201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
>>198 御都合主義?
以前、誰かも言っていたが(映画スレの方だっけ)、
小説中、玲子が死んだとは一行も書いてないんだが。
あの書き方は明らかに生存している、という伏線だろ。
君は左京タンにまんまと乗せられてるんだよ。
「・・・・・・ジュテーム・・・・・・」
読み返して強烈に時代を感じた事柄
エコノミックアニマルとか勤勉な日本人なんて、今の日本からはとても想像できない
選手リーダーが小野寺ならコーチはやっぱ田所でないと
カーリング
ハヤカワSFシリーズ3117
「ある生き物の記録」(古本屋で250円)
このころか日本を沈没させる気マンマンだったとは。
どっちが先だったっけ?
いずれにしろ、「復活の日」執筆中に地震のことを調べていたら
「日本沈没」の着想を得て構想9年とかいうことだから。
ハルキ文庫の「エスパイ」増刷してほしい。
「復活の日」は増刷したっぽいのに。
ハルキの「エスパイ」初めて古本屋で発見。
つい数日前にかつての角川のを発見したので買わなかったけど。 もっと早く出てこいよーorz
虚無回廊は完結しましたか?
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/22(水) 00:11:12
日本沈没の続編書いてるとかいうのをどっかでみたが、
正直、ボケてたんじゃなかったんだっけ、この人?
文章書けるのか?
「谷甲州が沈没第2部を執筆中」って
>>1にでも入れとくべきだったか?
ボケてるのをいいことに、好き勝手されてるのかね。
ゴースト使うならまだしも、他人に二部とは。
あとマンガもヘタクソだし
共作ってことなんだけど。
6月までには出版とのこと。
マンガ家としてもそこそこの売れっ子だったんだろ。
そこそこどころか登場時は「天才現る!」と一部で騒がれた。
売れたかどうかは知らないけどね。
あんまし売れなかったけど、
家の借金は全部かえしたとか聞いたな。
谷甲州がいかほどか知らんが、御大の死後揉めるのは必須。
誰か著作権コントロールするやつはいなかったのか。
またはコントロールしているところが、陰謀しかけた気がする。
デビュー当時の田中光二は「小松二世」の呼び名も出たほどだったが、
ほどなくして資質の違いは明らかになった。
それにしても、「閉ざされた水平線」あたりのタッチで行くならば、
谷甲州よりは適材だと思うんだが……。
それをいうなら山田正紀だってかなり期待されてた。
田中も山田もコアSFから離れてしまったように見えるが
(「神狩り」の続きは出たらしいけど。まだ読んでない)
売れないから書かなくなっただけで、書けなくなったわけではないだろう。
彼らの仮想戦記や本格推理は売れてるみたいだから、
筆力が落ちたわけではないだろうと思う。
BBJの雑誌連載時に名前連ねてたのはあと一人、誰だっけ?
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/02/28(火) 07:05:34
仮想戦記みたいな子供の読み物が書けるからって
筆力が落ちてない証明になるわけないだろ。
神狩り2は、作者本人も失敗作と言ってるぐらいで
デビュー当時の輝きはもうないよ。
テキビシーッ
デビュー当時の山田正紀は「SF界の五木寛之」と称されたり
純文学的な面が評価されてた。「化石の城」あたりはもろそんな感じ。
この人の場合、いくらハードに書いてもプロパー臭が薄く、レムみたいなところがある。
今でも新境地にチャレンジしてたり作家魂は高く評価されるべきだけど
小松左京的かというと、全然違うと思う。
224 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/02(木) 18:32:47
まあ色んな人が居るし自論を開示するのも自由だけど
ちょっと受け入れがたい意見だなぁ。
枝葉末節の部分で科学考証が古くさいとしても
それが全体をスポイルしているとも思えないし
再販に際して改訂すべきだとも思わない。
例えばブラッドベリの小説に紡錘型の古典的デザインのロケットが出てきた
からと言って、それが作品の価値を落としていると言う奴がいるだろうか。
新左翼のイジケ云々というのも随分ひねくれたものの見方だが、こういう言葉
が出てくるあたり、このレビューを書いた人物は結構年齢高いかもね。
だいたい、元共産党山村工作隊員が「新左翼」って。
作者を団塊世代だと思ってるんじゃないか?
山村工作隊と言ってもいまの人は、なんか林業のシトとしか思わんでしょ。
山本首相のモデルはET宮沢だってさ。
227 :
722:2006/03/02(木) 21:06:43
> 山村工作隊
山村美沙の回し者かなんかかとオモタ。
日本沈没って若者を無頓着、無気力に描いていたっけ?
>レビューの件
>>いまの若者は団塊世代ほど情報に無頓着でもなければ無気力でもない。
ガセネタに殺到してパニックをおこすのが関の山だろうな。
いまの若者は危機に対して無頓着すぎるから。まあ危機に対して無頓着
なのは、若者に限らず日本人の悪いクセだと思うけど。
六全協も死語よのう。
六本木全店協力会
ぐらいにしか思われん。
SFマガジン・ベスト1作家に選ばれた件について
あるいは『果しなき〜』がベスト2長編に選ばれた件について
若手がだらしないから。とか言ってみる。
そういういちゃもんを別にすれば、妥当だと思うけどねえ。
ベスト1長編は何?
さよならダイノサウルス
さよならジュピター
さよならアイ
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/15(水) 01:56:53
>>234 ありすぎてなぁ トップを選べと言われると迷うが
「継ぐのは誰か」
「見知らぬ明日」
中篇では「結晶星団」「眠りと旅と夢」「静寂の通路」「ゴルディアスの結び目」
そしてやっぱり基本として
「日本アパッチ族」
「果てしなき流れの果てに」
「復活の日」に「日本沈没」も落とせないや。
いや誰もお前のトップなぞ聞いてない
聞いてやれや
>>232 改めて聞くが、
『果しなき〜』がSFマガジン・ベスト2長編に選ばれた時のベスト1長編を教えてくれ。
萩尾望都版がなかったらベスト1は無理だったんじゃないかなあ。
素直に答えてやれや。
まあ、それでわかるけど。
「百億の昼と千億の夜」ですよ
実際小松御大は書いたよ。
日本沈没第二部。
140枚ほど。
で、小野寺は生き残るが、記憶喪失で阿部玲子も生き残って
50歳くらいになったときジュネーブで再開。そこで小野寺の記憶がよみがえると
それまではそれぞれ日本人を守る戦いを世界中でしてたと
そんな内容らしい。小松マガジンでインタビューで答えてる。
2001年のインタビューだからなんかこのときはまだ書く気があるようなこと
言ってるよ。
そうとうな完成した構想はかなり前からあったみたい。
そのためにオーストラリアやニュージーランドにフィールドワークにいってるし。
御大は実存主義だからたとえSFでもまったくありえない絵空事を書くのは
できないから、科学技術の発展と日本人の行く末を見てたらあれよあれよと
今に至ったとそんな感じだよ。
書かないわけじゃなくてなかなかかけなかったと。
それにしても小松御大は業績のわりには評価されてないね。
ずっと関西在住だからかな。
今、関西が誇れる人間て小松左京と桂米朝くらい。
中島らもはいないし。
長生きしてほしいよ。
らもごときを御大や国宝と同列に並べたらあかん
それ以外は同意
>>246 らもはんも、も少し評価したってくれ。
つー気はするのだが。
池乃めだかとか坂田利夫とかなんぼでもいる>関西が誇れる人間
誇れる関西人≠関西人が誇ってる関西人
らもとゴンチチは好きだ
小松左京先生の作品の中でオススメなのは何ですか?
おれは「ゴルディアスの結び目」が好き。
自分は「果しなき流れの果に」と「明日泥棒」かな
くだんは怖いぞ
「少女を憎む」と「汚れた月」、考えてみたらどっちもほぼ自伝か。
やっぱ「復活の日」
「日本アパッチ族」専門的な部分がほとんどない。
ちょっと地味だけど、「見知らぬ明日」のリアリティ(ファーストコンタクト+ポリティカルフィクションとしての)は忘れがたい。
「静寂の通路」 ‥‥なんだかいろんなことを考えさせられて恐かった‥‥
「復活の日」「果てしなき流れの果てに」「日本沈没」「首都消失」
「さよならジュピター」
どれも大傑作。
邦画SFに止めの一撃を入れた作家さんですね
中短編では「神への長い道」「お茶漬けの味」「地には平和を」、このへんは御大の基本線として外せないかと。
日本沈没に続いて映画化したりしないかな。
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/24(金) 01:25:51
「継ぐのは誰か」もいいな
それとエッセイSF
漫画神・手塚治虫≧和製SF帝(みかど)・小松左京
日本沈没第2部っていつごろ発売だろ?
第2部が逃げ延びた日本人が新天地を求める放浪編、最後の第3部が
日本復興編と言う形での構成
長編なら「さよならジュピター」「果しなき流れの果に」「見知らぬ明日」「こちらニッポン…」「虚無回廊I」。
短編なら「ゴルディアス」「結晶星団」「お召し」「骨」「兇暴な口」「彼方へ」
「すぺるむ・さぴえんすの冒険」「失われた結末」「男を探せ」「神への長い道」。
がマイベストです。
「静寂の通路」とか「牙の時代」って若い頃読むと絶対トラウマになるよね。
そんな怖さがある。
BBJは映画のせいで誉める奴が少ないけど好きだなぁ。
最後の太陽系原儀から木星を取り外す式典の描写は泣けた。
>>269 「静寂の通路」を最初に読んだのは中学3年ですが、当時は大予言ブーム
とか幻魔大戦ブームだとか、ちょうど世紀末に向かって破滅モノが流行ってた
記憶があります。クラスで学研の「ムー」とか真剣に読んでる奴とかいて、
かとおもうとあちらの女子はこっくりさんやってたり。
田中光二の「大滅亡(ダイ・オフ)とかもこの頃読みました。
おいおい人類ヤバいんじゃねーの?とか思ってましたね。正直、自分が
大人になる前に人類は滅ぶんじゃないか、そんな諦めムードの中で日々を
消費していた気がします。これもトラウマといえば言えるか。
273 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/27(月) 21:38:40
DVDでさよジュピの続編の話を御大自らしているんだよ。
>>273 惑星の重力場とかを使わないで
あんなに簡単に地球に戻れるんでしょうか
でさよジュピの続編の話
ジュピターゴーストの中にエイズとマリアが生き残ってたって話?
やることないから子作りにはげんでそうだな。
エイズウィルスとマリアしか居ないのにどうやって子づくりに励m
人間の動きを機械で忠実に再現するには600個のモーターが必要らしいです。
しかし現実世界のヒューマノイド・ロボットのモーター数は30〜40個程度。
鉄人世界でもモーターが使われてるらしい(公式本から推測)。
結局28号は600個のモーターを使用している計算になります。
3000kwのモーター1個の値段が4億円なので600個で計2400億円。
3000kw×600個で最大出力180万kwのジェネレータを搭載しなければならない。
100万kw級の原発1基の建造費は3000億円だから100万kw×2基で計6000億円。
ボディを作る構造代やコンピュータおよびセンサ等の電装費用、更にそれらの加工費を含めると最低でも1兆円は必要。
>>278 蒸気機関でジャンボジェットをとばすには
一兆円かかると算出して
なにか役に立つのでせうか
そのシミュレーションをするのに計算尺で7年かかったものが
電卓が登場して2年で片づいたとかなのでは。
ところでいったい御大は計算尺と電卓でどういう計算をしてたんだろう?
>>280 計算尺で電卓のボタンを上手く押せるように練習してたんだよ。
びょんびょんなってしまってなかなかむつかしいのだ。
やっぱり沈没第2部の巻末には「この小説は全てパーソナルコンピュータのワードプロセッサソフトを使用して執筆され、
全世界ネットワークを通じた電子メールによる添付ファイルの形で出版社に送信された」って書かれるんですよね?
>>280 日本列島の体重
不動産の総額
その他いっぱい
いまならエクセルでできるんだが
>283
おー。なるほど。
表計算と電卓だとあまり変わらないような気もするけど。
実働7時間で7年間なの? サービス残業込み?
実際に7年を費やして計算尺で算出した人が存在するのなら、信じてもイイ。
やってもいないのに憶測だけで、7年かかるってのなら、SFだなあ。
なんか話の通じてない人がいるな・・・。
>>282 クラークの2010年のあとがきですかい
さよジュピではファクスを使ったそうだが
20年ほど前の学生の頃、大学でフロッピーディスク(5インチ)を持ち歩いてたら、ゼミの先生から
「小松左京さんみたいだね」と言われたことがあるのを思い出しました……
>>284 遅レスですが。
さすがにそれは、だいぶ違うような気がするw
表計算なら簡単なシミュレーションくらいはできるが、
電卓だと一箇所値を変えるだけでも全部計算し直さにゃならん。
小学館文庫の日本沈没は二版突入ですね
デュアルコアなのにCPUが1つしか入ってなかったんだけど、なめてるの?
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/32(土) 18:25:21
>>292 その驚きようは2部突入と勘違いしてないかい?
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/04(火) 12:42:38
>>293 いや、それなりに売れてるんだな と。
懐メロ買いだけじゃなく、10代、20代のご新規さん読者がいたらいいなぁ と。
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/04(火) 14:49:50
あの…未完の虚無回路の3巻はいつ出るんか?今世紀中に出るか?
295の頭の中は虚無回路
小松作品の大半は前世紀の遺物なんだな。考えてみたら。
>>298 むしろ新世紀にこそ読む価値の多い作品が多いということで。
生きた動植物の持込禁止の今の南極で
復活の日はしんどかろう
でも
アマチュア無線のかわりのネットで人類の絶滅を知る…
うわー絵になるわ