前スレ同様に、お願いします。
SF板に移行させました。
色々な意見がありましたが、あまり拘らずに始めませんか?
『家に棲むもの』:小林泰三
読んでます。終わったら感想かきます。
3 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 10:45
新スレ乙です。
ファントム・ケーブルとハグルマ読みました。
(感想は牧野、北野それぞれのスレにもう書いてしまいました)
家に棲むものはこれからです。
>>3 早速ありがとうございます。
牧野スレの皆さんにも宣伝お願いします。
私は新刊『アリス』読みました。
5 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 12:04
こんちは。
前スレ、落ちちゃったんですね。
角川ホラー文庫って、
いまいち焦点定まらない感じがするのだが
前スレで評判のよかった作品を教えてください。
>>5 たしかに、ホラー!?な作品も多数ありますよね(笑)。
でも、それが良い所だと私は思っています。
好評というか、悪く言われていなかったのは
『天使の囀り』:貴志祐介
でしょうか?
看板作家のひとりだし、間違いないと思いますよ。
隠れた名作があったら教えてください。
新スレおめ。
前スレおちたってゆうか1000いったよ。
前スレでは貴志祐介、中井拓志、佐藤一樹、小林泰三、牧野修とか?
が人気だったような。
8 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 13:17
角川ホラーは足が速いものとずっと残るものとが極端だからなあ
一度買い逃すと手にはいんなくなるものが多くて困るよ
>>7 まさに角川ホラーの命綱ですね。
瀬川ことび…
…も入れてあげてください(笑)。
前スレで議論途中だったけど
ここは角川だけを語ることにする?
それとも角川主体にしつつホラー全般?
>>8 おかげで、出先では本屋をのぞく習慣ができました。
>>10 う〜ん…
その辺は拘らないで、流れにまかせてはいかがでしょうか?
その時の雰囲気をよんで進めるといった具合で…
12 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/18 13:45
つーか前スレ貼ってくれ。
>>12 やっぱりあった方が都合いいですよね。
私、携帯専門なんで有志の方にお願いしたいのですが…
>>1 サンクス。
1スレは1000までいったんだ。すまんすまん。
とりあえず、このスレが伸びることを
<ハグルマにお願いする>
『家に棲むもの』読了です。
これまでのホラー文庫の小林泰三と比較すると、やけに素直で気持ち悪い(笑)!?と、思ったのですが…
やっぱり最後にキました「お祖父ちゃんの絵」!!
もう、どこまでが現実で妄想なのかサッパリ!?
2回読んだけど、まだモヤモヤしてます。
悪いお伽話で食当たりしたいヒトに、是非お薦めです。
「アリス」ってまさかチョナンカン主演で映画化されたりしないよね?(w
結局SF板に移行したんですね。
これを機に、ホラー方面も強化されると嬉しい。
SF・ホラー・ファンタジー板のはずなのに、ホラーはミステリ板・ファンタジー
は一般書籍板が強いからなあ。
ハグルマ読了。
面白いんですが、「ホラーにしなきゃ!」という気負いが感じられたのが。
題名通り、ハグルマが噛み合っていないかのように少しずつズレていく世界の
描写は気味悪くて北野勇作の面目躍如と思いましたが、グロ描写はちょっと下
手かと。
>>19 前スレ、皆さんの意見はどれも、もっともだったので悩みました。
でも、すぐに慣れるかな?なんて…
『ハグルマ』さっき買ってきた所です。
>>16 意味が解りました(笑)。
アリス駄目だー。
展開がだるすぎる。
登場人物をA、B、Cの話が
A1、B1、C1、A2、B2、C2、A3、B3、C3…と最後までこの調子。
話の核心である脳の話も眠くなるだけだったし
登場人物にも全く魅力感じなかたよ…。
レフトハンド、クォータームーンと当たり二連発だっただけにカナリ残念。
次作に期待〜。
家に棲むもの読了。
なんてゆうかクトゥルー臭がなかったね。
はずれがないけど当たりもなかった感じ。
23 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/19 18:53
引越ししてたのね。ミステリ板に無いからビクーリしたよw
>>21 >A1、B1、C1、A2、B2、C2、A3、B3、C3…と最後までこの調子。
レフトハンドやクォータームーンもそんな調子だよね。たしかにちょっとダレる。
ストーリーは面白いんだけど、もうひとつ満足に欠けるのはそういう所かもね。
家に棲むものとアリスの発売までの中継ぎでクォータームーン買ったのにまだ読めてないw
あと少し、早く読まねば。
24 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/19 20:54
「アリス」いまいちだったな・・・
アリス自身の影がなんか薄かったような
『アリス』不評!?
私はそれなりに楽しめたんですけど…
ところで、脳内配役してみました(笑)。
本間和輝→ユースケ・サンタマリア
槌神総一郎→津川雅彦
槌神五月→深津絵里
比室叡久→オヒョイ
比室アリス→浜崎あゆみ(イメージで…)
権藤勲→大杉漣
賀谷耕一→八嶋智人
…どうでしょうか?
( ´_ゝ`)フーン
小林泰三は当たり外れ(自分の感覚との相性)が大きい気がします。
今回の『家に棲むもの』はかなり外してるかな…
ただこの方の場合、当たるととんでもなくヒットする。その筆頭が
『攫われて』。これはかなりこの手の分野に通じているつもりの自分も
ガツンと殴られて、眩暈を感じました。怖いです。あと『酔歩する男』。
やや難解ですが、すごいですよ。タイムパラドクスものかな。
あ、気付いたら角川ホラーからは、だいぶ脱線。
28 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 00:04
ないと思ったらSF板に立ってたか・・・
正直、ミステリ板にしてほしかった・・・
29 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 00:16
SF板嫌いなんだ
新刊の「アリス」と「なんたらの剣」をぱらぱらとめくってみた。
何となく肌に合わないので買わなかったが、作家の仕事としては信用出来ると思った。
書き込みが細かく、字がびっしりと詰め込まれていたからだ。
俺は1行ごとに改行している本は、根本的に信用してない。
ただ、Dブリッジテープみたいのはアリだと思う。
文章の肉を削ぎ落として、作品の精度を高めた結果としてならば、それは正しい。
枚数稼ぎの行間スカスカの本は、買う気にはならない。
なんでSF板にスレたってるの?
>>28 まぁ、そう言わないで足を運んでください。
他にもミス板希望だった方々、本当にスミマセンでした。
33 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 01:08
ミステリ板に立て直さない?読者層もぜったいSF板住人よりミステリ板住人の方が近いと思うし
>>30 ごめんなさい。
SF・ファンタジー・ホラー板と言うことで単純に…
それより、前スレから期間が経ちすぎる方が危険かな!?と思い、まず立てました。
スガシカオが以前、楽曲の「雰囲気」「空気」を重視していると言った。
「夜空ノムコウ」は、「上を向いて歩こう」の続編とも言うべき作品だと思う。
どちらも寂寥感、時代感を孕み、聞く人を中に取り込む力を持つ曲だ。
雰囲気、空気を再現出来る作家は、強い。
クウォータームーンが高い評価を受ける理由も、そこにあると思う。
もっといえば、角川ホラー文庫という枠にとらわれず、逸脱していく力を持つ作品だ。
これは角川ホラー文庫を貶しているのではなく、作品そのもの力を評価しているととって頂きたい。
そういった傾向、強度を更に高めた作品が、村上龍の「インザミソスープ」だと思っている。
読者としてではなく、この日本に生きる一人の人間として、この作品は読み手を作品に引きずり込む。
クウォータームーンを凌駕するのは、作品内に人間を取り込み、作品の現実と読み手の現実を
強烈に混ぜ合わせ、読み手の意識を再構築、再構成させて、今までと異なった意識を読み手に引き起こす点である。
レゴブロックの人形が本の世界に放り投げられ、あちこちをパーツを交換されて、こちらに戻ってきた様を想像してもらえばわかると思う。
人形は呆然とするしかないのだ。帰ってきて改めて見ると、こちらの世界が、今までと違ったものに見えるはずだ。
「黒い家」「ミザリー」などと同様の狂気を孕みながらも、尚かつホラーの枠で評価されることを拒み続ける作品だ。
夢想(超現実)←→現実の対立項で、夢想を否定し現実に拘りつつ恐怖を生み出すという力、これは凡百の作家には出来ない。
我々の持つ、現実に対するぼんやりとした恐怖が、ファンタジーやホラーの源泉となっていることは否定出来ない。
「インザミソスープ」はホラーではない。「黒い家」などと同じく、我々の現実に根ざした作品である。
なのに、角川ホラー文庫で刊行されたとしても、やはり一級の評価を受けるであろう作品なのだ。
それってどうなのよ。
いいですか、俺が期待するのはですね。
指輪物語のように、夢想中の夢想、超過激派最左翼とも言うべき、
超自然的ホラーが角川ホラー文庫から出ないのか、想像力のアンテナが別世界と接続して
完成したような、ラブクラフトとかドラキュラ級の作品が出てこねえのか、っていう期待です。終わり。
36 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 01:14
37 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 01:28
>>36 じゃあんたは根拠があっていえるんだろうな
38 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 01:34
ていうか何でこっちの板にしたの?
と思ったらちゃんとSF板ってホラーも含まれてたのね。
このスレの30と35の長文も俺です。
この板にスレがあるのが嫌って人もいるみたいだね。
俺はね、その理由がわかる気がする。
例えば「黒い家」は、ホラーというよりは、ミステリだと思うのね。
井上雅彦の言うところのホラーの定義ってあるでしょ。超自然的恐怖、ってやつ。「黒い家」は、そっから外れるのね。
角川ホラー文庫って、現実的恐怖(スリラー?)も、超自然的恐怖も、どっちも受け入れてるのね。窓口が広い。
ミス板には、ヴァン・ダインやクリスティ、京極や綾辻、高村薫、エルロイなど、
古今東西ありとあらゆるミステリ作家・作品のスレが立っているのね。
前スレは、ホラースレでありながら、そのようにミステリの空気を吸いながら成長を遂げた、
ミステリの血脈を持つスレだったのね。ホラーの純血種ではないと思うの。
で、こっちに立てた場合と、あっちに立てた場合では、意味合いが異なってくるでしょ
たぶんこっちにスレが立った場合、そのスレは、お化けとかの純ホラー(あるいは血塗れスプラッタ)的な見方をされるでしょ。それが合わない人もいるよね。
でも、向こうに立てると、ホラー板があんだからそっちに移れや!とか紛糾するかもしんなかったでしょ。
簡単に言えば、板違い、って奴ね。
ここのホラー板に立てれば、板違いにはならないと思うのね。全然問題はないと。
でも、ミス板に立てると、ホラー板が出来た今の状況では、板違いに抵触、該当する可能性があるのね。
で、ミス板に立てても何ら問題がないタイトルとして、985の「角川ホラー文庫をミステリ的に読むスレ」的タイトルで、
尚かつパート2を冠して、前スレのリンクを貼って、俺はミス板に立てようと思ったの。
そしたらね、俺には立てらんなかったの。で、こっちにスレが立った。
今回こっちにスレが立ったのは、原点回帰、ホラー純血種への先祖帰りと捉えています。
1を責めるのは間違っていると思う。
前回で次スレについてどうするか、って意見が出たとき、もう残りレス数が
ほとんど残されていなかったのね。で、多数決をやるわけにもいかんかった。
だったらさ、スレはもう立っちゃったわけだし、よりポジティブに捉えるべきでは?
ミス板にスレを立てても985のタイトルだったら問題ないわけだし。
俺はどっちでもいいと思ったのね。誰も次スレを立てないんで、985のスレタイでミス板に立てようと思ったけど。
でも、立て逃げじゃないんだしさ、うーん、責める程のことじゃないっしょ。
でね、今になって思うんだけど、前の板でも、今の板でも、
どっちかっつうと、「ホラー」は本流ではなくて、異端的位置づけなのね。
ミス板に前スレが出来た当時も、ミステリとホラーのクロスオーバーだったの。新しい試みだった。
で、今回も、ふさわしい板に来たっつうよりは、やっぱ主客でなくて異端なのね。
やっぱり今回も、SFやファンタジーとのクロスオーバーなんだよ。さっき原点回帰って書いたけど、やっぱ違う。
ホラーは常に新しい血を求めて、彷徨い、進化し続けるべきなんだよ。
せっかくこっちの板に立ったんだから、考えを切り替えて、
今まで使わなかった脳の不思議領域(霊、神、異世界、SFetc)を使って、みんなが書き込めばいいと思う。
ミステリ的な思考っつうのは、前スレの住人なら、体に染み込んでるわけだしさ、場所が問題じゃないと思うんだよなあ。
もちろん、SF読みの人とよりも、ミステリ読みの思考との方が、何となく波長が合うから、そういう人たちとホラー文庫について語りたい、て人がいるのもわかるよ。
でもさ、俺は未来を、新しいものを信じたいんだよ・・・
41 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 02:01
>>37 あのさあなんの根拠も資料もも示さずに「読者層もぜったい」なんてい
うのが偏見以外なんだというの?
突っ込まれて悔しい気持ちもわからんでないけどいきなりアンタ呼ばわ
りするなよな、貴様は何様だw
どうでもいいじゃねーか。1は悪くない!みんな角川ホラーが
好きだ!これでいこう!納得いかぬなら、ホラー板にもスレたてろィ!
43 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 02:49
なんかスレの流れが変な方向に向かってきたな。
44 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 04:11
このスレがこっちに立ったことだし
もうミス板を覗くことはあんまりないな・・・。
45 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 06:14
>>42 ホラー板ってここだと思うんですが、ちがったっけ?
>46
そうだよ。SF・ファンタジー・ホラー@2ch掲示板
前スレはミステリー板にあったのか。知らなかったよ。
マンドクセー。
ここでいいよ。
ミス板に無ければ
こっちにあると察してくれるって。
ここは一応ホラー板なわけだし。
ミステリー板にあった方がよかったなぁ。
ホラーといえどもミステリーに共通する部分も多いしさ。
50 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 14:09
いっそのこと、ラノベ板に行こう!
51 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 14:22
このスレ、グダグダになってきた・・・
52 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 14:33
がんばれ 1 ! 応援するど!
SF板に来てよかったなぁ。
ホラーといえどもファンタジーやSFに共通する部分も多いしさ。
最初ミス板にこの前スレが立った頃って、こっちはただのSF板だったんじゃなかったっけ?
だからミス板に立ったんじゃないかな。
んで、その後こちらが「SF・ファンタジー・ホラー板」に改称したと。
角川“ホラー”文庫である以上、こちらにあるのが適当じゃないかな。
「ミス板にあった方がよかった」って椰子は
もしもホラー板が独立して、そこにスレが立ったとしても
それでも「ミス板に〜」って言うのかな。
遅れたがスレ立て乙ですた
>>1
皆さん、角川ホラーで一番最初に買ったのって何ですか?
私は田中啓文『水霊(ミズチ)』ですた。当時は全く知らない作家だったんですが
何で買おうと思ったのか、自分でも憶えてません。結果は結構アタリでした。
水霊はラスト以外はよかった。
荒れてるところを見るとやっぱ現状維持でミス板のがよかったのか?
何気なく手にとった本が、クリムゾンの迷宮だった俺はかなりラッキー。
アリスはここでは不評なんだ……中井のベストだと思ったのは俺だけなのだろうか?
59 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/20 23:23
>>56 小松左京の「霧が晴れたとき」か井上雅彦「異形博覧会」だったとおもう。
井上もこの頃の作品は好きだったんだけど。
「水霊」が結構アタリだったら、「ベルゼブブ」はともかく
「異形家の食卓」なんかはダメなんだろな。
異形コレクションから田中啓文の作品に入ったんで
ミズチは逆に物足りなかった、自分としては。
スレズレした。スマソ
皆さん、貴重な意見を多数ありがとうございました。
レス遅れたうえに不謹慎ですが、楽しくROMさせて頂きました。
さて、前スレはつくづく愛着の深い良スレだったんだなぁ…と感じた訳ですが、
このままSF板で続けてもいいですよね!?
スレも本流に戻ったみたいですし…
>>56 私が最初に買ったのは、『黒い家』と『レフトハンド』だったと思います。
最初っから、すっかりハマりました(笑)。
想えば『リング』『パラサイト・イヴ』とホラーブームの先駆けの頃に読んだ作品が、今でも文庫で楽しめるって、お得ですよね。
61 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/21 01:07
文庫だけで
食っていけるのか?
アリス読了。
良かったけどベストじゃないな。
時間がかかった理由がわかった。
仲井はマイペースでいいからこれからもこの質を保ってほしい。
『アリス』の評価上がってきましたね。
私も良かったと思います。
ところで、槌神総一郎と比室叡久をプラスさせると『レフトハンド』の影山智博になるような気がするのですが…
>>56 「ラヴクラフト恐怖の宇宙史」
初めて買ったクトゥルー物です。
65 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/21 13:26
ageついでに一つ・・・。
『アリス』のダイナマイトスマイルって本当にあるんですか?
あまり話題にのぼってきませんが、
『ブルキナ・ファソの夜』:櫻沢順
は読んでるヒト少ないんでしょうか?
第3回ホラー小説大賞短編賞佳作なんですよね。
不思議さと不安とが、しっとり…じんわり染みる良作です。(裏のサマリでは作品の魅力が伝わりにくいので注意!!)
同録、「ストーリー・バー」(書き下ろし)も、なんとなく「小林泰三」風!?で良いです。
いま、読むのが無いという方に是非。
ブルキナ・ファソの夜、読んだことありますよ。
んで、面白かったから他の作品を読もうと、書店を探し回ったけどなんもなかった。
この人ってほかに本出してないのかなぁ。
>>67 『アウグスティヌスの聖杯』(角川書店刊)と上書にありましたが、見たことないですね(笑)。
『ブルキナ・ファソ』も『アウグスティヌス』も似たような話。
>>69 はじめまして。
長編!?ですよね。
文庫化の可能性は低そうなのかな…
>70
あ、どうもごていねいに。
『ブルキナ・ファソ』もなかなか本にしてもらえなかった気がしますが
冷遇されているんでしょうかね。
SF板なんかに建てちゃったもんだから
日とすくねーw
73 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 00:50
亀レスですが、俺が最初に読んだのは「らせん」かな。
その後「リング」読んで、鈴木の作品のほぼ全てを読破。
ホラーが好きになって他の作家も開拓しようと思い
オムニバスの「ゆがんだ闇」買いました。オムニバスでは今だにこれが一番良いと思う。
それから小林泰三ファンになって、貴志、沙藤、中井を読むといった感じでつ。
「ブルキナ」は読んだけど「ストーリー・バー」の方が好きです。
「ストーリー・バー」の最初に出てきたストーリーが面白かったので、
正直そのストーリーで短編一本書いて欲しいと思いました。
74 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 00:57
『ハグルマ』終わりました。
う〜ん…これは正直、どうなんでしょうか?
北野勇作って初めて読んだのですが、実は前から気になっている作品はあったんです。
どれも作風は同じようなんですかね?
で、『ハグルマ』なんですけど、読んですぐに
『だからドロシー帰っておいで』:牧野修
と比較連想したのですが、テクニック的には互角!?なのかなぁ?
ただ、妄想というよりは夢ってこんなこと(不条理展開)があるなって感じは伝わりました。
あとはやっぱり好みの問題ということで…
『アリス』『かげろう日記』読み終わった。
中井のベストは『レフトハンド』な自分としては、雰囲気が似ていて良かった。
サクサクと展開が進むんで『カゲロウ日記』も読みやい。
ホラー文庫って人気がいまいちなカンジがするのは気のせいだろうか・・・。
77 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 06:28
ホラー文庫の表紙がショボイCGっぽくて嫌だね
78 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 09:20
それをいうなら本の紙質がいや
>>75 北野勇作は、「ハグルマ」でも根本は一緒なんだけど(日常の片隅から
変なものがにゅっと顔を出す)、一連のSF作品だともっとのほほんと
してる。ハグルマみたいに主人公がうろたえたりしないで、そのヘンな
日常を普通に暮らしちゃうの。
「かめくん」からレッツトライ。
>>79 レスありがとう。
一連のタイトルからして『ハグルマ』も、のほほん系なのかな?と想像していたので、そのギップが…
うまく言えないのですが「ハグルマ→変なもの」と「殺人→現実」の関係性が作り物のような感じがして…
今回はテーマが作風に合わなかったという事でしょうか!?
ともあれ、角川ホラー発展の為、今後も尽力を頂きたい作家さんです(笑)。
>>76 私も『レフトハンド』がベスト。
親しみやすい登場人物たちが好感度大です。
中井には今後もこちらの方向で進んでもらいたいです。
81 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 11:53
こんなところにスレが(*´д`;)…
記念カキコage
小林泰三ファンだったりしますが家に〜は売り切れでまだ読んでません。
代わりに剣の門を購入。
やっぱり日本人名のほうが親しみやすいし覚えやすかった。
内容は終盤近くまで(謎解きまで)は一気にスラスラと読み進み楽しめました。
が、終盤ですとーんと落ちました。
どうもこういうオチは好きじゃなかった ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )
とはいえ結構深いです。惜しいです。結構世界には浸れました。
82 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 11:58
自分的には「魔障」(角川だったと思うけど・・・)がよかった!
>80
あー、それは分かるかもしれない……。ハグルマはちょっと強引な
感じもした。
他の作品は、たぬきとかカメロボットとかイカ星人が上手く作品世
界に溶け込んでいるんだけど。
やはり、現代社会を舞台にしたのがちょっと良くなかったのかも。あと、
ハグルマを作者が飼ったことがないことも(藁
>>81 一見さん!?そう言わずにゴヒイキよろしく。
小林泰三では「酔歩する男」「本」がお気に入りです。
クトゥルーはよく知りません(笑)。
>>82 『魔障』?詳細希望。
85 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 13:08
『ココ』と『狼の時』だけでいいから復刊してくれんかなあ。
86 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/24 16:16
>>82 「魔障」はハルキ・ホラーだ( ゚Д゚)ゴルァ!
確かに怖かったな。早川の「黒衣伝説」とかなりカブってるけど。
『ジョン・サイレンス』やら『カーナッキ』やら文庫化してくれて
当時(約10年前)高校生の自分にはありがたかったけど
すべて国内路線に転換しちゃったんだよね。
>>87 需要と供給と申しますか、悲しい市場の実態です(笑)。
本当は、内外問わず良作は文庫化してもらいたいものです。
最近では逆輸入も世間で受け入れられていますしね(笑)。
『世にも…特別編』
「影の国」小林泰三の雰囲気は結構再現されていたかも…
同意。異常に論理的な台詞回しに笑った(藁
ただ、以前導入でタモリがシュレディンガーの猫について語っていた回が
あったけど、その時映像化してくれたら良かったのに……と思った。
普通に見ると、「なぜ観測なんて硬い言葉使うんだ」と疑問を抱くだろうな。
,,―v―-、、
./ \
/ ,wW''ヽ、、、 ヽ
| リ ___ ___,ヾ |
}、|'-lニ。ニH ニ。ニl| |
「'Y `ーノ ヽー‐'|/
L| ´`T ヽ |ノ / ̄ ̄ ̄
|丶 -===- / < すべてはグータのために
|` 、__, -| \____
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――''´ \____/`ー―
ようやく新スレ見つけた(・∀・)
前スレでは結構書いてた俺。
牧野修のを最近は集中的に読んでるよ。
この人も短編向けの作家だな。
ホラーで長編で面白いのって少ないな。
もともと短編向けの文学なのかもしれん。
>>93 そんな駄目な作家の言い訳みたいなこと言うなや。
(短編をけなすわけじゃないけど、でも長編の方を、それを作り出す作家の強烈な精神力を、俺は、より評価したい)
長編で面白いのが少ないってあるけど、それ本当か?
短編だって数が多いだけで、まんま凡百、ってのもあるんでないの?
例えばリングだけどさ、俺が凄いと思うのはね、
都会(あるいは都市、日本のどこか)のどこか昏い場所で、わけのわからないものが
生まれている、という恐怖が表現出来ていることだと思うんだよね。
でも、リングの当初のコンセプトにそういうものがあったのか、ていうとわかんないでしょ。
錬金術だと思うね。
想像と創造を諦めなければ、着眼点がどんな場所にあっても、恐怖を織りなす(直す)ことは出来ると思う。
短編向きのアイデアってのは確かにあるけどさ、そればっか作ってるのは、その作家のキャパが小さいんだと思う。
俺が誰について言っているのか、俺自身よくわからんが。
そもそも、駄作短編量産作家ってのが、本当にいるのか?
大体、俺がリングから受けた恐怖って、小説じゃなくて映画版のリングじゃないのか?
小説板のリングって、テレビから貞子が出てくるんだっけ?
ああ俺の意見の立脚点が崩れていく。
と、普通の奴ならここで諦めるでしょ。諦めずに論を展開し続ける奴が、長編を生み出すんだよ。
それともただの悪あがきか?何とでも言えや。
>>95
牧野氏顔負けの電波文章に敬服いたしました。
>>97
読んでみ。面白いから。
99 :
長文馬鹿改め馬鹿:03/03/26 23:32
>>99 ごめんね、巫山戯てばかりで。
あと、コテハンを使ったりして、自分でもおかしいと思う。
これからは素直に生きようと思う。
故レ禍螺破酢猶煮異奇妖吐汚喪鵜。
そうだね、角川ホラー文庫の変な表紙だけど、異次元みたいで好き。
ヘルレイザー2を思い出す。
屁婁霊挫亞痛ヲ汚喪異堕酢。
ばばあ。
婆婆亞。
じじい。
痔痔異。
お父さん。
悪吐胡惨。
赤ちゃん。
朱血夜無。(←なんかこれ、ケッチャムみたいだな)
ケッチャムケッチャムケッチャムケッチャムケッチャプ
ケチャップケチャップケチャッムケチャッンケチャンン
赤ちゃん
おーいあかちゃむ(「あかちゃーむ」)ばあちゃんバッチャム。ベッカム。ベゥカム。
アーカム。なんだよ全然電波じゃねーじゃねーか。俺まともだよ。
すこし電波濃度が落ちた。
狙ってるっぽくなっちゃったよ。
>>100 そもそも最初から狙ってないっつうの。
あとでこのスレ見た人の反応が怖いよ。スレ汚し以外の何者でもないよ。
シムフースイの話でもしようよ。
巣だと信じるけどシムフースイだすあたりがネタ臭いなあ。
荒俣作品面白いの?読んだことないんだけど。
シムフースイはね、いいよ。
1と3がいい。あんなの読んだことない。
2と5は駄目駄目。
4(闇吹く夏だっけ?)は映像でのみ見た。まあまあだったよ。
1と3だけは読んどいた方がいいよ。
コンセプトって言葉、きっと久しぶりに思い出すよ。
>>92 そうかなあ、俺は長編の方が好きだな。
短編では牧野電波が十分に浴びれない気がする。
>>105 「忌まわしい匣」の、月の話は良かった。
牧野の、スリーメンアンドリトルベイビー(違う)は良かった。前半〜中盤が。
DVに陥る過程とか、結構調べてあんな、と思う。
あと、暴力シーンがクールでいいと思う。
(その部分に関して、なんか変な審査員の意見あったよね、ひどい、とか言っちゃってさ)
そんな感じで、結構現実的っつうか、凄く一貫性があって良かったのね。ずっとクールなままなんだよ。
それがだね、終盤でもうグダグダですよ。おいおいそっち行っちゃうの、みたいな。
良くない牧野が顔を出したな、って感じ。
最後まで緊張し続けなければならなかったのに、そこから逃げた、見たいな。
それまでの手法に依存してるっつうか、引き出しに頼ってしまった感がある。手垢べとべとの。
もっとね、クールなまま、精神の極北へ逝っちまう作品の方が良かった。
ホラーに拘らずに、あのまま書ききってしまってよかったと思うんだよね。
赤ん坊、てのはホラーにおいて魅力的なテーマだよ。着眼点は無茶苦茶いい。
でも、スリーメンアンドベイビー(違う)は、クウォータームーンよりは落ちるね。
精神の荒野を描き出すことが出来なかったことが、その理由だと思うね。
前半〜中盤の殺伐とした空気はさ、リアルでクールな現実に由来するものだったのね。
それが、後半になんつうかアレですから、それまでのい〜い感じの殺伐感を、自己否定してしまっている感が
あるのね。
モンスター、って漫画あるでしょ。浦沢直樹の。
あれで、ヨハンっていう敵キャラの、荒廃した精神の風景みたいのが、
遂に映像化される瞬間があるんだけど、それ、ただの荒れ地なの、すっごくつまんない。
それまで、結構期待させて引っ張ってきただけに、残念なんだけどさ。
でも、映像で荒廃した精神風景を描くのって、無理だよね。抽象画でもない限り。
この世のどこかにあるもので代用したら、結局それは精神の風景ではなくなってしまうからね。
こと小説に関していえば、それが擬似的とはいえ可能だと思うんだよ。
一つはその長さね。読者を、徐々に徐々に導眠して、最終的に催眠状態に導くことが出来る。
もう一つは、「映像を伴わないこと」ね、それが小説の強みなんだよ。
牧野はね、無理に映像化してしまった気がするんだよ。恐怖の対象を。
この小説のテーマはね、言ってみれば、愛とか怒りとか悲しみとか、目に見えないものだったと思うんだよ。
馬鹿は馬鹿?
ホラーでそれを描き出すことは無理なのかなあ。
本当に月並みな例えであれなんだけど、村上春樹の「ノルウェイの森」ね。
あれ読んだ時、かなりデカい喪失感を覚えた。
どんなに頑張って生きても、一人きりでいても、みんなでいても、時が全てを奪ってしまうのね。
時間が過ぎていくのって、本当に辛くて悲しいことだよ。
風に晒された像が、少しずつ少しずつ剥がれ落ちて、いつか無くなってしまうような。
気が付くと、それが無くなってしまっている。
自分が大切にしていたものとか、愛していたものが消えたり変わったり遠くに行ってしまって、もう二度と帰ってこない。
マジに考えると、もんのすごく辛いのね。一人では乗り切れない。
そういう喪失の悲しみとの対極に、赤ちゃんがいると思うのね。誕生の喜び。
赤ちゃんってのは、本当に幸せで可愛くて、涙が出るくらい嬉しくて尊い。
それを失うってことはさ、何も信じられなくなることだよ。
誕生と喪失がさ、赤ちゃんという一つの小さな器の中に入っているんだよ。
エンタテイメントでその命を軽々しく扱うってのが、ちょっと怖くなるぐらい、赤ちゃんはやばい。
牧野はその領域に踏み込んだわけだよ。灰色の精神の世界、そこから立ち直ろうとする人間存在の強さに。
なのにあのエンドはどうだっぴゃ。ある意味精神崩壊ユートピアですか。
びっくりするほどユートピアですか。
あ、でもね、こうして書いてみて、何となく答えが見えた。
あんまりリアルに思い詰めて書くと、たぶん永遠の仔みたいになるんだと思う。
(読んだことない俺がいうのもアレだが)
ごまかしが利かないんだよね。生死について真剣に考えると、小説としては。
ごまかすと牧野で、ごまかさないと天童になるのか?
ごまかさない牧野が見たかったのかな、俺は。
牧野はやれるのかな、やれるけどやらないのかな。やれないからやらないのかな。
やりたくないからやらないのかな。やりたいとは思えないな。何となく。
傀儡后面白そうだから、いいよな、別に。
>108
馬鹿は馬鹿だ。
112 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/27 10:05
ミス板に送り返した方がいいな、このスレ。
ひきとってくれ
俺はSF板でいいよ。
とりあえず、馬鹿氏はサイト立ち上げたらどう?
読んだことがないものについて何が語れるというのか。
93だけど、馬鹿氏が牧野好きなのはよくわかった
>116
22冊しか読んでなかったわ
まあ、別の版で既読のも別に幾つかあったけど
バーカーの『不滅の愛』って角川ホラーだったのか
てっきり集英社かとおもてたよ
>>117 「二重螺旋の悪魔」とか、最初は別の出版社だったね。
バーカーは「ミッドナイトミートトレイン」しか読んでないけど、あれ良かった。
地下鉄とか豚小屋とか巨人とかゲイのカップルとか。キングに通じるものがあった。
119 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/29 01:48
ようやくクオータームーン読み終えました。
丁度これ読んでるとき、ネットで一緒に自殺してくれる人を募集して
自殺っていう事件が頻発してたときだったから、妙にリアリティがあった。
2ちゃんやってるってこともリアリティさを増したなあ。
本来なら、自殺や殺人の動機にかなり無理があると思うところなんだけどね。
なんか他人事に感じられない恐さもあって、なかなか満足できた。
そして、今日小林泰三の新刊を買いにいったら売り切れてた。
まさか売り切れてるとは…。明日違う本屋行ってみるか。
入荷してないだけだったりして
121 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/03/31 01:02
>>120 同時発売の新刊は全部あったので売り切れだと思います。
違う本屋行ったらぎりぎり2冊だけありました。
角川ホラーWEBのインタビューで、中井拓志が次回作は「夢」を題材にしたもの…と言っていました。
『アリス』に続いて「脳」系になりそうな予感ですが、ストーリー重視の路線のままでお願いしたいです。
正直、瀬名秀明的に理詰な展開しても作品の性質が合わない(瀬名→主人公が力入りすぎ、中井→力抜けすぎ)と思うので、その辺はほどほどに…ということで(笑)。
ちなみに、「年内に…」だそうですが、はたして!?
アリスってやっぱそういう話だったのか。
ブレインバレーで食傷気味で、脳いじり系は読む気がしないんだよね。
ブレインバレーは、子供の死に対して、親が間違った解釈して後悔するシーンが良かった。
「業」って感じがした。(そこ以外は電波ゆんゆん物語で、オチも忘れた)
それと対照的なのが、『幽霊屋敷』のカッパッパのシーン。
あっけらかんとしている。さすが友成先生は違う。
物語の骨子っつうか、目的?はそんなに変わらないはずなのに、なんでこんなにもB級なんだろう、って思った。
アレ?なんか角川ホラーWEBが見れない。
>>124 こんな時間にヒトが…(笑)
ホラーWEB見れたけど、大丈夫!?
ところで、アンケートには皆さん何て書いてます?
アンケートって?
>>126 角川ホラーWEBのプレゼントに応募する際に、アンケートがあります。
ご意見・感想の他にも、好きな作家・角ホで1番面白かったタイトルなどを質問されます。
誰かプレゼント当選した人います?
角川ホラーWEBなんてどこにあるの?
角川文庫のホームページはわかるんだけど
>>1 ありがと。
ミステリーでよかったらハサミ男(殊能将之)とか、十角館の殺人(綾辻行人)とかかな。
角川ホラー限定ならどうだろ。玩具修理者とかもうすでに読んでそうだしなぁ。貴志祐介全般
とか沙藤一樹とかよんだ?角川ホラーじゃないホラーなら屍鬼(小野不由美)なんてのもある。
>>130 沙藤一樹は『X雨』が良かった。
作品に「雨」のような纏わりつく感覚があったと思います。
『D-ブリッジ・テープ』は独特な青臭ささが肌に合わなかったです。
『プルトニウムと半月』は未読ですが、どうでしょう?
132 :
◆hRJ9Ya./t. :03/04/03 12:52
>>131 D-ブリッジ・テープは文章が下手すぎて辛かったな。
>1
牧野以外考えられん。オススメは(w
それ以外だったら、平山夢明、飯野文彦だね。
平山は短編がイイ!メルキオールの惨劇は普通だね
飯野も短編がいいけど、アルコォルノヰズとかザ・ハンマーとか好きかも
ってか、角川ホラーじゃないけどね
>>1 俺は沙藤一樹のファンだから、何を聞かれても面白いとしか言いようがない。
まぁ青臭ささは前作と比べるとかなり抜かれてるかと
>>1 『プルトニウムと半月』は全体的に暗い(沙藤一樹は初めて読んだから他のはどうか知らないけど)。
暗めの話が嫌いじゃなければ読んで損は無いと思う。
中井拓志の新作は年内か・・・・本当に年内にでることを祈る(笑)。
>>132 だけど『D・ブリッジ・テープ』は文章の未熟さ!?があったから、あれほど鮮烈なインパクトが生まれたのかも…
評価の分かれ所ですよね。
>>133-134 新刊『ファントム・ケーブル』はどうでした?
牧野修≒電波と思われがちだけど、『スイート・リトル・ベイビー』は普通に良かったです(笑)。
>>135-136 沙藤一樹の作品って暗いのもそうだけど、すごく淋しい気がします。
牧野も沙藤も自分のフィールドに誘い込む吸引力が強いよね。
だから、ファンが定着するのかな?
138 :
名無しのオプ:03/04/04 10:35
剣の門を読みました。
外国人が覚えにくいちゅーのもあるけど、なんか分かりにくかった。
あんまり好きではなかったんですけど、この作者の他の作品はどうですか?
なんでこのスレは1が仕切ってるの?
>139
秩序を維持するためじゃないの
>>138 「夏の滴」がオススメだな。
序盤から小学生のチビッコ探偵団的なさわやかホラーと
思いきや、かなり鬼畜でドロドロした内容。
「フロストハート」はまあそれなりかな。でもハードカバー
で買う価値はないかもね。
まあ、なんつーか「夏の滴」に比べたら
怖さの面で「フロストハート」も「剣の門」も
パワーダウンは否めないな。
143 :
名無しのオプになってたyo:03/04/05 11:05
夏の滴、読んでみようと思います。AXLさんサンクス!
夏の滴でヌきましたよ
145 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/05 21:41
Σ(・д・)ヌけるのか?
ネタフリ…になるかわかりませんが、
大石圭って、秀作ぞろいのハズレなしだと思いませんか?
『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『自由殺人』『呪怨』とありますが、どれも甲乙つけがたい出来具合(この場合、呪怨は区別した方が良い!?)でした。
物語自体はかなり偏執的なはずなのに、あっさり薄口の文体が全体を無理なくマトメています。爽やかな読了感が特徴です。
テーマは「あれ?どっかで聞いたことが…!?」なんですが、ご愛敬と言うことで(笑)。
…平均点が高く、どれもおすすめです。
1キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
『人魚伝説』とか『蟲』も、ある意味おすすめだよ。
あと、俺から見て左斜め前にある棚の下に、『美しき拷問の本』が放置してある。
窓から投げ捨てられる為に生まれてきた本があって、
本を窓から投げ捨てる為に生まれてきた俺がいる。
それって素晴らしくないか。
>>148 『蟲』は確かにある意味よかった。
坂東眞砂子の作品は古典文学に通じるところがあって、直接的な典拠はもちろん、スタイルもそれを意識しているんじゃないかと!?
それで、『蟲』のある意味…な部分ですが、文化伝承をモティーフとしたのが「表」でだとすると、さらに「裏」があって…
『竹取物語』のSF的解釈と同様、文化伝承を忘れて読むと別解として「異世界侵略者」が姿を表します。
「昆虫星人」と言っちゃうと安目となるところ、「常世蟲」としたところが、第1回日本ホラー小説大賞佳作の所以です。
あくまで、持論ですが(笑)。
>>149 同じネタを使ったヤシに
・ガダラの豚
・かまいたちの夜2−底蟲村篇
があるわな。他にも結構あるかも
151 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/08 17:58
馬鹿はなんちゃって電波ですか?
何が素晴らしいかまるでわからん。
1は面倒見いいね。
今更なんですが、『呪怨』(ビデオ版1)観ましたよ。
発禁スレスレ!!…との触れ込みでしたが、たいしたことなかったかも!?
映像的なインパクト(伽椰子登場は貞子チック)はともかく、これではストーリーが断片的すぎて意味不明なんじゃないかな(笑)。
まぁ、ノベライズ版を既読だったので問題なく楽しむことが出来ましたが…(一番評価できるのは小林くん役の柳ユーレイだったんだけどね。)
ところで、映画版を観たヒトっていますか?
『呪怨』(ビデオ版1)
イイヨイイヨ〜!
呪怨の小説ってどうですか?
>>157 『呪怨』(ノベライズ版)良かったですよ。
特にビデオ版1-2を観たというヒトは必読です。(解決編の要素あり。)
内容自体は扉にある、
呪怨【じゅおん】──以下、省略。
に忠実に展開していきます(笑)。
よって、途中からグダグダに思えても「これが呪怨ですから…」と納得するしかありません。
謎解きのキーにもなる伽椰子の「○記」は恐る恐るページをめくっていく感覚(恐いもの見たさ!?)が主人公とリンクして絶妙に伝わってきます。
『座敷女』とか『兆』を踏まえて読んでみるのも面白いかと…
1さんは物知りですね。
一日何時間読書しておられるんですか?
もしよかったら教えてください。
>>159 レスありがとう。
でも、そんなに読んでないですよ。
本当に読書家の人にはきっとバレバレだと思うので恥ずかしいです(笑)。
1さんのベスト5は何ですか?
162 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/14 02:03
アゲ
同じアリスでも
「アリスの夜」のほうが全然面白いと思う。
>>161 ベストといわれると、いろんな場合のベストがあるので、すぐに頭に浮かんだ中から5つ挙げてみることにしました。
『酔歩する男』小林泰三
『レフトハンド』中井拓志
『Gene』瀬名秀明
『閉じ箱』竹本健治
『十二月のゾンビ』瀬川ことび
なんか本当に無節操になったけど、どれも間違いなくお気にいりです(笑)。
基本的にどんな作品!?でも肯定派の私なので、それぞれに1ヶ所くらいは印象に残るフレーズなり話題が見つかります。
それでも、どーしてもダメだったのが、
『そして、またひとり…』幸森軍也
ビックリです。
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/14 15:43
>>164 上3つは漏れもかなり上位にランクインします。
ところで、「家に棲むもの」を読み終えたのですが、
「5人目の告白」のオチの意味がわからない…鬱
どゆこと?読解力なくてスマソ。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/14 16:03
瀬名秀明の「Gene」って短編?読んだ事ないんだけど
>>167 短編ですよ。「ゆがんだ闇」っていう短編集に収録されてます。
因みに「ゆがんだ闇」はオムニバスとして自分の中では今のところNO1です。
オススメです。
>>168 ありがとう。「ゆがんだ闇」ってけっこうBOOKOFにありますね。
今度チェックしてみよう。
>>165 「五人目の告白」再読してみました(笑)。
例えるなら無重力小説!?といった感じでしょうか?(落ちる概念自体が無い。それでも、あえて…というならそのまんま!!)
…で、こんなことしてみました。
濃→4≧6>家美≧1>2≧3>5→薄
難解というよりも、ちょっと遊びすぎですよね、これ。
「お祖父ちゃんの絵」も同系っぽいと思いました。
角川ホラーって表紙で損してるような気がします。
あの安っぽい(失礼)CGはちょっと萎えてしまう・・・。
かといって「黒い家」「バイオハザード」みたいに映画俳優が出ても嫌だし・・・
ワガママですいませーん。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/16 09:59
>171
確かに大体そうだよね
でも『だからドロシー帰っておいで』はイラストだったし、内容にも合ってて
良かった
それから『黒い家』と『ISOLA』は初版時と表紙変わってない?
173 :
bloom:03/04/16 10:26
そんなことをいったら
「リング」の表紙バージョンが
いくつあるのかと
>>172
「アリス」の表紙は好きだけど「プルトニウムと半月」の表紙はどうかと。
パラサイト・イヴって一時期ゲーム?の女の子キャラが表紙になってた
ような。あれは萎え。
>>170 レスありがとう。でもよくわかりませんw
>濃→4≧6>家美≧1>2≧3>5→薄
これはどういう意味ですか?
ホント全然理解できてません。もう一度読み直します…
>>171-176 はげどう。
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/17 05:31
アリス読みました。
クウォータームーンの方が全然面白いね。
だいたい学がたいしてないのに(←俺の事ね)
9.7次元とか言われてもピンとこないよ。
(^^)
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/17 11:47
プルトニウムは表紙はともかく内側の写真がよいね
廃墟にヒマワリがポツンと咲いているやつ
181 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/17 18:07
>>178 あれは理解するまで読み続けるのが面白い
中井氏の年内発言は信じていいものか
しかし長編のレギュラー陣はそろって遅筆
短編のエース小林氏は新作不評
大丈夫かなホラーシリーズ
今回の大賞は期待できそうかね
『ファントム・ケーブル』一気に読了しました。すごくイイです!
角ホの牧野修ではBEST1になりました。
何が良いって、徹底した救いの無さが、しかも次々と襲い掛って来るというか、なんというか…
これって、ある意味リメイクだと思うんだけど、作品の選定も順序も大成功でしょ!!
単品としてよりも一本の作品群としたことで全体に意味を持たせることが出来たのではないでしょうか?
他の作家(貴志・鈴木・瀬名あたりで…)にも、このようなリメイクアンソロジーを是非お願いしたいです。
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/19 00:25
>>182 やっぱ小林氏の新作は不評なのですか?
自分も読み終わって、いつものキレがないなぁと思いました。
関係無いけど、「5人目の告白」に出てくる女と
「獣の記憶」に出てくる女がすごいかぶる。
同一人物かも?ってオモタヨ
185 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/19 01:33
>183
リメイクって言葉の使い方間違ってるような…
自分は牧野ファソだけど、『ファントム・ケーブル』は、好きな作品はあるけど短編集としては
弱い気がするなあ。言葉の濃密さが足りない、っていうか。角川ホラー限定だと
ドロシー>>アロマ=忌まわしい>>ファントム>スイート>バイオ
かな
>>185 『だからドロシー帰っておいで』はビジュアル的な見解から世界に没頭することができませんでした。
そういえば『バイオハザード』は未読なんだけど、ハリウッド(映画)版と比較してどうですか?
…短編集って考えちゃダメですよ(笑)。
『ファントム・ケーブル』という新しい一本の作品群として価値あると思うんです。
だからリメイク(笑)。
これって変ですか?
バイオはスカスカテす
牧野って、ゲームのノベライズは駄目な気がする。やる気なさげ。
忌まわしいは多分角ホじゃ出てないベ
あと人口すくねぇしあげ進行でよくない?
>>1 つーか、『ファントム・ケーブル』は短編集としては弱いから、なし崩し的に
完成した後、前後に肉付けして厚みを持たせようとしただけだと思うが。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
193 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/20 13:46
大賞受賞作の発表形式が一定でないのが気になる。
文庫で出したりハードで出したり
佳作出したり出さなかったり。
伊島の書き下ろしよりジュリエット文庫化しろや。
大賞とってんだから。
あと夏の滴と古川も。
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/20 13:51
馬鹿がいなくなっちったね
語ること無くなったのかな
無いね。叫びの中に沈黙があるなら、その逆も真実だから。(←かっこいい。濡れた)
なのに俺はまたこんなものを。
――嘗て俺は、玩具修理者と人獣細工をハードカバーでまとめ買いした。
当時はそれ程惚れ込んでいたが、飽きた。(こら、泰三(たいぞう)!)
『密室・殺人』・・・ふう。オフー。
『ΑΩ』・・・どうなんだか。 同人誌かよ。
どうせなら、アレのオマージュにすればいいのに。
大戦/軍部/石井七参壱部隊/生体兵器/昆虫遺伝子/人体改造
外国/現地/誘拐/実験/犠牲/奴隷/離別/絶望/憤怒/脱出
密偵/細菌兵器/陸戦/空戦/海戦/対戦車戦/対改造人間/核
『化』ケ物
『免』疫応答遺伝子所持者
疾風迅『雷』
呪『蛇』(Jude)
『大』力
民族『和』合
――地獄の底に投げ捨てられた闇の戦史が、今紐解かれる――
原作:小林泰三(たいぞう) 監修:荒俣宏 設定:岡部いさく
『化免雷蛇・大和-19XX-』――絶賛放映中止。
※)中止の理由
番組ノ感冒ヲ受ケタルオ子タチノ間ニテ、弱肉強食、七生報国、伝統ノ送リびんた等ノ嘆カワシキ前時代的運動ガ流行セシモシタマイニシテ候。
・・・この泰三(たいぞう)野郎が!!
>>197 朝っぱらから怖がらせてしまったね。大丈夫、私は変態ではないよ。フフ。
小林泰三は「ΑΩ(アルファ・オメガ)」という小説を書いているんだけど、
これに出てくる主人公は、宇宙生命体と同化して、ウルトラマンもどきに変身する(本当です)。
これはウルトラマンに対する作者なりのリスペクトというか、オマージュだと思われる。
内容は科学特捜隊というか、少年の夢、SFスペクタルを大人向けにした感じ。
でも、内容があまりにも作者の自己満足という感じがする。
読んでいて楽しいんだけど、ふと我に返り、「これ売れるんスか?」と余計な心配をしてしまう。
そんな本なんだけど、このオマージュがウルトラマンではなく仮面ライダーだったらどんなのだったろ、という妄想のネタ。
小林泰三の趣味や意向は全く考慮していない。
第二次世界大戦+石井731部隊+仮面ライダーという話を俺が読みたかっただけ。
自分で書いてて思ったけど、このネタには覚悟のススメの影響が強いと思う。
ああっ解説してしまった。そもそも角川ホラー文庫とは何の関係もなくてヤバイんですが。
>>196-198 『化免雷蛇・大和』読了しました。
最近、流行のイケメンヒーローとは一味違った!?ハードボイルドな大人の雰囲気が、とても良かったです。
(…しかし、一つ疑問が、
果たして、雷蛇が軍部の最終決戦兵器として正常?に機能していた場合、本気で戦況がひっくり返ると考えていたのだろうか?)
ちなみに、実は米諜報員だったオヤッさんを主人公としたサイドストーリーも是非、読んでみたいです。
閑話休題…
たまにはネタも面白いですね(笑)。
瀬川ことびって、どんな感じの作風なんですか?
ここの住人の話が聞きたくて。
あと、クオータームーンを読みました。中井作品では一番好きだな。
瀬川ことびはラノベ風味。
グロや恐怖を求めている人は読まんでいい。
お笑い系ホラー
>>200-202 「君、幽霊だけど言ってる事は正しいよ。」と冷静に対処出来る分別ある(風変わりな一面を持った、あくまで)普通の人々が主人公です。
このヒト達が「よそんちのカレー」「旅先の枕」くらいの違和感でホラー世界を描きます。
平和でハートウォーミングな作風です。
エンドロールに『ビューティフルサンデー』が流れてくる所を想像して頂くと分かりやすいと思います。
まだ未読でしたら『お葬式』から。
短編3冊終了し、且つ、瀬川作品が大好きで心にゆとりのある方は『7』もどうぞ(笑)。
>>202 『7』はまさにラノベファンタジーですね。
ほう〜。楽しそうですな。明日学校帰りに買ってみようと思いまつ。
楽しみ・・・・。
>>204 読んだら感想よろしくね。
気に入る作品が見つかるといいですね(笑)。
しかし、五月はどんなラインナップかね?
先月まとめて出し過ぎでない?
禿しくシケそうな予感。
林巧「ダブル・ビジョン」
長坂秀佳「黒い童謡」
五代ゆう「晴明鬼伝」
五代ゆうのは分厚い? どこまでFTではなくホラーになってるのか楽しみ。
208 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/22 10:35
長坂また思わせぶりなタイトルつけて…
長坂はなんで本出せるのか?
まあ弟切草の実績でしょう
ゲームのね。
あとブックオフでホラーガイド買ったら
インタビューで飯野さんが怖いと思う物に
2ちゃんねるをあげててワロタ
>198
>第二次世界大戦+石井731部隊+仮面ライダー
山口貴由『覚悟のススメ』(秋田書店)という漫画がまんまソレ。
主人公は731部隊っぽいやつを指揮していた軍人の子孫で、戦時中に
開発された「常人なら装着しただけで死亡確実」の超鋼「強化外骨格・零」
を纏い崩壊後の東京で大活躍、というのが本筋。そこに大ボスとして両性
具有の兄が絡んできて……言葉じゃ説明不能。
小林泰三並(以上?)にグロテスクかつ耽美な傑作です。
213 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/23 19:20
「ハグルマ」読んだ人どうでしたか?
あらすじ見たら面白そうって思ったんだけど…
今はアリス読んでて、次は「ファントムケーブル」かこれかで迷ってます。
>213
ビミョー。
漏れはイマイチ楽しめず。
215 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/23 19:52
面白かったよ ただ
ホラーって人によって激しくツボが違うからなあ…
このスレと北野スレ、牧野スレのログを見ればわかると思うけど、みんな評価
がまちまちだからね
ちなみに自分は3月発売分では ハグルマ>>ファントム>>>家、でした。
アリス、剣、橋はまだ積読
>>213 『ハグルマ』
>>75-83 『ファントム・ケーブル』
>>183-190 他のレスがあるまで、とりあえず、この辺を参考にしてみてください。
私的には…
『ファ』>『ハ』でした。
『ハグルマ』は所謂、仮想現実的なゲーム世界を想像していると、ちょっと違うかも?
出遅れた!!
>>214-216 レスありがとう。人それぞれみたいですね。
ただ、「Gene」みたいなのを期待してたのですが、違うっぽいですね。
牧野はアロマしか読んだことがないので(北野は一冊も読んだことないけどw)、
牧野を知るという意味でとりあえずファントム読んでみたいと思います。
えーそれでは、朝の一曲、歌わせて頂きます。
SHOOOOCK!! 嘘で固めた〜 ナイフ切りつけ〜
>>218 牧野の「病の世紀」という本もちょっと面白いよ。
などと、申し訳程度にレス。
角川じゃないけど。
>>218 あと、知ってるかもしれないけど、北野だったら「かめくん」がいいと思うよ。
などと、申し訳程度にレス。
角川じゃないけど。(確か、どっちも徳間だったような・・・)
SHOOOOCK!! 夢を飲み込み〜 街は輝く〜
あと、唐突に思い出した。俺は『JULIET』を読んだことがあった。
全然印象に残ってなかったんで忘れてたけど。
文章が、変な少女小説ぽかったような気がした。
「さらさら・・・」みたいな。
内容はどうでも良い。つうか、大賞クラスではないと思ったなあ。
強いて言えば、『二色人の夜』と似ていたようなそうでもないような。
あんまり人には勧められない。
あと、表紙が『スワン・ソング(マキャモン)』と似ていた気がする。
出ました!顔が!みたいな。
223 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/24 18:11
ジュリエット評価低いの?
今回のはタイトルからして恐そう。姉飼。
夏の滴はどうなの?
文庫化しないと読む気しないよ。
夏の滴のほうが大賞にふさわしいよ
>>馬鹿
レスサンクス!
「病の世紀」も「かめくん」知りません。今度暇なとき探してみます。
ジュリエットは出た当初、買おうかどうか迷って「今度でいいや」と思ってたら、
もう何処の本屋にも置いてません。
>>225 本屋になかったのなら、それが運命です。即刻に忘れるべきです。
あなたが本当に読みたいと思っていぬれば、いつか必ずその本と巡り会います。
どうしても見つからない時は、金の力にものを言わせればよいのです。
それが汚人(おとな)になっていくということです。血しばきます。
嬢の家に侵入、乃至、十歩歩き、右、壁の裏調べます。天の声しますか。(しません)
嬢の穴掘りますか。(掘ります)たくさんの歯ぎしり出土します。嘘の神に誘拐されました。
汚人になりたくなかったら、即刻のこと、本を注文すればいいのです。正当です。故怒喪(こども)です。
あなたの、汚人か故怒喪のどちらかになるれ。必ずのことです。呪ます。足の裏に肉詰め込みます。
裏山の顔の裏です。正当です。ジュース作りました。絞り汁飲み込みます。
ですから注意しましょう。出口王仁三郎になりました。ささくれて頭くじられます。地獄です。とても地獄です。
林巧あらすじ読むかぎりでは面白そう
5月新刊、
『黒い童謡』長坂秀佳
も話のもって行きようによっては…
童謡「ずいずいずっころばし」「花いちもんめ」「かごめ」「通りゃんせ」…
諸説、語り尽くされた感もありますが、恐いもの好きには、たまらないテーマ(本当は坂東眞砂子あたりに…)ですよね。
人体実験!?という所がよくわかりませんが(笑)。
あと、
『ボイス』吉村達也
が先行して発売するけど、映画のスポットを見る限りでは大したことなさそうでした。
…どうなんでしょう?
229 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/26 22:31
ボイスがリングの後追いって話しは聞くね。
期待はしてないなー。
長坂の汚名返上にはもっと期待してないが。
230 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/27 18:02
長坂は眼中に無い。
5月は目ぼしいのは無さげですな。
231 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/27 21:33
とりあえず林巧を開拓してみる。
俺も長坂は手が伸びない。
有志にまかせます。
有志というか無志
ドグマグをホラーから出せばいいのに。
sf板にホラー者を増やす為馬鹿同様コテを名乗ろうと。
今夜も一冊のホラーに鳴咽泣き笑い唾液精液その他電波などを飛ばしてみる。
いっぱいあるが通好みなところで江戸川乱歩の芋虫など。
短篇はいいね。怖さを表現するなら短篇だ。これは定説。
ちなみに黒い家が好きな皆さんは、あまりのレスの早さに
昨日からモニターに喰いつき、F5を連打するサイコ野郎を思い浮かべたかもしれないが、
んなこたない。偶然ですヨ。
これから嫌でうざい長文が続くよ。読みたくない人は無視して下さい。
「芋虫」はいろんな読み方が出来る。一つ取り上げると、時代性に伴う圧迫感がある。
「芋虫」はその圧迫感の共有感覚が凄いと思う。当時の読者であったろう人々、皆がこの小説の当事者だったろうから。
今やっている戦争とはまた別の感じだけど。
今の戦争は「リング」を薄めて世界中に撒き散らした感じかな。
リングはね、俺はこんな小説だと思う。
日本の「都市」の何処かで凄まじいことが起きているが、誰も明確な事実には気付かない。
(「都市」としたのは、共同体下の出来事ではないことの象徴として、敢えてのこと)
でも何故か、日本中というか、わかりにくいがいわば「世間」がその不気味なことを何となく肌で感じ取っている。
人と人のコミュニケーションが薄れているのに、何故皆が不気味なことに気付いているのか。
ビデオテープというメディアを通してなんだよね。これはそのまんま、マスメディアに置き換えられる。
これは戦後のホラーなんだよ。メディアが無かった時代、人々は共同体の外のことは考えずに生活していた。
今はテレビやネットがあるから、いわば自分たちが暮らす、小さな箱庭世界の中にいる自分を、ぼんやりとではあるけれど、
昔の人よりも意識しやすいと思うのね。自分たちがいる町や都市や国を、箱庭のようにぼんやり外から眺めてる感じね。
でも、その視点は自分のものじゃなくて、マスメディアのような最大公約数的(=薄められた)な視点だったり、ネットのような狭量で偏った見方だったりする。
特にネットに顕著なんだけど、ネット上の意見は混ざるんだよね。本人も意識しないうちに、他人の意見と混じり合う。
利用している人の数だけ個性・多様性があるように見えるけど、実際は似たような意見がほとんど。
誰かの意思を介在させずにその箱庭世界を意識することは出来ない。そして、そこに人間はいない。
世界のどこかで凄まじいことが起きているが、誰も気付かない。名前のない人が死んでも、誰も何とも思わない。死体も目にしない。
これが今の戦争だと思うのね。今というか、今の日本ね。
つまり、「芋虫」と「リング」は、戦争を境に大きく分かたれた、日本の姿でもあると思う。
前者の恐怖は、戦争という気色悪い膜で覆われた世界だけど、それでも明確な、各々の個人の恐怖だった。
でも後者は、もはや誰の物でもない恐怖なんだよね。確かにどこかに存在する恐怖なんだけど、実感には乏しい。
起きた・起きている恐怖か、起き得る恐怖かの違いかな。
「リング」からメディアの要素を抜き取ると、もはやホラーでもなんでもないんだよね。
貞子は誰にも知られないまま死んで、それで終わりだから。
そうなると「リング」は成立しない。共同体があった時代の、濃密な人間関係or超自然的ホラーに戻らざるを得ない。
そんな手垢のついた表現方法では、流石にあれだけ多くの人々の共感を得ることは出来なかっただろうし。
日本の土壌というか都市の成り立ち方では、キングのようなファンタジーも創造しにくいしね。
「芋虫」がごく限られた場所で起こる、閉じた物語(上記の濃密な人間関係に該当)なのに対して、リングが拡がっていく物語であることも、時代性を象徴していると思う。
濃密なものは、ひとところに留まる。一方、薄いもの(ex.現代の人間関係)は、希薄さゆえに、どこまでも、どんな場所にすら侵入していく。
これは憶測だけど、乱歩は「芋虫」を個人的に書いてしまってもよかったのだし、実際そうだったと思う。
私小説としてもぎりぎり成立するレベルというか時代というか。まあ、今の俺が見てそう思うだけかもしらんけど。
でも、鈴木光司は個人として書かなかったし、書けなかった。先見の明というか。
それを描くのは難しいし、捉えにくいけれど、描くべきだったのは、全体の恐怖なんだよね。
こうして書いてみて、改めて「リング」の上手さを感じた。
「芋虫」も然り。やはりホラーと時代性が完璧に絡むと、傑作になる。
なんだかなあ
普段小説なんか読まない社会学者あたりが、たまたま読んだリング
に感激しちゃって、自分の提唱する仮説に応用しましたって感じだ
「リング」に比べて「ループ」が凡百な出来なのは、鈴木個人のメッセージ性が強かったからだと思う。
「生きよ!」みたいな。もののけ姫かっつうの。
俺、思うんだけど、メディアで明確なメッセージを飛ばす奴って、そんなにいないと思うのね。
メッセージの送り手はいて、顔もはっきりしてるんだけど、受け手は無数のカオナシ、みたいな。
朝まで激論!とか、テレビで口角泡飛ばして、ぎゃあぎゃあ騒いでいる人たちいるけど、
あれ見てて思うのは、「お前ら自分が正しいってこと証明したいだけじゃねえのか」ってこと。
いや、あれはそういう番組だし、それでいいのかもしんないけどね。騒ぐ人たちを観察して楽しむ、みたいな。
国民よ!とか、そこのお前!みたいな個人的なことを、たかだか出演者の一人だけが言っちゃ駄目だしね。
それにあれは、みんなの番組だしね。金がかかってるし。
もし個人的に言いたいことがあるなら、金払って好きなだけ言いたいことを言えばいい。本でもテレビでもネットでも。
で、テレビ上の討論ですが、あれ見てても、後に残るのは疲労と混乱というか、誰も問題を整理しない。
奴らは言いたいこと言ってるだけね。俺に語りかけている感はゼロ。見てる俺はカオナシ。
一方、そうではない送り手・語り手として、村上龍なんかは、この読者への語りかけ方が、まあ上手いと思うのね。
読んでると、ただ事ではないような気になってくる。
で、例の後書きで、「俺はお前に向けて喋っているんだZE!」みたいなことを言って締める。
あれを読んで、読み手は、自分がカオナシではない(ような気がする)。
あれだ、龍は、おだて方が上手いホストみたいなもんだ。
まあそれは一種の文章のテクニックだし、あんまマジに受け取るのもアレなんだけど。
でね、物語のメッセージ性ですよ。
それが物語であってどんなにフィクションでも、現実の位相(?)の一つで、それが強ければ、
自分の世界と物語の世界とが混乱し、入れ替わったり、場合によっては再構成されたりする。
村上龍は個人的なことを書いているわけではないし、村上龍個人の色は作品から脱色されているから、まあ、鼻につかない(いや、つくのも多いけど)。
でも「ループ」は、鈴木光司の主張全開。厨房度100%っつうか、中年版「青年の主張」みたいで手に負えない。
あのメッセージを食らっても、読む前と何にも変わらないというか。
もののけ姫は、ラストのメッセージよりは、寧ろ主人公たちが悶え苦しむ過程を描き出すことの方が主眼っぽかったらから、まだわかるんだけど。
「ループ」は、飲み屋で、酔った親父が熱く語ってるのを聞かされてるような。
俺は、親父が叫ぶのにしても、大仁田みたいなのは好きなんだよ。あれは、実際には内容のあることは一つも言っていないから。ギャグとして成立する。
でも、「ループ」はギャグでもないし、鈴木はホストでもない。
じゃあこの小説はなんなんですか。エンターテイメントですか。なんですかそれ。
無理にジャンル分けしたい訳じゃないけど、でも話がつまんなくてジャンルが不明っていうのは、話の焦点が絞り込めていないんじゃないですか、みたいな。
上の方で「リング」を褒めたから、このぐらいはは貶してもいいと思う。つうか、作品の完成度に差がありすぎ。
「リング」は凄い。なんであんな小説が出来たんだろう。あれは素直に凄い。読んだ後であれほど「クル」ホラー小説はない。
「来ーるーきっと来るー♪」という歌は、このことを言っていたのだね。今僕はわかったよ。
「神々のプロムナード」はどうなんだろう。凄いんでしょうか。クルんでしょうか。
本当に俺の長文はうざいから、嫌な人は無視してくれ。
「リング」のヒットには映画版の活躍も大きい。
俺は高橋克典の「リング」のテレビスペシャルを見て衝撃を受けて、小説版を読んだ。
映画版は最後。あの貞子演出は凄い。ネタバレ公認の唯一の作品じゃないか?
だいたい、○○○から人が出てくるなんておかしい。
汲み取り便所とか井戸じゃないんだよ?携帯電話だと小さすぎるし。絶妙。
同じ監督の「女優霊」「呪怨」「リング2」もちょっとだがヤバイ。貞子に比べると落ちるけどね。
「穴の空いた写真」「階段から」「夜の外、電話ボックス」「首振り」――ヤバイ。
でも、そういうヤバさって、いわばお化け屋敷のヤバさね。
一過性で、後をひかない。
それとは別に、メタレベルでのヤバさが、「リング」には備わっているんだよ。
それが、俺が
>>238-239で言ったことなんだけどさ。俺らがいる現実とリンクしてるのね。
それを広める助けに、映像版の「リング」が一役買ったんだと思う。
実際、小説の内容と同様に、リングが実際に世界中に広まってしまったわけだし。
アメリカだけでなく、どんどん拡散していくかもしれない。
それは、メディアの力がなければ絶対に無理。
こんなに現代性を抽出したホラーはないでしょう。実際にメディアを取り込んでしまったというか。
作品の中で描かれた世界が、現実になってしまったんだから。
俺らが逆に、メディア主導の世の中で生きていることで、なんか作品の中に取り込まれちゃうのね。俺ら自身が。
リングはそれを描いてしまった。これを超えるのは大変だよ。
でも、だからこそ、「リング」を超えるような作品を輩出するために、角川ホラー大賞があると思うんだけどね。
実質、「リング」が角川ホラー大賞だと思うのね。メフィスト賞No.0が京極だったみたいにね。
角川ホラー大賞、該当作品が無い年もあったよね。これは、仕方がないと思う。「リング」以上だとね。
「パラサイト・イヴ」も「ぼっけえ、きょおてえ」も、そりゃ出来は良かったけど、内容はもう忘れてしまった。
「黒い家」は、怖いというより、上手い。「ジュリエット」は弱い。
で、今度の「姉飼」でしょ。果たして「リング」以上のインパクトを残せるのかな、と。
大賞受賞作品にはもっとプレッシャーをかけてもいいと思う。前回のジュリエットの印象が非常に薄かっただけに。
あと、長坂みたいのは、もう本を出さなくていいと思う。少なくともホラー枠では。
俺はね、角川ホラー大賞に残された分野は、神話とか物語だと思う。
クトゥルー神話みたいな、脳に焼き付いて離れない、強烈なやつ。
「リング」は、どっちかっつうと都市伝説+民話だしね。
そうではなくて、俺らの生きている世界に寄りかからなくとも作品単体で成立するような、
完全オリジナルのファンタジー的ホラーね。ローではなくて、ハイ・ファンタジー。
そうなると、ここがSF・ファンタジー・ホラー板だということを思い出す。
SF系ホラーとホラー作家はいると思うんだけど、ファンタジー系ホラーは未開拓だと思う。
ファンタジー系で強烈なのが欲しい。
246 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/28 19:44
ファンタジーなんてイラネーヨ>バカ
247 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/29 01:13
>>馬鹿
めんどいからあんま読んでないけど、なんだか凄いね。
これからはもっと簡潔にズバッと書いてくれ。
つーか何者?ってオモタヨ>馬鹿
そこまで見えてりゃ馬鹿がかけばいいのどぁ
ベルセルク小説にした感じか?
ファンタジーは日常的に人死ぬし人じゃないもの出てきても
わくわくするけどな
でも「馬鹿の長文」は、馬鹿の主張全開。厨房度100%っつうか、2ちゃんねら版「ホラーの主張」みたいで手に負えない。
あのレスを食らっても、読む前と何にも変わらないというか。
ループは、ラストのメッセージよりは、寧ろリング、らせんで広げた大風呂敷を畳むことの方が主眼っぽかったらから、まだわかるんだけど。
「馬鹿の長文」は、飲み屋で、酔った親父が熱く語ってるのを聞かされてるような。
250 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/29 22:24
「ループ」は普通に感動しました。
まったく...貶す事しかできないのかよ?ネタを提供してくれただけでも俺は嬉しいよ。こんなマイナー板に..
252 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/29 23:17
>>251 自作自演か?
あんな長文つかっときながら
まともに読んでも何も得るもんがねえよ。
まあそれは本人もことわってるけど。
ネタならネタでみんなが楽しめるようにやってくれ。
温和な板だよここは。厨な板ならもっと激しいぜこれは。
253 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/30 00:59
俺は嫌いじゃないZE>馬鹿
ただ長文はめんどいからあんま読む気にならないけどね。
馬鹿が芋虫に触れているのでレスっとく。
俺が芋虫衝撃だったのは、単純に目、耳、口、手足を失った世界って怖えー。
ってそれだけだった。恐怖って、原子の感情だから怖いもんは怖い。
時代に関係なく。
なので馬鹿が分析してるのを見てもよくわかんない。
ホラーなんて怖ければいいではないか。
や、あと、リングも怖かったけど黒い家のが怖かったな。
自分と主人公重ね合わせるとやっぱ刃物もった基地害に、
深夜のビル追っかけ回されるって無茶苦茶怖いよ。ありえなくないし。
それに比べるとリングとか墓地を見下ろす家はどう考えてもありえないって感じだしねえ。
だから芋虫が好きかも。自分がああなったらやっぱ死を選ぶぐらい怖いね。
256 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/30 12:19
俺は乱歩は「人間椅子」を図書館で立ち読みしたことがあるくらいだが、
芋虫とか面白そうだね。短編集でも買ってみようかな。
「黒い家」ねえ……。
この程度のヤツなら近所にもいるぜって、がっかりしたけどなあ。
みんなお上品な地域に住んでんだねえ。
むしろ、ありそうだから怖い。
やっぱり日常の隣に潜む恐怖が一番怖いと思うけどね。
こんな奴いそうだとは思うけど
さすがに殺されそうになったことはないもの。
勿論リングは、貞子自体の恐ろしさもあると思う。
だけど普段目にしているビデオと
いたずらとしてやったことのあるひとも多い
呪いのメッセージを使った点が
一番恐怖を駆り立てる要因だと思うんだけどな。
まんじゅうこわい
>>257 NY在住?
当方周りは田んぼのくそ田舎。
坂東真砂子の世界
『黒い家』は普通に面白いけどホラーじゃないね。
いや広義のホラーには含まれるかもしれないから怪奇小説ではないと。
しかしそういったヌエ的なところが角川ホラー文庫をもうひとつ
ブランドとして弱くしているのではないかと愚考する次第。
262 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/04/30 22:54
>>261 でも黒い家をホラーじゃないって言ってたら、
角川ホラーはほとんどホラーではなくなってしまうと思われ。
ありそうだから怖いってのは、ホラーとしては志が低いよ。
ありえない怖さを文章の力で疑似体験させてしまうのが、ホラーの本懐。
>>263 そこらへんに拘ると、SFと同じ末路を歩むことになるから、やめといたほうが無難かと(w
265 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/01 02:12
>>263 その考えには目から鱗です。
だがそうなると自分はまだ心底震え上がるホラーに出逢えてない。
本漁りが足りないかな?
266 :
動画直リン:03/05/01 02:13
怪奇幻想畑の人間は概ね263に同意するでしょう。
僕もそうですけど。
ホラーの中の畑違い論て、前スレでは無かったね。
幻想怪奇もので、怖いやつキボン。
作品選択の基準としてカテゴライズするというのは確かに便利。
以下、自分なりの区分です。
サイエンス・バイオホラー/『パラサイト・イヴ』『レフト・ハンド』
サイコ・サスペンスホラー/『黒い家』『アンダー・ユア・ベッド』
古典・新古典(ゴシック・モダン)ホラー/『ぼっけえ、きょうてえ』『墓地を見おろす家』
歴史・伝記(伝奇)ホラー/『死国』『カムナビ』
アクションホラー/『獣たちの夜』『ステーシー少女ゾンビ再殺談』
その他、短編、及び独自の世界観・物語観やメッセージ性が強い等の場合に作品自体が唯一のジャンルを確立している事もあるしね(後続の作品が○○に似ていると表現されたり…)。
あと、
>>269の組み合わせ。
サイエンス・バイオ+アクション=『二重螺旋の悪魔』
みたいな感じの識別、ビデオ屋によくある方法(笑)。
…とはいえ、全てを当てはめて考えるのは不可能かも(追加・訂正・補足よろしく)。
>>268 幻想怪奇という表現がピッタリと思うのは、
『ブルキナ・ファソの夜』櫻沢順
なんですが、恐怖度は低めです。
271 :
bloom:03/05/01 19:26
恐怖のカテゴライズは視覚的恐怖か感覚的恐怖のどっちかかな?
うんにゃ、超自然の恐怖か自然の恐怖かだな。
>>273 確かにそうかも。
てゆうか、視覚も感覚の内だと気付いた。
欝。
UFOが攻めてくるようなのは自然?超自然?
もうこの辺でやめといた方が…
具体的作品論を伴わない定義論は不毛なだけのような
278 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 13:30
結局、ホラーの保守本流の思想が、知られなさ過ぎなんだな。
基本文献として、ラヴクラフトの「文学における超自然的恐怖」とアーサー・
マッケンの「白魔」ぐらいは文庫で読めるようにして欲しい。
でも、こうなると角川ホラー文庫というより創元推理文庫向きの話題かもね(W。
280 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 14:07
281 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 17:02
>>270 確かに、角川ホラーの超自然派では、櫻沢順がピカイチ。
で、「ブルキナ・ファソの夜」の恐怖度はイマイチ(W。
彼の場合、恐怖より畏怖が焦点になっているからね。
恐怖度では「ブルキナ──」よりもハードカバーで出てた「アウグスティヌスの
聖杯」の方が上だと思うんだけど、これは主人公の感性が特殊なんで、ますます
読者を選ぶ小説なんだなあ。
282 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/02 18:17
角ホが日本のホラーの定義を曖昧にしたんだとすれば
ここで語るのは不毛か?
荒れなきゃここで語っちまって構わないと思うけど。
キングもクーンツも本流じゃないってことになりそうだな。
284 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/03 00:34
キングの小説は、人間の内に潜む悪を題材にしている場合でも、より大きく
根元的な「外なる悪」と呼ぶべき存在が出てくることが多い。例えば『ザ・
スタンド』のランドル・フラッグとか。
これは宇宙の破壊的な側面を具象化したキャラで、ラヴクラフトにとってのク
トゥルーに近しい。キングが、一見すると作風がまったく異なるように見える
ラヴクラフトを高く評価しているのは、このような共通点があるからだろう。
つまり、キングはホラーの保守本流の伝統をよく受け継いでいる作家と言える。
クーンツはインタビューなどで、「自分では新たなジャンルミックス小説を作
り上げたつもりなのに、ホラーとして売れしまった」とか抜かしているね(W。
もっと本音を言うと「ホラーって売れてたから利用しただけだよ〜ん」てな感
じじゃないの。
285 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/03 02:13
『家に棲むもの』がおもしろかったから
自分のなかで久々にホラーブームが再燃しそうだったけど
『アリス』『剣の門』共に展開がダルくて読了できんかった。
考えてみれば文庫書き下ろしで満足できたのって『クリムゾンの迷宮』くらい。
デフレでも単行・文庫の基準は変わらないんだな。
そしてなにより田島照久ってヤツのカバーデザインがヘボすぎる。
1と馬鹿、レスしなくていいよ。
286 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/03 13:05
だいたいね「サイコホラー」ってなによ
サイコときたらサイコスリラーでしょうに
スリラーとホラーがごちゃまぜになってるのがこの文庫ね
と、まぜっかえしてみる
287 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/03 21:09
『クリムゾンの迷宮』とかになると、スリラーと呼ぶことすら躊躇われるよな。
でも、ごちゃまぜ路線もそれはそれでいいんじゃないの?
むしろ問題は、保守本流の方の啓蒙活動が地味すぎることでは。
まあ古典的な怪奇小説は退屈と感じる向きもあるだろうが
ウェイクフィールドの『赤い館』(国書刊行会)はおすすめ。
表題作のほか「ゴーストハント」「悲哀の湖」なんか秀逸。
そもそも今の時代、正統怪奇小説を書く作家がいないから
現代日本人作家が主力の角川ホラーに(以下略)
なんとなくだが、「いくら正しく観測と計算しても人間には及びも
つかないものがあるんです」という、基本的には敗北の物語なん
じゃないかと思う>ホラー
「頑張れば、最低でもそれなりの勝利は得られる」のがSFで。
>>288 まてまてい! 福澤徹三がおるではないか。単行本は2冊しか出ていないが、
『幻日』は良いぞ。
>>290 でも、モダンホラーはけっこう後者が多いね。
ホラーは勝利かと思われた後の、足元にポッカリ穴が
開くような絶望感がいいんでないか。
とりあえず諦めなければ何とかなるSF的ご都合主義には負けらんねえな。
関係ないけどホラー好きには自虐的だけど明るいみたいな二面性の持ち主が多い?
1!出てこい!
294 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/04 01:07
読み終わったあとに頭がくらっとくるような…
つまり小説の世界に没頭して、一瞬現実の世界を忘れさせてしまうような
そういう強烈なホラーが読みたい。今まで読んだ中では、「酔歩する男」
が強烈だったな。頭がくらっとくるというモノの中では。
「Gene」も良かった。最近そういうのが無いんだよなあ。
何かオススメないですかね?角川ホラーじゃなくてもいいので。
小林泰三がいいんならP・K・ディックとか北野勇作とかが良いんじゃないかと
思うけど、SFだしなあ。
北野勇作「ザリガニマン」は比較的ホラー寄りかも。
う〜ん…
皆さん難しい話が好きみたいですね。
でも、ちょっと脱線(せめて、どっかに角ホの作品なり作家なりを…)してきたみたいなので、話題を思い切って変えませんか?
新刊でるまで、貴志祐介についてでも(このスレ的に)語りませんか?
『クリムゾンの迷宮』も、ちょこちょこ出現していますし…
『黒い家』はやっぱりありそうで、ありえないし、
むしろ『天使の囀り』の方が親近感が湧くみたいなところがあったりして(笑)。
携帯からなので、レス遅れてゴメンね。
本当ゴメン。
遅すぎた…
>>294 「ストーリー・バー」(『ブルキナ・ファソの夜』収録)櫻沢順
がオススメです。
『酔歩』『Gene』にかなり近い感覚です。
あと、『クリムゾンの迷宮』(言ったてまえ…)も(笑)。
どちらも、ちょっとだけ…異世界!?にトリップできますよ。
>>295 サンクス。探してみる。
>>298 「ストーリー・バー」と「クリムゾンの迷宮」はもう読みましたw
ストーリー・バーはまずまずという感じでした。ブルキナよりは良かった。
クリムゾンはすごく没頭できた。いつもは何日もかけて少しづつ読むんだけど
クリムゾンは気付いたら読み終わってたという感じでした。
時間が経つのも忘れるくらい没頭できる作品はそうそうあるもんじゃないですね。
300 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/04 13:29
アタイこそが 300げとー
>>299 既読でしたね(笑)。
「ゴブリン」(『したたるものにつけられて』収録。全9編)小林恭二
はどうでしょうか?
SF的でもあり古典(上田秋成『雨月物語』より「貧福論」と比較すると面白いです。)的でもあります。
作中で描かれている、破壊すら必要としない世界という存在について、読後に現実世界を思った時、例えようのない不安がよぎっていきます。
>>294で求めている感覚からすると、正反対ということになりますが、私的には『酔歩する男』に近い読了感がありました。
勿論、他の収録作も平均点が高め(作種はバラバラ…)でしたよ。
>>301 それは読んでないです。是非探してみたいです。
有難う御座います。
角ホ作家としての貴志祐介について語りたいと思います。
『黒い家』≧『クリムゾンの迷宮』=『天使の囀り』>『ISOLA』
初読でのインパクトを優先に評価してみました。
『黒い家』はちょうど和歌山の事件が騒がれている際中に読みました。私の中では「大竹しのぶ」よりも、あっちのヒトです(笑)。
『クリムゾンの迷宮』は私も一気読みでした。無関係!?なんだけど映画『8mm』(ニコラス・ケイジ)も良かったです。
『天使の囀り』は読んでる時は確かに面白かったんだけど、今はあまり思い出せない(笑)。なんでだろう?
『ISOLA』だけは正直ハマレなかったです。
304 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/06 00:26
「アリス」感想。
うーん、なんだか思ったよりもハマらなかった。久々の中井作品ということで
こっちが読む前から期待しすぎてたからかな?
作品自体は、後半の盛り上がりに欠ける感じだったのが惜しい。前半〜中盤で
アリスの「笑顔」が炸裂して以降、新しい要素が付け加わっていない感じで。
ラストに向けてもうふたひねりぐらい意外な展開がほしかった気がする(レフト
ハンドはその点最高だった)。
『黒い家』のどこにそんなにインパクトを感じたのでしょう?
ウェルメイドな娯楽小説だとは思うけれど、予想を超えるようなところはほとんど
なく、こじんまりまとめたなという印象だった。
唯一これはと思ったのは、犯人みたいな人間がこれから増えていくのではないかと
いう仮説。でも、これも言ってみただけという感じでもう一押しがないのが惜しい。
逆に『天使の囀り』は、まさかあそこまでやるとは思わなかったので、クライマッ
クスにはのけぞった。
文庫じゃあないけど、小林泰三の「AΩ」読みました。
感想:ジュワッチ。
・・・というのは冗談で、ガが飛行機に突っ込むあたりまでは
面白かったけど、途中からただの戦闘モノになってしまったのが残念。
今のところこの作家だと「酔歩する男」が一番好きです。
>>305 まさに、おっしゃる通りです。
ただし、私の場合は読後に充分消化してからそんな解釈も一部ありと判断した程度です。
初読直後(発表当時)の気持ちにもどった時、はたして、今と同じような感想(評価)を持てたでしょうか?
…なんて、これは受け売りなんですけど(笑)。
私自身、70〜80年代に新感覚!?と評価(『魔少年』みたいな…)されていた作品を、この頃になって、なんとなく読んだ時に同じような感覚になっていました。
見当ハズレだったらゴメンなさいね。
308 :
小太郎某ヒライスト:03/05/06 05:59
じゃあ黒い家を超えるサイコ物教えてほしい。
あれ以上怖い角ホに出逢ったこと無いから、
角ホにこだわらず教えて。
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>>307 もちろん、発表当時の印象です。
私的には『パラサイト・イヴ』が激しく萎え〜だったので、日本ホラー小説大
賞を見放しそうになった。『ぼっけえ、きょうてえ』で見直したけど(と言い
つつ、ほんとは『スイート・リトル・ベイビー』の方が好み)。
>>309 サイコ系の歴史もけっこう古いんだけど、ポオとか超有名どころはすっ飛ばし
てまず、シャーロット・パーキンズ・ギルマンの「黄色い壁紙」なんてどうで
しょう。ゴースト・ストーリーとのハイブリッドで100年以上前に書かれた
ものだけど、ページをめくるのが躊躇われるような忌まわしい怖さは抜群。今
読んでもまったく古さは感じないと思うよ。東京創元社アンソロジー『淑やか
な悪夢 英米女流怪談集』で読める。
同じ路線では、シャーリー・ジャクスンの長篇『たたり』(創元推理文庫)も
怖い。彼女の短篇集『くじ』(早川書房)は、発表時に読者から抗議と戸惑い
の投書が殺到したという表題作をはじめ、読後もずっと後を引くようなサイコ
短篇の宝庫。
犯罪小説系では、悪徳保安官の異常な内面を理屈(分析)ではなく描写で突き
つけるジム・トンプソンの『内なる殺人者』(河出書房新社)が最高。
最近の作家だと、ジャック・ケッチャムがいいね。『隣の家の少女』(扶桑社
ミステリー文庫)は、読み始めたことを後悔するぐらい怖いよ。架空の人物と
はいえ他者の苦痛を楽しむホラーというジャンルの本質を問う、メタ・フィク
ション的要素もある。
とまあ、海外ばかりになったけど、こういう過去のサイコ系の名作と較べると、
『黒い家』は小粒な印象を否めなかったわけです。
>>311 なるほど、かなりの精通者とお見受けしました。
となると、なおさら(あなたのような方に)『黒い家』の再考を…と思うのです(笑)。
これほど細部に渡り完成度の高い作品がありましたか(私の知るかぎり、そうそうないはずです。)?
恥ずかしながら、上記に挙げていただいたもののほとんどを私は知りません。勉強!?不足とは思いました。
きっと、それらカリスマ的サイコパスと比較すると、菰田幸子なんか常識の範疇を逸脱していない(確かに分かりやすいという意味で常套的)ということなのでしょう。
次へ
ただ、そのプロットやディテールに素直に圧倒(感心くらいは…)されませんでしたか?
貴志作品は他の作家に比べて、そういった作り込みが綿密だといえます。
そのなかでも、『黒い家』は特に作者の作品に対する責任感を強く感じたのです。
まあ、全ては読み手が作品のどこに意味や意義を考えるかということなのかもしれませんが…
今回、とても参考になりました。
最近、1がうざくなってきた
>>312,313
うん、だから「ウェルメイドな娯楽小説」だとは思いましたよ。
才能ある作家だと思います。
でも、サイコものやホラーはバランスが悪くても、一読忘れがたいような強烈な
毒や衝撃があればいいというか、無いと物足りない(W。
たぶん貴志さんって、こういうジャンルを手掛けるには人が良すぎるんです。だ
から、『クリムゾンの迷宮』以降のホラー離れは、たぶん正解なのでしょう。
部屋の掃除していたら、『見知らぬ私』が出てきた。
誰もこれについて語らおうとしないのだね、ひどい。
あんまりなんで俺が語ろうと思ったが、内容をまったく覚えていない。
トンネルの話と、電車で異世界に行く話があった、と思う。(別の本かもしれない)
トンネルの方は牧歌的で良かったよ。
牧歌的といえば、『D-ブリッジ・テープ』の爆破シーンも牧歌的で良かった。
つうか、『プルトニウムと半月』も最後は爆破だったな。
そういうお笑いウルトラクイズみたいな締めはやめろよ、と今更ながら思う。
いや、いいんだけどね。
爆破といえば、『X雨』も、最後に原子爆弾が爆発するんだよ。
総理大臣たちは特殊シェルターに隠れるんだけど、まだ装甲中で、ちょっとだけ壁に隙間があったの。
で、隙間を埋める前に、原爆が爆発。
その1cmの隙間から爆風による衝撃波が飛び込んできて、それがちょうど首の高さにあって、
総理たちの頭部がスパーン!と一気に切断されるシーンが笑った。
その後、部屋中を生首がバウンドしまくるんだけど、意識が途切れる瞬間、総理と他の政治家とがキスして、
総理が高校時代の初キスを思い出すシーンが切ない。
あとね、頭部切断シーンだけど、一番背が低いムカツク議員いたよね、宗男みたいなヤツ。
あいつだけ首じゃなくて、脳が中途半端に飛んだのはよかった。
んで一気に幼児退行化して、皆の頭部を床に並べて、疑似家族めいたコミュニティを作るシーンは感動した。
人間の一番醜い部分を体現していたキャラが、純粋さを手に入れて破壊後の世界を生きるなんてね・・・。
やっぱ佐藤の表現力は凄い。
と、こんな感じの後書きだった。(全然違うが)
悪いことに、同時に刊行された長坂のアレと、ネタが被ってる。被りすぎ。
普通、そういうのって、発売時期ずらすよね。
それが作品の骨子ではないからいいとは思うけど。
長坂のはラストだけパラパラと見ただけだから、俺には関係ないけど。(ひどい)
今更ですが、
『The Ring』を観ました。
日本の劇場版をほぼ完全に再現(移植)していたのには、正直いって驚きました。
日本人でなければ理解(共感)しにくい個所も、なるべく自然に置き換えられています。
いろんな大人の事情!?を差し引いても合格点だと思いました。
>>305 長々とお付き合いありがとうございました。
>>317-318 馬鹿氏、相変わらずですね(笑)。
>>311 『隣の家の少女』は怖いっつーよりも、痛々しいんじゃないか?
あと腹立たしい(主人公の無力さに)。
「ザ.リング」は俺はダメでした。原作が非常に良くできていただけに
大幅な改訂は納得行かない。
肝である呪のビデオがひどすぎる。シュールな映像にすればイイと思っているのか?
原作のビデオから様々なヒントを得て少しずつ謎を解いていく、という
過程がないのが残念。まあ、それなりに調べていたようだけど、インターネットで検索したら都合良く目当ての人物のサイトがあるのは萎える。
それに、ビデオを見てもノアは「学生映画じゃん」とばっさり。
原作では見ている映像がまるで自分の身に起きているかのような圧倒的なリアルな映像だったのに。
そして、日本版でも言えるけど、あの「黒い膜」がないのが大きなマイナスポイントかなあ。
あれは読んでてホントに鳥肌立った。
>>321 ──(笑)!!
納得。呪いのビデオに関しては、かなりアメリカナイズされていました。
謎解きに不満が残るのは別として、ああいった情緒的な部分てきっと理解しにくいんでしょうね。
意味のない映像!?(虫みたいのが蠢いている?)もアメリカ人の感覚からすると恐怖感を煽る演出なんでしょう。
ということで、原作が一番なのは私も同意見です。
ザ・リングはわりと肯定派かな。
原作があって、日本映画バージョンがあって、それをふまえた上で
アメリカの市場やら世界配給だのを考えての、あの位の改変なら許容範囲。
意味のないショッキングシーンは確かに多い。
ちょっと発育不全の青年が突然ドアップになるとことか。
客を飽きさせないよう、きまった時間ごとに入れてる感じ。
「ボイス」もきちんと貶せるよう、そろそろ観に行こうかな。
昨日レンタルビデオ屋に行ったら、『ザ・淫具』たくさん並んでた。
そのことを言っているのだね。もう、興奮がおさまらないよ・・・。(サブリミナル)
俺はというと、さっきようやく『アリス』を読み始めた。
今19ページまで来たんだけど、「ちなみに」という表現が二回出てきて、それがちょっと気になる。
物語にハマっている最中に、「説明しよう!」とかいって唐突に中井本人が出てきて、現実に引き戻される感じ、とでもいおうか。
シリアスなシーンじゃないからいいのか。駄目さ、もっと気を使わないと。
あ、あれだ、そういうメタでSF(サイ=ファイ)感覚なアレの伏線なのさ、きっと。
そうだろう編集。そうじゃないとお前、
>>322 本当は観たくて観たくて仕方ないんだろう?
ttp://tv.2ch.net/movie/kako/1015/10153/1015336432.html せっかくだから、ここの43みたいにやるといいと思う。
322じゃなくて323だった。
このスレを面白がってるのは1と馬鹿だけだね。
俺楽しいよ
『赤かぶ検事』に誰も触れたがらないところを見ると、さぞかし怖ろしい話なのだろう。
内容を予想してみたが、検事が子どもを森に連れ去るイメージとか、検事がいつもぺちゃぺちゃ舌なめずりをしているイメージとか、そういうのしか浮かばなかった。
329 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/10 14:41
新刊発売アゲ
前スレと雰囲気がらりと変わったな。
1は前スレ同様云々と書いたくせに(以下略)
330 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/10 17:32
このスレ読んで思い出したんですが。
チョト前に買ってきた「ぼっけえきょうてえ」を読むのをすっかり忘れてました。
で、早速読みたいんですが、部屋が散らかってる為か行方不明です。いったいどこに行ってしまったのでしょうか?
だれか心当たりの在る方、ヒントください…
部屋を掃除するのは面倒臭いからヤです。
馬鹿と1のスレ私物化 キモイ・・・・
>>330 願へば出てくるのです。願ひましょう。願ひましょう。
貴方は美しい。
334 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 10:59
ち、ち、ちち、ちんこ!!!!!!!
名無しに戻っちゃどうか。
前スレはそれで上手くやっていたし。
今ただでさえ少ない住民から不満でてるし。
1はともかく馬鹿の長文レス読むきしないし。
1と馬鹿はメッセンジャーでもやってろよ
>>336 そんな事書いてる暇があるなら漏れの「ぼっけえきょうてえ」を探せよな。
プンプンヽ(`Д´)ノ =3
338 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 16:58
では330の部屋を無理矢理片付けるOFFでもやるか?
どういう風に片付けるかは我々にまかせろ。
「ぼっけえきょうてえ」を探しにみんなで片付けにいくと
>>330の姿が無く、勝手に部屋を掃除していると
そこから
>>330の死体が見つかることからはじまる
ホラーOFFになるわけだが……。
そんな漏れの尊厳を打ち壊すようなOFFは
(・∀・)ヤです。
341 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/11 18:42
>339
そしてタンスの後ろには古の邪神の影が……。
( ´・ω・`) イクナイ…
BOOKOFFの百円コーナーあされば売ってるだろ。
んなことより勇者よ、新刊レポートしてくれ。
長坂あとがき読んだらオムニバス形式とか書いてあったぞ。
あと1と馬鹿よ。こうゆう時だけ沈黙すんな。
>>344 『ダブル・ビジョン』と『黒い童謡』(表紙はGOOD!!)買ったけど、まだ未読です。
しばらく落ちますので皆さんで進行してください。
スレ立て人がいようがいまいが話題は勝手に進行します。
キツい言い方ですが、匿名掲示板において個人がしばらく顔を出すか
出さないかなんていう報告はどーだっていいのです。
347 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/12 00:48
ま、ままま、まん、まままままんまんまんこ!!!!!!!!!
荒れるとシカトして黙り込む1は賢いな。
>>349 うむ。荒らしは放置に限るからねえ。俺だったら釣られてルと思う。
1が仕切らなかったら良スレだったのに。
352 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/13 02:42
まあ1みたいなのはヤフーでも逝けってことだ
1しか新刊レポートできるやついねえっつうのも何かなあ…
前はもっといたのに本当に馬鹿と1の独壇場になってるぞ。
あのね、少年ジャンプを読んでたら、ホイッスルっちゅー漫画描いてた人が読みきり作品描いてたんだけど。
その内容っちゅーか設定が、どうみても『アリス』と被ってたんだが。
知ってる人いない?
358 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/14 22:26
>>356 どんな内容?気になる。
ホイッスルって漫画は知ってる。面白くないけど。
ていうか絵が下手すぎる。
アリスは読んでないからかぶってるかどうか知らんが、読み切りってのがこの
前のだったら、どっちが前とか後とかじゃなくてほぼ同時だろ。
単なるネタかぶり。
情緒不安定になると機械を壊す特殊能力の話だろ?
>>359 そうそう!やっぱただのネタかぶりでしょうか。
結構被っててびびりました。
でも良く漫画の内容覚えてないんですが。
361 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/16 11:42
まるで被ってないと思ったのは俺だけではないはず。
このカキコの無さがすべてを語っている。
俺が言いたいことは保守アゲってことだ。
「黒い童謡」読んだ。
簡単に言わせてもらうと、
1:怖くない。
2:童謡を上手く話にからませることができていない。
3:話の盛り上がりがイマイチで、平坦な内容。
もう一回最初から読んでみるけど、感想変わらんと思う。
長坂・・・また新たな犠牲者を・・・度し難い!
364 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/19 19:03
アリスなんていうライトノベルよりはるか昔に
アキラという傑作マンガがあるわけだが
ホラー文庫では「リング」がつぼにきたよ
廃墟で誰のものかわからない
アルバムを開くような恐ろしさを感じたよ
「酔歩する男」もキングの「ジョウント」とか
永遠にさまようのが恐ろしい
白昼夢「永久保存」ってホラー文庫だったっけ?
あれもいい
「Gene」とか「ループ」とかこむつかしそうなのは苦手
小林泰三も一部を除いて苦手なんだけど
誰かおすすめ教えてください
正直、「Gene」はテクニカルターム以外は特にこむつかしいことは無いと思われ。
ストーリーもアイデアもそんなに難解とは思えん。
368 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/20 22:57
難解といえばブレインバレー。糞つまんね〜。あ、SFだけどね。
Geneは面白い。ああいうのを長編で読みたい。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
>>368 激しく同意>死語?
ただしモデムに繋がってないのにデータが来るのは鬱
そっかMacだから無線LANネ!
371 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/23 00:58
保守。
もうすぐアリス読み終わるが、正直ダル〜(;´Д`)
俺的には レフトハンド=クォータームーン>>>アリス という感じです。
俺もそう思う。
中井は勢いのまま書けばいいのに
アリスはハジケっぷりがたりねえなと思った。
水準以上は常に書けてるんだが…
373 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/23 23:35
今アロマパラノイド読んでるけど、いい味出してるな〜
わけわからんけど
374 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/24 01:07
>>373 俺はダメダメだったなあ。
アロマは好き嫌いがはっきり別れるね。
最近角川ホラーにはまった者です。
次は何にしようか迷い中。
非常に興味をひかれた「だからドロシー帰っておいで」
表紙でビビッときたんですが、牧野さんの本はまだ読んだことがないんです。
読む時間が限られている身なんで、あまりツマラないのは読みたくない。
上記の本を読んだ方がいれば感想なぞをお願いしたいのですが…
いかがでしょう?
376 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/24 20:08
初めて読んだ小説がアリスと言うのはヤバイ?
>>376 ヤバイな。あまり人に言わない方がいいぞ。
>>376 角ホラにはもっといいのがいっぱいあるんだから
そんなクソが入り口だなんて悲しいよおじさんは
379 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/25 00:07
>>375 ドロシーはおもしろかったよ!
時間が無くて、サクッと読めるのはやっぱ短編集かな?
「玩具修理者」「肉食屋敷」「人獣細工」「夏合宿」「ぼっけえきょうてえ」など
アリスにクソは言いすぎ。
俺なんか最初に読んだの弟切草だぞ!
381 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/25 01:46
>>379 「ぼっけえきょうてえ」以外は漏れも禿しく同意。
オムニバスなら「ゆがんだ闇」とかが良いかな。
>>380 アリスは確かにつまらんが、弟切草はかなりの糞っぷり。
でも最初に面白いのを読んで糞を買ってしまうより
糞を読んで、それから面白いのを読む方がマシじゃない?
俺はリングシリーズが最初で、「ゆがんだ闇」→小林作品
→貴志→オムニバスやら短編を読み漁る→弟切草→…
って感じだから、弟切草のところでかなり萎えたよ。
俺の中で角ホ株が大暴落した気分だったよ…
弟切草のおかげで「角ホはジャンクだ!」としばらく敬遠していたわけだが。
間違えた、小林いく前に鈴木作品読み漁ったな。
そういえばこのスレでは鈴木作品があまり話題に上らないね。
「仄の暗い水の底から」や「生と死の幻想」とか良かったよ。
あと、ホラーじゃないけど、「楽園」や「光射す海」もよかった。
生と死の幻想も角川ホラーじゃないです
だってリングのシリーズ通してのファン少ないんだもん
バースデイは蛇足感が否めないけど
俺はらせんもループも全てよかった
↑意味不明
本当だ…自分で見直しても意味不明だ。
ではもう少し人に伝えることを念頭に…
俺の中ではリングシリーズは全てよい評価。
しかし、前スレ他スレではリングはいいけどらせん、ループはちょっと…
とゆうような意見がおおかったので…
話題にしにくいと勝手に思っていた次第。
俺、
>>381に救われてる?
これからは面白い物読みます。
そーりー俺こっち
389 :
不倫の代償!!ウッチャン慰謝料5000万円?:03/05/25 16:43
390 :
前スレからの住人:03/05/26 01:35
なんだか最近、スレが若返った気がするね。
古参の有識者たちの書き込みが少ないのはどういうこと?
これじゃあ、せっかくの新しい住人も離れていっちゃうよ。
391 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/26 23:39
アロマ読んだ。まぁまぁでした。
次は、呪怨読みます。
1には戻ってきてほしい。
購入の参考にしようと思っていたし。>レビュー
今、「文通」を読んでいるけど、ココって吉村達也の話題が少ないよね。
もしかして、評価低い?
>>392 自分は読んだことないので何とも言えませんが…
確かに話題に上らないし、評価高いってことも聞きません。
正直テーマやあらすじみてもあまり惹かれるものがない。
ところでファントムケーブルはイマイチでしたっけ?
そんなようなレスを見た気がしますが…
もうすぐアリス読み終わるので、次を探しているのですが。
因みにアリスは読む時間が今までの中で一番時間かかりました。
前に誰かがレスしてたけど、A,B,Cという人物がいたら
Aを主体とした展開→Bを主体とした展開→Cを主体とした展開→Aに戻る…
の繰り返しで、同じ内容を主体を変えて3回読むという感じですごいダレる。
書きようによっては、半分以下の量で十分書ける内容だと思いました。
>>393 ファソトムケーブルは牧野としてはイマイチだけど
(短編集と聞いて忌まわしい箱を期待するとね…)
あのイヤーな感じは充分味わえるし水準以上だと思う。
アリスのそれって屍鬼の最初の方と同じだな。
最初の方だけ読んでストップしてるんだが。
395 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/27 23:34
呪怨読んだ。アンダーユアベッドもよかったが、これもよかった。
映画版が出たら見てみよう。
しかし最近思うのが、初めてリングを読んだときのあの恐怖と
戦慄を再び感じさせてくれる作品に出会えていないということだ。
それほどリングが別格だったのか、当時の俺は感受性に富んでいたのか、
はたまた、もうホラーというものに慣れてきてしまっているのか・・・
次は二色人の夜を読みます。
396 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/27 23:48
個人的には後者であろうかと推察
数をこなすと知らずに「ああこれはこのタイプの・・・」って頭のなかで類型化しちゃうし
397 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/27 23:55
>>396 たしかにそれは感じます。
最近映画の「ボイス」を見に行ったんだけど(小説未読で)、
まるで教科書の例題のような感じ。面白いように展開が読めてしまう。
なんとなく他人より損してる気分。同じ映画館にいた小学生たちは
きゃーきゃー、わーわー、騒ぐ騒ぐ・・・
そこで予告編を見る限り、新しい試みのような
「ダブルビジョン」にちょっと期待。
398 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/28 14:24
このスレで小林泰三の話題のたびに、酔歩酔歩と「酔歩する男」ばかり挙がるので、
6年ぶりに再読してみた。
読者を混乱させて、作品に深みを持たせたり、
適度な難解さで知的好奇心を刺激されるのはわかるが、
口を揃えて推すほど別格の作品か?
何度も褒めてるヤツがいるだろ。
蝉が頭のない雀になったりする、ゆがんだ原体験の描写は印象に残るが、
全体的にはくどい。
俺は「人獣細工」や「玩具修理者」の、童話のような雰囲気を持った作品のほうが好き。
好き。とか言われてもなあ。キモイよ。
俺はどっちも好き。キャッ。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
わかった。398の文章は変だと思ったんだけど、その理由がわかった。
「酔歩を褒めてるヤツがいるけどそんなずばぬけて良くねーじゃん(意訳)」
と言っているでしょ。それは、個人の好みだからさ、いいとか悪いとか言えんと思うのよ。
なのに、
「童話のような雰囲気を持った作品のほうが好き」
という、まさに個人的な好みで結論を言い切っているから、なんつーか矛盾してるんだよ。
つまり、他人の落ち度・作品自体の落ち度を指摘するために使用したのと同じものを、
自分の意見の正しさ、作品自体の良さを指摘するために使用しているわけだ。(悪文だな)
うーんとね、
論を発展させるために、『酔歩』の対立項として『玩具・人獣』が設定されているのに、
結果としてそれぞれに対する説明の根拠が、「個人的な好み・趣味」という一元的で説明しづらいものに置かれているため、文章が破綻しているんだな。
398の論の展開のさせ方だと、「酔歩にないものが玩具・人獣にある」「酔歩のXよりも玩具・人獣のXの方が優れている」とならなければおかしいんだよ。
なのに、個人の趣味を否定しつつ自分の趣味を肯定する、程度の文章にしかなっていないんだな。(これは自戒でもある)
何かものを語る時に、その理由・根拠とするのに「好み」は向いていないんだな。
何故好みなのか、と言うところに重点を置かなければならない。
なんだよ。
皮膚病にかかった汚ねえ沼のぬし釣り上げちゃった気分だよ。
1もレスいらんよ。
>>398 貴様アアアアアアアアアァァァァッ!!!!
釣った魚に餌をくれるなんて、いいヤツじゃないか。
404 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/28 23:31
>>402-403 ワロタ。
俺も酔歩が大好きだ。
あのトリップさせてくれるような世界観が好き。
正直「家に棲むもの」はイマイチでした。
最近結構馬鹿氏好。
>>401 くどい
そこまで粘着して分析するほど重いことを
>>398は言ってないんじゃない?
たしかに論理的にはそのとおりかも知れないけど、私は
>>398のいわんとする
することはわかった
408 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/29 19:46
みなさんは今度、角川ホラーで映画化されてほしいと思うのはなんでしょう?
俺は「二重螺旋の悪魔」に一票!
レフトハンドかプルトニウム
大穴で墓地を見下ろす家
レフトハンドって左腕が必要以上に生々しくなりそうでいやだ。
やるならquater mo@onの方が。プルトニウムは面白そうだ。
411 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 20:28
クオータームーンはあの大人びた子供を誰が演じれるかが鍵。
テキトーな子役じゃ絶対こなせないぞ。
412 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 21:01
>>409-410 レフトハンドはハリウッドみたいに膨大な金掛けないと駄作になると思われ。
quater mo@onは映画化しやすそうだね。原作面白かったけど、
映画化されて観るかどうかというと微妙。
小林ファンとしては玩具修理者がイマイチだっただけに
酔歩でリベンジしてホスィ
413 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 21:04
414 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 21:45
415 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 22:29
416 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/30 23:20
あれどうだショートフィルムでDブリッジ。
監督によっちゃバトロワなんか話にならんくらいの
トラウマ映画にできるんじゃない!?
417 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/30 23:39
レフトハンドにD−ブリッジいいっすね!
プルトニウムやるならX雨もやってもらいたいね!
418 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/31 00:46
419 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/05/31 01:06
>>416 そういえばDブリッジは映画化するような話出てなかったっけ?
前スレでそんなようなソースを見た気がするが…
沙藤作品が好きな監督が映画化してみたいって言ってただけだったかな?
>>417 X雨は是非観たいね。プルトニウムは読んだことないなあ。
本屋にはもう置いてないから、取り寄せなくちゃいけないな。
プルトニウムはどうですか?面白いですか?
420 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/05/31 08:04
>>419 僕はプルトニウムのあの世界観が好きです!おもしろいですよ!
X雨読んだのなら、本編に少しプルトニウムが関係してるとわかるはず。
俺もX雨→プルトニウムの順番で読んじゃったから、ほんのちょっぴり
損した感じ・・・
>>420 野田志郎ーーーーーーーーーーーーー!!!
もう1さんは来てくれないのかな。
なかなかイイ人だったのに。
途中でスレを馬鹿と私物化しなきゃな。
Dブリッジ、車のドアに腕だか足だかを何度も挟むシーン、トラウマ。
スレを1が仕切らなきゃよかったのにね
428 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/06/01 08:02
>>421-423 野田志郎って誰すか? ちなみに1じゃないっす。
もしかして
>>420の書き込みはネタバレでしたか?
以後このような事が無いように気をつけます。すんまそん・・・
>>428 そんなネタバレって程でもないと思うよ。
プルトニウムおもしろいみたいだし、取り寄せてみます。
プルトニウム映画化したら激しく面白そうだ。
是非キボンヌ
431 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/04 10:53
Dブリッジ、映画化したら泣いちゃうよ。
「究極の美味」を「うまそう〜」と思ってた鬼畜の俺が言うんだから、間違いなし。
「レフトハンド」を超B級映画(フライング・キラー・トマト並みのもの)か、
爆笑アニメにして欲しかったりする。
中井さん、アリスがっかり。でも、次回に期待…3年後かなぁ。でも、待ってる。
究極の美味って、雁谷でしょ?
どんな話しなの?
435 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/05 00:31
このスレで飯田譲治の本が好きって言ったらどのような現象が起こるんですか
俺も好きだよ
>>434 美味しんぼネタ満載のカニバリズム小説。
438 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/07 12:32
話題ねえな
じゃあ飯田譲治ネタで。
アナン(・∀・)イイ!!
440 :
αーMEM+PS ◆QBTaC5XSvs :03/06/07 17:03
>>439 アナンってアナザヘヴンのこと?
おいらも最近読んだ。
映画をすでにビデオで見てたんだけど
あのキャスティングは非常にマッチしてるね!まぁ原作者が映画作ったんだけどさ
特に飛鷹、木村、朝子の3人は。
441 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/07 17:11
442 :
名無しのオプ:03/06/08 00:04
アナザヘヴンの映画は糞だろ。
443 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/08 01:09
444get!
原田芳雄に萌えた。江口は微妙だたよ、
ところで、アナンはアナザヘブンじゃないですよ。
飯田譲治の作品ですが、角川ホラー文庫ではありません。
アナザヘヴンは小説は好きだけど映画は糞でした。Giftはドラマも本も面白かった。
ナイトヘッドはドラマ見てないけど本は面白かった。コールドスリープ映画見てないけど本イマイチ。
447 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :03/06/08 19:00
筒井の『鍵』怖い。
人出の少ない図書館で読んでて不安発作起こしそうになった。
449 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/10 00:24
あとがきは北野勇作です。
451 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/10 20:27
鍵ってアレだな。
その下にはグロい蟲がわさわさ居ると知りながら朽木や岩を引っくり返すときの快感という不快感というか。。。
452 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/11 23:30
最近スレも停滞ぎみだし、1に戻って来てもらいたいと思っているのはオレだけか?
まともな報告できる奴もいないし、ここんとこ本当つまんないぞ!
↑あくまで1だけなのはワロタ
454 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 08:36
Giftっておもすろいですか?最近アナザヘドみてちょとおもろかったから
気になりもす
ぼかぁ馬鹿氏のほうが好きなんですがね。
456 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 13:29
アタイこそが 456げとー
>>452-455 おまえら、まだわからんのか?
1も馬鹿もとっくにこのスレのこと見捨ててるんだよ!
捨てられたの! わっかた?
458 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/12 22:55
俺も1や馬鹿は嫌いじゃないよ。また盛り上げて欲しいね。
ところで、最近は読むものがないので、小林氏の「本」を読み直してます。
「酔歩」などはよく話題に上りますが「本」もなかなかの良作だと思いますが
どうですか?あまり話題にならないのは何故かなと思いまして…
459 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/13 01:10
まるで話題にあがらん夢野久作の立場はどうなる?
角ホから二冊でているのに
六冊でている江戸川乱歩は?まだ掘ればでるはず。
小林はもう大方語られたはず。
>459
ちうか、わざわざこのスレで語る必要がないってだけでしょ
『角川ホラー文庫』っていうのは、新しいホラーの書き手を発掘して出すレーベル
だ、という位置付けの認識が読者の側にあると思うのね。
夢野久作や江戸川乱歩は、「ホラー」って入っていない普通の角川文庫や、他の出
版社のバージョンも過去に色々出てる既に十分有名な作家で、マニアックなファン
も数多くいるから、むしろ専用スレで濃く熱く語りたいってところでは?
最初期の長編で「ハイブリッド」っていうの書いてたカシュウタツミってどこいっちゃったんだろね
ああ、クーンツのデモンシードパクっただけで賞もらえるんだと思った厨房時代のあの日
>462
全然反論になってねーよ
要は、夢野江戸川には「角川ホラー文庫色がない」ってこと
有名作家の旧作をたまたまあのレーベルで出しただけ、つーか
なんで今更195なんだろうと思って過去レスを見た
己の過去の所業が目に入り、激痛・生理痛を感じた どうしてくれる
デモンシードは完全版をペラ見でやめたんで、ハイブリッドの本家だとは気付かなかったなあ
あと全然関係ないが、俺はドグラマグラを読み、ドグマ・マ=グロも読んだぜ!
後者の題名は、思い出しにくいことで有名といっても、過言だろう
いいかい、俺が心配なのはだね、次代を担う若者が、上の二冊を読んだ後にハリーポッターを見て、
ドグマ・マ=グロの方を、ドグロマグルとか言い間違えないかということだよ
どうだい語ったよ 僕頑張ったよ
あ・・・あじゃあっ!二つもレスを挟んでしまったよ!
俺だけスレの流れに乗れてないよ!(いつもですか!?)
あとねえ、君たち、語ることについて語ってないでただ語れよ
そうしないと、語ることについて語ることについて語ることについて語る奴とかが出てきて、
入れ子構造のメタのメタメタになってしまいますよ、いいんですか
というのは嘘
というのは嘘
というのは本当
というのは嘘
永遠
じゃあここらで「赤かぶ検事」でも語るかいw
騙ってくれ 熱く激しく
真剣三十代騙り派
つうか、赤かぶ検事の読者層はもっと高いかな?四、五十代?
赤かぶ検事だけのためにわざわざ検索するのもしゃくだから、記憶に任せて書くと、
確か赤かぶ検事はシリーズもので、他社から何冊も出ていた・・・と思った。結構昔の作品だったような。
これから夜の十時までに赤かぶ検事について騙る人が出てこなかったら、俺が騙る。(未読だが)
赤かぶ検事は、ホラーである。だが、幽霊や異世界は登場しない。
赤かぶ検事そのものが、地獄であり魔界である。
執拗に繰り返される過去への言及と反復。登場人物は妄念の塊であり、亡霊そのものである。
検事のライバルが呟く言葉がある。「死者は生者よりも強い。何故なら、みな人は死に向かうからだ」
誰もが過去に取り付かれたまま、現世を足掻く。それは死に向かう道行き。検事はここが地獄だと知っている。
赤かぶ検事という魔界を通して読者は世界に触れるが、その色は昏く濁っている。
赤かぶ検事は七冊刊行されている。三部作+短編集がその内訳である。
最も評価が高いのは一部であり、二部と三部は評価が大きく分かれる。
順を追って解説していこう。箇条書きは、人気の高い、印象的な場面である。
1.反転(上)
2.反転(下)
世の読者に赤かぶ検事の名を知らしめた一代傑作であり、赤かぶ叙事詩(サーガ)の幕開けとなる作品。
地方都市Kで子供たちの失踪事件が発生する。その地域に古くから伝わる神隠しの再来と老人たちは騒ぐ。
赤かぶ検事は捜査に乗り出す。赤かぶ検事は潔癖かつ高潔な人物として描かれ、捜査員たちは彼の姿勢に胸打たれ、
細い糸を手繰るような困難な捜査も、徐々に実を結びはじめる。これがAパートである。
これと交互に配置される形でBパートが展開される。これは犯人の視点で描かれるが、次々と場面が移り変わっていく。
赤かぶ検事のAパートで犯人を追いつめるのだが、Bパートに切り替わると何故か犯人は捜査の手を逃れている。
何度も繰り返される同一状況に読者はとまどうわけだが、ラストで衝撃の結末が明かされる。
Bパートは実は三つのパターンがあり、戦中、戦後、現代の三つの時代に起きた誘拐事件を、時代を明かさずに(微妙にヒントはあるのだが)、
同一犯人の手に見せかけて描き出すという離れ業を作者はやってのけている。ただ、最大の問題は、Bパート現代の一人称視点が、赤かぶ検事にしか知り得ない記憶、
事実に基づいて展開する場面である。Aパートの赤かぶ検事とBパート現代の犯人が同一人物か否かはっきりしないまま、物語は終息を迎える。
まだ、誘拐された子供たちに加えられる暴力は苛烈を極める。Aパートに見られる検事の憤りが大きければ大きいほど、Bパートの暴力は容赦ないものになる。
子供たちは一人も生きたまま帰ってこない。だがそれは正しい。赤かぶ検事の物語世界において、生者よりも死者の方が力を持つからだ。
拷問シーンに多く割かれたページは、そのまま子供たちの魂の絶叫でもある。
ラストにおける赤かぶ検事の笑顔が、読者にとってのみそらおそろしいものに見える。
・赤かぶ検事の部下の女性たちは皆十円ハゲがある。検事は女の髪を引きちぎりながらセックスする性癖を持つ。
・検事の部下の女性が何かミスをした場合、検事は第三者(社会的に高位な人物)の目の前であっても尻を叩く。
まずその部下の住所、氏名、年齢、家族の名前、小学校、中学校、高校、大学、年収、体重、男性関係、好きな体位、
スリーサイズ、勤務中の用便の回数などが書かれたリストを大声で読み上げ、第三者に聞かせる。
その後、女のスカートをまくり、尻を平手ではたく。部下はノイローゼになり、これによってまた十円ハゲが増える。
・目の見えない老人の家で、隣の台所から何かを細かく刻んでいる音が毎日聞こえてくる場面。老人が食べていたのはいったい何だったのかは明らかである。
孫が誘拐されて落ち込んでいた老人(祖父と孫の二人暮らし)も、その親切なホームヘルパーの作ってくれたハンバーグを食べた途端、
何か満たされたような気になり、心が安らぐが、それは皮肉である。文字通り、最愛の者の皮と肉で出来たハンバーグを老人は食べたのだ。
・Bパートの犯人たちが自分に向かって発する、自分にしかわからない隠語の数々。ちょぎり、ざんざん、あぶり、めくり、ひらき、つっこみ、こじりあげなど、
初めは意味がわからないが、話が進むにつれ、それが子供たちの肉体に対して行われる拷問、暴力行為の名称だということが明らかになっていく。
どうしよう。俺の中で、いま赤かぶ検事ワールドがどんどん凄いことになってる。
469〜470くらいの分量が、あと三つもある。貼ったら怒りますか。
473 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/14 01:04
>>馬鹿
怒りはしないけど、読む気もしなくなる。
474 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/14 01:05
まあ、とりあえず貼っとけや>馬鹿
3.クライシス(上)
4.クライシス(下)
赤かぶ検事最大のライバルである、外国人神父ブルーグラスが登場する。ブルーグラスは弁護士資格を持っている。
前作における連続児童誘拐殺傷犯人(と見られる男)の逮捕によって名を馳せた赤かぶ検事が、都市開発に絡む汚職に挑むが、それは建前である。
前作の検事の八面六臂の活躍について、成り上がるための自作自演であり、今回の汚職にも何か裏があるのではないかと疑う者が出てくる。
ヤクザの幹部、郷野だ。前作において、郷野の小学生の息子も、被害者のうちの一人であったことが明らかになる。
汚職疑惑の焦点となるのは知事候補の松岡である。三者の視点で話が進んでいく。三者とは、松岡の息子、知哉(ともなり)。
赤かぶ検事に絶対の信頼を寄せる捜査員、菅家(かんけ)。そして先述のヤクザの幹部、郷野である。圧巻は拷問シーンである。
拷問者の正体は明かされないが、前作におけるBパート視点に共通している、「赤い霧の描写」が再び持ち上がってくる。
この「赤い霧」に包まれて世界が見えるという男によって、菅家は拷問され、洗脳される。郷野は宦官刑に処せられる。
知事の息子である知哉は無力な若者であり、赤かぶ検事とブルーグラスの対決に心惹かれる。
ごめん、俺のせいかも。
また、ブルーグラスの口から、何度も「代理戦争」という言葉が飛び出す。
知哉は神と悪魔の対決を自然とそれに重ね合わせる。
だが、実際にはブルーグラスの言う「善」は個人的良心の範疇を出ないものであった。
一方赤かぶ検事の「悪」は深く粘り気のあるものであり、世界の内包する悪、人間の悪を体現していた。
結果として赤かぶ検事は敗れるが、これは裏取引による出来レースである。
赤かぶ検事はこの敗北と引き替えに、将来の成功を手にしたのだ。
松岡は無罪となるが、知哉はその無罪となった父を殺す。赤かぶ検事の持つ巨大な悪が伝染したのだ。
仕事上は勝利を得たものの、精神的に敗北したブルーグラスが、自らの教会に火を放つ場面で話は終わる。
・知哉がブルーグラスのサングラスを見て、(蒼い瞳の上に青いサングラスをかけているなら、さぞかし世界は沈鬱(ブルー)に見えるだろうな)、などと一人ごちる場面。
・一方、赤かぶ検事の目は異常に黒ずみ、サングラスをかけているため、(世界はもはや焼け野原みたいに黒く見えるのではないか)、
と知哉が思い、何故かそれを見抜いた赤かぶ検事に殴られ、「掘るぞ!」と恫喝されて涙を流す場面。
・菅家が洗脳の際、極度の苦痛から、赤かぶ検事を父親であり、神であると認めてしまう場面。
・郷野が意識を持ったまま男性器を庭ばさみで切除される場面。拷問者が切除された男性器を郷野に見せつけ、
「いいか!これはお前の汚らしい欲望の象徴だ!だが今はふやけたつくしだ!こんなものがあるから、
お前の息子が生まれた!こんなものがなければ、お前の息子は殺されずにすんだんだ!良かったな!」と叫ぶ。
郷野は泣きながら謝るが、放置される。
後日、入院した郷野をブルーグラスが見舞うが、結局言葉で郷野を救うことは出来ない。郷野は狂い、ブルーグラスは善に対して疑問を抱き初める。
・海の見える丘、外国人墓地における検事と神父の邂逅。墓にはブルーグラスの姉が眠っている。
ブルーグラスが善と悪を相対化したがっていることを赤かぶ検事が指摘し、ブルーグラスに盲従していた知哉が、
それによって赤かぶ検事の側に心を大きく揺り動かされる場面。(検事は、相対化は善と悪の同一視に繋がるとして全く取り合わなかった)
・ブルーグラスが燃えるキリスト像を見ながら、「私は罪であり、彼は罰であった」と呟くシーン。彼とはもちろん検事のことである。
5.疑獄(上)
6.疑獄(下)
これまでの伏線が回収される最終作である。
戦中戦後にかけて赤かぶ検事の父親が取りなしたヤクザとの取引、アジア某国への密輸、赤かぶ検事がどのように育ってきたかが明かされる。
これによって、赤かぶ検事の残虐非道な振る舞いのルーツが明らかになる。
現代においては前作から十年が経過しており、赤かぶ検事は政治家になっている。
前作で検事が洗脳し、警察権力の中枢に潜り込んだ菅家、防衛庁に送り込んだ傀儡の坂崎たちが企むのは明かにクーデターである。
赤かぶ検事の個人的悪は、果たして社会的害悪を凌駕するのか。
ここにおいて悪の概念が悪の世界においてもう一つの巨大な悪と相対化され、赤かぶ検事の行う暴力はもはや暴力ではなくなる。
だとしたらその欲望は、力は、悪ではないとしたら一体何という名前なのか。
人間が持ち得ない観念に果たして名前を付けることが出来るのか。物語はラストに向けて坂道を転がり落ちていく。
・検事が子供時代、顕微鏡で虫を見る際、ゆっくりとプレパラートを押し潰しながら虫を観察するのを好んでいたという場面。
検事は虫がプレパラートと平行に潰れていく様を、何よりも汚らわしく美しいものだと思う。団子虫の無数の触手が拡がる様など、まさに魔界の花火のようであった。
・アジア某国において父が為した悪行。現地の農女の女性器を切り裂いて自らの頭部を突っ込み、「俺は今ここから生まれた」と大声で叫び、農女の内蔵を振るわせるシーン。
・赤かぶ検事が一作目で行っていた児童虐待の場面のフラッシュバックが、父親の愛人である男娼が、検事の友達であり、
父の妾の子である孝太郎に対して行われていたものと重なる場面。
・『反転』Bパートにおける戦中・戦後の犯人視点が、実は検事の祖父と父親のものだったことで、三代に渡る血と暴力と変態の血脈だったことが明らかになる。
・検事の個人的な悪と、政治家たちの社会的害悪が比べられる際、検事の暴力が全て正当なものに見えてくるシーン。検事はどちらかといえば、誤解を恐れずに言えば、
正義の側に属することが明らかになるシーン。
・検事が獄中で目を刺されながら格闘し、最後にフォークを体中から突き立てたまま便所の水に突っ伏して死ぬシーン。それを指示したのは孝太郎である。
・検事の遺志がクーデターを起こすシーン。日本が揺れる。検事が何を目標としてきたのかが明らかとなるシーン。その時、ブルーグラスだけが検事のために祈った。
7.祭
短編集。大学の同級生だったブルーグラスを、赤かぶ検事がレイプする過去の話と、「代理戦争」の本当の意味。
第一作「反転」のBパート現代における犯人、赤かぶ検事と同姓同名の男が山中で行う人身解体、食人の歴史。
『クライシス』における知哉が父親の遺体にしたことについて、尋問を受ける場面。
赤かぶ検事一族が共通して見る「赤い霧」に包まれた世界を彷徨する謎の人物の話。以上の四作が盛り込まれている。
・ブルーグラスが、屋台が左右に立ち並ぶ日本の祭のメインストリートが真っ直ぐ伸びているのを見て、吐き気を覚えながら歩くシーン。
ちょうちんや旗、飾りや着物などの赤のイメージの乱舞。怯えながら歩くが、結局後ろを振り向いてしまう。
そこで赤かぶ検事の視線に射すくめられ、気絶するブルーグラス。ホテルでブルーグラスが処女を失うシーン。もちろんブルーグラスは男である。
・赤かぶ検事が学長にあてがったエイズの女は、ブルーグラスの姉だった。「代理戦争」とはこのことに由来していた。
即ち、姉の代理であり、自らの肛門の代理であり、それを悪とみなさず全て受け入れるための戦争である。
・『反転』Bパート現代で子供を虐待していた、検事と同姓同名の男は、『疑獄』の孝太郎(検事の異母兄弟)だったことが明らかになる。
・知哉が、彼の父親である知事候補だった松岡を火で炙るシーンは、父親の死後ではなく生前のものだったことが明らかになる。
・赤い霧の世界において、高速で移動する後ろ向きの女の正体が、検事の母親だったことが明らかになる。
検事の記憶では、母親のイメージは老婆であるが、実際には二十歳から二十五歳までの五年間で、薬物の乱用によって老け込んでいたのだった。
最後は検事の目の前で髪の毛を引きむしり、自ら頭皮を剥がし、インパクトハンマーで頭蓋骨を何百回も叩いて脳漿を撒き散らして死んだ。
検事が女の髪の毛をむしるのと、赤い霧のイメージははこれに由来していたことが明らかになる。
・『クライシス』における謎の拷問者の正体が、赤かぶ検事の息子だったことが明らかになる。赤い霧のイメージは依然継承される。
うざってぇな
馬鹿氏はやはり自分のサイトたちあげてそこでやってほしい
第一、いくらなんでも赤かぶ検事は板違いだろ ホラーじゃなくてサスペンスじゃん
じゃあ馬鹿に長文書いてほしい作品あるか?
>485
ない(即答)
15行以内、1レスにまとめてくれ
ない。つーか馬鹿はバカだから嫌い。
確かに1レスですむ中身だよな…。
馬鹿さん、夢野久作やつげ義春について下らない長文での考察をお願いします。
頼んでるんだか煽ってんだか
491 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/16 22:40
馬鹿が消えると馬鹿が好きだったヤツがでてきて
馬鹿がくると嫌いなやつら大集合か
492 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/17 09:11
馬鹿よ
お前の書き込みは他の糞レスに比べて幾分かの価値を含んでいるのは確かだ。
それは評価する。
だが馬鹿よ
お前の書き込みはここにはふさわしくない。
TPOをわきまえていないだけの、些細なことであるが、だがここではそれが
お前が考えているよりも、大きな意味を持っているんだよ。
お前はそれなりに愛すべきやつだが
やっぱり空気を読めない馬鹿であることには変わりは無い。
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1004/10049/1004950940.html 38 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 19:17 ID:/Jozo2co
フジのスーパーニュースを見ていたら、盗聴、盗撮をしていた。
とにかくレポーターとか、テレビ局の人間と話しをする時は、
カメラやマイクで隠し撮りをしていることを、常に念頭に置くべし。
マスコミをとにかく用心するに超したことはない。
取材を受けて、物がなくなったというのもよく聞く。
39 名前: >38 投稿日: 01/11/09 21:33 ID:qM1FVdrM
蛆は自爆か(W
カミングアウトをするより、盗聴を止めろ
置かれた盗聴機はいつ撤去するんだよ?
そんなことを電波に流されたからって、不安で寝れやしない。
40 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 22:32 ID:GPVrbaOJ
マスコミ相手にしても仕方ないぜ。まじで自分らの生活を死守する方が大事。
テレビ・ラジオは出来る限り無視しよう。ついつい見聞きするから調子に乗らせる。
今後世の中どうなっていくかわからんのだから、必要な情報のみ入手して身の保全を
図れ。いい加減な娯楽メディアは放っておくべし。
494 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/17 23:31
馬鹿!夢野文学の馬鹿的解釈は俺も読みたいの!
頼まれたときうごかねーで頼んでもいねー長文書くから
ウザがられてんだよ!気付け!動け!書けよ!
ドグラマグラは・・・そう、迷宮と迷路の違いで読み解くといいと思う。
即ちコアの有無。詳細は自分で調べてくれ。
これに円環構造による物語の回収、収束を絡めつつアレする。
普通の話の展開は右図である。線だ。 S――――――――――→G
一方、ドグマグはウロボロスになっている。上の図をくるっと丸めて円にすればいい。
(AAを書く技術がないので、上手く頭に思い浮かべて欲しい。この円の図はキモだから)
ただし、SとGではない。SとS、もしくはGとGでなければ、円にならないからだ。
(SとGが直接くっついたら、物語がはじまった瞬間に終わっちゃうからね)
だが、SはGがあってこそ成立する概念であり、逆も然りである。
だから、円の図におけるSorGは、小さなドットにでも置き換えてくれ。
始まりと終わりがないのだ。物語において時の流れ、過程、そういったものが一切無視される。
山手線である。物語内部において、無限に伸びる未来も過去もない。しかも円は最短距離ではない。
何故円なのか。円と線の違いはなんだろう。
つまりね、線には外側しかない。これは物語としてはおかしいんだよ。
Sというのは、Gがあってこそ生まれる概念だとさっき言ったよね。
でも、線構造の物語には、外側だけがあって、内側がない。
これは物理的におかしい。肉があって心がないんだよ。二つを併せ持って初めて、魂の座を持つ物語が生まれる。
つまり、Sに対応するGの概念を、物語的に回復させようとしたんだよ。
円環構造の物語なら、内側と外側を同時に存在させることが可能だからね。
正確に言えば、円自身によって、内と外を区別出来るということ。
だけど、大きな問題がある。
線構造の物語は、Sで始まり、過程を経て、最終的にGに至る。
つまり、SとGは過程によって接続されている。
一方、円環構造の物語には、内側と外側がある。
だけど、内と外は、円自身によって永遠に分かたれている。
皮肉です。初めて外側を意識出来たのに、そこに行くことが出来ない。その逆もそう。
檻の外と内で求め合う、アダムとイブのようなものです。
結局、線構造の物語も、円環構造の物語も、一長一短ってことね。
じゃあなんで円環構造なのか。
物語において、円の内側と外側が必死に手を伸ばしあって、強烈に求め合う姿を読者は見る。
分かれているからこそ、求め合うんだよ。そして、永遠にくっつかない。
一方、分かれていなければ、求め合わない。なのにくっつく。
この内側と外側が何に対応していて、どう置き換えることが出来るのか、それが誰にとっての内と外なのか、これがキーだ。
ここで冒頭に戻る。つまり、ドグマグは迷路なのか迷宮なのか。
この二つを上手く組み合わせてもう一度全体と部分を見直すとチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコ
チャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカポコチャカ
つげは・・・『ねじ式』がよく不条理と言われるよね。でもね、いくら不条理といっても、それは不条理と言う名の条理なんだよ。
現実においては、何を受け入れるにも、解釈を通して受け入れるしかない。
例えば君の家に人間がいたとしよう。
君はそれを見て、「この人間は私を生み、私はこの人間から生まれ、つまりこの人間は私の母親なのだ」とか思う。
関係性によって世界が構築されているのね。
でももし、その人間が君の母親でなかったら、君はその人間と一緒に、ひとつ屋根の下で暮らすか?
顔のない人々と共に暮らすことを、君の意識は拒絶するだろう。もしそれが出来るなら、君はたぶんなんでも出来るだろう。
まるごとを、物事のありのままの姿を受け入れるということが、現実の君には出来ない。
一方、解釈以前の、つまりあらゆる関係性が存在しない、一番プリミティブでラディカルな認識の恢復が、ねじ式なんだよ。
脳というものは本来、とても気持ち悪いものなんだよ。自律で思考する特殊生命体だよ。
君は、自分の思考を制御出来るか?出来ないだろう?勝手に物事を見たり聞いたり考えたり喋ったりする。
たくさんの人間がそれをやっているから、いつの間にかそれが当たり前になっているけど。
本当は、どの人間も、自分の脳に見つめられているだけなんだよ。生まれてから死ぬまでずっと。
君は世界をそのまま受け入れることが出来ないから、解釈する。自分は人間で、男で、あの人は先生で、あれはアメリカで・・・。
で、その解釈以前に果たして何があったかというと、それは嫌悪感なんだよ。
まるごと受け入れた世界が、不条理なんだよ。
君が現実でどうしても受け入れることが出来ないような酷いこと、嫌なこと、気持ち悪いことですら、君は本当はありのままに受け止めていたんだよ。
君は今もそれを見ている。それはただそこにあったんだから。
でも脳の野郎が色んな意味をつけやがって・・・それ以前に、この世界は脳によって構築されたネットワークで出来ている。
脳が無ければ、世界は無いんだよ。足し算も出来ない。まあ自律計算機みたいにして、原子と原子がくっついて、勝手に生態系とかが拡大していくけどさ。
そして今に至り、俺の脳とお前の脳がお喋りするが、どいつもこいつも陽気なもんだよまったく。脳のくせによ。チャカポコなんだよ。
ヒトは生まれた時点で死に向かって近付きはじめる。これが線の理論。
生まれたこと=死。これは円の理論。
ヒトは線の上で考える。立ち止まる方法や線をどこまでも延ばす方法を…そして、気付く者があらわれる、円という存在に。
円に属するヒトも、始め点でしかない。正確にはそうでないかもしれないが、いつから円であったのかは解らない。円に住む者は死を意識しない変わりに、外の世界に想いをはせる。円は膨張していく。
しかし、線はどこまで延びても円にはなれず、円はどんなに大きくなっても線になることはできない。
だが、こうとも考えられる。果てしなく延びた線は円の一部であると。果てしなく肥大した円の一部は線であると。
限りなく発達したAは限りなく発達したBと区別することが難しい。2つの相反する存在から発生した同質こそが、我々であり、いつしかそのこと自体を意識することが無くなってしまった。ある種の違和感を残したままに。
この違和感こそが本質であったはずを、不条理と信じ、不条理を示されたことにより、真理に回帰させられる。
ここでの真理とは、線と円の原点。すなわち点の様なものであり、言いかえるのなら、生まれたばかりの赤ん坊がこのことに近い。
しかし、我々は赤ん坊に戻ることは出来ず、赤ん坊は我々に真理を伝えようとはしない。だから、我々は感じるしかない。
それでも真理を求め、線は円を手に入れようとし、円は線を理解しようと考える。互いを表現しようとするが為に様々な手段を模索する。
するとチャカポコしたり、ネジが飛び出したりするのである。
ゴメン、最後の方は面倒臭くなってきた。馬鹿氏は笑うかもしれないが、みんなもなんか書け。
つーか、長文自分語りは勘弁
馬鹿氏のは読み方として面白いけど強引で、フーン、としか
言いようがない。個人の読み方だから反論するような性質の
ものでもないし。
そういう自己完結してるようなカキコは掲示板には向かないよ
そこから話題がころがらないでしょ。だから個人のHPにウプ
してくれといってる。URL教えてくれればマジ読みに行くから
通りすがりの…氏もやめてくれ ここは電波板じゃない
502 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/18 12:41
馬鹿よ、お前今回嫌々書いてるだろ(w
論点がまとまらないうちに書いてるから、枝葉ばかりで判りづらい
書く前にまず幹をしっかりさだめろ
や、ドグマグは面白く読めたよ。
馬鹿のサイトできたら俺は行くよ。
ただ結局興味あるもんしか読む気しないんだ長文は。
馬鹿はサイトつくれ。いってやるから。
剣の門て買い?
俺はイマイチだったけどな。剣の門。
登場人物がこんがらがった。
というか夏の滴買え。あ、文庫ではないのか。
夏の雫見たことないんだけどどんな話?
タイトルからしてさわやか系?
508 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/06/23 02:35
>>507 仲良し四人組の一人、ブー太郎がある日突然行方不明になった。
残りのちびっこ三人組はその影に暗躍する悪の組織の存在に気付く。
途方も無く巨大な悪の組織からブー太郎を取り戻すべく、
ちびっこ三人組は持ち前のチームワークと友情パワーで果敢に立ち向かう!
愛と友情、涙と笑いの爽やか大冒険譚!これこそ、角川ホラー大賞に
相応しい作品といえよう。
そういや、吉村のボイス読んだヤツいる?
俺は韓国が出てきたんでなんか胡散臭くてとりあえず
スルーした。それとDZも角川ホラーじゃないけど
文庫化されたよね。この2作品読んだ人、感想キボンヌ。
>>508 アマゾンの感想読むと残酷描写バリバリな感じなんだが…
ボイスつまらん!!
もっとグロいの読みたいな。
>>509 まあまあだった。 っつーか、吉村の作品は当たり外れが少ないと思う。
唯一のクソ作品は樹海。 ボイスは韓国人の名前になじみがないので、
登場人物がなかなか覚えられなかった。
>まあまあだった。 っつーか、吉村の作品は当たり外れが少ないと思う。
同感。ただ、はずれが少ない代わり、突出したものがないのが残念。
これから面白いもの、書いてくれることキボン。
ボイスは、冒頭の写真の女の子が怖すぎて、そればっかり印象に残っちゃったw
「よくできてはいるな」って感じだったよ。つか、原案は韓国人の監督だよね。
そっかぁ〜
子供がそら飛んじゃうんだぜぇ〜(w
>>514・515
Thx。なるほどね。吉村の作品は誰が読んでもそこに
落ち着くなぁ。無難に同じような作品を出し続けてる感じ。
角ホは続編もので面白いのないね…。
蛇神シリーズは無難なだけ…。
吉村は読む気しない。
長坂は言わずもがな…。
ナイトヘッドは、続き物ではないよなあ。
逆に上下巻は悪くない。
二重螺旋、アナザヘビン
521 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 02:25
このスレが盛り上がらないのもわかる気がする…
最近の新刊はロクなのないしね。
漏れは読むのないからミステリ読んでまつ
522 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/01 02:58
ハルキホラーも息切れ気味だしね…鬱
1が盛り上げてたんだけどな。
524 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/02 00:31
今日平積みになってるコーナーを眺めたんだが…
最近出た角ホ、みんな安っちいCGイラスト表紙で萎えることこのうえない
少し前まではそれなりに内容に合った表紙デザインだったのに
CG風の手書きと手書き風のCGどっちがいいですか
>>498 最近知ったんだけど、折口信夫が「昔の日本人(農民だったかな?)は、時間の概念に円的なものを感じていた」てなことを言っていたらしい。
循環する時間というか。春夏秋冬で一年たって、また春が来ました、的な。
四季がある国とない国では、時間の概念に違いがあるかもわからんね。それも昔の話か。
折口といえば『木島日記』とかも角川だし、あれは角川ホラー枠で出てもいいと思う。
『アラビアの夜の種族』も角川だし。ここで語っても・・・駄目か。
あと、521の言いたいことは非常によくわかる。
だが前スレを鑑みるに、ここ最近のペースが本来のものなのかもしれない。
んで、なんとなくスレを読み返してみた。
257-292あたりの「ホラーとは何ぞや」的談義が面白かった。
各人の思い入れが出ていて、なんつーか熱い。
ホラーの定義をあやふやにした角川の功罪を今こそ語れ…
馬鹿よ!
>529
馬鹿を焚きつけるな、タワケ
531 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/03 00:17
>>530 まーまー。
レスも停滞気味だしいいんじゃない?
>529
厭 停滞気味ったってこんなもんだよ、普通
無理にレスつけることはない このスレは新作旧作含めて軽い紹介&感想を
交換し合って、それぞれが、今まで読んだことない新規作家開拓すればいいん
じゃないのかな
ディープな話題は専用スレに逝って話せば良いわけだし
角川の功罪っつったら春樹がなんかやらかしたことしか思いつかねえな。不死鳥の紋はしぶとさを表しているんだね。
あと『少年A』という本を毎月発行しているね。これは題名を見てわかると思うけれど、少年犯罪を主に取り扱っている。
あんまり功はないんじゃないだろうか。罪はまだまだたくさんあると思う。
大体、あんな背表紙が真っ黒で表紙が異次元CGの本をドバドバ出すような会社だからね。読者も罪深い奴ばっかりじゃないのか。
534 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/03 02:02
>>馬鹿
何かお勧めない?
>>534 シム・フースイの一巻と三巻かな。読んでるかもしらんけど。
まず、なんつうか不吉な出来事が起きます。
で、主人公は、物語の舞台というか土地を、風水という第三の目で見るのね。
すると新たな事実が浮かび上がってくるの。そこが面白い。
主人公ペアにも悪魔払い師的な香りが漂っていて、なんというかいいです。
主人公の黒田は確か、霊感ゼロなのね。で、代わりといったらなんだけど、独自に開発したPCソフト「シム・フースイ」を使うんじゃよ。
で、その相棒のミヅチっつう女が、確か自分を傷つけることによって霊感を高めるのね。
あと、黒田は『帝都物語』の風水師の孫だったかな?作者はトリビアの泉に出てる荒俣先生ね。
何の脈絡もなく霊が!幽霊が!悪魔が!っつう作品は、何つうか素直に読めないでしょ。
シム・フースイは、風水というシステムで状況を整理しなおして、問題のある土地や方角を突き詰めていくのね。
で、その場所に「何か」があるのではないか?という緊張を高めて行くところがわくわくさせるのね。
超自然的な要素を抜きにしても謎解き、物語として成立するところが好きなんだな。
一作目の舞台が、日本の一般住宅、って所もいいんだよね。
この家がどんどん滅茶苦茶になっていくんだけど、それを風水で何とかするってのがいいね。目の付け所が違う。
『クリムゾンの迷宮』でゲームマシンが配給されたあたりの、「何かとんでもないことが始まったぜ」的な感覚があるね。
三作目はなんと都庁なんだね。これも結構アンダーグラウンドな感じがいいのよ。
角川の功といったら、薬師丸ひろ子や原田知世など、その時にしか輝けない
美少女を世に送り出したことでしょう
馬鹿の憑き物が落ちたようなスッキリレスにビビった。
(まだ連投しまくってるけど)
最近読み始めました。
昔のでオススメを一人3冊上げてくらさい。
541 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/03 16:15
馬鹿おかえりー
プルトニウムと半月、レフトハンド、ギフト。
とりあえず発売から3年以上たったものを挙げてみた。
・・・3年前って昔とは言わないか
>>馬鹿
サンキュー馬鹿!
読んでみるわ。シムフースイは角川文庫?角ホ?
>>543 もちろん角ホだわな。『ワタシnoイエ シム・フースイver1.0』が最高傑作。ver2.0以降は微妙。
>>540 取り敢えずおさえておけばいいってのは、
『二重螺旋の悪魔』『カムナビ』『水霊』『ハイブリッド』『パラサイト・イヴ』
『リング』『らせん』『玩具修理者』『quarter mo@n』『ぼっけえ、きょうてえ』
『スイートリトルベイビー』『クリムゾンの迷宮』『黒い家』『天使の囀り』
『レフトハンド』『プルトニウムと半月』『D-ブリッジ・テープ』ぐらいかな。
この辺りから段々読むものが無くなってくる。別の楽しみ方を模索する必要が出てくる。
例えば『quarter mo@n』が面白かった人は、村上龍の『共生虫』,『インザミソスープ』もアリだと思うな。黝(あおぐろ)い世界観というか。
(あとスレ違いだけど、ゲームにも結構雰囲気が近い感じの作品がある)
角ホ大賞をもらいそこねた作品(主人公が人を殺しまくる救いのない話だったっけ?)が、こういう現代っぽいドライでクール(恥)な話だったら、読んでみたかった。
審査員はこれ系の作品を読みとるセンスが弱いんかな。『バトルロワイヤル』の今の成功を見るとそう思う。
ドライでクール系に追加するよ!黒沢清の映画『CURE』を忘れていた。これかなり嫌な感じでイイよ。
『ジェイコブズ・ラダー』みたいな嫌さだね。『ジェイコブ〜』は、ゲームの『サイレント・ヒル』と似ている所が少しあるよ。
『サイレント〜』は鈴木光司が監修してるんだよ。ね。全ての、話題が、繋がって、いるんだよ(←いっこく堂の時間差風に)。
あとさあ、544の『quarter mo@n』関連の所を書いているとき、
目に針を刺す日本のホラー映画のことが何故か脳裏に浮かんだんだよ。
(アンダルシアとか時計仕掛けとかね、目は大事だよね!「針千本飲〜ます♪」よりは、「針千本目〜に刺す♪」、の方が、約束守ろうって気になるよね!)
だけど、その目に針刺す映画の名前がどうしても浮かばなかったの(汗
十年以上前だったかな、レンタルビデオの予告編で、俺はその映画を見ただけだったんだけど、なんか妙に印象に残ってたのね。
で、時系列順に並べると、
1.この前深夜テレビで見た映画『カリスマ』の、巨大ハンマーで頭蓋骨撲殺シーンを思い出す。あれはクールだった
2.『カリスマ』の監督で、結構いい感じの映画があったが、題名が思い出せない
3.googleで検索する。黒沢清映画一覧のページを見て、それが『CURE』と判明する。で、そのページに『DOOR3』という映画を発見する
そうなのよ。薄暗いマンションの一室で、眼球に徐々に針が近づいていくそのシーンを含む映画が、『DOOR』なのよ。(黒沢監督作品は『DOOR3』のみ)
俺、こういう無意識偶然リンクが好きなんだよね。『DOOR』はまだ見てないんだけどね。
でもさあ、また検索して粗筋見たら、やっぱクールなのよ。(後半はアレらしいが)
脳は何年経っても、印象的なもの覚えてるんだなあ。というか作品の力だね。(余談だけど、最初に検索した黒沢清ページ内に高橋洋の名前もあった)
でさ、角ホ内で「○○と似たような作品ない?」と聞くよりは、角ホ外にそれを求めた方が面白いと思うんだよね。
で、例えばね、例えばの話(←ボニーピンク)そういうクールでドライ(恥)系な作品は、その方向性を押し進めていくと、もはやホラーでもなんでもないのね。
戯画化された暴力というか、妙にあっけらかんとしている。地面の砂に血が吸収されていくみたいな。
でね、例えば『バトルロワイヤル』が好きな人は、『クリムゾンの迷宮』を初め、
『ダーティホワイトボーイズ』『煙か土か食い物』『スマグラー』『鉄男』『レッチリ』
『フロムダスクティルドーン』『ゼイリブ(の主人公と友人の不毛な喧嘩シーン)』なんかが面白いと思うよ。スカッとする。
こういう半オタクというか氾オタクみたいな会話ってムカツクよね!
脳内にクソデブオタを想定してこの文章読んでみてよ!悶死するよ!ご一緒にwもいかがですか?w
!?を連発すると、特攻の拓だよね!w
ttp://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1050304834/ しかし今回は露悪的だね!あ、角ホLOVE(プ
おまい、こん、な時間、に、テン、ション、高すぎ。
もち、っと、落ち着け。明日、また、叩かれ、るぞ。
そういう優しいレスをもらうと反省するなあ。
最近優しくされてないからかなあ。こういうことかくと、みんなぼくのこと、かわいそうなやつ、ってみくだすかなあ。
「他人に優しくされないから、他人に優しくしなくてもいい」
「自分は他人に優しくしないから、他人に優しくされなくても仕方がない。それは何らかの報いである」
そういう痛い思考は駄目だ!中高生!出来るだけ能力のある奴とつるめ!
弱い存在にだけ心を開いたり愛を与えたりするな!強い奴にもそれをやれ!愛!角ホ愛!
だけどさあ、「若者よ!」「若人よ!」「少年よ!」とか叫ぶオヤジ(例:ループの鈴木)に限って、ろくな人間がいないと思う。
別に親切心で言ってるわけではないと思う。
偉そうに説教出来る対象が、社会的にも人間的にも能力の乏しい若者ぐらいしかいないからそんなこと言ってるんじゃないか?
次代とか叫ぶ奴に限って、何にもしてねえよ。身近な人間を導いてやることの方が重要だよね。
やっぱさ、偉そうなこと言わなくてもさ、凄い奴は凄いよ。黙ってても伝わるものがある。
でもさ、こういう掲示板だと、何か言わなくちゃいけないんだよな。
本当はさ、黙ってる奴が凄いんだよ。俺みたいなクソレスなんか完全無視してさ。
でさ、2chに、表面に浮かび上がってこないだけで、実際に水面下にそういう高倉健みたいな漢がゴロゴロしていると思うと、俺は怖い。
だってさ、高倉健が2chやってるんだよ。幻滅する。つまり何が言いたいかというと、2chで漢や大人を気取っても仕方ないんだな。あれ?
無関心だな。無関心に対して愛を感じる。病的だね。
こういう果てしない自己言及の果てに自滅する。そして現実でエネルギーを蓄えて、またここに戻ってくる。
何を言いたいのかというと、ネット上の人と人とのやりとりのことだよ。
俺にとって2chと現実ははっきり分かれているね。生活の中に2chが何となくある感じではない。
分かれすぎていて怖いね。分かれているということは特殊なことだからね。
本来、コミュニケーションというのはひとつのものなんだよ。
自分の生活圏の中で起きうるものだった。学校や職場や近所などでね。
つまり、そのコミュニケーションが自分のものであると同時に、他人のものでもあった。
顔や名前を持つ誰かと、コミュニケーションを共有出来たんだね。
だけど、ここは、2chは俺の生活圏ではない。共有しにくいんだな。
かといって私的なものでもない。無限に解放されているから、かえって誰が誰に向かって話しかけているのかがわかりにくくなる。
無限の空間で座標を確認するには、指標や相対的に評価出来る何かが必要なんだよ。
旧来のコミュニケーションの文脈をネットに持ち込もうとするから、こうやって長文になるのかもしれない。
俺は俺に話しかけているんだよ。そのこだまがネット上に鳴り響いているだけなんだ。
ときどき耳を澄ますんだ。誰かの呟きが聞こえることがある。
それが無限に落下するブロックのように連なって、無機質な空間を形成する。
てなことを、『quarter mo@n』を読んだときに感じたような気がしないでもない。
俺があれを読んだとき、まだ身近にネット環境はなかった。ネット環境に慣れ親しんだ人があの小説を読むと、また違った感想があるのかな。
>旧来のコミュニケーションの文脈をネットに持ち込もうとするから、こうやって長文になるのかもしれない。
上のレスのこの部分は間違いだな。つうか全部間違い。
俺が長文を書くのは、性根が下品なだけだな。匿名性にまかせてやりたい放題というか。
誇りとか自制とかが全然働いていない。モラルが低下し過ぎ。
ネット焼けで頭がおかしくなってるんだな。汚染されていたよ。ソーリー。
これからは三行以内でレスを書く。連投はしない。許してくれ。今後はもっと成長するよ。
大体馬鹿っつうHNが言い訳じみていて卑怯で下劣だね。これからは愛人と名乗るよ。
うーん、馬鹿の書き込みにはQuickJapanとか好きそうな奴特有の痛々しさを
感じるのだが、気のせいか。
546以降はスレ違いだぞ馬鹿よ。
判っているとは思うがな。
>うーん、馬鹿の書き込みには
>546以降はスレ違いだぞ馬鹿よ。
すまん、ちょっとワロテしもた
自分でキャラ作るな
自然にやれや馬鹿よ
最近の角ホやる気ねえのか?
竹本健治とか出してたころのがよかったよ。
過去の名作ホラーは掘り尽くしたってか?
>>554 「自分に正直」って言葉は、「自分の欲望に正直」とイコールではないと思うんだ。(←かっこいい。濡れた)
>>555 中途半端に古臭いんだよな。新潮文庫みたいにいい味出しているわけでもないし。企画物やればいいんじゃないか。
「表紙CG写真集、応募者全員にプレゼント!ステレオグラムがナウい!レアなアレを君もゲッツ!」とか。廃墟の写真集の前例もあるわけだし。
>>556 >>554 「自分に正直」って言葉は、「自分の欲望に正直」とイコールではないと思うんだ。(←かっこいい。濡れた)
ううん、こんな言葉遊び、全然かっこよくない
ていうかお前痛々しいほど自意識過剰なだけ。
まあ、もし馬鹿が10代だったらしょうがないけどさあ
十代なら逆にビビる。
オレは愛人は大卒と見た。
ところで第十回角川ホラー小説大賞の受賞作はいつごろ出るんだろう?
文庫化しなくちゃかわねーけどな。
>>559 俺的に格好いい順番はこうだな。読み方の。
ハードカバー即買い>人に借りる>文庫落ちを待つ>図書館>作者>下読み>審査員>立ち読み>万引き>ブックオフ
つまりあんたはなかなかいけているといえる。まあ嘘なんだけどね。
ブックオフは立場ねぇな。
万引き以下かよw
ブクオフ以外の古書店はありなのか?
563 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/09 02:31
書籍代くらい、ミニ株でちょちょいと稼げばいいのに…。
ブックオフで万引きしてますが何か?
万引きが本もっていくのがブクオフだろ。
万引きに金だすなんて万引き以下じゃないか
ブックオフもどきに行ったよ。あの負の霊場とでもいおうか、瘴氣、並々ならぬものがある。
立ち読む人々の、澱んだ、くにゃりとした猫背と猫背で作られた道を、こう、すり抜けてだね・・・
黒い世界だね。真っ暗だったよ。互いに死ねと言い合っていた。呆けた女店員。口の中に顔。正体。おぞましい目つき。森の沼の底の腐肉。道祖神無し。祟られた。△←盛り塩
567 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/09 14:41
アタイこそが 567げとー
盛り塩ワラタ
ところで、坂東眞佐子の『神祭』がフツーの角川文庫から出てるね。
アオリ文から見るとホラー文庫向きな感じがするのだが、どういう
基準でブランドを決めてるのかな
新刊
『呪怨2』大石圭
『岡山女』岩井志麻子
購入しました。
『呪怨2』はラストが袋とじになっています(?)。
『岡山女』は短編集です(?)。
どちらも期待できそうなので良かったです。
終わったら感想書きますね。
狗神と死国は一時期角ホだったな。
基準は不明。角川はドグマグも普通の文庫でだしてる。
571 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/09 15:29
角川ホラー文庫は小林泰三と貴志祐介しか読んだ事ない。
その他のマイナー作家?は面白くなさそうなんだもん。
572 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/09 20:36
>>568 坂東は『山姥』だけ読んだけど、面白かったな。今の岩井はあれぐらい書けるようになったのかな?
>>571 好きなレスを選べ。
1.じゃあ読むな
2.困った坊やだ・・・さあ、私が角ホのなんたるかを教えてやろう・・・おいで・・・(ダンディな親父/入念な愛撫/ベッドイン/ピロートーク)
3.貴志祐介と真保裕一が、年々区別がつかなくなってくる
てゆうか過去レス読んで評価されてるの読んでみ。
まあホラー大賞の受賞者は長編、短編、佳作問わず必読。
けっこう難関の賞だからはずれはないぞ。
>573
角川ホモ文庫かいっ(←お約束)
『岡山女』買ったー
にしても、ぼっけえ、きょうてえはやたら文庫化が遅かったのに
こっちは早いのう
>>574 俺的には「ぼっけぇきょうてぇ」ははずれでした。
長文ごめんよ。もうやめますから。
>>569 俺が言うのもアレだけどさ、HN変えた方がいいと思うぜ。
1が1を名乗るスレってのは、
・1が考えたオリジナルのネタスレ
・1がいないと成立しないスレ
・異常にキャラの立つ1のいるスレ
とかだと思うんだよ。上記のスレにおける1、ってのは、スレにおいて特権者的な部分があると思うんだよ。
でもこのスレは「角川ホラー文庫」っていう、もう確立された既存の媒体について話し合うスレだろ。
本来、1は誰でもいいはずなのね。しかもパート2なわけよ。
で、パート3とかパート4とかになっても、まだ前スレの1とか新1とか名乗り続けるわけにもいかんだろ。
1ってのは本来特殊な存在なんだよ。象徴とかアイドルといってもいい。オリジネイターでパイオニアなわけよ。
だから存在感があるし、当然叩かれやすい。そういうリスク(大げさだが)はあるよ。特にクソスレ立てた奴とか叩かれて当然。
でもさ、このスレは、オリジナルじゃなくて、望まれて立てられたスレなわけじゃない。
まあ、当初はミステリ板かSF板かってんでちょっと揉めたけどさ。でも、このスレを立てるのに、本来リスクは少ないはずなんだよな。
だからこのスレで1が叩かれるってのは本来ならおかしい。それにはやっぱ理由があるんだよ。
公っつうか、オフィシャル的なスレでさ、1を名乗り続けると、やっぱ叩かれやすいと思うんだよ。
つうかさ、たぶんだけど、「1」は、「角川ホラー文庫」そのものや、それによって繋がっているスレ住人の意識とか、いわば場とか、そういうものに捧げられた番号だと思うんだよ。
このスレはね、最初、墓として立てられたんだよ(角ホだけに)。で、墓碑銘に墓を設置した人の名前があったらおかしいじゃない。
「1」はさ、「角川ホラー文庫」そのものを体現していなければならないんだよ。こういうスレの「1」は個人ではないんだな。
名を名乗りたいってことは、やっぱ執着なり愛情なりあると思うんだけどさ。でさ、名無しとは言わないけど、コテハンにしてしまえば、もちっとニュートラルというか、俺がいうのもアレなんだが。△
>>577(愛人)
わかってるよ。でも、ありがとね。
あと『アリス』は別に読まなくてもいいと思うよ。
580 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/10 07:38
「屑篭一杯の剃刀」はちょーつまんなかったな。
つまんなすぎて作者忘れた。
>>580 原田宗典です。
自選恐怖小説集(短編集)なんだけど、嫌な雰囲気(仕事いきたくないなぁ…みたいな)はあったよ。
表題作よりも「ミズヒコのこと」が良かったかな。
582 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/10 11:10
>576
岩井志麻子はホラーっていうより怪談といった方がしっくりくる。
すごくうまい作家だけど読者を選ぶと思う。
土俗的で情念の濃い〜ぃドロドロしたのが苦手な人はやめた方がいいかも。
584 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/10 11:57
ぼっけえきょうてえ読んだが、イマイチ。
岩井志麻子ってはっきりしたオチつけるの嫌いなのかな。
「件のごとし」に出てくる妹のシズ?が可愛かった。
火垂るの墓の節子を思い出したよ。
今月の角ホ二冊か…
でもリレーエッセイ読むかぎりではジュリエット九月には
文庫化するのか?それとも本当に夢で終わり?
>>582 >岩井志麻子はホラーっていうより怪談といった方がしっくりくる。
そうだね。まさにそんな感じ。
でも、表題作じゃない方は結構好きでした。タイトル忘れたが…
あまり読むものないし、新刊読んでみようかな。
今、平野啓一郎の「日蝕」読んでるw 全然角ホと関係ないが。
あと角ホじゃないけど乙一とかはどうですか?
ちょっと興味あるけど。スレ違いだな、スマソ。
連想ゲヰム
乙一=妙な空気→麻耶
平野=例の妙な実験作→唐沢なをきの粗製コピー
『岡山女』読了しました。
『ぼっけえ…』と比較して路線は継承しています。ただ執念というか血生臭さ(主人公達は境遇と裏腹に軽薄で明るくて妙に現代的)は薄まっていました。
短編(全6話)ということで内容は様々ですが、私的にはひとつを除いて(文学志向が高いのがあって、せっかくの雰囲気を壊したかな?)ほとんど当たりでした。
明治末期が舞台なのも良かった。和洋折衷のハイカラ好きでなくても、時代の喧騒と活気はとても魅力的です。
あと、宮部みゆきが好きな人は是非読んでみて下さいね。
隻眼のタミエを可愛いと思ったのは私だけ!?
俺乙一食わず嫌いで読んでないんだけど、どういう感じ?
才能はあるがデビューが早すぎたな乙一
591 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/13 00:17
「アリス」俺は結構良かったけどなー
好きな女の子思い浮かべて読んでた。
>>591 俺のアリスのイメージは顔だけは人形みたいにカワイイんだけど、
全体的にガリガリでキモイです。勝手なイメージですけどw
593 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/13 00:46
『ゆがんだ闇』アンソロジーでつ。
「生きがい」 小池真理子
最後の落ち、読み終わった瞬間「なんじゃこれ、馬鹿にしてんのか」
だったが30秒ぐらいたって好意的に解釈しょうと、
いろいろ考え想像した。結構、深い怖さを秘めているのかもしれない。
こりゃ、読み手の想像力次第だと。
「兆」 小林泰三
よくも悪くもこの人の個性が出ている。作者名を隠して読んでも
この人が書いたとわかるのはいいね。
「Gene」 瀬名秀明
アイデアはいいと思いまつ。
科学ヲタっぽい(説明しすぎ)のはどうでつかね。
説明ならそれこそ参考文献をダイレクトに読んだ方が漏れは面白いクチ。
これは貴志祐介にも言える。人それぞれだろうが。
おのれの解釈する悪魔像をもっと語ってという感じ。
胃の中から鹿が出てくるのはよかった。
あとは省略。
「生きがい」は漏れとしては良かったです。
最後の落ちもドキっとさせてくれたし。
小林ファンの漏れは「兆」は勿論満足だし、
「Gene」は「ゆがんだ闇」の中ではNO1です。
>説明ならそれこそ参考文献をダイレクトに読んだ方が漏れは面白いクチ。
そんなあなたには瀬名の「ブレインバレー」をお勧めします。
まんま参考文献ですw 漏れは全然面白くなかった。
アンソロジー紹介します。
『亀裂』H5年初版発行
「知らないクラスメート」阿刀田高/「大好きな姉」高橋克彦/「シム・フースイ」荒俣宏/「ミッドナイト・ラン」影山民夫/「浮遊する水」鈴木光司/「再生」綾辻行人/「備えあれば憂いなし」山崎洋子
角ホ初期ということで現在と趣きの違った選抜してますね(笑)。
オススメは「ミッドナイト・ラン」です。その他も王道的な内容だと思います。
「ゆがんだ闇」は、本当にハズレがないアンソロジーだと思う。
まあ俺は鈴木光司のやつがどうも苦手だったけど。
ちなみに俺はコレで篠田節子がちと好きになった。小池真理子はオタになった。
個人的には「夜一人で読むな」のほうが好きさ。
最近の作家もいいが、昔から恐怖という感情を
どう煽るか模索していた人達がいたってわけさ。
本牧のビィナスはおすすめ。
どれもこれも売上部数極端に少ないんだろな
リングとパラサイトイブは売れたはず。
あとはシラネ。出版業界どこも売れてねーんじゃん?
『呪怨2』読了です。
ところで『呪怨』は読んだでしょうか?
『呪怨』を連ドラ風の展開だったとすると、『呪怨2』は連ドラ終了後の2時間S(ファンは見逃せないが、それ以外の人は…)といった位置付けです。
ちなみにインパクトは…
…『呪怨』の方が上です(笑)。
今作でも次々「呪怨」は連鎖していきます(また妊婦が!)が、やはり伽椰子と周辺人物(「呪怨」の源)のエピソードが前作で終了している分だけ弱くなっています。
すなわち、残虐度も控えめです(心霊度↑)。
とはいえ大石スタイルは『呪怨1・2』のノベライズに違和感ないし、小ネタも健在で損は無いです。
601 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/14 22:48
>>597 「ひとりで夜読むな」は昔角川文庫で出てた新青年傑作集の一冊なんだよな
中島河太郎選だっけ。まあ全五巻で古本屋にならんでるのでほかの巻も併せて読まれると吉です。
角ホなら「爬虫館事件」っていうオリジナル編集の傑作集がありますね。これ、個人的にはすきだなあ
>>601 『爬虫館』は「恐水病患者」「蛞蝓綺譚」が白眉ですね。
「呪怨」1,2まとめて読みました。
つっこみ所(伽椰子、無関係な人に八つ当たりかまさんで、さっさと医者を
殺らんかい、このボケが!とか)は沢山あるけど、
久々に読了後トイレ行くのが怖かったです。(笑)
ただ、何故に袋とじ?仕事前に綴じた前まで読み終え、帰ってきてから
わくわくと切って読んだら…なんだこれ?って感じで。
これなら一気に読んだ方がよかった。
ビデオ見た人なら怖いっと思えるのでしょうか。
何にせよ、13日の金曜日のように3,4,と続いて行きそうですね。
>>603 ビデオ云々よりも、完全なネタバレ防止(これ以上は云えん!)のためじゃないかな?
ビデオ版もオススメですよ。
605 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/15 07:36
和田はつ子って面白いの?
606 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/15 10:59
>>605 顔はおもしろいよ。
小説は読んでないからよくわからないけど。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>605 最初は吉村達也同様、ここで面白くないと言われてたんで避けてたけど
吉村は一冊試しに読んでみたら、面白かったんでどんどん読んでる。と、
言うことで和田はつこも現在試しに"多重人格殺人”を読んでる最中。
ここで皆が面白いと言う割りに、折れ的に全然ダメだったのがGene.
何が面白いか、面白くないかは人それぞれだよ。
>>608 そうだね。好みは別れて当然だし、
自分が興味持ったものを読むのがいいよ。
禿しくスレ違いだけど、「日蝕」(平野啓一郎)読み終わった。
全然面白くなかった。芥川賞とったからといって、面白いとは限らんってことやね。
>609
もちろん好みが色々なのは当然なんだけど、
感想とかコメントを書く人は、どこが気に入ったから好き、
とかどこかどうだったからダメ、と簡単に理由もいれといて
くれるとうれしい
そうすれば、その人の趣味が自分に近いか遠いか多少わかって
未読本を読むか読まないかの参考にできるから
611 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/16 17:42
前の方で1が瀬川ことびについて書いていたんだけど、
面白そうだったんで読んでみた。
でもって、感心したのは1が上手にレビューしてるってこと。
以降、購入の参考にしているが実際役に立っている。
俺は1の復活を歓迎しているぞ!
>611
岡山女のレビューも良かった
>>588 俺も読んだけど、同じような意見だな
ぼっけぇはイマイチだったが、こっちはイケてたぞ
じゃれ会うな。
人が減る。
全てが馴れ合いさ。だって何も変わらないのだから。
615 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/17 07:37
マキノ修ってつまんなそーだな
牧野は人を選びます。
悪趣味を理解できるならハマる。
角ホで手を出すなら短編集のファントムケーブルからドゾー。
個人的には忌まわしい函が好きだがな。
>>馬鹿改め愛人
図書館でシムフースイ探してたんだけど、ver4.0しかなかった。
ver4.0はどうなの?愛人的にはお勧めなの?
因みにその日は小林泰三の「AΩ」借りていった。
『夏の滴』読んだ(十五分)。小学生向け。漫画。梅図かずおが『漂流教室』のノリで描けば評価は急上昇。
『Gene』上手い。短編で良かった。人間関係の描写がダルい。超自然的描写は「毒」を中和してしまい、マイナス。
>>617 ver1.0が一番面白いんだよ。
何故かっていうと、二作目以降は、海とか地方の名所(?)とか、なんか舞台が開放感のある場所になってしまったのね。
いきなりさ、山を視る海を視る大地を視るとか、しょっぱなから話のスケールがデカイと、なんか大らかすぎて恐怖っつうか畏怖になっちゃうじゃん。
1.0の舞台は、「家」っつうなんとも個人的でコンパクトな場所で、恐怖と情報が圧縮されてるっつうか、要は物語の密度がすげえ濃いのよ。
身近な場所を風水でテクニカルに分析する、ってのがさ、見てて面白いんだよ。
で、物語が進むにつれ、じんわりと、分析しきれないような恐怖が湧き出てきてさ・・・
ver4.0はさ、恥ずかしながら、映像しか見てないんだけど、可もなく不可もなく、だったな。
やっぱ1.0だな。あれを読むべき。本屋とかアマゾンとかブックオフとかさ、まあ見かけたら押さえとくべき逸品よ。
>>618 で、シムフースイver4.0はどうなのよ。
>>619 サンクス!とりあえず探してみる。アマゾンとかで買うわ。
そいで、読むものがなくなったらver4.0も読んでみる。
>>621 アマゾンのユーズドストア(?)って場所で古本も買えるよ。
ver1.0もあった。でもクレジットカードが無いと駄目だったかな?
代引きだと新品しか買えないな。んなこたぁ知ってるか。
あとさ、これはまあ一般的な話題なんだけど、夏休みに本を読みたいという不健康な若人なんかは、
図書館に検索システムがあるんだったら、このスレで挙がってるやつを検索して、まとめて一気に借りちまえばいいと思う。
棚に無くても、書架に置いてある可能性もあるし。淡白な人は棚にないと諦めちゃうみたいだから。
俺が言わんでもいいか。こんなスレに来るような人は、本に対する執念というか怨念は凄いだろうしねハハ。
>愛人
あんた、いい香具師だな。アンチも多いがw
また、いいモノ見つけたら紹介してくれ。
俺も紹介してほしいというか、皆に聞きたいことがあるよ。
俺は『墓地を見下ろす家』をぱらぱらっと読んでさ、なんつうか赤川次郎臭っての?感じて駄目だったんだけど。
あの作品が好きで、他の映画とかと絡めてあれの良さについて語れる人いる?
>>624 身近な比較対象といえば
『浮遊する水』鈴木光司(『ほの暗い水の底から』劇場版)
なんだろうけど、同質という観点からすると、やっぱり
『ポルターガイスト』シリーズ(映画)
だろうね。
少なからず影響は受けていると…
この辺でやめておきます(笑)。
626 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/18 10:52
なんだ、SF板にあったのか・・・ホラーってSFなの?
ここはSF/ファンタジー/ホラー板です
リング(映画)=日本的怨念モダンホラー
墓地を見下ろす家(映画化したら)=アメリカ的CGパニックホラー
墓地家は怖くないって人は多分
ビームで人が溶けちゃうあたりで激しく萎えるのだ。
暗い部屋に電気をつけに行くとき、
リング=部屋の窓を女が覗いてた(ここは三階)的怖さ
墓地家=天井からデカイ蜘蛛が落ちてきたあ!的怖さ
どうだ愛人。パニック物として楽しめんか?
あと赤川云々はシラネ。好みじゃねえかそんなもん。
>>625 無難ね。無難すぎる辺りが、わたくしが赤川次郎を感じた理由なのかもしれないわ。
>>626 よかったね、ハム太郎。またひとつ、かしこくなったね。
>>628 ええっ!?パニック物だったの?
私はパニックを効果的に使った映画だと『悪魔のいけにえ』とか好きだな。
淡々と延々と開陳され続ける恐怖、とでもいうのかな?
あの映画はね、追っかけられるシーンがずーっと続くの。百メートル走に恐怖を加味したような。
630 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/18 14:54
631 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/18 15:58
馬鹿の話題はいつも5年は遅い。
おまえ餓鬼か貧乏人だろ。
赤川次郎って駄作の代名詞になってますねw
そのわりには著書はすごいたくさんあるよね>赤川
全然読んだことないけど。
赤川は商業作家だから薄めたもん山ほど書くのだ。
愛人の話題は確かにいまさら感があるな。
1のようなタイムリーな書評がほしいとこだな。
634 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/18 23:33
赤川次郎のどこが無難なんだ。
スティーヴン・キングの次くらいに凄い。
「早春物語」なんて好きだな。
沙藤一樹の世界にハマったのですが何かお薦め在りませんか?
>>633 無理だな。俺は古い男よ。どんどん退化するぜ。
アリスも読んでねえしな。代わりに百年の孤独を読んでいる。
新刊の話題が出にくいってのは、よっぽどつまんねえか、誰も買ってないってことだろ。涙流せば済む事よ。
>>634 そうか、赤川って実は凄かったんだな。反省したよ。罰としてもう一生赤川の本読まない。
>>635 どの沙藤作品かにもよりけり。あとさあ、今検索してぶったまげたぜ。
ttp://www.geocities.jp/satou_kazuki/ 沙藤本人のページ
俺は作家本人のページとか見ると反吐が出るから一瞬見て消したけど、沙藤本人の好きな本ランキングとかあったよ。それ見とけば?
愛人、悪態ついてる時のほうがいいやつじゃねえか?
亜異人さんありがとう。
どの作品、というか、『プルウムとヤン月』と『ゴミ橋テープ』に共通する様な空気・・というか、隔離された場所に生きる人ら、・・というか。
バツアメはまだ読んでないのですが面白いですか?
>>638 前2作が好きなら楽しめると思われ。俺は一日全部読んじゃったよ。
隔離はしてないけど登場人物の歪みっぷりでは最強っぽい
「俺は一日」と「全部読んじゃったよ」の間に「で」入れ忘れた、どうでもいいコトだが(汗
君の文章(空気、隔離)を見るとさ、俺の中ではなんつうかSFの雰囲気が立ちのぼってくるのね。
沙藤って舞台設定がSFっぽいのかな?モダンホラーとか土着ホラーじゃないよな。
俺はSF関連の知識が弱いんだよ。他のスレッドを見ればいいんじゃないか?
X雨は奇妙な雰囲気の作品としかいえない。
プルトニウムは舞台設定が異世界っぽくて、でそれに合わせて人物の性格が形成されたような節があるけど、
X雨は現代の日本が舞台だから、なんつうか登場人物が妙なんだな。妙な人間から見た世界はやっぱり妙、みたいな。
沙藤のページのどこかに、カフカの文字があった。不条理というのかな。
ああっすげえ面白かったとか怖かったとかいうんじゃないな。沙藤の妙な雰囲気が好きならいいんじゃないか。
読んでからかなり経ってるんで、もう俺の記憶には作品の手触りというか核(?)しか残ってないんだけど、一言で表せば「妙」だな。ストレンジだな。
ストレンジャーといえば異邦人だからやっぱカフカ、じゃなくてカミュだな。
カミュといえば、からくりテレビのセイン・カミュはそれの親戚である。
へ〜へ〜へ〜へ〜
もとい、角ホ内で無理矢理勧めるなら、『四半月』『超怖』『受理穢土』(←わかんなかったら書くけど大丈夫だよな、男の子だもんな)だな。
他にも海外幻想作家で誰かいるかもしらんがわからん。後は他の人に任せた。
1と愛人は同一人物
という妄想がパッと浮かんだ。
愛人、アリスぐらい読めよ。読んでから判断しなせえ。
ジュリエット勧めていいのか?
>>642 お前それ1が悲しむだろ。いいから638の質問に答えてやれよ。
あとよかったら、全然話題に上らない『古川』について貴様の感想を聞かせろ。
>>643 何で人が投稿しようと思ったら先に投稿してんだよ。こんな深夜に何やってんだ。寝ろ。
『ジュルリエット』はなんつうか独特のもやもやっとした雰囲気があるだろ。俺は薦めない(あれ?)けどな。
まあでも、『ジュルリルリエット』は文庫化するらしい(?)し、様子を見れば?俺は薦めないけどな。
つうか深夜に怖くなってきた。『ジュリエッタ』は、そのもやもやっとした雰囲気が貴重なのかもしれないし。
読まれるべき本を、読者と本との素晴らしき出逢いを俺個人が潰している可能性を考えると、『ジュリア』を簡単に否定出来ないな。
『ジョリー』はね、俺の!俺の中ではね、まあ普通。これしか言えない。長坂を否定するのももう止めよう。ちょっとだけにしよう。
『超怖』って何?男の子だけどワカラン
『ボケ!競艇!』(←わかんなかったら書くけど大丈夫だよな、男の子だもんな)という、空耳アワーfeat.やっさんみたいなあれの直訳です。
己のボケにマジレスをするのはなんかはばかられるのでこんな形でしか御返事出来ないことをお許し下さい。
平山夢明かと思ったけど角ホじゃなかったような気もする。
僕も『超怖』わかんない。
あ、答え出てた。
648は見なかったことにしてください。
>>648 平山はいいよね。『メルキオールの惨劇』なんて、その辺の角ホ作品より、無茶苦茶面白いのになあ。
冒頭からいきなり犬を繋いだ縄をヘリコプターみたいにぶんぶん振り回すキ○ガイが出てくる作品なんて、ホラーとギャグがギリギリの所で競り合っていて、俺はもうなんつうか最狂に好きだ。
ハルキホラーなんてね、(角川)ハルキホラーなんだから、つまり角ホよ。ハルキホラーでは『メルキオール〜』しか読んだこと無いけど。
おぉ、角川ホラー擦れがあるとはついぞ知らんかった。
初角川ホラーは「十三番目の人格-ISOLA-」。
佳作とったばかりのときで、丸善で偶然見かけて衝動買い。
あれがなかったら角川ホラーは読んでなかったかもな。
内容はあんまり好きじゃなかったけれども、文章から滲み出る才能にやられた感じ。
「黒い家」が大賞取ったっていうときも当然だべ、って思いましたわな。
貴志祐介は「青の炎」以外は全部好き。
短編なら、村田基と井上雅彦が抜群に好き。
B級で、軽くて、シュールな文章にやられまくり。
そいえば、ここだと井上雅彦好きて人はあんまりおらんね。
異形の話はちらほら出ているけれど。
ただ、井上雅彦の長編て全然ダメだった…。やはり短編職人さんなのかな。。
そういう意味では瀬名秀明も短編作家じゃないんかな。
「Gene」とか「ハル」とか良かったけど、長編は……(苦笑)。
最近は沙藤さんが鬱気味なのが心配…。ミルク工場は立ち消えかな…。
>>651 『異形博覧会2・3』井上雅彦
が積読(1がないので…)のままになっています(笑)。
せっかくの機会なので読んでみますね。
井上雅彦(短編)のなかで、一番のお薦めタイトルを教えて下さい。
俺から言えることはただ一つ
異形博覧会と異形コレクションを勘違いするなということだ
建闢を折る
誰も間違えない罠
井上雅彦と井上雄彦を間違える人は多い
井上は老害
ホラ大は審査員かえろ!
お前、あんま真剣にもの言ってないだろ。その領域は半端じゃないぜ。
角ホ担当の社員の五百倍くらい真剣に考えた、大人の具体案を言ってみろ。
それが的を得た凄いアレだったら、本当に審査員変わるぞ。
全出版界のシステムが書き換えられ、お前、神と崇め奉られるぞ。(嘘です)
俺は、審査員とか作品の面白さとか売り方とか売り上げとかの問題全部含めて、角ホ担当の社員がどれだけのやり手であるかにかかっていると思う。
実際に現場に影響を及ぼすことが出来るのは彼らしかいないわけだし、彼らが一番真剣でなければいけないわけだし。
書き手とか読み手は誰でもいいけど、その辺のリアルな所はやっぱ社員の領域で、土台がガシッとしてないと。
657は、社員真剣にやれよ、程度の文章でしかないな。具体性がゼロだ。いいだろ別に社員じゃねえし。
ただ、作家や審査員ばかりが叩かれるのもどうかと思うんだよ。
バトルロワイヤルを逃したことだけは痛すぎると思うけど。あーもったいない。いくら儲かったのやら。
でも、別に俺らは読めればそれでいいわけだし、別に角川に拘る必要は無いんだよな。
やっぱこれからは社員叩き、これよ。あと印刷所とか表紙とか社長とか・・・。
俺は別に叩きたいことなんて何にもないけどな。叩くほどの情熱と愛情と執着が冷めてしまったともいえる。
角川がどうなろうとしったこっちゃない。どこの会社から出たって面白きゃ買うよ。(じゃあなんでこのスレにいるんだよ俺は)
いや違う!違うよ!
つまり、角川ホラー大賞ってのは、書き手に取っては「欲しい」賞なんだよな。賞金が高ければ高いほど、精度は高くなるはず。
だから当然、読み手にとっても、需要がでかいんだよ。角ホは。注目度が高い。だから・・・
いや、待てよ。本当に今現在、叩くほど角ホに問題があるのか?俺は一体何が言いたいんだ?
今角ホはどうなんだよ。誰か冷静に分析してくれよ。助けて!ママ助けて!ぎゃあ、ぎゃああ!
いや、みんなわかってると思うんだけど。
大賞作品ってさ、映像化されたの結構あるじゃない。
バトルロワイヤルを角川配給にしていればガンガン儲かって、
んで角ホ周辺の社員の環境も整備されてぐっと良くなって、
んで角ホに関するあらゆる項目がより活性化されて、ガシガシ広告とかさ、綺麗な表紙とかさ、出せるじゃない!
作家に仕事しやすい環境を整えてやったりとかさ。
で、角ホが今よりもっと面白くなったかもしらんのになあ、ということね。
映画で得た収益が何処へ行くかとか、具体的な金の回りはわかんないけどさ。
まあ要は金よ。金があればいい。
まあ、なんだ。
冷静に分析してジュリエットと古川の受賞は、
「先生、わかってますね、2年連続該当なしってのは避kkkkkkk
>>652 異形コレクションに手を出していない似非井上ファンなので
大きなことは言えないけれども、
グロ系のB級ホラーが好みなら、「アムンゼン館」か「殺人鬼の家」なんていいのでは。
正統派B級ホラーです。
「龍は茜色」もとっつきやすい感じ。
ただ、井上ホラーの定番は、
「死霊見物(ゾンビウォッチング)」みたいなシュールなものかと。
収録は異形博覧会1だったかな?(友人に貸し出し中)
全体として、恐ろしい、っていう感じの作品は少ないですね。
クールでシュールでスタイリッシュな感じです(こんな感じの軽さがあるってことで)。
個人的一番お勧めは「電気鬼」。
とにかく巧い。
リメイクされて中編にもなっていたはず(骸骨城だったかな…)。
>>656 井上雅彦が古いタイプの作家なのは否定しないですがね…。
ただ、技術的にはかなりのものを持っていると思うし、
最近の作家はいいのかというと、そういうわけでもないのでなんとも。
鈴木光司と変わるとか言われたら、泣きます。
663 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/19 23:18
愛人よ
<的を射た 当を得た>
お前さん、かつてのリング評とリングを超えるホラー待望論みたいな頃の
インパクトが薄れてきたな。あんた、作品の個別評になるとつまらん。
角川の商売の話はもっとつまらん。
大きな視点から、審査員論、もっと語ってみれ。
それはともかく、はよ自分のサイトつくれ。
そこでじっくり語ってみれ。いってやるから。
リングのあれは脳が便秘だったようなもんだからな。(嫌な表現をしました)
能弁にかけて脳便とか言っグボオュェイヂュァ
>>662 鈴木自体が泣き笑いマッチョみたいなツラしてるしな。
666 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 00:34
アタイこそが 666げとー
愛人つまらねぇ!そのうえ長文うぜえんだよぉ!
コテハンだから個性だしてこうって気持ちはわかるけどよお
それで中身無い長文書きつらねるぐらいなら名無しでいろや!
>>662 『異形博覧会2』第2部まで読みました。
「フルフェイス」と「電気鬼」が良かったかな。
角ホのゾンビものだと
『ステーシー少女再殺談』大槻ケンヂ
なんてのもあったけど、あれは悲しみが伝わってこない。やっぱりゾンビは悲しくないとね(笑)。
その点
『十二月のゾンビ』瀬川ことび
は良かったよ。
あと「最後の主役」「悪夢街の男」こういったのは、どこでオチに気が付くかがポイントだよね。
赤川次郎のショート・ショートにも(ちなみに、赤川次郎は肯定派です。通ってきた道なので…)同じテイストのものが結構あるよ。
では、続き読みます。
>>668 ステーシーは大槻本人の「リハビリ」だからなぁ
670 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/20 08:08
<瀬川ことび>
文章は軽く読めるんだけど、ニーチェをさりげなく引いたり
本人は濃い人かもしれない。
独特の着眼点、観察眼、表現力をもっているくせに、
軽るーいノリの文体で隠している感じ。
おいおい、わかる人にだけわかってもらえればいいってか?
「お正月早々、墓掘りすることになったんよ」
帯のコピーに惹かれて買った『厄落とし』
厄の落とし方にワロタ。「戦慄の湯けむり旅情」ギャグ冴えまくり。
ネタそのものは筒井の小説にあったが、
全く違う世界観の作品に仕上げた『お葬式』(短編賞佳作)
カナーリ作家性のある人だと思う。
「作家性」とは何かを考えてみるために読むべき作品群。
瀬川の長編、もはやホラーじゃないじゃん。
SF板の中のホラー率あげるためにも、age進行の方がいいのかな。
>>668 「十二月のゾンビ」は読みました。
貴志祐介とか中井拓志みたいな綿密な文章が好きなので
あまり好みではないですが、センスの良さはひしひしと伝わってきました。
ただ、やはりホラーを意識して読み始めると、もの足りないですね。
今ピーター・ベンチリーの「ビースト」を読みおえて、意外と楽しかった自分が嫌だ(苦笑。
ちょっと話が飛びますが、
海外のホラー作品ってキングとラブクラフト以外ほとんど手を出してないんですが、
何かお勧めってありますか?
私のベストはジョージ・R・R・マーティンの「サンドキングズ」。
SFの短編集ですが、ホラーとしても秀逸。
角ホならココ。
こだわらないなら隣の家の少女。
『赤い館』ウェイクフィールド(国書刊行会)
角ホは海外路線撤退だからこだわりようがないかtttttttt
『ドラゴンヘッド』監督:飯田譲治/原作:望月峯太郎(8.30公開)
どうなんだろう?
『らせん』(監督:飯田)もそうだったけど、自身が原作なり脚本していないとね…
そうそう、
『呪怨』(劇場版)はハリウッド・リメイクされるらしいですね(笑)。
>>1 ドラゴンヘッドの映画化は聞いてたけどすっかり忘れてた。
是非観てみたいね。キャスティングはどんなん?
>>676 テル=妻夫木聡
アコ=SAYAKA
ノベライズはやっぱり講談社だよね(笑)。
なぜSAYAKA?飯田キャスティング悪いよ!
業界から圧力かかったか?
>>677 thx!
妻夫木なら期待できるかも。
SAYAKAは微妙だけど、原作のイメージと合うと言えば合うかな?
飯田は駄作の帝王。
もうだめぽ
>>668-669 ステーシーはもっと面白く書けたはずなんだが。
アイディアは面白いのに。
大槻はそのとき病んでたようだからしょうがないのか。もったいない。
682 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/22 19:15
呪怨、映画と本どっちを先に見る(読む)べき?
映画が先だな
異形コレは全部読んだけど、「グランドホテル」が一押しだなあ…
特にニグがお気に入り。何度読み返したかわからない。
瀬川さんは、吾妻ひでおを思い出す。好きなのは「夏合宿」
粋な浴衣の下にシミーズ(w)着用のくせに、ジダンをくゆらす老婆萌え。
>>672 「フィーバー・ドリーム」読んだ?あれもマーティンだったような…
私は面白かったよ。確定できなくてスマソ
正直「呪怨」買った香具師いる?
漏れはあの表紙が怖くて買えないんだけど。
井上雅彦の作品なら「魔女の巣箱」が1番好きなんだが。
博覧会2以降はあの文体が臭みを増しててどうも好かん。
「青畳」(だっけ?)はまぁまぁ好きだけど
「呪怨」「呪怨2」
暇だから読んだけど
趣味じゃ無いから、面白く無かった
688 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 03:42
角ホ好きになって3年位になるけど、
恐さを感じる本にはあまり出会ってないなぁ。
まあ、恐さをそれほど求めてるわけではないから
良いんだが、これぞホラーっていう恐怖を感じるモノも
読んでみたいなぁ。そういうのある?
因みにグロい系の恐さは好きではない。
でも小林のグロ描写は嫌いじゃない。ユーモアとセンスを感じるから。
689 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 07:24
それはだれもが思っていること
そして紹介されたものを読んでみてもなにかちがう
納得できない
そんなものさ
なぜならキミの怖いものとボクの怖いものは一緒じゃない
結局最後は自分でさがせ、っちゅうことだわな
690 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 07:53
ちなみに688が今までにいちばん恐かったホラー小説は何?
693 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/25 08:34
694 :
GET! DVD:03/07/25 09:54
>>690 う〜ん…そう言われるとあまり思い浮かばない。
クリムゾンは読んでて、手に汗握るドキドキ感があったし
読み終わったら喉が凄い渇いてたのは覚えてるんだけど、
恐怖っていうよりかはスリルがあるって感じだなぁ。
勿論恐怖もあることはあるけど。
あと、原作は読んでないけど、映画の「黒い家」観て
これはかなり恐かった。こういう恐さは好きです。
>>697 黒い家、原作は読んでおくべきだと思いますよ。
>>698 そうですね、読んでみます。
正直先に映画を観てしまったことを後悔しました。
映画でこんなに面白いなら、原作はもっと面白かっただろうなと…
内容知ってしまったので、原作は今まで読まずにいました。
黒い家未読じゃ角ホは語れん。
というくらいの名作でさぁ。
701 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/27 16:01
町が怖かった
702 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/27 17:10
そろそろテンプレでも作ろうぜ。
これは必読。みたいな。
『呪怨』(劇場版)観ました。
ノベライズと比較すると、展開はスロースタートで決定的なショック映像は先送り(70分以降急転!!)になっています(ボリューム不足は否めない…)。
伽椰子の描かれ方もノベライズ(=ビデオ版)とイメージが異なって(やや被害者より)いるかな?
私のオススメ鑑賞順序は「ビデオ版1・2」→「ノベライズ」→「劇場版」(→『呪怨2』へ)です。
注意:『呪怨』シリーズ=『リング』シリーズ?的な市場戦略は抜きで楽しみましょう(笑)。
ちなみにTSUTAYAでレンタルすると、暗やみで発光する「呪怨団扇」が先着でもらえます。
団扇を持って夜祭に行き、最後の人間らしさの光を吸収した後、山野へ移動したい。
深い草の中、団扇を振りぐにょぐにょ彷徨い歩き、人魂と間違われたい。
そして悲鳴を上げた女共、子供共などを過剰したい。
塗れで水を飲みに河原に立ち寄り、住人である乞食たちに棒や石で撲殺されたい。
乞食ホームレスになりたい。乞食は最高だ。乞食になろう。夢を捨てよう。
毎日夢見てるから大丈夫。きっと食えるから。お前も乞食だから。公園とか駅とかで寝てるの見たから。
ハローワークとか乞食の巣窟だから。大丈夫だから。
B だよなあ
G だよね
K こんにちは>B、G
B こんにちは>K
G こんにちは>K
K 死のうね>B
B うん死のう>K
G 死のう>K
俺の想像する自殺サイトはこういう糞の擦り付けあいによって成り立つ糞の塔であり
べちゃべちゃとしていたそれも今や乾燥風化してそこを訪のうた人はそれでも敗北と
悪意の残り香を嗅ぎ取りこれは人間にとって良くない場所だと敏感に察知してすぐそ
の場から逃げ出すはずだがお前は死者たちのやり取りを見てる見てるずっと見てるず
K 死のうね>B
B うん死のう>K
G 死のう>K
Y こんにちは
お前は書き込むが誰も反応しないからお前は寂しいが誰もいないけど誰か見てるの?
ということで、夏祭りが楽しみです。
本当がそれが言いたかっただけなのですが、呪怨団扇について考えるうちに。
僕は、ファイアワークスを見たり、無邪気に粉汁焼きを食べたりしたいです。祭の話です。
去年などは、浴衣美女軍団を侍らせ、大名行列した(かった)。
我が地方のファイアワークスは河原で行われます。
河原には恐らく河童や乞食がいると思うのです(よく知りませんが)が、彼らは恐らく同一存在でしょう。それが俺の民俗学です。
また、祭には警官も多数出現します。痴漢、変質者、人浚い、ジャッカー、ジャッカルなどが出現し、酒暴れする可能性を見越した配置でしょう。
俺は祭が好きだね。憎いほどに。愛を叫びたい、世界のどっぱずれで。(←SF板っぽいですか)
子供たちは良い夏休みを。大人たちは通勤熱地獄を。宗男には呪いを。アヂュー。
706は、全員自殺して誰も人が訪れなくなって最後のログだけが残っているスイサイド掲示板にお前が書き込んでみた、という設定で、
そこは凄く静かな場所で、レスが返ってきたら怖いかな、と思ったが、それはただ新しいお友達がやってきただけだろう。
今この時、俺は日本が戦争でぶっ飛んで2chのログとかサーバだけ残ってて、子供が世界に一人きりで全ての板の全てのスレに書き込みをしている終末思想とか考えたが、それはたぶん何かのパクリだろう。
未来人はね、だから、石版とか発掘するみたいに、マシンの残骸とかログとかを発掘して、解読するわけです。
おお、21世紀の日本人はこんなコミュニケーションをとっていたのか、とか言ってね。
これから何年間2chのログが残るかわかりませんが、凄い貴重な歴史風俗流行世相言葉使い時代資料になると思うね。
三百年後の人間が、俺らの会話のログ見て、馬鹿だねこいつらこんなだから滅んだんだね、とか思ったりね。
それを思うと、こんな書き込みは一生残る恥というか汚点というか、歴史って恐ろしい。誰が保存してるかわからんし。
このスレを二十年後に見る人へのメッセージを仕込んでおく。
「元気があれば何でも出来る」←この言葉をやたら言う親父とか、よく見るでしょう。そういうのが、二十年前にちょっと流行ったんです。そちらではまだ流行ってますか。角ホはまだありますか。
今
>>14を見て、「やってしまった感」が強まった。
つうか、「何やってるんだ俺は感」ですね。今日はまたこの感覚が一段と強く俺を襲う。
携帯オンリー派の方々、今まで済まなかった。いや、嘘。本当は全然悪いと思ってない。俺は正直なんだ。
俺はPCなんで読みたくないレスは平気で流すが、携帯だと流せないんだなあ。
コピぺ荒らしとかの弊害がわかった気がする。2chは奥が深い。などと茶濁。
俺は今、同時代の人よりも、寧ろ、未来の人に興味がある。
俺は過去の世界から未来に向かって語りかけてる。
別に、今徹夜明けで脳が朝からハイテンションだから、こんなことを言っているのではないのだよ。
俺の怨霊というか、残留思念がこう、なんだ、きっと、未来人足る君には、モニターの隙間から感じられると思うのだが。
たぶん一年後(倉庫落ちのままの気もするから、一ヶ月後でもいいぜ)にこのスレ見た人は俺のことをアレだと思うだろう。
逆に俺はお前に問うが、何でこんなスレを見てるの?どこから辿り着いたの?過去ログから?
無茶苦茶な文字列をアドレス欄に打ち込んだら、偶然ここに来たの?お前は不思議戦士?
笑わせてくれる。お前は一体何をやってるんだ。角ホ新刊出てる?面白いの?
俺はもうコテハンはやめる。するとあんまし執着がなくなり、このスレに来なくなるだろう。どうせ言いたいことなんぞ何もないのだ。
名無しで書くのも気が乗らない。極端な話をすれば、もし俺が名無しで書き込みをしたとしても、管理者には俺が愛人だということがばれているから、なんつうか書き込む気にならないしなれないと思うのだ。
どんなに冷静でカシコイ書き込みをしてもそれは俺なのだ。そんな恥ずかしいことが出来るかボケ!!
俺は修行してウォマックスレにいつか潜り込もうと思う。いやそれも止そう。どうにもならん。流せこんなレスは。(完)
つうかこんな恥レス本当に送信していいのか。いいよやっちゃえやっちゃえ。二度と見なきゃいいんだ。ほれぽちっとな(伝統)
つうか、俺は俺はという執着を消せよ俺は。他のスレだと俺もおとなしいのよ。たまに狂う。(臭)
今邑彩のミステリのファンなので「蛇神」シリーズを読んでみた。
1巻、面白い!
2巻、意外な展開にわくわく
3巻、ふむふむ、それで?
4巻、・・・えっ?
>>馬鹿へ
正直あんまり話しが合うほうじゃなかった(笑)けど、同じコテハンとして共感はしていただけに残念です。
そのうち、きっと『シム・フースイ』レポートするんで、たまには遊びに来てくださいね。
712 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/29 10:40
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713 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/29 15:42
>俺は今、同時代の人よりも、寧ろ、未来の人に興味がある。
俺は過去の世界から未来に向かって語りかけてる。
愛人、いいじゃん。この言葉。飛ばせ、飛ばせ。
なんなら、yahooに逝くか?
あそこなら、なんぼでも垂れ流せるぜよ。
714 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/29 16:04
愛人は、俺としては結構好きだったなあ…
まあ…(溜息)
つーかよ、ディックとか読まねえの? 愛人は。
>715
スレ違いの話題わざわざ振るな
オレは愛人は嫌いじゃないが、ここへの長文アップを促すやつがウザイ
こんだけウザがられてもなんの反省もできない愛人は消えて正解。
オナニーしたいなら自分のサイト立てろと何度も言われてるだろ。
恥を知れ。ガキ。
>>愛人
せっかくシムフースイ紹介してもらったのに、まだ読んでねぇよ。
読んだら感想を報告しようと思ったんだが残念だ。
たまには来いよ。
愛人うぜーな
愛人言いたいことだけ言って消えただけじゃん。
自分はウザイの自覚してるくせに叩きは勘弁てか。
スレ掻き回すなら黙って消えろよ。
夏休みになって、暇なので今までノータッチだった和田はつ子と吉村達也を(100円で)
購入。なんか両者ともつまらない感じの印象があるのですがどうなんでしょう?
あとは牧野修のファントム〜も買った。これだけ新品で。面白かった・・。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
723 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/03 04:40
僕浪人生なんですがなんとなくリング、らせんをこの三日くらいでよみました
結構おもしろかったです
僕は読書は趣味ではないのですがなんとなくホラーが読みたい気分になりました
角川ホラーでも他のでも、とにかく震えるほど怖い小説のオススメありませんか?
ぼくは結構直球ホラーが好きなんですが・・・意味わからなくてすいません
>>723 『天使の囀り』貴志祐介
是非、読んでみて下さい。(『黒い家』も逸品ですが、有名すぎるので…)
多分、『らせん』よりも『リング』の方がホラーの性質が高くて好みだったのではないかと思います。
『天使の囀り』は『らせん』的な要素(全然違うけど)を持たせつつ、さらに身近な!?生活域でのストーリー展開になっています。
恐怖の追求といった面では『リング』に劣りますが、『らせん』のような不満は残りません(笑)。
直球勝負というか、組み立てで抑えた作品(変化球あり)です。
あと、せっかくですから『ループ』も読みましょうね。
>725
言われるとおりリングの方がホラー性が高くおもしろかったです
らせんもおもしろかったのですが何か途中から話がすごい方向にいってしまったような気がしてちょっと冷めてしまいました
ループもバーススデイも買っているので読もうと思います
その後で天使の囀りも読んでみます
浪人なんで勉強もしないといけないんですが・・・
またオススメあったら教えてくださいね
727 :
無料動画直リン:03/08/03 12:27
>浪人生さん
俺は確実に貴方より年下なのですがちょっと言わせてください。
リング→らせん→ループ、で俺もホラー好きの仲間入りを果たしたのですが。
どうもリングの印象のせいか後二作の評判は悪いようです。
ループを読むなら、とりあえずホラー概念を捨てたほうがよいかもです。
ループのオチは
あ り え な い
>729
俺は好きなんですが・・。まあガキだし本を読み足りないってのもあるのかな。
すみません、お邪魔します。
私本屋の店員でして、夏休みのホラーフェア作ろうとしてるんですけど、
角川から15冊選ぶとしたら何がいいでしょう?
・読みやすい
・一冊完結
条件はこれぐらいなんですけど・・・。
732 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/04 19:42
>>731 ・ブルキナファソの夜
・あやかしの鼓―夢野久作怪奇幻想傑作選
・だからドロシー帰っておいで
とりあえずこの3つはどうかな?
長坂秀佳はならべちゃ(´・д・`) ヤダ
>>731 リング/らせん/ループ/ほの暗い水の底から/パラサイト・イヴ/
黒い家/十三番目の人格 ISOLA/玩具修理者/死国/呪怨(1・2)/ボイス/
レフトハンド/D-ブリッヂ・テープ/スイート・リトル・ベイビー/ぼっけえ、きょうてえ
クリムゾンの迷宮/quarter mo@n/蟲/ファントム・ケーブル/アンダー・ユア・ベッド/
二重螺旋の悪魔(上・下)/ブルキナ・ファソの夜/X雨/お葬式/ゆがんだ闇
上は無難に15選!?
下が本命ベスト10!?
個人的に『ゆがんだ闇』は絶対入れておいて欲しいです。
出版社に在庫があるかにもよりますが、極力参考にさせていただきます。
クリムゾンとかはバイトの子も言ってましたね。水底やぼっけえ、きょうていも。
趣味に走り過ぎない、売れる棚を目指します。w
>>730 俺もループは好きだったよ。らせんも。
ループの最後はぐっとくるものがあった。ただ、ホラーではないね。
>>731 俺も大体
>>733と同じ意見かなぁ。とりあえず貴志、小林、沙藤、中井あたりを
おさえとけばOKかと。「ゆがんだ闇」は絶対はずせないね。オムニバスではNO1。
「最初はどれ読んだらいいかわからないって人は、とりあえず読め」的な作品です。
呪怨読んだ。
読み切るのがつらかった。
大石圭ってあんなに文章下手だったかね。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
天使の囀りのエロゲオタの話は、他人事じゃないな。
744 :
来月の新刊:03/08/18 11:43
ジュリエット
トンネル
マインド・コントロール 心理分析官
夏の滴
古川
夏の滴キター
746 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/19 00:29
「クリムゾンの迷宮」と「だからドロシー帰っておいで」はおすすめ。普通のホラーと一味違う所がいい
747 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/19 00:51
小林泰三、ほんと変な作家だね。奇妙な味わいというか。
「玩具修理者」にでてくる
ようぐそうとほうとふ、てぃーきらいらい、ぬわいほてぃーぷ
とかの呪文みたいなの、これって元ネタあんの?
話題がないなら審査員叩きしましょ
751 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/20 12:51
高橋克彦=病的なロリコン
これでいいか?
AΩと海をみる人読み終わったぁ。
そこそこ楽しめたけど、やっぱホラーの方が良いなぁ。
来月の新刊に期待!
753 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/08/24 10:59
結局731のホラーコーナーは売上に貢献したのだろうか?
いまさらブクオフに山積みの定番商品並べられても
物色するのは馬鹿くらいだろう。
あいつの話題はズレてて何の参考にもならんかった。
そういえばそうかも
角川にこだわらなければよかったね
>>755
質問の意味がわからん
牧野修のファントムケーブルでオナヌした
>>758 怪物癖?だっけ。
ていうかネタのつもりなのに俺がマジレスしてるよ。
ジュリエット
著:伊島 りすと デ:田島 照久
定価 :本体667円(税別)
トンネル
著:吉村 達也 デ:AD Second:Inc
定価 :本体705円(税別)
マインド・コントロール 心理分析官 加山知子の事件簿
著:和田 はつ子 デ:next
定価 :本体514円(税別)
夏の滴
著:桐生 祐狩 デ:田島 照久
定価 :本体743円(税別)
古川
著:吉永 達彦 デ:田島 照久
定価 :本体476円(税別)
まだ見れないけどデザインも決まったらしい
9月10日発売上げ
あげてなかった
沙藤一樹の短編集って角ホじゃないんだよな
ジュリエットって面白いんですかね?
小林泰三の短編集、今月だと思っていたのにちょっと残念。(´・ω・`)
>>762 詳細希望
ホラー書かなくなったのかな?
765 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/04 21:08
>>763 正直ジュリエットと古川は受賞レベルにあるとは思えない。
766>読んでないからなんともいえんが、みんな同じような評価だね。
1年おきに受賞者出すスタイル、てゆうか審査員がだめなんですよ
審査員の総すげ替えキボンヌ
とにかく林真理子と高橋克彦はおろせよ。感覚ズレ過ぎ。
「プルトニウムと半月」を見かけたとき
「これ買うのは次でいいか…」と思ってスルーして以来
マジで何処にも無い。アマゾンにもヤフーにも無い。
あの日、あの時の判断を猛烈に後悔している…
因みに市立図書館にも置いてない…
残された道はオークションだけか。
文部科学省の発表によると、国内で「小林泰三」を「こばやしたいぞう」と発音している人の割合が
今年始めて80%を越えたもよう。
ちなみに「小林恭二」と混同している人は48%、「津原泰水」と混同している人は16%にとどまった。
>>771 親切に有難う。少しだけど在庫はあるみたいだ。
買おうと思って登録もしたけど、送料やら手数料やらで
売値の3倍近い値段になってしまい鬱。
中古に1000円以上かけるのもアフォらしいのでやめます。
そのうち近所の古本屋でひょっこり見かけることを期待して…
esbookは
セブンイレブンで受け取れば
手数料も送料もかからないよ。
近くにセブンイレブンがないなら仕方ないけど。
あ、ブックオフか
ごめん。間違えた。
775 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/06 02:32
>>766 ジュリエットは禿胴。
古川は、いいよ。ラストがいまいちだけど、総合的にはマル。
「姉ちゃんか・・・ひさしぶりやな。
もう、おはじきも切れんやろ、そんな太い指じゃな」
こういう会話はなかなか書けないよ。
でも、この人これで終わりかもな。同時収載の短編がつまらん。
小林、岩井のようにコンスタントに一定レベルの作品が期待できん。
予想がはずれたら、スマソ。
角川ホラーも質が落ちてきてるのかな。
もう表紙見られるよ
778 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/10 19:51
新刊発売あげ
書き下ろしの感想ください
779 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/10 23:36
和田はつ子大先生のファンっていますか?
780 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/11 03:10
角ホって、どんな方向性なんだろうね。
遠藤周作が編んだ渋いアンソロジーがあるかと思えば、
いきなり「呪怨」をプッシュだろ。
まあ、歴代受賞作家や、軽めのものはいいとして、
「呪怨」はこれラノベだがや。中学生ぐらいの読み物か。
メディアミックスはいいんだけど、最低レベルはキープしないとなあ。
あと、選考委員批判があるが、俺はいまのままでいいと思う。
BRを落としたのもいいと思う。高橋氏は「出せば売れるだろう」と
選考評で言ってたし、3人でホラ大の方向が一致したのだろう。
BR読んだけど、途中で捨てた。緊迫感も説得力もなにもない、
アイデア倒れの小説だと。まあ、俺の感覚が選考委員に近いのだろう。
確かにジュリエットやいくつかツマらんものはあるが、
数あるエンタメ系公募賞の中で、いい線を行ってると思う。
江戸川乱歩賞ですらここ10年ぐらい不作続きの中でね。
ほんとミステリはおもろうない。だからこそホラーに期待したいのだが。
ここんところ、角川ホラーで読みたいもの特に無いな。
選考委員は変えろとは言わないが
空いた席に新しいひといれないのかな。
年々選考委員少なくなってるし。
友成とか倉坂とかいれてパワーバランスを崩そうぜ
785 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 00:43
今更だが、「黒い家」読みました。というのも、映画を先に観てしまったので
なかなか原作を読む気になれなかった。内容を知った上で読んだのですが、
それでも手に汗握る描写で、さすがだなと思いました。
個人的にはクリムゾン>黒い家ですが、映画を観る前に読んでたら逆の可能性が高かったかも。
映画はキャスティングかなりはまってますね。大竹しのぶがおっぱい出して「しゃぶれー!」と
怒鳴るところが強烈に印象深い(ある意味恐い)ですが、原作ではそんな場面なかったですねw
786 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/13 08:52
>友成とか倉坂とかいれて
格が低すぎる。博覧強記の荒俣は別格として、直木賞は当然、
高橋も林もそれ以上の賞を獲ってすでに評価が定まっている作家。
またミステリ書きもよくない、新本格などは論外。
純文系なら遠藤の代わりだと、慎太郎クラス。
SF系だと筒井はクセが強いので、小松左京あたりか。
げっ、重々しいなあ。若手で格があって、面白い人いないかな。
林は格の問題じゃなくて、ホラーの審査員むいてない。
スイートリトルベイベーくらいで嫌悪感を口にしているようでは。
筒井は頭柔らかいから左京よりいいとおもう。
漏れがやってやろうか?
頭柔らかいぞ
井上夢人さんにやってもらいたい。
>>786 そこで慎太郎出すあたりでオマエの案は全然説得力ないわけだが
ただの権威主義じゃん 若手で格があるなんて矛盾すること言ってるし
友成はともかく、倉坂なんてゴミじゃん。
793 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/15 00:33
>>790 そこで具体案を出せないオマエの投稿は全然意味がないわけだが
ただの低能じゃんw 若手と格の意味も知らない馬鹿まるだし
なにとち狂ってるのか知らんが、
オマエみたいなガキは書き込むのやめとけ。
「お見合い」面白かったぁ。
>>793 よっぽど悔しかったらしいな(w
>>791 悪くないけど売れる方向には行かないと思う(w
あと倉坂じゃなくて倉阪な 自分として選考委員なら
皆川博子あたりにやってほしい
>>790ではないけれど
慎太郎は俺もどうかと思う。
慎太郎では遠藤周作に失礼すぎる。
だいいち純文学のなかで慎太郎は評価されてねーよ。
島田雅彦あたりが面白そうだが・・・
798 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/15 22:06
純文いらねえ
ゴシックよりグロが読みたいねん
岩井や瀬川みたいなのは一人いればいいの。
『夏の滴』『トンネル』『古川』読了です。
『夏の滴』:面白かったけど、なんか物足りない感じでした。
同質の比較対照として、個人的には『X雨』の方が良かったと思います。
そもそも、「植物!?」なんで?? ←このあたりが少し乱暴なんだよね。
『トンネル』:「逆ネズミ算」とか着眼点には可能性を感じるのに、惜しいなぁ…
なにより、「トンネル」である必要性が解らない(消化不良です)!
あと、キャラクターも何か変かも!?
『古川』:前半での雰囲気づくりが秀逸ですね。(口絵もキレイ)
『仄水』みたいな幻想的な展開を期待していたんだけど、
中盤いらない描写が増えてきて… 最後はそつなくマトメています(笑)。
次『ジュリエット』行ってきます。
800 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/16 15:27
アタイこそが 800げとー
「夏の滴」
バトロワが倫理観念がヤバイって放置されたらしいが、
こっちの方がヤバイじゃないか。テーマといい小学四年生だし。
「トンネル」
探偵グループは何をしたんですか(笑?
読者へ解説しただけじゃないか(激藁。
トンネルはやばいよ。手を出しちゃだめだよ。
台詞が説明だし、人物に深みがないし、やっつけ仕事臭プンプン。
ていうかこれで何で作家(以下ry
803 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/21 11:48
「トンネル」
『コードネーム』ってだけでもひいたのに
それが『ビューティー』ってセンスに激しく萎え…
さあ、これから「夏の滴」に行って来ます。
804 :
ジャンキー:03/09/22 20:00
『ふたご』あたりからあの人の方向性がかわってきたね。
自分が見つけた新しい着眼点の説明だけで終わってる。卒業とかふたご
は面白かったんだけど、トンネルはヤバイね。
>803
コードネームで爆笑しましたよ俺。しかもアイツラ、何にもしないしw
「夏の滴」、理不尽で救いが無くて近親相姦でいい感じ。
806 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/30 04:46
「夏の滴」読了。裏少年ドラマシリーズのノリで読めました。
リレーエッセー読むまで女性だと気づかなかった…
梅原ってどーよ?
>>807 二重螺旋の悪魔はなかなか面白く読めたが、それ以降は( 'A`)ビミョー。
『ジュリエット』感想書きます。
大賞受賞について、いろいろと意見があるようですが
特に不満はありませんでした(総合点は高いはず!)。
ただ、これまでの作品と比較すると選考基準が…??とは思うよね。
肝心の内容は、良い意味でスタンダードです。
流行とかブームを意識していなくて、
それでいて、作者のひとりよがり!?じゃなくて(笑)。好感度高いです。
全体的に、しっとりと読ませる(途中、感動も入れとけ!みたいな部分が無きにしも…)
雰囲気を持っています。
「水字貝」の件なんかでは、かなり魅せてます!!
関連して『ジュリエット』っていうタイトルも、たぶん苦肉なんだろうけど
作品を汚さない為には仕方がないのかも。
読み手を選ばず、幅広い層に受け入れられる作品ではないでしょうか?
>>807 『二重螺旋の悪魔』『カムナビ』どっちも怪獣(人)が…(笑)。
『カムナビ』は『7』(瀬川ことび)と記憶がゴッチャになっています。
>>807 ソリトンも読んでみたけど、梅原の作品って必ず
荒唐無稽な超生命体が出てくる。それを踏まえていれば
まあ、面白いのではないかと。
「夏の滴」 読了
淡々と進むいじめのほうがガクブルものですた。
トラウマか?
これから「不思議じゃない国のアリス」読みます
812 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/14 23:25
ジュリエット読んだ。はっきり言って「これが大賞でいいのか?」って思いました。
多分、審査員は色々な駄作もたくさん読んでるから、そういう状況の中で
少しでもまともなのがあるとすごい良く感じるのか?と思ったよ。
批評にも書いてあったけどタイトルを「ジュリエット」とする意味が無い。
ストーリーもただの幽霊モノの話で目新しさも感じない。手に汗握る展開も皆無。
かといって感動させてくれるかと言えばそうでもない。
あえていうならルカの危うい描写は良かったかな。ただ、あんな情緒不安定な
娘を放っておく親の神経がわからんかった。息子の正確はかわいいと思った。
他の受賞作はまだ読んでないけど、最後の批評のところを読むと、読む気失せるよ。
あんま良いこと書いてないし。関係無いけど、愛人が勧めてくれたシムフースイは
ver1.0が無いのでver4.0(だったかな?)を読んでみたが中々面白かったよ。
ちょっと風水に興味持ちました。
ver1.0 読んだけどまあまあ面白かった。
まあ、人に薦める程のものではないね。
ところで、牧野さんのアロマパラノイドって面白い?
誰か人魚伝説って本読んだ事ない?
95年に出たやつで気になって探してはいるんだけど
絶版だからない
815 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/15 23:43
>>813 俺はちょっと受け付けなかったなぁ…
過去スレでも人それぞれだった。
ああいうのは何て言うんだろう。ファンタジー?SF?
ホラーにそういう要素をプラスしたような、まあ、そういう感じです…
訳分からんねw スマソ
816 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/16 09:57
>>813 自分は超好み
いわゆる「電波」の描写はもうゾクゾクします
817 :
新参者 ◆EKNnjDCuA2 :03/10/16 22:44
別の板からやってまいりました。どぞよろしく。
>>814 お探しの本、いま本棚から抜き取って、手に持っています。
『人魚伝説』山村正夫 平成7年8月10日 初版発行
実は未読のままでして。ぱらぱらとめくってみましょう……
うっ、この本、少女監禁強姦ミイラ仕上げ小説のようです。マジれす。
818 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/10/17 01:43
>>817 すごい内容ですな…
ある意味古すぎて新しい感じのホラーって感じがする。
>817
レスサンクス!
それ聞いてますます読みたくなりましたよ(かなりダメ人間)
近くの図書館に行って国会図書館から取り寄せてもらうかもしれません。
アロマとドロシー読んで・・・、
この先牧野の作品を決して読むまいと心に誓った・・・・。
来月はやっぱ苦労人w保科のを買おうかな。
朱川湊人っ人は最近書店で平積みになってるのを見た
「都市伝説セピア」の人なのね。
↑これどう? 読んだ人いる?
ちなみに、ドラゴンボールを知らない人のためにどんな漫画かを説明すると・・・
武術の神と言われる亀仙人より強い天津飯でも歯が立たないドラムを瞬殺した悟空が8年修行して、
同じ位の強さのピッコロさんと二人がかりでやっと倒したラディッツと匹敵する戦闘力を持つ栽培マンを
あっさり倒した天津飯・ピッコロ等が束になっても敵わないナッパを悠々倒した悟空の2倍以上強いベジータが
かなりパワーアップしても全く相手にならない強さのリクームを一撃で倒した悟空が更にパワーアップしても、
それを半分の力で殺せるフリーザをあっという間にバラバラにして消した未来のトランクスでさえ
仲間と束になっても敵わない人造人間17・18号に匹敵する強さを持った神コロ様でも敵わない程に
生体エネルギーを吸って強くなったセルと互角の16号を大きく越える17号吸収態セルを子供扱い出来る
精神と時の部屋パワーアップ後のベジータと随分差がある悟空でも勝てない完全体セルを
一方的に痛めつけることが出来るブチ切れ悟飯をも越えたベジータが命を賭けても倒せなかった魔人ブウが
更に凶悪になったブウと互角以上の戦いをしたゴテンクスよりも強くなった悟飯でも全く歯が立たない
ゴテンクス&ピッコロ吸収ブウが更に悟飯を吸収して強化しても全く歯が立たないベジット。
ワラタ
中井。もうすぐ11月だ。
年内だせるのかYO!
>>820 アロマはともかくドロシーはハートウォーミングホラーの最高峰だと思うが・・。
ファンタジーなの嫌い?
ハートウォーミングとホラーは対立しないのか……。
おまいら、ドロシーが北朝鮮に行きましたよ。
ドロシー美人じゃん
830 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/03 08:56
薔薇微妙だたなあ。最後の説明が唐突すぎる。
>>822 まあまあ。牧野、平山が好きな俺にはものたりなすぎ。
『ひとりで夜読むな』『爬虫館事件』読了。
いやあ、新青年凄いね。最近のホラー小説大賞作品より全然いいよ。
>>831 821への誤爆と見た。
>>833 違いますよ。都市伝説セピアの感想です。
やっと「夏の滴」読了。
>>801,805,811にほぼ同意。けっこう良かった。
他人の感想を読んで、もう少しグロの多さは期待してたけど、
こまっしゃくれてる割には消防ならではの浅はかさも書けてるし。
正直「ジュリエット」(ハードカバー出た時に買っちまったゾ( ゚Д゚)ゴルァ!)よかずーっと楽しめますた。
836 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/11/15 11:01
今月分の感想っす
着信アリ・・・オーソドックスなホラー。アイデアは面白いけど、広がりがない。
湘南人肉医・・・呪怨が味わえなかった大石さんの淡々とした描写が気持ちよかったです。ただ、どことなくキャラが【殺人勤務医】とかぶっている。読後の切なさはなかった。
アナザヘヴンVOL1&2・・・どうでもいい話がダラダラ続く。基本プロットはドラマ版と一緒です。ただ早瀬や飛鷹のその後が気になってしょうがないという人にはオススメ。
相続人・・・普通すぎ!!!最近ホラー大賞の作品ってこんなのばっかですね。
白い部屋で月の歌を・・・語り口はとても綺麗でした。オチが凡庸で無理やりな感じがするけど難なくスラスラ読めます。
大石圭の新刊はつい購入してしまいます。
あまりのリアルさに読んで後悔(怖すぎて)するのは
わかっているんですがね・・・。
>836
湘南人肉医・・・私はかなり切なかったです。
さらった子供は自分好みに飼育し、己の胎児は喰らう裏腹。
殺人勤務医の中で、「今、母が来ているので」と答える切なさに
通じるものがあるような。
『相続人』途中ですが感想…たしかに面白いです。スラスラ読める文章
最初から飽きさせない展開。だけど何かににてる?どこかで読んだ?
ってな感じ。再度読もうとはおもわないかな。まあ、面白いことには
変わらないので読んでみてはいかがでしょうか。
『白い部屋で月の歌を』角川のサイトに出ていた紹介を読んで、映画
「セル」みたいなものを想像していました。だが、読んで違いました。
牧野中毒に私には物足りなかったです。白い部屋をどうにかしてほしかった。
『白い部屋で月の歌を』読んだんですが……ぜんぜん怖くないのねん。
解説もないし、いきなり文庫だしなぁ。ホラー大賞、不作?
『姉飼』に期待しよ。
841 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/01 01:41
『姉飼』
表題作だけ読みました。
もう少し、文体に風格が欲しいところ。まあ二箇所で笑えたけど。
それなりにインパクトはあるホラー短編だった。
842 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 00:56
『白い部屋で月の歌を』
選評を先に呼んだ私は、荒俣のオチばらしに鬱…
話しはありきたりだけど、文体が気にいったので
同じ作者の『都市伝説セピア』も買ってしまいました。
これもどこかで読んだような話しのオンパレード。
でもなぜか好き(w
ホラー文庫じゃないけど『姉飼』
これも『白い〜』と同じで、話しはありきたりだけど
文体が好きで一気読み。
これから『相続人』いきます!
843 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/03 14:21
姉飼てありきたりかぁ?w まあグロさ全開。
俺はかなり好きよ。万人にオススメできるものではないけどね。
だって気持ち悪すぎるもん・・・(褒め言葉ね)
テンポはかなり良い。
『相続人』読みやすいです。ただ、話が単調。
>>842 『姉飼』売ってるの見かけないなと思ったら、ホラー文庫でない?(;´Д`)
845 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/04 13:21
今更ながら「夏の滴」読了。
等々力家の描写が少し分かり難かったかな。。
『姉飼』読んだ。
「場末の酒場に入り浸っている乙一」といった趣き。
848 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/08 16:14
『湘南人肉医』読みました。
カニバリズムの様子は、大石氏は本当に人の肉を食べた事があるんじゃないか、
と思うほど鮮明だった。
読み終わって、さらった子供のこれからや整形手術途中の患者、
海外の貧しい子供たちの事、なんかを考えたら酷く悲しくなった・・・。
電車の中で読んでたんだけど「クリ●リスの味は個体差が大きい。」を見た時は
流石に思わず本を閉じちゃいましたw
『白い部屋で月の歌を』読みました。
読んでいて飽きることがなく一気に読めました。
私的には良作。
殺人勤務医200円で売っていたので購入。講義中に読みます(´ー`)
追記、白い〜読むのなら選評読まないほうがいいです。
白い〜だけでなく相続人のほうにも荒俣の親父の
ネタばらし載っています。
>>850 849です;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
852 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/13 23:02
『姉飼』…期待してたほどではなかった。
文体が軽い。4作品読むのに1時間かからなかった。
ウーム。
『姉飼』の感想(とりあえず表題のやつだけ)
選評にダマサレタ。
勝手に友成先生みたいな作品を期待してたんだが、ただのホラーだった。。。
ツマンネ。(変な先入観がなければ、普通に読めたかも)
あとの3話も期待せず読みまつ。
でも、タイトルに引かれるよな。
「妹の島」ってタイトルがイイね!
あぁ、濃厚なスプラッタホラーが読みてぇ!
854 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/17 18:21
同志社の本屋で直筆サイン入り『姉飼』が買えるよ。
学外者は定価販売だけど、京田辺・今出川どちらでも。
角川ホラー文庫のスレってどこにいったの?
これじゃないの?
858 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/20 12:06
>>856 ホラー文庫以外の話ばかり続いていたからだ
ジョジョ好きにおすすめの本教えてください。
860 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/12/28 13:09
大石圭の作品はどれも辛らつですね。
文庫化されていませんが、「処刑列車」も「自由殺人」に近くて面白かった。
アンダーユアヘッド、殺人勤務医、湘南人肉医がスキならば「死者の体温」がオススメ
861 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/10 04:14
瀬川のレビューよろしく
今月の新刊誰か読みました?
863 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/13 09:34
アナザヘヴンみたー
864 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/16 22:45
パラノイア、あまり興味のないお菓子の詳しい話が中盤までしつこいくらい
続いてちょっと辛かった。まぁ北海道の新聞で連載されてた小説ってことも
あるのでしょうがないけど。
865 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/17 09:57
吉村イラネ
>865
コンスタントに平均レベルのものを書いてくれるから
出版側としては便利なんだろうね 吉村や新津は
867 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/18 05:08
悪くいえば商業作家だ。
遅筆な連中のがまだ買う気になる。
868 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/18 12:01
悪くいわなくても商業作家だ。
つーか農業作家とかいるのか?宮沢賢治?
開高健は漁業作家
漏れ吉村作品好きだけどなぁ。
871 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 08:28
角川ホラーで鈴木光司、貴志祐介、瀬名秀明、小林泰三、岩井志麻子、以外の
作家で面白い小説書いてる人教えて下さい。
872 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/19 11:34
っつーか、ホラ大出身者プラスリングシリーズは、
ホラー文庫の中でメジャーすぎて君の背景、
つまり年令や読書歴、好みなどがよくわからんので答えにくい。
乱歩や夢野などを読んで温故知新も一興。
軽く楽しむなら瀬川ことび。
知る人ぞ知るといった今邑彩とか、一応挙げておく。
873 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/20 01:35
牧野修とかどう?
だいぶ不快になれるいい作品を書いてるよ
>>871 沙藤一樹はどうだろう
「Dブリッジ」はしゃれにならんぞ
>>872 ホラー大学かと思ったw
876 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/21 17:37
ぼっけえ良かったのに。
シマコはもうネタ枯れしたのか?
自身のシモネタしかもうないのか?
応援してたのに
877 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/22 14:31
>>875 中井拓志はオレも好き。レフトハンドは良かったなあ。
>>876 ぼっけえ、きょうてえ良いか?俺はあまり好きじゃなかった。
878 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/22 14:36
なんか今日は二月にしては異様に暑い。風も強い。
個人的には何となくパラサイト・イヴの季節って感じ。また読もうかな?
879 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/22 19:47
エロしか書けなくなったら終い
ネタがエロだけじゃあ、涙を誘うねえ
880 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 12:21
墓を見下ろす家とかボルネオホテルみたいに単純に建物内に閉じ込められて
出られなくなって(お約束)怪奇現象起こりまくりの小説ないですか?
>880
既に読んでいるとは思うが一応、『シャイニング』
あ、ごめん、ホラー総合雑質スレと勘違いした。
角川ホラー限定だと知らない
>880
ボルネオホテルは単行本の方に付いてた爆笑巻末参考資料が
全て削られてたのが残念。
いやー、アレが無いと価値半減
884 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/23 19:49
>>883 ボルネオの単行本見たことあるけど、そんなの付いてたっけ?
883じゃないが、「幸○の○学」絡み。
作中でまんま使われててワロタ。
>>876 島子はホラーを書くってよりも、最初から下ネタってか男女のドロドロが書きたかったんでないかと。
それをホラーの手法で書いたのが「ぼっけぇ〜」とか「岡山女」だったんじゃないかという気がする。
887 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/24 22:36
↑にしても最近の作品は単に自分の経験に基ずくものなのかエロにしても
男女のドロドロなんて書けていない
底が浅い!薄っぺらい!捻りがない!
要はつまんないものだらけ
期待してた作家だけに裏切られたかんじ
最初は聡明でいいオンナだと思ってたのに実は底の浅いツマラヌ女だった
期待してたのに裏切られた感じ
まさに男女の恋愛でよくあることぢゃあないか
志麻子はそこまで計算して演出してたんだよ、きっとw
889 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/26 04:44
高島屋新宿店コーセー化粧品スタッフの姜綾子さん、かわいい
クォータームーン読んでたら、駅を乗り過ごしてしまった
寝てても乗り過ごしたことなんてなかったのに…何たる不覚 _| ̄|○
目的地戻るまで500円もかかった
それでもう1冊買えると思ったら、余計に悲しくなった
いや、俺は中井の誰が主役だかはっきりしない作風は好きじゃない。
892 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/27 09:26
跡見女子大の倉エリさん、かわいい
893 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/02/27 13:49
主役なんていなくてもいいじゃん
夢野久作の作品を買ってきた。
いいね。語彙も豊富だし、文体も良い。今の商業作家と比べようが無いほど素晴らしい。
それと角川文庫の編集者が昨今の言葉狩りに屈しないで原文のまま
出版された事に感謝!(キチガイ地獄て..。)
>>894 昭和一桁だもんなー。
最近の本に慣れてると読み始めは、なかなか頭に入っていかないけど
読み出すとひどく面白いとオモタ。腸詰、読みますたよw
896 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/11 02:08
小林の新刊が欲しくて本屋行ったけど、吉村のしか置いてなかった・・・。
>>890 改札出なきゃいいじゃん。俺も乗り過ごしたこと何度もあるけど、
改札出ずにただ乗りで乗り換えるよ。
898 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/12 22:35
久しぶりにここに来たけど、まだ2スレ目だったのねw
前にジュリエット読んで今一だったけど、図書館でいろいろ探してたら
伊島の「飛行少女」って作品を見つけた。2作目なのかな?
上巻を読んだら、ジュリエットと比べネタが新鮮で結構面白いかもと思いつつ
上巻を1週間位で読んで下巻を借りたが、下巻を読むのに2ヶ月かかったw
というのは、話が途中からダレてきて、つまんなくなってきた。
だんだん読むのが苦痛になってきて、無理やり読んだって感じです。
はっきりいって上下巻にまたがるほどの内容ではないと思う。
無駄に長すぎ。その点、貴志や中井は長編でも飽きさせない面白さがある。
899 :
イラストに騙された名無しさん:04/03/12 23:58
よくブックオフで見かけるけど、小林恭二「したたるものにつけられて」
あれもいい作品多いのだけどね。
「流れる」のコワさ、尋常ではないよ。
あと小松左京の短編集「霧が晴れた時」に「石」が収録されていないのが腑におちない。
900 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/13 04:13
新しく出た小林のレビューしてくれ。短編なら買ったんだが長編だと二の足を踏んでしまう・・・。
901 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/13 05:16
フィリピン航空の井上幸枝さん、かわいい。
902 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/13 07:39
「人外魔境」と「幽霊狩人カーナッキ」と
「妖怪博士ジョン・サイレンス」を復刊してくれ。
903 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/15 07:40
>900
AΩのこと?
904 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/15 23:53
>899
「流れる」は確かに怖いよね。
不条理すぎて薄ら寒い気持ちになる。
905 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/18 22:21
>>900 小林ファンの俺からしてもあれはどうかと思うよ。
まあ、たまにはああいうのもアリかもしれんが。
ギャグホラーSFだね。ウルトラマンをハードにした感じだよ。
906 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/19 10:26
>>900 傑作と思います。マジで。
大爆笑させていただきました。
なあ、俺今回のチェーンメール、久しぶりに面白かった。
展開が読めるとか、理不尽だとか、わかりにくいとか、いわれそうだけど。
AΩは某新聞の書評を読んでハードカバーで買ったけど、けっこう読めた。怖さよりも、ノリ(?)を重視していて好き嫌いはあると思うけど。
二重螺旋とか、バイオハザードでも面白かったという人は読んでみたらどうかと。
瀬川のは結構面白かったぞ。ホラーな部分は微塵も無いが。
909 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/24 10:41
瀬川ことびはマジおすすめだわい。濃いめのホラーではないが。
ところで第11回ホラー大賞は大賞該当作なしだ。
長編賞と佳作がふたつ選ばれた。
911 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 15:25
97年の時のような黄金期はもう訪れないのか
912 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/25 16:55
短編賞「お見世出し」大和王子 大阪在住の地方公務員45歳
長編賞佳作「レテの支流」早瀬乱
短編賞佳作「とくさ」福島サトル
まぁ一応、ホラー文庫で出たら読んでみるかもしれんが、
いまいちのような感じだな。
913 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/26 02:04
去年の受賞作もいまいちなのに、今年は大賞無しか…
そうとうレベル低そうですね。
最近はホラーは読むものが無いから、他ジャンルを開拓してる。
>>913 オレも。で海外作品の文庫絶版モノを渉猟してます・・・が、最近枯渇気味。
漏れもそろそろ小説かいてみようかな・・・最近のホラ大レベルなら
なんとか勝負できる気がしてきたwww
916 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/26 13:49
有力な新人が現れるまで、とりあえず過去の作品のなかから、
おもしろいのを再編集してつないでおくとか。
つーか、もうやってるか。
917 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/26 14:04
>>915 是非このスレで連載して下さいw
プルトニウムと半月を読みたいんだが、何処にも売ってないし
中古も探してるけど見つからない。市立図書館にもnothing!
あとはこれさえ読めれば、角ホは満足なのになぁ
また翻訳ものを出して欲しいけど、以前出てたのを読むと訳者がグダグダだからなぁ。
海外ホラーは最近文春が力はいってるし、いいか……
>>917 絶版じゃないか?
結構面白かったんだけどなー。
920 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/27 14:01
AΩ読んだ。あ〜千秋ちゃん‥‥
小林泰三は長編になると切れ味が落ちるような。
個人的には短編と中編だけでいい。
>>917 俺もプル半を見付けるのに苦労した記憶が。
しかも、やっとのことで手に入れたプル半は表紙が少々破れていた・・・。
自分はプルトニウムはすぐ見つかった。
だがX雨を見たことがない。
気合い入れて探している訳ではないが……(見つけたら買おうという感じで)
プルトニウム絶版だってことは知ってるんだけど、
何処かの本屋で売れ残ってないかなぁ〜と淡い期待を抱きつつ
あちこち出かけては、その足で本屋へふらふら〜と徘徊してます。
最終的にはヤフオクとかで買うしかないかも。
>>922 自分は逆にX雨は今でも見かけるけどね。
見かけたら是非読んでよ。読んで損はないと思うよ。
個人的にはかなり好きです。
ゼツ晩って虚しいよなぁ。
作者は必死で書いたのに。
925 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/30 19:53
>>860 河出書房が文庫本出す事ってある?
処刑列車って結構興味有るんだけど
1800円はちょっと手が出せないなぁ。
926 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/31 01:26
>>925 市立図書館とか利用してみたら?
自分も最近図書館をよく利用するようになったんだけど、
値段気にしなくていいから文庫化を待つ必要もなくなったし、
文庫買いまくってたお金が無駄に感じてきたよ。
最近は図書館に置いてないようなやつだけ買ってる。
927 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/03/31 04:55
Club Veeスタッフの鈴木京子さん、かわいい。
俺は逆に、近くじゃ買えないようなのを図書館に頼るなぁ。
だって返すのめんどくさいんだもん
なら返さなけりゃいい。
通報すますた
931 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/01 23:44
大石刑、「自由殺人」よかったよ。
来月、死者の体温文庫で発売( ´∀`)
あのー、近くの図書館に置いてない本は
頼めば他の図書館から取り寄せてもらえますよ?
頼んだ時「え〜」とか「駄目です」なんつー図書館はダメ司書がいる所。
すまん。ジュリエットとトンネルとガブ連荘で読んで荒んでるんだ…
トンネルは前半はよかったんだけどね…
>小林泰三、AΩ
ホラーとは言えんな、これ。
でも好きだな。ウルトラセブン。
ジュワッ!!
ていーきらいらい
936 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/09 00:00
あ〜俺も妖怪ウォッチングしたいw
瀬川の新刊も全くホラーとは言えないけど、結構良かったよ。
ああいうノリも瀬川だとほのぼのしててイイんだよね。
人間の描写がすごくリアルに人間臭いのも良い。
癒し系ホラーですな。
937 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/09 14:40
禿胴。
瀬川の新刊、おもしろかった。
やっぱうまいね。
妖怪ってすごい懐かしかった。妖怪クイズ100もう一度引っ張り出してこよか・・・。
ところで「ついてくる」は誰か読んでない?
939 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/11 12:04
まーだだよ
940 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/12 21:39
うん、最近、角川ホラーって、瀬川のしか、買ってない。
941 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/13 04:35
瀬川ことび『妖怪新紀行』、激しくワラタ。
ホラーとか、ホラーじゃないとかどうでもいい。
AΩ
ガが出てきたとたん、わけわかんなくなった。
久々に買うのをミスったと思った。
>>942 おちついて読んでみれ。わけわかんないことはない。
そういう漏れも、普段SFモノは全く読まないのでちょっととまどったが、
途中でなげずに読み進めれば、だんだんと読めるようになってくるよ。
SF読みの俺はガの登場を「来た来た来た!」とか思ったわけだが。
作者もホラー読者の中の潜在的SF者を発掘するためのパート、とかいってたし。
ホラー一本の人にはやっぱり受けないのか。
ここで評判いいみたいなんで、ことびの新刊買ってきた。
自分的には夏合宿が一番好きなんだが、どーなんだろーか。
AΩも買ってきた。これから2冊読む。たーのしみー。
買ってから読むまでのドキドキ感がいいんだわ。
946 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/18 11:31
朱川湊人の「鉄柱」読んで
自殺した女子大生がいるってホント?
947 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/18 20:42
リング読んだけど怖くはなかったなぁ。
だけど竜司のキャラが凄く良かった。
特に一作目の最後の「親友」どうこうのシーンが
かなり印象に残ったな。
それについての伏線の張り方も良い。
>>944 一章でホラー者を釣り、二章でSF化光線を照射。
>>942はSF化光線の長時間照射に耐えられなかったということだな。
949 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/21 00:53
今日初めてホラーな世界に入門しました
まず「ゆがんだ闇」というのを買って読んだけど
あまり怖くなかった・・・
読んでてガクガクするようなやつ教えてください
950 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/21 01:34
>949
「墓地を見おろす家」とかどうかな?
>949
怖いところでお勧めは『黒い家』、『天使の囀り』、『呪怨』、『人獣細工』、『夏の滴』。
蛇足ながら、怖くなくてもいいなら『バイオハザード』、『自由殺人』、『妖怪新紀行』、『アナザへブン』。
「ゆがんだ闇」は名アンソロジイだろう。あまり恐い作品はないが。
>750>751
アドバイスありがとうございました
「墓地を見おろす家」と「黒い家」
買って来ました。今から読みます
俺は「黒い家」はちょっと展開ダラダラしてるような気がしたな。
それより「クリムゾンの迷宮」の方が怖かった。
>>953 感想待ってまーす♪
>>954 貴志作品で最初に読んだのが黒い家だったからなあ。その辺大きいかも。
俺はクリムゾンのほうが現実味無くていやだったなあ。いや、面白かったけど。
956 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/22 01:18
>>949 俺もホラー入門した時は「ゆがんだ闇」から読んだよ。
まあ、ホラー読むきっかけはリングシリーズの方が先だけど。
確かに恐いのはないけど、「Gene」なんかは傑作だと思うが。
貴志作品は俺もクリムゾンを薦めたい。黒い家は映画がすごい恐い。
原作より映画観るのが先だったせいか、映画の方が恐さがあった。
あと是非読んでもらいたいのは定番だが「玩具修理者」だな。
「酔歩する男」は傑作です。
957 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/04/22 08:53
ドクターリュウズクリニックの劉輝美先生、かわいい
「Gene」は本気で怖いよ。
・・・・マウス扱ってる人にとっては。
>黒い家は映画がすごい恐い。
へー、やはりそうなのか。なんつっても大竹しのぶだしな。
原作&ノベライズ読むのが好きで、普段映画見ないけど
見てみようかな。
小説の方は中盤からいきなり怖くなってきたが、映画はどうなんだろ。
GW中に借りてこようっと。
黒い家の映画版って 「乳しゃぶれ!」 だろーが・・・
「AΩ」読了。
ほんとにコレ、ウルトラマン(つーかセブン?)だね。大爆笑。
ぜひ映像化キボン。でもガなど“一族”のイメージは難しいかな。
ヘァッ!
_, ._
来月のホラー文庫は・・・ ( ゚ Д゚)
黒い家…深夜にテレビでやっていたので録画したら…
なぜか登場人物の声が全て「うう…」とかいう獣みたいな声に…(((( ;゚д゚)))アワワワワ
965 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/04 09:48
>>960 で「下手くそ!」な。
でもやっぱ映画より原作でしょ。
ただビルでの対サチコ戦は映画の方が
怖くて好きだな。
966 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/05 00:56
ビルでのバトルも恐いが、家に進入してるときが一番恐かった…
映画とか観て恐いと感じたのはホント久しぶりだった。
角ホは映画化すると大抵つまんないけど、黒い家だけは面白いと思った。
「しゃぶれー!!」にはワロタけど。
967 :
イラストに騙された名無しさん:04/05/05 20:01
「黒い家」は、やっぱり迫り来る菰田が最恐です。
やっぱり映画より小説の方がよかったかな。(特に地元だから)
マンガ化もされていたけど、この作品は釈英勝にしてほしい。
968 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/05 20:28
KDDIテレサーブのオペレーターの徳永玲子さん、かわいい
969 :
名無しのオプ:04/05/06 17:27
自分もその口だけど
「ゆがんだ闇」が角川ホラー文庫の入門書という人が多いですね。
話としては「GENE」が面白かったけど
印象的なのは坂東眞砂子の「白い過去」かな
ある意味小池真理子調だったから
(同作家の作品もあったけど、あちらはショートショートっぽい話だったから)
現代ホラー傑作選、いいね。
ようやく全巻読みましたわ。もう出ないのかな
971 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/07 23:54
角ホじゃないけど、乙一の「暗黒童話」読んだよ。
結構面白かった。間抜けな文章もあったりしたが、ストーリーはすごいと思った。
すれ違いで申し訳ないけど、このスレの人達は乙一とか読む?
今回初めて読んだんだけど。最近角ホで読みたいのがなくなってきたからさぁ
そういえば貴志の新作がハードカバーで出てた。これも角ホじゃなくてミステリだが… orz
漏れは読む。ホラーじゃないがGOTHがよかったな。
暗黒童話は切ない。貴志の新作は「硝子のハンマー」…推理だって。
AΩ読了。なーるほど、ウルトラセブン(マン)だわ。
ラストで「ゾフィー来るの?来るの?」ってわくわくしてしまった。
円谷作品を永井豪に描かせたらこうなるかなーと思った。
で、結局「ガ」もクトゥルー屋さんなわけだー。そかそか。
小林さんたら、やはり新しいクトゥルー伝説書き始めたかったのね。
今回はそれの前振りなわけね。りょうかーい。
さて、次は何読もうかな。
禿同
オレもゾフィーを期待したw
・・・だから“ガ”ね
内容無いけど結構オモロかった
明日は角ホ発売日?
975 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/09 23:49
妄想代理人って見た事がないんだけど、面白いの?
とりあえず大石圭は基本なので購入。
発売age
976 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/13 00:10
レス無さ過ぎだろう。何でこんなに廃れてるんだ?w
ぶっちゃけ角川ホラーに読みたい本がない。
「死人〜」読み終わった。叙情小説だな。湘南人肉医とかが好きで好きでたまらないという人以外にはお勧めしない。
ごめん、「死者の体温」だな。
980 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/05/16 13:09
「死者の体温」の作者は文書は上手なのかな?
文章表現はうまいと思うが内容は薄いとおもう。
ちなみに死者の体温は読んでない。