1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
ルールは無用。奇スレ、変スレ、やれるものならやってみせ。
2 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 21:34:36
「ふむむっ、むはあっ」その人物は起き上がった。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 21:36:21
体が異様に柔らかい、
4 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 21:39:24
長いあいだ、量子マッサージチェアにかかっていたせいに違いない。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 22:57:43
エントロピック乗馬イオノスタティックフィールドは所期の効果を発揮していた。
6 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 23:04:28
美容と健康と長寿。それこそが人間の目的である。
7 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 23:24:15
おかげさまで今年で138歳になるがまだ20代の若い妖艶な肉体を保ちつづけている。
という自称しているクネクネの背後に
透明人間が近づいていた。
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 01:46:16
これにて一貫の終わりぃ
そして透明人間の背後に
クネクネの柔軟な身体の一部が
それでもなお生き続けるのだ!!と誓った。
結局ルールはどうなったのかと
今回は早くも駄スレになる臭いがするぜ
18 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 06:21:52
ルールなど無用!
今回は主人公が50人登場します。
20 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 07:15:35
途中で爆発炎上、空中分解必至だろうが
21 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 07:19:56
前スレ埋めたアホはクネクネなんだろうな
氏ね
今回は20のアナザーストーリーが同時に進行します。
バカ、ルールなんて作ったって誰も守る訳ないだろ
オレは主人公の一人、人間型人工知能ロボットだ。名前は
ホリエモソ。
27 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 10:31:19
ホリエモソは人間たちの意図を見透かすのを得意とする超高性能ロボット
すべて想定の範囲内
こんなこともあろうかと、
30 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 15:41:27
全てを破壊して無に帰した
たった一つ残されたのは、股間の
32 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 15:56:02
中華キャノンだけ。
(未使用)
34 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 17:34:29
宇宙の未使用
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 17:35:28
宇宙の糞スレ決定!
21世紀最大の発明は何か?その問いに私は迷わずこう答えた。
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 19:05:23
自動蟹剥き機だ!
そう。この優れものは全自動で蟹の殻と身を分けたのち、全てを破壊して無に帰してくれるのだ。
その後にすすり上げるチキンラーメンのなんと美味いことか。
そこに現れたのが第二の主人公、グリーンベレー出身の美人傭兵コマンダー天才料理人。その名も、
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:09:51
マンコ・カパッ!ク
彼(そう、男なのだ)と私はチキンラーメンを挟んで向き合っていた。先に私が口を開いた。
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:19:25
「あなた、あたしと人格交換しない?」
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:20:54
「宇宙は崩壊の危機が近づいている、なんとかしろ」
彼女を見守るのは、秘かに彼女に思いを寄せる第三の主人公。
北朝鮮の極秘軍事研究施設から脱走し、脱北、日本へ密入国した超能力朝鮮人だ。その名も
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:21:58
マンコ・カパッ!ク
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:22:18
チョン・セン・ジン
金正男(キム・マサオ)
49 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:24:11
宇宙崩壊装置が動いているのだ。このままでは宇宙は4時間後に崩壊する。
彼には恐るべき超能力があった
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:25:23
俺は思わず呟いた。「ああ、ほうかい」
男の名はマンコ・カパッ!ク・チョン・セン・ジン・キム・マサオ。
略して人は彼をマンチキンと呼ぶ。
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:29:44
「こうなっりゃ時間遡行するしかないな、エイヤットー!アラエッサッサ〜」
そこで俺はマンチキンと人格を交換することにした。こうすれば駄洒落を言ったのは俺ではなく奴ということになるからだ。
55 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:34:14
近所のタバコ屋の二階が時間遡行局になっており常時200人の局員が働いてている。
56 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:41:49
なぜか時間遡行のためには書類に300人分の署名が必要だ。
さらに三階には24時間営業のサウナがあり5万人を収納可能だ。
58 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 20:56:18
そのうえ4階には「泡姫が客と個人的恋愛感情の末にある種の行為に及ぶ」お風呂があり、10万人のキャパシティを誇っている。
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 21:19:21
そして5階には普通の事務所があった
そこで俺は三階に向かい、「サウナ・ギャラクシー浅草24会館」と書かれたドアを開けると
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 21:26:42
12階と14階のあいだには、存在しないはずの13階があり
そこで時間遡行曲局長と銀河連邦最高会議議長が四次元オイチョカブをしていた。
63 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 21:29:20
ところで、このスレにマジで入れ込んでいるヤシの数は
一方太平洋では太古に墜落した巨大宇宙船がひきあげられていた。その全長はなんと
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 21:44:20
4000キロメートルに及び、二つの大陸を分断し、赤道に沿って地球を一周していた。
66 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 21:48:55
そうした暢気なことをやってる間にも、刻々と宇宙の滅亡は近づいてた。
だが俺は思った「時間が遡行できるなら、いつか来る滅亡なんてどうでもいいんじゃね?」と。
巨大宇宙船内にはトイレが1つもなかった。その代わり食堂は50億あった。
50億のうち49億は中華料理店か焼き肉屋で、客が日本人とわかるとコックがツバや疸をいれてくれるサービス付きだ。
70 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 22:27:31
そして残りの1億は全てマックだった。地獄。まさに地獄。
そんななかにもただ一つ光明があった
スペース・アンカレッジ宇宙港から直輸入された「ぶっ掛けけつねうろん」である。
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 22:49:04
銀河中のカンサイ人がけつねうろんを求めて終結し始めていた。連中は立ち食いのプロだ。事態は風雲急を告げていた。
しかも使用している「お揚げ」は、ソイレント社の新製品で美味らしい。
75 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 23:31:17
「うろんくたいなーーーはらへった」わしはそう思った。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/15(日) 23:45:57
「自慢するわけではないが、あえて言わせてもらうなら、私の目は整形で二重にしたのだ整形はいいぞ〜」と大統領は言った。
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 00:23:15
そこで1/8計画の発動が許可された。人類を1/8に縮小し別次元へ転送するのである。
これが技術の限界だ別次元で展開すると64倍の体積になってしまう。
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 01:32:55
「別に64倍でも100倍でもいいですよ私には関係アリマセン」猿のヘッドぱっかり、スプーンでむしゃむしゃ。
そんな猿食いに怒ったのが第四の主人公猿人ゴリ男(ごりお)である。人類に対し反乱を起こした。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 05:28:02
こうして猿軍団対人間の戦争が始まったのだ。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 05:42:12
そして両陣営共倒れで全て滅びてしまった
83 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 05:45:44
その瞬間認識者を失った宇宙は虚無へと還元してしまい、永劫の闇が訪れた
84 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 05:49:27
一行リレー小説第八幕
ー完ー
第9幕
ボクは新造人間。名前はまだない。新主人公サ。みんなヨロピクね!
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 06:38:06
というわけで、ボクの名前は「華奢ーン」にケテーイ
87 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 06:38:49
第9幕
ー完ー
だがまだ第9幕は死んでいなかった!
89 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 06:55:14
第8幕も死んでるわきゃないんだけど
第10幕
オレはNY市警の刑事。今はとある事件の連続猟奇殺人犯を追っている。その事件とは
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 07:39:18
だからこのスレは第8幕だって
と主張する、奇妙な男からの電話で始まった。
その完とかいうの止めようぜ。
その声が永劫の闇に光をもたらした。新たな認識者が誕生したのだ。
95 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 11:36:04
認識は姿を変えて緑色のかえるになった。「ゲロゲロ」宇宙にかえるの声がこだました。
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 11:49:17
「わかった!犯人はおたまじゃくしだ!!」こうしてオレの名推理により事件は幕を閉じた。
第10幕 FIN
うねる風、くだける荒波、まぶしすぎる太陽、そして第11幕の始まり。
悪の巨大ソフトメーカが、次世代ゲーム機を発表した。
多機能性でフレンドリーなデザイン。しかし、そのゲーム機には恐ろしい秘密が
それはゲームをしているうちに老若男女問わずムチムチセクシーギャルになってしまう視聴覚人体改造機能だ。
なんと不埒なことを。 法皇庁の情報網も、この陰謀をキャッチしていた。
しかし、この陰謀を明らかにするため派遣された法皇庁の諜報員たちは、みんなムチ無知ギャルになって帰ってくるので、役に立たないのであった。
このまま人類は巨大ソフトメーカーに支配されてしまうのか。
「猊下、私には一つ疑問があります。首謀者はこの陰謀からどのような利益を得るのでしょうか?」
法皇は答えた「わからない、しかし考えてみれば神に仇なす者の考えが我々に理解できるだろうか?」
人類のムチムチギャル比率は80%を越えていた。
街中がセクシーギャルで溢れかえり、性欲をもてあました者達の間で同性愛が広がっていった。
ちょうどそのころ外宇宙の探査に行っていたヘストン中佐が宇宙から帰還した。だが、もう地球にはムチムチギャルしかいなかったので中佐は地球最後の男となった。
めでたし、めでたし。
110 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 18:47:16
第11幕
ー完ー
静かな草原、暖かい陽射し、さえずる鳥たち、そして第12幕の始まり。
「平和だねぇ・・・」 愛車のフィアットの屋根にもたれて俺はひとりごちた。するとその時
113 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 19:35:17
布団がふっ飛んだ
第12幕
ー完ー
114 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 19:53:23
第13幕
一行リレー小説スレの興亡
その序章
最近、アキトはこの世界が急速に崩壊をくりかえしているような予兆を感じていた。
アキト「というかSFって何だよ。」
「この状況下でそのような質問にお答えするのは困難ですね」 副官は前方のスクリーンに目を据えたまま言った。しかし彼女は
サイバー・セックス・フレンド
レオノフ「SFはスピードファイブの略だ」
キヨタ「おいおいレオノフ、僕はすっぱいフルーツだと教わったぜ」
パブロフ「いやいや、スッゴイフルチンのはずだ」
レオノフ「そしてスピードフォーの略でもある」
123 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/16(月) 23:19:59
第13幕はこの私、主人公ことサトル藤田が「SFとはなんぞや」という哲学的問いの
答えを求めて現象世界を旅する物語である。
サトル藤田「SFとはサイファイ・フィクションの略だと一般には思われている。
ならばサイファイとは何だ?」
ミギー袴田「プッチンプリンの折るところだ」
ハルカ高千穂「カードキャプター。これこそSFを体現する作品であることは、
星雲賞をとったことからも明らかだ。さくらタンこそがSF,SFこそさくらタンだ。」
こうしてSF=さくらFUCKERという真実が明らかになったのである。
「SFとは、サイファイとは…スッゴイフルチンがさくらファックであったのか」サトル藤田は崩壊した。
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/17(火) 01:14:58
序章 完
引き続き第一章〜
サトル藤田
「SFとはそもそも人間の科学への憧れを形にしたものであったはず。
つまり意志をもったダッチワイフさくらタンこそがSFの到達点だというのか!?。」
ハルカ高千穂「うん」
第一章 70年代SFの発展 〜セクサロイドを夢見た男達〜
第二章 80年代SFの発見 〜サイバーパンクでさくらパンパン〜
「それは違う、ダッチワイフは男のちょうど良い大きさの穴に対する憧れの象徴だ。」
ト主張スル男達丿群ガ、一隻ノ船二乗セラレタ
サウス・ポール3号。通称、阿呆船
レオノフはサウスポール3号を115mm重火砲で砲撃していた。
そして沈んだ。
しょせん、レオノフの敵ではなかった。
139 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/17(火) 16:22:00
第ニ章
ー完ー
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/17(火) 16:22:33
引き続き第三章
「250レス毎に小説を区切る、という話はどうなったのかね?」みのり川教授が尋ねた。
「まっていました教授。それについては白熱しなかった議論の記録が「SF板の荒らし今昔」スレに残されています。714あたりですね」
「おお、そうだったのか。実に残念なことだ」みのり川教授はがっかりしてそう言い、部屋に戻ってひそかに落涙した。
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/17(火) 19:18:19
みのり川教授は姿を消した。
fin
第四章は大長編になる予定だった。
が、書かれることはなかった。
第5章 90年代SFの停滞 〜ラノベSFの席巻〜
九十年代の最大の傑作はマンガの銃夢か寄生獣だと思われ。
ラノベSFに絶対必要な条件、それは若くかわいいヒロインである。これがないラノベSFはいまだかつて一つも存在しないのだ。
戦争が演じた神々たちの反作用の話は好きだったなと思い出し。
そこで新主人公‥青い髪をしたアーヴの王女、ラフィール久本が登場である。
久本雅美とラフィールを足して割ったような愛らしい顔立ちの少女であった。
ラフィール久本は人類すべてを武力で制圧すべく宇宙艦隊の進軍を命じた。
キヨタはサイキック能力を持つミュータント部隊の一員として宇宙艦隊に立ち向かうことになった。
パブロフとレオノフはテレパスの兄弟。キヨタとともに宇宙艦隊を迎え撃つために
宇宙人になった。
パブロフとレオノフは宇宙艦隊に秘かに侵入し、破壊工作を行っていた。
しかし、ラフィール久本の懐刀として、宇宙艦隊に配属されていた、ミュータント部隊の裏切り者、サトル藤田がパブロフとレオノフのテレパシー通信を傍受していたのだ。
サトル藤田は思った。テレフォンHやチャットHがあるならテレパシーHがあってもいいのではないか、と。
サトルはそんなSFが昔あったような気がするが思い出せなかった。
「いや、そんな妄想をしてる場合ではないな…パブロフ兄弟がいるということはキヨタが来るということか」サトルはラフィール久本に報告しようとしたが
そこに森岡浩之が現れた。「星界はラノベじゃないよ」
サトル「でもラノベこそが90年代以降の日本SF界を支えてきたことは、認めざるをえない事実だ。」
めんどくさいので、サトルは森岡浩之を射殺した。
俺もめんどくさいので、サトルを射殺した。
おかげでパブロフ兄弟は宇宙戦艦の動力炉に爆弾をしかけることに成功した。
ドカーーン!! 第13幕第5章 完
第6章 21世紀SFのさらなる停滞
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 18:41:50
すべてのSFは巨大な宇宙船に積み込まれ銀河中心へ向かう旅に送り出された。
銀河中心には巨大なブラックホールが群れをなしていて、時空が不安定だった。
ちょっかい出して帰ってきた奴はいないらしい。怖いので俺は寝ることにした。
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 20:01:14
SFを満載した宇宙船は、はるか過去へと送り出されてしまった。
まだ地球が誕生する前の太陽系にすべてのSFが流れ着いていた。
サトル藤田とミギー袴田が太陽系の惑星をつくり、パブロフとレオノフが地球に派遣された。
原始の地球でおかしな行動をとれば、未来が変わり、未来の地球が危険にさらされるであろう。
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 21:11:07
あろうことかレオノフは、SFを読み、すっかりSFファンになってしまった。
飯島愛著「セックスフレンド」略してSF
「俺もセックスフレンドが欲しい・・・」レオノフはいつからそれを渇望するようになっていた。
そこでミギー袴田はレオノフのためにラフィール久本を生み出し、地球に降臨させた。パブロフは愕然とした。
レオノフが読んだのは「セックスフレンド」だった。
ところで地球は立方体だった。 辺12本、頂点8個。向かい合う面は平行で、隣り合う面は垂直に交わっていた。
この正六面体サイコロ・地球は、各面ごとに分割統治されていた。
6つの面には、1〜6個の黒点があった。極に位置する1個の点だけは赤く輝いていた。
立方体・8面体・16面体・・・と分裂を繰り返すうちに丸くなったののサ
しかし月は、正三角錐のままだった。この四面体の天体は辺6本、頂点4つからなり、全ての面が三角形で出来ていた。
地球にこの星売りますも看板が立った。
地表の七割りが海で、大陸のほとんどはペンピン草の生える空き地で、なぜか土管が放置されていた。
パブロフはある重要なことに気づいた。「5章で死んだはずのサトル藤田が復活している!」
そんな事を思いながら、パブロフが空を見上げているとロケットが飛んできて着陸すると、ネクタイをしめた男が降りてきた。
男はパブロフと握手すると微笑み、キュウブ状のものを地面に置いた。
キュウブは大地を噛み自己複製して、みるみる工場を形づくっていった。 「あのうコレは?」とパブロフは尋ねた。
「セフレ工場です」と、男は答えた。
パブロフの疑問を先まわりするように男は話した。「メイドイン地球のマークが必要なのです。なぜでしょうね。故郷の大地から贈られるセフレが流行るという予言があったものですから」
なめかしいが性別はハッキリしない人形めいたセフレ達は生れる同時に自らロケットへと乗り込んでいった。ちょうど1000人のセフレを作ったところで工場は止まった。
セフレたちはみんな超能力をもっていた。
男は一体のセフレをパブロフに贈ることにした。「エディション・ナンバー1000です。プレミアがつくかもしれなんせんよ」そう言って、ロケットのハッチを閉めた。
残りの999体はレオノフに贈られた。
パブロフは、遠ざかるロケットを薄暮の空に見送った。隣を見ると確かに一人のセフレがいた。
ロケットをみすみす見逃すパブロフではなかったので、重粒子砲をぶっぱなしてロケットを撃墜した。
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 00:25:35
「ふん、その程度か。そろそろ覚悟を決めてストーリーに収拾を持たせた方がいいかな。」俺は楽観して呟いた。
「さすがは我が片腕、あいかわらず情け容赦ないなパブロフ」いつの間にかキヨタが現れた。「ところでレオノフはどこだ?お前らに新しい任務を持ってきたのだが」
第6章は銀河中心に送られたSFが実はセックスフレンドだったという洗練されたストーリーである。
しかし、この流れにうんざりしてまともな書き手は既に去った後だった。
しかたないが、新しい任務が始まるのである。
こうして人類はセフレから生まれ増えていき、繁栄したのだというのが、人類の現在であるということが明らかになったのだ。
第13幕 SF人類誕生編 完
第十四幕
205 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 02:10:12
「はっ。すべては夢だったのか。夢でござったのか。しかしここはどこじゃ。」
「ここか。ここは時空反転丸の厠にござる、ほうれ、あれに見えるがヨドバシカメラ」
「ここは第14幕と15幕の狭間‥時空のねじれ。」
「ここはどこでもないところ。過去でもあり未来でもある」
「ここは北朝鮮と南朝鮮の狭間。人は38度線と呼ぶわ。」
210 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 02:16:19
何が忙しいってこの中で田植えをすることさ。食糧自給率は目標85パーセント
211 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 02:16:56
「ここはSF、ファンタジー、ホラー板。そしてあなたは肩身の狭いホラー好き。」
人間てさ、結局さびしいもんなんだよね。
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 02:18:22
意味のない言葉の羅列が脳裏を掠めた。今度が本当の目覚めの時らしい。
第15幕 朝鮮2025
ここは朝鮮半島。2025年。
僕は朝鮮系の帰化日本人2世。自分のルーツを求めて北朝鮮に旅にきたんだ。名前は
ヨン・サンシーゴ。
217 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 03:48:12
あのさ、もうついていけんので、しばらく離れる事にしたんだわ
後よろしくお願いいたします
父に別れを告げ、万景峰号に乗り込んだ僕は
平壌の街角にたっていた。2025年の平壌は、いたるところに巨大な金正日の立体映像が立っていた。
ここに自分の本当の母親が住んでいるという。
とはいっても物心がつく前に生き別れた母のこと。3D写真もビデオデータも残っちゃいない。
第15幕
完
「お前の母さんは喜び組の一人でな、将軍様の寵愛を受けていた‥お前の本当の父は‥グハッ!!」と、
突如血を吐いて死んだ父のことが思い出された。
そういえば生前の父は「お前の母さんはラチされてきたんだ」が口癖だったなぁ…
朝鮮半島が火星人に侵略され、火の海と化していた。
226 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 16:15:56
´ ヾ
゛ (⌒) ヽ
((、´゛))
|||||
||||||| ドッカーン!!
/ | ∠|
(゜\./,_ ┴./゜ノ(
\ \iii'/ /,!||!ヽ
ファビョ━━ /V,,ニ..,ニ、、 ノ( \━━━ン!!!!
\ヽY~~/~y} `/~,/
| ,k.,.,!,.,.,r| ,! < アイゴォーこれは全て日帝の仕業に違いないニダ!!
/ <ニニニ'ノ \ < 謝罪と賠償要求するニダ!!
もちろん、火星人の背後には日本の姿があった。
火星に帝国主義を賛美するアニメを輸出していたのだ
火野本ごんすけは火星を傀儡して、もはや王の気分であった。
第16幕 「ジャスティン、荒野に散る」
ジャスティンは今日も憂鬱な日々を過ごしていた。そんなある日
第16幕 完
第17幕 第二次宇宙戦争
もっちゃん「俺が打とう、お前の金で」
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 20:41:55
カゼをひいて火星人は全滅したが、次に襲ってきた木星人は寒冷地の生まれなのでカゼには抵抗力があったのだった。
(ちなみに風邪の原因は細菌であって気温は関係ない訳だがそれはさておき)
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 21:08:09
木星人は、地球の気温に耐え切れず煮詰ってしまい、地球侵略は失敗した。
しょうがないね
238 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 21:11:47
「地球侵略は、みずからの失政を糊塗するために現政権がはじめた責任転嫁にほかならない。」木星統一議会では地球侵略の責任を問う声が高まっていた。
俺は狼狽し、占星術師に相談した。地球侵略も九星占いに従い行った訳だが、何が間違っていたのだろう。
240 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 21:22:14
「余は、現政権を無能とみなし、罷免するものとする」木星王のおごそかな声が木星議事堂に響きわたった。
あっそ、と思った。もともと権力に執着していた訳じゃない俺は、これ幸いと王宮を出ることにした。
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 21:41:23
「ところで、メンツを潰された我々としては、地球をこのままにしておくわけにはいかない。余は、我がしもべを懲罰のため地球へ送るものとする。」恐るべき木星王の使者が地球を襲うこととなった。
身長12センチ、体重5グラム、恐るべき使者である。
244 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 22:33:02
まず使者は線路に自転車を置いてみた。
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 22:37:14
「警告!警告!あまりな危険行為は排除の対象となります!」AIの音声警告が鳴り響いた。
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 22:50:58
使者は価格ドットコムにサイバーアタックを仕掛けた
それが決め手となり、使者は逮捕され、世界は平和を取り戻したのだった。
第十七幕 ENDE
第18幕 某国のイージス 〜ファビョンウイルス蔓延〜
私は海自イージス艦≪いそかぜ≫先任伍長。
亡国工作員により艦内にファビョンウイルスなる新兵器が秘かに持ち込まれていたのだった。
しかし、亡国工作員の国、およびその隣国の人間全員がすでに、生まれながらのファビョンウィルスキャリアーであるのは公然の秘密だ。
辺真一(ピョンジンイル)は思った。「私はイージス艦に乗り組み員として乗り組んだ某国の工作員。
イージスの弾頭にファビョンウィルスを詰めて東京に向けて発射してやるのだ。」
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 06:01:05
かくしてファビョンウィルスを満載したミサイルはイージスを飛び立ち、朝鮮総連本部を直撃した!
建物内にウイルスが充満した。
人類は滅亡した。
おわり
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 09:43:43
第19幕
終わりにするのは別にかまわないが、終わりにするレスって どうしていっつもいっつも
「〜〜は死んだ」とか「人類は絶滅した」とかばっかりなんだろうな。(w) の巻
257 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 10:27:20
ヒント:夢落ち
258 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 14:13:49
ふとデューク綾小路は我に帰った「なんだ、夢か・・・・・・・」
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 14:14:58
そう夢だったのです、いままでのことは全部夢。
完とかいう糞レスの蔓延のせいでこのスレは凄まじくつまらなくなったな
実はまだ第8幕だった。そう、すべてはまやかしだったのだ。
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 21:21:28
誰も8幕を覚えていない。すべてとはすべてであり、つまりすべてはまやかしである。
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 21:23:17
このスレに面白いことを期待しているのだとすれば、それは幻想である。
264 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/20(金) 21:35:19
アダルトの魅力…、アダム・ワンのぼんやりとした意識の中にそんな言葉が浮かんだ。
アダム・ワンは急速に崩壊をくりかえすこの世界の中から真の第8幕を探すために、次元の移動をくりかえしていた。
アダム・ワン。彼は神を模したといわれる原初の人間『アダム・カドモン』を目指して造り出された人造人間である。
この無数の平行宇宙のどこかに終わることのなかった第8幕があるはず、そこに帰らなければ。
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 00:34:44
和田教授は思案を巡らせた。
和田「いや、違う。過去にこだわるよりも未来にむかって、第20幕を始めるべきなのだ。」
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 02:46:19
だが第20幕はMIBの手によって闇に葬られた。次レスより第21幕「人類の終りの始まり」スタート。
271 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 02:49:04
人類の終わりと共に始まった新たなる蟻人間の時代はたった100年で終った。第20幕「完」
ボクはエスノエフミ。第三女子学園惑星ミニトーキョー市街区に住む中等部の1年生です。女子学園惑星は全寮制なので、今五月病というか、ちょっとホームシックにかかってる感じ。
実はボクは男子なのだ。女子ばかりのこの惑星に女性化薬を使って一時的に女性になり、潜入したというわけ。
あんまりホームシクがつらいので退学しておうちに帰りました。(完
第23幕「八次元の怪物」の開幕。乞うご期待。
今、学生寮では下着が次々と盗まれるという事件が起きていた。
277 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 03:26:49
それもなぜか青い下着ばかりが被害にあっていた。
退学したボクは、「逃げた」と思われ、下着ドロの疑いをかけられてしまった。汚名を返上するためボクは学園に戻ることにした。
それは青い可視光線に、より強く反応する視覚の持ち主、アオイノスキー星域から来たポッタ人の仕業ではないかと疑われた事件であった。
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 03:46:47
「ボクは女性の下着はちゃんとブルセラショップで買っていた!それなのに泥棒なんて酷いいいがかりだ!!
誰かがボクの人格を貶めようとしているに違いない!!」
学園は全寮制で教職員も全員職員寮住まい、完全に封鎖されていて脱走しようとすると射殺される。つまり犯人は学内の中の誰かにちがいない。
そんなおり人気のない廊下で、一枚の絵画の前で佇むポッタ人を発見した。別名「蒼い淑女」とも呼ばれる肖像画の前で、彼は
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 11:54:19
彼は目を潤ませながら絵に見入っていた、ボクは声を掛けることにした。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 12:05:13
「一行リレー小説なのになんで二行、三行で書いてるんだyo。」とボクは言った
ポッタ人は名を「ぽん太」というらしく大東亜戦争当時は狸の置物に化けて過ごしていたらしい。
「そうか、そうだったのか。ブルセラショップに下着を売って家族を支えていたのか」
ボクは自分の下着をその場で脱いでぽん太に渡そうとした。ぽん太はいらないと
首を横に振った。
完
第24幕「宇宙人類の逆襲」
宇宙人類は、かなり気分を害していた。そこであまり面白くもない、オメガ地点振動集積・ブイブイ兵器・実験をここで試してみることにした。
宇宙人類Aは言った「良いかね。ゆうまでもなく人類は知能を高めさらに知識を蓄積し、どんどん賢くなる。その到達点がオメガ・ポイントだ」
宇宙人類Bは言った「そうで、それで、真理を追及し賢くなる一方の人類はオメガ・ポイントに到達できるのでしょうか」
宇宙人類Aは言った「ああ。俗な考えはやめたまえ。それは自分の尻を噛もうとする子の犬のような考えだ。そうではないオメガ・ポイントが宇宙を創世したのだ」
宇宙人類B「はぁ。よく分かりませんが。宇宙も我々も過去から未来へ移りゆくものではないと?」
宇宙人類Aは答えた「まあ、何か期待してくれたなら、なんでも良い。どうせ、すぐに台無しにされる話だ。そろそろ爆発するよ」
宇宙人類B「そんな、投げやりな」「なにが投げやりだ、今のような状況では、これが一番ふさわしい爆発じゃわい」へろへろ
☆
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(⌒ ⌒ヽ /
\ (´⌒ ⌒ ⌒ヾ /
('⌒ ; ⌒ ::⌒ )
(´ B O O M ! :::) /
─ .:(´⌒;: :: `) :; ) ::.. . ─
宇宙は消えてなくなった。
END
爆風はENDマークを越え、竜巻を作った。
消えた宇宙を求めるように竜巻は旋回を続け、なぜだかそこにあった廃品置き場を通り過ぎた。
恐るべき偶然が重なり、巻き上げられたジャンク品が、宇宙船エンターパラダイス号を組立た。
「OK。流れを遡る。このゴミ置き場にサヨナラを告げ、赤方偏移する宇宙への帰還を果たすのだ」
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/21(土) 16:56:53
ヽ(゚∀゚)/イチ マン ネン トニ セン ネン マエ カラ アッイッシッテッルゥ〜〜=3
そして皆死んだ。
END
すべての生命の息絶えた宇宙空間に、無軌道に流されつづけるひとつのカプセルがあった。
中には何も無かった
このカプセルがかつて人類の存亡を左右した重要な物体だったとは誰も知るよしがなかった。
…その宇宙を観測している我輩は「ああ。また失敗したよ。『誰でもできる天地創造キット』看板に偽りだらけだな」はふーんと溜め息。
そこでミニ四駆キットを買った。
第25幕 爆走兄弟冷越豪
「いけサイエンスフォーミュラー!」「負けるかファンタジーソニック!」公園に少年の声が響く。
噂のミニ四駆兄弟、冷越豪と一堂零だ。
305 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 07:41:02
そこへ現れた深井零「オレのミニ四駆、スーパーシルフと勝負しろ!!」
スーパーシルフに積まれた戦闘知性体は、兄弟のミニ四駆のそれをはるかに凌駕する。
審判「ちょっとその改造はルール違反じゃないの?ちょっと貸しなさい。」
戦闘知性体のIQは8700億あった。
309 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 15:40:41
俺たちの旅は、まだ始まったばかりだ。
END
第26幕 サザエ、宇宙へ
マスオ「・・・サザエ、サザエ、聞こえるか?この言葉を、俺の最期の言葉とする」
312 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 19:50:12
マスオ「お義父さんの横暴にはもうこりごりだ、僕は磯野家をでることにする。」
サザエ「じゃあ私はカツヲを頼って、火星へいくわ。さいなら」
------- END -------
314 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 19:59:54
第27幕
「聖徳太子の寄生体X」
聖徳太子が歩いていると巨大な円盤が上空にやってきました。
316 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 20:08:30
そして聖徳太子は死んでしまったとさ。
おしまい。
317 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 21:30:56
「こっこれは空蝉の術。」円盤から降り立った宇宙人は衣冠束帯をまとった丸太を見て愕然とした。
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/22(日) 21:33:14
聖徳太子も、宇宙人も、千億の夜をめぐって争うシッタータとイエスの戦いの脇役でしかなかった。
戦いの主役を自称するオシャカマンとイエスナザレーが出現したので、聖徳太子は鉄拳制裁で〆てしまった。
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 01:38:13
そして聖徳太子は死んでしまったとさ。
おしまい。
321 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 01:56:26
解説しよう! 『おしまい』とは、『美味しいシュウマイ』の略語だったのだ!
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 03:29:57
それから3日後・・
第28幕
「細木数子の量子力学」
324 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 05:37:37
第29幕
美智子との遭遇
三十一幕
現スレは、いままでの、一行リレースレの、中で、一番、面白い
第32幕
同意
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 05:59:14
第33幕
ぶっちゃけこのスレ二人しかいねえ上自演しすぎだろ
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 09:00:05
第34幕
あーあいっちゃった
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 09:36:47
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 09:50:12
第36幕
わたしはだあれ
終わったな。いろんな意味で。
ひとことも語られることのなかった第22幕と第30幕には封印された恐るべき物語が隠されていた。
333 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 12:18:35
デューク綾小路は大あくびをした。
デューク綾小路[あーおもすれー」
335 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 15:00:01
ルールなど必要無い、芸術とはカオスなのだ。
336 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 15:34:48
(,ε,)うーん、おっぱいボインボイン
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 17:01:42
つまんねー糞スレ
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 21:01:34
第37幕
糞スレのかなたに愛をさけぶけだものはアイボの夢を見る
339 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 21:04:34
人格障害と透視能力を持つ私立探偵の俺は、昔なじみの政府高官から奇妙な依頼を受けた。
書類封筒を差し出しながら、その男は言った。
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 21:56:35
「この書類を透視してくれたまえ。」
342 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 22:26:18
その茶封筒の口には厳重な「検印」が押され、「部外秘」の朱印が厳かに印されていた。
訝しげな俺の視線を受けたその男は続けた。
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 23:28:43
「このお話はここでおしまいだよ」男はそう締めくくった。
完
345 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/23(月) 23:30:18
第三十八幕
「地底世界の火星人」
19世紀に世界を襲った火星人は地底に逃れ、細菌を克服しようとしていた。彼らは地球征服の野望を捨ててはいない。
続発する怪事件、それを追う名探偵ホームズ。
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 00:42:59
火星人の正体はモリアーティ教授でした。 第38幕おわり。
348 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 00:49:08
第39幕「恐怖の金星超特急」
金星まで宇宙レールが敷かれた。車両は日本のJRが開発した金星までノンストップ3時間だ。
あまりにも早いので乗客は恐怖で小便を漏らすほどであった。
金星まで直線なので脱線しませんとはJR広報担当者の話。
終わり
時節柄やばいネタではあるが、ビーナス急行の1等客席に乗る休暇中の
日本軍マイク・ミズノ大将は同席していたポアロ8世と談笑していた。
突然マイク・ミズノがポアロに襲いかかった。ズボンとパンツを一気にひきずり降ろす
ポアロ「いやァッ!や、やめてッミズノさん!恥ずかしい!も、もうダメでちゃうぅ〜〜あアアあァァア!!!!!!」
第39幕 END
353 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 02:17:53
第40幕 「人類のアメリカ発見はなかたろう論」
コロンブスは詐欺師だった。実はアメリカという国があると我々はずっと騙されている。
====完====
第41幕
マイク・ミズノとポアロの愛日記
性格も体の相性もバッチリとわかったミズノとポアロは二人でコンビを結成、次々と事件を解決してゆく。
二人の前に少年探偵江戸川コナンが現れた。
江戸川コナン「カラダは子供!ココロは大人!」
コナン少年の若くハリのある肌、カモシカのような肢体に、ミズノは目を奪われた。
359 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 14:23:31
そんなミズノを嫉妬の目でみつめるポアロ。そんなポアロに気づき、鼻で嗤うコナン。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 17:27:56
しかし、SFでないことが災いし、特別なことはなかった。
−−−−おしまい−−−−
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 17:30:13
第42幕
「悪夢の平行世界の人工生命鯛」
第43幕〜第98幕
休幕
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 18:28:16
浜田はのんびりと浜辺を散歩していた。
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 18:51:22
「ああそれね、昨日上がった奴だよ」半分化石化したイチローが打ち揚げられていた。
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 19:01:50
往年の野球選手の無残な成れの果てだ。
366 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:14:38
「海から化石があがるのはおかしい。」コナンはレンズを輝かせた。
367 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:16:58
そこは1行リレー小説が第3幕442レスで挫折した、平行世界だった。
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:21:16
コナンは海辺をくまなく調べてみた。すると、そこには
369 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:22:54
知性化フナムシのフナムシ帝国があった。
370 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:35:32
コナンはそれに気付かずに通り過ぎた。コナンの観察力といえども限界があるのだ。
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:56:14
「ははっ、わかりました。最初にイチローの化石と書いてあったので我々はそれを信じ込んでしまった。本当はサイゴーさんの銅像だったのです。」
>>全面解決<<
372 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 20:58:23
第43幕
黄金仮面の謎
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 21:13:49
田中は黄金の仮面を発見した。
375 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 21:27:25
スネーク田中はその仮面をかぶってみた、すると・・・・・・
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 21:29:59
ボンブソン西村に変身した。
377 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/24(火) 22:27:35
あまりの寒い展開に、宇宙は凍りついた。
そして世界は崩壊した
終
379 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 01:52:50
第44幕
「宇宙の幕の内弁当」
「弁当〜。弁当はいかがですか。火星蛸の天ぷら入りのおいしい弁当はいかがですか〜」
第56幕
アドミラル56物語 第一話 撃沈
第57幕 57ン(コナン)・ザ・グレート
第59幕
さすが5ッ9だ。なんともないぜ。
題六十幕 知性化の荒らし
宇宙人は己を知性化してくれた宇宙人(主族)に1年間仕えなければならないというルールがあった。
そして我々地球人の主族は
山崎シ歩だった
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 04:13:17
もとい、我々日本星人の主族は中国星人であった。そして我々日本星人が知性化したのが
山崎シ歩=中国星人に知性化された地球人=日本星人が、下僕として知性化したのが、
朝鮮星人であった。
387 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 09:08:29
題六十一幕 つまんねー糞レスばっかww
台69幕 69程いやらしい数字はない
大70処女幕 破瓜
第75幕 Gメソ75
391 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 10:51:36
アダム・ワンはまだ第8幕を探していた。「まずい、世界の崩壊が加速している」
392 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 10:54:56
アダム・ワン「このスレッドを放棄する!!」
完
393 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 13:02:29
「こんな糞スレもうこないわ」メイヴちゃんは言った。
神の声「おまちなさい」
神の声「なんだかんだ言ってこのスレッドは今までのスレの中でも一番面白かったわ。」
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/25(水) 18:51:12
「んだ、んだ、」田吾作どんも同意した。
397 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 06:31:16
神「では気をとりなおして新たに心温まる物語を始めましょう」
第101章 SF子猫物語
398 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 06:32:34
間違えました。神でも間違えを起こすんですね。
第101幕 です。
399 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 06:35:53
我が輩はぬこである。名前はまだ無い。
400 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 07:42:56
第102幕 面白いとか同意とか、くだんねえ自演してんじゃねえよww
401 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 08:24:48
第百四幕
このスレの約9割が
>>400一人のかきこみだったようです。彼の努力に盛大な拍手を。
402 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 10:34:23
可愛い甥が我が家にくる。はっきりと言って、むかつくガキだ。
403 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 10:34:47
そもそも彼が、なぜ我が家に立ち寄るのか、その理由が私には解せない。学校帰りに、ぶらりと立ちよって一時間ほどテレビを見て帰っていく。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 10:35:37
少年特有の少し斜に構えた感じ。面白くなさそうにしているのが、格好良いとか思っているのか。その仏頂面に
つき合わされる者はたまったものではない。面白くないなら家にこなきゃいいだろ、って怒鳴りそうになるの
を私は堪えている。
405 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 10:36:08
で今日もテレビを見ていたら有人宇宙飛行のニュースがあって、またこの糞ガキがあきれる事を言ってくれる。
どうも彼の目にはスペースシャトルさえ「ミサイル!」らしいのだ。
もうね人間魚雷かと・・・・
407 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:40:21
私は落ちつこうとする。
「宇宙旅行の父」と呼ばれたロシアの科学者の名前を思い浮かべながら、もしもナチス・ドイツが核兵器とV2ロケット!
の開発に全力を傾けたなら歴史は全然違ったものになっただろう、なんて話を穏やかに悪意をこめて語る。
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:40:54
すると、どうだろう。糞ガキが鉤にかかりやがった。「ナチスの科学は世界いちぃぃぃぃ!」の話題は、やっぱ偉大なようだ。
409 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:41:33
私は調子にのって宇宙エレベーターの話をする。案の定ガキはクラークのクも知らない。土俵にのれば、こっちのものだ。
410 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:42:55
このあいだ新聞で読んだけど15年後くらいで実現されるらしいよ、と私はしたり顔で言う。「えっー、マジっすか!」とガキは半信半疑な顔をする。
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:44:32
マジさ。おおマジな話さ。髪の毛より薄いリボンを地上から宇宙空間から向かって育てるらしいぜ、その魔法のリボンの材料を発明したのが日本人の科学者なんだ。
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 11:46:02
なんでも水面下では、もう受注が始まっていてな。それがそこの街工場らしいんだぜ、スゲーよな! 糞ガキが、びっくらこく。あはは。
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:01:26
こうしてガキを散々バカにしてオレはスッキリしたのだった。
第105幕 ガキをバカにするオレ 完
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:35:27
「そういう訳で」と私は話をついだ。宇宙エレベーターは国連の管轄下に建設されることになったのだ。赤道の直下の某国ではすでに秘密裏に基礎工事の測量が始まっている。
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:37:15
「なぜ秘密なんですか」と甥は言った。私は答えた。おお鋭い質問だ、ずばりテロリストだよ、テロリスト
416 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:40:32
すごく残念なことだが、ましても警備事業はアメリカさん一手にを自注した。連中の利権を手中にする手は、どこまで伸びているか計りしれんだよ。
417 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:42:21
甥は世界の秘密に触れたかのように、フンフンと頷いている。おお、感動的に愚鈍な奴だ。私は少し気いって、さらに語った。
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:45:50
先ほど話した生成するナノチューブだが厚さは1ナノメートル。これを材料にアメリカさんは極薄の警備ロボットを開発中だ。使い方は簡単、壁に貼るだけでよい。
419 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 12:48:52
火薬の匂いや、コーラン臭に反応する。極薄の警備ロボットは侵入者にはり付き包み、ボーリングの玉ほどの大きさに圧縮する。
翌朝、掃除のおばちゃんが片づけるらしい。
やっぱルールって大事だねw
421 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 16:20:51
と甥は言った。どうやら早くも世界秩序とかいうもの目覚めたらしい。私は、うん、うん、と頷いた。いや、まったくさ、
これからは国連主導の平和主義でいかなねばならん、アア秩序、大事だな、確かに、
422 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 16:21:19
しかし、こと宇宙旅行についてだけはそうはならんだろうね。というのも宇宙旅行はすでに個人の手によって着々と実現しているからだ。
423 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 16:22:18
お金持ちクラブはすでに自前の宇宙船を開発づみだ。そう言って私はその民間による有人宇宙飛行コンテストの記事を見せた。もう確信をこめて予言するけどね
424 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 16:23:14
宇宙エレベーターなんざ庶民の乗りあいバスみたいなもの。その人類の歴史的ど方工事の様子を、やんごなき方々は月面の別荘から見下すだろう。もう絶対の絶対さ!
425 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 16:23:30
技術革新は国家による巨大プロジェクトの無意味なものに変えていくだろう。結果どうなるか、NASAはアメリカ空軍に併合される前に博物館に早変わりって訳。
426 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 17:40:25
ところが、宇宙エレベーターで事故が起こり、一人の少女が軌道ステーションから落下しているところだった。
427 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 19:59:49
きゃああああああ、ぁ、ぁ という悲鳴さえが氷ついていく
428 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 20:01:09
軌道エレベーターが天空に昇るように遠ざかっていく。私の意識は鮮明だ ふざけやって!
429 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 20:02:08
ことの次第を語ると長い。つまりこういう事だ
430 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 20:02:28
431 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 20:03:16
ってことなんだけど、分かってもらえたかな。
ここんとこずーっとほとんど一人が書き続けている気がするんだが気のせいだね。
そんな鋭い質問を投げかける甥に僕は言ってやった、
434 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 20:41:13
気にするな。気にすれば負けだ。
435 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:25:52
ふん、勝ちも負けもない、と私は言い可愛い甥の寸法を計った。まずい、お前でかすぎ。 甥が怪訝な顔をする。
436 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:28:29
はじめ私は可愛いお前を分子レベルに分解し、ちょっとあっちの世界へ伝送するつもりだった。しかし寸法がな。
437 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:29:57
そこでジェイソンチェーンソーの登場ですよ。
438 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:34:34
理由も分からず甥はその身を縮めるようにする。まったく愛い奴だ。私は押し入れ開き物質瞬間転送装置を見せ尋ねた。入れるか
439 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:36:59
よお分からんが甥はジェイソンチェーンソーを使いわが身を削ると転送装置ポットに乗り込んだ。私は笑顔でハッチを閉めた。
440 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:42:38
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:46:03
あっちについたら、得意の仏頂面でたんと大暴れするがいい。そいじゃ、愛する甥よ。さようなら。スイッチを入れると、ビカビカって閃光が走り次の瞬間には甥は消えていた。
442 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 21:48:33
あははは。我ながら、傑作だ。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 22:01:25
さてこの調子でガンガン行こう。気に入らない奴も目障りな奴もみんな
>>440送りだ。
そしてオレは結局オレ以外の全ての人間を
>>440送りにしてしまい、たった一人の世界で途方に暮れるのだった。
第106幕 どくさいスイッチ 完
第107幕
私は新たな主人公、日本の首相である。私は、今流行りの「周辺国の反日」問題を「平和的に」解決する「SF的」画期的手法を思いついた!それは
すべての突出したモノをすべての穴に挿入することである!
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/26(木) 23:37:13
平和的に解決しなければならない以上、虐殺などという単純な解決法ではダメだ。
そう。全てのでっぱりを全てのへこみにはめ込むのだ。結合だ。全てが一つになればいいのだ。みんなみんな繋がってしまえ。それで完全な平和が生まれるのだ。うひ、ひ、ひひひ。
449 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 06:56:09
私「反日を解消するには、彼らにとって日本以上に憎むべき対象国があればいいのだ。」
450 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 10:22:18
そこで、島根県を犠牲にすることにした。
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 12:10:21
私は、島根を独立国家とすることにした。島根帝国の誕生である。
さて、初代帝国国家元首は誰に任せるかな…町村外相か、細田官房長官か、意表をついて田中真紀子か、それともいっそ岡田君に頼むかな…?
なんということか、沖縄が琉球王国に、大阪が大阪民国として独立してしまった。
そして、あっという間に日本という国はなくなってしまいましたとさ。
ー完ー
結局初代元首はハロプロオーディションでかわいい女の子が選ばれることになった。
455 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 15:29:49
第108幕
糞共のオナニースレ
456 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 15:36:32
オーディション当日、島根中の中高生の美少女たちが松江城に集まった。
その中に一人女とみまがうばかりのとびきりの美少年が。彼こそは
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 18:53:28
島根の誇る銘酒、「美少年」だった。
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 18:54:49
かんぱぁーーーーーーーーい
460 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 18:58:52
さて、乾杯が終わったところでそろそろ審査を開始しましょうか。
島根から寄せ集められた美少女達が、ステージを賑わした。
夢のようなひと時であった。
462 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/27(金) 23:58:54
審査結果を発表します「美少女グランプリ受賞者は・・菅井きんさんで〜す。」
・・・劇終・・・
第109幕 「赤い宇宙の蟹工船」
463 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 00:00:54
アステロイドベルトの中に様々な海洋生物が生息することが判明して50年が過ぎた。
464 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 00:23:07
第111幕
仮面ライダー111
465 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 00:25:30
一行リレー小説も今スレで終わりだな
もうどうしようもないもんな。これでは。
ま、いいんじゃないかな。
これはこれで面白いよ。
468 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 03:06:50
なんだかんだいいながら半分まできたじゃないの
469 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 10:44:38
マニアがいるんだよ、SFの短歌みたいな感じこれって
470 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 11:08:20
なんだかんだいいながらまたきてしまった。
>>469 >SFの短歌みたいな感じ
SFと短歌にあやまれ。
472 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 14:45:31
そういうわけで、第一回SF短歌大会が始まった。
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 14:56:41
やっぱりと 思っていました わたしは七瀬(ふたたび)
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 14:58:14
無法者 捕らえてみれば フューチャーメン
475 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 15:15:04
SF者 集める知識は 無駄ばかり 短歌と俳句の 区別も付かず
476 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 16:01:28
おっかねぇ オッカムのカミソリがおってくる
477 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 16:03:35
たった三秒で七五調を発見せねばなりません お互いに五月蝿がれるほど精緻な理論を闘わせるよろし
478 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 16:06:52
何年も 何年も 同じ繰り言に明け暮れている 宇宙は明らかな八百長さ
479 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 16:09:12
彼等は考えた ブラックホールは よりエレガントな数式の登場によって取り除かれるべき汚点だと
480 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 16:12:38
彼女の歳について考える おおよそ二〇〇億才より若いはずはない
もうあかん、正直、このスレつまんない(´・ェ・`)
第201幕 もう8スレ目だからね。みんな飽きたのだ。
483 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 21:52:40
もーこのスレは駄目かも知らんね。
484 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:13:05
がっくり
485 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:13:34
もう力つきた
486 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:13:49
だって!
487 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:17:56
ワタクシ、チャーリ2D2があとは引取ました。皆さんはどうぞ旅立って下さい。淋しくはありません。
488 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:45:25
チャーリ2D2だけど、何か質問ある?
489 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:47:56
と尋ねても誰が答えるはずもない。ただ赤い地平に風が吹いていくだけだった。
490 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:49:44
なんの平気さ。とはいえ今回ばかりは自分自身のために存在理由とかいうものをハッキリさせておきたいな。
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:51:59
チャーリ2D2は総チタンフレーム、超層状LSI搭載の最高性能知性化チャリだった。だがチャリなので人間がいないと1oも移動できない。
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:56:10
ふん、それも平気さ。ぼくもまた旅にでる。一歩も動く必要はない。記憶の海を潜る過去への旅だからだ。
493 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 22:57:48
かつて田舎者と呼ばれた人間達は一年に一度、生まれた場所へ帰ることを習慣としていた。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 23:01:23
田舎者のゆえんだ。都会人には出来ない芸当だ。都会生れの都会人は都会に暮し、どこへも帰ることは出来ない。
495 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 23:03:49
地理的には、という意味だ。ゆえに都会人は時間を移動するように、故郷をその土地の歴史に求めた。時間を遡り、帰郷を果たすのだ。
496 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 23:06:41
そういうわけで、俺は休みの日には過去に戻り、土管の置いてある空き地に出かけて草野球を見物するのが趣味だ。
497 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 23:45:45
第112幕「SF太陽系短歌大会」
THE END
第113幕「快傑ズボット」
ズボット快傑。おれは快傑ズボットだ。下半身は丸裸だけどこれがおれのスタイルさ。
498 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/28(土) 23:59:06
第114幕
「汚物まみれの宇宙船」
・・あらすじ・・
火星行きの宇宙船の中でトイレがつまってしまった。吸引装置が故障している
と思ったズボットはタービンを逆回転させてしまう。トイレから噴出した乗組員
33名の115日分の糞尿が無重力の船内を襲う。しかしズボットの活躍で無事に
火星にたどり着けたのであった。
終わり
もう一行小説スレでもなんでもなくなってしまった。
このスレも終ったようだ。
500 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 00:47:25
終わったでいいから、ほおって置けばいいのに。本棚にあるSFの一冊を取り出し任意のページの一行を書き写すことなんか、ぼく一人で出来るのになぁ
501 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 00:50:28
少女はプールの裏の物陰で、胸のむかつくような行為を目撃され、学校から追い返された。彼女はそのとき16だった。
502 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:06:31
支えてやれ、気絶するぞ
503 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:08:12
「とても困っておいでようですね、お嬢さん」
少女はプールの裏で邪神を飼っていたのだ。いや、プールの裏では彼女自身が邪神であったのかも知れぬ。
505 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:09:46
と尾張名古屋の伯父さんに言われ、
506 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:10:55
邪神を飼っていた少女は邪心を起こした。
507 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:10:57
「さぁ、なんの話やら、さっぱり」と少女は答えた。
実は少女は邪神の一部だったのだ。宇宙の深淵から我らの世界に垂れる釣り針。それが彼女である。
509 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 01:45:11
「そんな釣りに俺か釣られるかクマー!」
少女というのは実は魔法で少女にされている88歳の老婆であった。
「ああ、早く年金暮らしの年寄りに戻りた」そう思う少女であった。
少女「そうだ。慰謝料を日本政府に要求すればいいニダ。私は慰安婦だったニダ!!」
512 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 09:30:59
こうして少女は幸せに暮らしましたとさ。どっとはらい。第120膜 完
513 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 10:15:44
おわりに少女の幸せな暮しの内容について簡単に記録しておこう
514 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 10:16:09
第130幕 ルール無用
515 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 10:18:22
少女は引き裂かれた自己像を想像的に回復するために、医療カプセルの中で幾つかの物語を走らせた
516 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 10:20:53
その中には野蛮とかしか思えない祖国の男達に、積極的に強姦されるという場面も含まれていた。
517 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 10:23:13
それは自らが犯した訳ではない罪の意識への救いのない愛撫とも見えた
518 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 18:42:57
第665幕
原罪、贖罪、キリスト、黙示録、ダミアン、そしてビースト
20XX年、恐怖の大王の光臨により、バチカンは魔都と化した。
第666幕
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 21:27:45
キリスト禍に汚染されたSF掲示板は、いまにも不吉な予言が成就するのではないかとおびえていた。
そこでノストラダムスは住人たちに忠告した。
『逃げよ、逃げよ、ジュネーブに逃げよ…』と。しかし、このジュネーブとは地名ではなかったのだ。
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 21:59:13
ついに、恐怖の大王が降り注いだ。
525 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 22:00:31
「こわいよーっ」泣き叫ぶ子供の映像が意味も無く大写しになった。
恐怖の大王とは、極微細な胞子状の生命体であった。これを吸い込んだ人類その他の生物と同化することによって
527 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 23:01:45
大川リュウホウが「俺みんなを騙してました」と謝罪した。
\\おわり\\
第3150幕
「さよならおじさんの末路」
「サヨナラ・サヨナラ・・今日もみなさんサイナラ」さよならおじさんは右翼だった。
第5176幕 「ゲゲゲの下駄朗」
「下駄朗〜」と声がする「なんだスカンク男」と下駄朗。
530 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/29(日) 23:39:27
第122212221章 「かに道楽男の復活」
あのかに道楽男が、何の前フリもなく勝手に復活した。
第122212221章終り
第122212222章スタート
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 00:17:46
新・一行リレー小説開始!
第一章「愛のオペレッタ・イタチ御殿の巻」
ああ、愛とはなんと哀しくも儚きものなのだらう。私が愛したイタチ姫は今いずこ。
532 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 01:05:01
そういえば駅前にイタチバーガーを出す店が開店したな。ひ、ひょっとすると…
それがイタチ姫の成れの果ての姿だった 新一行リレー小説 完
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 10:36:39
続一行リレー愛のSF小説
第一話「愛のツァラトゥストラ」
おれはSF者で43歳のツァラトゥストラ。日本名は太郎だ。
全然女にもてないのでインドの山奥に行って修行をすることにした。
535 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 11:01:53
そしてレインボーマンとナって帰ってきたのであった
ヨガの達人レインボーマンとナったおれは、さっそく間接をはずして蛇のように排気口や排水溝を通り抜けて、女子校のシャワー室の天井に潜入したよ。ヨガの達人だから呼吸も1時間以上止めてられるから気配を消して覗き放題だわな。
537 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 13:59:24
そんな凄い能力がありながら、やる事はタシロかい!
三ヵ月後、ツァラトゥストラは逮捕された。
539 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 20:32:42
「なぜ私を三ヶ月も放置したのか。この社会の病巣が如実にそこに現れている。社会の病巣と戦う、それが私の使命だ」レインボーマンの主張がここにあきらかとなった。
540 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/30(月) 20:42:39
「我こそは霊因膨萬。大東亜戦争比島戦線に於いて空しく散華した英霊達の結実である。」
警察官が言う。「てめぇキチガイのふりして罪免れようったってそうはいかねぇぜ」
こうしてレインボーマンは絞首台の露と消えたのである。
続一行リレー愛のSF小説END
どんどこどん、どんどこどん…最近は太鼓を叩くヒーローが人気だという。オレも太鼓を叩いてヒーローになることにした。
544 :
突然ですが感想をひとこと:2005/05/31(火) 02:22:00
しかし、オレは鍛えるのはめんどくさくてしんどいと感じる方なので、太鼓に細工を施すことにした。頭脳労働は得意なのだ。太鼓から発生する音波でホルモン分泌量を変化させて筋力がアップするようにしてみた。
太鼓を叩くごとにオレはムキムキマッチョに。筋繊維ががんがん太くなっていく。「ばきぐちょごちゃぐしょ!」筋力増強に骨格が耐えきれなかった。
肋骨と骨盤がくだけ、内蔵がおしつぶされ、頭蓋も粉砕されてしまった。ぐちゃぐちゃとアメーバのようにのたうつ肉塊と血だまりと脳漿その他汚物だけが残った。
―完―
私は見てしまった。太鼓のヒーローにあこがれ、自滅してしまった、ちょっとおつむの足りない男を。私はバカな男ではないので笛を使ってみることにした。
新・2行リレーSF小説 第1部
SF第3次世界大戦
550 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 03:17:24
2006年 中国は台湾に武力侵攻を開始した。
これが第3次世界大戦の発端となる、中台紛争の始まりである。
551 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 09:50:29
小泉はそのころまだ日本国の首相だった。「総理!どうしますか中国が台湾上陸を開始しています」
と官房長官。「知らん私は知らんぞ。」「総理!大虐殺が始まりました」
「どうしようもないな、ひとつの中国だろ。ほら、内政干渉は出来ないし〜」
しかし当然世論…日本の国民感情は「親日台湾を見捨てて反日傲慢国家中国を支持する」ことには大反対である。
何もしない小泉政権に対して業を煮やした日本国民感情の爆発が起きた…クーデターである。その指導者こそが新たなる主人公にして日本の首相−すなわち
553 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 10:31:16
人々に意圧倒的支持を受けるカリスマ右翼思想小説家、福井晴敏であった!
554 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 11:47:52
福井は国家元首、日本国初代総統に収まり、まず中国と結託して巨利をむさぼって来た、
自動車産業の重役を投獄した。そして自衛隊を大東亜防衛軍と名称を変更し中国に蹂躙され
ている台湾を救うべく演説を行った。「いざ、台湾へ!」
555 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 12:18:47
「ってゆうか、福井ってだれ?」
556 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 12:22:35
「右偏向未来きたドラ美のお父さん、自らサイボーグしポスト・ドラエ門期に降臨したらしいが」
557 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 12:23:37
「左側に深遠を見るという弱点をもっている、らしい」
558 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 12:24:58
ゴニョゴニョ、そんな風説をかるく飛び超えるように
核ミサイルを密かに開発、北京に向けて発射した。この汚染によって大陸はミュータントの世界となるのであった。
560 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 14:43:11
しかし元々中国人はミュータント並の汚染人類ばかりだったので、中国共産党の体制は揺るがなかった。
福井「くそう、調子にのって日米安保を破棄したのが裏目に出たか」
そのころ中国ではクーデターが起きていた。核汚染によるバイオハザードにより、極秘に保存されていた毛沢東が復活し政権を奪取したのである。
「我が名はモータクトー2ND!!愛国無罪!日本人抹殺!!!」
文化大革命の陰で密かに開発されていた殺人機械化兵団が永い眠りから呼び覚まされて
帝都東京へ向かう。
その数20余万人。元は毛沢東政権下で政治犯として収容されていた人々であった。
この事態に日本も負けられない。タイムマシンを使って山本五十六を呼び寄せ作戦参謀とし
大東亜戦争当時極秘に開発していた鉄人五十六号を使って北京侵攻作戦を開始した。
一方アメリカの美少女大統領ブッシュタンは日中が潰しあい双方疲弊することを狙っていた。
「日本を犠牲にしてでも中国を完全資本主義化して市場化してしまえば、十分元はとれるわ」
566 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:10:16
この物語はひくそんであり、実在の人物・事件とは一切関係ありません。
−じゃあね−
次の話
必殺SF仕掛人
許せぬ恨みを晴らし、許せぬひとでなしを消す。ひとよんでSF仕掛人…
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:22:23
「必殺SF仕掛人」は都合により中止となりました。
「SF第3次世界大戦U」
帝都東京と魔都北京では血みどろの戦いが展開していた。北京では特殊忍者部隊コードネーム月光の隊員たちが
鉄人五十六号300台を操縦している。しかし中国軍も黒奥須という新型ロボット数百台を展開し応戦してきた。
「隊長このいままでは埒があきません・・核使用を認めて下さい」と009隊員
「待て核は最後の武器だ」と隊長。
568 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:30:53
進みゆく忍者/正義の味方
姿は見せずに/現われ消える
月光、月光/忍者部隊
矛盾する、あるいは無相関の概念を羅列した主題歌が流れる。
569 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:34:28
SF仕掛人部隊月光は変装してクルド人部隊に潜入した。
570 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:40:49
ここで、隊員の呼称と隊員番号と特徴を紹介しておこう。満月:001、怪力と比類無い体重と鍛冶屋の馬鹿力が得意。三日月:002、痩せ型、陰険な策略が得意。
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:44:31
名月:003、明るい性格。楽天主義。
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:46:29
半月:004、全身凶器。
573 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:50:03
師走:005、僧侶。
574 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:51:37
月見:006、シェフ。
575 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:53:54
新月:007、ペテン師。
576 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 21:59:58
水月:008、およぎが得意。
577 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 22:00:59
来月:009、髪の毛が長い。
578 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 22:01:36
月光:000、部隊長。
579 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 22:08:56
「この先へ進むのなら、俺の挑戦を受けるのだ。」朝青龍、朝赤竜、朝黄流、朝桃竜、朝緑竜があらわれた。
そこへ双子山親方死亡の知らせが。泣き崩れる貴の花。大笑いする朝青龍。
しかし双子山親方の死体はマッドサイエンティストに持ち去られてしまった。一体何のために!?
581 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:02:14
青の花、赤の花、黄の花、黒の花、が月光部隊にちょうせんしてきた。よにんは合体してガッタイノハナーになった。
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:21:27
「これが人類最後の戦いか・・ふっ」遠い丘の上に佇む一人の巨大な男がいた。彼こそは
紛争地帯には必ず現れ意味不明の破壊をもたらすという伝説の男ジャックだった。
583 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:25:40
ジャックは巨大なジャックナイフを取り出すと雄たけびを上げながら丘を越え山を越え
川を渡って激戦の最中の北京市内に到着したころにはもうヘトヘトになっていた。
しかし最強の男ジャック・ザ・ハンマーは一人のグラップラー、バキに破れたッ!
そしてバキが世界統一大統領となり、この世に平和が訪れたのであるッッ!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!!
完
585 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:30:32
・・という世界最強の男に敗れた幻を見ながらジャックは光のトンネルの中に吸い込まれていった。
そこには懐かしい人々が待っていた。「あっオモライ、それに兜こうじ君。ハニーもふどうくんもいる」
ジャックは涙を流し皆との再会を喜んだ。
586 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:30:48
2行リレー小説 第999幕
銀河西武鉄道999(きゅうひゃくきゅうじゅうきゅう)
587 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:33:00
「人は死んだらこの列車に乗って旅立っていくんだよ」とオモライがジャックにいった。
目の前には旧式の蒸気機関車が停車していた。
588 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:38:03
「トランスフォーム!」機関車は突然変形してロボットになった。
「私はサイバトロンの司令官、機関車コンボイ。地球は狙われている。」
589 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:40:42
ジャック「オイラ機械の体がほしいんだ」
機関車コンボイ「いいわ。お乗りなさい。一緒にタダで機械の体をくれる星まで旅しましょう」
590 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:41:28
「えっじゃあここはいったいどこなんだ」とジャック。
「騙されるな」と突然声がする。ジャックが振り向くとそこには前面だけが
とぼけた顔の機関車が停車していた。「私はトーマス。ここは次元の裂け目だ」
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:44:47
「必殺オーバーラン!」機関車コンボイはいきなりトーマスを攻撃した。
「なんの日勤教育ビーム」トーマスも応戦する。
592 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:50:57
不適切な表現が元で番組は中止に追い込まれた。責任をとって機関車コンボイとトーマスは
しばらく謹慎することになった。吉本鉄道興行の社長も謝罪に追われた。
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:53:27
トーマス「バレてはしょうがない。私の正体はデストロン司令官メガトーマスだ!」
594 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:55:44
「そのネタわかんないよ」とコンボイ。二人は謹慎の最中でも新しいネタを
考えつづけていた「いつになったら謹慎とけるんかな」とトーマス。
595 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/31(火) 23:58:47
天上からいきなり声がした「この話は「SF第3次世界大戦U」 ではなかったのか」
なかったのか、なかったのか・・とエコーがかぶさる。
コンボイとトーマスの前の空間が歪曲していた。二人が気づいたとき、ミュータントの大陸目の前に広がっていたのだった。世界大戦前夜、日中戦時下の地球であった。
597 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 00:55:24
「おまいら、ここでなにしてるあるか?」気が付くと中国兵に銃を突きつけられていた
598 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 00:57:05
「おれたちは韓国兵ニダ。日本に一泡吹かせるために来たニダ」
とっさに嘘をつくトーマス。
「もぅあぁはぅはぅげははは」ミュータントの人民解放軍兵士は奇妙な声を発した。笑っているようだ。
「そして華麗に600ゲット…か」コンボイがなにやらわけのわからないことをつぶやいた。
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 01:38:14
コンボイがいきなりトーマスの前にひれ伏した。
「今まで黙っておりましたがトーマス様。あなたは銀河帝国の王子なのでございます」
602 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 03:04:15
コンボイ「そして私はあなたの婚約者なの。二人で幸せな家庭を築きましょう」
「え?でもお前男だろ?」
「そう言う狭い世界の偏見に従ってたら、この広い大宇宙では生きていけないわよ」とコンボイ。
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 11:04:24
産めよ増やせよ。こうしてトーマスとコンボイ夫婦は、機械生命体を次々と生み出し
一代で機関車大帝国を築いたのだった。
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 15:03:53
この二人こそが、数十万年後の日本に神話として伝えられるイザナギ、イザナミであった。
607 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 17:00:58
・・ということは時間がループしているということ。第三次世界大戦が
実は日本の歴史の始まりであったとは。
物語は永遠の時間のリングとなって閉ざされてしまった。
<<<<<< 終わり >>>>>>
608 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 17:07:35
第一兆話
「超銀河八犬伝の秘宝」
「ワンワン僕は利口だワン」犬のナサニエルは庭に突然現れた巨大な石板に触れると
突然利口になった。
ホラ!タマタマよ!
ナサニエルは突然伊藤家を出て旅に出たのであった。
===== 劇終 =====
611 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 19:51:12
第一兆一話 メカ忍者学園2040
ここは忍者を目指すサイボーグが通う高校、その名もPL学園。
あたしは伊賀忍者の末裔、服部半蔵の子孫との子孫であり学級委員。
そして全身義体のサイボーグ美少女忍者。名前は
613 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 20:24:51
甲賀猿子。これでは誰もあたしを伊賀者とは思うまい。
「猿子!覚悟!」天井から声がした。
614 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 20:28:49
「あっライバルの甲賀忍者、カバ丸!」壮絶な戦いは3日と15時間39分に
渡った。その戦いの渦に巻き込まれて学園どころか日本が崩壊した。ほうかい。
あたしは後悔した。 。。。終わり。。。
第1兆2話 戦闘幼女ユキちゃんカゼちゃん
ここはフェアリー幼稚園。戦闘痴性体の幼女達が通っています。
ボクは深井零。今日からここで保父さんをするのですハアハア。
変態だとすぐにばれてボクはすぐにクビになりました。
上の文章を書いたおじさんもすぐに警察につかまるでしょう。
おわり
第2京853話
「江戸紫捕り物帖〜南蛮渡来のサイバーパンクの巻」
617 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/01(水) 22:32:43
ある日道で倒れていた死にかけた南蛮人を助けた拙者は、お礼として七色草を貰った。
その七色草を食ったら死んだ。
第2京853話 おわり
「¥ストーン」の力でよみがえってサイボーグとなった。がmばって働いてかせぎます。
620 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 01:13:28
そうか、がんばれ、皆、殺すな、壁に書いてある謎の標語を声に出して読んだ。
621 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 01:36:17
この標語は誰が書いたのだろう。そして何故、この江戸の長屋の壁の一画に書いてあるのだろう。いや、江戸の治安はすこぶるよい。殺しなどまず起きないのだが…
とおもったら向こうから宗匠頭巾をかぶった男が刀を振り回しながら。こっちへむかって走ってくるではないか。
ここは一つ肉を切らせて骨を絶ってみるか
しかし、サイボーグの拙者は「¥ストーン」をかざしイークィップもといよくわからないけどもサイボーグとしての装備を整えた。
走ってくる男の刀を見ると虹色に発光している、どう見てもこの時代の人間じゃない。
いや、よく見ると走ってきたのはかわいいワンワンだ。それもとてつもなくかわいいプードルだ。
発光していたのは頭につけているリボンだった。
627 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 10:12:07
「ラッシー!ラッシーじゃないか!」1年前に遠地に捨てたラッシーがはるばる旅をして戻ってきたのだ。
「もう離さないぞ。ママが何と言ったってもう離すもんか!」こうしてボクはラッシーと末永く幸せに暮らした。
「しかしラッシーおまえはいつまで生きてるんだい。おまえがわしのところに
戻って来た時は嬉しかったがまさかあれから80年以上がたとうとは・・それに
おまえは全然、歳をとったように見えないし・・
あれから明治維新やら関東大震災やらいろいろなことがあったな。でももうこれで
終わりじゃな。ほら空襲で町中が火の海じゃ。もうすぐここにも火が回ってくる。
もうどこにも逃げられん。ラッシー。おまえだけでも逃げなさい」
629 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 13:30:19
「長すぎんだよスレタイ読めボケが」
第2京854話 終
第9999京9999億9999万9999話
普遍的プロパーSF物語
631 :
sage:2005/06/02(木) 16:19:11
ふと我に返ると、肩越しに美しい少女がデッキをたたく私の指を覗き込んでいた。
私は阿呆だ。mail欄に書かなくてはならなかったのに。
633 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 20:59:36
普遍的に正当なSF、科学の地平が継続的に広がっていく状況にあって、それは不可能と言わざるを得ない。
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 21:02:03
しかし、構成要素が均等に低脳であるところの特定集団に対しては、成立の妥当性がある。
そう少女は言った。私はこいつバカ?と思って尋ねた。
普遍的プロパーSF、それはつまり、宇宙船、宇宙人、そして美女が出てくる冒険SFのことであろう。
これこそが普遍的であり最大公約数的であり庶民向け万人向けであるSFなのだ。
637 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 23:54:03
そして私は迷っていた目の前に出された甘い蜜を食うべきかと、すると突然馬鹿ロボットが
638 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 00:04:41
普遍的プロパーSF物語
−−−−END−−−−
2垓3001京400兆6001億3243万3456話
「SF火星パチンコ店物語」
639 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 00:06:43
火星のパチンコの玉は直径100mmもあるパチンコの盤面は高さ7m横3.5mだ。
ドゴーン、ドゴーンと激しい音が店中で響いている。この店にはパチンコ台が1000台以上もある。
突然地面が揺れ火星の表面は何度も何度も巨大な何かに衝突し、めちゃくちゃに叩きまくられました。
そして火星には生命は一つもなくなってしまいました。そう、火星自体が巨大な宇宙のパチンコ玉の一つだったのです。
2垓3001京400兆6001億3243万3456話 おわり
642 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 01:14:56
6984垓7001京5000兆9002億7643万9998話
「EXPO2701」
万国博覧会が大阪で開かれることになった。すごいなあ28世紀初の万博だ。
目玉はなんといっても北朝鮮館(大阪民国館)だ。
なんせ経済、軍事ともに世界最強の超大国で世界一優秀な朝鮮民族の国だからな。
オレは北朝鮮館に入った。キム親子の超巨大な肖像とつり目のコンパニオンが出迎えてくれた。
「我がパビリオン最大の科学アトラクション、それがラチ拉致シミュレーターニダ!!」
645 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 02:47:15
しかし人が大杉。こんなに拉致られたい奴がいるとは驚きだ。初代首領様の
金日成の大きな口のかたちをした扉をくくぐると遥か頂上まで続く螺旋階段だ。
646 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 10:03:48
このパビリオンではもう何十人も行方不明者がでている。それも美人ばかり。
噂では、北朝鮮にラチされて喜び組にされるのだという。
実はオレはその秘密を探りにきた公安9課の隊員だったのだ。
648 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 18:04:30
もちろんオレは全身サイボーグだ。俺の体で生身の部分は脳と、ある秘密の一部分だけだ。
649 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 20:22:24
オレはこの任務のため、豊満な肉体と、アジア系のあどけない整った顔立ちを与えられていた。
と、そこへこのパビリオンの責任者が現れた。奴こそは
金満腹という料理人で、永世書記長ジョンナム様の右腕だ。
652 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 20:55:40
公安9課の課長。奴は17年前から工作員として送り込まれている。自給サイボーグだから苛酷な生活もまったく苦にならない。
653 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 21:12:17
オレは作戦通り書記長の閨房へ導かれた。オレは訓練されたとおりの嬌声をあげた「eっ、E〜っ」
654 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 21:14:03
オレはしだいに気持ちよくなって作戦などどうでも良いと思えてきた。
655 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 22:02:31
「うふっ、ふぅうぅぅぅむむぅっ。ニホンの技術はますます向上しているな。」書記長はうめいた。
656 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 23:05:10
まずはガードレールに金属片を取り付けるのが最初の仕事だった
657 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 00:24:49
北朝鮮はいまだにガソリン車を使用している。4本のタイヤで自走するやつだ。
ガードレ−ルに金属片をつける仕事にはさっぱり意味があるのかどうかわからない。
聞くところによると21世紀初頭に北朝鮮の謀略活動により日本中の道路4000箇所以上に
金属片が取り付けられていたお返しだということだ。
658 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 00:38:43
イデオロギー色に染まりまくった昨今の風潮の所為かSF者もルール違反が多いようだ。
659 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 00:52:50
>>658 >>1にルール無用と書いてある。ルールがありそうでないのが現在のこのスレなのだ
と妙に納得しながら北朝鮮の主要道路5000箇所以上に金属片取り付け完了。
と言ったとたん、向こうから放射能廃棄物を積んだホバークラフトが。
661 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 08:12:07
2710年。9年前に失われた工作員を追って、第二の工作員が惑星北朝鮮へと送り込まれた。
2810年。100年前に失われた工作員を追って、第三の工作員が惑星北朝鮮へと送り込まれた。
663 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:07:53
北朝鮮とは惑星の名だったと初めて知った皆さんに未来は各国が宇宙に
移民してる事実をお話しないわけにはいかないでしょう。
第三次世界大戦で人類は1/3に減りましたが、また順調に増えました。
22世紀には100億近くにもなり世界中で移民ブームが起こりました。
宇宙旅行が実は簡単に出来るということを大国は隠しつづけていましたが
もう皆の知るところとなりました。実は宇宙には空気があったのです。
そのうえ地球の周りには宇宙のどこにでも行けるバイパスがあちこちに
あったのでたとえばクジラ座のタウ星まで時速40kmで5分でいけるのです。
宇宙空間の温度はだいたい25度前後なので普段着で自転車旅行をしている
人もいるほどです。ちなみに惑星北朝鮮はアンドロメダ星雲にあります。
惑星日本はM78星雲にあります。ここで万博が開かれているのです。
664 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:10:10
惑星北朝鮮は、100年前の報告と比較すると、さらに窮乏しているように見えた。
665 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:16:32
住民は地下から湧き出るカスミを食べて飢えをしのいでいるほどだ。
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:24:03
カスミが地下から湧き出て、人民が飢えないでいられるのはもちろん偉大なる書記長の歴史にもたぐいまれな御人徳によるものである。
667 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:37:47
第三の工作員コードネーム、タイガー・田中の使命は消息不明の工作員の救出と
悪名高い収容所の政治犯たちを解放することにあった。
>>658 >>1に >奇スレ、変スレ、やれるものならやってみせ。
と書いてある。
奇レス、変レスの誤りであろう。
異常なレスや変則的なレスをつけてよいと
>>1が言っているのだ。
だから一行で書くというルールはもはや守らなくてもいいのである。
669 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 10:48:07
政治犯収容所は北朝鮮の衛星ハンミョンに置かれている。
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 11:13:58
とある日、ミスタ−ジョンイル・キムから政治犯へ死刑執行が申し渡された。
671 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 11:35:15
このまま殺されるわけにはいかない、政治犯イ・ジョンスンは脱獄を決意した。
が、密告により捕まった。待っていたのは、3日3晩のジョンイルの肉棒責めであった。これが北朝鮮でいう死刑だったのだ。
ジョンスン「ダメェ逝っちゃう〜〜〜〜!!!!」
673 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 11:50:03
さらにジョンスンは、ジョンイル将軍のちん毛のようなパーマを陰毛に移植されるという罰を受けた。
674 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 15:11:05
凄腕の工作意タイガー・田中は首尾よく5万6千人の政治犯を収容所から開放し、囚人輸送船に詰め込んで宇宙バイパスをひた走った。
675 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 15:56:25
囚人輸送船にはトイレが一つしかなかった。トイレを奪い合って壮絶な戦いが始まった。
676 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 18:36:00
政治犯たちは政治亡命者としてどこかの惑星に受け入れてもらわなくてはならないが、惑星ニホンが関わっていることが知られてはならない。
677 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 18:53:22
受け入れ先がみつからず、オレは泣く泣く全員を宇宙に放り捨てたのだった。
678 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 19:49:23
これは工作員として使命の失敗を意味する。
679 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 19:52:17
「あの輸送船は某惑星に救助され、惑星ニホンが関わっているといううわさが流れてしまった。お前は少なくとも奴らを抹殺すべきだったのだ。」上司のTはオレをはげしく譴責した。
680 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 19:58:19
ところで惑星ニホンは宇宙地図で見るところの赤い惑星だ。
681 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 21:27:00
その近くにはニホン海溝と呼ばれるかつて太陽系が飲み込まれた巨大な空間亀裂が広がっている。
682 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 21:32:52
その空間亀裂が、この銀河とアンドロメダを網羅する空間バイパスの発端となったのは今から620年昔のことだった。
683 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 01:21:01
さて、実は日本政府のある高官が北朝鮮との密約でタイガー・田中を使って
北朝鮮の政治犯を処刑したのだった。
そのことを偶然知ったタイガー・田中は男の誇りをかけてその政府高官に復讐する
ことを誓った。しかし誰だその高官とやらは。
684 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 05:25:33
田中マキコ(美少女)
685 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 06:48:02
もちろん、政治犯の処刑にそんな手の込んだことをする必要は無いので、これは閑職に追われ精神を病んだタイガー・田中の妄想である。
686 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 06:50:52
タイガー・田中は引退し、その後半生を腕の良いパン職人として、比較的幸せに終えた。
−−−おしまい−−−
687 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 07:19:07
第104話 「紺碧の宇宙艦隊」
勢暦2901年、惑星ニホンは宇宙の平和共存のため、宇宙太平域で開戦のやむなきにいたった。
688 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 08:56:05
宇宙太平域にある小惑星群の中の目立たない紺碧星が宇宙潜行艦隊の秘密基地となった。
第105話「黄土色の下痢便」
人類は下痢で絶滅するな。
690 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 16:00:33
第105話終り
691 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 18:21:45
第1O6話 始 第1O6話 完
第1O70話 始 第1O71話完
第1O81話 始 第1O820話 完
692 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 19:45:24
第9846789003421788654318話
「日本再び沈没」
(はじめに)
20世紀後半、日本列島は沈没した。しかし世界中に離散した日本人たちの手により
21世紀後半には再び日本列島は元の位置に建造された。しかし周辺諸国、特に中国の
反発は凄まじく、人工的な島なのでもはや国とは呼べない。経済水域などは認めない。
150年前の戦争責任をいまだに反省していない証拠だとして新・日本列島に向かう
元日本人の末裔たちを阻止すべく軍事行動に移る声明を発表した。
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 22:26:56
紺碧星のメンテナンスはおネジ娘と呼ばれる、凄腕の美女たちが受け持っている。
694 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 22:36:25
正しくはおネジっ娘だった。
695 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 22:38:05
多重複層する物語群、これは多重創世された宇宙の記録であり、次元の真相をのぞく唯一の手がかりである。
696 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 22:46:37
勢暦2901年12月8日。ついに紺碧星周辺域に結集したニホン潜航宇宙艦隊に真珠停泊域カリフォルニア戦隊への攻撃司令が下された。
697 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 22:52:42
トリトリトリ、ウラニワニワニワニワニワニワニワトリガイタ。攻撃部隊からの宇宙信号が宇宙長波により発信された。
698 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:07:41
それはヴォゴン語で性的不能者を嘲笑う罵倒語だったので、ニホンはヴォゴン艦隊も同時に敵に回すことになった。
699 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:23:46
戦争に備え、光速にまで加速した弾丸を発射する光速砲が開発された。
700 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:29:05
ヴォゴン艦隊には特殊放射線の影響による性的不能者が多かった。
701 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:30:02
世の中に、「本当の事を指摘される」ほど不快なことはない。
702 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:31:29
彼らの欲求のはけ口が、光速砲だった。
703 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:37:11
「艦隊、横一文字隊形に移動。各艦、ジム、ボール、各モビルスーツ隊発進準備。皇国の興廃この一戦にあり!」
704 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:37:33
弾丸の加速は戦闘艦内に設置されたサイクロトロンにより行われるが、その反作用で船体がぐりぐりと回転しこれがとてもヨイ。
705 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:39:47
さらに弾丸の発射により、船体が敵艦方向に回転しながら猛スピードで突っ込んでいく。前衛のジムとボールはつぎつぎとなぎ倒された。
706 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:39:59
2〜3発発射すると遠心力で艦が分解するので要注意だ。
707 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:41:01
「ちいいい、ヴォゴンもなかなかやる。だが、これ以上やらせはせん!」
708 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:46:03
「全艦、急速潜行っ。」艦隊司令長官の命令がとんだ。
709 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 23:49:19
艦隊司令長官ヤマモトの指令により、ニホン艦隊は一斉に銀河海底方向に潜行を開始した。後の世に「真珠湾沖海鮮の奇跡」と呼ばれることになるのが、この艦隊運用だった。
710 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 01:15:13
その時突然、宇宙に巨大隕石が別次元より飛来し衝突した。この衝撃で一瞬の
うちに宇宙は消滅した。
お わ り
第7863690お090886745346535680l;m話
「第十三次元の怪物」
711 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 01:27:13
全てを捨てて仕切り直しです。
2行リレー小説 第一節第一編第一章第一幕
第一話
712 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 01:33:45
怒涛の3行リレー小説開幕!!!
実は10行までOK
第1話 「宇宙空間食べ歩き」
713 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 01:38:56
太陽系内にすべての星を結ぶ道路が出来た。おれは徒歩で金星に行くことに
した。途中にはたくさん町がありおいしい料理の店も多いらしい。
特に食べてみたいのが目的地金星の金星ガニのフルコースだ。
この無秩序かつ奔放な有様こそがリレー小説本来の姿だな。
なにげに進行スピードも今までのスレに比べてかなり早いんじゃない?
715 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 14:43:47
次スレもルール無用で頼む
食べ歩きの旅を始めるに当たって私はまず胃にやさしいにンブラックホールキャベジンを買わねばと思い、月にあるマツモトキョンシーという薬屋を訪ねた。こんな御時世、道の途中で腹を下す事ほど恐ろしいものはない
717 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 17:14:00
店内には太陽系中の薬が陳列してある。ここの店員は売りに出された死体から
改造されたキョンシーロボットたちだ。最近は死体を物体だと考える風潮があるが
おれはどうにも気に食わない。
どうせ顔も改造してあるんだろうがおれは美人の店員に尋ねた。
「にンブラックホールキャベジンはあるかい」
718 :
716:2005/06/06(月) 17:38:21
すまん。ブラックホール〜の「にン」はタイプミスだ・・・・
719 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 18:29:28
「はいニンブラックホールキャベジン」ですね。そう店員は言うとさっそうと
宙を舞い踊りながら遥かな天井付近の棚から商品を持って来た。
商品名は「にン・・」ではなく「ニン・・」だった。ハットリという忍者の子孫が
ブラックホールの中で開発した商品だ。これを飲むと薬剤が身体に悪影響のある
物質だけを吸収し排泄される仕組みだ。ハットリはこの薬のおかげで巨万の富を得た。
おれもあやかりたいものだ。
720 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 19:30:33
ニンブラクホールキャベジンの影響だ。ものすごく腹が減った。
もうなんでもいい何か食いたい。
721 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 21:59:40
近くに定食屋でもないものかと俺は考えていた。辺りには物質屋はあっても、食事を出してくれるような店はない。人類が銀河系の外に進出するようになってから、長い間人々の心を掴んで放さなかった月も今は地球法に引っかかるような怪しい店ばかりが並んでいる
722 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:10:25
俺はその中でもとりわけ怪しい店を選んで、その店のうろんげな暖簾を潜った。
店の中は妖気をたなびかせた謎めいた香りに満ちていた。
ちらりと見える厨房を覗くと、あるある、御禁制の違法食材が山積みだ。
金星のイーマ竜、火星の大蛸、絶滅危惧種の土星トキ。
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:21:23
「よくこの店に入れましたねぇ。この店に入れる客はその暖簾が選んでる
んですよ。好きもので法を犯してでもうまいものが食べたいと言うお客しか
入れないようになってるんですよ。ひひひひ」厨房から凄みのある店長らしき
男が出迎えてくれた。
724 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:24:31
まさか食べ歩きの旅の最初の食事がいきなり踊り食いとはいささか
マニアックなチョイスになってしまうが、そんな事を言っている
余裕は無い。しかし幸いなるかな。人類の英知の結晶、
どんな食べ物も振り掛けるだけであっという間に旨くしてしまう
「Qピッチマヨネーズ」を持っていたので心配は無用だ。
さて・・・どれにしよう・・・
725 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:25:14
「さて何にしますか分からなければルーレットで選んで貰っても結構ですよ。
しかし土星ナメクジのソテーにでも当たろうものならそりゃ命がけですよ。けけけけ」
店長はおれを試しているのかもしれない。しかしおれとていっぱしのグルメだ。
負けられないとおれは思った。
726 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:28:58
おれは店長を睨みつけた。おれと店長の間に見えない火花が散った。
お互い食のプロなのだ。
727 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:32:52
「ふ・・・ではそれをいただこうか。粘液の滴るレアでな。あと、アルタイルマムシを踊りで頼む。
飲み物はシャンブロー・ラブジュース。最後は中国遼寧の最汚染地帯産のミュータントネズミの
ゼリー寄せで締めてみようか」
728 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:36:42
「お客さん。只者じゃないね。いいでしょう。すべての食材はそろってますよ。
ただね掟破りのQピッチマヨネーズだけは使わないで下さいよ。そんなものに頼って
ゲテモノを食うようじゃ素人以下だ。」店長の細い目の奥はメラメラと燃えていた。
729 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:44:21
神業とはこのようなことをいうのだろう。店長の包丁さばき、大鍋の扱い。
どれをとっても目を見張るほどの早業でそして完璧だ。あれ、よく見ると店長には
手が6本ある。
730 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:45:04
待っている間、俺は地球に残してきた婚約者の事を考えていた。
彼女は俺が旅の準備をしている間も銀河テレビに出演だ、
ナノ新聞の取材だなんだでろくにとりつく島も無かった。
島も無ければ鳥も居ない。鳥も居なけりゃナメクジも居ない・・・
ナメクジ・・そういえば彼らは一体どこから来たのだろう。
ナメクジが彼女だったら俺は今から彼女をSEX以外の方法で
食べるわけか・・・彼女のひじは特別旨そうだ・・・・これが
カニバリズムか・・カニ、カニかあ・・・蟹もいいなあ・・・・
・・・おっと。腹が減りすぎて考える事が全部食べ物に
つながってしまう。それにしても腹が減った
731 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:45:09
「Qピッチマヨネーズ?私があんな物を使う味覚障害者に見えるかね?」
俺はそう言いながらQピッチマヨネーズをこっそり床に捨て、隣のテーブルの下に蹴りこんだ。
ふう、冷や汗ものだぜ。
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:50:32
一行リレー小説一行リレー小説一行リレー小説一行リレー小説
733 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:53:06
「私が違法改造手術を受けて腕を6本にしてるのはうまい料理をつくるためですよ。」
店長はそれから延々と身の上話を始めた。おれはお腹と背中がくっつきそうなのに・・
しかしこの店長があの悪名高い火星マフィアのドン・コロレオーネのお抱えシェフだったとは
恐れ入った。
734 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:54:38
735 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/06(月) 23:57:20
しかしこの店長の腕は確かみたいだがいつになったら料理を食えるんだよ。おい。
そう思ってもこれは店長とおれの料理対決。絶対に余裕をみせなくては。
これも店長の作戦かもしれないではないか。
736 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 00:02:06
「アイヤ!?お客さん顔色悪いヨ!?大丈夫か?ハイこれ。
シャンブロー・ラブジュース持て来たよ。これ飲むと肌つるつるよ。
何せシャン・ブラウ星の女の一生分の女型ホルモンたっぷり入てるよ」
737 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 00:04:15
急に中国風カタコトを使うとは。店長を見るとニヤリと笑っている。
さあ、どうするただのシャンブロー・ラブジュースだと思うかいい・・と
その顔には書いてあるようだ。
738 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 00:07:36
ご く り 。
739 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 00:18:42
おれは一口飲み込むとたちまち凄まじい幸福感にひたった。これは極上だ。
極上すぎて目の前がピンク色に染まる。極上のシャンブロー・ラブジュースには強烈な
催淫作用がある。たしか裏ではコップ一杯で金星の別荘が買えるほどの値段で
取引をされているはずだ。
740 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 00:32:27
又、多量の女型ホルモンを摂取したせいで、
気のせいかコックが一段と男前に、そして妙に美しく見えてきた。
いかんいかん。俺にはそんな趣味はないし、ましてや
このスレの住人がそんな下劣な趣味に走る事だけは阻止せねばなるまい。
ここは●●(日本語訳不可)板じゃないし、ましてや△▲(左に同じ)でも
無いのだ。
741 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 01:05:31
い・・いかんグラスを持つ手の小指をいつの間にか立てていた。コックはこちらを
見てニヤニヤとしている。おれは出来るだけ平静を装った。
「ふっ・・久し振りだぜ、これほどの上物は・・」いかん声が少し裏返っている。
「エヘン」おれは咳払いをした。「すこし風に当たり過ぎたようだ」
しまった月には風がない・・いや・・あるアポロの乗組員が立てた旗だって風に
揺れてたじゃないか・・そう本当は風はあるんだよ。
「お待ちどうさま。」ごとりと店長が大皿に盛った料理をおれの目の前に置いた。
742 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 01:16:54
想像以上だ。
ナメクジよ、そのでかさはなんなんだ。お前塩浴びまくってそのでかさかよ。
まるで土星という惑星を一人で再現しようとしているかのようなうずまく
土色の肢体。その上とんでもなくなまめかしい。
743 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 01:52:19
昔読んだグルメ本を思い出した。(土星ナメクジ・・生殖器に猛毒があるが味もまた美味。
超一流のコックでも毒線と生殖器を綺麗に分けて調理することは至難の業。あたると99%
確実に死にます。)おれが尋ねる前に店長が口を開いた。
「生殖器は残してあるからな。ちゃんと食ってくれよ。」店長は妙な自信に満ちていた。
・・おとうさん。おかあさん。もしおれがここで死んだら先立つ不幸を許して下さい。
「確かに見た目は随分とうまそうだな」おれは冷や汗をかいていた。
744 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 12:29:34
「とりあえず、珍味といえば目玉だ」
そう思いフォークとナイフをぎゅっと握り締め、覚悟を決めた。
技術がいくら進んでもフォークとナイフは大して形が変わらんのは
皮肉なものだと思いながらもコリコリと音を立てて触角に手をかけた。
心なしか目玉が嬉しそうにこちらを見つめている。
745 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 13:09:09
その目玉が突然とび出し、おれの口に向かってきた。手にしていたナイフがレザーを発射し、ギルルルルルルルルっと
746 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 13:10:04
悲鳴をあげる目玉を、変形したフォークが補足する。
747 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 13:14:12
また目玉と目があった。鋭いフォークに突き刺さた箇所から、ドロリとした液体が滲み出てきた。
748 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 13:38:37
「やれやれ、噂には聞いていたがなんて色してんだこいつの体液は」
そう思いながらもスプーンで体液をすくってみた。スプーンが体液と
化学反応を起こしやしないか心配だ。
749 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 16:23:12
おれは、ナイフを置いた。その位置がほんの少し火星のテーブル・マナーから逸脱していたらしい。
750 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 16:24:05
ナイフ・レーザーがおれの目を射ぬいた。「ぎゃああああああああああああ
751 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 20:00:39
あああああああ」横に座っていたいかにも有閑マダムが
悲鳴を上げた。で、俺の目の方はというと、レーザー自体は
人体にはセーフティガードがついてるらしく何とも無かった。
それどころか、マイティアCL2009を目にさした時のような爽快感だ。
752 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 23:37:17
「なんだ。お客さん土星ナメクジは食ったことがないみたいだな。」
厨房の奥から店長がこちらを見て笑っている。
「いいだろう。第1ラウンドはおれの負けだ。認めよう。」おれは精一杯の
ニヒルな笑いを浮かべながら言った。まあ後は大丈夫だろう。後の品は
おれが一流の激裏レストランで食ったことのあるものばかりだ。
薀蓄を垂れてへこましてやる。みてろよ・・おれはそう考えていた。
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 23:44:55
甘かった。人生を甘く考え過ぎていたんだ。
754 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 23:46:00
「次の品ももう出来てるよ。」そういうと店長が大きなボールを抱えてやってきた。
「アルタイルマムシの踊りだ。今日丁度新鮮な奴が入ったんでね。おっとこれは養殖もの
じゃないから気をつけて食ってくれよ。」
・・・なんだって・・養殖ものじゃない・・信じられんものを出す親父だ。天然のアルタイルマムシは
恐ろしいほどの再生能力を持っている。少々噛んで飲み込んだとしても腹の中で再生して人間を内側から
食い破ってしまう。それも成長しながらだ。おれはエイリアンという大昔の映画を思い出していた。
どうする。目の前にうじゃうじゃとのたうっているアルタイルマムシは全長5cmほど。
これを極限まで噛み砕かなければならない。肛門に行き着く時間までが勝負だ。
この「宇宙空間食べ歩き」は面白いな。
756 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/07(火) 23:52:31
俺は万一を考えてアルタイル紅マムシドリンクを飲んだ。これを飲んでおけば体が内部から食い荒らされてもアルタイルマムシと同じ速度で再生が可能だ。
行くぞ下等爬虫類め!どっちが先に食われるか勝負じゃい!
757 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:00:49
くちゃくちゃくっちゃくちゃくっちゃ・・・おれは口に運ぶたびに50回は噛み砕いた。
くちゃくちゃくっちゃくちゃくっちゃ・・ひぃーっ。もうあごが疲れた。味わうどころじゃないが・・
しかしさすが天然ものだ。うまい!!1時間ほどもかかって食い終えた頃親父がポツリと言った。
「それ。再生能力のないアルタイルマムシモドキだから・・いくらおれでも天然もののアルタイルマムシ
はだねえよ。でも味はほとんど変わらない。うまかっただろ」
758 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:02:34
恐怖心にとらわれたおれの完敗だった。よくみると少し色が違うことに
気付いたはずだ。
759 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:28:56
完敗だ・・・・。早すぎた出会いだった。
俺は店を後にしながら満腹感と虚脱感という実に
不思議な感覚に覆われていた。そしてこの表裏一体の感覚を同時に
味あわせることこそ、店長の思惑だったのだ・・・・!!
760 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:37:15
「・・・ふっ、軟弱者が。ワシは500年コックやっとるんじゃ!貴様ごときに敗れるものか!」
761 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:40:58
店長は厨房の中で物思いにふけっていた。これほどまでに勝ちにこだわったのは
自分にはうまいミュータントネズミの ゼリー寄せをつくる自信がなかったからだ。
あの客はよくやった。しかし見事にミュータントネズミの ゼリー寄せのことを
あの客は忘れてくれた。しかしこれでよいのだろうか。おれは卑怯ではなかったか。
店長は修行時代の火星の「珍蛸亭」の店の前に広がる赤茶けた大地を思い出していた。
762 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:43:20
さあ、いざ金星へ・・おれは当初の目的に従って金星への道を歩き始めた。
第一部完
763 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:46:15
まとめて読んで見ると「宇宙空間食べ歩き」はちゃんとストーリーができてる。
第二部も希望します。
764 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:46:42
23世紀に太陽系規模で全ての生物の10%が突然変異により
ねずみのような獣に変わる事件が起きた。それこそがミュータント
ネズミの始祖である。つまり、厳密にはミュータントネズミはネズミ
では無い。その為、膨大な数のミュータントネズミが確認されているにも
関わらず、食用としての許可はなかなか下りなかった。
「珍蛸亭」店長、オクトー・ツインズは迷っていた。
765 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:50:51
「宇宙空間食べ歩き 第二部 珍蛸亭の誕生編」
766 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 00:55:37
「許可が下りるも下りないもすべては食材の安全性にかかっている。まずは
おれたちでミュータントネズミを食うしかない。」そう言うとオクトーは
見習の料理人たちに毎日ネズミ料理を食べるように命令した。逆らえばくび。
長い不景気で就職難の火星ではくびは厳しい言葉であった。
767 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 01:05:22
「私が食べましょう」
そう言い出したのは新人料理人。名前はラットット・オットット
彼はネズミが進化したラット族であった。
ラット族は社会的立場がとても低い位置にあるため、
何とか認めてもらおうと、自己犠牲の精神が旺盛であった。種族全体の為に
集団自殺をしていた頃の名残のようだ。
768 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 01:37:25
「いや、ねずみ男。おまえは初めからねずみじゃないか。人間が食べなければ
意味がない。」オクトーは冷たく言い放った。ラットットの申し出に期待した
料理人たちは淡い望みも絶たれ覚悟を決めた。
その日から調理人たちはミュータントネズミを様々な料理にして食べつづけた。
それから約2週間後料理人たちに異変が起きはじめた。
769 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 02:18:30
はじめに体調に異変をきたしたのは、意外にも
ラットットだった。彼は明くる朝突然自分は猫の王だとか
ライオンの妾だとか、とにかく猫科を克服してこそのロバだとか
滅茶苦茶な事を言い出した。そして、猫を支配するには、猫の食べ物を
支配せねばと思い、オクトーに出会うなり噛み突き出した。
猫は蛸を食べないにもかかわらず、だ。
770 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 02:29:22
ラットットはその日のうちに殺処分された。
だがこの異変にも関わらず、オクトーの決意は固く、更に試食という名の人体実験は続けられた。
771 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 11:41:11
流動する食物は熱い流れとなり、抱擁のチューブなかで乳首のような無数の突起を押しつけてきた。
772 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 11:42:40
オクトーは痙攣するように立ち上ると、まっしぐらにトイレに駆け込み、ゲロゲロと吐いた。
773 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 11:43:45
「ソウルフードは糞だ!」それが彼の結論だった。
774 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 11:46:18
「あたしが欲しくないってこと?でも、厨房のみんなが」これが便器の中からの声だった。
775 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 11:46:57
「だから、
776 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 12:47:46
やめたほうがよかったんだ!オクトー老師、あなたはいつもそうだ。マフィアのお抱えシェフの座を追われた時だって、あんたが余計な食材に手を出したからいけないんだ!!」副料理長であるクラーケン・マツモトがオクトーを罵った。彼はイカ星人であった。イカはタコを昔から憎んでた。
777 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 15:15:58
次スレでは「1行」リレーではなく、2行リレーにしてほしいな。
1行では書けることが少なすぎるな。
それに不満がある人間は結局連続投稿という手段にでてしまう。
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 15:59:21
「愚劣な帝国主義的卵もちの勘違いにも、ほどがある」と八本脚の生物がいった。
779 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 16:01:25
そして憤慨もおさまらぬという口調で、こうつけくわえた「
780 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 16:04:24
星間戦争の難民料理か、はたまた遥かなる帝国の後継者問題解決、宮廷料理か、なんにしてもマンネリだ」
781 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 16:09:58
「我慢ならんのはイカの塩辛とアンチョビ・ソースの区別もつかぬ族の派手な脚ふりだ。所詮27種類のスパイで喜ぶ手合さ」
782 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 17:12:11
「いま一番口愛的で投機的で文化交流および通商条約に有効なのは図ぺったん!」ここで八本脚のうちの一本がテーブル叩いた。「踊り喰いだよ」
783 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 18:45:26
結局は狂気の連鎖であった。ミュータントネズミを常食することによって「珍蛸亭」の
人々は次々と狂気に取り憑かれていった。それだけではない。店員の半分にミュータントネズミ化の
現象が起きはじめた。「チュウー!」「チュー!」店内からボロをまとっただけの
ミュータントネズミが次々と町中に走り出ていった。ミュータントネズミはなんでも食う。
人間から変化したミュータントネズミを満足させるだけの食べ物は殖民星である火星には
人間しかいない。ネズミたちは次々と人間を襲い始めた。その数13匹。
784 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 18:54:02
町中に非常警戒態勢が敷かれた。警察のパトロール車が次々と出動したがネズミ駆除は困難を
極めた。しかし犠牲者の数は次々と増えていく。それどころミュータントネズミに噛まれた者の
うち約半数は3日以内にミュータントネズミ化が始まることが分かった。今まで、人間のミュータント
ネズミはいなかったのだ。ミュータントネズミを常食することによりネズミ化プリオンが
体内に蓄積された。その結果、人類にミュータントネズミ化が発症したという調査結果がまとめられる
のにはそう時間はかからなかった。しかし今や時すでにおそし。1ヵ月後には
火星は地獄と化していた。
>>777 一行から十行までのリレー小説がいいよ。
786 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 19:13:14
一ヵ月後・・・・。
事の発端となった「珍蛸亭」に、タコ影はもうない。
事件の首謀者とされた総料理長オクトーは、
火星植民地支配政府の尋問を受けていた。
787 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 19:33:34
「私はうまい料理をお客に提供したかっただけだ」オクトーは机をドンと叩いた。
「おまえがマフィアのコラレオーネと繋がっていることは調べがついている。正直に吐け!吐くんだ!」
取調官ゼニガタは恐ろしい形相でオクトーを睨みつけた。
その時、緊急警報のサイレンが鳴り響き始めた。
「全署員に告ぐ。全署員に告ぐミュータントネズミの大群が目前に迫っている。各自武器を携行して
応戦にあたるように・・」大音量のアナウンスの後、署内に人々の走り回る音が聞こえ始めた。
それもやがて静かになったかと思うと激しい銃声がそこら中から聞こえ始めた。
788 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 21:44:24
「お前は料理を作ろうとしたかもしれんが、結果、この乱稚気騒ぎだ。
市民を混乱に陥れた罪として獄房にぶち込んでやりたいところだが、
非常時に市民を守る事もまた、公務の務め。ついて来い!!」
そういいながらゼニガタはオクトーに護身用の音波銃を渡した。
789 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 21:50:05
「ぎゃあぁあぁぁ〜!!」悲鳴が聞こえる。激しく争う音が次第にこちらに近付いてきた。
「あのう。逃げちゃだめですか・・」オクトーがゼニガタに尋ねた。
「てめえは容疑者だろうが、黙って座ってろ」ゼニガタは腰から旧式の357マグナムを取り出した。
「あいつらにはこういう旧式の奴が一番効果があるらしい。やけに血が騒ぐぜ・・ちゅ・・チュチュ〜」
オクトーの目の前でいつの間にかゼニガタもミュータントネズミに変化し始めた。
790 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 21:53:08
ついて来いと言ったり座ってろと言ったりゼニガタはすでに狂気を帯びて
変化を始めていたのだ。オクトーは音波中をゼニガタに向けた。
791 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 22:07:03
みょーんみょーんみょーんみょーん
実にばかばかしい音を立てて音波銃は
ゼニガタの体をばらばらにした。まるでドリフのコメディだ。
ちなみにここでのドリフと、現実でのドリフ、関係があるようで関係はない。
数少ないタコ族であるオクトーは8本の足を使い天井に這い登った。
その直後ドアを破り2匹のミュータントネズミが入ってきた。そのネズミのたちの
前掛や人間だった頃の名残の残る独特の風貌には見覚えがあった。
「味平、味平じゃねーか。それに将太も・・おめえたち、すまねえな。おれのために
そん姿になっちまって」2匹のネズミはオクトーに気付くと天井に向かってジャンプを
試みる。しかし天井は高くとてもとどかない。食いたい・・食いたい・・2匹の狂気を
帯びた目はそう語っていた。
793 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 22:39:31
10行は長すぎるだろ
それじゃあ誰も読まないよ。せいぜい2,3行
794 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 22:48:20
オクトーは音波銃を二匹に向け、次々に引き金を絞った。
「チュオー!」「チューバッカー!」2匹はほぼ瞬時に絶命した。
オクトー自信も思考が混乱しはじめていた。8本の腕にはいつの間にか
毛が生え始めている。おれもネズミになりつつあるな。
「すべてはおれの貪欲な食欲のせいだ。おれが料理人になった理由も
おれが食いしん坊だったからだ」
オクトーは自分のこめかみに銃身を当て引き金を絞った。
795 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 23:14:27
冷たい銃の感触を額に感じた時を最後に、俺は意識を失った。
次に目が覚めたときは、俺の体はいつのまにかサイボーグ手術を施されて
タコ壺の上に横たわっていた。
この場所は見覚えがあるぞ・・・・ボスの別荘だ。
796 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 23:29:55
「おう、目が覚めたか。」その声はドン・コラレオーネだった。
しかし相変わらずデブでひどい面構えだ。しかし相変わらず眼光は凄みをたたえている。
「おまえさんの起こした今回の事件でいろいろ儲けさせてもらった。今回おまえさんを
助けたのはそのお礼だ。安心しろミュータントネズミ化プリオンは綺麗に抜いた。」
「ありがとうございます」おれは別に有難くはなかった。実際は死にたかったのだ。
797 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 23:41:25
あの事件から一月が過ぎていた。今回の事件の鎮圧に地球連邦軍が乗り出して来ていた。
火星の独立はおかげでさらに遅れることとなった。ドン・コラレオーネは火星と地球の
間を泳ぐようにして両方から巨額の利益を得た。
オクトーはコラレオーネからさらに巨大な」「珍蛸亭を与えられた。今では従業員は
300名以上でホテル経営も行っている。
コラレオーネはかつての「珍蛸亭」の生き残りの中から腕のいい万太郎をお抱え料理人
としてつれて行った。万太郎はオクトーのように腕のいい料理人になりたいと違法な
手術を受けて腕を6本にした。
798 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/08(水) 23:58:22
第二部「オクトーの夢」編 完
引き続き
第三部「マフィアのお抱えシェフが最後に出した一品」編を
お楽しみください。
799 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 00:21:19
>>798 「宇宙空間食べ歩き 第二部 珍蛸亭の誕生編」だったので訂正させていただきます。
では「宇宙空間食べ歩き 第三部」
〜マフィアのお抱えシェフが最後に出した一品編〜 です。
コラレオーネは食に対する貪欲さでは火星一といってよいほどの男だった。
彼の元には絶えず宇宙中から珍しく、時に危険な食材が集まって来る。
コラレオーネの口癖はいつもこうだった「おれは食えるものなら何でも食って
来た。たとえ人間でもな。一番不味かったのは地球のアメリカ人だ。やつらは
ジャンクフードで育ってやがるからな」本当かどうかはわからないが何にしても
恐ろしい男だった。
800 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 01:08:26
彼のもたらす威圧感を一番に受けていたのは、妻や子供ではなく、コックだった。
コラレオーネはこの世のありとあらゆる物を”美味しく”させる事が出来る
コックという職業をとても尊敬していた。だから、
彼の舌を満足させる事が出来ないコックは、彼の尊厳を踏みにじるも同然であった。
その為、長続きしたコックはそういない。なぜなら、
801 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 01:19:16
高給で雇われた彼らは命をかけてうまいものをつくらなくてはならない。
それが出来ないコックは消されるか利き腕を切り落とされるかの二者択一を迫られる。
もちろんコラレオーネは手を下さない。腕の悪いコックはある日町の片隅で見かけられた
時には片腕になっているだけだ。元コック自身もなぜ片腕となったかはけっして語ろう
とはしない。語らなくてもわかる、それが新たコラレオーネに対する恐怖を人々に
植え付けることとなった。
802 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 01:23:53
そんなコラレの元に一人のコックが雇われた。
万太郎という腕が6本もある無愛想な男。町のごろつきどもは皮肉を込めて
「今度のコックは長持ちしそうだぜ」等と彼を嘲った。
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 15:50:54
確かに万太郎のつくる料理はうまい。それも自分の技量にあぐらをかくことなく
日々努力を怠らない。無口だがそういう万太郎の姿に周囲の人々が一目置くのに
そう時間はかからなかった。それどころか見習い料理人たちはこぞって万太郎の
部下になりたいと言い出す始末だった。万太郎の下で働けば酷薄なコラレオーネの
怒りを買わなくて済む。そのうえ万太郎の技術を盗むことも出来るそういう考え
であった。しかし若い万太郎のそういう姿を快く思わない者も当然現れる。
今まで自分こそがコラレオーネ家の筆頭料理人だと考えていたロサンジンもその
一人であった。ロサンジンの内で万太郎に対する嫉妬の炎がメラメラと燃え上がった。
804 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 17:09:19
メラメラ、メラメラ。メラメラ、メラメラ。
ロサンジンの心は燃え、そして呪いの言葉で埋め尽くされていた。
しかしロサンジンはメラニン星人であった為、
「メラ」という言葉しか発音できない。その為筆者は彼が今どんな
事を考えているのか、実はわからない。
嗚呼、ロサンジンよ。君の心は今燃えているのか!?
805 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 17:27:17
1.調味料の微妙なすり替え。
2.食材に無臭の下剤等の薬剤注射。
3.万太郎の靴に画鋲を入れる。
「メラメラメラ」これらをやり終えたあとロサンジンは高らかに笑った。
今日のメニューは金星蟹のサラダ、土星イカのシチュー、そしてミュータントネズミの
ステーキだった。問題はミュータントネズミだ。こればかりは万太郎もうかつに
味見は出来ない。しかし天才料理人である万太郎にはまったくの勘でうまいネズミ料理
をつくることが出来た。コラレオーネは食を追及するためには何でもした。
ミュータントネズミを食べてもネズミ化しないように高額な遺伝子操作を
受けていた。
806 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 18:04:10
さて、舞台は変わって厨房である。
まな板の上のミュータントネズミ、個体名称「ミーちゃん」に調理の刃を向けていた万太郎は、ミーちゃんが何か自分に言っているのに気付いて、中華包丁を下ろした。
万太郎 「何かな?ネズミ君。悪いけど命乞いなら聞いてあげられないよ」
ミーちゃん「それはそうでしょう。でも万太郎さん、あなたは今罠にかけられようとしていますよ。私を助けてくれるなら、誰がどんな罠を仕掛けたか教えてあげましょう」
物語は一気に「まんが日本昔話」的展開を見せ始めた。
807 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 18:54:22
万「おやおや、小さいねずみ君が随分大きく出たもんだ」
ミ「嘘じゃないです。その証拠にこれをあなたにあげます!!」
そういってネズミはお腹のあたりをもぞもぞと探り、小さなかけらを
取り出した。それはかつての万太郎の師匠、オクトーが書いた
ミュ−タントネズミの極上調理法だった。
808 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 19:19:40
ミ「実は、かくかくしかじか…詳しい事は
>>805を参照して下さい」
万「な、なんだってー!(AA略)」
万太郎は調味料を手に取る。なるほど、たしかに中身が違うモノにすり替わっているらしい。
試しに舐めてみる・・・こいつはすごい!
どこをどう間違えたかは知らないが、これは土星のごく限られた場所と季節でしか取れない塩、XO塩だ。
恐ろしく高価なこの調味料のグラム単価はダイアモンドの100倍もする。
ありとあらゆる料理にぴったりだが、特にステーキのような肉料理でもっとも威力を発揮するのだ。
810 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 20:55:16
「そう言えば聞いた事がある。…XO塩を使ったメラニン星人のステーキこそ宇宙で最高の味だと」
811 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 23:06:18
「おれの目は節穴さんじゃないぜ。」背後から声がした。コラレオーネだった。
「おまえは罠にかけられようとしていた。おれは仲間を罠にかけて裏切るような
奴は許しちゃおけねえ。ただ、ロサンジンは腕のいい料理人だ。おれもあいつの
ステーキを食べたいと思って雇ったんだがなかなか見事な腕前だからな、食うに
食えないでいた。」
「ロサンジンをステーキにするつもりですか」
「いや、あいつにも一度だけチャンスをやろうってんだ。おまえとの料理対決で
勝ったら追い出すだけにしといてやろう。ただし、おまえが負けた時には腕を3本
貰うぞ。いいな」
812 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 23:11:22
「私はどうなるんでしょう」とミュータントネズミのミーちゃん。
「おまえは今からおれに食われるんだ。」とコラレオーネ。
「しかし、しゃべるネズミは珍しい。おまえが人間だった頃の職業はなんだ。
おまえには何が出来る」コラレオーネはミーちゃんを睨みつける。
「はい私はなんでも治す火星の漢方医でした」
813 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/09(木) 23:49:22
「よしわかった。おまえはおれのお抱えの漢方医にしてやる。ただし間違いをしでかしたり
逃げたりすれば即、料理にする」とコラレオーネ。とりあえず寿命の延びたミーちゃんだった。
814 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 00:01:11
「おう。今日は太陽系フルコースcode竹か、フン。悪くない。」厨房から出てきたボスはゆうに百人は座れる長方形の大きな机の端に腰を下ろした。この机は端と端にしか椅子が用意されておらず、座る事を許されているのはボスと客人だけであった。
今日の客はフォボスのミミズイタチを闇で扱う毛皮商のダイモスだった。
816 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 00:46:54
ダイモスはマフィアのボスの癖に空手の達人であった。
ダブルブリザアア(ry
817 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 02:04:41
「実は事業を広げようと思ってな、大昔の大移住計画前の地球にいたと言う幻の毛皮ミンクのDNAを入手して復元することに成功したんだ。流せばいい金になると思うんだか、あんたも咬んでみないか?」ダイモスは不敵な笑みを浮かべながら言った。
コラレオーネ
「ほう、そりゃあいい。だがわざわざおれに話を持ってきたんだ、何かあるんだろ?言ってみろよ」
「コラレオーネ様、本日のメインディッシュです」
「おお、こりゃちっこいがあうまそうだ。コラレオーネさんよ、こいつはなんだい」
「こいつはロサンジンのステーキのXO塩仕立てさ」
そう、ロサンジンはコラレオーネのXO塩を持ち出した件の落とし前を付けるべく、小指を切り落としていたのだった。
ちなみにロサンジンの腕は4本あるので二人前には十分に事足りた
819 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 04:39:51
「うーむ…今まで経験したことのない美味だ!」
ダイモスは陶然とした表情で呟いた。
「だが、2本のうち紅い皿の方が美味い。こっちは火の通し方が完璧だ。青い皿はわずかに火の通し方が弱く、旨味を活性化しきれていない」
さすがにメラニン星人肉の調理ではメラニン星人のロサンジンに一日の長があったようだ。
料理勝負、一皿目は余裕でロサンジンが白星をゲットした。
820 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 12:29:52
一皿目からいきなりメインディッシュを持ってくる事に
違和感を覚える読者の方もいるだろう。だが、火星では
はメインディッシュこそ、最初に食べるべきだという習慣があった。
というのも、火星は現在乾季の真っ盛りであり、殊に食べ物に関しては
品質を損なわない事こそ重要な要素であった。だから一番美味い物は
一番最初に食べてこそのメインディッシュなのである。
そんなトリビア(およそ2へえ程度)は置いておいて、2品目。
821 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 13:49:03
出てきたのは動くサラダ、みたいな、つまり、見た目には青い虫だった。
「注意。噛まずに食べてください」という警告文がついている。
俺は飲み込んださ。ごくりと、一息に。むにゅウ、むにゅウ、が
食道をおりる。胃を、ごにょ、ごにょする。うげッp
822 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 13:58:23
俺の口から飛び出した動くサラダ─青虫は丸々と太った声で「キーーッぷ」と鳴いた。
なんか、腹がスカスカする。どうやら、この虫サラダは俺の腹の中で、さっき、喰った
ばかりのメインディッシュをさらにその体に吸収し出てきたらしい。また空腹になった
というより、俺は力を奪われた。なんか、空っぽな気分。
823 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 15:15:54
そうか。これが五月病というやつか。
ああもう。駄目。やる気でない。俺はなんて駄目人間なんだ。
もう何もうまく行く気がしない。うまいのは料理だけ。なんだそりゃ。
ボスの様子がおかしいと見て、医学の心得のあるミュータントネズミのみーちゃんが
駆けつけた。
824 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 16:35:05
みーちゃんは肩をすくめると、と言った。
「三皿めです。三皿めでさらに絶望し、四皿めで解脱スルって段取りなのです。
これは火星の四季を表しているのです」
825 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 18:52:59
みーちゃんが指さした方を見ると、三皿めのスープは歩いてやってきた。
826 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 18:56:15
一辺が三メートルほどのほぼ立方体で水色、なんか液体のようだが脚がはえていた。
そいつが両手?をひろげ、俺を抱擁しようとしている。俺は動けなかった。そして、
飲まれた。そのスープに。
827 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 19:42:01
げばごぼぼぼごぼぼ。。。。。。。
随分今日はおかしな日だ。いつもの太陽系コースと何かが違う。
そういえば、食卓に着く前に、ごぼごぼごぼごぼ。。。
ロサンジンが何かしていたような・・・・ごぼごぼぼぼごぼ。。。。
と、とにかく早いとここのスープ何とかしねえと・・・!!!
昔からスープは飲んでも飲まれるなってがぼがぼぼごぼぼぼぼ。。。。。
828 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 22:23:53
といっているあいだに俺はスープに溺れ、意識を失った。気づくと俺はかな
り柔らかく溶けていた。動こうとすると、ゼリー状の体がプルルンと震える。
なるほど、これが火星的絶望の表現か、と俺は思うことにした。もう四皿め
に賭けるしかない。
829 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 23:01:06
一方客人のダイモスのほうはと言うと、
どうやら俺とは違った意味でやばそうだ。
あいつもスープに飲まれた口だろうが、なんかゼリーというより
ヘドロみたいになってやがる。ドロヘドロ。うへえ。こりゃたまらん。
臭いが漂ってけつかる。これだからフォボスの連中は。
830 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 23:47:53
だいたいこんな料理ばかりを食っていてはまともな評価などできっこない。
この小説は三人称だったのに、いつの間にかコラレオーネの一人称で進行している
ことも妙だ。最後の一皿は寿司だ。握り寿司だ。これは日本系地球人である万太郎に
勝機がありそうだが実はロサンジンは地球で寿司の修行をしていた時期がある。
さあ、どうする万太郎。最後は寿司勝負だ。
831 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 00:03:22
-― ̄ ̄ ` ―-- _
, ´ , ~  ̄" ー _ あっそ
_/ / ,r u ` 、
, ´ / / J ,ヘ u ヽ
,/ ,| / / ○ ,/
と,-‐ ´ ̄ / / r( `' J く
(´__ 、 / / `( ,ヘ u ヽ
 ̄ ̄`ヾ_ し u┃ ○ J _>
,_ \ J ┃ `' __ -‐ ´
(__  ̄~" __ , --‐一~;;;:".. ̄
 ̄ ̄ ̄ *・∴:∵:*::
・:::・: *∴・* :*
832 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 00:09:48
万太郎はかつて「珍蛸亭」の仲間だった将太に寿司の握り方を教わったことが
ある。その将太もミュータントネズミになりオクトーによって殺されてしまった。
万太郎はアステロイドヒラメを握りながら今は亡き友を思い涙した。
万太郎はコラレオーネの元にアステロイドヒラメの寿司を持っていった。
ロサンジンのものは同じネタを使ってはいるが卵を加え軍艦にしてあった。
シンプルな万太郎と一ひねりの工夫をしてあるロサンジンの寿司を前にして
コラレオーネは一言「これで最後だな。両者とも覚悟を決めてくれよ」
833 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 00:26:01
いつの間にか50人ほどののコラレオーネの部下たちが部屋の両脇に勢ぞろいしている。
コラレオーネはまず、ロサンジンの寿司を一口に食べた。「うん。うまい、なんたる美味だ」
コラレオーネは万太郎をじろりと睨みつけた。万太郎はじっと佇んでいる。
コラレオーネは一口茶をすすると万太郎の寿司に手を伸ばした。一口かじってみる。
その途端コラレオーネは一瞬絶句した。「なんだ。この味は・・」
コラレオーネは残りを食べると天を仰ぎ見た。
「結果はどうなんですか」とダイモス。
「・・・・・・・」コラレオーネはしばし無言であったがその目からは大粒の
涙がしたたり落ちた。
834 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 00:31:46
「万太郎、おまえの勝ちだ。おれは故郷の地球を思い出しちまったよ。
しかしこのしょっぱさはなんだ・・こんな調味料は味わったことがない。」
亡き友を思っての涙が絶妙な味付けとなっていたのであるがコラレオーネには
知る由もなかった。コラレオーネの部下たちが万太郎に向けて一斉に拍手した。
「メ、メラメラ・・・!!!」
ロサンジンは信じられなかった。というより、信じたくなかった
決定的な敗北を。
次はもう指をステーキにされる所では済まないであろう。
ロサンジンは皆が万太郎に拍手を送る中、
思いつめた顔をして一人厨房へと引っ込んだ
836 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 11:39:41
このままじゃ終われない。
このままじゃ死んでも死にきれない。
837 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 15:19:00
(そういやライアーからの報酬も使い切っていなかったな)などと意識が混濁してきた・・・。
いかん、このままではまずい。
838 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 15:57:40
ひとまず落ち着くため、薬指を串焼きにして喰うことにした。
839 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 16:36:52
「う、うまい!うますぎる!」
初めて自分のうまさに気付いたロサンジンであった。
めでたしめでたし
おわり
最終章 2006年終局への旅
月で謎の石版が発見された。
842 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 20:05:26
843 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 20:39:37
石版にはこう書かれていた。
844 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/11(土) 20:48:05
「一万円ぽっきり飲み放題 カワイイ女の子がたくさん」
845 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 00:30:10
839よりの続き
「コラレオーネさん。」万太郎が口を開いた。「なんだ」とコラレオーネ。
「ロサンジンはたいした料理人です。メラ星人であるというハンデを乗り越えて
あなたの料理人としてこれまでやってきた。ステーキなどのすればもったいない
ですよ。助けてやって欲しいんです」
「おれが一度口に出したことを曲げることは出来ないよ。」
「じゃあ、おれの腕を3本提供しましょう」
そういうと万太郎はを持ってきて自分の腕を包丁で切り落とそうとした。
その時銃声が響いた。一瞬手を止めた万太郎の包丁が柄からボキリと折れて転がった。
コラレオーネの手には拳銃が握られている。
「もういい。わかった。おれも男だ。おまえの覚悟に免じてロサンジンは許してやる
万太郎、その代わりにおまえがここを出て行け。今日限りでおまえをくびにする。」
「ありがとうございます」
「これからどうする万太郎」
「地球の見える月へ行ってみたいと思っていました。月でもう一度、料理の修行を
やりなおすつもりです」
「そうか達者でな。万太郎。」コラレオーネも漢であった。このやりとりを見ていた
ロサンジンは「メラメラメラ・・(訳すとありがとう。このご恩はけっしてわすれません)
と言って涙を流して万太郎を見送るのであった。
こうして万太郎はコラレオーネの元を去り月へと旅立って行った。
「宇宙空間食べ歩き 第三部」
〜マフィアのお抱えシェフが最後に出した一品編〜 完
第4部に乞うご期待!
846 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 03:00:01
宇宙空間食べ歩き:第四部〜地球大総統の最後の晩餐〜
月。太陽系一のリゾート地であるこの星にも、最近暗い影が射していた。地球からの独立を訴える武装グループが地球大総統を暗殺すると声明を出したのだ。
地球からの観光客が激減した月の老舗旅館「兎餅」オーナーのキヌトウスは新しい看板料理を作るよう板前たちに言った。そのなかに万太郎の姿があった。
847 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 03:44:06
しかし、目だけ違う。
宇宙空間食べ歩き もうやめろ
849 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 16:13:31
>>848 だったら話の枠組み位自分から出せよ…
只の荒らしと変わんないよ
850 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:20:44
SFで一行でリレーに戻すべし。三原則。
851 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:23:11
この食べ歩き話、ほとんど一人で書いてるんじゃネーノ?w
852 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:39:52
「ぼ、ぼくも少しだけ書きました」とJr.がこたえた。
853 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:42:39
「ちっ。君は頭でっかちの技術者か。科学がその手続きを逸脱して現象論や主観にもとずく憶測に逆行することがあってはならん」
854 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:44:38
「Jr.きみはまだ若い。この道を天職と決めるには早くすぎるのではないかね」
855 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:46:23
食堂のおばちゃんに、そう意見されるのは、Jr.としても非常にこころ苦しいことであった。
856 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 17:52:32
ここは20世紀フオックス星域、第29番惑星。農業科のぼくらは開拓ロボットの実習で、この星にきている。
857 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 18:08:15
一番成績の悪かった奴が罰として開拓ロボットに改造されるのだ。
鬼教官のゴンスケが鍬を振り回しながらぼくらに指示を飛ばしていた。
859 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:02:01
ゴンスケは身体の半分がロボット、つまりサイボーグである
860 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:24:56
「宇宙空間食べ歩き」は712から始まってるね。全部読んだ。
1行リレー小説なのに10行以上まである。そのうえあちこちに伏線まで張ってある。
物語に驚くほどの統一感がある。信じられない。つまり誰かが一人で書いているに
違いない。
861 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:31:28
「犬鍋食いたいニダ・・・」ウリナラ星人のパク・リが言った
862 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:33:38
そういえばゴンスケは犬を飼っていた。あれはうまそうな犬だ
863 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:34:03
やっぱり1行から10行まではOKにしよう。
話がさっぱり繋がらない。
864 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:37:53
865 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:38:29
最近わかりやすすぎる自演が多い件について
866 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:39:54
「
>>863 どう転ぶか分からないから面白いんじゃない。」と、ゴンスケの犬がしゃべった。
867 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:48:31
>>864 もちろんそれでいいよと第三者も言った。
868 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 19:52:22
「食べ歩きが面白いかどうかはともかく、1行じゃないと読む気が起きないのよ」とゴンスケの犬はつぶやいた
870 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:12:14
俺たぶん5分の1位書いてた。話が自分の予想しない方向に行ったりするのはおもしろかったす。前の文とか踏まえて繋がるとまあ自演と思われても仕方ないとは思うけど書いている方は楽しいからどう思われても良いや
871 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:18:54
>>870 おれも前の物語を伏線として利用させてもらったりした。
思いつきだけじゃなくて物語として成立させるというのはやってて面白かった。
今までの物語を踏まえて書いていくというのは画期的だったと思うよ。
872 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:25:11
A「じゃあ今まで通りにやろうじゃないか」
B「そうしましょう」
C「めでたしめでたし」
873 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:39:56
「兎餅」で働く万太郎にはサイボーグのゴンスケの犬料理が嫌でたまらなかった。
犬は遺伝子操作を施されてこの月では重要な労働者階層となっている。
万太郎は月に来てから気の良い犬たちが気に入っていた。もちろん料理に使う犬は
遺伝子操作を施されてはいない。しかし万太郎は犬料理までだす「兎餅」にはそろそろ
嫌気がさしていたところだった。
犬族の友人のパトラッシュは万太郎に「私は月の独立には賛成です、だってここには
犬族は多い。独立できれば犬料理はもうこの月からはなくなるでしょうから。」
独立にはきっと大きな犠牲が伴う。火星も独立を目指していたがミュータントネズミの
事件のせいで地球連邦軍が火星で実験を握るよい口実を与えてしまった。あれ以来火星では
独立派によるテロ事件が頻発し犠牲者が絶える日はないほどだった。
874 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:50:52
だが、月にも意外な伏兵がいた。犬族の主食であるウサギ料理の絶滅を目指す知性化ウサギの秘密結社、「月兎解放同盟」、略称月解同である。
月解同は犬族の絶滅と兎族主導による月の独立を目指し、犬族に対する武装闘争を開始した。
875 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 20:55:58
月解同にはウリナラ星人の勢力も加わっていた。犬鍋が食えるのなら何でもする・・・それがウラナラ星人だった。
876 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 21:09:02
ここは地球連邦大統領官邸。
アーネスト・森繁大統領は執務室でブッシュ補佐官と向かい合っていた。
「ウサギ作戦は成功しそうだな。犬族と結託して月独立を画策する連中に
さらに知性化ウサギをぶつける。あとは結果次第か」
「はい、大統領。情報局を通じてウサギのリーダーには武器と資金を充分に
提供する用意を行っている最中です」
「ウサギのリーダーはなんと言ったかな」
「ピーター・ラビットです。ウサギのくせに20世紀のヒッピー風のスタイルで
ギターを弾き、歌をうたいます」
「今、地球に来ているそうだが」「はい、生意気に地球でイルカを飼っています」
「ほう食用かね」「いえ、ジュピターというイルカのペットです」と補佐官。
キヌトウスウリナラ星人のパク・リ、サイボーグのゴンスケ、万太郎、パトラッシュ
アーネスト・森繁大統領、ブッシュ補佐官、ピーター・ラビット、イルカのジュピター
わずかな間にこの数多い登場人物。1行リレー小説で大河ドラマをつくる気か。
大河ドラマをつくる気か。大河ドラマをつくる気か。大河ドラマをつくる気か。
878 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 21:38:27
「うは〜www夢が広がりまくりんぐwwww」宇宙の何処かで誰かがつぶやいた
879 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 21:47:41
この時ピーターの巡らしている恐るべき陰謀に気付いている者は誰もいなかった。
そう、彼は木星のメタンの海を漂う異文明の宇宙船をサルベージし、それを使って太陽系外へ移住する事を構想していたのである。
月の独立運動など彼にとっては単なる隠れ蓑だった。
それだけではない。パトラッシュとパトラッシュの地球側シンパ、ネロ議員を影で操る黒幕も彼だった。
犬の独立運動も彼の手のひらの上の出来事なのだった。
880 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 22:18:31
ウサギ族の結束は固い。実はウサギ族には特殊な能力のある者がいる。
いわゆるテレパスだ。彼らはそのことを固い結束の中で秘密にしている。
他種族に知られては面倒なことになる。彼らのうちの幾人かは遠く遥かな
恒星系に存在する種族との交信を行っているものがいる。
ピーターもその一人だった。彼はそうして木星に異文明の巨大宇宙船が
漂っていることを知った。問題は現在2万人はいるウサギ族の移動だ。
これには地球連邦軍の宇宙船を利用するしかない。
881 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 22:21:26
・・あまりにも風呂敷を広げすぎてないか。
882 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 22:28:28
そのために必要なのが連邦軍月面基地の奪取だ。
すでに計画は動いている。月面での独立運動とテロ、兎餅での大統領暗殺計画で混乱がピークに達した時を見計らって、月ウサギ強襲班が連邦軍基地を襲撃・占拠して連邦軍の大統領専用宇宙船、スペースフォース・ワンを奪取する。それがピーターの計画だった。
883 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/12(日) 22:56:53
大統領専用宇宙船スペースフォース・ワンだけで2万人を収容することは
不可能だ。せいぜい1000人程度。しかしウサギ族は種の存続を第一に
考えていた。あとの19000人はDNAだけの旅だ。
1000人と自分たちのDNA情報を送り出すためにほとんどのウサギ族は
死を覚悟していた。
ピーターはバリ島の海岸で瞑想にふけっていた。ただの瞑想ではない。
ウサギ族にたいしてリーダーとしての言葉を語っているのだ。
「君たちだけを死なせはしない。私も共に死ぬ覚悟だ。選ばれた1000人は
優秀な艦長となるであろう関根・ラビットに従って新しいウサギの時代を築いて
ほしい。以上」月の全ウサギがピーターのこの言葉を聞いた。
月の明かりの中でイルカのジュピターが沖合いを飛び跳ねている。
もうジュピターとも会えなくなる。ピーターは月を見上げた。
884 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 01:11:36
やはり10行は多すぎる。
しかし1行は少なすぎる。
2行くらいがちょうどよいだろう。
では次スレからは2行リレー小説で。
886 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 01:37:33
一度は死ななければならない19000匹のウサギ族。彼らの屍は一定の処置を経て、残りの1000匹の食料として使われる予定だった。
しかし、彼らとて心と知性を持つもの。カニバリズムへの嫌悪感を感じさせない調理法が強く求められた。
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 02:52:46
「やはりそのためにはウサギ外の人材が必要だ。兎餅の天才と名高い料理人、万太郎。奴が必要だ」
888 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 04:59:15
しかし今の子供、そして親となるヤンママ層を取り込むためには、今のままの万太郎ではいけない。
889 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 10:57:12
戦場で死ぬ覚悟の19000匹のウサギたちを食料になどは出来るはずがない。
「いったいおまえたちは何を考えている」関根・ラビットは副官たちを見渡した。
「では食料はどうするのですか。」とジョン・兎は尋ねた。
「スペースフォース・ワンの中には大統領直属の兵士たちが500名以上いる。
スペースフォース・ワン着陸直後に瞬間生体冷却砲を打ち込む。生物はすべて
瞬間凍結される」
「そんな兵器は聞いたこともない。」
「ある。我々が極秘に開発した。もちろん異星人のテクノロジーだ」
「しかし、それだけの食料では・・」
「心配するな・・次の手は打ってある」
890 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 16:18:37
そういっておもむろに操縦席の「危険」マークがついた
ボタンスイッチを押した。
891 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/13(月) 23:41:30
その直後操縦席の右側からゆっくりと引き出しがせり出してきた。
中には木箱があり関根はその中から一本の葉巻を取り出した。
「この船内は禁煙だ。しかしこれは勝利を確信した者のみが吸える
勝利の葉巻だ」関根は葉巻に火をつけてうまそうに煙を味わい始めた。
「さて、スペースフォース・ワンを警戒厳重な連邦軍基地で奪取することは
不可能だ。大統領は月到着の翌日、基地から行政庁までの10kmを
パレードすることになっている。その時反重力機であるスペースフォース・ワン
は大統領のやや後方をゆっくりと付き従うことになっている。チャンスは行政庁
前の広場にスペースフォース・ワンが着陸した時だ。」
そういって関根は椅子から立ち上がろうとした。だが、身体に力が入らない。葉巻に毒が仕込まれていたのだ。
(・・・この木箱にアクセスできるのは自分と・・・あとはあいつぐらいしか)そこで彼の意識は途絶えた。
夢を見ていた、巨大なサバ缶の群れがのそのそと歩き、それをキツネが追い回す。
誰でも見るような当たり前で、幸せな夢だった。
894 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/14(火) 12:03:47
「艦長!艦長!どうしたんですか」副官のジョン・兎は関根に駆け寄った。
「おい早く担架を持ってこさせろ。艦長が倒れた」ジョンは部下に命ずる。
関根は医務室に運ばれDr中松が治療にあたっていた。
「原因がわからない。ここの設備ではこれ以上の治療は無理だ。すぐに月兎総合病院に
搬送の手続きをとってくれ」中松は助手に命じた。
895 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/14(火) 12:59:39
「了解!」敬礼したあと助手は跳ねた。ジャンピング・シューズで。ひと蹴りで30メートル。
896 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/14(火) 17:44:16
ジョン・兎「ふっ…関根・ラビット艦長。あなたは甘すぎる。あなたでは兎文明を支えきれない。後は私に任せて、あなたは安らかに眠っていただきたい…」
897 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 00:29:18
万太郎は地球大統領主催の晩餐会の準備をしていた。
晩餐会は連邦軍の基地で行われることになっているのだが困ったことに
大統領は犬料理を希望しているらしい。万太郎はパトラッシュとの友情のために
犬料理は絶対につくらないと誓っていた。しかし今回のこの大役を担うのは「兎餅」の
のオーナーが万太郎の腕を見込んでのことだった。
犬は使わない。変わりにメメクラゲで誤魔化しておこう。メメクラゲは土星に生息する
浮遊生物で不思議な性質を備えている。
ある生物と1週間も同じところに入れておくとその生物の姿をコピーしてしまう。
味までは完璧に似ないがこれは調理の仕方でいくらでも誤魔化せる。
万太郎は口には出さないが月の独立には賛成だった。
ついでにほとんどの料理をメメクラゲでやってやれ。
万太郎が指名した料理人たちも実は月の独立派だった。メメクラゲは3流の食材だ。
3流の食材を1流の料理に変えてみせる。地球の奴らには自分なりの抵抗を示すのも
悪くはないだろう。万太郎はそうすることに決めた。
898 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 00:54:01
「パトラッシュ!」「わん」
久し振りの再開であった。万太郎はパトラッシュとその仲間、合計101匹に
メメクラゲを一匹づつあずけることにした。
1週間後には似てないこともない程度の不気味な犬たちが出来上がる。
これだけあれば晩餐会の犬料理はつくれるだろう。
万太郎は他の食材も犬族たちと手分けをしてメメクラゲでつくりだすことにした。
1週間後にはさまざまな食材(しかしすべてがメメクラゲ)が揃うだろう。
晩餐会は10日後に迫っていた。
899 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 01:06:14
「さて、その間に料理協会に行って、犬を料理する事への許可を貰わねば」
現在犬の権利、所謂犬権は人間に次いで尊重される時代。許可なしでは
首輪さえ付けることは許されない。
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 01:29:41
さて万太郎が料理協会で犬料理反対を叫ぶテロ犬の自爆テロに巻き込まれ
九死に一生をえたこと。また師であるオクトーとの再会、そしてオクトーから
秘伝の料理術を伝えられたことなどを書けばさらに長大なストーリーとなるので
割愛するとしてまたたく間に1週間が過ぎ、メメクラゲたちも姿は犬らしく
なっていた。万太郎はメメクラゲで出来た食材をわからないように捌き、
連邦軍の厨房へと運び入れたのであった。
そしてとうとう地球連邦大統領がスペースフォースワンに乗って連邦軍基地へと
到着する当日となったのである。
901 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 01:42:06
犬に見せかけたメメクラゲは麻酔を吸わされて
最後の夢を見ている。猫と喧嘩をしている夢を見るものもいれば
骨を追っかけている夢をみているものもいる。心も犬のよう
902 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 01:54:31
30人の料理人たちが次々とメメクラゲ犬を捌いていく。
万太郎は犬のかたちをしたメメクラゲが捌かれる様子をみながらなぜか胸が痛んだ。
メメクラゲは死ぬ時に微弱な精神波を発することがある。
その精神波はそばにいる者を憂鬱にする。しかしこの事実が即メメクラゲに知性が
あるわけではない。ただの反射に過ぎないと言われている。
またそうでないと困る。過酷な土星での唯一の蛋白源がこのメメクラゲだったのだ。
太陽系開拓時代にはメメクラゲは乱獲され滅亡に瀕した。しかし今では養殖ものが
安く手に入る。
903 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 04:47:57
だが、万太郎の知らないところで、不運の陥穽は口を開けていた。
メメクラゲの中に、一匹だけ近縁別種の××クラゲが混じっていたのだ。
××クラゲは、捌かれる際、致命製の強力な怨念波を放射する。
ちなみに、漫画「ねじ式」のメメクラゲが××クラゲの誤植であった事はわりと有名だ。
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 05:14:31
その××クラゲを捌いたのはベテランの珍だった。珍は捌いたと同時にその場に
倒れて死んだ。周囲の者は珍よりも離れた場所にいたので難を免れたがそれでも6人の
料理人が怨念波の影響により激しく嘔吐したり、泣き始めたりした。
××クラゲはツチノコと同じ程度に珍しい生物だ。だから××クラゲが紛れ込んでいる
可能性を考える者は誰一人としていなかったのである。
さて、このままでは万太郎たちのささやかな陰謀が明るみに出てしまう。しかし死人と
病人をほっておく訳にはいかない。そこで妙案を思いついた。
もはや死体と化している珍にはさしあたりゾンビパウダーを塗布して誤魔化すことにし、病人に関しては
誤ってメメクラゲの触角を喰っちまったと誤魔化すことにした。
906 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 14:59:21
「さあ、他のメメクラ…じゃない、犬、犬を捌いてしまおう!大統領閣下が犬肉料理をお待ちかねだ!」
907 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 16:07:20
一方、会場では大企業のお偉いさんや、政府の高官、知識人や軍人、
果ては芸能人やらホームレス、アラジンなんて者までやってきて、
みんなして大統領にゴマをすりまくっていた。おかげでゴマのにおいと
手のこすれる汗のにおいとが混じって、すごいシュールなアバンチュール。
908 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 16:54:14
居並ぶ客たちの力の限りのゴマスリで、会場の空気はセサミンで溢れ返り、
会場で火花一つでも散れば粉塵爆発は必至というありさまだった。
急性セサミン中毒で倒れる者も現れ始め、救急医療班も多忙を極めていた。
この無秩序と喧騒に付け込んで、ついにパトラッシュは行動に出る決意をした。
パトラッシュは、会場の外で待機していた月面犬テロリストグループ、「楽しいケルベロス軍団」に
突入を指示した。
パトラッシュの目標はアーネスト・森繁大統領を人質とし、月独立を連邦政府に迫る事だ。
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 17:08:44
「あ〜君はイバリ・ビゾラだっけかね?ああ、ミッチー・モーリー君だったっけか・・・」
会場で出席者に挨拶をして回る
当のアーネスト・森繁大統領は、どうもぼけている様だ。
910 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 19:10:06
ケルベロスの強襲部隊「犬神」はサイキック部隊である。
先祖が遺伝子操作を受けた影響か、また月での環境がさせたのか、
何世代も交雑をかさねた結果生まれた奇跡である。
911 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 23:27:39
料理が次々と晩餐会の会場に運ばれ始めた。軽やかな音楽が演奏される中で
大統領は舌鼓を打っていた。「月の犬料理はうまい!感動した。シェフにぜひお礼がいいたい。
呼んでくれたまえ」給仕がさっそく万太郎を呼びに行く。
「忙しい。断ってくれ」と万太郎「しかし、大統領がお呼びなんですよ」と給仕も食い下がる。
そういうやりとりが3度あったあとしぶしぶ万太郎は厨房を出て大統領の元に。
912 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 23:42:44
サイキック部隊「犬神」の隊長はパトラッシュだった。パトラッシュは巧妙に
精神波を放ち自分の姿を誰にも認識されないように会場内を移動していた。
部下6人も彼に従っている。
いた。テーブルの上座にアーネスト・森繁大統領が横を向き誰かと話している。
パトラッシュはナイフを抜き大統領に向かって跳躍した。
万太郎は殺気を捉え無意識に大統領の使用していたフォークをつかみ空中に身を
躍らせた。激しい音が響きパトラッシュはテーブルの上に仰向けに倒れた。
「パトラッシュ。パトラッシュじゃないか!」「万太郎さんだったんですか・・」
パトラッシュはにこりと笑い、がくりとうなだれた。万太郎はかたぎの料理人に
なる前は火星マフィアの下部組織である殺し屋グループに所属していた。
万太郎は自分がかつては殺し屋であったことをまざまざと思い出していた。
パトラッシュの部下たちも次々と連邦軍によって追い詰められ射殺された。
すまないパトラッシュ。万太郎の頬を涙が伝った。
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/15(水) 23:55:22
「さっきのシェフはどこに行った。私は彼に命を救われた」
アーネスト・森繁大統領は万太郎を探させたが万太郎はもうそのころには
連邦軍基地を後にしていた。
連邦軍によってテロリスト犬狩が始まった。この日に殺された犬の数は
1000匹にのぼった。
翌日、予定通りに行政庁までのパレードが行われた。
914 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 00:00:00
「連邦軍月面基地は壊滅、大統領専用宇宙船・スペースフォース・ワン、月兎テロリスト部隊に奪取さる」
その報が会場に届いたのは、最後のケルベロスが射殺されて五分後だった。
「な、なんだってー!」(AA略)
愕然とする連邦軍将校たちと大統領。
915 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 00:06:17
スペースフォースワンはパレードに参加するはずだったが趣向を変えて
大統領の演説の途中に上空に現れることにしていた。
行政庁前の広場で演壇に立っていた森繁大統領は演説の途中で途方に
くれてしまった。とにかくすぐに地球と連絡を取らなければ。
自分の身が安全なのは連邦軍の存在あればこそだ。
916 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 00:26:59
だが、全ての地球向け通信網は連邦軍月面基地のアンテナ群を経由していたので、基地が壊滅した今、
地球と連絡を取る手段はない。
「だが、なぜこんな事に。まるで月面犬のクーデターに呼応するかのような兎の動きではないか。
偶然か?いや、違う!そうか!ピーター・ラビット!全ては奴の差し金か!」
917 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 00:51:49
しかし月で問題が発生したことはすぐに地球でもわかるはずだ。
すぐに連邦軍が大挙してこの月へ押し寄せてくる。それまでに約3時間。
それまで、ここは大丈夫だろうか。森繁大統領はそう考えていた。
そのころ瞬間生体冷却砲で凍結された人間たちの乗っているスペースフォースワンに
1000匹のウサギたちが乗船していた。
ジョン・兎は艦長に就任していた。「木星へ向かう前に行政庁を攻撃する」
「しかしそんなことは作戦にはなかったはずです」と副官。
「月の機能を完全にダウンさせなければ安全に木星に行くことが出来ない。」
「しかし・・・」「関根・ラビットの立てた作戦は甘すぎる、この月が全太陽系への
重要な中継点であることはわかっているはずだ。総員配置に就け。今から行政庁へ
向かい、行政庁舎を破壊する」
918 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 01:20:03
ジョン・兎は月原理主義者だった。
月を兎の聖地と崇める彼は、人間が月を支配していることが許せなかったのだ。
「薄汚い毛の無い猿どもよ、一匹残らず駆除してくれる」
行政庁舎が見えてきた。
「全砲門、発射!!」
次スレもこの調子でいく?
920 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 05:23:28
オフコース!
921 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 10:30:23
アーネスト・森繁大統領はスペース・フォースワンがこちらに向かって来る
のを見た時に覚悟を決めた。テロリストどもの次の標的はこの行政庁舎に決まっている。
大統領は昨日の晩餐会の犬料理を思い出し不思議な安堵感を覚えていた。
あんなうまい料理は久し振りだった。大統領には二人の息子がいたが一人は事故で
もう一人は戦場で死んでしまっていた。これで息子たちの元に行けるか・・そう考えながら
森繁は大きな椅子にゆっくりと座りスペース・フォースワンから大量のミサイル
がこちらに向けて発射されるのを眺めた。それが最後だった。
922 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 11:34:58
ピーターはバリ島の海岸でスペース・フォースワンの乗員に語りかけていた。
「木星の宇宙船へともう君たちを導くことは出来ない。連邦軍の特殊部隊がすでに
こちらに向かっている。これからは自力ですべての困難を乗り越えて新天地を目指して
欲しい。健闘を祈る・・」
ピーターはジョン・兎が関根・ラビットを謀殺したことに気付いていた。しかし歴史とは
そうやってつくられていくものだ。次の世代にジョン・兎も追われる立場にならないとも
限らない。ピーターはウサギたちの文明が宇宙の彼方で展開されることだけを願っていた。
923 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 16:49:25
バリ島は戒厳令下に置かれた。人々は戸口を閉め騒ぎが治まるのをじっと待った。
連邦軍特殊部隊が周囲を囲んでゆく音が聞こえる、
ピーターは月を見上げた。
「もう見納めだな・・・」ただ死ぬ訳にはいかない、ジュピターを逃がさなくては・・・
ジュピターを入れてある囲いを外そうとした時、ジュピターが顔を出した。
「まだ死ぬのには早いですよ、ピーター。」
脳に直接響いてきた。これは精神波か?このチャンネルを知っているのは深宇宙の彼らしかいない、
「私はずっと貴方を見ていました。さあ、行きましょう」
辺りが眩しい光に包まれた。
連邦軍の特殊部隊がピーターの屋敷に入ったときには、ウサギとイルカの姿はなかった。
924 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/16(木) 17:08:07
「多くのの種族は利己的に存在し続けようとします。あなたがたウサギも
同じ道を辿りつつあります。自分たちの種族のために大勢の他種族を犠牲に
してしまった。」ジュピターはまばゆい光に包まれている。
「我々を生かす道は他になかった」とピーター。
「地上に縛られる生物の限界がそこにあるのでしょうね。」
「これからどこへ行くんだい。ジュピター。」
「我々の船がそこに来ています。」天上に昇りながらさらに遥かな
高みに巨大な宇宙船の姿が見えた。
「あなたの仲間は無事に木星にたどり着くでしょう。そして遥か彼方の
惑星で新しい文明を築きます。あなたもその姿を自分でみたいでしょう。」
ジュピターはピーターに向かいウインクをした。
925 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 00:15:25
連邦軍が到着した時にはすべてが終った後だった。連邦軍は月の治安回復に向けて
動き始めた。スペース・フォースワンを追って行った艦隊は木星付近で謎の巨大宇宙船と
遭遇した。交信を試みたが何の返事もない。連邦軍の目前で信じられないほどのスピードで
それは宇宙の彼方に消えてしまった。
万太郎は「兎餅」オーナーのキヌトウスを訪ねた。店は無事だったようだ。
「おお、万太郎。死んだかと思ったぞ。」キヌトウスは万太郎が無事な姿を心から喜んだ。
万太郎は晩餐会での出来事をぽつりぽつりとキヌトウスに語った。もちろんメメクラゲを
料理に使ったことは伏せておいた。そして万太郎はこうキヌトウスに切り出した。
「おれは今度、独立しようと思います」「おまえの腕だったらそりゃあいい店が出来るだろうが
考え直してくれないか。おまえほどの腕の料理人はそうそういない。待遇に問題があるなら
いくらでも考えるよ。」
「いやもう決めたことです。実はゲテモノ料理と呼ばれるものに挑戦してみたくなったんです。
世の中は不確かです。明日のことはわからない。だから誰もつくれない究極のゲテモノに
挑戦する料理人が一人くらいいたっていいじゃないかと思うようになったんです」
キヌトウスは万太郎の目の奥に固い決意を確認し、それ以上の引きとめは無理だと悟った。
万太郎の店の客は人間も来れば犬やウサギも来れる店だった。6本の腕でつくる料理は
素材は恐ろしいものも使ってあるがそれは美味いものだった。店は繁盛した。
犬やウサギが人間の客にからまれると万太郎は凄みを利かし人間の客を店から放り出した。
犬もウサギもなぜ人間の万太郎が自分たちの口に合う美味いものをつくれるのか不思議がった。
そのたびに万太郎は客にこういうのだった。「お客さん。料理は愛情ですよ。」
「宇宙空間食べ歩き 第4部」 完
926 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 00:41:48
今度はどんなネタやる?
いっそ1000取った人のネタでやるとかどう?
927 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 00:50:35
>>926 それまでに宇宙空間食べ歩きの完結編でも。
これで物語は一応まあるい輪になったことになる。よく出来たもんだ。
>>712-713の第1部の続きからだな。
「宇宙空間食べ歩き 第5部完結編 〜金星への遠い道〜」
928 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 01:00:28
金星で金星ガニのフルコースを求めてのおれの旅は続いている。
月ではゲテモノ料理の店の店長に一本取られてしまったがまあ金星までは一本道だ。
まだまだうまい料理屋はあるだろう。
929 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 01:32:51
ここ、つまんね
つまんないとは思わないが1行の文章を書くのがせいいっぱいの連中には
敷居の高いスレになってるのは事実だな。
931 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 02:32:24
一つの話の長さは100レスくらいでいいと思うんだが。
レス数が嵩むといちいち昔のレスを読み返すのめどい。
そういう意味では今回のスレはよかったよ。話の回転が速くて。速すぎたがな。w
101,201,301,401…番をとったヤツがお題を出して
それに従ってリレーする。
>>931 自分はあんまり書いてないけど「宇宙空間食べ歩き」は
タイトル通りにちゃんと話が進んでるし登場人物たちに
ちゃんと見せ場が用意されてる。
やっぱり1行じゃこういうことは難しいと思う。
行数は規制しない方がいいみたいだ。
>>931 行数が多いからレス数は少なくても密度が濃いいんだよ。
935 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 15:02:27
金星行路の船を拾うため、地球に向かおうとした俺は、連邦軍に足止めを食った。
「君も知っての通り、兎・犬族の大反乱は地球連邦軍に多大な被害を与えた。生き残った兎テロリストは
所属不明の巨大宇宙船によって外宇宙へと消え、犬テロリストはほぼ壊滅した。
だが、問題は残ったのだ。兎テロリストのうち、19000匹は肉体を捨て、遺伝子保存によって復活の時を
待つために、記憶を肉体外部、月の中枢コンピューターにアップロードしていたのだ。
兎たちはそのコピーを持って行ったようだが、オリジナルは中枢コンピューターに残されたままだった。
その、兎記憶をダウンロードされ、兎に人格を乗っ取られた兎人間、ラビッティカントに連邦軍は手を焼いている。
だから、地球に向かう者は、例外なくフォークト・カンプフ兎テストを受けねばならんのだ」
次からは10行リレー小説スレと1行リレー小説スレを
両方立てればよい。
それがいいね。
あたまいいー
939 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 22:54:53
まさに天才といえよう
コロンブスの卵的発想だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
941 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/17(金) 23:09:40
俺の力は
>>936に仕えるために神から授かったのかもしれないな
>>936 10行までリレー小説にしようよ。
場合によっては1行でも5行でもOK。
続きはまだかな。「宇宙空間食べ歩き」は面白かったよ。
おれ読むだけだけどさ。
3〜5行が適切だと思うけど。
945 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 01:26:16
>>936がそこまで馬鹿にされるほど非常識な意見とは思えんが。
でも、二つ立ててもどっちかが過疎化して消滅するだけだな。
946 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 01:49:21
>>944 だけどはみ出ることもあるさ。厳格なルールは無用だろう。
947 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 01:54:19
>>943 面白いと思うよ。話が横にそれてしまうと必死につじつまを合わせようという
涙ぐましい努力が伺えるな。
948 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 13:15:15
どうする?なんなら建てようか?
10行までOK(なるべく4〜5行位まで)って感じのテンプレつけて
949 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 14:35:49
10行は長すぎて読む気が半減だよ。
5行にしよう、5行に。
950 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 16:29:28
たったの10行を読む気しないってのもどうかと思うぞ。
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 16:32:55
狂気の法案を拉致問題の安部晋三先生と阻止しよう!!【■■2ちゃんねるが消滅します】
とんでもない言論弾圧法案=「人権擁護法」が国会に提出されようとしています!!!
この法案の真の狙いは、
@社会的には、2ちゃん/ブログをはじめとしたネット世界の一般人の小うるさい言論の圧殺であり、
A政治的には、拉致問題強硬派&在日参政権反対の自民右派の消滅です。
民族(朝鮮・中国・韓国)/ 同和 /信条(宗教・層化・赤化)他に関する一切の差別的発言を禁じるという狂気の法律です。
この法律の前例の無い恐ろしい特徴は、特定人に関する言動は当然、不特定多数の集団に関する一般的発言
(朝鮮人は〜〜と書くこと)までも圧殺しようとする点にあります。
◆違反者には、無令状捜索・差押、出頭要求、矯正教育が待っており、それを拒否すると、
さらに罰金30万&氏名・住所などの全国晒し上げを食らう(61条)という仰天内容です。
一刻も早く、防戦する安部先生達に、日本国民の怒涛の援護射撃をお願い致します!!!
※※以下5つともアドレス中に★をはさんであります、★を消去の上、どうか必ずご覧下さい!!※※
http://zinkenvip.fc2web.co★m/
http://blog.livedoor.jp/no_gest★apo/
http://blog.livedoor.jp/monste★r_00/
↑↑【凶悪法案の問題点&背景の全て】
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goik★en.html
↑↑【首相官邸ご意見フォーム】イメージと違って、ここは非常に効果ありです!
全部読んでくれます、投稿テーマで返事が変わります!
http://meyasu.jimin.or.jp/cgi-bin/jimin/mey★asu-entry.cgi
↑↑【自民党目安箱】事態は急を告げています。文章は簡単でいいので、国民の「人権擁護法」への反対意思を、
とにかく 1 秒 も 早 く 党本部に伝えて下さい!
■□■人権擁護法ストップin日比谷公会堂 6/19(日)12:30〜16:00・無料・超大物国会議員登場・皆さん大挙してご参加を!■□■
952 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 18:59:44
>>950 でも俺も
>>925とか見ると
見る気なくすなあ。一人で書くもんじゃないし
色んな人が参加したほうが面白いから5行くらいが良いと思う。
953 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:16:11
5行じゃ出来ない恋もある
954 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:20:23
とにかくもーこのスレは駄目っぽいから、そろそろ次スレ立てろよ。
955 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:22:07
10行のレスが300個もついたら3000行である。
一人の思惑によって統制された通常の小説ならともかく、
数人が参加して雑多なレスをつける統制のとれていない内容のリレー小説で
そのような膨大な量の内容を読まされる苦痛を、甘受するのはごく一部の人間だけでだろう。
まして、そんな膨大な内容を把握してレスをつけられるのは、常にレスを
チェックし続けるごく少数の熱心な常連だけになり、結局スレを読む者も書く者も小数になるだろう。
でも一度に何行も書かないと気が済まないという人を、一行リレー小説から隔離するのには役立つかもしれないから
10行リレースレを立てて見るのもいいんじゃないかな。
参加人数がごく少数になれば内容も統制がとれるかもしれません。
956 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:33:33
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:38:18
そんなことはない。ちゃんと意味通じてる。むしろ、問題はおわりすぎ。
958 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:38:56
>>957 じゃあ聞くけどさ、新スレ読んで面白いか?
959 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:44:01
三時間たって何も起きなかったとことか、ちょっと笑た。
960 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:45:20
>>959 つまり、君みたいな特別にレベルの低い人間にしか面白くないってことじゃん?
961 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 19:46:36
じゃあ立ててくる。
10にしたい人も居るらしいから5と中間とって8行にしておこう。
スレタイはこのままでいいかね
962 :
961:2005/06/18(土) 20:11:29
ホスト規制で駄目でした・・・・orz
だれか頼みます・・・
一応テンプレ(よかったら使って)
それでも、怒涛の●×行リレー
※はじめに※
書く人も読む人も楽しめるスレが理想的!
1レスにつき1〜10行まで書けるけど、長くなればなるほど、
不快に思う人がいる事をよく自覚しる!!
大体1章100レス位が目安。
963 :
ジョン・官平太:2005/06/18(土) 20:21:14
964 :
ジョン・官平太:2005/06/18(土) 20:27:36
965 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/18(土) 20:47:01
新スレがふたつも立ってしまった。このスレはもう埋め立てた方がいいのだろうか。
967 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 00:32:19
と言うか私は一行よりも平均8行の方がみたいのですが…スレのびてないすね(;_;)
新しい試みですから、気長に様子を見るということですね。
969 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 06:06:51
第8幕最終章
オレは目覚めると、何もない、誰もいない、扉も窓もない部屋にいた。
970 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 09:47:30
その部屋には壁もなかった。天井も床もなかった。
そう、世界に居るのは俺一人。一人ぼっちの俺。
・・・・え、つまり俺は神?俺こそ神?神が俺で、俺が神で・・・
後はただただ無があるだけだアアッ!!
972 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 11:11:38
だから一行守ろうぜと乞食のおっさんがいった
973 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 17:15:16
おっさんの名は、カウント・ダウンの哲。カウント・ダウンだけが彼の生き甲斐だった。
974 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 17:18:33
ロッケット発射のカウントダウンは10秒前から始まる訳じゃない。発射手順に従って何ヶ月も前から始まるのだ。
カウント・ダウンがうまくいくということは、そこから起ることが、全て計算済みであったということだ、哲はそれが嬉しかった。
976 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 17:32:27
「本日の夕食は計算通りだった。さて、次は明日の朝食までのカウントダウンを始めよう」
「その前に食後のオナニーだ。射精までのカウントを開始する」
978 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 23:11:56
シコシコシコ「23!」
979 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 23:16:44
哲は青ざめた。血だ血がまざっている
これは自分の体を自分で制御できないということだ、カウントできないということだ。病気より何より哲はそのことが嫌だった。
981 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/20(月) 00:01:57
それでも必死にカウントする「18!」
982 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/20(月) 01:20:29
17
16