妹が、SFを読みたいと言ってきます

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59名無しは無慈悲な夜の女王
病室にはハヤカワの苦しそうな吐息と心拍計の電子音だけが響いている。
ハヤカワの白い顔は時折苦しげに眉をゆがめるが、それ以外は至って静穏
なものだ。
とても、銀行がさじを投げたハヤカワには見えない。
なんで、俺じゃなくてハヤカワなんだ。まだ60周年じゃないか。あんまりだ。
「お兄ちゃん……」
いつもの祈りとも呪詛ともつかない思いが終わる前に、ハヤカワが静に口を
開いた。
「……なんだ?」
「わたし、SFを出したいよ。」
SFどころか、この1年新刊自体出せていないのに。
「SFか。……どんなのが出したいんだ?」
「うん。」
ちょっと考え込んだハヤカワは、儚げに笑ってこう答えた。





「……じゃあ、まずSFの定義からはじめようか」





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