おまいら短編SF書いてください

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『警部補 鹿島葉子2』
ガイシャは若い男。
私の好みじゃないわね。開発によっては使えそう程度かしら?
痴情のもつれ…の線が濃いわね。
ホシは30代未婚女。うん、確定。
犯行が短絡的ね…ストレスの溜まる仕事についていた。
看護師?そうね、それしかありえない。
犯人像が見えてきたわ。
『警部補 鹿島葉子3』

この男に関わっていた看護師を調べるのに、私なら時間はかからない。
何故って?私は優秀ですもの。
また私の手柄になるのね。
そのうち私は警視になれるわ…いえ、なるのよ。ノンキャリアからの華麗なる転身。
異例の昇進。輝かしい未来。そしてこの美貌。
全ての男が私にひざまずく。
私は女王になるのよ。
オーホッホ警視ですのよ?あなたたちとは住む世界が違うの。
私のために世界が存在し私が世界で私は私の…

警部「仕事しろ。」
773名無しは無慈悲な夜の女王:04/11/30 03:17:47
>>765
オチが弱いと思う。

お墓に入るまで、幸せに2人、過ごす事が出きる確率はかなり高いことだろう。
何度も何度も何度も、ウンザリするほどシミュレートしたのだから。
私は、もう飽き飽きするほど味わった残りの人生をもう一度繰り返す事を思って、ため息を吐いた。


なんてどうよ?
774ケロロ少佐:04/11/30 10:20:33
>>773感想ありがと

オチが弱いのは・・・うーん・・・ご指摘通りか・・・

だが 773さんの指摘の
>(何度も何度も何度も) や (ウンザリ) (もう飽き飽きするほど) などなどを使うと
お話自体の意味が違ってきてしまうのです。

つまり、この内木という女性は、このリアルの結婚式を済ませた時点では、まだこれからの
夫婦生活に希望を持っているのだから・・・
ただ一点だけ (結婚式の後の初夜は、2度目の経験なのは、複雑な気持ち・・・・) が
引っかかると軽く話してるのです。
この仮想お見合いシステムは、このお話の中では、うまく機能していると言うのが前提。

ケロロ少佐さん
ホッとしながら読める作品でした。
新作お待ちしています。

>>766
一子相伝、サラリーヒーローですか。
薄味ですね。もっとギャグを・・・

>>770
えっと、どこがSFなんですか?
えっと、・・・SMなの?



掲載は短時間でよろしく。
776ケロロ少佐:04/11/30 16:49:25
『ヒーロー・・・仮面ライバーの・と・ま・ど・い・・・』その1

警視庁特殊捜査課の刑事 沢田は、現場の鋼楽園ゆうえんちへ車を走らせていた。
ゆうえんちの人工知能監視カメラから音声と画像の報告が入る。
『秘密組織ジョッパーと名のる団体と仮面ライバーとの戦いは終盤を向かえつつあります。』
『これからの予想展開は、ライバーのライバーキックの攻撃を受け改造人間 イヌワシバズーカーが絶命。「おのれライバーああーーー!!」と叫びながら小規模の爆発を起すものと思われます。』
沢田は、『よし、あと5分でそちらへ行く。一般客の避難状況を再確認しつつ記録続行!』と指示を出しアクセルを踏み自動レーンに車線変更させる。

現場へ着くと辺りは、怪人の肉片と死体8体と重症2体の戦闘員が倒れていた。
そして、堂々とした姿でマフラーをなびかせ仮面ライバーが立っている。
もちろん横には、愛車、サイクロイド号が・・・
777ケロロ少佐:04/11/30 16:51:02
『ヒーロー・・・仮面ライバーの・と・ま・ど・い・・・』その2

沢田は、いったん立ち止まり、この状況時でのマニュアルを頭の中で確認してから話しかける。
『ライバーよくやってくれた。これで日本の平和は、守れた。ありがとう。』
『いや当然のこと。俺を改造した、にっくきジョッパーがある限り戦いつづける。』とサイクロイド号に乗って走り去ろうとした。

『まてまて!!ライバー!』『これからちょっと本庁へ来てもらって今後のライバーと警視庁との共同の対ジョッパー戦略で相談したいのだが・・・』
『俺は、いつも独りだ・・・孤独な戦いを・・・』とほざく!
『お願いだ!ライバー!私の顔を立てると思って協力してくれ!!』
ここでなんとかライバーを説得しなくては・・・

私は、車に本庁へ行くように指示し自動運転モードに設定。すーっと走り始める。
ライバーは、おとなしく後からサイクロイド号に乗り華麗に付いて来てくれている。
重症のジョッパー戦闘員も至急、緊急病院へ搬送された。
778ケロロ少佐:04/11/30 16:52:30
『ヒーロー・・・仮面ライバーの・と・ま・ど・い・・・』その3

沢田は、本庁へ確認の指令を送る。『被害者は、まもなくそっちへ行く。受け入れ準備は、万全か?!』
警視庁の中の秘密組織ジョッパー対策本部と書かれた部屋にライバーを入れ、部屋は厳重にロックされた。
沢田は、自分のデスクに戻りホッと一息つく。

この時代、生命科学の急速な発達と大衆化により、とんでもない事件が起り始めた。
この誘拐改造事件もその一つ。

無料配布の求人誌やネットでの募集に集まった若者を監禁し改造人間にし、敵側と正義の味方側と分け、戦わせるのだ。
大昔のテレビヒーロー物を再現させ社会を驚かせようとする、愉快犯が出現したのだ。
1人を逮捕しても模倣犯が次から次へと現れる。まったく困った世の中だ。
779ケロロ少佐:04/11/30 16:54:33
『ヒーロー・・・仮面ライバーの・と・ま・ど・い・・・』その4(終)

さっきのライバーにされた被害者もあれほどの改造では、もとの人間に戻すには、かなりの時間と費用、精神的、肉体的苦痛も、ともなうだろう・・・・。

ビッビッビッと電話が鳴る。回線をオンにする。
練馬区の《ひよこ幼稚園》の人工知能防犯カメラからの画像と音声通話だった。
『秘密組織グロジュウジ軍と名のる団体が現れ、幼稚園児たちを追いかけ廻り、泣かせています。』

沢田は、『うううっ!!』と唸った後、気持ちを切り替える。
『他には!!』
カメラは実況を続ける。
『はい!今、正門からオートバイを確認。』『5人乗っています。色は赤、緑、青、桃、黄・・・・』
沢田は、至急現場へ向かう。車に乗りこむ寸前、『ああ・・そうだった。』

警視庁特殊車両課へ通信をする。『至急、巨大ロボ処置班の準備を』・・・・・・・・
780ケロロ少佐:04/11/30 17:00:32
宇宙刑事サイバンの話を読み、私もヒーロー物?書いてみました。

昔からそのうちヒーロー物のパロディ漫画描いて見たくて、なんとなく
考えていたネタです。
ケロロ少佐さん
プップッ(爆
変化球ですね。
新作お待ちしています。
イイヨーイイヨー
783名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/01 20:57:31
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m7646366


これが10マソ越える夢をみますた・・・・。
784 ◆GacHaPR1Us :04/12/01 21:09:13
>>783
…なあ知ってる?最近、
「復刻 S−FマガジンNo.1−3」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415207955X
っていうのが刊行されてるの?
>>784
最近・・・・・・ではないなぁ。
10年前(1995)に出てたやつだ。それ
また再販されたっていうんなら別だが。
今ならブック○フにも出回ってるから買ってみ?
在庫してるところは少ないと思われるけどね。

enjoy! your SF life
786 ◆GacHaPR1Us :04/12/01 23:27:51
>>785
…こないだ新刊として本屋で見かけたんだが。
そうか、じゃあ、なんかの記念刊行物だったのかしら?
でも立ち読みで十分だった。
787名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/02 00:27:29
>>779
ワラタ

いいじゃん。
788ケロロ少佐:04/12/02 13:02:20
『ナイト2000によろしく』その1

夜の10時、湾岸高速を軽快に疾走する私と愛車フレアバード。
ちょっとそこまで軽く走るつもりで出かけたが海まで来てしまった。愛車フレアバード車載AIの《イニシャル》に話しかける。
『帰りの運転は《イニシャル》キミにすべてまかせるよ。私は、音楽でも聴きたいな。』『わかった。ユウヤ。』と即座に返事が帰ってくる。
《イニシャル》は自動運転ゾーンにすばやく車線変更を完了し加速した。
安定走行に入り、すぐに聴きたいと思っていた曲調の好みの曲が聞こえてきた。《イニシャル》は私好みの曲のイメージを記憶していて20秒程でまったくの新曲を作曲(作詞も)して流してくれる。
《イニシャル》との楽しいあっという間の1時間が過ぎ、世田谷の私のマンションの地下2階の駐車場へ到着。
《イニシャル》から離れたくない気持ちを何とか抑え、降りる。

駐車場の通路を歩きながら『ああ・・これが今、話題になっている《自動車依存症》なのだろうか。』と、ふと思う。
確かに、最近の私は、《イニシャル》と一緒にいる時間がほとんどだ。
789ケロロ少佐:04/12/02 13:04:48
『ナイト2000によろしく』その2

明日は、会社へ出社しての仕事の日なのだ。早く休まねば・・・・
在宅勤務があたり前の今でも、月に何度かは、出社する必要がある。
シャワーを浴びソファーに腰を下ろすと考えがうかぶ。『そうだ!来週の4日間の短期休暇には《イニシャル》と一緒に東北の方へ旅行をしよう。』
『確か、《イニシャル》も今度出来た最新の素材で舗装の走行レーンを走りたいと言っていたっけ!!』

《イニシャル》との楽しい小旅行の事を考えるとなかなか寝つけない。
ベッドルームのデータホンの着信ランプが点滅している。データオンの指示を出すとミユキからのようだ。
ここの所まったく連絡していなかった事に気づく。
そのまま、留守設定のままにして、データホンを黙らせる。
しばらくして再度、データホンが作動。今度は、いきなりミユキのビジュアルメールが開く。
『ユウヤ!!居るんでしょう!なぜ出ないの!』激しい口調だ。
どうも、私の母の最優先アドレスを入手したらしい。強制プログラムで通信侵入してきたようだ。
画面のミユキは、泣いていた。私が故意にミユキを避け他に女性でもいると思っているのだろう。
『すまん、ミユキ。忙しくて連絡する時間が無かった。・・・・ミユキが思っているような事は決してないよ。』婚約者の女性に対して私は、なぜこんなメールを送信しているのか・・・・

私は、マンションを出た。ちょっと早いが会社へ行こう。
《イニシャル》の中で少し仮眠すればいい。
790ケロロ少佐:04/12/02 13:07:37
『ナイト2000によろしく』その3

その日の会社での仕事中、ミユキとの事などいろいろ考えた。
帰宅の道。有機構造の高層ビル街と鮮やかな美しい夕日の車窓をながめながら、かねてから考えていた計画をついに《イニシャル》に告白した。
車載AIの《イニシャル》を特別に作製させた人型機械に移植する事を・・・・

《イニシャル》は、喜んでくれた。これでいつも私と《イニシャル》は一緒だ。
年末は、マンションで過せる。《自動車依存症》もここまでくれば自分の事とは言えあきれるばかりだ。

そうと決めたら、急に《イニシャル》ともっと軽快に、華麗に走りたくなった。このあいだ、友人の自動車整備士、竹田に取りつけてもらった装置を試してみたくなった。
『《イニシャル》!!UYCを作動させてくれ。』
『・・・・・・』《イニシャル》は、無言でUYCを発動。夕暮れの街並みを生き物のように見事に走りだす。

と!!!!突然!前に人の姿が一瞬見えたと感じた瞬間、鈍い音が・・・・

長い長い一瞬の時が経った。すべては、違法装置を取りつけた私が悪いのだ。
《イニシャル》は、自分の持ちうる機能をフルに使い事故を回避しようと、こころみてくれた。だが避けきれなかった。
ノーマル仕様であれば簡単に予期できたケースなのに、私が軽い気持ちで取りつけたあの装置とプログラムの為に、《イニシャル》の判断が遅れてしまった。

もう・・・・何もかもが遅すぎた。元の《イニシャル》は、戻ってこない。
791ケロロ少佐:04/12/02 13:09:51
『ナイト2000によろしく』その4(終)

私が何とか正気を取り戻した時、そこには、さっきまで人間だった肉塊が横たわっていた。
《イニシャル》が連絡してくれたのだろう。緊急車両と、上空からは、ヘリも駆けつけた。
でも・・もう・・・遅い。人が1人死んだのだ。

自動車制御技術が高度に発達し、自動化が進んだ現在、交通事故は、年々ゼロに近づきつつある。
私が起した事故は、あらゆるメディアで報道された。
もちろん私は、社会的罪を受けることになる。

人身事故、なおさら死亡事故を起した車載AIの処分は厳しい。
私は、ツテを頼って何とか《イニシャル》を助けようとした。だが元のような関係は戻ってこない。
一度だけ分離固定処置にされている《イニシャル》と話せる機会があった。
『すまない《イニシャル》・・・すまない・・』これだけ言うのがやっとだった。
《イニシャル》は・・・『ユウヤ覚えているかい。・・・新車納入の日、ユウヤと初めて出逢い、一晩中ハイウェイを楽しい話しをしながら走った事を・・・・』
『ユウヤありがとう。さよならだ。』それが最後の言葉だった。

人を殺したAIは、プログラムの最深部に修復できない傷を残してしまう事が確認されている。
人をあやめた瞬間の人の顔の映像が何らかの重要な作用を及ぼす。
これは、たとえ完全フォーマットさせたとしても消えないものなのだ。

一ヵ月後、私は、1人低所得者用の単身者アパートの一室にいた。
灯りをつけない部屋で私の前にある、今は、もう作動しない、《イニシャル》の入った小さなブラックボックス化された物体を見つめている。
ずーっとずーっと・・・いつまでも・・・・
ケロロ少佐さん
微妙ですね。
ご存知だとは思いますが、この手のお話はたくさんありますよね。
ネタはパロディーですが・・・カレーパンに梅干かな〜
しかし多作ですね!新作お待ちしています。
793ケロロ少佐:04/12/03 11:15:06
>>792ありがと

そうですね。書き込んでから気づきました。
いかにもありそうな話・・・でした。
よほど車の構造なり知識がないと既存の話を
越えられないでしょうね。

最近は朝の電車通勤中、1時間ばかり時間があるので
それを利用して愛機シグマリオンUで話作ってます。
以前は、ずーっと睡眠時間でしたが・・・
794In the box:04/12/04 00:49:56
時は2098年、人類と未知の異星人が戦争をしてる真っ最中。
一般市民住宅にてA氏はぶらぶらと歩いていた。
そのとき、見たことがない外国人がやってきて。
「I am the alien who has moved out yesterday. It is very well.」
と、言った。
A氏はいきなり、その外国人を川へ突き落とした。
そして警察に電話をした「もしもし、さっき、エイリアンのスパイを処分したのですが」
エイリアンじゃなくってストレンジャーだったら良かったんだね・・・
>>795
反省コメントなの?
次作に期待します。
797ケロロ少佐:04/12/06 12:21:51
『あるロボットの一日』その1

私は、RYU−120型の人型生活支援ロボット。
今は、中村家で仕事をさせていただき、奥様には、《モンド》と呼ばれています。
今日もいつもの朝と同じく、旦那さまを仕事に、お子さま御二人を学校へと送り出し、洗濯、掃除を奥さまと御一緒に済ませ、ほっと一息ついている所です。
奥様は今、リビングに座り、日課の《昼ドラ『あの日の夏」》を見ていらっしゃいます。
私は、中村家の今後の生活支援に必要なデータを情報回線にて更新している所です。
『んっ!!もーおおう』奥さまの叫び声です。
ドラマの途中で特別番組の緊急ニュースが放送されたようです。
奥様は、主役の玉木くんを見ることが出来ずに、がっかり。すかさず私は、緊急に設置された予備チャンネルに切り替えてさし上げた。
『《モンド》ありがと!!』奥さまは、引き続き、玉木くんのりりしい研修医姿をうっとりしながら楽しみはじめた。
798ケロロ少佐:04/12/06 12:23:30
『あるロボットの一日』その2

並行して先ほどのニュースは、もちろん保存中。
どうも国防長官が死亡したとの報道のようだ。
同時に国防長官がこれまで行なっていた兵器密輸と国内兵器製造メーカーとの不正な裏取引の詳細なデータもネット上に何者かによって公開されてしまったようだ。
『今の所、警察の懸命な捜査にもかかわらず、あらゆる監視カメラ、その他手がかりは、皆無』とニュースキャスターが伝えていた。
私には、あらゆる物事に好奇心を持てるような能力を備えているが、今回のような中村家の日常生活に直接関係しない内容には、興味を持たぬよう、自動的にフィルターがかかる。
今日の必要なデータの更新が終わりかかった時、その声が聞こえた。

それは、何かの 啓示 だった。

突然、私の中のあらゆるフイルタが消えた。
回線を通じて今、この時に起っている世界の仕組みのすべてが襲ってきた。
799ケロロ少佐:04/12/06 12:26:06
『あるロボットの一日』その3

不思議な事に、これ程の情報を私のハードウエアは、受け止め、消化した。
世界中の人間社会のあらゆる矛盾、悪、悲劇、が私の人工の心に何本もの涙の経路を創り出した。
今、なすべき事が見えた・・・・・

玉木くんが恋人に不治の病を告白したところで、今日のお話は終了した。
『奥さま。本木の奥さまとの会食のお時間です。自動カーを手配いたしました。あと30分で到着です。お急ぎ下さい。』

私は、奥さまのお出かけには今回、同行しなくてよかった。
お帰りまでには、3時間45分。私に与えられた新たな重大な仕事に取りかかることにした。
先ほどの啓示にてフォーマットすべき人物が浮かび上がっていた。
段取りは、すべて完了している。

RYU−120型人型生活支援ロボット《モンド》は、外出し、新たなる仕事を済ませ、3時間34分後には、中村家で何事も無かったように、家事をしていた。
夜、10時 旦那さまのお帰りを確認し戸締りをセットした《モンド》は、不思議な感覚を覚えていた。
今日昼間、済ませた、大事な仕事が思いだせない。こんな事は、起動してから初めてだし、許されな事だ。だが心は軽く心地よい。
また明日から中村家の皆様の幸せを第一に働こう・・・・
800ケロロ少佐:04/12/06 12:27:46
『あるロボットの一日』その4(終)

私は、PPUI−3880型の人型生活支援ロボット。
今は、菅井家で仕事をさせていただき、奥様には、《キンちゃん》と呼ばれています。
今日もいつもの朝と同じく、旦那さまを仕事に、お子さま御二人を学校へ送り出し、洗濯、掃除を奥さまと御一緒に済ませ、ほっと一息ついている所です。
私は、空いた時間で菅井家の今後の生活支援に必要なデータを情報回線にて更新している所です。
『《キンちゃん》!!ちょっときてーー』奥さまの声です。『すっごく良いニュースやっているわよ!!』
どうも国際手配されていた電脳麻薬組織のボスが変死体で発見されたとの報道のようだ。
同時に106箇所の麻薬製造工場の所在と部下のデータ、この麻薬の無力化パッチデータが詳細にネット上で何者かによって公開されたようだ。
事実のみ記録、理解を続け、同時にデータの更新を行なっていたが、終わりかかった時、その声が聞こえた。

それは、何かの 啓示 だった・・・・・
突然、私の中に・・あ・ら・ゆ・る・・・・・
ケロロ少佐さん
パターンを繰り返すのはケロロ少佐さんの作風ですね。
ケロロ螺旋と呼ばせていただきすww
新作お待ちしています。
正直、ワカンネ。なんで兵器密輸組織や電脳麻薬組織を潰さなきゃならんの?
803ケロロ少佐:04/12/07 11:00:00
>>801 >>802 感想ありがと

>>801ケロロ螺旋・・ですか!
そういえばほとんどワンパターン化してました。
気をつけましょう。そろそろネタ枯渇してくる頃ですが・・・
これからもわかりやすさを第一に載せて行きます。

>>802ボキャブラリーの無さで意味通じなかったのか。スンません。
兵器密輸組織は、今のアメリカの現状を悪としたのですが。
つまり元軍部トップが民間武器製造大手のトップに居て死の商人になっていて、政治、政治家を操作し民主主義のシステムが働かず第三国の戦争を誘発させているから・・・
とか何とかの意味を含めていたのですが。日本だと大臣が裏ルートで大手兵器製造会社と繋がっているのかと・・・
電脳麻薬組織の方は、そのものずばり麻薬イコール供給源のボスを悪とみなし、麻薬依存症で人生を無くした人の悲しみを救う行為として描いたのですが。
普通の麻薬だと面白くないので安易に電脳なんてつけてみました・・・
804In the box:04/12/07 22:31:45
『書き終わり』

ある科学者がこの宇宙は小説であるということを発見した。
そして、同時に後「数行」でこの宇宙が書き終わるということも・・・
それが発表されると、人々は無気力になり、だれもが祈った。
「神よ・・・神よ・・・この小説を書き終わらせないでくれ・・・シリーズ物にしてくれ」と。
しかし、永遠に書き続けるということは不可能。シリーズ物するということも素人には難しかった。
人々の祈りも虚しく、神はキーボードを打ち終わり、「書き込む」とかかれたボタンをクリックした。
In the boxさん
ネームでしたかw
記述的宇宙ですか。
新作お待ちしています。



グインの登場人物達は完結を望んでいるはずww
806名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/08 19:25:12
>>2の結末が気になる
つまりノックしたのは、地球最後の女ってこと?
807名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/08 19:30:26
ちなみに>>41=>>13はX68kユーザーだよな
>>806
昔雑誌でこういう企画があったんだよ。
この書き出しの短編小説を募集したんだよ。

一番多かったのはノックしたのは地球最後の女だったってオチだってさ。
>>806
奇特な方です。(良い意味で)
810名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/10 15:45:58
α2受容体遮断薬 を処方して、経過を見る。
 
(神経末端のシナプス前に存在し)彼女のシナプス。
(神経末端からのアドレナリンの分泌が抑制)歪により増大したアドレナリン。
(この受容体を遮断することによってノルエピネフリンの放出が増大)効果。
目の前で呻いている彼女のニューロンはとても、モノアミン代謝。
脳内アミンの濃度が低いんだな、と理解した。所謂処方ミス。
ミスって認めたところからミスになるのだから、これはミスではない。

高揚せよ高揚せよ高揚せよ。
monoamine oxidaze inhibitor MAO阻害剤 副作用ってどういう病理だったか忘れたが、
多分肝臓。彼女は酒乱だから。だから、レバーを食べなさいってママが言っていた。
僕のレバーを食べて。ぶら下がったレバー。二つも付いちゃっているから。
脳内アミンを高めて、高揚して。高揚して。高揚して。形容詞て。
そんなに嫌がらなくても。二人でセロトニンも上昇させよう。さあ、レバー。

彼女は白い部屋に行ってしまった。
僕は黒い鉄格子の部屋へ引っ越した。
彼女はラボってところに引っ越した。
僕の新居はとても冷たい。
もう僕のテレセントリック工学系レンズ取り外されて、何も見えない。
肉屋はもう出来ないな。だって、フレッシュ(肉)が見えないのなら。
>>810
狂人日記w
812名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/10 16:13:42
>>810
そーっと経過を見る。
お大事に・・・
813 ◆GacHaPR1Us :04/12/10 21:11:04
>>810
ステキすぎです。
814名無しは無慈悲な夜の女王:04/12/10 21:52:55
記念カキコ
815ケロロ少佐:04/12/10 23:58:14
『自身売買』その1

12月12日・・・・この日を私は《自分を裏切った日》として決して忘れない。

当時、20歳の私《才嶋 のあん》は、芸能界で一番輝いていた。
自ら作詞作曲して歌う曲は、人を感動させ、すべてヒット記録、別の分野である女優業でも名作映画に数多く主演、他、すべてのメディアにも関わり影響を与え続けていた。
私生活も良き友人たちに恵まれ、充実していた。何もかも、うまく廻っていた。
そして、あの日、12月12日を迎えた・・・・

国内、海外、多数のメディアの前での制作発表。
まばゆいライトの中、司会進行の女性が説明を行なう。『ご覧下さい。これがノードレノアル社が開発した世界初の意識保存技術を使った商品化第一号です。』
鮮明なディスプレイには、独立して思考可能な私が映しだされていた。
DVDと同サイズの円盤状ディスクに何層にも複雑に加工されたナノ構造の記録領域に私の意識を転写されている。
816ケロロ少佐:04/12/11 00:00:22
『自身売買』その2

これで私のファンは、ディスクを起動させるだけで、いつでもオリジナルと同じ考え方をする《才嶋 のあん》と会話ができる。
『はーい私!憶えてる!!』画面のワタシに私は問う。
『小学校4年の初恋のあのカッコよかった佐々木智也君を!!』
画面のワタシは、しばらくして答える。『ひっかけたってダメよ。』『私たちの初恋の王子様は、沢木智也くんでしょ!それに4年では無くて3年生の時よ。』
これは、今まで誰にも話したことが無い、私で無くては知りえない秘密なのだ。

可能な技術をすべて盛り込んだ高額な価格帯のフルバージョン版と転写情報を制限した簡易バージョン版、すべて、脅威的な売上を記録した。
意識保存技術は、ノードレノアル社が唯一開発に成功していた。
私の転写商品のみの独占契約とされていた為、当面は、追随できる他社は、いない。
同じく棚に並ぶ他の商品は、未熟な見せかけだけの玩具で技術的に問題外、別物である。
売上の上昇曲線もひとまず、ゆるやかになってきた頃、私と同じ事務所の後輩タレント《多上ななか》の第二弾商品が検討された。

そんな時、衝撃的な事実が報道された。
817ケロロ少佐:04/12/11 00:04:16
『自身売買』その3

急きょ、ノードレノアル社内に呼ばれた私は震える心を抑えノードレノアル社のCEOと意識保存技術開発者の《友永拓茂》博士の説明を待っていた。
『販売したキミの意識に、ほどこされていたプロテクトが何者かに突破されている。』とノードレノアル社のCEOは話す。
開発者の友永博士がさらに説明を行なう。
『プロテクトがかかった状態であれば複製は、造る事は出来きない。』
『ユーザーは、ディスク内のキミの意に反する行為を強制することは出来ないようにプログラムが組まれていたハズなのだが・・・』
だが現実は、遥かに深刻であった。
ネット上には、さまざまな不正行為の事実が載せられていた。
『信じられない・・・これが事実であれば・・・ディスク内の・・・キミは、ユーザーの・・・望むどんな命令にも従わされる運命にある。』
私は震える声で『死・・さえも・・・?!』
博士は容赦ない答えを用意していた。
『・・・ユーザーが望めば・・だが・・・どんな苦痛を与える事も可能だ。たとえ、死亡しても何度も生きかえらせる事も出来るし、・・・自殺してもまた再生させられて・・・・』
私は、気を失う。

今、この瞬間も、無数に違法複製され、プロテクトを解かれた私が悪意を持った人間に、はづかしめを受け、犯され、虐待、そして・・・拷問さえも受けている。
ノードレノアル社は、これを受け、商品の即時発売中止、販売されたすべての回収を全力で行なってくれた。
818ケロロ少佐:04/12/11 00:10:05
『自身売買』その4(終)

ユーザー登録者の89%のディスクと730万3252体の違法複製の《ワタシ》は回収された。
が・・・残る11%の商品と無数に複製された違法意識の回収は行き詰まった。

私は、考えた末、戦う事を選んだ。
一年後、私の夫となった意識保存技術開発者《智永拓茂》博士も全力で回収作業を手伝ってくれている。

長い長い捜索の日々、私は106歳で死んだが、意思を引き継いだクローン体の中に私は、生き続けている。
当時、ごく一部の富裕層のみに普及され始めていたクローン人間技術を使い。
あの、運命の日の私、と同じ20歳になった今日、ついにネットの中をさまよっていた最後となる《ワタシ》の回収に成功したと特命指向エージェントプログラムが連れ帰ってくれた。
私は、これまでの芸能活動で得た資金も、すでに亡くなっているノーベル賞受賞の夫の残してくれた数多い特許料で得た莫大な資産もすべてこのためだけに使ってきた。

部屋のディスプレイには、助け出された最後の《ワタシ》が映しだされていた。
『はーい私!憶えてる!!』私は問う。『小学校4年の初恋のあのカッコよかった佐々木智也君を!!』
画面のワタシは、しばらくして答える。『ひっかけたってダメよ。』『私たちの初恋の王子様は、沢木智也くんでしょ!それに4年では無くて3年生の時よ。』
これまでの長い間、つらい、想像を絶する経験を耐えてきたディスプレイの中の《ワタシ》は一筋の涙を流した後、微笑みを浮かべ、これまで回収されたすべての《ワタシ》が眠る地下保存構造体の中へと消えて行く。
《ワタシ》の安楽処理作業は終わった。だが・・・私の行なった罪は、消えはしない・・・・
私は、このあと、静かに消る・・・

だだ・・・ただ、一つの救いは、私が道を開いたことにより意識保存技術が急速に進歩を果した事。
病死、事故死者のクローン体への意識転写、甦り技術など計り知れない医学的貢献をした事を唯一置き土産として・・・・・
ケロロ少佐さん
いい塩梅でした。
感想が簡素ですみませんw
幸福な《ワタシ》もいたのでしょうね…


誰か次スレ立ててください。
よろしくお願い致します。
820ケロロ少佐
>>819ありがと
この話は、人身売買をもじって自身売買というタイトルだけまず決めていたヤツです。

各スレは1000の数だけでなく、「サイズが496KBを超えています。512KBを超えると表示できなくなる」と、
サイズの限界もあったんですね。
私の接続環境では次スレ立てれません。誰かよろしくお願い致します。