要塞とその駐留機動艦隊同士で牽制し合えるから、膠着状態にしておけば、
補給線を経たれる危険度は低下する。勝ちに行かないなら負ける事も無い。
よって、一番厄介なヤンを、戦略的に殺せる。
その間に、双璧なり金髪当人なりが、普通に同盟領侵攻しても良かったの
では。
侵攻側の補給線を断つだけなら、主力でなく数百隻程度の小艦隊でも、不可能
ではないかも。
アッテンボローやグエン、或いはモートン、カールセンら、それにメルカッツ
の見せ場が来るかもしれん。
それに対して、ビッテンフェルトやアイゼナッハ辺りが、酔狂にも数百隻程度
の護衛部隊を率いて出撃。
>>621 ラインハルト自身が「ヤンと戦わせろ」な人なので、それは却下です。
それに、ケンプにとっては出世のチャンスなので、負けないだけの作戦は却下
です(あの時点でラグナロクの構想知らされてれば、「長期にわたってヤンを封じ
られるなら、出柄にはなるな」くらいは考えたかも)。
それ以前に、ラインハルト自身が「要塞ぶつけてちゃっちゃっと済ませよ」なので
時間が掛かった時点でケンプダメぽなんだが。
>>624 >ラインハルト自身が「ヤンと戦わせろ」な人なので、それは却下です
主語がどこに掛かるか不明だが、「ケンプ」なら、ヤンと戦ってる。
ラインハルトなら、そんなことに徹頭徹尾固執するなら自分でガイエス
ブルク要塞を率いていく。
>ケンプにとっては出世のチャンス
あの時彼は、一種の登用試験を受けていた。双璧と同格の上級の司令官として
戦略センスの有無を問われていたので、彼はそれを示すべきだった。
ガイエスブルク要塞の存在をを組みこんだ「ラグナロク」の構想を、自分で発
案し提示していたら、当然、極めて高く評価されたろう。
要塞の戦術的な使用と戦術的勝利に固執していたので、「それが限界か」と評
されたが、「イゼルローンとヤンを戦略的に殺す」のに何らかの手段で成功す
れば、それは立派に及第点。
>ラインハルト自身が「要塞ぶつけてちゃっちゃっと済ませよ」
「極端な話」と、金髪が自分で言っていた。
つまり、「目的はイゼルローンを無力化する事」と言いたい訳で、要塞ぶつける
のは、言うなれば物のたとえ。
それが最善手なら、色目に4巻で破壊前提の攻撃を行わせている。
要塞でなくとも、イゼルローンにダメージ与えられそうな大きさの小惑星をぶつければ事足りるな。
ワープで飛び越えるにしろ何にしろ、作者の都合により禁じ手になってるが。
300万人の非戦闘員も殺すのは、金髪帝国的には、極力やりたくはないだろ。
穿って考えると、当時の同盟政府は、そこまで狙って、将兵の家族の移住許可を
出したとか…。
>>626 >ワープで飛び越える
要塞表面に剥き出しのエンジンは立派に弱点だから、敵に認識されての長期に
わたっての運用は難しいのでは。
エル・ファシルなりウルヴァシーなりバーラトなりに首尾良く無事にたどり着
けたら良いが、それまでに、どこか戦略的に無意味で戦術的にも利用し辛いポ
イントで動けなくされたら勿体無い。
カプチェランカ辺りに置いておくと、そこの資源も確保できるし、
帝国側からの攻撃と呼応してイゼルローンを挟撃するのも、或いは
同盟領を脅かすのも自在だから、いい感じだったかも。
>>625 >戦略センスの有無を問われていたので、彼はそれを示すべきだった。
事前に行動計画とか出させないのかねぇ。
「ガイエで回廊まで行った後、要塞砲要塞砲を封じ、艦隊にて攻撃……」なんて
のを出したら、その時点で落第だろ。「卿は何もわかっておらん」とか怒鳴りつけそうだ。
そこからさらにプランを検討させれば、ケンプの頭でも要塞ぶつけや長期に封じこめ
案も出てきたかもな。
>>620 あの手の移動要塞は移動中が弱点だから、ガイエ要塞が攻めてくるのが事前にわかっていたら、
ガイエがイゼルローン回廊に突入するところを狙ってレーザー水爆なり機雷なりでめちゃめちゃに
狙い撃ちすれば、ガイエが大打撃を受けて作戦行動が不能になる可能性は大いにある。
ガイエがトールハンマー射程内で逆噴射してる内に先制攻撃してればキャゼルヌは神だったな。
なんでガイエスハーケン撃たれるまで悠長に眺めてたんだろうか。
>>632 逆噴射してるエンジンを破壊してしまったら、
ガイエが止まらなくなって、イゼルローンに突っ込んできそうw
>>632 アニメ準拠だけど
逆噴射するくらいまで近づいてる段階では「引力」で相手要塞に面してる側に流体金属が集中してて、
主砲はミュラー艦隊を裏側で迎撃してたんしてたんでしょ。
もしヤンがいれば、射程内に入った時点でまずエンジンを狙って破壊し、
ガイエが衝突できないようにしただろうねー。
>>631 >ガイエがイゼルローン回廊に突入するところを狙って
来る時間と通るルートがピンポイントで判れば可能。
よしんばガイエスブルク要塞がイゼルローン回廊の帝国側入り口で止まったって、
その状況でも、ヤン&イゼルローン要塞&駐留機動艦隊の牽制・足止めには使え
ないことはない。
そのまま付城として使えるな
>>634 近づいて来る段階からそれだと、ガイエを破壊するまでトールハンマー使えない事になるけど。
>>630 添削してやりながらじゃ、「登用試験」にはならないだろ。
>>639 でも予算、人員の確保とかあるから、形式的には、そういったものは必要だろう。
専制国家でも。
そこで意を汲めないとわかれば、落第にして別の誰かに任せるかすればいいんだし。
オーベルシュタインの意図としても、双璧の対抗馬を作ることなのだから、後のことまで
考えれば、対抗馬候補の能力を見極める必要もあるだろう。
実際にやらせてみて、「ダメでした」ではバカみたいだ(結果、大無駄に終わったし)。
>実際にやらせてみて、「ダメでした」ではバカみたいだ
おお、レンネンカンプ閣下・・・
>>640 >>641 実際、「みたい」じゃなくて、バカだったってことだ。
赤毛死後の金髪には、部下を消耗品と見なす悪癖が微妙に有るな。
まあ、ケンプもレンネンも、双璧への対抗意識で焦っていなければ、もっと
クールに振舞えたかもしれない。