156 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
お紺昇天も泣ける。
あとタイトルわかんないけど、
飼育していた蝶の死によって息子が食事を摂らなくなり、
それを見て心配する母に対して父が
「大丈夫。男の子なら誰でも経験することだよ」(うる覚え)
と言って締めるショートショートも叙情的でいい。泣ける。
あれもいい。またタイトルわかんないけど、
核のスイッチが押されてから時間を遡りはじめる主人公。
学生時代反目した友人と仲直りし、当時のガールフレンドと再開し
どんどん時代を遡る。
最終的には父を納得させる答えと核戦争を食い止める答えを見出し、
「父さん、合衆国の大統領にはどうすればなれるの」(うる覚え)
と尋ねる短編作品。
これもいい。泣ける。
涙を誘う小説って嫌いだけど、筒井のを読んで流れるのは
女々しい涙じゃないからいい。