デューン第2幕 砂漠の救世主

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1名無しは無慈悲な夜の女王
2ゲットしとくよ。

水はやらんぞ
3名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 07:36
おはようございま〜す!
4名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 07:42
どーぶらやうーとら!
乙です、1さん、皆さん、新参者ですがよろです
6名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 10:01
>>1

乙です。旧スレでしりとり始めたんでよろしく
7名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 12:45
しりとりの用語チェックしてたら、こんなサイトみつけた。
絵はあれだが、まあ秋の夜長の占いっても面白かもしれん。

tp://hp.vector.co.jp/authors/VA006226/sf/dune/tarot/tarot.html
じゃ、わたしもこんなのみつけました。
懐かしの石ノ森版カバーが見られます。

ttp://thinkzink.hp.infoseek.co.jp/Herbert.htm
9名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 13:10
旧スレ埋め立て完了!

途中変な奴が入り込んできてしりとりが途切れたわい…
ムアドディブで中断。
それでは

ブトレリアン・ジハド
11名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 13:26
トライラックス
スフィルハワト   所で「ン」が終了では2chシリトリは辛いな1000取り用の埋めネタのつもりだったのに
よーし、次スレ砂丘の子供たちに向けて1000トリめざすぞ!
14名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 13:45
いや、思い出したときにやればいいや、くらいにおもってたんだけど、
あるわあるわ…デューン用語。
こら、次のスレ埋め立て用にとっておいた方がいいかな…

何年先になるかわからんがな〜
15名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 14:22
とりあえず、前スレが「ムアドディブ」で終われたので、よしとしましょう。
そういう意味で、999はナイス・アシスト(ヴォイス)ですね。
デューンの一部をモチーフもしくはオマージュしたといわれる作品では
ナウシカの王蟲が有名だけど、竹宮先生のイズァーロン伝説のベネゲセリットはガイシュツ?
(このベネゲセリットは個人的には、これももしかして・・・という作品他もあります) 
その他何か他にも知ってる人います、良かったら教えて。
ティム・バートンの「ビートルジュース」にサンドワーム。
あさりよしとおの「宇宙家族カールビンソン」にもサンドウォーム(w
19名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/07 07:12
忘れちゃいけない「トレマーズ」
ナウシカは王蟲だけじゃなく世界観全体が影響受けてます
21名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/07 15:58
安永航一郎の『県立地球防衛軍』では鳥取砂丘に砂虫がいたっけ
前スレからまとめ&付け加え

・全体的に影響
風の谷のナウシカ
ファイブスター物語

・モチーフやデザインが影響
砂の預言者(サンドワームのデザインが同じ)
闘将ダイモス(ガーニー・ハレックというキャラ登場)
幻獣の国物語(アトレイデスというキャラ登場)

・お遊び
ヘルシング(ハルコンネンの精)

とりこぼしがあったら修正おねがいします
「伝説巨人イデオン」にでて来た、ドウモウってのも、砂虫くさい。
最近カキコ減ったね・・・

デューンのシリーズ皆さんの家の近くにはレンタルありますか?

あるよ。さっきジョギングついでに立ち寄って
兄ちゃんに新作も入れろよ、と頼んできた。

なんか、俺「オウム信者」顔とか「ヒットマン」顔とか言われてて
その俺が、減量スーツ着てジョギングついでによったんで
遊びに来てた兄ちゃんのガールフレンドが怖がってたようだった。

兄ちゃんスマン。
26名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/12 19:54
この間、神田の早川書房で直接 砂漠の子供たち買ったよ
ついに砂漠からここへ、シャイフルドがやってきたのだ!
かっこいい
砂漠の神皇帝以降の増版は無いとの事
がっかり
>25
そちらには、あるのかーサンクス
オイラも探してみよう
28nameless:03/09/13 20:10
『DUNE2』のDVD発売にあわせて『救世主』と『子供たち』だけ復刻させたらしいね。
BOXエディションも出るのなら買いたいところだがあいにく来週は暇がなさそうだ。
ラルクのアルバムで「Dune」というタイトルのものがある。
これだけならどうということはないが
「Voice」という歌が入っているのが気になる。
歌詞をざっと見たところ(仕事中だからちゃんと見られなかった)
「デューン」を連想させるような内容ではなかったが・・・
Hydeは意外とヲタらしいので、何か関係あるのではと勘繰ってみる。
30名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/18 04:19
TV東京 9月18日(木) 深夜26:15 - 28:05

「デューン 砂の惑星・大いなる砂漠の星」
 <二ヶ国語放送>
2000年 アメリカ
(監督) ジョン・ハリソン
(出演) ウィリアム・ハート
     アレック・ニューマン
     サスキア・リーブス
     イアン・マクニース
31名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/18 16:41
↑いま書こうかと思って来てみたら書いてあった。w

来週・再来週に中・後編と続くと思ったら違うのね。
レトとダンカンが死亡、ポウルとジェシカが嵐のなかに逃亡、
「物語は始まったばかりである」というナレーションで
おしまいなんて…(苦笑
32名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 02:16
TV版3部作の1巻 1h37mをそのままノーカットで放送のようだが
来週の予定は全然別のだなぁ
月に1回くらいでやるんかな
33名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 02:48
実況スレです。

【映画】デューン砂の惑星大いなる砂漠の星【実況】
http://live5.2ch.net/test/read.cgi/livetx/1063874425/l50
このTVシリーズ版って一番面白いのがこの1話目なんだよな。
あとはすすむにつれどんどんつまんなくなってく。
ラストなんかショボイ戦いの連続でみてられなかった。
映画はよかったなー変な声の兵器とかでてたよな。
最後の戦いは絶対に映画版のほうが盛り上がってた
35名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 06:34
II の3部作が 新発売なんで、I の1作目を宣伝で放送したって事なのね
販売にTV東京からんでるし
感想

リンチ版デューンをこよなく愛する自分としては複雑だが、
かなりイメージに合っていた。
映画ではカットされていた場面とかアラキスの街の様子とか
アトレイデス邸の内装とか温室とか、ちゃんと映像化されていた!
不満なのは、アラキスの住民の青い目が不自然にビカーッとした
光り方なことと、ポウルが阿呆っぽいところか。
個人的に、珍妙な服装でサルダウカーに囲まれてキメポーズを取って
宴会に現れたイルーラン姫には脱力させて頂きました。
衣装は映画に比べて凝ってたけどさ・・・アレはないだろ・・・
ダンカンはいい男だった。カインズは胡散臭い感じ(でもあれはあれで良い)。
月イチでもいいから、続きを放送してくれテレビ東京。
今まで映像化された中で満足な「スティルスーツ」のデザインを見た覚えがない。
リンチ版もイマイチだったが、昨夜やってたのもなぁ…。
なんか一目見ただけで水分再抽出&循環機能を感じさせる事は無理なのかな…。
オーニソプターも昨夜の奴は「鳥形」ってより「ハエ型」にしか見えないし。

38名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 20:32
テレビ版のUを見た。
かなり満足。

フレーメンの青い目は許容範囲に変更されていたが、
白目がある(それで見た目の違和感が解消される)のは変じゃないか?

やはりすごいのはジェシカとウェンシシアの二大年配女優の競演。
どちらも好み。
イルーランは長女なのに、Tと同じ女優(こちらも好み)が
演じているので、当然、とうのたった妹より若く、
年齢ギャップが・・・。
嫁いだ先が裕福なので、
たぶんおちぶれたコリノ家の面々より、メランジをたっぷり
摂取しているのだろう。

英語がわかれば、もっと楽しめただろうに、残念。
やはり輸入物ではだめか。
でも、3300円、2枚組で3夜分が全部入っているんだよ。
日本のソフトはボリすぎ。
39名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 21:37
イルーランが若いのは、いまわしきものとなった
エイリアに影響されてベネゲセリットで禁止されて
いる体内酵素をいじって老化を遅らせているためでわ?
40名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/19 21:42
今朝方昨夜のビデオを巻き戻してざっとみたのだが…

温室がなんかしょぼかったような…。
>>37
オーニソプターは、原作(後期)で、昆虫のような形をしていると描写され
てたような記憶があります。私もそれまでは鳥の形だとばっかり思ってました。
加藤直之のイラストはもろに鳥だ
43名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/20 01:59
だって、羽ばたいて飛ぶんだから…
問題はハーバートが「オーニソプター」って言葉を「鳥形飛行機」、「はばたき飛行機」
どっちの意味のつもりで使ってたのか?って所だよね。
加藤直之イラストのオーニソプターは、
スタジオぬえの石津泰志がデザインしたものを基にしている
と画集のコメントに書いてあった
訳者あとがきネタバレしすぎじゃね?
石森版のイラストに、メーヴェみたいな形のソプターが描かれていた
記憶があるのだが…

原本をなくしてしまった今、もう確かめようがない。
石森キャラで ポールの子供・孫の話まで全部OVAにしてくれんかね
映像化権 高いかねやっぱ
そういや外国原作のアニメ化って名作物しかないのかな。
アニメ化して欲しいSF作品沢山あるが、やっぱり作り手としては
換骨奪胎して自分の作品として作りたいんだろうな。
50名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/22 21:13
石森版のソプターのイラスト、調べてみました。
「惑星」(2)に2点。「子供たち」(3)に2点。見落としがあるかも。

前者は「少年同盟」(わかるかな?)に出てくる飛行機に
くちばしと羽根としっぽとジェットエンジンの噴気口を
くっつけたようなデザイン。

後者は白鳥にジェット噴気口をつけたみたいなデザインですが、
これを真後ろからみた図柄は、長い垂直尾翼があるけれど、
メーヴェに似てなくもないです。

矢野さんの訳がそもそも「鳥型飛行機」に「オーニソプター」と
ルビがふってあるのだから、イラスト担当としては
やれる範囲は限られてきますね。
TV版デューンの続きを見た人に教えてほしいのですが
ポウルがアラキスのアトレイデス邸の侍女を妙に気にしていましたよね。
あれは何かの伏線でしたか?
それとも単に可愛い娘に目がいっていただけですか?
原作じゃポウルはチャニ一本だもんなぁ…
プライドの高いイルーランなんて目じゃないもんでさ。

チャニのオパ〜イはいいずら。
石森イラストで読んだ口なので、チャニのイメージはインディアンロリなの。
うむ.
キカイダーやら 幻魔大戦やら 平成009やら やっている場合ではないぞヨ
石森キャラで作るおヒト
デューン も考えてくりゃれ
一作目の「砂の惑星」の表紙は相変わらずリンチ版だけど、
始めは石森章太郎だったよね?
加藤直之だったことはあるの?漏れ見たことないんだけど…
>>55
加藤直之版はないです。
ところで加藤氏のHPが暫定公開中です。
ttp://homepage2.nifty.com/NaoKatoh/
ポウルがイルーランに手をつけなかったのは
救世主だから色欲なんざ超越してたからなんだろうか
単にキライだた〜のさ。

年上だし。
5955:03/09/25 00:33
>>56
回答ありがとう。そうかあ・・・加藤さんのってないのかあ。
見てみたいなあと思っていたものだからさ。
正直リンチのやめてほしいなあ。リンチ版の映画は好きなんだけどね。
60名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/26 13:00
砂の惑星 砂漠の救世主 砂丘の子供たち 買って読んだ
それ以降無いので今日 古本屋で砂漠の神皇帝3札4000円で買った
早川は残りもさっさと復刊しる !
高すぎだろそれ。ぼられてるよ。
62名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/26 18:17
いよいよ SciFi 版 II ビデオ販売の TV-CF が始まりましたね。
テレビ東京以外でやっているかわかりませんが…
>>61
ぼられてるって言うか、足元見られてるんだね。
欲しければ、仕方ないじゃない。・゚・(ノД`)・゚・
画像いじってみたんですが、フレーメンの青い目、こんなんでどうでせうか。

ttp://gennosuke.hp.infoseek.co.jp/up/cgi-bin/img-box/img20030927133258.jpg
65名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/27 15:10
イイと思います
66名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/27 15:15
>22]
全体的な影響なら「ファラオの墓(竹宮恵子)」
が一番近いと思うがどうか。
対立する2つの王家/流浪の王子が砂漠の民に救われて
宗教的カリスマとなる/砂漠ならではのゲリラ戦で連戦連勝/
勝って新王朝の始祖となる/
どうでしょうか。
まあそういった話自体デューン以前からあると思ふ。
舞台が砂漠というのを除けば、貴種流離譚のかなりティピカルな例だし。
今、砂漠の救世主を読んでいます。前作を読んでかなり時間が立っていますが、
テレビ版デューンを観て、読んでみようと思いました。前作はリンチ版公開の頃
に読みました。
それにしても読み憎い作品ですね。海外の本格SFってみんなこんな感じなん
でしょうか? 読むのたいへんです・・・笑
記憶を継承する、っていうのはよくあるアイディアなのかな?

↑なんでかというと、「デューン」の設定を知人に説明したところ
「ロードス島戦記やFF8が『魔女』をぱくったのでは」と言うのよ。
自分はそんなこと全く思わなかったんで意外だった。
まあこの二作品は別にデューンをパクッてないと思うけど。
パクルって意識がなくても、
以前読んだ設定やらなんやらが、深く静かに記憶に沈殿しているということは
あるわけだ。

それで全く自然に、なんの抵抗もなく自作の設定に使ったりする。
そんな事言い出したら創作は成り立たないからな。
ライオンキングやアトランティスみたいな悪質なの以外は
そんな気にする必要はあるまい。
無意識のうちにパクっていても、じっさいにパクリだったら
訴えられて裁判で負ける可能性はある。
まぁ「デューン」と「指輪物語」は70年代以降のSFとファンタジーにおいて、
それぞれが殆どパラダイムに近い位置になってしまった感があるからなぁ。
スティルスーツってのは、衝撃的だったもんなぁ…
76名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/29 10:58
ブライアン・ハーバートが書いた父親の伝記「砂丘の夢想家」には、
フランク御大が映画「スター・ウォーズ」の第1作を見て、傷ついた話が
出てくる。「デューン」と「新たな希望」の間には16項目にわたる
「完全な類似性」があると。

そのほか、アシモフ、ニーヴン、スタージョン、パーネルなどからの
パクリもあり、みな気づいていたが、結局、大事にしないことを
決めたという。

彼らは自称「ルーカスを訴えるには大物すぎる作家協会」なる
ジョークで憤懣やるかたない思いを発散させたそうだ。

当時、まだ新人の部類だったジョージ・ルーカスを本気で叩くのは大人げない
と思ったからで、プライドの問題だったようだ。

現代とちがって、裁判で勝てるかどうか以外にも、
ことを荒立てない理由の存在した時代だったみたいね。
いい話だ。

参考:"DREAMER OF DUNE" BY BRIAN HERBERT(TOR)
pp.288-89
う〜ん、どうも欧米人(米国人が極端のなのか?)の
著作権とかオリジナリティに関する考え方というのは
受け入れ難いものがあるなぁ。

それをいったら、アジモフは『ローマ帝国興亡史』を、
ハーバートは『神州天馬峡』(wをパクってるていえそうだ。
スレ違いスマン。
漏れとしては、弱い立場のものが強いものをパクるのは問題あるけど許せる。
逆は駄目。

ダ・ヴィンチのモナリザのパロディのように、オリジナルの存在感が強け
れば、パクられてても誰にもすぐわかるから、笑い話で済む。

ルーカスはいろんな名作映画からパクったことを開けっ広げに言ってたしね。隠したり、否定してたら、たたかれたんじゃないかな。
ビデオで出た「デューン2」を観た人、いる?
どんなでした?
>>57

石ノ森イラストだと確かにそう思うが、映画を見るとなぜか納得
81名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/06 14:48
>それにしても読み憎い作品ですね(69)

同感。10代の最後にこのシリーズを読んだとき、
私もそう思いました。

で、30年たって40男になって読み返したら、
こんな面白い小説はないのよね。
どうしてだろう?
不思議。

しかし、あのくっそしち面倒くさい巻末用語集を引きながら、
せっせと読むことができたのは、10代って若さのゆえだと思うよ。
83名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/07 01:11
それは言える。
84ひとりごと:03/10/07 02:39
アナローグ星からやってきたBG団
85名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/07 10:20
でも、極論すると、ハーバートの魅力って
ここと違うけど、へんにリアルな異世界の創造に
あるのだから。

巻末用語集こそないけれど、
世界構築だけで終わった作品(小説になりきっていない)て、
けっこう多いし、
ヴォイドシップ/パンドラやジャンプドアみたいに
シリーズ化されて、ようやく2作目から世界が
動きだした例もあるわけだし。
この作家とつきあうなら、毎回新しい外国語を
ひとつものにするぐらいの根性というか、
覚悟というか、挫折がいると思うのよ、オレは。
だから人を見て勧めているんだけれど。
日本での出版パターンは映像作品の解説本、攻略本だもんね。
ちょっとかわいそう。

スレ違いを覚悟でちょこっというと、
今ハイペリオンなぞをよんでいるわけだが、

ああ〜デューンの用語集は親切だったな、って思うことあるよ。
ハイペリオンはなぁ・・・・・・・・・・。

でも面白いんだよね。
8886:03/10/09 22:40
悪口をいっているわけではない。
デューンの用語集は良くできていた、ってことさ。
>>88

用語集もイイが、補遺も良かったねえ。「デューン外伝」の趣があるよ。
デューンの手引書とかあるの?
91名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/11 17:41
デューンの手引書なんて聞いたことがないな。
あったら猛烈にほしいけれど。
どこぞの大学のSF研、ミステリークラブにないかしら。
あっても、この解釈で正しいのかとか、いろいろいわれそうで
あえて発表していない私家版かもしれない。

でも、手引書が必要な段階はわりと短期間ですぎてしまい、
そのうち専門用語だけで「しりとり」ができるようになる
から、心配はいらないか。

アメリカだったらいくつも出てそうだよな。
半村良の亜空間要塞読んでいたら、デューンを読み終わる頃にようやく帝国用語を
マスターして、でも翻訳されるのがあんまり遅いんで、次の巻を読む時には、
また巻末の用語集見ながら最初から覚え直し。

リアルタイム(・∀・)カッコイイ!
漏れは「亜空間要塞」読んだのが「デューン」読み始めるきっかけだったな。
あれに出てきた元ネタは大体捜して読んだ気がする、
さすがにメリットまでは読まなかったが。
95名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/12 05:18
DUNE2上巻 示されし黄金の道 見た
原作には無かった 感謝するよ永遠に
と言ってポウルがイルーラン
にキスして別れるシーンにはげしく萌え
>94
おお!俺と同じだ!
私も『亜空間要塞』読んで『デューン』を読み出したんだ!
亜空間要塞って?デューンと何か関係あるの?
>93に書いてあるとおり、『亜空間要塞』は半村良の小説。
主役4人が皆SFマニアで、小説内で『デューン』に言及している。
それだけでなくデューンネタな展開も若干有り。
フランク・ハーバード原作のSF小説「DUNE」の米TV放映版DVD中巻。
アラキスの統治権を奪回したハーコネンは、支配権を甥のラハンに引き渡し、
暴力的統治が始まる。その頃サンドウォームの追撃を逃れ生き延びたポールは、
フルマン族のリーダーとなる。

↑アマゾンよりコピペ。
ラハン? フルマン族?
100名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 09:53
>>99
それもあるが、まずなにより「ハーバード」だろうな。
101名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 11:29
あのう・・・、「デューンへの道3 公家コリノ」日本語版はいつ頃出るのか
ご存知の方いらっしゃいますか?
ハーコネンつーとなんかフィンランド人みたいだな
103名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 16:12
>100 自分は大聖堂だか、異端者だかで彼がユダヤ人だと知ってびっくりした。
名前から言ってWASPだと思ってたしなあ。
104名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 19:08
>102
息子の書いた父親の伝記「砂丘の夢想家」120ページによると、
ハルコンネン(実際にはたしかに「ハーコネン」と聞こえる)という
名前はカリフォルニア州のとある電話帳で見つけたもので、
欧米人の耳にソ連ふうに聞こえるので採用されたという。
"AMERIKA"みたいな感じか。
デューン第1作が書かれたのは冷戦中で、そうした響きの
名前を敵の名称に使う無意識的効果をねらったのでは。
ちなみに、ご指摘のとおり、ハーコネンはフィンランド系の名前だと
ブライアン・ハーバートも書いている。

105sage:03/10/17 08:44
矢野さん入院らしいと聞いた。どーなるんだろう…
スマソ…下げ忘れてしまっただよ…
>>105
え?
ああ……どうなるんだろう……
108名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/17 17:18
矢野さんの快癒を願います。
100歳までも生きて、まだまだデューンを訳してください。
109名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/17 19:09
test
大森望とかが引き継いだりして
111名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/17 19:26
我々は、神皇帝によってこの地球に縛りつけられている
この輝かしい科学の時代においてもだ
人類が月に行って30年もたっているのに状況は変わって
いない
早川は読者の声を消え
そうすれば、なんじは栄光の未来に導びかれるであろう
矢野さんのご病気については快癒を祈るが、
個人的には訳者が交代しても構わない。
だって文章が下手なんだもん・・・

ドナルド・E・ウェストレイクの本だと、
木村仁良が訳しているやつはめちゃくちゃ読みづらいが
池央耿のはすんなり読める。
訳者によってこんなに違うのかと驚いたよ。
読みやすくて上手い文章の訳を否定したくはないが
もう20年以上前から矢野訳で刷り込まれているので
今更他の人に変わっても…な気がする。

でも矢野さん、デューン以外はそれほど読みにくいとは
思わないんだけどなあ…
原書読みから見ると矢野訳はどう感じるんだろうか?
正直に言おう。訳を変えてほしい。訳者を代えるという意味でなく。
リンチ版や最近制作されたテレビ版を観ているものとしては、
もう「ムアドディブ」に抵抗ありありで。

英語圏の製作者が「ムアディブ」としている以上、
日本人が「ムアドディブ」なる呼称に固執する必要はないと思う。
むしろ語訳だった・・・と認識した方がよいのではないか。
って言われても…
「ムアドディブ」で30年育ってきたこっちにとっては、
「ムアディブ」の方が違和感バリバリなんだが。
> 「ムアドディブ」で30年育ってきた

非常によろしい。食料のようだ。うむ。
「アトレイデ」は「アトレイデス」にしてほしい。
でも「イルーラン」は「イルラン」にしてほしくない。
「イルラン」なんかにすると、トルコのサッカー選手みたいだもんな。
所詮はカタカナ表記なんだし、名称には固執しないけどなあ。

いい響きならそれで許せてしまうというか。
まあ確かにムアドディブでアトレイデでポウルで育ってきてるから
それをいいと感じるのかもしれないが。
ムアドディブの他にもアトレイデやポウルで育ったのか・・・。うむ。よろしい。
121名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 22:10
私もかつては固有名詞の現地音(?)主義者だった。
でも、そのあまりに膨大な数に、いまでは
少なくともオリジナル版6冊については、
矢野表記で1本すじを通したほうが新旧のファンにとって
混乱がより少ないのではないかと思っている。
実際、ポウルの妹はアリアに聞こえるし、
ハルコンネンの本拠はギエディ・プライムだし、
映像作品に準拠といっても、
リンチ版にはポウルの父を「デューク・リート」と発音している
人物も若干一名いるではないか。
表記はあくまで矢野式で、それを個々人が勝手にすきな音で
発音すればいいし、たぶんそれで混乱はないと思う。
私がアジーモフなんて言っても、周囲はみんなわかってくれるよ。
そうそう、ああいうやつなんだって。
122名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 22:23
たとえば、ザビエル・ハルコンネンという人物がいたとして、
ファースト・ネームを英語音表記にすると、
それに含まれた意味合いも同時に失われてしまう気がする。
けれど、翻訳家はそのそれぞれの局面で、
たぶんすべては実現できないから
何かを犠牲にして、それなりの決断を下し、いまの表記が
あるのだよ、たぶん。
大宇宙船のつづりが"HEIGHLINER"だと知ったとき、
私自身、ちょっと驚きがあったよ。
これって、ハインラインか?てね。冗談だけど。
一度、対訳デューンみたいに対照してみると、
別の発見があります。おすすめ。
ややスレ違いだけど……、
昔見たアニメのトム・ソーヤの冒険に「インジャン・ジョー」というのが
出てたね。
翻訳小説で見ると「インディアン・ジョー」だったり、
別の出版社のはアニメと同じ「インジャン・ジョー」だったり……。
漏れはマーク・トゥウェインの原文の方は確認してないんだけど、
翻訳には翻訳の事情ってのがあるんでしょうね……。
124名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 23:03
>121の傍証。
矢野さん自身、『デューン 砂の惑星』(1)の訳者あとがきで次のように
書いている。少し長いが引用する:

 この話の中に出てくる用語の発音について読者のみなさんからいろいろと
ご意見が出されることと思うが、前もって主人公ムアドディブについて
ご了承を求めておく。原語はMuad' Dib。ふつうならモウディブと口調よく
いきたいところだが、その意味が鼠であるところからして、
<土を掘る Mud Dig>の転訛とも考えられる。カタカナで外国人の発音を
完全に現わす(ママ)ことは不可能だから、マ・ディブに近いぐらいに
短く発音していただければと思う。[改訂13刷]

この部分は後知恵によるダメージ・コントロールなのか? 
手元にあるオリジナル版の2刷を見ると、
「平仮名」が「カタカナ」に改訂されただけで、この断り書き自体は
最初から入っていることがわかる。つまり
「カタカナ表記はいちおうの目安」というのが、
デューンに親しむさいのそもそものお約束なのだ。

Muad' Dib みゅあ☆ぢぶ

ではいけませぬかなりませぬか
126名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/18 23:30
>113
原書読みから見ると、矢野訳、サイコー。
ただし、「デューンの道」以降は1960年代生まれの
人に任せてほしかった。ちなみに当方、50年代生まれ。

個人的経験を書けば、
ご多分に漏れず、後年、全巻読破を思い立ったとき、
蔵書に「神皇帝」までしかないのを発見、
仕方なく、英語にトライ!
訳書首っ引きから途中で離陸し、すくなくとも
デューンは読める体質になった。
英語でも難解という声をきくけれど、すごく詩的な本だよ。
それでいま、改めて矢野訳をゆっくりゆっくり読んでいるんだけど、
いやあ大したもんだ。おまえ、訳せといわれたら、あたしゃ逃げるね。

だって、非常に長期にわたる暗夜行路なんだよ。この用語がそもそも
どういう概念、定義で、将来どのようにバケるかわからない段階で
翻訳をつづけなければならない。
あるのは目の前のテキストだけ。妙に意訳すると、あとで整合性が
とれなくなるから、不自然を承知で、そのまま提示するほうが
結局、ベターだったりする。レーザーとやっていたのが、
途中からラス・ガンに切り替わる。改訂版でも
そんな痕跡があちこちにまだ残っている。
いやあ大変な作業だったと思います。
御大、ご苦労さまでした。
127スレ違いsage之介:03/10/18 23:49
>123
ほんとうにスレ違いだと思うけど、あの人物の名は
原書では"Injun Joe"。
というか、そもそも数万年未来の人間が今と同じ英語を話している
と考える方が遥かに不自然だな。
だいたい、デューン宇宙における公用語ガラッハって「アングロ
スラヴィック混成語」となってるから、現在の英語とは明らかに
違うものだろう? あの宇宙の、あの時代の発音を現代日本語で
表記したらムアドディブだったでいいだろう、別に。


それに、ちょっとズレた例かもしれんが
ベトナムを現地の人は「ヴェツナン」という風に発音する。
これって「越南」(えつなん)という漢字表記にとても近い発音だよね。
ところが、俺の知人の上海人は「越南」を「ユエナン」とか
「ユィナン」とかいう風に発音するんだなあ。
漢字の本場である中国の人より日本人の方が、原音に近い発音を伝えてきた
という事なんだろうね。

これと同じ(というか時間的には逆だが)様に、未来の英語の発音を
欧米人より現代の日本人の方が“伝えている”って事もあるかもよ(w
やっぱり表記その物はこれからも矢野表記で順じて欲しいなぁ。
で、それを読む際には各自が脳内で自動変換する、と。
実際漏れ自身は「ジェディ・プライム」と書いてあっても、映画を見て以降は
自動的に「ギエディ・プライム」って読んでるし、「レト」も「リト」と中間くらいの
発音が頭に浮かんでるもの。
文字をビジュアルで見るのと、耳で聞くのではちとちがうがな。
字幕は基本的に日本人に向けたものだから、訳本尊重してほしい…と
思ったりして。

近いところではスレ違いながら、
「マイノリティ・リポート」中のプレコグとプリコグ。

ディックスレでちょっと話題になった。
>>128の話と被るが、他板のレスから引用

>何でも、古代〜奈良時代の日本では、「はひふへほ」の発音が「ぱぴぷぺぽ」だったらしく、
>その頃のある文書に大昔の天皇に「ひこほほでみのみこと」って人がいたと言う記述があって、
>口語だと「ぴこぽぽでみのみこと」になるから、「まがりなりにも天皇様がこんなふざけた名前
>であらせられる筈がない!」
>と学会で非難が出たので、それを研究してた学者は研究を続けられなかったんだとさ。

そういえば、アニメの星界のOPってアーブ語のナレーションでよかったよね。
>>128
> 漢字の本場である中国の人より日本人の方が、原音に近い発音を伝えてきた
>>131
>「はひふへほ」の発音が「ぱぴぷぺぽ」だったらしく、
たいへん勉強になります。

デューンに関しては“日本では”こう発音する、ということでよろしいか?
文化の発生の一端を見られたみたいで面白いでつ。
うむ。
デューン宇宙における日本の、漏れの住んでいる地域では
「イルーラン」「エイリア」「ギエディ・プライム」と発音しまつ。
映画の吹き替えでは「ムアディーブ」だった
もう、それはアレだ。
今の日本でも、ある種の集団は「現場」を「げんじょう」
と発音したりしてるだろ。それと同じだ。
「頭蓋骨」を「とうがいこつ」といったりする集団もあれば
その集団と隣接してるにも関わらず、ある集団内では「頭部」を「ずぶ」
と発音していたりするのも同じ様なもんだ。

一般的な大多数には「ムアディーブ」と発音されているが、
SF集団内では「ムアドディブ」と発音するのものなんだ
とおもって納得しろ。
既出をガイシュツといったり、
巣窟をスクツという集団もいるしなハハハハ。
>>126
そうか、原書読みの目から見ても、矢野訳はOKということなのか。
勿論好みはあるだろうけど、納得。
ホントにご苦労さまです、御大。

なんか久々にスレが活性化してるような…。いいことだ。
漏れは「神皇帝」があまりに翻訳されないので原書で読んだクチだが
やっぱり矢野訳でいいと思うよ。

矢野訳には違和感もあるけど、どっちかって言うと、映画のセリフ回しの
ほうが違和感が多かった。
「テメー何万年も未来のくせにバリバリのメリケン語かよ!」ってね。
明らかにイスラム圏を意識した固有名詞だってメリケン発音なんだな。

さらに重隅としては、原作に何箇所も登場する「ガラッハ語で会話した」
場面なんてのまでが無残なまでに米語だった。見る者としてはそれで
ネイティブ発音の呪縛から逃れることができたようなモンだね。
アメ公ってのはその辺に関して恐ろしいくらい偏狭というか無知というか…。
おめーら清国皇帝が米語で日常会話してるのに違和感感じねーの(Last Emperor)
とか、「是非ドイツ語でオペラ作らせて下さい」って言って出来上がったオペラシーン
が丸々米語で歌ってたり(Amadeus)してるのに全く疑問感じないんだから凄い。

いわゆるバイブルベルトに多い聖書至上主義のファンダメンタリスト、実はかなりの割合で
「聖書は最初から英語で書かれた」って信じて疑わないアフォがいるらすい…。
>、「是非ドイツ語でオペラ作らせて下さい」って言って出来上がったオペラシーン
が丸々米語で歌ってたり(Amadeus)してるのに全く疑問感じないんだから凄い。


ソレ公開当時、アメリカ人の彼女が言ってたわ。
ははは、そういえば当の矢野さんが書いてたけど、
クリス・ネヴィルん家だったかアッカーマン家だかに
何度目かの滞在をした際に、
日本へ送る原稿(当然日本語)を書かなければならない、という矢野さんに
奥さんが「それならこれをお使いなさいな」と
タイプライター(勿論英文)を貸して下さったそうだ。
142名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/20 13:14
矢野さんの訳に慣れているのはあるけど、新訳が出てくるのもいいな。
それによって神皇帝、異端者、大聖堂、さらに未訳のものまで出てくるなら大歓迎だ。

矢野さんの訳って、原文片手に読みくらべると確かによくがんばっているなと感じるけど、
日本語としてちょっとへんだなと思うところもあるんだよね。

# なんだかすごく不謹慎な会話をしている気もするが…w
ウォマックの様に、訳者が逝ってしまって翻訳ストップという事例が
あるからなあ。
新シリーズ、すくなくとも『公家コリノ』までは訳し遂げて欲しい。
144138:03/10/20 18:27
ああ言う風に書いたけど、亜米利加人には悪気はないらしい。
また、亜米利加が世界の中心だとも思ってないようだ。
いままで見たり聞いたり話したりした感触だと、日本人あたりと正反対で

「英語って俺らでも分かるんだから誰でも分かるんじゃん?」

て思ってるみたい。
以前誰だったか映画評論化が、アメリカ人は英語をしゃべる映画しか見ない。
さらに、アフターレコードの映画は見ない、て云ってたさ。
だから、日本の映画でもアフレコが前提のアニメーションだけは見るんだって。
字幕スーパーの映画を見ない理由については、ヨーロッパの映画監督が、
非常に失礼な事を理由に挙げていたけどね。

ちなみに、アメリカ国籍を持っている所謂アメリカ人の1割は英語を話せないそうです。
>>145
ナウシカがアメリカで上映、て話が出たとき、
「90分に縮めてね。あとぜんぶ吹き替えでヨロシク」
て言われて宮崎カントクが切れたそうだが。
吹き替えってことに関しては、
日本でもテレビでは大抵そうなんだし、
あっちでは映画館はまだ一般人の娯楽としてあるんだから
(日本では一部のオタと休み中の子供向けなのに対して)
むしろ健全で良いんじゃない?
>145
でもその「非常に失礼な理由」って多分殆ど真実だよなぁ…。
まぁ、「そいつら」にすら周知徹底できるシステムを創り上げたがゆえに
アメリカシステムが国際的デファクト・スタンダードになっちまったわけだが。
>>147

テレビじゃない。封切って映画館で上映するヤツだよ。
文盲率にも関係あるのかもしれんが・・・
150名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/21 11:00
「黄雲」ていうのを初めて知った。
大接近の関連本のおかげ。
大気中の水蒸気があまりに少ないので、
いちど起きた砂嵐はなかなか勢いが衰えず、
ひどい時は惑星全体に広がってしまうという現象。
あれ、コリオリ(ス)の嵐みたい。
アラキスって、火星なの?
151147:03/10/21 12:54
>>149
言いたかったのは、こういうこと。
向こうでは、映画もテレビも素人向け娯楽であり、字幕でなくて吹き替え。
日本では、映画はオタク向けで字幕。テレビは素人向けで吹き替え。
152名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/21 18:22
原音ままのカタカナ表記は困難だとは思うが、
Butlerianがブトレリアンだけはまずいだろ。
今後おもいっきり「バトラー」という人名がでてくるだろうに。
153名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/21 20:28
スレ違いだが、昔アメリカへ行く飛行機の中で『水戸黄門』を上映してるのを見た。
「ご隠居様」が「マスター」と吹き返られていたのにはのけぞった。
そいつぁあんまりだと見知らぬ隣人と笑ったのを思い出す。
マスターはのけぞるな。マイロードで良いような悪寒。

手元にないので、どの巻か忘れたが矢野氏のあとがきで、大ハーバートが、
かなり細かい設定メモ作ってるって書かれてたけど、ジェシカのママが、
モヒアムってのは小ハーバートの創作なんかなぁ。
その事は、ポウルは勿論の事ジャシカやエイリアだって知っているはずなのに、
一切触れられていないのは、なんか不自然。
ベネゲセリットの方だって、使える外交カードはすべて使うはずなのに、
全くその話題が出てこないよね。

マイロード、レイディ、コンキュバイン…

意味もわからずに萌えた厨房の頃。
>>154
ダンカンとハレックの設定も創作してなかったっけ?>小ハーバート
神皇帝だと、ダンカンはジェディ・プライムではなく高地の多い惑星生まれで、
妹をハルコンネンに殺されたのはガーニーではなく彼だったはずだが。
勘違いじゃなければ、父カインズはハルコンネン兵に殺されたと砂の惑星追補にあった気も。
「デューンへの道」は後の設定を先取りしたり無茶が多いし、別物と割り切ってるよ。
表向き平民だからマイ・ロードはまずいかも。
オールドマンじゃ敬意が薄いし、マスターになっちまうかな。
あっ、そだそだ。
あの人、ちりめん問屋のじっちゃんだっけ。
やっぱマスターか・・・・・・。
でも、隠居の身だから厳密に言うとマスターではない。
その辺の微妙なところを言い表すのは、英語では難しいのかね。

>>155
ヨーマジスティとか、ヨーハイネスとかにも萌えたリアの頃・・・
マスターで何が変なのかと思ったけど、
喫茶店やバーのマスターを想起するから悪いのでは。
ジェダイマスターって言い方があるよな。

…チリメンマスターか(w
162名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/24 12:31
このスレ住民にはマンセーな SciFi チャンネルですが、
UFO 情報を公開しない NASA を提訴とは、イタタタ…
某ネットゲームで「ガーニィハレック」というキャラを使っています。
誰も元ネタに気付いてくれません。
そんなことはあるまい……意外と世間は狭い
165名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/26 11:19
誰も言わないけどシハヤって砂漠の泉じゃないの?
ここのスレは大人だなあ・・・
SF板は全体的にジジィ、ババァの溜まり場だよ。
その昔、若者はみなSFを読んだものじゃったがのう・・・
愛犬にジェシカと言う名前をつけた。
公園デビューをして、名前の由来を聞かれることが多い。
面倒なので、イラクで救出された女兵士の名前から取ったと言うようにしている。
ジェシカ・リンチ・・・へへへ、みんなは覚えやすいでしょ。
世間は狭いから、「もしやその名前は、」とか言う人がいるかもしれないけど、
今のところ指摘されたことはない。
どうせならシャイ・フルドって名前にすれば良かったのに。
俺ならスー・スー・スークだな
「外国の小説に出てくる公爵夫人(正式には違うけど)の名前です」と
説明してはどうでせうか。
外国の小説に出てくる公爵のメカケだよ…ナンテナ


>172
そこはやはり「公爵夫人」じゃなくて「ロイヤル・コンキュバイン」というべきか、と。
「ロイヤル・コンキュバインて何ですか?」と突っ込まれるに十億ソラリ
176169:03/10/29 07:18
やっぱり面倒でしょ。
っていうか、なんでまた公爵の愛妾の名前なんかつけるんだ、とか突っ込まれ、
いや、その、ポールの、ベネ・ゲセリットの、クイサッツ・ハデラッハの・・・と、
訳のわからないことを延々と話し続けてしまいそうになります。

ま、どこかでそういう名前の犬に会ったら、
「その名はもしやポールの母親の・・・」と話しかけてみてください。
うちのロイヤル・コンキュバインがキス(ベロベロ)してくれます。
…ひょっとして飼い主のあなたが公爵様と言うことですか。
つまり、えーと、ジェシカタンが唯一の配偶者であるとそういうことでしょうか。
178名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/29 10:03
きょう発売の週刊新潮11月6日号、巻頭グラビアに
シールド・ウォールの写真が載っている。なんてね。
じつはサハラ砂漠、チャドにある「シセの尖頂」だそうだ。
手前にある四駆との比較でその雄大さがわかる。
暇があったら、コンビニでチェックしてみて。
179169:03/10/29 10:17
>>177
実はそうなんです。
私のことはデュークとお呼びください。
>175-176
勿論殆どの場合はそういう反応だろうけど、もしそこで相手の目がキラッと光ったら
もうその人には何も説明する必要がない、っていう事なわけでしょ?
あとは深い世界が待っている、と。
うぉおおおぉおお〜サンドウォームにひきこまれる〜


のような…
そうやって今の妻がいる。
サンパーで引き寄せたのはいいが・・・・うぉおおおぉおお〜

になってしまった・・・
>>182

チャニみたいな女房だろうが…ウラヤマスィぞ。
籍に入っているだけ。
184名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 03:34
DUNE3 「砂漠の神皇帝」TVシリーズって製作しているのでしょうか(藁?
185名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 11:38
>184
サイファイ・チャンネルの第1作の制作裏話を書いた
「フランク・ハーバートのデューンの秘密」を読むと、
テレビ化権はデューンおよび5冊の続編について同時に取得されている。
このミニ・シリーズは制作済みの2本ともそこそこにペイしたはずだから、
いずれ作られると思うが、HP「HOUSE ATREIDES」などにその告知が
未だないので、まだクランクインはしていないと思う。
一括して権利を売却したのは、たぶんリンチ版の冒頭で、
ギルドのエドリックが登場し、映画化権は第1作分しか
与えていない(ハーバート側はエドリックは「救世主」に含まれる
と主張)として、裁判のなんのとごたごたした経験から、
フランク・ハーバート・エステートがトラブルを
嫌ったためではないか。私見だけれど。

186名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 15:17
メイカーとその水に祝福を。
かれの来たり、そして去りゆくことに祝福を。
その通路が世界を清めんことを。
かれが人々のために世界を保たせられんことを。
187名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 15:26
ビラァ カイファ
188名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/31 15:35
神田の古本祭りが始まったけど
どうか砂漠の異端者以降が売っていますように

ビラァ カイファ
189名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/01 01:35
スレ違いか。
いま父ハーバートの「鞭打たれる星」岡部宏之訳(創元推理文庫)を
読んでいるのだが、そこに「宇宙標準語」というのが出てくる。
ルビがふってあって、「ガラチ」とある。もしかしてと原文を確認すると、
やはり"GALACH"。「ガラッハ」と同じ綴りじゃん。
この本には「チェア・ドッグ」も出てくる。
ラピュタでキツネリスに出会ったような妙な気分でした。
>>189
うみゅー、微妙だね。
父ハーバートの設定だと、ジャンプドアとデューンは同じ時間軸にあるんかな。
この手の設定で超有名なのは、故アシモフ大老だけど。

ここからはスレ違いだけど、厨房の頃アシモフの銀河シリーズ読んでいて、
なんかセルダンの先祖みたいなじいちゃんが、最終兵器として合衆国憲法持ち出して、
これさえあれば最高の銀河帝国が創れるみたいな事ほざいてたな。
そん時にはめっちゃ感動したけど。(w

アメリカの民主主義に絶大な信頼を持っていたアシモフ・・・・良い時に死んだのかもしれん。
救世主、やっと読み終えた。疲れた。

>>191
乙枯さん
まだまだ先は長い。

漏れももう一回読み直そうかなあ。
ところで皆さんは何回くらい再読してますか?
漏れは中学の時からン十年
一気読み直しは7〜8回くらいでしょうか?
最終は5年位前です。
10回目指してがんがろうかな。
>190
あのオチは筋金入りのPatriotだったキャンベルJr.が押し付けたとか聞いた記憶が…。
194名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/01 17:12
>>188 はもう行ってみたのかな?
私も異端者と大聖堂を求めて今朝11:00頃に探索してみたんだけど
神皇帝しかみつからなかった。
でも並びにガバっと空いている空間があったので、
ひょっとしたらひと足違いで逃したのかも… (涙
英語だとBACHをバックと発音するそうだが
GALACHはどうなんだろう。ルビのとおりガラチかあるいはガラックか。
でも「ガラッハ」のほうが字面も音の響きも段違いに良いよね。
ケルト語かドイツ語みたいだし。
この点においては矢野訳マンセー。
>>194
あ、そりゃ間違いないね。
誰かがほんの十分前に・・・と煽ってみる。
>>190

それは「暗黒星雲のかなたに」だったのでは?
198190:03/11/01 23:26
>>197
そだよ。
1さん、乙。
とか今時分に書いてる漏れも、デューンスレでは常識人として
扱ってもらえそうな気がする。

扱ってもらえなかったら、そのときはそのときさ。
200名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/02 02:52
アタイこそが 200げとー  
201名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 03:48
最近「公家アトレイデ」を偶然見つけ、邦訳された「デューン」
全作品を読んだ義務感から即、購入読破しました。
いや〜、SF読んだのは「ニューロマンサー」あたりから20年ぶり
くらいでしたが、素直に入り込めて面白かったですね。

「ラッバン」が「獣」で、「フェンリング」が「殺し屋」なのがよく
分かってgutですね。

まさかハルコンネン男爵の風貌がG,H,モヒアムの「バチ」だったとは
恐ろしい。

>>154
「砂の惑星」でG,H,モヒアムがジェシカに「娘よ」って呼びかけるセリフ
を見つけました。当時は教母はそういう風に目下の者にいうのか、くらい
にしか考えてなかったけど……。

映画で1番好きなシーンは航宙士を先導して皇帝謁見室に入ってきた
ギルドマンが翻訳機を使って「魔女は去れ」っていうところ。

それでは。
便乗
映画版で一番好きなシーンは
エイリアがハルコンネンを呼び寄せてブチッとやった後
ゴム・ジャバールを見せるところ。

エイリアの瞳があまりにも青いので、あれは特殊効果によって
フレーメンの眼を表現しているのだと思っていました。ええ。
大聖堂 復刊交渉開始まであと10票
コピーでしか持ってないから復刊したら嬉しいな。
>>203
え、投票募ってたの?
今から行って投票してきます。
206203:03/11/03 18:12
ちなみに投票所はここです。
http://www.fukkan.com/group/?no=2164

>>205が入れたのか、もうあと9票になってる。
207名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 19:04
100になったら復刊じゃなくて、
早川に復刊の交渉を開始するということですよ。
でも大聖堂だけ復刊ということはありえないから、
神皇帝と異端者も投票しましょう。
全部が100以上にならないと交渉は難しいかもしれないけど。
砂の惑星から大聖堂からハウス・コリノまで平積みになってるのを夢想
そして、待望の第七部が……
それは砂漠の蜃気楼だ。
210190:03/11/05 22:36
>>208
でも、その待望の第七部はあの方が書くんですよね。(´・ω・`)
211名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/06 00:41
>>209
笑笑笑笑笑
212B級グルメ板:03/11/06 15:13
ぅまくてたまらないぞ!日清焼きそば 4袋目


473 :やめられない名無しさん :03/10/28 22:42
>>443
粉末ソース最強!
3個一気食いするときにソース2個で作って残った1個のソースを
あとでカルビーののり塩ぽてちにかけて食うのがせっくすするより好きです。
ソースだけで売って欲しい、まぢで
474 :麻薬 :03/10/29 00:59
魔法の粉だな。
475 :やめられない名無しさん :03/10/30 11:08
漏れは前スレで中毒になり食っては吐いてたヤシです。
しばらく絶っていたんだけど、なんかまたムズムズと食べたくなってきて
このスレ覗いたら唾液がダァーっと・・・
うぅぅぅ・・・食いてーよぉ!!!
476 :やめられない名無しさん :03/10/30 19:48
>>474
頭からかけると虱が死にます
477 :やめられない名無しさん :03/11/02 11:10
>>476
常食するとクイサッツ・ハデラッハになれるんだよな。
478 :>>477 :03/11/02 12:13
>>473>>475をはじめ、このスレの住人のほとんどはすでにナビゲーター。
……ちくそう、放置できんかった。
公家アトレイデだったから男家ハルコンネンかと思った。
214名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/06 19:07
↑意味がわからん。
男色春来んねん。
ひょっとして「公(爵)家アトレイデ」の次は
「男(爵)家ハルコンネン」と言いたかったのか?

てもとの英和辞書で調べてみるとhouseというのは「名門の家、家系」という
意味らしい。
ハウス・メジャーとハウス・マイナーの訳語はそれぞれ大公家・小公家に
なってるから、男爵のハルコンネンでも「公家」なんじゃないかと。
原書読みの方々フォローきぼんぬ。
>>212
焼きそば食ってハデラッハ・・・ワロタ
218名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/07 10:53
>>216
なるほどね。<男家
爵位は家じゃなくて人に与えられるものだというのを知っていれば
公爵家や男爵家の略だという発想は出てこなかったのにね。
巻末の用語集によれば公家とは惑星や恒星系を統治する一族とあるので
ハルコンネン家は公家で間違いないでしょう。
しかしみんな案外リンチ版に寛容なんですね。あのへんな宇宙旅行とか
ひろがりのない砂漠とかちょっと、っておもうんだけど。
サンドウォームが男爵食っちゃうのもなあ。
友人と一緒にDVDを見た時、宇宙旅行のシーンで
「この卑猥な描写は何をあらわしてるんですか?」
と訊ねられました
221名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/08 20:42
リンチといえば…
ジェシカたんがレイープされてたなんて _| ̄|○
そんなシーンあったっけ?ハァハァ…
相手は…ハルコンネンの男色男爵…のわきゃないよなぁ。
221はリンチ
復刊ドットコム、大聖堂があと六票。
まあまずは神皇帝だろうが、大聖堂の交渉が始まれば、早川の方が先に動いてくれるかもしれないな。

ちなみに、矢野先生は退院されたと聞いた。良かった良かった
>>219
確かラストで雨降りませんでしたっけ?
「どっからそんな水湧いてでてくるんだよ??」
と突っ込んだ記憶が。
あれはリンチのおしっこ
>>220
宇宙旅行のシーン、見なおしたんですがたしかにひわいですね。
でも??なぜに??なんでああなんだ????
228名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/14 22:43
妄想するなら大きく妄想しよう!
よほど環境に変化がないかぎり、経営体力のない早川書房が
「神皇帝」以降を増刷するはずがない。
古本でも見つけやすいのは「神皇帝」までで、その後は望み薄だ。
だったら、デューン・シリーズの合本3段組単行本の発行を
私は妄想したい。大人買いができる初老(40歳以上)になれたし、
装丁や口絵にこだわる美本なら、それ相応の値段でも文句は言わないぞ。
矢野さんが改行している部分も原文どおり「追い込み」にすれば、
分量もコンパクトになるし。聖書や辞書を参考にすれば、
あるいは1冊に収まるかもしれない。
だから、早川さん。頼むから、そんなの出してくれよ。
いまなら2万円までは許容するよ。ねえ。



初老……(ニガワラ

その年になっても手ぇ出せネェもんはダセネェんだよ!!

(`Э´)ペッツ
>228
それ良いなぁ。
もちろん『帝国における用語集』が一冊の本として独立していると。
>>228
2マソか・・・
無職の中年にはきびしいな。
それより石油ストーブがほしい・・・・・(ブルブル

でも、本当に出たら灯油代節約して買うかも。
毛布かぶって一日中読んでればいいんだし。
なんか懐かしいな、
中学の頃に最初のは本が崩れて買いなおした程読んだけど、
だんだんわからなくなって止めちゃったよ。
今手元にないから判らないけど、
ポールの息子のレトが芋虫状態になった挿絵が入ってたのはなんて言う題?
砂丘の子ども達?
私はどのへんまで読んだのか知りたくって。
わかる人教えて下さい。
233名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/17 12:28
芋虫ってあーた…
まあそれは「砂漠の神皇帝」だね。
「砂丘の子供たち」の次です。
234名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/17 14:24
>232
記憶を新たにする触媒には、高橋誠さんがつくったHPがいいのでは。
グーグルで「フランク・ハーバート著作一覧」と入力すると、
いちばん最初に出てきます。他の著作はともかく、
デューン・シリーズの表紙絵は
石森オリジナル版、加藤改訂版ともに確認できます。
残念ながら、レト2世のイラストは口絵と本文中だけですが、
何かの足しになるのでは。


235232:03/11/17 21:46
>233,234
レスどうもありがとう。
「砂漠の神皇帝」か。
>234のサイト楽しみに今から見ます。
ここ見てると石森の挿絵って評価良いんだね、
私は最初の挿絵が、宇宙を駈ける公爵のロイヤルコンキュパインたるジェシカが
例の黒のタートルネックとタイトのミニスカートだったので非常にがっかりしたのだが。
>>黒のタートルネックとタイトのミニスカートだったので

70年代の流行だったのだよ。
すまん…石森挿絵ほしさにヤフオクで万札切ったよ…

DUNEに嵌ったキッカケが石森挿絵だったしなあ。
矢野訳と共に当時十代の漏れの心を鷲掴みだったさ。
あのポウルやジェシカにハアハアしてたんだよ…<タートルとミニスカ
FFオンラインで、「バルクルム砂丘」って場所があるんだけど
そこに稀に出現するモンスターの名が「バルクルム・エンペラー」なのよ。
外見はナウシカに出てきた胴の長い羽虫みたいなもの。
ついさっき「砂丘・・・エンペラー・・・神皇帝」という考えが沸いた。
強引でスマソ。
レンタル屋に行ったら「砂の惑星」の上中下のビデオがあったけど、出来は
良いのでしょうか?
>>239
漏れは面白かった。
映像に飢えていたというのもあるが、原作の雰囲気を良く掴んでるし、
妙な脱線もなく忠実だったので、心地よく見れた。
レンタルだったけど、余裕があったら手元に欲しいと思ったよ。
241名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/18 20:58
>>239
パッケージにも書かれていたと思うけど、
エミー賞(TV業界のアカデミー賞みたいなもの)受賞作品なので観て損はないよ。
>>239
当然かもしれないが、
原作を読んでからでないと意味がとりにくいのでは?という箇所がたくさんあった。
もっとも私は既に内容を熟知してるので、
白紙から映画を見たらどうなのかはわからないが。
>>240-242
ご意見ありがとうございます。
デューンを読んでみたかったのですが文庫が探しても見つからないので
まずビデオから先に見てみる事にします。
244名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/19 17:02
サイファイ版「デューン 砂の惑星U」のDVDボックスが
12月19日ごろ出るそうだ。なじみのレコード屋でいま聞いてきた。
予約注文ではないそうだ。「では、名前と電話番号をご記入ください」と、
買うと言わないうちからレコード屋に注文用紙を出されてしまい、
ちょっとカネに窮していたのだが、つい書いてしまった。
注文が若干遅れたので、当方の入手は連休過ぎになるそうだ。
Tと同様、角川書店が販売の出口になる。税別9800円。ううむ。
アメリカ本国版ならその3分の1なのにな。
>>244
アマゾンなら値引き後、8,330円だったよ。
すぐ通常価格に戻るからお早めに。
ま、レコード屋さんも色々特典あるだろうから、
どっちがいいかはわからないけど。

246名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/19 23:21
>245
情報ありがとう。でも、すでに気合いで負けてしまったし、
ご推察のとおり、長年の人間関係もあるので、
それを含めて、たぶんこのおじさんから買うと思います。
とりあえず。
デューンデューン
デューンデューン
砂漠の彼は 神皇帝
>>247
ワラタ
プツリ 怒って 猛突進
またも ダンカン 潰したの
長くのびてる 砂虫胴体〜
ときどき うつろな 目のとき逃げろ〜
シャイ フルド 虫サイン〜
I love you, you love me
だけど彼ったら フウイより
黄金の道に お熱なの

デューンデューン
デューンデューン
砂漠の彼は 神皇帝
>>249
激ワラ
251名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/22 08:21
読み込んでる人だなあ。ダンカンはどこへ行くのか。オーナードメイトレスの恐れるものってなんだろう。
252名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/22 10:56
>>249
何のメロディーで歌うの?
>>252
『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイの
「わたーしの彼はパイローットー」とか歌っていたやつだと思われ。
古いスターログ見てたら「85年SF映画ベストテン」が載っていて
「デューン」が三位につけてました。ちなみに一位に選んでいたのは
川又千秋、高橋良平、永井豪、山田正紀、 ニ位が梶尾真治、
三位が加藤直之、高信太郎、堀晃、横山宏でした。
永井豪が「映画百本分くらいの価値があった」とか凄い誉め方してました。
永井豪は、当時『獅子王』でも映画を絶賛してたね。
「登場するキャラクターがすべて怪物。始めはまともな人間だった主人公も
白眼まで青い怪物に変容してしまう。最高の怪物映画!」という様な内容の評で、
「成る程、そりゃあんたの好みにピッタリだろうね」と思った記憶がある。
>>255
きっと脳内ラストシーンは
「エイリアと上半身だけのポウルが岩の上に座ってる場面」
なのに違いない。
257名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 08:31
永井豪が挿絵書いてたら、買わなかったかも知らん。
『キューティーハニー』より『009』の方が好きだったもんなあ。
ゼッタイ買わん!

申し訳ないが永井豪の絵柄はキライだ。
マジンガーZなんかも絵が汚くてキライだ。
だいいちヒーローに色気がない。

ポウルにせよ009にせよあのほのかなイロケが…(;´д`)ハァハァ
259名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 21:26
>>258
禿胴!(ひさしぶりに使った)
永井豪が嫌いなわけではないが、石森章太郎の色気は別格。
フランソワ―ズ…(;´д`)ハァハァ
ジェシカ…(;´д`)ハァハァ
あの色気と耽美的なイメージはリンチにこなごなにされてしまったが、
やばり、石森本を読むとほのかに思い出す。
ああ、今夜は挿絵だけ読み直すか。
個人的に石森絵は大好きなのだが、今改めてやるなら永野護にやってもらいたい。
永井豪、不良系の男は格好良く描けるけれど、
ポウルのように上品な男を格好良くは描けないでしょうな。
あの点描がまた良かったんだよな…

永野は勘弁して欲しい。
それなら長谷川哲也の方がずっと良いぞ。
「続きを言ってみろ! フレーメンは〜っ!」
「宇宙一ィ〜ッ!」
「違う! こうだ! フレーメンは宇宙最強ォォ〜〜ッ!!」
こんなデューンはいやだ…


川崎のぼるの挿絵
265名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 22:22
>>264
笑いが止まらん!
266名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/26 22:28
駄目だ、想像するだけで駄目だ!
やめてくれえ!
ダイザエモンが、ヒュウマが・・・
男爵の下腹がぽっこり!指先がぽってり!
やっぱり駄目だ!
川崎のぼるだけは嫌だ!
川崎のぼるは…

むかーし雑誌に載ってた、竹宮惠子のポウルを見て「ほおお〜」と思った覚えがある。
ポウルはそのままソルジャーになりそうだ…

だいたいあの辺は絵柄が似ている。
星一徹がシャッダム4世の顔、
飛雄馬は当然ポウルだな。
ねえちゃんはレディ・ジェシカ、
花形満はフェイド、左門はスティルガー

ハルコンネンが伴忠太の顔してたりして・・・笑
…左門だけはやめてくれ…サモンだけは…
ニャンコ先生は?>269
>>271

ドクター・ユエ
絵が浮かぶ・・・歯から毒を吹きかけるニャンコ先生・・・
>270
サモンは強いていえばスティルだろうな。
自分のまわりに身内のものがうじゃうじゃいて、
香具師の太い腕で包み込むように抱きしめるとこなんか似てる。

それより漏れは石森キャラで当て嵌めたいね。
石森の女キャラって…
フランソワーズくらいしか浮かばない…


チャニは白目がないんで、ギルガメシュ編に出てきたあの双子の
巫女みたいのかなぁ…

エイリアはさるとびえっちゃん。
永井流デューン

筋肉は砂虫、牙はクリスナイフ、燃える瞳は青の中の青
その燃える瞳には黄金の道の輝きがあった…
プレスパイスに呼び起こされた遺伝子記憶の閃光が、ジハードの暴力の血を
呼び覚まし、その姿は見た者の心に恐怖と殺戮を呼び起こさせる

ヤツの名は神皇帝!
DVD、予約したよ。楽しみ。
永野版デューン

「シャッダム四世陛下のおでましか……確かにこりゃ大したイベントに
なりそうだな」

「ムアドディブ、瞳の色が……」
「ん? ああ、そろそろメランジが効いてくる頃だ……」

スマソ、固有名詞を入れ替えただけ
>>263
そうかなあ・・・。ナガノのデザイン力でデューンの絵を見てみたいけど。
科学水準の高い側と、砂漠に生きるフレーメンを描き分けつつ、
フレーメンがなぜか持ってるスティルスーツのデザインも見てみたい。

つか、スティルスーツで、どこ産よ? ずっと疑問で・・・。
>>279
スティルスーツ製造業者って出てこなかったっけ?
接ぎのあたったボロボロのスティルスーツって描写もあったような。
あの布地それ自体の製造はともかく、服に仕上げるのはけっこう
フレーメンが自分でやってるようにも思える。
映画のときに宣伝用に「男組」の池上遼一がポスターを描いてたなあ.
サンデーで連載してたSF「星雲児」とかあのあたりをみて配給側が
頼んだのだろうが・・・
映画の宣伝屋は原作読んどらんのだろう。
TVシリーズの「デューン 砂の惑星」全3巻見ました。超能力云々は
原作読んでないのではっきり言ってよく判らなかったけれど権力者たちの
陰険な遣り取りと砂虫とフレメンの描写などが楽しめました。
285名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/05 19:43
↑239さん?
286名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/06 07:54
テレビ版のラストのポウルの格好はいただけない。イルーランの踊りも萎えた。でも全体的には好きかな。映画版のファザー!のせりふにも萎えた。
287名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/09 08:36
TVシリーズの「デューン」、ポールも含めて登場人物全員性格悪いのがイイ!
権謀術数というか、結構本格的な心理ゲームになっていて、原作や映画とは別の見所があった。
イルーランがなぜかいい人の役になってたが、ポールにかたくなにされて、可愛そうだった。
絵柄の好みはともかく

横山光輝ならソツなく漫画にしてくれそう。

……面白いかどうかは別にしてね。
>>288 確かに…それは言えてそうだ<横山光輝
結構オイシイポウルが見られるかもしらん…
張飛風なダンカンとか?

復刊COMの大聖堂、残り二票で交渉開始。前史発行されてる今、後押しってことで宜しくだす。
横山光輝か・・・想像したこともなかったな。
徳川家康だとかの戦国ものの原作小説を
漫画化したものはもみんな上手く漫画に消化してたよ。
デューンやったら意外といいかもしれん。
三国志みたく根気よく何十巻も描いてくれたらありがたいけど。
そしてテレビ東京がアニメ化すると。
もう年だ罠。
砂の嵐に 隠された
タブルのシーチに住んでいる
超能力少年 ポウルアトレイデ

自分の領地を守るため
3人のしもべに命令だ(ヤァ!)

ガーニイ・ハレック空を飛べ
ダンカン・アイダホ海を行け
スティルガー用無し シーチ守れ・・・・
293名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/10 08:23
↑ワロタ

復刊あと一票です。誰か、100ゲットしてくださ〜い。
>>292
コーヒー吹きそうだったじゃんか‥なつかしいな。
295284:03/12/10 18:31
>>285
そうです。
現在は図書館に「砂の惑星」の一巻を取り寄せてもらったので読んでる最中です。
巻末の用語辞典見ながら少しずつ読んでます。
巻末の用語集、独立した本にして欲しいよねぇ。
できれば『砂丘の大聖堂』を網羅して、キャラクター辞典(系図付)も添えて。
297訂正:03/12/10 19:56
>296
×:できれば『砂丘の大聖堂』を網羅して
○:できれば『砂丘の大聖堂』まで網羅して
298名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 02:21
さっき復刊ドットコムから大聖堂が100票に達したから
交渉開始するってメールが来た。
石ノ森先生に「大聖堂」のイラストを描いてほしかった・・・・

マイルズ・テグは009のパクリ!

などと下らん話題で3スレ位は行けたのになあ。
ついに100票か。
開始が一昨年9月で、俺が投票したのがちょうど1年前でちょうど50票目だった。

あまり人気があるとは言えないね。
 >あまり人気があるとは言えないね
決して読みやすく判りやすいとは言えないからな。話も文章も。
自分は矢野訳好きだからあれでいいんだけど。
302名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/11 13:51
今日、古本屋で砂漠の異端者と砂丘の大聖堂
全六冊\4500で買った
うれすい さあじっくり読もうっと
本の在庫は資産として税金とられちゃうから
在庫を維持するのは難しいらしいね。
本自体の保管も大変だし。
なんとかならないもんだろうか。
>>299
石ノ森と言えば「家畜人ヤプー」の漫画もかいてたが、あれもリンチに映画化
頼んでいたというのをきいたことがある。
本人は乗り気だったけど、企画そのものがあっさり消えたとか。
最近石の森版「ゼルダの伝説」をみっけて、
ご機嫌でつ。


つくづく芸域の広い人だったんだ…石の森。
翻ってハーバートは…デューン以外、知らないんだよなぁ…。
ジャンプドアがあるじゃないか〜
307名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/16 08:59
リンチ監督の『ヤプー』、観たいなあ。
想像するだけで、ゾクゾクする。
企画が無くなったのは残念です。

ちょっとスレ違いになってるか・・・
>>305
芸域は広いに反論は無いけど,
みんな同じ顔じゃん、石森章太郎。 ポールも009もりょうも‥
ドゥルッドゥードゥルッドゥー
310191:03/12/18 20:07
「子供たち」3冊、やっと読み終えた。

ここで終わるかっ そんなっ
という終わり方だった。
続編もう本屋にないんだよね? 古本屋まわりかあ・・・辛いなあ。
311名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/19 02:05
おれは今「異端者」の1巻を読んでるよ。
今まではそれほど感じなかったがナウシカっぽいな。
新しく出てきた「誇りある女たち(オナードメイトレス)」がかっこいい。

「子供たち」と「神皇帝」に比べるとだいぶ話が判り易い。
つーかまじで前の2つはきつかった。

「大聖堂」は古本屋で全然見かけたことがない。
これだけ部数少ないとかあんのかな?
ヤフオクで3冊1万くらいで出してるやつは氏ね、と思うマジで。
>>311
「異端者」を読み終わったら1万なら出してもいいと思ってしまう
かもしれんよ。

異端者と大聖堂は続きで、しかもオチはぜんぶ大聖堂のほうに
書いてあると来たもんだ。
おれは「神皇帝」まで読んだが、「神皇帝」が一番面白かった。
ハーバート節炸裂の会話に酔いしれちゃったよ。そういうのってレアなのかな・・・

「異端者」と「大聖堂」も読みたいんだけど、高すぎて話にならねえよ。
新刊で出てたうん10年前に買っときゃ良かったよ,ホント‥
当時消防だったから神皇帝でワケワカメになって買うの止めちゃったよ。
全シリーズ持ってるが、読み返すのは
「子供たち」までだなぁ。

異端者、大聖堂も結構図書館に置いてあるから
借りて読めばいいじゃん。
客観的に見て、3冊一万もの値打ちはない。
316名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 04:27
異端者と大聖堂読み終わった 神皇帝まではめちゃくちゃ
おもしろかったので期待していたのだがいまいちだった
えんえん部屋の描写とかオドレイドの独り言とか話とたいして
関係無いことが多くて苦痛だ ほかにもっと詳しくかかなければ
ならないことがあったのに残念だ
317名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/21 22:42
全部持ってたんだけど、引っ越しのときに捨ててしまった。もったいないことしたなあー?

ただ私も神皇帝以降はちょっとなーという感じでしたね。
話が哲学的になるすぎて、現実の動きがすくなくなって、
映画かも難しい感じがします。

318名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/22 07:55
DVDゲットしたぜ!
確かに現実の動きが少ないけど、その中でも神皇帝は未来のひろがりを
想像させてくれるストーリーだったと思う。

ゴールデン・パスって人類ビッグバン計画でしょ?
もはや中心も焦点もないが神皇帝の記憶だけで繋がっている人類が
宇宙いっぱいに広がっていくんだろうなと思えた。だから神皇帝までは
オモロイ部類に入れておきたいと思う。

で、そういう宇宙になってしまってから「ベネ・ゲセリットが中心だよね」
「本命はフェイスダンサーかも」なストーリーを語られると萎える。
それでも全部読んでしまったんだけどね。
いや、これだけで終わるはずがないと思いつつ。
原作読まずにTVシリーズの「デューン 砂の惑星U」見たんですけど陰謀劇として
かなり楽しめました。コレって原作で言えばどこまでを映像化したのでしょうか?
321名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/22 20:24
デューン2の1が砂漠の救世主2と3が砂漠の子供たちです
神皇帝までは映像化してほしいなあ。
いまさらながらTV版の救世主&子供たち見終わりました。
時間の関係上はしょりまくっているのは仕方ないけど、映像と演出面が全体的に平坦だった
砂の惑星より洗練されている感じ。サイテイルがほとんど出番ない上魅力も感じないのが
悲しかったが・・・。レトのメンタリティは比較的普通になっていて、まだ感情移入の余地が
あるのはよかったかも。つーか、原作がすごすぎるんですが(笑)

>>322
神皇帝の映像化はかなり無理が・・・話の筋だけなら一番シンプルな部類なんだろうけど。
324名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/24 17:03
フウイ役は誰がいいだろうか
本命  リブ=タイラー
対抗  ケイト=ウィンスレッド
穴馬  デビッド=ボウィ
326名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/25 14:40
↑穴馬はともかく(w
泣き顔がかわいいことが重要な気がするので、
どちらかといえばリブ・タイラーのようなシャープな美人より
ケイト・ウィンステットのほうがベターだと思うな。
でも、遊女のようななまめかしさと、聖女のようなやさしさと、
計算高いしたたかさを兼ね備えた雰囲気を持っている女優となると
なかなか難しい…
そこで辻村ジュサブローの出番ですよ
フウイといえば、こちらに背を向けて神皇帝の前に立っているイラストが目に浮かぶ。
特に印象に残っているのが、あの一本にまとめたみつあみだ。

最近、一本みつあみの少年のアニメ画をよく目にするのだが、
そのたびにフウイを思い出している。
329名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/27 23:56
レンタルビデオで一気に1、2(合計六本)を観ましたけど、
これって原作に忠実に作られてるんでしょうか?

友人が原作全巻持ってるって言うので、難しくなければ借りようかなと思ってるんですが。
330名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 00:13
はっきり言って難しい。でもそこらの易しい小説百冊分の面白さがある。
つか、下手だと思う。
332名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 09:21
まあまあ、それも味付けということで。
>>329
最初の方は無条件に面白いです。
陰謀の中の陰謀の中の陰謀‥ってな感じで疲れますが、面白いです。
しかしだんだんと巻が進むにつれて内面的って言うかわかりにくくなってくる。
まず、借りて読んでみることをお奨めします。
面白くなければそれまで、面白ければ宝を見つけた事になる。
334名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 16:34
>331
質問1:
下手というのは、フランク・ハーバートが小説が下手という意味ですか。

質問2:
もし、質問1の答えが「イエス」なら、それはいしかわじゅん的に言う、
(1)画力がないということ、それとも
(2)構成力がないということ、あるいは
(3)もっと別の意味で下手ということですか。

 質問1の答えが「ノー」なら、読解力のない私が悪いので、
ごめん。

>334
矢野訳のことかも。
336名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 20:05
>335
なるほど。話の筋道がわかりました。ありがと。
消防の時図書館で見つけて
映画のスチールや加藤氏のレトや砂虫の絵に惹き付けられて
読み出した。
338名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/30 09:01
デューン砂の惑星のほうを最近読んでるんだが、チンポっていう地名が出てきて
笑った
なんでチンポなんだよ!
「デザートローズ」聞いててふと思ったんだけど
スティングが環境問題に熱心になっていったのは映画版に出て
「デューン」の作品世界に触れたから、とかなんとかそんなこと
ないだろうか。
340名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 01:25
そうか、アマゾンの裸族に味方したのも、
スティルスーツみたいなものを
がんじがらめに着込んでいる連中が嫌いだったからだな。
はだかで決闘もしていたし。


341名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 11:11
映画では裸で決闘してないとオモタが。
入浴シーンはあったけど・・・
(あのシーンの男爵の ハァハァ(;´Д`) が忘れられない)

原作はそうだったっけ?
342名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 15:22
勘違いかもしれない。
ごめん。
343名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 15:53
砂U見ました。前回のよりずっと出来がいいじゃん。ラザタイガーとギルド操舵手がデジタルなのも良かった。できは悪いが。ぬいぐるみだったら来ちゃうもんね。少し実写版バンパイアを思い出した。年がばれるか。
>>341
いや、ビキニ風パンツいっチョで闘ってるシーンのスチール見た覚えがある。
345名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/31 18:05
神皇帝が死んだというニュースはまたたくまに全帝国をかけめぐった。
3500年の抑圧から開放された人々は自由奔放に行動するようになった。
争い、略奪、内乱、戦争、全惑星は疲弊し荒廃した。
減少する食料、栄養不良による病気の蔓延、人々は生きる場所を求めて
全宇宙に飛び出していったのである そして今、いにしえの予言がふたたび!!!

〜世紀末救世主伝説〜
デューンの登場人物の名前でネトゲやってるんだが
知らない外人さんから
「いい名前だな。君はデューンのファンか?」と
話しかけられた。
彼or彼女は原作を読んだことはないがSciFiチャンネル見て
知っているそうな。
自分の英語力ではそれ以上の話はできなかったがお仲間ハケーンで
ちょっと嬉しかった。
348名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/03 08:29
既出かもしれない気がしたが、昨日伝説巨人イデオンをやっていて最後にシャイフルドがでてきた!
「イデオン」はドゥモゥの赤ちゃんがサンド・ワームにそっくりという…

映画版じゃほとんどなかったかなぁ。
ついでにガイシュツ指摘だが「巨人」じゃなくて「巨神」な。
「巨人」だと「建設巨人イエオン」の方になっちまう。
351保守派フレーメン:04/01/03 17:14
歯のないシャイ・フルドなんてシャイ・フルドじゃないやい!
その歯で作ったクリスナイフって、
ほんとチョットドキドキしたよな。

ハーバート父にはそういう、オリジナリティの凄さがあったが。
息子はその辺…
シャイ・フルドの歯より削り出したるこのクリスナイフが
プラスティール装甲をも貫くぞ!

>>352
続編(?)なんだから無理もない、と思っときましょうや。
354名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/04 11:34
ユパさま!

この砂鱒くださいな。
ナウシカはデューンのぱくりって話はよく聞くけど、
あまりピンとこない。
ハヤヲの白人嗜好が強すぎるからかもしれない。

フレーメンは砂漠の民だから。
>>355
パクリとまで言い切ってるのは見たことないよ。
物語のキーになる構成要素は確かに対応つくものがあるとは思う。
でも、どちらの物語でも最初の部分だけでその後の展開ひとつとっても似てないと思うよ。

>ハヤヲの白人嗜好が強すぎるからかもしれない。
宮崎は別に白人好きじゃないだろ。奴が好きなのは10歳前後の少女。

>フレーメンは砂漠の民だから。
デューン世界ではどうだか知らないが、少なくとも地球における砂漠の民は、
色黒でも人種的には白人種なんだけど。
358名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/07 20:42
ぱくりと言えば、『スターウォーズ クローンの攻撃』が、
映画の『デューン』を感じさせる場面が多いように感じた。
一回しか見てないから、具体的に挙げられなくてすまそ。
>>356
パクリも何も、ぜんぜん似てないじゃないか。
せいぜいナディアとアトランティス程度の類似性しかない。
>せいぜいナディアとアトランティス程度の類似性
それじゃ「丸パクです」と宣言してるようなモンじゃねーか(w

ナウシカは「生態系が作品テーマに深く関わっている点」と「『ウォーム』と『王蟲』」
この2点以外については「パクり」と大騒ぎする程の類似点はないと思う。
>>358
ルーカスは「ジェダイの復讐」の監督のオファー、リンチにしてたみたいだから
嫌いじゃないんだろうけど…。

ハヤオは「ラピュタ」の羽ばたきメカのこと、初期にはオーニソプターって
書いてたぐらいだから細々意識してんじゃないか?
ちなみにジブリじゃないけどアニメ会社に勤めてた知り合いが
スタジオに「デューン」のメイキング本のコピーがたくさんつまれてたのを
みたことがあるって言ってたました。
>>360

コレを読め!
ttp://www.thesecretofbluewater.com/atlantis-i.htm

アトランティスがナディアに似てるのは、とっても似てるのは、
あんなに似てるのは、すべて偶然だったのだ。
リンク先の並んだ絵も、似ているが偶然だ。

・・・・ああ驚いた。
ディズニーは著作権を云々する資格なぞないとオモ。

ミッキーマウスは生誕50年を過ぎているんだ!!


ディズニーランドに「フレーメン・ワールド」なんかできたら、
俺はミッキーマウスのワッフル馬鹿食いして死んでやるぞゴラァ!
364名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/09 08:10
>>362
板違いかも知れんけど。

ろ こ つ やね。

手塚みたいに、パクられて喜んでいる奴がいるから、何度もやられるんだろう。
>>363
ディズニーというよりアメリカという国そのものが著作権の延長を目論んでるようです。
この辺の事情はあんまり知らなかったんだけど服部真澄という作家の
「ディール・メイカー」(祥伝社)という作品読んだら詳しく書いてありました。
あの国は、どこまでもどこまでもまるっとダブルスタンダードを振りかざしてくるからな。
やっぱり一国強大主義ってのは世界平和のためにならん。
そのアメリカを諫める国としてアメリカに次ぐ超大国のうちらは
期待されてるんだけどね……半分諦められてもいるが。
ロシア・中国は信用できんけど日本なら……という人は結構いるらしい。
368U-名無しさん:04/01/10 21:27
>>367
ありえね。
>>367
信用されてるというより利用しやすいという方が正しいかと。
外国におだてられただけで感激するからな。
東アジアじゃ友人がいないからな…

イックスみたいなもんか。
>>370

世界地図で、日本から下の方に目をやるとそこには・・・・

広大なサルサ・セカンダスが!
372名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/13 23:36
公家コリノはいつ出るんでしょうか。待ちきれなくてまたはじめから大聖堂まで読み直してしまいました。
2月
374名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/14 07:42
まちどおしい!
375名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/14 19:07
こんなん見つけたんですが
メビウス画のダンカンとガーニィ、でよろしいのか。
ttp://www.jd.gosling.btinternet.co.uk/duncan.htm
376名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/14 20:16
>>375
いやだ!絶対いやだ!

あのモッコリとチビ助は何だと。
メビウスとやらは原作読んだんだろうか?
や〜い、や〜い、ミジンコちび〜
これじゃガーニィがホビットかドワーフだろ…。
379名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/15 05:25
copywrite ってなんだ?
380名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/15 23:16
糸井重里の動詞形
381名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/16 01:12
「Dune」のページにいくといろんなキャラのイラストを見られるよ。
中にはわりとイメージに合っているものもあるが・・・・・・
フェイドのイラストと説明文、なんじゃありゃあああ!
息子のシリーズを読みだして、フランク・ハーバートの方のも
読み返そうと思うのだがどこにしまったかわからない。
多分納戸のダンボールの中なんだが、山ほど積んであるからなあ。
石ノ森版の「砂の惑星」から全部あるはずなんだが、虫に食われてたりして。
休みの間に根性出して探してみるか・・・。
383名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/19 00:18
こんなところで話題になってた。
http://202.212.206.198/imgboard.php?res=12260

一般人の認識はこんなもんなのかと…
>>383そのURLの12490にハゲドー

浮かぶデブ…俺もトラウマだ。
さながらガスの抜けるハンプティ・ダンプティのような…。
若い頃はビジュアル系でイケメンだったと知り、
より傷が深まったなぁ。
385名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/19 01:15
生IPのURLだから警戒するひともいるかと思うけど、
リンク先は「画像掲示板X@2ちゃんねるのこわい話」だ。
オカルト板の住人が作っているサイトだよ。
386名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 00:53
下がりすぎ
387名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/30 10:02
ツタヤなのに、待てど暮らせど、テレビシリーズの新作DVDが入らん。
リクエストすれば入れてくれるだろうか?
388名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/01 15:57
ふらっと早川のホームページを見に行ったら
今月下旬に公家コリノが出るそうな
389名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 07:13
最終章が出るまでに逝ってしまいそうだ。
390名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/02 11:25
退院したんじゃないの?
パン屋でメラン”ジェ”・ジャムなるものハケーン
>>391
さっそくコーヒーに入れてみてくれい!たのむ!
393名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/06 02:05
今テレビ版Uまで観終わったが、ポールは皇帝の自覚がなさ過ぎ。
コイツは政を何だと思ってるんだ?
皇帝の身でありながらフラフラ街中うろつきやがって!
挙句女房が死んだら皇権ほっぽり出して砂漠行脚と来たもんだ。
お前何か?親父の復讐果たしたら後の事はどうでもいいってか?ふざけんな!!
お前がデンと玉座に座ってしっかり政務を執ってたらアリアもおかしくならんかった
んじゃないのか? 元凶はコイツだ!!

次に腹立ったのがジェシカ。

可愛そうだったのはまずダンカン。次にアリア。
394名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/06 11:34
>393
 デューンを映像で見たいからテレビ化は大賛成なのだが、
このシリーズはいくつもの層が重なってできているため
見栄えのする場面を取り出し、
筋や人間関係を要約して描いてしまうと、
時に抜け落ちてしまうものも出てくる。

 ポウルとジェシカに大きな責任があったことは
原作中で本人たちも認めているが、前半3冊を読んで残るのは、
糾弾の気持ちより、私の場合、むしろ悲しみだった。

 トライラックスが独自につくりだした
クイサッツ・ハデラッハがままならぬ現実に嫌気がさして、
自殺してしまったことを考えなければならない。
偏屈者のアトレイデの血のおかげで、ポウルはかろうじて
持ちこたえたが、小さなときから自分の名前で行われる
ジハドの幻影によく耐えたと私は思う。

 サイファイ・チャンネル版の主人公はヤング・アダルト系の
役者が起用されている。でも、Tのポウルは15歳(しかも
アトレイデ家の男は成長が比較的遅い)、Uの双子は10歳
で登場することを考えるなら、ハーバートが思い描いていた
映像はもっと哀れだったはずだ。

平気で「アリア」とか書いてる時点で393は原作を殆ど知らんのだろう。
テレビ版2まで観て小説も「砂丘の子供たち」まで読みましたがはっきり理解できな処は
結構ありました。

ベネ・ゲゼリットってクイザッツ・ハデラッハ作ってそれから何がしたかったんでしょうか?
ポウルは自分がジハドを止められないのとチャニの死に絶望して砂漠に歩き去ったの
でしょうか?
レトは「砂丘の子供たち」の終盤で自分も「憑かれた者」だと言ってましたが
エイリアとの違いは一体何だったのでしょう?
「黄金の道」って結局何だったのでしょうか?

図書館で借りて1回読んだくらいじゃよく分かりませんでした…
397HH:04/02/07 00:44
>396
いちおう私の考えを書きます。
読み方は人それぞれだから、異論反論は大歓迎。
まず第一の質問から。
ベネ・ゲセリットの目的は人類を「動物」から「人間」に引き上げることです。
それは女が二度と獣性によって泣くことのない時代を願う道です。
デューン世界では、記憶は遺伝子情報として残り、
魔女たちは歴代の女系の過去については知っています。
だが、男系の過去は闇の中で、また魔女たちは予知ができません。
これでは不安で、公然と世界を仕切ることはできません。
それで「クイサッツ・ハデラッハ」を生み出し、男の側の世界観と
将来の展望を手に入れ、コリノ家を内側から簒奪
(イルーランの予定されていた役割は明白です)し、
人類帝国を支配しようとしたのです。よき(ベネ)目的のために。

ベネ・トライラックスもニュアンスの違いはあれ、
やはり帝国を支配するためポウルを手にいれようとしました。
彼らの信仰が差ししめす、よき社会の実現がその目的です。

無辜の人民のことを思うように子供の時から教育・訓練され、
条件付けられているアトレイデの予知能力者は
道具としてみんなが欲しいのです。
398HH:04/02/07 00:47
第二の質問。
ポウルが砂漠に行ったのは、やはり敵前逃亡でしょう。
何もかも嫌になって、一人になりたかったのです。
それでも逃げた時点では、最高の保険を彼なりにかけていったのです。
すべての敵対勢力を一時的に無力化し、
子供たちの未来の統治のために時間稼ぎをしたつもりでした。
でも、その後の展開は彼の思い通りにはならなくて、
結局、ダメージ・コントロールに走らざるをえなくなります。
レトU世の強さが、ポウルにはなかったのです。
レトは本質的にフレーメンでしたが、ポウルは血も涙もある
外世界人でした。とすると、シリーズ冒頭のイルーランの
言葉は半分しか真実でなかったことになります。
399HH:04/02/07 00:48
第三の質問。
エイリアには予知能力がなく、それを劣等と意識したため、
麻薬中毒になり、闇に飲まれたのです。ポウルにない別の
超常能力があったのにね。怖いものなしの子供でなくなったとき、
彼女の神通力は消えてしまいました。
人格形成がされないうちに、スパイスの大量投与にさらされた
という点では、双子も妹も同じですが、双子には父親であるポウルが
射精した直前(?)までの記憶があるのです。その時点まで
ポウルが見た未来の幻影は「過去の記憶」となって
二人の子供に受け継がれています。
さらに幼い頃から、双子のかたわれという身近な他者と、
遊びを通じてそうした記憶を確認することで、
ある程度の対象化ができ、スパイスの過剰摂取から
距離を置く知恵を持てたことが大きいでしょう。
決定的なのは、やはりレトU世が強かったということです。
400HH:04/02/07 00:50
第四の質問。
「黄金の道」とは、ハーバート自身が言っているように、
人類の生存です。2つのベネは、人類のよりよき生き方についての
世界観を競っていますが、アトレイデ家の予知者が見たものは、
人類の絶滅(それもかなり高い確率の)だったのでしょう。
「レトの平和」が目指した終着点だったのではありません。
自分の遺伝子を砂虫と融合させてまで、備えた危機とはなんだったのか。
また、神皇帝の予知はどこまで行っていたのか。
デューン7でその一端が明らかになると期待していたのですがね。
父親の創作メモをそのままの形で出版するのが息子としての義務だと
思うのですが。おカネが絡むのでダメでしょうね。

401396:04/02/07 01:12
>>397-400
たいへん丁寧な説明有難うございます。
ベネ・ゲセリットに関しては初期三部作の段階では組織の内情とかが
あんまり描写されていないのでよく分からなかったのですがこれで彼らの
行動原理が把握できました。
>>393
「ポールは皇帝の自覚がなさ過ぎ。」は確かにそうだ。
親の顔が見たい・・・ってジェシカじゃん!

>>400
「黄金の道」は人類の生存だけど、ハーバート的には人類の
バラエティ確保と同義なんじゃないかな?閉塞、行き詰まり
こそが種としての人類を殺しつつあるという認識が元にあった
はず。
レトは捨石となって「爆発力」と「対予知能力」と「抑圧された
レト治世時代の記憶」を人類に与えることで、二度と一つには
ならない人類(しかしみな人類であるがゆえの共通のベースは
持っている)を実現しようとしたんじゃないかな。

そのためのもう一つのオマケ小道具が「草の根運動に転向した
ベネ・ゲセリット」だったと。
403HH:04/02/07 17:41
>401
ひとつの考えだから、あまり真に受けないでね。
最近は年のせいか、よく勘違いをします。
前もこの板で、スティングが半裸でカンリーに臨んだと
書いて、間違いを指摘されたくらいで。
石森イラストと映画がごっちゃになって記憶されて
いたのだよ。

記憶の混濁における映像メディアの影響は大きいです。
私にとって砂虫のイメージは最初はミミズのでかいやつだったのだが、
近頃は脳内でだいぶ太ってしまったからな。
モノリスが漂っていたのが木星軌道か土星軌道か、
なんて質問されても、とっさに区別して答えられないし。
ああ、あの写真のようにクリアーだった記憶力はいずこに。

死ぬ前に見たいのは説得力のあるオーニーソプターだが、
これはいまだ曖昧なままだ。
出でよ! 天才。

昔ながらのデューン・ファンは、今回の映像化(1作目と2作目)をどう見ているのでしょうか?

指輪物語ファンのように、世間に自慢するものがなくてすご〜くクヤジイ!
レト2世は子役にしてほしかった。
砂丘の「子供たち」だからねえ
408名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/22 17:53
指輪は映画としてよく出来ているよね......
>>403
押井の「イノセンス」にオーニソプターみたいなの出てきます。
かなりいい感じだと思うけどどうでしょうか。
押井は映画の方の「デューン」はほめてたけど、原作はどうなんだろう。
前にナウシカがデューンのパクリとか言うレスがあったけど、
ナウシカのはじめの方、指輪のはじまり方と似てない?
ホビット庄にやって来た魔法使い=ユパさま→みんなで大歓迎
こないだテレビで指輪見てて、ふとオモタ。
そんな一部分だけを切り出して、似てる似てないなんていうのは無意味だと思うが。
>>405
「ユリイカ」の指輪物語別冊で
「なんでロードオブリングはデューンのようじゃないんだ!!」
ていってた批評家がいたよ。だぶんリンチ版の方だと思うけど。
リンチ版は俺でも見捨てたがな…
リンチ版は人気があるんだよ。
高橋ファンに恨まれながらも傑作のうる星2のように
公家コリノって発売延びた?見当たらないんですけど…
416名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/27 20:52
一昨日の時点では、神田の早川書房のショーウィンドウには
展示されていなかったから、まだ出ていないのだと思われ。
早川の新刊入ってきたんだけど、コリノはなし。て、やっぱ延期?
…矢野先生大丈夫なんだろうか…
延期なのか?
今月のSFMに情報出て無いのか?
419ひろしまん:04/02/29 00:52
テレビ版デューン1の上巻で、ギルドナビゲータの乗った宇宙船がハイライナー
目指して惑星から上昇してくるシーンのバックに移っている惑星地表の様子だけ
ど、瀬戸内海(大阪から広島付近)の衛星写真を合成してるね。
既出かな?
「砂丘の子供たち」までしか読んでないヘタレなんですが
あの世界で、皇帝がアトレイデ家を潰そうとしなかったら
イルーランが女皇になってたんでしょうか。
それともポウルかファイドが婿になって皇帝になるのか
アトレイデやハルコンネンやあるいは別の大公家に皇位が移るのか
どーなんでしょ?
>>420
当時、ベネ・ゲセリットはどういう構想を持ってたんだろうね。
ジェシカが最初に女の子を産んだとして、どうやってファイドと
くっつけるつもりだったんだろう。

そもそも一番肝心な2人が2人ともモノにならないようなほど
あやふやな「計画」なのを、過去にはいったいどうやって進めて
来たんだか、そのへんガイウスタンに教えてほしい。
ベネ・ゲセリットがどうやってあの男爵をたぶらかして子種をゲトしたのか、
これについて色々な妄想を膨らませていたのに、息子がつけた説明は
味も素っ気もない工夫0の展開だったからなぁ…。
423名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/02 23:03
ああ ゴーラとなってよみがえりたい 知っている人達が
だれもいなくてもかまわない 5千年後1万年後人類はどうなって
いるのか 科学技術はどこまで進歩しているのか
>>423
銀河系にひろがる人類。
しかしブトレリアン・ジハドのせいで2ちゃんは無くなっていた。
>>424
しかし、薄く広がった銀河の片隅で、
2ちゃん復興をもくろむ一群のチャネラーが、
ネットワーク再構築に向けて、涙ぐましい努力を重ねていた。
神皇帝の脳内2ちゃんを想像してみるとなかなか笑える
メンタートでつか?
428名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/05 23:19
レトU世はイタコ
本当に出ないのかコリノ…
>>425
「SFが禁じられた地上からロケットを打ち上げようとする地下組織の話」
ってのがあったな。それのノリで書くとオモシロイかも。
どうも息子のデューンは今一です。
なにが違うのか砂の惑星読み返しているのですが、まず息子下品!

ま、その辺は良いとして、ハルコンネン男爵を含めて登場人物がみんな
同じ人物とは思えないほど、お人よしで頭わるーな所がかなり萎える。
ハルコンネンは、悪役の中でも頭が切れる現実主義者ってイメージで、
アトレイデ家の敵として相応しかったのに・・・・・。
その分アトレイデも相対的にアホになっているのでいいのかなぁ。

中で、ラッバン一番生き生きとしてるような気がするのがまた悲しい。
432名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 06:54
コリノ出てないからってここまで下がる必要はなかろうと思い上げました。
ハーバートオヤジも晩年はかなりエロが入っていたが、
息子は味もそっけもない上に下品だからな。

ホモ男爵の子種を貰うのは、ノンケをくどくより難しいのか。
434名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/14 16:24
大音響で敵を撃退 イラク駐留米軍に配備の新兵器
ttp://cnn.co.jp/fringe/CNN200403070003.html

ムアディブ?
>>434
リンチの映画版ムアディブ。
しかも砂漠かよ
やはり感ずるところありですな ムアディブ
ポウル「蹴れ!殴れ!・・・んで怒鳴れ!」
フレーメン1「ウワァアアアン!」
フレーメン見物人「プゲラ」
ポウル「じゃ洩れがやるから見てろYO・・・ちゃあああー・・・!」
岩「ドカーン」
フレーメン2「ムアディブ?…ムアディブ?ムアディブ?ムアディブ?ムアディブ?……」

岩「ドカーン」

ポウル「( ̄ー+ ̄)ニヤリッ」
グッジョブ↑

しかし いまや砂漠のフレーメンにやられてるのが飴チャンの方みたいな感じですなあ
なんとも (*´д`;)…
ブッシュはシャダム四世に見えなくもないか
「デューン」はリンチファンにらしくないと不評をかってたけど
いまやリンチもヨガの瞑想をすすめる運動よいしょしてたりして、
なんとなくデューンの世界に近ずいてきてる。
443名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/24 12:24
コリノ四月23日発売予定だってさ。
>443
何に出てた?
ハヤカワオンラインには出て無いさ。
445名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 07:39
amazonにでてる!
446名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 22:29
ヘタレな質問でアレですが、「神皇帝」でトライラックスは
フェイス・ダンサー暗殺者でレト2世を襲撃するくらいなのに
なんでまた大離散後の「異端者」で「予言者」として崇拝
しちゃってるのか未だによくわかりません。なんででしょう。
というかトライラックスの内幕は「異端者」1巻で
ケールでのマスター集会で初めて描写されたんですが
それも内輪のジャーゴンばかりで、正直全然わかりませんでした。
いったい彼らは何をやりたいのか?クローンとバイオテクという
外向きの売り物はともかく、その精神性は何だろう?
これまたよくわからんゼンスーニが、さらに変質したらしき描写も
あったけど、まだよくわからんのです…
>>446
トライラックスも含めて、人類の大半は大離散のかなた。
旧銀河帝国版図付近に居残ってるのは、むしろ例外かもね。

だから教義が変わってても不思議じゃない。
しょせんは1地方のマイナー集団だから。
448名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/27 22:34
そのほうが都合が良かったんだろ。
文庫の新刊に「新・銀河帝国興亡史」か出ていて複雑な気持ちになった。
こちらは新作はハードカバーで出されて、
しばらくすると、ちゃんと文庫になる。
しかも、古い作品もみんな発刊され続けている。
最近はカバー絵までリニューアルされた。

デューンとの待遇の違いにウツになる・・・・・・・
450名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/28 13:46
しかし銀河帝国興亡史もどこまで読んだ(買った)のかわからない
たとえダブっても文庫なら傷は浅いからとりあえず買っておくか・・・スレ違いスンマソ
先週末やっとTV版DUNE2を見終わった。双子の配役等不満点もあるが、
俺的には及第点。ここまで来れば、次はやはり映像化された虫皇帝を
見たい!ゴロゴロ転がるのを見たい!!
まさに「中の人」ですな
453名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/05 13:30
アザーメモリの中の人も大変だな
454HH:04/04/11 21:51
「レトは、小さな砂嵐、ギブリが、南の地平線を通り過ぎていくのを見た。
かれは、その前方に細い、ほこりと砂の帯が動いていくのに気づいた。
シオナもそれを見たに違いない」『神皇帝』(3)79ページ。

「ギブリ」の綴りはもちろん"GHIBLI"。

 デューン、宮崎駿、サン=テグジュペリ。
だからこのシリーズの再読はやめられない。
早川は即刻、全巻を復刻・セット販売するように。
それが版権独占者の義務である。

サン・テグジュペリは何のことだろう?
ちょと解説きぼんぬ。

ところでディスカヴァリー・チャンネルで自分の体に針を
刺したり火のついた鉄棒を舐めたりする奇人変人が出て
たんだけど見た人いるかな?
苦痛の研究をしてる学者がその人にした実験というのが、
皮膚に刺激を与える装置のようなものを手に装着して
どこまで耐えられるか調べるというものなんだけど、
これがハーバート師の元ネタかと思うくらいソクーリですた。
「苦痛を無視する」とかいうのも・・・
うしろで針もって構えてたりしてね。
ガイシュツ&板違いかもしれんが、
アバロンヒルのボードゲームDUNEの
駒とかMAPとかルールブックのせてるページあった。
禿しくやりてぇえええ。

ttp://www.sorvan.com/games/dune/
458HH:04/04/23 00:47
>455
言葉が足りなくてすみません。
デューンを読んでの私的連想の行間を
私以外の人が埋めるのはたしかに不可能です。
もっと一般性があると思ったのですが・・・。

前半の(ギブリ)(北アフリカの砂漠の熱風)
(ジブリという宮崎駿の誤読によるアニメ・スタジオ名の誕生)
という連想はたぶん無理がないですよね。

後半は(宮崎のサン=テグジュペリ好き)
(その宮崎が解説、カバー装画まで担当した新潮文庫の『人間の土地』)
(サハラ砂漠の真っ直中に不時着遭難し、
渇きと疲労に打ち克って、3日後奇跡の生還を果たしたテグジュペリ)
(『人間の土地』をもとにした2000年?放映のNHKの空撮映像詩番組)
(池澤夏樹のすばらしいナレーションと幻想的な砂漠の数々)

 神皇帝によるシオナのテスト場面で「ギブリ」という単語に
導かれて、ほとんど瞬間的に浮かんだのは
そんな連想のあれこれで、私はしばし陶然となったのでした。
459名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/23 21:39
コリノ1巻ゲトage。感想はのちほど。
460名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/24 16:50
コリノ僕もゲット。エチケットマスターが笑える。
461名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/24 21:29
私もGET<こりの

やっぱり一ヶ月遅れだったわけね。
462名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/27 21:46
コリノ一巻、書店で見つからなかったんで早川書房で直截ゲット。
この宇宙では平民として暮らしたくねぇなぁ、
公家の気紛れでふっとぶ命の軽いこと軽いこと。
コリノ1巻、爆笑。
メフィスティス・クルー、GJ!
こんなのもあるんだな。

Dune Emulator
ttp://homepage.eircom.net/~monalisa/Dune/
(動作するのは、ver2.30の方。注意)

ボード版のゲームをPC上に再現するもののよう。ネット対戦も出来るらしい。
466名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/10 00:48
>>464
コリノ1読んだけど、なんだっけ?それって
467464:04/05/14 16:18
>466
メフィスティス・クルー=礼儀作法顧問に言われるまま
ぎこちなくも紳士ぶるハルコンネンと、翻弄されるラッバンの姿は笑えませんでした?
468名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/16 12:22
>>467
ありましたね!
あれでだまされるモノなのか?
と思ったら独自企画で馬脚が…w
デューンのUのDVDが近くのツタヤに無い。
>469
前作ってレンタルの成績が良くなかったんですかね。
渋谷ですらビデオはおいてあってもDVDがない。
471名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/30 13:21
あげ
472名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/31 06:59
あげちゃだめだあ。あと20日待てばハウスコリノが。
ん?
2巻、6月に出るの?
474≠472:04/05/31 21:23
具体的に発売予定を確認してはいないけど、アトレイデもハルコンネンも
各巻毎月連続刊行だったから、コリノも同様と思って良いんじゃないの?
早川のサイトでは6月下旬第2巻刊行になってる。
476名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/01 13:51
隔月販売って、帯か、中の解説に書いてあったじゃん。
477名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/07 21:20
コリノ2まだ〜?
478名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/07 22:53
コリノ一巻を買って読んでたら、
なぁんか違和感がある。

変だ変だと思い続けていたら…
オレ、ハウス・ハルコンネンよんでなかったよ。アホ〜
ホア〜
480478:04/06/08 22:53
で、早速今日本屋にいってハルコンネン探したが、
一冊もねぇんだよな、これが。
やたら目についたのがハイペリオンとディックシリーズだ。
そりゃ確かにオレは、あそこのスレにもいっているが。

オイ!新宿○丁目の○○○書店!
ハルコンネン入荷しろゴラァ!
481名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/09 13:21
ハルコンネンはネットショップにならありますよ。
んで、ハイペリオンのスレってどこなの?
482名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/09 22:36
>>481

ココ。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1047397838/l50

ハーバート親父の時代は、ひと月の小遣いで一冊買うのがやっとだったデューン。
今じゃ、公家ごとにまとまったら大人買いじゃぁ〜あっはっはっ!

              ∩___∩
             |ノ⌒  ⌒ ヽ
             / ●)  ●) |
オツカレチャ━━━━━|   ( _●_)  ミ━━━━━ン♪
            彡、  |∪| 、`
              /  ヽノ  ヽ
             / 人    \\   彡
           ⊂´_/  )    ヽ__`⊃
                / 人 (
               (_ノ (_)

>>482
逆に精神年齢は低下しているみたいだが・・・
484名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/10 10:27
481 です。どーも。>>482
スレッド一覧で検索してもひっかからない訳がわかったよ。
ハイペリオンのぺがひらがなの「ぺ」になってた。
見た目じゃわからんね。
>>482-483
ワラタ
>>480
新宿2丁目のあおい書房?w
ギク
>>483
2chのせいだなw
489名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/11 07:57
ギク!
490名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/12 12:08
9・11後フレーメンとアルカイダが被るときがある。
非難ゴーゴーは覚悟だが。
長く続いているシリーズになると、
リアル世界を微妙に反映するな。

…なんてことをニュースを見ながら飯食いながら思う、
土曜の昼間だ。
491名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/12 22:47
>>490
まあ、どっちもてめえのことしか考えない連中だからな。
同じだろう。
なんも違いなんかない。
批難する奴もいないだろうに。
>>490
するってえと石油がメランジかね。
493名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/13 19:09
>>492
まぁ、普通そうだろうね。
そこに、砂虫みたいな両義的存在をくっつけたところに、
ハーバート親父の独自性がある。
494488:04/06/13 23:17
>>487
おお。たまに書棚を見ますw
ハヤカワのSFが離れたところ(ジュブナイル棚)にあってわかりにくいすよね
米軍=ハルコンネン家
自衛隊=アトレイデ家

イングランド上等兵=ガイウス・・・(ry
男爵の悪行、最近ワンパターンなんだよな。
美少年嗜虐趣味つーても、詳細記述があるわけでもなく、
ただ殺してるだけという。
ジェディ・プライムじゃ娘狩りもやってるみたいだけど、
いまに人がいなくなりまっせ。

ラッバンのアホー加減の方がまだバリエーションがある。
あー、グロッス・ラッバンの方ね。
498名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/18 23:32
公家ハルコンネン読了…

しかし、デューン「砂の惑星」に登場しない人物ってのは結局、
ポウルが成長するまでにどうにかなっちゃってるってことなんだよな。

死んじまうってわかってるキャラに感情移入するのは辛いや。
コリノ2巻発売したのに書き込みが無い……


汚物に塗れて逝った礼儀作法顧問に合掌。
500名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/25 00:57
だって置いてねぇんだもん。
○○○丁目の○○○書店にも。

500ゲト!
501名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/28 07:18
コリノ2巻読破。アマルでどこにギルドナビゲーターは飛んだの?フューターと関係あるのかなあ。
コリノ2巻まだ読んでる途中の書き込みだが。
教母ともあろうものがさあ、
教え子の妊娠に気づかないなんて・・・モヒアムの目は節穴さんかよ。
娘・息子のごまかしの答弁に言いくるめられるなんて・・・
ベネ・ゲセリットはあんなに愚かじゃないはずだよ・・・。
それとも気づかないフリ?伏線?伏線張れる作者か?
まあ2巻の残り読みまつ。

だ〜から、ポウルが生まれちまうのは既成事実だから、
しょうがないんだよな…

しかしマジで本屋にない、コリノ2巻。アマゾンに頼るしかないか。
ん?
モヒアムが気づいていないのは、
孕んでいるのが男か女かってことでは?
孕んでいる事自体はわかっているでしょ?
505名無しは無慈悲な夜の女王:04/06/30 23:04
モヒアムってちっとも美形じゃないんだな。
ベネ・ゲセリットって皆美人だと思ってたら。


しかし何でこんなに意味なく大勢人が死ぬんだ。
まるで死ぬために登場してきてるみたいじゃないか。
しかもちっともエレガントな死に方じゃない。
ジュニアはシニアの劣った二次創作しかできないのか…クソ。
それは>>498だからね
507名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/01 00:41
505=498
宣伝になってしまいますが、失礼いたします。
2ちゃんねる大規模オフ板にて、
近鉄合併反対・反ナベツネ大集会の計画を練りたいと思います。
2chに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回ばかりはそれは抜きにして、団結しましょう!
参加希望者は下記掲示板までお越し下さい。
http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1088581545/l50
509名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/01 00:54
野球興味ねぇんだ…
関係ない板に出張ってくんなよ、この帝国野郎が。
510名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 01:52
粗雑な陰謀、頭が悪く粗暴なだけの為政者、あってなきがごとしの帝国法、
薄気味悪いだけなのになぜか一目おかれているベネ・ゲセリット、
ゲリラ活動の時だけ生き生きとするフレーメン…

いつからこんなシリーズになっちゃったんだろう。
アメリカでの評判はどうなのかな。

最初のシリーズが出たときは、エコロジーブームなんかに乗って
評価されたんだろうけど、今はフレーメンがアルカイダと被って、
白目で見られたりして…

結局、たとえ息子とは言えデューンは他人がどうこうできるシリーズじゃなかったってことだな・・・
512HH:04/07/03 05:13
>510
 シリーズ最終巻『公家コリノ』にかんする
米国アマゾンの読者の評価は、
114人平均で星3つ(5つが満点)ですね。
ディープなデューン・ファンだから、
必ずしも点が辛いというわけではありません。
アトレイデ、ハルコンネン、コリノの出来の比較についても、
評価はまちまちです。結局、その人の読書観しだいと思われます。

 114本のうち、3分の1ほど読んでみましたが、
大西洋を越えるときの機内の時間つぶしになれば満足な人、
大学の文学部でデューンを教材にSF論を教えているので
関連書としてがんばって読んでいるが、どうもねという人、
父ハーバートのゴーラを妄想する人、
そしてもちろん糞味噌の酷評を書きつらねる人や
本来の設定との齟齬を指摘・批判する人、
以後のレジェンド3部作も、
少年ポールの活躍本も、
惑星、救世主のおやじが未発表にした数章の要約本も、
なぜか2冊になるデューン7――
砂丘の狩人と砂丘の砂虫――もいっさい読まんぞと
宣言する人といろいろです。

 読者評に環境の「か」の字も出てこないのは、
オリジナル・シリーズ全体に対する受容の結果でしょう。
日本でも、もうエコから解放してやらないと。


いつの日にか現われる無数の砂虫を待つことと、父ハーバートのゴーラを作り、
そのもともとの記憶を取りもどすことが、今後の切り札となる…。
おれは、旧デューンシリーズのゴーラを護る
トライラックスの矮人に過ぎんのかな…。
『公家アトレイデ』の1巻を読んだ時点で、
これは息子による『デューン』の同人誌だと割り切っているので
どんな内容でも許容できるよ、私はね。
516名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 21:59
同人誌…
レト×ロンバールとかあるんですかい(;´д`)ハアハア…
サイボーグ・プリンスハアハア…
518名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/03 22:27
話が妙な方向に捩くれつつあるのに乗じて言っちゃいますがね。
公家シリーズを読んだ時に抱いた「不快感」と似たような感覚を、
とある流行の漫画でも味わっちゃいましてね。

人工義肢に人体練成、ええ俗に言う「ハガレン」て奴ですが。

トライラックスのアスクトールタンクなんかは存在自体がおぞましいですがね、
以外にその詳細は描かれてなかったりする。
>>518
アクスロートル・タンクは生体パーツだったという描写があったような.
生体パーツはわかってるけど、
具体的なメカニズムが全くわからんところが
SFチックじゃないんだよな…

>>520
トライラックス人の女性は,誰も見たことがない・・・というのが最大の
秘密だったっけか.ハイテクでもなんでもなく,死人の細胞で種付け
すると記憶を持った新生児を出産するのかも知れんな.
522名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/05 23:16
ドワーフ族の女も誰もみたことがないんだったな…
と、指輪でまぜっかえす俺。
ドワーフの場合は「他種族には見た目では絶対に性別が判別できない」
だけだがな。
じゃあ、やはりトライラックス人の女性も髭が生えていると…
実家に帰ってデューンを探してみたが、微妙に歯抜け状態。
救世主と子供2が見つからない。巻末用語集は切り取られている。
思い出した。厨房の私自身の仕業だ。

英単語帳代わりに用語集を持ち歩き、暗記しようとしていた
情けない思い出・・・
トライラックスの女性は、もっといやなモノが生えてるような気がする。
サルマタケとか?
村田連爾がイラストやってるラノベの知性化もののSFの表紙に
スティング版フェイドのそっくりさんが描かれていた。
わりとかっこよかった。
話飛ぶが、俺はいまだに「香料」という表現が馴染めないでいる。
530名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/10 20:31
スパイスだもん、「香辛料」よりは良かろう。
香料だと、トイレの消臭剤かなにか思いだすんか?
スパイスでいいじゃん.
香料コーヒーって今流行のフレーバーコーヒーを想像する。
ミント入りはとてもつもなく不味いが、スパイスって感じだな!
リンチ版見まくってる。
「スパイス!」とやたら叫ぶシーンあるんで、そのせいかも。
漢字の「香」というのも実は違和感あるんだよね。
534HH:04/07/11 04:22
 あれは「香料」と書いて、「スパイス」と読む約束ごとでは?
「大宇宙船」とか「大公家」とか、みんなその原理ですから。

535名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 12:30
大公家とかいて「ハウス」って読むのもなんだかなぁ…。
535>
...

ふつう、
「ハウスを大公家と訳すのはなんだかな・・・」
という方向に疑問が発生すると思うんだが?
大公家ジャワカレー
538名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/11 20:54
うるさい、おれは日本人だ!
日本語中心で物を考えるんだよ!


…スマソ
スパイス!
公家コリノでおじゃる
541名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/11 22:44
公家林檎蜂蜜辛飯!感激的秀樹。
公家=”ハムス”で良いのでは。
542HH:04/07/12 02:55
 541のハムスには笑ったけど、
「帝国における用語集」によれば、「大公家」の読み方は
「グレイト・ハウス」もしくは「ハウス・メジャー」です。

「公家」(ハウス)とは1つの惑星、もしくは恒星系を統治する一族の通称。
そのうち、「大公家」は惑星領土を持つ、惑星間事業主のこと。
その活動がひとつの惑星に限定されるのが「小公家」(ハウス・マイナー)。

 事業主(原文は文字通り"ENTREPRENEUR")である大王皇帝と大公家は
宇宙開発公社「CHOAM」の株式を保有(最大株主はコリノ家)し、
これを支配し、さらにその体制を宙協会(スペーシング・ギルド)と
ベネ・ゲセリットが側面からひそかに支えるというのが
デューン・シリーズ当初の基本的社会構造です。

 ポウルはイルーラン姫を嫁にもらうさい、父親の命を保証する見返りに、
コリノ家の保有株式を丸々持参金として手に入れ、支配権を確立します。

 そうしたすべての事情を織り込んで、大小を付けても大丈夫な
簡潔な表現を見つけたのですから、「公家」は悪い訳語ではないと思います。
しかも矢野さんはもっといい表現や誤訳があれば指摘してくれと、
つねづね言っています。代案があったら、教えてあげるといいですよ。
私も「くげ」が引っかかるので、いろいろ考えるのですが、
決定打がありません。この訳語だけではないですけれど。
やっと映像版DUNE(CHILDREN OF DUNE)見た
結構うまくやっていて驚いた
リンチは好きだが、リンチ版DUNEはちょっと…だったので。

しかしなんでああも簡単に泣くか。水が勿体ないじゃないか、と思ってしまう。
「本当の盲目に…」のくだりがなかったのも残念だった
544HH:04/07/12 16:57
たとえば、名誉ある女たち[オナード・メイトレス]。
"mater"って、「母」「おっかあ」だから、英語読者はすぐに類似性に気づくはずだ。
ならば、初登場の時から母を意識した訳語がいいのではと最初は
考えていた。女性誌の見出しに出てくる「鬼母」なら簡潔で、
しかも、大鬼母−鬼母/教母長−教母で平仄もあう
(矢野さん、「上級教母」はやめてください)と。

 ところが読んでいくと、彼女たちはそもそも名誉を剥奪された被害者集団で
逆ギレして権力を握ったあと、あてどなく欲望を肥大化させ暴走していることがわかる。
「名誉ある女たちとお呼び!」という命令口調には逆説的な意味があるわけだ。
だとすると、はぐれベネ・ゲセリットという属性を強調するだけで済まなくなる。

 しかも、名誉を奪われた母とは何かと考えると、
バイオ技術で巨大化した子宮に薄皮のように内臓や感覚器官がついている
「タンクでないタンク」をつい連想してしまう。
デューン7以降の展開を考えると、「鬼」の一文字で片づくほど
問題は簡単でない。ううむ、名誉ある女たちか・・・と
冗長で気に入らないのに、ここでまた悩むわけである。

リンチがフランスの香水のCMたくさん撮ってるけど、
これってやっぱデューンのスパイスのおかげかな。
546苗字@会社:04/07/15 14:16
>>515
 最初から欧米的な同人商業誌的展開だったと思っていたが(核爆)
 スペオペ的には、本編よりこっちの方が面白さでは面白いと思うが(木亥火暴)
547名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/15 22:06
>スペオペ的には、本編よりこっちの方が面白さでは面白いと思うが(木亥火暴)

しかし、ハルコンネン男爵が圧倒的に醜く粗暴なだけになっちまったのは許せんな。
日本的同人誌だったら、もっといじくってくれそうだが。
548名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/17 17:56
>>ハルコンネン男爵が圧倒的に醜く粗暴なだけになっちまったのは許せんな

ですな。ハルコンネンなりの黄金の道をみつけて突き進んでいった結果が
フランクの本編という展開でもよかった。
>>542
大公家、小公家の公家って「くげ」だったのか。
「たいこうけ」「しょうこうけ」「こうけ」って読んでました。
大公や小公子って言葉あるし。
>>549
いや、「こうけ」でいいんでしょ。
ただ同じ字で「くげ」と読む場合もあるから「ひっかかる」と言ってるのではないかな。
551549:04/07/19 11:26
>>550
ダブルミーニングって奴でしょうか。
日本の公家って浮世離れした生活ってイメージがあったので、
エネルギッシュな惑星統治者ってイメージのデューン公家と
つながらなかった。
ヨーロッパ中世の公家や王家のイメージで読んでました。
領土を統治して、貿易などで企業経営者なみの気配りしてたと
教えられたので。
552名無しは無慈悲な夜の女王:04/07/22 01:19
それにしても、レトの公爵としての強烈な自負心てのは、
ちっと違和感があるな。

ま、ジェシカを唯一のレイディにして、他に妻や妾妃をもたないって
シチュへの複線だから、あれだけ強烈なドラマが必要だったのは
分かるんだが…。

アメリカには貴族ってものがないから、
実感がゆがんでいるんだろうか。
ようやくTV版デューンを観ました。
リンチ版では端折られていたシーンも描かれていて大変満足です。
あえて言うならネズミがCG丸出しで、昔のモーションアニメ以下だったのと
チャニが私のイメージと違っていたこと
(もっと神秘的でつかみどころがないイメージだった)
スティルガーがガーニィにバリセットを手渡すシーンはなかったという点です。

どうでもいいけど、ポウルがチャニの着替えをじーっと見てましたが
アメリカ人はああやって堂々と見るもんなんでしょうか。
(ラストサムライでもトム・クルーズは堂々と未亡人の着替えや水浴を
見てましたな)
百八十億円の制作費が話題のスペオペ映画「リディック」がデザインで
ずいぶん劇場版デューンの影響うけてるそうですね。
救世主認定された男の解放戦争ものらしいから、ストーリーでも多少デューン
入っているかも。監督の前作が、砂漠の惑星舞台としたものらしいし。
555名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/04 02:15
「リディック」チョト興味がわいたけどTVCM見る限りでは
ただのSFアクションぽいなぁ・・・・・・

あとこんなの見つけました
ttp://movie.maeda-y.com/movie/00367.htm
556名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/10 22:03
いまTの上巻見てるけど何気に面白いね。
この映画ヒットしなかったの?
映画じゃなくテレビドラマですが。
アメリカじゃそれなりに評判良かったらしいです。
日本じゃTの上巻が深夜に放送されたきりだから
あんまり知られてないんじゃないかなー。

話は変わりますが、「Irulan」という名前は
英語圏の人々にとってはどういうイメージなんですか?
日本人の私からするとエキゾチックで素敵なんですが
お嬢様っぽいとか、意地悪そうとか、変な感じ〜とか
あるんでしょうか。
558名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/15 19:17
市販で手に入るものはみんな読みました。
続きが気になります。
大筋で結構ですので、教えてくれませんか。
特に最後の最後でレトが語っていた「星の秘密」をお願いします。
559名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/16 20:37
う〜ん何で皮膚がオームみたいになった訳?
>>559
レトII世の話?
「子供たち」でポウルが逃げた、砂虫の元の砂鱒と一体化する道を選んで、
自分の体組織が段々砂鱒に置き換わっていって、砂虫化したんじゃなかったかな。
亡くなったときには頭の骨の欠片しか残らなかったって描写ある。
風呂に入れず5000年か…
562HH:04/08/17 13:20
>558
市販で手に入るというと「砂丘の子供たち」ですよね。
最後の最後というと、どのへんでしょうか?
「星の秘密」が何巻の何ページに出てくるのか
教えてくださるとありがたいのですが。
563名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/17 22:48
>>562
558です。レスありがとうございます。
そうです、「砂丘の子供たち」です。
3巻、306ページのせりふ
「はっきりというが、デューンの砂漠の下には、あらゆる歴史を通じて
最大の財宝を隠した秘密の場所がある。嘘ではない。
最後の砂虫が死に、このわれわれの砂漠で最後のメランジが取られたとき、
その深みにある財宝は、われわれの宇宙全体にほとばしり出るのだ。(以下略」

>あらゆる歴史を通じて、
>最大の財宝
>秘密の場所
>宇宙全体にほとばしり出る

それがなんなのか、想像もできません。
虫やメランジを超えるものだということは理解できますが。
続編ではそれが明かされているのでしょうか?
564名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/18 00:37
>>563
メランジに神皇帝の記憶が刻んであって、メランジを
取ったことのある人もその子孫もすべてが人類の記憶を
共有するとか?

まさかベネ・ゲセリットが仲間だっていう書置きがオチじゃないよね。
565名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/18 00:39
メランジがいらなくなるような何かだろうな。
566HH:04/08/18 03:46
>563
「デューンの砂漠の下には」2つのものが埋まっています。
ひとつは、ひそかに備蓄した大量のメランジ。
もうひとつは、神皇帝レト二世の日記を収めた「無の空間/無の部屋」
(ノー・ルーム)です。

「あらゆる歴史を通じて最大の財宝を隠した秘密の場所がある」の原文は、
"there's a secret place with the greatest treasure of all time"、
同じく「その深みにある財宝は、宇宙全体にほとばしり出る」の原文は、
"these deep treasures will spring up throughout our universe"です。
判断に悩むところですが、私は前者だと思います。
つまらぬ解釈ですみません。

『砂漠の神皇帝』の最後で、分解しながら死んでいくレト二世が
ダンカン・アイダホに対して、その隠し場所を教えますし、
『砂漠の異端者』で、アトレイデ家の血を引く
教母オドレイドがこの場所を訪れ、神皇帝の残したメッセージに
出会う場面もあるので、たぶんこちらのほうだと思います。

 それから続編のあらすじですが、この3冊は
ただただ登場人物がわけの分からぬ対話を続けるところが魅力で、
ストーリーだけ紹介しても、あまり意味がありません。
説明が難しいのですが、一度、近所の大きな図書館で
現物に当たってみてください。のれるかどうかは人しだいです。
最後の2冊がおそらく初版、即絶版だったのは
理由がないわけではないのです。

 ところで「星の秘密」とはどこに出ている言葉でしょうか?
いまだに見つからないのですが。
guest guest
>>566
ノー・ルームって、「最後の砂虫がいなくなる」よりだいぶ前に
見付かってるのがどうもひっかかるんだよねー。大量のメランジ
備蓄もあったわけだし。

だから「大聖堂」の後で出てくるべきモノのはずだと思ったんだわ。
「ダンカン記憶」「加速装置」以上の何かだと。
>>566

惑星間旅行を制限されていた人類が宇宙に今まで以上に拡散していく大離散のことをいっているのだと思っていた。
人の多様性を生み出し、人類を生き延びさせるのが神皇帝の目的だったんでしょ。
>あらゆる歴史を通じて、
>最大の財宝
>秘密の場所
>宇宙全体にほとばしり出る

人の種としての「可能性」だろう。
571558:04/08/18 21:10
>>566
ありがとうございます!感激です。原文にはそう書いてあるんですね。
大量のメランジですか・・・。
私が期待していたものとは随分違います。
私はまたてっきり宇宙で唯一メランジを生産するデューンをデューンたらしめた、
人類がかつて知らなかった恐るべき「何か」だと思っていたのですが。

>ストーリーだけ紹介しても、あまり意味がありません。
え?
572558:04/08/18 21:23
つづきでーす。

>どこに出ている言葉
砂漠に覆われた惑星の「砂漠の下」というからには、人がいかにしても
届かないほどの深みにあるものと想像して、「星の〜」と解釈していました。
(それは地下数万キロ?くらい深いところにあると想像を膨らませていました。)
しかし、それが備蓄されたメランジだったとしたら、あまりにスケールが違うので、
正直がっくりです。

それにしても、HHさんはやさしい方なのか、いじわるな方なのか判断に悩みますね(笑)
やさしい方のHHさんにお聞きしたいのですが、(笑)
日記(ノールーム?)というのは「子供たち」には出てきませんよね。
それって、デューン・シリーズ上、重要なものなのですか?
またその内容は?








図書館へ行けって?(笑)
>>569
でも大離散だってメランジもデューンもあるうちに起きたからなあ。

神皇帝の3000年の歴史を「止まったらアカン」ていう
生きた教訓が、ダンカン式歴代クローン記憶やテグ式
加速装置なんかと一緒に、人類全体に広がるんじゃないか?

などという話を、大聖堂の続編で書くつもりだったと思いたい。
どっかの金庫に入ってたっていう続編のプロットってどんなんだろう。
なんか公家シリーズを読んでると、息子に続編を書いてもらうのには禿しい不安が・・・。
それでも発行されます
576HH:04/08/19 05:48
>>568,569,570
 レスありがとう。うう、おもしろいな。
やはり恥をさらしても何か言ってみるべきだな。
つまりは「デューンの砂漠の下」というのは
象徴的な表現と見るわけ(これって常識?)ですよね。

 私のように遅れてやってきた読者は、
何が解明され、何が常識なのか分からぬまま、
質問する先もないので、本当に助かります。

 全部が全部、神皇帝のヨタだったという恐るべき解釈も
ありえますが、これはまあ議論そのものを無意味にしてしまうから
無しね。

>>572
 「ノー・ルーム」というのは『砂漠の異端者』(2)97ページに
出てくる「ハルコンネンの無の球[ノー・グローブ]」と同じものだと
思います。たぶん。これは『公家アトレイデ』などにも由来(?)が
出てきますから、参考にしてください。
リエト・カインズ、俺だけのイメージ

ttp://ape.pro.tok2.com/motomiya/motojpg.htm/CD-kumo.gif
(゜Д゜)ハァ?
さっき、ハウス・アトレイデを読み終わったんですが、
以下のところがよくわかりません。

ダンカンが狩られるようになった理由と救出されアラキスに運ばれた理由。
レトとロンバールが海で遭難しかかったエピソードの意味。
シャッダムやフェンリングがものすごく簡単に結婚を決めた理由。
クテイルに通信機の作り方を教えてくれた幻の正体。

これらについては、もっと後に語られるのでしょうか?
それともわたしが何か見逃していますか?
(デューン本編は20年ぐらい前に読んだきりです。)
580名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/22 02:33
それは皆、そこに書いてあるだけだと思うけど。

…そろそろハウス・コリノの3巻くるね。
581名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/24 13:53
壮大な未来叙事詩というより、向田邦子か橋田壽賀子てな感じなんですが↓

カラダンに亡命してきた、ヴェルニウス公爵の娘カイレアとの間にできたレトの長男は、二歳になった。
レトは息子にせいいっぱい愛情をそそぐ。だが、レトに無理難題をふっかけつづけるカイレアのせいで、
二人の仲は冷めていくばかりだった。
いっぽう、失態を演じたせいで、ハルコンネン男爵によりランキヴェイルに送られたラッバンは、
さらなる悪逆を重ねていくが…
『デューン砂の惑星』の前史を描く、壮大な未来叙事詩。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150114455/ref=ase_nireokashot03-22/249-6875784-3000312
>>579
……なあ、ネタだよね?
583名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/24 22:47
「渡る宇宙は鬼ばかり」ですか…

584579:04/08/25 04:57
>>582
ネタじゃなくて、本当にわからないのです。
もちろんそれらのシーンの前後は読んだのですが、
納得できるようなことは書いてありませんでした。

わたしの読み方が浅いのだと思いますが、
よければネタばれにならない程度にヒントをお願いします。


その後、ハウス・ハルコンネンを読み進んでいますが、
ガーニイ・ハレックがアラキスに来た理由もダンカンと同じで必然性がわからないし、
電気イカも宝石の爆発と同じでレトの勇敢さを表すほのぼのエピソードとしか思えません。
その頃の世界で権謀術数をやっているのはほんの一部で、全般はのどかだったという
ことを言いたいのかとさえ考えていました。
585HH:04/08/25 23:04
『公家コリノ』第3巻、本日ゲット。税別880円。
訳者あとがきに、しばし無言。
矢野さん、お疲れさまでした。

 次の前史「デューンの伝説」三部作も先日出版の
『コリンの戦い』で完結したので、
早川書房はこりずに翻訳を出し続けること。
まったく別作品なので、若い成長株の翻訳家に任せてほしい。

 「デューンへの道」三部作について、
オリジナルとの数々の齟齬に文句をつけてきたけれど、
結局、これってパラレル・ワールドだったのね。
だって、この直後の時代、『デューン 砂の惑星』の
冒頭には、イルーラン姫の次の言葉があるから。
「……かれがカラダンに生まれ、最初の十五年をその地に
くらした事実に欺かれぬこと……」
ねっ。



DUNE7、てのにしか興味ありませんが、何か?
オリンピックの新体操を見ていて
「エイリアならこれくらい出来そうだなぁー」と思った。
『公家コリノ』3巻読了。
9冊も書けてやる話じゃ無いよなぁ…コレ。
せいぜい3冊が良いところでは?
589名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/28 22:36
…オレも旧デューンシリーズがなかったら見たかどうか…
590HH:04/08/29 04:07
『公家コリノ』は傑作じゃないが、悪い本でもない。
私などは、日本語なので斜め読みができる幸せを感じるし、
現にものすごい速度で読んでいる。それがどれほどありがたいことか。
「デューン」を名乗っているから、文句が出るし、
「デューン」を名乗っているから、この水準でも売れるのだけれど、
でもこのシリーズはそもそも、いいとこ「ドゥーン」なのだ。

怖いのは、ちょうど三部作が終わって区切りがいいからと、
早川書房が模様眺めに入ることだ。
「デューンの伝説」三部作をパスするのは別段構わないが、
デューン7を期待しようにも、遺された創作メモを元にした
2冊「砂丘の狩人」と「砂丘の砂虫」の出版はたしか再来年以降の
はずだ。その間、サイファイの「神皇帝」はあるのかという
話題だけでは、やはりさびしい。
しかも、デューン7が出てしまったら、デューン絡みの新作で
もはや商売ができなくなることは著者だって承知しているだろう。
現に、あの強欲な二人は「デューンのポウル」三部作なんてものを
ぶちあげているし、完結がいつになるか分かったものじゃない。

それでも、デューン・ファンとしては、悲しいかな、
デューンと名のつくものは、いちおうチェックしたいのだ。
でも、英語で読むのはやはり苦痛だし、何度も挫折している。
だから細々でもいいから日本語版が出続けてほしいと痛切に願っている。
とにかく出たら必ず買うから、早川さん、たいまつの火を消さないで。
591名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/29 10:02
>>590
むごいなぁ。
実はこのスレで、過去に「デューンへの道」三部作のあまりのお粗末さについ泣き言漏らしたら、
「まあ別物なんだから・・・」って大人のレスを頂いて、目から鱗、「そうかぁ、別物なんだよな」って、
実はコリノは未読だし買ってもいない。
でも、本屋に行くたびに「あっ、コリノ売ってる」ってチェックをしている自分が嫌い。
雨が上がったら本屋に往ってコリノを買おう!
もう転んでも泣かないぞ!
>>591
泣くのは死者(フランク・ハーバート)に水を捧げる時だけですな。
593名無しは無慈悲な夜の女王:04/08/29 16:16
不肖の息子…
デューンシリーズの宿命かもしれない。
そこでベネ・ゲセリットに不肖の息子の娘を産ませて、
ハインラインの血統のものと結婚させる。
だれかハインライン・スレに夜這いをかけろ!
ところが命令にもかかわらず、訳が分からない理由で息子を出産したために…
アシモフの血統の娘と政略結婚を
そこで延々と蘇ってくる星新一の出番ですよ
いあ!いあ!べね!げせりっと!
きょう!ふわこ!ころおころ!すも!の!
601名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/01 00:02
>>600
「すでにストーリーの面白さで読むシリーズではなくなったけれど」

禿同!

親父のデューンも、正直なところシリーズ末期は読んでない。
ベネ・ゲゼリットが異様なセックスカルトに見えてきたころからさ、

しかしエレガンスさだけは、息子に勝ってたなあ。
ハーバードフィスはどうも、エレガンスの意味をしらないようだ。
一生懸命カラダン公爵レト・アトレイデを描写しても、
田舎領主にしかみえない…

シャッダムでさえそうなんだから、仕方ないんだけどね。

ところでカラダンにおけるアトレイデ公家の財力が、
いったいどこか来ているのか誰か教えてくれ。

プンディ米やら魚やらワインぐらいじゃ、たいした財にはならんだろう。
ロンバールにあんだけの援助を与える資金は、いったいどこからきてるんだ。
”こりの家3”を一気に読んだのだが、いまいち。
アクストロールタンクのグロさと、パイターが○○○だった
というオチは面白かったが。
今後の息子達のDUNEの読後感は、これからもずっとこんな釈然と
しないものなんだろうけど、間違いなく買ってしまうんだろうな...俺。
603名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/01 22:02
やっぱり、主要人物の名誉も感傷もない死にかたは、
どうしてもなじめない。

まあ、親父デューンのポウルでさえあんな死に方してしまうんだから、
しょうがないとはいえるけど。
シャッダムの異母弟、イックスの主要人物、ベネ・ゲゼリットの面々…
もう言葉もないよ。

ところでコリノ3の後に直接旧デューンにつながるわけじゃなくて、
まだいくつかエピソードが入るんだよな。
>>601>>603
「イッグスの大便」「グンカン、フウィ、シオラ」に反応したの?
カラクリサーカスというマンガを読んでいたら
「『生命の水』を飲んで瞳の色が変化し、
過去の人々の記憶を共有するようになった」
つー話が出てきた。
なんだかとっても既視感を覚えた。
606HH:04/09/05 04:37
 久しぶりにデューンの公式ページをのぞいてみました。
私の勘違いが2件あったので訂正します。

「ポウルの生まれた場所はオリジナル版ではカラダンだったはずが、
『公家コリノ』ではカイテインに変わっている」理由について、
更新後のQ&Aページは、次のように答えていました。
"Paul was born on Kaitain, but his naming ceremony was on Caladan.
He was taken to Caladan very soon after his birth and
this has always been considered his birthplace."だそうです。
苦しい言い訳にも聞こえるけれど、パラレル・ワールドではなさそうです。

 デューン7に相当する2巻のうち、最初の1巻は2005年9月に
「出版できるかもしれない」そうです。だとすると、プルーフ版はそれより
早い時期に書評家や、版権を取得した内外出版社に渡りますから、
邦訳は中抜きの可能性もあります。私は原書1巻目は2006年、
2巻目は2007年の出版だと思っていました。ごめん。

 デューンの公式ページはグーグルで"DUNE"と入力して検索をかけると、
いちばん上に出てきます。上記に示したように、非常にわかりやすい
英語で書かれており、ごくまれに役立つ情報に出会えます。
知っている人にはいまさらの話ですが、
知らない人もいるかと思って。
私自身は、父ハーバートがシリーズ開始の前後に書いた
「デューン創世記」なる雑誌掲載のエッセー再録が
興味深かったです。
>>606
苦しいなぁ。
赤ん坊を生まれた早々に惑星間移送するのってどうかと思っちゃいます。
608名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/05 14:14
コリノ読了。やっぱ親父の作った世界に近いから親父はこえられない。遠い過去ならどうなのか、遠い未来ならどうなのか。半分期待。半分不安。これで懲りの。
609名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/06 22:36
コリノの新刊がでたのにこのさびれよう…

ま、あの出来ではしかたないかな…
心のねじれたファンになっちまったよ。
ttp://gazo01.chbox.com/warah/src/1094486613048.jpg
アクスロートル・タンク。
>>581,583
20年ぶりぐらいに1巻から読み直し始めた。
「昔に読んだSFで全部で17巻あるんだ。」などと妻に説明したら、
「ああ映画でもあったね。でも、いくら宇宙が舞台でもそんなに長かったら
同じメンバーでずーっといがみ合ったり揉め続けるだけじゃないの? 渡る世間みたいに。」
と言われ、
「いや、これは…」と反論しようと思ったが、妻の言う通りだと気づいた。
>606
コリノを一気に読み終えた勢いで、そのまま久し振りにオリジナルデューンを読み始めたんだけど、
イルーランの記述に整合性がないかも。各章冒頭のイルーラン文書にしょっちゅう「母君」
が出てくるけど、時期的にポウル誕生以降としか思えない記述があるような…。
>>611
メンバーはどんどん世代交代してると教えてやれ( ´∀`)
614名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/11 08:22:14
クロウラーが香料を採るとき、キャリオールを着けたままではなぜ駄目なのですか?
615名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/11 09:32:02
>>613
つぅても、ほとんど出ずっぱりなハルコンネン男爵。
616HH:04/09/12 05:52:19
 ATM強盗と同じ効率的配慮からでは。
メランジの採取に必要な「機材をすべて運ぶ翼」
――原文は"CARRYALL"――ってくらいだから、相当デカいんですよ。
ウォーム・サインを見かけたら、数分で警察が駆けつけてくるので、
犯人は重機に乗って逃げないで、重機を運んできたトラックで
逃走をはかるのと同じ原理です。

 もっとも「デューン百科事典」によると、ハーヴェスターは
3期にわたって改造・発展がはかられ、
最新型の形態は、空気のクッションに乗って
「飛行」する構造をしているそうです。
つまり、そういう記述があるということは、
アメリカ人にも同じ疑問を持った人がいたのだと思います。

 ただ、息子ハーバートは
父親が含みを持たせつつ、一応のお墨付きを与えた
この「百科事典」の記述を認めない方針ですから、
こんな話は裏声で語らなければならないのだろうけど。

617HH:04/09/12 05:55:45
上記の616は、614さんへの返事です。
抜けてしまった。失礼。
「子供たち」を読み返してたら決定的な矛盾点ハケーンしてしまった。
1巻にジェシカの両親の名前が出てくるけど、実母の名前ガイウス・ヘレンじゃないやん…。
619HH:04/09/13 04:19:10
>>618
 『子供たち』1巻226ページの「タニディア・ネルス」問題ですね。
"Gaius Helen Mohiam"と"Tanidia Nerus"ではアナグラムはないでしょう。
この女性の名前は、祖母レディ・ジェシカと孫レト二世との
対話の中で出てくるので、偽名説で押し切るのも苦しいですね。

 ただ、この部分はちょっと凝った言い回しをしています。
「ジェシカ、ウラジミール・ハルコンネン男爵により
タニディア・ネルスこれを生む」と。こういうとき、
原文1対1対応の矢野徹訳はありがたいですね。調べてみると、
"Jessica out of Tanidia Nerus by the Baron Vladimir Harkonnen"
というのが原文でした。

 これなら、指輪物語ではないけれど、
「私は人間の男に殺されることはない」という論法で逃げられますかね。
血統の都合から、教母モヒアムは受精卵をつくるところまでは
頑張ったけれど、十月十日のほうは若いネルス嬢を借り腹にしたと、
二人組は強弁するかもしれません。(続)
620HH:04/09/13 04:20:27
 もっとも「教母モヒアム=ジェシカ実母」説というのは
「デューンへの道」シリーズ刊行以前にも存在していました。
息子たちが非正典化につとめている前述の
「デューン百科事典」(1984年出版)のジェシカの項目にも、
"the one-night mating of a Bene Gesserit
(almost certainly Gaius Helen Mohiam) with the
Siridar-Baron Vladimir Harkonnen"という記述が見えます。
父ハーバートの短編集"EYE"収録のアラキス観光案内、
"The Road to Dune"でも、モヒアムはやたら大きな扱いです。

 あるいは、「エイリアは実はポウルの娘」説と同様、
ちょっと悪趣味なジョークの一種として
昔からファンの間に流布しているおなじみの話で、
そのエグさが買われて、正式採用されたのかもしれません。
そうした相姦ネタをつい呼んでしまうところ
――なにせ、繁殖計画の話ですから――が、
このシリーズには通奏低音として確かにあります。
>>615
第一部で死んじゃったんじゃないのか?
>>621
命が無くなった位で、おとなしくしてるお方ではないようです。
命なんか飾りなのです。
エラい人にはそれが判らんのです!
624名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/23 17:33:27
矛盾している所は、いくつかあるよね。砂漠の神皇帝でゴーラダンカンアイダホが
昔子供たちがいた。チャニの子供たちだといっているけどゴーラはオリジナルたす
最近の記憶しかないわけであり初代のヘイトと呼ばれていたゴーラの記憶があるは
ずがないのだが。
>>624
大聖堂あたりで、ゴーラ代々の記憶がぜんぶ目覚めなかったっけ?
とすると、部分的にせよ歴代ゴーラの記憶が蘇る可能性もあるわけだが。
626名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/24 20:48:10
デューンへの道では、民衆に奉仕するのがつとめ、みたいなことを老公爵がしつこく語ってたけど、
あれはやっぱりハーバートの息子として生まれたことの葛藤を表してるのかな。
627名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/25 02:14:34
やあ、なつかしいなあとおもってスレ読んでみたら新シリーズ始まったんです
ね。ハーバートジュニアと共著ってことになってる人はスターウォーズのスピ
ンアウトノベルを書いたことある人ですね。

デューンで今でも印象に残ってるのはレト-アトレイデの血統が根付いたベネ-
ゲセリットの本拠にフィンセント-ヴァン-ゴッホのはね橋の絵があるとあって
ショックだったことです。でもなんでゴッホなんだろう、レオナルド-ダ-ビン
チのほうがベネにはふさわしいと思いませんか。
べネもあんがい印象派好きだったのですね
>>627
ベネ・ゲセリットが一番好きなのは、屁理屈で他人を説教することだろう。
ならば、絵の選定も「釣れるかどうか」だったのではあるまいか。

「ゴッホの絵ってちょっとイメージ違うよね」
「(待ってマシタ)いいですか、絵に託されたメッセージというものは・・・」
コリノ読了。遭難した大宇宙船のナビが恐れた何かって
デューン7への伏線?
631名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/02 07:25:42
落ちるかと思った。
『デューンへの道』、普通に面白いじゃん。
漫画絵の表紙と相まって、若い子が手に取ってみて
本編も読んでみたい! って思ってくれたら儲けもんだろ?
>>632
>漫画絵の表紙と相まって、若い子が手に取ってみて

この理屈はわかるわな。俺自身がそうやってデューン道にはまり込んだ
くちだからな。

ただその表紙が、日本を代表する漫画家の細緻な点描だったか、
無名(俺が知らないだけなのかもしれんが)作家ののぺっとした
イラストだったかの違いだわ…

内容の軽重がそのまま現れているかと思うと…。
大友克洋ならどうよ……ってメカとかが今イチだな
宮崎駿だと、キャラが皆、善人というか、まともな人間に
なってしまってふさわしくないし
どうも80年代メビウス系から離れられん(苦笑

永野護だとキャラが皆DQNに見えちまうし、
ギーガー/リンチ的で楳図かずおだとヒロイズムに欠けるし……

もう、あんまり漫画とかアニメとか見ないから、
今は誰が適当かわかんないよ
うめずの「デューン」は表紙をかざられるのはちょっと困るが
かなり見てみたい。
あんまり「デューン」の世界はずさずに、かつ若い読者にアプローチできる
イラストレイターというと・・・寺田とか前嶋重機あたりかな。
636名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/04 12:58:24
小林誠とか竹谷隆之とか韮沢靖とか……デザインだけ担当で
絵は別の人(例:横山宏)に描いてもらうとか……古い?

楳図デューンは激しく見てみたいw
そこで諸星大二郎ですよ!

>>630
「誇りある女たち」が逃げてきた何かなんだろうかねえ。
う〜ん、諸星のサンドワームか。ありだな。
石森版ねえ〜。俺は、あの表紙がダサくて嫌で映画のそれにかわってやっと買ったクチだからなぁ。
世代を感じるよ。
640名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/04 23:17:45
世代なのか年齢なんか…

リア厨房のころの石森はひかってた。
加藤氏(だっけ?スタジオぬえだよな)の表紙でさえ、
物足りなかった。

映画版のカイル・マクラクランなんて…「すっこめFBI」てなもんで…
あ〜あ。
私は石森版を古くさく感じたなぁ。
手に取ったのが士郎正宗とかが出てきた時代だったし。

映画は気に入ってないが、
ポウル=カイル・マクラクランのキャスティングはすごく良いと思った。

…人それぞれだねぇ。
>映画版のカイル・マクラクランなんて…「すっこめFBI」てなもんで…
>あ〜あ。

おい、ヤシはデューンがデビュー作だろう。
うめずレトU……ハァハァ
諸星デューンは案外合いそうな気がする。
激しく読み手を選ぶ本にしちゃいそうだが。

SMHで漫画かいてた沓澤龍一郎なんかもバロック調のメカがいい感じで
「デューン」向けかも。
……だ、だめだ。ウメズDUNE、俺にとっては嵌りすぎだ。
苦しすぎる位だ。

「バー!」という効果音と共に登場する神皇帝、
目の下に黒々としたクマが出来たダンカン
両手を耳にあてて絶叫するフウイ……

激しく見てー!
646名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/05 19:32:44
メジャーリーグ最多安打記録262本のイチロゥの妻、弓子はベネゲセリットに違い
ない。そこそこ美人だが年上でもあり目にクマがあるようにも見え頭も良さそうだが
控え目な所がぴったりだ。
647名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/05 22:15:23
>>642

シッテルヨ。つっこむなって。
648名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/07 16:22:51
>>619
ハウス・ハルコンネンかコリノのどっかにタニディア・ネルスは
ガイウス・ヘレン・モヒアムの生まれた時の名前って出てたはず。

>>615
親父も息子も結局、ハルコンネン男爵以上のキャラは作れなかった。
「道」でアトレイデ家とイックスの間には強固な繋がりができた筈なのに、
それ以降の時代には全くそういう因縁を感じさせる描写がない。
これもまぁ矛盾といえなくもない。
650HH:04/10/08 01:14:26
>>648
レスありがとう。見逃していました。

「デューンへの道」の3作は、シリーズ再開がうれしくて、
当初高すぎる期待とともに読み始め、衝撃(なんて浅いんだ)、
失望(ウソばっかり)、和解(これもありかな)という
プロセスを踏んで何とか9冊を読み終えましたが、
どこかの時点で、飛ばし読みモードに入ってしまい、
いい読者ではありませんでした。

注目箇所にはページの耳を折ったり、赤線を引いたりしましたが、
9冊全部チェックしても、タニディア・ネルスの言及部分は
発見できませんでした。家庭内のゴタゴタや
魔女たちの意味のない会話部分はとりわけ眼球の移動スピードが
速かったです。

チェック箇所を通しで見てみると、
ほとんどがトライラックスの社会制度と構想にかんする部分ですね。
「大聖堂」の最後に出てくる奇妙な老夫婦とのかねあいで、
その時点の興味がほとんどそちらに集中していたのだと思います。
>>648
まぁ、出てくるだけならダンカンも居るわけだけど。
『デューンへの道』を読んでると海鮮料理が食べたくなるなぁ。
私は御握りが喰いたくなる。
プンディ米の御握り。
中身は当然梅干しね。
…あの世界に梅干しはあるのだろうか?
654HH:04/10/09 05:46:35
「デューンの伝説」三部作の最終巻「コリンの戦い」が出たのを機に、
ブライアン/ケヴィンの両名がアマゾン本国版でインタビューに応じている。
内容的にはほとんど既報だが、現時点での公式見解の微妙さがおもしろい。

個人的に興味深かったのは、ネット上に、そもそもこんなことは
やるべきでなかったと信じる一団
(聖ナイフのエイリアの信奉者か?)がいて、
アマゾン読者評でも60人が星1つを付けたという話。
ケヴィンは「スター・ウォーズ」や「Xファイル」もやっていたので、
読者が聖典視する作品への対応は心得ていたつもりだったが、
「デューン」の反響は桁違いだったそうだ。自分にも覚えがあるな。

生きてれば、老ハーバードはこれらの作品を
楽しんだろうかとの質問に、ブライアンが、
父ほど出来はよくないけれど、いまでは、
他の誰よりもうまく書けていると思うと自信を見せ、
ぼくらは創作ノートの枠を逸脱して、
無理に話を広げたりはしないつもりだと
答えているのが印象的だった。
少なくとも、いきなりデューン7に挑戦しなかったことは
たぶん成功なのだろう。

655名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/09 06:17:23
新ファウンデーションみたいにどんどん隙間埋めに走るのもなんだかなぁ
とも思うが。
656名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/10 00:18:54
>>650
親父がT・ネルス=G・H・モヒアムと考えていなかった
のは明らだけど、まあこれはこれでいいのでは。
20数年デューンにつきあってて、もうかなり寛容。

親父と息子の決定的な違いは、親父は「おまえの魔女はわしの拷問装置
の中で死んでいったぞ。」的な一行で男爵の異常を臭わせるとこを、
息子は強姦、殺人シーンを子細に記述してしまうとこか。
まあいいけど。

657HH:04/10/11 02:09:58
>>656
レスありがとう。
私もネルスとモヒアムは別人と考えていますが、
息子がそう活字にしたので、これが遺産相続人による
公式見解なのだと「留意」しております。

基本的には父ハーバートが書いたもの以外、
認めたくないというのが私の立場(いささか原理主義的)ですが、
これでデューン7にあたる2つの続編が出てしまうと、
対応がいささか難しくなります。

続編が存在しないが故にあれこれ妄想をふくらませられたのに
伏線のつなぎどころを懇切丁寧に解説されたりしたら……。
あの二人の芸風からすると、ちょっと不安。
今、久し振りに大聖堂読み返してるんだけど、
他人には絶対あのふいんき(←なぜか変(ry)で継続するのは無理だな。
息子が書くものについては一定の距離感を取りつつ接するしかないかと。
「2001年」に対する「2010年」みたいな位置づけというか…。
>>658
そう言う意味でも道を先に発表したのは、大正解だな。
いまや、誰一人として期待していない罠。
いや、おれは期待してるぞ。「答え合わせ」をするから「解答」を教えろよ、
ってレベルで。正直、大ハーバーートのメモをそのまま公表してくれたって
かまわん。小説としての完成度なんでどうでもいい。
親父が死なずに書き続けたら、『キャッチワールド』以上にポカーンな感じの
ワイドスクリーンバロックなワケわからん読者放り出しラストになったかも
しれんしのう

と自分を慰めてる。
662名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/13 19:08:26
矢野徹さん死去
合掌
結局コリノが最後の翻訳作になるの?
665名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/13 21:56:34
おい、オマエラ泣かないのか?
俺は涙が止まらないぞ…

30年以上お世話になってきたんだ。女房より長い付き合いだ。
お前ら、泣かんのか?
泣かないよ。



ただ水を捧げるだけだ、矢野さんに。
合掌・・・・
668名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/13 22:31:45
正直なところ、もう少し初心者にもとっつきやすい訳だったら
日本でもうけただろうにという感想を持ったものだが、
でもいまは素直に手を合わせたい気持ちでいっぱいだ
ああ、知らずにSF仲間の旧友と新大久保で酒飲んでたよ。『デューンへの道』についても
話してたんだよ。なんてこった。

ありがとう。さようなら。
670HH:04/10/13 23:29:00
合掌。

 でも、81歳で亡くなるまで現役翻訳家だったんですから、
やはり大往生でしょうね。いまごろはSF者の天国で、
父ハーバートから本当のデューン7の話を聞かされているのだろうな。
などと、ちょっとクサイけれど、偽らざる本心だったので、
書いてしまいました。

 矢野さん、ありがとう。
面識はまったくないけれど、お世話になりました。
そして今後もたぶん、お世話になります。
巨星堕つ・・・合掌・・・
新デューンシリーズの訳者あとがきに、ガンのことや娘さんが先に亡くなったこと書いてましたね…
予感していたのでしょうか…
ああ……
さあれ、
あまたの想いをよそに
時は流れ
人は去っていく
死んでいった人には
もう話すすべもない以上
生き残っている者は
何をなすべきなのか?
矢野氏の呼びかけによって結成された「デューンクラブ・ジャパン」
http://www02.so-net.ne.jp/~hirata-m/sf/dune/dune.html
活動は休止中のようだね。

「生き残っている者」の一人としては、何とかしたいところだ。
675HH:04/10/15 06:51:52
 日本のアマゾン(洋書)で、"Hunters of Dune"(デューン7の前半)が
「近日発売 予約可」になっていますね。イギリスの出版社のみですが、
ハードカバーが4417円、ペーパーバックが2789円。
どちらもなぜか2006年9月11日と同じ日に発売ですね。不思議。

amazon洋書はけっこう間違いが多いから困るよ。
届いてから「うわぁ!」って。

クレーム入れれば返品受け付けてくれるけど、楽しみが水の泡
「かれ、死者に水をささげているわ」

…覚えず落涙。
私も旦那より長いつきあいだった…。
ありがとうございました。
俺は自分の精管より長い・・・ry

なぜかジェシカに萌えた少年の日々・・・
公妃(あえて)の気高さは矢野先生のおかげだったと思います。
ありがとうございました。
679名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 18:32:53
矢野訳読みにくい
これを機会に早川書店矢野訳破棄して新しい人に訳させるキボンヌ。
それしかduneの浮揚はない。
680名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 18:55:13
こりの家で矢野哲さん昔のソフト使って助詞など抜けちゃったとかいって編集者がなおしてくれたとか
行ってるけど完全に直ってないじゃん。早川書房の編集者なにやってんの。
砂の惑星はまだいいとして次からは一般受けしない訳なんだよ。
読みにくくてしょうがない。
翻訳権独占で読みにくい訳売ってて罪は深い。反省汁。
681名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 20:16:09
>>679
何を言ってもいいが、そういうことはハヤカワに署名入りで投書しろ。
無名板にレス落として偉ぶることしかできない奴は、
シャイ・フルドのえさになっちまえ。
682名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 20:40:21
>>681
あんさんもなにいってんだか。
次は誰が訳すんだよ。Legends of Dune
ジジババしか読んでないDUNE。
SFもジジババしか読んでないんだろ。どうすんだよ。
次世代にSFを読ませるにはどうすればいいか。
読める訳で本出すしか無いだろ。早川書房。
こりの家読んで情け無く成った。
編集者のチェック甘過ぎ。大丈夫か?
683名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 20:50:33
大聖堂まで読める訳なら絶版になってないよ。
読めない訳だから読む香具師いなくて絶版になったんだ。
ふーん、訳のせいなんだ…

いや確かに矢野訳が読みにくいことは間違いないんだが。
問題はそれだけじゃないだろう。

だけど実際どうするんだろうな、次から。
若い子が読めるような、というなら、いっそ最初っから全部別人に訳してもらうってのはどうよ。

685名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 22:15:30
早川書房に別人の読める訳に置き換えてもらうか、SF板に原書で嫁や運動を起こすかだな。
矢野さんスレで叩かれた荒らしがこんなとこに……。
仮に誰かが新訳を出すとしたら、
未知の訳者はこのスレッドに書き込んだ奴の中にいるはず。
688名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/16 23:15:14
矢野哲さんがSF者としてどうかということと
矢野鉄訳が読める代物かどうかは別問題だよ。
矢野鉄訳を破棄すれば遺族にお金は入らないが、
SF界の次世代の発展のことを考えてくれ。
SF全体として、数年経っても重版が続いている本なんてほとんど無いんだから、
矢野さんの訳にもデューンのわかりにくさも早川の姿勢もあまり関係ないでしょ。
690名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/17 00:03:55
DUNEは別格。ずっと残るべき。ただし原作の存在がである。
翻訳は別な話で、原作に即した読み易い訳で国内で親しまれるべき。
今の訳で国内で生き残れるかは疑問。
昔の石森氏のイラストレーションはすばらしい。訳者のSF者としての存在にケチをつけるものではない。
訳について問題だと言っている。読むに耐えない。
>>690
むかし「神皇帝」が待ちきれなくてまで原書で読んだが、元の
文章自体がけっこう分かりにくいぞ。

せっかくだからと既訳の「子供たち」まで読んでから未訳の
「神皇帝」に進んだわけだが、その後あらためて訳書を読むと
「頑張って訳したなあ」と思った。

まあ、訳にケチつけないで自分だけ原書を読んでればイイんじゃ
ないかね。それに飽き足らない人は「オレならこう訳す!」の例を
あげてもらえば皆の参考になろうというモンだ。
692名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/17 00:37:23
ちょっと聞くんですけど、翻訳権独占と書いてある作品の別訳を晒すと何かあるんでしょうか。
693名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/17 00:46:24
>>691
同意。

そうなんだよ、矢野訳がどうこうじゃなくて、原書の文体が独特。もともと読みにくい、ある意味不親切な本なんだよ。
むしろ矢野訳はあのふいんき(なぜかry)をよく伝えてる。

息子の方のデューンはともかく、本家デューンは誰が訳しても「一般受け」なんかしないよ。
694HH:04/10/17 01:44:57
 どうも慣れてしまったせいか、少なくとも、
クロニクル6作について、矢野訳が読みづらいとは
思えないのだが。むしろ『ターヘル・アナトミア』に
匹敵する翻訳事業とさえ感じられるくらいです。
抵抗や反発が予想外に大きいので驚きました。
「デューンへの道」の訳はそりゃ、つらいけど、飛ばし読み
すれば済むことだし。また飛ばし読みに適した作品だから。

 ただ、ようやく葬儀が終わり、四十九日もまだまだ先で、
矢野さんの霊がまだそのへんに漂っている時期なので、
鞭打つのは星だけにしておいたほうがいいですよ。

 新訳に反対しているわけではありません。
私は旧訳レンズマンが好きでしたが、新訳も楽しみましたから。
『指輪物語』はまた、挫折してしまったので、
向き不向きがあることは承知していますが、
母国語で「デューン」を全巻読めることは幸福だと思います。
書店に売っていないのは、矢野さんのせいじゃないよ、たぶん。
695HH:04/10/17 01:46:07
(承前)
 シリーズ1冊目。『砂の惑星』の第1巻あとがきで
矢野さんは書いている。「またわがよき友であり師でもある浅倉久志、
伊藤典夫、デイビッド・エルワード三氏には、原文のわからない点について
何度もご教示を賜った……あつく御礼申し上げる」。そして
シリーズ最終巻、『大聖堂』第3巻のあとがきでは、こう書いている。
「ぼくの翻訳を、長い年月にわたって読みつづけてくださっている
何十万人かのみなさんに、お願いする。大長編となると、最初の巻に
あっては間違っていない言葉遣いが、巻を追うにしたがって間違いと
わかる場合も多いと思う。その間違いを遠慮なく指摘していただきたい」と。

 問題は誤訳ではなく、文章が下手なことだという切り返しは分かるが、
翻訳者に可能なのは、せいぜいこの程度の誠実さぐらいだよ。

 そもそも、フランク・ハーバートは決して読みやすい作家ではない。
名手・深町理子女史が訳した「内なる殺人者」
(SFM/1973年7月)だって、けっこうつらいし、
ジャンプドア・シリーズだって……。
696HH:04/10/17 01:46:56
(承前)
 高ストレス環境におかれると、人間は個人としても種としても、
飛躍的突破を起こすというような話に宗教と政治をからめて
ハーバートはくり返し作品化している。
彼が書いた長編のタイトルを見ても、
"GOD...","...MAKER","HEAVEN...""SOUL..."のオンパレード。
要するに、変な作家で、それが読みやすい訳の登場ぐらいで、
解消するとは思えない。耽溺するか、無視するか、
体質が勝負だと思う。
>>694
なんか粘着してるヤツが一人いるだけだよ。
安心しる。
「お別れ会」で早川社長は矢野氏の訳業の一つとして「一世を風靡した『デューン』」を紹介し、
最後に「矢野さんの翻訳された作品を出版し続ける事が、恩返し」といっていた。

故人の霊に誓った約束を果たすべく、すぐにでもデューンシリーズ再刷しる!
創元からデューン1〜4巻が一冊にまとまって出たりしてな。
文庫本なのに5000円で。
>>698
いって来たのか、お別れ会。
あんたはこのスレの鑑だよ、報告乙。
私も行きたかったけど流石に首都までは…(当方南の島在住)<お別れ会
せめてと思ってデューン読み返してた。
報告乙<698

早川、マジに再刷してくだされ。
最初から別の人の訳で出したらと書いたのは私だが
それはある意味矢野先生の訳を崩されたくないからというのもある
別物だと思って読めればと思うのだ。
やっぱ矢野訳で育ってきたからね…
702HH:04/10/18 00:47:40
695の「深町理子」は当然、「深町真理子」です。
「真」の正字を探して、置換しようとして、
結果的に削除になってしまった。
はずかしい。
>>693
「ふいんき」じゃないです。「ふんいき」です。変換してみてください。
>>703
ホントだ、ちゃんと出た。
雰囲気!雰囲気!やったあ、これでもうみんなにバカにされないぞ!
705HH:04/10/23 23:43:18
最近2度、テレビのワイドショーとニュースで
「デューン」のテーマソングが背景音に使われているのに、
気づきました。

TOTOや中東ぽいやつではなく、
サイファイ版「砂の惑星U」の大河的な堂々としたやつ。
高らかに盛りあげる調子が効果音としておいしいのと、
あまり知られていないメロディー(かなしい)なので、
耳にマンネリっぽく聞こえないのがいいのかも。


矢野氏追悼という事で、未読だった『SFの翻訳』を読了。
すっかりあてられて、正編DUNE全5冊を購入しちゃったよ。
来年1年間はこれで楽しめる(?)な。
707名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/26 15:29:40
>>706
全5冊ゆうな!
>>706
チャレンジャー! 頑張れ!!
せめて全八冊にしてもらえまいか…
710706:04/10/27 13:21:41
加筆訂正。正編DUNEの原書全6冊ですた。

来月初めに手元に届く予定。
待ってる間に、ついつい息子たちによる「序曲」「伝説」も
全巻発注してしまった。
これで「狩人」が出版されるまで持ちこたえられる。
「キャラクターデザインバイブル」というイラストのノウハウ本の衣装特集で
衣装でインパクトを受けた映画、演劇、その他、というアンケートで
11人中5人が「デューン」をあげていた。寺田克也はじめ4人もかなりうまい
イラストレイターでした。
712名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/28 15:35:32
>>710
ぬう、本当にチャレンジャーでつな。ガンガレ!

矢野さんが逝ってしまわれ、『デューンの伝説』シリーズも『砂丘の狩人』も
黒丸氏亡き後のウォマック『ドライコ』シリーズの様に放棄されてしまう悪寒……。
私も英語が読めればな〜orz
……確かに、「伝説」「狩人」翻訳されるか心配だな。
714名無しは無慈悲な夜の女王:04/10/30 15:12:36
担当翻訳者が死んだというのに、この盛り上り(不謹慎だが)の無さ……
やはり続編の翻訳には期待できないのか……orz
まあ、作者が死んでるし・・・
716HH:04/10/31 05:21:26
>>712
目的がデューン・シリーズを原書で読むことなら、
「デューン英語」を読める体質になればいいのです。
これは、世にいう英語力とは、違います。
英語は現代日本語に比べ、書き手によって文体や使う語彙の幅が
極端に違う言語ではないかと思います。
逆に、フランク・ハーバートの語彙セットを体得すれば、
少なくともデューンは読めるようになります。

まず、原書"DUNE"と『デューン 砂の惑星』の第1巻を用意します。
対訳本のように、2冊を並べて置き、手元にはノートを。
日本語のほうを読み、随時英語を参照しながら、メモを取ります。
まず、固有名詞と「帝国における用語」の綴りというか字面を
目に慣れさせるところから始めるといいでしょう。
717HH:04/10/31 05:22:23
(承前)
エピグラフを章の切れ目と見なすとすると、
やや長めの第1章と次の第2章が
最初の努力目標にふさわしいと思います。
『砂の惑星』は本当によくできた本で、
この2つの章で、アトレイデ/ハルコンネン両家の
対立関係、あらかたの背景/人物紹介が済んでしまいます。

それは敷居が高いという意味でもあるので、
原書が初見という人は、眼球の移動速度を遅くして、
最初のうちは飛ばさずに読むといいでしょう。
矢野さんの労作は得難い杖になるので、
入手できるあいだに『砂丘の子供たち』まで確保しておくと
あとで泣かないで済みます。
718HH:04/10/31 05:23:19
(承前)
不幸にして、最初の2章で挫折してしまっても、
被害はたぶん2000円ちょっとで収まるので、
異論はあるでしょうが、許容範囲では?
なんとかなりそうなら、さらに1章、また1章と
この作業をつづけます。そして気づくと、
この学習装置(!?)のおかげで、
ボロゴーブはミムジーになっているはずです。

ちなみに、第1章に出てくる見慣れない用語、概念、
固有名詞はこれだけあります。『指輪物語』を解説した
別冊宝島みたいなのが、デューンにもあったらと
願わずにはいられません。
719HH:04/10/31 05:24:09
(承前)
ベネ・ゲセリット、ムアドディブ、
大王皇帝[パディッシャ・エンペラー]、シャッダム四世
惑星アラキス=「砂丘[デューン]」、惑星カラダン
イルーラン姫、『ムアドディブの手引き』//
カラダン城、アトレイデ家、ポウル・アトレイデ
サスペンサー・ランプ、レイディ・ジェシカ
バリセット、教母[レヴァレンド・マザー]
クイサッツ・ハデラッハ、ゴム・ジャバール
妾妃[コンキュバイン]、スフィル・ハワト
ハルコンネン家、香料[スパイス]
CHOAM[チョアム]公社、準領土
完全な領土、公爵レト・アトレイデ
ランドスラード、大公家[グレイト・ハウス]
アラキーン、照明球[グロー・グローブ]、ドクター・ユエ
ファウフレヒュス階級組織、ケイド、バシャール
フレーメン、精神と肉体の運動
皇帝の真実審判師[エンペラーズ・トルースセイヤー]
シュビ山、ガイウス・ヘレン・モヒアム
宇宙協会[スペーシング・ギルド]、平安の瞑想
声[ヴォイス]、緑色の金属の立方体
マスキイ、オーマス、恐怖にたいする祈り
クル・ワハッド、思考を機械にゆずりわたす
ブトレリアン・ジハド、オレンジ・カトリック・バイブル
メンタート、大反乱[グレイト・レボルト]
ベネ・ゲセリット学校、協会[ギルド](学校)
真実審判師の薬、真実審判催眠状態[トルース・トランス]
同時に多くの場所にいられる人
>>719
『ムアドディブの手引き』って、もしかして、
「彼がイルーランや人類を導いてくれたこと(をまとめたもの)」という意味なのかな。
今までずっと、
「(彼をよく知っているイルーランが書いた)ムアドディブ初心者向けの解説本」だと思ってた。
721HH:04/10/31 14:34:33
>>720
レス、ありがとう。
私もそう思っていました。
「イルーランおばさんのはじめてのムアドディブ」みたいな
子供でも分かる宗教入門書ではないかと。違うのかな。
ううむ、おもしろい解釈だな。

ちなみに原文は"Manual of Muad'Dib"です。
何かありがた味に欠けるような……。
『リーダーズ英和辞典』によると、マニュアルには、
「(中世の教会で用いた)祈祷書」なる意味も
あるようですが、いまいち文脈に合いませんね。
722720:04/10/31 15:08:07
>>721
manualでしたか。
するとやっぱり初心者向け解説ってことみたいですね。
723706:04/10/31 19:38:59
アマゾンから《クロニクル》6冊キター!!

>>708 >>712
ありがとう。ガンガリます。

>>716-719
参考になります。
私の場合は、既刊の翻訳は『砂の惑星』から「大聖堂』、《デューンへの道》まで
すべて持っているので、心強いといえば心強い。
724HH:04/11/02 02:52:19
>>723
レス、ありがとう。
私はいま、「コリンの戦い」をちびちび読んでいます。

本国アマゾンのさる書評を参考に、
「ブトレリアン・ジハド」――「バトレリアン」のほうがベター
ではと未だに悩みますが――裏表紙の説明と冒頭の数章、
「マシーン・クルセード」裏表紙の説明のあと、
「コリンの戦い」の最後の100ページだけを読むという
変則的な読み方ですが。それで十分という人がいるので
とりあえずの挑戦です。

知らない固有名詞や用語が山ほど出てきますが、
語りが丁寧なので、定冠詞をきちんと押さえておけば大丈夫。
ブライアンとケヴィンはアメリカ人読者の知的水準に
まったく期待していませんね。

ハルコンネンの名前がコリンの戦いのふるまいにより
臆病者の代名詞になったという汚名の真相(!?)には
遭遇しましたが、はて、この残ったページ数で
コリノ家が大王皇帝になった由来や
ベネ・ゲセリット誕生秘話やその他諸々の謎が解けるのかしら。
ちょっとハラハラしています。それとも、それは
あの2000ページ近い3巻本のどこかに書かれているのかな。
ううむ。
725706 ◆gl5at9qgjk :04/11/02 12:43:16
>>724
やはり、息子達の書いた方が分り易い英語でしょうか?
翻訳よんで、そんな印象をいだき
物語内の時系列にそって
《伝説》→《序曲》→《年代記》6冊→《狩人》
と読み進めようという計画を当初いただいていたんですが
どんなもんでしょう?

理解し易い《伝説》《序曲》で英語力のブラシアップと
「DUNE力」の増強をはかり、万全の体制で完結編に臨もう
という2ヵ年計画なんですが(w
726HH:04/11/03 00:34:44
>>725
レス、ありがとう。
鉄は熱いうちに打てといいますから、
思い立ったときに行動することをお勧めします。
父ハーバートもシリーズ冒頭の献辞で
そう言っています。

「直面する問題が議論の段階をとうに越え、
行動をせまる領域に達している人々
――たとえば乾燥地帯の生態学者――に、
その時と場所を問わず、
この予言としての労作を、謙譲と称賛をこめて
捧げる」と。

私がたぶん今回挫折しなかったのは、
『異端者』と『大聖堂』の訳書を持ってなくて、
どうしても先が読みたかったからです(その後入手)。
大学時代にアシモフの『永遠の終わり』で
挫折して以来、この30年のあいだに
何度、原書に挑戦して、そのつど失敗してきたか。
最近は根気も視力もありませんが、とにかく
ちびちび、ねちねちやっています。

やはり日本語で読むのがいちばんです。
だから、早川書房の担当者さん、期待してますよ。


「への道」読んでるんだけど
スターウォーズ スピン アウト ノベル読んでる気がしてくるのは俺だけか
映画のリンチ版を久しぶりに観た。
SW特別版みたいにデジタル処理してリニューアルしてほしいとオモタ
(リンチがそんなことに固執するとは思えないけど)
ついでにお蔵入りしたシーンも復活させてほしいな...
729名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/04 14:37:14
↑それが長尺版ってやつじゃないの?
カットして正解だったという評価が多いよね
>>729が云うのは映画のTV放映版の事だろう。
それとは別に5時間のバージョンがあるらしいんだよ。
DVDででないかなぁ。
>>724
> 「ブトレリアン・ジハド」――「バトレリアン」のほうがベター
> ではと未だに悩みますが――

「伊達政宗」の「伊達」、いまでは皆、「ダテ」と読むけれど
彼が使節団を送ったりした当時のスペインの文書には「イダテ」
と記されているそう。
確かに、「伊達」=「イダテ」の方が漢字の自然な読みなのに
日本じゃ何時の間にか「伊」=「イ」の音が落ちたんですな。

つうことで、「ブトレリアン・ジハド」は、聖戦当時
「バトレリアン・ジハド」と発音されていたものが変化したのもの
という脳内設定で俺は補完可能です。

「伝説」が翻訳されるんだったら、ブでもバでもいいですよ>早川さん!
732HH:04/11/05 22:42:46
>>731
レス、ありがとう。
「脳内設定」による「補完」、納得しました。
その見立てはいいなと、私も思います。
およそ数千年と無数の惑星にまたがる物語に、
どだい「現地音主義」なんてなじみませんものね。

この立場を取れば、
新旧読者の共通理解の基盤としての矢野訳準拠(ふう!)
も維持できますし、新たに翻訳を担当される方も、
フリー・ハンドで固有名詞をいじれます。

「伝説」シリーズで主要なプレーヤーである
バトラー家の人々も、これならバトラーのままでいいし、
主役級のXAVIER HARKONNENも、ゼイヴィア・ハーコネンに
しようかどうしようか悩まずに、
ザビエル・ハルコンネンと力強い響きを獲得できます。

>「伝説」が翻訳されるんだったら、ブでもバでもいいですよ
完全に同意します。
733名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/06 00:25:50
風来坊で男前の船長バトラー(ダンカンの祖先)は、
コリノ家の娘でわがままなスカーレットの気を引くため
圧力をかけてくる保護主義者に対し無謀な挑戦を行った。
駆け引きと支配により彼女と結婚し、子供ももうけたが、
そのときにはすでに二人の心は変わり、連合国も破壊された。
新たな秩序はタラから生まれるのか、それとも…
(バトラーの聖戦あらすじ)
馬鹿なアンチのおかげで矢野スレが荒れてて悲しいな。

『公家コリノ』2巻99ページ4行(第二段落)目に、誤訳(?)ハケーン!

「一段下にある椅子からレディ・アニラルは、管理囁き話法(ディレクテッド・ウィスパー)で
話した。それで彼女の言葉は、声を大きくしないまでも、シャッダムにはっきりと聞こえるのだ」

場面から考えて、
この「管理囁き話法(ディレクテッド・ウィスパー)」というのは明らかに
directed-energy weapon=指向性エネルギー兵器(=BEAM WEAPON)のビームの様に
“指向性をもった囁き声”の事。
だから「指向性囁き話法」とでも訳すべきだ。

矢野さんが御存命なら、もう得意になって手紙を書いて指摘/質問したいのだけれど
なんで俺はいつも遅れてしまうんだろう(泣
735名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/06 19:53:57
久しぶりに読み直して思ったこと。
作者が全体を通して書きたかったのは、時間の超越のための数々のグロい方法
それ自体なのではないだろうか。
ベネ・ゲセリットの祖先の記憶、クイサッツ・ハデラッハ、砂虫との合体、
繰り返されるダンカンの蘇生。
よく言われる、惑星の環境改変や、多勢力間の権謀術数、黄金の道、などは
それらを動かすための舞台として考え出されたのではないか。
736706:04/11/08 13:21:45
《序曲》《伝説》の原書キター!

>>724
> 知らない固有名詞や用語が山ほど出てきますが、
> 語りが丁寧なので、定冠詞をきちんと押さえておけば大丈夫。
> ブライアンとケヴィンはアメリカ人読者の知的水準に
> まったく期待していませんね。

なんか、ページの字面からの印象だけでも明らかに《年代記》と違いますねぇ(w
予想通り、英語のブラシアップにはこっちの方が適当なようです。
という訳で、今夜から『ブトレリアン(←どっちでもいい(w)ジハド』を
読み始めます。
>>735
水鏡子が同様の感想を色々なところで書いてるね。
『異端者』『大聖堂』あたりになると、アフォリズムの氾濫と相俟って
何というかマニエリスム的な印象を受けるくらいだ。


そういや、
>>254-255 永井豪『魔神サーガ』にはスティルスーツだけでなく
『公家コリノ』に先駆けてアクスロートルタンクまで出てきたっけ。 
・・・おれも原書買おうかな(ボソ
チャレンジャー、ガンガレ!
タンクのAA見たいなあ・・
中にモナーかギコ猫が入ってるの
AXNのDUNEのTVドラマは面白いの?
おもしろいよ
そっか。
一応ビデオに撮ってるから後で見よう。
Amazonの『砂の惑星』(1)の読者レヴューが酷いことになってる・・・
↑確かにひどい言われようだな
「砂丘の子供たち」まで読了しました。
デューンシリーズの本格的な評論を探しているのですが、
オススメはありませんか?

検索してもなかなか見つかんないんですよね。
デューン一本で刊行されてはいないようだし、
SFマガジンのバックナンバーもわかんないし・・・・
水鏡子なんかが色々な所で書いているが断片的なものばかりだよねえ。
早川の『SFハンドブック』の旧の方に載ってるものがいいんではないだろうか。

日本のファンによる解説本みたいのが欲しいなぁ。
因みに、漏れが「興味深い」と思ったのがコレ
ttp://www2.accsnet.ne.jp/~kiiwako/book/kurou1-2.html

普通の人が読むとこう感じるのかっ!!(w
749HH:04/11/18 00:08:44
「コリンの戦い」読了。
といっても、全620ページのうち、
456ページ以降の165ページ分だけですが。

フレーメンの由来。ハルコンネン家で代々濃縮されていく
アトレイデ家への恨みとその原因。ベネ・ゲセリットの
始まり。スク医学校の誕生の予感。コリノ家の王権確立と
ランドスラード(ランズラード?)の関係。ギルドの
誕生を予感させる最初のナヴィゲーターたる数学者。
トライラックス、メンタート、ギナツのソードマスターの
その後を暗示させる動き――などが、なるほど駆け足ですが、
いちおう言及されていました。

でも、ほとんどが萌芽の状態で、あとはムアドディブまで
1万年以上の、時の流れに丸投げしたような。
分からないことが多々あり、現在は伝説第1巻
「ブトレリアン・ジハド」を読みはじめていますが、
巻末の解答を読んだあとで、数学の問題集に取り組むみたいな
妙な気分です。つまらぬことをやらずに、
最初からきちんと読めばよかったかな。
>>748
面白い。なんかすごく正直で好感持てるw
自分で突っ込み入れてるのもグー
>>748 
>>750
しかし、漏れらにとってのツボがことごとくハードルになってしまっている
ってのが……更にわからんチンな『神皇帝』以降が再刷かかんない訳だよ(泣
『公家アトレイデ』から入った新しいファンもいるようだ。
ttp://www.fukkan.com/list/comment.php3?no=5266

再刷してくれよ>早川さン
>>744 矢野さんに粘着してるアンチの仕業らしい
確か原作が男女差別とか書いてたな。
女性は理想的な遺伝子をもった人間を作り出す道具みたいな
ところがイクナイってことなんだろうか。
小谷真理が「ベネ・ゲゼリット最高〜!(はあと)」とかって
どこかで書いてたような気ガス
ベネ・ゲセリットの奥さんもらったらスゲエ楽出来そう・・
>>754
ベネ・ゲセリットは大勢力ではあるけど、今の女性修道院みたいなもので、
一部の女性が選抜されて入ってるだけだから、市井には男女差別関係ない
普通の女性もいると思うがなぁ…
だいいち、デューンは貴種流浪譚で権力闘争の宮廷劇なんだから、
登場人物は庶民とレベルが違う連中ばっかりで、人間として感覚違うと思うよ。
ハーバートがそういう物の見方ばかり書いたドライな作家だというのは否定
しないけど。

わりきって楽しんで読むか、どんな作品にも自分が感情移入できる庶民的な
描写を要求するのか。後者は想像力もてない人だと思う。
ベネ・ゲセリットが優秀なのは社会的能力であって家事ができるわけではないと思うぞ。
恋愛も禁止されているし。ジェシカがレトを愛したのは例外的で、
結果ベネ・ゲセリットから脱会しているわけだし。のちに戻ったけど。
あ、>>758>>756へのレスです
>>758
家の執務や外交はできそうだけどね。
だから、それなりの社会的地位を持った男に嫁がせてるわけで。
ベネ・ゲセリットの奥さんもらう前に、ベネ・ゲセリットのお眼鏡に
かなう人物にならないといけない。
ベネ・ゲセリットって見栄っぱりだからなあ.
家事をやらないけど,できるようにはしてるような気がする.

もしベネ・ゲセリットは料理ができないとツッコまれたら

「すべてのシスターは1710の惑星の56788の民族料理を
身に付けていて,中には足だけでする料理や,プラーナ・
ビンドゥーを用いて臍でお茶を沸かす作法もあるのですよ」

とか何とか言いそうだ.
ハラヘッタ、メシ!
あんたが作りなさい!(ヴォイス入り)
すんません。
チャーハン、チャーハン!(AA略
∧,,∧
 (;`・ω・)  。・゚・⌒) プンディ米のチャーハン作るよ!!
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J



        ○
      (( (ヽヽ  アン アン
         >_| ̄|○
 ∧,,∧   。・。゚・。 ゚・。゚・ できたよ…
( ´・ω・)つ\・゚・ 。・゚・・/
スパイスは入れときますか?
白目が青くなっちまうからイラン
768HH:04/11/30 04:36:12
>746
「デューンシリーズの本格的な評論」というのが、
どの程度のレベルのものを求めているのか
いまいち分かりませんが、
"FRANK HERBERT" by William F. Touponceといのは、
1冊まるごと「デューン・シリーズ」の作品論で、
いい本です。私の「オススメ」です。

 著者は大学で児童文学、SF、文学論を教えている教授で、
ブラッドベリーの研究者として有名です。
全7章でちなみに見出しだけ記してみると、

第一章/生涯と知的背景
第二章/『砂の惑星』
第三章/『砂漠の救世主』
第四章/『砂丘の子供たち』
第五章/『砂漠の神皇帝』
第六章/『砂漠の異端者』と『砂丘の大聖堂』
第七章/総評

と、まんまの本です。たぶん教科書では。
時折、ちびちびつまみ食いみたいに読むのですが、
文学論の用語に疎いので、論が出てくると、
飛ばしてしまいます。
索引まで入れて、全136ページの薄い本です。
アマゾンでたまに古本が出品されているのを見ます。
769706:04/12/01 13:25:14
『ブトレリアン・ジハド』の流し読み終了! だいたい意味は読みとれてる
と思うんですが……なんか、『マシーンクルセイド』の表紙絵の印象もあってか
このままハリウッドで映画化してくれよ、って感じのスペオペの様な(←決して
全否定してる訳ではなく、ある意味、親父の正編より楽しめる)。

酒井昭伸の翻訳と加藤直之のイラストなんかで読めば、印象が違ってくる
んでしょうか?

これから、辞書と文法書と首っ引きで精読してみます。
上記の感想が、誤読によるものならいいんですが(w


>>768
アマゾンで、9K円ちかくで出品されてますね。
ボーナス出たら、買ってみようかしらん?
770名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/02 17:15:16
>>749 >>769
乙です。

> でも、ほとんどが萌芽の状態で、あとはムアドディブまで
> 1万年以上の、時の流れに丸投げしたような。

> なんか、『マシーンクルセイド』の表紙絵の印象もあってか
> このままハリウッドで映画化してくれよ、って感じのスペオペの様な

予想通りというか何というか(w
それでも、翻訳が出たら買いますから頼むよ、早川。
新品だといくらなんだろう・・
772HH:04/12/03 01:53:46
>769
レス、ありがとう。
読むの速いですね。それとも私が遅いのかな。

読んでいるのはアメリカのTOR版ですか?
私は最初に入手できた英国のHodder & Stoughton版で
読みはじめたのですが、ちょっと版によって記述に違いが
あるようなので。

たとえば、冒頭のイルーラン姫の語りが一段落したあと、
英国版では"Eleven thousand years before Muad'Dib"と
続くのですが、同じ部分がアメリカ版のペーパーバックでは
"Long before Muad'Dib"となっていることに
先日気づきました。ずいぶんとアバウトな。
何か構成上のミスでもあって、修正したのかしらん。
773HH:04/12/03 01:55:15
(承前)
気になるといえば、「コリンの戦い」。
手元にあるのはTOR版のハードカバーですが、
同書は二部構成で、第二部の扉に
"88 B.G","nineteen years later"とあります。
「帝国における用語集」の「コリンの戦い」を見ると、
「この戦闘はB・G八八年。シグマ・ドラコニス近くで戦われ」
とあります。年については問題ありません。

問題は、第一部の扉が"69 B.G."なことです。
「B・G/年代数字とともに使われる場合は
協会以前[ビフォア・ギルド]を意味」するはずです。
協会以前六九年の一九年後は協会以前八八年なのか!?
第二巻「マシーン・クルセード」の扉で「B・G」と
「ジハド年」を併記していた流れで勘違いしたのかも。
ペーパーバック版の当該箇所を見守りたいと思います。
774HH:04/12/03 01:56:11
(承前)
また、ブライアン&ケヴィンは伝説シリーズで
「コリン」を惑星名としているけれど、では
「シグマ・ドラコニス近く」との関係はどうなのか。
恒星名か? 同書で実際に描写される戦いは
レンズマン・シリーズを彷彿とさせる惑星攻囲戦だけど。

「用語集」の原文は以下のとおり。
CORRIN, BATTLE OF: the space battle from which
the Imperial House Corrino took its name.
The battle fought near Sigma Draconis in the year
88 B.G. settled the ascendancy of the ruling House
from Salusa Secundus.

父ハーバートが考えていたのは、あるいは別の
戦闘形態だったのかも。
それとも「クロニクル」シリーズのどこかで
コリンを惑星とする言及があったのかな。
また読み直さないと。
775HH:04/12/03 01:57:04
>771
「新品」というのが"FRANK HERBERT"の意味なら、
17・95ドルです。ただし、発行年が
1988年ですから、たぶん古本でしか入手できないと
思います。アマゾンでは「¥2587(税込)」
とありますが、出品されているのは古本だけです。
オドレイドと19人の子
一人はチビであとノッポ
みんな別々に暮らしてる
さあ条件付け…
777名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/03 10:26:53
体育会系の不祥事・事件をニュースで見るたびに
「男だけの軍隊」に対する神皇帝の見解を思い出す。

アマゾンのインチキ評者は『神皇帝』を読んでも
女性差別とかいうのだろうか?
778706:04/12/03 13:00:15
>>772
あくまで「流し読み」ですから。精読はこれからです。
テクストはTORのペーパーバックで、『コリンの戦い』は
ペーパーバック落ち待ちです。

> レンズマン・シリーズを彷彿とさせる惑星攻囲戦だけど。
……やはりスペオペという俺の印象は正解なのかっ?(w


>>777
『砂漠の神皇帝』が本国で出版されたのが1981年、
“ホモソーシャル(←「男性社会」じゃなくて「同性社会」って訳すべきだと思う)”
という概念を広く世に知らしめた(という)イヴ・K・セジウィックの
『Between Men』(邦題『男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望』)の出版は、
その4年後の1985年とのこと。

大ハーバートはフェミニズム系の評論なども読んでいたのか、
それとも独自に男性のみからなる集団の病理を洞察したのか?

まあ、モネオの台詞じゃないけど、俺自身、自らの部活動経験などから
薄々感じていたことではあったんで、ハーバートが独自に洞察しえた
としても不思議はありませんな。
779HH:04/12/04 15:23:15
 久しぶりにデューンの公式ページを見た。
うっかり「このページを訳す BETA」
というのをクリックしたら、「伝説」シリーズの
意外な側面を知ってしまった。
グーグルってこんな機械翻訳サービスも
やっているんですね。文意はおおむね伝わるから
大したものです。以下引用:

「ずっと物語砂丘ファンは待っている...
Brian herbert とKevin j. アンダーソンはButlerian Jihad の
精液のでき事で再 度協力しているか.
人間と考える機械間のepochal 対立は
砂丘小 説へのプレリュードのでき事の前に, 10,000 年を置いた。
砂丘の伝説についての多くを読みなさい 小説」

THE STORY DUNE FANS HAVE BEEN WAITING FOR...
Brian Herbert and Kevin J. Anderson are collaborating again
on the seminal events of the Butlerian Jihad ?
the epochal conflict between humans and thinking machines,
set ten thousand years before the events
in the Prelude to Dune Novels.
Read more about the LEGENDS OF DUNE novels

リーダーズ英和辞典によると、
"SEMINAL"には「独創性に富んだ」の意味もあるんですね。
知らなかった。
semenの形容詞形かw
このスレで「ホモソーシャル」という言葉を知ったよ。
「ホモソシアル」とも表記されてるね。
確かに神皇帝の解説に似てるようだ。
ありがd
>砂丘の伝説についての多くを読みなさい 小説」

はい! 読みます!
乙であります
英語よめないyo! 翻訳してyo!!
今度は亜大野球部だそうだ……
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/news/20041207k0000e040088000c.html
ホモソーシャルの弊害は深刻な問題なんだな。

フィッシュスピーカーズも女性ホモソーシャルなんで
それはそれで暗黒面があるんだろうが、
女性には原理的にレイプは出来んから
男だけの軍隊よりかはずっとマシか。
その分西太后みたいな形で現れたり・・
787HH:04/12/08 03:21:25
「コリンの戦い」の扉の年号問題。
英国のHodder & Stoughton版を見つけたので、
追加報告します(なんかマッチ・ポンプだな)。

第一部の扉は「108B・G」
第二部の扉は「88B・G/19年後」でした。
これなら筋が通ります。
>>786
西太后つうより『大奥』って感じだったりして。
あ、そこでガス抜きにダンカンか!?
神皇帝は、♂としての性欲を持ち続けたようだが、
どうやって発散させてたんだろうな?
全宇宙の美女をハーレムに集めることだってできるのに、
その美女たちとの肌の触れ合いはできない。
究極の「おあずけ」状態。
あ、顔の部分は生身の皮膚が露出してるから、
キスしたり舐めたりは可能なのか。
>789
無かったかも知れないよ。
神皇帝で「結婚」する辺りの件で、
人々がどうやって結婚生活を送るか
好奇心を持っているのへ、体のどこか
に突起物でも有れば納得するのかな
とか内心で苦笑していたシーンがある。
(有った・・様な気もします)
フゥイが…壊れちまう。
神皇帝の嫁が壊れてしまった場所に、夜な夜なあらわれる幻。

人呼んで・・・「フウィ の霊」
結局彼は何をしたんだろう?
「人類初の真の長期計画者」として。
あの専用キャリアーの設計者「何で台座のこんなとこに
穴開けるんだ?直径5cmくらいの・・腹が来るとこだよな」

依頼人「それあんまり追及するとあぼーんされるYO」

設計者「・・・ハイ開けます」
>>793
永の太平の世を生み出した。
じゃだめ?
そうそう。超保守派なんだよな。
マリー・アントワネットの首飾りという映画を見ました。フランス革命の引金
となった歴史的スキャンダル事件を描いたものですが、首謀者は父親が王権に
とって都合の悪い言動をしたことがもとで理不尽に領地を奪われ両親を殺され
た過去のある人物としてその領地、舘を取り戻すことを夢見て物語が始まりま
す。いまハウスアトレイデの3巻を読んでいるのですが、イックスが重なって
見えてきます。ヒロインに手を貸す男の名はレトー(Retaux)だし。

ハウスアトレイデに話を戻しますがとても懐かしいし楽しめるのですが、
液体金属の海で毛皮鯨の漁をしているとか
ギルドハイライナーから惑星に降りるシャトルが自動操縦だとか
┐(´ー`)┌ な気分になるところが少しだけありますね。
スターウォーズのスピンアウトノベルシリーズ書いてた人が共著になってますが、
安っぽい表現をチョロッとしちゃうとこのある人のように感じます。
>797
オーニソプターの神業的操縦技術が
アトレイデ家の証明でありセキュリティの
一環を担っている、という設定はこの時代には
存在していなかった、と?
>>452
言葉が足りなくて申し訳ない。

「シャトルが自動操縦」を┐(´ー`)┌としたところが気になられたのでしょうか。
これは少年レトがイックスへ降りる時の記述なのですが、

ブトレリアンジハドで思考機械が御法度の世の中なはずで宇宙航行で航路を発
見するためにも機械の使用が禁じられていますが、シャトルの自動操縦も禁じ
られてしかるべきかと思った訳です。

それから、アトレイデ家のソプター操縦技術についてはレトもその子ポウルも
ともにハワトのもとで教育を受けているはずですから変わりはないと思います
うわ452じゃなくて798ね。
801名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/16 23:39:25
今ごろですが
「砂漠の救世主」を読みました。
かなり名作でした。
この後も読み続けていこうと思います。
こんな私も仲間に入れていただけますか?
まあ、こっちに来て座れ





とかえらそうに言っちゃったりなんかして
>801
どのへんがイかったすか?
「救世主」って,「さよならドラえもん」みたいな話だよね.

べつに悪いとは思わない(むしろ好きだ)が,そこから先は別の話・・・・
805名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/24 10:58:14
年末サイファイTVとリンチ版、アランスミシー版見比べて見よっと。
806HH:04/12/28 14:35:26
 デューン公式サイトに、ロシアのSF雑誌に載った
ブライアン&ケヴィンのインタビュー記事(英語)
へのリンクが張られていますね。けっこう長文。
個人的に興味深いところを一部紹介します。

[今後の出版計画]
"THE ROAD TO DUNE"がほぼ完成。2005年発行?
父ハーバートが書いたのに、アナログ誌で短期集中連載
するさい何故かカットされたままお蔵入りの
「惑星」「救世主」「子供たち」の未発表原稿が
初の活字化。それにプラスして、
ブライアン&ケヴィンがこれまで書いた
デューン・スピンアウト小説(短編数編、中編)、
さらに「デューン7」の創作ノートというウナギの
臭いだけを、ほんのちょっと嗅がせてくれるそうだ。

 御大の短編集、"eye"に、"ROAD TO DUNE"という
聖地アラキス観光案内みたいな一文が収録されているが、
このつなぎの、箸置きみたいな本とは
どんな関係(無関係?)なのだろう。
807HH:04/12/28 14:36:59
(承前)
 いよいよ真打ち登場。
デューン7の2巻。2006年?
御大の創作ノートがあまりに濃密なので、
1巻本だと1500ページ、より読みやすい2巻本でも
1巻あたり750ページになるそうだ。
ひえええ。「ブトレリアン・ジハド」だって、
せいぜい600ページなのに。

 これが終わると、"PAUL OF DUNE"3部作に着手。
また3部作か。描写の重複を避けて、
きちんとエディットすれば、
1冊に収まると思うのだが・・・。
前半は「惑星」と「救世主」のあいだの
12年間のフレーメン・ジハド期。
この中で、イルーラン姫がムアドディブの
公式記録者になり、後半は彼女が回想する形で、
「公家コリノ」と「惑星」のあいだの時代を描くとのこと。
やれやれ。

 でも、イルーランがアトレイデの人間として
生きていこうと決意するのは、「救世主」のあとのような
気もしないではないが。
808HH:04/12/28 14:38:22
(承前)
[デューン世界再開の経緯]
 『公家アトレイデ』のあらすじと企画書を
出版社に送った「あとで」、父の創作ノートは発見されたと
ブライアンは答えている。それって、3巻末尾の
「著者あとがき」の説明と微妙に違っているような。
とてつもない大任なので、踏ん切りがつかず、
さまざまな誘いをすべて断っていたが、
父の創作ノートが発見されたため、ついに観念して、
デューン7にむけ困難な旅を始めたのだとばかり
思っていたのだが。こちらの記憶違いかな。

 デューン7があまりに高い山なので、
まず習作として「デューンへの道」に着手したのでは。
でも、「あとで」発見されたのなら、
元々、スピンアウト小説の企画があったことになり、
「あっぱれ孝行息子よ」とは言えんわな。ううむ。
809HH:04/12/28 14:39:00
(承前)
[デューン7をめぐって]
問い:ハーバート自身が書いたあらすじやノートを
   見せてもらえる可能性はあるのですか?
答え:すべての詳細は出版された小説で読んでください。
(出版後に公開する可能性をもふくむ質問だったが、
あえて無視しているような)

問い:ヒントだけでもいいから、デューン7について
   ちょっと教えていただけませんか?
答え;ぼくらの直近のデューン本4冊にあらゆる種類の
   ヒントが詰まっています。探してください。
(やあやあ、早川さん、やはりレジェンド・シリーズも
出してもらわんと。もう矢野さんの形見分けも終わって、
それぞれの翻訳者も決まったころでしょう。
来年のラインナップには、当然、入っていますよね。
期待しています)
誰が訳すんだろうなあ
皆さん、「神皇帝」はどのように読まれてますか?

「ゴッドエンペラー」と読むのが正しい、というのは承知しているんですが、
やっぱり漢字で書いてあると日本語式に読んでしまいますよね。

私は「しんこうてい」と読んでいたのですが、
「じんこうてい」とも読めるなあ、と。

皆さんはどう読まれているか、訊かせてくださいますか。
812HH:05/01/10 16:49:23
 声に出して読んでみました。
どうやら私は「しんのうてい」と発音しているようです。
素直に「しんこうてい」と読んでいた。
風呂に入れず3500年…楽しくなさそうだよねぇ。
俺もしんこうてい。

これだけ登場人物が幸せでないシリーズも珍しいね。
レト一世が最初の結婚をして、最初の子どもが生まれた頃が
チョット好きだ。
珍皇帝
じんこうていは負け組みですか?
かみすめらみこと
>813
きっと風呂のかわりに砂浴びするんだよ。
かみこうていと読んでいた・・・
安直なネームだなと思っていたが、俺が安直だったのか・・・
ありえなーい
しんこうてい(・∀・)ノ

旅行の供に、読み直していた「惑星」4と「救世主」と「子供たち」を持っていきました。
長い移動時間にのんびりと読んだ。
ポールにほろっと来ました。
もう自分は救世主の頃のポールと同年代だよ。
面白い、という言葉では表現できないものがこのシリーズにはたくさんあるね。
砂漠地方ではなかったのが残念。
822811:05/01/16 13:31:43
「神皇帝」の読み方に関するお答え、ありがとうございます。
少ないサンプルですが(^^;)、「しんこうてい」が多数派のようですね。

HHさんの「しんのうてい」も面白いですね。
「神」の部分を「Shing」と読むか「Shin」と読むかの違いでしょうか。
819さんのように「かみ」と読むのも、湯桶読みかもしれませんが、
耳で聞くには分かりやすいのではないかと思います。

「じんこうてい」は少数派でしたか。
でも別に負け組みということないと思います。
そもそも勝ち負けの問題ではありませんので。
「かみすめらみこと」は豪快ですね。
でも「皇帝」を「すめらみこと」と読むのは少し無理があるような。。。

いろいろお訊かせくださり、ありがとうございました。
またお邪魔するかもしれませんが、よろしくお願いします。
丁寧な人だ
「クル・ワハッド!」と叫んで
「デューンかよ」とツッコミがかえってきたらそいつはもう友達
スー・スー・スーク!と叫んで水を買ってくれたらry
じゃあ、道端でツバをペッとはいているあのオヤジもフレーメン
あなたたちの水を捧げてくれてありがとう!
water is life という曲を作った坂本龍一は砂丘ファン
829HH:05/01/30 13:28:17
 最近、進化論関係の本を集中的に読んでいます。
もちろん「デューン」シリーズをより楽しむためです。
フランク・ハーバートは独学の天才だそうですから。

 あのダーウィンの祖父のエラズマス・ダーウィンが、
動物の進化のもとだと考えた「生命フィラメント」。
これは精子から想像されたものだそうですが、
「彼は、胚(胎児)のもとになるのは精子で、
卵は精子に栄養をあたえるだけだという、
ふるくからの精子論の考えをうけついでいた。
生まれる子の性は、受胎のときの男(動物の雄)の
心の状態によってきまるのだとも、書いている」
『ダーウィンの生涯』矢杉龍一(岩波書店)なんて
いうのに当たると、ついニヤリです。

「ふるくからの精子論」か。なるほど。
男女の生み分けは女(動物の雌)の愛情によるのでは
ないのかもしれないな。
830HH:05/02/14 10:15:01
 最近、ネットで教えられたのですが、
「wikipedia」のデューン関係の記述は充実してますね。

  http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Dune

「黄金の道」やら日頃疑問に思っていた事柄も
筋のとおった説明がなされていて、目から鱗でした。
英語なのが多少難ですが。
オリジナル6巻もそれぞれ別に項目が立てられ
各巻についてかなり入念なあらすじがあります。
翻訳書が入手できず、
『神皇帝』以降のストーリーだけでも知りたい人は
辞書片手にがんばって損はないでしょう。
ハイパーテキスト構造なのでデューン関係用語が
芋蔓式に楽しめます。
831冥界フック:05/02/15 12:22:03
ナイラが神皇帝の襲撃に使う「熱戦銃」って、
ラス=ガンとは別物ですか?同じ言葉の訳を変えただけなのでしょうか?
原書持っている方、教えていただけませんか・・・?
832HH:05/02/15 16:14:45
>831
ご明察。
たとえば、「ナイラはホルスターから熱線銃を引き抜き、
それを岩の柱におしつけて支え、狙いをつけた。」
(『砂漠の神皇帝』(3)291ページ)の原文は、
"Nayla drew the lasgun from its holster
and rested it against the rock pillar
as she sighted along it."です。

 ラスガンの訳語は6巻のあいだでもブレがあります。
字面からすると、たぶん"laser gun"の短縮形なのでしょう。
矢野さんは当初はとりあえず「レーザー」と訳し、
その後、訳語を改めたのではと推測しています。
『砂の惑星』の初めのほうに、まるで直し残しみたいな
「レーザー」があったような曖昧な記憶があるからです。
改訂版ではどうだったかな。

 ガンという英語は、銃と砲の両方に使うので、
統一するなら「ラスガン」がいいのでは。
なお、「帝国における用語集」では「ラス・ガン」と
中ポツを入れていますが、原文は1語です。


昔のSFに出てくる熱線砲というのは熱で対象を破壊する兵器の総称かな。
熱を媒介するのはレーザー、ビーム、プラズマ全部ありか。
>833
「熱線」はマイクロウェーブから赤外までの総称。
だから熱線砲は、メーザーか赤外レーザーです。
遠赤外線レーザー砲
836冥界フック:05/02/16 13:04:36
>832
ありがとうございます。
10年来の疑問が解けました。が、あそこでラスガン使うのは
賢い行動ではない、と思っていたのでちと残念。
それにしても、(また書き込むつもりですが)
・ラスガン・シールドの接触により双方が大爆発する
・考える機械の禁止
というデューン世界の条件下で攻撃・防御の最適戦略を考えると
なかなか面白い。
こうしたら敵はこうしてくるからそれに対抗するには・・・と考えていくと
まさに偽装の中の偽装の中の偽装
になって膠着状態になっていきます。お試しあれ。
暫定での最強コマンドはリスクがないライフル(通常弾)射撃。
または「あたかも張ってないように見えるシールドを張っている」という情報。
>>836
・シールドは超スローな物体しか通さない

も忘れずに。
838HH:05/02/17 12:07:03
>836
>837
 参考箇所はポウルの初めての「殺人」ですかね。

 コリノ家が皇帝でいられたのは、
サルダウカーという精鋭の「歩兵」軍団を保有し、
それを戦場に送り込む投入力を提供することで
ギルドが側面支援していたからです。

 のちに派手さを求めた映像化によってイメージが
汚染されてしまいますが、
あの世界には元々、空爆はないし、
大砲という古代兵器を初めて見たフレーメンが
苦戦したりもしています。

 ダンカン・アイダホの肩書きは
「ソードマスター」ですし、
先代のレト公爵が砂漠の民に目をつけたのも
彼らの老若男女を問わぬ個人的戦闘(生存?)能力の
高さを期待したためだと思います。
銃器はあくまで添え物で、戦いの主眼は
白兵戦、肉弾戦にあります。
カラシニコフを握った少年兵みたいなものを
そもそも許さない設定なのでしょう。
道具は、それが筋肉と神経だろうと、自己鍛錬のすえ
初めて使いこなせるようになるのです。



839冥界フック:05/02/17 12:46:42
>837
その前提も忘れずに行きましょう。
【第一段階】
(防御側)
自分の陣地を守りたいとき、シールド張ります?
通常弾・不審者の侵入は避けられるが、
ラスガン攻撃されたら大爆発して被害が大きくなってしまう。
その際に「撃った相手も被害がある」というのは慰めにはなるが
リスクが減るわけではない。
現にジェシカも「時限装置つきラスガン」を心配している。
シールドを張るメリットとリスク、天秤に掛けると明らかに
リスクが大きすぎると思う。

(攻撃側)
捨て身の(または洗脳した)兵士にラスガンを持たせ、
一人で送り出して(味方に被害の及ばない場所から)攻撃すればよい。
ラスガンも爆発し、狙撃者・身元を表す証拠ともに消滅。これは効率が良い。
840冥界フック:05/02/21 12:33:55
第一段階で放置すみません。
ひとつ事実に気づいたユエに、いや気づいた故にまとめ直し中。
全部まとめてから書き込みましょう、って話ですね。反省します。
家に帰って原典(日本語のですが)を確認してからまた書き込みます。
841名無しは無慈悲な夜の女王:05/02/24 02:19:40
>>841
こんオーニソプターはいやだ・・・
843名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/06 22:50:35
もうすぐ春だ。シハヤ=砂漠の春、明らかに誤訳だよね。砂漠の泉だろ。矢野さん!もっと生きててくれたらスムーズにコリン野戦いも、マシンクルセードも日本語で読めたのにイ!
844名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/07 19:01:10
デューンTV版中巻の見所
チャニのおっぱい
845HH:05/03/07 21:14:16
>843
「帝国における用語集」によると、
シハヤ=フレーメン語。
実りの豊かなとき、来るべき楽園≠意味する
宗教的なふくみのある砂漠の春。

 なお、原文は次のとおり。

SIHAYA: Fremen:
the desert springtime with religious overtones
implying the time of fruitfulness and
'the paradise to come.’
ま、確かにあの砂漠には
泉なんてヤワなものは存在しない訳だから。
847HH:05/03/08 11:02:32
>846
 ところが「用水路」なんてヤワなものが存在するので、
むかしから悩んでいる。どうもいまいち
具体的イメージがつかめないのだが。

「帝国における用語集」によると、
クァナット=制御された状態で砂漠に灌漑用水を
送るための開いた運河[オープン・キャナル]。
ううむ、よく分からない。

 ちなみに原文は、まんま。
QANAT:
an open canal for carrying irrigation water
under controlled conditions through a desert.
"open"と"controlled"がミソなのかもしれないが。

 矢野さんは原文の「q」と「k」の違いを
厳密に訳文に反映しようとしているので、
この「クァナット」のような不思議なカタカナ表記が
出てくるのだが、日本でより一般的な表記は
「カナート」だろう。

 小学館の百科事典に「カナート:qanat
地下水路式灌漑施設で、アラビア語で
地下水路を意味する」とあるように、イランや
中央アジア、その周辺にある傑作な人類遺産のことだ。
でも、そんなものがアラキスに存在しうるのか?
>>847
地球の qanat は崖や山腹に掘ったトンネルなので、
デューンのは open canal というところで別物でしょう。

もう一つ、「through a desert」が「砂漠に」になっているのは
「砂漠の中へ」という文意にもとれるが、より正確には「砂漠を
つっきって」のイメージでは?
つまり、砂漠の端から反対側まで水を流す手段。
849名無しは無慈悲な夜の女王:05/03/10 07:19:41
そっか。水不足=春じゃなくて泉と思い込んでた。矢野さんごめん。翻訳は奥が深い。理系人間が知ったかして書き込みしてごめんなさい。
>>848
地球上のカナートは山麓から集落まで水を流す人工地下河川だもんね。
炎天下、スゴイ技術で蒸発させずに水を送りこんでいるスゴイ運河なんだろう。
851HH:05/03/10 21:56:41
>>849
「知ったかして書き込み」。私も毎回やってます。
たぶんこれからもやるぞ!!

>>848,850
レス、ありがとう。
「デューン」は元々、火星を舞台に構想されたという
のをどこかで読んだ記憶があります。たぶん、この
"open canal"とか「コリオリ(ス)の嵐」とか
火星を連想させる道具立ては
そうした初期設定のなごりなのかもしれません。

 で、水はどこから引いてくるのだろうと、
改めてアラキスの地図を見ると、当然
北極ですね。そこからクァナットで都市部や農地へ
水を運び、統治機構や「パイオンズ」が利用するのかな。

 あれ、早川版の地図は未完成だな。手元の
英語版を見ると、右上の「シハヤの尾根」だけでなく、
その奥の2つも、それどころか大半の岩場に
「シーチ居住地」を示す「*」がついてますね。
あとで付けようと思って、付け忘れたのか?
あるいは何か別の理由があったのか?
それとも、最近の版では改まっているのかな?
ううむ、謎だ。


いよいよ本命たる第七部にお目にかかれるんだろうか。
しかし第七部でもまだ終わりじゃないんだよな。
ハーバートのメモとはいっても終わりまであるわけじゃあるまい……
しかし七部が出る前に
早川書房は四部以降を再版する義務があると思う
>>853
御意。

そうだそうだー頼むから再版してくれ
異端者残り13票
大聖堂は…130越えてるか。
855HH:05/03/17 23:36:30
>>853,854
 復刊には大賛成。ただ、
出版不況のさなか、早川書房にそれを「覚悟」させるのは
経験則からいって、AV作品の動向しかないように思う。
でも、サイファイ・チャンネルは「神皇帝」を制作できるのか
(契約上の権利は一括販売だったので、クロニクル全6巻を
映像化してもその点では問題はない)。

 性描写としてどこまで許容するかの範囲は
日本とアメリカでかなり違うが、「神皇帝」はよほど
うまく脚色しないと、獣姦的イメージ
――はだか馬に跨ったジーンズしか身につけていない女性の後ろ
姿みたいな――をかき立ててしまうし、
宗教的ニュアンスは文字どおり異端視されかねない。
ストーリーもあるような無いような話だし。

 脚本にものすごくお金をかけて、禁じ手だが、
"Axolotl tank"を思い切って絵で見せてしまい
(説明は一切しない。分かるものには分かる)、
歴代ダンカンたちからの視点――「神性の不可解」、
報われない愛――を描く詩的な佳品に仕上げるというの
どうだろう。勇気をもって原作から逸脱する必要があるが。
それでやっと、『デューン 砂漠の神皇帝』の復刊である。

 で、そのあとが、ベネ・ゲセリットになった
アトレイデたちの「いろは四十八手肉弾合戦」である。
旧帝国の覇権をかけた魔女と娼婦の戦いの映像化は
別の意味でたいへんと思われ……。
道はとおい。
リンチ版デューンでエイリアやった娘はいい感じに成長してるね。


ttp://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/2095/alicia/alicia01.jpg
>856
この娘が部下のデブとエロエロやっているところ想像すると鼻血モンですな。
858名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/21(月) 22:13:14
でもTV版の営利あの愛人かっこよくないか?ダンカンよりも。ポールよりも。
859名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/21(月) 23:13:19
tv版はコデトヴァタンに(´д`)ハァハァでそこまで見とらん。
860名無しは無慈悲な夜の女王:2005/03/22(火) 20:27:08
部下のデブハァハァ
861HH:2005/03/23(水) 12:16:20
 サイファイ版デューン(特に「救世主」+「子供たち」
による第二部、"CHILDREN OF DUNE")の
成功を受けて、英国の出版社、GOLLANCZ が
"THE GREAT DUNE TRILOGY"の復刻を決めた。
これは「惑星」+「救世主」+「子供たち」を1巻に
収めたもので、この企画を日本でも早川が
やってくれないかと、私が密かに妄想している本である。

 当然、"THE SECOND GREAT DUNE TRILOGY"という本
――「神皇帝」+「異端者」+「大聖堂」の1巻本――も
かつてあったが、そちらも併せて復刻されるかどうかは不明。

 英語読者という大きな市場を相手でも、状況の改善は
漸進的なようだ。早川のSFだましい(!?)を信じて、
諦めずに待つとしよう。
862名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/14(木) 19:22:39
三国志演義ならぬ、デューン演義みたいなのができないかなあ。
ハーバートの小説を正史扱いとしてさ、エンターテイメントに徹したやつ。
映画やテレビでつくられたデューンは、正史の重さに引きずられてしまった感が否めない。
だからこの際、デューン演義として面白おかしくつくる、と。
なんなら、NHK人形劇三国志みたいに、川本喜八郎氏の人形で再現するとかね。
人形劇っていうのも趣向があって面白いのではないかと思うのだが。

なんつーことを三国志のフィギュア見ながら妄想しますた。
863名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/15(金) 22:27:27
映像的にはリンチのと宮崎駿の絵と永野護の絵の印象が
漏れの中で混沌としている。
石森の絵と加藤の絵は残念ながら除外されている。
864名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/22(金) 08:26:01
どうでもいいからスレ落ちだけはやめてくれ。
865HH:2005/04/22(金) 09:53:11
>189 (名無しへの自己スレ)
 御大の『デサディ実験星』をようやく読了。
ジャンプドア・シリーズ4作品のうち、これで
ようやく長編2作品を片づけたことになる。
デューン・シリーズとの相互乗り入れは
宇宙共通語[ガラッハ](ガラチ)や標準年、
プラスチール、椅子犬[チェアドッグ]など
数件。「プライヴァシー漏斗[コーン]」という
のは発想は同じだが、用語は違う。

 なので、「ジャンプドアとデューンは
同じ時間軸にあるんかな」というより
御大のかるいお遊びの要素が強いと思います(>190)

 椅子犬は、デューンでは「異端者」と「大聖堂」
に出てくる(だよね)けれど、いまいち曖昧な存在だ。
ジャンプドアではそれが具体的に述べられている。
リクライニング椅子犬、寝台犬なんて仲間もいる。
一度改訂版が出たけれど、こちらのシリーズも
ほぼ絶版状態なので、以下興味深いところを引用する。
出典は『鞭打たれる星』岡部宏之訳(創元推理文庫)。
866HH:2005/04/22(金) 09:54:14
(承前)
[彼女は柔らかい毛皮の椅子犬にもたれかかった。
これは、喉を鳴らすことによって主人の心を和らげる
ように教えこまれている、めずらしい猫科の動物の
一変種だった](124ページ)

「それは遺伝形成、遺伝子手術、および淘汰の産物
だった。いかに先祖が遠く隔たっているといはいえ
――椅子犬が動物であるということで、どんな相違が
ありうるというのか」「椅子犬もその餌も、彼らの
先祖の肉体と同じではない。培養の餌は蛋白質の
果てしない連鎖だ。椅子犬はうっとりするほど
見事な働きをする肉体だ」(157ページ)

「その綱の端が、ちょうど鞭のように椅子犬を打った。
その犬は退化した発声器官で、軋るような喘ぎ声を
出した」(208ページ)
867名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/23(土) 08:09:19
ジャンプドアでも、潜水艦でも、箱舟でもいいからこのスレを落とさないでくれ。落とさないことが黄金の道を歩むことであるからだ。
868HH:2005/04/23(土) 23:13:33
 時事通信の出している世界週報の人気コラム
「今週の軍事情報」(江畑謙介)が、歩兵用に
開発された新型吸水システムについて
紹介している(5月3日号)。

 つねに両手を空けておけるよう、背中に
取り付けた容器からチューブで水を吸う方式。
開発元はキャメルバック(らくだの背?)・
ブロダクツ社という米国企業。アフガン作戦、
イラク戦争で一気に普及がすすむ。機甲部隊用の
ベスト組み込み式の吸水装置もある。

 きれいな真水を得るための「ハイドロリンク・
インライン・マイクロ・フィルター装置」を
バックパックの水タンクと飲料用チューブの
間にかますと、水から99・99%の細菌を
除去できる。化学/生物戦用の標準型
防護マスクを装着した状態でも使用可能。

 このほか「自動車の排気中に含まれる水分を
回収する装置で作った水を加え」て蒸気鍋で
蒸したような状態にして食べる新型携行糧食の
話なども出てきます。興味津々。
869名無しは無慈悲な夜の女王:2005/04/26(火) 16:20:13
アメリカに帰国する頃には別の民族になってたりしてね
870HH:2005/04/29(金) 15:14:39
>865
『デサディ実験星』は当然、
『ドサディ実験星』の打ち間違い。
はずかしいな。
871名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/03(火) 21:36:18
  連休中に「異端者」読んでます。
  BGMにクラシック(特に声楽曲)聴いてる
  俺って変?
  「神皇帝」の方があってるかも?

  
872名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/10(火) 01:48:42
黄金終了保守
873HH:2005/05/11(水) 05:24:39
 黄金週間に頑張って「レジェンド」シリーズを読破!
と思ったが、1巻目を6分の1ほど読んだところで、
休みは終わり、先は長いな。各巻600ページ強だもの。

 ちなみに同シリーズのタイトルは以下のとおり。
(カッコ内は仮題)。

THE BUTLERIAN JIHAD(バトラー聖戦)
THE MACHINE CRUSADE(対マシーン十字軍)
THE BATTLE OF CORRIN(コリンの戦い)

 でも、いい「予習」にはなった。邦訳が出るとしてだが。
ストーリーには直接触れないが、これまで読んだ部分と
付録――第1巻の末尾に用語集、第2巻の末尾に1、2巻の
時期の年表、第3巻末尾に主要人物の家系図あり――などを
参考に、レジェンド世界の設定について一愚考を
(最近、活字に残しておかないとすぐに忘れてしまうのだ)。
(間違いがあったら、指摘してね)。
874HH:2005/05/11(水) 05:25:59
(承前)
 恒星間航行システム:
具体的記述はない。ただし、公式サイトの
Q&Aページによると、通常空間を超光速で移動する
なんらかの推進機関(おいおい、SFだろう)のようだ。
作者にとっては、帆船物のように、
惑星間を数週間から数カ月で移動する
広がりのある世界を実現してくれるなら
なんでもいいようだ。速い船やうまい船乗りなら、
同じ距離でも短時間で移動できるそうだし。

 背景は天下三分の世界。思考する機械が支配する
「同期化世界」SYNCHRONIZED WORLDS、
人間の列強が同盟を結び共同防衛に当たる
「貴族連盟」LEAGUE (OF NOBLES) WORLDS、
そして双方の草刈り場と化した弱小国家たち
(「非連盟惑星」UNALLIED PLANETS と総称される)から
なっている。通常空間を移動するのだから
当然、物理的周辺部がいちばん僻地で、
地球やコリンといった同期化世界が中心部に位置し、
アラキスや「トルラックス」(綴りが若干違う)は
非連盟惑星に分類されている。
875HH:2005/05/11(水) 05:26:50
(承前)
 前史の前史:
さらに前史があって、「旧帝国」と呼ばれている。
「21エモン」のボタンチラリ星みたいに科学的発達が
極限まですすんだ時代で、当時はみんなナニ不自由なく怠惰に
暮らしていた。うらやましいね。
そこへ田舎から出てきた天才思想家が警世運動。
人々は「本当の人生」を生きるべきだと
説いてまわった。あちゃ。
もちろん幸せに暮らしているまっとうな人々は
歯牙にもかけない。

 でも電波に感応する体質の人間はどこにもいて、
彼を含めた二〇人のカルト(?)が、
生活の便益を保証してくれる汎用システムを乗っ取り、
さらにその統合システムに野心や征服欲などの
性格特性を与えた。ありがちな話ね。
かくして一世紀にわたる「二〇人の巨人たち」
TWENTY TITANS の時代がつづく。
876HH:2005/05/11(水) 05:27:37
(承前)
 巨人たち:
彼らは互いをハンドル・ネームで呼び合っている。
みな、古典的名前だ。教祖さまは「トラローク」。
アステカ族の雨の神さまだそうだ。
でも、彼は不慮の死を遂げ、将軍こと
「アガメムノン」(出た!)が指導者になる。
二度と無意味な死を遂げないよう、巨人たちは
脳だけを切り離し、機械の身体で生きるようになる。
これをサイボーグならぬ、サイメックCYMEK という。

 でもその後、巨人たちは一人のミスで人類世界に偏在する
コンピュータ・システムに逆征服されてしまう。
この「常在意識」はみずからをオムニウスと称し、
現在に至っている。

 用語集に名前の出てくる巨人は次のとおり:
(なおカタカナ表記は辞書に準拠。英語発音ではない)。

AGAMEMNON:アガメムノン。
ALEXANDER:アレクサンドロス。
AJAX:アイアス。
BARBAROSSA:バルバロッサ。
DANTE:ダンテ。
HECATE:ヘカテ。
JUNO:ユノ。
TAMERLANE:タメルラン(ティムール)。
TLALOC:トラローク。
XERXES:クセルクセス。
877HH:2005/05/11(水) 05:28:18
(承前)
 物語の時代、オムニウスの下で面従腹背している
生き残りの巨人たちは全部で6人:
アガメムノン、ユノ、バルバロッサ、
アイアス、ダンテ、クセルクセス。このほか、
オムニウスの簒奪前に隠遁してしまって現在は
行方不明のものが一人(ヘカテ)。

 なお、アガメムノン将軍の息子がわれらが
ヴォリアン・アトレイデス(通称「ヴォー」)である。
同期化世界でひいきされて、疑問を持たずに育ち、
いつの日か機械の身体を手に入れることを夢見る
とっても星野鉄郎な二〇歳の青年だ。
機械の義体(?)に移る前、将軍は自分用の
精子バンクを用意し、奴隷女に次々せがれを
生ませるが、めがねに叶わないと、処分してしまう。
そんななかで、「ヴォー」だけは当面、合格点を
維持している。
878HH:2005/05/11(水) 05:28:54
(承前)
 オムニウスの限界:
オムニウスの支配は惑星規模にとどまっている。
超光速の通信手段がないからだろう。
だから地球=オムニウスとか、コリノ=オムニウス
とか複数いる。このため常に、
最新ヴァージョンを15隻の高速船に
載せて、同期化世界の相互間で絶えず更新しあっている。
ヴォー・アトレイデスはそのうちの1隻を自家用船の
ように使っている。船長の自律ロボットとヴォーの
掛け合いはまさにアメリカン・ジョークで、
新スター・トレックのピカード艦長とデータの
やりとりを彷彿とさせる。つまりあまり面白くない。
こんな点がコアなデューン・ファンに
不人気な理由の一つだろう。

 オムニウスにとって、巨人たちは自分をつくった
造物主である。それゆえ、最初のプログラミング以来、
アシモフの法則のように、オリジナルの巨人だけは
殺せないことになっている。また、この世界の
AIは偏っていて、「知性」といいながら、オムニウスは
数世紀も人間を研究しながら、いまだ人間の
ウソが見抜けないという。また、リスクが嫌いで、
時間をかければ安全な方法があれば、
数百年でも待つほうを選ぶ。
879HH:2005/05/11(水) 05:29:35
(承前)
 貴族連盟:
盟約は、巨人たち、その後のオムニウスという
共通の敵にたいする防衛によって結びついており、
互いのライフ・スタイルには干渉しないことに
なっている。現在の盟主は、
サルサ・セカンダスのマニオン・バトラー。
のちに聖戦の名前の由来になるセリーナ・バトラーの
父親である。

 連盟参加の各惑星には独自の軍隊組織があり、
それぞれサルサン・ミリシアとか
ギエディ(・プライム)・ホーム・ガードとか呼ばれている。
連合軍の名称はシリーズ当初では連盟無敵艦隊 LEAGUE ARMADA。
われらがザビエル(ゼイヴィア)・ハルコンネンは
その三番目の階級であるテルセロとして初登場する。

 連盟無敵艦隊の階級名称は次のとおり:

PRIMERO:最高階級。
SEGUNDO:第2階級。
TERCERO:第3階級。
CUARTO:第4階級。
QUINTO:第5階級(たぶん/用語集にはなし)。
SEXTO:第6階級(最下位)。
880HH:2005/05/11(水) 05:30:17
(承前)
 わずか6段階とおおざっぱな分類だが、
背景に貴族社会があるので、家柄との関係で
階級の重みが決まり、実質的に問題はないのだろう。
ザビエルはその後昇進して TERCERO, FIRST GRADE になるので、
ひょっとすると、12段階あるのかもしれない。
どういう訳語が適当か?
意味が伝わればよければ、
「ハルコンネン従三位が正三位に昇進」でもいいのだが、
いかにも大時代だし、読者は許容しないだろうな。

「バトラー聖戦」はイルーラン姫の温故知新発言から
始まる。現在を知るには、歴史を知らないと、と。
さらにこれまでの経緯をざっと説明したあと、
物語は百年の眠りを妨げるマシーンたちの
対サルサ・セカンダス一斉攻撃で幕を開ける。
さて、結果やいかん。読むったって、ああた、
まだ、残り1700ページもあるんだよ。
その先にはデューン7の2冊も控えている。
頼むよ、ハヤカワさん。早く出してよ。

881HH:2005/05/12(木) 05:39:35
>878
コリノ=オムニウスは、
コリン=オムニウスの間違い。
やれやれ。
882名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/12(木) 06:23:28
>>873
>>880
デューン本編を読んでれば、 「バトラー聖戦」も「ブトレリアン・ジハド」の間違いだけどね。
883HH:2005/05/12(木) 15:25:34
>882
 むふふ、レスありがとう。HHです。
でも、それならアトレイデ「ス」も指摘してね。

 あえて「バトラー聖戦」としているのは、
矢野さん訳の「ブトレリアン・ジハド」だと、
バトラーの意味が消えてしまうので
「バトレリアン・ジハド」が「正しい」
という古くからある議論への
新たな角度からの提案のつもりなのですが。

 私がかつて「バトレリアン」表記への
未練を書いたところ、731氏に
「脳内設定で俺は補完可能です」と言われ、
一時は目からうろこの思いがしたものですが、
今回レジェンド・シリーズを読み出して、
バトラー家そのものがあまりに中心にあるため、
ふたたび考えなおしつつあるわけです。
(俺はブライアン&ケヴィンは一切認めない
という立場も当然ありますが)。

 新シリーズ開始でせっかく局面が変わるわけだし、
邦訳が出るか出ないか分からないけれど、
本編の1万年前の話なのだから、
いまのうちにあれこれ思考実験をやっても
別にいいんではないでしょうか
などと思うわけです。ダメ?
884731(だったけ俺?):2005/05/13(金) 16:13:38
脳内で「バトラー聖戦」に(ブトレリアン・ジハド)の
ルビふります。

なんか歴史モノ小説っぽくて(・∀・)イイ!
885名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/14(土) 21:46:00
ソフォクレス最近読んだんだけど、
「砂漠の救世主」のプロットは「オイディプス王」から引っ張っているね。
886HH:2005/05/15(日) 02:27:09
>806で紹介した、真打ち登場までの箸休め企画、
"THE ROAD TO DUNE"の予約受付がアマゾンで始まっている。
今年の9月1日にまずハードカバーで出版されるようだ。
(なお、デューン7の前編、"HUNTERS OF DUNE"は
来年9月出版予定だ)。

 中身は「惑星」と「救世主」のこれまで活字になっていな
かった章や場面、御大とキャンベル・ジュニアとの往復書簡、
御大が不遇時代に書いた"They Stopped the Moving Sands"
という環境保護関連記事(?)、ブライアン&ケヴィンが
御大の残した詳細な創作メモをもとに書いた
ショート・ノヴェル、"Spice Planet"など。

 関連企画として、デューン公式サイトでは「大聖堂」の
最終版で削除されたシーンなるものが公開されている。
(ご丁寧に、この部分は"THE ROAD TO DUNE"には収録されない
とうたっている。小口・差別化して売ろうという魂胆か)。
887HH:2005/05/15(日) 02:27:52
(承前)
 問題の初公開シーンは、オドレイド教母長がダンカンに対し
「無の船」から出ていきたければ、出ていってもいいのよと
通告し、およそ2ページほど二人で心理戦を演じる場面である。
邦訳『砂丘の大聖堂』(3)65ページの
オドレイドの台詞「それはわかっています」の手前に
挿入されるようだ。

 でも、このシーンには見覚えがあるので、
私が最初に読んだ nel版の「大聖堂」を見ると、
そのまま出ているではないか。しかも、前後の表現も
邦訳とは若干違っていたりする。同じく英国の
GOLLANCZ版でも事情は同じだ。

 ブライアン&ケヴィンの言う"a new and never-before-
published scene written by Frank Herbert,
which was deleted from the final printed version
of CHAPTERHOUSE DUNE."という主張は、だから、
米国版でしか通用しないことになる。

 公式サイトによると、この未公開シーンは、
ACE版の310ページと311ページのあいだに
入るそうで、矢野訳のハヤカワ文庫版もこちらに
準拠している。
888HH:2005/05/15(日) 02:28:37
(承前)
 校訂については門外漢だが、「大聖堂」の英米版間の
異同はかなり大きい。(矢野訳は基本的にどれも
米国版をもとにしているので、その点では揺らぎがない。
ただ、なぜか「救世主」の冒頭だけは、
米国版の異端審問ではなく、
英国版のプロローグが採用されている)

 英国版では『大聖堂』(1)87ページから
96ページまでの1章がまるまる抜けているし、
『大聖堂』(3)263ページからの章と、
279ページからの章が1つに合体され、途中の
「トライラックス憲章」の引用が削除されている。

 章立て構造以外のもっと細かな異同はいちいち
チェックできないほどだ。ブライアン&ケヴィンが
ACE版を最終稿というなら、英国版は直前稿のまま
出版され、あまり読み手もないものだから、
そのまま放置されているのかもしれない。
ただ、"never-before-published"でないことは確かだ。


889名無しの救世主:2005/05/16(月) 22:39:11
近所の本屋で洋書フェアをやっている。
THE MACHINE CRUSADE のペーパーバックが出ている。
さて、買うべきか。
890HH:2005/05/17(火) 05:58:49
>889
 食費と本代(映画代)をてんびんに掛けていた学生時代と
違って、私は最近「迷ったら買う」を励行しています。
決め手はカバー絵(どうせ読まないほうが圧倒的に多いから)。

 まだ「対マシーン十字軍」まで行っていないので、
ネット情報の受け売り(正しいか分からない)ですが、
レジェンド三部作は1巻と2巻が時間的につながっていて、
3巻はぽんと時代が飛び、子孫たちの話になるようです。
3巻まで残る主要な人間キャラクターはヴォー・アトレイデス
だけとか。(読んだ人、違っていたら、訂正してください)。

 「十字軍」の売りは、巻末の年表で、私はこれでほぼ
読んだ気になってしまいました。
ブライアン&ケヴィンの著作に関してはむしろ
リヴァース・エンジニアリングというか、
著者たちの設定ノートを、妄想を含めて、手元に再現する
一種のゲームの素材として接しています。
辞書とペンとノートさえあれば、費用はかからないので、
時間つぶしの方法としては、けっこうオススメです。

 なお、本編については御大の学習・思索過程を
古典のなかに見て、「おお!」と感動する方向へ行っています。
自分はサブ・カルチャー以外、何も知らなかったのですが、
世界は「デューン的」な事物にあふれていますね。
(本当は影響関係が逆だけど)。
891HH:2005/05/18(水) 22:42:52
 リドリー・スコットの映画
「キングダム・オブ・ヘブン」を見てきた。
とってもデューンな作品。この監督、予算、美術で
デューン世界を見てみたい。

 狂信の時代にリベラルな主人公の活躍する
まことに「政治的に正しい」映画だが、
「岩石焼却弾」(ストーン・バーナー)も
拝めたし、よしとしよう。
一度に3万6000リットル、
全部で12万リットルのプロパンガス使用は
伊達じゃないね。
892名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 22:47:14
>>891
で、単純に映画としてスカッとする映画ですか?
面白かったですか?
893HH:2005/05/19(木) 06:06:50
>>892
 レスありがとう。面白かったです。
でも「スカッ」とはしません。
どちらにも言い分があり、
いまどき描き方しだいで地雷を踏みそうな
「十字軍」を題材にした作品ですから。
(ニューズウィーク誌はいまごろ臍をかんでいる
だろうな)。

 イスラム教徒の主要人物は、サラディンをはじめ
すべてイスラム教徒の役者が演じています。
パンフレットによると、納得のいかない点があると
彼らは監督ともディスカッションして
微調整を促したそうです。
映画「ラスト・サムライ」の真田さん
(古くは映画「レッド・サン」の三船さん)の役割を
連想させます。ニュージーランドの背景に
巨大な富士山がどーーんとCG合成されると、
もっとロングに、もっとさりげなく存在してくれと
求めたといった記事をどこかで読んだような。

 「単純に……スカッ」とさせるには
観客の持っている無意識の偏見・先入観に乗って、
むしろそれを助長される方向へウエイトをかけて
やったほうが、より簡単かつ効果的ですが、
本作ではそれはやっていません。
894HH:2005/05/19(木) 06:07:57
(承前)
 CMディレクターでもあったリドリー・スコットは
映像、美術、音響、音楽が一体となってそこに
美しいもの(スコット的に)を描きだすために
作品づくりをしている人ですから、見所もそこに
集中します。映像詩としてウェル・メイドなら
監督的にはOKで、それは間違いなく保証してくれます。

 でも、たとえば入場料に大枚1800円を払って、
時間を工面して劇場に足を運んで元が取れるのか
という質問でしたら、すでにこれだけ言葉を費やした分
「なんだかつまんなそうな映画だな」という印象を
与えてしまったかもしれません。俺は笑いたくって
梅田・花月へ来ているんだから、料金分はしっかり
笑わせろというような要望でしたら、
ウェル・メイドな分だけ弱いでしょうね。

 でも、あなたが映画「ブレード・ランナー」が
好きなら、たぶん損はしないと思います。

895名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/19(木) 07:29:34
なるほど、政治的に正しくリベラルな映画なのか。
ブレランは勿論好きだから見に行ってみようかな。

丁寧なレスありがとう。
896名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 07:26:46
ハーバートの息子ってホントに書いてるの?ただの名義貸し?
親父の重厚さがぜんぜん伝わらない。でも読み安過ぎ。親父のは何回読んでもわからないことだらけ。
俺が理解できてるのは多分神皇帝どまり。異端者や大聖堂は理解できてないと思う。面白いけど。
897名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/03(金) 22:16:20
>>896
> ハーバートの息子ってホントに書いてるの?ただの名義貸し?

唯一のオリジナル翻訳『消えたサンフランシスコ』読めば
ホントに書いてあの程度なのがわかる
898HH:2005/06/05(日) 05:49:55
>>873、890
 自己レスです。

 レジェンド・シリーズの第1作「バトラー聖戦」を
ようやく(半年かかって)読了し、
本日「対マシーン十字軍」に入ったところで、
ミスに気づいたので、訂正します。

 「十字軍」の巻末にある年表は
第1巻と第2巻のあいだの四半世紀ほどを対象に
したものでした。1巻と2巻の要約ではありません。
BG〔ギルド前)201年がジハド元年にあたり、
第1巻はBG200年で終わり、
第2巻はBG177年(ジハド年25)に始まりますが、
年表はBG201〜BG177年までを記述しています。
899HH:2005/06/05(日) 05:50:37
(承前)
 「バトラー聖戦」は冒頭のイルーラン姫の発言を
0章とし、引用文のあるところを章の切れ目とすると、
全125章で構成〔1章がひどく短い)されていますが、
私の見落としがなければ、この冒頭部分を除き、
「Butlerian Jihad」なる表現は直接は出てきません。
「従軍慰安婦」とか「鎖国」とか
後年一般化された説明概念という設定なのかも。

 第119章の議会演説シーンで、セリーナ・バトラーが
「……息子の名において、機械に対するクルセードを、
聖なる戦いを、ジハドを宣言しなければならない。
これはマニオン・バトラーの聖戦(原文は
Manion Butler's Jihad)であるべきだ」と発言するので、
あるいはこの表現の省略形か、もしくは第2巻以降で、
それなりの追加説明があるのかもしれません。

 しかし「crusade」はどう訳すのが適当なのだろう。
「古代宗教」が融合してO・C・バイブルが
編纂されてしまったデューン世界で「十字軍」というのは
妥当性がいまいちだし……。「帝国における用語集」の
「ジハド、ブトレリアン」の項目の翻訳において
矢野さんは「crusade」という原文に対して
「改革運動」なる訳語を当てているけれど、これって
苦肉の策だものな。やはりそのままカタカナで
「マシーン・クルセード」とやるのがベターかな。
すべてを「聖戦」と訳して、個々に「ジハド」とか
「クルセード」とルビをふるのも何だし。
900名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 08:56:21
辞書引くと、禁酒運動や女権拡張運動の原語にもcrusadeが使われてて、
必ずしも宗教的な文脈で使われる言葉ではありません。
「改革運動」が弱ければ、「粛清運動」や「撲滅運動」でもいいのでは。
901HH:2005/06/05(日) 12:45:35
>>900
 レスありがとう。
意味的には「撲滅運動」なんていいですね。

 舌足らずで誤解を招いてしまいましたが、
私が悩んでいる訳語問題というのは
自分の内部でレジェンド・シリーズの3作品を
日本語でどう表現するのがいちばん納得できるか、
というテーマだったのです。第1巻の「バトラー聖戦」と
いうのは、異論はありましょうが、個人的にはかなり
気に入っていて、第3巻の「コリンの戦い」もまったく
問題はないのですが、第2巻を「対マシーン十字軍」と
するのはいかにも見苦しいという思いがあるものですから。
ただ、目でみた印象でタイトルの一部に漢字が欲しいなとも
思っているので、「マシーン・クルセード」には
ためらいがあります。

 現代における「crusade」という単語の使われ方は
おっしゃるとおりで、よく分かりますし、
異論はありません。
902HH:2005/06/05(日) 12:46:13
(承前)
 最初に"The Machine Crusade"という書名を聞いたとき、
どちらがどちらに攻撃を仕掛けるのだろうと首をひねりました。
人類側がジハドをやるなら、マシーン側がクルセードを
やりかえす、つまり「帝国の逆襲」のようなものかと
しばらく誤解していました。

 実際には、"Jihad"、"the holy war"、"crusade"は
等価で、しばしば並列して使われ、すべて人類がマシーンに
対して仕掛けるものでした。ジハド軍がクルセードを、
しかも「宗教的な熱狂に駆られて」やるものですから、
「どう訳すのが適当なのだろう」という疑問が出てきた
わけです。いい案はないですかね。

 もっとも、第2巻を半年後に読了したら、
お互いが正義を主張しあって戦っていたことが分かり、
また自己レスで訂正するかもしれませんが。
道は遠いな。
903名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/05(日) 15:13:56
■8月放送予定■
●デューン/砂の惑星
ttp://www.wowow.co.jp/program/contents.shtml
904名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/10(金) 16:57:02
どうせ字幕だろう……
905HH:2005/06/13(月) 01:29:05
 6月2日にペルーの空中都市「マチュピチュ」をあつかった
NHKの「探検ロマン世界遺産」という番組を見ていたら、
何やら中東風の音楽が背景に使われていたが、あれって、
サイファイ版「砂丘の子供たち」が出所じゃないかと思って、
アマゾンを確認すると、輸入品のサントラ盤――
"FRANK HERBERT'S CHILDREN OF DUNE"(作曲BRIAN TYLER)
――が入手可能なことを知った。さっそく注文。
で、きょう届いたので聴いてみたが、36曲もあるうえに
似たような音楽が多くて、混乱と記憶の混濁で、
結局、確認できなかった。ううむ、残念。

 でも、収穫もあった。時おりテレビのワイドショーなんかで
効果音として使われるのを耳にする曲、DVD(上巻)冒頭の
シールド・ウォールを越えて、アラキーンが見えてきたところで
かかる曲が「3:メイン・タイトル(ハウス・アトレイデ)」と
いう題であることが判明。さらに、DVD全3巻のなかで
私がいちばん好きなシーン、(上巻)の終盤、スークに
不穏な空気が流れ、粛正されるエドリック、モヒアム、コルバと
粛正に向かうスティルガー、毅然と立つエイリア、陣痛のチャニ、
煩悶しつつアトレイデとして生きていく決心をするイルーランを
カットバックで描くシーンの背後に流れる曲が
「8:イナマ・ヌシフ INAMA NUSHIF」という題であることも
判明。女性の声で「イナーマヌシーフ」と始まるやつだ。

 次に好きな、砂嵐後、レト二世が砂のなかから出てくるシーンの
背後に聞こえるとぼけた味わいの曲はこのサントラ盤には
入っていないようだ(聞き落としたかもしれないが)。
かさねがさね残念である。
906HH:2005/06/14(火) 00:49:01
>>905
自己レスです。

 DVD「砂の惑星U」を先ほど流し視聴したところ
細かなミスに気づいたので、訂正(こればっかだな)します。
「3:メイン・タイトル」は上巻と中巻の冒頭にそれぞれ
出てきて、私の書いたシールド・ウォール越えのシーンは
中巻に収録されていました。

 砂から這いだしたレト二世が砂漠を疾走するシーンの
曲はやはり収録されていて「23:My Skin Is Not My Own」と
まんまの題名でした。もっと明るい曲調のように記憶して
いて、最初聴いたとき、哀愁を帯びたこの曲は
違うと思ったものですから(といいわけ)。

 ライナーノーツのよると、作曲のブライアン・タイラー氏は
男声ボーカル、パーカッション、非西洋楽器の演奏も担当して
いるそうで、一人「シルクロード・アンサンブル」といった
ところですかね。大した才能です。
907名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/24(金) 22:54:50
暑くなってきてから、
エコ、料理、ドケチ、生活関連、家電、他多数の板やスレに、
風呂水は再利用とか、流水より溜めすすぎとか、雨水の利用は…
などと事細かな説明を書きまくっていることに気づいた。
908名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/24(金) 23:00:46
ウザそうだね。
実践してるなら偉いけど。
909名無しは無慈悲な夜の女王:2005/06/25(土) 19:01:28
>>907
葬式のやりかたにもぜひ一言!
910HH:2005/07/06(水) 23:22:05
 「対マシーン十字軍」を読了。通俗SF時代劇といった
感じの古風なスペオペであった。
画期的な原理を発見した大学者ホルツマンとその
パトロン、ブラッド卿が陰謀をめぐらす場面は
「越後屋、そちも悪だの」
「お奉行さまこそ」
といったノリで、思わず笑ってしまった。

 映画「2001年宇宙の旅」は映画史に残る傑作
だけど、「2010」も嫌いじゃないという人
(私はそのタイプなのだが)なら、おもしろく
読めると思う。

「ブトレリアン・ジハド」という表現は、
数カ所出てくるイルーラン姫の引用以外には
出てこず、全編「セリーナ・バトラーの聖戦」と
いう言い方をしていた。やはり説明概念なのかな。
911HH:2005/07/10(日) 01:31:53
 ヒトES細胞の研究で世界の先端をいく
黄・ソウル大教授にかんする産経新聞「正論」コラム
(米本昌平/2005年7月9日)がふるっている。

「韓国では、生命倫理的議論は黄教授の偉業を
貶めるものとして非難の対象となる雰囲気すらある。
こんな愛国的な熱狂の中では、インフォームド・
コンセント(十分な説明と同意)の手続きも
あまり意味をもたなくなる」

「今回は、18人の女性から185個の
未受精卵の提供を受けたが、皆、協力できる
だけで名誉と主張し、交通費すら受け取らなかった」

 あと一歩でトライラックスといった感じがいいな。
「デューン的」と題したノートに貼っておくことに
しよう。
912名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/10(日) 20:32:51
すいませ〜ん
GyaoでTV版デューン砂の惑星(上)をやってるんですが
ここで語ってもいいでしょうか?
全然話題になってないですね・・・しょんぼり
913HH:2005/07/11(月) 00:33:58
>>912
 語ってください。応じます。

 最近はいろいろなルートで映像作品が流れているので、
異同のチェックが大変ですが、この板で
サイファイ版とかテレビ版とか言及されているのが、
この一連の作品群です。

 なお、角川ヴィデオからDVDボックスで
市販もされています。大きなレンタルビデオ屋なら在庫が
あるかもしれません。タイトルは「デューン/砂の惑星」、
続編が「デューン/砂の惑星U」。それぞれ上中下3巻。
対象は原作の『砂の惑星』がTで、Uのほうは
『救世主』と『子供たち』のふたつを原作にしています。

 役者にあまりビッグ・ネームがいないので、
ウィリアム・ハートがレト・アトレイデ公爵をやっているのがT、
スーザン・サランドンがウェンシシア・コリノをやっているのがU
と覚えておくといいでしょう。

 個人的にはヴォーグ・クイーン(スター・トレック)
のアリス・クリーグがレディ・ジェシカをやっているのがUだと
思っているのですが、ちょっと偏っているので。
914名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/12(火) 17:31:19
912です
ちょっと頭冷やしました
SF物はここ10年くらい見ていないから久しぶりでした
小説読んだのも随分昔だし、映画も公開時に見たっきりなので
記憶のなかで美化されて公平に比較できませんから
リンチ版とは違うけどTV版はこれでいいと自分を納得させました

少年の成長譚として考えるとポールの配役はちょっと納得できませんが・・・
ウィリアム・ハートもゴーリキパークみたいなねちっこい演技が良いのに残念です
セットはすごい、20年の技術の進歩ですね

無料で7/20までPCから見れますので、未見の方はごらんになるとよろしいと思います
突然乱入しスレ汚しで申しわけございませんでした
915HH:2005/07/13(水) 11:03:50
>914
レス、ありがとう。
私はリンチ版もサイファイ版も好きです。
というか、あんな面倒くさいものを映像化しようという
「壮挙」には尊敬するだけです。

 サイファイ版への一般的感想は「悪くはないんじゃない」
「私は楽しんだ」という前向きなものの方が多かった感じで、
その後、予算をかなりアップした続編制作につながりました。
7月20日までやっているのは「T」だけなのですか?
機会があったら、改善著しい「U」もチェックしてみてください。

 私はダンカン・アイダホのゴーラ(Tとは役者が違う)
を見た瞬間、この製作陣は大丈夫だと確信しました。
916HH:2005/07/13(水) 12:57:25
 「スター・ウォーズ エピソードV シスの復讐」を
見てきた。満足。やはり作品に力があるというのは
いいですね。前作「クローンの攻撃」では
バイオ技術に長けた謎の辺境惑星とか、
コマース・ギルドなんてのにいちいち引っかかって
いたのに。今回はふたご誕生シーンでも問題なく、
その後の感動にすなおに連れていかれましたから。

 でも、以下のような露悪的訴訟封じはいただけないな、
と「スター・ウォーズ」も好きな私は思うわけです。

 鈴木〈ジブリ〉敏夫:SWは、この『ゲド戦記』に
影響を受けているのではと、ボクは思ってるんですが。
 リック〈SW〉マッカラム:それはルーカスから
聞いたことはないですね。ただ彼は人のものを何でも
盗みますから(笑い)。黒澤映画が最たる例ですがね。
 (日米メガヒット映画プロデューサー対談/
週刊朝日/2005年7月22日号)
917名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/13(水) 16:18:43
>868
> つねに両手を空けておけるよう、背中に
>取り付けた容器からチューブで水を吸う方式。
>開発元はキャメルバック(らくだの背?)

これは日本でもずいぶん前から売ってますよ。
軍用とは仕様が違うらしいけど、同じメーカーのものがマウンテンバイクとか登山用に。
918名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/13(水) 17:06:43
ttp://www.gyao.jp/ 
今のところ上・中で残りの下が7/20にUPされると思います

そう言われると20年ぶりにあの世界に戻って楽しかったです
確かにあの世界を映像にというのは「壮挙」!!
915さんオススメのUレンタルで探してみますね
919HH:2005/07/14(木) 01:32:55
>917
レス、ありがとう。
なるほど、おもしろいですね。マウンテンバイクと登山か。
聞いてみると、当然な話で。果たして
軍用品の民間転用か、それとも民生品の軍需転用か?
GPS受信機の軍隊への普及も、制式採用される前に、
アメリカ人パイロットが市販のものを自分で買ってきて、
コクピットにガムテープで固定して勝手に使いだしたなんて
話を読んだことがありますから、案外、後者かも。

 私自身はこの記事を読んだとき、骨折で苦しむクロトワが
クシャナからガスマスク越しに水をもらいつつ、愚痴をこぼす
シーンを連想したのですが。
920名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/14(木) 08:58:06
「これ作った香具師は自分で使ったんかゴルァ!」
921名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/21(木) 08:03:04
ハルンコネンはなんで空飛べるの?
922HH:2005/07/21(木) 16:28:19
>921
 ハルコンネン男爵は異常に肥満しているので、
自重をもはや支えられなくなっており、
ポータブル・サスペンサーを装着しています。

 男爵が初登場する原作第2章は
「実のところその体重は二百標準キロもあるだろうが、
かれの両足はそのうちの五十キロも運んでいないのだ」
という文章で終わっています(原書はこのあとまだ
数行続くのですが、矢野さんが訳したときにはこの段落は
なかったのかな?)。

 つまりサスペンサーは通常、百五十キロ以上のマイナスGを
発生しているわけで、さらにパワーを上げると、
飛ぶことも可能になるのだと思います。

 この肥満は美食と快楽主義のライフ・スタイルの
せいかと私自身はなんとなく考えていました。でも、
「デューンへの道」の中でブライアン&ケヴィンは
とある強姦事件をきっかけに男爵の急速な肥満を伴う
体調不良が始まり、サスペンサーという肥満対策は
男爵のメンタート、パイターが考案したというふうに
設定を具体的に確定してしまいました。
923名無しは無慈悲な夜の女王:2005/07/22(金) 02:38:27
>>922
丁寧な解説ありがとうございました
924名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/01(月) 17:51:26
砂の惑星 上中下 見たんだけどさ・・・。

最後の決闘なによあれ。全然強さが感じられなかった。
SFチックな部分ですごい矛盾を感じたし、フレーメン達は
まるでイスラム原理主義のテロ集団のようだった。

期待してたけどちょっとガッカリですた。
925しみじみ:2005/08/01(月) 20:32:06
[貿易センターテロ]以降の感覚で、《デューン》を初めて見たら、
そういう風に感じるかもしれないな。
《デューン》は、《アラビアのロレンス》のSF版みたいなもんなんだけど、
《アラビアのロレンス》も、初めて見る今の青少年にとってはそうかもね。
926HH:2005/08/01(月) 22:56:34
 「コリンの戦い」読了。
三部作の、最終巻の、最後の150ページだけを
最初に読むという掟破りをやったあと、
不完全燃焼感があって、反省し、いい子になって、
シリーズ三巻をきちんと読み通したのだが、
いやあ、ブライアン&ケヴィン、大健闘である。

 ただ、「コリンの戦い」に対する
アマゾン本国版の読者評は評者62人の平均で
星2・5(5が満点)にとどまっている(ちなみに
「バトラー聖戦」は243人平均で星3つ、
「マシーン十字軍」は81人平均で星3つ)。

 「デューン」を名乗りながら、底が浅いのが
一部に強烈な反発を呼んでいる原因なのだろう。
分からなくはないけれど、大量の星1つ投稿は
一種の不買運動によるものだろうし、
星5つ投稿の一部は
販売促進努力の臭いがしないでもない。
個人的には、星4つくらいやっても
いいように思うのだが。
927HH:2005/08/02(火) 01:13:25
>924
「ちょっとガッカリ」という反応はよく分かります。私もそうでした。
原作に忠実になればなるほど、絵的には寂しくなる傾向がありますから。

 例えば、リンチ版の決闘シーンはあれを上回る寂しさでした。
原作の決闘シーンはほとんど内面の戦いで、そのまま絵にすると、
ナイフを構えて、互いにぐるぐる回りあうだけになってしまいます。

 サイファイ版は「砂の惑星U」になると、予算も
アップして、絵的にはだいぶ改善されます。
水のしたたる庭園なんか、もう別の施設みたいです。

「イスラム原理主義のテロ集団」というのは
ポウルの親衛隊、フェダイキンを見ての感想でしょうが、
それは連中を過小評価しすぎというものです。
皇女の夫かつ摂政として権力を掌握したあと、
ポウル・ムアドディブは帝国全域に「聖教伝道軍団」を
派遣して、12年間にわたる聖戦を展開し、
人類世界全体に対する宗教的支配を確立します。だから
あの時点で目が行ってしまっているのは当然なのです。
928名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/02(火) 10:04:16
聖戦か・・・

なんかあんまり聞きたくない言葉ですな。
929名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/03(水) 07:33:20
デューンを読んでたおかげで、ここ10年くらいの中東情勢への
理解が速かった様な気がする。何せニュースで出てくる用語が
以前、読んだ言葉ばっかだったからね。
930フェイスダンサー:2005/08/03(水) 16:06:12
>>929
そうそう,ベネ・ゲセリットとかタブル・シーチとか・・・・・
931名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 00:58:44
誇りある女たちとか
932名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/04(木) 13:55:25
ベネ・ゲセリットって魔女という割には、全然凄いこと見せてくれないよね。
933名無しは無慈悲な夜の女王:2005/08/29(月) 22:48:21
膣圧をコントロールできるんじゃ?
あっ、そういう場面はなかったよね。
934HH:2005/09/03(土) 11:22:58
 祝「人大杉」解消。やれやれ。過疎板住人としては
夏休みのとばっちりでいい迷惑でした。

>>933
 明示的ではないですが、
『デューンへの道 公家アトレイデ』第1巻324ページに
それを暗示させる場面があります。
教母ガイウス・ヘレン・モヒアムがハルコンネン男爵に
「わたしには、あなたの喜びを増加させる能力があります……」
と言って、行為を促すところです。

 体内に入った毒素や病原体を分子構造を変えて無力化したり、
自分の筋肉や神経(プラーナ・ビンドゥー)を自在に制御したり、
最盛期の外見的若さを、やろうと思えば、生涯維持できる
ベネ・ゲセリットですから、膣圧のコントロールくらい、
お茶の子さいさいでしょう。
935名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/18(日) 23:34:37
大聖堂にもあったと思うぞ。

オナード・メイトレの能力って、実はベネ・ゲセリットのえっち方面だけ
抜き出したモンじゃないのか?という推理をするあたり。
936名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/19(月) 00:03:42
確か中の温度もコントロールできるって書いてなかったっけ
937HH:2005/09/21(水) 01:08:52
>>935,936
レス、ありがとう。

 改めて「大聖堂」(1巻だけ)を流し読みしてみました。
「目にもとまらぬスピードで(ベネ・ゲセリットが
これまで成しとげた何よりもずっと速く)、彼女[マーベラ]は
右足を蹴り出し、アイダホの頭から髪の毛一本のところで、
その打撃をとめた」(103ページ)なんて表現もありますから、
才能は「えっち方面だけ」ではないようです。そちらの淵源は
たぶん、ベネ・ゲセリットの「刷込み師(インプリンター)」
でしょうけれど。

 マーベラ自身は自分たちのルーツについて、
「フィッシュ・スピーカーズと窮地に陥った教母がオナード・メイトレス
の母体になった」(92ページ)と説明していますね。

 その説明に対し、オドレイド教母長は満足せず(106ページ)、一方、
メンタート教母のベロンダはひとつの仮説を提示する(107ページ):
セックスとスピードの実演、メランジの禁断症状づくり、アドレナリン系の
合成麻薬の注入、性的刷り込みによって、ついに教母を転ばせるという
手順ですね。

 膣内温度のほうは、見つかりませんでした。圧力に比べて、
熱かったり冷たかったりがそんなに本質的なのかは意見の分かれる
ところでしょうが、彼女たちならできないことはないでしょう。
938名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 09:06:14
ベネ・ゲセリットの能力について、いまいちアンバランスな印象があります。
砂の惑星の2巻かな、ポウルとジェシカの砂漠の逃避行の最中のことですが、ジェシカの体力の弱さを示すような
記述が目にとまります。一般的な女性のそれと思わせるような記述だったと記憶しています。

能力にも特性があるのかな。
939名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/21(水) 09:32:51
危機感を持たせる為の演出という事でご勘弁を
940HH:2005/09/21(水) 11:09:14
 ブライアン&ケヴィンの解釈はともかく、
本来のベネ・ゲセリットの成り立ちは、70年代当時に、女性の特性
とされてきた類型(いささか政治的に正しくないけれど)、
母、娘、娼婦、チーママ、魔女(文字通り)のあれこれを集大成した
ものだったように思われます。 浮気を隠そうとしどろもどろ
になる男の嘘を見抜く術の極北が真実審判師(トルースセイヤー)
であるように。

 「デューン」本編において、ジェシカは
「バイヤー」によって買い付けられた、ご生母さま候補でした。
必須の属性は、遺伝的に問題がないこと、子供を産めること、
貴族の家庭をきりもりできることで、それ以上ではなかったように思われます。
旧約聖書の創世記によく出てくる、一族の長の子供をやどす奴隷女と
同じようなものでしょう、たぶん。

 彼女が一皮むけるのは、ベネ・ゲセリットの伝統的な方法ではないものの、
スパイスの苦悶を生き延びて、フレーメンの「教母」になって以降です。
ベネ・ゲセリットの手法は、まずよく観察し、表にでない形で状況に
影響力を及ぼすやり方でした。あらかじめ罠を仕掛けたり、「教訓」を与えたり、
有力者を影から動かしたり。その手法を捨てて、主導権をとり、みずから局面を
打開するよう迫ったのが、神皇帝レト二世だったように思われます。
以後、彼女たちはアトレイデ家の教母のもと、主役の座におどりでます。
941HH:2005/09/24(土) 19:53:29
>>927
自己レスです。

「皇女の夫かつ摂政として権力を掌握したあと」というのは
間違いですね。ポウルは第一皇女を妻に迎えたあと、
それを足がかりにして皇帝に即位し、以後、アトレイデ家を
皇統としたのですね。どうも制度理解が不十分だったようだ。
反省反省。
942HH:2005/09/26(月) 21:36:09
 マンガ「バルバラ異界」(4)萩尾望都(小学館)が
9月26日発売された。即日購入、読了。これにて完結。
謎解きの部分に、ちょっと「デューン」が
入っている。でも全体はいつもの萩尾節。堪能。
943名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/28(水) 00:18:28
多感な年齢の時に異端者読んだので
マーベラはエロすぎた
944名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/28(水) 07:05:45
今読んだら、モヒアムタンに萌えるかもよ
945名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/28(水) 08:03:31
オイラは『子供達』のエイリアにハァハァしたよ
っつーか、読み返すたびにハァハァしてる
946名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/29(木) 10:08:17
救世主を再読して。スティルガーの一人称が「わし」「ぼく」交じり。子供たち(1)では「おれ」。
ポウルが私生活で「ぼく」というのもやや違和感あり。

物語をあまり覚えていなかったことに驚愕を覚えながら、多少の苦吟は感じさせつつも、
難しいカタルシスを見事に語りきった傑作であるという感想を持ちました。
本作品がもつようなカタルシスを「愛」や「奇跡」で片付けてしまう作品が多いと感じる昨今、
なんとなく癒された気がします。
947名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/30(金) 00:59:53
>>945

欲求不満を全裸ナイフ練習でごまかす場面だな!

最後に兄ちゃん(ポウル)が登場!てのもまた良かった.
948名無しは無慈悲な夜の女王:2005/09/30(金) 09:37:23
>>947
昨日「救世主」を読みなおしたオイラが来ましたよ!

全裸ナイフは「救世主」ジャマイカ?
「子供たち」ではポウルはあぼん済み。
949名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/01(土) 01:08:44
お、ちょうどよかった。
エイリアが内なるハルコンネンの存在に負けて、自殺するのは
「救世主」と「子供たち」のどっちだった?
存在を暴くのがポウルだったか子供たちだったかであやふやに
なってます。
950945:2005/10/01(土) 08:49:12
『子供達』ですな。

ハルコンネンの指示で、水ぶくれを手始めに次々と部下達と関係を持つエイリア、エロ過ぎ!
951名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/05(水) 12:54:07
「子供たち」再読完了。

初読のとき、「生きているスティルスーツ」にあこがれたものだった。
いよいよ「神皇帝」だ。
952名無しの救世主:2005/10/09(日) 22:11:54
近所の古書店に「子供たち」の第1巻だけがあった。
揃っていれば買わないでもないんだが・・
953名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/10(月) 06:30:40
買っとかないと後悔するよ。絶対。

             ムアドディブの言葉
954名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/11(火) 08:57:33
「神皇帝」再読完了。

初読のときは、ダンカンやシオナに移入して読んでいたようだ。
今回はレトに移入した。

レトの、なんと優しいことか。
955名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/12(水) 01:58:50
今更ながら、日テレのサイトで『女王の教室』
のストーリーフラッシュを見てるんだが
(リアルタイムでは見れなかった)、
ドサディ実験星をなんとなく思い出す。

極限環境で愛する子ども/者を生き残らせるため、
愛を隠して苛烈な教育を与える。

って考えてみるとこのモチーフは
ハーバートのほかの作品にも共通してるな。
956HH:2005/10/19(水) 01:05:20
 このところ、フランク・ハーバート自身が吹き込んだ
"THE DUNE"(AUDIO COLLECTION)なるカセット・テープを
流し聴き(ヒヤリング能力がないので)しているのだが、
「ラス・ガン」を、著者本人は「レイスガン」と発音
しているようだ。ちなみに綴りは"LASGUN"。
「エイリア」は「アーリア」に、
「デューン」は「ドゥーン」に聞こえる。
なにか、現地音主義へのこだわりが溶けていくような。

 で、結局、矢野式カタカナ表記と脳内補完へ戻ることに。
どうも進歩がないが、まあ、こんなところか。
957名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/19(水) 01:55:12
「ドゥーン」ヤバス
958名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/21(金) 09:24:32
959名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/24(月) 20:23:21
ドゥーンにすればいいじゃん。おれは別に矢野訳にこだわりないんで。
960名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/25(火) 16:37:07
ドーン砂漠の救世主
961名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/26(水) 03:30:25
Duneだからドゥーンなんだろ。デューンなら、Dyune?
962HH:2005/10/26(水) 10:57:17
>956
言葉足らず(毎度のことだけど)ゆえの自己レス
>「デューン」は「ドゥーン」に聞こえる。
>なにか、現地音主義へのこだわりが溶けていくような。

 例えば、リンチ版映画の冒頭で、イルーラン姫は
間違いなく「デューン」と発音しています。辞書の
発音記号を見ると、「d(j)u:n」とあり、発音のゆらぎは
どちらも許容範囲なのでしょう。

 これまでも「救世主」のオーディオ・ブックで、
「サイテイル」が「スカイテイル」と呼ばれているのに
出くわしたり(綴りは「Scytale」)、言葉というものは
それほど厳密なものではないことは頭では分かって
いたのですが、著者本人がシリーズのタイトルについて
「ドゥーン」と発音しているとしたら、「現地音」への
こだわりなんて、そもそも無意味だと思い、
「溶けていく」と表したわけです。

 ただ、個人的には「ドゥーン」は勘弁してほしい
気がします。「ドーン」というと、「dawn」(夜明け)が
連想されて、きれいだけれど、ちょっとずれる気がします。
「ドーン 砂漠の救世主」がジョークなのは分かります。
「ドーン!!」ですね。
963名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/26(水) 11:41:31
>どちらも許容範囲なのでしょう。
そうかも。まあ英語圏ですら曖昧なら、われわれがどうこう言うのもねぇ。
そういやカイルマクラクランもインタビューでドゥーンと発音していたっけ。。
まあ作者自身がそう言ってるんじゃ、少なくとも向こうではドゥーンになるのかな。

で、日本では矢野本に従い、デューン。
964名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/26(水) 11:44:53
「デューン」じゃないと、「私の彼は神皇帝」の語呂が悪いジャマイカ
965名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/27(木) 02:44:18
長く尾を引く砂虫ボディ〜♪
966名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/29(土) 00:19:13
小さくひれ足振る時も振る時も
地下でモネオを待つ時も待つ時も
いつでもいつでも彼は神皇帝

ごろごろダンカンつぶすのもつぶすのも
あふれる涙が焼けるのも焼けるのも
いつでもいつでも彼は神皇帝
967名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/29(土) 00:54:50
あなたを助けてみるけれど
私はイックス作り物花嫁花嫁なの

カートで突進する時もする時も
溶けて砂虫になる時もなる時も
私の私の彼は神皇帝
968名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/29(土) 16:50:30
仮面ライダーの新作映画、出渕裕デザインのショッカー戦闘員たちの
デザインがリンチ版のハルコネン兵士たちにそっくりだった。
969名無しは無慈悲な夜の女王:2005/10/29(土) 22:06:37
>>967
× 溶けて砂虫になる時もなる時も
○ 溶けて砂鱒になる時もなる時も
970HH:2005/11/03(木) 02:09:43
 最近、一念発起して、『砂の惑星』本文の
全文入力をやっている。ああ、ついにそこまで
行ってしまったかと自分でも恐ろしいくらいだ。
なにしろこの行為を「写経」と呼んでいるのだから。

 それにしても能率があがらんな。矢野訳を転記し、
次いでそれに対応する原文を転記する。そして読み直して、
校閲する。暇なときに思い出したようにやっているとはいえ、
1カ月やって、いまだ邦訳にして10ページしか
すすまない。この人生では到底終わらんな、こりゃ。
別にデータのデジタル化が目的じゃないから、
OCRなんか使わないけど。

 トゥーポンス(768参照)の言うように、
フランク・ハーバートは普通の活字、イタリック、
引用符に挟まれたイタリックという3種類の表記法を
使い分けており、矢野さんは小技を使いながら、
できるだけ著者の意図を再現しようとしているのが
分かる。大したものだ。

 おっと、1行訳しもれがあるな。
「ジェシカ、こうしなければいけないことは知っているはずだよ」
と、ジェシカはぎくりとした、の間に、
ポウルは怪訝そうに母を見あげた、というのを補っておこう。
そうすれば、2行先の、ポウルは教母のほうに視線をもどした、
へのつながりが良くなるから。
971名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/03(木) 02:46:44
ミカンをたくさん食べると肌が黄色くなる。
フレーメンの「青の中の青」の目みたいなもんだな。
972名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/14(月) 01:12:46
ttp://www17.ocn.ne.jp/~antijpj/yamanouchi/ratzinger2005.04.01.html

うーむ、なんてーか、歴史的功罪はともかくとしてこの文を読むとキリスト教って
葬式宗教やテロリズムに対して誰もファトワを宣し得ないような宗教と違い、
いまだ「生きている宗教」なんだなという気がする。
オレンジカトリックバイブルとかブトレリアンジハドとか、ああいったものを起こしうるリアリティを感じるな。
973名無しは無慈悲な夜の女王:2005/11/28(月) 23:40:54
オレンジカトリックバイブルって聞くといつも
時計仕掛けのオレンジが頭に思い浮かんでしまう
974HH:2005/11/30(水) 01:45:04
 上記の911でちょっと触れた黄禹錫(ファン・ウソク)
ソウル大学教授をめぐる問題はけっこう大変みたいですね。
こちらの関心は、日本がイックスなら、
韓国はトライラックスだなという能天気な
「デューン的」見立ての域を出ないのですが。

 和田移植のように、今後の研究・実践の方向を
ある程度、縛る結果になるのかと思ったら、
華岡青洲の妻みたいな展開になって、
卵子の提供志願者数がみるみる上昇していき、
ううむ。

 トライラックスの信仰は、ゼンスーニにスーフィズム
(イスラム神秘主義)が加わった独特のものですが、
女たちが社会から消え、タンクでないタンクになった
のは、男側の抑圧・強制よりも、
女側の犠牲的精神=大義への愛だったのかもしれない
などと考えてしまいました。
975名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/06(火) 21:21:31

今月号のSFマガジンで、ブラッドベリの特集。
いろいろ検索しても、「ハーバート特集」ってのが見つからないけど、どお?

それに、「追悼ハーバート」の巻もないんじゃ?
だとしたら、さみしいよねぇ。
976HH:2005/12/18(日) 12:00:33
>975
 直接の答えになるか分かりませんが、
『大聖堂』(3)の訳者あとがきに、矢野さんが
SFマガジンに書いた自身の追悼文を再録しています。
その日付が1986年2月25日ですから、
その前後にこの追悼文の載ったSFマガジンが
存在すると思います。

 訃報+追悼文だけで、「追悼ハーバート」という
柱を立てるような特集号は無いのかもしれません。
翻訳・紹介のされ方からして、フランク・ハーバートは
今後も日本では、「デューン」と「ジャンプドア」の作家という
好事家このみの変格扱いのままなのでしょうね。
「さみしいよねぇ」という感慨は
私も同じです。
977名無しは無慈悲な夜の女王:2005/12/18(日) 21:16:43
矢野さんの追悼文が載ってるのは86年5月号だね。
その前の4月号に逝去のニュースだけが短く載ってる。
追悼特集みたいなのはなかったなあ。
ハーバートの短編って数えるほどしか訳されてないねえ。
978HH:2005/12/19(月) 16:42:50
 かつて「名無し」時代に、上の「234」で紹介した
高橋誠さんの「フランク・ハーバート著作一覧」によると、
翻訳されている短編(同人誌その他は除く)は:

 「メリー・セレスト移動」The Mary Celeste Move
     『世界カーSF傑作選』深見潤訳(講談社文庫)所収
 「内なる殺人者」Murder Will In
      深町眞理子訳:SFマガジン174号
 「停戦」Cease Fire
      関口幸男訳:SFマガジン175号

の3編だけのようですね。

 ジャンプドア・シリーズを構成する4作品(長編2、短編2)
でも、訳されているのは長編2作だけですものね。
ちなみに、いわゆる「BuSab」(サボ局)シリーズの
残り原文タイトルは
"A Matter of Traces"と"The Tactful Saboteur"です。
いずれも、"EYE"という短編集に収録されています。
たぶんこの本がいちばん入手しやすいと思います。
979名無しは無慈悲な夜の女王
「停戦」はデューンの作者とは思えない50年代的アイデアストーリイだよね。
「内なる殺人者」はデューン以後の作でもあるし
晦渋なヴォークト(=ジャンプドア)といった印象。
「メリー〜」は持ってるけど未読。
デューンだけでなく、短編ももっと訳してほしいなあ。