1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
レム睡眠Zzz…
国書の完全犯罪
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/24(土) 11:25:34
「フィアスコ」まだー?
前スレって埋めないほうがいいんだっけ?
>>5 もう981越えてるから埋めなくても1日ぐらいで落ちる。
1000行ってると過去ログがにくちゃんねるに収録されるから便利。
ハヤカワ文庫の「ソラリス」は、ロシア語からの重訳だという話ですが、
同じ訳者の「砂漠の惑星」も重訳なんでしょうか?
あとがきを書店で、読んだけど書いてなかったのですが。
オワタ
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/24(土) 20:14:33
SFマガジン三省堂にあったんで立ち読みしてきた。
一言でいうと「おざなり」
沼たんは自分語りに終始しとるようだし、
巽たんはいつものように無意味に偉そうだし、
牧たんの書誌は「簡略版」だし、
作品論も目新しいこといっとる奴はおらんねえ・・・
若島たんにはちょっと期待してたが、むやみに長いだけだった。
報告SUNX
やっぱりな。
期待はしてなかったけど…
泰平ヨン完全版が出る
という夢を見た
石川喬司さん
〈ソラリスの海に漂うSF〉
但し、レムスレはSFに漂ってるけど。
SFマガジン期待してたんだが
立ち読みしてみたら
レム関連のページも少ないし
内容もいまいちだしでしょんぼりだわ。
迷った末、買わずにかえってきたよ。
いちおう、かっとかないと後悔しそうな気もするけど
内容が希薄すぎるんだよなあ。
まだ一ヶ月は店頭にあるからゆっくり悩めばよし。
それより沼野の文章、激しく既読感があるんだが、「枯草熱・天の声」の解説と
ネタがかぶってないか?
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/27(火) 01:13:26
著作権大丈夫か、これ。
もちろん厳密にはアウトだが、だれも文句を言うやつが残ってない。レムは死んで、
野口幸夫も死んでる。どちらの遺族もこれに気がついて文句を言うとは思えない
し、雑誌もすでになくなっているし。
SFM追悼 全般にレムの生い立ちに結び付けたものが多いですね、当然と言えば当然なんだろうが、それだけとも言えるよなあ。
以前のユリイカは(例えとち狂ったものがあっても)色々教えられるモノがあった。雑誌の性格の問題かな。
山形はSFマガジンに書かないの?
それより、山形がハヤカワ関連の媒体に書いてるのを見たことないけど、何かあるのかい?
>>19 うーんまあ、それは無理ないと言えば言える。
国書で出た自伝はショッキングだったからなあ。
あれ読んで、俺のレム観は180°とまでは言わずとも110°くらいは変わった。
>>20 それは思ってた、けど知らないなあ
>>21 以前に伊藤典夫さんが、
複数の社会体制を生きてきたレムは
“人間という存在は、とても壊れやすいものだということを良く知っている”
と言ってたので、今更という感じがあって…
俺は、若島さんの“レムを読んでてバカ笑いした”ていうのが一番相槌打った。
22ですが、21さんのことではなく、SFM執筆の方の事を言ったつもりなんで…一応…
>>21 つーと、通常のレム観は、博識で学者然としていて軽薄なミーハーご都合主義のアメリカSF
だいきらい、というものだとすると、それが180度変わった状態というのは、実はロリ萌えアニメ
大好きで、ソラリスを書きながら「ハリーちゃんキュンキュンッ!」とかわめいていたヲタで
あったというイメージ、という感じ、それが110度だとどっちを向くんだろうか。
見当つかない。
捜査の続編を延々と書き続けるとか
入手し損なってた砂漠の惑星をブックオフで購入。105円
でした。他にも幾つか有りましたが、所有してたのでパス。
需要が有りそうな泰平ヨンとかロボットとかは有りません
でした。其処のブックオフ、何故か早川のSFが或る程度
有るんですよね。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/02(日) 17:50:48
(´・ω・`)ショボーン
>>27 持ってるやつも買っておいて、ヤフオクにでも出せばいいのに
殊能センセーがmemoでレムについて書いてるぞ
レムのこと考えたら切なくなる…
プレイボーイ誌で、あなたにとってSEXとはと聞かれたっていうの笑った
今のSFマガジンだよ。
無敵号。砂漠の惑星読んでます。いいですな。
微妙にローテクなのが素敵だ
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/08(土) 03:45:15
ヨンの回想記、どこにもないっす。オークションしかないっす。
本当に復刊しないのかぁああ!
全作品復刊すべき時期は今ではないのかぁああ?
>>36 計器とかにマジックアイ(表示真空管の一種)が普通に使われてんのな。
2050年頃にはやっぱ今のSF読んで「CRTとか普通に使われてんのな」
とか言ってるのかのう・・・
遠未来の話で真空管っていいよね。(*´∀`)
ブリッシュの宇宙都市シリーズにも真空管使った重力制御装置が出てきたな。
それをトランジスターで修理しようとするシーンに萌えたw
60年代作品の特色ですな。
無敵号が重そうな特殊鋼の塊だったり
引っ張り出してくる最強兵器が自律戦車だったりするのが
軍事板に出入りしてる自分にはツボッス
>>41 そう言えば、無敵号のロボットは人型以外だと詳細に記述
されるのに、人型ロボットの描写は殆ど無いですな。
ロボットと言えば何でソラリス・ステーションのロボットは片付けられていたの?
以前、ブックオフにレムの文庫が幾つか有ったと書きましたが、
欲しい人居るんでしょうか?明日日曜だし、ブックオフに行って、
どんな在庫が幾らで有るか調べましょうか?欲しい人居ます?
多分一冊105円位だと思うんだけど。つか、レムの早川文庫版
って、絶版に成ってるの有るのでしょうか?ヨンとかロボットは
入手困難だろうとは思いますが。実費送料負担して呉れれば
送ってもいいと思いました。まぁ、売れ残ってるか怪しいですが。
レムファン普及運動。
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/08(土) 23:11:00
ハヤカワ文庫では、
『宇宙世紀ロボットの旅』
『星からの帰還』
『金星応答なし』
『エデン』
あと泰平ヨンシリーズが絶版中
つ『ロボット物語』
>>47 ネタじゃ無いですよ。ネタにするには余りにもツマランし。
山口県下関市のブックオフの一軒です。
>>42 危険を伴う任務の探査隊が仲間の安否を確認せずに立ち去れない
と言う事情から徒歩の人間がロボットを追いかけるシーンなんか
人型の巨大ロボットが無条件で受け入れられてしまう日本の事情に
皮肉が効いてしまうのだけど恐らくレムは鉄人28号も知らなかった
だろうなぁ。
件のブックオフ行って来ました。流石ブックオフ、早川でも
回転してるみたいで、レムの文庫悉く売れてました。スレ
住人にお分けする事を思い付くのが遅過ぎました。レムは
ソラリスの陽のもとにしか有りませんでした。ソラリスは
絶版じゃ無いですよね。と言う訳で、レムファンに貢献する
事は出来ませんでした。済みません。
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/10(月) 13:44:04
疑心暗鬼になった搭乗員の誰かがしまったんじゃない?
この状況下で、人型の物体が船内を出歩いてるのはすごく嫌だと思う。
本屋に砂漠の惑星の新装版でてた。ハヤカワ
54 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/12(水) 04:29:50
あの解説が納得出来ないのだが。
俺も
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/16(日) 19:38:01
たしかに、おそろしくしょうもない文章だな
57 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/16(日) 21:15:58
ラノベ出身だから仕方ない
アニメキャラっぽい感じとか
どれどれ、とりあえず解説だけ読んでみるよ。
「ソラリス」はハヤカワより国書の方を買った方が良いのですか?
両方読んだけど、はっきり言ってどっちでもいいと思う。
俺はハヤカワ版の訳のが好きだけどね。特に登場人物の会話の部分とか。
でも、ハヤカワは、ロシア語からの重訳で、
ソ連政府に検閲削除された部分もないままなんだろ?
削除部分もマニアしか気にしないような事柄ばかりだった気がしないでもない。
どういうところが削除されたのか知りたいな。国書にはあるのか。
国書版の訳者解説によると、新たに訳出した脱落箇所は主に
飯田訳での目次で「怪物」「実験」「夢」の三章にわたり
全部合わせて四百字詰め原稿用紙40枚分にのぼるらしい。
てか素直に国書版を買ってあげよう。「フィアスコ 」が心配だw
国書版「ソラリス」を買ってはあるが、まだ読んでない
「エデン」読み終わったので、そろそろ取り掛かるか
両方買っとけ
フィアスコのためと、早川作品重版のために
削除箇所は、酷暑版のアマゾンのレビューを見ると詳しく書いてある。
国書版を読んだときにはちょうど早川版の記憶が薄れてたので2度(゚д゚)ウマー
でも忘れてたおかげで、どこが削除された箇所なのかもわからず(´・ω・`)ショボーン
国書版に一票。
理由もよろしゅう頼んます。
装丁は誰だろ。色合いがちゃんと東欧っぽいよね。
ソラリスのサウンドトラックが19000円くらいになってる。酷い。
タル版ソラリスのDVD欲しいんだけど、微妙に高いよね(´・ω・`)
山形県に行ったら駅前にある映画館の名前がソラリスだった
誰か原作に忠実な映画つくってくれんかのぉ
映画監督を翻訳家と勘違いしてないか?
ロリータについてたまたまひっかかっていたので高い城と評論の本を借りた。
まだそこしか読んでないけど、レムってまともで賢いと思った。
敬服する人ができてうれしい。
80 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/21(金) 21:27:57
>78
だな。そんな映像作品なら価値ない。
その意味でソラリスはタルコフスキー、ソダーバーグ両方とも良作だろ。
原作に忠実なもの―単に表面上のモチーフでなく―を求めるには自然だ。
過去の二作品を見たら余計に思う。
素直に言うと
“海に浮かぶ巨大な赤ん坊”や
“波と交歓するケルビンの手”を見てみたいんだなあ。
フラッシュで自分で作ってみるという手もある
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/21(金) 23:38:06
アフォか?んなの映像化したら陳腐に決まってんじゃん。
文学の訴求力は映像の望まれざる現前性に裏切られるの。これ世界の定説なっ。
凄い勢いで「そんなものは何もない!何もない!何もない!」って叫ぶケルビンきぼん。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/21(金) 23:55:39
あの箇所を読む時は、クエイ兄弟の「ストリート・オブ・クロコダイル」を
脳内合成すれば良いんだよ。
<海に浮かぶ巨大な赤ん坊
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 00:11:02
>>83 お前こそアホか。
それを言ってしまったら終りやろ。
単に「再現」して欲しいと言ってる訳じゃない。
原作から遠く離れた前の二作品よりも
原作に忠実にもっと良い物がつくれる人はいないものかと
思っただけ。
あれで十分満足出来るならそれはそれで結構。
>>82 豊田有恒の「イルカの惑星」を読む。で、そのまま実行する。
とっても簡単だ。
真っ赤な海に巨大綾波が落ちるシーンならあるんだが
90 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 01:23:04
>87
原作に忠実にもっと良い物・・・プッ
92 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 01:41:33
〈エクリチュール=映像=文字〉の透明性を無前提に盲信できる87の楽天性が羨ましい。
あらすじをいくら忠実になぞろうと、優れた映画作品ができるわけじゃないんだよ。
そんなこといってんじゃなかろうに。
レムのスレで馬鹿を晒して恥ずかしくないのか
>>92 俺はいつもこのスレでは特に敬虔な気持ちでいる
>85
ベンヤメンタ学院とかもレムっぽいね。
クリス・マルケルのラ・ジュテもちょっとレム風味。
そういうことをいってるんだよ。
>>95 それは、単に個々の作家性が似通ってるだけなんだろうか?
それともヨーロッパなり東欧なりの文化に共通するイメージを
共有してるってことなんだろうか?
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 03:32:28
覚えたての単語使いたいのは分かるけどなぁw
>>97 ヨーロッパ人が、いかにも日本風なものを輸入したがるように、
日本人がいかにも、ヨーロッパ風なものを持ち込みたがっている、
というのはある気がするけど。
インド風とかアメリカ風、みたいに東欧風ってのはやっぱあるしょ。
>97
映像作家の資質だと思うけど、属性的には欧州系なんだろうな。
レトロモダンなレム作品はヨーロッパのモノクロ映画がよく似合う。
ダニエル・シュミットやアラン・レネ作品と同じような翳りを感じる。
>95
ラ・ジュテも米国人ギリアムのフィルターを通過させた12モンキーズは何故かレムっぽくない。
前スレにあったフランスで映画化された「捜査」、入手出来ないかな。観たい〜
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/22(土) 15:21:54
そういえば、昔、ワハハ本舗の名作舞台で
「ソラリス風呂」てのがあったなぁ。
ソラリスの海から汲み上げた海水湧かして風呂に入るやつ。
何この勢い
期待しちゃったよね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
気体しちゃったよね(*´・ω・)(・ω・`*)プー =3
液体しちゃったよね(*´・ω・)(・ω・`*)ジョー ...;
固体しちゃったよね(*´・ω・)(・ω・`*)ブリブリ ●●
砂漠の惑星読了。
隊長の部屋のシーンにウホッと思いました
ソラリスを映画にするんだったら、
ソラリスの真っ赤な海に浮かぶ対象物や長生物といった巨大なオブジェが
みたいなあ。
あれは、人間とソラリスの海の断絶の象徴みたいなものだと思うから。
人間はソラリスの海が何であんなものを作り出すか全くわからない。
それと同様、ソラリスの海も人間の心の動きやその元になっている
人間の行動が全く理解できない。
でも、まあ、ソラリスなんて映画に全く向かない小説と思うんだがなあ。
タルコフスキーはちょろちょろ水が流れてるところを撮りたい
だけだったんだろうけど。
ていうかいい加減早川版ソラリスの表紙は変えたほうがいいんじゃないかな
同意、吾妻ひでおに書かせろ
ところで、なんでメタンは燃えないんだっけ?
「ソラリス」ではなく、「砂漠の惑星」だね。
大気中のメタンと酸素で爆発が起こらないのは、
メタンの
「結合のエネルギーが別のもの」
「酸素に反応するのは触媒がある場合に限られる」
と科学者が説明する。
「ソラリス」と言えばやはり“海”だけれど
“赤と青の恒星”から論じたものは何かありませんか?
タイトル「〜の陽のもとに」は内容をとても
ついているんではないかと思って結構好きなんだ
何か未だ知られていない秘密があるのではと空想している
>>115 全ての秘密と、驚異の時代はレムとともに去ってしまった…。
どうでもいいが、オシムの発言を聞いていると、レムを思い起こす。
もの凄い凄惨な社会体制の変革を経験した東欧のインテリって、
ペシミスティックな世界の見方を、異様なユーモアとして表現するようになる感じがする。
コミケ行けなかった
だれか例のプロジェクトの購入した?
人形つかいと砂漠の惑星を今ちゃんぽんで読んでいますが
読みやすさが全然違うな。 そして表紙のレベルも全然違う。
えー、もちろん砂漠の惑星の表紙がエレガントだということです。
>>120へ、ネタバレ注意!
・・・そして今、俺たちは「無敵2号」に乗り組んでいる。
あのハエどもに、人間が牙を持っていることを思い知らせるのだ。
もしかして、俺たちは間違っているのかもしれない。
宇宙にある未知の機械生命、その未知の論理のほうが本当は
正しいものであり、人間の論理など一顧だに値しないものなのかも
知れない。
だが人間はこのあたりのチャンピオンであり、誰かがやってきて
俺たちの鼻面を殴りつけるまでは俺たちの道を行くのだ。そして
その後も、倒れるまでは全力で戦うだろう。
待っていろ、砂漠の惑星!
124 :
122:2006/08/13(日) 22:50:09
>>123 リコだったら降下シーンだろ!痩せっぽちどもだろ!クモだろ!
・・・だから、人形つかいなんだってば。
わー レスがついてる
でもまだ読み終わってないす
今「虚数」読み終わったんだけど
GOLEM最後の講義後半って
「新しい宇宙創造説」に似てね?
(-ω-)レム睡眠
で、レムコレってどうなったんだよ
>>128 Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< フィアスコ翻訳中だから静かにしてくれる?
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん|/
静かにしていたら、このスレ落ちちゃうわけだが
出版してくれるなら落ちまくってもかまわん!
今年の夏も過ぎ去ろうとしていますね。
季節が動くときの
蝉の声 響けば
寂しい人の心も 変わる♪
事情は知らないが
『不成功』動きだして…
『フィアスコ』ましてや『フィアスコ(大失敗)』(カッコ悪い)なんてやめてくれ
イタリア語で失敗なんて意味誰も知らないし
下手したらワインコーナーに……それはないか
潔く直訳か思いきって日本版オリジナルタイトルを作って下され
英語でも使ってるよ
拝欧(英)主義だあ―ウソ、冗談。
『星からの帰還―再挑戦』どうだろう(笑)
砂漠の惑星を読んだ。
丁度造物主の掟読んだとこだったんだが機械の進化ってのは同じでもまるで方向性が違うなあ。
20年以上前に買った「天の声」読了
>>138 いまだに読めてない。とにかく、最近の本とは密度が違いすぎる。
レムの一行はラノベの一冊
評論だと、さらっと書けばいいことをわざと小難しく書いてるなとも思うが
方向自体はまともだから尊敬している
天才だもんね あのシト
>>140 きっと、くどくど書かないと世のおばかどもは理解できないかもしれんと
思って、アナンケに追い立てられていたのかも
と言ってみる
天の声、「ハヤカワ教授」で吹いたw
泰平ヨン様読んだことないや…
ガキでも手に入るようになるのはいつ頃になるでしょうねー
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :2006/08/22(火) 21:39:06
『大失敗』 9月28日刊行予定 本やタウン近刊情報より
これピルクスものだったのね 知らなかった
みなさん、9月28日が発売日じゃありませんよ
発売された日が9月28日ですよ・・・
>>138 実家で「天の声」発掘。奥付には82年6月15日発行とあった。
まだ読んでない orz
訳題『大失敗』か、いい判断だ
『天の声』をグロス・パーナじゃ
何の事か分からんかったろうし
>>148 国書の案内じゃ飛行士パルヴィスは…ですよね
本やタウンの紹介ではピルクスもの最後の長編と。
Pirxieってパルヴィスとは読めない…よね…
なんかしょーもない間違いだったらごめん
正直、俺は『フィアスコ』でいってほしかった。
正直、俺は『ステテコ』でいってほしかった。
我はバルサミコを所望す
わしゃ「アンスコ」(=アンダースコート)がええのお。
ピルクスがアンスコ穿いて宇宙を探検する話きぼんぬ
どれどれ、と書斎で書き上げるが公開はしないでおこうとファイルに閉じこむ故レムを想像
アンスコを穿いているのか脱いでいるのか
結局そんな事我々には判らないのだ
いや判る筈ではないのだ…そうじゃないかね?
とだけ触れて最後まで二度とその話題が出てこない。
なぜ二度と話題にならないかと言えばアンスコを頭からかぶっているせいだ。
レムのさえ下ネタに持っていかないと安心感が得られない奴がいるようだなあ
「枯草熱」は「こそうねつ」と読む、ということを、最近はじめて知った
「かれくさねつ」だと思っていた
俺なんかつい最近まで『宇宙飛行士ピ ク ル ス物語』
だと思い込んでたもんねw
俺なんか泰平ヨンは「泰平」って苗字の、
日本人とポーランド人の混血かと思っとったがな。
ジュテーム、泰平よ〜ん
>>163 「ピクルス」は食い物の名。
人の名ではない。
宇宙飛行士ピルクス物語 の検索結果 約 1,050 件中 1 - 10 件目 (0.33 秒)
宇宙飛行士ピクルス物語 の検索結果 約 182 件中 1 - 10 件目 (0.96 秒)
どっちも少ない・・・
ピラルクってのも元気があっていいけどね
じゃあ私はピッツァってのを押すね
じゃ俺はピカチュウでいくか。
こういうのをマターリて言うが?
誰か自家製白楽電の絶叫でも書いてヨ
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
\_/ \_________
/ │ \
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< あんすこふぃあすこ!
\_/ \_________
/ │ \
白楽電うぜーwww
白楽電かわいいよ白楽電
『フィアスコ』国書のHPに近刊予告でないですね
このモヤモヤを大腸菌「能弁スーパー」でも読んで解消しよ
あのう、プレパラート間航法って何の短編でしたっけ?
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< アンスコ試着中だから静かにしてくれる?
_φ___⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
|愛媛みかん|/
静かにしてればフィアスコ訳していただけるんですね?
フィアスコってサンボやマンボの掛け声みたいだ
ぐぐると大破局(フィアスコ)がいっぱいヒットするじゃないかヽ(`Д´)ノ
国書刊行会版「ソラリス」読了
「検閲」による削除と言われている部分を
ハヤカワ文庫版と少し読み比べてみた
部分的ではあるが、まとまって削除されている
「怪物たち」の章の原形質が作り出す「対称体」などの説明と
「思想家たち」の章のソラリス学の説明は
冗長で必要ないと判断して削られているような気がする
全体として、回りくどい表現、重複的な叙述などが
1〜2行単位で削られているのが目に付く
ポーランド語からロシア語に翻訳するときに
小説としての読みやすさを優先したという印象をもった
レムはアメリカSF叩きまくってるけど
90年代以降に活気づいたオーストラリアSFや
カナダSFにはどんな感想を抱いたんだろうか。
イーガンとか読んでいたのかな・・・
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < フィアスコまだ〜?
\_/⊂ ⊂_ ) \_____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
一応今月末の予定になってるが…
京極夏彦と国書刊行会の予定日は当てにならんな
高い城の時も、本屋タウンに情報が出てから、一度延期してるんだよね。
まあ俺もまだ「高い城」読み終わってないし、許してやるよっ
「グラックの卵」に入ってたチラシを見ると題名が「フィアスコ」になってるんだが
ま、出ればどっちでもいいんだけどさ
ドストエフスキ―1821生まれなんだな
レムとちょうど100歳違い・・・・それだけ。。。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/09(土) 15:30:11
泰平ヨンって原語だとどういう言葉なの
>>191 泰平は「チホ」とかそんな発音だったような記憶が
痴呆ヨン
今日は何曜日だったかのう?
>>191 「チヒ」で静かという意味。ちゃんとしたポーランド語じゃない・・・そうです。
SF宝石(深見弾さん)引っ張り出したきた。
ありがとうございます。
静かという言葉をもじったような名前なのか。
ヨンはそのままヨンなのですね
どうなんでしょう…其処までは書いてません
チヒ家のヨンという事らしい。
どうもありがとう。 なんかチボー家のジャックみたいですね。
技術大全が訳される日は来るのかのう・・・
コミケで出たレム本に一部訳されとったよ。
ぶっとんでておもろかった。
Lたん追悼本?
手に入れられなかったから、ネットの簡単な内容紹介読んで満足してる。
翻訳してほしいなあ。
>>201 かのサイトを見たが、東京近郊住人ならなんとか入手できそうだな
203 :
200:2006/09/12(火) 23:56:03
くわんさい、なり・・・
マイレージが貯まったので、行ってもいいけど
惜しむらくはそこまで熱意がないってことだ
ゴーレム]Wの最後の「認識的崩壊天体工学」のどこら辺が
「認識的」なのか分からん。教えてエロイ人
ソラリスでクリスが行う「決定実験」がよく解らないです。
計算機の答えも脳の産物にすぎないかもしれないんだよね?
何か見のがしてるのかなー。教えてエロイ人
夢?の中で電卓をたたくとしよう。たとえば
123×456= 一瞬で答えが出る 56088
次に紙と鉛筆でこの答えを検算する。
もし検算した答えが正しければ
A)俺の脳電卓並み、一瞬で答えが出せるぜ・・・
B)夢じゃない。電卓は実際に存在する
おそらくBだろう。
検算結果が食違ったら
A)電卓こわれてん
B)一瞬でらしい数字出したがやっぱりデタラメか・・・夢だな
おそらくBだろう。
って事じゃないかなあ。夢の中でも検算は正しく出来るってのが前提に。てか俺もよく解らんw
自分が混乱して正常な計算能力を失っているかどうかを確かめるためじゃないかしら
チャンピオンズ・リーグのバルセロナとレフスキ・ソフィアの試合を何の気なしに観てたら、
レフスキ・ソフィアのサイドバックにスタニスラフ・なんとかって選手がいた。
スタニスラフはけっこうメジャーな名前っぽい。
その名前の知り合いに(波系米)レムを知ってるかときいたが、
誰それといわれた。
>>201 九州人にはつらいなぁ。後台風コワス
>>212 そういやポーランド分割のときの君主の名前もスタニスワフだったね
いまさらだけど、やっぱフィアスコ延びたみたいだね (´・ω・`)
ほんっとーにいまさらだな
むしろ伸びずに発売されたら何かいろいろと勘繰っちゃうよ
>>212 大学院生のころ、ポーランドからの留学生の面倒見させられたんだが
そいつの名も「スタニスワフ・某」だった
「レムと同じ名だね」といったら「ああ、サイエンス・フィクションのね」
と流暢な日本語で迷惑そうに返ってきた
>>214 追悼だとかって力入って延びたのならファンとしては許すけどねえ。
〈大失敗〉11月刊行(本の雑誌)
てんこもりの内容って、どういう事だろうか
謙虚に待つ。
ほう!超娯楽大作ってことか?
大失敗がてんこ盛り・・・
>>220 レム最後の作品が娯楽作だったら
物凄い皮肉なんじゃないかと思ってしまう・・・
これからはポーランド文学翻訳がモテる!
早速、翻訳に取り掛かるんじゃよー!
まずはこれを翻訳するんじゃよ!
「大失敗」
[国書刊行会が]
224 :
220:2006/10/16(月) 22:42:45
>>222 わりと後期の中編で「マスク」ってゆうの読んだら
文体は凝ってるけど内容は娯楽的とゆう感じだったんで
レムも作風変わったのかなと思ったから。
「虚数」より後なのに一目惚れされたロボットにストーカーされる話って・・・
>>200 200様、本日その酒場にでかけてレム本を入手してきました。よい情報を
ありがとうございました。取り急ぎお礼まで。
226 :
200:2006/10/18(水) 10:02:23
なんのなんの
いいお店だったでしょう!
まだレムは残ってるようなので他の皆さんもよろしく。
>>223 モテモテ王国かよw
本が出ないくらいしか共通点がないけど
「本の雑誌」読んだ。レムの集大成ということで非常に楽しみ。
しかし山岸の記事では11月刊行になってるのに
国書のHPでは12月刊行だ。
これはまた延期するかも分からんね
あら〜ホントだ
12月上旬ぐらいかな。
もう何も信じられないw
ただまあ、国書のHPに12月って書いてあるということは、
少なくとも訳稿はあがったんだと思う。
つか、そう信じたいw
ミンミンゼミの鳴く12月か・・・
○×マダーとかいって
どんぶりチンチンやる奴に限って
いざ刊行されても読まない
「大失敗」マダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
君、「高い城」はもう読んだのかい?
へんじがない 「そらりす」もみどくのようだ
「高い城の男」なら読んだお
マタマタご冗談を _ィ
___ __//l
 ̄""">゙′  ̄ヽ|
ヾ、ノ _r= _〜ヽ
Z___ `゙Y ニュ_
 ̄i _―<-=仝ー、ト、\
乂 / `ー゙)∧/~)
/ / / """〈/~))
// 〉 / ̄)丿
`/ / / てノ~)
| i / /
| i /θ /
レムの未発表稿、発見さる!
『大冗談』
「星からの帰還」と「宇宙創世記ロボットの旅」を古本屋で見つけて買った
・・・・おのおの1050円だった
「星からの帰還」が絶版なんてありえねーー
>>241 という感覚はあの宇宙飛行士たちが、未来の地球に感じたものと同じような気がする
25年前に買ったおれは勝ち組
244 :
243:2006/10/28(土) 15:07:52
ちなみに1977年発行の初版
300円ぐらいだったかな
おれのは昭和54年の三版だな。
ちなみに420円。
ソコロフのカバーがいい味だしてますな。
元の流れになってよかった。
浴槽復刊してくれんかのう・・・
実家で見つけて読もうとしたら崩壊したorz
>>246 お前が落としたのはこの「浴槽で発見された日記」か?
それともこの「浴槽で発見された手記」か?
日記だね。
249 :
240:2006/10/29(日) 00:44:30
2、3年ほど前にファンになった22歳ですけど
みなさんは復刊を希望する派ですか?
それとも古本屋をさがす派ですか?
自分は後者だったんですけど、なかなかなくてあきらめて
しばらくたって見てみると見つけたという感じです・・・。
しかし古本屋ってどこ行っても同じ本ばっかりな印象です。
サンリオ文庫なんて実物見たことないorz
「金星応答なし」
「星からの帰還」
「宇宙創世記ロボットの旅」
を手に入れられたのは奇跡かなぁ・・・
サンリオから出てたのは「天の声」「枯草熱」「浴槽で発見された手記」の3冊だけだからな。
「浴槽・・・」以外は国書から出てる。
復刊してくれれば嬉しいけど期待できないからねぇ
てか国書のレム紹介欄で”健筆をふるっている”とか改訂しろよ...
一通り持っているけど
レムコレ第二期配本を期待してる
全冊ハードカバーで、でんと置きたいから
ベスト10はマジでいらんけどな<レムコレ
コレクションとか言ってるが、コレクターなら全部集めたいに決まってるだろ。なぜベスト?
>>252 俺も第二期があればいいなと思うけど、全部出るまでに何年待てばいいんだろうなあ・・・
何年・・・
後世のためと思えばいい。
2106年第二期刊行開始
ちょっくら深宇宙探査行ってくる。
今年生まれたウチの子にレム読ませまくって洗脳して、外語大に行かせて、ポーランド語専攻させて
ポーランドに留学させて、第2期の訳者になってもらおう。
それまで国書残っててくれよ〜
国書は残ってもレムを読むべき257はもうこの世にないってパターンだな、そりゃ
あなた方が、死の床で手にしたいレムの作品は?
教えて欲しいんだが、つい最近偶然手に入れたソラリスでファンになった。
で、つい昨日また古本屋で見つけた泰平ヨンの現場検証を即買いしたんだが、
既刊をみてみたらどうもシリーズ物っぽい。これって途中から読んでも大丈夫
な話か?それとも一から読まないと話が通じないタイプなんだろうか?
読みたくて読みたくてたまんないんだがネタバレになるようだったら前作を
集めてから一気読みしたいし…。悩む。
新手の自慢か?
そんな簡単に「泰平ヨン」が手に入るんなら世話ないわい
一応独立した話だから、途中から読んでも大丈夫だぞ。
でも、ソラリスからいきなり現場検証は歯ごたえがありすぎてつらいかもしれんw
集められるのなら、回想記>航星日記>現場検証の順で読み易い順に慣れなが
ら読み進めるのがお勧めw
>>264,262
正直すまんかった。ソラリスも泰平ヨンも3冊200円の棚に入れられてたんで探せば自然に手に入る作家だと
思ってた。
スレ読み終えてついでにアマゾンで検索かけて自分がいかに幸運だったかを知った。
とりあえず俺掘り出しモン手に入れたぜ、よっしゃぁぁ!と思いながらこの週末に
読み切ろうと思う。
ぐだぐだ書いてたらミスった。
>>261,262すまんかった。
あと263、ありがとう。とりあえず図書館とかも当たってみる。
うちの市の図書館はヨンシリーズは「泰平ヨンの未来会議」しかないわ。
レムの宇宙カタログ 大和書房
泰平ヨンの未来学会議 集英社
浴槽で発見された日記 集英社
宇宙飛行士ピルクス物語 早川書房
エデン 早川書房
砂漠の惑星 早川書房
天の声 国書刊行会
高い城・文学エッセイ 国書刊行会
ソラリス 国書刊行会
虚数 国書刊行会
完全な真空 国書刊行会
県立か国会から取り寄せよう。
「雨の王ヘンダソン」を回してもらったことある。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/07(火) 08:58:02
1 宇宙創世記ロボットの旅 ハヤカワ文庫 1978
2 宇宙創世記ロボットの旅 集英社 1980
3 宇宙飛行士ピルクス物語 海外SFノヴェルズ 者 早川書房 1980
4 エデン 海外SFノヴェルズ 早川書房 1980.1
5 完全な真空 文学の冒険シリーズ 国書刊行会 1989.11
6 虚数 文学の冒険シリーズ 国書刊行会 1998.2
7 砂漠の惑星 ハヤカワ文庫 2006.6
8 ロボット物語 ハヤカワ文庫 1982.3
9 捜査 者 ハヤカワ文庫 1977
10 ソラリス スタニスワフ・レムコレクション 国書刊行会 2004.9
11 ソラリスの陽のもとに ハヤカワ文庫 1979
12 泰平ヨンの未来学会議 ワールドSF 集英社 1984.6
13 泰平ヨンの回想記 ハヤカワ文庫 1981.11
14 泰平ヨンの航星日記 ハヤカワ文庫 1980
15 高い城・文学エッセイ スタニスワフ・レムコレクション 国書刊行会 2004.12
16 天の声 サンリオSF文庫 1982
17 星からの帰還 ハヤカワ文庫 1977
18 浴槽で発見された日記 集英社 1980.9
19 レムの宇宙カタログ 者 大和書房 1981
うちの市の図書館はこんだけあった
269 :
渚 水帆(作家&阪大のアイドル):2006/11/07(火) 09:04:59
偶然古本屋で銀背の「金星応答無し」入手できたのですが、なんかドイツ語からの重訳とのこと。裏表紙の
原書写真はロシア版、で、目次には「地球危うし」なんて書いてあってなかなかゆかいでした。
しかし、昭和26年(でしたっけ?)にあんな話考えつくとは、すごいなあと。
最近オクで現場検証が一万以上で落札されてた。
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/08(水) 03:56:36
レムの宇宙カタログっておもしろい?
安野光雅の、目玉・ナイフ・フォークのカバーイラストが
レムを言い得ていて良いくらい。
中身は他で全て読めるはずの。
うちの図書館には「現場検証」しかない。
あれがシリーズ中一番読み難かったのかー。道理で。
wikipediaより 国書刊行会の説明の抜粋
「ほんのわずかな大きな企画を除いては、基本的に執筆者の企画持ち込みに頼っている。
この場合には出版費用は執筆者が全て負担する。初版のみで重版する予定でないため、
売り上げ高によるペイバックも無い。編集担当者がついた自費出版、というのが実態である。」
道理でちんたらやってるわけだ・・・
で、レムコレは「ほんのわずかな大きな企画」なんだろ?
頼む、そうだと言ってくれ!
>>275 なんか一昔前の悪徳出版社みたいな言われようだな
ハヤカワ版が生きてるのにあえて「ソラリス」を出版した
執筆者の気が知れないのは俺だけですか?
>278
お前だけ。評価はともかく、初の原典翻訳だよ。
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/11(土) 11:32:10
国書は採算度外視で編集出版してくれる優良出版社。
>>277 いや逆に褒めてるぐらいじゃない? 規模は小さいけど堅実にやってますよって。
ペイバック無しなんだから、儲けは全部企画持ち込んだ人のだし、フェアじゃない?
出版費用負担させておいてペイバックありなら超悪徳だがw
編集担当を雇う為の金はいるかも知れんけど、大型書店や図書館とのコネを使えるの
は大きいだろうしね。国書の本なら、という信頼や実績で買って(置いて)くれるだろうから。
>>278 抄訳だったのが全訳になったんだから出版する意義は充分にあるよ。
ていうかハヤカワ版から入った人はレムを上等なエンタメを提供するSF作家だとずっと考えて
いたんじゃない? でも本当はSFで文学やって小難しいことをいう人だということがわかった。
そのことに、いまいち納得できないんじゃないの?
例えば抄訳でカットされてたソラリス学なんたらっていう部分は、レムの作家としてのメインテーマ
を理解する上で重要だと思うよ。冗長になってしまったというのは否めないけどね。
でもそういう意見とか、あるいはあの部分でレムに関してのイメージが変わったとか言う意見
ならともかく、ハヤカワ版だけで別によかったとか言う人が多いよね。
エンタメ求めてたら文学やってたんで苦痛もしくは理解できないって人が多いのかな。
283 :
278:2006/11/12(日) 22:45:26
SF小説と本気で向き合ってる人には好評だったのか…
どうやら俺はスペオペでも読んでたほうが良いみたいだ。
>>283 レンズマンの新訳が必要か?というようなものだと思ってみればいい。
クリアエーテル
「捜査」がハヤカワSF文庫に出てたから、買って読んだ。
うーん、微妙・・・
「ブラウン運動」で死体が動く…えっ?!
一般に不出来と言われているようだが
読んでて、あの振り回され感が枯草熱より好きだなあ
俺も『枯草熱』よりも『捜査』のほうが好きだな。あの雰囲気がたまらない。
キャラも(・∀・)イイ!!
金森達氏の「捜査」の表紙絵(ロンドン雪道)が
西武のギャラリーで売ってて
“本物かあ?”と思いつつ買えなかった。
レムも誉めてるし、買っとけばよかった。
まあ、思い違いかもしれないけど…自分でもナゾ。
『捜査』を、漫 画太郎先生にマンガ化していただきたいと思う。
グレゴリーのブチギレシーンが満載。
>>290 素晴らしい…多分4P位で終わっちゃうと思うけど
是非とも読んでみたい。
国書刊行会は、採算度外視で発行してくれる。
だから買うほうも採算を度外視してお金を出すんだ。
いや、買うよ。買うって。
だから発刊おながいします。
ソラリスを図書館ですましてすいません。
でも、文学の冒険シリーズを半分以上買ってるから勘弁してくれ。
読書用と保存用で
必ず二冊買ってるたい。
レムコレが企画であがったとき国書へ資料請求したら
3日くらいでパンフが10部届いた。
あの熱かったころの初心を忘れずに刊行をお願いしたい。
熱かったっていうよりパンフの処分にこまってたんじゃないか、それw
SFって文庫で読むものだとばっかり思ってたら
こういう出版社もあるんだって最近知りました
充実してる古本屋とか無いですか?
文学の冒険とか読んでみたいのがあるんですよね。
まあレム作品は再録されてるようだし自分だったら
穴場みたいな所はわざわざ人に教えないけど。
うん。「大失敗」今年中に読めるね!
今後予想される流れ
読めるね
↓
読めるはずだね
↓
・・・読めるんだよね?
↓
読めないじゃん国書死ねよ
御大お亡くなりになったのが遠い昔に感じられる今日この頃・・・
>>301 それは「今年のクリスマスこそ!」って心意気に近いモノガアル
あー正月ゆっくりフィアスコ読んですごしたいねぇ
いいからどんどん出せよというか出してくださいお願いします。
でも売れてないのかなぁ
完全な真空、この前本屋で見たら8版まで刷ってたから一定需要はあると思いたい。
「完全な真空」文庫になれば裾野は広がるんだけどな。
創元&平凡社ライブラリだと渋い。
ありえんか…
ってか、翻訳作業が終わってから、発売の告知を出すものじゃないのか。
なぜ、こうも延期を繰り返すのだろう。
>>309 翻訳作業にとっかかる前に売り出しにかかって
ただでさえ足の遅い翻訳作業に発破を掛けると。
いわゆるひとつの「はしごを外す」と言う奴だ。
まあ気長に待ちましょう。
私には…
もう残された時間が…
15年後 生誕100年の催しまでは…
国書刊行会が生誕100年に合わせて出そうとした本が生誕103年に出る
翻訳が遅れに遅れて、ようやく出たのがたまたま生誕100年だったから
生誕100年記念の本
150周年までには第二期刊行開始希望
317 :
257:2006/11/30(木) 19:56:26
>>316 だから俺の今年生まれた息子が訳すから安心しろってw
18年後の
>>317の家庭での1コマ
親父、俺、ずっと言えなかったんだけど・・・ホントはポルトガル語学者になりたいんだ。
和風礼夢とかDQNな名前は付けてやるなよ。
そういや俺っていつもスタニス・ワフレムっぽく発音してしまう。
というか最初そうだと思っていた椰子は俺だけじゃないはず。
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/02(土) 13:41:51
今まで図書館で何度も借りてたけど
昨日やっと完全な真空買った。
>>321 えらい!
>>309 「いつ頃に翻訳があがりますか?」と訳者にきいて、だいたいそれにあわせて
出版とか宣伝計画作るんだよ。多少余裕は見込んでおくけれど、訳者の作業が
とてつもなく遅いと、このレムみたいなことになる。広告うったくらいで
発破がかかってくれるほど律儀な訳者ばかりなら、苦労はしないって。まし
て自分がえらいと思いこんでる大先生ともなると、十年二十年かかえこんでも
「オレ様が納得いくまでは」と平気だし、まわりの弟子どもがおだてるもんで、
どれだけ遅れられるかが大物の証拠だとかんちがいしているような人もいるし、
だから岩波文庫なんかで何十年たっても下巻の出ない本もいっぱいあるわけで、
だから出版社ばかりを責めないでおくれよ。本が書店に並ぶまでは出版社には
一銭も入ってこないんだから、出版社もさっさと出したいのは山々なんだよ〜。
国書の中の人乙
>>322 つまり沼野充義氏が抱え込んでるってコトカー!
沼野タンちょっとくらい訳が変でも気にしないから早くだして!
>>324 フィアスコの翻訳はミツヨスキーではないはず
ソラリスも映画に間に合うはずだったのに〜。いまの5倍は売れたはずだったのに〜。採算見通しもボロボロ...
>>321 ありがと。
そうだったのか。
レムの全集は装丁とか含めて、とてもステキだと思うよ。
これからも目が離せないし
レム全集は必ず買います
ダールグレンもゴーレム100も、ジーン・ウルフも、それからそれから、
…だからぼくが生きてるうちに出してください おながいします
329 :
324:2006/12/03(日) 02:38:30
>>325 ホントだ。久山宏一氏だった
沼野タンスマソ
大失敗、予定が予定のままで既に12月10日まできてるわけだが
短編集の替わりに
『偶然性の哲学』やらを入れて欲しい。
で、本棚に並べてウットリ眺める。
読まずして如何に読むか…ダメな解決法
国書のHPでも、12月発売のままだな。
本当に、発売するんだろうか。
2006年とは書いてない気がしないでもない。
よく見ると20006年だったりとか
タイムジャンプしてどーする。
予定自体が大失敗。冷凍しちまえよ
水平線のようなグラフの生活を送ってる身には
そう簡単に出てもらったら困るから、いい。
公式サイトの更新が1ヶ月以上ないのは笑うなあ、国書。
国書の近所で働いてるんだが、会社前のモスで昼を食べてると、
社員らしき人を見かけるので、いろいろ聞きたい気にはなるね。
何の気なしに口に出して言ってみる。
「フィアス…」
一瞬にして店内の空気が張り詰めた。
隣に座っていた二人の男性客が、私の言葉に驚いたようにじっとこちらを注視している。
私を見つめる二つの顔は、まるで生ける死人のようだった。
こけた頬。落ち窪んだ瞳。よほどの心労か過労を抱え込んでいることは明らかだ。
生気を失った顔が、戸惑うような、おびえるような表情で私を睨んでいる。
「あっ、いえ・・・・何でもなんです」
私は取り繕うと口を開いたが、その瞬間、二人は椅子から転げ落ちるようにして席を立ち、ハンバーガーショプを逃げ出していった。
二人がいなくなったテーブルを眺めながら、もう一度、口の中で呟いてみた。
「フィアスコ・・・・・・大失敗」
有志をつのって会社の前でフィアスコ踊りを踊ればいい
ここであらかじめ予告しておけばVTRとって訳者に見せられるさ民の声を
編集者じゃなくて訳者がヘタレで訳了できないんじゃね?
編集者にしてみれば不良債権はとっとと出して片付けたいだろ
訳者が何年も前に訳了してるのに編集者が出さない東京創元社のような例もあるが
レムは沼野先生の教え子軍団くさいし、冒頭の可能性をとるね
この手の翻訳で刊行が遅れるのは、ほとんどが訳が完成してないのが原因だよ。
俺がお手伝いした某著作集も予定を10年ぐらい遅れてやっと完結したけど、
途中で翻訳をほっぽり出しちゃった先生とか、完成前に死んじゃった先生がいたりで、
代わりの訳者を探したりしてるうちにどんどん時間が過ぎていった。
基本的に、大学に職を得てる研究者が訳者に指定されるような著作の場合、この程度
の遅れは日常茶飯事かと。彼等は皆本業が忙しいし、翻訳一本で食ってる人とちがって、
仕事が遅れてもそれで食えなくなるわけでもないので、ずるずる遅れてしまう。
壮言社はなぜ遅らせるんだろう。
社長が訳者が罵られるのを見て楽しむとかか。
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/16(土) 02:46:28
>>345 ビジョルドのヴォルコシガンシリーズ最新刊『メモリー』の訳者あとがきで
「訳していたのは6,7年前」と書いていた
いや、創元でなかなか出さんといえば「幻想文学論序説」訳者あとがきに
あるように、工藤幸雄完訳「サラゴサ手稿」じゃないか、ひどい。
そういえば、「序説」の訳者があとがきで、”白鳥が白い・・・”云々の
記述はレムを意識して反論しているつもりだろうか?
オレのボンクラ頭ではどっちに理(?)があるのか解らないけど。
コードウエイナー・スミスの第81Q戦争の訳者あとがきで伊藤典夫氏が
未訳の残りは近いうちにおめにかけることが出来ると思う、と書いていたが
来年の2月で10年経つよ(´・ω・`)よっぽどSFは売れないのかな・・・・・・・
翻訳家があげてくれないことには売りたくても売れないから。
フィアスコや
一週間後に
読めるかな
繁く書店に
通うもむなし
>今日の訃報
>高坂和彦氏、フランス文学者。
>12月21日、心不全のため死去。享年74。
>国書刊行会 《セリーヌの作品》 の中心的翻訳者として活躍。
>担当した巻は『夜の果てへの旅』 『なしくずしの死(上・下)』 『ギニョルズ・バンド』
>『またの日の夢物語』 『城から城』 『北』 『リゴドン』 『ギニョルズ・バンドU』 と全15巻の半数以上に及ぶ。
>(ちなみにこの全集、刊行開始が1978年、最終巻が2003年と刊行時期が四半世紀に及んでいる。
>後半は間隔があき、社内ではオリンピック配本と呼ばれていたことも
第二次オリンピック配本・・・スタニスワフ・レムコレクション
『なしくずしの死』積ん読だわ。
考えてみれば早く訳せだの出版マダ〜だの
身勝手と言えば身勝手。
だらしなく待つか。
たぶん翻訳が進まないのは、以前のように英訳からの翻訳ではなく
原書であるポーランド語からの翻訳であることと、あと、原作者が亡くなられたため
翻訳作業上の「質問」などができなくなったところから発すと思う。
こうして徒然と鑑みると、作者の思想思考発想その他を盗む行為に見える
「文学批評活動」っていうのは、一作者をシミュレートする優れた手法なんだな、と思う。
同じくこの手法による研究者の存在もだ。
西側よりもいち早く翻訳紹介されたのは
優れたポーランド語・ロシア語の翻訳者がいたから
と聞いております。
英訳からの翻訳は一部の評論位で小説は無いでしょう。
参考のためなら、英訳がなくても
露語訳を参考にできるんじゃないかなあ。
『フィアスコ』の解説、意表をついて伊藤典夫氏か
生きよく山形浩生氏がいいな。
いや、ジョナサン・カラーの批評を付けちゃうというのはどうだろう?国書様。
わっはっは
“1月刊行予定”ってあんた…
レムかわいいよレム
1月は毎年あります
これでモヤモヤがなくなって
ゆっくり正月が過ごせるよ!
orz
ポーランドつながりでポランスキの自伝「ロマン」訳出してくれないかのう。
激面白いと思うんだが。
ローカルだが京都新聞の今年の訃報者の一人にレム
「ポーランドSF作家」として
他は
ジノビエフ 元ロシア反体制作家
マフフーズ エジプトノーベル賞作家
スタイロン 米作家
やっぱりSFがついちゃうんだな
他の新聞はどうなのかな?
ItuneUSでソラリスのアルバム見つけたけど
他国の買えない。
新年おめ
今年はちゃんと大失敗出るよな・・・?
新年早々、大失敗つーのもなんだかなー
ソラリス読んだ
サルトリウスのお客さんを見せられない訳はなんとなく判ったけど
ギバリャンが自殺しちゃうのって内心望んでても黒人とやったりしたら
世間体が傷つくような層の出身って事なんでしょうか?
スナウトのお客さんが気になる、やっぱり見せられないようだが…
って名作読んでこんな浅い感想持っていいんだろうか…
黒人を殺したのかもよ
深層にある苦しみなんだから
ほ〜
オレは黒人の娼婦位に考えてた
モラルとして自分を赦せずに…
浅いか。
>>367 サルトリウスのお客さんっていうのは、黄金色の麦藁帽を被った子ども(?)だっけ?
死んだ(あるいは殺した)自分の子ども?
タルコフスキーの映画では小人が出てきたような記憶があるけど。
>>369 あ〜、黒人に夢中なんだけど、対面上押し隠してるって奴か。
そうかもな。それが「モラル」だとは思わないけど。
モラルは「娼婦」にかかってるんだが・・・つまり、不倫。
やっぱり、浅いか。
×不倫→浮気(裏切り)
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/06(土) 11:54:33
黒人女は人格まで再構成できてなさそうな感じだから、
ゆきずりで殺したとかそんな感じではなかろうか
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/06(土) 13:23:49
変なCM
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/06(土) 13:24:15
ギバリャンは学者としてかなりの地位を築いてる人なんじゃないか
と思って読んでた。
優秀な頭脳でも尊敬されてるのに内心ではデッカイケツを見ると
ムシャブリ付きたくなるなんて人に知られるのが自我が崩壊するほど
恥ずかしかったんじゃないだろうか?
>>370 映画では小人だったの?やはりソ連にも児ポ法みたいなものは
あるのだろうか…
タルコフスキーの映画といえば、ギバリャンのお客が
白人金髪ポニーテイル少女だった気もするがオレの妄想かもしれん・・・
思い当たるのはスナウトはケルビンを初め
海が送り込んできた物と思って思い切り警戒している事…
でもスナウトの性癖をはっきりさせてしまうと状況が
客観視できてしまうからコメディーになってしまうけど
ここに何でも当てはめてしまえるから不気味さが出てくるんでしょうね。
新訳出版時の沼野&巽の記念対談に行ったんだが、
質問タイムの時に、お客について聞こうかと思ったんが、結局聞かなかったんだが
聞いたらよかったな。
この人の作品はプレミア価格で暴利を貪るっていう印象しかなくて好きになれないな。
愛と裏切り、音楽、ニグロ、上流社会、不幸、近親相姦・・・
>>381 古本屋で売ってる本は、本人の印税にはならないぜ?
アタマ大丈夫?
逆に考えるんだ
プレミアがつくほど人気のある作家なんだと
本国ポーランドでは本も手に入りやすいんだろうな
羨ましい
ファーブル昆虫記は本国じゃ誰も知らないって話を聞いたことがあるけど、
レムもそんな感じだったりしてなw
>ファーブル昆虫記
名作なのに…
>>386 レムは有名
死んだときも、一面記事だったようだし
あの人、作家であると同時にインテリだからなあ…
簡単に書けることを長く書ける。
作家と同時にインテリアって読んじまったよ
>>386 死亡記事はポーランド国内最大手の新聞で一面トップの扱いだったお。
レムの小説は、むこうの国語の教科書にも載ってるそうだな。
たぶん、文章の美しさではなく解釈のために掲載されるんだろうな。
そして、ためしに作者自身が出した答えが×にされるパターンか。
ヴォネガットかいな…タイプとしては似ているような…
リンクの意味がわからん
レムの写真使ってTシャツとか作って自分で着てたら
肖像権なんたらにあたるのかな
それを着て国書の前で(ry
肖像権って、日本の法律じゃ独立した権利では無いんです。
タレントなど顔を売る商売じゃ無い人の場合、憲法の中の
「安寧な生活を送る権利」を犯す事を「肖像権が侵された」
って成るわけです。
ですから日本国民で無いし、ましてタレント活動をしているわけ
で無い、レム氏の肖像に肖像権は発生しません。
発生する権利としてはその肖像画の写真なり絵画なりの著作権
が問題になるだけです。
>>401 >憲法の中の
>「安寧な生活を送る権利」を犯す事
根本的に重要なことを知りました。 ありがとう。
もしいつか自分でデザインプリントしたレムグッズを持っている女に会ったら
指差して手でも振ってやってください。
レムグッズとかあったら買うんだけど
レムの手書きのイラストも味があってよろし
例えば安部公房だって死んだ時きっと新聞の一面扱いだったろうし、
教科書にだって載ってる。
だからといって日本人の中でさえどれくらいの知名度があるもんか……
それと同じようなもんじゃないかと思うんだが、どうだろ。
同意。
科学の世界から来た陳入者
作家というより学者のにおいがする(日野啓三)
こんな所が文学に詳しい人の一般的なレムの印象じゃないかなあ
おれはこの人、たまらなく文学者くさいと思うけど
安部公房は知名度と関係なく偉大だ。
俺たちは同世代を生きたからレムの作品にも触れられたけど
もっと時代が下っていけば本も情報も少なくなって
もっと読まれなくなってしまうんだろうな
日本の作家でも、結構いい作品書いてても
死後忘れ去られたような作家が多いよ
近代の作家は三島や夏目や太宰だけじゃないのに、もったいない
蘭郁二郎とかももうちょと知られててもいい希ガス
国書HPにある翻訳ブックカフェ、何か面白い話があったら教えてください。
先日タル版ソラリスのビデオ借りたら途中でテープちぎれました。
たしか「えーーーーっ!」と、そのとき声に出して絶叫したように思う。
店員に言ったら保険がきくので問題なしとのこと。
しかし俺の気持ちは複雑だった…最後まで見たかった…
今でもその店には空のソラリスの箱がSFコーナーの隅にポツンと置かれている。
DVDは疎だーバーグ版は3本も置いてあるのに、どうしてタル版は1本も置かないかねえ
いやもうDVD買おうかなあ高いけど画質は良いらしいし
でもHDTV仕様の出るかもしれないしそれまで待つべきか
KADOKAWA世界名作シネマ全集〈第6巻〉SF映画の傑作―「猿の惑星」「惑星ソラリス」
のDVDがいいのでわ
孫のような年の男性にプロポーズされるとはブヒブヒ
そんな事より聞いてくれ
レムとはあんまり関係ないけどさ
この前空軍大戦略読んでたんですよ
リチャード・コリヤーの
そしたらポーランド人飛行隊に”スタニスラフ”って名前の奴がいるんです
有名なエースの名前なんてヤン・ズムバッホだったりズムブホだったり
ページによって違ってる。スタニスワフで正しいのか実はスタニスラフ
とも読めるのか問いたい…一体誰に聞いたらいいのか判らないけど
問い詰めたい…
昔のSFマガジンだと「スタニスラフ」になってたような
>>413 このスレにそんな若者がいるわけないと思うがのう
あれ問い詰める間もなく答えが
ありがとう
でもレムネタだけにもっと深い謎に繋がってたりしないよね…
じゃあ熟年カップルか。 レム婚。 スタニスワフ式って演技論みたいだな
>>416 以前点呼とった時にはけっこう二十代がいた。
かくいうおれも二十代です。
了解しました。
オイオイw
ワフの方が正確と『星からの帰還』後書きに書かれてからはずっとワフ。
エルみたいな文字がポーランドとロシアでは
発音が違うとどっかで読んだような…
エルに斜線が入ったようなアルファベットはポーランド語やカシューブ語、ソルブ語等の
スラヴ語に特有のもので、ポーランド語の場合は発音は /w/ になる。
カタカナ転写するときはワ行にするのが慣例。
そのほかにはベラルーシ語の「л」をラテンアルファベットに転写する場合にも用いられる
けど、この場合はカタカナ転写でラ行の音になるらしい。
と、Wikipediaに書いてありました。(´・ω・`)
ところでたしか近々にソダ版のソラリスをBSで放送するよね
428 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/22(月) 00:48:13
ソラリスしか読んだことないんですが、他のおすすめ作品ありますか?
>>428 国書の天の声/枯草熱を買ってあげてください
>>428 砂の惑星だったか砂漠の惑星だったか無敵だったかのタイトルついてるやつ
ロボットシリーズ
「宇宙創世記ロボットの旅」など
>>428 429さんのおすすめを読んだら、その流れで
『ストーカー』A&B・ストルガツキーを読むのもいいよ。
レム自身が、これ(このテーマ)は私が書くべきだった
何故書かなかったのか自分でも不思議だ、と言ったらしいから。
特に第三章。
ファーブル昆虫記が本国で知られていないのは、フランスでは
虫を愛でる文化が一般的でないことと、ファーブルが強烈な進
化論否定論者だったため没後業績をまるごと否定された、と前
に何かで読んだ。
レムは進化論についてどういう見解を持っていたんだろう
バリバリのダーウィニストだったらしいよ。
砂漠の惑星が、ドーキンスを先取りしていたって少し話題になったりもした。
「ソラリス」「砂漠の惑星」「エデン」が初期の三部作って言われてたんだっけ?
「砂漠の惑星」は今文庫で手に入ります。ハリウッドで作るんだったら
こっちの方が向いてたんじゃないか?「エデン」は古本屋で見たことがあります
高かったです。
一月も残り少なくなってきましたね。
一月はまた何度でも来るさ。
『高い城」のP175にあるこの部分だな。
こうしてルイセンコをめぐるあの不幸なスキャンダルに巻き込まれることになったのだ。
ルイセンコとロシアの遺伝学者たちの論争についての私の要約が、「偏向している」と見なされたからである。
獲得形質の遺伝に関するルイセンコの理論を私は馬鹿げたものと見なし、実際数年後にはそのことが立証されたのだが、
この問題に関する私の見解は当時のわれわれの月刊誌に壊滅的な打撃を与えることになった。
440 :
sage:2007/01/23(火) 13:51:59
お〜
古典的SFチックなカバーだなあ。
SFから遠く離れたレムの、「最後のSF」の予感!
ドキドキ。
「早川書房 世界SF全集23 砂漠の惑星・ソラリスの陽のもとに」¥300で買うた。
読み直す!
>>441 今はイメージ見られないね。
国書のサイトでも1月刊行予定としか書いてないし、やる気あるんだかないんだか
ってとこが出ちゃってるなw
ちなみに俺は即予約注文したけど、他にもそういう人いる?
>>440 そこから楽天で検索へ飛んだら
なぜか「釜炊き三昧」セットなるものなど種々の商品へ飛んだわけだが
共通点はなんぞやろ〜
>>443 セブンアンドワイで検索すればカバー絵見られますよ。
>>443 セブンアンドワイで検索すればカバー絵見られますよ。
今回も、シュイテンが表紙を描いてるのかね。
おぉ〜今度こそは確実に出そうだな
長かったぜぇええ
それじゃあオイラが日本で一番最初に指摘してやろうかな
実は「フィアスコ」の表紙絵は・・
「ピルクス物語」のパクリだったんだよ!!
???
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/24(水) 10:08:30
つまりピルクスの表紙と同じだと言いたいんだろう。
あ、ピクルスじゃないのか。
453 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/24(水) 13:57:16
amazonによれば今日発売のようだが・・・・・・
ああ、ほんとに出るんだ…
国書の中の人ありがとう
もっと盛り上がれよおまえら
買ってきた。来週半ばくらいまでの読了の予定.
まだ半信半疑なんだよな。
国書は、ページに告知をどうして出さないのだろう。
BK1にはまだ出てない
今日セイノーで届いたけど、
読めるのはいつになることやら…
とか仕事中に書き込んでみる。
つーか、ピルクスいきなり遭難してるじゃないか。
買おうかと思ったら、amazon いきなり売り切れになってるんだけど。
凄まじい売れ行きだね(苦笑
>>461 新刊を待ちに待たされてる間にご本人逝去、にも関わらず関連書籍の復刊運動も
盛り上がらないからくすぶってしまうレムファンたちの心・・・
「そこら辺の日本人ヘボ作家でさえ死んだら普通は追悼フェアだなんだでそこそこ
盛り上がるはずなのに、レムがこのまま『ポーランドでSF書いてた人が死にましたよ』
的なおざなりさで新聞の片隅に書かれただけで世間に忘れられていくなんて、
絶対に嫌なんだよ!!」
というファンの集団無意識(と言うかファン意識そのもの)が爆発したのだから当然です。
国書でも直販やってるが、さすがにそっちはamazonみたいに完売なんてこたないだろうな。
ホントに売り切れたのか?amazon得意の飛ばしじゃないの?
まさにkonozama
amazonで予約注文したのに届かないから確認したら、発送予定日が28日w
クソアマでkonozamaだよ全く。
あのねえ、ココはボヤキ場かあ。
心を無にして謙虚に待て。
店頭ゲットした俺は勝ち組
本屋で普通に平積みしてたよん
田舎なのでレムなど店頭で売っているのは見たことがないw
またネットで買うことになる
田舎で本棚にレムがずらっとあるのか。すてきだね。
いや、見た目のために本は読むわけではないけどさ。
amazon入荷したみたいだぞ!
残りもうあとわずか3冊だって、もうバカ売れ状態早くGETせねば!w
宣伝乙w
ヤフオクにピルクス出品されてるぞ!
今4000円 最終的に3万近くで落札と予想してみる俺ガイル
amazon組は書籍のタイトルどおりだなw
>>474 遠い昔に古本で300円で買った俺は勝ち組
読み始めてるんだけど、これでピルクスものが21世紀の設定だったと知った
22世紀とか、もっと未来の話だと思ってた…
だって実話だし
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/27(土) 13:04:06
ところでピルクス物語先に読んでないとフィアスコの内容わからないとか
何でパルヴィスたちにとってピルクス船長がそんなに偉大なのかわからないかも
それ以外は独立したストーリーとして読めるんじゃないかな
>>474 4700円か。もうちょっと上げてもいいのにw
こうなればピルクスも泰平ヨンシリーズも全部国書で復刊お願いします。
だって早川とかがとっとと復刊してくれないんだもん。
早川に期待するより国書に期待したほうがいいかもなあ・・・
0%対0.000000000000000000000000000000000000000000000000000000001%でも
少し読んだ。
巨大ロボット萌え
すごいな
amazonで、発売直後たった1日で完売してしまう本なんて他にみたことないぞwww
よっぽど入荷数が少なかったのでは
一冊か二冊しか入荷してなかったんじゃないか。
こないだブルガーコフの『巨匠とマルガリータ』の新訳が出て、一冊しか入荷してなかった。
3日くらい誰も買わなくて、俺が買ったら、しばらくずっと品切れだった。
これ面白い?
amazonはレムを舐めたッッ!
amazonから届いた。読むのが激しくもったいないので2,3日飾っておこうと思います
読んでる。おもしれえええええええ
主役まで張ったピルクスがあんな形で再利用されちゃうとは…
出版社から直接頼んだ。
うち市の図書館に入らなさそうだし
リクエストするのも面倒だし
半分くらい読んだ。
なんかイーガンっぽい不思議な雰囲気の話だな
イーガンもレムっぽいんだろ
イーガンは遠未来の話になると人類が能天気に宇宙を飛び回ってるけど、
レムはどの時代になっても泥臭く宇宙を這いまわってる感じ
というかレムのSFに出てくる宇宙飛行士や科学者はアメリカSFと比べて見も蓋も無い人が多い.
いうなればガガーリン型(宇宙に神はいなかった),東側の宇宙観って感じ.
でも科白の端々にラテン語や聖書の引用があって、神学的素養はしっかり持ってる。
宗教観が、西側の安易な神への心理的依存になってない感じ。
元共産圏だからなのか、ポーランドの土壌なのか。
レムはカトリック系雑誌にずっと寄稿してたんだよね?
グノーシス的な神学論だったよね?
現場検証のやつは
>>502 立てたぞの間違いでは?
文学とSFにスレがあると、なんか安部公房風味だな
ヴォネガット、小松左京、筒井康隆、バラード、星新一なんかも両方の板にスレあるな
立てたのは俺じゃないよ
立てたのは俺だよ
ピルクス8000円で大人買いした俺は負け組ですか、そうですか。
某ネット通販では9000円が平均的売値だから普通買いの範疇では?
プレミア本だからしょうがないよね。
先日のオークションだって、最終的に6500円くらいだっけ。オクでもあんな出物はめったにない。
どうしても読みたい人は1万覚悟だな。
510 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/30(火) 15:35:43
ピルクスがピクルスに見えたw
近所の図書館で借りてピルクス読んだ自分は勝ち組?
512 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/30(火) 15:39:39
うちの市にもあるので今度読んでみよう
図書館で借りてから5年、今だに返却しない俺が真の勝ち組。
>>513の取得時効が成立するのが先か、復刊されるのが先か
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/30(火) 16:13:41
ネタでもそういうの書くなよ
町の古本屋で300円で買った俺が究極の勝ち組。
新古書店で105円で買った俺は更に勝ち組
古本屋で100円で買って転売で5000円設けた俺が一番の勝ち組。
図書館で買って、PCに全部取り込んじゃえばいいのよ。
グーグルのスキャニング機みたいに自動なら良いけど
結局、全部暗記するのが一番いいみたいだね
524 :
511:2007/01/31(水) 12:52:45
『回想記』と『現場検証』は105円で買えたのだが。
とりあえず氏んでこい
空しいからやめようよ…
SF冬の時代って言葉をよく聞くけど、冬以前にはレムも有名だったの?
SFには春も夏も秋もありませんからねえ・・・
オールタイムベスト、マンネン3位だった。
A・C・クラークが不動の一位。
つまり、主流派に対して非主流(異端)のレム。斜めに見られてた感じ。
極端に言うとだけど。
3位で非主流派はねーだろ
お前の見方がねじまがってんだよ
いや、英米のSFに対する<ネガ>のような扱いだったと思う、意識としては。
内容がよくても大衆受けしなきゃ駄目ってことだな。
今一位だし。
>>49 を書いた本人です。
今大失敗を読んで巨匠にたしなめられてる気分です。
なんだよ、フィアスコって巨大合体ロボが出てくるのかよ。
うってねえええええええええええええええええええええええええええええええええ
538 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/03(土) 23:30:39
FIASKOありますが・・・
どなたか買ってくださるかしら??
Gガンダム(もしくはジャンボーグA)が出てくる
WWジャンボーグAって、古皮質に眠ってた
ちゃんとP39辺りからのレム節とか読んでるんだろうなW
ジャンボーグAのDVD化に合わせてSPAの柳田理科雄の連載で
取り上げられてたんだけどこれなら空想科学研究所もOKさ
数年ぶりに回想記と未来学会議読んだんだが、やっぱ面白いな。
その勢いでピルクスに突入、睡眠時間が。。。
543 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/05(月) 14:01:45
651 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 2005/11/27(日) 00:01:19
今思い出した。
中学から大学にかけてくらいの数年間、俺はチラシの裏に銀河戦争史を書き続けた。
どこかに投稿する気があるわけでもなく、ひたすら自己満足のために書き続けていた。
ワープロの「書院」を購入するとチラシの裏をやめて「書院」で書き続けた。
もともとはグリーンベレーならぬクリーンベレーという
すべてを掃除してしまうという破壊的な軍事ロボットの話だった。
暴走するクリーンベレーを倒すために地球連邦は様々な手段を講ずるが手も足も出ない。
ついに銀河系国家の一つであるアセザゼット連邦が鎮圧に乗り出す・・・・
というような話から始まって宇宙の巨大国家間の戦いを原稿用紙にして3千枚以上は書いた。
何の野心も誰に見せるつもりもなく。ただ自己満足のために。
授業中もバイト中もモスドール帝国とキシチリア連邦の戦いのことで頭は一杯だった。
キシチリア連邦が誇る千年要塞や反乱歴があるために絢爛たる戦績に関わらず
皇帝からの信任を得られないゲイトアプル元帥の処遇のことで俺の頭脳は満たされていた。
俺はブリタニカ百科事典の戦史や歴史をノートに丸写しするようなことが趣味の変な奴だった。
それが役に立って俺は百科事典のような文章で宇宙の歴史を延々と書きつづっていった。
楽しくってしょうがなかった。
だが、いつしか俺の情熱は冷め、書くことをやめていた。
そしてある日パソコンを購入した俺は、「書院」のデータをパソコンのデータに
変換しようとして失敗し、そのときに宇宙戦争の3千枚の物語も一瞬にして消えてしまった。
544 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/08(木) 00:24:23
>>544 レムの名前の前にある「Zmarl(最後の文字ちょっと違う)」ってどういう意味?
レムの人生相談とかあったら
>>543に
人間としての感覚は異星の事象に出会った時
むしろ惑わせる原因にしかならないかもしれない。
長年努力を傾けた作品が失われた事に落胆はするかも知れないが
それでも覚えている断片でもあればそれは読者にとっても
印象が残る部分だと考える事ができる。偶然にでも
他者の視点を得ることができたと考えてはどうだろうか?
とかなんとか上手い事を言ってくれたんじゃないかと思う。
547 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/11(日) 02:57:16
130,000 円 / 残り6 日
♪即決有♪『宇宙飛行士ピルクス物語』
今では手に入らない絶版の希少本です。今回は格安での出品になります♪ この機会ぜひお見逃しなく。
基地外?
早川あたりにこういうのは見せたほうがいい
なんか腹立つー
早川が再販して暴落させてほしい
古書というか、骨董品みたいなw
お宝鑑定ダンに出せそうだw
>>550 そんなことせんでも、誰も落札せんだろうw
これはさすがにボッタくり過ぎだと誰が見てもわかるし。
ううう、給料が許せば買うかもしれない…
金が有り余ってても買っちゃいかん
ピルクス去年古書市で見たなあ
800円くらいだた
みんなあの終わり方で満足なのかっ!?
古本じゃなく、古書の世界だよねぇ
でも、古書って集めることが目的で本が傷むから読まないんだよなw
入手したら本棚に飾っておいて、読む時は図書館で借りてくるわけですよ。
スタニスワフ・レム・コレクション 大失敗
って字面が悲しいな・・・
スタニスワフ・レム・コレクションの発刊大失敗
>>548が何処探しても無いんだが、まさか即決価格で落とした奴がいるのか…?
だめだよ〜こういう馬鹿な売値付ける出品者のさばらせちゃあ
まじか? 抗議メールしる w
これって一桁間違えただけじゃ・・・。
それでも相場より高いけど。
彼の作品は真剣に読むべきものだから、ネトオクに♪つき宣伝文句で売り出す
時点でもうだめだ売り手として。
そこに目を瞑って手を出す奴がもしいたら、そいつも同レベルの輩なんだから
まともな読者ならそんな存在は気にしなくていい。
スレ違いの書き込み申し訳ないですが…
最近タルコフスキー版ソラリスがデジタルリマスターで復刻されたのをご存知の方は多いかと思う。
画質音質ともに以前のものと比べ格段に良くなっているとの評判を見て買おうかと思っているのだけど、
根がケチな私は値段が下がるのを待ち続けているのだが…これがいっこうに下がる気配なし。
定価6000円という、昨今のDVDにしてはかなり高額ということもあるのだけど、いっぽう
リメイク版ソラリスは900円で叩き売り状態である(すでに購入済み)。
いったいこの差はなんなんだろう。タルコフスキー版はほとんど買う人がいない→値下がりなし、なのだろうか。
いや、こういった傾向はレムの小説の市場の出回り方にも共通するものを感じるわけですよ。
レムの世界というのは、一般人から見たらマニアックすぎて全く手が出にくいものなのかなあ、と。
映画でいえば「タルコフスキーって何?わけわかんないしパッケージのおっさんダサい」
「Jクルーニーとキャメロンが組んだというならちょっと見てみようかな」みたいな。
上段に構えるつもりはないですが、いつまつの寂しさみたいなものを感じるわけですよ…
レムはタルコフスキー版もくそみそにけなしてなかったっけ?
うん、けなしてたどころか、直接会って1週間議論したうえ最後に
タルコフスキーに向かって「あんた本当のバカだよ」と言い残して去ったそうだよ。
どうもラブストーリーとか人生観寄りに傾倒していく映画に我慢ならなかったみたい。
たしかに海についての描写って両映画ともに全くといっていいほどないもんね。
小説に書かれた海や自己の存在認識や意義についての推察って、映画では全くないよね…
ソダのほうはけなしてなかったと聞いたが
自己の存在意義についての推察がない、ていうのは
説明セリフがないってことかい
ところでタルのDVDは特典訳がないそうだがなぜか
でもさ、作者が本当に自作を一番よく知ってるって言えるのかな?
マンガでスマソだけど、島本和彦「吼えろペン」で、自作の映画化の試写で
内容に文句を言いかけた炎に、監督が「映画化にあたって徹底的に作品を分析
したからお前よりよく知ってる」と言い放つシーンがあって、感心したんだけど、
それぞれの監督が、レムが意識してなかった作品の奥深いところをほじくりだしたと
いう可能性はないかな? ソラリスの海のようにさ。
少なくともタルコフスキーはレムと対極の天才だったから、ソラリスでレムは
異質な存在を考察したとうそぶいてたけど、その実は恋にあこがれてハリーと
ケルビンの修羅場を延々書くような甘々のロマンチストの一面があって、はからずも
タルコフスキーに暴かれたと。
さよならジュピターがどうしたって?
存在意義とか、ちょっとわかりにくいかきかただったね。
小説では自分が正気であることを確認するために計算したりとか、
海の存在について考え掘り下げてると思うんだけど、映画ではそれが表現されていないことにレムは怒ったんじゃないかな。
ソダ版は結局観たのかな。製作側からは全くコンタクトないしあまり期待はしていないというコメントはどこかで見かけたような気もするけど…
タルの復刻版は、DVD輸入したものの本編にはすでに日本語訳が入っていて、特典には入っていないものを
そのままパッケージだけ変えて売ってるみたい。
イギリス版も本編日本語訳あり、特典訳なし、という構成。
まったく手抜きもいいところだよね。
>>569 映画として最適なまとめ方であったが、レムは映画の論法、表現では相容れないものがあるのはたしかだろうね。
2〜3時間で描くには、やはり心情に訴える部分に脚本が集中していくのは自然なことだろうし、
映画ならではのソラリスは、タル版ソダ版ともに描けていると思うよ。
でもあれだなあ、様々に変化していく海は少しでもいいからソダ版で見せてほしかったな
それが軌道上のステーションになっちゃったから海はほとんど見えないw
タルコフスキー版は非常に感銘を受けたが、寝てしまった
ストーカーと2001年も良く寝た
ソダ版はゴミだった
タルも原作との相違やレムの意見は分かった上で映画にしてるから、なんとも難しい。
「レムのオリジナルの理念とは真っ向から衝突しました。
なぜなら私は内面生活の問題、いわば精神的な問題に興味があったからです。
一方彼のほうは人間と宇宙の衝突に興味があった。
括弧付きの「未知なるもの」に興味があった。
これこそ彼の興味を惹くものだった。
言葉の存在論的な意味において、認識の問題とこの認識の限界という意味でーそういうものに興味があった。
人間性が危機にさらされているとすら言ってました、
人間が感じないときに認識の危機があると。
この危機は増加している、雪だるまのように、
それがさまざまな人間の悲劇のかたちをつくり出している、
科学者が経験する悲劇も、です。
そのすべてが熟して一種の爆発を起こす、前進をもたらす、
すべてが未来に向かって行進する、などなど。
爆発ーそれはいいでしょう、私も否定しない、しかし私はそんなことにまったく興味がない。」
http://members.aol.com/Satokimit/illg.html#lem あと、こっちも。
http://members.aol.com/Satokimit/solaris.html
>>574 なるほど
そりゃ喧嘩になるわなあ。
「私は内面生活の問題に〜」は
「私は私の内面生活の〜」なんじゃないのけ
妻が「ありえないとは限らないんじゃないの?」と言うのを
夫は愚か者を教え導くように諭すが
その後ソラリスに出会う・・ 自分が間違っていた。
タル版は結局親の元へ帰り
ソダ版は妻の元へ行く
贖いとは何か?
ソダーバーグの映画に対しては、あきれ果てて何も言わなかったのかと思った。
ソダの映画だと、ちゃんとレムの言う
「何の希望も無く惑星にとどまる決心」はなされてるからな
ソダ版はキャメロンのコメンタリーのおちゃらけっぷりが笑える。
「これレムに送ってみようぜ〜感想聞きてえあっひゃっひゃwww」みたいなノリなんだよ。
ソダーバーグをからかってばかりだし。
この人いったいどうしちゃったのかと。
小説のラストがいまひとつ理解できていないんだけど、
「最後の一週間は私も分別を持って過ごした」、というこは、最終的にはお迎えが来てソラリスを去ったということ?
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/16(金) 14:28:10
殊能、柳下大絶賛!
宣伝か?
シュノーセンセーはSF大好きっ子だな
早川で書けばいいのに
シュノーは昔SF作家だったそうだけど、誰なんだろう
こんなスレも見ています でよく「殊能スレ」が上がっているのは知っていたけど、
もしかして住人の被り度は相当高いんじゃないのかこれw
「殊能とレムのスレ」とスレを1つにまとめてもいいぐらいには。
俺ミステリとかまったく興味ないんだけど。
しゅのーってなに?
就農はハサミ男以外は駄作ばかり
もう終わっている
>>585 あれは専ブラを使っていない人のデータだから
新しいほうのソラリス見たけど、ソラリスに関する説明が少なすぎだな
予備知識のない人間が見たら、わけわかんないだろ
最低でも海そのものが一つの生命だってくらいは説明しておくべきだと思います。
そうだよなあ
実はキャメロンが監督したほうが良かったんじゃないか?
海大好きっ子だし、半分以上海について描いた大作映画として仕上げたかもしれん
アビスの宇宙版みたいなw
592 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/23(金) 20:37:53
ソダ版はソラリスの正当な解釈
>>590 わけわからんっていうのは、正しい解釈の仕方では?
海そのものが生命ってのも、あくまで一つの仮設にしかすぎんわけで。
590が言いたいのは、ソダ版はソラリスに関する説明がいっさい無いんで、
予備知識ない人が見たら話そのものが全くわけわからんということだよ。
タル版はそのへん、海が妙な形のものを作り出すことについて、
前半調査隊員の証言等出すことで説明しているのでわかる。
友達が交信してきた前後のところで、
遠い星で何か不思議が起こっているってのはわかったけど。
ラスト海に飲み込まれ、自分も海の一部になって精神世界の迷い人みたいになってオシマイだもんなあ
いちおう永遠の安らぎを得たというこにはなっているが…
微妙。
そんな終わり方かい
なんて生物都市だよそれ
ところで…
大 失 敗 全 く 盛 り 上 が ら な い な ! w w w w
出だし中盤すげーって思いながら読んでたら
やっぱりレムだったってオチだしな
>>592 >>ソダ版はソラリスの正当な解釈
という解釈はよく目にするが、私にはむしろレムの原作とは何にも関係なく
タルコフスキー版のリメイクを作ったという風に見えた。
だからただでさえ説明不足なのが、さらに理解不能なものになったって感じ。
吾妻ひでおの不条理日記のほうがよっぽどレムの原作を掴んでるって気がする。
ソダのはあれ、原作の中の男女の関係を注視したラブストーリーだから。
タルのはおうちがいちばん、つう話になってるんでないの。
>>599 まだ読んでないけど やっぱりレムなのか。
ということは解決することとしないことがあるわけだ。
>>602 というか、しないことの方が圧倒的に。
というか、タイトルの通りです。
ソダーバーグのは女が蘇るための方便としてだけソラリスを利用と感じたわ。
そうね、あたしも女を描きたかったのが5割だと思うわ。
だから過去の馴初めから倦怠期〜悲劇までのシーンが全編の半分以上もあると思うの。
ほら、男と女の愛情のもつれってドラマチックじゃない。
罪に苦悩する男が開放されるまでの物語だと思うわ。
ソラリスは男にとって贖罪の象徴として描かれたのね。
でも実はトラウマを蘇らせるだけで苦痛がさらに大きくなるだけというところが不幸よね。
悲しい話だわ。
ゲイ板にもSFファンがいるんだなw まあそりゃそうか
内容はまっとうなのに口調のインパクトで飛んでしまう
ああこれで映画が撮りたいものだ
レザボアドッグスの会話シーンみたいなやつ
タル版のソラリスは序盤が好きだ。
TV電話からソラリスのステーションにドッキングする一連のシーンが好き。
ここだけ、DVDをリピートモードにして何回も見てるよ。
ドッキングシーンは不評だったらしいが、ここが20分あってもよかったね。
映画の中身はクズ。
星からの帰還、さっき読み終わった。
その前に読んだ大失敗もピルクスいまいちわからなかったけど
これは読みやすいしラストあたりが素晴らしい。
大失敗もラストは印象的で好き。
星からの帰還は良い作品だよね。
なんか胸を打たれるっていう感じ。
>>611 レムはいまいち気に入ってないみたいだけどね。
でも、ウラシマ効果とディストピアの組み合わせとしては白眉だと思うけどねえ。
レムの作品で、好きな順位は
1ソラリス
2星からの帰還
3砂漠の惑星
なのだが、読み返した回数では「星からの帰還」が一番多いw
>>613 私は、好き度、読み返し数とも
1砂漠の惑星
2星からの帰還
3ソラリス
かな。1位と2位は殆ど同順位。
じゃあ俺はこうかな
1星からの帰還
2砂漠の惑星
3ソラリス
星からの帰還はレム作品の中で唯一泣けたね
その後なんかすがすがしい気持ちになったよ
順列組み合わせスレ
読み返した回数だと完全な真空だな
古本屋で探し回った日数だとピルクスだな
> Collenger(3) コレンジャー [白蟻のアマチュア実験者] 「ゴレンジャー」ではない(念のため)。
( ゚д゚)
SFマガジンのインタビューでレムが
「スターウォーズは二回見た。だがこれで偉大な映画が作られる可能性が失われてしまったと思った」
なんて言ってた。
ゾダーバーグはロードオブザリングみたいにCGを使いまくってソラリスの表面と宇宙ステーションの映像を
作るべきだったろ
初めてレムの本買いました
フィアスコ。理由はあまりに装丁がカッコよかったからですが‥
まだ途中だが、最後まで読んでつまらなくてもタイトルが大失敗だから腹も立たないだろう
'`,、('∀`) '`,、
>>621 「大失敗」、私も読み始めたところです。
SFMの書評でも「独特の訳文」とか軽く触れられてましたが、
言い回し・表現が硬く、読んでいて、ところどころで引っかかりますねー。
かなり面白いだけに残念。
「金星応答無し」
…が今でもすごいと思うオレは負け組_| ̄|●|||
「大失敗」のあとがきで、レム自身がこれを「2流の作品」と言っているのを読んで ヽ(`Д´)ノ
「金星応答なし」は、SFをネタにした冒険推理小説と言う感じかな
愛と勇気と冒険と…みたいなw
まあ、後のレムと比べたら単純で、社会主義万歳と言う雰囲気が露骨
作者にとっても痛い作品なんだろうな
だがそれもまた良い
>>625 さすがの天才レムでも、自分の作品に客観的な評価をくだすことなんかできないだろう。
あとがきに書いてるようなことは、単なる個人的なボヤきと考えるべきじゃないか。
「マゼラン星雲」を読んでみたい・・・
>>621 あなたのレスがツボにはまって
大失敗を買ってしまいました。
>>629 国書でもなぜか「マゼラン星雲」は新訳しようとは言い出さないんだよね。
なんでなんだろ。
まあ今から新訳しますって言い出しても出版は10年後くらいだろうがw
>>631 故深見氏が「資料として訳させてもらえないか」とレムに直接交渉したことがあって、きっぱり拒絶されたからじゃないかな。
SF宝石のインタビューかどこかにある。
633 :
625:2007/03/05(月) 00:05:52
おお、金星応答無しに理解のある方が(泣)
厨房のころ学校の図書館に早川の銀背がそろっていて(司書の先生曰く、マニアの先生が全巻寄贈してくれたとか)、
銀背の金星読んで以来この作品ラブでした。銀背はドイツ語からの抄訳だそうですが、表紙のキリル文字のタイトルや
目次の「地球危うし!」なんてサブタイにドキドキしたんです。
今手元にあるレム確認してみた
14冊しか俺もってない・・・
レム好き名乗れるのか、俺
読むためのと保存用と予備と3冊ずつ揃えるのがファンなんだろうて
とすると何冊持ってればいいのけ
俺なんて去年完全な真空と虚数読んでかき集めた初心者だから絶版物が手に入らなくて
(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(´ )━(Д´ )━(`Д´)ウワァァァン!!
エデンどっか逝って出てこないよ
>>637 出てきてもどうせ意味不明だから大丈夫だ!と慰めてみる。
エデンって土くさいよな
「エデン」と、その2年後に書かれた「ソラリス」「星からの帰還」とでは落差を感じるな
最近再読してみたが、もう読み返そうという気がしない
後の2冊は表紙が取れそうなくらい読んだのだが…
エデン好きな俺はどうすれば・・・
気にしなくてもええでん
『エデン』って、途中まで『砂漠の惑星』と同じ展開&主題で面白いのに、
途中からいきなり散漫になるよね。
登場人物がみんな名無しだからなあ。
日経の書評に、大失敗がでてたお
今日のか。まだとってきてないわ。THX
書き込みが無い・・・大失敗はあまり語られることもなく
このスレの進行は停滞している.
いまこそ泰平ヨンシリーズを復刊するときではないだろうか?
買ったはいいけど、他の本より後回しになっている>大失敗
高い城の絵が大好きなので、買おうと思っている。
泰平ヨンも出すなら装丁がんばってください。
ここまで伝説的誉れの高いピルクスが復刊されないことが謎なのだが。
完全な真空とか虚数ですらまだ積んであるというのに
大失敗にまで手が出ないよママン
653 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/21(水) 17:16:50
いままで出たレムの翻訳本の中で一番好きだ>大失敗
ピルクスと併せて読めばもっと面白いのになんで復刊しないんだろうな
そりゃあ今SFなんか復刊しても売れないの分かってるからな。
未読本を消化しているうちに、高い城が行方不明に
なっちまったよ ママン
さっき「高い城」が「他界しろ」に変換されたのは、
俺に逝ってこいと言うことなのか、、、、
他界しろ
ほんとだ俺の環境も
私も
大失敗読んでるけど、やはりちょっと、というかかなり重い。
話自体はべつにどうということではないんだけど、それに関連する
「百家争鳴」だとか薀蓄だとか文蓄だとか云々が多すぎて、
しかも、それ全部読んで理解しようと勤めると自然と読むのが遅くなる。
レムの一行はラノベの一冊。根気要れていこうぜ、諸君。
>>660 なんか後ろでくるくる回ってるのが気になる
>>660 字幕付きでも何言ってるのか分からんかもしれんw
そだ |------、`⌒ー--、
れが |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
が |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
い |ヽヽー、彡彡ノノノ} に
い |ヾヾヾヾヾヽ彡彡} や
!! /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ  ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄ lノ/l | |
ヾヾ " : : !、 ` lイノ l| |
>l゙、 ー、,'ソ /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ ー_ ‐-‐ァ' /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ 二" /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\ /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:
>>660 ニコニコ動画ってこういうとき使うものなのでわ
生の声が聞けるとは、感激だわ
それにしても息継ぎ無しでよく喋ってるが
こういうのも文体と関係あるんだろうか
あるよきっとw
読点がないもんなレム。
もしそうなら谷崎潤一郎とかも大変だろうな。
>660
背後の動いてるオブジェがやたら気になる。ちょっと欲しい。
672 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/29(木) 05:40:33
今月号のすばるで、大江vs沼野対談があって、大江がレムを褒めてる。
「20世紀の作家でドストエフスキーに匹敵する作家」だって。
>>660 「欧州統合」とか「インドネシア」くらいしか分からん。
文明論?
レムが立った!
つか、大江に褒められても。
あんたは自分の国のノーベル賞受賞者さえ貶すのか。
どんな人生だ。
むしろ自分の国の人間に石投げられるぐらいになって欲しいものだ
まあまあ。
私はいつもまず人間である…って言ってる
レムさんのスレなんだから。
>>677 676にとっては自分の国のノーベル賞受賞者ではないんだから、しょうがない
>>680 共産主義者がこのスレを見張っているのだな
おれポーランド人だからなあ
>>678はどこの苦しい国の話なんだかさっぱりわからねえ
>>677 大江がどうというより、ノーベル賞ごときに重きをおくのが間違い。
レムがとってないということは、大した賞ではない。
「謙虚」
謙虚とは、相手を認め、自分も認められようと思うことです。
>>684今は仕方ない。
百年先、文学全体の風景も
又、今と違って見える時が来れば
ノーベル賞級以上の評価を受ける。
そんな予感がする―市井の意見だけど。
大江氏もそんな予感を持っているのかも…と適当な事書いちゃった
大江は、書く小説はどんどんつまらなくなってきてるけど、
文学観みたいなものは、昔の権威主義から脱皮しつつあるね。
最近になって、レムとかナボコフを褒めるのはその典型だと思う。
大江は昔から同時代の先鋭的な作家を評価してきた人だと思うけど
でも最近のはわりと面白いよ
どんどん詰まらんというより前から詰まらんような・・・
大江って、自分の作品を自分の発言が裏切ってしまうタイプの作家なんだよ。
思想家としては筑紫哲也レベルのウンコマンじゃん。
げ 思想の話なんかよせよ
>>687 でもレムの方では、ナボコフを褒める人に褒められたくはないだろうなw
レムの中でナボコフは「ロリータはそこそこいいけど他は読む気もしないという」
程度の作家だったはずだし。
でも若島正も、レムとナボコフと、あとエリアーデだったかを、現代文学の三大巨匠と評価してなかったっけな。
読者としてはレムとナボコフには結構通じるものを感じるのかもしれん。
レムとナボコフを同じくくりにするなよ〜
ロリータだって誉めてないぞ
レム本人はナボコフに否定的かもしれないけど、俺も2人は似てると思うけどな。
特に「高い城」はナボコフの「記憶よ語れ」にそっくりだと思ったよ。
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/01(日) 06:55:17
ピルクスの版権を国書が入手したらしい。
>>686 オーウェルの1984が1984年にどういう風に受け止められたかというと?
バブルに踊ってた日本人に忘れ去れてました><
>>697 もともとエイプリルフールってのは午前中だけウソをついていい日なんだから朝早くて正解。
騙されそうになった。というか騙されたいぐらいの内容だな。
いっそ国書がレム作品全部出せばいいじゃん。
>> 本当にそう思うよ。
702 :
◆GacHaPR1Us :2007/04/01(日) 23:10:06
ギリギリギリギリギリジンジン♪ギリ、ギリギリジンジンジン♪
ギリギリギリギリギリジンジン♪ギリ、ギリギリジンジンジン♪
ターイターッンに行きました!不明者居りました、助けに行きました♪
いろいろありました♪現場に着きました♪
ミイラ取りが♪
ミイラになりました♪
ギリギリギリギリギリジンジン♪ギリ、ギリギリジンジンジン♪
ギリギリギリギリギリジンジン♪ギリ、ギリギリジンジンジン♪
「はい!こちらギリギリテレフォン!?ぬあにぃ!?知的生命体を発見したぁ!!
そんなこと知るかぁ!!
」
703 :
◆GacHaPR1Us :2007/04/01(日) 23:10:27
Fiasko(大失敗)著)スタニワフ・レム
訳)久山宏一
http://www.amazon.co.jp/gp/switch-language/product/433604502X/ ・・・まあそれはともかく、読後感は「好奇心ネコをも殺す」にゃーにゃー!
ジーンウルフのが考えるのを辞める特技だとすれば、レムは考えることを静止させる達人だろうと。
ストーリー自体は単純明快。ただし、そこはクラフクの変人。あらゆる場面でその状況、状態を「静止」させ、
その状況に関して人間がおおよそ考えられうる思考を総閲覧させ、語らせ、弁じさせる。
多方面から考え尽くされたその「状況」に対する思弁は、ある読者にとっては至高の瞬間であり、また別の読者にとってはグダグダでひたすら長い足踏みに感じられるだろう。
開陳された思弁的議論の末にようやく物語が回りだす頃には、読み手は疲れ果て、はて?そういえば続きはなんだったかしら?などと首をひねることになる。ここがキモ。
このハードルを越えられるかどうかでレム全作品に対する印象は決定することになる。
この作品で語られるのはもっとも古く、もっとも新しいSF的命題「宇宙戦争」と「惑星侵略」。
異知性コミュニケーションとは総じて「戦争」である、という地球文化圏の識意識下にある「神話的イメージ」が他知性文化圏の異化された鏡像に映し出される、という発想はかなり凄みがある。
これはもっと評価されていいと思う。
あまり、素人にはお勧めできないにしても、「なんぞこれー!?」っていう凄みのあるパワーにあるSFが読みたければ是非手にしてみるべきだ。
あなたは読み終えることができるか!?ジャジャーン!!
10点
レムとナボコフだと
「無秩序な世界に理性でコンタクトしようとする主人公が酷い目に会う」ってのが共通項だと思うよ。
「理性」が、作者の自然科学の知見に基づいてるってあたりも似てる。
理性の世界に無秩序でコンタクトしようとする主人公がナボコフ。
無性に眠くて無造作にコンタクトをして目が痛くなる俺。
俺だの私だので体言止めすんな。
アニソン歌う汗臭いヲタみたいだ。
まあまあ、推定だけどこのスレの人間の8割はアニオタ兼任してるだろうし。
レムに限って言えば古参の非アニオタの比率もけっこう高そうだが
しかし、レム作品がアニメ化しても砂漠の惑星くらいしか成功しそうにない気がする。
個人的にはOVA一話完結方式で完全な真空、虚数やってほしい。
アニメにするなら、ロボット物語を。
ソラリスを美少女ゲームにしたらいけるよ。
中央東口の絵で沙耶の唄みたいなやつ。
気持ち悪い!
むしろ惑星ソラリスは異星人のパソコンだったんじゃないかと思う。
勝手に「発見」した地球人に恥ずかしいゲーム「お客さん」
を見つけられ持ち主はソラリスは惜しいは名乗り出るに名乗り出られないは
で悶絶していそうな気がする。
amazonの「おすすめ商品」ってサービスで「持っている商品」に
コードウェイナー・スミスとか登録すると、見たことの無いような萌え絵の漫画が
たくさんおすすめ商品としてリストアップされちゃうけど、レムはそんなことなかったような。
まあ絶版ばかりで数が少ないからかもしれんが。
>>714 目の付け所に感心した。まったくその通りだわ。
主人公がソラリスに行くと
十一人の義理の妹が現れるわけですよ
確かに寒イボたつ流れだが
例えにだされた博士も気の毒だな
>>714 まあアレに関しては『補完』つながりであっち系のが大量流入したからなw
出版社の思惑通りとは言え、例外的に見た方がいいんじゃね?
そうそう、しかも「補完」つながりってそれは日本語訳の際に出てきた言葉であって、
コードウェイナー・スミス自身は関係ないはずなのになw
720 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/07(土) 00:38:51
つ猫耳ク・メル萌えー!
「新教養主義宣言」文庫化されたな
少しは一般の目にレムも触れるかな
>>721 新教養主義宣言自体が一般の目にあまり触れてないし
山形乙とか言ってみる
おいおい宇宙創世記ロボットの旅重版の表紙ってかっこいいな。
ダークサイドって感じがするんだが俺が持ってるのはミジンコみたいな表紙orz
ミジンコいうより栓抜き・・・
俺が持ってるのも栓抜きだ。('A`)
トルルとクラパウチュスのイラストが描かれてるヴァージョンもあるよね。
山形はまだここをウォッチしてるのか?
してたら、大失敗の感想でも書き込んでみなはれ。
>>723 見つけられないんだけど、どっかに画像ありますかね?
ところで、その昔「SFマガジン」に掲載された
ロボットもの3編は、今回のレムコレに入りましたか?
本当に栓抜きだwwwwwwwwww
下しか持ってないから
栓抜き初めて見たw
この栓抜きを作ったら、100個くらいは売れるかな。
もう栓抜きにしか見えない
ワインのコルク抜きみたいな形状でもある
737 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/13(金) 07:00:49
うおっ 日本語字幕付きがほしいな。
739 :
◆GacHaPR1Us :2007/04/16(月) 00:10:14
Glos Pana(天の声)著)スタニワフ・レム
訳)深見 弾
架空の数学者 ピョートル・E・ホガース教授の遺稿の再編という形で描かれる
『マスターズ・ヴォイス』計画の顛末とその「失敗」、そしてこれに伴った思想についてのエトセトラ。
ニュートリノを用いた天文観測を行っていたパロマ天文台の記録テープ、様々な胡散臭い人たちの手を経て
この一見して「無駄」な信号に任意的な情報が含まれている事実が発見され、一大センセーションが巻き起こる。
紆余曲折を経て、のちにホガースも含めた(計画)が立ち上げられる。以下はその主要人物。
イヴォル・パイロン:言語学者にして文献学者。政治的手腕に長けてるが正味は真摯な科学者でもある。声が大きそうな人物。
ソール・ラッパポート教授:IAS(高等研究所)所属。「天の声」発見者?でもある。ラッシュ氏にクダンの天の声を持ち込む。
モーチマー・ラッシュ:IAS幹部。ラッパポートの上司にあたる。(計画)の立ち上げに関わる。
タイアマー・ディル教授:天体物理学者。ホガースが過って師事していた数学者の息子。難しい気質のようだが「蛙の卵」を精製したように有能でもある。
ドナルド・プロセロ教授:核物理学者。のちに「ドナルド」効果を発見、
ホガースとともに世界の破滅にも繋がりかねない実験を極秘裏に行い、失敗する。知的かつ周到な「イギリス人」的アメリカ人。
ウィルヘルム・イーネイ:法学者。政府を代表する学者として(計画)の官憲として活動し、嫌われる。
ラーネイ:宇宙進化論専攻の政府の極秘計画「幽霊の声」参加者。メタ・ギャラクシー仮説から「天の声」が情報ではなく
背景放射である、という仮説を提唱。
シネスター:天体生物学者。ラーネイに伴って登場、天の声プログラム仮説を提唱。
740 :
◆GacHaPR1Us :2007/04/16(月) 00:10:39
>>739続き
最後の章になってホガースが言う、「蛙の卵」から生まれた核反応の転移現象「ドナルド」効果の結果が失敗したとき、
失神に近い無力感に襲われたのは何週間にもわたって重く重く圧し掛かっていた「破滅」の予感からの解放だけではなく、
「声」を送り出した「連中」の偉大さを感得したからだと。
ラーネイ/シネスターによる「天の声」が「手紙」ではない、とする仮説に彼が抵抗を感じたのは、これを送り出した「連中」のまさにこの部分に拠ると。
きっとこれは愛についての本だったのだ。セックスの前儀などという矮小なものなど踏み潰すほど巨大な人類愛、いやもっと大きな「知性」同士の愛。
この信号を受け取れるほどの科学技術文明は核物理学に通じているだろう、
そして、それほどの技術ならば、きっと破滅的な「失敗」をも犯す文明だろうと考えた「連中」の
「セーフティーネット」のおかげで地球文明は救われた、とホガースが考えたときこれが推察にすぎない、
と自嘲しても尚、ホガースは愛を感じずにはいられなかったのだ。
決して彼はこれを認めなかったが。
レムが、また、この「著作」の仮想の編纂者トーマス・V・ウォーレンがこの未刊の原稿を公刊するに至ったのは、
これは自分の勝手に感じたものだけど、おそらく、計画閉鎖後も延々と流れ、また研究されつづけるだろう「天の声」について、
きっとホガースの感じたものを感じる学者がきっと居り、惑い、迷い、そして失敗したとき、
ホガースが持ちつづけたのと同じ「孤独」を癒さんがために。
「キミは傷ついたのかもしれないけれど、でもそれはキミだけじゃないんだよ、同じなんだよ、みんな。
みんな失敗して、みんな傷ついて、でもそれでも得られたモノは、キミが観たものは間違いじゃないんだ、
だって見ろよ、こんな賢い人もまた同じ傷を抱えてるじゃないか。それでも挫けなかったじゃないか。
キミはひとりぼっちじゃない。」
って。
10点
荒らしか
742 GJ
いただいたぜ
ところで、これは全文なのかな?
>>742 価格破壊!
あとがきがあるから、これで全部だろ。
著作権的にはどうなの?
おまえの知ったことじゃないよ。>745
ディレイニーのエンパイアスターも違法に公開してた>山形
エンパイアスターは国書が出すから、次のネタはコレってことかい
死ねばいいのに>山形
実物を所有することに意味があるのであって
pdfファイルで絶版ものを公開されてもあんまり嬉しくない
っていうかそんな媒体でレムを読みたくはない
原書ならともかく、翻訳物だからなぁ。
俺は、pdfでも抵抗ないんだけど。
違法かどうかは別問題だが。
早川書房に通報しました。
>>751 プ。リンク先も読まなかったのか。通報するのは集英社だよ。
図書館行ったらフィアスコあったので早速借りてきた。
ソラリスも速攻で入ってたし図書館に誰かファンが居るみたいだ。
たいほ
早川に通報するっていうのは皮肉だよきっと
757 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/21(土) 00:51:32
著作権は強姦(単独犯・対象年齢13歳以上)と同じで親告罪だからほっとけよ。
山形さんみたいな独創性と教養をあわせもつ知識人の考えは
俺みたいな凡人にはわからんわ
しかし『未来学会議』は集英社から出たのだが
なぜか(は、よく考えると分かるが)
ハヤカワ博士とかそのアナグラムな博士がわじゃわじゃ出てくるのであった
ううむ、作中人物には自分の登場する作品に対する権利が生じるのであろうか
著作権侵害は強姦(単独犯・対象年齢13歳以上)と同じ
じゃ山形はレムを強姦してるってことか
無意味で下品な例え使うなよ。
版権切れてんだから共有財産でいんじゃね?
全然良くない
レムの遺族が訴えないんだから和姦か
著作権代理人かなんかに教えれば素早く行動しそうだが
そういう人はいないのかな
767 :
760:2007/04/21(土) 22:12:41
著作権侵害は強姦(単独犯・対象年齢13歳以上)と同じ
で親告罪だからほっとけ
と書いたはずだったんだが、なぜか2行目が消えてた。
>>767 その周囲の不快さを意に介さない言質が下劣なので、通報に向けて動くことにします。
山形本人の精神性も同類だろう。
ガンガレ
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/22(日) 17:55:41
うそばっか
「周囲の不快さを意に介さない言質」って過去の山形の言動であって今回のpdfのアップは関係ないだろ。
ここは便所の落書き掲示板に過ぎないんだから、公憤に駆られるより、黙ってもらっておけば良いんだよ。
無神経な上にピントずれな例え使うからだよ。
いや強姦のたとえはよく使われるし適切
親告罪かどうかはその行為の重大さによらないっていう
大人であるかどうかの基準はデリカシーの有無だそうです。
まあ、通報したいやつはすればいいじゃねえか
いくらテクストが手に入らないからといっても、
山形のやっていることはレムを好きな人間のやるようなことじゃないな
782 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/23(月) 15:38:20
よほどレムが好きでなければ全文スキャンして
pdf化するなんてことはしないと思うが。何も
せずここで変な遺恨を垂れ流している連中より
はるかにレム好きなんだと思うぞ。
遺恨とかそういう問題じゃないと思うが
好きな作家の著作権侵害するなんてクズのやること
そんなに著作権がすきならカスラックにでも行け。
前史にしてもヨンにしても手に入りにくいものを公開しているというところが
ミソなんじゃないかと。
いただくものは戴いて
見なかったことにするのが、大人なのですよ。
nyはしないけれどね。
著作権は守ろうねー
というわけで、未来会議を俺がオクに10万で出すから買え、おまいら
お前らこの話題の半分でも大失敗で盛り上がってくれよ俺はまだ読んでないから無理だけど
だって、話の構造は未来会議みたいなもんだし
pdfでなんか読みたくないに同意。
そんな形式で読んだら味わいが失せるわ。
山形なら「ラッダイト野郎!」と罵倒するんだろうな。
792 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/24(火) 09:28:26
デス博士がSFが読みたいで1位になったから太陽の新しい書の新刊出るのだとしたら、
大失敗が1位なればヨン復刊だってもう確実なんだよ!
×太陽の新しい書
○新しい太陽の書
逝ってくる
セザームおよびその他の物語とデス博士の正式タイトルは似ていると思うデスパンダデス
MHK-BSの週刊ブックレビューで(有里タンハァハァ)、
丸善の月間ベストテンに大失敗が3位で入ってて、ビックリ
なんだよ、MHKってorz
ジャンルは文芸書・冒険小説部門。スタインベックがランク入りしてたのにも驚きだけど。
で、文芸書としてなのか?冒険小説としてなのか?どっちだ?w
おいおい、もしかして捜査廃版かよ?
今月のSFMで金子隆一がレム(信者)に喧嘩売ってるなw
そういうことはレムが生きてる間に言えよと思わんではないが。
筆者のように、宇宙生物学やSETIにとりわけ強い興味を持ち、
知性というものを、生命が適応度を向上させるための進化上の選択肢の一つと捉える人間は、
われわれと同じ物理学の通用する世界に出現した生命が、
本質的にわれわれと次元を異にする知性の形態を進化させ得る可能性はごく低いと考える。
実利的なETIの定義は、「われわれと交信可能な存在」の一言で片がつく。
これに対し、普段あまりこういうことを考えたことのない人は、
この宇宙に人間と同じような知性が存在するはずがないというレムのドグマを頑なに信奉する。
なぜそう思うのか、その根拠を述べよと詰め寄ってもどうせ時間の無駄だ。
向こうは天の啓示を受けた宗教者の立場で話をしているのである。
このあとは集合知性の話が続くが、文脈上わざわざレムのドグマがどうのという必然性はまったくないので、
よっぽど『天の声』あたりにSETIを馬鹿にされたと感じて腹に据えかね続けてきたんだろう。
ただまあ少なくとも、レムは「普段あまりこういうことを考えたことのない人」じゃなかったと思うぞ。
というか、普段あまりよく考えたことのない人々(当時のアメリカのSF読者とかと言っておこう)、
すなわち神は人は神の似姿であると言う考えから抜け出せない人への提示として書いたわけだしな。
今では人間と同じような知性が存在するはずがない、というのが一般的か。
時代は変わるもんだなあ。
>>802 アメリカのSF読者というより、共産圏SFにおける自らの先行者であるエフレーモフを仮想敵にしてたんじゃないかな。
エフレーモフの作品(『アンドロメダ星雲』とか)には、生命の進化は必ず地球と似たような過程を踏むというテーゼが出てくるが、
やっぱり今読むと形を変えた神人同形論としか思えないし、構図としては人間社会は決まった段階を経て共産主義に達するという
マルキシズムのドグマそのまんま。
で、一見宗教を否定して「科学的な」歴史観を提示したマルキシズムが、実は終末論と救済を巡る神話の構図を踏襲してることは
エリアーデなんかがさんざん指摘してるし。
そういうことを踏まえてレムの一連の作品がある、なんてことは百も承知であえて宗教呼ばわりしてるんだろうが、
それはそれで宗教に対して失礼だな。
たぶんカネコ氏の主張というのは
レムみたいな人を「教祖」と崇め奉って、その発言の半言隻句を鸚鵡返しに
地道な理工的探究を初手から無駄呼ばわりするブンケーの輩なんかシネシネシネ
という、いつものやつなんだろう、と
でも、カネコ氏は、英米で近頃流行りの「シンギュラリティ」なんてのはどう考えてるのかな
これを、あのドレイクの方程式に導入すれば
従来、技術文明の「寿命」とされてきたものが
技術文明が「現在の人類文明」とコミュニケーション可能に留まる「期間」を指すことになる
過激な意見に従えば、それは数世紀に過ぎないから、CETIの分はかなり悪くなるんじゃないかな
あえて受精卵に過ぎないレベルの技術文明とコミュニケーションとる必要はないんだから
で、無理矢理話をスタニスワフ賢公に戻せば
「新しい宇宙創造説」って考えてみればシンギャラリティ論の先駆けだよね
大腸菌(人類)が腹痛(宇宙の撹乱)を起こさないよう体調を整えておく(光速度限界)てわけで
(く、苦しい…)
新しい宇宙創造説か。
あれを最初に読んだときは確か10代で、観測する側が観測対象に影響を与える
すなわち不確定性ってものがあるという事を知った後に読んで、これって
不確定性理論の逆転の発想かなと思ったものです。
つまり、観測する側が影響を与えるのでなしに、観測される側が、
積極的に観測されることを知ってて、変えているって意味かな?
なんて思った。
今、思えばのぞき部屋もしくはストリップショー理論?
「これよりエッチなものを見たければ金払え」とか。
そもそもこのまま人類が進んでっても
質的転換が有意にありうるだろうにな。
なんにしろ"C"ETIに戻る日は遠いな。
>>801 ”この宇宙に人間と同じような知性が存在するはずがないというレムのドグマ”
どうしたらレムからそんなドグマを導き出せるんだ?
いくらノーテンキ呼ばわりされて腹立たしくても
嘘は書いたらダメ。
子供も読むんだから。
>>808 金子隆一に対してそういう指摘があるのをはじめて知った。
いくつかキーワード試してぐぐってみたけど、そのページ以外でそれっぽいのは見つけられなかった。
他にどんなところが指摘してる?
仮想敵うんぬんは知らんが、金子の素朴な科学信仰に対する批判はちょくちょく見かけたことがあるな。
ん?
哲学寄りって事?
名古屋の某古書店、サンリオの「天の声」4000円って・・・
安いのかw
そういや
ブッカー国際賞の同期の候補者が
沼地教授にインタビューされてる時に
あなたの『ソラリス』の完全訳は世が世なら新聞の一面を飾って当然の「事件」だ
とまで褒め上げてたな
(ネット海賊とは対極的に)
もちろん、ノーベル賞受賞者が樽粉布数奇なみに誤読してる可能性はあるけど
その「誤読力」があるからこそ、国際的評価があるわけだし
(これも「新教養主義」者とは対極的だよね)
何が言いたいんだか分からん
>>813 生まれてはじめて
「日本語でOK」
と、2ちゃんで書く
>>813 なんか『ノーベル賞受賞者』とやらが文章の途中からいつの間にか出てきて、
謎の力を発揮してレムの評価を底上げしてるというようにも読める支離滅裂な文章だなw
でもどうもレムを褒めてるようだから多分、『「誤読力」がある』というのは読者に
深読みをさせてしまうレムの文体を指して、良い意味で言ってるんだよな?
そんなことより『ネット海賊』がなんなのか気になるがw
俺は『沼地教授』が気になる。
「ネット海賊」は山形のことなんだろうが、なんでいきなり出してきて対極化させてるのか分からんちん
大江が「ソラリス」の完訳をした沼野充義を褒めたが、
大江には「ソラリス」を誤読してる可能性があるから信用できない。
(「ソラリス」を読解している山形は沼野をけなしてる)
しかしその誤読のおかげでレムは国際的な評価を得た。
ってこと?
すげえな、あの文章を翻訳できるとはw
それならポーランド語も楽勝だと思うからレムの作品訳して〜!
春から無職の俺は、たぶん
>>813と同じぐらいヒマなんだと思う。
NHKテキストにポーランド語講座ってないかな。
感心した。
ところでネット海賊っていいな。スカーフとか巻いてるのかな。
>>822 どっちかというと「敵は海賊」に出てくる方の想像した
樽ブンプスキって何?
タルコフスキーじゃね
827 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/09(水) 17:35:11
ブッカー国際賞の同期の候補者
レムが候補になったときに大江も候補になったってこと?
大江なんてどうでもええがな
主人公:ネット海賊
科学者:沼地教授
主人公の幼馴染:樽粉布数奇
謎の老人:大江
どうしてこんな程度違ってるぐらいで異生命体とコミュニケーション
を取れないんだろう?って思いながらレム読んでいる人間も世の中には
いるのかも知れないと思うとサムイボが出た。
順序が逆だろ
まずサブイボを出してから
833 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/11(金) 19:31:05
>>819 いい訳だな。やっと意味が取れた。だけど
>しかしその誤読のおかげでレムは国際的な評価を得た。
という部分は、逆だろうね。
大江には「誤読力」があり、そのおかげで大江自身が
盲目的・潜在的なパワーをもち、ひいては評価につながる仕事ができた
ということだろう。
大江はかつて、自分の二番煎じのようなことをやっている
山口昌男の著作を読んで、初めて知った理論のように刺激を受けたことがあって
それを柄谷行人、中上健次、浅田彰などが
「なんで大江は、自分が先に、しかもより深くやってることを
まるで知らないかのように驚いてるのかねえ?」と訝っていた。
>>813にあるように「誤読力」といってしまうと分かりにくくなるが
ある種の潜在的な力、理屈よりも早く深く世界を捉え構築する力が
大江にはあり、それが彼を大作家足らしめているのだろう。
それはレムスレ的にはマズイだろw
大江なんてどうでもよい
大
江
だ
も
の
み
つ
を
っていうより、大江は、世界文学の潮流なり思想を遅れてキャッチするのだが、
結果として後だしジャンケンになって得してきたってことだろ。
今になってレムを褒めるのとか、典型。
<ありゃ、ゲイだな・・・・一種の知的ゲイ
裏門開けっ放しで、中身は空っぽ>
さすがタル穂先生
政治絡みなしで「知的ゲイ」と悪口言うところはw
知的という意味では、まあ、近しいのかね
↑誰かまた翻訳を頼む
↑
稲垣足穂が大江健三郎のことをを評して
<ありゃ、・・・・・・・・>と無茶苦茶に言いたい放題。
レムも大江も知性的な作家という意味では共通する。
追加
後出しジャンケンかどうかは知らないが、大江は良い”目”はしている。
のべる賞作家の大江に対しての反応を見る限り、
悲しいかな、出る杭は打つのが日本人の習性。
おまえらウザい。ここはレムスレ。
みんな治療塔へ行ってください
話題を変えよう。
昨日新宿のヨドバシのレジ前でケータイの充電しようとしたら、
アジア人たちがパスワード入れるところを覗き込むんだ。
思い切り嫌な顔して背中向けて隠して入れようとしたら
前に回りこんで覗くんだ。 顔見て笑いながら。
異文化だ。
ただいま、恢復して惑星より戻って参りました。
高い城を書店で買いました。
装丁が好きだから。
あと、チェスタトンの「求む有能でない人」って国書だったのね。
SFMの読者欄で牧タンが金子タンに公開質問!
どういう返事が返ってくるかも(意地悪く)楽しみだが
こういうの懐かしいなと思ってしまう。
クズSF論争を思い出すなw
ここは金子もちゃんと受身を取ってほしい。
保守。誰も書きこまない、この安定性こそが知の巨星!
結局、大失敗は失敗なのか成功なのか、誰にもわからないのだった。
SFM、金子タン反応なし
内々で処理して終りかなあ
ますます、教育的にヨロシクナイ…物書きとしてどうなんだ?
良くも悪くも期待してたのに。
SFM、金子タン反応なし
内々で処理して終りかなあ
ますます、教育的にヨロシクナイ…物書きとしてどうなんだ?
良くも悪くも期待してたのに。
ゴーレム100を買った人はこんな本も買っています
「大失敗」
うーん趣味が合う
852 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/06(金) 07:33:10
趣味があうというか
国書のSFは購買層かぶってる
おおまかに括ると60〜80年代の文系SFって感じか?
文学の冒険からも出てるレムはちょっと特殊だけど
暗黙の協定で
沈黙を守ってる感じだな
ジェームズ・ブリッシュのスレってありますか?
「悪魔の星」を読んで科学技術が発達してるけどメンタリティー
は冷戦期のまんまな地球人って辺りレム作品を読んでるようでした。
異星人とまともにコンタクトを取れないレム作品の方が
案外本題が判りやすくなってるような気もした。
>>855 冷戦というより、第二次大戦の日本のイメージだと思ったな。
人間性の権化であるがゆえに、てめえら人間じゃねェ!
人間の皮をかぶった悪魔だろ!
・・・だもんな。
ルイサンチャスもリチア人が悪魔だって言ってる訳ではなく
人間とは違った生殖方法を持つリチア人は宗教のような概念を
まったく持たずに理想的社会を作り上げてしまっている事が
生物としてそのような点は真似をできない地球人には絶望の元に
しかならないだろうと考えてた訳ですよね?
前半に出てくる知識と法則に関する考察が何か大きなテーマを
作中で論じてるような印象を与えるけど後半に起こる事件って
ルイサンチェスもリチア母星でも予測できるような事じゃないんだよな…
そう思うのはまだこの本を表面的にしか読んでないって事?
むしろこの作品はSF的スケールを存分に使ったエンターテイメント
として楽しんでおくのが吉?
スレ違いを続ければ
一応、作中では冷戦後―ただ、総シェルター化した都市が廃棄できないってことで
でもそう誤解されるのも無理はなく
50年代というかアイク時代の、溢れかえる商業主義的豊かさと反知性主義的なムード
そのくせ蔓延する閉塞感、というのが背景になってる(風刺対象になってる)
1・そこでは知性は、根無し草で懐疑的でニヒリスティックなものになるのを避けがたく
(ウィルソンのアウトサイダーより『悪霊』のニコライ?)
「動物化」した群集を扇動してヴァンダリズムに至る、という社会学的主題と
(「赤狩り」のマス・ヒステリーからそう離れていないことに留意)
2・惑星全体を使って進化論的・生態学的地位を上昇することで
知性だけでなく「良識」を(「神なし」に)獲得する知的生物、という生物学的主題
(それゆえ、リチアなしに成長すれば「良識」もない知性…即ち「蛇」になる)
3・「神」なしの知性・良識はあり得るか、あり得るとしたらそれを創造したのは何か
しかし悪魔に創造力がない以上、その存在は何か
そして、信仰者はそれに対して何をなすべきか、という神学的主題(ローマ・カトリック限定)
という三つの主題が結びついているわけ
言い換えれば、この作品の作中世界では
ハーテルによって拡張された相対性理論という作中理論だけでなく
ローマ・カトリックの教義が 正 し い ということを受け入れなければならない
無理やり、レムにこじつければ『エデン』かね、やはり
ただ、レムは自分の書きたいことだけを書いて成功できたが
ブリッシュはアメリカ大衆文学の中にあっては賢すぎた、ってなるのかな
そういえば世界政府が確立されてるのに何故重水素の供給源が必要か?
って話にはなってましたよね。
自分的には冷戦の終焉は核、宇宙開発には競争関係を保てた米ソが
電子情報分野でソ連がまるでついて行けなくなってしまった事に由来してた
と思っていたので核の抑止力を忘れられない地球人とネット社会らしきもの
を構築してしまっているリチア人との対比でそういう気がしたのかも
知れません。
エデンは未読なのですがフィアスコに主人公に助言を与える聖職者は
出てきましたね、カソリックの知り合いはいないんだけど宇宙開拓が
始まったら絶対布教に出かけそうだって人達なんでしょうか?
いいねぇ
厨房の頃、これの何処が“これこそ真正のSF”
なのか解らなかった。
今、書棚から取り出して
後書き見ても
そんなこと書いてない。
何に書いてたんだろう。
レムはSFの事を
クソミソ言ってる
印象しかないけど
SFと未来学訳して欲しい
自分の昔の作品や他人の作品については確かに良い印象は持ってないみたいだけど、
クソミソってほどでもないんじゃない。
SFは・・・
物理特性の数値もいかさま・・・
登場人物もいかさま・・・
科学上の発見のメカニズムもいかさま・・・
政治の動きもいかさま・・・
初めから終わりまで何もかもいかさま・・・
>レム
偏狭な考えの持ち主ととるか、一種の文壇バー状態ととるかwww
>>862 その上を行くイカサマな作品を書いた男レム
864 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/11(土) 14:39:41
ソラリスについてなんですが、よかったら教えてもらってもいいですか?
麦わら帽子を被った子供が出てくる部屋から閉じこもって出てこない人は
所謂ロリという性癖を持っていた、というような解釈でいいんでしょうか?
始めはずっと子供がお客さんとして来たのかと思ったんですが、
それだったらあんなに隠す必要は無いはずだと。
主人公だってハリーを殺したのをネズミに告白していたのだから
子供を殺したとしても作中でそれを告白しても何も問題は無いはずだし。
あんなに隠すって事は公にできないやはり理由があったのでしょうか?
あとネズミにはどんなお客さんが来てたのでしょうか?
稚拙な頭では全く想像つきませんでしたorz
>>864 殺してないだろうが、ハリーのことはw
ハリーは自殺でしょうが。
あと、あれがなんなのかはわからん
しかし、ソラリスの海がおまいの頭の中から実体化するのはなんだろうな?
子ども地球に置いてきたんじゃなかったっけ。
>>864 >>866 自分でも後ろめたい状況で子供を捨てた、じゃないの?
母親をなくして自分がいるにも関わらず、子供を孤児院に置き去りにした、とか。
「あんなに隠す必要は無い」とは言うけど、フィクションでペドフィリアといったどんなに
いやらしく下劣なシチュエーションに慣れていても、もっとたわいない事件が現実に起きると、
口を究めて非難するような偽善者じゃん、俺らって。
自分が心苦しく思えばそれが反映されるんだろうから、結局何があったのかは…
あの黒人の女にしたって…
しかし基地の中に割りと自己中心的な人間がいてソラリスが何も見せようがない奴とか
いなかったのかな。
黒人女はギバリャンのお客さん?
心の深い部分に押し込めてるような感情を共有すると
深く知り合える事になると海は考えたような展開でしたね。
よりによって人に知られては社会的にまずくて自分自身では
無くす事もできない厄介な部分ばかりを探り当ててくると言うのは
海が人間と言うものをよく理解していないからなのかソラリスに来た
地球人の行った探査に対する報復なのか判るぐらいに人間の方でも
海について理解できてないって話なんだけど。
これって〈知の不可能性〉と認識論、あと〈関係性〉の物語だろ。
量子力学と同じく、観察者は究極的に対象へ到達できない。
ひいては、相互理解(主人公と亡き妻との関係性)自体が幻想に過ぎないかもしれないという教訓譚。
主人公はそれを承知でその関係性に展望を見出す・・・
というのがラストシーン。
このラストの解釈を、
「自己完結するウロボロス的自己愛」とするのがタルコフスキー版。
「人類補完計画的な究極の相互愛」とするのがソダーバーグ版の映画。
知への到達不可能性はレム作品に共通する主要モチーフだよ。
正直、誰のお客がどうしただとか、どうでもいい。
自分にとってはどうでもいいかもしれないけど
残念ながら他者にはそうじゃないんだ。
誰彼に反論じゃなく、これ良いよ。
「イギリス小説のモンスターたち」(榎本眞理子)所収の
『二つの愛の物語「ソラリス」と「テス」』
思弁と具体的な物語が結びついた稀有な小説だと思う。
>>872 ソダ版と、タル版の解釈が逆じゃないのか?
自己愛の投影である理想化された亡き妻と堕ちていく、
っていういある意味渡辺淳みたいなテーマがタル版だと思うのだが。
そいや、新訳が出た時にトークショーで、沼野に「他のお客って何なの?」って聞こうと思ったけど、
レベルが低い質問っぽいので止めた。
結構パロディー化するのにおいしい設定だとは思うんだけどな
予算を食う割には進展しない調査に喝を入れに偉い人が来ると
偉くなるに相当するやばい内面を持っている。
で将来自分を抜きそうな若い実力者を潰しておこうと企んだ
権力者が次から次に乗り込んできてどんどんヤバイお客さんが
やってくる。ティム・バートン監督どう?
>>877 世間知らずがw
偉い人はなあ、そういう現場に直接こねえよ
責任を押し付けたい奴をそういうヤバイ現場に
君だから行かせるんだとかなんとか行って
行かせて、結局そいつのせいにするんだよ
>>878 自己レス
できて、自分を抜きそうな奴じゃないぞ
その責任を押し付ける奴
まかり間違って、そいつが結果を出したらプラスになるんだから
自分を抜きそうな奴は飼い殺しもしくは、自分の手柄に置き換えやすい
自分の腰ぎんちゃくがいるところに回して、うまくいっても
自分か、腰ぎんちゃくの手柄にできるようにするさ。
orz
880 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/15(水) 00:17:27
そもそも、前提の話題に興味が持てないが
徒労の学問たるソラリス学の硯学が
具に海を確かめる為にステーションに行った所
ソラリス学の無数の文献が客として現れ
こいつらは人間だったのか思い悩み
……ポイ。
お盆に実家に帰って、星からの帰還を発掘してきたので十余年ぶりに読み返したんですが、
なんつか、これこんな小説だったっけ?ってくらい以前読んだときと印象が変わりました。
レムってこんな本も書ける人だったんだ!という感想です。
いろんな本を書かなかった人でもある。
レムって奥さんいたの?
印税だけで食ってたの?
そういえば、共産主義の国って印税収入とかあったのかな?
印税収入、使う暇がない位あったようだね。
真っ赤なフィアットが庭にあったらしい。
レム、真っ赤なフィアット乗るの 腹筋いたいw
Fiat124はソ連のラーダでもライセンス生産されていたんだけど
フィアスコ書いてる時はもう共産圏にいなかったらしいので
本物のフィアットかもしれないね。
もっとも共産圏で自家用車を持っている個人というのはかなりの
成功者ということになる筈なのでカリオストロの城でルパンが
乗っていた小さなフィアットだったとしても外車を乗り回す
凄い人って事になるんじゃないだろうか?
フィアットって高いのか?
共産主義なのにポンコツ乗ってないってだけですごいとか?
890 :
889:2007/09/08(土) 00:12:06
あ
真上に書いてた、恥ずかしい
大型車や四駆に乗るタイプじゃなかったんだろうなあ
わかる、わかるよレム先生
892 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/18(火) 21:49:09
>>
>>888 ポーランドでも124は生産されていたよ
60年代は兎も角70年代になるとポーランドでも自家用車が急速に普及し始めて
庶民はFiat500を原型にした650CCのポーランドバージョン
ちょっと金が有る人は124に乗っていた
本当の金持ちと言うか地位の高い人はBMWやメルセデス等西独車を手に入れていた
最近、砂漠の惑星を読了。
80トンの超重戦車が群体無生物相手に反物質砲なんかをぶちかまして、
半径数十キロにわたって地面が溶解するほどの激闘を繰り広げるという
ド派手なシーンがあるにもかかわらず、ものすごく内省的で地味な話なんだな……
そんな派手な場面あったんだ・・・
レムの書くコンタクト物って頭で読んでたからか
全く記憶に残ってない
地球人が異星に乗り込んでいるのが逆だけど、
ウェルズの宇宙戦争を思わせる。
あの壮絶な戦闘場面は、レムの戦争体験からきているにかな。
すげー暴力的だよな。
星そのものを破壊しかねん勢い。
『砂漠の惑星』は、SFにナノマシンの戦闘機械という概念(漫画だが銃夢などでも使われている)を持ち込んだ
最初期のSFではないかとにらんでいるが……
超重戦車の戦闘描写は、装甲や超兵器の描写にレンズマンを連想した。
そうなの?
そう、ナノって単位だから、具体的なスケールを指すもの。
調べてみればどれくらいの大きさかわかるよ。
それがナノなの
そうだよ
そう、ダヨって単位だから、具体的なスケールを指すもの。
調べてみればどれくらいの大きさかわかるよ。w
そう、ソウって単位だから、具体的なスケールを指すもの。
調べてみればどれくらいの大きさかわかるよ。w
のこぎりと見たをかけてだな
だれにも取り上げられない円盤飛行機に栄光あれ
まあ、見せ場もなくあっさり退場したからやむをえんか
>>900 ナノは10の-9乗を表す接頭辞なの。
具体的な単位というのは間違いなの。
この流れはなんなの!
でも話を元に戻すと、ナノがハエの大きさというのは間違いなの
だから基本となる単位について、その10の-9乗単位を
あらわすだけで単位じゃねーよなの。
だから10の-9乗「単位」なの
だからくっつくまではそれは単位じゃないの。
でも一般にナノマシンのナノはナノメートルのナノなの。
なので>900が理由になってないにしても、結局>989の言うとおりなの。
だから通例として一般的略称としてはナノ=ナノメートルという単位で通用するわけなの
だからナノテクノロジーのナノは、ナノメートルの単位領域を指してるものなの
腹痛い
勘弁してくれ〜
で結論としては『砂漠の惑星』の惑星はナノマシンということでおkなの?
918 :
989:2007/09/27(木) 17:55:44
ちょwwwwwもうちょっと待ってくんないとwwwwww
>>914 だから>900にしかつっこんでないんじゃん。
ナノマイルとかならおkなの。
検索したらナノ`bなんて言い方はしないんだな。
ナノ光年とかならおkなの。
ナノマイル の検索結果 約 45 件中 1
アスカ★[カルディア] ナノマイル... 1500 円 (入札:0) 19時間, 50%Off
ワロスなの
せめて光秒にしないとでかすぎるw
なんのその
バカボンのパパナノだ
ナノ式論争という様式美が生まれた日なの
おまいらいったいなんなの
なのるほどのものではないの
つぎのレムコレいつなの
SFにナノマシンの戦闘機械という概念なの?
銃夢などでも使われているのなののなの?
お前らのせいで友人とナノ議論する夢を見ちゃったなの
セプリキっていったいなんなの
ナノマシンといえばマイクル・クライトンなの!
最初期のSFではないかとにらんでいるなの(キッパリなの
なの〜聞きたいんだけど、ナノテクを使っためちゃんこ小さい
そのナノの範囲内の大きさだったらナノマシンなのか
そのナノテクを使って出来た(つまりナノの部品)クジラもナノマシンなの?
前者ならレムの羽虫は違うし、後者なら入れられる余地はあるかもしれないなの。
そういば、ソラリスのお客の場合は素粒子からできたものだったなの。
『砂漠の惑星』は、SFにナノマシンの戦闘機械という概念とにらんでいるなのwwwwwwww
つうか、極小機械がどれだけ甚大な被害をおこせるかって思考実験なの
ナノマシンなんて言うから視点がズレるなの
砂漠の惑星で地球人が使う兵器はある意味国家権力の象徴かもしんない。
その禍々しさはSF的イメージを持ってほとばしるけど惑星を破壊したり
核による抑止効果が望めるような使う事をはばかる暴力ではない。
一方惑星にいた蝿状メカは個体では見かけどおり無害な部品に過ぎない
だが生き残ると言う以外確たる目的を待たない彼らが荒れ狂うと
意図的な暴力すら翻弄するくらいの大破壊をもたらす…
どんな進んだ兵器より恐ろしいのは集団心理なんじゃないか?って
メッセージを穿り出さなくても十分楽しめる作品ですけどね。
じっさいイメージできる不可避は自然の猛威といったところか
砂漠の惑星はそんなイメージだな
なんだっけ、黒い絨毯とか、イナゴの大群とか
>>941 レムも言ってるけど、「けっきょく分からんかった」がメッセージだね。
でも「けっきょく」に至るアプローチが人間性の色々な側面かと。
ソラリスは「情」、エデンは「知」、そして砂漠の惑星は「ゴリ押し」。
レムの考える人間性がこの3つなんだろう。なるほどと思う。
砂漠の惑星は読後感それなりに納得だったが、
捜査は読み終わった直後頭をかきむしった。
大失敗の読後感は(´・ω・`)ショボーン
>>944 多分レム先生が伝えようとしてた事ではないと思うんだけど、
捜査の主人公の必死さって共産社会では犯罪も減るって宣言して
しまってる手前担当した事件にそれなりの解決をつけないと捜査官に
ペナルティーでもあるんだろうか?とふと思った。
イギリスが舞台なのにポンティアックとかシボレーとかやたらと
アメリカの車種が出てくるのは(GM系のイギリスブランドはボグゾール)
特に西側の読者を意識していないのだろうか?とも思った。
>>946 必死というほどじゃないだろ、普通に仕事してるだけだろ
最近では仕事に普通に取り組むだけで必死と言うことになるんかのう?
舞台がイギリス・イタリア・アメリカなのは(観光小説じゃないけど)
自国の読者を意識して、結構サービス精神旺盛な人なんじゃないかと思ったりもする。
そうだよな・・・
ポーランドって国の外に出ようとしただけで連行されるからな・・・
小説でしか国外知ることできないんだよな・・
何でもかんでも、共産主義体制と結び付けない方がいいと思う。
勿論、それ抜きでは考えられない事もあるけど。
初めてレムを読むんですが、これから読むといいという作品はありますか?
レム初心者なので、教えていただきたい。
....やっぱり、ソラリスになっちゃうな。入門書でありながら究極。
読みやすさとエンターティメント性でいったら砂漠の惑星。
>>952 レスありがとうございます。
ソラリスを手に入れたのでこの本から読みます。
>>953 調べてみたらこちらも面白そうですね。
参考にさせていただきます。ソラリスの後に読もうと思います。
ありがとうございました。
なんだよおまい聞く前からもう購入済みやん!w
>>955 言葉足らずですみません。
>>952の方のレスを見て帰りに本屋で手に入れたということです。
・・・主人公が霧の帳の中を歩いていって、思考を重ねてゆくのだが、
いつまで経っても霧はいよいよ濃く、その思考は
「迂路なり曲線なり、
偽るものの秘法なり」というヴァレリィの詩を思わせるものがあって、
驚嘆しつつ読んでゆくと、末尾になっても、なおかつ霧の中をさ迷っている・・・
北杜夫による埴谷雄高の『死霊』評なのだが、まるでソラリスを評しているみたいだ、
という大宮信光の文章を抜書きさせてもらった。
文章。
さあ、秘法の世界へようこそ。
落とした鍵束は街灯の光の届いている下で探す
って書いてたのはどこでだっけ?
明晰すぎる不可知論者らしいといえばらしいんだけど
というわけで
>>951に遅レスすれば
『天の声』がサイコー
それは読んでみたいな
逆になんとか思い出して、教えて下さい
「砂漠の惑星」と「宇宙創世記ロボットの旅」
ギガ・アムールの恋を込めて。
レムコレ、フィアスコが出てからまったく続報がないね。
まさに大失敗なのか・・・
フィアスコって聞くたびに踊りだしたくなるんだよね。サンバかマンボかルンバかしらないけど
964 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/03(水) 21:35:46
>>949 >ポーランドって国の外に出ようとしただけで連行されるからな
社会主義時代だってそんな状況だったのは4〜5年しかなかった
1956年以降は割合簡単にパスポートが発給されたし
実際出稼ぎや移民した親族を尋ねる人は少なくなかった
なるほど
ポーランドは「教皇」「連帯」とかなり緩めな感じを受けました。
1956年ってハンガリー動乱となんか関係有るのかな?
ラヴェンダーの咲く庭でって今ワウワウで放送してンのが
ポーランド人の設定だ
「天の声」の翻訳、センテンスが短くて、レムらしくない―と思わない?
なんか読みにくいんだなあ。
(翻訳の良し悪しは勿論私にはわかりましぇんし、訳者には感謝しとります)
>>969 小説じゃないからね、アレは。
意図的なんじゃない?
回想記っぽい描き方だから断片的な文章の積み重ねって感じで。
「ご冗談でしょうファインマンさん」みたいなものかとw
遅レスだけど、レムの作品でナノマシンと言えば、エデンに出てきたアレだと思うんだけどな。
ありあわせのモノから、分子レベルで必要なモノを生成してしまう、って概念はまさにそのものだし、
世間でナノマシンが話題になり始めた時は、やっぱりレムって凄いとあらためて感心したよ。
>>970 そうか、そんなこと考えてもみなかった。
いろんな事する人だから、ありうるなあ。
天の声は後半が凄すぎて悶死しかけた。でも一般的なSFを読みたい人には退屈だと思う。
あー、俺が天の声退屈だと思ったのはそのせいだったのか
意識を変えてまた挑戦してみるか・・・
「天の声」は、ユダヤ・キリスト・イスラムというセム的一神教では神の啓示は常に聖典というテクストを通じて示され、
そのテクストの「真の意味」を読み取ることが至上命題とされ、現代の文学批評も実はその延長にある、
ということを念頭において読むと色々面白い。
うは、そんな読み方もあるのか。俺はいつまでもつきることのない思考の課程に度肝を抜かれた口だった。
連続コンボのようにアイデアが飛び出し、次々と濃縮されていって、
最後にレムのテーマである宇宙創造説に昇華する辺りはレム節が炸裂してた。
とはいえ同時にこれは売れないなーとか思ってしまうのが悲しい。
虚数、真空に手を出そうか否か迷ってます。
難しくて自分には理解不能ではないか、そういうところで躊躇してるんですが。
他のレビューで紹介されていた、自然回帰なるコンセプトの音楽論(体から発する音云々)の
一部抜粋が全く理解できなかったんですが、全体的にあのようなニュアンスで書かれているのでしょうか。
読んでとても疲れるとかレビューも多く見かけるので・・・
だったら読むなカス
>>978 「偽りの王国」や「エルンティク」なんか読み易いから、それから読んだら?
981 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/16(火) 05:56:19
>>978 繋がってないと思えば一章ごと興味のあるのだけ読めばよい、
真空の最後のは小学生にも分るしカナリ面白い、基本的に笑える本だし問題無し。
あんまり色んな本読み過ぎるとネタに出ている本がもう古いとか意見がアルミタイダケドw
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
>893
「砂漠の惑星」・・・。
なんかガキんときに読んで、
最初の方で、ウッチュセンが着陸すっときに、
船と地面の電位差による放電がおこって、
船と地面の間に稲妻のスパークが走る・・・、
っていう芸の細かさに感動した記憶があるのぬ〜!