164 :
名無しは無慈悲な夜の女王:
サンリオ文庫のヒロイックファンタジー風作品て、あと何がある?
まず「怒りの神」。未読だけど。面白い?
165 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/03 23:59
「怒りの神」はディックとゼラズニィがタッグを組んだ
わりには盛り上がりがなくて面白くないと思う。
細部のアイデアはいいんですけどね。
166 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/04 00:21
>>158 チグハグというか、パッチワーク的で、まとまっていない
感じの作品。
海外作品でも、ゴミはゴミなんだなあと印象を持ったのを記憶しています。
>>163 なんかよく、いろんなところでだれかと間違えられるのだが…
あいにくコナンスレはのぞいたこともない、スマソ
168 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/04 13:29
>>164 ディックもゼラズニイも好きな作家なので期待して読んだけど、
ぜんっぜん面白くなかった。と言っても内容まったく思い出せないんだが。
何かがバラバラになって天から降ってくるシーンだけなぜか覚えてるな…
>>168 裏表紙をみると、「手足のない画家」が出てきてなんだか鬱に。
第三次世界大戦で荒廃し、恐ろしい突然変異体が跋扈する暴力的
世界で、画家はある肖像画を教会から依頼された。それを妨害する
追跡者たち…。
「怒りの神」を要約するとこんな感じ。そっか、つまんないですか。>165、168
あと、ヒロイックファンタジーといえば、ディレーニイの
「アプターの宝石」がありますよね。これはいかが?
170 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/04 21:59
おとたけ見た時、ティボールマクマスターズを
思い出したよ。
171 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/04 23:24
ゼラズニィの影のジャックは面白かったよ。
ジャックのゆがんだパワーが虎よ、虎よ!とかを思い出した。
んで、マイクル・シェイを彷彿させた。魔界の盗賊でよかった
け?<ハヤカワFT文庫>の中でも屈指の傑作に入る奴。
172 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/05 01:31
>>168 ホッピングがふってくるシーンですね。
あそこはゼラズニィが書いたパートで、ディックお気に入りの
シーンなんです。
173 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/06 17:29
近所の古本屋に『歌の翼に』があるんだけど、
これどうですかね?買い?
174 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/06 20:09
「歌の翼に」私はすごく好きです。訳も良いし。
キャンベル記念賞受賞だけど、ほとんどSFではない。
裏表紙のあらすじは中盤の重大事件をバラしてるので、全部読んではいけない。
175 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/06 21:37
あれ、なんであんなにスペースとったんですかね?<裏表紙あらすじ
あのワクを埋めようとおもったら、ネタバレになるのも当然と思うけど。
まさか、大は小をかねる、とか(w
>174
ありがとー、買ってみよう。
177 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/07 21:53
わたしは「パステル都市」とか「俺は誰だ」などがお気に入りでつ
178 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/08 00:03
『パステル都市』って、たしかシリ−ズもので、続刊出るかどうか静観しているうちに
買い逃しちゃった。そうかおもしろいのか。
「SF史上もっとも魅力的な都市のひとつシナバー」なんていう記述に出会うと
そそられてしまう。
179 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/08 23:03
ディッシュのサンリオはどれもオススメ。
334は、334という建物で繰り広げられる人間像。ニューウェーブばりばり。
キャンプ・コンセントレーションは実験によって脳が犯されていく詩人の
獄中日記を描いたもの。
歌の翼に、はラストが泣ける、まじで。
180 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/08 23:04
>>179 高校生の時にキャンプ・コンセントレーションを購入しましたが
何がなにやらさっぱりわかりませんでした(鬱
183 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/10 03:08
>>181>>182 脚注が多いからね。『334』も後でメモを取りながら読んでみると
あっと驚く仕掛けになってるから。ニューウェーブの手法は、かな
り複雑だから、一度読んだだけじゃわからないかも。
この本も分析しながら読むと面白いよ。ある意味ジョイスな気分。
ディッシュはとりあえず『人類皆殺し』(ハヤカワSF文庫)とか
読んでみて、その戦慄さにおののいてからラブロマンスな『歌の翼に』
なんかを読むとハマれるかも。
184 :
名無しは無慈悲な夜の女王:02/12/10 18:27
>165
「怒りの神」は登場人物がドイツ語練習したり、あれは当時のディックの
ドイツ趣味いうか「ドイツ的なるもの」への傾倒ぶりがうかがえて、
作家の病理小説として興味深い・・・。
けど確かに物語りの起伏があれだね