「銀色の愛ふたたび」の未読の方で
気になる方はスルーおねがい
>>922 私は、他のロボットと恋愛する少女とか
別のサイドの話だと思って読み出したから
後日談だと知って、それが個人的には残念だった。
ローレンの存在の必要を感じないし、むしろジェーンやシルヴァーに絞って
別の時代で転生物でもやった方がよかったのではと。
物語としては面白かったけども
「銀色の恋人」が完璧な作品だっただけに、ふたたびは無くても良かったなに同感。
彼に再び会えたのは嬉しかったけども。
ロボットと魂についてや彼らとの恋愛は、魅力的な題材だから、
展開のしようはたくさんあると思うんだけどな
928 :
922:2007/05/28(月) 20:23:12
>>923さん、
>>927さん
※※※※※ネタバレ注意!※※※※※
レスありがとうございます。
まだ再読はしていないんですが、やはりお二方のおっしゃる通り、「銀色の恋人」は完璧に締まった作品なので、今回の
「ふたたび」は非常に立ち位置が微妙なんですよね。
新装版から読む人によっては感想が変わってくるのかもしれませんけど、自分としては今回のシルヴァーがジェーンの
存在をなかったことにしている(思い出せないとは言っているけど、いいように利用している)とか、別に今回ローレンがいても
いなくても、あんまり「愛」が今回の彼にとって重要なものとは思えない、などが現在思っていることです。
自分は産業編集センター版のタニス・リーを読んでいないんですが、最近の作品もこんな感じなのでしょうか?
ハヤカワから出版されているものは大概読んでいますが、もしや作家のカラーが変わってしまったのかな、と危惧しています。
929 :
927:2007/05/28(月) 21:03:00
「銀色の愛ふたたび」の未読の方で
気になる方はスルーおねがい
>>928 ちょっとそこらの解釈は私と違うかな。
あのシルヴァーは全くの別人だから、ジェーンの存在を他人と思っていても当然だと思った。
リーとしては、オリジナルのシルヴァーが死んで
体だけよみがえらせても
一度死んだ者はよみがえってこないと言いたかったんだろうか?と思ったけど
別にシルヴァーのボディに別人を入れて、新しい恋愛をさせる必要はなかったんじゃないかなと。
ローレンのどこに惹かれたかの描写もあやふやで
重要なものと思えないに同感。
ただ人間でありながら不死性をもつローレンと
ロボットでありながら人間に転生したシルヴァーを出すことで
魂は器の違いだけで、彼らロボットたちの魂に違いがない点を書きたかったのかなと。
だから物語としてはとても面白いと思うけど
「銀色の恋人」は手を付け加える必要のない名作だし
「愛」のラストのシルヴァーが転生してジェーンの元に返ってくるのは、「恋人」のラストで予想がつくし
そういったことも読者はみんなわかってるのに、
25年もたって今更で、922さんのいうように蛇足感が否めない。
930 :
ばれ:2007/05/28(月) 23:41:42
ローレンは人間じゃないでしょう、結局のところ。
だからヴァーリスと対等になれる。
自分はぜんぜん別の話として読んだので「蛇足」とは思いませんでした。
ラブストーリーとしては「銀色の恋人」のほうが完璧だけど、
人間関係としては「ふたたび」のほうがむしろ好きかも。
あとから見返して、今の視点から話をかきたくなるって、
作家も人間だし成長するからまあ当然で、
ゲド戦記4以降のちゃぶだい返しっぷりに快感を覚える自分としては、
「ふたたび」もけっこう納得できました。
931 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/05/29(火) 08:32:05
う、う、う、
『聖女』読んでる最中、『海賊』買って置いてある。『銀色』未購入。
まさか刊行ペースに読むのが追いつかない日が来ようとは。
>>930 >あとから見返して、今の視点から話をかきたくなるって、
>作家も人間だし成長するからまあ当然で、
>ゲド戦記4以降のちゃぶだい返しっぷりに快感を覚える
ここにかなり同意。いろんな視点から書いてみたい、というのは
作家として大いにあり得ることだと思う。
しかし「銀色の恋人」続編というよりは、「熱夢の女王」別バージョンという気もする。
何度でもやりたいテーマなのかも。
パイレーティカ読み始めた。
まずは慣れない文体で苦労しそう。
本当に言ってもしようがないが浅羽訳で読みたかった…
銀色は井辻さんで良いと思うが、ヴェヌスは浅羽さんならなぁと思った。
パイレーティカではじめてタニスリーを読む少女たちに
これが女王と呼ばれるタニスリーだと判断して欲しくないと
痛烈に思った。
コメディぽい部分がコメディぽく訳されてないし
どうも役者さんがタニスリー節がわかってないもんだから
よくわからない文章になってる。
全く翻訳が出なかった時期を思うと贅沢だけど
翻訳って難しいね。
>>934 井辻さんの訳は個人的に好きだな。
浅羽さんが無き今は、ヴェヌスもこの人で読みたかった。
柿沼さんは現実風の描写の人で、
言葉の美しさに酔わせるタニスリーのような
ダークファンタジー系にはあわないと思う
井辻さんはエルリックもそうだし、格調が高くて良いよね。
浅羽氏は稀代の翻訳家だから比べるのは可愛そう。パイレーティカ、ウルフタワーの
悪夢再びって感じ。
平たい地球も復刊されるんだね、アニメ絵カバーだけど。
>>938 き、きみっ、なんどでも繰返しよろこびを噛締めようじゃないかっ
自分は井辻さん苦手だよ
おかげでエルリックも挫折した(^_^;
でも、今度のパイレーティカの訳よりはましかな
アヴィリスの妖杯や死霊の都を訳した森下さんはどうだろうか。
きらびやかな感じが現れていると思うのだが
パイレーティカ探すのに手間取った。
BLコーナーの真ん中にあったので、
いい年こいて気恥ずかしかったです。
>>941 キムタクがらみの文章が最高にキショイ。
痛い人だったんだなー…
他人にキショイなんて言う奴のほうがキショイよ!
えーと、そこは、踏み込まなくていいところでは。ファンにとっては才能だけで、もう十分かと。
>>937 アニメ絵なんですか? ぐぐっても、ちと分からなかった。ぜひ、未訳も含んでほしい。もう、なんでもいいから。
キムタクそのものがキモイ
>>945 銀色続編やヴェヌス邦訳リークしてくれた人情報だから、まだオフレコ何じゃない?
今年初めの早川の刊行予定には有ったけど、復刊扱いだから未訳分は刊行されないはず。
アニメ絵ならあもい潤やCLAMPや高河ゆんみたいな二昔前の漫画家希望。
せめていとうのいぢとか船戸明里とかラノベイラストレーターでも大物を…
最近の早川さんみたいなラノベの成り損ないは勘弁。
釣り乙
釣りがあからさますぎると萎えるよな。
船戸明里はアリだな
しかし死の王の表紙だけはあまりにも直球杉なので
むしろ変えたほうが……と思わないでもない。
あと訳(ry
死の王の訳ってそんなひどいか?
浅羽訳と印象が違うのは確かだが。
でももう絵描きさん決まってるのよね…
>>947 残念ですが、まったく傾向が違います。ヒント=絵師は男性
銀色の続編の表紙は結構好きだな。ローレルが可愛い。
漫画絵じゃないほうが嬉しいのは確かだけど。
見覚えがあると思ったら野望円舞曲の人だったか。
ろーれんろーれんろーれん
だって突っ込んでみる>955
絵は好みじゃないなぁ。
自分の中ではシルヴァーはクリスタルボーイw
シルヴァーは胸毛がある人じゃなかったっけかw
自分も銀色の表紙はあれはあれでいいと思う。
自分の年にははずかしいけど、
いま自分が昔読んだ年頃の子たちに手にとって貰うには、
あれでいいんだと思うよ。かわいいし。
漫画絵なのは良いが古臭い気がする、復刊の表紙。
まぁどうでも良いけど。内容は結構ショッキングだった。
>>956 ごめん、ローレンね。ローレルって何だ…。
銀色の恋人の新しい表紙は好みじゃないんだけど、ふたたびの表紙は好き。
単にローレンの容姿が好みなだけかもしれない。
古くさい印象がぬぐえないのは、
復刊「銀色の恋人」表紙の
フ ォ ー ク ギ タ ー
のせいだと思う。
わかった!960はメリングを読んだんじゃね?
>961
うお、たしかにそうだ!
服装もフォークソングシンガー風なんだよなあ。カントリーというか。
「ふたたび」だと文中でのヴァーリスの音楽も、
すっかり電子音楽(ってのもふるいね)化してるし、
おもわぬところで執筆時期の時代の差を感じるよ。
964 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/06/07(木) 10:13:36
パイレーティカ読み始めたよ。
最初はちょっとあれだったけど、すぐに物語に引き込まれてきました。
結構テンポよくて楽しいです。
さ、続き読もうっと。
神経細そうな二人の「銀色の恋人」
神経アンカーケーブル並な二人の「銀色の愛ふたたび」w
「--ふたたび」は嫌いじゃないがどうして「--恋人」の歯車みつしりからナノテクもどきにしちゃったのかな?
最後のオペラは安直にサーリアホの「遥かな愛」がBGMw
ふたたび読んだ。
前作をたいして面白いと思わなかった私には向いてる作品。
でも全部読んだ後で改めて思ったことは、この邦題はセンス無さ杉w
ふたたびは、私の中では永久封印だな。
頭の中ではすでに、別の作家の書いた同人誌的な位置づけになってる。
作風が違いすぎてかえって助かったよ。
映画化、ほんとに実現するのかなあ
ローレンもヴァーリスもクソ野郎だった。
銀色の愛読んだけど、ジェーンどうなったん?
>>969 今回、ジェーンは未登場。どうなったかも不明。
2回読んで、なおかつ元祖・恋人も読んだんだけど、やっぱりふたたびって別物だと考えた方がよさそう。
結局、ヴァーリスの言う愛ってローレンが同族(正確には違うけど)だったこと以外は口で言っているだけの
薄っぺらさを感じたなぁ。それに引き替え、シルヴァーとジェーンの関係はただただ美しかった。
あと、デーメータを無理に登場させなくても、もっと別の書き方にもできたんじゃないかと思う。
というわけで、自分の中でも永久封印決定かな。
最後にシルヴァーの生まれ変わり出てたけどあれも意味不明。
誰が作ったの?デーメータ?
>>971 ちゃんと読めよw
あれは人間に転生した姿
人間に転生…ってw最悪だな。
魂があって良かったねって事なのかしらねぇ…
輪廻というのはむこうの世界の人にはそれなりに革新的なんじゃね?
ふたたびの世界観だと、結局ロボットも人間もいっしょね、という感じだから、
特に「人間に」転生というのが強調されてるわけでもないし。
単に魂ができちゃった存在はどこかでまたあえるんだよ、といっているような。
あの子供がジェーンと会うという保証もないし。
会ってジェーンとうまくいくという保証もないけど。
ジェーンはシルヴァーの魂の不滅を信じることで生き続けているのだから、
別に再会する必要はないんだよ。
>>973 その解釈で正しいと思う。
日本人からするとオチが生まれ変わりって陳腐すぎて、笑ってしまうが
解説にも有ったとおり向こうでは人間以外には魂がないと考えられてるらしいので。
日本人やアジアは仏教思想が根本にあるから
動物も人間も物にも魂があって、肉体はその入れ物、生まれ変わる考え方だけど
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教(根本は同じ宗教だけど、伝道者が違う)には
転生の思想がなくて、肉体と魂を切り離して考える思想が無いんだよね。
だから日本人からすると、シルヴァーが交霊術で降りてきても
人間の器で戻ってきても不思議には思わないけど
むこうの文学には転生物は少ないし
銀色がかかれた当時は、それなりにインパクトのあるラストだったんだと思うよ。