や、「少女と武者人形」は傑作だと思うぞ。
短編は粒ぞろいに面白い。
あ、あんまりSF色はないがな。
『神狩り2』を今頃読み終わりました。
ラスト近くになって怒涛の展開を見せる・・・
というのは山田正紀のいつものパターンですね。
ちょっと消化不良な気もするけど、先端SFは得てしてそういうもの。
ひとつだけ残念だったのは
前に押井守との対談だったかで、最後に「象の檻」と「バベルの塔」が
出てくる予定だと話されてた気がするのだが・・・
その事ですね。
>>917 物凄い量の枚数書いて、そこからかなりの枚数抜いたから
その再に削られてしまったんじゃなかろうか
>918 その完全版も読みたいというのは儲に堕ちて行く一歩なのかw
920 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/03(火) 11:36:57
>>902 直球勝負で「ミステリ・オペラ」貸してみるとか?
SFっぽい雰囲気もあるし。
男性に本の好みを聞かれたら、素直に山田正紀って言おうかな。
「英国ミステリを少々・・」って、普段は逃げているんだけど・・
>920
逃げているところが真性山田ファン
922 :
920:2005/05/03(火) 22:12:51
>>921 ずばり指摘されてしまった・・・w
どうも正々堂々と「ファンです!」と言えない雰囲気が・・ないですか?
受賞歴だって立派だし、素晴らしい作家だってことは、
心から納得しているのですけれども。
「神狩り」はもちろん、「アグニを盗め」が最高に面白かった。
東映でも東宝でもいいから映画化して欲しいよ。
924 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/04(水) 00:23:01
基本的に、100枚くらいの中篇の人ってイメージだが、、。
>>924 山田正紀は基本的には長編型作家ですよ。
御本人も そう思ってらっしゃるんじゃないですか。
中編は作品数自体が少ないから、粒揃いに見えるのでは?
恐らく傑作中篇と同じ位かそれ以上の数、長篇の傑作もあるでしょう。
>922
作者が欲張っていろんな要素を盛り込むから
要素どうし喧嘩して互いを消し合っているという場合も多い。
最近の「ロシアン」でもオープニングのインパクトが凄いが
本編はなんとヌラヌラしてることか。
ただ極めて目立っているのが登場人物達の「身を切るような負け犬感」だから
ここのところは、他人に薦めにくい。
しかし、「宝石泥棒」のいいところは、あのイメージの洪水もさることながら
終盤の虚しさにあるのではないかなと。
さてここで、男連中にヤボな質問だ。
「あなたは、山田正紀作品にぞっこんなお嬢さんとおつきあいしたいですか?」
927 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/04(水) 15:01:13
>>925 連作手法の「ロシアン」と比べて
「リッパ−」は息切れがありあり。
「神狩り」も単行本版の最終章は余計。
「五十億j」や「崑崙」みたいな冒険物は最後までストライドが崩れないが、、。
「宝石」や「神獣」は言うまでの無く、傑作。
オチに拘らずに、読む作家だと思う。
>926
つきあったことありますよ。
ただ「永遠に心が童貞」と評されたw
そこがいいんだって。
その子が好きなのは「宝石泥棒」でした。
>926
今までそぶりも見せなかった嫁が「神狩り2」の前で凍りついてたのを見て
初期作品からのファンだったと知りました。
最近のはつまんないから読んでなかったんだって。
で、彼女は「2」をよんだのか?
どんな読後感を抱いたのか、聞いてみたい。
「幻象機械」再読。
同じく脳を扱った「リッパー」との共通点がチラホラ。
>930
迷った挙げ句、その場でプロローグ読んでもう一度「神狩り」読んでから
考えると言って帰って来ました。それから、家中を探したら私のと合わせ
て3冊の「神狩り」が発掘されました。
で、二人で読み返してみて、買ってみるかという結論に達したのですが、
本屋に行ったら売り切れていて、いまだにゲットできてませぬ。
本屋の神狩り2を見て凍りついたのね
937 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/11(水) 21:45:53
気にはなっていたがこれまで一冊も読んでいなかった山田正紀を、「神狩り2」が出たって事で
方々で宣伝していたので1974年の「神狩り」を読んでから2005年の「神狩り2(リッパー)」を続けて
読んでみました。
「神狩り」の前半は胸が時めきました・・が、後半ダレ気味で詰まらなくなりました。ウルフガイが出てこない
平井和正SFって感じに見えて・・。古代文字をもっと具体的に解き明かして欲しかったけど、解読不能で
有ることが前提だから仕方ないのか・・。それでも「不可能な言語」をチラッとでも表示して欲しかったなぁ。
で、主観的に75点くらい。(前半100点、後半50点)
「神狩り2(リッパー)」
ネタバレ禁止だろうから印象だけ。マトリックスかよと。そんでデビルマンかよと。そしてなんだかやっぱり
ウルフガイ抜きの平井和正かよと。そんでもって側頭葉にゃ「火事場のクソ力野」が有ったんかよと。
・・スマソ。オレはガッカリしますた。サヨ臭いのもちょっと鼻に突きました。なので主観的に30点です。
今まで何となく敬遠してたのが正解だったと思いました。今後おれは山田正紀を読むことは無いです。
938 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/11(水) 22:24:38
神狩り2で盛り上がっているところで申し訳ないのだが、ミステリーの板は
どこへ行ったのか知らないか?
デビルマンでは無いと思うんだが…。
確かにあの冒頭のシーンはそれっぽいが。
どっちかというとアレだろ。バスタードだろ。
>>937 極端すぎるなあ、神狩りの点数のつけ方といい、
問題作って言われてる神狩り2だけで、他の作品を全く読んだ事
の無い山田正紀を二度と読む事無いだろうと言ったり、
ウルフガイばかり引き合いに出す事といい、
まあ人それぞれだろうけど
そう、人それぞれ。
名前萌えな自分は
「やましよんど」という名前だけでもうビンビン!
937は、ヴァンパイア大戦読んでも、ハイペリオン読んでも
アダルトウルフガイと比較しはじめそうな気がす
リッパー読んだ。山田正紀は久しぶりなんだが、相変わらず大風呂敷の広げ方にはわくわくする。
畳むほうは、畳むというより宴会芸ばりにさっと引き抜かれてしまったような。
初期の平井和正は決して悪い作家じゃないし、山田正紀自身も事ある毎に
言及してるから、影響は受けてるんだろうけどね。
デビルマンみたいとかマトリクスみたいとかいうのは、ネタバレになるから
詳しく書けないけど恐らく全体の印象というより、いくつかのシーンの類似に
ついて言ってるんじゃないかと思うんだけど。
ただある小説を評価するのに別の小説を尺度の基準にするってのは、ちょっと
戴けないかな。
平井和正に限らず、「ブレインバレー」をはじめ、過去の作品からの
インスパイアってのは当然あるわけで、それをいちいち上げていっても
しょうがない。
937みたいな言い方だと ウルフガイしか読んだ事ないんじゃないの?
と思われても仕方ないよね。
「神狩り」も「神狩り2」も山田正紀の水準でいえば、そんなに飛び抜けた傑作とは
いえないんじゃないかとも思うし。
俺個人は神三部作だったら「神々の埋葬」の方が好きだし、SF長篇としても
「最後の敵」や「宝石泥棒」、「神獣聖戦」や「エイダ」の方が出来がいいと思う。
いずれにせよ二作だけ読んで、一人の作家の評価を決めるというのは
小説の読み方として如何なものか。
ちょうど「神々の埋葬」読んでるところだよ。
怪人物ばかり出てきすぎw
946 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/12(木) 15:47:02
「氷河民族」ってさっぱり取り上げられないね。
おなじみのテーマなんだけど結構面白いと思うよ。
平井和正をはじめ、良い作家もずっといい作品を書き続けるのは難しいと思う。
まさやんはずっと及第点は付けられる作品を書き続けている。
それだけでもたいしたものだ。
948 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/12(木) 22:12:58
やっぱ小松左京だなオレは。
949 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/12(木) 22:51:04
>>937で、ウルフガイと似ているというなら、
「神狩り」よりむしろ「弥勒戦争」では?
人類=出来損ない説という共通点はある。
平井、山田とも団塊世代で、
初期作品にある種の挫折感が漂っている点は似ている。
マシンガイ竜
951 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/13(金) 21:27:42
早く神狩り2の文庫でないかなぁ。
あと3年待ってください。
ハルキ文庫から出ますよきっと。
つーかファンならハードカバーで買ったげなさいよ。
じゃないとそれこそSFが衰退しちゃうよ。
徳間文庫では?
みんなは神狩り読み直してから2を読んでるの?
宝石泥棒もそうだけど、昔過ぎてどこに本があるかわかりません。
過去スレで1000直前で落ちたのが複数あるが、
950過ぎると落ちやすくなるのかな?
皆さんがんばって!!
結局、論文とか科学雑誌の方がSFより刺激的な事が多いんだよなぁ。
疑似科学じゃ物足りないっつーか。
誤差はあっても良いし、前提条件を都合良く変えて都合の良い結果が得られる
ようにしても構わんから、精緻なシミュレーションを下地にフィクションとかドラマ
を愉しませてくれるSF、いっぱい出てこないかなぁ。
有り得ないファンタジックなSFもまぁ良いのだけれども、オレも歳をとったからかなぁ、
ちょっと現実味をまぶして欲しいんだよねぇ。有り得ない結末でもいいから。
・・どうも、”未来予測”とか”シミュレーション”というジャンルが好きなだけだな。
違うものを求めて違うもの読んでも満たされるわけが無いか。
だったらホーガンでも読んでろよ
正やんに求めるな
俺は嫌いだけどな、ホーガン
むしろそんな本読むくらいなら科学論文読むよ俺は。
>>957
ハードSFという意味でなら、確かに読みたいとは思うのだけれど
未来予測やシミュレーションがSFの使命だった時代はとっくに終ってるのでわ?
>955
神狩り読みなおさずに2を読んで、弥勒戦争が混線した
962 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2005/05/18(水) 00:29:50
しかし正やんとか言ってるやつマジでキモいな
作品じゃなくて作者に付いてる典型的な信者
ちょっと批判されるとすぐ逆ギレする輩だろう
じゃあ、お言葉に甘えて逆切れしていい?
言いたいことも言えないこんな世の中は