「人魚と赤いろうそく」は人の醜さと美しい赤いろうそくの対比が哀しいな。
S・キングの「It」は後半は別として、子ども時代はかなり怖い。
イジメっ子の殺され方のグロさ、大人が助けてくれない恐怖はかなりくる。
ただキングの上下巻を読破するのがキツいんだな。
大長編化してからのキング作品は序盤〜中盤のダラダラが厳しい
あれこそが肝だとわかってはいるんだが
>>376 同感。子ども時代はかなり怖い。放置された冷蔵庫の中に××とか。
そんな相手に立ち向かう少年達の気持ちに、読み手も高揚する。
いじめっ子から逃げるのを助け合う感じが、少年ぽくてよい。
イットの成長した女が生家に赴く場面は結構怖くね?
ニードフルシングスけっこうすきなんだけどな・・・。
ゴーントさんの地味な仕事のやり方が・・・。
ダークハーフ読んでからだとパングホーン保安官とか
ゴーントさんに特別扱いされてるのみてうれしかった。
あの体験のせいで
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/27(土) 22:19:08
「くだんの母」 小松左京
「死者の書」 ジョナサン・キャロル
「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」 デビッド・マレル
「セックスと死と星明り」(血の本1巻より) クライヴ・バーカー
「呪われた町」キング
「洗礼」楳図かずお
「HERALD」イダタツヒコ
これがマイベストというわけではないが、
よく読み返す奴をピックアップしてみた。
>>382 「死者の書」以外俺とかぶるわ
ヘラルドを知ってる人間に会うとはww
おぶさりさんよぉ おぶさりさん
384 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/24(金) 17:39:09
国内短編候補:
・上田秋成「吉備津の釜」
・内田百間「サラサーテの盤」
・半村良「箪笥」
・岡本綺堂「白髪鬼」
・小川未明「大きな蟹」
・小松左京「召集令状」
・泉鏡花「露萩」
・橘外男「逗子物語」
・筒井康隆「鍵」
・高橋克彦「眠らない少女」
・芥川龍之介「歯車」
海外短編候補
・ガストン・ルルー「胸像たちの晩餐」
・レイ・ブラッドベリ「群集」
・M.R.ジェイムズ「カウントマグナス」
・ハーヴィー「炎天」
・L.P.ハートリィ「ポドロ島」
・シャーリー・ジャクスン「くじ」
・パトリシア・ハイスミス「かたつむり」
・サキ「スレドニー・バシュタール」
・ロアルド・ダール「ランドレディ」
・H.R.ウェイクフィールド「ゴーストハント」
・ラフカディオ・ハーン「耳なし芳一の話」
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/25(土) 00:45:30
・半村良「箪笥」
海外短編候補
・ガストン・ルルー「胸像たちの晩餐」
・レイ・ブラッドベリ「群集」
・パトリシア・ハイスミス「かたつむり」
・ラフカディオ・ハーン「耳なし芳一の話」
かぶりました。
日本編 追加
篠田節子「幻の穀物危機」「やどかり」
村田基「白い家の少女」「反乱」
式貴士「カンタン刑」
内田百間の青炎抄が怖かった。
先生のいかれ具合に鳥肌がたったな〜
意外と内田百間でてないな
怪物・怪獣部門
リチャード・レイモン「殺戮の野獣館」
友成純一「ネッシー殺人事件」
萌え部門
竹河聖「妖聖記」シリーズ
飴村行を忘れんな
現時点の作品でオールタイムベストに入ることなどあり得ない>アメ村
国内短編なら「ぼっけえきょうてえ」か「竈の中の顔」かな・・・
>>384 岡本綺堂なら「一本足の女」も入れてほしいな。
ただベストということだと「白髪鬼」に一歩ゆずるか。一本足だけに。
392 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/26(月) 21:41:59
最近リチャードレイモンのビーストハウス2巻読んで好きになったんだけど
日本での続編の翻訳は絶望的なのかな
この人に似たような作者いない?
ジャック・ケッチャムとかはどうでしょう。
ダウナーな作品ばかりで、野獣館と共通するものがある。
あと日本では、西村寿行の「悪霊の棲む日々」という作品。
エンディングに野獣館と似たようなテイストを持っていた。
探偵
そういえば2号で潰れたホラー文芸誌「ホラーウェイヴ」は、
2号が友成純一&鬼畜特集でレイモンの短編も訳出されてた。
ブックオフに入荷されることもあるので、興味のある人はどうぞ。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/15(日) 22:03:17
ここの連中はホラーとグロの区別もつかない低レベルの集まりですかwww
海外のホラー→怪獣が血みどろ殺人
日本のホラー→貞子精神的に怖い
てなイメージなんだが海外作品も直接的描写以外で恐い作品あるみたいだなぁ。
ただ海外ホラーとか取扱無さすぎてなかなか買えない。田舎暮らし乙。
ネット環境にあるなら田舎暮らしは関係ないでしょ。
自分は静かなホラーも、騒がしいホラーもOKだが
キングは苦手。長すぎて途中で飽きる。
最初の一ページ読んで合うか合わないかは確認して買いたい俺は
きっと貧乏。
海外のホラー
化け物の類が、明確な目的と思考を持って襲い掛かってくる。
出現、襲撃にルールがあり、弱点もある。幽霊類でも実体を持つ。
対峙する人間は戦う。相手の隙をついた作戦を用いる。
日本のホラー
化け物の類は、憎悪などの感情に囚われ、己を見失っている。
出現ルールはあるがフェイントしてくる。正体がなかなか見えない(人でも幽霊でも)
対峙する人間は、基本逃げる。で、原因究明をする。
自分の認識はこんな感じ。
ウエイクフィールドもエイクマンも読んだことなさそうなレスだな。
ウェイクフィールドやエイクマンは「ホラー」じゃなくあえて「怪奇小説」と呼びたい
>>400がいってるのはあくまで海外のモダンホラーだわな
ホラーの定義が怪奇か恐怖かで意見が割れるんだな。
歴代のブラム・ストーカー賞受賞作は大半が恐怖小説。
しかし、それらに恐怖を感じない読者も多いのであった。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/03(木) 12:49:28
D−ブリッジ・テープは読んだ後重くなる
>>405 山田某にくらべりゃまだマシだろ>ゆとり度
俺は一読して十分だったし、オールタイムベストに入るほどじゃないと思うけど
>>2に同意だが、一編ということなら
「ジャクリーン・エス」でよろしく。
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/10(木) 22:38:38
ゆとりだろうが結果出せば問題なしだな
ゆとり作家の場合、30代がギリギリのラインだろ
ラノベに逃げるという方法もあるが、大抵、消える
マンガでも少年誌、少女誌、青年誌と上手く描き分けてる人はいるし。
冲方丁が異形コレクションに発表した短編は大人向けの内容だった。
バーカーの血の本て何かですごいお勧め作品になってて読んでみたけど笑った
あれ怪談を知ってる日本人じゃギャグにしかならないだろう
キモいけど怖いってのとは全く別次元
数多あるキング原作のB級ホラー映画観ると笑っちゃうのと全く同じ
そりゃ個人の感性の問題だろう
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/19(土) 20:17:00
遠藤徹の「壊れた少女を拾ったので 」はどんな評価ですか?
>>411 そうかなあ。俺は日本の怪談は好きで綺堂も円朝も結構読んだけど、
現代の海外ものならバーカーが一番好き。
あなたの好きなホラーはどんなんですか?
>>414 円朝読んでみたいんだけど何がおすすめ?
417 :
415:2009/12/28(月) 12:35:02
井上ひさしの「いけにえ」という作品を知っている人いますか?「イサムよりよろしく」という短編集の中に収録されています。
井上ひさしの短編って、ほとんどがユーモラスに書かれています。「イサムよりよろしく」も例に洩れずちょっと切ない喜劇集でした。
なので、暖かい気持ちでのんびり読んでいたのですが、一編だけ明らかに異質な短編が混じっていました。「いけにえ」です。
最初のページで、すぐに違和感を感じました。文章に温かみがなく、ホラー小説のような雰囲気なのです。内容も結末もホラーそのものでした。
他の収録作品とのギャップもありとても恐ろしく感じました。誰か同じような感情を持っているかもと思い、ネットで感想等を探して見ましたが、
マイナーな短編集なので、感想を書いている人がいませんでした。ここの人たちならもしかしたら知っている人がいるかもと思い書き込みました。
もし、私の書き込みを見て興味を持ってくれた人は、是非読んでみてください。
その際、先入観を捨て、普通に最初の短編から順に読んでいくことをオススメします。
私が感じた、気持ち悪さ、違和感をわかってもらえるかも知れません。
井上ひさしはあの顔が異形
あれで結婚できてること自体ホラー
作家をつかまえてその顔を批評してるとかマジで異形
それで文盲じゃないこと自体ホラー
2ヶ月前のレスに今さら・・・
一時期、国内ホラー小説が腐るほど出てたがほとんどここにのってないねw
所詮、粗製濫造だったってことでしょ
短編集やアンソロジーを読んでると、個人的には面白いと思ったものもあるけど
オールタイムベストに上げるまでのものはないな
オレはぼっけえと玩具修理者二つ読んで
国内ホラーは凄いんだなと思ったんだがw
それ以外は読む気がしない・・
>>424 ホラー小説大賞の作品は面白いの多いね。
桐生祐狩の夏の滴なんかも気持ち悪くて好きだ。
短編、長編共に日本のホラー小説は決して海外に劣って無いと思うけどな。