今日読んだSF/FT/HRの感想 4冊目

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22ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
ロバート・リード「地球間ハイウェイ」      2点
科学性も乏しく、ファンタジーにもなり得ていない中途半端な糞作品であった。
そもそも、訳者伊藤典夫のあとがきを読むと、
「原著の刊行は1991年(中略)ぼくが読んだのは94年のことで、
当時の個人的評価はBプラス(中略)評価がBプラスと出た作品は、翻訳することもあり、
しないこともある。ティプトリーやコードウェイナー・スミスなら、評価などおかまいなしに訳すが、新しい作家を紹介するときには、やはりAぐらいは必要だ。」
この後、Aマイナス評価の作(続編の内容を確認するため翻訳は後回し)があるので、
併せて本書が翻訳されるに到った経緯が語られている。
つまり、悪しき抱き合わせ販売の代物なのである。
さらには、作者のプロファイルはと言うと、56年ネブラスカ州オマハ生まれ。
ネブラスカ・ウェスリアン大学(同州リンカーン)にて、生物学理学士号取得。
大学の実験室や地元の工場に勤務後、86年「未来の作家」コンテストで受賞、デビュー。
以後、9作の長編と多数の短編を発表。本書でイマジネール賞(仏)受賞。
現在、妻と娘と共にリンカーンに在住。
早い話が、学歴は地方の無名大学出の学士、ネビュラ、ヒューゴー、左京等の
メジャーなSFの賞には無縁な日曜作家並みの田舎のオヤジに過ぎないのである。
このような香具師にハードSFが書けるとでも言うのだろうか?
ネットゆえ、忌憚の無い意見を書いておく、こんなものを喜んで読むのは、
エレクト目当てのエロ好きなSFヲタだけだと。