指輪物語〜アラゴルン『38』年ぶりのロリアン訪問

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エルロンド:手塩にかけて育てたというのに、おまえは私を見捨てるのかっ・・・
アルウェン:お父さま、私が選んだ道なの。暖かく見送ってください。
エルロンド:認めないぞ。そなたは灰色港から船出するのだ。
       そなたの母はどれだけ嘆き悲しむだろうか。
       私への愛はないのか?
アルウェン:お父さま・・・

ガラドリエル:何を親子で揉めているのです。
        往生際が悪いですよ、エアレンディルとエルウィングの息子よ。
エルロンド:・・・お義母様
石坂浩二:そしてそのころゴンドールでは存亡をかけた戦いが繰り広げられていたのでした。
その頃、大衆食堂「ゴンドール」では…。

ボロミア: 父上! ついにオスギリアス支店の土地を買い戻しましたよ!
デネソール:おお、そうか。よくやったぞ、我が息子ボロミアよ。
      それにひきかえ、もう一人は…、まったく!
      売上不振のうえに、みすみすオスギリアス支店を手放すとは…!!
ボロミア: しかし、父上。あの時はモルドール・フライドチキンによる狡猾な買収工作が…。
デネソール:そのような戯れ言!
      代々雇われ店長として「ゴンドール」を託されてきた末裔として恥ずかしくないのか!
ファラミア:(くっ…、くたばりそこないの老いぼれジジイがっ!)

石坂浩二:こうして「ゴンドール」に、また一つ不審の種が蒔かれていくのでした…。