読んだこと無いSF/FT/HRを勝手に推測するスレ2
2 :
1:2005/10/30(日) 21:11:04
前スレ埋まったら移住ヨロ
スレ立て乙
念のために伴宙太
乙保守
保志よ〜
蛮!
ばんちゅうた
保守代わりに。
「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」
ハーレクイン=昼メロ、昼メロ的価値観
チクタクマン=時間にうるさい人、サラリーマン
時間厳守の勤勉で小心なサラリーマンが、昼メロに夢中な奥さんたちを説教するイメージ。
学生時代から無遅刻無欠席を誇るサラリーマン野口努(38)はいまだ独身。
そんな彼は、未知の超存在から受け渡されたアイテムで、すべての非合理な無駄を罰する
「チクタクマン」に変身するのだった。
電車の遅れや学生の寝坊や、長々しい会議、ニートを廃滅したチクタクマン。
次なる標的は、男からも女からも叩かれる極悪存在「専業主婦」。
しかし健闘虚しくかれは、ハーレクイン奥さんの「女王」とでもいうべき女性に敗れてしまう。
真っ赤な夕日が落ちるころ、ビルの解体現場の鉄骨上に佇みながら、
チクタクマンは滂沱とおつる涙をぬぐいもせず呟くのだった、
「悔い改めよ・・・ハーレクイーン」
・・・・・。
・・・。
10 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/03(木) 19:43:03
阪神優勝に導いた、9人のサムライの物語。
虎よ、虎よ!
「ふたりのロッテ」
ロッテ優勝の立役者バレンタイン監督には双子の兄弟がいた!
その出生の謎のため、日本シリーズの采配に暗雲が…
続編「バレンタイン卿の城」
もう一人のバレンタインが支配する宮城。ここでの戦いに勝たなければ
真の日本一になれないとわかったバレンタイン監督は…
「ふたりのロッテ」
たぶん義体もの。舞台はジークハイルな未来ドイツ。
オリジナルのロッテは大財閥I.G.イーガンの令嬢。
一族のほとんどが死亡するという大事故で一命をとりとめるが、
I.G.イーガン医師団は「ロッテはもはや回復不能」と見て、
かねて用意してあった義体に彼女のニューロン配置をコピーする。
政財界の駆け引きがいろいろあって、義体に入ったロッテは若くしてI.G.イーガンの女当主となる。
ひょんなことから、合衆国陸軍情報部ティプトリー少佐はある情報をつかむ。
廃棄されたと思われていたロッテのオリジナルが
スイス山中の武装親衛隊所有サナトリウムでひそかに回復を計っているというのだ……!
「親衛隊は何をたくらんでいるのかしらね? 大尉、ルフトハンザの切符を取って頂戴」
奇形的に発達したドイツ科学を通じて「人間とはなにか?」「個人とはなにか?」を問うサイバーエスピオナージュ
「太陽の簒奪者」
環境汚染から逃れるためドーム都市を築き、いつかドームの外に出られる事を
夢見ながら文明を細々と継承するようになった未来。
ある日突然ドーム外壁が何かに覆われ始める。
このままでは日照量低下で内部環境に壊滅的なダメージが。
ドーム外に出た決死の調査隊が見たものは...
ハイブリッド―新種
愛国の旗を掲げろ
骨の島
ブラッド・プライス―血の召喚―
魔道士の魂 4―奪われた剣―
パリの獣医さん 上下
星界マスターガイドブック
このへんですか
ハイブリッド―新種
竹内久美子の浮気進化論に基づくSF。
星界マスターガイド・ブック
銀河帝国を統べる存在,新たなる「星界マスター」が誕生した
新任の星界マスターには領地である銀河の全可住惑星を巡幸
しなければならないという義務があった
しかし,帝国支配に反対する諸惑星国家も多く,多くの星界マスターが
この旅の途中で命を失っており,彼の警護であり巡幸の案内役「ガイド」
の使命は重大だった
銀河中枢図書館で司書を務めていたブックは突然に,新「星界マスター」
からガイドへの就任を言い渡される。彼の豊富な知識が請われたのだが
図書館惑星から一歩も出た事が無い彼に,銀河ガイドが務まるのか?
身分を隠して銀河に旅立った新「星界マスター」と,そのガイド「ブック」の
珍道中が始まった
抱腹絶倒の銀河道中膝栗毛。シリーズ開闢編
「太陽の簒奪者」
はくちょう座方面から未知のエックス線源が太陽に接近しつつあることが確認された。
すわ人類の滅亡か、人類はおののくが、接近につれ、エックス線源は異星人の宇宙船らしいことが判明する。
そして、水星のより内側で太陽を周回する軌道に乗った宇宙船に向かって、人類は探査船を発進させた。
その一員であった主人公は、自分が持つ「絶対音感」が事態打開のカギとなることにいまだ気付いていなかった・・・。
・・・ごめん、どうしても「木星強奪」とかぶるのよ・・・。
パリの獣医さん
「それからのハムテル」
日本国内での就職をせず自分探しのため、
ポスドクとしてペット,酪農先進国のフランスへ
学びに行く。
>>20 それになにげについてきている二階堂。
いつしか話は新米獣医二人が普通の獣医から押しつけられた奇妙な動物ばかりを診て回る珍道中話に・・・・
ネタがつきる頃に遊びに来る漆原教授・・・・
EUの静電気もちのエージェントに追われる菱沼。
「生協の白石さん」
二十三世紀初頭、爛熟を極めた生命科学は、一方で研究者たちの倫理観の低下も招いていた。
違法実験は日常茶飯事、高額の金で好事家の言いなりになる者まで出る始末。
そんな研究者たちの暴走を食い止めようと日々活動するのは、公的機関である生命科学審査協会。
そこに勤務するミスター・白石の仕事は、違法実験の犠牲となった動植物を保護し安らかな余生を送らせること。
身勝手な人間に心身共に傷つけられた動植物と、彼らの幸せを望む心優しいミスター・白石の、心温まる(そしてちょっぴり哀しい)物語。
「骨の島」
たぶんJ・G・バラードの本。
骨だけでできた島を主人公がさすらいつつ、
けだるげな会話を交わすだけの作品。
「地球の長い午後」
謎の重力源の接近により、地球は崩壊の危機に瀕した。
人類の英知を結集し、地殻の崩壊と言う最悪の事態は回避された。
しかし、空間的な方向へのエネルギー解放を妨げた結果、
膨大なエネルギーが時間軸に干渉、地殻が時間方向に展開延伸され、
地球表面からは、常に太陽が午後4時に観測されるようになる。
永遠の午後四時を生活する少年の生活を描いた表題作のほか、
最初に重力源干渉に赴いた「特務艦サンダーチャイルド」、
状況解明に努める物理学者を描く「コペルニクスの憂鬱」、
200年後帰還したサンダーチャイルドの視点から、
地球の客観的状況を明かす、種明かし的作品「ドーナツの作り方」
の4編からなる短編集。
ええのう。えすえふやのう。
地球幼年期の終わり
ジュラ期、白亜期、氷河期を神様の目線で綴る伝記ノンフィクション。絶版
「パリの獣医さん」上下
パリジェンヌでおフランスでおしゃれ泥棒なスチームパンクもの
エリーゼ・クレマン28歳。女性。独身。ペットなし。
蒸気帝都グラン・パリ6区にて昼は獣医業を営むが、
夜のとばりが降りるころエリーゼは謎の大怪盗ソロモンヌに華麗な変身をとげるのだ。
彼女の武器はその腕輪。
ステキマッドなコンラート博士の開発した「ソロモンの腕輪」を装着することで
エリーゼはグラン・パリじゅうのペットたちの声を聞き、会話することができるのである!
ペットなんて薄情なもの、ちょいとエサをやりさえすれば、
飼い主の秘密だろうがなんだろうがしゃべるしゃべる。
今回狙うはジョゼフィーヌ3世秘蔵の宝石コレクション。
ところが女帝陛下のペット「SNCFちゃん」は一筋縄ではいかなった。
いやにお高くとまった蒸気駆動の人造シャム猫で、
なんでもフランス帝国内務省のオルディナトゥールと同程度の演算能力を誇るとか。
SNCFちゃんの歓心を買うためにグラン・パリじゅうを駆けまわるエリーゼ。
「かっこいい雄のシャム猫を知りませんか?」「ディオールの爪研ぎをください」「matatabiって売ってますか?」
だが、SNCFちゃんの不穏な動向に気付いた帝国蒸気憲兵隊(バピュールメリ)が動き出す。
はたしてエリーゼとSNCFちゃんはバピュールメリの妨害をくぐりぬけ、
みごと女帝陛下の宝石コレクションを手にできるのか?
バピュールメリの青年士官とエリーゼが結婚して終わる。
たぶん。
やつは、とんでもないものを盗んでいきました。
じゃあ「カリオストロ伯爵婦人」で。「カリオストロ城」じゃないぞ。
時は20世紀初頭、舞台は東ヨーロッパの小国。
ロリコン趣味の伯爵が、若い娘に手を出し続け、
冷遇された伯爵夫人は、セルビアの王族と不倫関係に。
しかし、その甘い時間も長くは続かず、
サライェボ事件をきっかけに、第一次世界大戦が勃発。
カリオストロ大公は中立を宣言するが、
セルビアへの進軍ルートにあったため、二重帝国軍に補給と通行許可を求められる。
オーストリアの若い皇女に篭絡された伯爵は、親帝国派になり、
ついには大公暗殺を計画する。
それを知った伯爵夫人は、愛人のいるセルビアを救うため、暗殺を阻止しようとするが……。
迫り来る二重帝国軍。手勢を連れて駆けつける愛人のセルビア王族。
地底湖のブンカーに潜んでいた、伯爵の切り札であるUボートも加わっての決戦が見もの。
カリオストロ伯爵夫人・・・それはパリの社交界に君臨する謎の女性の名前である。
名のある夜会や舞踏会には必ず姿を現わし、贅を尽くした衣装と、薔薇とも星とも讃えられる美貌をもって、人々の心を虜にする。
ところが不思議なことに、現在に至るまで、誰ひとりとして彼女の姿を知っている者はいないのである。
ある者は彼女を金髪碧眼の16歳ぐらいの少女だと言い、またある者は黒髪の40近い知的な目をした女性だと言う。別の者は、確かに黒髪ではあるが、病弱で儚げな20代半ばの娘だと話す。
これほどまでに人々の目に触れていながら、彼女がどんな女性であるかを正確に記憶している者は、そこにはひとりもいないのだった。
一体カリオストロ伯爵夫人とは何者なのか。
なぜ、その姿を誰も記憶していないのか。
そもそも、カリオストロ伯爵夫人なる人物は実在しているのか。
彼女の謎は、いつしかヨーロッパ全土を奇妙な歪みに巻き込んでいく・・・。
「カリオストロ伯爵夫人」
アラブとヨーロッパが奇妙に混淆した地中海の大都市カリオストロ。
悪逆非道の女君主、カリオストロ伯爵夫人が支配する快楽と暴虐の町だ。
さて、雑魚ハッカーの俺はちょいとクールすぎたビズに手を出してしまい、
この町の阿片窟でほとぼりがさめるのを待っていた。もとい、阿片まみれになっていた。
そんな俺を訪ねてきた超美人。セルマと名乗った。
「あるプログラムを手に入れてほしいんですの」
だがそのブツたるや、オーストリア=ハンガリー帝国陸軍の準戦時動員鍵となるやばいコード。
俺にとっちゃいささかヘヴィーすぎやしないか?
「大丈夫。わたくしが作戦を援護します。あなたにはウィーンの中央陸軍研究所を破ってほしいの」
その日から俺とセルマのバザール通いが始まった。
怪しげなタタール人の露店で基盤をあさり、出っ歯の東洋人の店で型落ちマシンの大人買い。
そしてセルマの謎めいた雰囲気、ほとばしる機知、パーフェクトな美貌。
俺はしだいにセルマに惹かれていくのがわかった。俺は頭のいい娘が好きなんだ。
だが俺はセルマの秘密を知ってしまった。俺がのっぴきならない立場に嵌められていることもな。
まあ覚悟はしていたが、まさか「あの」カリオストロ伯爵夫人が世界の半分を脅迫するのに立ち会うことになるなんて。
だが、これほどクールなビズはそこそこないぜ。それに俺は頭のいい娘が好きなんだ。
カリオストロ大人気だな。
じゃあ、おいらもひとつ。
なぞめいた雰囲気と神秘的な美貌、圧倒的な知性を兼ね備えた伯爵夫人。
彼女の才能の輝きは、あらゆる分野に発揮され、常に時代の最先端を行くものだった。
そして、それは「夜」の分野でも……。
伯爵夫人と、最先端の淫戯にふける、愛らしい侍女の日記と言う形式でつづられた中世FT。
「スカトロ婦人」
アーサークラーク「明日にとどく」ってどんな話?
>>34 たしか、これが原因で、ロシア軍の到着が間に合ってオーストリアが大敗する設定だっけ。
>>35 普通に読みたいぞ。
>>36 ちょい役のハサンが好き。
>>37 うんこ
「明日にとどく」とか「地球光」とか
タイトルに激しく惹かれつつ、まだ未読だ。
まっすぐな感じがいいよね。
「地球光」
月面で事故って帰還不能になった宇宙飛行士が、
刻々と近付く酸素切れに怯えながらも、
頭上に浮かぶ青い地球を心の支えにして救助を待つ話。
落ちはきっと宇宙人に助けてもらえるわけだな。
アーサークラークなら、異性人が出てくるだろう。
異性人と合いたい
まぐあい宇宙
ドゥームズディ・ブック
ある熱心な巨人ファンが、東京ドームに日参したシーズン中の日々の思い出を書き綴った物語。
>>14 >ドーム外に出た決死の調査隊が見たものは...
建設中のマンションだな
>>46 後半は法廷闘争。
マンションの上半分撤去しろと訴える。
俺はドーム外壁をびっしりとおおうツタかと思ったが
「明日にとどく」
リプレイものかな。
舞台は1916年の西部戦線、フランドル。果てしなき塹壕戦の日々。
ドイツ兵ハインツは特定の一日に囚われていた。理由はわからない。
目覚めの感触も、雪模様の曇天も、朝食のシチューの具の数も、昨日とまったく同じだ。
昨日死んだ戦友が、ハインツのそばでふるさとからの包みを開けている。
彼はハインツに許婚の写真を見せる。その写真、昨日も見た。
味方の準備砲撃。昨日と同じところに砲煙があがる。
シャベルと手榴弾での白兵突撃。昨日と同じぬかるみに足をとられた。
昨日と同じ塹壕で、昨日と同じフランス兵と格闘。シャベルが頭蓋骨を砕く音まで同じだ。
ここは地獄か? 明日は来ないのか? 俺は永久にこの戦場の一日を繰りかえすのか?
ある日、変化が訪れる。
朝食のパンのなかに折りたたんだ紙切れ。「そこから出たいか?」フランス語だ。
連合軍の宣伝ビラを拾うと落書きがある。「望みをかなえてやる」ほかのビラにはそんな落書きはない。
戦友の写真の許婚が口をきいた。「明日」戦友はお前頭大丈夫かと言う。
準備砲撃。昨日より激しい。白兵突撃。転ばない。
塹壕で格闘。フランス兵が叫ぶ。「明日だ!」シャベルはフランス兵の頸椎をたたき折る。
そして夜が過ぎ、明日がくる。すべてが新鮮で、ハインツは興奮のあまり喊声をあげて胸壁の上に立つ。
そして、フランスの狙撃兵がハインツの頭を撃ちぬく。
「明日にとどく」
究極のロジスティックスを目指し、全国何処でも明日には
届けることを目指した宅配会社のドキュメント。
若き主人公に立ちはだかるライバル。そして旧弊な
郵政官僚と戦いが読者の感動をさそう。(初版1995年)
吸血鬼ハンターD
ドキュソが吸血鬼変態と戦う青春ジュブナイルSF
コーヒー吹いたじゃないかYO!
「舞へ舞へ蝸牛」って、SFだよね。
たしか昭和初期に日本で書かれたやつ。
絶版で、手に入らないんだ。だれか、ストーリー教えて。
なんかホラーっぽいなおい
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/18(金) 01:38:15
「舞へ舞へ蝸牛」
大東亜戦争が華々しく幕をあけた冬、教員である「私」は片詰集落の国民学校に着任した。
山陰海岸の寒村片詰は三方を険しい山に囲まれていて、海には断崖絶壁が面している。
断崖の下、分村である浜片詰の桟橋についた「私」を国民学校の生徒たちがむかえてくれた。
一心に日の丸をふる彼らを見て「私」は言いあらわせぬ生理的な嫌悪感を感じる。
海民らしく美男美女の多い近隣の集落と違い、この村の子供たちはどこかぬめっとして、気色がわるい。
ほかの教員や村人たちは普通の人間の様子をしているのに、子供たちだけが妙なのだ。
また「私」は村人の多くが謎めいた巨大蝸牛の飼育作業に従事していることに感づく。
「一寸気に成ることが有るのですが」
だが「私」の質問はのらりくらりとかわされ、真相にはなかなか近づけない。
ある日、国民学校の三年次の女生徒「キヨ」が「私」に別れを告げる。
「せんせ、今日でお別れやけん」「キヨ、どうしたんだい」「せんせにお別れ言いにきたと」
腑に落ちない「私」は翌日キヨの家を訪問するが、門前払いをくらう。
その帰り「私」は子牛ほどもある蝸牛が出荷される光景を目にする。その蝸牛はキヨの目を持っていた。
「私」は村人を買収したり、子供たちをおどしたりすかしたりして調査を進める。
その結果、片詰には海軍の秘密兵器「蝸牛式位置高度探知機」の生体部品を生産する施設があることが判明。
子供たちは人間ではなく、人間に見えるよう偽装をほどこした巨大人造蝸牛であったのだ。
「私」は県教育委員会と山陰新聞社あての手紙を書き、真相を暴露しようとするが、
突如片詰に来航した砲艦の海軍兵たちに捕縛され、この覚え書きだけが机の引きだしに残される。
>>56 なるほど、気色悪さというかおどろおどろしさというか、あの時期の怪奇ものの典型だったのですね。
ほんとは誰の作品なの?>「舞へ舞へ蝸牛」
「舞へ舞へ蝸牛 舞はぬものならば、
馬の子や牛の子に 蹴ゑさせてん、 踏み破らせてん、
まことにうつくしく舞うたらば 華の園まで遊ばせん」
「梁塵秘抄」より。
同名作品も存在するようだけど、出題者が聞いたのはこれ。
SFじゃあないねえ。
原作:不明(今様)
編者:後白河法皇
成立年:不詳
後白河法皇てwww
一本とられたなこりゃ
誰か「主人公:後白河法皇」でストーリーを書いてちょw
後白河法皇と蝸牛型の化け物がでてくる和風クトゥルフもの。
後白河法皇が法術で都を騒がす化け物を退治するんだな。きっと。
で化け物を倒すために法皇が編み出した最強の呪が「舞へ舞へ蝸牛」なんだ。
クライマックスは雷とどろく内裏での対決。
京を次元の裂け目に叩き込もうと這いもがく化け物に向かって、
法皇の呪が雷鳴を圧して朗々と響き渡る。
64 :
長いな。:2005/11/19(土) 15:33:07
現帝「後白河」を支持している公家が、次々と奇怪な死を遂げるという事件が起きる。
急に舞を始めたかと思いきや、自ら目を抉(えぐ)り出して死んだというのである。
その眼球は緑に変色して、命があるかのように蠢(うごめ)き、まるでかたつむりのようだったとか。
口さがない都の人々は、噂をしあった。強引に退位させられた崇徳院の祟りであると。
近臣は、後白河天皇の身にも災いが及ぶのではないかと危ぶむ。
しかし、後白河はまるで相手にしない。「この世に怪(あやし)などというものは無い。」
崇徳方に一人の武士がいた。源氏の勇将、源為朝である。
ある夜、彼の陣に一人の美しい白拍子が訪れ、「陸さざえ」なる貝が献上される。
白拍子の勧めるまま、彼は貝を膾(なます)にしてそれを口にする。
ついに後白河・崇徳両派が直接に激突する。世に言う保元の乱である。
後白河方が兵力では圧倒しているにもかかわらず、源為朝の活躍により戦線は膠着。
ふいに雷雨が降りだすと、崇徳院の呪術だと怯える兵が続出し、後白河方は壊走寸前に陥る。
そのとき、戦場に一台の輿が現れた。
「あれは御門の……。」中から、澄んだ女の歌声が聞こえてくる。
「舞へ舞へ蝸牛 舞はぬものならば……。」
途端、為朝は顔をゆがめ馬から落ち、顔を押さえて踊るように回り歩き出す。
そして、自ら両眼を抉り出すと、地に倒れ伏した。
将を失った崇徳方は一挙に崩壊し、勝敗はそのまま決した。
敗れた崇徳院は配流となった。
なぜか、かたつむりに怯えるようになり、サザエ等は決して口にしなかったという。
後白河は、世の全てのものには理があるのだとしか言わず、
ただ、蝸牛の歌をその歌集に収め、寵愛する白拍子によく謡わせていたという。
人々は、後白河の不思議な力を恐れ、彼をこう呼ぶようになった。日本一の大天狗と。
当初シリーズ化される予定だったが、本作限りに。
源頼政と鵺のエピソードなどが予定されていたらしい。
GJ!
つかふっと気になったんだが。
>>54はもしやここを「知らないSFを誰かが解説してくれるスレ」だとか思ってるのか?
だったら間違えるなよ。ここは「読んだこと無いSF/FT/HRを勝手に推測するスレ」だぞ。
>>66 いや、ちょっとネタ切れという感じだったので、
さも何も知らないような顔をして「質問」してみただけです。
ただお題を出してもつまらないかなと思って。
>>68 よけいなお世話。
気分で進むスレなんだから、
ネタが切れてたら切れてたで放置すればよろし。
おこられちった。スマソ
「惑星CB−8越冬隊」
外惑星動乱時以来、大量に使用され続けた機雷により、
ある惑星に建設された航空宇宙軍の捕虜収容所は、いまや完全に孤立していた。
看守と捕虜たちの唯一の楽しみは、三度の食事だけ。
補給も途絶えた中で苦心する炊事担当者の苦労、
捕虜の汎銀河文明人との間にいつしか生まれる交流。
航空宇宙軍史シリーズらしいから、きっとこういう話。
>マターリ汁
その液体を飲むと、誰もがマターリしてしまう。
クロールプ○マジン、○ロザックを越えた、
新薬の秘密を巡り、各国のスパイが暗躍する、
新世代SFスリラー。
75 :
74:2005/11/20(日) 20:48:10
(気にしないで
>>72 単に2chでのマターリ汁って単語に
駄洒落しただけですんで)
「タイタンの妖女」をたのんます
シャンブロウみたいな松本美女の出てくる話じゃね?
「タイタンの妖女」
太陽系には「遭難航路」と呼ばれる軌道がある。
土星をフライバイするだけの何の変哲もない軌道なのだが、
その航路を使う宇宙船は、ほぼ100%消息を絶ち、
数ヶ月後に無惨に破壊された姿で発見されるのである。
辛くも災難を逃れたごく少数の宇宙船乗りは言う。
「タイタンの妖女にやられたのだ」と。
言われてみれば、遭難航路とされる軌道は、
いずれもタイタンを視界に入れつつフライバイ加速をするものだった。
不気味な噂が宇宙船乗りの間に広がる中、
あえてこの謎の軌道に挑もうとする者がいた。
名はフランシア・ベネット、冷静沈着にして命知らずな女船長である。
彼女は言う。
「タイタンの妖女?面白い。行ってその横面はり倒してやろうじゃないか。
あたしは女だ。お優しい殿方みたいに容赦なんかしてやらないよ」
かつて太陽系最大の恐怖と言われた「タイタンの妖女」の謎に向かい、
それを解き明かした女船長の物語。
だめだ、俺が考えるとどうしても幼女の話になってしまう。
>>78 それいい。
本物@ヴォネガットよりもSFちっくだ。
>>79 「タイタンの妖女(幼女)」
はるか彼方の惑星系での旧体制側の幼帝(♀)の奪い合い、
そして革命軍の戦いを詠うファンタジー。
(SFじゃねーよってツッコミは無しね)
82 :
80,81:2005/11/25(金) 19:57:50
(がんばったけど、78には勝てんょ。あぁー)。
原題では「妖女」はsirenなのかな?
それだったら耳にロウつめて帆柱に縛り付けてもらうのもアリか。
>>81 さらわれタイタンに置き去りにされた幼女帝を決死の覚悟で捜索にでるじいや。
でも、人生の大半を宮廷勤めに費やしたじいやにとって、タイタンは苛酷きわまりない世界でした。
困ったじいやは、姫様を捜す間自分を護衛してくれる人を募ります。
やってきたのはハンサムな剣の使い手と、力自慢の大男。
かくして身分を隠し、二人の護衛を従えたじいやの姫様大捜索が始まります。
「ええい、このおかたをどなたと心得る。
恐れ多くも摂政閣下にして皇帝陛下のお世話役、ミツ・クーニィ公にあらせられるぞ!」
スマン逝ってくる・・・orz
くのいちとうっかりは同行しないのか
それは2巻以降。
タイタンにも温泉はあるよね。
タイタンの妖女
むかし、むかしある所に、艶めかしい女が住んでいました。
その女は何十年たっても艶を失わず、色っぽいままだったそうじゃ。
その女の家に上がり込んだ者は精気を吸い取られる。と、村の誰
もが陰で噂をしとったそうじゃ。いつしかその村では、その女のこと
を妖しい女。そう、妖女と呼ぶようになったそうじゃ。
村に鬼が現れるようになった。鬼は人間狩りをはじめた。
「母さん……」
一人の小僧が復讐を誓った。
「おらも鬼の体を手に入れて、あのタイタンという鬼をやっつけてやる!」
噂では天竺に行けば鬼の体をただで貰えるという。しかし天竺は遠い。
ムカデ列車に乗れば天竺に行けるのに……。
――中略――
これは妖女と小僧の天竺までの冒険譚である。
小僧の童貞は守り通せるのか? はたして妖女の企みとは? 鬼とは?
人間とは? そしてタイタンと妖女の関係は?
ムカデ列車の発車の悪臭が漂いだした。さあ、冒険の始まりだ!
なぁおまいら、ちょっと考えたんだが、このスレと前スレのまとめサイト作っていいか?
読んでて普通に面白いから、作品ごとにきちんと整理して出してみたらどうかなと思ったんだが。
>>89 自由にやっていいんじゃないか。
というか、おおいにやるべきではないか。
やった人間は、おおいに讃えられるべきじゃないか。
同感です、このまま流してしまうにはもったいない傑作・怪作がたくさんありますからね。
>>89氏おながいします。
たしか児童書板のスレにもあったね。
おもしろそう。よろしくー
93 :
89:2005/11/27(日) 03:27:33
さんきゅう。
さくっと作ってみるよ。
>>94 普通に誉め言葉と取って良かったのか。
さらりと皮肉っとるなとオモタよ俺。
人の好意を素直に見れない俺は吊ってくる…
まとめサイト作っても、
>>10 だけは外してください。
あれはほんの気の迷い。
97 :
96:2005/11/27(日) 18:07:57
いや、前言取り消し。
(2ちゃんねるは自己責任の掟には従わにゃいかん)
「ふたつのスピカ」
スピカに移住した人類と、そこからまた別の惑星「ニュー・スピカ」に移住した人たちの
1000年にわたる交流と争いを描いた壮大な歴史叙事詩。
100 :
89:2005/11/28(月) 20:44:51
アニキ! 激しく乙っす!
だが本文ページは改行が不自然で読みづらい場合があるので、
センタリング&一行の文字数指定は避けたほうがいいんじゃないっすか?
102 :
89:2005/11/28(月) 22:11:10
あ、スマン。自分のブラウザのフォントサイズ変えてたの忘れてた。
フォントを10ptで統一してみたが、どう?
内容は基本的に2chのをそのままコピペしてるんで、改行も誤字脱字も原文ママ。
どれも読みたい。
こういうまとめって実は原作者の調査なんかが大変なんだよね。
適度にがんばってください。
使いやすいと思う。
すばらしい。
106 :
89:2005/11/29(火) 01:35:53
みんなさんきゅう、がんばるよ。
>>104 大変でもない。タイトルでぐぐると大抵出てくるから。
そういえば↓だけどうしても作者が分からんかった。誰か教えてたもれ。
>198 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2004/05/04(火) 00:56
>銀河帝国の首都、トランター。完全に機械化された
>惑星の内部を幾重にも動脈のように走るメトロ。
>そこでは様々な人々が行き交い、すれ違う。
>都会の孤独と、ほんのささやかな触れ合いを
>ジム・ジャームッシュがいつもの調子で仕上げた佳作。
>
>地下鉄の些事
「恋人たち」
人類誕生から遙か数千年の未来まで、
輪廻転生を繰返しながら巡り会いと別れを続ける
時空を越えた恋人たちの物語。
「君の名は?」
「真知子」
>>106 「地下鉄のザジ」というおフランスコメディが元ネタかと。
ザジちゃんを案内しながら「ル・メトホ!」を連発するオッサンが妙に記憶に残っている。
誰か 黄金の船が!おお!おお!おお! 頼む。
海洋冒険ものかな。
ハセクラツネナガがメキシコから帰ってくる途中、南太平洋の怪しげな島で座礁。
そこにはムー帝国の末裔たちが名状しがたい文明を築いていた……とかな。
支倉さんかよw
おもしろそうだ。
多分呪われた一族とかの物語。
その一族には「黄金の船に遭った時は死ぬ時」という言い伝えがあるんだな。
で、主人公は何とか天寿を全うしようと、とにかく船を見ないように生活するんだ。
海や湖など水辺に近付かないのはもちろん、テレビも新聞もインターネットも一切見ない。
うっかり模型の船なんかに出くわしちゃうと大変だから、街にもほとんど出ない。
そうやって生まれてからの42年間を過ごしてきたわけだ。
そんな主人公の唯一の娯楽&情報源はラジオ。
耳から聞くラジオなら、自分が黄金の船に出会うこともない、そう考えていたんだ。
そしてある日の午後、いつものとおり主人公は世界のニュースを聞いていた。
「では次のニュースです。イタリアのベネツィアで、かつて“海との結婚”の儀式に使われた、
黄金の船が復元されました…」
翌日、主人公は自宅で死体になって発見されたんだよ。
日本沈没第二部を谷甲州が書くそうだけど、
どんな話になると思う?
水没した研究所に、サイボーグが潜水服着て、何かサルベージにいく話。
たぶんコードネームはK。
水上に残った、わずかな高山のてっぺんに登りにいくんじゃない?
もうダメぽになった日本人をムルキラが助けに来てくれるんじゃないか?
>>113 そう聞くと、第三部を誰が書くのか気になる。
>113
地質調査のためのボウリング作業だけで上下巻費やす。
んで、間章で「日本が沈没したという話を風の噂で聞いた」と主人公に言わせて終り。
120 :
89:2005/12/01(木) 23:34:24
>>108 さんきゅう。助かったよ。
遅レスすまん。
じゃあ「日本以外全部沈没・第二部」について語ろうか。
「世界の中心で愛を叫んだけもの」
電車の運転士が、宇宙から電波を受信して、「アイちゃん、好きだー!」と叫んだ話。
「アインシュタイン交点」
2389年、全ての次元宇宙と接点をもつ空間ポイント「アインシュタイン交点」が発見される。
齢32歳の宇宙調査士アンドルー=レイフィールド以下調査隊が調査に向かうが、
アンドルーは時空間のうねりに巻き込まれて行方不明になり、彼を除く他の隊員は発狂してしまう。
アインシュタインの中心ポイントにたどり着いたアンドルーは、他の次元宇宙に存在する
何人もの自分の人生を、一度に体験することとなってしまった。
そのなかで、特に人生の危機に陥っているアンドルー=レイフィールドは23人。
なんとか彼ら(自分)を助けてやりたいと思ったアンドルーは…。
※フレドリック・ブラウンの「発狂した宇宙」のラストでいっているような多次元宇宙を、一人で
全て体験してしまうような感じと言いたいのだが、なんともはや。
「ラルフ124C41+」
彼は刑務所で服役中の囚人。
彼が持っているものは124C41+という識別コードだけ。全ての記憶は刑に服す際に消去された・・・はずだった。
ところが、一体どういうきっかけでか、彼はふと自分の名前を思い出してしまう。
もし看守にばれたら、それこそ徹底的に記憶を消される。彼はその恐怖に怯え、思い出したその名を死に物狂いで隠し続ける。
だがその一方、彼の心の中では、一度でいいからコードではなく名前──ただひとつの自分の証──を呼んでもらいたいという思いが次第に募っていくのだった。
そしてとうとう、彼は刑務所からの脱走を決意する。
「ラルフ」という自分の名を呼んでくれる誰かを求めて。
>>125 なんかディック原作の映画化タイトルみたいだなw
>>126 実はそれが植えつけられた記憶だということが判明するんだが
ラルフを知っているというヤツが登場してくるんだ。
しかし、そいつの体内には血液ではなくリンゲル液が流れている。
やがて分かってくるんだが、世界中の人間すべて血液ではなく
リンゲル液の流れる「生きている死体」なんだ。
もしかして、普通の人間ってのは偽りの記憶をもつラルフだけなのか?
ラルフは、とある新興宗教と接触する。
・・・てなところで作者が死んでしまって未完の作品なのだった。
日本以外沈没第三部
今度は日本を残して島宇宙が沈没。
なんかこう、超巨大なドーム型宇宙都市に収められた日本列島が
散乱する銀河系の残骸を後に、亜光速でどこへともなく漂ってゆく、
そんなイメージが浮かんだ。
ジェイムズ・ブリッシュの「時の凱歌」に出てこなかったっけ。
「山本五十六」
「バベル17」と同じような話かな。
「バベル17」
戦闘種族バベルの少女、ベル17才が銀河帝国の皇子、メカオタの従者と
銀河道中を繰り広げるドタバタコメディ。
「山本五十六」
帝国海軍司令長官、山本56才が大日本帝国皇太子、メカオタの従者と
太平洋戦争を繰り広げるドタバタコメディ。
日本国内親王、アニメオタの眼鏡っこは登場しないのか?
>>132 それを言うなら主人公は
帝国海軍司令長官の少女、山本五16才
が正しい。
ふつうにランスの五十六しか思いつかん。
おまえらありがとう。
見た瞬間吹いたよw
>>134 56才のオサーンと言うところに価値がある。
「山本五十六」
仮想戦場「山本56区」に毎夜通う主人公がヴァーチャル戦場で戦死した
旧友のリアリワールドでの廃人化を目の当りにすることを発端に
リアルワールドとヴァーチャルワールドの曖昧な境界線に疑問を持つ
ラスボスのチタデレを撃破した主人公が総天然色の世界で見るものとは?
↑どう見てもアバロンです、有難うございました。
>>16 「星界マスターガイドブック」
神の棲まう天界、地上の俗世・人界、そして精霊たちの世界が星界です。
精霊とは神々よりもっと前、世界が混沌としていたころ、泡立つ混沌のしずくからうまれた者たちです。
天界と人界のはざまにあって、どのどちらにも干渉せず、干渉されずにいた星界も、
少しずつ変化の波を被りつつありました。
神々は自分たちが創った人間たちと交わるのを避けるようになり、人界から次々と去って天界に還ってゆきました。
神の恩恵から放たれた人間たちは、生活の糧を守るため、技術の業を磨いて、やがて星界にまで足を踏み入れるようになりました。
神々もまた、やがて人間たちが天界にまで来るであろうことを予感し、星界に橋頭堡を築きつつありました。
このままではやがて、精霊たちの世界は、神と人との勢力争いの場となってしまうでしょう。
精霊たちの中でも力在る者、星々を駆けめぐる強き精霊は「星界マスター」と呼ばれていました。
この本は、そうしたマスターの中でも新米にあたる、若い精霊たちのための「ガイドブック」の体裁をとった物語です。
それは、星界にじわじわ広がる神−人戦争の前哨戦の時代、精霊たちが自分たちの世界を渡り歩き、ときには力強く、ときにはユーモラスに、どうにかして神と人との対立を和らげようする秘訣が書かれた本であり、
ついには悲劇的な終末を迎え滅んでいった星界への、哀惜と鎮魂の詩集でもあるのです。
甲州スレから転載「ソクラテスの憂鬱」
『強度計算をちゃんとするとアネーバさんにおこられる、だが
強度を軽視したらしたで人命という優先プロトコルが…ビビビ
エラーエラーエラーエラーです ブレイク』
ソクラテスは新しいご主人、航空宇宙軍施設課のアネーバ氏のもと、
日々苦悩するのであった
「ソクラテスの憂鬱」
「ソクラテスの逃避」
に続く第三弾!
「ソクラテスの絶望」ご期待下さい
1,2,3,7,11,13・・・・
おおかみ座GQ Lupからきた不思議な電波。
世界が傾けたほしのこえの謎とは。そして
星界と初めてコンタクトした少女(少年も可)の成長物語。
新世代のハードSF・ジュブナイル。登場。
144 :
星虫:2005/12/18(日) 22:06:09
高速に移動する恒星状天体が相次いで発見された。
その動きはまるで昆虫が飛翔するようであり、いつしか「星虫」と呼ばれるようになる。
観測の結果、星虫は文字通り虫のような存在で、照明に群がる蛾のように恒星に群がるのだった。
そして星虫の一つが太陽系を目指している事が判明した。
大質量の星虫が太陽の周りを飛び回る事による惑星軌道の擾乱や撒き散らされるダストによる
汚染で地球の環境は激変してしまう。
果たして星虫への対抗手段はあるのか?
人類の存亡を賭けた戦いが今、始まる。
>>144 最後には人類どころじゃ無くなったりして。
キャッチワールドっぽくていいかも。
竜に乗って戦うのがいいと思うぞ>対抗手段
どうみても精虫です。本当にありがとうございました。
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/20(火) 20:02:10
>>144 第二巻では「撒き散らされるダスト」にふくまれる成分の摂取により
奇形的に発達した新人類と星虫とのコンタクトを描く、とか
>>143 「5はどうした5は!」
というツッコミ返信を送るためだけに、今未曾有の巨大プロジェクトが実行されようとしていた・・・
「さいはての島へ」をリクエスト
「さいはての島へ」
「あの島につくまでは沈められるわけにはいかない」
太平洋戦争中、執拗な米軍の攻撃をかいくぐりガダルカナル島へ向かおうとする
日本補給船団と護衛艦隊の死闘を描いた話。
・・・いまいち。
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/21(水) 17:06:51
「さいはての島へ 〜 トゥーレ急航指令」
「トゥーレが浮上中? 貴様、頭は大丈夫か?」
監視船からの支離滅裂な通報がすべてのはじまりだった。
バレンツ海、アイスランド船籍鱈トロール船に偽装した英海軍仮装海防艦ワトホート。
監視対象はヤンマイエン海嶺でおこなわれているというナチ地震兵器の実験だ。
「ほんとです! ぐんぐん盛りあがってきます!」
1938年12月21日、いにしえの極北島トゥーレが忽然と出現したのである。
国際法上、トゥーレは無主地とみなされる。要するに早い者勝ちである。
だが残念なことに、わが王立地理学アカデミーがアレン少佐率いる探検隊を送りだせたのは
ベルリン人類学博物館とドイツ空軍降下猟兵連隊の合同チームが出発した3時間後であった。
「さあ行こうぜ、スクールボーイズ。さいはての岸辺にユニオンジャックを立ててやる」
だがドイツとの開戦を恐れるチェンバレン内閣はアレン探検隊の呼び戻しを厳命。
ノルウェー政府は英独両国に警告を発した。そしてちらつくソヴィエト白海艦隊の影。
あの20年前の悪夢、世界大戦がトゥーレから始まってしまうのか?
「我々は迅速に、絶対に、最初に到達する。少々の障害は排除してもかまわん」
154 :
こん:2005/12/21(水) 17:26:34
ちわ
フランシスコ・ザビエル
ミッションのため、さいはての島へ!(20世紀FOX,'97年)。
>>153 もちろんアトランティスの超古代兵器が発掘されて、
ヒムラーやらアーネンエルベやらフォン・ブラウンやらがわらわら出てくるわけですね!
「世界のさいはての島には素晴らしい世界がある」
という言い伝えを信じて旅に出る少年と少女の話。
なぜ少年少女なのかは知らんけども。
>>157 少年の父親がかつてその島を目指していたらしい。
そして、たどり着いたことを思わせる状況証拠がある。
ちなみに少女は空から降ってくる。
おやかた!!!!!!
ばろすw
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/24(土) 03:14:31
>>158 ちなみに少女は空から降ってくる。
少女の名はマリカ。断じてθではない。
愚図ぁきらいだよ
ヨコハマ買出し紀行
マリノスサポーターが迷い込んだ異世界、そこはフリューゲルスが
存続した世界だったのだ! 日本は今もバブル後遺症で苦しみ、喪われた
20年といわれる絶不況のずんどこにいる。そんな世界の物語
ずんどこ…?
恐怖のずんどこですよ。
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/27(火) 20:24:26
「イタルバーに死す」たのむ
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/27(火) 20:30:25
主人公イタルは今、宇宙酒場の片隅で死を迎えようとしている。
その脳裏によみがえる、さまざまの宇宙的陰謀と冒険のかずかず。
バーの主人が、イタルの死の瞬間に受け取ったメッセージは、
宇宙それ自体を再生に向かわせるのだった。
「メガネ君」
馬鹿にされたあだ名で呼ばれ、体育もほとんど見学だった少年、小山内武志。
そんな彼がみんなを見返そうと貧弱な視力と体に鞭打って、超難関の
銀河パトロール隊に入隊した所から物語りは始まる。
みんなが驚くような難関に入隊できたはいいが、隊員同士で比べると、やはりスペックは下。
銀河公用語になっている英語で再び「レンズマン」とあざけり笑われ落ち込む武志。
そんな中、パトロール隊慰安運動会が開催され、隊員の意地悪でメイン競技の
惑星転がしにエントリーされてしまう。
「棄権か?」「また不様な姿を見せるのか?」興味津々の隊員たち、だが武志はそれを受けた。
他の競技者達がはるか先に進む中、ゆっくりとだが、着実に惑星を勧めていく武志。
隊員も観客の野次も次第に納まり、だんだん応援の声が広がっていく…
がんばれ武志!ゴールはまだ遠い!!
ゴール後叫ぶ武志の「せめて博士と呼べ!!」のくだりは涙無しに読めない。
やべぇ、誤字だらけ
怪奇混沌の異世界イタルバーにて数百年間のスパンで織り成される
二つの対立皇統と三つの秘宝をめぐる大長篇復讐譚、その最終巻かな
主人公は南朝の宮廷護衛士で、姿は笑ってしまうほど醜いがそのエスプリは万人を魅了する
彼は幼いころより養育してきた皇子を実の息子のように可愛がっている
が、恐ろしいことにその皇子は北朝の美しい皇女に許されぬ恋をしてしまう
恋文の代筆を頼まれる主人公
皇子になりかわって愛をつづるうちにいつしか皇女を愛してしまっている自分に気づくも押し隠す
帝国全土で展開される戦乱、三つの秘宝の争奪戦と暗い陰謀劇
これまでの巻で張られたすべての伏線が気持ちよいくらいに回収されてゆく
数々の脅威に対し、命をかけて若い二人の絆を守ろうとする主人公
だがついに命を落とす
そして主人公の尽力のおかげで若い二人の愛が成就し、
すべての恩讐を越えてイタルバーの二つの皇統が統合される大団円へ
九〇年代に創元から出ていたが今は絶版、訳は黒丸尚
>>171 どう見てもシラノ・ド・ベルジュラックです。
ありがとうございました。
シラノが主人公の太平記かよw
「闇よ落ちるなかれ」いってみよう!
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/28(水) 06:52:48
自己の恒星系を離れ、暗黒の宇宙にただよう惑星。
人々の住む超科学都市を離れれば、真っ暗なので、そのようなことを
試みるものはほとんどいない。
しかし、ある若者は冒険を求め巨大都市を離れようとする。
都市の外にはたくさんの穴があいていて危険だ。
「外は闇よ。落ちてはいけない。」と美しい娘は若者を心配する。
遥かなる星たのむ
日本SF界の重鎮の面々が
健在なりし日の星新一さんの数々の名言を
今、封印を解いて語り継ぐエッセイ
>>177 何で数分ですぐそこまで書き込めるんだ。
星のテンプレできてるのw
「JEM」をおねがいします。
Jじっくり
Eエロイこと
Mもみもみするぞー
どうみてもエロ漫画ですありがとうございました
「高い城の男」お願いします。
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/28(水) 12:55:05
『高い城の男』
バザールで賑わう街を見下ろす様に丘の上に建つ石の古刹
蛮族の侵入ももはや遠い昔、そこが忌まわしい闘いの砦であったことを知る者は少ない
ゲルハルトは撒き揚げた金貨を抱えて誰も居ない城に逃げこんだ
城郭の外れの小殿には歩くのもおぼつかぬ、せむしのカルルが
闇夜にもはっきり分かる白い薔薇を携えていた
満面の月が消えてなくなるように闇に溶けた
ありがとうございます。原作を微塵も感じさせない素晴らしい想像力です。「神の目の小さな塵」で出来ますか?
仮想戦記。「神の目の小さな塵」
「神君!第八艦隊全力でつっこめば、ソロモンをアメリカ軍の
墓場に出来るはずだ!なぜ積極策をとらないのかね」
「そぎゃんこつ、おいもわっかちょりもす。ばってん戦力が足らんのです」
「仕方がないのということか。此処は撤退だな・・・」
だが、その時歴史が動いた
偶然神参謀の目に入った小さな塵が引き起こしたことにより
「痛ッ 取れん」を「居た 取れ!」と勘違いした伝令が南瞑の
海原に混乱を引き起こす中篇。
続編、「神の目の凱歌」は、ちいさな塵が引き起こした歴史の改変が
ハワイ沖海戦で日本が勝利を収めるまでを描く。
原作よりそっちを読みたくなってきました。かなりの知的暇人と見ました。お題「流れよ我が涙、と警官は言った」でお願いします。
流れよ我が涙、と警官は言った
悪い、もう読んでるんだ。 高い城の男もマイノリティーリポートもヴァリスも。
誰か他の人に頼んでくだちい
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/28(水) 14:11:18
>>169はバカで良かった。
シリーズって博士の成長ドラマが展開するらしい・・・
186様ありがとうございました。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/28(水) 16:40:48
>>190 (訳者がなあ…
シェアードワールドものの翻訳、全部飛んじゃったし)
流れよわが涙、と警官は言った
ロボコップ。…ああっごめんなさいっ。
まあ月並にブレラン風未来都市を舞台にサイボーグ警官のハードボイルドもので。
地下23階層に広がるエド新都心で連続殺人を追う主人公。肉体の際限ない変容の果て、
殺人とは、人間性とは何か、その境界が次第に曖昧になっていく社会を描く。
流れよ我が涙、と警官は言った
俺は、静止軌道ステーションの巡査。
真空下での事故は常に悲惨で、
涙のあまり前も見えない。
せめて地球上なら涙は下方に流れるので、
前を見て冷静な振りの格好がつくのに。
「流れよわが涙、と警官は言った」
Kはチェコスロバキア治安警察の鬼警部。
ひょんなことから、涙を流すと時空のゆがみを引き起こすようになってしまった。
涙など見せないコワモテなのでなかなかバレなかったのだが、
折からの治安出動で催涙ガスを吸いこんでしまい、プラハの半分を消失させてしまう。
すわ西側の核攻撃かと色めきだつワルシャワ条約機構首脳たち。
調査の結果、1万八千年の未来にあるソビエト太陽系連邦のナノ時空兵器が
なんかの都合で現代へ飛躍し、Kの涙腺におさまってしまったことがわかる。
「これがあればNATOに勝てる!」
だがその頃Kは未来ソビエトの工作員ナターリア(美人)に誘拐されていた。
こんぐらがるタイムパラドックス。蕩々と述べられる未来グノーシス思想。
鬼警部と未来ソビエト美人とのぎこちないアヴァンチュール。
愛するナターリアを殺されKの怒りの涙が炸裂する終盤は圧巻。らしい。
ウマスw。旧共産圏ってのがまた。
未来グノーシス哲学の入門書は無いですか?
>>196 禅グノーシス=ハイペリオン
グノーシス主義=カソリック教系の学術書
『グノーシス』=モッコス様のゲーム
ってユリアンが言ってたよ
198 :
89:2006/01/04(水) 21:19:03
あけましておめっとさん。まとめサイトの中の人です。
ぐずぐずしててあまり進んでなくてスマン。
ところで、数が多くなったんでちょっと構成変えてみたんだけど、
どうも使いづらい気がして仕方ないんで感想聞かせてちょ。
基本的にはフレームは使わない、クリックはなるべく少なくでやってるんだけども。
89氏 追加&リニュ乙です。
私は特に使い勝手が悪いとは思わなかったなぁ。
既読リンクは色変わるようになっていると良いかなとは思った。
201 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/05(木) 06:45:16
流れよわが涙、と警官は言った
テラフォーミングが進みつつある乾燥惑星。そこでは水が貴重品だ。
水犯罪を取り締まる警官の物語。
今日も水泥棒を追う警官だが、罠にかかって頭を殴られ、思わず涙が出てしまう。
なんということだろう、ふだんならたちまち蒸発してしまう涙が、今日は流れ落ちていく。
ついに大気中の水分が目標値を超えたのだ。これでもう水泥棒を追いかける必然性もなくなり、
自分は新たな目標を追い求めることができる。抑圧された心理状態を続けてきた水警官にとって解放の瞬間だった。
どうみてもデューンです。本当にありがとうございました。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/05(木) 20:28:25
階層宇宙シリーズをお願いします。
「男たちの大和」
太平洋戦争末期に沈んだ戦艦大和を宇宙船に蘇らせようとする技術者たちの話。
きっとプロジェクトXとかガイアの夜明け並のドキュメンタリーだと思う。
階層宇宙シリーズ
宇宙を階層状に繋げて支配する階層人、彼らは宇宙と宇宙を繋ぐ階段によって隆盛を極めた。
しかし、その階段を設置する技術が流出した時から階層人の没落がはじまった。
押し寄せる反逆者、新たな蛮族……
じわじわと勢力を失う階層人に更なる危機が迫る。ある階層で宇宙を移動するエレベーターが誕生したというのだ。
果たして階層エレベーターはどの階層に存在するのか?
階層人たちの探索を描いたシリーズ作品。
>>205 それナイス
まじでそれを題材にSF書いてくれ。
二瓶絵でメディアミックスも可。
「地底旅行」
結局コロンブスは帰ってこなかった……
やはり宇宙は半球を為していた。その底面にあたる世界は平らであった。
その球面は主と天使のおわす天界の聖所であり、
球面と底面が接する円環部は大洋が虚空に落ちこむ巨大な滝であった。
世界の果てから逃げ帰ってきた船乗りはみな気が違っていたが、
口をそろえて「引き返せ!引き返せ!あそこにはなにもない!虚無だ!」と絶叫して息絶えた。
主の降誕より千九百四十二年、たぐいまれなる美貌の女王イザベラ十四世は決意した。
サンタマリア号の悲劇から五百余年、かつて無数のコンキスタドールを送りだしたイスパニヤ王国は
アジア、アフリカ、ヨーロッパのほぼ全てをその長い手で押さえ込んでいた。
水平方向の征服は終わった。今や垂直方向へコンキスタドールを派遣すべき時である。
が、主おわす天界である球面へのチャレンジはカトリック守護王としては許されない行為。
イザベラ十四世「往くなら下でしょ?」
かくして地底探検隊が結成された。隊長は目つきのやばいドイツ傭兵リーデンブロック。
ひたすら垂直に! ひたすら垂直に! 主の御名を地の底にまでも響き渡らせるのだ!
やべぇ。おもしろそう。
209は文才もありそうだ。イザベラ十四世が妙にかわいス。
なぜ目つきの悪い傭兵が地面を垂直に掘るのかと考えると笑える
目つきのやばい傭兵には実は誰にも言えない秘密があると見た。
>>204 いいなぁ、読みたい。
谷甲州にヤマトを書かせたらそんな感じになりそう。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/08(日) 21:23:03
「ハリーポッターと秘密の部屋」おねがい。
ハリーの家には秘密の部屋がある。
小さい頃から「絶対扉を開けてはいけない」と言われてきた部屋だ。
でもハリーは10歳、好奇心満々のお年頃。
パパとママがいない時に、こっそり秘密の部屋の扉を開けてしまう。
それ以来、ハリーの姿を見た者はいない。
ただ時々、誰もいないはずの秘密の部屋から甲高い子供の悲鳴が聞こえてくるという。
ハリーの家には秘密の部屋がある。
小さい頃から「絶対扉を開けてはいけない」と言われてきた部屋だ。
でもハリーは10歳、好奇心満々のお年頃。
夜中に、鍵穴からこっそり秘密の部屋の中をのぞいてみた。すると...
部屋の中では、パパが裸で言っていた「オレは男の子が欲しいな」
ママも裸でこう言っていた「あたしは女の子が欲しいわ」
ハリーは急いで服を脱ぎ、部屋に飛び込んでこう言った
「ボクは自転車が欲しい!」
>>216 他人のコピペの上にジョークもパクリかよWWWWW
部屋自体秘密ってことは、どういう部屋だろう。
変な木馬とか置いてあるのかな。
219 :
215:2006/01/09(月) 05:20:47
そういえばSF多いから忘れてたが、スレタイどおり今回のようにFTをHRにするのもアリだな。
いや俺はSFが沢山読みたいですが。
ハリーの家には秘密の部屋がある。
小さい頃から「絶対扉を開けてはいけない」と言われてきた部屋だ。
でもハリーは10歳、好奇心満々のお年頃。
パパとママがいない時に、こっそり秘密の部屋の扉を開けてしまう。
その部屋の中には扉があった。
その扉を開けるとまた扉があった。
扉を開けるとまた扉があり、
その扉の向こうにあるのはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです
ハリーの家には秘密の部屋がある。
小さい頃から「絶対扉を開けてはいけない」と言われてきた部屋だ。
でもハリーは10歳、好奇心満々のお年頃。
パパとママがいない時に、こっそり秘密の部屋の扉を開けてしまう。
扉は内側から鍵がかけられていた。
部屋には窓はなく、秘密の通路のたぐいも存在しなかった。
その代わり、死後間もない絞殺死体は存在した。
完全なる密室雑人に、フェル博士の推理は冴える・・・
内側から鍵がかけられていた密室をなぜハリー少年が開けられたのか
開けたのではない
トンネル効果だ
>>223 実は犯人はハリー自身。
第一発見者を装って偽の密室を仕立て上げた。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/09(月) 19:34:15
「ハリーポッターと秘密の部屋」
ハリーは自分だけの秘密を、部屋に隠している。しかし誰もそのことを知らない。
だってそれはハリーだけの秘密だから。
それにしても、自分だけの秘密があるということを誰も知らないというのも
張り合いのないことです。
ちょっぴり寂しいハリー。寂しさを心に秘めて、ハリーは少しだけ大人に近づきます。
郷愁にいろどられた切ない子供の日の思い出が切々と語られます。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/09(月) 21:23:36
「ハリーポッターと秘密の部屋」
僕はダドリー・ダーズリー。11歳の誕生日にそれは起こった。
お母さんにおやすみのキスをして僕は階段を昇って部屋の扉を開けた。
部屋を間違えたと思った。
だって、僕の部屋と全然違う、豪華な家具が揃った部屋だったんだ。
そして・・・その部屋の中に、明かりもつけずにその子は立っていた。
僕と同じくらいの子ども。
窓から差し込む月の光に半身を照らされて佇んでいる。
「君は誰・・・?」
僕の問いにその子は答えた。
「ハリー・・・ポッター」
「どうしてここにいるの?」
その子は僕を凝視している。いや、僕の背後を・・違う。
どこかずっと遠くを・・そう、遠くを見つめている。
「お母さんを・・待っているんだ。ここで、ずっと。」
「お母さんを?」
僕は自分の心臓の鼓動さえ聞こえてくるような気がしていた。
この子は瞬きをしていないのだ。
僕が扉を開けてから、いや、きっと僕が開けるずっと前から瞬きもせずに
ここにいたのだ。
「お母さんは・・僕を捨てたんだ。」
僕は震える手を扉にかけた。
「だから、ここに戻ってきたら・・・」
ハリーは視線をゆっくりと、ゆっくりと僕に向けた。
「殺してやるんだ。」
僕は叫び声をあげて扉を閉めた。
ハリーの家には秘密の部屋がある。
小さい頃から「絶対扉を開けてはいけない」と言われてきた部屋だ。
でもハリーは10歳、好奇心満々のお年頃。
ある日、ドアの向うで猫の声がするのを聞いたハリーは我慢できずにドアを開けようとする。
ところが、ドアは開かない。
よく見ると、壁にはボタンが二つ並んでいる。
そうか、これを押せば……
「そのボタンに触っては駄目だ!」
パパが止めるのも間に合わず、ハリーはボタンを押してしまう。
さて、中のネコは生きているのか死んでいるのか。
ハリーの家には秘密の部屋がある。
以下略。
そしてハリーは異星からの侵略を退け、多次元宇宙を旅し、
銀河世界を平定して、ついには初代銀河帝国初代皇帝の座に着いたのである。
『銀河帝国の勃興〜ハリーポッターと秘密の部屋〜』・完
ポッター家の広大な屋敷には、ひとつの奇妙な小部屋がある。
歴代の当主のみがその部屋のカギを所持し、部屋に何人なりとも入れることはおろか、
その存在さえ口外してはならいないのだ。
主人公ハリーは病弱故に次代の当主としての権利を剥奪され、屋敷の一室に閉じこめられていたが、
一家不在のときに部屋のカギを手に入れる。
しかしハリーが入ってみても、その秘密の部屋はなんの変哲もないただの小部屋だった。
飾り気のない小さな机、飾り書棚、出窓。
気落ちしたハリーはしばらくその部屋のことを忘れてたままでいた。
あるときハリーは誤って部屋のカギを衣装箪笥のカギ穴に突っ込んでしまった。
そのとき不思議なことが起こった。衣装箪笥の「中」にあの部屋が現れたのだ。
あの秘密の小部屋は、カギを差し込めさえすれば、世界中のどんなドアの向こう側にも現れる部屋だったのだ。
そしてその時出窓には「部屋」の周囲の様子が見える。
ハリーはこの部屋を利用して、まずは廃嫡された自分の身分を奪回することにした。
つづく。
>226
スレタイ嫁w
コピペオンパレードよりゃマシw
人類が謎の病原菌によって最盛期半ばで葬り去られた近未来。
建造中でうち捨てられた軌道エレベーターの最上地点で一人の男が運良く生き残った。
防護服を身にまとい、地上に降り立った彼は病原菌によって変容した
怪生物の跋拠する世界に驚愕する。命からがら逃げ出した彼は
しかし、既に菌に感染し自らも怪物へと変容しつつあった。
薄らいでゆく意識を辛うじて繋ぎとめ、地上の殲滅計画を進める…
なんだこの漂流教室と火の鳥インスパイア
ええーっと
おとうちゃん、おとうちゃん
「高い 城 の男」やがな
235 :
232:2006/01/10(火) 12:20:48
赤っ恥やがな。ごめんやがな。
>>199 まとめサイト楽しうございました
ヴァリス
(大滝啓裕)
という見出しにちょっと腰が砕けたけど
237 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/10(火) 20:17:04
「フリーダムズ・ランディング」とはどんなお話でせう。
低重力の惑星で上空から自由落下で着地する危険極まりないゲームと、
それに取り憑かれた命知らずの若い連中の話だと思うよ。
>>237 「どんなお話でせう」と聞いてるなら、ちゃんと出てきたものにレスしてね。
最近、お題投げるだけ投げて放置プレイされることが多くて書いててサビシス。
240 :
89:2006/01/11(水) 00:48:27
>>200 遅レススマソ&意見トンクス。
既読リンク色変えてみるよ。
>>236 指摘トン。
ごめ、翻訳者の方書いてもうたw
作者はアマゾン検索でチェックしてるんだけど、普通は記載が著者名、翻訳者名の順番なのに、
これだけ翻訳者名、著者名の順だったから間違えてたw
>>240 図に乗ってもうひとつ
「火星転移(グレッグ・ベア)」とあるのは
「火星のタイムスリップ(フィリップ・K・ディック)」ではないかと‥‥
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/11(水) 20:18:11
それだと「フリーフォール・ランダーズ」になるのではないでせうか。
「フリーダムズ・ランディング」
ポリティカル・フィクションだな。近未来SFチックに書いてあるんだよ。
全地球規模の資源枯渇と環境破壊によって、
ついに自由資本・市場主義経済諸国にも終焉の時が来た。
それら巨大な「老いた竜」が、非西欧的地域主義の新しい国際社会に
ハード/ソフト・ランディングしていく様を描いているんだ。
ネグリ・ハートの<帝国>みたいなの。
「フリーダムズ・ランディング」
サイバーパンクでどう?
軌道国家在住のパンクロックバンド「フリーダムズ」
が宗教専制のアメリカに革命を起こすべく強行突入する話。
(フリーダムって言うと某種を思い出してしまうが無視無視)
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/11(水) 23:05:26
「フリーダムズ・ランディング」
「恐怖との戦い」により銀河合衆国が崩壊してから400年、すでに恒星間航行技術も失われ、
孤立した自治惑星オクラホマはフィフティーズ様式の生活をかたくなに守っていた。
見わたすかぎりのトウモロコシモドキ畑、国道沿いのバーガーショップ、
ラジオからはビパップが流れ、学生たちはおんぼろオープンカーでガールハントに出かける。
そんなオクラホマ人にとって合衆国の象徴であり、また心の支えとなっていたのは、
大昔に放棄され無人のままオクラホマ軌道を周回する合衆国軍艦「USSフリーダム」だった。
だがそのUSSフリーダムも年々高度を落としてゆく……
USSフリーダムに魅せられた少年のひと夏の恋を描いた「トウモロコシモドキ畑でつかまえて」
合衆国史研究に捧げた生涯を、老いた学者が孫娘に語る「サマンサ、ステイツ、スターシップ」
黒人労務者のエイムズはひょんなことから「恐怖との戦い」の真相を知ってしまう……「バトル・オブ・ジェリコ」
今も行われているかもしれない銀河大統領選挙に出ようと奮戦するアル中親父の悲劇「オクラホマ選出候補者」
USSフリーダムを軟着陸させて畑のどまんなかにテーマパークを作ろうとする男の話
「フリーダムズ・ランディング」(表題作)などなど。中西部のペーソスあふれる連作短編集。
246 :
89:2006/01/12(木) 01:44:10
>>241 指摘トン。訂正した。
気をつけてるつもりだがやっぱ間違えるナー。
>>245 うまいw
「オクラホマ選出候補者」と「フリーダムズ・ランディング」はマジで読みたいぞ。スッとぼけた文体でバカやってくれそう。
でも「トウモロコシモドキ(ry」は3回ぐらい寝そうな悪寒。
次は「時間衝突」で。
>>245 訳文浅倉氏でよろ
今のハヤカワラインナップ読むくらいならそっち買うわ、俺
249 :
せう:2006/01/12(木) 20:26:10
うむむ。ランディングとは、土地を耕し、土地とともに生きることだったのですね。納得しました。
「オクラホマ選出候補者」読みたいな
SFマガジンに掲載されたら、20数年ぶりに一冊買ってもいい
>>250 はげ同
俺はここ数年図書館でおまQを読むだけだw
252 :
せう:2006/01/12(木) 21:44:23
「十八時の音楽浴」を頼みます。
まず自分が書け。
どうもここを「他人が自分のためにお話を作ってくれるスレ」と勘違いしてる人がいるようだにゃ。
252 :no name:3162/01/12(木) 21:44:23
「音楽浴なんか3日に一度で充分だろ?」って言ったらふつーに引かれますた。
俺は風呂が好きで毎日入るからそんな時間が取れないんだよ!!
…という社会現象。音楽浴でなぜか体が清潔になる。風呂派VS音楽浴派の
不毛な論争が繰り広げられるが、皆正直どうでもいいと思っている。
>>253 だな。
お題提出するならまずは自分の勝手な推測を書かないと。
まあまあ、あまりうるさく言わなくてもいいのじゃない?
先祖スレであろう児童書推測スレのほうは、
誰かがお題を出して、ほかの誰かが推測して「教えて」あげる形式が定着してるみたいだし。
ただ、お題を出すほうも、タイトルだけではなく、
自分が知っている予備知識(例:ハインライン作)を付けて、「聞いて」みたほうが良いかもしれないけど。
「火星の砂」
私の父の自慢は、若い頃宇宙飛行士であったことである。
来客があるたびに、棚の上に飾ってあるビンを見せては言うのだ。
「中に砂が入ってるでしょう。この砂はね、火星の砂なんですよ。」
私は、父のそういうところが大嫌いだった。
いつまでも、過去の栄光にしがみついて……今じゃ、新婚旅行でだって宇宙になんか行けるのに。
なぜか懐かしい未来を描く傑作小品。
>>258 ここんところageで次から次へとお題並べてたの、全部同じ香具師でしょ?
お題が出るのは別にいいんだけど、そういうのって興醒めなのよね。
古本屋で見つけて非常に興味を抱かされた本
「宇宙のウィンブルドン」
うん、それでどんな話?
>>1を読んでもらえばわかるように
「有名だけど読んだことない本」「書店・図書館で見たけど読んだことない本」
などについて想像の翼をはばたかせるのが本意なのよ。
お題提出は排除すべきものではないけれど、
(たとえばスレがストップしたときに再始動させる重要な働きがある)
そればっかりってのもなんだからさ。
>>259 すいません、実は俺もやってました。
「フェアリイ・ランド」
かの名作「ピーターパン」からのスピンオフ。
ティンカーベルが生まれ育ったのは妖精の国、フェアリイランド。
ネバーランドからは「霧の洞窟」を通って行けるのだが、
その名の通り、洞窟のあるあたりはいつも深い霧に包まれているので、
これまではその存在が知られることはなかった。
ところが、その洞窟をフック船長が偶然発見し、海賊の隠れがにしようとしたからさあ大変。
荒くれ者の乱暴狼藉に弱り果てた妖精たちは、
海賊にかけては百戦錬磨のティンカーベルをピーターパンのもとから呼び戻し、
奴らを追い出そうと考えた・・・・
かくして、フック船長率いる海賊どもと、ティンカーベル率いる妖精たちの、
(どこかとんちんかんな)戦いが始まる。
時計ワニももちろん出演。
>>263 オレはティンカー・ベルよりチャム・ファウあたりに想像が行ってしまう。
私は、戦闘妖精だとばかり……
「フェアリィランド・冬」w
>>266 ヘコニア三部作と言うかイギリスSFと言うかw
>>266 なんかこう、土俗伝承を題材にした
欧州の冬の厳しさ冷徹な美しさを感じるようなファンタジー短編集。
毎話、必ず何か誰か死ぬ。凍死とか餓死とかで。
神の目の小さな塵
「神の目」と呼ばれる監視衛星群により地上の行動のほとんどが監視されるようになった近未来。
一機の衛星のレンズに偶然付着した高純度石英結晶の宇宙塵でわずかにゆがめられた監視画像
により引き起こされる悲喜劇を集めた短編集。
>>266 ル・グィンの「闇の左手」の続編だな。
住民たちはケメル期を中性のまま過ごす方法を手に入れる。
美形のふたなりを見て見たい
>>246 せっかくだから、作品リストの「火星転移」も直しておいてね
ビャーキー
276 :
89:2006/01/22(日) 04:48:50
能無しワニ
前提:超能力者の社会で超能力を持たない人が主人公らしい。
超能力、それは精神力を消耗する。超能力者の脳は通常者の脳と異なり、
脳内に大きな超能力野というものが形成されている。
ワニと呼ばれる男には突然変異的に超能力野が存在しなかった。
それゆえ、ワニは能無しと蔑まれる。
しかし、ワニの脳は超能力野がない分だけ、それ以外の領域が広かった。
頓知、機転、理解力、洞察力、推理力あらゆる普通能力を駆使して
事件を解決する能無しワニの物語
「オクラホマ選出候補者」(おぃ
設立2500年を誇るという半秘密結社「トライメント」の、120年ぶりの代表執行者の選挙が行われる。
世界中から集まった古ぼけた思想とライフスタイルを持った候補者たちの中でも、オクラホマ管区代表は
ひときわ異彩を放っていた。まるでリップバンウィンクルそのもとの出で立ちのかれは、実はトライメントの
メンバーですらなく、近所のイカれた元石油王から秘密を打ち明けられた退役海兵隊員だった。
そのオクラホマ管区代表が得意の口先三寸で、叩けば埃が立つような老秘密結社員たちを煙に巻いて
代表執行者の座を射止めるまでのドタバタ・コメディ。
おぃおぃすごく読みたいじゃないかww
281 :
89:2006/01/25(水) 23:03:18
まとめサイトではどこに入れたらいいんだw
番外)にしといたらどうか
>>281 もちろん、「お」のところ。タイトルをクリックすると
オクラホマ選出候補者
(スレ2の245)
と表示されるように
「エンダーのゲーム」
悪徳と廃退が支配する近未来都市「エンダー」。
スリや置き引きなどで生活していた少年「ストーム」は、
ある日、一つの指輪を盗んだことが原因で、マフィアに殺されそうになる。
瀕死のストームは、中年の女性科学者「マム」に助けられるが、
生体改造を受け、もはや人間とはいえない体となってしまう。
新しい体に秘められた力を駆使して、マフィアに戦をいどむ少年ストーム!
瞬時に対象を燃焼させる「ファイヤータップ」
任意の空間に真空状態を作り出す「エアハリケーン」
第6知覚を開放する「ウォーターフィッシュ」
話のメインは、マフィアが取り仕切るカジノにて、
ストームがありとあらゆるゲームを勝ちつづけて、
マフィアのボスを追い詰めていく部分。(この部分が長すぎるとの批評あり)
赤いキャップと出っ歯がトレードマークの少年ストームの冒険小説。
ちなみに、中年の女性科学者の武器は「○ーブラ○イン打ち」
※注:ネズミは出てきません
>>284 ストーム少年が最も得意とするのは「侵略者」ゲームなのね。
エンダーも絶版になってたのか。
えーと、あと「ブリザード」というパンチラ少女が主役の外伝があって・・・
ブリザード・プリンセスか?
すみません、調子にのってもう一本・・・
「フンドシ刑事 ケンちゃんチャコちゃん 」
田中啓文が書いたレンズマンの外伝。
アルタイの惑星巡察官ケン&チャコが、
ボスコーンの下っ端たちと繰り広げるドタバタ刑事コメディー風SF。
下ネタとダジャレの応酬で、読者を選ぶ作品。
後に表紙イラストを手がけた漫画家にコミカライズされるが、
原作の形がほとんど残ってなかったため、一部の信者が大荒れした。
291 :
89:2006/01/28(土) 23:55:59
調子に乗るもんじゃあないな。
なんかいいお題ないかね
「シティ5からの脱出」お願いします
バビロン5の続編かな
>>294 ラグランジュポイントに作られた人類最初のスペースコロニー「シティ5」で事故が起こって、地球への落下コースに乗ってしまった。
1万人からの住民を10時間以内に脱出させ、さらに、24時間以内にコロニーの大気圏突入を何とか阻止しなくちゃならないとかいう、プロジェクトXも真っ青の危機管理話だと思う。
L5にあるから、シティ5なんですね。
「電車男」
銀河を旅する銀河鉄道。
しかし、その無限軌道にて行われている、
非合法鉄道バトルがあった!
主人公TAKUMIは、惑星TAKARAZUKA沿線の運転手で、
時代遅れの車両の2000-KEIにて、最新車両相手に連戦連勝していく。
「シュレフィンガードリフト」「シュバルツシルト落とし」などの技が魅力のバカSF。
実は主人公より、謎のオヤジ(実は元999の運転手)の方が人気!
そして、原作の売り上げよりカードゲームの売り上げの方が大きい。
無限軌道でバトル?
両者リングアウトあるいは巻き込まれて死亡。
なにその電車でD
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/03(金) 23:44:49
埋もれさせるには惜しいスレだ
ネタ切れなのよ
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/04(土) 01:30:16
>>295 カルヴィーノ風の数学ファンタジー
5数原理(数学的詭弁による五行思想みたいなもの)を信奉する都市国家シティ5。
折しも都市創立555年を祝う大舞踏会が華々しく幕を開け、
シティ5を支配するペンティオ家の令嬢クィンターナはダンスのお相手に一目惚れしてしまう。
だがそのお相手とはペンティオ家の痛恨の宿敵にして異端の貴族、4数原理を信奉するカトル家の若伯爵だった。
親たちの目を盗んで逢瀬を重ねる若い二人。
カトルはクィンターナの前で5数原理が4数原理に還元しうること(またその逆)を数学的詭弁によって証明し、
二人を隔てるものは伝統に縛られた空虚な解釈スタイルの違いにすぎないことを彼女に告げる。
「この町を出よう!」
だがカトルは捕らえられ、クィンターナは家に閉じこめられ、二人の駆け落ちは無残な結果に終わる。
獄中でなかば発狂し幽鬼のようになってしまったカトルは、寝食も忘れて1数原理の構築にとりかかる。
離れていても、憎みあっていてさえも、すべてはひとつなのだということを証明するために……
エピローグはいくつかの変数にしたがって3つの場合分けがなされており、
読者はi)、ii)、iii)のいずれかを結末として選択することになる。
305 :
304:2006/03/04(土) 01:30:47
おぅ、おもしろそーじゃない!
面白そうなんだけど・・・五数原理が分からんからorz
まああれだよ、すべては唯一の大数原理に統一還元されるんだけどな。
それが同じ作者による『知識の蜜蜂』
つ「ドミヌスの惑星」 「モーリーの放射の実験」「洞察鏡奇譚」あたりで
>>310 わざわざややこしいの検索で探し出して来てない?
シティ5〜洞察鏡はみんなBJベイリーだね
>310
「洞察鏡奇譚」
平安時代。中国から渡来した、人の心を映し出すという鏡「洞察鏡」は、本来神仙の道を志す者が、
おのれの心中を映し出して修業の道しるべに使うという、世にも珍なる宝物である。
この鏡は曲折を経て、時の権力者・藤原道長の手に渡った。
望月のかけること無し、と詠んだ道長が満月のような真円形の銅鏡を覗いたとき、
そこに写っていたのものは・・・
そして権力が平清盛、源義経、頼朝と権力の推移とともに洞察鏡も権力者たちの手から手へと
移り渡ってゆく。その時代時代のこころを映した洞察鏡が最後に辿る運命とは・・・
・・・うむむ。われながら・・・いまひとつだなあ。
>>310にもネタ出しだけじゃなくて書いてホシス。
よろ。
つ 「空中都市008」
「終戦のローレライ」
太平洋戦争末期に行われた「戦勝国」各国の戦後を睨んだ外交戦、
そして、彼らの動きに振り回された日本の知られざる終戦交渉を、
緻密な筆致で描いたドキュメンタリー。
だと思ってたわよ。マジで。
「空中都市008」
都市は縦に連なっている。
人々は大地の中で生まれ、歳を経て上へと向かう。
新生児と人間生産者の地下都市000。
001〜3は年少者、成人して以降は004〜6へ。
老人と廃れた人々は007より上の都市に。
000から006までは上下のエスカレーターがあるが、
007から先は上りエスカレータと基底部に空けられた穴があるのみ。
そして都市地図に載ってはいるが、見て戻った者はいない最終都市008。
日々老人達がエスカレーターに乗って遠い上層都市へと消えていく。
手すりにもたれて振り返らない老人、
後ろ向きに腰掛け、下を見下ろしながら上へと運ばれる老女、
仰向けに寝そべる中毒者。
戻らない廃れ者がどう暮らしているのかを気に掛け、
あるいは去った知人を追ってエスカレータを登る者も時々現れる。
そして、周囲に嵌められて007階へ送られた青年。
「どんなに若くても、正気でも、ここに来てしまったやつはもう廃れているんだよ」
諦めた者の声にのまれまいとしながら007へと戻る努力を続けていたはずが、
上へと向かうエレベーターに気をとられている自分がいる。
一緒に戻ろうとしていた仲間も一人、また一人と上へと消える。
作業にいそしむ時間も、下から来たばかりの人々から情勢を聞く時間も減っていく。
疲れた彼の前には、静かに上と進むエスカレーター。
僕はまだ廃れていない、そう声に出しながら…
全てが向かう、空中都市008。
…ごめん、無駄に長い。
勝つことだけが人生じゃないよ。
さよなら、だけが人生だ
つ 「南京・クリスマス・1937」
>>321 戦場のメリークリスマス・1937年版
(超いいかげん)
南京・クリスマス・1937
作品自体は普通のドキュメンタリーのように読めるが、
実は作品批評セットでメタフィクションを構成していて、
作品批評を読むと読者の生きている現実こそが架空であることがわかる
325 :
89:2006/03/11(土) 01:57:46
どもおまいら、ちっとばかり忙しくてまとめサイト更新できてません。すまんです。
土日に久々に更新予定です。
ところで、この作品が検索しても出てこないんだが、誰か教えてください。
>625 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2004/09/19(日) 10:26
>「俺は誰だ」
>
>健忘症の主人公がコブラにおけるクリスタルボーイの金色版みたいな奴に追いかけられたり
>絨毯に飛び掛られたりしつつも自分を取り戻すまでのさわやか冒険SF
>>325 『俺は誰だ』は、ボブ・ショウの作品じゃないかな
昔、サンリオから翻訳が出ていた
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/11(土) 13:15:56
タイトルが、
キャンベルJrの「影が行く」Who Goes There
のパロなのだが、訳者がそれに全く気づいてに無いのが素晴らしい、
と当時のスターログで酷評されていた記憶が
329 :
89:2006/03/11(土) 14:26:45
>>326-328 d。
検索するとデビルマンの歌詞パロディとか、
訳分からんネット小説ばっかひっかかるから困ってたよ。
>デビルマンの歌詞パロディとか
それを見てみたい。想像はつくけどw
>>330 ピアノマンの歌とかあるみたいね
↑忘れかけてた
332 :
89:2006/03/12(日) 03:41:05
>>330 「俺は誰だ、誰だ、誰だ」って奴。
多分想像通りw
すまんがもういっちょ教えてちょ。
「三人は約束の星へ」ってコールドウェイナー・スミスでいい?
333 :
89:2006/03/12(日) 03:52:05
スマソもうひとつ作者名が分からなかった。
そろそろマイナーな作品が増えて苦しくなってきたかもw
知ってる人頼む。
726 名前:名無しは無慈悲な灰色の女王 投稿日:2005/04/27(水) 20:45
「理解」
地球人とはあまりにも異質な、コミュニケーションすら困難な異星人との
ファーストコンタクト。主人公は試行錯誤の末、特殊な遺伝子を合成し
自分自身の体内に注入する事によって異星人との意思疎通に成功する。
しかしその時、彼も地球人とは異質な存在になってしまっていた……
>>332 "Three to a Given Star"ね。邦題は「三人、約束の星へ」だったと思うが、
コードウェイナー・スミスで○
>>333 テッド・チャンの短編集『あなたの人生の物語』に「理解」という短編が入ってる
「三人、約束の星へ」
人類が遍く銀河の星々に到達し、それぞれの植民惑星に、様々な文化を芽生えさせた時代。
遠く、伝説のように、密やかに語られる惑星の名があった。その名は「フォーチューン」。
その星には植民初期のテラフォーミング時代に、「聖人」が降り立ったという。
そしてそれ以後、この星は人類史上はじめて実現した「理想郷」として、銀河の忘れられた片隅に
ひっそりと花が咲くように存するのだ・・・と伝えられてきた。
遠く離れた惑星同士に超々光速通信が確立されるようになってきた時代のこと、
この僻地の理想郷を目指して、3人の人間が星々を訪ね歩いていた。
一人は恋に破れた銀河有数の億万長者の青年。
一人は神の存在証明に憑かれた、地球出身の神学者。
一人は・・・目的も意図も全く不明の、人間型エイリアン。
前半はそれぞれの思惑で惑星フォーチューンを目指す三人の遍歴と交流を描く。
後半ではフォーチューン(を思われる星)にたどり着いて、そこで見た意外な真実が、
それまでとはうってかわったシリアスなタッチで語られる。
フロンティア精神の植民時代を過ぎ、コミュニケーションの発達で「すべてが既知のもの」となった時代、
到達し得ぬはずの「理想」は、はたしてかれらになにをもたらしたのか。
男は革のチュニックを着ていた。ブーツにはナイフを挿している。
少年は妙なヘッドセットをつけ、マントを羽織っている。
女は田舎町で教師をしている。
三人はみな、故郷を求めて旅をする。
そこで質問です。
一人だけ故郷が違います。誰でしょう?
一人だけ超能力が使えません。誰でしょう?
>>334 トン。
「あなたの人生の物語」持ってたよ
年は取りたくないorz
1ページ目に「あなたの人生の物語を書いて下さい」とあり、以下白紙という変わった日記帳。
約束の星に到着した三人はそこではたと気がついた。
……面子が足りない。
>>339 一人目は牌を持参した.
二人目は卓を持参した.
三人目はさらなる福音を持参した.
すなわち,四人目だ.
ギャル雀メンバー同伴出勤ですか。
>>342 ここは本物と勝手な想像を比較するスレじゃないから。
タイトルと表紙から推測したんだろう。で、表紙もわかるようにしてくれたと。
「コラプシウム」
極寒の惑星「K-2」の重労働収容所の鉱山で、偶然発見された、新元素「コラプシウム」。
それは、考古物理学の手法で予言されながら、他の学会からは疑問視されていた存在だった。
収容所の囚人たちは、暴動を起こし看守を制圧。夢の物質「コラプシウム」を人質にとった。
はたして、彼らの要求する自由は実現されるのか。
なお、囚人も看守も全員男。登場人物はひたすら男。
唯一の「女」は、鉱山採掘用の女性型作業機「南極28号」。
「南極28号」は、改造されて囚人たちの戦闘用機体になる。
人を質に取るから人質です。物を質にとったら物質。
「ダイヤモンド・エイジ」で凄い面白いストーリーを思いついたのだが、
いまそれを書いている暇がない。
女房の父親が危篤なので。
おれも凄いの思いついたけど、余白が小さすぎる。
余白って何の。
続きは350年後、ってわけか
ダイヤモンド・エイジ
渋谷の夜を鋭二は歩く。
渋谷の男は鋭二に勝てぬ。
渋谷の女は鋭二に惚れる。
いまどき硬派の孤独な男。
鋭二の拳はハートを砕く。
僕の名はエイジ.グラドスから来た.
地球は狙われている!
あ,ダイヤモンドのネタがない・・・
355 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/32(土) 01:13:09
「ダイヤモンド・エイジ」
読んじゃったけど下巻は高速流し読みだからいいよね……?
華美なものや宝飾品、ブランド品、贅沢品が人の心に及ぼす力「リュクセルギー」
高度化したリュクセルギー利用によって生産性向上、集団的精神操作やテレパシーはおろか、
一発で地球を割るようなゲシュタルト=リュクス兵器の製造すら可能となり……
なかでも莫大なリュクセルギーが潜む宝石の王者ダイヤモンドの争奪戦は世界の地図を根本的に塗り替えた。
ダイヤモンドを独占する三超大国、南洋貴石公司、ミールヌイ連邦共和国、アパルトヘイティアは
互いに3すくみの態勢を崩さず、ダイヤから精製される強力なリュクセルギーによって世界を分割支配していた。
ある日、南洋貴石公司の下級官吏である田中はふと疑問を持つ。
「なにもかも贅沢すぎるのでは?」人には言えない疑問である。
そうして彼は手持ちの宝石の大きさや個数を競うだけの日常にささやかな違和感を持ち、
シンプルな世の中を望む仲間を見つけ、シンプルな愛を知り、リュクスな価値観への反乱をたくらむ。
ついに発覚、拷問、洗脳されたのち、ダイヤの指輪を両手にジャラジャラさせながら
「贅沢は素敵だ!」とみずから叫ぶラストは人間性の危うさに対する悲痛な警告である。
つーか、「リュクセルギー」の語源が気になった。
語感が面白い。luxury+enegyとかか?
インフレが極端に進んだ世界。
通貨はダイヤモンド。
その世界で活躍する五代目銭形平次。
人は彼をダイヤモンド平次と呼ぶ。
フランスでアニメが放映された時に、ダイヤモンドエイジになる。
「ダイヤモンド・エイジ」
19世紀 - とある資本家が発明した究極の商品、ダイアモンド。ダイアモンドは市場が
確立された直後から、安定した価値を生む文字通りの宝石として地球経済で育ってきた。
22世紀 - ほぼ全ての経済活動がオンラインで行われるようになると地球上で枯渇したはずの
ダイアモンドが市場の中で唯一流動的でな価値を持つものとしてクローズアップされた。
ハッキングを通し世界の情報を見渡すことのできる電脳化ハッカー・デビアルドはある企業の
依頼を受け、ダイアモンド市場の転覆を試みる。
ガニメデで発見された新種の宝石を一気にダイアモンドに替わるものとして売り出す計画だ。
しかしデビアルドが調査に乗り出したところ、世界市場の情報の渦から、ダイアモンドの流通自体に
経済原則と反する数々の不可解な動きを知る。
そして全世界を巻き込む「ダイアモンド戦争」が始まるのだった・・・
--
このお話では、ダイアモンドが世界経済を流通する過程で生じた情報人格となることが種明かし
として用意されています。ダイアモンドは、デビアスの思い出を守るために、今だに情報の海で
戦っている、と。物語のクライマックスでは、この情報人格の思い出をデビアルドが受け入れることで、
情報人格が最後に選択しようとした「世界恐慌」から全世界を守る過程が描写されます。
しかし、経済・情報戦争は激化し、そのキーパースンとして追われたデビアルドは一線から遠のき、
自らの情報を全てオンラインから消去して一人、数万トンのダイアモンドとともに太陽系を出て当て所ない旅へと向かうのです。
ダイヤモンドが出てこない!
>>260 「宇宙のウィンブルドン」
ウィンブルドン現象とは、市場経済において自由競争が進んだため、
市場そのものは隆盛を続ける一方で、もともとその場にいて
「本来は地元の利を得られるはずの者」が敗れ、退出する、あるいは買収されることをいう。
競争により活性化し望ましいという見方と、在来のものが除外され望ましくないという見方がある。
語源は、英国で開催されるテニスのウィンブルドン選手権で
伝統ある同選手権では、世界から参加者が集まるため、
強豪が出揃い開催地イギリスの選手が、まったく勝ち上がれなくなってしまったという逸話による。
帝国主義による反省から行われた移民政策や、
大英帝国時代から培われていた福祉政策による大いなる赤字、
そして決してなくならない階級制度などへの疲弊から、ついに英国が瓦解した未来。
宇宙中に散って行った元英国人達の足取りを追う壮大な叙事詩。
「ランスロット騎士団」
英国が崩壊したとき、その債権はヨーロッパ、アジア、アメリカの財団に割譲された。
だがそれを不服とするチャーリー・チャップマンをリーダーとするマンチェスターの労働組合は、
「ランスロット騎士団」を結成し、光線銃を手に、反重力バイクとパワードスーツに身を包んで、
債権者達を追い払おうとするのだが・・・。
「フィッシュ&チップスを召し上がれ」
海王星移民第一号のゲーリー・キングダムは、パブ「グレート・ブリテン」を経営し、
元英国系の宇宙移民たちから、親しまれていた。ところがそこに米国系のファーストフードショップ
「マッスル・バーガー」とアジア系のファミリーレストラン「ハラキリ・ズシ」が移転してきたために
騒動が巻き起こり・・・。
「宇宙のウィンブルドン」
太陽系にひとつのスポーツがはやりだした。球形の無重力空間で推進器付きのボールを、
やり取りする「スペース・テニス」である。木星の英国系移民たち(宇宙移民の68%を占める)は、
このスポーツを「自分たちの国技」とし
発明者であるホッグ氏を、第二英国初代国王に任命しようとするが、
そこに地球英国王の血を引くと自称する男、ダン・ギリアムが現れ・・・。
>>363 俺も古本屋でよく見る。
つい手を出しそうになるんだよなw
久しぶりに来たがあいかわらずバカ満開のスレですね
ここだけSFの春なのか
>>365 あそこまでバカな話だと、もうSFといっていいと思う。
じゃぁリクエスト!
K.W.ジーターの「垂直世界の戦士」
ごめん、既読。
「垂直」モノ、ってジャンルあると思わない?
塔とかビルとか崖とか、ご先祖様の背中に重なって棲む、みたいな。
眉村卓の「通り過ぎた奴」とかも入る?>垂直もの
>>370は読んだことないのでやってみよう。
「垂直世界の戦士」
重力異常で縦横が逆転した世界で主人公が「地の果て」を求めて旅する話。
(人々は古代住居の壁に座ってたりする)
ラストで地球が丸いことを再発見し、残されていた通信機で全世界に
発見を伝える。
「垂直世界の戦士」
世界は俺たちの後方で長く伸び、傾いていく。
いまの場所にい続けると、いつか傾きそして後ろに落ちていく。
だから俺たちは前進する。
橋をかけ穴を掘り、線路を敷いてひたすら前進するのだ。
空に輝くは尖った菱形状の太陽・・・・・
>>372 並行世界ものがあるなら垂直世界ものもあるってかw
「垂直世界の戦士」
山水画の蓬莱図みたいな東洋風大絶壁世界で繰り広げられる剣と魔法モノ
重税にあえぐツバメ巣の採取人の村(岩棚に貼りついてる)に産まれた主人公が
反乱軍を率いて「崖のてっぺん」にある王都へ攻めのぼるまでをケレン味たっぷりに描写。
ラストは王都の寺院の「触っちゃいけないボタン」をポチっと押してしまい、
世界が砂時計のように回転して主人公のいるところがまた最下層になっちゃう。
垂直世界の戦士、面白そう(^o^)/
んじゃ、漏れは「通り過ぎた奴」を。
宇宙マフィアの抗争にたまたま巻き込まれ、恋人を奪われた空軍
パイロットの青年が、完成間近の最新鋭核融合ロケットで、マフィア
の巣となっている外宇宙へと旅に出ます。
憎しみばかりが増し、孤独な外宇宙旅行でパニック寸前になりなが
らも、復讐心のみで各惑星で組織の人間への執拗な拷問で情報
を集めていく主人公、そして主人公の心はボロボロになっていきます。
壮絶な宇宙戦の中、ようやく犯人の片腕の男を倒そうとした主人公、
しかし、その時点で限界に近い機動を繰り返していたロケットは制
御を失い、光速の84%の速度でさらなる深宇宙に飛び出してしまいます。
主人公は、後悔と憎しみの中で片腕の男を通り過ぎ、そして地獄の
ような幻覚の中で宇宙を彷徨い続けるのです・・・という半ばピカレスクなSF小説。
このスレのあらすじにはできるだけ固有名詞を入れない方が有り難いです。
好みの違いもあるかもしれませんが、如何でしょうか?
それこそ個人の好みの話だろ。
おまいさんが固有名詞嫌いなら、入れない話書けばいいだけの事だ。
「ダイヤモンド・エイジ」
古代の神話は斯く伝える・・・まず、神に愛されし「黄金の時代」があり、
次に人間が自我意識を持った「銀の時代」、そして「銅の時代」、「青銅の時代」を経て、
現代は争乱と悪業の時代、神の恩寵を離れた短命なる人間が全地を占める「鉄の時代」であると・・・。
ふたたび神話の時代が始まる。
物質とエネルギーの謎を解き、不可能が可能になった人間は、自ら神となった。
宇宙の果てに達し、時間を遡り、死をも超越した万能存在・人間。
それは決して砕けることのない「ダイヤモンドの時代」、
不朽の人間精神が永遠を謳歌する"ダイヤモンドエイジ"なのだ。
テクノロジーの極北に到達し、かつて自らが想像した「神」をも凌ぐ力を持ったホモ・サピエンス。
すべての物理法則と倫理法則から解き放たれた人間たちは、何を考え何を求めて生きるのか。
SF的隠喩に満たされた空想哲学小説。スタニスワフ・レム著。
ゼラズニイっぽくもある……
ダイヤモンドエイジ:時事ネタごめん。
どんどん祝日を増やしていった結果一年中がゴールデンウィークになった
ゴールデンエイジ。しかし、年中無休24時間営業のコンビニ業界で働くもの
には関係ないのであった。ついに実用的なロボットが作られてすべての人が
休めるようになった。この時代を人はゴールデンエイジより進んだものとして
ダイヤモンドエイジと呼んだ。
2chでコテをやろうとしたが、トリップの付け方を知らなかったので、
騙りが続出してしまった人の話。24人のビリー・ミリガン
#ビリー・ミリガン
こんな感じか
へっ、バカがいるぜ。便器の欠けらでお前の喉首をぶった切ることも出来るんだぜ?
こんな感じだろ?
保守ってした方がいいの
星雲賞候補読んでねぇ記念
零式
人類は既に幾つかの異星知性体と接触していた。多くは人類以上の文明を持つ
種族であったが、今はじめて人類は発展途上と思われる種族と遭遇した。
それは日系人を主体とした探索隊が到着した惑星で発見された種族であった。
人類は、過去の異星種族との接触から、より程度の高い文明は相手の文明を汚
染してはならないというルールを教えられていた。
しかし、発見された種族とコミュニケーションを図ろうとする努力する主人
公は、しばしば文化汚染の危機を感じるのであった。
徐々にコミュニケーションが取れてくると共に、客観的な観測結果も積み重
なってその異星種族が分裂増殖することが分かってくる。そして分裂時には記
憶も分裂しつつ継承されることがわかる。つまり、一つの個体が分裂するとき
記憶もほぼ二つに分裂するのであった。
やがて、その種族はこう主張する。「我々は100億年の歴史を持つ種族で
ある」「あなたたちから学んだ知識と併せると、我々の王族は宇宙で最も長い
歴史を持つ王族である」
はたして、その種族の語ることは事実なのか。それとも文化汚染の結果なの
か?主人公は悩み始める。一方、異星種族は種族誕生100億年祭の準備を始
めるのであった。
100億年祭の記念碑だと思われていたものは巨大ロボットであることが判
明する。やはり文化汚染を起こしてしまったのかと反省する主人公。だが、
「零式」と異星種族が呼ぶそのロボットには、核を超える破壊力の兵器が搭載
されていることが判明する。
果たして、このロボットは文化汚染された異星種族によるもの真似なのか、
それとも別の意図があるのか。この異星種族は本当に人類より劣る文明なのか。
その歴史は本当に100億年あるのか?
388 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/03(土) 23:16:40
ダイヤモンド・エイジ
単独宇宙飛行を可能とし、あらゆる攻撃を防ぐ絶対境界。
七色の輝きを持ち多角的に展開する世界唯遺伝子能力、ダイヤモンド・フィールド。
この物語は宇宙でただ一人その力を使える男、鉄(クロガネ)エイジが、人類の故郷である『チキュウ』への旅を綴ったスペース・オペラである。
スターバースト銀河艦隊との単独戦闘や、同じく世界唯遺伝子能力「焼光炎(ショウコウエン)」を持つ赤ん坊「N3924t3」との死闘など、壮絶な戦闘アクションが多くの読者を魅了している。
「竜の卵」
とある部族の成人の儀式に、こんなのがある。
「自分の成人式のご馳走のために、何かの卵を取ってこなくてはならない」
何の卵を取ってくるかは、長老がくじで決めるのだが、
ある若者に当たってしまったのは、何と「竜の卵」。
はっきり言って、竜の卵を取りに行って帰ってきた者は部族にいない。
成人の儀式がそのまま葬式になるのか、と絶望しながら出かける若者。
だが、幸運にも、たどり着いた竜の巣に親竜はいなかった。
これ幸いと若者は、巨大な卵をひとつ背負ってすたこらさっさ。
部族史上初めて竜の卵を持って帰った英雄だと、得意満面で帰途につく。
ところが……
その卵が、途中で孵ってしまったのだった。
はっきり言って、竜の赤ん坊ほど恐ろしいものはこの世にいない。
機嫌のままに炎は吐くし、鋭い爪で人間など一瞬で肉塊に変える。
尻尾を振り回せば、そんじょそこらの樹木も家も打ち倒す。
しかも、どうやらこの赤ん坊竜、主人公を親だと思いこんだ様子で、
まとわりついて離れない。
困り果て、どうにもできずにそのまま部族へと戻った主人公だったが、
案の定、儀式どころか災難を村に持ち込んだと放り出されてしまった。
成人になれないまま村を追い出された、要領の悪い「半人前の」若者。
その若者を親と慕う凶暴な赤ん坊竜。
奇妙な二人連れが安住の地を求めて行く先々で騒動を巻き起こす、
コメディ・ファンタジー。
……でも、ラストはちょっぴり切ないかもしれない。
>>389 >何かの卵を取ってこなくてはならない
借り物競走みたいだな
>>389 「あらいぐまラスカル」みたいになるんやろうか?
ま、答えは389さんの胸の中だけれど、なんかいろいろ想像してwktk
>>390 ニワトリの卵、なんかに当たった奴は内心胸をなでおろすんだな。
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 02:49:16
>>389 馬鹿だな。見つけた時点でゆで卵にすれば良かったのに。
>>389 馬鹿だな。見つけた時点で放射線照射すれば良かったのに。
395 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 20:47:54
さよならジュピター
木製に人間が移住して1世紀弱がたった頃。
惑星管理局員の主人公の下にジュピターと名乗る車椅子に乗った老女が訪ねて来る。
ジュピターは木星で始めて出産された人間でありもと惑星管理局の職員である。
彼女は最近木星の様子が何かおかしいと言うことで主人公を訪ねてきた。
半信半疑ながら主人公がデーターを洗いなおしてみると木星で
近い内に大規模な地殻変動起き、人類の発動範囲であるドームは壊滅する。
その上惑星中が当分余震に見舞われドーム再建は無理になることがわかった。
すでに引退したものを含め木星中の専門家が集まって地震の対策に走る。
最終的に人類が木星に移住しきるまでの歴史を時々語りという形ではさみつつ、
皆非難するまで必死に地震を遅らせようとする様を描く。
局員以外が避難しきり局員があわてて船に乗りこむ、
そこで激しい地殻変動が始まり宇宙港の安全装置が作動し離陸出来なくなる。
安全装置のある管制室まで大地震の中移動は出来ず、木星と共に
滅ぶことを覚悟した主人公達だが突然安全装置がはずされる。
あわてて船を出し間一髪宇宙へと主人公達は逃げ延び、
そして船の中に居るはずのジュピターが居ないことに気がつき
崩れ行くドームを宇宙から眺める絵で終わる。
・・・ごめん、感動的なんだけど、ひとつツッコミ入れていい?
木星には、固体の大地は存在しないと思うんだ・・・
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 21:20:52
しかも重力4Gもあるし。
イオならどうよ?
木星の潮汐力が限界に達して崩壊って話ならまとまるんじゃね?
イオも火山活動とか活発みたいだし、ちょっとな〜
エウロパ辺りがいいかも。
氷の大地の上に築かれた都市群。
人類の生産活動による廃熱及び木星の潮汐力と謎の増大で氷の大地が融解し始め、
都市崩壊の危機に。
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/04(日) 23:04:15
さよならジュピター
有人木星探査隊は恐るべき事実を確認した。
実は木星は知的生命体だったのだ!
探査隊に太陽系45億年の歴史を語る木星!
だが、人類のレベルの低さに嫌気が差した木星は、太陽系を後にして旅立ってしまう。
「君らが恒星間飛行を実現した時にもう一度会おう。僕はアルファ・ケンタウリで待っているよ!」
「わかったよ。その時もう一度会おう!しばしの別れだ!さよなら、ジュピター!」
>>389 しかし、流星雨の降る季節はすぐ目前に迫っていたのだった。
この星の人類の運命が若者の双肩にかかっていたことを
まだ彼は知る由もない。
さすらいのスターウルフ
ほしおおかみは宇宙の嫌われ者。
どこへ行っても相手にされません。
「木星さん、あなたの上に住んでもいいですか」「断る」
「金星さん、どうかぼくを置いてください」「冗談じゃないわ」
「火星さん、あなたの所へ行きたいんですが」「失せろ」
さびしくて悲しくてたまらないほしおおかみ。
そんな時、宇宙の彼方から優しい声が届きました。
「ほしおおかみさん、私のところへいらっしゃい。
一緒に楽しく暮らしましょう」
「ああ、あなたは誰ですか。
ほんとうに、僕を呼んでくれるんですか」
「私がいるのは宇宙の果て。
来るのは大変かもしれないけれど、待っています」
喜び勇んだほしおおかみは、声を目指して旅をはじめます。
宇宙の彼方の声にたどりついたほしおおかみが、優しい声を探し当てる話「さいはてのスターウルフ」
優しい声と幸せに暮らしながらも、なぜかもといた地が恋しくなるほしおおかみの話「望郷のスターウルフ」
も順次刊行予定。
403 :
402:2006/06/05(月) 01:31:30
しまった、これじゃ「よだかの星」だorz
「重力の使命」
仲良く暮らしていた四人兄弟。
「何故なの、兄さん!どうして私たちを置いていくの!?」
「ごめんよ、みんな…僕は新しい世界を切り開かなきゃならない」
大統一の破れと宇宙の誕生をわかりやすく解説した児童書。
406 :
89:2006/06/05(月) 05:03:53
おまいらご無沙汰です。
更新すっかりさぼって申し訳ない。
暇ができたんでぽちぽち進めてるんだが、また教えてちょ。
ググってもひっかからないんで、多分これ「今、会いにいきます」の間違いじゃないかと思うんだが、
こういうタイトルの話ってある?
759 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/07/23(土) 17:58
「今日、会いにいきます」
リプレイもの。
恋人のアパートへ向かう「俺」を襲う大地震。
「俺」は決死の覚悟で壊滅した都市を通り抜けようとして何度も失敗、死亡するが、
そのたびに最初のところに時空が巻き戻ってしまう。
初めは「待ってろよ○○!」と気合いが入っていた主人公も、
何千何万回とこれが繰りかえされると
「ここまでしてあいつのところへ行く意味あるのか?」とか考え始め、
「そもそも俺は本当にあいつのことを愛していたのか?」と自問するに至る。
イベントが色々あって、そういうあれこれを克服し(愛は偉大)
ついに彼女のアパートへ到達するもそこには虚無しかなく、
虚無は爆発的に拡大して主人公を、アパートを、都市を呑みこんでラスト
実は主人公は災害時都市交通研究のために走らされたプログラムで、
目標に到達したんで実験終了しちゃったというオチ
前回の試行の記憶を引き継いでいる点、無駄に都市ディテイルが豊かな点、
これまた無駄に主人公の自意識が豊かな点は、作者がハーレクィンの出身ということで不問に付される。
>>396 俺は頭の中がE・E・スミスの時代で止まっているので無問題.
>>406 いや、ないな。
間違いでokじゃない?
「10月1日では遅すぎる」
街のチンピラ3人組が、銀行強盗を企てた。決行予定日は9月30日。
だが、ひょんなことから、犯行は翌日になってしまった・・・
定常宇宙論を唱える科学者でもある筆者の、宇宙論・時空論を絡めつつ、
予定が1日遅れたばかりに発生する騒動をコミカルに描く、
ドタバタコメディー。
「見知らぬ者たちの船」
多分「11人いるぞ!なぜ一人多いんだ!」な話。
「放浪惑星」
(多分)松本○士著w。
地球の一千倍の表面積を持ち、そのほとんどが荒野の惑星ガンフロンティア。
住民の98%までが放浪生活を送るこの星で、やはり流れ者のガンマン二人組が
男の夢を求めてさすらい続ける。
続編「大放浪惑星」も準備中。
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/05(月) 18:27:17
>396
有るけど、分厚い大気のした。
>>411 まつげの長い切れ長の目の美女はどーした。
>>413 第三巻が多分「大ロマン惑星」。
「10月1日では遅すぎる」
1958年、ゲルマン=スラブ枢軸帝国と新大陸自由連合はアラスカで対峙していた。
自由連合が戦況を逆転するべく立案した秘策、日本上陸作戦。
一度は大陸に権益を得た日本だったが、48年の中ロ電撃講和によりその立場は逆転、
今や枢軸の一員とは名ばかりで中華民国の属国同然なのだった。
日本国内の反帝国派とひそかに呼応して一気に日本列島を奪取し、帝国のわき腹を突く。
10月1日を期して反攻作戦の準備は着々と進められていた。
だが新マンハッタン計画に参加していた亡命日本人、尾崎玲於奈は、その画期的な発明
「時空トンネルダイオード」によって未来からの警告を受け取る。
「10月1日では遅すぎる…」
遥かな未来からの侵略。いったい我々の歴史を操っているのは誰なのか?
コテコテの仮想戦記と歴史改変SFが同時に楽しめる二度おいしい作品。
「見知らぬ者たちの船」
なんか知らないけど、いきなり地球が滅亡の危機。
あわてた各国政府は、とりあえずそのへんの宇宙船に
片端から避難民を乗せて発進させた。
当然、起こるのは大混乱。家族離散や定員オーバー
乗組員が定数を満たしていないなんてのは当たり前……
無事に避難先を見つける船、あえなく全滅する船、思いがけない出会いや別れ。
様々な避難船の運命を、淡々とつづったオムニバス短編集。
って感じ?
「あなたの人生の物語」
星新一の短編集。
表題作は、毎週通販で届く特別編集雑誌「あなたの人生の物語」の通りに人生を送る人々のお話。
戦慄の超管理社会かと思いきや、お節介な革命家が出版社を爆破したところ人々は右往左往するばかり、
結局ライバル社の売り上げが3倍になっただけというオチ。
どんどん無気力になっていく現代人への風刺。
久しぶりに盛況だな。しかし何にも思いつかないw
「世界の合言葉は森」
24世紀、世界の文学界に屹立する巨人、森○嗣。
フランス文庫からノーベル賞まで、ハードSFから電撃ファンタジーまで、
あらゆる国、あらゆるジャンル、あらゆる読者層を制覇したこの超人作家は、
だが果たして実在するのか?
その謎をポリティカル・スリラーと本格ミステリと形而上学の三つの視点から
同時に描き、読者を決して抜け出すことの適わぬ知の迷宮へと誘う、戦慄の
メタフィクション。
※この本は実在の森博○先生とはまったく関係ありません。
>>408 さんきゅう。
今日中に更新しようと思ったけど無理っぽい。
夜明けまでには・・・・
420 :
89:2006/06/06(火) 00:00:26
あ、上のおいらね。
>>413 そう、私は宇宙から宇宙へと旅する女・・・
ときどき原住民のおサルさんを愛してしまう女・・・
警察惑星に追い立てられ、旅を果てしなく続けるだけ・・・
祈りの海
太平洋での作戦中、突然60年後にタイムスリップした1隻の日本海軍駆逐艦。
艦長はじめ乗組員は運良く海上自衛隊に保護され、そこで、戦争の行方と、その後の歴史を知る。
祖国の敗北に愕然としながらも、それをはねのけ、目も眩むほど豊かになった未来に素直に喜び、安堵する彼ら。
だが、彼らの大滞在はごく短かった。
気付いた時、駆逐艦は再び元の時代へと戻っていたのだ。
そこへ現われる米艦隊。
中心にいるのは重巡インディアナポリス、後に広島、長崎に投下される原爆の部品を積んだ艦だった。
あの艦を止めれば、広島と長崎の惨劇を阻止できる…未来を知る艦長は即座に攻撃を命じるが、
彼らの存在はすでに米艦隊にも察知されていた。
あっという間に袋だたきにされ、撃沈される駆逐艦。
沈んでいくその艦橋で、無念の思いと共に艦長は祈った。
「未来の祖国の人々よ、悲劇を止められなかった我らを許してほしい……」
救いのない読後感がなんとも言えない中編。
「ゆっくりと南へ」
ベーリング海峡を渡って北米大陸に入ったモンゴロイドが、
南米に到達するまでの旅路を描いた壮大な年代記。
「渚にて」
太陽系の外周にブラックホールが発見され、人類が恒星間航法を手に入れた時代。
降着円盤の縁、ジャンプに移る直前に、時間がゆっくりと流れる領域がある。
航宙士たちはそこを、かつての地球の海になぞらえて「渚」と呼んだ。
ひとりの引退した老航宙士がここに店を構える。彼と「渚」を行きかう人々との
交流を通して描く、地球と人類の年代記を綴った短編集。
最終話、人類は遠く別の銀河にまで拡散してしまい、地球は無人に。
「渚」のコミュニティも寂れ、老人は孫娘を彼方へと送り出すと、
最期の日々を過ごすべく地球へと帰っていく。
再び無人となった「渚」に、時はゆっくりと流れるのだった。
「サリバン家のお引っ越し」
タイトルからコメディと推測。
翌日に引っ越しを控えて大忙しのサリバンさんのお宅に、妙な訪問者が次々と押し寄せる。
健康器具の訪問販売に始まって、アヤシゲな新興宗教の勧誘、自然保護団体の署名集め、
恵まれない孤児への募金、車がエンコしたCIA、近所に自家用機が不時着したお忍びの某国独裁者、
アンタレスへ行く道を尋ねたい宇宙人、亡命を求める異世界地球の反政府主義者(恐竜型)、
転移先を間違えたクトゥルフ、古代ギリシアから時間旅行に来たオリンポスの神々etc、etc・・・・
果たしてサリバンさん一家は引っ越し屋が来るまでに準備を終えられるのだろうか?
久しぶりに
>>89のサイト見たよ。追加分が増えてますな。
ご苦労様です。
おれの苦心の作wも収録してもらって、いい気分。
427 :
426:2006/06/06(火) 20:45:23
「主人公は15歳の女子高生。」という書き出しで始まるのが多くて、ワラタ
428 :
89:2006/06/07(水) 00:34:12
>>426 さんきゅう。
最初のスレはこれでアップ完了。次の更新からはこのスレ分になるよ。
一応、お題出しのみと、推測に関係ないレス以外は全部出したつもりだけど、
「俺が書いたのアップされてないぞゴルァ」ってのがあったら申告よろ。
>>428 乙カレ。ときどき楽しませてもらってます。
無理せず続けてください。
>>428 乙です。
過疎板ゆえ落ちることはないと思いますので、保管はあわてずやられても大丈夫かとw
うちに「テラの秘密調査官」ってのがあるんだけど、なんか恐くて読めないこれをお題にしてみるw
よろぴく
書きたいが、全巻持ってるからなあ・・・
シリーズものとして、うまく出来てるよ。
顔見世の1巻、アクションの2巻
ヒネリ大サービスの3巻、意外性と哀愁の4巻。
できれば↑の感じでやって欲しいと思う。
既読と思ったが、既読はTERRAの工作員シリーズだった。
テラの秘密調査官
個人情報保護法によって、犯罪を犯した個人の名前が一切公表
されなくなった世界。その世界で、個人の秘密を調査して裏サ
イトで公表する男の話。その男の握る情報量はテラバイトのオ
ーダーに達することから、男はテラの秘密調査官と呼ばれた。
今宵銀河を杯にして
軌道エレベータ建設にまつわる短編集、技術的なことは勿論誘致合戦、政治家の裏取引
恩恵に恵まれない国との格差、反対派のテロと当局の攻防等、
表題作は完成セレモニーでスピーチをすることになった若い現場監督が地上の彼女にプロポーズする
「テラの秘密調査官」
高次銀河文明連合から惑星レベル種族の調査に派遣される秘密調査官。
我々より遥かに長命な彼らは、地球人に偽装して人類文明の進展を見守っているのだ。
第1巻 ローマ帝国編
新米調査官コルが派遣された辺境の惑星。そこでは自分たちの世界を「テラ」と呼んでいた。
ローマ帝国を調査するコルはひょんな事から帝国の政争に巻き込まれ…
第2巻 大航海時代編
新大陸探検の航海に潜り込んだコル。銀河をひとっ飛びのスペースマンもあまりに原始的な帆船には悪戦苦闘。
だが次第に慣れて海賊と戦ったり嵐の中船を救ったりと海の男の大活躍。
そしてたどり着いた南米某所で、コルは異星人の痕跡を発見する…
第3巻 会議は踊る編
ウィーン会議の行く末を見定めるべく、コルはヨーロッパの架空の大公国をでっち上げ、外交官として参加する。
列強の虚々実々の騙し合いの中、ある密約を巡って美貌の女スパイ、秘密警察、革命の闘士が入り乱れ…
第4巻 第三次世界大戦編
冷戦時代、最終核戦争の危機が迫っていた。
コルは遂に不干渉原則を破ってこの世界を救おうとする。だがそれは彼の召還とテラの銀河文明参加取り消しを
意味するのだ…
60年代少年SFっぽくまとめてみました。
遅くなりましたが、まとめスレ更新記念。
「未収録作品」(リン・カーター)
ネットにおける情報の変質に興味を持った社会学者の山本八十九は、いろいろ検討した結果
マイナージャンルで簡単に結果が出そうなこのスレを収集し始める。
だが八十九は知らなかったのだ。かつては「千冊読んで一人前」の鉄の規律を誇ったSF界も、
今では徒弟制度の崩壊とジャンルの拡散が進み、「読んだこと無い度」が急速に上昇していた事を。
かくして次々と現れる、原形を留めないほどに変貌した異形の作品群。
壮絶な戦いの果て、立ち尽くす八十九の前に広がる新たな百億のカキコ、千億の妄想が胸に迫る。
というわけで
>>89乙です…ネタだ!ネタだよ!ホントにこのスレ大好きだから!いやホントだって!
437 :
89:2006/06/08(木) 02:56:41
>>436 ワラタw
まとめ作ってて、SF者の底知れなさは確かに感じたよw
>>429-430 さんきゅう。
とりあえずdat落ち分は完了したので、あとはぼちぼちやってくつもり。
「怖くて読めないSFを解説するスレ」はここですか
○効能:このスレは恐くて読めないSF・FT・HRを勝手に推測します。
>>438 そういう話ではない、のは確かだと思う…多分。
…はッ!もしこのスレの通りに原作が変化していたら…
dktk(ディックディックテカテカ)
怖くてみられないのはゲド戦記
日本沈没リメイク版
「ゲド戦記」
多分陰鬱なダークファンタジーだと思う。
ゲド国っていう、クトゥルフみたいなおどろおどろしい神様をいただく国があって、
そこが次から次へと周辺国に攻め込んでは、
ぺんぺん草も生えないほど略奪や破壊をしたり、住民を神様の生贄にしたり、
そういうフォースの暗黒面みたいなことを繰り返す話。
うんうん。
ギルガスとかドロゴとかゲゲルグ(ゲルググ?)みたいなやたら濁点の多い
登場人物ばっかり出てきて、毎巻クライマックスで空恐ろしい魔法を発動して
攻め込んだ国を滅ぼしちゃう。
焼け野とか瘴気の沼とか、丸ごと異次元に放り込んじゃうとか。
んで最終巻では魔界かどっかとの全面戦争になってゲド国も滅びるみたいな。
全編裏切ったり騙したり寝首を掻いたり毒盛ったり。
そんな感じ?
とりあえず「呪い」はデフォ?
火星縦断
「徒歩で誰が一番速く火星を縦断できるか」を冒険者達が競う、まあ良くありがちな物語。
「火星のタイム・スリップ」
火星探検隊が突然起こった時間逆行現象に巻き込まれ、どんどん時代を遡っていく。
だが何故かその世界はブラッドベリだったり、バロウズだったり、ヴェルヌだったり。
しまいにはギリシャ神話やらエジプト神話やらの世界へと…
この現象の原因は何なのか?探検隊は現代へ帰還できるのか?
スラップスティックとパロディに乗せて、この赤い星に想像を馳せてきた人類の文学史を
博識の著者がわかりやすく語る。
>>448 ひょっとしてその大会の名前は「M・B・R(マーシャン・ボール・ラン)」とか?
>>447 なんか呪いに支配されてるんだよな>ゲド国
王も国民も、いい加減こんな事やめたいと思ってるんだけど、
でも呪いのせいでやめられない。
「もういやだ」「誰か我々を止めてくれ」と悲痛な声を上げながら、
またしても血を欲して戦に出ていくゲド国の男たち・・・・・
いやだ、絶対読みたくない。
ゲド戦記
一代で王国を築いた偉大なる前王の息子が、
大臣の口車に乗り王国経営に乗り出し、
ついには全てを失ってしまう。
なかなか教条的な寓話
ゲド戦記
すさんだ世界が舞台で、主人公はとっても卑怯な兵士。
・・・っていう「砂ぼうず」のような話だと想像してる。
「銀河パトロール隊」
銀河ハイウェイを荒らす珍走団暴須魂を取り締まるため、銀河市警有紫明署に設置された特別パトロール隊の活躍の物語。
隊員の友情話、暴須魂の若い団員を親身に世話してやる隊員の話、その隊員が殉職したり、それを知って改心した若い団員が
暴須魂を抜けようとしてリンチにあったり、暴須魂の後に暴力団得戸留組の影が見えてきたり。
ちなみに銀河市は西日本の某県に先日合併で誕生した新市で、この市名は住民にはきわめて不評。
早速市長のリコールが始まっている。
暴須魂<ウマイ!
>>455 あ、ボスコーンか!
ごめんちょっと悩んだw
>>455 >ちなみに銀河市は西日本の某県に先日合併で誕生した新市で
…ってそれSFと違うww
「発狂した宇宙」
始まりは定期航宙船の遭難だった。やがて突然の新星化が続発し、あちこちで星系が軌道を外れ始める。
観測の結果、様々な物理定数が不安定になっていることが明らかになる。
この異変の原因は何なのか?ある科学者が恐るべき仮説を立てる。
「この宇宙は一個の知性体であり、いま発狂しようとしているのだ…!」
その症状は「頭の中で声がする」「誰かが見ている」「誰かが中にいる」…では、我々人類の存在が
宇宙のストレスとなっているのか?
かくして人類最高の精神科医たちが集められ、「宇宙を治療する」という馬鹿馬鹿しくも壮大な
計画が始まる。
…だが、次第に医師たちはある疑念に取り付かれていく。もしかしたら人類は「原因」ではなく
「症状」なのではないか?そうだとしたら、宇宙を治療するとは、いったい何を意味するのか?
精神医療を題材にして物議をかもした、ワイドスクリーンバロックの問題作。
「ペリー・ローダン」
世界最長の小説。宗教法人「まるぺの光」機関紙の名前でもある。
本来は機関紙に連載されていた小説のタイトルだとゆう説がある。
だが、連載の開始は有史以前に遡るため、その真偽は確認不能。
内容は概ね、1.主人公が敵と出会い、2.戦って、3.勝つ
の繰り返しである。
その繰り返しが、1章、1巻、十巻程度のグループ、
百巻程度のグループで繰り返し現れるとゆう、フラクタクルな構造を持ち、
カオス理論の先駆と見なす研究者も多い。
ドイツ本国(まるぺの光"Licht eines Maru-Pe"は、もともとドイツの団体)
では週刊。日本では月刊。
日本国内での出版を請け負う早川書房では、
近々に、本書の第三種郵便物の認可を申請する模様。
ちょwwwおまwwwフラクタクルwww"Licht eines Maru-Pe"www第三種郵便物wwww
つか、これじゃあノーマン・スピンラッドの(ry
「帝王の殻」
滅ぼされた祖国の復讐のため、纏う者に大いなる力を与えるという「帝王の殻」
を探し求める放浪の剣士。彼が「殻」に出会うとき、歴史が動き始める。
やがて明らかになる世界の真の姿。
痛快ヒロイック・ファンタジーSF。
…「殻」は多分人型兵器とか、万能戦艦とか、と見せて終盤でどんでん返しが
あって実はこの惑星を覆っている外殻の制御システムだとか、そんな感じ。
>>460 いきなり第三種郵便物レベルまで話が下がるところにワラタw
「非Aの傀儡」
A氏は、自分が自分でないような喪失感に侵されていた。
精神病理学の権威B氏は、このA氏の病状に興味を示し、
調査と治療を開始する。暫くしてA氏には、別人格が生ま
れつつあり、それに人格を奪われようとしていることが判り、
この症状は「非A」と名づけらえた。そしてこの病状の解明
に使命を燃やし全力を尽くすが、いつしか「非A」という人
格自体が傀儡を欲していることに気づく。A氏のために、
自らが「非A」を操りA氏になりきらなければならないのだ。
B氏はA氏になれるのか?「非A」は消えてくれるのか?
そしてこの精神治療の行き着く先は?
ザ・セルを超えたサイコサスペンスの衝撃の結末に期待!
ちなみに、描写はコメディ・タッチで、A氏は、ハードな女性
衣装愛好家だったりするため、B氏の葛藤もまた見所だっ
たりします。
すべての人格を含む、それが∀氏なんだな。
(・∀・)アヒャ
「ステンレス・スチール・ラット」
いつもピカピカの突撃装甲服に身を包んでいることから「ステンレス」と揶揄
されている、帝国軍上がりの堅物。
男前で頭も回るが、大泥棒気取りのくせにいつもしくじっている小悪党「スチ
ール」。
謎の先史文明に知性化されたネズミの末裔、実は三人の中で一番常識人で生活
力がある皮肉屋の「ラット」。
このデコボコ三人組が、宇宙港で行き倒れの少女を拾ったことから銀河帝国を
揺るがす陰謀に巻き込まれてさあ大変、悪党どもを向こうに回し、銀河を飛び
回る大活躍。痛快スラップスティック・スペースオペラの開幕。
…なんて話が表紙を見たときに浮かんだんだが、案外間違ってもいなかった気
がするw
訳は野田大元帥で頼む
きっとステンレスは武士言葉、スチールの一人称は「あたし」、ラットがべらんめえだろうなw
>>465 実はBも多重人格のひとつで、BこそがAを支配しようとする∀の傀儡なんだな?
>訳は野田大元帥で
(°∀°)b ソレダ!
自分で書いてて、どっからともなく「行き倒れの少女」が出てきたから不思議だったんだが、
乞食軍団だった。
>>471 それでいくと、多分、少女は何の伏線もなく本当に「行き倒れただけのそのへんの小娘」なんだろうな。
村の徴税官が乱暴狼藉をはたらくので、何とかしてもらおうと中央に直訴しにきたとかいう理由のw
で、三人組が徴税官をこらしめに乗り込んでいくと、実はその後ろには・・・でそいつを潰すとさらに・・・
と段々スケールがエスカレートしてくんだw
近所の古本屋にあったから買ってくるか
ステンレス・スチール・ラットってサンリオSF文庫だろ?
まだ古本屋にあるのか。
>>474 こないだ「復讐」を買った。
オリジナルの値段の倍以上だった。
>>475 サンリオ、そんなに値が下がったのか
ひところは軽〜く2000円くらいしてなかった?
ステンは何故か安い、そしてよく見かける
俺もシリーズ全部買った、しかし、まだ読んでない
「復讐」
「私は学会に復讐してやるんだぁぁぁぁーっ!」
あまりにも「独特の発想」が甚だしいため、学会を追放された科学者が、
次から次へと珍発明を重ね、かつての同僚を(いろんな意味で)恐怖と混乱に叩き込んでいく物語。
「宇宙創世記ロボットの旅」
人類は遂にタイムマシンを完成させ、宇宙誕生の瞬間へと遡る壮大な計画が開始された。
だが残念ながら人間はこの旅に耐えられない。そこで陽電子頭脳を備えた世界最高の
ロボット、R・田中一郎がタイムマシンに乗り込んだのだが…
佐藤勝彦監修、ゆうきまさみ著。小学館科学マンガシリーズ第一巻。
例によってビッグバンを炊飯器で説明したり、自転車で赤方偏移を起こしたりとギャグ連発。
だが一巻目から宇宙誕生は読者にはハードルが高すぎたらしく、せっかくの企画も
これ一冊で終わってしまった事が惜しまれる。
一部限定読者にのみ、カルト的な人気を博したりしてなw
481 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/14(水) 22:46:10
>479
ロボットじゃないよ、アンドロイドだよ
>>482 違う、お腹がすくと怒りっぽくなるじゃないですか、だ。
>>483 だから胃が悪いとご飯が食べられなくなってお腹がすいて怒りっぽくなって
胃に悪いんだろ
胃が悪いとご飯が食べられなくなってお腹がすいて怒りっぽくなってハゲる
ああ、俺はついに永劫回帰を断ち切ったぞ!
『デンドロカカリヤ』
その花は、見る者を尽く闇に誘い込む魔性の花。
その香りは、究極の媚薬。
禁じられたデンドロカカリヤ栽培を密かに続ける少女と、それを追求する麻薬取締り捜査官。
やがて捜査官は少女に恋をしてしまい……
ラスト、少女が栽培を続ける理由と花の正体が密接に絡み合った衝撃の事実!
麻取からも追われた捜査官の起死回生の策とは!?
『政治少年死す』
政治[まさはる]少年は何故死ななければならなかったのか。
前作『デンドロカカリヤ』で職を離れ、私立探偵となった元麻取捜査官が少年の自殺に秘められた謎を追う表題作を含む短編集。
『墓地への侵入者』
元麻取シリーズ第三作。元麻取が在職中に捕らえ、死刑となったシンジケートの大物の墓地を巡る陰謀。
事件の鍵は元麻取が今なお所持する捜査メモにあった!
デンドロカカリヤは未来から送り込まれた歴史改変兵器だとか。
「ボクが一番うまくデンドロカカリヤを操縦できるんだ!」とか
そっちかよ!
ライバルのノイエ・ノワールの花とか出てくるのか?
「火星人ゴーホーム」
プロ野球についに異星人枠が認められた。
阪急ブレーブスに入団したプロ野球界初の火星人選手は、保守的なプロ野球界
で様々な嫌がらせに耐え、不慣れな地球の重力下で名勝負を繰り広げる。
ラスト、日本シリーズで簑田の犠牲フライで3塁ランナー火星人が走るシーンで
ブーマーの絶叫、「火星人! ゴー! ホーム!」は感涙もの。
……ってのは、ありがち過ぎて既出ですか?
いや、新機軸w
ブレーブス以外のどこに突っ込めと。
蓑田、ブーマー なんて渋いキャストなんだ。
上田阪急ファンの俺には涙なしでは読めないぞ。
日本一になった事のあるチームなんてどうでもいいよ・・・
近鉄こそ救うべき対象
流れよわが涙、とO監督は言った
>494
上手い!!
読んだ事のない、ネタの出せるタイトルが今無いので、やむを得ずお題を置いときます。
*メタル・トレーダー
*魔術師タンタロンの12の難題
*続・黒の召喚者
*ブルーセンチネル
>>495 別にからむつもりはないが、
そんな事言うおまいさんは古今東西のあらゆるSF、FT、HRを、
ことごとく読み尽くしているのかね?
>496
いえ、タイトルを知ってる=読んだにほぼ等しいので。
何かタイトルを知って、それでネタが出来たらまた持ってきますよ。
タイトルだけで内容を完璧に把握できる
>>497はエスパーでつか?
ごめんなさい、タイトルを知らない、と素直に取って下さい。
何だかふいんきが悪いじゃないかw。
それよりお題をいじろうぜ?
「メタル・トレーダー」
銀河帝国の統治の及ばない辺境宙域、武装宇宙船で交易をする荒くれ者たちは
「メタル・トレーダー」と呼ばれた。宙賊、事故、暴動、儲け話に騙されたり
謎の美女に引っかかったり革命に巻き込まれたり。幻の50年代スペースオペ
ラを復刻。
悪いけど、俺はこのスレ自分で推測してナンボだと思うんで、
お題放り出すだけの香具師の神経は理解できない。
というわけで、
>>495のお題はスルーして、
考えてみたら読んだこと無かった「デューン・砂の惑星」
惑星デューンを見た探査隊がまず驚いたのは、惑星表面全てが砂の層に覆われていることだった。
その深さは浅くて数百メートル、深い所で数千メートル。
山も河も海も、岩や小石さえ見当たらず、ただ砂だけが、絶え間ない風に吹かれて
さらさら、さらさらと流れ続けている
こんな場所に重量のある探査船をおろせば、即砂の下に沈んでしまうだろう。
そう結論を下した探査隊は、やむを得ず軌道を周回したまま、惑星の探査を開始した。
探査を始めてほぼひと月後、最も厚い砂の層の下から、ごく微弱な電波が出ているのが確認された。
それが有意信号だと知り、驚愕する探査隊。一体この砂の下に何がいるというのか・・・。
数千メートルもの砂の下、とぎれがちな電波だけを頼りに進められる、
謎の異星生命体(?)と探査隊のコミュニケーション。
彼らの歴史を知り、「地表に出たい」という彼らの希望を叶えるために、
探査隊が取った奇想天外な方法と、ほろにがいその結果を、
まさに淡々と流れる砂のような筆致で描いた作品。
>501
悪くもないのに悪いけどイクナイ!イクナイ!
もしおまいが>496ならもっとイクナイ!
…まあそれはそれとして、正統ハードSFやねえ。お見事。
探査隊の援助で遂に流砂圏を突破したデューン人初の宇宙飛行士は、
だが再突入に失敗して命を落とす…とか?
数千メートルの砂の下という環境に適応した彼らは、
そもそも地上に出ることが不可能だった、とか……
「ブルーセンチネル」
アマゾン流域に落下した隕石内から発見されたアリのような生物「センチネル」は、
生物学者のみならずありとあらゆる自然科学者たちの注目の的となった。
生物進化の歴史が大幅に書き換えられる可能性が出てきたからだ。
なかでも「センチネル」発見のきっかけをつくった日本人科学者カマキタの説は過激だった。
かれは生命の宇宙起源説をさらに拡大して、大規模な生命進化のイベント(カンブリヤ爆発、
恐竜滅亡など)の際には、隕石落下のような宇宙からの大破壊にともに、あらたな宇宙起源
生命の種子、いわば「生命の波(ライフウェーブ)」というべきものが宇宙から到来したのだ、と主張した。
そしてそれがいわゆる「大進化」の源である、と。
カマキタの巻き起こした論争が学会で熱を帯びだしたころ、カマキタの息子で昆虫学者を目指す
内気な青年セイヤは、昆虫たちの生態が全世界規模で奇妙な変化を示し始めたことを知る。
それはまるで昆虫類が全体で一つの意志を持った存在として、昆虫の進化過程を加速し、
自分たちを作り替えようとしているかのようだった。
そして時を同じくして「センチネル」に関わった人間たちが謎の怪死を遂げてゆく。
論争のまっただ中、自らも死に直面したカマキタは、それがとっくに死んだように見えていた
「センチネル」の、なんらかの生命活動と関係していることを知る。
やがて「センチネル」標本を中心に奇怪な死は伝播し始め、カマキタはこれこそがあらたな
「ライフウェーブ」の到来であったことを、セイヤに告げて死ぬ。
センチネル標本を中心にした怪死の渦は瞬く間に広がり、標本の存する南アメリカ大陸は
封鎖された。
いっぽう、昆虫たちの巻き起こした「人工進化」も生態系の全面的組み替えへと発展し、
人類もそれに巻き込まれてゆく。
セイヤは父の発見からひそかに、昆虫類がセンチネル同様、宇宙空間起源の生命であり、
地球のそれとはまったく別のものであること、にもかかわらず、センチネルの引き起こした
「ウェーブ」から地球生命圏を防御するような働きをはじめたことを察知した。
セイヤは真相を確かめるべく、混乱した世界を横断して、いまや「ゾンビが徘徊する」と噂されるアマゾンへ向かう。
「スローターハウス5」
またまたスローターハウスの連中が帰ってきた!
毎度おなじみの面々が、今回も銀河帝国相手に大暴れ!
もちろん、シリーズ恒例のちょっとエッチなギャグも満載!
前作でラブラブな関係が発覚したあの二人、今度は大変なことに……?
好評シリーズ第5作目、いよいよ絶好調!
>>506 てっきり「特攻野郎」路線かと思ってたよ。
ナイス!
ヴォネガット全く読んだことがないことに気付いた…orz
「タイタンの妖女」
ノースウェスト・スミス・シリーズ。…これ以上は書かないよw
「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」
宗教専制国家と化した近未来のアメリカ。愛情省を教会に置き換えた
ヴォネガット版「1984」。
「ウルトラヴァイオレット」
ホープダイヤの呪いみたいな話。
ウルトラヴァイオレットという、たぐいまれな美しさと大きさを持った宝石が、
持ち主を次々と災厄、そして死に追い込んでいくロマンティックホラー。
レイニー・ブルー
生き馬の目を抜くような先物取引市場に、二人の男がいた。
ある時は商売敵、またある時は不正に立ち向かう同志。
幾つもの事件、出会いと別れを繰り返し、二人はやがて・・・
「宇宙大作戦」
「おはようフェルプス君。今回の君の任務は宇宙開発に意欲を失いつつある
某国政府の方針を転換させ、2020年までに月面基地を建設させることにある。
例によって君もしくは君の仲間が捕らえられた場合当局は一切関知しない。
なおこのBDは自動的に消滅する…」(声:大平透)
IMFのメンバーが再び集結!誘拐、潜入、変装、怪文書、偽ビデオ等々
お得意のトリックを駆使して有力者たちを次々と陥れ、政府を動かしていく。
痛快スパイ・アクション。随所に盛り込まれた政治風刺。そして今回の作戦を
指示した意外な黒幕には、SFファンならほろりとさせられること間違いなし。
>>511 なんか、ワールドコンの自主制作で作られそうな話だなw
>>511 バーニーが"Hello, computer!"ってマウスに話しかけるのはお約束。
懐かしいなぁおい。
スコッティ・・・
「1984」
1984年日本−ソビエト国交断絶、ついに第三次世界大戦勃発か!?
日本全土が極限の緊張状態に飲み込まれ、さながら日本の海岸線は最前線の様相を呈していた。
折りしも偵察のために日本近海へ出動したソビエト軍潜水艦。偵察命令を拡大解釈し、
日本に先制攻撃を第一撃をくわえようとくだてる。
ところが、ガチガチの共産主義者である潜水艦艦長は「資本主義の象徴」として
千葉県浦安の巨大遊園地攻撃を命じたために上へ下へのドタバタ騒動が……
S・スピルバーグ監督の手により映画化もされたが、三船敏郎の熱演もむなしく
評論家に酷評されてしまったことも忘れ難い。
「ジキル博士とハイド氏」
良く知らんけど、某バンドのボーカルがマッドサイエンティストに
「身長伸ばしてくれ」って言いにいく話じゃね?
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/19(月) 18:38:03
潜水艦の艦長ではあるまいか
いやいっそ某巨大遊園地の園長
「諸君、お客様に夢を与えるのが我々の仕事だ。
たとえそれがソ連の潜水艦でも」
1984くらい読もうよ。
1984て、スパイ小説だと思ってた。
秘密工作員1984の冒険。
>>522 俺は世界規模の大カタストロフィものだと思ってた。
異常気象とか大規模災害とかが次々と起こって、人類が滅亡しますって話。
1984年はオレの生まれた年
>>525 おまいはこのスレ住人の半数を敵に回したぞw
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/21(水) 09:41:01
>524
ノストラダムスの予言した、人類が滅亡する年が、実は1984年だったとか?
1984って、その年に青春を過ごしたおっさんのノスタルジックな回顧小説じゃないの?
チャイコフスキーかなんかの曲だよ
大砲ぶっ放すんで戦争中にしか演奏できないという
『魔界水滸伝』
暴虐な魔王の支配する魔界で自由に生きようとする108の魔人たちの冒険活劇。
なんか、どっかで見たような連中がいるのはキニスルナ。
『魔界水滸伝』
スーパー吉岡平大戦。
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/23(金) 17:36:39
『テラの秘密調査官』
日本の寺の裏側をノンフィクションライターが暴く。
『太陽の簒奪者』
多分歴史物。斎藤道三か古代エジプトの王のお話。
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/24(土) 01:00:45
いや、『太陽の纂奪者』は宮城谷昌光著で王もうの生涯を描いた作品。 『テラの秘密調査官』はNHKの番組。毎回5分で全国の寺の歴史等を紹介。
世界中に蔓延するHIV(ヒト免疫不全ウイルス)……。その裏には、人類撲滅を目
指す秘密結社の存在があったのだ。彼らは理髪店の剃刀用消毒液に特殊な物質
を混入することにより、HIV感染を促進させようと暗躍する。が、一人の勇敢な
捜査官がその秘密を暴かんと立上がった!
「テーラーの秘密捜査官」
ええっと・・・
>>536に突っ込むべきだろうか?諸君
538 :
89:2006/06/24(土) 03:26:32
まとめサイトに入れていいものかどうか、今から悩み始めている俺ガイルw
>>538 好きなレスだけ入れたらよろし。
まとめ人の権限でもあり腕の見せ所でもあり楽しみでもある。
541 :
536:2006/06/24(土) 16:02:47
ちくしょー。
テーラーとバーバーを間違えたよ。もー、俺のバカバカ。
「仕立て屋」でもいっかいネタ書いてもいいけど、今日のところはこの辺で勘
弁してやる!
G1レースに仕掛けられた不正行為と、それにからむ黒幕の陰謀を
若き刑事が潜入捜査により暴き出すサスペンス推理長編!
「馬場の秘密捜査官」
「メタル・トレーダー」
近未来の証券業界に、何十億も稼ぐすご腕のトレーダーが居た。
実は、そのトレーダーはロボットだった。
「仕立て屋」
一見すると何処にでも居る仕立て屋。
しかし彼は魔法が使えたのだ。
王様の無理難題や、客の悩み事などを解決しながら
幸せとは何か、大事な物は何かを等を教えてくれる。
連作短編集
こんな感じですか?
「グイン・サーガ」
ドイツの「ペリーローダン」シリーズに対抗し、
「日本にも世界に誇れる超長編小説を」とのスローガンの下に発足した、
経済産業省(通商産業省:当時)と文部科学省(文部省:同)
の合同プロジェクト名、及び当プロジェクトで生み出された小説。
プロジェクトは、執筆者の選定から難航を極めた。
文壇の第一人者(*)にオファーをかけるも、スケジュール調整を理由に
辞退され、結局、栗本薫氏に落ち着いた。
(*)霧島那智氏、荒巻義雄氏、谷恒生氏等
初期は、良質のヒロイックファンタジーを志向していたが、
日本の人口変動予測、具体的には少子化による人口減少に危惧を抱いた
経済産業省サイドが性的描写(**)を盛り込む事を要求。
執筆者が、男性同性愛の描写に血道をあげるとゆう一幕もあった。
(**)卑猥な文書の流布により、国民を性的興奮に導き
出産率の向上を目指すとゆう深慮遠謀による。
内容は、淡々と登場人物の心情や行動を列挙するスタイルをとる。
「シリーズ途中の2〜3冊が抜けていても、話の筋が分かる」と、
読者の間では好評である。
読んだことも無いくせに、駄作と決め付ける評論も多いが、
全国民必読の名著といえよう。
なお、本作品は、平成二年度および平成七年度の、
若年失業者雇用対策支援事業の一環として、舞台化がなされている。
爆笑。
で、そのうち韓国が似たよう国家なプロジェクトを・・・w
>>544 >目指すとゆう
惜しいな、ここさえ正しければ完璧だったのにw
執筆を依頼ようとしたセンセ方が実に妥当だ、さすが国家プロジェクトw
「メタル・トレーダー」
メタルギアの技術を世界中にばら撒いたシャドーモセス事件後のオセロットの話
549 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/26(月) 19:40:39
「メタル・トレーダー」
ある日いきなりスゴイヤバイ金属のインゴットが銀河辺境のお姫様とともに到着するんだよ。
もちろん帝室の陰謀がらみで、採掘惑星の反乱とかあって、
お転婆お姫様にアゴで使われつつ、ライバル商会や帝国警察をかわし、
スゴイヤバイことをたくらむマッドサイエンティストと追いつ追われつ知恵比べ。
クライマックスは首都惑星にて、全銀河をゆるがす金属先物取引対決!
デイヴィッド・リス「珈琲相場師」とディレーニイの「ノヴァ」をあわせてバカ化したような感じ
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/27(火) 18:26:58
「宇宙の果てまで」
真空から、無限にエネルギーを引き出すことを可能にした人類。
ある日、遠い宇宙の果てを、この目で見てみたいと思った、
ある一人の男の物語。
551 :
550:2006/06/27(火) 20:09:44
×ある一人の男の物語。
○宇宙船の建造を始めた、あるの男の物語。
見るだけだと、本の内容そのままだw
ダイホンヤ とりみき
やたらロジカルな笑うセールスマン
あなたの台本お書きしますいえいえお金は一切いただきません
どーーーん!
>552
タキタさんが『ドーン』やってもなー
既になにかでやっててもおかしくない
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/29(木) 01:49:03
アタイこそが 555へとー
「砂漠の惑星」
眉村卓著。
火星テラフォーミング計画の苦闘の歴史を、ある移民の親子三代の目を通して描く。
父は彗星降下計画の作業者として軌道上で危険な作業の中命を落とし、
息子は緑化技術者としてなかなか適応しない植生に砂の大地を這いずり回り、
孫は立ち上がったばかりの火星行政府の下級官吏として地球本国と植民者との板ばさみで苦悩する。
徹底的にリアルで地味で社会派のSF。
557 :
550:2006/06/29(木) 20:33:21
「砂漠の惑星」 といったら、メランジが産出されるとこだろ。
>>556 やべえ、それ凄く読みたい…
とりあえずクラークでも読んで我慢する。
今日買ってきた「シンギュラリティ・スカイ」を読む前に妄想してみる。
多分ベンフォード&ベア共著。
2048年、成層圏で起こった未知の量子現象「シンギュラリティ」により、
地球は絶え間なくうねり続ける虹色の天蓋「シンギュラリティ・スカイ」に覆われてしまった。
総ての宇宙活動が不可能となり大打撃を受ける世界経済。だが影響はそれに留まらなかった。
次第に総ての現実が不確かなものとなり、人類はカタツムリに…もとい、人類はゆっくりと
狂気に陥っていく。これは幻覚なのか?それとも実際に起こっていることなのか?
この現象を解明し対策を打つことは出来るのか?
成層圏を突破しようとするJPL、解明の糸口を掴もうと加速器の改良に取り組む
ブルックヘブン研究所、そしてある突飛なアイデアを思いついてしまった高校教師の
3者を中心に物語は進んでいく。
「タイムスケープ」+「ブラッド・ミュージック」、みたいな。
合間には認識についての思弁的な描写も挟まれるが、最終的には技術者魂で何とかしよう、
という古き良きSFの伝統へ回帰したりして。但し、何とかなったかどうかは秘密。
>ある突飛なアイデアを思いついてしまった高校教師
これが激しく見タスw
561 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/06/30(金) 19:24:42
アニメ版のギルガメッシュがこんな話だったなあ。
>>549 名前の挙がった「珈琲相場師」ブクオフで見つけたので買ってきた。
紹介御礼まで。
よし読む前に推測を書くんだ。
すまん、「珈琲相場師」読んでしまった。
SFじゃないからと、ネタにすることを思いつかなかった。
なかなかいい話ダターヨ。胸を打たれた。
じゃあ「珈琲相場師」。つうかSFかそうじゃないかも知らないや。
コーヒー豆が通貨代わりになっている世界でのファンタジー。
相場つり上げ合戦とかが商人の間で行われていて、主人公の少年が
元気な王女様と偶然知り合って、一緒に悪徳商人をぎゃふんと言わせる
コンゲームっぽい話。
「サマー/タイム/トラベラー」
「時をかける少女」と「夏への扉」を足して二で割ったような話。
友達にだまされ、裏切られた少女が、ラベンダーの香りを嗅いで
タイムトラベルの能力を身につけ、復讐のために未来へと旅立つ。
・・・・あれ?
>>563 読んだばかりの本をネタにするのはルール違反だが、オレもやってみた。
マアマドに告発されないことを祈って。
「珈琲相場師」
人類より遥かに古い「夜の七氏族」が支配する銀河帝国。
彼らはその秘教的な知識と、様々な秘薬の力によって、思うさま権力を振るっていた。
そんな彼らが最も珍重する秘薬こそ珈琲なのだ。
あらゆる手段を尽くしても未だに地球以外では栽培できないこの秘薬を安定供給させるために、
七氏族は地球を徹底的に抑圧し、コーヒー栽培以外の総ての産業を禁止した。
地球人は帝国において下層民の地位に甘んじているのだ。
日焼けした小太りの陽気なコーヒー仲買人カルロスは、だがその見かけとは裏腹に故郷の現状に
心中強い憤りを隠していた。
娘の恋人が禁じられたトウモロコシ栽培を企てて処刑されたとき、カルロスの前に現れた謎の老人。
かつては七氏族の貴顕でありながら、陥れられて総てを剥奪されたこの老人に導かれ、カルロスは
スリの少年や凶暴なトカゲ男といったおかしな連中とともに、七氏族の最も苛烈な権力闘争の場である
「珈琲相場」へと足を踏み入れるのだった…。退廃しきった七氏族の間で繰り広げられる裏切りと騙しあい。
帝国の恐るべき秘密警察「削除人」との息詰まる攻防。果たしてカルロス達は、帝国の総てを支配するという
伝説の「管理人」にたどり着き、地球を解放することが出来るのか。
もちろん見所は珈琲相場での駆け引きだが、七氏族の者たちが珈琲の力を借りて起こす目くるめく奇怪な
超常現象の数々や、帝国の臣民として登場する多彩な異星人たちも見逃せない。
続編「珈琲貴族」
カルロスの孫娘フアナが主人公となる。地球で広大なコーヒー農園を経営している彼女と
人類に迫る陰謀を描く。
最終巻「夜明けの珈琲」
人類は七氏族の一角を占めるまでに繁栄するが、遂に地球以外の惑星でコーヒー栽培が可能に。
有力政治家となっていたフアナのひ孫フェリペはこの事実を抹消しようとするが、真の危機には
気付く由も無かった。珈琲の乱用により七氏族そのものが衰退しようとしていたのだ…。
珈琲相場師
近未来の日本。農業は安い輸入農産物のために壊滅。工業はアジア新興工業国
の低価格高性能製品に破れて壊滅。日本人は過去の遺産である金を海外に投資
して稼ぐ以外に道がない投資立国日本の話。
金相場や株を扱うのが高額所得者であり、一方小豆相場や珈琲相場を扱うのが
低額所得者である。相場師金融から高金利で投資を受けて、今日も主人公は珈
琲相場に張るのであった。だがここ数日裏目続きで、ついに彼は相場に張るべ
き資金を生活費にあててしまう。
>>568 おれなんか既にそうなってるorz。去年スタバの株で儲けた分を村上ショックですっかりすってしまったwwww
続編は「小豆相場師」か…
地球の緑の丘
遠未来、砂漠化してしまった地球にもう一度緑を蘇らせようと、
発動したプロジェクトの100年に渡る物語。
挫折と失敗を繰り返しながらも、その都度「あの丘をまた緑に」を合言葉に、
立ち上がるプロジェクトメンバーの姿が感動を呼ぶ。
それって人類の状況はどうなってるのかな。
どっか遠くの星間国家で栄えてるのか、地球で細々と生きてるのか。
中を取って「都市と星」みたいな感じ?
当然,地下都市に生きている.
わずかに残された希望を乗せて,いま男たちの船が・・・
576 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/04(火) 20:46:29
>>575 なんで正確に24時間刻みで人類絶滅までのカウントダウンが出来るのか教えてください。
>>576 地上から地下都市までの距離と汚染の降下速度を測れば
何日後に放射能汚染が都市に到達するか割り出せると思うよ
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/04(火) 21:28:19
>>572-573「地球の緑の丘 」
銀河全域に人類が広がった遠未来。「ぼく」のお師匠、星間考古学者のスレイマン博士は
人類発祥の地「地球」についての伝説にとりつかれ、おかげで学会の笑い者となっていた。
だがスレイマン博士はあきらめなかった。
「伝説はな、遠い昔のこだまなんじゃ……いいか、絶対に地球は実在する! わしの目を見ろ!」
銀河のド田舎ソル星系でささやかれる奇妙なうわさを耳にした博士は、突如として出立を決意。
博士の姪のアルダザード(ツンデレ)は、伯父を止めるどころか自分も同行すると言いだす始末。
博士だけなら放っておくんだが、こうなったら「ぼく」も行くしかないではないか?
荒廃したソルの第三惑星で繰り広げられる、涙と笑いの発掘旅行。
折りあしく勃発するソルの太守軍と砂漠パルチザンの衝突、
一行の行く手をはばみ、また援助の手をさしのべる銀河列強の工作員たち、
いったいこの砂だらけの惑星になにが隠されているというのか?
アルダザードだけが知っていた驚愕の事実、列強のバランスを崩壊させるオーバーテクノロジー、
銀河をゆるがす一大発見、「地球の緑の丘」は「ぼく」たちの前に姿をあらわすのか?!
実はアルダザード(ツンデレ)は博士の本当の姪じゃないだろ。
オーバーテクノロジーの元だった超文明のたった一人の生き残りで、
コールドスリープ状態だった所を発掘に来てた博士に発見、保護され、
そのまま一緒に暮らしてたんだな、きっと。
川島芳子みたいにテラ王朝の末裔で男装の麗人とか
スレイマン博士は実は嫌らしいヒヒジジイで姪を食い物にしていましたとか
アルダザードは新王朝の建国を目指していたとか
むしろアルダザードが超文明復活のために、
言動は奇矯だけど頭の切れるスレイマン博士を利用してたとか。
>スレイマン博士は実は嫌らしいヒヒジジイで姪を食い物にしていましたとか
時節柄そういうネタを不快に思う人も多い。
自重されたし。
へーい
『すべてがFになる』
建築探偵藤森照信の事件簿、最終章。
>568
『珈琲相場師』って、てっきり、『メタルトレーダー』の続編かと。
>579
何その『スターレジェンド』+『猿の惑星』
>>585 日本中がタンポポハウスだらけになるのかw。確かにSFだ。
>>585 「何その○○」ってつっこみやめてほしいなぁ。
白けるだけで何の発展もないし。
元ネタばればれなのよって自慢してるみたいだし。
はやってるけど。。。。
よしじゃあ「スターレジェンド」と「猿の惑星」で鮮やかにネタを返すんだ。
589 :
587:2006/07/05(水) 17:38:58
「スターレジェンド」
過去に一度だけ観測され、星図にも載っているのだが、
その後完全に姿を消してしまった星を探す天文学者やら山師やらのお話
猿の惑星は読んだからパス。
じゃあ「猿の惑星」。
銀河文明から派遣された調査官の報告書の体裁をとって描かれる、
悪意と皮肉に満ちた人類文明批判の連作短編集。
「この猿の惑星では…」ってのが決まり文句。
ま、いらん茶々入れるぐらいならネタを返せとw
「永遠の終わり」か「果てしなき流れの果てに」で一つ。
「いいや、まだ続ける。まだ終わっちゃいないぞ」
「Nさん……。『Y』は『永遠に』で終わったんですよ。もうないんです」
「違う!M氏だってまだ続けてるじゃないか」
「まだヘロインが抜けてないんですか。M氏のアレはもう別物です」
「Mなど裏切り者だ!『ぬえ』の奴らも同罪だ。国賊どもめ……」
そんなN氏は牢獄の中なのであった。
現実と架空のはざまを生きる一人の男を描いた、サイコホラー・ドキュメンタリー。
「永遠の終わり」
>>593投稿してから「あんまりベタ過ぎるな」と反省しました。ごめん!
>>585 >何その『スターレジェンド』+『猿の惑星』
むしろそこは
「何その『地底旅行』+『古代への情熱』」
と言ってほしかった
>>594 それ以前に「完結編」の存在をどーする。
「永遠の終わり」
一人の男を愛したとき、彼女の永遠は終わる。
いにしえの時より生きてきた女吸血鬼マリーカ。
第一次大戦の折、ふとたわむれに戦場の見物に出かけた彼女は、
そこで重傷を負ったオーストリア軍士官を見つけて連れ帰る。
最初は犬でも飼うようなつもりでこの士官を手元に留めていたマリーカだったが、
いつしかそれまでに無かった思いを彼に対して抱くようになり…
血なまぐさい世界大戦、20世紀初頭の近代文明を背景に、
美しい女吸血鬼と、彼女に捕らえられた若き軍人が織りなす奇妙な愛憎劇。
「果てしなき流れの果てに」
それは2001年のこと。
ひとりの凄腕トレーダーがNYの取引市場に現れた。
歳は若いが、驚くほどの知識と、長い経験を伺わせる確かな目を持っている。
オーストリア出身だというその男の名は、瞬く間に知られていった。
実は、彼は見かけ通りの男ではなかった。
彼が生まれたのは19世紀末。出自はオーストリア貴族の次男。
長じては陸軍士官として第一次世界大戦に参戦し、
瀕死の重傷を負ったところを、女吸血鬼に捕らえられたという過去があった。
そして、ようやくの思いで彼女の手から逃れたその時には、
すでに彼自身も永遠を生きる身になり果てていたのである。
不夜都市マンハッタンの片隅で、トレーダーとして淡々と暮らす男。
過去も未来もない、ただ現在を生き続けるだけだった毎日に、
ある日変化が訪れた。
たまたま立ち寄ったハンバーガーショップで、ひとりの少女と出会ったのである。
かつて彼を捕らえた美しき吸血鬼にどこか似たその少女、
だが、彼女とは対照的に、明るい笑顔と表情豊かな瞳が印象的なその少女に、
彼は次第に惹かれていくが…
時を止められ、生きる意味を失った男が、たどりついたその流れの果ては…?
『スチーム・ボーイ』
国境の長いトンネルを抜けると蒸気の国であった。夜の底が
白くなった。信号所に汽車が止まった。向かい側の座席から娘
が立って来て、少年の前のガラス窓を落とした。蒸気の熱気が
流れ込んだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ叫ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん。」
明かりをさげてゆっくり蒸気を踏んで来た男は、襟巻きで鼻の
上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
車掌さーんじゃないのか?
いや、駅長さんで良かった・・・と思う。うろ覚えだが。
>602は999にひっかけて話をしてるんじゃマイカ。
『雪』を『蒸気』に『島村』を『少年』に変えただけで、仮名遣いも改行もそのままです。
推測してねー
よし推測する。
「スチーム・ボーイ」
その夜帝都は異様な興奮に包まれていた。轟轟たる蒸気が噴出し、帝国科学院の
総力を結集して今誕生する人造人間D51号!だが何者かの襲撃を受け、科学院は
炎上してしまう。
今宵も夜の街を駈ける怪盗ブラック・ダイアモンドこと少女サリーが出会った
不思議な少年鉄雄を巡って列強のスパイ、軍の陰謀、果ては宇宙人まで登場の
大蒸気冒険譚。
608 :
89:2006/07/06(木) 21:15:34
ちょwwwwww「雪国」って著作権切れてんの?w
いくら何でもこのまんままとめサイトに入れるとヤヴァい気もするんで、
>>600確認よろw
>>600 あ、ちょっといいかも……
「大砲の街」のビジュアルで
610 :
550:2006/07/06(木) 21:32:28
>608
著作権は作者の死後50年間、保護されているはず。
川端康成は1972年まで生きてましたので、著作権は切れてません。
「スチーム・ボーイ」
舞台は18世紀のロンドン、暴走した馬車に轢かれた15歳の少年ジョージ・ベッカムは、
マッドサイエンティストのトーマス・ワットに「蒸気体格」に改造されてしまう。
彼女のメアリには、「ワイシャツの皺が伸ばせるなんて便利ね!」と振られてしまう。
思春期の苦悩と、青年期には石炭労働者のヒーローとなって大活躍するまでを描く
成長物語。
614 :
89:2006/07/06(木) 23:52:55
>>610 さんきゅう。
おいらもちょっとぐぐってみたんだけど、転載は完全にアウトなんだな。
このケースはどうなんだろう。
もう少し調べてみるけど、もしかすると
>>600はまとめには入れられないかもしれない。
そうだったらごめんな。
>>613 ヴィクトリアじゃないのか
あ、女王と同じになっちゃうか
616 :
613:2006/07/07(金) 22:19:12
昨日酔っ払って書いた正直スマンカッタ
ならもっと酔っ払ってくれ。そして今夜も傑作を投下するんだ。
>>616 いや、なんかこう・・・読んでみたいとオモタぞw
「最終兵器彼女」
(機械の羽が生えた女と戦闘機と軍艦…ムムム)
北朝鮮のテポドン2迎撃の為に三柏重工が開発した長距離追尾型擬似翼「御神の翼」。
その適合者として選ばれた、ちょっとドジな中学3年生小泉マチ子はテポドン2が
大気圏外に到達する前にミサイル側面に取り付いて軌道を変える作戦を言渡される。
しかし、シミュレーションの結果は散々なものに。その時現れたマチ子の彼氏、麻生ノボルは
この作戦が成功したらデートしてパフェをおごるという約束をする。
果たして作戦は成功するのか?マチ子はパフェを食べられるのか?
ちょっぴり甘酸っぱい青春軍事ロマンス。お試しあれ!
適当に書いた。あまり酔っ払ってはいない。
「青春」と「軍事」と「ロマンス」って意外と相性のいい言葉なんだな。
そこからちょっとした皮肉な結論が導き出せそうだな。例えば、なぜミサイルはみんな男性器を連想させるのか、とかw。
>>619 テポドン撃墜とチョコパフェが同じ次元で語られているあたりが、
中学三年の女の子の心理を実にリアルに表現しているw
>>621 間違えるなよ、「ロマンス」だからな。「エロス」じゃないからなw
「しあわせの理由」
「ええ、わたし今、とってもしあわせなのよ…何故って…」
白い病室。糊の効いた清潔な白い病衣。穏やかに微笑む彼女の言葉は、
だが僕を奈落へと突き落とした…
ありえざる恐怖と狂気。侵食される現実。コズミック・ホラー短編集。
「適切な愛」
お前は愛について正しく学ばなければならない…父とわたし、ふたりだけの生活。
謹厳な父の言う「適切な愛」とは?
「愛撫」
沙代子は学者馬鹿の夫に飽き足らず、愛人と逢瀬を繰り返していた。だがある時から
夫が急に情熱的に…
「ボーダー・ガード」
「その本に手を出すべきじゃなかったな…」追われる男。友人が恐ろしい死を遂げ…
「血を分けた姉妹」
「わたしに姉さんが!?」28年間明かされなかった姉妹の秘密。
ほか4編収録。
ていうか「愛撫」なんてマジホラーだし。
626 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/09(日) 05:08:32
「ベルセルク」
'蝿の王'が支配すると言われる暗黒惑星に向かったNASA調査団。
しかし、惑星は既に滅亡していた…。
廃墟と化した惑星表層の探索を終え、地球に帰還した調査員達。
「ベルセルクに危険無し」
だが、探査に赴いた隊員達が次々と謎のウイルスによって死亡する事件が発生。
…蝿を媒体に世界中に広がる謎の殺人ウイルス。人類史上最大の危機が迫る。
惑星ベルセルクは何故滅んだのか?その理由を知る事によりワクチンは完成する。
調査団唯一の生き残り'ガッツ大佐'率いる第二次探索隊が結成された。
第二次探索隊は惑星内部に古代遺跡を発見し、その探索に挑む。
秘密を掴むのが先か?人類滅亡が先か?果たしてその結末は…。
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/09(日) 06:18:43
「マジック・キングダムで落ちぶれて」
魔法が普通に存在している国のニートが主人公のお話。
マジック・キングダムも機械文明が流入、そして発達していた。「近頃の若者は魔法もろくに使えん」とか「若者の魔法力を育もう」などの声が大きくなっていた。さらに「ALLWAYS 第三通りの夕日」という魔映も大ヒット。MKアカデミー賞を総舐めにした。
「物質的には豊かではなかったが魔法は豊かだった時代」という幻影へのノスタルジアがまん延する中、一応就職のためのことでもやろうかと国家錬金術師試験の勉強をしていた主人公は
多くの人間の「過去へのノスタルジア」の思念が集まることによって作られる通称「賢者の石」そしてそれによって発動される国をまるごと過去へタイムトラベルさせる禁断の究極魔法をめぐる争いへと巻き込まれてゆく……。
>>628 いや、その遺跡には人間を狂戦士化させる何かがあって、
バーサークしたガッツ大佐が探査隊を皆殺しにして終わるのかもしれん。
>>630 結局、調査は何事もなく終わる。
一連の騒動がなぜ終わったかといえば、その暗黒惑星の
カタログNoが"37564"だったせいだというオチ。
ちなみに作者は横田順彌であることは言うまでもない。
「われはロボット」
地球人が、より発達した他惑星人と交流を始めて2・30年といったところか。
火星語学を教える教師エヌ氏は、
ある日、リサイクルの為に火星から送られてきたスクラップの中から、一体のロボットを発見する。
適当にツギハギして動き出したロボットは、エヌ氏の家に住み込む。
異星から見ればとても考えられない「地球人の常識」を、
ロボットならではのクールな視点で観察したエッセイ風小説。
しかし最終回、ロボットはビールを飲みすぎて水に落ちてあっけなく壊れてしまう。
エヌ氏はこれにヒントを得て
「ビールを飲むとロボットは小便が近くなる」という論文を発表するが、認められず。
しかしやがて小説家として大成してゆく。
「万華鏡」
ある少女が老婆からもらった不思議な万華鏡。
違う模様が出るたびに、違う世界への扉が開かれる。
「でも忘れちゃいけないよ。別の世界に行ってる間、絶対万華鏡を動かさぬこと。
模様が変わると扉は閉じてしまうよ。
それに・・・
二度と同じ模様が出ないのが、万華鏡という物だからね」
「「ホーキングは間違っている」殺人事件」
なんちゅータイトルだ、と思ったのでとりあえず推測。
スティーブン・ホーキング博士の宇宙論の誤りを指摘した科学者が、
次々と殺されていく連続殺人事件。
当然ながら疑われたホーキング博士が、真犯人をつきとめるために、
にわか探偵となって推理を開始する。
量子重力論は果たして容疑者のアリバイを崩せるのか?
>>634 萌えるタイトルだな、ぜひ読みたい。と思ったら、谷甲州の短編か。なおさら
読みたくなったYO。
えーと……。
その1
近未来、銀河系近傍にマイクロブラックホール・オメガ1が発見された。近傍で
の観測はホーキング輻射が激しすぎ、不可能だというのが常識であった。しか
しとあるマッドサイエンティストが立上がった。ブラックホールは蒸発しない
のだ。彼は自身の理論を証明すべく、超空間移動装置を開発し、オメガ1の近傍
観測を目論む。ところが彼は突然死を遂げるのだった。これはホーキングの無
謬をドグマとする信仰カルト教団の仕業かと思われた。が……?
その2
近未来、「ホーキングって普通に長生きじゃん!ASLが重病だなんて嘘だね」そ
んな世論のなか、ついにホーキングは死亡した。巷にはASL理論の重鎮による殺
人だといううわさが流れる。
困り果てた医学学会はシャーロック・ホームズの頭脳を転写したAIを起動する。
犯人はロジャー・ペンローズだとAIは断定する。が……?
(不謹慎だよなあ…。ごめん)
「ボアズ=ヤキンのライオン」
何となくだけどダボス会議のマネして海南島でやった会議場で
夜間に作業服着て関係車両の誘導やってる小泉。
>>636 なんか全然訳分からんのだけど、ビジュアル想像するだけで笑えたw
>636
タイトルだけだと種の外伝に見えた。ごめん。
カバラですな
640 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/17(月) 07:12:25
「永遠の終わり」
著作権有効期間はビッグクランチの50年後とする。
通称、ミッキーマウス不死化法により、著作権は永遠となった。
この暴挙に7人のコモンズが立ち上がった。
「ダークホルムの闇の君」
「美女と野獣」みたいなの?
悪い魔法か何かで心を凍らせられた美形城主の住む「ダークホルム城」に、
ひょんなことから迷い込んで働かされることになった田舎娘が、
冒険の末に美形城主「闇の君」の心を溶かして結婚してめでたしめでたしになる話。
644 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/19(水) 00:36:26
これいってみよう!いかにもルグィンぽいタイトルが続くなあw
418 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 メェル:sage 投稿日:2006/07/18(火) 23:18:15
>コンパス・ローズ
すまん。この本の紹介は、俺には荷が勝ちすぎる。目次を書く。
天底・アカシアの種子に残された文章の書き手
・ニュー・アトランティス
・シュレディンガーの猫
北・北方線の二度の遅れ
・SQ
・小銭
東・”ダーブのカダン”星に不時着した宇宙飛行士の最初の報告
・バラの日記
・白いロバ
・不死鳥座
天頂・船内通話機(イントラコム)
・目の変質
・迷路
・欲望の通路
西・グイランのハープ
・マリュール郡
・湖面は広い
南・ザ・ワイフス・ストーリー
・時間の欠乏という問題の解決法いくつか
・スール
読んで解った人。紹介頼む。 絶版なのはきっと一般受けしないからだ。w
646 :
644:2006/07/19(水) 01:20:27
へーい
「北方線の二度の遅れ」
長距離列車と貨物列車しか停まらない五大湖地方の田舎駅。
湖畔の別荘で休暇をすごしたポーランド成金シェヴェック一家が
大荷物を馬車に積んで駅にやってくる。が、待てど暮らせど列車は来ない。
「ちょっとアナタ!」なぜか旦那に当たる奥様。キャッキャとうるせークソガキども。
「めっちゃ遅れてんすよ〜」昼寝していた黒人の赤帽さんも困り顔。
しかたないわね、ともう一度荷を解いてお昼となるが、おやつになってもまだ来ない。
晩ご飯でもまだ来ない。駅長氏と赤帽さんもお相伴にあずかる。
夜が過ぎ、朝となった。第二日であるけど、列車は来ない。
光陰矢のごとし、こうしていつしか10年が立ち、クソガキどもは美しい白人少年・白人少女へと成長。
奥様はニューヨーク社交界での子供たちの身の振り方を考えはじめる。
駅長氏はもう何代も入れ替わっている。赤帽さんはずっと続いてる。
旦那は奥様の尻に敷かれっぱなしのせいか、少々腹が出てきた。
ある日、鉄道電報が駅に届く。
列車が来る!社交界デビュー!俺セレブ!と狂喜するシェヴェック奥様とクソガキども。
赤帽さんもわがことのように喜んでくれる。旦那さえもそわそわと切符を取りだしてシワをのばす。
駅長氏が壇上(リンゴ箱かなんか)に立ち電報をひらき大々的に発表。
「遅れておりました北方線シカゴ経由ニューヨーク行き0330列車はーー」
そこでこの作品のタイトルがもう一回繰り返される。
コンパス・ローズ
アカシアの種子に残された文章の書き手はニュー・アトランティスでシュレディンガーの猫に出会い、北方線の二度の遅れ がSQという存在に寄るものだと知るが、小銭を切らしてしまった。
”ダーブのカダン”星に不時着した宇宙飛行士の最初の報告の一部であるバラの日記を手に入れた白いロバは不死鳥座へ向かう宇宙船に乗る。
宇宙船の船内通話機(イントラコム)は目の変質を伴い迷路と化した宇宙船の中をさまよいつつ白いロバは欲望の通路と呼ばれる超次元通路を発見する。
グイランのハープは鳴り、マリュール郡に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、広い湖面をくぐり抜けていく。マリュール郡が見ているのだ。
ザ・ワイフス・ストーリーが全ての謎を解き、時間の欠乏という問題の解決法いくつかがついに語られる
そしてアカシアの種子に残された文章の書き手(ロサ・アカシアーナ)は白いロバ(ロバ・シロイナ)をスールにする。そしてこの世界を導くコンパスがローズであるのと同時にリリーである事が明かされるのであった
俺ってヴォークト並の天才かも
アイドル歌手が遺跡から見つけた謎の歌を歌うと、
敵も味方も戦意喪失して戦争が終わるという話。
「終戦のローレライ」
>>646 ある日、猫が轢かれて死ぬ。
近所の老人が、猫の死体を持ってどこかに行った。
しばらくして、猫は帰ってきた。
しばらく経ったある日、いつもの線路で遊んでいた少年が・・・
スタンド スティーブンキング著
アメリカの片田舎、明確な名前ももたないガソリンスタンド。
そのスタンドの気のいい白髭のおじいさんの元に、様々な因果により、様々な人々が集う。
アル中となり家族から逃げられた中年男、一人立ちする為に娼婦になった悲しい女子高生、
ベトナム戦争の後遺症に悩まされ続ける傷痍軍人、受験戦争から逃げるために、自転車一本でここまで来た少年、
ずっと男として育てられ女として生きる方法が分からなくなってしまった幼い少女、離婚して四歳の娘と一緒に車で出たはいいがガソリンがなくなってしまった母子、
バリバリの男性拒否症のキャリアウーマン。
八人は爺さんのスタンドに偶然集まり、なんとガソリンが入ったタンクローリーが来るのは二週間後。人々は、爺さんのスタンドに立ち往生となる。
その奇妙な共同生活の中、八人は、その静かで癒されるようなガソリンスタンドの空気の中で、生きる力を取り戻していく。
みなが分かれて新たな人生を生きていくシーンと、病気で余命幾ばくもないない爺さんがみなに最後の言葉を伝えるシーンは、涙なしでは見られない。
SFがないぞ!SFが!
最近ネタ的「これだ!」ってSFないんだよなぁ。
「エミリーの記憶」
最愛の妻、エミリーを突然の事故で亡くしたベルモント。
悲嘆に暮れる彼は死んだ妻の脳からその記憶を抽出、
彼女を偲ぶためにと自分にインストールする。
それにより、妻が実は自分を全く愛していなかったことを
ベルモントは知ってしまう。
絶望と失意のあまり、妻の記憶を消去しようとするベルモント。
だが、生者の希望で一旦抽出した死者の記憶を、
生者の都合のみでまた消去することは、
死者への冒涜にあたるとして、殺人に等しい刑罰が科されるのだった。
自分を愛していなかった妻の記憶と、
否応なく「同居」しなくてはならないベルモントの苦悩。
そして最後に彼が選んだのは、妻エミリーの記憶ごと、
自分自身を消去するという道だった。
SFで推測してみたお。
タイトルは「女王陛下のユリシーズ号」だお。
「新たなる植民地を探せ」という英国女王陛下の命のもと、
探査と冒険を繰り返すユリシーズ号の話だお。
で、どこがSFかというと、時代が西暦3186年で、
ユリシーズ号が超光速探査船なんだお。
>>652 なんだか物悲しい展開ですね。
でもそれマジに一本書けそうなプロットだよね。
>>652 インストール前に記憶の内容を確認することはできない設定なんだ。
文学板に落ちてた
42 :吾輩は名無しである :2006/07/23(日) 19:05:11
夜のみだらな鳥ってどんな話ですか?
43 :吾輩は名無しである :2006/07/23(日) 20:26:18
双子の姉の身代わりになって投獄されていた少女が六年ぶりに塀の外に出た朝、
鳥に姿を変えて恋人のもとへ飛び立つ。
しかし男はすでに結婚し息子がひとりいた。
鳥となった少女はその息子と仲良くなり、ふたりで虹の花を探しに行こうと約束する。
父親は翌朝、二羽の鳥が飛び立つのを見る。
44 :吾輩は名無しである :2006/07/23(日) 21:14:17
↑また神をもおそれぬでたらめを……
フリークスの館の管財人になった人が、だんだん深みにはまる
話。
>>656 ココは他のスレからそれっぽいものを転載する場所じゃないから。
>>655 再生できるハードウェアが「脳」に限られるプログラムとかいう感じなんじゃない?
winのソフトをMacで再生できないのと同じで。
>>658 いいネそれ
未来になっても結局脳はBLACKBOXのままであって
それを再生できる環境はあくまでも脳に限定されるってプロットはどうだろう?
>>656-657 文学板に弟スレを立ててみたらどうか?
ネタは豊富だしきっと面白いスレになると思うよ。
児童書板とSF板へのリンクをお忘れなく
>>660 自分でやれ
スレとしては独立してんだから、他スレのネタをいちいちコピペして回るなよ
>自分でやれ
まあそれもそうだ。
気が向いたらそうする。
>コピペ
>>1みたいに他板の兄弟スレ紹介だけにとどめておくよ
663 :
89:2006/07/25(火) 02:51:07
おまいら乙です。
まとめサイト追加したよ。
ところで
>>196の未来グノーシス哲学って、元ネタなんだか教えてたもれ。
ぐぐったらこのスレがトップに出てきたんだけどw
あと
>>142の甲州スレからの転載なんだけど、どうする?
>>656の扱いにも関わってくるんで、ちょっと保留にしてあるんだけど。
意見聞かせてもらえるとウレシス。
>>663 > 2ちゃんねるのデータの利用に関して、原則的に自由ですが、 2ちゃんねるの
> データ自体を利用して対価を取る行為はご遠慮下さい。
という原則に照らして、2ちゃんねる内からの転載はやっちまってかまわないと
思う。ただし、
>>656はSFでないし、私なら採らない。
「未来グノーシス哲学」は知らないなあ。「グノーシス」自体はディックはじめ
ネタの源泉としてよく使われるところだけど。
かといって別スレからのコピペもおkみたいな風潮になると
お題厨と同じでそればっかしやる香具師必ず出てくるからな
コピペはナシにしときましょう
児童書板でもやってないし
「ドクタードリトル」
きっと海外版「仕掛人・藤枝梅安」みたいなのに違いない
>>667 あー、ここは「このスレは読んだこと無いSF・FT・HRを勝手に推測します」というスレだからな?
ところで、お題と内容、どちらがこれに当たるんだ?
サムライフィクションだな
腕にドリルを装着したマッドサイエンティストの話だろう。
>>670 ドクタードリトル、本名道理徹。
異国の医療技術を学ぶために英吉利へ密航。
差別を乗り越え、ロンドンの片隅でとある医者の助手になり、
「サムライのドリトル先生」と親しまれている。
さて、このドリトル先生のもとへ、ある日一人の客が尋ねてきた。
聞けばその名はジョン・ワトソン。
何でも、友人でもある同居人のモルヒネ中毒を治したいのだが、
なにか東洋の薬でいいものは無いかと言う。
・・・ごめん、ファンタジーにならん。誰か後たのむ。
>>672 「そういえば怪しい中国人業者が忘れていった薬箱があった!」
ぽんと手を叩くドリトル先生。
ジョン・ワトソンとともに同居人ホームズ氏の様子を見に行くことに。
居合わせたのはホームズ氏の妹シャーロット嬢。もちろんドリトル一目惚れ。
治療と称してベイカー街に明日も来ますと言ったが運のつき、
ワトソンはゲイシャ姿の死体で発見され、ホームズは「スイスの滝を見に行く」と言って忽然と失踪し、
シャーロットは薬箱とともにドリトルの目の前で謎のニンジャ軍団にさらわれてしまう。
馬車馬やカラス、野良犬を駆使したドリトル独自調査の結果、
シャーロットは東インドドックから出航しようとする清帝国のド級戦艦アドミラル・ヌルハチに乗っていることが発覚。
ドリトルはカモメたちを説得し、カモメの群れから吊した椅子に乗ってヌルハチを追う。
清帝国の飛行船や潜水艦による妨害をかいくぐり、ついにチベットはラサへと到達、
土煙をあげて航行するヌルハチの艦橋へと乗りこんだ!
・・・ごめん疲れた。誰か後たのむ
いざ、諸悪の根源ヌルハチを斬り捨てなんと、清国兵の青竜刀をかいくぐり迫るドリトル先生。
とそこに立ちふさがったのはなんとシャーロット!
「シャーロット殿!離れませい!なぜこの悪人をかばいなさるか!」
「ごめんなさいドリトル先生。わたくしはシャーロットという者ではありませぬ。
ホームズの妹というのは仮の姿、実は仙界に住まう西王母にございます。
そしてこれな薬箱は我が仙界の不老長寿の秘薬。
これを不逞の輩に持ち出された咎で、わたくしは人界に落とされ、
忠実なるしもべであるヌルハチと共にれまで探し求めておりました……」
……ごめんつまった、後頼む
アメリカ先住民のロング・アロー艦長が指揮する生きた潜水艦キングマイマイ3世と
清帝国艦隊との壮絶な大海戦も忘れないでくれ。
あと空飛ぶ大ガメドロンゴと月から襲来するモスラとの怪獣大決戦も。
…ところで事件は結局名探偵クリングが例によって茶色い靴のボタンをちぎりながら
腹話術で解決しちゃうのか?
「ドリトル先生の郵便局」
アフリカのファンティポ王国のために郵便制度を整備することになったドリトル先生。
積載量に限りのあるツバメ郵便を運用するために先生が考案した方式こそ後に
「パケット通信」そして「TCP/IP」と呼ばれるようになるのだった…w。
678 :
550:2006/07/25(火) 22:45:30
ツバメじゃねーよ
鳩、わかる?ハトだよ
>678
あんまり自信満々だからついググっちゃったじゃねーかw。
とりあえずアヒルの家政婦さんが萌えキャラに改変されてブーイングが起こるのは間違いない。
>>674 続き誰も書かない?じゃあ書こうっと
秘薬を取り戻した以上、人界に用はありません、とシャーロット=西王母は言う。
「二十分後にこの艦は自動的に仙界に転移します。
もうお会いすることもないでしょう。さようなら」
…気がついた時にはドリトル先生はテームズ河のほとりに突っ立っていた。
「ドリトル先生、ドリトル先生、こんな所で何をしてるんですか」
そう声をかけながら近寄ってきたのは、誰あろうジョン・ワトソンだった。
「ワトソン先生、あなた確か芸者姿で殺されたはずじゃ…」
「なんですかそりゃ。私はこの通りぴんぴんしてますよ」
じゃあ、自分が経験したことは一体何だったのか。首をかしげながらも、
ワトソンの後について歩き出そうとした。
その時、自分が何か小脇に抱えていることに気付いたドリトル先生。
何気なく目を落として驚いた。何と、西王母が取り戻したはずの、
あの不老長寿の秘薬の入った薬箱である。
なんで自分がこんな物を…と思いつつ、ついついその蓋を開けてみる。
その瞬間、中から出てきた女の手にあっという間にドリトル先生は引きずり込まれ、
姿を消していた。
カラン、と音を立てて石畳に落ちた薬箱を、ワトソンの手がのびて拾い上げる。
「どうですか西王母、その男は仙薬の材料になりそうですか」
蓋を開けて話しかけると、中からかすかな女の笑い声が戻ってきた。
そのころ。
「こ、ここは一体どこなんだ…」
薄暗い湿った洞窟の中を進むドリトル先生。と、向こうから人影が。
近づいてきたのはつんつん頭の若者だった。
「オッスオラ悟空!いやーまいったな、おめーもあの女にダマされたのか?
なんかこん中にいるとしまいには溶かされちまうらしいんだ、早く出口を見つけねーと。
でもおらなんだかわくわくしてきたぞ」
…ていうかこれ以上は創作スレ立ててそこでやれとw。
684 :
89:2006/07/27(木) 01:53:45
おまいら乙です。
>>664-666意見d。
うぅむ、どうしようかな。
ぶっちゃけおいらも、載せるのはどうかなってちょっと思うんだ。
書いた奴にしてみれば、このスレに書いた意識は全然ないんだからな。
それが、何食わぬ顔でこのスレのまとめに載っちゃうのは、お互いどうよって希ガス。
んー、とりあえず、他スレからの転載は、まとめに入れるのは保留にしとく。
元スレで、書いた本人からまとめサイト掲載おkが出たら、
それはかまわないと思うんで、載っける。
ってことで、
>>142と
>>656、よければ元スレのカキコした本人からおkもらって来てちょ。
おかたくてごめん。
ところで未来グノーシス哲学、誰か助けてw
>未来グノーシス哲学
本人ですが、あれはただのハッタリです
>>685 わざわざdw
じゃあ、次の更新で「その他」に入れとくわw
687 :
89:2006/07/28(金) 00:14:47
ディックのとこじゃないかと
ドミニオン戦争終結から一年後。かつてのクルーたちは再びDS9に集い、ささやかなパーティを開いていた。
話題は一人一人のその後、戦争中のさまざまな出来事、オドーの「つながり」からの帰還、そしてシスコのこと。
しかし、そんな和やかな雰囲気も長くは続かなかった。かつてワームホールの預言者たちが消滅させたドミニオンの艦隊が
亡霊のように突然現れ、カーデシアを急襲、ドミニオンの駐α宙域大使の呼びかけを無視してクリンゴンへの侵攻を開始した。
ウォーフはオブライエンとベシアを連れてディファイアントに乗り込み、急遽クリンゴン艦隊の援護に向かう。
時を同じくして惑星ベイジョーでは大規模な地震、異常気象、旱魃などの天災が多発していた。
これらの現象はある一点を中心にして起こっているとのダックスの分析を受けて、キラはオドーを伴ってベイジョーの
「炎の洞窟」へと向かう。かつてのオドーとは明らかに別人になっている彼にキラは困惑する。
洞窟へ足を踏み入れたキラは、何もないはずのそこに激しい炎の嵐が渦巻き、その中心に眠れるシスコが抱かれているのを見て愕然とする。
シスコはパー・レイスに飲み込まれようとしているのだ。「選ばれし者だったのに!」絶叫するキラ。
そのころ、ドミニオン亡霊艦隊と対峙したウォーフたちの耳に、シールドを突き抜けて狂人の呟きが聞こえてくる。
それは紛れもなく死んだはずのデュカットの声だった。ディファイアントは数で圧倒する亡霊艦隊に決死の攻撃を開始する。
しかし、かつてアメリカと呼ばれたはるかな時間と空間のかなた、今まさに暴動の嵐が渦巻くそこでは一人の男が白人警官に引きずりまわされ
路肩のフォードに叩きつけられていた。男は自動車のガラスに映るおのれの顔を見ておののく。その男はシスコだった…
映画第一作はクリンゴンのDS9侵攻まで、第二作はドミニオン戦争終結までのドラマ本編を再編集したものに特撮部分などで新作カットを付け加えただけの
実質総集編のようなものだったが、今回の三作目は完全オリジナル。壮大な宇宙叙事詩がここに完結する。
「スターウォーズ エピソードV」
691 :
690:2006/08/06(日) 16:35:14
ちょっと長すぎたな…申し訳ない
大丈夫、読んでねぇから。
「裸の太陽」
太陽系ダイスン球化計画に失敗し、全惑星を失ってしまった未来世界。人類は
旧天王星軌道を巡る巨大構造体の残骸で中世レベルまで文明を後退させていた。
再発見された望遠鏡により、太陽を超楕円軌道で巡る天体が発見される。
伝説と合致する直径と質量をもつこの天体は、失われたはずの母なる地球ではないのか?
謎の天体を目指し、魔道師と錬金術師がロケット工学を再発見するまでの
300年の歩みを叙情的に描くファンタジック・ホラー
>>693 どのへんがホラーなのか気になる・・・
かつて太陽系文明の中心であった地球が天変地異によって
眠りについたが、星の位置が正しくなる時に地球が目覚めるとか?
実はロケットの研究をしようとすると何か謎の物体に襲われるとか…
いい加減な話なので法螺〜とか。
再発見するまでの過程がホラーなんだよ。
どういうホラーかは分からないけど。
降霊でフォン・ブラウンの霊を呼び出したら祟られた、とかかな?
699 :
693:2006/08/17(木) 17:24:11
ごめん、ホラーはネタだった。まあ、ヌチョドロしたダーク・ファンタジー
風な世界だろうけどね。そもそも構造体の外に世界があることは支配的
宗教の弾圧する異端思想なんだ。きっと。
構造体は自転せず、惑星も月もないので、魔道師たちはケプラーの法則
を経由せずに「謎の天体」の観測記録から直接に地動説やニュートン力学を再発見
するんだ。で、魔道師は天体を禁断の知識をくれる真の神の星と判断するんだ。
教会にとっては悪魔の星。グノーシス的だね。
悪魔を崇拝する魔道師たちが悪魔に奉仕するために、弾圧をかいくぐって
ヘンなことをしてる、という形で初めは話が進んでいくんだよ。拷問グロ有り注意。
魔道師も、天体に到達するための科学だけ研究していくので科学史的にいびつな
発展をとげるし、科学知識を神秘的でオカルティックなほのめかしや象徴で表現してるの
で初めは哲学的思弁と区別つかないんだ。
だんだん「宇宙の孤児」みたいになってきたんでそろそろ帰るね。じゃ。
>>699 せっかくホラーで盛り上がってたら, 実はBlame!でショボーン
Blame!ってそんな話だっけ。
あの建物の外の世界って結局どうなってるの?宇宙?
>>703 実際の作品の話は該当スレか板へドゾー
カズム・シティ
未来の都市カズム・シティに住む平凡な男の朝起きてから、
寝るまでの一日を極めて詳細に記述した長編小説。
カズムって名前の人が興したスペースコロニーの話だと思ってた。
カズムさんと25人の仲間たちがちっぽけなアステロイドに住着くところから始まって、
1000年後に人口数億にまでなったコロニーが大銀河系動乱に巻き込まれて滅びるまでの、
連作年代記。
道路が出来たとか、病院が建てられたとか、霊園ができたとか
道路が補修されたとか、橋が老朽化して落ちたとか
そういう描写だけで人間が登場しない小説。
でも、人間の営みは間接的に描写され、物語のラストでは
深い感動が得られる。
多重量子干渉機の力により、邪悪と悲惨の支配する世界に「書き換え」られ
てしまった銀河系。
謎の老人から世界の秘密を教わった少年魔導師は、超自然的な力を持つ7つ
の指輪を求めて銀河を旅する。それらの指輪こそ、量子干渉計のこの時空への
接点なのだ!
指輪の力で宇宙に君臨する七人の魔王=現宇宙を創造した邪悪な物理学者
たちを倒し、この宇宙の悲惨を「修正」するため、少年の紫水晶の飛行船が
大宇宙を駆け巡る。
「リングワールド」
「ロミオとロミオは永遠に」
腐女子が「ロミオとジュリエット」を書くとこうなる、という話。
>>711 少年魔導師の教わった世界の秘密は、歌の形で記されている。
一つ ひとよりちからもち
二つ ふるさとあとにして
三つ みらいのおおものだい
謎の老人の正体はニャンコ先生
移動都市
大都市が小都市を食ったり、食われたりするらしい。
大都市に追われて、必死で小都市が逃げるシーンから物語は始まる。
機動性を活かして逃げ延びたかに見えた小都市。
しかし、それは大都市の罠だった。二つの大都市に挟み撃ちにされた
小都市は死を覚悟する。
だが、大都市の目的は小都市を食うことではなかった。
そう大都市の目的はセックスだったのだ。
二つの大都市に輪姦されるいたいけな小都市。
ここでエロい描写が続きます。
やがて欲望を満たして去って行くふたつの大都市。
しかし、小都市の悲劇はそれで終わりではなかった。
小都市はこの時に妊娠していたのだ。
そして小都市は元気な子を産み落とす。
この物語は、この時生まれた子都市の成長を描いた
大河ロマンである。
718 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/03(火) 20:12:05
>>717 すげー面白そう。お前、これで一本書いて新人賞に投稿しろよ。
建築物のエロプレイって、触手プレイならぬ、ケーブルプレイとかだろうか。
<大都市キュロスウス>の太く巨大なエネルギーケーブルが、小都市の城門を貫いた。
大都市に比べて随分と華奢な造りをした<小都市アンドロカ>の体を酷く揺さぶり、
城壁には亀裂が走り、軋ませ、都市の中を暴れ回り破壊しつくす。
都市が歪み引き裂かれる甲高く耳障りな金属音が、まるで処女の悲鳴のごとく鳴り響いた。
みたいな感じか?
ゲートから注ぎ込まれる大量の人、車、貨物。それらが容赦なく小都市の穴という穴を犯した。
人口三万五千の小都市の小さな街路はその奔流を受け入れきれずに人々を溢れさせる。
「もうだめ……お願い……ゆるして……」
小都市の中枢はすでに思考をやめ、己が身を翻弄する大都市の為すがままだった。
「くっくっくっ。大人しくなったじゃねぇか。とっときのキツイのをお見舞いしてやるぜ」
大都市は技術革新という名の種子を小都市の秘所の奥深く、街の中心部に向けて容赦なく
注ぎ込む。
「おいおい。生ODAをぶちまけるなよ。その穴は俺も使うんだぜ」
上のゲートを犯していたもう一方の大都市が交通の抽挿を加速させる。
……これは18禁ですか?
性雲賞決定!
>>717 アンタスゲエ!
そのプロットの立て方は素人じゃないね!
是非田中啓文あたりに書いてもらいたいところだ。
ニュートンズウェイク
ニュートンが起きる?のか?
晩年、オカルトの研究に没頭していたニュートンは
オカルトの理論的体系を一冊の本に書き表していた。
その本「自然哲学の魔術的原理」には、あらゆる神秘現象を
統一的に解明する本であった。
なぜかニュートンはその本を発表しないまま亡くなってしまう。
時は流れ、コンピュータとインターネットの時代になった。
そして、あるカルトの教祖が「自然哲学の魔術的原理」の
手書き草稿を手に入れる。教祖は、ニュートンの本を理解
出来なかったが、その一部に悪魔を呼び出す方法らしきもの
が書かれていることを発見する。
しかし、それはニュートンの罠であった。そこ書かれていた
儀式はニュートン自身を復活させるためのものだったのだ。
教祖の儀式によってニュートンが復活する!
神秘主義に染まって心の闇に落ちた魔王ニュートンが。
ティンカー
エアバイクの珍走団の話。
ティンカーは「珍走」がなまったもの。
>>725 なぜ「珍走」がなまってティンカーになったの?
ごめん、ホントはちんこがなまったもの。
走らない珍走団のことを珍行団と呼ぶようになる。
ローマ字で書く時tinkodanと書く。
珍行する人のことをtinkerと言うようになる。
さようなら、いままで魚をありがとう
イルカの話。イルカの知能を向上させる研究する研究所で
飼われていたイルカが、自我に目覚めて研究所を脱走する。
水から出られない上に、道具もほとんど使えないイルカが
知能だけで脱出計画を立てて実行する。
何重にもなった脱走防止装置をかいくぐり、
見事なトリックで人間を騙して脱走するところが読みどころ。
表題はこのイルカの最後の言葉。
730 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/14(土) 19:51:30
イルカの島
>>729 の続編。
研究の秘密保持のために、今にも処分されようとしたイルカを担当した技官の物語。
そっと逃がすために水門のカギを壊したが、名残惜しそうに彼から離れぬイルカとの別れのシーンが涙をさそう。
涼宮ハルヒの憂鬱。
思春期の少女特有のメランコリックな心情を瑞々しい感性で描いた青春小説。
淡々とした日常の些細な変化を情感たっぷりにうたいあげるセンスには脱帽。
孫の相談に祖母が答えるという構成で、おそらく著者の経験がかなり反映されていると思われる。
第八回赤毛のアン文学賞大賞受賞。
近年カルピス名作劇場にてアニメ化されブレイクしたのは記憶に新しい。
是非アニメを見てみたい
「プロジェクト・ブルー」
著者は谷甲州。
多分地味なファースト・コンタクトと地味な土木工事が一緒になった話。
>>733 プロジェクト・ブルーって言うとバド星人が出てくるヤツしか
知らなかったのだが、他にもあったのね。
俺は海洋冒険物だと思ってたよ>プロジェクト・ブルー
なんかさ、地球の海の生態系が死滅の危機にさらされるの。
で、それを防ごうとする海洋科学者の兄ちゃんが、
危機の裏に隠された大きなやばい秘密を知るんだよ。
その秘密を全世界に暴くかどうか、兄ちゃん葛藤。
勿論、スクープ狙いの美人ジャーナリストが、
兄ちゃんにつきまとって、最後にカップリングするのはお約束。
>>734 漏れが思い出すのは、「必ず捕まえて見せるぞ、UFOめ(ry
プロジェクト・ブルー
重度の鬱病の人よりも治りかけの人の方が自殺しやすいことから、
重度の鬱病を広めることによって、日本の自殺率を抑えるという計画。
この計画の副作用として、近隣諸国に親日派が増えた。
738 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/16(月) 21:04:55
プロジェクト・ブルー
空飛ぶ円盤隠蔽計画「ブルーブック」の真相を知った男の孤独な戦い。
世界衝撃のノンフィクション。
矢追○一 編
739 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/16(月) 21:11:18
【ゴールデンレス】
∩ ・∀・)∩∩ ´∀`)∩ このレスを見た人はコピペでもいいので
〉 _ノ 〉 _ノ10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
ノ ノ ノ ノ ノ ノそうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
し´(_) し´(_) 出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
ゴールデンレス
誰もが黄金を求めて宇宙を飛び交う近未来。
第二次ゴールドラッシュを経て、のきなみ金を搾取され尽くした地球は、
誰からも省みられることなく放逐されていた。
そんな地球で、新たな金脈が発掘されたというサプライズが全宇宙に
発信されたからさあ大変。一騎当千の金無しどもが大挙して地球に押し寄せる。
デマか? 誤報か? 真実か? 大西洋と太平洋が血で赤く染まろうとしていた。
って、アホくさ。皆ごめん。
『もしも願いがかなうなら』
財前寺麗子、36歳。独身。中堅商社の第2営業部課長。
同期入社の彼には、この前の人事で先に課長になった時振られた。
影で馬鹿にしているくせに尻拭いばかりさせる無能な部下と、顔を合わせるたびに
寿退社を勧めてくるセクハラ部長に悩まされ続ける日々。
イライラが募る彼女宛てに、見知らぬ他人からラブレターが届く。どう見ても昨日
投函したとしか思えない封筒に押されている消印の日付は、なんと70年前。
これは誰かの悪戯なの?
調査を始めた彼女の周囲で起きる不可解な事件。何故か絡んでくる、ヤクザと
内閣調査室。
取引先である町工場の社長(50絡みのチョイ悪系)の、喜寿を迎えた父親との
出会いから、全ての謎が過去へ――70年前へと集約されていく。
町工場で作られた怪しいタイムマシンで過去に飛ばされた彼女に待ち受ける運命とは?
はたして、ラブレターの送り主とめぐり逢えるのか?
彼女の取った行動は、彼女の知る歴史を改変してしまうのか?
そして、彼女の心の奥深くに佇む真の願いとは――
>>742 ゲーム版、「カサブランカに愛を」と
今流行の「時をかける少女」
だね。
>>743 で、そんな無粋なツッコミを入れる>743はどんな推測をするのかな?w
『女艦長オナー・ハリントン』
冒険、冒険、また冒険の宇宙大伝奇小説。
人類が宇宙に進出し、「銀河帝国」を作っている未来。
帝国宙軍准将であるハリントンの第四子は、またしても女であった。
「帝国軍人は、りりしき益荒男たるべし!」がモットーの准将はある決意をする。
第四子オナーを男性として育て、帝国宙軍騎士団に入れることを。
オナーは、周りに色目で見られながらも、ついに「帝国騎士団」に認められ
ステルス戦艦の艦長兼皇帝の密使として、裏から帝国を守る役目をおおせつかることになった。
おりしも、帝国軍から独立した力を持つ、銀河元老院大法官が、帝国の領袖、銀河皇帝と
アンドロメダ諸侯連合の女首長と密会したさいのメールを入手し、皇帝に屈辱的な条約を
押し付けようとしているのをオナーは知る。
オナーは、ステルス戦艦を駆り、メールを運ぶ大法官の私設艦隊から、
密書を超法規的に奪い取ることにしたのだった…。
「陋巷に在り」
超感覚ホームレス一代記っぽいな
町内のことを砂粒ひとつに至るまで全知、
ありとあらゆる周囲の事象を悪魔的に感知、
超高速で発芽する妄想と偽記憶を彼の舌は勝手に語り出す。
再構成され、読み直された彼の町内世界を絢爛豪華な文体でつづった異形の作品。
陋巷に在り
タイトル読めなかった。ぐぐって顔回の話と知る。
つまり顔回×孔子のボーイズラブですね。
よく知られた論語の言葉がすべてヤオイ的に解釈される。
恐い物見たさで読んでみたい気もするが・・・・
ほんとにやったら、もえ○○に続く鉱脈になりそう
萌え論語か…
妖蛆(ようそ)の秘密
豊穣の神であったバアル神は、(ユダヤ教と)キリスト教によって蠅の王ベルゼ
ブブに貶められた。キリスト教徒の強い信仰心のために、神の力を失い、地獄の
悪魔にされたベルゼブブはすべてのキリスト教徒に対する復讐を誓っていた。
……中略……
ついに邪神の神殿が地上に現れる。それはクリスマスイブであった。ベルゼブブ
はクリスマスを祝うすべてのキリスト教徒に蛆虫の呪いを与える。
教会に灯る蝋燭から流れ落ちる蝋の滴は小さな歯を持つ蛆となって、信者に噛み
付く。男性の精液は何匹もの蛆になり、コンドームを噛み破り、女の子宮を食い
荒らす。
……中略……
ようやくのことで人類はベルゼブブを倒した。犠牲は大きかった。それでも戦い
は終わった。これからが復興の時だ。
その時、ベルゼブブの死骸を贄にして比較にならない凶悪な古代の邪神が復活す
る。
……後略……
学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや
テクニックを身につけて、時々使ってみる。うれしいことである。
ラギッドガール
都市貴族で投資家の青年ラグは17歳の誕生日のパーティに、悪い魔法使いを
招待しなかったために、その魔法使いによって謎のファンタジー生物ラギッド(メス)
に変身させられてしまう。
ラグは元の姿に戻るために、魔法を解く方法を知っているらしい良い賢者の住む
という西の方の国まで旅をすることになる。
旅の途中で一緒になるのはやはり魔法使いによって謎のファンタジー生物ヤガッド
(性別不明)に変身させられたストリートチャイルドのヤギであった。しかし実は、
ヤギは悪いストリートチャイルドで、悪事が過ぎたために良い魔法使いに懲らしめ
られたのである。そんなこととは知らないラグは同じ境遇のヤギをすっかり信用し
てしまう。
二人は西の国に向かう汽車に乗るが、ヤギが盗んだ切符を使ったために、汽
車の行き先は悪い賢者の住む国に変えられてしまう。
善と悪、現代と近世と中世、変身と性の混乱が入り交じったファンタジー。
銀齢の果て
高齢化による数々の問題を一挙に解決するために作られた法律。
それは70歳以上の老人に殺し合いをさせるものだった。
日本人傭兵として世界各地で戦い抜いた凄腕の傭兵、通称
ヤスも70歳になって殺し合いに参加することになる。
ヤスの狙う一人目のターゲットは自衛隊の精鋭を100人引き抜い
て作った護衛団に護られ難攻不落の要塞に住み、夜な夜な戦闘ヘリ
で出撃してはホームレスの老人を襲撃する元日本国首相ジュンイチロ
ーである。
圧倒的に不利な状況からヤスは果たしてジュンイチローを倒すことが
出来るのか? 意外な敵はヤス自身の衰えた肉体だった。
見所はここで展開される酔拳のようなガンアクションだ。
瀕死の重傷を負いながら、なんとかジュンイチローを倒したヤス。
安心して気を失おうとしているヤスの前に、ジュンイチローの陰
からシンゾーが現れる。
頑張れ!ヤス。お前の反骨精神だけが頼りだ。
>>755 相手を又吉イエスにして超能力対戦にして欲しかった。
読心能力者とか時間跳躍者か
ヤスヒロじゃなくてヤスタカーのほうだよな
銀齢の果て
高齢化社会日本。高所得者層の老人が老人医療の研究に投資したため、
日本の老人医療技術は世界最高水準に達し、ボケることもなく百五十
歳を迎える者が続出した。
老人医療薬の副作用なのかそれとも種として限界を突破したのか、百
五十歳を超えた老人たちに超能力が備わるようになる。
仙人と呼ばれる彼らは、金と時間に加えて、果てしない体力知力を持
ち、更に数々の仙術を使いこなして、世界を支配する。若者たちは、
奴隷階級にも等しく、仙人に対抗する力を持たなかった。
その世界で仙人たちは、あるいは権力欲のために、または、退屈しの
ぎに、互いに戦いに明け暮れるのであった。
刺青の男
風変わりな刺青を持った渡世人が刺青についての思い出を語る連作短編集。
「草原」
警察には絶対辿り着けない空間を発見した弱小暴力団の話。
組は空間を利用して勢力を拡大するが、お家騒動を起こして自滅してしまう。
ラストには、永遠に発見されることのない無数の死体が哀感たっぷりに描写されている。
「万華鏡」
別の人生を垣間見ることのできる鏡を見てしまった男達の話。
ある者は真っ当な人生を送る自分に、またある者は裏の社会で生きるしかない自分に落胆して帰って行く。
「形勢逆転」
超能力を持ったヒットマンに狙われた幹部の話。
「ロケット・マン」
宇宙開発事業に投資し続けた組長の話。
念願の有人ロケットが打ち上げられる直前、組長の投資が新聞にスッパ抜かれてしまう。
その時、組長のとった行動とは……
「コンクリート・ミキサー」
コンクリート・ミキサーと渾名される装置で殺(バラ)されることになった男の話。
マッドサイエンティストが登場して男が死ぬまでの過程を熱っぽく語る。
ロケット・マンをぜひ読みたい
ゴールデン・エイジ 幻覚のラビリンス
新宿ゴールデン街のさびれたゲイバー「ラ・セーヌ」で働くニューハーフの
アンジュ。店はあまり流行っていなかったが、少ないながらも常連客はいて
仲良くやっていた。
歌舞伎町のホストクラブの経営者はゴールデン街をつぶしてホストクラブ街
を作ろうと計画していた。そして歌舞伎町ヤクザをつかって、ゴールデン街
のゲイバーに露骨な嫌がらせをする。
愛するゲイバーとゴールデン街を守るため、アンジュは男装し拳法家エイジ
となってヤクザと戦う。
第一巻では、アンジュはヤクザに薬を打たれてしまい、幻覚の世界をさまよ
う。
ロケット・マン
その流離う男が愛した女は、天に召された。
男は胸から下げるロケットには、その女の微笑みが留められている。
悲しみを忘れる為に、ひたすらに流離う男。
やがて男は、宇宙農場に人参植え要員として雇われる。
人参植え要員としての労働は、激しさを伴う。
男は、汗にまみれる。
しかし、そうした間も、常にその身から、微笑む女の写真が収められた
ロケットを離す事は無かった。
宇宙農場で働きはじめて二週間ほどが過ぎた頃、農場主とその妻が、
住居のある隣の星から農場星へと訪れる。
その時、男は農場主の妻をはじめて見た。
男が亡くした女に、似ていた。
農場一帯を見回る農場主とは別に、宇宙果樹園を散策する農場主の妻。
そして果樹園の隣は、人参畑だった…。
農場主の妻に、背後から迫る男。
その時には、既に正常な判断は出来ていなかった。
驚く農場主の妻。
その上に倒れかかる男。
男の右手が、農場主の妻の胸を荒々しく掴んだ時、抗う妻の手が、
偶然にも男の胸にかかるロケットを引きちぎった。
--------------
そんな出だしで始まる、不倫で破廉恥な話。
上下巻。のちに映画化。
そろそろ下ネタ連打飽きた
764 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/30(月) 20:44:00
ロケット・マン
5・4・3・2・・・・・カウントダウンが続く。
M-V終了から五年。いま幻のQロケットが内之浦から飛び立つ!!!。
21世紀のQロケットを創った男、第二の糸川と呼ばれた彼の半生を描く。
765 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/30(月) 23:48:30
「ロケット・マン」
戦争はロマンだ! チマチマ計算してタマを当てるなんてのはフランス野郎のやることさ。
俺の名はコングリーヴ。かの名高き「ロケットの父」コングリーヴの孫だ。
ロケット部隊の隊長で、ロケットの話しかしねえから、ロイヤルアーミーじゃ「ロケットマン」と呼ばれてるぜ。
さて最近アーミーで幅を利かせるようになった大砲屋のメガネどもに、そろそろ一発お見舞いしなくちゃなんねえ。
ロケットこそが未来の兵器。大砲なんてのはいつかすたれる。断言してもいいね。
ずらっと並べて、ずばっと点火、ケツからしゅうしゅう火ぃ吹いて、
ぐんぐんお空に上がってく、ああ、可愛い俺のロケット弾たちよ!
ところが俺は恋に落ちた。戦争なんてどうでもよくなった。恋の相手は女じゃねえ、月だ。
ある日ひらめいたんだ。俺のロケットを月まで飛ばしてみたらどうだろうな……って。
ところが王立砲兵隊も「コロンビア砲」なるものを作って人間入りの弾丸を月に飛ばすらしいじゃねえか。
メガネ野郎に負けてられねえ!
さあ、それからが大変だ。月まで飛ばすにはどうやるか、地獄のような毎日が始まった。
計算尺持ったメガネ野郎どもを馬鹿にしてた俺が、似たような格好して計算しまくってる……
……てな感じでコングリ−ヴの一人称で語られる、改変歴史ナポレオニック月旅行もの
>>762 微妙にロケット違い・・・っていうか、なんか渡辺某テイストだなww。
「ロケット・マン」
2071年。
地球は異星人による侵略の危機に曝されていた。
異星人侵略による地球側の犠牲者第1号となった猛郷 本(たけさと もとい)は
自らの脳を対異星人用武装宇宙船に移植、壮絶な戦いに身を投じるのであった。
戦え、猛郷!!
ロケットモードからロボットモードへトランスフォームだ!!
「変んんんんん、身っ!!」
>>767 そのロケットは笛を吹くと飛んでくるんだよな?
それとも戦いの合間には歌をうたうので「歌う船」と呼ばれるようになるのかな?
「ロケット・マン」
人類は地球と火星の間でもう何年も戦争を続けていた。
栄光の宇宙戦士「ロケット・マン」に憧れ、軍に志願した男。
麻薬と人体改造、そして洗脳によって、彼が人間性を剥奪されていく様を
容赦なく描くディック未発表短編。
770 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/04(土) 18:51:25
>>767 >>769 同じタイトル、同じ戦争テーマでなんでこんなにふいんき(←変換ry)ちがうんだぁぁーーwww
771 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/04(土) 19:21:49
「首都消失」
はるか未来。失われた文明の遺跡を求めて青年は旅立つ。そして彼が見つけたものは・・・・。
騒乱の技術文明が終焉、そして自然で静かな未来を描いた未来史。
遠未来の視点から国家崩壊の歴史を俯瞰した表題作「首都消失」ほか、大阪独立戦争の「首都焼失」、東日本国臨時政府の苦闘「サイタマ・サイタマ・サイタマー」、水没つつあるみなとみらい地区の人々の静かな生活「ヨコハマ買い出し(ry」、他四編を収録した連作短編集。
>>771 「サイタマ・サイタマ・サイタマー」 …それが来るとは…ウマスwww
「宇宙に戦死」
かの有名な「宇宙の戦士」の外伝、主人公リコの影で死んでいった者達やリコの運命を左右する人々のそれぞれの物語
序章「デュボア中佐」 戦いの中、新兵ズイムを救出に向かうデュボアの負傷とズイムの心の葛藤
1章「リコへの手紙」 バグの攻撃よるブエノスアイレス壊滅時のリコ母の物語、その序盤で書かれた手紙が本編中に。
2章「凶人の行方」 自らの破壊願望を満たすため軍に入った殺人鬼ディリンジャーと、バーバラ・アン・インスウェスト事件を追う保安官の物語
3章「ヴァリィ・フォージ」 リコと新兵仲間のアル・ジェンキンスと子猫(キトン)・スミスのそれぞれの明暗を分けた事件(リコの閉所恐怖症の一因になるトラウマ)
4章「家族」 ラスチャック少尉の死を、ジェラル軍曹からの視点で描いた。転属したてのリコとジェンキンスに気をとられてると、第3分隊で負傷者が。
5章「氷の世界」 リコの親友カールが、電子機器のある状態にバグの触覚が以上に反応するという重大な発見をしたときに、冥王星にバグ来襲の急報が、ほかの研究員を逃がすためにカールがとった行動とは。
6章「あこがれか望郷か」 お互いに思いつつも、その思いがすれ違うリコとカルメンをカルメンの視点から描いた本シリーズ唯一のロマンス?
7章「バーディはイーグルに」 士官候補生バードは地上に降り立ったが、自分以外の士官はすでに戦死、必死に分隊を率いて勇敢に戦うが、バグのトラップに気づいて分隊壊滅の危機を回避するために、自ら。
8章「千載一遇」 オペレーションロイヤリティを実行中ブランビー軍曹の目前に突然兵隊グモの軍団が飛び出してきた。軍曹はリコの大尉への報告を思い出し、雲の穴に単身飛び込むが。
9章[父エミリオ」リコの父エミリオがブエノスアイレス壊滅後に入隊するまでの葛藤と、少尉となった息子リコ、そして家族である小隊への思いをつづった日記形式で書かれた一節。
巻末別章「かの星に思いを込めて」 クレンダツウ占領戦前夜のリコの回想。
>>773 読みにくい
一章ずつ空改行するとかせい。
そんなパロディなタイトルのSF実際にあるのかと思ってぐぐったが0hitだった
>>773 ここは自分で空想した架空の作品を垂れ流すスレじゃないから
777 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/05(日) 02:00:46
アタイこそが 777へとー
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/05(日) 08:17:03
「ナルニア国物語」
きっと子供たちが偶然、異世界に入って大冒険する話に違いない。
悪い魔女がいて、なぜかライオンが正義の味方なんだろう。
そのライオンは、きっと喋れるんだよ。ほんとは人間とかいうオチなんだ。
悪い魔女が、悪いことをする動機が、きっと曖昧なんだろう。とにかく悪いってことで。
子供たちが、その異世界の伝説のナンチャラとかなんだよ、きっと。
最後は異世界から実家に戻って、家族で食事とかのシーンで終わるに違いない。
純粋なファンタジーと冒険だけで、青春とか恋愛とかの要素が無くて、眠くなる作品なんだろう。
と、勝手に思い込んでるから見ようとも思わないわけだ。
92%くらい当たってるぞ
オルニシア国物語
ナルニア国物語のテーマに対するアンチテーゼ。一見似ているようで、
テーマは正反対。
なんか昔の、SFXを駆使した映画だと聞いた
『十戒』
西遊記に登場する、猪八戒の弟、猪十戒が活躍する中華風ファンタジーみたいな
>>781 つか俺様はそのまんま西遊記だと思ってたぞその話w
784 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/05(日) 22:08:58
>>782 テレビで映画の宣伝やってたのを見て推測しただけだ。
そんなに合ってるのか?
人気だから客寄せになるような内容はテレビでガンガン露出させちゃうわけで
あらすじ読まされたようなもんだ
>>781 ものすごく絶倫なヤロウの、とある晩を描いた物語・・・・だろう。
それは十回
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/05(日) 22:59:11
若けりゃ普通だろ
一晩に十回もトイレに起きるのは異常。
790 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/06(月) 21:38:45
「第六大陸」
水没しつつある未来。失われた都市、そして文明を守るために未曾有の巨大計画が立ち上がる。その名は「第六大陸」。
巨大メガフロート建設技術者達の苦闘を描く。
谷甲○,夏○静子 共著
「第六大陸」
現在人類が居住し、生を営むのは、
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸の五大陸である。
「第六大陸」では、人類が恒久的な生活を維持し得ない第六の大陸である南極大陸に生きる様々な生物にスポットを当て、
極限の世界での生き様を活写する珠玉の生物誌。
文部科学省、環境省推薦図書。
792 :
550:2006/11/06(月) 22:05:03
>790
それの姉妹作品がドームか?
793 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/07(火) 01:11:19
なんか良スレだなあ。
タモリ倶楽部の空耳アワーを彷彿とさせる。
「たったひとつの冴えたやり方」
もう、すっごい絶体絶命。
夏休みの最終日に宿題やってなくて、
30過ぎで定職無しのシロート童貞で、
一発逆転のつもりで株買い漁ったら暴落して、
禿げてきて、体脂肪率は30%越えてしまった。
こんな状況をたったひとつの冴えたやリ方で切りぬける漢の物語。
もう死ぬしか無いってことか
半分当たりだな
>>794 ふと「なんとかしてよ〜ドラえも〜ん」という言葉が浮かんだ。
>>794 それたぶんタイトルかぶってても行ける。
書け!
>>797 しかし
>>795の方向で逝かないとすると
その「冴えたやり方」とは何か?が問われるわけで
「空耳アワー」
中三の夏。
補修をサボって河原で空を見上げてたら、へんないきものと目が合ったの。
「あたしは『空耳』よ。名前はリリ。」って、何こいつ…?
思春期の情感をみずみずしく描くリリカルファンタジー。
何こいつ…?
まとめに載りたいんじゃね?
最近、なんだか変なカキコが増えたと思ってたんだが、
もしかしてまとめサイトから来た空気読めないご新規さんか?
>>794 30過ぎ無職シロート童貞がいったいどのような「夏休みの宿題」を抱えているのか、
まずそれが不思議だ
家賃と健康保険と年金と就職活動に決まってるじゃないか。
ついでに言うと、宿題が全部片付くまでずっと夏休みだorz
806 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/07(火) 20:19:34
>>804 その設定だと「宿題をやっていないのに夏休み最終日」はおかしくないか?
異化ってやつですよ異化
整合性を求めるとグルーヴは消える
そんなわけで彼の人生に意味はなかった。
死を決意したとき、藤原紀香似超美人が死のうとしてるとこに偶然ぶつかる。
助ける。
やらせてもらう。
これがまたあっちのほうも激しい女で、彼の体脂肪率は減ったのだった。
髪も増えたし。
この女は実は、株暴落会社の陰謀にはまった有能な技術者だった。
その発明(X金属)の特許を取得し、暴落会社に売りつけ、その製品がヒットして会社の株は急上昇。
特許使用料も入った。
幸福と安息に満ちたある日。
人生の不可思議の全てを味わった彼の前にその女が立ち、彼の催眠を解いた。
彼は全てを思い出した、、、、、
彼は実は、神だった。
神はその万能ゆえにこれ以上ない退屈な日々を過ごしていた。
ある日、自分に催眠術をかけ、人間としてのどん底で全てが逆転する、というストーリーを生きるにしたのだった。
そう、このアイデアこそ退屈しきった神が自分自身を救う、「たったひとつの冴えたやり方」だった。
810 :
793:2006/11/08(水) 01:34:38
まずこのスレを隅から隅まで半年ROMれ。
話はそれからだ。
>>791 NHKあたりがやりそう。クライマックスは皇帝ペンギンの誕生シーンだな、きっと。
ハイビジョンで見てみたいような気がw。
814 :
虎よ、虎よ!:2006/11/10(金) 00:30:54
「虎よ、虎よ!」
文明の崩壊が始まった近未来。
パニックに陥った市民の手から動物たちを守り抜い動物園の戦い。
猛獣危険と叫ぶ人々から、命懸けで虎を救った男の視点で物語が進む。
『ロングテール』
25世紀。
太陽系外へ版図を広げ始めた人類は、宇宙空間に生息する生物と初めて出会った。
全長7万キロ、全幅3万キロに及び、地球の海に生息するエイに似ていた為「スペース
マンタ」と命名されたその生物は、数十個体の群れを成して宇宙船「緑の小袖」号の前を
通り過ぎる。
船に乗り合わせた生物学者は調査艇に乗り込み、スペースマンタの中で最も巨大な
個体、識別名「ロングテール」に接近した。
艇が「ロングテール」の調査から帰還した時、乗っていた生物学者は死亡しており、艇内
には彼の撮影した「ロングテール」の映像と、スペースマンタに関する彼の考察を録音した
音声データが遺されていた。
船長からの指示を受けた一等航海士は、生物学者の同僚と共に、遺品となったデータを
再生し、解析を始めた。
映像と生物学者の考察から明らかになっていくスペースマンタの真実。
彼は「ロングテール」に何を見出し、そして死んだのか――
ってな内容だと推測してみる。
内容も言わずURL貼るようなのは私怨かトラップ
820 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/10(金) 16:16:53
宣伝だろ
「ザ・ゴール」
地球の長い歴史の中で、果たして人類だけが知的生命なのか?
爬虫類の天下は、果たしてバイオマスの量だけだったのだろうか。
いや、爬虫類もたしかに知性を発達させていたのだ。
彼らの時代を終わらせたのは実は、寒冷な気候ではない。
それどころか、彼らの時代はまだ終わっていないのだ。
発達した知性を用い、はるかな地底に居を求めた爬虫類。
彼らは頭上の世界に現出した哺乳類の世界を憎んでいる。
憎みつつ、準備をしている。
準備の陣頭に立つのは、帝王ゴールその人である。
偉大な、ただひとりの帝王。ザ・ゴール。
彼らは地上を探っている。英語はおろか日本語も学習している。
彼らの本格的な攻勢には人類など消し飛んでしまうだろう。
だが、我々は知っている。
人類の叡智そして、3人の若者の熱い魂を・・・
「山椒魚戦争」(上)
奴らはひそかに人類社会へ侵入していた。
それに気付いた少年は社会に警告するが所詮は子供、相手にされない。彼は真相を探るために親友の八平,博士と共に地底洞窟に進入した。
様々な障害にずっこけつつたどり着いた地下帝国、そして彼らがみた物は!。
>>821 の続編。
山椒魚は爬虫類じゃねえよ!
魚類だよな
羽生えてなかったっけ?
おっぱいで育つに決まってんだろ
「おにいちゃん、私のアソコにへんなのがはえてきちゃった。」
両性類だよな。
ゲッターの力を信じるんだ!
とりあえず、基本的な科学知識はあったにこしたことはないな。
後はゲッターに頼れるとしても。
ゲッターのコミックでは、冒頭でイモリが大量発生し人間を襲う。
ヤモリじゃないぞイモリだ。
NHKも罪な歌を作ったもんだな
うちの娘は「サラマンドラ」を竜だと思っている
832 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/12(日) 19:05:06
迂闊に楽曲の話題を出すとJASRACに料金を請求されるぞ。
タイムマシンの殺人
タイムマシン。単純な機械と思えるかもしれないが、タイムパラドックスを
起こさないように指定された年代、場所に航行するためには大変な計算能力
が必要である。あるタイムマシンが時間航行中に時空の局所的な乱れを回避
するために内部時空を変形させたことから、副作用として自我を持つように
なる。
これは自我を持ったタイムマシンと、タイムパラドックスによって死亡した
歴史調査員、その死の真相をさぐる時間探偵の物語である。タイムパラドッ
クスが絡んでいるため、死亡した歴史調査員も自分の死の原因調査に参加す
る。彼は自分の死を避けようとするため、更に事態は複雑化する。
最後に驚くべき真相が明らかにされるが、十回以上読み返さないとそこで語
られている内容を理解出来ないと言われている。
そういえば「巡洋艦サラマンダー」って作品あったよな。確か。
魔法帝国フィラーテス最強の巡洋艦、それがサラマンダー。
船体を深紅の魔法の炎で包んだこの艦の姿は、
味方にはこの上ない勇気を、敵にはこの上ない恐怖を与えている。
だが実は、この魔法の炎を生む呪文には、実は重大な欠陥があった。
多分ラストは、魔法の炎が消えてただの艦になっちゃったサラマンダーが、
それでも味方を撤退させるために1隻だけ戦場に残り続けて、
壮絶な最期を遂げるはず。
>>834 全裸の女性と共に特攻をかけるんだよね、きっと。
>>834 その女性は、きっと反物質で出来ているに違いない。
後、主人公と死んでしまったヒロインの新婚旅行も兼ねてるんだよな? >特攻
>>839 なあ、やっぱり、ぬるぽ って言わなきゃ駄目なのか?
ガトランティス
これはやっぱりアレか、SGによる情報の先送りってやつか?
ヒューマノイド
星飛雄馬の尻に魅惑された男たちの物語。
>>844 関西人以外にはちょっとわかりづらいかもしれぬ
最近メンツ変わった?
前に比べるとツッコミのレベル低下が激しくて、
流れがものすごくつまらんのだが。
>>846 それを書き込んだ時点でお前は既に負けていることに気づけ、
と負け組のオレが忠告。
ここでの勝ち負けって何だよw
勝ち→住人に読みたい!と思わせた香具師
『ソングシーカー〜失われた歌を求めて〜』
男の名はソングシーカー。
「我こそは天下に隠れ無き剣客、三船一誠ぞ!」
男の名はソングシーカー。
「HAHAHA、ミーの話が聞きたいのデスカ?」
男の名はソングシーカー。
「我ら疋田一族の太祖、天功・小文吾親子について聞きたいと申されるか」
男の名はソングシーカー。
851 :
822:2006/11/14(火) 19:26:04
素で間違えたorz......。
ちょっと立ち直れないオイラのかわりに、誰か
>>822 の「下巻」考えてくらさい。お願い!。
852 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/14(火) 19:44:04
ソングシーカー
宇宙の港町を渡りつづける、流しのフォークソンガー、彼はソングシーカーと呼ばれていた。
この広い宇宙で、彼ほどに酒と歌を知り尽くしているものはいないと人は言う。
酒場に入ると、この街の歌はないのかい?と彼はいつもそう言って客をけしかける。
ひとたび地元のオヤジどもが歌い出すと、彼は決まってそのオリジナルの旋律を朗々と歌い出し、その日の酒にありつくのだった。
その彼の目的は一つ。自分の生まれた星の歌を探すこと。
このお話しは、そんな彼に、ウマい話が舞い込んでくるところから始まる。
商店街上げての民謡勝負に勝ったら、もう数光年のジャンプもできない彼の宇宙船を、漁師たちが修理してくれるというのだ。
そして彼の歌謡人生を賭けた、一世一代の勝負が始まった。
そして、トーナメントを勝ち上ったところにあらわれたのは、超新星騒ぎ(デマ)で霧散した彼の故郷の出身、生き別れた彼の親友の姿だった!
虎よ!虎よ!
情報化が極度に進んだ未来の銀河系。
地球出身者を中心とするヒューマノイド系種族たちは、相変わらず新しい娯楽に飢えていた。
宇宙を自由に行き来できる時代になったいま、遠く数百光年先でやっている球技なんで興味
ないし、増してやコンピュータ・ネットワークゲームなんてものは現実の劣化パロディでしかなかった。
そこで発明されたのが星間ヨット・レース。タキオンなんたらとかいう超技術で、光の速度の数倍の
速さで文字通り銀河系を横断する命がけのレースだ。これには彼らも熱中した。何せ速度が光の
速さの数百倍。恒星、惑星はおろか、小惑星やガス密集帯すら、大きな障害になってしまう。
彼らはリアルタイム性のあるレース情報を求め、ヨットレースのキャラバンとともに移動し、その星系で
できる商売をしながらまた次のポイントにジャンプしていく。まさにレース観戦に命を掛けた一団だった。
しかし、そのレースのさ中、不思議な情報が飛び交っていた。「虎だ!」「虎の優勝だ!」「21年ぶりだ!!」
また、「虎」が優勝した暁には、天の川に飛び込む宇宙船が続出し、銀河系はパニックになるという。
しかし、星間ヨットレースがはじまって以来、「虎」を名乗るチームの参加は確認されていない。
「虎」とは?またそれを信じる「虎キチ」とは?そして大いなる謎を秘めたレース主催のMr.ワタナベの
隠された過去とは?星間ヨットレースプレスの記者が、「虎」の多いなる謎に挑む過程を描くシリーズ第5弾。
タキオンあるなら、遠くの方が早く情報を得られるんじゃないか?
そうか、リアルタイム性のあるレース情報っていうのは早すぎない情報って意味か。
「山椒魚戦争」(下)
三人がたどり着いた地下帝国は古代火星文明の末裔が生きる驚愕の世界だった。
彼らは地下帝国の若き女王と出会い、高度な文明を誇りながら地下世界に甘んじる地下帝国人と「奴ら」の
忌むべき過去を教えられる。やがて「奴ら」の手が地下帝国に及んだその時、
地下帝国よりさらに下層に住む住人、通称「山椒魚」の口から驚くべき「奴ら」の正体と隠された目的を教えられる。
果たして三人は人類社会を、地下帝国を救うことが出来るのか!
SF界の旗手井伏鱒二が綴るSFホラー
857 :
856:2006/11/14(火) 23:07:04
グイン・サーガ
ファンタジー小説家としても名高い栗本氏が、同じくファンタジー小説で
名高いアーシュラ・K・ル・グインの来歴を語るノンフィクション。ル・グイン
氏は「闇の左手」を出世作とする作家。近年では、スタジオジブリによる
氏の小説「ゲド戦記」の劇場版アニメ化が行なわれたことで、メディアで
も脚光を浴びることになった。
カレーにする?
860 :
822:2006/11/17(金) 19:38:20
>>856 アリガd 。感涙です・゚・(ノД`)・゚・。
ついでに、
>SF界の旗手井伏鱒二
こりゃ参りました。純文なのにSF・・・・・・。見かたが新鮮だ!。
「額の宝石」
僕の家には、歴代当主の肖像画の額縁に宝石を一つだけ嵌め込む伝統がある。
理由をお父さんに聞いても教えてくれないで、「お城が危なくなった時に宝石を持って
地下の女神像のところへ行きなさい」とだけ教えてくれた。
そんなある日、現当主であるお父さんの留守を狙って隣国の軍隊が攻めてきた。
留守番の兵士達が追い払いに行ったけれど人数が10倍も違っていたので負けて
しまった。
とうとうお城のすぐそばまで敵の軍隊が迫ってきた。一つ目の城門が破られた時、僕は
お父さんに教えてもらったとおり、お祖父ちゃんの肖像画に嵌っていた宝石を取り外して
地下の女神像の前に急いだ。
そして宝石を女神像にかざした時、宝石が光って女神像が動き出した。
敵の軍隊を文字通り蹴散らした女神像から聞こえてきた声は、5年前に死んだ
お祖父ちゃんの声だった。
お父さんを助けに行く為、僕は女神像になったお祖父ちゃんと冒険の旅に出た。
「時の目」 アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター
人類とその文明を見つめつづける目。
永劫にわたり続くかと思われた監視は、
人類の、地球の幼年期の終わりとともに終わりを迎える。
オーバーロードの視点から描いた「地球幼年期の終わり」
>>862 マルペか。元ネタ探すのにクラークで検索して偶然分かった。
それとも他に同名のSFがあるのだろうか。
864 :
862:2006/11/18(土) 09:26:54
865 :
862:2006/11/18(土) 09:41:38
ああ・・・。
「眼」の字が違ってた・・・。
吊ってきます。
失礼、ときどき著者名まで想像している人がいるから。
時の眼
クラークが12歳の時に書いて、雑誌に投稿したが天才を見抜けなかった
編集者によって没にされた幻の処女作(短編)をもとにバクスターが現代
の量子論の立場からタイムトラベル理論を再構築して描く時の眼三部作の
第一部第一巻堂々の発売!
868 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/19(日) 07:48:40
時の眼
西暦2033年、太陽系外縁で発見された巨大彗星が500年後に地球に衝突するとの
報がもたらされた!迫りくる滅亡を前に人々は絶望し環境保全など地球の未来への
関心が失われていった。そんなおり、ハイテク企業アワワールド社は、いかなる障
壁にも遮られずに時間と空間を超えた光景を見ることのできる驚異の技術ワーム
カムを完成させた。はたしてその存在は人類にとって救いとなるのか?英SF界の巨
匠と俊英による話題作。
きょうも一隻の船に見放された。
船名は「ヴォーガ」。
夜空を見上げ、ガリー・フォイルは身もだえする。
みんなが彼を追い抜いていくような気がして、
そうして眠れない夜をいくども過ごすのだ。
だが男とは、いやがうえにも虎であらねばならぬ。
そうフォイルはかたく信じている。
今日のフォイルは虎であった。
明日を信じて、フォイルは眠る。
大ロッカーで、今日も彼は一人眠るのだ・・・
870 :
815:2006/11/20(月) 01:09:00
「世界の中心で愛を叫んだけもの」
若き飼育員は彼を守るために命を掛けた。
そして青年の心は彼に通じた。彼は亡き青年の為に、悲しげに叫んだ。
ちなみに
>>815の外伝。
ソングシーカー
人類最初の宇宙移民は中国による火星移民であった。
他の国では人道的に不可能な安全性の低い宇宙船で、
火星到着後の生活の見通しも十分でないまま送り出
した百人の移民が奇跡的に生き延びて火星に定住し
たのだ。
しかし火星の中国人は共産主義を捨て、老荘思想に
基づく仙人的な暮らし方を選ぶ。
これは移民後230年後の火星を舞台に、初期移民
間で半ば伝説的な精神的指導者であった孫愚の行跡
を探る物語である。
因みに、>850はTRPGリプレイなんだけどな。
ファンタジーだから別に問題ないべ?
それより
すまん途中でenter押した。
それより
>>850には何か元ネタがあるのか?
さっぱり意味が分からんのだが。
星を継ぐもの
西暦2046年、地球は環境汚染によって荒廃し、人々は宇宙への進出を余儀なくされる。
火星環境の調査団として選抜された宇宙物理学者のヒロークは、調査団会合の帰りに通りかかった
トウキョウ・スラムに住む少年ヒューマと出会う。ヒューマの不思議な魅力に惹かれたヒロークは
勤務先であるカレッジの端末からヒューマの個人情報にアクセスし、そこでヒューマが
1960年代に日本で活躍したベースボールプレイヤーのクローンであることを知る。
遺伝学者である彼の父親に隠された秘密の計画とは?
その続編が「星はなんでも知っている」か?
つか、ここはパロディスレじゃないんだがな。
881 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/22(水) 14:08:19
シリーズ第5作「虎よ、虎よ」
第2作(
>>880)、第3作(
>>881)の巨人たちの球団に、
縦縞のライバル球団が現れるわけだ。
884 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/22(水) 15:10:02
虎が巨人のライバルだと思ってるのは関西人だけだからなあ。
全くだ巨人なんか相手にもならん
シリーズ第六弾!!「竜の眠る浜辺」
伝説の巨人と虎を狩るため、
中つ国から召還されたのは、伝説のドラゴンだった
だが巨人と虎を屠ったドラゴンは、
人造乾燥肉によって作られた東夷のゴーレム「煮叛覇武」に叩き潰されるのであった…
>人造乾燥肉によって作られた東夷のゴーレム
これ普通にいいですな
つか「虎よ!虎よ!」で阪神ネタは激しくガイシュツなんだが…
第7巻「カープの世界」
中つ国には、龍のほかに、伝説の鯉も居た。
巨龍と煮叛覇武が死闘を繰り広げる間にも、
目立たないながらも、ちゃっかり奴等は生きていた!
第八話「楽天の泉」
辺境の地で開始された無謀とも言えるプロジェクト。
予算も人員もない中で
不撓不屈の努力が行われる
遥かな高みを目指して
おまえら野球好きだな
というか、全然「読んだこと無いSFの推測」じゃないじゃないか。
いい加減にしてほしいよ。
じゃあお前は楽天の泉とかカープの世界を読んだ事があるのか!?
そもそも実在するのか?
ここは実在する作品の推測が前提のはずだが。
895 :
89:2006/11/23(木) 00:04:44
おまいら久しぶり。
忘れた頃に出てくるまとめサイト管理人です。
ここ何日中かのうp目指してぽちぽちやってるんだが、また分からんのが出てきたので教えてちょ。
>387 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/05/16(火) 19:44
>星雲賞候補読んでねぇ記念
>
>零式
(本文略)
ぐぐると零式艦上戦闘機がトップになるんだな。
あとエロゲもあるんだけど。
『完全な真球』で書評されているに違いない
しまった。
>>896は
>>894宛ね(今さら間抜けもいいとこだが)
「零式」は知らないけど調べてみるわ
>>895 2006年の星雲賞短編部門候補作だったみたいよ
零式
中川裕之
早川書房 SFマガジン9月号
899 :
89:2006/11/23(木) 19:22:18
>>897-898 d。
そういえば作っててふと気付いたんだけどさ。
>>324の「南京・クリスマス・1937」の作者って誰にしたらいいと思う?w
901 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/24(金) 08:10:55
キリンヤガ
客 「おー!これがアフリカか!そんでこれがサバンナかいな!広いなあ!」
ガイド「ほれ見てみい、動物もようけおるで」
客 「あっ!ほんまや!あれなに?あのスラッとして角の生えとる鹿!」
ガイド「あれはインパラやが」
客 「ほんならこっちの沢山おるお猿は?」
ガイド「サバンナモンキーやが」
客 「ならあの、首の長、長ーなやつは?」
ガイド「お前あれも知らんのか?動物園行った事ないんかい?」
ガイドはウンザリしながら答えた。
読者もうんざりしながら読んだ。
駄洒落続きだからな
虎よ、虎よの阪神ネタも
キリンヤガのキリンネタも限りなくガイシュツな件
しかも虎よ、虎よはこのスレで出てるしな
「キリンヤガ」
宗教は麻薬だ。
ここ100年ぐらいの間に広まったデフラーク教は、まさに麻薬だ。
教祖が説くキリンヤガとかいうユートピアに行くためとかで、
今日も連中は30人からの集団自殺だ。
しかも、死ぬなら自分達だけで死にゃいいものを、
かわいそーな一般人を導いてあげるとかで、
遊覧客船を一隻道連れにしやがった。もう死者240名の大惨事さ。
たまりかねた特捜司法局は、教祖をひっくくるために、
俺を潜入捜査官としてデフラーク教団に送り込んだ。
ところが驚いたね。
まやかしだと思っていたキリンヤガってユートピア、
実は本当にあるんだとさ。
教祖は俺にキリンヤガを見せてくれた。
その素晴らしさ、美しさといったら!信者の連中が行きたがるのも良く分かる。
確かに、あんな所に本当に行くことができるなら、幸せだろうな。
そのために死ぬ事ぐらい、安いもんさ。
906 :
89:2006/11/24(金) 17:59:09
>>900 ソレダ!
ってことでうpしますた。レス番
>>571まで分。
今回トップにカウンタつけてみた。きっとほとんど回んないと思うけどw
いやだったらはずすんでおまいら言ってちょ。
その他にもご意見ご指摘よろ。
あと度々スマソ。
>>510のレイニー・ブルーって、
マリみてか「レイニー・レイニー・ブルー」の間違いのどっちか分からんかったから、
とりあえず保留してある。元ネタどっちか教えてちょ。
「ぬ」が抜けているのが気になる。
しかも、「ぬ」という小説がある。
しかし、オレは読んでしまっている。
読んだと思ったのは勘違いだった。そしてタイトルは「実験小説 ぬ」
であった。
実験小説 ぬ
多分にマッドな科学者がその日に行った実験について記述する
という形式を取った小説。「実験小説 あ」から始まり、とう
とう「実験小説 ぬ」まで来た。
当初は物理や化学の実験であったが、徐々に心理学や社会学の
実験となり、ついにこの巻では思考実験が繰り返される。そし
て当初より実験結果の考察の部分で、論理の飛躍がみられたが、
この巻では思考実験の結果から極めて大胆な結論が示され、と
ある筋の学会の注目を浴びる。しかし、著者はこれはすべて仮
定の上での話であると言う常識ぶりも示している。
それだと「じ」に分類されてしまうんじゃまいか?
誰か「盗まれた街」でやるよろしいな
残念ながら読んだことがある
盗まれた街
29世紀の歴史科の学生セイは卒論の題材として廃村を選択し、
ダムの下に沈んだ村の歴史を調査していた。
利根川水系の渡良瀬川に沿いには時折洪水に見舞われながらも、
豊かな農地を持った谷中村が存在していた。やがて渡良瀬川には
足尾銅山の鉱毒が流れ込み、住民は農地と体に重大な被害を受け
鉱毒反対運動を始める。
セイは平地に作られた渡良瀬遊水池に沈んだ村があることを知り
なぜ平地にダムが造られたのか疑問を持つ。
一方、23世紀の時間線監視員ショーコは渡良瀬遊水地付近に時
空の乱れを発見し、調査に赴く。
タイムスリップにより西暦1907年に飛ばされた二人は、渡良
瀬遊水池/地で一つの集落がまさに盗み取られていく様子を目撃
する。
最後は複数の時間線が絡み合い、渡良瀬遊水池/地はゆらぎを持
ったまま固定される。
GJ!
「盗まれた街」
ブラック寄り女性ファッション誌「LUIRE」で連載されていたが、連載三回目に早々に打ち切りとなり、
なぜかハヤカワNVで文庫が発売されることになった怒濤のレゲエ改変エスピオナージュ
ある時間線においてドイツ第百十四帝国の歴史改変兵器「ラグナロク」が暴走・炸裂した結果、
当該時間線は他時間線に合流することなく、激烈な時間衝撃波を残して完全に消滅した。
時間衝撃波はたまたま近所でマターリやっていた諸時間線にものすごい迷惑を連鎖的に及ぼしまくり、
この小説が主舞台とする時間線でも、全世界ブラックピープルの聖都アディスアベバが
事象の地平線のかなたのどっかしらに吹っ飛ばされてしまう。
たまたま当地にフライト中だったエチオピー・パンアフリーク・インペリアルのドジっこ客室乗務員アンヌマリー(23♀)は
ひょんなことから、カリブ最強のレゲエ格闘家にしてハイレ・セラシェ帝の孫ヴェンセスラウ・X(25♂)および、
ブラジル帝国の暑苦しい系外交官ジョゼマリア・アゲアゲイロ=エ=ポンチ(45♀♂)とともに真相を追求することに。
アディスアベバ架空名所案内を兼ねつつ世界最大のメガロポリスで展開されるレゲエオペラやストリートファイト、
これでもかと詰め込まれるマニア狙いのブラックカルチャートリビアに、英米SF慣れしたハヤカワ読者は悪酔い間違いなし。
終盤、「ラグナロク」の暴走がある汎時間線黒人覇権超国家により仕組まれた大陰謀であることが判明する。
彼らはジャーの意志にそむいて近所の時間線に存在するアディスアベバ及びハイレ・セラシェ血統を手当たりしだい強制的に召喚し、
時間衝撃波に乗って全時間線へ進撃、それらを統合した唯一の黒人千年王国の実現をもくろんでいたのだ。
ルイーズと仲間たちは陰謀をうち破り、ジャーの意志である多様性と自由、豊穣さを諸時間線に回復することができるのか?
みたいな
長い。読みにくい。
すまねえ
ものすごく乗って書いてるのは分かるんだけど、ねぇ……
とゆーか、一歩間違うと人種差別じゃない?
早速悪酔いしとるw
だってじっくり読むの面倒臭いしw
アディスアベバが吹っ飛ばされるあたりまでは面白いと思ったが・・・
きっと、著者名がルイーズ
ルイーズと仲間達の共著か。
ジャーってなに?
>>915 一行の文字数が多い上に、三段目の妙な固有名詞羅列で損をしてるな。
スラップスティックSFとしてはそこそこ面白そうだと思うんだが。
>三段目の妙な固有名詞羅列で損をしてる
スターリングっぽいな
ちょくちょく書き込んでる人かな。
いっつもすげえなあって思ってたけど、今度のはちょっと迸りまくってますね。
>>918 ソレダww > 連載三回目に早々に打ち切り
最近、ハヤカワって艦長物が多いよね。
シーフォートが多少受けたから後続のドジョウ狙ってるのかな?
「どん亀艦長青春記」
巨大で鈍重なため「どん亀」とあだ名される宇宙軍輸送艦の艦長になった若い中尉の話。
実は、操艦が複雑でろくな武装がついてない割には、
狙われやすい輸送艦の艦長は、かなり優秀じゃないとなれないんだけど、
それでも「どん亀」ごときよりは花形の戦闘艦に乗りたかった中尉は不満たらたら。
毎日日記に愚痴を書き連ねつつも、輸送任務にのそのそと東奔西走する。
転属願いを出し続け、上官の打診もあって、たまに期待なんかもしたりするのだが、
そんな時に限って、輸送中に出くわした敵戦闘艦を返り討ちにしてしまったり、
船団を率いて敵中突破し一隻も失わずに往復してのけたり、
包囲下の基地から隊員をまるっと脱出させたりと、なにげにすごいことをやってしまうので、
結局「こいつは使える」と思われて、いつまでたっても憧れの戦闘艦には行けないのだった。
やべ
光人社っぽいイラストまで浮かんできたぜ
>>932
6ステイン
元刑事のクリーニング屋が殺人事件現場に残された6つの染みを手がかりに事件の真相を探る推理小説。
6ステイン
AV男優からプロレスラーを経てお笑い芸人となり、その後大学の
講師(現代風俗学)をした後、国会議員となり最後は出家した男の
話。六つの欲望(食欲、性欲、金銭欲、名誉欲、出世欲)を捨てて
出家したので六捨て院と呼ばれた。
「6ステイン」
迷走する六カ国協議を
「6色の染みがお互いを自分の色に染めようと争っている」
と痛烈に皮肉ったドキュメンタリー
>>934,936
染みが六個あったらズがつくんじゃねーの?
だってタイトルがそうなってるんだからしょーがない。
939 :
550:2006/11/29(水) 20:16:09
stainには複数形はないんだよ
940 :
937:2006/11/29(水) 21:19:40
ガーン!
941 :
937:2006/11/29(水) 21:28:48
リンク貼るなら内容書いてよ。
創価大学図書館の6ステインの情報のページ。
書名よみ=6 ステイン
=Six stains
って書いてある。
でも、それとは別に表紙の画像をよく見ると、
6 ステイン
というように「6」と「ステイン」の間にずいぶんおおきな空白があるぞ。
>>943 6とステインの間に「シックス」ってルビが入ってるんだよ。ただのデザインだと思う。
しかしやっぱりリンク先は層化だったか。行かないでよかった。
6 ステイン
原題 Stay Inn #6
新興ホテルチェーン「ステイン」グループの6番目のホテル。
そのオープン記念日に起こる血の惨劇。
因縁が因縁を呼ぶ本格ホラー。
>>945 第一部で、殺人鬼はついに倒された・・・かに見えた。
しかしヤツは生きていたのだ!
ディスコミュージックにのって再び跳梁する殺人鬼が
土曜日の惨劇をくりかえす。
映画化の際は、ジョン・トラボルタの主演で話題をよんだ
小説の第二部「ステイン・アライブ」
「6ステイン」
文明は崩壊した!
崩壊は世界の6都市で同時に始まり、蔓延した。
あらゆる近代的工業製品に奇妙な「錆」が浮き出し、ハンバーガーも高層ビルもTシャツも
ごくごく原始的な製法によらない人工物はすべて粉を吹いてぼろくずのようになってしまうのだ。
テロか? 未知の菌か?
それとも神がついに人類の傲慢を罰したというのか?
葦船と石器の時代に逆戻りした五大陸に数多の暴力的な帝国が生まれ、分裂し、消えた。
舞台は人口が激減し再び深い錆の森に覆われたロンドン。
たったひとり今年の成人の儀式を終えた主人公はロンドン族の秘密を明かされる。
「今、このムラから『錆』が消えつつあるんじゃ……!
伝説では、最初の『錆』はロンドンなど6つのムラから世界中に広がったと言われておる。
つまり。いま、世界に6ヶ所のブンメイの礎が生まれつつあるのじゃ。
我々は連帯して、ブンメイを復興せねばならん!」
というわけで、主人公が錆スキーを駆って、失われた伝承を手探りしながら原始の五大陸を旅する話
『錆』出現の秘密を握る美少女や、神の意志を尊重する反ブンメイ教団や、
自分勝手な再工業化をたくらむ商業都市連合なんかがからんでくる。
ひみつ
このくどさは同一人物っぽいなw
葦船と石器の文明に、帝国は存在しうるのだろうか?
>>951 帝国の真似事にしかならないからすぐに消えていったんじゃね?
>>952 成程。
知識だけはあるから「夢よもう一度」で覇権を狙おうとするんだが、
所詮うまくいくわけなくて全部崩壊って事か。
「6ステイン」
この都市には銀河鉄道の駅がある。しかも大手8社の内5社が集まっている一大拠点だ。
そして今日、6社目の路線が開通し、6番目の駅――通称「6ステ」――が開業した。
この物語は、6ステ開業と共にオープンしたホテル「銀河ホテルチェーン 6ステイン」を
舞台に繰り広げられるヒューマン・ドラマである。
6ステイン
核攻撃に備えて自宅にこっそり地下シェルターを建設した男。
完成すると使ってみたくなるのが人の常。まだ食料もろくに
運び込んでいないのに、家族3人でシェルターに入ってみた。
その時、地震が起きて入り口のドアが閉まってしまう。枠が
ゆがんだのか、重いものが落ちたのかどうしてもドアは開か
ず、家族は閉じ込められてしまう。
核シェルターのことは近所にも親戚にも秘密にしていたので
誰も助けにこない。食料は缶詰が6個だけ。節約して一缶ず
つ開けて少しずつ食べていたが、すぐに最後の一個になって
しまった。
男はこっそり核シェルターをつくって自分たちだけ助かろう
としたことを後悔しながら、6個めの缶詰を開けた。
(拡張高く英国英語で)
スコットランドの少年リアムは、学校にも行かず好き勝手な毎日を送っていた。
母ジーンは服役中、姉は別居。
そんな彼の夢は家族揃って幸せに暮らすこと。そのためには家が必要だが
ヤクを盗んで売ろうとして・・・
スイート・6ステイン
マルドックベロシティ
バター犬の話。
学校を出よう
某地方自治体○○都の高校教師、川津はひどい音痴であった。
高校の卒業式で、君が代の時に口パクをしていたら、全教員の
口をビデオ撮影していた○○都教育委員会に、バレてしまい、
音痴とのいい訳も通用しないでクビになってしまった。
途方に暮れる川津は偶然、高校時代の友人、大海に出会う。
大海は成績では川津より劣っていたが、高校時代からパソコン
でプログラムを組んだりしていて、今ではIT企業の取締役に
なっていた。川津は大海に拾われて、IT企業に入る。
生まれてからこれまで、バイトを少しした以外は学校以外の社
会をまったくと言っていい程知らなかった川津は、企業でどん
な仕事ができるのか不安だった。
しかし川津は新入社員研修を担当し、この仕事をうまくこなす。
アメもムチもひいきだ体罰だと言われて使えない学校教育に比
べれば社員研修は天国のように楽だった。
川津は、クレーム処理(父兄の相手より楽)などを次々とこな
し、教員時代の十倍近い年収を得る。そして、川津が最終的に
ついた仕事は、○○都の教員のヘッドハンティングだった。
そこそこ優秀で、服従心の強い○○都の教員は、企業にとって
も喉から手が出る程欲しい人材だったのだ。
「天の光はすべて星」
「夜来たる」のポジティブ版みたいな話かね。
夜の来ない連星系の惑星に植民した人々。
厳しいその世界で植民者たちは技術を次第に失い、
長い年月のうちに、夜とそれにまつわる話は、
伝説の中だけのものになっていた。
その植民地が何かの理由で危機を迎えた。
人々は古い技術を何とか掘り出し、
数世代がかりで宇宙船を仕立てて、
脱出することに成功する。
惑星から飛び立ち、大気圏を抜ける宇宙船。
そこは真っ暗な世界。そして連星系が遠ざかり、
気付いた時、宇宙船は
闇に輝く無数の光に囲まれていた。
「あれは何?」「星だ、星だ!」
声もなく見とれる大人、はしゃぐ子供。
そんな彼らを乗せて、宇宙船は長い旅を始めた。
サイティーン
いくら禁止しても休み時間やときには授業中でも携帯電話を使い続ける子供たち。
学校側は妨害電波を発信して携帯電話の使用を不可能にする。はじめは不満そうに
していた子供たちだが、やがて慣れたのか不満を言わなくなる。
その頃から授業中に突然笑い出す子供が出てくる。携帯電話を使えないストレスだ
ろうか。また、携帯を禁止したために勉強に集中出来るようになったのか、子供た
ちの成績が上がってくる。
やがて、教師は子供たちのテストの答えに同じ間違いが多いことに気づく。カンニ
ングかと思い、テストの監視を厳しくしても怪しい行動は見られなかった。テスト
の平均点はどんどん上がり、やがて全員が百点を取るようになる。どんな抜き打ち
テストをしても、間違える子はひとりもいない。
読書感想文を書かせたとき、教師は愕然として事実を知る。全員がまったく同じ感
想文を提出したのだ。しかも、それは教師自身がその本に対して持っていた感想だ
った。
>>960 俺がその教師だったら子供たち100点取れないかもw
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/05(火) 12:11:37
>>958 いや教員なんか欲しがる企業は存在しないぞ。
あんな働かない生き物はおらんよw
>>960 タイトルと内容の関連が全くないような・・・・
サイキックティーンエイジャーだろ。
あー、なるほど!
なんか、このスレに出入りするようになってから、SFを読まなくなった。
そりゃーちょっと間違ってないかw
>>959 宇宙に出た瞬間、「天の光はすべて」それぞれ太陽であることを納得できない大人たちと
目をキラキラさせて無限の可能性に見入る子供たち(未来の星間植民者たち)
の間の世代差が露わになったりしてな。
いや、うちの母がマジで前者なもので……
知識としては受け入れてるらしいんだが、
どうしてもアレひとつひとつが太陽だってのが納得できないんですと。
>>968 まぁ、アポロ計画以前には、月のクレーターがどうやってできたのすら良く分かってなかったぐらいだからね。
その子供達も成人し、子を作りやがて老いてゆく。
爺「この、天に光る星は、全て恒星なんだよ」
孫「恒星は知ってるけど、テンってなに?」
宇宙船しか知らない子供達には天も地も存在しない。
次スレ立ては980ぐらい?990でもいい?
そして更に三十世代くらいすると、
「神は天と地と聖なる反応炉をお創りになり、我々選ばれし民を
ここに住まわせられました。…なんですか?星?宇宙?そんな悪魔の言葉に
耳を貸してはいけません!」
990でもいい気がする。そのへんで傑作がでない限りは。
>>972 そこで主人公はイワン・イワノヴィッチ・ゴラチンによく似た外見の
ミュータントと冒険をするわけだ。
975 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/07(木) 23:51:29
よい食事を
977 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/08(金) 13:43:09
ヴォネガットのスローターハウス#5。
牛を殺す話なんだろなぁ・・・。 ドキドキ・・・
よい食事を
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/09(土) 07:29:53
バラードの「ハイライズ」
なぜか読んだことない・・・。
内容も全くしらない。
だれか、どんな話かおせーて! 得ろい人。
さる国に伝わる最も高貴な食事・・・
それがハイライズ
国王に仕える僧侶達の内、最も徳を積んだ高僧のみが口にする食事・・・
それがハイライズ
国王直属の、とある生産者のみが唯一製造方法を知る神秘の食事・・・
それがハイライズ
高僧が三千年間生き続ける秘密を知る食事・・・
それがハイライズ
高僧が二日ハイライズを口にすることが出来なかったとき、宇宙の法則が変わるという・・・
ある日ハイライズの製造方法を知る唯一の生産者が行方不明になってしまう。
国王は軍に命じて生産者の行方を探させるが見つからない。
ハイライズのストックはあと一ヶ月。
かつて情報部員として活躍したものの、さる事件が元で今は退職し探偵となったバラード。
バラードが自分のオフィスで相変わらず開くことの無いドアを眺めていたその時、
今は軍の幹部となったかつての上司が彼のオフィスのドアを叩いた。
ハイライズ
突如ロンドンを襲った地震。その地震の後、ロンドンの地面が静かに隆起しはじめる。
同様に世界各地で都市の地面が隆起。一方地方は沈降する。
原因不明ながら、人口に応じて隆起が起こっているようだ。
隆起速度は勢いを増し、地球はハリネズミのような形になる。
このまま隆起が進めば、大都市は大気圏外に出てしまう。
大都市から小都市へと人々は移住を始める。
しかし、人口が増えると隆起速度が上昇する。
ハリネズミのような地球の上で、次々と移住を繰り返す人類。
「ハイライズ」
地表に幾筋もの深い亀裂が刻まれた惑星。
人々は谷底に都市を築き、決して陽の射さない黄昏の日々を送っていた。
あの高みに光溢れる世界がある…一万mの絶壁に挑んだ男たち。
登攀につれて隊員たちの意識に起こる変容、そして断崖の上で彼らを待つものとは。
984 :
◆GacHAPiUUE :2006/12/09(土) 12:14:09
「ハイライズ」
1995年に解散したパンクロックバンド、ザ・ブルーハーツの主要メンバーであった
甲本ヒロトと真島昌利を中心に結成された。ブルーハーツ解散後、ちょうどバンドを
組もうとしていた真島がブルーハーツ関係者であった大島と白井を誘い、
ボーカリストが見つからず、甲本を誘ったのがバンド結成の経緯である。
当初は主に学園祭を中心に活動していたが、シングル『ミサイルマン』で正式にデビュー。
ブルーハーツに比べ意味不明な歌詞や硬質のロックにファンは戸惑いを憶えたが、
活動を重ねるごとに人気を集めていった。
ブルーハーツとハイロウズの決定的な違いは、サウンドの厚さや歌詞である。
意味よりも強度を意識した歌詞が目立ち、サウンドはブルーハーツの時よりも厚みが増し、
テンポの速い曲が多くなった。具体的なメッセージを読み解きにくい歌詞、
厚みを増したサウンドのせいか、好き嫌いの分かれるところがある。
ファンの間では、メッセージを読み解きやすい歌詞の楽曲に人気が集まる傾向がある
(「千年メダル」、「青春」、「日曜日よりの使者」など)。
しかし一見でたらめな歌詞から意味を読み解こうとするファンも少なくはない。
それを言うなら曲名を使ってSF短編集をでっち上げてくれないと。
大体、SFじゃねーじゃんw
新アンバーシリーズ
きっと前シリーズと同じく、シリーズ前半の巻で世界設定を説明、
後半の巻で「実は全部ウソだったぴょーん」とやるのだろう。
重要な点は主人公がサレム(セーラムでは無いw)を吸うのかどうかだ。
翻訳されるのをかれこれ25年くらい待っているような気がするので内容を簡潔に想像
988 :
◆GacHAPiUUE :2006/12/09(土) 16:03:00
新アンバーシリーズ
最初のシリーズは、1968年に12編の大人向け連作童話の1編として、
PHPに掲載されました。現在のと違って、顔は普通の人間でしたが、
おなかの空いた子どもにアンバーを届けるというストーリーで、
自分を犠牲にしても正義を行うという基本的な精神は今と変わっていません。
新シリーズでもこの系統に従い、さらにキャラクターを一新してお届けします!
リチャード・ブレイド シリーズの未訳分
たぶん、既訳された分とそう内容は変わらないと思う
というより、ほとんど同じだろうw
偏頭痛持ちとしてはリチャード君の頭痛が直るのかどうかが気になる
新アンバー・シリーズ
星間警察のコードネーム「アンバー」という凄腕調査員の事件簿。
全ての調査をコンピュータへのアクセスだけで行う
究極の安楽椅子調査員って評判だった彼が、
実は人間じゃなくて、プログラムされた仮想生命って事が
暴かれて終わったってのが前シリーズ。
新シリーズでは、むしろアンバーを巡る社会的な動きに
重点が置かれると予測。
仮想生命に調査される人々の反発とか、
逆に、人間じゃないから錯誤を起こさないと信頼を寄せられるとか。
仮想生命差別に反対する団体が、
アンバーを担ぎ上げて運動起こそうとしたりとか。
そういう意味では、純粋にアンバーの切れ者ぶりを
楽しめた前シリーズよりは、面白くなくなるかも。
991 :
990:2006/12/09(土) 16:50:38
誤爆った
いや、誰もが新スレに慌しく移る中、いまこのスレの
>>1に乙すると言うのも
美しいかも知れん。
梅田地下オデッセイ
梅田地下で発見されたモノリス。それは人類にボケとツッコミを伝えるものであった。
発掘隊によって悠久の眠りから呼び覚まされたモノリス。
梅田に昇る朝日の光が射すとき、それは長い長い待機のときが終わったことを
知らせる喜びの声を上げた。
発掘隊員たちの耳をつんざくその叫び声は…「なんでやねーん!」
>>996 ビッグブラザーはボケ役かツッコミ役かどっちだ
ボケかな?
「腹へったー、めし喰うか…ってこれ梅ゼリーやないけ!
ええわ、ビールのも…ってこれも梅ゼリーかいな!」
銀河鉄道999
銀河鉄道の夜からガンダムまで999の作品の元ネタとなっている作品。
夜は千の目を持つ
人類は文明の発展と共に夜の闇を追い払って来た。
闇に棲むものたちは、徐々に文明から遠く離れた未開の地に追いやられ、
そこでも勢力を失いつつあった。
原子の力が地上の夜を皓々と輝く歓楽の光で包むと、
夜の眷属たちは地上から姿を消し、地獄の暗闇の中に帰って行った。
やがて幾千の年月が流れ、放射性重元素は崩壊し尽くし、
軽量元素は融合し尽くした。
夜が再びその勢力を取り戻し、
人類は暗闇に光る夜の眷属たちの目に怯える。
1001 :
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