484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
ジャック・ヴァンス『復讐の序章』<魔王子 第一巻>
紛れもない傑作。これがあと四冊もあるなんて嬉し過ぎる。
簡単に説明すると。
五人の<魔王子>に村を皆殺しにされた主人公ガーセンの復讐行。
第一巻の標的は魔王子<災いの>マラゲート。
年齢がいってから皆殺しにされたのではなく
少年時代から祖父に復讐機械として育てられているので
そのへんのゆらぎが面白い。
女の子を見て顔を赤くしては「俺は小学生か!」と反省する復讐者にワロス
途中で、あれ?これひょっとして『星を継ぐもの』の元ネタ?みたいな部分もあったりして。
なんかこいつ途中から復讐どうでもよくなってないか?
という疑問を覆す最後の二行には震えましたよええ。
さて、第二巻を探す旅に出るとするか。
次なる標的は<殺戮機械>魔王子ココル・ヘックスだ!