としては、蛇から知恵を貰ってデミウルゴス(造物主)に逆らうグノーシス教徒の話のほうが健康的だと思うけど。
>実は「創造者(ここでは人間)に対する自己の存在証明」
「われらはおまえたちを創った おまえたちはなにを創るのか」
神林長平の『膚の下』もそんな話だったかと。
と隙だらけな話を書いてみた。
>被造物としての「主体・自意識を持つ存在」でありながら
>人間にかわろうとする意図を持っていないものを挙げれば、
ヴァーチャル・ガール、恋するAI探偵、スターウォーズのドロイド、スタートレックのデータなど、
知性化シリーズの機械系統、銀色の恋人、都市、月は無慈悲な夜の女王、キャプテン・フューチャー
ロボット市民(I, Robot)、アシモフのロボットもの、量子論理シリーズ
軽く思いついたやつを上げてみた。探せばもっと出てくると思う。
ベンフォードは人類にとってかわろうとしてるわけではなく、
情報産業複合体が残した機械が自己保存した文明が
進化型情動生命を脅威とみなして駆逐しようとしている話。
データ少佐をぱくったみたいな「エイリアン2」のアンドロイドは裏切り派だったなw
むーん
英米にも結構あるものね。
>「人間との関係性(愛情、愛玩、仲間意識、憎悪など)」
そうすると「どうして日本ではステープルドン的なものが少ないのか?」ということになるか。
>「どうして日本ではステープルドン的なものが少ないのか?」
そんな話が書ける小松左京も光瀬龍も、もう歳だから。w
ドジッ子メイドロボの呪縛だな。
>>165 何の、お間抜け執事ロボなら、イギリスの十八番だぞ
更に思いっきりぶっちゃけると……売れないかr(ry
>>153 階級闘争や民族闘争、そういうものをロボットに反映させているという見方もできよう。
日本でもないわけじゃないんだけどね
>>141 >で、
>>115では「神や悪魔に祈る」とあるが、呪術ではむしろ祈るよりも脅すものが多い。
>てるてる坊主は逆さまに吊るし、「雲を掃いてなくせ!」 だし。
そうか?
そもそもてるてる坊主を吊るしてる人がそんなこと考えてるとも思えないが。
光瀬龍は死んだ。
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/04(金) 15:33:08
age
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/04(金) 20:30:02
横レスだが
>むーん
>英米にも結構あるものね。
ちょっと待て、お前英米SFをまるで読まずに語ってたのか?
尻馬に乗って書く
>てるてる坊主は逆さまに吊るし、「雲を掃いてなくせ!」 だし。
てるてるぼうずを逆さに吊るすと、雨が降るんじゃないの?
雨が降って欲しい時に、てるてるぼうずを逆さに吊るすのは、近年の風習??
てるてる坊主の原型と考えられる中国の雨を追い払う人形は、箒を持っているらしいね。
>光瀬龍は死んだ。
1999年7月7日に亡くなられていたのか。南無。
>>173 向きは知らないけど、あれって元は雨乞い人形なんじゃなかったっけ?
人身御供のかわりの。
>>169 そもそもの形はそれだって話。
他の呪文や祈りなども、形骸化してるものは多いよ。
むしろ、本気でやるものは成果を出さなきゃならないから廃れていってるんじゃないかな。
>>141 >だから、宣教師は懸命に呪術師を殲滅したわけなのさ
これは違わないか?
どの時代の宣教師を念頭においてるかわからないけど
大航海時代以降の時代で呪術師が神より偉いから殲滅するなんて話は聞いたことがないんだが。
>>172 そういう時は魔法の呪文1×5萌え
イエズス会にとっちゃ呪術師は
「主の存在を知らないで精霊がどうとかいい加減なこと言ってる可哀想なやつ」
だからな。
一転、カリスマと人脈を活かして現地人改宗の推進者になった奴も多い。
日本では神道関係が呪術師にあたるわけだが、
イエズス会的にはかならずしも神道を敵視してはいなかった。
ていうか高野山とかにくらべると敵ですらなかった。
神々=悪魔と捉える迷信深い宣教師も多かったはず。
以前の神々の一部がわたってきた聖人と信じられたりもした(現地の信仰では現在進行?)らしい。
雑誌「文化人類学」に載ってた書評論文だと思ったけど、こんなのがあった。
伝道師がアフリカのある村にやってきた。
彼らの言葉を学んで行き、布教を開始することにした。
伝道師「おまいらを作った存在とは誰だ?」
村人たちは意味がわからなかった。
人間とは、普通に父母から生まれてくるものであり、誰かが作るようなものではないからだ。
いろいろ相談した末、村人たちはうまい答えを考え出し、「××だ」と答えた(名前忘れた)。
「××」はこの地域で信じられている悪霊で、生まれる前の人間に発達に干渉して
奇形にする=(人間を奇形に形)作る妖怪のことだった。
人間を「つくる」(と訳される現地の言葉)という言葉の意味を
意味が通るように解釈すると、それくらいしか選択肢がなかったからだ。
すると伝道師は厳かに宣言した。
「私は××の僕であり、あなた方に××の御子の福音を届けに来たのだ」
P.S.
その村の教会では、今も世界の創造主、主なる神=「××」を崇めているという。
あまりにできすぎた話で信じていいかどうかわかんないけど。
一神教に神々ってあるのか?
「自分達の神様」以外は偽物って考えじゃないの
俺が四半世紀前に宗教学の授業で聞いた話。
ある宣教師が非キリスト教徒の国に布教しようとして、事前に調査した。
この野蛮人どもは「昇る太陽を拝む」らしい。
その後、ある昼間に、宣教師は空を指差して、こう言った。
「あの太陽は星と同じで、単なる物質にすぎない。その様なものを崇拝しても何の意味も無いのだ」
地元民、天を指差して曰く「天道様は神様じゃない。だけど。朝にお天道様が昇る、それが神様だ」
その先生はこの話の後、「ヌミノーゼ」の説明をはじめた。
>>171 これは、フレイザーの金枝篇に記述されている132ページあたり
呪術と宗教の原理上のこのような根本的な対立は、歴史に残っているように祭司たちが
残酷な敵意を持ってしばしば呪術師を迫害した理由をよく説明する。
あたりの文章、その前後に載っている。
時代的には大航海時代以前も以後もそうだと思うけど。
魔女狩りも同じ意図だと思うし。
神より偉い、神と違う原理で奇跡を起こす、神の摂理に反する、
その解釈はこじつけみたいなものじゃないかと思うけど。
>>182 日本人神父が朝日に手あわせてフランス人の同僚にとがめられたところ、
似たような話してケムにまいたという体験談を聞いたことある。
ただし御本人は大真面目だった。
>>183 唯一神宗教に関しては、
「○○が唯一神より偉い」「○○が唯一神と違う原理で奇跡を起こす」
という考え方は唯一神宗教の枠組み内ではそもそも成り立たないから、
両者の対抗関係というか能力比較?をした上で排撃するわけじゃない。
「みなに嘘を教えてはいけない。そんな対抗関係は存在しない。なぜなら神は唯一だから」
という態度をあくまで取る。
仏教では異教の神を仏の手下だと言う。(梵天、迦楼羅、阿修羅 )
キリスト教では、異教の神を悪魔だと言う。(ルシファー、ダゴン、ベルゼブブ)
イスラム教では、キリストはマホメットの前振りの予言者だと言う。
ヒンズー教では、釈迦はビシュヌ神の化身だと言う。(注:正しい事を言うとは言っていない)
ゾロアスター教とヒンズー教はちょっとややこしく
ゾロアスター教では、(神)アフラマヅダ/(悪魔)アーリマン(アングラマイニュ)
ヒンズー教では、(神)ディーバ/(悪魔)アスラ
なんだけど、
ゾロアスター教は、「ディーバ=アーリマンの手下」と言い、
ヒンズー教は、「アフラマヅダ=アスラ」と言う。
基本的に「後出しジャンケン」で昔からいる神を悪魔扱い。w
みんな、商売がたきを意識しあっているんだね。w
後から知っても基本設定から作り直すわけにはいかんからなぁ。
石川賢じゃあるまいに。
>>183 とりあえず魔女狩りは違う。
フレイザーは直接読んだことないけど、今の人類学では優れた古典ではあるが
アームチェア人類学であって、根拠に基づかない思弁が過ぎるという評価じゃなかったっけ?
呪術(世界を従わせる技)がその非有効性に気づくことで、宗教(超越者への嘆願)に進歩するっていう図式だっけ?うろ覚えだけど
これは現実との対応が欠如した思弁扱いだったはず。
2chでの談義もほぼ必然的に三流アームチェア人類学の域は超えられないから、
名無しに古典を馬鹿にする資格なんてないんだけどなwww(個々の参加者には本物もいるだろうけど)
>>180 俺の聞いた話では
探検家が現地人に道案内を頼んで探検してたんだそうだ。
すると見たこともない動物がいたので名前を尋ねたんだと。
すると「カンガルー」と教えてくれたのでカンガルーと呼ぶことになりました。
でも、「カンガルー」って現地語で「シラネ」って意味だったんだってさ。
あまりにできすぎた話で実際作り話なんだけどな。
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/06(日) 19:15:30
>185
キリスト教&イスラムの天使は異教の神とか、
マリアにも各地の女神のイメージが融合されてるとか
>>185 ちょっと枝葉末節の部分もあるけど気になったことを。
>キリスト教では、異教の神を悪魔だと言う。(ルシファー、ダゴン、ベルゼブブ)
ルシファーは異教の神ではない。ベルゼブブは「異教の神」かも知れないが
非ユダヤ・キリスト教の特定の神ではなく、「異教の神」をなんとなくイメージしただけのバフォメットのような存在。
>イスラム教では、キリストはマホメットの前振りの予言者だと言う。
ムハンマドを予言した、ムハンマド以前の預言者という意味ではそうかもしれないけど、
前振りってのは違わない?これは言葉のイメージの問題か。
>ゾロアスター教では、(神)アフラマヅダ/(悪魔)アーリマン(アングラマイニュ)
>ヒンズー教では、(神)ディーバ/(悪魔)アスラ
>なんだけど、
>ゾロアスター教は、「ディーバ=アーリマンの手下」と言い、
>ヒンズー教は、「アフラマヅダ=アスラ」と言う。
同じアーリア系の伝統というだけで、別にお互いの神をそういっているというのとは違う。
サンスクリット語のデーヴァ(一般に自然現象などをつかさどると信じられたとか
英語のデイティ、ギリシャ語のテオス、ラテン語のデウス)にあたるペルシア語のダエーワで指されていたダエーワ神族が
ゾロアスター教では悪魔とされ。
サンスクリット語のアスラとアフラ・マズダのアフラが対応関係にあり
インドではアスラ神族の地位がだんだんと低下したということで、お互いに貶めあったということとは別。
ゾロアスター教は以前からあったイランの宗教に対して貶めたとは言えるが
ヒンドゥー教でアスラが悪魔になったのは、他宗教に対抗する意味はない。
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/06(日) 19:43:46
>>188 やっぱり作り話だったか。どう考えても現地人がカンガルーを知らないわけねーもんなw
>>190 訂正に感謝する。
いろいろと調べ直し、ほとんど全ての間違いを認めるんだけど、一点だけ確認したい。
>ベルゼブブは「異教の神」かも知れないが 非ユダヤ・キリスト教の特定の神ではなく、「異教の神」をなんとなくイメージしただけのバフォメットのような存在。
ベルゼブブはフェニキア人の神「バアル・ゼブル」(Baar-Zebul)からだと思っていた。
ソースが新紀元社だから自信はない。w
>>182 ヌミノーゼってなんじゃっけ?
「思いこみ聖痕」みたいなのだっけ?
♪カーテンを開いて 静かなこぼれ日の やさしさに包まれたなら きっと 目に映るすべて のことはメッセージ ♪
ってのが、俺が思う所の「ヌミノーゼ」
わからん
元ネタもわからん
ぐぐるくらいしたらどうだ?
>>193 それはスティグマ?
スメグマとスティグマを取り違えたことのある者は手を挙げよ
>>192 ちょっと調べなおしてみたけど、俺の早とちりだった模様。
実際に信仰されていたかどうかは調べがつかなかったが、バアル・ゼブブは
少なくとも旧約聖書の歴史部に異邦人の信仰する神としてちゃんと出てきてる。
バフォメットとは違う模様。
初歩的なミスでごめん。
ttp://www.bible.or.jp/main.html ここで読める。
列王記 下 参照
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/15(火) 19:38:16
ここは間違いの多いインターネットですね。
突っ込みの激しいインターネットなんだよ。
自分の間違いを認めるインターネットなんだ。
生まれた意味を知るインターネットです。
自分は何処から来て、何処へ行くのかを考える
酔っぱらいの為のインターネットです
ヌミノーゼと聖なるものをごっちゃにしてたっぽい。
205さんは「ファンタジー初心者が読むべき本」のスレにも同じURLを書いていますね。
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/22(火) 18:14:13
そういやコーランの”和訳”もネット上で読めるんだよな
>207
そうなのか?引用しているサイトはあるけど、全文の和訳は俺には見付けられなかった。
URLをキボウ。
でも、和訳すると「御利益(ごりやく)」が少なくなるらしいね。w
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/29(火) 20:07:36
俺の聞いた話では
ある人類学者がフィリピンの村でフィールドワークをしていたそうな。
その村では妖精(精霊、妖怪etc 訳は何でもOK)に関わる民俗儀礼が盛んだったそうだ。
村人達が本気で妖精の存在を信じているか気になった人類学者は、
とある村人に「君は妖精を信じるのかい?」と尋ねてみた。
すると村人は「正直言って、あまり信じないんだ」と答えた。
人類学者はほっとしたような残念なような気持ちになった。
村人は続けてこう言った。
「だって、あいつらはすぐに嘘をつくからね」
あまりにできすぎた話で実際少し脚色してるけど、基本的に実話。
脚色してない話を読みたい人はピーコック「人類学とは何か」を読んでみるといいと思う。
ピーコックがその人類学者本人です。
ヨーロッパ系言語だと
「君は妖精の実在を信じるのかい?」
という表現になってオチがつかない気もするが、まあいいや。
妖精を信じないと、ティンカーベルが消えてしまう!!!!
フィリピンじゃなくてインドネシアじゃ?
>やはり精霊について、ある人類学者がインドネシアでの調査中に次のような体験をしたと云います【J.Peacock 1986】。
>インドネシアの友人と歩いていて「きみは精霊を信ずるのか」と訊ねたところ、
>その友人はちょっとためらって「それは精霊がわたしに話しかけてきたときに、その精霊の云うことを信ずるか否かという意味なのか」と問い返してきました。
>問いが「believe in」であったのに、答は「trust, believe」だったわけです。
>もちろんそこからインドネシア語で「信ずる」というコトバのもつ意味内容の問題へと議論が進むのですが、
>この人類学者はこれについて次のようにコメントしています。すなわち、かれらにとって精霊の存在は問うべき対象ではなく、
>ごく当たり前のことがらに属する。いわば自明性の領域がわれわれの生活にはあり、それについては問う必要がない。ふつう習俗とか、
>慣習と呼ぶ領域がそれで、たとえば盆や彼岸に墓参りするからと云って「おまえは死霊や祖先の霊を信ずるのか」と訊かれたらわれわれも面食らうでしょう。
>とするとこの習俗とか慣習とよばれる領域を、精霊信仰とか民間信仰とよんでしまうことの当否が問われることになります。
>もちろんそこからインドネシア語で「信ずる」というコトバのもつ意味内容の問題へと議論が進むのですが、
ここが大事なとこなのに〜
もしかしたらいきなりその先生がインドネシア語で
「おまえは死霊や祖先の霊の言うことを信ずるtrustのか」
という意味のことを言い出したので、
友人が「は? そんなもんいるわけないじゃん。こいつムー民か?」
と怪しんだだけかもしれないじゃないか。
214さんは『雑談・質問@SF/ファンタジ-/ホラー板 44』の552にもまったく同じ事を書きましたね。
50代以上板って面白い?
で、俺はその下に、558を書いた。
俺の場合「魔女の宅急便」
219 :
ん:2006/09/18(月) 11:52:08
ん
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/21(木) 21:19:54
アメリカのSFファンタジーに登場する類型キャラなんですが
夜は千の目を持つに出てくる予知能力者(名前忘れた)
シマックの都市に登場するミュータント(ジョーと言う名前ではなかったか?)
人間以上のローン
は似てませんか?見た目特に興味深く見えない田舎者、だが実は
ちょっと神の恵みとは言いがたい能力を持つ。むしろ彼らにとっては
一般社会の方があまり意味の無いつまらない物と言うスタンスが似通っている
気がするのです。何か共通のモデルでもあるのでしょうか?
近年ではグリーンマイルのあのおっちゃん(やっぱり名前思い出せない)
も類型に入る気がします。
トルストイの寓話何かにもそんな聖者がいた
アメリカって英語の教科書にポーが載ってたりして
SF好きの国民が育つには申し分ないバックグラウンドだから
特にSFに分類されない様な短編かわざわざ翻訳されないような
昔話でもあるのかと思ったらトルストイが出てきちゃうか…
本当に根っこがあるとすればかなり深いみたい…
wizardryのあれは科学なのか、魔法なのか、科学に基づく魔法なのかよく分からない
即死系の魔法を使って死ぬ理由が「心臓で内出血を起こす」だったりするし
魔法で内出血起こしてるなら魔法に基づく科学でしょ
もともと血が入ってる心臓で内出血ってどうやるんや
心室間の壁をぶち抜くんじゃね
>>224 バディか何かが冠動脈を破裂させて殺す。
みたいな説明があったな。
問題は、バブリースライムや、ノーシアムスワーム、グレイブミストに
冠動脈があるのかどうかだけど。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/08(木) 07:12:27
てら
エーテル宇宙でウラシマ効果って起こるものなんでしょうか。
光速度不変の法則がウラシマ効果の前提となってるのだから、
光の伝達がエーテルの状態によって変化するエーテル宇宙はその前提が崩れるわけで、
「この世界はエーテル宇宙だからウラシマ効果は起こらない」
とするのにちょうどいいと思ってたんですが。
今一番注目しているのは「ドスペラード」
BJなんかであれだけお世話になっておきながら
十三階段ベムには「あんた誰?」呼ばわりだったり
散々な扱いなのにこの雑誌を見放さない「神」の懐の深さを含め
こんなにドキドキするヒーローの誕生シーンは最近無い。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/07(土) 01:35:11
何?
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王: