★小松左京 第3巻★

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最初に幼少時代の話をされました。
小学生時代(昭和16年ごろ)の思い出として、少年キング(時代的に何かの勘違いでしょう)や
少年倶楽部といった雑誌を読んでいてSF的な話に親しんでいた。その中に原爆の話題もあったため
「広島で新型爆弾」という新聞記事がでたときには「原爆ではないか」と兄と話していた。
次に中学時代。
勤労動員で、神戸の川崎重工で潜水艦作りをさせられていた。空襲で避難しているあいだに
工場が空襲を受けたため、潜水艦作りをしないで済むことに喜んだらはったおされた。
三高(京大の前身組織の一つ)入学。
京都は空襲の被害を受けず、昔住んでいた大阪の町のような景色が広がっていて
タイムスリップしたような感じだった。三高に入学してすぐに学制改革で三高が
廃止になることになり、京大文学部受験。
京大時代。
教養の授業で理系などを学べて、その後の活動に役立ったとのこと。
いよいよ卒業だという年に単位が足りないことが判明して留年。
「衛生なんとか」という科目を数年間受けつづける。毎年同じ試験がでた。
イタリア文学を専攻。イタリア語を専攻した理由として、昔買ってもらった
世界文学全集でダンテが1巻だったため。
イタリア文学を専攻したほかの学生は例年になく多かったが、それは当時
イタリア映画が人気があったため。
イタリア文学ではダンテを研究しようと思ったが、数百冊も文献があって…
結局ノーベル賞を受賞したLuigi Pirandelloの作品を卒論にする。
この人の作品はSFっぽいらしい。
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こんな感じでした。記憶に頼っているのと、ちょっと聞き取りにくい
発音だったので詳細を聞かれても難しいですが。一部脳内補完されてるかも