自作小説をのせるスレ

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167名無しは無慈悲な夜の女王
ちょっと実験作というか、某週間漫画新連載を真似てみた。ウケたら続くと思う。

「パラダイス・ソルティック」

第1話「湯船の中のリーラ」上.

約10分ほど前に、俺は風呂に入った。
いつも先に入る妹から不満を言われつつ、ともかく早く何かを洗い流そうと思った。
自分の勇気の無さとか、意気地の無さとか?色々考えてるとしばらくして同級生の、
滝崎さんの姿がふと脳裏に。今日も昨日も一昨日も、もちろん告白は出来なかった。
湯船の中で妄想は果て無く、のぼせてくるのが解る。見た事も無い水着姿が眩しい。
なんか急に湯の量が増えた感じ、ちょっと膨張しているようだ。流石だ・・・俺の。
そして今、自分の前には裸の少女が、何だか一緒に湯船に入り、自分を見つめていた。
「やっと会えた・・・」
喜びで潤んだ瞳でジッと見つめられた後、何だか抱きつかれる。押し付けられる、
二つのそれと股間に当たる彼女のふとももの辺。善くも悪くも少し触って多分それで、
自分は意識を失った。見知らぬ全裸の、最後に聞こえたのは彼女の呼び声だったろう。
「ちょっとー!いつまで入ってるつもりなのよ?!・・・って、あれ?」
兄が1時間は前に入った筈の、返事のない風呂場を覗くと、そこには誰もいなかった。
168名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/25(火) 15:02:21
第1話「湯船の中のリーラ」下.

やがて目を醒ました時、自分は何故か自分の部屋の、その天井を見上げていた。
のぼせた、それは解って、じゃあ何で自分の部屋に?そうぼんやりと考えた時、
自分が誰かの膝枕をされている事が解って、そして不意に上から少女がのぞき込んだ。
「大丈夫ですか?勇二さん・・・?」
心配そうなその顔に、すぐさま飛び起きて。ベッドの端に移動して、そこで自分が、
風呂に入ったままで有る事に気付き、慌てて毛布をたぐり寄せた。それで彼女の、
彼女も覆っていたその毛布は矧がれて、モロに見てしまったが、彼女は動じなかった。
「あの私、リーラと言います・・・突然で申し訳ない、とは思うんですけども・・・」
「な、何でしょう?」と、何とか腰の辺りだけ隠しつつ言うと、
それで始めて、彼女はなんだか全裸のままもじもじし始めて、やがて、
意を決した表情で、自分にずずいと言う感じで詰めよって、言った。
「あの・・・、お嫁に貰って頂けないでしょうか?私を」
それ相応に大きい、その胸の膨らみよりも目を引くその顔に拒絶と言う選択肢が、
完全に消去された脳裏にしかし、今だ手を繋いだ事も無い滝崎さんの顔が浮かび、
それでようやく制止の声は声は出た。拒絶じゃ無い、そこが情けないがともかく、
そんな時、部屋の戸を開けた妹の蛍美が、抗議の声を上げた後で、ふと黙った。
「お、おにーちゃんが女の人部屋に連れ込んでるー?!」
そして、なんだか絶叫に近い悲鳴?を上げて、階段を降りていった。
「説明するの面倒ですね・・・ちょっと良いですか?」
そう言った後、彼女は自分の手を掴んで。それで急にふわりとからだが浮いて、
僕ら?はそのまま、毛布一枚で、窓から春の夜空に飛び上がった。月夜に映える、
彼女の肢体とその笑顔と。浮いて飛んでいる自分は或いは春の夢を見ているのか、
ともかくただ、そんな彼女をぼうっと、見つめていた。
169age虫:2006/04/25(火) 21:26:31
>>167
一応ウケた?のか続きが書けたので、一応ageては見る。
「第二話 公園の中のリーラ」
http://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#02
170age虫:2006/04/26(水) 07:06:58
>>169
ウケた訳では無いと思うが、ともかく書けるらしいので続けてみる。
「第三話 小さな家のリーラ」(上)
http://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm
171名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/26(水) 07:18:54
それにしても、無名草子さんたちとは、さぞやすごい作家先生の匿名書き込みなんでしょうね。
作家なんて才能が全てだから、津井ついみたいに、いくら努力したって駄目なものは駄目ですよ。
私なんか、早々に見切りをつけて趣味の世界で細々ですから。
          小説現代ショートショート・コンテスト優秀賞受賞 阿部敦良
172age虫:2006/04/26(水) 12:46:58
>>170
一応TVアニメの一五分刻み、位を目安に上下を書いてみる訳だが。
ともかく後半も書けた。もうちょっと続くな。
「第三話 小さな家のリーラ」(下)
http://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm
173age虫:2006/04/26(水) 21:08:29
>>172
ヤエカが八重霞と名が被っている事にふと気付く。
かなり引っ張られ始めたよーな気がする。
「第四話 勇二と香奈恵とリーラ」(上)
ttp://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#04
174age虫:2006/04/27(木) 10:08:09
>>173
書けば良いというモノではない訳で。
「第四話 勇二と香奈恵とリーラ」(下)
ttp://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#042
175age虫:2006/04/27(木) 14:05:26
>>174
おじさんも暇じゃないんだよ(・・・)。
「第五話 揺れ動く、様々なモノ」
ttp://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#05
176age虫:2006/04/27(木) 17:30:58
>>175
だったら書くなよ。
「第五話 揺れ動く、様々なモノ」(下)
ttp://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#05
177age虫:2006/04/28(金) 11:17:53
>>176
うるせーなー、好きにやらせろよ。
「第六話 勇二、窮地に立つ」(上)
ttp://www.avis.ne.jp/~asper/work/novel01.htm#06