876 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:22
877 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:22
244は童貞「間違いない」
878 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:29
都合悪くなると小説書いてごまかそうとするのな
244って最低だな ガメラ信者の鏡だよw
879 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:30
244がいたあの黄金時代が帰ってくる・・・!
スレよ!もっと殺伐であれ!!
>>879 同意w
最近糞つまんかったもん
なんか糞怪獣オタクにしかわわかんないことばっかりで
ぼ、ぼ、ぼぼぼ僕と心の繋がってるガメラの悪口言ったら許さないじょ!
882 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 12:37
祭りだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
883 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 13:27
「・・ギャオス以上の脅威?」
「はい、早いうちだったら・・・ギャオスなら、今は全世界の軍事力で
対抗できるだけの力があります。しかし・・・あいつが目覚めたら・・厄介です」
「あいつとは・・・?」
「・・エイリアンが、邪魔者になったギャオスを狩るために地球に残しておいていたもの・・」
「・・・ 」
「・・・マコウです」
「マコウ・・?」
地球人がギャオス退治に作ったものがガメラなら、エイリアンが
ギャオス撲滅用に開発された生物が、マコウ だと言うのだ。
ギャオスが卵を産んだのち、エイリアンは太平洋の海底深く
マコウを眠らせておいた、と言う・・・
ギャオスが再び地球で繁殖し始めると同時に、マコウも
目を覚ますようにセットされていたのだ・・
「ギャオスは再び地上に現れている・・・と言うことは・・・」
「そう・・・・もう・・マコウも目覚めてます・・・」
半信半疑の亀田は、
「東京へ一緒に来てくれ」と頼んだ。
ビヨンスを、これから日本の、いや人類のために必要な人間
だと感じたからだ。
「指輪物語」も怪獣映画も五十歩百歩。問題は作品が知的で上品かどうか、というだけ。
怪獣映画が偏見で見られてるからこそ、SF板にスレが立ったことに意義が
あると思います。
文句があるならかかってこい
>>886 意義とか言い出すと頭が固くなっちゃうから。
特撮はSFとして楽しめるんだからそれだけで十分だと思うな。
科学考証を重視して、怪獣をほとんど動けない生物として
描いていたら、全く人気はでなかったろう。
ある部分で自然法則から逸脱するからこそ
怪獣は憧れの対象となりうるのだから。
ガメラは強力な攻撃力を有していたが、ギャオスの凄まじい繁殖力と
成長度に、人類は劣勢に追い込まれる。ギャオスのかなりの数を倒す
も、ガメラも数体壊され、戦場となった古代都市の上空は、
火と暗闇に包まれた。壊滅的な破壊を受けた古代人は都市を離れ、
ついに古代文明は滅びる・・・
ギャオスはその後も増殖し続け、より凶暴になっていく。
コントロールしていたエイリアンも制御不能に陥り、
野生化したギャオスを操ることが不可能と判断。
増え過ぎたギャオスは、ついに共食いを始めだし、
無数の卵を産んだ後、全滅・・・
卵は、時が来るのを待った・・・
一方、難を逃れた古代人たちは、ギャオスから隠れるように
身を潜めながら生きていた。ギャオスが死滅した後、未来の人類のために
最後の砦としてガメラを一体、海の中へ残す。ギャオスが再び
目を覚ました時のため、そして未来の人類の科学の力を信じて・・・
時はさらにそれから1200万年近く過ぎようとしていた1954年・・
人類は再度、巨大怪物の存在に怯えていた。
水爆実験により目を覚ましたゴジラである。
大戸島八幡山で確認されたゴジラは、東京湾に上陸。
戦車や電流による攻撃を物ともせず、東京を火の海にした。
口から放射能を吐き、ミサイルでもビクともしない頑丈な皮膚
を持ち、凶暴この上ない化け物であった。
ゴジラが通ったあとは焼け野原になり、防衛軍の攻撃も通じず
人類の火力では為す術がなかったのである・・
しかし、最後の手段として、芹澤博士の発明した、一瞬にして
生物の細胞を溶かすオキシジェンデストロイヤーを使用。
東京湾に潜むゴジラ目掛けてオキシジェンデストロイヤーの封を切った。
ゴジラは苦しみながら海面から顔を出し雄叫びを上げたが、
その後沈んで死滅・・・
人類は、ゴジラの脅威から逃れることができたのである。
・1200年前 エイリアンの企みによって作られたギャオスにより古代文明崩壊。
ギャオスは無数の卵を産卵後、死滅。古代人はガメラを未来の
ために残す。
・1954年 ゴジラ東京上陸。破壊を繰り返し、
オキシジェンデストロイヤーを使われ、東京湾にて死す。
・1995年 3匹のギャオスの出現により、ガメラも眠りから
目を覚ます。ガメラはギャオスを倒し、日本を救う。
そして20××年・・・・
人類はテロなどの地域戦争、環境汚染などで、ますます温暖化が
進み、人工増加での食糧危機なども深刻な問題となっていた。
世界では、あちこちでギャオスの目撃情報が寄せられ、各国は
巨大怪物対策としてミサイル配備、レーダー完備などを徹底。
対ギャオスに万全の構えで臨んでいた。
日本では自衛隊が既に軍隊になっており、過去のギャオス被害から
学び、常に迎撃できる体勢が整っている。
ガメラ出現から古代文明に興味を抱いた遺伝子学の権威、亀田博士は、
古代文明アトランティスの調査のため、大西洋に向かった。それは、
幻と言われた古代文明が海の底で見つかった、という情報が入ったため
である。
現場へ着いた博士は各国の調査団と、海の底から引き上げられた遺跡
に残された数多くの断片を収集。分析、解析を行うことにした。
日本では、海上警備隊がギャオス襲来に備えて、東京湾上空を見回り
を欠かさなかった。
そしていつもの通り、ギャオスの習性を考えて、夕方から任務を遂行
していた警備員の目に、海面に浮いている何かを発見・・・・・・
ギャオスの数匹の死骸だ!
無惨にも・・・首から上を鋭利な刃物で切られた痕がある・・・
・・・
ギャオスの死骸の海上浮遊のニュースは、日本全国を駆けめぐった・・
そして「ガメラが倒した!」と日本中は歓喜していた。
首相も国会で「日本国にはガメラがいます。ギャオス恐るべからず」と演説。
数匹のギャオスの死骸は直ちに引き上げられ、「巨大生物対策本部」直轄の
研究所に運ばれた。検死を行ったのは生物学者の居栗鼠博士である。
ギャオスの切断された首を注視しながら居栗鼠は、疑問を抱いていた・・
そして・・ 「これはガメラのプラズマ火球にやられたのではない、
ジェルカッターでもない・・・」
検死の結果・・首の切断面から、後ろから何か鋭利な物で、しかも何か
高熱を持った何かで切られている、と結論。
検死に立ち会った研究員の一人が聞いてきた。
「数匹のギャオスを一気に倒せるのはガメラしかしないのでは?」
「・・・いや、この数匹のギャオスはみな成長している、ガメラでもこんなに
きれいに倒せるとは・・・考えにくい・・」
後ろから切断している点を考えると、
「多分・・・・ギャオスは何かに怯えて、その何者かから逃げていた
んじゃないかな・・・」
794うぐいす平安京
ギャオスのニュースは、謎の古代文明を調査していた亀田の耳にも
届いていた。 何か胸騒ぎがした・・・
ギャオスの再出現とほぼ時を同じくして、古代文明の発見、そして
自ら調査に乗り出したことに・・・何か霊感的な結びつきを感じていたからである。
引き上げられた遺跡の断片は細かく砕かれた物が多く、確かに戦争らしきもの
があったことを物語るようであった。その中に城壁の一部と思われる物を発見。
それには、まるで見つけてくれるのを待っていたかのように、何らかの古代文字
が書かれていた。すぐに解読・・・「ビヨンス」と読むことがわかった。現地の
研究者の推測によると、古代人の名前・・・
亀田はすぐに帰国。
早速、この「ビヨンス」という文字を、ありとあらゆるネットで検索・・・
興味深いものを見つける・・・
『超能力者?で、古代都市の末裔だと語る「ビヨンス」という名の外国人、
公衆の前で人類滅亡の予告を高々と叫び、現行犯逮捕』
しかも日本で、場所は沖縄・・・
亀田は彼を訪ねるため、沖縄に飛ぶ。
彼は海の見える場所に、廃墟を自分で改築したような家に住んでいた・・
玄関のドアをノックをしても返事はなく、鍵は開いており、亀田は勝手に中に
入ることにした・・一番奥の部屋のドアを開けると、こちらに背を向けて
男は椅子に座っていた・・
「ビヨンスさん?」
「待ってたよ・・・理解者が来ることを・・・」
こちらを振り向いたビヨンスは思っていた以上に若かった。
30代だろうか?・・
「海へ行こう」 そう言うと亀田を、目の前の砂浜まで案内した。
広大にひろがった海を見つめる亀田に、突然・・
「この海の下には、私たち先祖の第二の文明社会があったんだ・・」
彼が言うには・・・ギャオスの脅威から逃れたアトランティスの難民は
長い月日を経て旅を続けた。そして辿り着いた安住の地が、この沖縄の近海に
あると言う・・・
「古代人の末裔 という証拠は?」
「見せよう・・」
二人は家に舞い戻り、亀田は彼から証拠と言う遺品や膨大な資料を見せられた。
そこには、古代文字で書かれた当時の科学的なデーターや、
それを歴史事に訳されて受け継がれた資料及び日記、古代人が形見のように
持ち歩いてたアトランティスの建物の破片などが隠されていたのである。
破片を手に取った亀田は、調査で見た物をその質感が似てることに、
彼が古代人の末裔であることに、確信を持った。
そして驚かされたのが・・・
ガメラ出現以来、自ら行っていたその遺伝子研究データが、彼の持っていた
訳された当時の科学的データに、あまりにも似ていたのである・・・
確信をさらに深めた亀田は沈黙するしかなかった・・・
その亀田に彼は・・
「私の先祖は、ガメラの発案者であり、また・・エイリアンと共同で
ギャオスを作った人物なんです・・・」
「エイリアン?」
「はい。エイリアンは一部の古代人に超能力を授けたんです。
それは初めは・・味方と思わせるため・・、彼らが自由にギャオスを操れるように・・
私はその能力を受け継いでいます・・・しかし、彼らは裏切ったんです・・」
ビヨンスは亀田に、古代文明崩壊について言い伝えられたことの
一部始終を語った・・・
彼の話によると、人類とエイリアンによって産み出されたギャオスは、
凄まじい繁殖力で増え続け、やがて人類を攻撃し始める、そしてさらに凶暴化。
ついには野生化してしまい、エイリアンもコントロールできなくなった。
古代人が創ったガメラも数で圧倒され、未来の希望として、
ガメラ一体だけをギャオスの手の届かぬ海の中に残しておいた、
と言う・・・戦場となった古代都市の首都ポセドニアは壊落・・
彼の祖先を含めた数百人は都を捨て、生き残りを選んだ・・・
異常に増加したギャオスは、卵を産んだ後、共食いを始め、死滅、
地球上から姿を消した・・・
「卵は時を待っていたんです」
「なぜこの時期なんだね?」
「温暖化で地球の気温が上昇して、今が一番彼らにとって適温なんです・・
卵が孵り、放って置いたら・・・・5年のうちに数千匹に増えますよ・・」
「君の言う、人類滅亡とは、ギャオスの異常発生が原因なのか?」
「・・・それもあります・・・が、・・・それ以上に脅威なものが・・」
「 ? 」
「・・ギャオス以上の脅威?」
「はい、早いうちだったら・・・ギャオスなら、今は全世界の軍事力で
対抗できるだけの力があります。しかし・・・あいつが目覚めたら・・厄介です」
「あいつとは・・・?」
「・・エイリアンが、邪魔者になったギャオスを狩るために地球に残しておいていたもの・・」
「・・・ 」
「・・・マコウです」
「マコウ・・?」
地球人がギャオス退治に作ったものがガメラなら、エイリアンが
ギャオス撲滅用に開発された生物が、マコウ だと言うのだ。
ギャオスが卵を産んだのち、エイリアンは太平洋の海底深く
マコウを眠らせておいた、と言う・・・
ギャオスが再び地球で繁殖し始めると同時に、マコウも
目を覚ますようにセットされていたのだ・・
「ギャオスは再び地上に現れている・・・と言うことは・・・」
「そう・・・・もう・・マコウも目覚めてます・・・」
半信半疑の亀田は、
「東京へ一緒に来てくれ」と頼んだ。
ビヨンスを、これから日本の、いや人類のために必要な人間
だと感じたからだ。
沖縄から東京へ向かう機中で、亀田はもう一つ疑問を抱いて
いたことがあった・・・
「君は古代人の超能力を受け継いでいる、いうのは本当かね?」
「・・・嘘、と思いますか?・・」
「いや・・そうは思わないが・・、ガメラを見て、その可能性は信じてるんだ・・」
「・・・ガメラのことはよくわかります。今、どこで何をしているかも・・」
「どうしてわかる?」
「感じるんです・・・ガメラの感情のすべてを・・」
と、その時だった、 外を見ていた乗客の一人が叫んだ!
「あれは何だ!」
亀田とビヨンスは機内の窓から外を覗き込んだ。遠い夕暮れの空に、
何か黒く蠢く物体が・・・・「何だ!?・・・」
亀田はあわてて双眼鏡を取り出し、レンズ越しに覗くと・・・
「ギャオスだ・・しかも大群で・・・」
ビヨンスは目を凝らしながら、その光景を見つめていた。
「ざっと・・・50匹かな・・・」
その数の多さに亀田は驚いた。
「もう、そんなにいるのか・・・・」
乗客たちはざわめき始めた。悲鳴に似た声をあげる者もいる。
「・・・大丈夫です、襲われることはないです」
ビヨンスにそう言われ、動揺気味だった亀田は、
「・・どこへ向かってるのかね?」
「わかりません・・・でも、何か から・・逃げてるんです・・・」
「・・・・」
ギャオスの大群は、亀田たちの乗った旅客機の後方を縦に切るように
通過、西の空へと消えていった・・・
翌朝、日本に奇妙なニュースが入ってきた。
ハワイ諸島のマウイ島で、局地的なハリケーンが発生・・
多数の死傷者を出した模様、
そして近くの太平洋上で、またもや数匹のギャオスの死骸発見・・
総理官邸では首相と各官僚達が集まり、このニュース中継を
食い入るように見ていた。
「またギャオスの死骸か・・・これもガメラなのか?」
そう問われた石渡防衛庁長官は、
「・・・・ギャオスと本能的に戦うのはガメラしかおりませんし、
アメリカ軍からはギャオス撃退の連絡は受けていませんから・・・
そうだと思いますね・・」
テレビに映されたギャオスの死骸は無惨にも胴体から切断
されていた・・・
気象庁の茅場は不自然な点を指摘してきた。
「おかしなのは、気象衛星にハリケーンの雲は存在して
なかったんですよ。・・・これはどう考えてもおかしいです・・・
突発的に起こった・・・としか考えられないですね・・・」
マウイ島の崩壊した建物や吹き飛んだ瓦礫などが
テレビに映されていた・・・
「よく見てください・・・ ハリケーンならこういう崩壊の仕方は
変です。渦を巻いてますからね。比較的、耐震性のある建物が
同じ方向へ傾いているでしょ?・・・吹き飛んでいる瓦礫や建物の
一部はほとんど同じ方向に散らばってるんです・・・」
「何が言いたいんだ?」
「これは・・・・例えて言うなら・・・何か大きなジェット機・・・
それも普通じゃない大きさのものが・・・低空で、しかも
高速でマウイの街の上を飛んだ・・・」
石渡が言い放った。
「ギャオスなら説明がつく、マウイ島に飛来したギャオスを
ガメラが発見、太平洋上で駆逐した、と考えれば」
茅場は沈黙した・・・
東京へ戻ってきた亀田は、ビヨンスが守り受け継いできた
古代文明の遺伝子学の解明を急いだ。
驚きの連続だった。エイリアンの持っていた高度な科学力は、
今まで不可能とされてきた核分裂をも起こさせ、その再生、復元力
は驚異に値したのだ・・・・
亀田はすぐに生物学者の居栗鼠に連絡を取った。
「居栗鼠さん、すごい発見がある!来てくれ」
「いや、今それどころじゃない、ニュースは見ました?
ハワイ近海で、またギャオスの死骸だ・・・調査に出掛けないと・・」
亀田は昨日、機中から見たギャオスの大群のことを思い出した・・
そしてビヨンスの言った、信じ難かった マコウ の存在が胸中を襲った・・・
「そのことなんだが・・・・聞いてほしいことがあるんだ・・」
居栗鼠は亀田から、ビヨンスが言っていたマコウの話を聞いた。
「エイリアンが作った生物?・・」
亀田がそうであったように、居栗鼠も神妙な面持ちで聞いていた。
マウイ島で起こった局地的な風害は、マコウの仕業、の可能性がある、
と言うのだ・・・
それから数日後のPM7時過ぎ・・・・
日本防衛軍のレーダーが何かの物体をとらえた。
「何だ!?・・日本に近づいてます・・」
「ギャオスか!?」「全部で・・5つの物体です・・・」
「このまま進めば上陸地点は?」「・・・東京です・・」
「東京上陸を阻止する!迎撃戦闘機を4機、出動準備!、
残りの者は戦闘配置に着け!」
東京湾沿岸には対空砲装備の戦車が10機並び、
その真上をミサイル装備の戦闘機が、東京湾沖の夕闇の空へ
向かって飛んでいった。
「ガメラだ!」
そう叫んだ操縦士の声は、無線を通じて司令室まで届いた。
ガメラはプラズマ火球を発射。一匹のギャオスに命中!
残った4匹のギャオスも超音波メスで応戦を始めた・・・
「ガメラを援護できるか?」
「・・いいえ、危険です・・近寄れません」
東京湾沖合では、まるでレーザー光線と花火の共演のような
互いの火力が飛び交う空中戦が行われた・・・
ガメラは火球を連発して3匹を焼死させるが、
ギャオスも四方から超音波メスで狙い撃ちし、緑色の血でガメラを染めさせている。
残った2匹のギャオスとガメラの死闘が続く夜の空・・
うっすらと月明かりに照らされた東の空から、ゆっくりと
近づいてくる物がある・・・
「・・・何だ!?」
操縦士の目にも映ったその黒い物体は、ゆっくりと空を蛇行しながら
3匹の怪獣に向かっている。
>意義とか言い出すと頭が固くなっちゃうから。
特撮はSFとして楽しめるんだからそれだけで十分だと思うな。
>科学考証を重視して、怪獣をほとんど動けない生物として
描いていたら、全く人気はでなかったろう。
ある部分で自然法則から逸脱するからこそ
怪獣は憧れの対象となりうるのだから。
この二つの意見に同感です、「空想科学読本」のような現実主義的なものが
幅効かせたら、SFは世に存在しなくなるでしょうね。。
「何か近づいてます・・・」
「ギャオスの援軍か?」
「・・・いいえ、まだわかりません・・・」
「至急、確認せよ」「了解!」
そう言うと操縦士は、迫ってくる謎の物体の方へ
戦闘機を飛ばした。
「でかい・・・」
その物体に近づくにつれ、その大きさを目の当たりにした・・
「でかいです・・・」
操縦士の声はうわずっていた・・・怯えるような声で、
「み、見たことない怪物です・・でかいです・・」
「何?、敵なのか味方なのか?」
「・・・わかりません・・・・」
そう言うとザーっと言う雑音と共に交信は途絶えた・・
「残った戦闘機へ告ぐ!ミサイル発射準備!
ガメラとギャオスに近づく物体への攻撃を開始する!」
謎の物体に駆逐されたと判断した司令官は、攻撃命令を下したのだ。
3機の戦闘機は急いで向かった。
「目標を確認!・・・でかい・・・」
「よし!ミサイル発射!」
・
・
「ダメです、着弾失敗・・・もう一機のミサイルを発射準備します」
「全機でミサイル発射せよ」「了解!」
「ミサイル発射!!」
・
・
「ミサイル全機・・・着弾失敗です・・・」
「全機で?・・・」
凄いノイズ音が聞こえたと思うと、2機からの交信も途絶えてしまった・・
「やられました!」
残りの一機から返事が入った。
・
・
「・・・撤退しろ」
戦闘機3機を撃破した謎の生物は、空中戦を繰り広げる
ガメラとギャオスに迫っていた・・・
ガメラの猛攻に追い込まれた2匹のギャオスは、一転して
身を翻し、ガメラを尻目に逃走を図る・・・
それを後方から追うガメラ・・・
一直線に逃げるギャオスを目前にしたガメラの目に、
何やら黒い影が・・ そして目の前の2匹のギャオスと
すり抜けるように交差したかと思うと・・・
「ギャッ!!」と鋭い悲鳴を上げたと同時に、2匹は胴体から真っ二つに
切断されてしまった・・・
その大きな影は急旋回しながら、今度はガメラの前に立ちふさがった。
「お・・おい、撮ったか?」
「バッチリです・・・」
近くを飛んでいた取材用ヘリが、この模様をビデオテープで録って
いたのである。
「スクープだぞ・・・ギャオスが簡単に殺られた・・・あのデカイの・・見たことない・・」
ガメラの前に浮遊しながら対峙しているこの生物は・・・
海底に住むエイのような大きなヒレと、オオトカゲのように
力強い大きくて長い尻尾を持っていた・・
暗闇に黄金のように煌めく鋭い目だけが、爛々と輝いて
いる・・・生物は、グルグルグルと不気味な鳴き声を発して、
ガメラを威嚇してるようにも見えた。
「・・・ガメラの3倍はないか?」
「・・・200メートルは越えてますね・・」
ガメラは生態系を破壊し、人類の敵、と認識、
口を赤く発光体に染めてプラズマ火球を、生物目掛けて
発射した!
体をひねるように的を外した生物は、ガメラの真下に潜り込む
ように降下・・・そして今度はガメラめがけて上昇・・
ガメラの腹部へ頭から体当たりを食らわした!
まるでラグビーボールが宙を回るように弾き飛ばされた
ガメラは、そのまま海へ転落・・・・
海面が緑色の血で染まっていった・・・・
「や、やられたのか?」
・・・しばらく時間が経った・・・一向に海から帰還しないガメラを
見て、そう思った・・・
謎の生物は、海面を低空で徘徊するように
ゆっくり飛び回ったあと、そのまま北西の方角へ姿を消した・・・
翌朝のトップニュースは、北海道の自然災害だった。
『札幌を襲った猛烈な突風は、多数の死傷者を出した模様です。
まだ・・その数は確認されてませんが、警視庁や消防庁に入った
報告によりますと・・・数十人の亡くなられた方が確認されてます。
まだ瓦礫の下に生き埋めになった人たちの大勢いると・・・・』
ニュースを見ていたビヨンスと亀田、居栗鼠の3人は、同じ考え
でいた。昨夜、姿を消したマコウが、北海道へ上陸した・・と。
朝のニュースの数時間後、今度は中国の北京と、モンゴルのウランバートル
で、同様の被害のニュースが飛び込んできた!
モニターに映された被害状況は、日本よりも深刻だった・・・
『いきなり襲ったタイフーンは、数多くの建物を破壊し、人々の住むべき
我が家を奪い去りました。まだ復旧作業のメドはついてませんが・・・
あの〜・・未確認な情報なんですが・・・遠巻きから見た人の中に・・
何やら巨大なエイ?のような物体が・・・空を飛んでいった、という
話も伝わってます・・・多分・・ギャオスではないか、と思われます・・・』
「・・・マコウは北海道を通過した後・・・アジアへ上陸したんです」
「今は?・・」
「・・・・近くに海か湖があれば、そこに潜んでいる可能性も・・・」
「・・・・」
巨大生物対策本部は、昨夜、取材班が録ったテープを入手。
石渡防衛庁長官、日本軍司令官、その他、参謀たちが集まって、
大泉首相とともに、モニターに釘付けになっていた。
そこへドアが開き、居栗鼠、亀田がビヨンスを伴って入って来た。
「誰だね?、その人は・・」
「ビヨンスさんと言って、この怪物たちと縁のある方なんです・・」
「・・・」
それ以上は誰も、ビヨンスに対して問い掛けることをしなかった。
それどころじゃない・・といった雰囲気である。
「もう一回テープを回してもらえますか?」
居栗鼠は頼んだ。
最初からテープは回された。
画面にはギャオスと交戦するガメラが映っている・・・
ギャオス2匹目を倒したシーンを鑑賞中・・・
「先送りしてもらえませんか?」
そうビヨンスはお願いする。
「どうして?」
「謎の生物を見てみたいんです」
「はっきり映ってないが、コイツだ・・・」
先送りされたシーンは、ギャオスを真っ二つに切断する場面からだった。
ビヨンスは、うっすらとシルエットと、光る目だけが不気味な
生物をモニター越しに見つめた・・・
「何度見ても身震いする・・・」
「デカイですね・・・こんな化け物がいたなんて」
ガメラを弾き飛ばしたところでは、全員が驚きと
落胆の表情を隠せなかった・・・
「ガメラは死んだのかね?・・・」大泉首相は尋ねた。すると・・
「いいえ・・ダメージを負いました、今、体を癒してます・・」
ビヨンスはそう答えた。
少し安心した顔つきになった大泉は、
「そうか(笑)・・・石渡長官、我が軍は、この怪物を倒せるかね?」
「・・・・我が日本軍は、最新式のミサイルを装備しています。
それを命中させれば、いかに巨大な怪物と言えども木っ端微塵にする
ことは可能であります!」
916 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/21 21:54
無理だ・・・244でなければ続きは書けない・・・
ギャオスなんだけど・・・古代文明時に放射能を
被爆した一匹がさらに遺伝子変異を起こしてスーパーギャオスとなり、
群れのボスとして君臨してるわけ。んでもって、そいつは屋久島に身を隠して
世界中のギャオスをコントロールしてます。
日本は、マコウがアジアに散在するギャオスを探すための入り口・・
要するに「港」のような位置にあり、必ず通過。世界連合軍がそれを
阻止するためマコウと激突!・・・しかしほぼ壊滅状態にさせられる・・・
そして日本を通過しようとしたその時!!我らがガメラ登場!!!!
戦いはややマコウ優勢ながら相打ちとなり、なんとかマコウの飛行進路を
変えることにガメラは成功。日本は命拾い。しかしガメラは再び損傷を被る・・
マコウによって大打撃を受けた世界連合軍は防衛力が著しく低下。
その隙に乗してギャオスはますます世界中の各地に襲来。
マコウもダメージから回復し、再び日本へと・・・
絶望的な状況に亀田とビヨンス、石渡防衛庁長官は、ついにエイリアン
の遺伝子工学を応用し、「生物兵器」としてついに・・・ゴジラを現代に甦らせる。
東京湾に飛来したギャオス数匹を、放射能とデカい鞭のような尻尾で
瞬く間に撃破したゴジラ、そして視線の先に・・・マコウが!
日本近海で目覚めたゴジラにとって、日本は縄張りであり、そこを
通過する物はすべて敵と判断。壮絶なバトルが始まる!
ガメラも息を吹き返し、残された防衛軍との連携で、ギャオスと空中戦を!
そしてスーパーギャオス登場!
ゴジラ 対 マコウ
ガメラ 対 スーパーギャオス
防衛軍 対 ギャオス
の三つ巴となり、長い戦いの後、防衛軍&ゴジラ・ガメラの勝利!!
しかし・・・ゴジラには人類の味方なんて気持ちはこれっぽっちもなかった・・・
そのまま本土へ上陸、ガメラと向かい合う!!
この先はみなさんの想像にお任せします・・・
モニターでマコウの動きを見ていた居栗鼠がこんなことを言い始めた・・・
「・・・ミサイルを命中させれば・・・それなりのダメージを与えることが
できるかもしれません・・が・・・・・」
「・・何だね?」
「・・・この生物の旋回力は・・並じゃない・・、地上に生息する生き物で、
私達がよく知っている蠅やトンボ・・・それに匹敵するぐらいの
旋回力を持ってるんです・・・戦闘機のミサイルでは・・・」
「命中は不可能と?」
「不可能と言い切れませんが・・・照準を絞ってピンポイントで
狙うミサイルでは、着弾は厳しい・・・」
「追跡ミサイルがある!」と石渡は反論。
「・・・追いつけないでしょう・・・捕まえ切れないです・・
着いていていけないですよ・・・」
このやり取りを聞いてきたビヨンスは、ゆっくりと話し始めた・・
「今は・・・この生物を刺激しない方がいいです。
この生物の名前はマコウと言って・・」
「マコウ?」
「・・ええ・・、エイリアンが作った打倒ギャオス用の生物兵器
なんです・・・エイリアンと宇宙に存在する生物の遺伝子を取り込んで
創られた宇宙生物・・・」
「ギャオスを殺してくれるなら願ったり叶ったりじゃないか(笑)」
「・・・被害は出ます・・どちらにせよ。しかしマコウを敵に回すぐらいなら、
まだギャオスの方がいい・・・・このマコウが都市の上空を飛行した
だけで、観測できないほどの暴風が吹くんです・・どんなに耐久性を
誇る建物でも・・・無駄・・・・・」
「・・・・」
戦闘機3機を撃破した謎の生物は、空中戦を繰り広げる
ガメラとギャオスに迫っていた・・・
ガメラの猛攻に追い込まれた2匹のギャオスは、一転して
身を翻し、ガメラを尻目に逃走を図る・・・
それを後方から追うガメラ・・・
一直線に逃げるギャオスを目前にしたガメラの目に、
何やら黒い影が・・ そして目の前の2匹のギャオスと
すり抜けるように交差したかと思うと・・・
「ギャッ!!」と鋭い悲鳴を上げたと同時に、2匹は胴体から真っ二つに
切断されてしまった・・・
その大きな影は急旋回しながら、今度はガメラの前に立ちふさがった。
「お・・おい、撮ったか?」
「バッチリです・・・」
近くを飛んでいた取材用ヘリが、この模様をビデオテープで録って
いたのである。
「スクープだぞ・・・ギャオスが簡単に殺られた・・・あのデカイの・・見たことない・・」
ガメラの前に浮遊しながら対峙しているこの生物は・・・
海底に住むエイのような大きなヒレと、オオトカゲのように
力強い大きくて長い尻尾を持っていた・・
暗闇に黄金のように煌めく鋭い目だけが、爛々と輝いて
いる・・・生物は、グルグルグルと不気味な鳴き声を発して、
ガメラを威嚇してるようにも見えた。
翌朝のトップニュースは、北海道の自然災害だった。
『札幌を襲った猛烈な突風は、多数の死傷者を出した模様です。
まだ・・その数は確認されてませんが、警視庁や消防庁に入った
報告によりますと・・・数十人の亡くなられた方が確認されてます。
まだ瓦礫の下に生き埋めになった人たちの大勢いると・・・・』
ニュースを見ていたビヨンスと亀田、居栗鼠の3人は、同じ考え
でいた。昨夜、姿を消したマコウが、北海道へ上陸した・・と。
朝のニュースの数時間後、今度は中国の北京と、モンゴルのウランバートル
で、同様の被害のニュースが飛び込んできた!
モニターに映された被害状況は、日本よりも深刻だった・・・
『いきなり襲ったタイフーンは、数多くの建物を破壊し、人々の住むべき
我が家を奪い去りました。まだ復旧作業のメドはついてませんが・・・
あの〜・・未確認な情報なんですが・・・遠巻きから見た人の中に・・
何やら巨大なエイ?のような物体が・・・空を飛んでいった、という
話も伝わってます・・・多分・・ギャオスではないか、と思われます・・・』
「・・・マコウは北海道を通過した後・・・アジアへ上陸したんです」
「今は?・・」
「・・・・近くに海か湖があれば、そこに潜んでいる可能性も・・・」
「・・・・」
巨大生物対策本部は、昨夜、取材班が録ったテープを入手。
石渡防衛庁長官、日本軍司令官、その他、参謀たちが集まって、
大泉首相とともに、モニターに釘付けになっていた。
そこへドアが開き、居栗鼠、亀田がビヨンスを伴って入って来た。
「誰だね?、その人は・・」
「ビヨンスさんと言って、この怪物たちと縁のある方なんです・・」
「・・・」
それ以上は誰も、ビヨンスに対して問い掛けることをしなかった。
それどころじゃない・・といった雰囲気である。
「もう一回テープを回してもらえますか?」
居栗鼠は頼んだ。
最初からテープは回された。
画面にはギャオスと交戦するガメラが映っている・・・
ギャオス2匹目を倒したシーンを鑑賞中・・・
「先送りしてもらえませんか?」
そうビヨンスはお願いする。
「どうして?」
「謎の生物を見てみたいんです」
「はっきり映ってないが、コイツだ・・・」
先送りされたシーンは、ギャオスを真っ二つに切断する場面からだった。
ビヨンスは、うっすらとシルエットと、光る目だけが不気味な
生物をモニター越しに見つめた・・・
以前にも増して、ギャオスの目撃情報は世界の電波が交錯する
ほど発せられるようになっていた・・・
日本本土でも、その姿が度々確認され、九州の南部で被害が
起きる・・・ そこで政府は、鹿児島、宮崎、熊本と近隣の県の
多くの地域を、要注意地域に指定することになった。
居栗鼠は、ダビングしてもらったマコウのテープを再視聴していた・・・
「・・・・どうしてこんな動きができるんだ?」
ビヨンスは虚ろな眼差しで答えた・・・
「・・マコウは全身から透明で目に見えない反重力線を放射してます・・
これは、地球の重力を 無 にすることができるんです。
すなわち・・・マコウの身の回りは無重力。地球の重力に関係なく動け、
見た目以上に身軽なんです・・・」
「そんな特技があるなんて知らなかったな(苦笑)・・・」
地球の生物では考えられない能力に唖然とした居栗鼠は、
「マコウに弱点はないのかね?」
・
・
「・・・ミサイルが命中しても・・・効果があるかどうか・・・
もし仮に当てるとしたら・・・かなりの至近距離から・・・不意打ち
ぐらいかな・・・でもこれは危険過ぎます・・・」
ビヨンスはまた、
「それに、マコウのエイに似た翼は、その端が鋭利な刃をように鋭く、
接触しただけで、ギャオスの超音波メスに匹敵するぐらいの
殺傷力を持っているんです・・・」と、付け加えた・・
「・・・・ガメラに頼るしかないのか・・・」
そう言うと居栗鼠は落胆した・・
ドアがいきなり開き、亀田が入って来た。
「テレビをつけて見ろ!」
何事か?と驚いた居栗鼠は、テープをあわててテレビに切り換えた。
『・・韓国のソウル市内に5匹のギャオスが襲来しました!
ただ今、軍隊が出動し、交戦中の模様・・・
市内の上空へ向けて対空迫撃砲が放たれてます!
すでに何十人かの死傷者が出た、という情報も入っており、
市内は混沌とした状況が続いてます。ここも間もなく危険に
なると思います・・・」
迫真の特派員の実況を見聞きしながら・・
「なんで市街戦を選んだ?・・・犠牲者が出るのに・・・」
白昼堂々と繰り広げられてる、対ギャオス砲撃は
ソウル市内の街を黒い煙幕で包んでいた・・・
「昼間でも行動できるギャオスは、もう成長してます・・
ガメラほどの大きさになってるんです。簡単に
倒すことはできませんよ・・・」
・・・・
あ