1 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
ホラー小説のオールタイムベストってなさそうなので決めてみませんか?
国内長編、国内短編、海外短編、海外長編で
それぞれベスト10くらいまで
つーか、この板でいいんだよね?一応、ホラーって板名ついてるし
クライブ・バーカー「血の本」
これ以上のホラーは無い(断言)。
石
どーせ海外長編はキングののろわれた町とシャイニングあたりが入るんだろ?
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/04(月) 12:22:44
つーか、誰もいないな
あえて、ゲーテの『ファウスト』とか言ってみる
>>6 宣伝なのか、ネタなのか分からないな
ギネスブックにはもっと怖い奴がいるぞ
1分で生きたままのゴキブリ36匹を食べる奴とか、30秒間に62匹のミミズを食べる奴とか
ある程度候補を決めてから、投票方式にした方がいいと思ってるけど
このスレ誰かいるのか?
いるけど、ホラーはよくわからんので静観モード。
SF・ファンタジー・ホラー@2ch掲示板という板名だけど、
この板はホラーファンが少ない気がする。
ミス板、一般書籍板でもホラー作家のスレがあるから見事に分散している。
全部の板にこのスレたてるわけにもいかないし。
ホラーファンが多い板ってどこの板なんだろ?
オカルト板?
>>1 投票のフォーマットを作らないと、収拾つかんよ。
11 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/04/08(金) 13:07:13
二つばかり投票しといた。
ぼくもとうひょうしていいかい・・・
あらさないから・
16 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/10(日) 12:05:09
age
海外短編集「血の本」に一票、海外長編に「殺戮の<野獣館>」追加しますた。
人いないな。ホラーファンってこんな少ないのか
ファンは多くても群れるタイプでないと見た
傑作が多すぎて一つになんて絞れません
23 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/04/26(火) 19:05:35
>>22 1人が複数に投票しても構いませんので。
ベストは1つだけじゃなくてもいいです。
同じ作品にいっぱい投票するのは勘弁
ついでにage
ジョナサン・キャロルの「死者の書」と「我らが影の声」に1票ずつ。
25 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/26(火) 22:20:15
キングの中編「霧」
ジョン・ソール「暗い森の少女」に1票ずつ。
怪奇小説とホラー小説って違うよな。
27 :
クネクネ ◆PavraOGijE :2005/04/28(木) 18:52:37
とうひょうすうすくなすぎ・・
あげ・・・
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/29(金) 19:53:44
>>26 あなたがホラーと思ったものがホラー小説です。
30 :
18:2005/04/30(土) 20:01:24
おっ、野獣館が一票増えてる。
なんか嬉しいな。
31 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/04(水) 09:01:13
投票しました。
ついでに、項目追加。
シオドア・スタージョンの『考え方』です。
SF作家って、ときどき凄いホラー小説を書くときがあるね。
私をしっていますか?有名人です
>31
正体不明のもの、未知のもの、理解不能のものへの恐怖は大きく、
SF作家はそれらを描くのが上手いからじゃないかな。
ホラーでバケモノが正体を表わした途端にギャグに変ぼうした
作品は多い。
レムの「ソラリスの陽のもとに」は最初のほうは恐かった。
34 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/05/09(月) 15:49:50
投票開始から約1ヶ月たつので、
そろそろ投票の期限を決めようと思いますが、どうでしょうか?
35 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/09(月) 23:51:39
36 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 11:33:49
gg
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/02(木) 18:25:30
あげ
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 00:43:54
スプラッタパンクってのに惹かれてしまう
39 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/04(土) 00:58:10
クトゥルフと異形コレ作品はNGなのかな?
40 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/06/04(土) 12:36:52
>>39 クトゥルフでも異形コレでも、小説であればokです。評論はNG。
クトゥルフものは短編集(アンソロジー)に入っている限り、長くても短編の方に投票をお願いします。
『異形コレクション』などの何冊も分かれている短編集は全部で1つの短編集とします。
(異論があれば、これは訂正するかも)
ただし、本家異形コレクションと綺賓館は別として構いません。
>>38 文春文庫から一時期連発してたけど、最近は出なくなったね
もうネタ切れ?
話題がズレテスマソ
>>41 未訳のものはまだまだあるが、
既訳分はあんまり売れなかったんじゃない?
売りにしてた過激さもそれほどじゃなかったし、
凡庸なのが多かった。
それなりに独創性があったのは、
レイ・ガートンの『ライヴ・ガールズ』ぐらいか。
だいたいスプラッタパンク自体が、
本気のムーブメントじゃなく作家同士のお遊びだったからね。
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 17:54:30
44 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/06/14(火) 18:54:52
もうそろそろ締め切りたいと思います。半永久的にやっても意味ないだろうし。
来週の火曜日を投票期限にします。
>ライヴ・ガールズ
おっ、確かどこかで見かけたタイトルだと思ったら、前に古本屋で買ったまま
部屋の隅にうずもれてた奴だ。
発掘したのでさっそく読んでみよう。
46 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/19(日) 00:22:51
クライヴ・バーカー「丘に、町が」。
映像の凄さに1票。
47 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/21(火) 04:16:18
レス50も行ってないのに、そりゃないでしょ。
>>1 そんな暴虐な決定が横行すること自体、ある意味ホラー。
いったいここはどんな秩序で回っているのやら。
まるで「くじ」に描かれた世界に無理やり紛れ込まされたみたい。
>>47 50を越す可能性より50行く前にdat落ちする可能性が高そうなので、今日を締切にしてみようとした次第。
1000行くまで待ってたら2年以上かかるだろうし。最近、投票所への投票も1週間に1回あるかないかくらいだし。
少し強引過ぎた気もするので、とりあえず今日の締切というのはなしにして他の方々の様子見にします。
2つばかり投票しておいたぜ。
関係ないが、海外短編アンソロジーを読んでると
「黒猫」「猿の手」「上段寝台」「ダンウィッチの怪」「ルクンド」
「ラパチーニの娘」「アウルクリーク橋の出来事」あたりは読み秋田ってほど出てくるな
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/26(日) 13:57:02
日本のホラーかミステリー小説でスプラッタパンクなやつを教えてください。
夏目漱石「夢十夜 第三夜」
52 :
吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 11:41:02
@
53 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/01(木) 11:19:48
ください
あれ〆切済?
投票しちゃったYo!
しかし国内短編に走る取的いれた人と
握手したいw
55 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/10(土) 23:44:26
投票所で投票してきたよ
56 :
無名草子さん:2005/10/02(日) 12:07:42
ダブルクリップの大勝
57 :
1 ◆grZCWCboXg :2005/10/12(水) 16:53:48
さすがにもう投票する人はいないと思うので、とりあえず結果発表です。
投票所の方はなんかの役に立つかもしれないので一応残しておきます。
というかこのスレ人いなすぎ。
国内長編
貴志祐介『黒い家』
国内短編
小林泰三『玩具修理者』
国内短編集
岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』
海外長編
シャーリイ・ジャクスン『山荘綺談』
海外短編
シャーリイ・ジャクスン『くじ』
海外短編集
クライヴ・バーカー『血の本』
シャーリイ・ジャクスンが唯一の二冠。
玩具修理者以外にSFホラーがランクインしなかったのはSF板としは意外。
ミス板や一般書籍板でやると違う結果がまた違う結果が出てきそうです。
×SF板としは○SF板としては
>>57-58 乙す。
自分も投票したけれど、順当過ぎてなにやら物足りない結果でもあるw
国内は日ホ大賞関係が占めたってのも何だかね
>SF板としては
SF限定板じゃないかんね
一応SF・ファンタジー・ホラー板であるわけで
60 :
遅ればせながら:2005/10/13(木) 04:18:40
デイヴィッド・マレルの『オレンジは苦悩、ブルーは狂気』。最近、新訳を含む短編集が出た模様。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/13(木) 23:59:11
ぼっけえきょうてえがランクインするのはどうかと思う
>>61 はげ同。まあ、一時的なブームはつくったけどね。
山田悠介作品が書店で平積みだったので売れているんだなと思い
アマゾンのカスタマーレビューを見るとボロクソに書かれていた。
タイトルとかそそられますが読むのを躊躇しています。
どうなんでしょうか。
>>63 友達に勧められて何冊か読んだけど
何かのパクリっぽくオリジナリティーが感じられない
読みやすいけどどれもワンパターンな創りで子供が読むのには良いと思う
子供が読むのにはよいと思うって子供が書いても説得力ないなあ。
67 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/19(月) 01:37:16
吉村昭「羆嵐」
これ知らないで、ホラー小説ファンというやつはモグリ
子供が読むのにはよいと思うって子供が書いても説得力ないなあ。って子供が書いても説得力ないなあ。
すまそ、投票所の入力間違えた。
海外短編集で、コメントが書名として入力されてしまった。
管理人の方、お手数ですが削除よろ。
こんなスレがあるのに今頃気づいた……。
一編だけ選ぶというのは無理だよな。中の上ぐらいのがたくさんあるから。
国内長編
鈴木光司『リング』
国内短編
鈴木光司『浮遊する水』
国内短編集
小林泰三『玩具修理者』
海外長編
フランツ・カフカ『審判』
海外短編
ジャン・ロラン『仮面の孔』
海外短編集
レイ・ブラッドベリ『10月はたそがれの国』
鈴木光司ほかのはことごとく糞だが、この2つだけはいいので。
キングとか結構読んでるけどベストに挙げるほどのはないし。
シャイニングもいまいち。
むしろSFっぽいレギュレイターズのほうが好きだがホラーじゃないし……
ホラー読む人ってミステリとかファンタジーのついでに
読む人が多いから、人が集まらないのは致し方ないな。
72 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/02(月) 12:55:30
玩具修理者がなんでベストに入るんや
落とし話に近いお笑いやろ
同じお笑い系なら友成のがよっぽどマシや
おのれら、ほんまレベルひっくいのぉ
>>67 分野はドキュメンタリーだけどさ、
吉村昭さんって凄い作品群だよね。
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/01/02(月) 21:16:43
本当の芸術ってのは人を不安にさせるものだ。昔誰かがそんなコト言ってました。
つまり本当の芸術が社会の常識を打ち破るとするなら、
その常識をとりあえず信じている人は不安になるわけで。
八犬伝に代表される勧善懲悪型物語が四迷・逍遥に否定されたのはそのへんに理由があってさ。
悪人が最後に破れ結局正義が勝つなんてただの願望じゃん。
本当の社会はそうじゃないじゃん!真実を書け!てな感じ(だから写実主義にいく)
だけど、だからって暗いだけの小説書いて「オマエラこれが現実だぜ」ってな顔されてもね。
暗いだけじゃ元気でないんだよ!ドストの「罪と罰」やフィッツジェラルドの
「崩壊」なんかは確かに暗いけどそれだけじゃない。
だから人の心を良導するんだよ!悩める魂に対して力になるんだ!
読者を動かすかどうかの方が大事だよ!という訳。
そして読まれない本に動かされる読者は居ない以上、
「売れ行き=その本の芸術的価値」は圧倒的に正しい訳だ。
76 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/03/25(土) 05:07:20
あげ
77 :
林明大(はやしあきひろ):2006/04/03(月) 23:46:29
私をかわいいとおもいますか?
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/05(水) 14:36:00
何か新ネタないのー?
79 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/04/19(水) 12:41:15
保守
80 :
林明大(はやしあきひろ):2006/04/27(木) 10:11:38
私と遊んで見たいですか?女の子ですよよく男性に間違われます何故でしょうか?
投票所の海外長編で1位になってる、シャーリィ・ジャクスンの山荘綺談を
読んだんだけど、どこら辺が怖いのか全然分からなかった。
メル欄の描写がいいってこと?
読解力のない私に、メル欄で教えてください。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/15(月) 22:00:53
映画化されて広く認知されるホラー小説は海外のものが多いけど、
ホラーとしての出来自体は圧倒的に国内作家のほうが良質なんじゃない?
そりゃおまいが日本人だからだろ
>>82 未訳の、映画化できないようなホラー小説に良作があるかも、とか思わないのな。
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/05/20(土) 01:28:06
面白いホラー小説教えて。
あんまり長くないので
牛の首
俺の顔
>>88 ホラーなのかもしれんが、小説ではないのではないか。
永井豪のススムちゃん大ショック。
でも平塚で娘殺した鬼母いたけど、
既に現実になってる感じでコワス。
91 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/07/09(日) 18:35:40
アヤツジユキトの「殺人鬼」
確か殺人鬼は二巻も出てる
どちらもスプラッタホラーです
スプラッタミステリーじゃね?
館シリーズはミステリー
殺人鬼は内容が結構生々しいのでしいのでホラーだと認識していました
あんな感じの小説って他に何かありますか?
>>94 ケッチャムの「オフシーズン」とかリチャード・レイモンのやつ
96 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/10(木) 21:59:55
Pet sematary!!!
97 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/12(土) 09:03:09
98 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/13(日) 22:04:39
99 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 01:25:15
『殺戮の〈野獣館〉』の良さがいまいちわからない。
ラストは意外……というか、なんだこの尻軽母ちゃんは、と思っていたので
溜飲が下がりました。
やあ久しぶりにくねくねの残ってるレス見た
元気かなあ
101 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/26(土) 22:40:57
102 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/27(日) 09:08:40
ちきい
103 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/08/27(日) 19:50:49
the Stand
104 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/04(月) 20:14:06
投票してきたあげ
105 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/04(月) 22:57:41
今キングの最高傑作とされるシャイニング読んでる。
本当につまらん。ありえないくらいつまらん。
訳が悪いのか?これは日本じゃ絶対売れない。
作家でご飯の素人投稿のほうがまだ面白く感じる。
なんか人の罵言聞かされてげっそり、って読後感あるよな。
107 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/05(火) 00:16:15
そう、んな感じ。それに導入が長すぎ。
いつになったらメインディッシュが来るんだよ、と。これは酷い。
「シャイニングがキングの最高傑作」って初耳なんだけどw
角川ホラー文庫のホラー紹介本にそう書いてあった。
その紹介と2ちゃんの意見を総合して
その後にゴールデンボーイとペットセマタリーが続くようだがどっちも見てない。
シャイニングは高校の頃、ホラーって認識なしに読んでかなり面白いと思ったけど
延々と日常的なフラストレーション描写を積み重ねていく手法は、今のご時世じゃ
受け入れられないかもな。
111 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/05(火) 21:40:34
そもそもキングは怖くはないよね。
でも面白い。あの饒舌体が。
シャイニングは重厚に雰囲気を盛り上げていくタイプで
俺はキングの中でいちばん好きだな。
確かにクーンツみたく下品なアクション積み重ねタイプじゃないから
だめな人はだめだろう。
今でも新刊で手に入るぐらいだから、
おもしろいかつまらないかはともかく、
「これは日本じゃ絶対売れない」という
>>105の判断は大ハズレだな。
てか、オールタイムベストのスレで何でつまらない小説を挙げるんだ?
愚痴るならキングスレへどうぞ
>>105。
一般的にはキングの最高傑作はITだろ。
あとグリーンマイル。
シャイニングだなんて聞いたこともない。初期の佳作ぐらいの位置づけ。
>シャイニングだなんて聞いたこともない
そんな知識でキング作品についてどうこう言うな
>初期の佳作ぐらいの位置づけ
聞いたこともないなら当然未読だろ?なんでわかるんだ?
わかっていただけますかね、ミスター
>>115?ぜひとも黙っていただきたいんです。
あなたが口と呼ぶ、その肥溜めを―閉じておいてほしいんですよ(`・ω・´)
115=20代
116=30代と見た
117=40代?
116は「シャイニングだなんて」が「最高傑作がシャイニングだなんて」の略だと
分りきっていながら、たんなる揚げ足取りをしてるのか
それとも本気で日本語の読解能力がないのか
116みたいな誤読をされるなんて想像もしなかった。
上のほうのレスの流れから明らかだと思うんだが。
116=20代ぐらいのゆとり世代じゃないか?
文脈読み取る力が著しく乏しい。
なんか、海外の小説って、導入部分とか、本筋とは関係ない話とか多いよな。
例えば主人公が、田舎から出てくるいきさつとか。
冒頭の「〜へ捧げる」とか、どっかから持ってきた詩の引用文とかもウザイ。
>>116は後半のネタを書きたかっただけだろw
>>122 そうか?作品や著者の巧拙にもよるけど、人物像を掘り下げて描写するって意味では必要だと思うけどなあ。
後半やクライマックスに向けての伏線になってることもあるし
それをウザいってんなら海外の長編を読むには向いてないんじゃない?好みの問題として。
献辞はネタ元を知ってたりすると楽しい場合もあるし。
俺はそれより、国内の長編作品も海外作品のように
冒頭に人物紹介を載せて欲しいと思ったりする。
まあものによるでしょ。
最近は国内のもそういうのが増えてきたんでね?
age
古川日出男ってその典型だな。
>>123 昔はアメリカの長篇大衆小説も、今ほど人物像の描写が判で押したようにくどくはなかった。
ホラー系なら例えば、『妻という名の魔女たち』『何かが道をやって来る』『山荘綺談』なんかと
キング以降のモダンホラーを読み比べてみればぜんぜん違うだろう?
これは1970年代以降、出版・書籍流通業界が巨大コングロマリットに組み込まれて、
小説も大量生産・消費される商品と化したため、出版形態が長篇書き下ろしに偏り、
小説作りも最大公約数的にマニュアル化されてしまったせい。
そのためアメリカの娯楽小説は、短篇で済むようなネタもむりやり書き伸ばして長篇化したり、
読解力の低い層向けにくどくしつこく書くことが当たり前になってしまった。
詳しくはクーンツの『ベストセラー小説の書き方』を読めば判る。
クーンツはこの変化に肯定的というか、それに乗って一発当てよう!という本なので、
一定の距離を置きつつ読む必要があるが。
128 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/08(金) 10:01:54
129 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/09(土) 16:39:46
age
130 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/12(火) 02:14:50
くどくどしつこい文章が大好きな俺は読解力なかったんだねorz
それはともかく、
>>115『呪われた町』や『シャイニング』など、
初期の傑作のほうが好きっていうキングファンも結構いると思うよ。
あと、モダンホラー翻訳界の重鎮、小倉多加志の翻訳が読みにくくて困る。
ロバート・マラスコの『家』など、新訳出してくれ。
シャイニングは俺も好きだけど。
幽霊屋敷ものとしては最高水準の作品。
ただ、あれがキングの代表作かというと
ちょっと違う気がするし、
世間一般でも、いまだにあれを代表作とする人は
やっぱり少数派じゃないかなあ。
「代表作」というからには、その作家の特徴が
すべて入っていることが要求されると思うので。
大作志向、純文学志向、ハイブリッド志向──
この辺の要素がまだ希薄な感じ。
>その作家の特徴がすべて入っていることが要求される
う〜ん、そうとは限らないのでわ
洋物ではクライヴ・バーカーとジョナサン・キャロルが好きだ
微妙にファンタジーだけれども
ポーが良い。
眼鏡をかけないせいでお祖母さんと孫を間違えてプロポーズしたので、
お祖母さんが笑ってジャンプして踊りまわるって短編とかハチャメチャ。
135 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/13(水) 22:46:37
136 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/17(日) 07:55:33
すたんど
137 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/18(月) 16:32:42
138 :
渚 水帆(作家志望☆アイドル):2006/09/18(月) 17:19:13
4192.ケータイ小説「限られた才能でチューリップ」☆前半 返信 引用
名前:渚 水帆 日付:9月18日(月) 16時57分
日記の方に、渚が阪大の1年生になってすぐの、長い夏休みの
間に初めてコバルト用に書き上げたあの初々しい夏の始まりを
思いだします♪(^−^)
最初に書き上げた小説は、そのまま出すのはあまりにも
恥ずかしかったので、今風にアレンジしました☆
それでも十分に恥ずかしいですが、
まぁ、みなさん自信をつけに読みに来てね♪
↓渚 水帆作 「限られた才能でチューリップ」☆前半
http://otd7.jbbs.livedoor.jp/267968/bbs_tree
ヾ(・ω・)ゞ井上雅彦のショートショートが好きだぼんさん
140 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/22(金) 12:50:44
くじ Sharly Jackson
141 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/23(土) 02:45:46
投票の少なさにワロタ
142 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/24(日) 22:46:34
143 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/26(火) 21:59:03
144 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/29(金) 21:05:53
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/09/30(土) 11:01:26
やっぱオカルト板とミステリー板にも貼ろうぜ
146 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/03(火) 17:03:16
147 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/05(木) 21:08:48
スタンド
148 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/06(金) 20:38:14
age
149 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/15(日) 23:02:58
マイケル・スレイドのグール
カットスロートのが好き
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/16(月) 10:13:34
ロストソウルズ
152 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/16(月) 23:16:24
やっぱハンニバル
153 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/18(水) 13:37:45
ジャック・ケッチャム 隣の家の少女
154 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/19(木) 23:49:18
やっぱ、キング、クーンツ、マキャモンかな。
呪われた町か、ファントムか(ウォッチャーズでも)、スティンガーか。
ホラーのレベルの高さ=怖さ なら呪われた町なのかな。
ストラウブの「ゴーストストーリー」もいいよね。
みんなはホラーのベストの基準ってどのへんにあるんだろ。
おれは怖さも必要だけど、やっぱ読ませるのが好きだ。
155 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/20(金) 20:34:27
ケッチャム オンリーチャイルド
156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/21(土) 20:34:53
モダンホラーは怖くない。ホラーというより、怪奇風味の味付けした
エンターテインメントだな(けなしてるわけじゃないです)。
娯楽作品としての質が高いものが多い。
でも、ほんとうに背筋を凍らせる物語を読みたい。
157 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/21(土) 21:01:35
小松左京の
「石」
精神崩壊しそうになった。
158 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/22(日) 21:08:46
Sキング ペットセマタリー
怖くて悲しい家族愛ホラー 猫ちゃんもね
>>158 > ペットセマタリー
自分もキングの小説の中ではこれが一番ぞっとした
これは本格ホラーだと思。
160 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/25(水) 23:24:18
キング シャイニング
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/10/26(木) 18:58:55
群猫
ホラーは怖くなきゃ意味がない
キングは好きだが怖いと思ったことがないんで俺は推せない
しかしリングは怖かった。恥ずかしながら
>>162 リングって鈴木なんたらのリングですか?
リングはめちゃくちゃ怖い小説なんだが、どうにもこうにもいろんなかたちで消費されつくされてるからなあ。
ドラマにも映画にもなっていない出版当初に何の情報もなく読んだときに恐怖ったら・・・
>>164 確かに前知識無しに読んだ場合は怖そうだ・・・
映画は見たことあるんだけど、それでも小説で怖さを堪能できるかな?
良かった。リング怖いっていうやつが他にもいて
メディア露出しすぎで今や貞子なんてギャグ扱いだもんな
でも小説は滅茶苦茶怖い。増殖の所背筋がぞっとした
おいおい、ここは組織票でもやってんのか?
どう読んだら黒い家が一番怖くなる?
ありえねーよ。あんなグダグダな三文小説。
クソババアが包丁もってきても怖くもなんともねーよ。
あれか、一番怖いのは人間だ・・・なんていう
キングあたりで一時期ブームになってたテーマを内包
してるからか?でもすでに古臭いだろ?
それにキングのほうが数段上だしな。
さっさとキングに票いれてランキング塗り替えちまおうぜ
どこを縦読み?
>>167 禿同。
正直黒い家は全然怖くなかった。
あれが怖いって奴は
リングを読め。
50倍怖いから。
アイデアでも数段上
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/05(日) 00:06:16
日本の現代ホラーなら、井上夢人の「メドゥサ、鏡をごらん」が今まで読んだ中で一番怖かった。
黒い家とかリングとかはあまり・・・
黒い家読みオワタ
なかなか怖かったわ。これけっこうスキヨ。
呪怨も読んでみたが、このスレの話題にあがらない事に納得w
メインストーリーより合間合間にあるショートストーリーの方がおもしろい。
ということで次は鈴木氏の「リング」いってみる。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/11(土) 18:33:08
黒い家は怖かったけどな。でも一番怖かったのは、
生命保険の会社に勤めてる友人が、黒い家を読んだ後に言った一言。
「あー、たまにいるよね。こういう感じの人」
ぞっとしたよ。
現実にあるような話だから、ホラーとしては物足りないんだよ。
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/13(月) 21:26:13
>>173 同感。結局人間がいちばんこわい、って話はリアルでわかってるからおなかいっぱい。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/14(火) 02:08:56
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/11/14(火) 18:32:33
ホラー映画はローズ・レットが好き。
あの超能力少女の演技が心に残ってる
リング評判になる前にハードカバー買って読んだが
正直ハァって感じ
全然怖くもなんともなく
自分の死に顔見て恐怖のあまり死ぬとかって・・・
これで怖がれる人はあまり恐怖小説とか読まない人ですかね
ホラー大賞受賞作を次から次に読んでるが、怖いもんがねぇw
まだ小説界は、ホラーを定義できてねぇのかな?
パラサイトイブはグダグダ知識披露されただけで、何にも頭に残らなかった
ぼっけぇきょうてぇは、単なる不幸話だったし。全編不幸自慢。はだしのゲンよんでるみたいだった
黒い家は話が始まるまでなげーのなんの。しかも普通に日常で起こりそうだからどうでもいいし
Dブリッジテープなんか、ひたすらグロいだけだし
せめてましなのはリングだけか?
ミステリー要素は面白かったし、緊迫感もうめぇし、貞子のキャラも立ってて、オチもほどよくダークだし、
こいつだけだな。
リングはホラー大賞受賞作ではない。
幽霊が出てくるオカルトものでも読んでなよ
>>179 ぼっけぇきょうてぇは俺は楽しめた。岩井志麻子は雰囲気作りが巧いと思う。
岡山弁ばっかり、ってのもどうかと思うが。
オチもなかなか怖かったし。
Dブリッジテープは正直何故そこまで推されてるのか解らなかった。
つーか初めて文庫本で20分以内に読み終わって吃驚した。
岩井志麻子はぼっけぇきょうてぇより岡山女の方が好き
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/30(土) 01:27:22
五十嵐貴久の『リカ』を入れてやってくだパイ
185 :
ババア:2006/12/30(土) 18:10:11
「黒い家」は(メール欄)がやたら強いってのが怖さを損なってると思う。
あんなに戦闘力の強い(メール欄)いねーよって。
暴力団にしたほうがよかったんじゃないの。
186 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2006/12/30(土) 18:11:08
しまった、名前のところに入れたしまった(鬱
楳図かずお>越えられない壁>その他のホラー作家
アナザヘブンが一番好きだったりする。2は糞だったのが残念だけど。
189 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/13(火) 10:58:08
≫167
そこまで言わなくても・・・。読ませる力は十分あると思ったけどなあ。
でも「人間が一番怖い」のが古臭いってのは同意。今でも流行ってるのか?
キングは短編のほうが怖いと思うけどな。
あの、プールで変なやつに襲われる話とか、「やつらはときどき帰ってくる」とか
とうもろこし畑の子供たちとか。でも「人間圧搾機」みたいなハア?な話もあるけど。
190 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/13(火) 11:14:20
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/13(火) 11:14:58
アンカーミスでした。すみません。
>>189 >「人間圧搾機」
ギャグ小説として傑作
キングは短編の方が怖いよね
煩雑な生活描写が削られてソリッドになってる
長篇になるほどホラーは怖くなくなるからなあ
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/02/16(金) 13:58:47
長編ホラーで「これは!」ってのあるかな?
多分人気高いのは「黒い家」だろうけど、結構貶されてるね・・。
個人的に「ガダラの豚」は結構いいんじゃないかな。
バリバリのエンタテインメントだから読みやすいし、怖いところもあるし。
196 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/27(火) 21:06:02
キングのミザリーとペットセマタリー。
読み終わってすごく怖かった。ミザリーは映画のほうも見たけど、古臭い画面が妙に怖かったように思う。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/28(水) 15:21:48
夢野久作 ドグラマグラ
変革探偵小説となっているが、まあホラーのようなもの
人間の狂気を、キチガイを主人公にして書いた作品
含み持たせて描写したのに、キチガイの一言で済まされるのは
なんかかわいそうだなw
ま、実際はそうなんだけど・・・
映画のカリガリ博士も似たような話だった気がする
199 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/03/31(土) 01:36:20
既出だが、シャーリー・ジャクソン「たたり」怖くないけど・・・。
もひとつ、短編集に入ってた「魔女」だっけかな?これは不気味だった
あと、創元推理文庫かなんかで出てる日本人作家のアンソロジーに
載ってた、「大好きな姉」だったかなあ、あれよかった。ジメジメ。
シャーリィ・ジャクスンなら「ずっとお城で暮らしてる」が素晴らしいな
五十嵐貴久の「リカ」って小説はラストのシーンをちょこっと想像した時は
ゾッとしたよ・・・・。
海外のホラー作家ではクーンツ、ウィルスン、ソールが好きだ。。
国内なら、貴志祐介、赤川次郎が好きだな。。
ホラー味は少ないが、ウィルスンの「始末屋ジャック」のナイトワールドシリーズに
最近ハマってる。
@、レリックの作家の2人が書いた作品も何気に好きだったりする。。
202 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/20(金) 15:25:16
あげる?
レリックって、なんか惜しい作品だなっていう感想だな
無理に怪物に変えなくてもよかったんじゃないかとおもったり・・
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/20(金) 22:09:48
>>185 そうそう、心の邪悪さや狡猾さが怖いんだから、さらにあんな打たれ強い
キャラにしちゃ台無し。ミザリーなんかもそうだけど、なんで普通の人間なのに
みんなラスボス化して第2形態とかになっちゃうんだろ?手負いの熊ってこと?
格闘に逃げれば簡単に話が盛り上げられると思ってるんだよ。
作家の甘えだな。
206 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/25(水) 21:51:14
ホラーにアクションが入ってくると興醒め。個人的にだけどね
207 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/04/27(金) 17:43:18
ダン・シモンズの「サマー・オブ・ナイト」
D・クーンツの「ドラゴン・ティアーズ」
ロバート・R・マキャモンの「奴らは渇いている」
テリル・ランクフォードの「惨殺の月夜」
あたりが好きで何回も読んでるんだけど
最近の海外モノでオススメありませんか?
創元の「トーテム(完全版)」なんてどうよ
>>206 エイリアンとエイリアン2を一つの映画にするなって事だな。
210 :
207:2007/05/02(水) 14:13:13
>>208 亀だけどレスthx
今買ってきたけど「ランボー」の原作者の人で驚いた
GW後半に読もうとwktkしてます
>>210 ランボーの人はダークサスペンスやホラーの名手よ。
中短篇集『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』 は粒揃いだ。
むしろランボーが異色にして駄作っぽいな
一人だけの軍隊はあれはあれで名作だと思うが。
214 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/08(火) 16:42:34
キングのペットセマタリーは、子持ちの俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く悲しいお話
正直読んでて泣けてきた
キングのクリスティーンは、童貞高校生の俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く悲しいお話
正直読んでて泣けてきた
キングのキャリーは、ブス処女の俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く悲しいお話
正直読んでて泣けてきた
キングのクージョは、愛犬家の俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く悲しいお話
正直読んでて泣けてきた
キングのシャイニングは、作家志望の俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く悲しいお話
正直読んでて泣けてきた
キングのファンの連投レスは、別にキングに思い入れのない俺にとって
ホラーでもゾッとする話でも無く、物凄く情けないお話
正直読んでて泣けてきた
220 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/17(木) 04:15:18
流れをぶった(ry
ランボーの人の第2(?)短編集『真夜中に捨てられる靴』読んだ。
「目覚める前に死んだなら」泣けた。でも前作よりは落ちるかな。
あとシャーリィ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』は創元から新訳が出るらしい。
オールタイムベストにはヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』に1票。
よく考えるとすごく怖い話。
マジ?<「ずっとお城で〜」復刊て
「山荘綺談」で思い切り気持ちが滅入って、「くじ」でさらに陰鬱にさせられたので
これも是非とも読んでみたかった
「ずっとお城で〜」は意外と見かけるしね。
名作なので復刊新訳は嬉しい限りだが。最後の一文がたまらないんだよな。
小林泰三のおばあちゃんの絵だったか?
タイトルうろ覚えだけど・・・。
怖かった。
225 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/20(日) 22:49:34
ロバート・R・マキャモンの「死の都」が今まで読んできたホラー短編の中で
一番ゾッとした。
キング「霧」
読了した夜、異世界の虫の大軍が押し寄せてくる夢をみた。
あんな極彩色で気味悪く恐い夢はじめてだ。
思い出しても、ああ・・・OTL
227 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/15(日) 22:29:28
ここの住人なら馬鹿にするかもしれんが
携帯小説のゴメンナサイが怖かった。
俺も携帯小説を馬鹿にしてたんだが、うまい奴はうまいと思った。
ただで見れるから読んでみるのもいいかも。
今日古本屋寄ったら「メドゥサ、鏡をごらん」があったので買って読んだ。
何よりも衝撃だったのは解説を池波志乃が書いていたこと!
どうしても、あばずれwっぽいイメージしかなくて
あんな文章書ける人と思ってなかったんだけど
ぐぐってみたら推理小説好きで有名なんだね。
なんつうか見る目変わった&興味わいた。
小説の方はメ欄からして「あ」と思ってしまった。
一気に読めて面白かったけど。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/19(木) 21:58:05
メドゥサ、鏡をごらんってよくわからんかった。
でも割と面白いってあがってるよね。小学生の女の子がかわいそうだな、
っていうのとおとうちゃんの変な死に方だけだったな、よかったのは。
デヴィッド・マレルの『苦悩のオレンジ、狂気のブルー』読んだ人に質問
柏艪舎から出てるのを買って読んでるんだけど
なんか文章が淡々としすぎてて普通なら怖い場面も怖くないというか。。
淡々とした文体が余計怖いっていうのもあるだろうけど、
この本の場合、「〜した。〜だった。〜だ。」って連続しすぎてて
なんか学生の作文みたいに感じちゃう。
訳者があんまり経験ない人っぽいので、そのせい?
どの本読んでもこんな感じなの?
232 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/20(金) 22:06:38
>>228 アドレス教えてくれ。無料なら読んでみる。
233 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/20(金) 23:18:56
岡本綺堂はおもしろい?買おうか迷ってます。教えて。
234 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/21(土) 19:21:05
>>233 なんだか不気味なものが、そこにあって、何故そこにあったのか、
その理由も原因も説明されないまま終わるって感じの話が多い。
『新耳袋』なんかが好きな向きにはオススメ。
岡本綺堂の『すいか』は自信を持って推薦できる。
236 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/21(土) 22:29:21
松本清張が岡本綺堂を読んでたってどっかのスレで見たけど本当?
スレがあるかないか知らんけど、普通に読むんじゃねえかな?
>>236 いや、『半七捕物帖』だって書いてるしw
239 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/22(日) 03:20:01
じゃ綺堂すげーんじゃん??
↑なんか、クラクラめまいが来るんですが……。
岡本綺堂は凄く良いよ
耳袋も、旧怪談として現代解釈で最近出たけど
>>234さんが書いてるけどそんな感じかな
狂綺堂と呼ばれるだけの事はあるね
光文社文庫の絶版も再販したし
影を踏まれた女とか白髪鬼とか
綺堂の中国怪談集も面白い
242 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/24(火) 00:07:47
>>231 俺はむしろこなれていて読みやすい日本語だと感じたけど……
マレルの場合、起きていることの描写で怖がらせるというよりも、
絶望感とか喪失感で怖がらせるタイプなので、淡々としてるんじゃないだろうか。
それはともかく、マレルのホラーならスレの上のほうにも出てるけど、
「廃墟ホテル」(長編)や「真夜中に捨てられる靴」(短編集)もお薦め。
ちなみに翻訳家はベテランさんです。
>>241 綺堂は「影を踏まれた女」と「白髪鬼」の2短編集しか読んでないけど、結構好き。
「白髪鬼」のなかの表題作は、この話はどういう意味なんだろうかとしばらく悩んだ。
243 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/24(火) 00:29:00
赤江瀑の「海贄考」はまだ挙がってないよね?
創元推理文庫の「日本怪奇小説傑作集3」で読んだんだが、
最後の最後で文字通り鳥肌が立ったよ。
>>242 なるほど。あとがきにもあったけどヘンリー・ジェイムズの影響なのかな。
文体は読み進めるうちに慣れたのか、気にならなくなりました。
「白と黒、それに一面の赤」が気に入った。
「廃墟ホテル」と「真夜中に捨てられる靴」も読んでみます。
245 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/24(火) 03:08:19
みなさんホラーの季節がやってまいりました・・。なのになんですか!!このていたらくは!!
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/24(火) 10:09:13
そもそも、こんなに板の上のほうに来ていること自体が珍しいスレなんだけど……
まさかsage進行ってことはないよね
エドガー・アラン・ポーの『黒猫』。 背筋がゾクッときたね。
いま思えばアレは挿絵の力だったかもしれないワケだが。
248 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/07/25(水) 02:04:42
239だが。綺堂を買おうと思ったら買って読んでない本が3冊あったorz
橘外男の「蒲団」はすごい。
オーソドックスで新味はないがとにかく怖い。
岡本綺堂の怪談ベストスリー
「猿の眼」:士族風の男が子供を連れていたり、いなかったりするところが怖い
「停車場の少女」:ショートショートですね。ストレートに怖い。
「ウナギに呪われた男」:ウナギを生で食ってしまうんですよ。
岡本綺堂の怪談は、訳の分からないことが多すぎる。
で、そこが怖い。
本人も、怪談のコツは理由を付けない事、と言っているのだが。
>>249 たしかにマジこわいな
和風なだけに怖さが超しみる
>>250 私の岡本綺堂ベストスリーは
・寺町の竹藪
・経帷子の秘密
・水鬼
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/04(土) 21:06:39
綺堂の恐怖小説群で、これという一冊を教えていただきたいのですが、
どれがいいでしょうか?
254 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/05(日) 07:40:39
お金ないので、PCとか携帯で読めるホラー小説で
怖いやつ教えてください。
オカ板の洒落こわあたりの過去ログは小説より怖いもの多いぞ
まあ「実話怪談」って言われるもの好きじゃないとだめだけど
小泉八雲
258 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/14(火) 10:27:31
>>253 一冊というならちくま文庫がいいんじゃないですか?
光文社よりも値段は高いが話数も多い。
>>250氏と
>>252氏が挙げてるうちの四作品は収録されてるし。
259 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/15(水) 23:28:43
>>258 教えていただいてありがとうございます。
調べてみたら、品切れのようですね。古本屋か図書館であればいいなあ。
260 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/21(火) 21:53:36
キングは文体が合わなくて、ミザリー、IT、ペットは読めなかった。しんどくて進めない
少年のランニングの話と、神々のワードプロセッサーの中のタイムマシンの話が怖くていいいね
短編はすっきり落ちて怖いから基本的に好きです。
261 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/21(火) 22:39:32
キングの短編「ゴーサム・カフェで昼食を」は凄かった・・・
キングなら霧だよ
これが嫌いなやつはホラー好きとは認めんよ
あとランニングじゃなくてロングウォークね
タイムマシンじゃなくて空間移動ね
あとは、クーンツのファントムとかね
すごい怖いわけではないが、面白いしね
263 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/23(木) 20:50:35
>>260 ミザリー、IT、ペットは映画を観るといいよ
どれも出来がいいみたいだよ
ゴシックホラーを詳しく網羅してる所ってないですか。
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/24(金) 23:03:17
筒井康隆『驚愕の曠野』が好きです。
ホラーとはちょっと違うのかもしれんけど、
ガキのころ、高熱出したときに見る悪い夢のようなイメージ・・・
>>262 お前は俺かw
キングは恐いと感じるよりも先に、上手い・面白いという感覚を持っちゃうんで
基本的にあんまり恐くはないんだけど、「霧」は別。本当に恐かった。
悪夢にまで見た。
>>266 低予算TVシリーズとして制作されたにしては、いい出来じゃないか?
弱虫クラブのメンバーのドラマ部分は悪くない。
ITが正体を現すところはなんじゃこりゃ‥‥って感じはあるけど。
(少なくとも映画のドリームキャッチャーなんかよりは遥かにいい。)
268 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/25(土) 22:03:54
キング本の映画化で本当に怖いのは「ダークハーフ」。
ここだけの話、マジで小便ちびりそうになったぜ・・・
269 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/26(日) 18:53:09
マシスンの「地獄の家」もキョーレツだった
270 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/08/28(火) 11:04:27
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
このレスをみたあなたは・・・3日から7日に
ラッキーなことが起きるでしょう。片思いの人と両思いになったり
成績や順位が上ったりetc...でもこのレスをコピペして別々のスレに
5個貼り付けてください。貼り付けなかったら今あなたが1番起きて
ほしくないことが起きてしまうでしょう。
コピペするかしないかはあなた次第...
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
>>267 ITの前半は好きだな〜
後半はクモがしょぼくてガッカリ
あれなら肉弾戦で足を引きちぎったり手刀で同体貫いたり出来そう
272 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/05(水) 19:15:39
キング、うまいのかなあ…。
誰かがドストエフスキーを評して、
「枕の中に石を詰め込んだような小説」っていってたけど、
キングは、枕の中の石を力業でコナゴナにして、
ふつうに安眠できる枕にしちゃった感じ。
短篇は上手いと思うよ。
長篇は正直冗長で退屈だけど。
「サイコメトリックキラー」
シリアルキラーに妻子を殺された男が精神に変調をきたし、千里眼の持ち主となる。
そしてその千里眼でシリアルキラーを探し出しては殺す、シリアルキラー専門の
シリアルキラーとなる。でもこれはどっちかつーとSFか?
275 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/09/08(土) 01:19:30
SF
キングの長編が冗長で退屈という意見もよく聞くが、その一方で、
ディテールの積み重ねが臨場感やリアリティを高めるための効果的な手法という意見もある。
その辺は、議論が分かれるところ。
ちなみに俺は、後者の立場。
キングは初期のほうは名作だと思う
呪われた町とか霧とかシャイニングとかね
あと、ホラーの人なのに、スタンドバイミーやショーシャンクの空に
ゴールデンボーイ等、少し毛色の変わった作品もうまく書けるのは凄いと思うよ
この頃の作品に比べると、最近のは冗長かと思う
キングは短編も名手だが
別名義で発表された作品も良いね
とくにロングウォークは名作
大江健三郎に比べたら上手杉だよキング。
なんでそこで大江健三郎が出てくる?
筒井康隆 陰悩録
袋を吸い込まれないように手で押さえながらマネしてみた。
すんげえ気持イイ〜〜〜〜〜。
>>276 自分は後者。長編読んでるとどうにも設定オタクの微細設定を
延々聞かされ続けてる感じがする
短編は割りと好きなんだが
キングの長編は物語が動き出すと面白いんだがな。
それまでの「生活に疲れた米国市民」の描写が鬱陶しくて。
それが、その後の展開の悲惨さを際立てるんじゃないか。
キングはいわゆる“ストーリーテラー”ではない。
物語の結構だけ抽出すると、陳腐としか言いようのないものが多い。
それでも読ませるところが逆に凄いのであって、
彼の持ち味は一にも二にも細部の描写に尽きる。
筋立てなんか、正直アホみたいなのばっかりじゃん。
キングネタはもういいからベストあげれ。
星新一「門のある家」が怖かった。読後じわじわと。
幽霊も殺人鬼も出てこない、御伽噺のような短編だけど。
曽野綾子「長く暗い冬」
異国で一人息子が・・・
絵本の落丁を、あれほど不気味に感じさせるのはすごいよね。
落丁じゃなく乱丁だった orz
まああんな程度で狂うんなら世話ないわな
小学生のときにくじ読んだおいらが来ましたよ
ホラーとは違うが中学のときに読んだ児童虐待ものもきつかったな
実話で姉妹が苛められて、今思うと隣の家の少女の元ネタの実話だったのかな
最後耳から血が流れる描写に激しく鬱になりました
291 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/24(水) 02:45:19
もうすぐ「霧」の映画版公開します。
予告見たけど、原作どおり怪物オンパレード♪
日本では公開未定なのかな??
まあ、霧は好きだが怪物映画とはね
サイレントヒルに雰囲気パクられて、後公開か
怪物が安っぽいCGでない事祈りますわ
スレ違いだけど、最近見た中では暗い森良かった
パート2レンタルにならんかな
バイオ4好きとしてはドーンも良かった
リメイクだけどやっぱりゾンビは良いわ
原作だって怪物パニック映画だけどなw
小野不由美の「過ぎる十七の春」が地味に怖かった…
しっかし純和風ホラーってあんまり挙がってないのな。
参考にしようと思ったんだけど。
ラノベだけど断章のグリムは結構怖かった
296 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/25(木) 18:53:55
小松左京の 「石」
異常すぎる・・・!
たしかに異常だなあ、あれは。
今、成年コミックで描かれているような内容を
はるか昔に先取りしていた小松左京は偉大だ!
なんて言ってた奴もいたがw
「石」期待して図書館で借りたけど俺には合わなかった・・・ぼっけぇきょうてぇもホラーって感じじゃないなぁ。
リングは小説版もいいけど、やっぱ映画の高山死亡シーンがなきゃイマイチだし。
黒い家は途中まで良かったのに、ラストのバアさんがジェイソンの如き大暴れを始めるあたりで萎えた。
299 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/10/29(月) 08:40:15
パラサイト・イブは専門用語ばかりで初めはおもしろくないように感じたけど、細胞が下水道を猛烈なスピードで追いかけてくるシーンは凄い。
>>291-293 「霧」のほんとに怖いところは、怪物の描写じゃなく、日常に異世界が侵食してくるところ。
小説でも怪物の正体とか生態は不明なままだし、実際、怪物の描写に力点はかかっていない。
完全に姿を現しているのは、虻と蜘蛛くらいのものだし。
霧の中に潜む正体不明の触手や巨大な脚の方がむしろ怖い。
初心者スレにも書いたけど、「黒い家」「ファントム」「ぼっけぇきょうてえ」だなあ。
「黒い家」はミステリだし、「ファントム」はアクションSFだし、「ぼっけぇ」は「日本残酷物語」wみたいという気もするけど、俺は取り合えず小説として面白ければOk。
「D-ブリッジテープ」も怖くはないけど、ツボにきた人には五臓六腑にしみ渡る傑作だと思う。
「リング」は助かる為に無限に見せなきゃ、というワンアイディアが出色だった。映画もあのワンシーンでヒットしたね。
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/11/03(土) 18:19:46
「楕円形の肖像」 エドガー・アラン・ポー
夜中に読んで震えが止まらなくなった・・・・・・
五十嵐貴介のRIKA
ホラーとは少し違うけど、忘れられないぐらいに五感にきたのは
D-ブリッジテープ
あと、キングの霧とミザリー
泣いた
>>298 人の勧めた作品にケチつけるだけじゃなくて自分のお勧めの作品も書けばいいのに
>>303 >ミザリー
泣いた?
おら、笑たw。なんちゅうか、あの看護婦が怖過ぎて笑った。
筒井康隆の「五郎八航空」(だったかな)とか、あのセン。
「八つ墓村」も「黒い家」もそれだなー。凄すぎ、怖過ぎて笑うんだよねー。
あ、ついでに短編で、
創元推理文庫「世界短編傑作集」の4か5に入ってた「二瓶のソース」。
最後の一行、一言が血も凍るブラックユーモア。
>>306 「二瓶のソース」って、「BLAME!」の元ネタ発見したのかと思った・・・
綾辻行人の館シリーズの最新のやつ。
オクで落札したからもうすぐ届くなぁ。
かなりの長編みたいだけど館シリーズは全部面白い。
今から楽しみだ。
最新のは子供向けのじゃなかったか
「がっかり館の殺人」のことか
>>304 すまん。好きな作品は結構あるんだが、ガチで怖い作品が見当たらんのだ・・・
綾辻行人の殺人鬼は?グロかったけど・・
このスレではキングの霧が好評価だな
俺も好きだけど
「殺人鬼」は2作とも読んだけど、オチというかヒネリというかが、無理やり過ぎ。
残酷な殺し方なら花村満月の「笑う山崎」が良かった。
綾辻・貴志・を面白く感じる俺だが、
このスレをロムったら、次は「小林泰三」を読んでみようかと・・・
良作率が非常に高い作家だが、最近は質の低下が著しい
初期作品をお薦めする
ロバート・エイクマンの奥の部屋って本の表題作奥の部屋
がマジおすすめ。だまされたと思って読んでみて
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/04/18(金) 14:46:11
ageてみる。
グロい描写があるとか幽霊が出てくるとか
そういうのは一切ないけど
原田宗典の短編ホラーが好きだ。
人間の怖さを描いていて、精神的にゾクッとくるところが。
322 :
321:2008/05/01(木) 00:04:15
肝心なタイトル書き忘れた('A`)
屑籠一杯の剃刀
0をつなぐ
324 :
323:2008/05/31(土) 23:55:11
読んでみた。ホラー初心者とかなら楽しめるかもしれない。個人的にはパンチが弱かった
ってかその直前に平山夢明と小川勝巳読みまくってたから、何読んでもパンチ弱いかもww
平山の作品全般ゲロはけるほどキモグロ。とくに「他人事」作者の人間性を疑うほどのクオリティ
平山夢明の作品は人間不信になれる
東京伝説もいやぢゃぞ
326 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/16(月) 15:45:04
【殺人鬼】は、文庫版の【作者あとがき】(文庫版出版にあたって、だっけ?)が良かった。
327 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/06/17(火) 14:32:30
328 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/01(火) 11:50:28
現代が舞台で和風の怖いのないですか?
サスペンスとか推理系は萎えるので、ファンタジー系?
昔の呪いとか幽霊とか、そういう道具立てのもの。
つ小野不由美「屍鬼」
同感!
331 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/07/01(火) 12:45:19
即答ありがとうです。ググッてみたら、文庫で5巻?おもしろそうですね。読んでみます!
>>325 東京伝説って、実話ってなってるけど、平山の小説を読んでると創作だと実感できる。
数々の猟奇的な事件が実話として載ってるけど、そんなインパクトのある事件が一つもニュースになってないのはおかしい。
締めが「犯人はまだ捕まってません」率が多いのもなんかねえ・・
小説じゃないけど、
「ゆうやみ特攻隊」の2巻以降もかなり良い和風ホラーになりそう。
実話系だと「隣の怪〜木守〜」がまあまあ良かったかなあ。
もともと耳袋贔屓なせいかもしれんが。
押切蓮介ならミスミソウだろ
あれは素晴らしすぎる
夢野久作「瓶詰の地獄」が最高だな。気味悪すぎ。
337 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/03(日) 12:30:36
死屍読了しました。面白かったです。面白かったけど、でもこれホラー?
帝都物語とか、あのあたりと同類のアクション物というかなんというか、
まあとにかく面白かったけど怖いとかは全く…。
それから静信と沙子はちょっとおセンチに描き過ぎじゃないかと。正直白けるというか、
少女漫画みたいでかなり萎えました。それ以外はまあ面白かったので文句は無いですが。
私としては「墓地を見下ろす家」みたいなのが好きなのですが、ああいう感じのないですか?
屍鬼のことか
個人的にはああいう「いつでも続編できまっせ」的な終わり方は非常に嫌い
誰かキングの短編「ジョウント」について
語れる奴は居ないのか?
あれの怖さはガチだぞ
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/05(火) 13:50:12
パパ!見たんだ!
>>340 散々ガイシュツと思ったが、あれはオカ板のスレだった
344 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/08/17(日) 06:07:47
ジャクリーン・エス(バーカー)
ナイトフライヤー(キング)
やっぱ恐怖を求めるなら短編のが良い!
ホジスンの「夜の声」が好きだなぁ。
_,,...,_
/_~,,..::: ~"'ヽ
(,,"ヾ ii /^',)
:i i"
|(,,゚Д゚) <
>>345 ホジスンスレへいらっしゃい
|(ノ |)
ttp://love6.2ch.net/test/read.cgi/sf/1047202198/l50 |マタンゴ|
ヽ _ノ
U"U
ナイトフライヤーは終盤、主人公がトイレで鏡を覗くシーン
どうということはないのになぜだかゾッとした
ホラー小説の金字塔っていったら黒い家しかないね
349 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/12(日) 22:41:38
黒い家 は 糞 だよ。
350 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/12(日) 23:20:42
アーサー・マッケン『パンの大神』
最初に読んだ時わけわかんなくて、
二回目もよく理解できず。
三回目で「とにかく、一生懸命読もう!」
と集中して読んだらやっと理解できて
その瞬間、あちら側の世界がリアルに迫ってくる感触を味わえた。
あんな読書体験はそうそうできない。
>>340 「ジョウント」ファソいたのか。俺も大好き。「時間」の恐怖ね。
筒井康隆に無限の苦痛がオチというショートショートがあったけど、あれを思い出した。
墓地を見下ろす家がよいなあ。いまだにこれが一番怖い。
手形ペタペタも初だよね。
推されてたので読んだけど面白くなかった>墓地
オチがないしイミフなだけ
>>353 スレタイが読めるならチラ裏のボヤキだけじゃなくて
自分が怖いと感じた小説も挙げてったらどうよ?
既出ばっかりですが……
黒い家,天使の囀り,密室・殺人,鼻,D−ブリッジ・テープ
刀城言耶シリーズ,断章のグリム,平山夢明
ある程度論理的な要素で構成されているミステリ分とグロ分があるホラーが好きなので
墓地が合わなかったのはまぁ当然ですね
何の説明もなく超常現象が起きて最後まで正体不明,結末もぼかされるとかだとフラストレーションばかりたまってしまう
最近だとジョー・ヒルの「20世紀の幽霊たち」がけっこう良かった。
親父のキングが新しい恐怖パターン増やしていくのに対して、
息子は黴臭い怪談を今に蘇らせようとしてる感じで。
二十一世紀に決める十大小説。
今のところの候補
・甲賀忍法帖
・ドグラマグラ
・魍魎の匣
・イリヤの空、UFOの夏 (全4巻)
・0の殺人
・エンダーのゲーム(長編)
・時の門 (短編集「時の門」収録)
・ジャックポット(短編集「大いなる前庭」収録)
・百年の孤独
・エジプト十字架の謎
てのを決めてみたんだけど、どう思う。意見を求む。
「魍魎の匣」と「エジプト十字架の謎」じゃあ、ホラーは満足しないか。
誰がどう決めたんだか選んだか知らんけど
純ホラーが一つもないじゃん
論外。(・∀・)カエレ!
「魍魎の匣」と「エジプト十字架の謎」はなかなかエグい死体のかかげられ方をするよ。
ホラーとしても通用しないかな。
十大小説と銘打っただけあって、ホラーの要素も満足できないと、ちょっと困る。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/22(水) 16:59:40
病院へ帰れキチガイ
363 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/10/24(金) 17:29:09
ナイトフライヤーは最初読んだ時、本当怖かった。
キングの吸血鬼物は短編長編どれも面白い。
でも、吸血鬼物では「ザ・キープ」(F.ポール ウィルスン)が一番かな
国内長編 「屍鬼」 小野不由美
国内短編 「くだんのはは」 小松左京
海外短編 「猿の手」 W・W・ジェイコブズ
海外長編 「ドリームキャッチャー」 スティーブン・キング
365 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/07(金) 14:50:26
>>364 >海外長編 「ドリームキャッチャー」 スティーブン・キング
異議有りw
キングなら他にあるだろー
海外の短篇(古典)ならW・F・ハーヴィー 「炎天」を推す
夜長姫と耳男どうだろう
ホラーじゃないかw
短編ならホジスンの夜の声とかマキャモンのブルーワールドとか好っきやねん
海外短編ならジャクスン「くじ」かサキ「開いた窓」を推す
ジャクスンは外れがないよな
投票少なくてワロタw
自分的に
国内長篇「メドゥサ鏡をごらん」→ミステリとしてはアレだがホラーとして読むと怖い、いい大人なのに怖くて夜眠れなかった
国内短篇「くだんのはは」か「酔歩する男」
投票募集中だったのかw
373 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/08(土) 19:46:40
あれ? 乙一が出てない?もしかして。
ベストって難しいけど、今思いつくのは
加門七海『環蛇銭』
追い詰められてどこにも逃げ場が無い、という状況が好きな人にオススメ
小川未明「赤いろうそくと人魚」
海外短編にデヴィッド・マレル「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」
「人魚と赤いろうそく」は人の醜さと美しい赤いろうそくの対比が哀しいな。
S・キングの「It」は後半は別として、子ども時代はかなり怖い。
イジメっ子の殺され方のグロさ、大人が助けてくれない恐怖はかなりくる。
ただキングの上下巻を読破するのがキツいんだな。
大長編化してからのキング作品は序盤〜中盤のダラダラが厳しい
あれこそが肝だとわかってはいるんだが
>>376 同感。子ども時代はかなり怖い。放置された冷蔵庫の中に××とか。
そんな相手に立ち向かう少年達の気持ちに、読み手も高揚する。
いじめっ子から逃げるのを助け合う感じが、少年ぽくてよい。
イットの成長した女が生家に赴く場面は結構怖くね?
ニードフルシングスけっこうすきなんだけどな・・・。
ゴーントさんの地味な仕事のやり方が・・・。
ダークハーフ読んでからだとパングホーン保安官とか
ゴーントさんに特別扱いされてるのみてうれしかった。
あの体験のせいで
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/06/27(土) 22:19:08
「くだんの母」 小松左京
「死者の書」 ジョナサン・キャロル
「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」 デビッド・マレル
「セックスと死と星明り」(血の本1巻より) クライヴ・バーカー
「呪われた町」キング
「洗礼」楳図かずお
「HERALD」イダタツヒコ
これがマイベストというわけではないが、
よく読み返す奴をピックアップしてみた。
>>382 「死者の書」以外俺とかぶるわ
ヘラルドを知ってる人間に会うとはww
おぶさりさんよぉ おぶさりさん
384 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/24(金) 17:39:09
国内短編候補:
・上田秋成「吉備津の釜」
・内田百間「サラサーテの盤」
・半村良「箪笥」
・岡本綺堂「白髪鬼」
・小川未明「大きな蟹」
・小松左京「召集令状」
・泉鏡花「露萩」
・橘外男「逗子物語」
・筒井康隆「鍵」
・高橋克彦「眠らない少女」
・芥川龍之介「歯車」
海外短編候補
・ガストン・ルルー「胸像たちの晩餐」
・レイ・ブラッドベリ「群集」
・M.R.ジェイムズ「カウントマグナス」
・ハーヴィー「炎天」
・L.P.ハートリィ「ポドロ島」
・シャーリー・ジャクスン「くじ」
・パトリシア・ハイスミス「かたつむり」
・サキ「スレドニー・バシュタール」
・ロアルド・ダール「ランドレディ」
・H.R.ウェイクフィールド「ゴーストハント」
・ラフカディオ・ハーン「耳なし芳一の話」
385 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/07/25(土) 00:45:30
・半村良「箪笥」
海外短編候補
・ガストン・ルルー「胸像たちの晩餐」
・レイ・ブラッドベリ「群集」
・パトリシア・ハイスミス「かたつむり」
・ラフカディオ・ハーン「耳なし芳一の話」
かぶりました。
日本編 追加
篠田節子「幻の穀物危機」「やどかり」
村田基「白い家の少女」「反乱」
式貴士「カンタン刑」
内田百間の青炎抄が怖かった。
先生のいかれ具合に鳥肌がたったな〜
意外と内田百間でてないな
怪物・怪獣部門
リチャード・レイモン「殺戮の野獣館」
友成純一「ネッシー殺人事件」
萌え部門
竹河聖「妖聖記」シリーズ
飴村行を忘れんな
現時点の作品でオールタイムベストに入ることなどあり得ない>アメ村
国内短編なら「ぼっけえきょうてえ」か「竈の中の顔」かな・・・
>>384 岡本綺堂なら「一本足の女」も入れてほしいな。
ただベストということだと「白髪鬼」に一歩ゆずるか。一本足だけに。
392 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/10/26(月) 21:41:59
最近リチャードレイモンのビーストハウス2巻読んで好きになったんだけど
日本での続編の翻訳は絶望的なのかな
この人に似たような作者いない?
ジャック・ケッチャムとかはどうでしょう。
ダウナーな作品ばかりで、野獣館と共通するものがある。
あと日本では、西村寿行の「悪霊の棲む日々」という作品。
エンディングに野獣館と似たようなテイストを持っていた。
探偵
そういえば2号で潰れたホラー文芸誌「ホラーウェイヴ」は、
2号が友成純一&鬼畜特集でレイモンの短編も訳出されてた。
ブックオフに入荷されることもあるので、興味のある人はどうぞ。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/11/15(日) 22:03:17
ここの連中はホラーとグロの区別もつかない低レベルの集まりですかwww
海外のホラー→怪獣が血みどろ殺人
日本のホラー→貞子精神的に怖い
てなイメージなんだが海外作品も直接的描写以外で恐い作品あるみたいだなぁ。
ただ海外ホラーとか取扱無さすぎてなかなか買えない。田舎暮らし乙。
ネット環境にあるなら田舎暮らしは関係ないでしょ。
自分は静かなホラーも、騒がしいホラーもOKだが
キングは苦手。長すぎて途中で飽きる。
最初の一ページ読んで合うか合わないかは確認して買いたい俺は
きっと貧乏。
海外のホラー
化け物の類が、明確な目的と思考を持って襲い掛かってくる。
出現、襲撃にルールがあり、弱点もある。幽霊類でも実体を持つ。
対峙する人間は戦う。相手の隙をついた作戦を用いる。
日本のホラー
化け物の類は、憎悪などの感情に囚われ、己を見失っている。
出現ルールはあるがフェイントしてくる。正体がなかなか見えない(人でも幽霊でも)
対峙する人間は、基本逃げる。で、原因究明をする。
自分の認識はこんな感じ。
ウエイクフィールドもエイクマンも読んだことなさそうなレスだな。
ウェイクフィールドやエイクマンは「ホラー」じゃなくあえて「怪奇小説」と呼びたい
>>400がいってるのはあくまで海外のモダンホラーだわな
ホラーの定義が怪奇か恐怖かで意見が割れるんだな。
歴代のブラム・ストーカー賞受賞作は大半が恐怖小説。
しかし、それらに恐怖を感じない読者も多いのであった。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/03(木) 12:49:28
D−ブリッジ・テープは読んだ後重くなる
>>405 山田某にくらべりゃまだマシだろ>ゆとり度
俺は一読して十分だったし、オールタイムベストに入るほどじゃないと思うけど
>>2に同意だが、一編ということなら
「ジャクリーン・エス」でよろしく。
408 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/10(木) 22:38:38
ゆとりだろうが結果出せば問題なしだな
ゆとり作家の場合、30代がギリギリのラインだろ
ラノベに逃げるという方法もあるが、大抵、消える
マンガでも少年誌、少女誌、青年誌と上手く描き分けてる人はいるし。
冲方丁が異形コレクションに発表した短編は大人向けの内容だった。
バーカーの血の本て何かですごいお勧め作品になってて読んでみたけど笑った
あれ怪談を知ってる日本人じゃギャグにしかならないだろう
キモいけど怖いってのとは全く別次元
数多あるキング原作のB級ホラー映画観ると笑っちゃうのと全く同じ
そりゃ個人の感性の問題だろう
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/19(土) 20:17:00
遠藤徹の「壊れた少女を拾ったので 」はどんな評価ですか?
>>411 そうかなあ。俺は日本の怪談は好きで綺堂も円朝も結構読んだけど、
現代の海外ものならバーカーが一番好き。
あなたの好きなホラーはどんなんですか?
>>414 円朝読んでみたいんだけど何がおすすめ?
417 :
415:2009/12/28(月) 12:35:02
井上ひさしの「いけにえ」という作品を知っている人いますか?「イサムよりよろしく」という短編集の中に収録されています。
井上ひさしの短編って、ほとんどがユーモラスに書かれています。「イサムよりよろしく」も例に洩れずちょっと切ない喜劇集でした。
なので、暖かい気持ちでのんびり読んでいたのですが、一編だけ明らかに異質な短編が混じっていました。「いけにえ」です。
最初のページで、すぐに違和感を感じました。文章に温かみがなく、ホラー小説のような雰囲気なのです。内容も結末もホラーそのものでした。
他の収録作品とのギャップもありとても恐ろしく感じました。誰か同じような感情を持っているかもと思い、ネットで感想等を探して見ましたが、
マイナーな短編集なので、感想を書いている人がいませんでした。ここの人たちならもしかしたら知っている人がいるかもと思い書き込みました。
もし、私の書き込みを見て興味を持ってくれた人は、是非読んでみてください。
その際、先入観を捨て、普通に最初の短編から順に読んでいくことをオススメします。
私が感じた、気持ち悪さ、違和感をわかってもらえるかも知れません。
井上ひさしはあの顔が異形
あれで結婚できてること自体ホラー
作家をつかまえてその顔を批評してるとかマジで異形
それで文盲じゃないこと自体ホラー
2ヶ月前のレスに今さら・・・
一時期、国内ホラー小説が腐るほど出てたがほとんどここにのってないねw
所詮、粗製濫造だったってことでしょ
短編集やアンソロジーを読んでると、個人的には面白いと思ったものもあるけど
オールタイムベストに上げるまでのものはないな
オレはぼっけえと玩具修理者二つ読んで
国内ホラーは凄いんだなと思ったんだがw
それ以外は読む気がしない・・
>>424 ホラー小説大賞の作品は面白いの多いね。
桐生祐狩の夏の滴なんかも気持ち悪くて好きだ。
短編、長編共に日本のホラー小説は決して海外に劣って無いと思うけどな。