今日読んだSF/FT/HRの感想 4冊目

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59ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
最近のSFヲタのレスを見ていると、失笑を禁じ得ないものがある。
ラノベ板とかと勘違いでもしているのだろうか。
ネットゆえ、はっきりと言わせて頂く、「君たちはドキュソ厨房だ!」と。

小松左京「虚無回廊T〜V」         7点
いまだ未完成ゆえ、7点と抑え目にジャッジしてみた。
本作を読破して疑問に思ったことがある。
「長さ2光年、直径1.2光年の、茶筒みたいな物体が、5.8光年先にキター!
キター!キター!………」と、ひたすら絶叫し続けるしか術を持たないアホなSFヲタ
(アキバの駅裏でウオークマンでシンディ・ローパー聴きながら、栗本薫を読んで喜んで
いるような典型的な奴である)に、果たして本作の本質が理解出来るのかと。
世紀末において、遂に「日本沈没」が予言の書となり得た今、
執筆時には絵空事と思われたAE(人工実在)同士のファーストコンタクトが絶対に実現し得ないと、誰が断言出来るのであろうか。
まず、この点につき、私はSFヲタ諸兄に深く問うことをしたい。
ただし、それぞれの作品の良し悪しは別としても、「日本アパッチ族」
「果てしなき流れの果に」等から、「日本沈没」を経て、「さよならジュピター」や
「首都消失」の時期に到るまで、小松長編がハードSFでありながらも共通に有していた、大衆エンタメ性(読み易さとストーリーの明解さ)が、本作では失われてしまい、
オタク化の傾向(わかる者・興味がある者のみをメーンな読者対象とする)を
辿っているようなのは、「SF」を愛する者のひとりとしては残念な感はある。
現在、私は本作のジュブナイル化に取り組んでいるところであるが、
小松御大(注 小松の親分さんではない(w )の了解が得られ次第、
当スレにおいてプロトタイプをお目にかけたいと考えている。
謹んで待て!