クトゥルフ/クトゥルー/Cthulhu -タイタス・九ロウ-

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295名無しは無慈悲な夜の女王
…めくるめく色彩。一瞬何か理解できそうな形をとるかと思えば、次の瞬間に
はまた不定形へと溶け込んでしまう。見つめようとするとひどいめまいと頭痛
に襲われるのだった。そんな光景がいつまで続いたのか、やがて何者か、ひど
く巨大な、圧倒的な存在が近づいてくるのを「感じた」。その「圧力」を。
その「もの」の意識?…知識?…が流れ込んでくる…見たこともない、想像す
ら出来ない光景…人間の理性を押し流す異界の知識…いや…理解しようとして
はいけない!卑小な哺乳動物の本能が必死に叫ぶ…しがみつけ…お前は誰だ…
昼飯のカレー…スプーンをポケットに入れるな…退屈なパトロール…「君は優
秀だ」…「大きくなったら何になりたい?」…