273 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/08(月) 18:41:42
それはやっぱり、読む順番を考えないとw
274 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/09/20(土) 03:45:12
ちょっと辛いことが続いたので、久しぶりに何か読んでみようと思う
しかし、「夜明けの風」だときつすぎるような気がして……
何にしようか
「第九軍団のワシ」「ともしびをかかげて」あたりは読みすぎているので、たまには
違うのがいいな。
っていうか、「血と砂」まだ読了してないのだった……
>>274 おお奇遇。私もちょうど同じような気分だったので、今『辺境のオオカミ』を読み返していますよ。
冒頭でアレクシオスが大失態やらかす場面はイタいけれど、それを悔いて挽回しようとがんばる姿は
読んでいてなかなか心地のいいものです。
それでもキツそうなら『イルカの家』はどうでしょう。
>275
イルカの家いいよね
いつ不幸な目にあうのかと、初読の時はドキドキしたけどw
爽やかになりたい時に読む本になってるよ
辺境のオオカミはアレクシオスが失敗する時より
後半、人が死にまくるのがキツイ。いつ終わるのかと。
辺境のオオカミって、作中の時代順で行くと
4部作の中ではどの位置になるんだっけ。
第九軍団と銀の枝の間?銀の枝より後?
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/02(日) 02:35:31
作中の年代順
1.第九軍団のワシ AD129年、AD117年第九軍団の失踪から12年後
2.銀の枝 AD293年カロウシウス帝暗殺
3.辺境のオオカミ AD343年バレンシア地方の闘争、コンスタンス帝AD337-350
4.ともしびをかかげて AD410年ローマ軍のブリテン撤退
作者の執筆順では、
ワシ、銀の枝、ともしび、オオカミ
ついでに、「王のしるし」は「第九軍団」と「銀の枝」の間の時代かな。AD180年ころ。
根拠
1.「もう四十年も前のことだときかされたがね。小さな村はまだ死んだようで、炉も冷えきっているじゃないか、ロリウス・ウルビクスがやってきた頃と同じように。」
ロリウス・ウルビクス将軍が北部遠征に勝利して、アントニウスの長城を築いたのはAD142年だから、その40年後でAD182年
2.「タキトゥスが百年前のアグリコーラ大将の作戦について書いたものがあったよ。このアグリコーラは、ずっと北のどこかで、戦の統率者だったカルガクスとすごい戦いをやった。」
ローマの将軍アグリコーラと、カレドニア人の指導者カルガクスが戦ったのは、グラウピウス山の戦い(AD83年)。
この100年後の183年。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/10(月) 15:57:35
283 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/11/10(月) 19:11:05
なんでまた山本史郎…orz
いいかげんにしてほしい。
時代的に珍しくて興味深いけど、もっといい訳者さんがいいな
灰島さんとか読みやすいのに
原書にチャレンジすべきか
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2008/12/23(火) 23:39:23
新刊読んだ人は?
うちは今日ようやく届いたが、忙しくてすぐには読めそうもないorz
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/01/09(金) 16:26:06
「白馬の騎士」を読み始めましたよ
どうして山本史郎氏は、三点リーダー二つ並びを使わないのか?
三点リーダーひとつにスペースなんて、日本語の文章として変だよ。
原書房の担当編集はよっぽどのへぼだな。
校正もしっかりしてほしい。
他にも山ほど、翻訳の文章の並びとか言葉遣いで
文句を付けたいが、とりあえずまだ我慢しておく。
白馬の騎士、まだ上巻の途中なんだけど、なんとなーく
「お、今回は今までの訳よりちょっとマシじゃない…?」と思いつつ読んでたんだよ。
でも「おきゃんな女の子」という言葉が出てきたときにはその考えを撤回しました…orz
289 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/02/13(金) 08:47:46
>>288 読み終わった?
>>287だけど、なんか読む気が起こらなくて、終わってない。
「血と砂」の時もそれで全部通して読めなかったんだよなあ……
288ですが、読み終わりましたよー。
訳は…やっぱダメだった。なんでこの人の訳はこんなに現在形と過去形が混在しているの?
自分はそこがすごく引っかかってしょうがない…原書でもそうなてるってわけじゃないよね?
句読点の打ち方も変だし、テンポが悪い文だと、読んでても詰まっちゃうから
物語に集中しにくくてイヤだなあ。
でも物語自体は良かったよ。
サトクリフは女性作家なわりに、女性キャラの目線で書かれた作品って
ほとんどなかったよね。こういうのもいいなあと思った。
娘のモルが出てくるシーン全般と、あと最後の方のウィリアムの章がすごく好き。
山本史郎はなんでこんなに仕事しまくってるの
トールキンにサトクリフ、赤毛のアンまで手つけすぎじゃね
292 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/12(日) 06:40:23
原書房から出てる『トスタンとイズー』はY本が版権取って同業者に丸投げしたのかな?
東大のよしみで
293 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/22(水) 08:48:15
>>292 >トスタンとイズー
トリスタンとイズーが原書房から出てるなんて初耳だけど
サトクリフの描いた絵ってどこかで見れる?
295 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/04/24(金) 03:49:44
ペンダントに描いた細密画だったら、「思い出の青い丘」っていう自伝に載ってた気がするよ。
お母さんの肖像画だったかなぁ。
未訳の本を一冊読もうと思うんだけど、おすすめある?
運命の騎士、岩波少年文庫で出てるね!!
298 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/09/24(木) 01:14:23
>297
少年文庫『運命の騎士』を買ったよ。
ン十年前、小学生の頃に読んだ切りだったから、懐かしかった。泣けた〜
あと岩波で残っているのは、『王のしるし』だけだね。
「王のしるし」、好きなんだよなぁ。最初に読んだサトクリフ作品がこれだった。
文庫で出たら絶対買うだろうな。
初めて読んだサトクリフってなに?
自分は小学校低学年の頃に「太陽の戦士」だったので、
その後しばらくサトクリフを受け付けなかった。
ちゃんと読み始めたのは中学くらいかなあ。
王のしるし→第九軍団のワシ→ともしびをかかげて
ときて、虜。
最初に買ったサトクリフは「ともしびをかかげて」。
おいらは『運命の騎士』、小学4年生ころ、学校の図書室で借りた。
続けて『太陽の戦士』『第九軍団のワシ』『ともしびをかかげて』も借りてみた。
けど、実を言うと、そのころはあまりおもしろいと思えなかった。小学校に世界史は無いから、外国の歴史とか知らないし。
自分で買ったのは、中学生になってから『王のしるし』。これで一気にサトクリフに開眼した。
302 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/02(水) 23:13:55
大人になってから読んだ『運命の騎士』でどっぷりはまった。
以後、太陽→王→ともしび→第九と夢中で読んで、ともしび以外は全部買い揃えた。
日本の子供には遠い世界だ・・・
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/16(水) 01:03:54
アルキビアデス最高!!
誰か漫画にしてほしい。
7王国時代のウェールズにはまだローマの名残が残っていたんでは?
その辺の事情に詳しい人、書き込み求む!!
山本史郎をどうにかして、また灰島さんあたりが訳してくれないかなー
せっかく邦訳が出ても読む気になれん
学生時代英語がとても苦手だったけど、
シリーズものの続きが知りたくてペーパーバックに手を出したら案外読めるので
サトクリフも原書に挑戦してみようかな
イギリス英語とアメリカ英語で気をつけとくべき違いってなにかあるかな?
306 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2009/12/16(水) 22:08:06
ローマ軍が支配していた頃って混血もいただろうし、
文化的にもすごくよかったような気がする。
やっぱり、トーガのドレープとか靴、サンダルはその後の
サクソン人とかと比べると洗練の度合いが絵的に違う。
浴場もあったし、ヴィンドスランダの遺跡とか見ると
すごくもったいない。
文化的にいいってどういう意味よ
世界中の被占領地域が激高しそうなw
古代ローマって今のアメリカと似てるよなw
出版情報。
岩波少年文庫にて『王のしるし』、2010年1月15日刊。
上下2冊組になります。
ブリテン4部作全部読破した筈なのに、辺境のオオカミだけ全く記憶にない…何故だろう
一番好きなのは「ともしびをかかげて」。
主人公の心がいつまでたっても救済されないのに吃驚したけど、
逆にそれがリアルで良い。
児童文学とかファンタジーって、幸運や善意に主人公が励まされるか、
あるいはとことん運命に振り回されて次々悲劇と困難が襲ってくるかの
どっちかのイメージが強いんだけど、
この話に限っては都合の良い幸運なんてさっぱり起こらないし、
善意に触れてもそれで立ち直れるほど甘くないし、
かといって悲劇的な運命に振り回されるわけでもない。
むしろ後半は環境的にはどんどん良くなってる筈なのに、
心はいつまでも固いままってのが良い。
でも、人生を積み重ねることは無駄じゃないって感じるラストだ。
不幸は突然やって来て全て奪っていくのに、
当たり前の幸福を得る事がこんなに困難だなんてなあ。
ある程度人生の苦さを知ってからのほうがぐっと来るかも。
映画第九軍団のワシ
tp://www.imdb.com/title/tt1034389/
まだ写真一枚しかないけど
これってどこのシーンなんだろ
第九軍団はわしが育てた
今初めて「王のしるし」を読んでる
面白い
だけどあらすじからしてハーピーエンドじゃなさそうだ
>>313がうらやましいけど気の毒だ
涙なしに読み終わったことはない……
マイダー、フィドルス、王たちの勇敢な死を忘れない
317 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/03/26(金) 20:46:55
春が近い。
寒いけど、春の喜びを読もう。
サトクリフ、最高。
318 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/04/12(月) 13:48:48
サトクリフ好きのみなさまにお知らせ
4月15日(木)13:30〜
松江市曽田文庫にて行われる「児童文学を読む会」で
サトクリフの「ケルトの白馬」が取り上げられるようです。
参加者は当日本持参で。
会の詳細はホームページにありますのでぐぐってください。
「名誉ある死と不名誉な生、どちらが価値あるものなのでしょうね」
「屈辱を受けるより、名誉ある死を選ぶのが誇り高き人間だ」
「たとえ名誉ある死でも、生きていることの素晴らしさにはかなわない」
320 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2010/05/29(土) 09:55:25
次にイギリスに行く時は、アランデル城に行きたいな
ノーフォーク地方やコルチェスターへ行ってみたいな
もちろん後者にはブーディッカの面影はないだろうけど
322 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
やっぱルトピエ?
一番面影は残ってなさそうだけどw