つまりまともな技術の職ではないと
今調停中なんだけどさ、代理人が調査もせずに申し立てするのってどうよ?
159 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/06 01:24
レム『泰平ヨンの航星日記』の中のエピソード(第24回の旅)。
──ある惑星で技術革命が起こり、どんな製品でも無人工場で作り出せるようになる。
労働者は生産に不必要となってみんな失業してしまったので、
生産された商品を購入する者もいなくなり、製造された商品は倉庫に溜まるばかり。
無人工場の所有者たちも困って対策を考える。
生産施設を接収して製造物を分配することも提案されるが、
労働の対価としてではなく物を受け取ると魂が堕落する、という理由で却下される。
結局、製造物を消費するためのロボットが作られ、
倉庫に溜まった膨大な商品をロボットたちが消費しまくることになる──
ニュースを見ていて、「地球文明もそろそろこの段階に近づいてきたな」と感じることがある。
現実の地球には世界政府が存在しないので、レムの寓話よりも難しいことになりそうだ。
>>159 でも、北朝鮮に古米送ると文句いうやつもいるわけだが。
161 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/06 04:45
知ってる人、いるかな?
原さとる著「地底元年」「海舟、未来を行く」「崩壊」
工房時代、古本屋で見つけて読んだやつ。
今回、調べてみたら、慶応商学の講師やってるひとなんだね、作者。
1980年前後で結構古い。
初期設定はかなりいいかげんだけど、経済プロセスは真面目に書いているみたい。
簡単に書くと、
「地底元年」
氷河期が来るらしい、大変だ。都合良く、北海道に超巨大地底空洞が見つかった(笑)
大きさはシベリアまで届くくらい。さあ物語のはじまりはじまり。
地底都市をたくさん作って日本人みんな移住しよう。てな話。極めてご都合主義。
見せ場は金相場や先物取引かな。
「海舟、未来を行く」
経済学の教授の倉から勝海舟が現れた(笑)。ちょうど教授もトラブルがあって海舟と
倉に逃げ入って、出てみたら未来だった。さあ物語のはじまりはじまり。
比較文化論ものかな。明治・昭和・未来のそれぞれの世界を海舟はどう見るか、って話。
「崩壊」
よくおぼえてね。
80年代トンデモ・シミュレーションものSF。
>153
石川英輔の「亜空間不動産株式会社」を古本屋で探せ!
自分のとこにだけ出入り口がある亜空間(実は違う)を
合法」的に自分の物にして住宅地として売りさばく壮大な
不動産屋の物語だ。
言っとくが離婚調停じゃないぞ。結婚もしてない。
相続した土地の問題なんだな。
こっちにしてみりゃ脅し半分のハッタリで申し立てされてんだ。
167 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/08 20:16
まぁ暴力を仄めかしてのハッタリなんかは当然のことだよね
法律関係の仕事なんて新聞の勧誘と同じようなもんだからさ
まぁみんながやり始めると食っていけなくなるのもあって
あの手この手で難しいような印象を植えつけるように仕組まれてます
政治・経済関係ほど簡単な仕事はありません
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>166 自分で調査するのがめんどくさいし費用もかかるから、
とりあえず調停起こして調停委員味方につけて、
本人から直接色々な書類を出させようとしてるのだと思われ。
まあ弁護士なら普通かも。
相続事件なんかやるのはヤクザっぽいのが多いから。
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/27 16:52
ageru
スティーブン・バクスター『サモリオンとジェリービーンズ』(『90年代SF傑作選』上巻収録)なんかそうじゃない?
特定なSFに限らないけど宇宙開発そのものの必要性。
例えば新しい惑星を開発するとして、どのくらいの資本と人員を投入し、
どのような資源を採取し、どのように利益に変えるか?
広大な宇宙を行き来して元を取れるような商売ができるのか?
産業的に有用だけど地球では稀少な物質を取って来る。
例えば月面でヘリウム3とか。
太陽エネルギーと無重力を生かした工業。
観光。土星なんか最高だろ。
この間ロシアの宇宙船で観光旅行した大富豪がいたけど、物凄く楽しそうだったぞ。
ぶっちゃけた話、儲からないのでそっち系で書くのは無理です
相当胡散臭いはなしなら書けるけど
宇宙開発はロマンでしかないんです
宇宙空間なら無税です。
という法律を作る。
世界中の企業がこぞって軌道上にオフィスを…
>>175 すでに無税なんじゃないか?
あと北極南極も無税だと思うんだけど
誰も行かんよね
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/30 01:55
「幼年期の終わり」クラーク
1フィート立法のトランジスタで工場が無人化できるから、
生活必需品がただで手に入る世界を描いてる。
絶対確実な避妊法と、血液鑑定で親子関係を確定する技術も出てくる。
「断絶への航海」ホーガン
自動工場で贅沢品や人間まで造れる世界に、それ以前の社会の倫理観を
持ち込もうとする話。熱死宇宙論者とインフレーション宇宙論者の人生観
の違いみたいなのが絡むところが面白かった。
金と想像力は水と油。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/30 20:34
広義で捉えれば、山田正紀の「妖虫戦線」なんかも経済SFに入れちゃいたいんだけど、
(デリヴィルスの生息、派生要因とか)だめか?
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/30 21:40
「最果ての銀河船団」は文句無しの経済SFでしょ?
「戦士志願」では主人公は金のやりくりで苦しんだ挙句に吐血する
182 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/31 01:28
アシモフの「木星売ります」でオプションて概念を学んだ。って人、ほかにも
いるかな?
ハインラインの「名無しは無慈悲な夜の女王」は経済的な搾取を理由に革命を
起こす話(ただし途中で経済問題が環境問題に切り替わる)。
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/07/31 01:53
>>98 そのためにモンテ・クリスト伯が信号手を買収して偽情報を流すくだり、
いま読んでもおもしろいね。
やっぱ時代なり世界を描くってことは経済抜きでは考えられないということか。
むろんSFも例外ではないわけで。
>182
をい
>ハインラインの「名無しは無慈悲な夜の女王」は経済的な搾取を理由に革命を
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
187 :
名無しは無慈悲な夜の女王:03/09/07 18:29
村上龍の「希望の国のエグゾダス」はだめ?
絵糞出すは詰まらなかったよ。あんな超人中学生いるかぼけ。
「第六大陸」 経済っつうよりは企業SFだが。
龍にマジレスカコワルイ
191 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/01/06 02:35
>>55 それ、オースティンパワーズでやってなかったか
首領が20ねんだか30ねんだかコールドスリープしてたら
組織はナンバー2の元で地球企業として莫大な収益を上げていたとか
>>191 やってたやってた。ラストで「世界征服なんかよりも、マジメに働いてたほうが儲かる!」ってボスを裏切ってたね。
堺屋の「平成30年」ってSFだったの?
(´凵M)
194 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/05 01:55
「宇宙商人」 フレデリック・ポール&C・M・コーンブルース
作中に出てくるCM:
“押し上げブラジャー!
押し上げブラジャー!
これがなけりゃあ
へんにゃり、ぐったり!
ぐったり、へんにゃり! ♪”
激ワロタ!!!
195 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/05 18:11
「物体O」 小松左京
マルクスの著書の大半。
197 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/06 00:16
ホーガンの断絶への航海
無限の資源を保障する宇宙論と人間いらずの全自動生産システムがあれば、
共産主義の理想(好きな仕事を好きなときに好きなように好きなだけしか
せずに、好きなものが好きなだけ手に入る)は可能という小説w。
198 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/06 00:36
>>162 まさかこの板で く る ぐ ま ん の話が出るとは思わなかった。
意外と株板・経済板住人も多いのか。
いまさらだが『メトロポリス』は粗雑なプロバガンダ映画にすぎんだろう。
しかし、その表現は斬新であり、その点は今でも評価されてる。
それ以上でも、それ以下でもない。
コロンブスが新大陸を発見したのも事実だが、彼の本当の目的はインドであり
彼自身はアメリカ大陸をインドと確信してたのも事実、ってのと同様だ。
そこら辺ごっちゃにして噛み付くやつって、なんだかんだいって子供だよ。
ハーバート・サイモンは、SF作家だ!
というネタはなし?
ノーベル経済学賞も受賞しているし、
彼のAIについての予言は、SFとも言えそうだし。
203 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/18 23:49:51
レスが無い・・・
ハーバート・サイモンは、思ったより人気無いのね。
とほほ。
SF者から人気が無いのか、経済者から人気が無いのか?
組織論と人工知能は経済について触れているとはみなされないのか?
204 :
名無しは無慈悲な夜の女王:04/09/21 23:09:18
ふじこ漫画で火星の土地を宇宙人に地上げ(強制収容だっけ)された
金で豪邸建てるって話があったような。あれってF?A?
>>204 Fでつ。
俺も実は「月の土地」1エーカー分の権利書を持っていたりする。(藁
あの商売を考えた人は実にユーモアセンスに溢れているよな。
すげー亀だが
>>161 原さとる「地底元年」面白かったけどな
「崩壊」って電気石のやつかな?
茨城あたりで新発見の鉱物が発見される。その鉱物を化学反応させると
強力な電気が発生することがわかる。電気石と名づけられたその鉱物で
作られた新型電池で、世の中のエネルギー事情が変わってしまうって話だったと思う