クトゥルフ神話-Cthulhu-第二の書

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特筆すべき点…ねぇ。
・全体として神話関連単語が固有名詞の大半を占める
・神話関連単語を冠するロボット・兵器・単語群「魔導戦闘車両 ハンティングホラー(忌まわしき狩人)」「鬼械神ロードビヤーキー」「同サイクラノーシュ」「魔術制御用言語 ナアカル・コード」
・章タイトルは割とそのまんま「第六話 The Shadows over Innsmouth」「第九話 The Big "C"」他
・アブドゥル=アルハザードのグラフィック(イベント絵)
・旧神、ナイアーラトテップ、輝くトラペゾヘドロンに関する新解釈
・狂気エンドあり(この部分のテキストはかなり評価できる)

テキストに重厚さが足りないとかむしろ軽すぎるという意見は多いがエロゲーというジャンルの中では相当面白い部類に入る。
シナリオライターが長編脚本初ということを抜きにしても各ルートで設定を完全に消化できているのは評価に値する。

欠点は前述の通りテキストにやや難あり(人を選ぶ・駄目な人は絶対受け付けないだろう)、プレイ時間が総計40時間前後と長め(これは一長一短)。
それとそもそもコズミックホラーじゃないので興味のない人は気にしなくて良い。