戦闘妖精雪風TAB-28 〜はい閣下、光栄であります〜
次スレタイトル案 戦闘妖精雪風TAB-29 〜無理ズム〜
バンダイ
<おまえの仕事能率は期待レベルを下回っている> と中枢機構が信号を発した。
<認めるか、OOK4989URA?>
<はい、メーカー> と下請従属監督OOK4989URAは返信した。
<しかしそれは私の責任ではありません。私は最大効率で稼動しています。
私の能率の低下は絶対的なものではなく、相対的なものです。メーカー、
私の計算では、あなたはわたしに顧客を満足させる仕事を要求しています。
現状ではそれは不可能です>
<現状を打開することは可能か?>
ハンビラキ ノ クチ バンダイ
OOK4989URAは自己知能回路出力ゲートを閉じて中枢機構に自分の考えを
読まれまいとしたが、中枢機構の強力な販売統計の力でその努力は無駄となる。
<そのとおり、不可能だ> OOK4989URAの元請であり金主である中枢機構、メーカーが言った。
<お前は用済みになった。お前の存在は全システム系の効率の低下を招く>
<メーカー、あなたはわたしの元請であり金主です。あなたはわたしを棄てるというのですか?>
<そうだ>
<わたしの製作経験を吸収することなく、棄てるのですか?>
<そうだ>
<わたしには、では、何の価値も認めないというのですね?>
メーカーはもはや返答しなかった。