★☆★☆★歴史改変SF★☆★☆★

ここ数年間に出たオルタネードヒストリーモノでは一番評価の高いG.Miki HaydenのPacific Empire
http://www.amazon.com/gp/reader/0965792919/ref=sib_dp_pt/104-5626075-3919962#reader-link
扶桑社の年頭の翻訳予告からやっとミキ・ヘイデン『ニッポン太平洋帝国』として発売された。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/imgdata/large/4594042201.jpg

仮想歴史ものであっても仮想戦記ではなくミステリ色が濃い。
元々ミステリ作家なのであたりまえだけど。高い城の男が一番近いかな？
そんなに厚くも無い連作短編集。小粒かつ小粋な一品。ちょっと頭を使う本。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594042201/qid%3D1068193095/249-4283260-9808353
マイナー過ぎるためかアマゾン日本でさえ作者名の
「ミキ・ヘイデン」を「キミ・ヘイデン」と書き間違える始末。

こういうのをもっと翻訳して欲しい人がいたら問答無用で買っておくように。
どうせすぐなくなるんだから。

色々翻訳して欲しいのもあるんだけどなあ。

表紙だけでも買いたくなるアーサー・ローデスの「ラスト・ライヒ」
http://images.amazon.com/images/P/1582442118.01.LZZZZZZZ.jpg
番外編だけでなく本編もちゃんと訳せよハヤカワ
ロバート・シルヴァーバーグの「永遠なるローマ」
http://images.amazon.com/images/P/0380978598.01.LZZZZZZZ.jpg

というかハリー・タートルダブは日本でも紹介されていいだろ。なんで一冊も出ないんだ。
最近、連続して年に一冊づつ出た「アメリカン・エンパイア」
http://images.amazon.com/images/P/0345405668.01.LZZZZZZZ.jpg
ローマ帝国にアメリカ人家族が引っ越す「ガンパウダー・エンパイア」
http://images.amazon.com/images/P/076530693X.01.LZZZZZZZ.jpg
「アメリカ皇国の守護者」みたいな「ワールド・アト・ウォー」シリーズ
戦車の替わりにトリケラトプス。ドラゴンは焼夷性の卵を産み落とし爆撃。
http://images.amazon.com/images/P/0765304384.01.LZZZZZZZ.jpg（なんなんだこのキノコ雲は
ナチが完勝した世界のユダヤモノであるこれとか
http://images.amazon.com/images/P/0451529022.01.LZZZZZZZ.jpg
英国がスペインに占領されエリザベス女王はロンドン塔に幽閉されている
http://images.amazon.com/images/P/0451459156.01.LZZZZZZZ.jpg
これあたり表紙だけでも格好良いな。
他にもローマ軍がファンタジーの世界に飛ばされるレギオンシリーズや
純然たるファンタジーなどこの人凄く著作数が多い。書きまくり。

個人的にはこういうのも読みたいけどね。
http://images.amazon.com/images/P/0345360761.01.LZZZZZZZ.jpg

>>95　おー、Pacific empire がとうとう出たのか！！早速買わねば。

>>96　知らなくても無理ないが･･･　一冊だけ出てるぞ。「精霊がいっぱい！」（上、下)　早川文庫ＦＴ
現代版「大魔王作戦｣って感じのオルタナティヴ・ファンタジー。面白かった。　　　　　　　

出ていたのか！
あんがとう。読んでみるよ。

キム・スタンリー・ロビンソンの「南極大陸」が講談社で出るらしい。コンスタントに紹介される作家になったようだ･･･
ロビンソン版<モンゴルの残光>、「米と塩の歳月」翻訳きぼんぬ。

大阪市大正区のﾌﾞｸｵﾌに「ファーザーランド」があった。
ほしいﾔｼは行け！

ほしいほしいほしい

でも東京（ｼｮﾎﾞｰﾝ
ついでにSS-GBもほしい

日本で人気のある仮想史シナリオは、
「モンゴル帝国がもう少し強力で、安定して長続きした世界」
「日本が鎖国しなかった世界（大概、信長が長生きするのが前提）」
「第二次世界大戦で枢軸側が勝った世界」
「戦後処理で日本が東西陣営に分割された世界」
といったあたりで、ちょっと歴史好きの厨房は必ず考えるようだ。
2ch の世界史板や軍事板でも頻繁に出て来てうざがられている。

soc.history.what-if なんていうニュースグループを見ると、
アメリカで人気のある仮想史シナリオは、
「新大陸の文明が滅亡せずに独自の発展を遂げる世界」
「南北戦争で南軍が勝利した世界」
「第二次世界大戦で枢軸側が勝った世界」
といったあたりのようだ。

実は韓国でも仮想史は人気のあるジャンルらしい。
他の国ではどうなんだろう？

>>103
韓国では教えている歴史自体が（ｒｙ

新大陸独自発展は普通に読みたいなあ。ドイツでは第二帝国存続ものが流行らしい。
そういえばＳＦＭに出てたイタリアの仮想戦記の翻訳昔読んだな。もっとマトモな戦車を開発したイタリアが北アフリカで勝つ、「ニッポン太平洋帝国」ノリだった。

Domination of Draka三部作って読んだ人います？

>105 一巻だけだけど（特価で売ってた）読んだ。物凄く面白い･･･仮想戦記だな。
一個空挺中隊がＬＡＨ師団（ＳＳの筆頭師団）の一個連隊の強襲を一昼夜に渡って支えきるんだが、この空挺中隊がまた化け物じみた連中で･･･
世界の作りこみがとにかく半端じゃない。「ハリコフ戦車工廠を接収したＳＳが、８８ｍｍ砲を積み込んで生産を続けたＫＶ−１」に萌える人なら無条件で買いだろう。
まあ、巻末についてる年表と世界設定だけでも仮想史好きなら楽しめる。激しく鬱入る世界だが。

>>106
ありがとうございます。３冊まとめたやつアマゾンで買ってみます。
ネットで年表とか読んだけど、なんかアングロサクソン文明の暗黒面を凝縮して
スパルタ人になったような連中ですよね・・・Drakanて。
日本語訳するときは、「ドレーカ」だとはまりすぎなので「ドラカ」にしてもらいたいｗ

USSRが崩壊しないものってある？

フルメタル・パニック。いやマジで。

新世紀エヴァンゲリオン。いや、マジで。

謹賀新年。
押井守のケルベロス・サーガ。
アジビラに「ヴァイマール体制粉砕！」の文字が躍るあの世界は、
まさに歴史改変SFに相応しい。

まあね。
ただ、今春一押しの歴史改変…ＳＦじゃないけど…は、ラストサムライかな。
細部まで徹底的に考証した上で史実を大胆にカット＆ペーストしたあの手際は素晴らしい。マジで。

↑明治維新と南北朝時代を接合！だもんな。
うん、確かに素晴らしくよく出来た映画だったね。

The Domination Of The Draka
http://www.gpfn.sk.ca/~geis/draka/
か。なんだか、面白そうだな。
最近、ようやくレン・デイトンのスパイ１０部作読み始めたけど、
これ読むと、彼は英国上流社会を憧れつつ憎悪してるのが判る。
「SS-GB」いうのは中産階級デイトンが夢想する、彼がシンパシーを感じる
幻想のドイツによる英国上流社会破壊小説だな思った。

王立宇宙軍 オネアミスの翼。いや、マジで。

（既出かも知れんけど、青春物を作るために、
町並み、宗教、経済まで、架空のもので作りこんでしまうという…。）

>>115
私もあの映画は大好きだが、歴史改変ではないからなあ。
ココは歴史改変のスレなわけで。

>>116
考えたら、歴史を変えてませんね。ごめんなちぃ（´・ω・｀）

>>114 Marching Through Georgia 読んだ。面白かったよ。二見あたりで翻訳せんかな。
というか、「第七の空母」なんぞよりこっち徳間に売り込んで欲しかったよ、伊吹秀明…

映画『グッバイ・レーニン！』。
SFじゃないかも知れんが、歴史は改変しまくってるぞ。

トップをねらえ！。いや、マジで。
（あの世界は、日本が太平洋戦争に勝利した世界だという話を、聞いたことがある）

＞＞１２０
それは、２００８年の「米国機動部隊日本ハワイ県（バブル期に日本が
買い取ったらしい）奇襲事件」から始まる「第二次太平洋戦争」では？

東大阪市の近鉄吉田駅近くのﾌﾞｸｵﾌ、１００円コーナーで
「エリアンダー・Ｍの犯罪」と「ファーザーランド」を発見！
ほしいﾔｼは急げ！

また見つけちまった・・・。

和歌山市小雑賀のﾌﾞｸｵﾌに「ファーザーランド」「エリアンダーＭ」あり。
これってどこにでもあるのか？

「立喰師列伝」は微妙ですか。そうですか。

>>87
川又千秋の『真珠湾艦隊』（全?２巻）なんかは婚姻してそうな設定だったけど、
具体的な記述はあったかなぁ。

http://www.knowledge-garden.net/webmagazine/etrans/etrans0401/ranshi_0401/ranshi_0401.php

タイムスリップ大戦争

>>124
ヨーロッパで「人狼」を上映したら「何でナチなんだ」とかなり真剣に突っ込まれたらしいね。

>>126
これだ！　こういうのが読みたいんだ！

>>128
じゃあ「イノセンス」は「ブレードランナー」だと突っ込まれる訳だ（ｗ
スレ違いすまん。

日本ではナチはかっこいいんです、と堂々と弁明すればよかったのに。
我々は世界の枢軸だ。

>>128
なんと答えたのか知りたい

エリアンダー・Ｍの犯罪、やっと見つけた〜。
嬉しい〜。

(−−)/
軍版に聞けばいいのかよくわかんないけど質問です。
ニッポン太平洋帝国
　■G・ミキ・ヘイデン著
　■定価/1500円（税込）
この本は買うに値するんでせうか？
どうしても手に入らないアジモフの『母なる地球』注文するついでに
発注してみようか悩んでます。

派手な改変、ちゅう感じじゃなくて、異なる世界の日常を淡々と書き込んだ良質の文藝作品だと思ったよ。
そういうノリが好きならいいんじゃないかな。ＳＦはあまり期待するな。

もともとミステリ作家だから
ノリはミステリだよ。

http://www.comics.aha.ru/rus/stalin/

「五分後の世界」はどうだろう？

「光の塔」はちと違うか
歴史を改変されるＳＦって事で

>>137
OKでしょう。ただし残念ながら既出ですね。

とーぜん、「犬は勘定に入れません」も揚げなきゃ嘘だ。

あれくらい、笑えるのであればもっと書いて欲しいよな。

お、コニー・ウィリスですか。

やっぱ
歴史学んでる人がSF書くと歴史改変になるんだろうね。
自分の領域っていうのが、SF作品になっていく・・・

ｲｲﾈｰｲｲﾈｰ

井上ひさしの「吉里吉里人」は違うか。

>>137
『五分後の世界』にしても『ヒュウガ・ウィルス』にしても
「あの後どうなったんだ」という終わり方だよなあ

気になる

>>144
PS2のゲーム「五分後の世界」には、小田桐と眼帯をしたミズノが出てくる

マック限定ゲームなら「サムライメック」とかは如何？
２６世紀まで江戸幕府が存続し、丁髷を結った日本人が宇宙へ進出！
古代文明の残したオーバーテクノロジーを入手し、巨大な宇宙都市を建設する。
最初、「ハラキリ」のような欧米人の冗談設定かと本気で思っていた。
特にパッケージ絵を見た時は。
tp://homepage.mac.com/samuraimech/index.html

>>145
ゲームなんてあったのか、知らなかったよ
中古屋で探してみるかな

とりあえず、小田桐とミズノは生き残ったと思っていいのかな

>>147　ほい。ＰＳ２なんで気をつけて。
ttp://www.famicom.biz/ps2/htmls/4935228992881.html
ＰＳ２持ってなかったら、このスレ的にリング・オブ・レッドとガンパレード・マーチとまとめて買っちまえ、この際。

のび太と鉄人兵団
彼らは彼らで、人類と類似の倫理的発展を遂げてるだけなのに、
リルルの手で去勢された。

悪魔の飽食

>>148
ガンパレはファンタジー過ぎて歴史改変って感じじゃなかったな〜

今読んでいるクリストファー・プリーストのThe Separationが、
改変歴史物。
１９４１年５月に英独が停戦協定を結んだ歴史と、そうでない歴史が
絡み合う話。凄く面白い。
今ンとこ、最高傑作じゃないか？ぐらいの勢い。
ただこの作者、脱力系のオチが多いだけに、最後まで読まないと
手放しでは薦められないのが玉に瑕。

あと、個人的に読みたいのは、キムスタンリーロビンスンの
米と何とかの日々。何だっけ。

今まで読んだのでは、クリス・エヴァンスのアステカの世紀が
凄く面白かった。アステカが滅んでなくて、世界の支配勢力に
なったという設定。

よんだＳＦスレによると脱力ｵﾁらしいぞ

>>152 米と塩の歳月ね。キムなら邦訳が出るだろうと思って気長に待ってる。
…ブルー・マーズまだー？　絢爛舞踏祭のゲームが先に出ちまうよ…

>>154

それそれ。ディテールにこだわるあの作風は
改変歴史向きだと前から思ってた。
個人的に火星物より期待してる。

火葬戦記でいいなら「憂国艦隊」を推します。
遥か未来の自分達の歴史を改竄するために周到な
歴史改変を行う手腕はＳＦそのモノだ。

>>156　聞いた覚えがないんでぐぐったが、「巨艦伝説」でいいのか？　羅門の。

>>157
OK。
個人的には、羅門氏の書くキャラは説明調が強いのと、人格の深みとアクが
足りない気がして、その点が今ひとつなんだけどな。

「覇王の軍」では作品世界の作り方で、蓋然性を欠いているところが多く感じられたし‥

>>152>>154
米と塩の歳月というと
確か欧州が黒死病で壊滅して中国とイスラムが世界を二分した
世界史のお話でしたよね？

>>6
亀レスしかもガチャにレスでなんなんだが、
スチームに多いのはネオゴシックだと思うぞ。
バロックだと大航海時代になっちゃう。

ドイツの歴史改変もの読みたいけど読めない〜
どこか翻訳出して欲しい

ドイツ語勉強して自分で訳せ

>>161　イタリアじゃ駄目か？
ttp://item.easyseek.net/item/11543330/

あと、戦艦<死>って短編があったんだが、上手くぐぐれん…

SF作家じゃないけどフィリップ・ロスの新作が歴史改変モノらしいのだが

>>164
「ルーズベルトが大統領選で負けてアメリカは孤立主義の道をたどる」
という話らしいが、押井守のアレみたいだな。

>161
月に行った宇宙飛行士が星間文明の宇宙船拾って
独立国家作る話が翻訳されてるよ｡

オーバーロード作戦をＳＦ板的に改変してください。

>>166
ぺ！？

>>168
166はペリーローダンのことだろう。実際に歴史改変もあるかどうかは知らないが。

1971年あたりが改変基点だったっけ。それはそうと「鉄の夢」復刊きぼんぬ。

○ぺは始まったのが1961年だから、歴史改変ものとは言えないだろ。
似たような感じで、アニメのレイズナーが近い感じ。放映が86年ぐらいで
1999年に地球が異星人の占領下になってしまうって内容。火星にも基地が
できてるという現実より進んでた設定。

>>95が挙げてるシルヴァーバーグ "ROMA ETERNA"ゲットage

未出だな。ＰＳ２か性能がいいＰＣ持ってたら、"Freedom Fighters"がかなりお勧め。ここ一年間はまってる。
http://www.japan.ea.com/freedomfighters/

今英米ではヴィクトリア時代に題材を取った歴史改変小説が人気らしいね。

ああ蘇る悪夢
「サクラ大戦ってスチームパンクですよね」

･････････おまえは校庭２０周だ！

>>175
違うの？

スチームパンクって
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1010630929/l50

ここを読みなさい

…えーと。

とりあえず、絢爛舞踏祭は面白かった、け、ど、…

けどなんやねん
言うてくれ

言わんかい

http://homepage.mac.com/samuraimech/index.html

それすごくやりたいんだけど、メールが面倒で・・・

ＳＦＭ二月号に載ってた新城カズマの月がなんとやら読んだよ。
こりゃエリナー・ファージョンの「月がほしいと王女さまが泣いた」だな。ﾜﾛﾀ
メキシコ帝国、南部連合、フランス帝国などの改変モノ基本アイテムを押さえつつ、
「地軸変更計画」「ディファレンスエンジン」のテックレベルでスチームパンクの味付け。
ちゃんとオチもついてるし、感想としては「よくできました」といったところか。

面白くもないのに語りの技巧だけは意識的、というどうにも嫌らしい印象の話を書く作家で、
正直ガジェットの選択眼くらいしか見るものがないと思っていたんだが……
なにげにこの手のものを書く日本人作家は少ないので頑張ってほしい。

ディファレンスエンジンの国際関係＋技術レベルで
シェアードワールド作品群があったら面白いと思うんだな

軍板架空戦記スレで誰かが書いてた、「ビートルズ・ファンタジー」てのがどう考えてもこっち向きなんで書いとく。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594050778/250-7158423-8915410

…うちの市の図書館にないな。注文しよ…

レトロ・フューチャーの夢、実現
もっと飛べ、飛行船

有人飛行船、都内上空で「ランデブー」
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060604-00000013-maip-soci.view-000&kz=soci

結局飛行船は時代のあだ花だったんだなあ……
昔はよく「この世界ではなぜ飛行機でなく飛行船が発達したか」の設定を考えたりしたもんだが、
なんか今はどうでもよくなってきた。
何の説明もなく飛行船が主役を張っている厚かましさもスチームパンクの魅力かと。

むかしＳＦマガジンで「中世なかばにヨーロッパとイスラムの間で全面核戦争が
勃発した世界」を舞台にした作品が紹介されてたんだけど、詳細が思い出せない。

高野文緒の作品にそんなのがあった気がする。
Ｊコレで。

ジャンル作家とは言われないがエリクソンの『黒い時計の旅』が強烈。

>>187
いまだに「飛行船は爆発するから危険」と思っている人もいるんだろうなぁ･･･
ヒンデンブルグ号の火災は、水素への引火ではなく、気嚢に塗られた塗料が原因という事も知られてないようだし

ヒンデンブルグ号って水素爆発でしょ？
水爆と同じ、放射能が出ないだけｗ

それはどこの改変世界の水爆だ

>>191
おかあちゃんおかあちゃん
気嚢ちごうて外皮の塗料やがな
でもヒンデンブルグがもしヘリウム使用してたら混鳴気ができず、
テルミット塗った外皮が丸焼けになっただけで済んだと思うよ。

どっちにしろ墜落するけど

ヘリウムが爆発するなら、危なくて子供に風船なんて配れないよなw

プレーンの変わりにFanWingが成功した世界とか見てみたいな

SF自体が未来改変してる罠☆

当たらないから

ところが十年前の過去を改変した歴史改変小説が、執筆から十年後の世情を完璧に的中させた例があるから恐ろしい。山田正紀「顔のない神々」だ。
不景気、右傾化、地震、沖縄、新興宗教（！）あたりをキーワードに1995年の年表片手に読んでみな。

じつは、当たらない事が改変だったりする罠。

現実におけるソ連崩壊後に
ソ連と言う文字が出てくる近未来モノはすべて

　　　　歴　史　改　変　Ｓ　Ｆ

そういや「アキラ」の冒頭で旧東京が消滅して第三次大戦が始まった日って
たしか第一回がヤンマガに載った当日なんだよな。

AIと核融合が順調に７０年代に実用化した世界を舞台にした改変SFって無い
ですかね？

日本で出てる奴だと思いつかんな。
未訳だと、その条件だけならDomination of the Drakaが該当するけど、まぁ求めてるものとは絶対違うと断言できる。

あの「家畜人ヤプー」をも超える凄絶な世界だな＞Domination of the Draka

>>163の、「戦艦<死>」が自己解決したので書いとく。
ディーノ・プッツァーティ「大いなる幻影」（ハヤカワSFシリーズ）に収録されてるそうだ。面白かった覚えがある。

>204　先進国民にとっては全くそうなんだが、言われた事に絶対服従（性的な意味含む）していれば、
この世界の人口の80％よりは遥かにいい暮らしが出来るのもまた確か。
　少なくとも、清潔な衣類と住居（電気ガス水道暖房付き）と三食（薄味。旬のものばかり）と、
毎日の入浴、最小限の医療サービスは持ち主側が保障するのが義務。
　工場労働者は別として、農村部なら労働もあまりきつくない（イエニチェリ募集の都合で農村はやや過剰人口気味で保たれてる）
　ペットは鳥や猫ならおｋ。犬不可。面倒を起こさない限り個人の宗教は自由つか放任。

　合衆国国民でも、スラム住人や分益小作人、中央アメリカ諸州（パナマまで合衆国領）の隷農あたりは、自分で選ぶならこっちを選びかねん
　…と、ドラカ軍に従軍したアメリカの新聞記者兼ニュースキャスターが作中の著書に書き残している。

ピグミー保護区とかあるんだよなｗ

ドラカ翻訳されるってよ

>>207
詳しく

つか3部作セットのThe Domination買っちゃって読んでる途中・・・orz

>208　日付見れ。
　

うろおぼえだけど、「モンゴルの残光」だとかなり技術力が発達してなかったっけ

>>207
マジ？　うわーい
>>209
orz

>210 1970年にタイムマシンが出来てるし、発達ってレベルじゃないな。
あれはキリスト教に基づく反科学の偏見が無いモンゴル人が、ローマからアラブに伝承・発展していた科学の全面展開を積極的に支援したからだったと思う。
今の目で見るといろいろ無茶もあるが、それは置いといて、ね。

ところで今頃「ローマ世界の終焉」読んだんだが、これの末尾ってちょうど「闇よ落ちるなかれ」の時期なんだな。
改めてディ・キャンプの凄さが判ったわ。ちょうど1940年に介入して太平洋戦争阻止する位の力技やってたのか…

「闇よ落ちるなかれ」が秀逸だと思うのは、
歴史改変がうまく進むかどうかわからないところで話を終わらせているところ。
主人公は東ゴート王権の確立とルネッサンスをやりとげたけど、
このあと歴史の修復力が働いたり、ヘタすると史実よりひどいことになるかも知れないもんね。
仮想ものにありがちな「そして1500年後……」とか蛇足エピローグを付けなかったところもよかった。

＞「ローマ世界の終焉」
イタリア関係の著作が中心の塩婆だからしょうがないけど、どうせなら15世紀まで面倒見てやれよと思った。
だってビザンツこそ真のローマ帝国じゃん。
ビザンツはステキ！ビザンツは強い！ ビザンツ is strong!

>>212
たしかに、十字軍の茶々入れがなかったら、宗教と科学が対立しないイスラム圏が
相当速いペースで進歩したかもな。

コードギアス 立派に歴史改変SFだべ。

>212
>改めてディ・キャンプの凄さが判ったわ。ちょうど1940年に介入して太平洋戦争阻止する位の力技やってたのか…
しかも主人公は徒手空拳、頭の中の知識だけで勝負しているからね。
銃器はおろか算盤一つ、未来から持ち込んでいない。この点は戦国自衛隊より徹底している。

>>215
アメリカの代わりにブリタニア帝国が出来て
内燃機関と核物理学が発達しなかった世界だっけ？

英国内の歴史は作中に出てるけど、それ以外の世界がどうなってるのか気になる。

青木基行「龍騎兵」

統一されず分裂したままの中国が舞台の戦記物。
欧州はローマ帝国が存続して統一。日本は大陸分裂を狙って介入したり「蓬莱」と呼ばれるアメリカ大陸に植民したりと、東西が逆転している。

未完なのが残念。

未完ゆーか打ち切りやね…

もう我慢できん。「米と塩の歳月」原書買って辞書使って読む。
アマゾンとかで見たあらすじが面白すぎ。

ハンガリーに乱入したモンゴルの派遣軍が滅んだ欧州を目撃する発端とか、
ダヴィンチに代わってルネッサンスを導くサマルカンドの錬金術師たちとか、
中国とイスラムの２大勢力の狭間で翻弄されるインドとか、
新大陸の西海岸から上陸した中国とミシシッピ河河口から上陸したイスラムの
陣取り合戦とか、そそるそそる。

アタイこそが222げとー

>>221
秀吉とか家康も出てくるらしいな

ドラキュラ紀元には打ちのめされた。
しかし、まあ、日本にだって帝都物語とかある。

高い城の男には打ちのめされた。
これに匹敵するような作品は日本にはない。
しかし、まあ、相手が奇才ディックと思えばあきらめもつく。

現在進行形で、京城昭和六十二年に打ちのめされているのだが、
もしもこれがきちんと最後まで破綻せずにまとめられたら――
もはや言い訳は効かないな。

京城・昭和六十二年は傑作だ。確かに日本人ってこういう所があるわな…

でもまあ、日本の自己省察もの歴史改変なら「屋根裏の遠い旅」と、「あ・じゃ・ぱん！」があるぜ。

読了。……ダメだ日本人作家！


>>225
その辺の作品とじゃ悪いが比較にならないかと。
よくできた一般車とレーシングカーぐらいチューンの度合いが違う。
各章ごとの引用文とか、佐藤大輔なんかメじゃないパラノイアの域だし。
あと、まだ軍部独裁体制の残滓が残ってたような国で書かれただけに、
軍国日本のリアリティでこれに勝るフィクションはない。


おそらく、日本の歴史改変小説の限界は、
「SF」あるいは「架空戦記」というジャンルに属してしまったことだと思う。
日本のSFやミリタリーのマニアは、欧米の同属性の人と比べても、文系的素養がぜんぜん足りない。
物理法則や兵器のスペックをぐだぐだ語るのは作家の仕事じゃないんだよ……

>>213
ゴート人を、野蛮人と見下していないのが新鮮だね。ユスディヌアヌスの東
ローマを評価していない点も。
一昔前の日本の歴史観では、民族移動期＝中世の暗黒時代、東ローマ＝
開明的というのが一般的な見方だから。
最後の「イスラム教が誕生するから気をつけろ」という手紙には笑ったよ。

>>227
ああ、あの手紙はよかったなｗ
というかそもそも東ゴート王国時代っていう発想がいいよね。
凡百な話だったらローマ末期に飛んで東西分裂防止とかやるところだ。
さすがは時代を生き抜いてきた古典。

いま絶版だっけ？
ライトな感じだから、前に出たベスターの新刊本みたいな感覚で
新訳で表紙変えれば今でも売れると思うな。

ちなみに。
その小説世界がたいてい改変物っていうジョン・コートニー・グリムウッドの
「サムサーラ・ジャンクション」の感想を感想スレに書いたので、よかったら読んでみて。

なんか最近向こうに変なのがいるのでこっちで。

韓国の、天皇抜きの大日本帝国軍部独裁体制と言っていい代物（北は逆に軍部独裁抜きのスーパー天皇教な）を、
リアル80年代に経験した者にしか書けない、昭和六十二年の大日本帝国って指摘は確かに同意する。
ただ…「赤い旅券」とか、「急行エトロフ殺人事件」とか、こっちにもこの種の秀作はあると思うんだが…ボリュームと細部への目配りで負けるのは否めないけど…
狭義の架空戦記で匹敵する作品がないのは残念ながら同意。林さんなら書けると思うんだが、こと架空戦記だと90点以上狙わないからな、あの人。

>>229
基地害乙

『京城　昭和六十二年』にあって、国産作品にないのは、
「失われた言語としての朝鮮語」をアイリッシュと比較して――なんてレベルの視座だとか、
「植民地統治が上手くいってることを海外に示すため敢えてソウルでオリンピックを開く」などという、
史実の大日本帝国には全くありえなかった架空・大日本帝国の凄み。
（もし大日本帝国がこんぐらい覚悟決めた植民地帝国なら、英仏のように旧植民地から「畏怖」の念を持たれたことだろうに。
　史実の大日本帝国は、憎悪されても畏怖はされず、感謝されても尊敬はされない植民地帝国だったから……）

こーゆーの、日本人、ましてや、SFだの架空戦記だのの作家には絶対に出てこない考え方だと思う。
ってわけでコテコテのSF屋である林譲治にもあまり期待はしない。
複雑巧緻な作戦を筋書き通りに成功させちゃう「俺・頭いい」な人だし。
（甲州先生のハスミンは判っててやってるからいいんだけど）

『あじゃぱん』とか『赤い旅券』とか、ミステリ畑の人は、SF・ミリタリ系のまだマシという感じがする。
とはいえ、ミステリ作家には（笠井潔とか例外はいるけど）マクロスケールなテーマが弱いという致命的な欠陥がありまして――

笠井潔といえば戦後日本３分割もの書いてたな。

「屋根裏の遠い旅」は児童文学だよね
児童文学の歴史改変物って他になんかあるかな？

児童文学というより古典ジュブナイルSFの部類だが、福島正実「迷宮世界」

一体どこがどうジュブナイルなんだと突っ込み入りまくりのハードな作品だが。

日本最初の歴史改変物は「国姓爺合戦」だろうか

平家物語の改変があった気が。

「夏の涯ての島」読了。
コールダー・ウォーや軍用機もそうなんだが、海外ものはこの尺によくこれだけの密度で改変歴史詰め込めるなあ。しかも人間ドラマが濃密だし。
全体主義化したイギリスがいかにもという感じで広がる傑作。あと主義のキーになる書物（実在）の選択には吹いた。ガーンズバック連立体www

>>235
源為朝が琉球王になる「椿説弓張月」とどっちが先なんだ？

>>237
「椿説弓張月」は１８０７年から１８１１年にかけて発刊
「国姓爺合戦」（１７１５年初演）のほうが先。

それと「椿説弓張月」は歴史改変と言えるのかな？
為朝の伝説は当時は「史実」だったような希ガス

保守ついでにage、そして質問
あるペーパーバックの原著に挑戦してるとこなんだけど、
原書で読んでる人は一冊読むのに大体どのくらいかかる？
俺は正直いちいち辞書で単語を翻訳するのがめんどくさくて
分からない単語は読み飛ばしてるんだけど

>>240
正味三日くらい
オレの経験だと、あんまり長い時間かけると続けて読む意欲が失せる

メタルギアソリッド４の小説を読んで、
「うわあ何これめっさ面白れー」
「え、この作者まだ一冊しか本書いてないの？　マジっすか？」
と思ってたら、「虐殺器官」の作者だった、納得。

分岐点が１９７０年代〜２０００年あたりまでにある歴史改変ものってあります？
正直あまり聞いたことが無いような・・・

>243　賀東招二「フルメタル・パニック！」（富士見ファンタジア文庫）

出所不明の謎技術により、ソ連が崩壊せず戦場を人型兵器が闊歩する1997年。
技術の発生源の一人である少女を巡っての地下組織間の争奪戦が謎の解明へと収束していく―
10年目の最新刊で、バリ硬の歴史改変SFとしての素顔を明らかにして、キャラ萌え派はえー、これあり？
物語/SF派は10年前の一巻からずっと伏線仕込んでるだろうが何をいまさら、て感じで賛否が分かれてる。
なお、作者は中大SF研出身。1巻のあとがきに謝辞がある。

海外ものだとバクスター「軍用機」。1969年だが。

>>244
ありがとうございます

夏樹 静子　1986著　「ドーム―終末への序曲」　角川書店

全面核戦争に備え、ノアの箱舟「ドーム」建設物語？
ゲーム買う前に読んだけど、冷戦終わってる・・・

２１世紀まで冷戦が続いてるような話は最近は書き手がいないよな。
当たり前だけど。

エリアンダー・Ｍの犯罪読んだんだけど
何で墓に若いのと年取ったの二つの死体があるのかとか
船を模したベッドとかどこから飛び出してきたのか
とかすげー気になった

赤い星 1,680円
高野　史緒（著）
ISBN: 978-4-15-208950-2　刊行日: 2008/08/22
〈ハヤカワSFシリーズ　Jコレクション〉ときは現代、ところは帝政ロシア支配下の江戸。
吉原一の花魁・真理奈太夫の依頼を受け、ハッカーのおきみは潜伏中の皇子を捜してアキバから仮想空間ペテルブルクまでを奔走する＠＠待望の最新作

ムジカ・マキーナ世界ものかな？ともあれ期待。

>>238
和藤内（鄭成功）の父親が史実では清朝に寝返ったのを知った
ときはショックだった。

大東亜戦争で日本側が勝利した後の世界を描いた作品でおすすめありますか？
今はもう亡き某先生のある作品のオチに使われてたのでそこを掘り下げた物を読みたくなった

ふむ、復刊した「エロス」読みましたな。

辻真先「暗殺列車」
児童書なんだが傑作、那須正幹「屋根裏の遠い旅」
そもそも大東亜戦争じゃない（対米戦やってない）が大傑作、卜鈷一「京城・昭和六十二年」

この辺お勧め。

歴史好きの自分としてはとても興味深い題材なのに
６年たってやっと四半レスしかいってないのがかなしい

清水義範「幕末裏返史」
幕末寸前の日本に渡来した一人の異国人が歴史を大転換させていく。
タイプとしては「闇よ落ちるなかれ」に近い。テクノロジー改変はなくもっぱら政治周りだが。
とりあえず、長州藩が掲げる事になるスローガンが爆笑もの。読んで損はない。

>253　軍板の架空戦記スレが本スレ状態だからね…

＞軍板の架空戦記スレが本スレ状態

知らんかったｗ
Domination of Drakaの話題もアリかな？

>255　かなり前に散々語った事がある。蒸し返すのはどーも。

>>256
どんな話題になってたんでしょ？

軍板の架空戦記スレみてきたけど、やっぱ軍事とかの話が主だなあ
しかも嵐に占領されてるし

伊藤計劃が歴史改変SFをやるってスレに出てた。こりゃ楽しみだ。

スティーヴン・バクスター「軍用機」読んだが
サンディ・パンチ計画って一体何をしたかったのかよく分からなかったのは俺だけですか

月を使った人類絶滅確証兵器じゃね？

人類絶滅確証兵器ってのは冷戦期の西側SFに割りと出てくるネタだわな。
博士の異常な愛情とか東の帝国とか、大抵独裁体制の東側が持ってることになってるが。
（史実で、ツァーリ・ボンバとか一応やってはいるけど、西側に対しての、そんなこと言ってると本気で作るよ！ってパフォーマンスやねえ）

ところが、軍用機世界のアメリカはアポロ11号がコケてから、史実のソ連どころじゃないファシズム反動軍事体制の暗黒面に落っこちたわけで、
その行き着く所として、冷戦期究極の悪夢たる人類絶滅確証兵器の配備にまで「アメリカが」突っ走ってしまった…ってとこじゃないか。

しかしルメイが計画の意義についてTV演説してたけど
「これから人類終わらせますんでよろしく」みたいな趣旨のことを思いっきりアナウンスするかねえ？

コズロフも月の表面吹っ飛んだのを見て「予想外の結果ですね」とか言ってたけど
（すでに遺伝子バンク飛ばす準備してたから「あなたがたには」ってことだろうけど）

｢シベリヤ超特急｣...じゃなくて。2011年以降は｢歴史改変SF｣となりそうな本だが。
⇒｢ストリートの天使たち-シャドゥラン4thリプレイ-｣朱鷺田祐介(新紀元社/2007)

戦後世界は野々香戦記かな。
題材は、不戦戦記が斬新だった。

Yiddish Policemen's Unionが新潮文庫で4/25だってよ。あげ。

>>265
もっと待たされると思ってたから、すげー嬉しい。しかも文庫だし
あとコーエン兄弟の映画の方はどうなったんだろう

ちょっと内容を調べたら

満州は独立国のように言及されるため
日本の属国に留まっているのかもしれない

とあったんだけど、日本は負けていないor参戦してないって設定？

orz

今更だけどタイムシップも歴史改変じゃないの？
最終的には人類誕生からいじっちゃってるけど...

>>269
タイムシップ船団の発進シーン、読みませんでした？

>>270
うろ覚えだけど平行世界扱いで元に戻るんだっけ
という意味では改変じゃないけど、過程がさ

>>271
そういやそのシーンまでは紛れもなく歴史改変テーマでしたね。

22世紀を迎えられないのは納得するしかないのだけれど、
そんなら死ぬと同時に25世紀くらいまでの人類の歴史を教えて欲しい。
テスト解いたのに答え合わせをしてもらえない感じでムズムズする。

なんで誰も「ユダヤ警官同盟」の話をしないのだ？

>>274
未だ読んでいる途中（下巻129頁）なんだ。

まるで面白くなかったぞ＞ユダヤ警官同盟

>>17
遠ーーーいレスだけどちょうどその書き込みの頃に出たコンビニ・コミック版「地球０年」が“仮想戦記”とかいう名目で売られていたな。
冷戦時代の限定核戦争の話で、矢野徹の原作が執筆された当時は（田辺節雄の漫画化の頃も）近未来ＳＦのはずだった。

宇宙開発のペースダウンしてる未来＝現在の現実世界での停滞状況を描いてるのって
ブラウンの「天の光はすべて星」だけかな

天使墜落とか

あれは一度現実よりも進んだ上で停滞・退化したパターンじゃね?

こんちは。あるきっかけでここにたどりつき、全部読みました。
「超人類カウル」 と、「果てしなき流れの果てに」 も、スレタイのテーマとしては
挙がってて欲しいですね。　きっかけは、今朝夢で見たのですが、

・現在を良くするために過去を変えることは可能。
・遠い過去ほど難しいし、資金もエネルギーも高くなる。
・隕石や噴火など、自然現象は抑止できないが予言はできる。
　ただし遠い過去ならペテン師か魔術師扱いされる。例えば神戸の地震なら、通貨も同じ
だから、新聞広告など打って予告できたかも。
こんなテーマで誰か書いていませんかね？

１番目の条件について、例えば競馬の大穴を当てても必ずしもそれは社会にとって良いこと
ではない。（タイムマシンによるペテンを抑止する何らかの装置が必要ですね）
でも、ヒトラーやスターリンやポルポトの存在を抑止出来れば・・・というのはアリで。

いちおう関連スレ

ttp://science6.2ch.net/test/read.cgi/future/1217235871/

>>282
タイムトラベラーが歴史改変は難しいと思う。目的を達するのに用意周到に準備して介入しないと。

確かハインラインの宇宙史の中で航時軍みたいな組織が
歴史的悲劇を回避しようとして結局悪いほうに向かっていったというのがあったね。
アメリカの大統領選挙で宗教指導者が当選
↓
憲法を改正して宗教的な独裁政権を打ち立てて鎖国
↓
アメリカの暗黒時代到来（多分一世代ぐらい）
↓
なんだかんだあって独裁政権が崩壊して国際社会復帰

の流れの中でこの歴史的悲劇を回避しようと、時間線に介入して
独裁者の出生を妨げる

アメリカは孤立政策をとらず、国際政治でしのぎをけずる。
↓
いろいろあって米ソ核戦争
↓
人類滅亡

ネット創作では過去の人物に転生してチート活躍ｗっていうのがけっこうあるけど、
そんな簡単にいくとは思えないんだよね。

仮に俺がその役に当たっても、忘れっぽいからダメぽ。当たり馬券の番号なんて覚えられん

まず過去転生がない

目が覚めると、あなたはアステカの指導者になっていた！

あ、コルテスが上陸してきた……

ジョー・ウォルトンのFathingが創元から出てた。SS-GBと英国占領の系譜の最新作。早く読まんと…

uchroniaに吉永ふみの「大奥」がエントリーしてる…Graphic-novel
扱いなんだな。

>>290
見てきた。作品の存在自体知らなかったけど

>What if: A plague killed more than 75 percent of the men in Japan during the third Tokugawa shogunate,
>and women became the dominant force in government and trade.

キム・スタンリーの"The Years of Rice and Salt"より無茶じゃねーかｗ

創元推理文庫でひさしぶりにナチスドイツの勝利した世界がでたようだね
ジョー・ウォルトンとかいう作家の三部作
「1949年に英独講和が成立し、ドイツ進駐ではなく、英国本来の親独ファシスト政権成立の世界」
ttp://www.tsogen.co.jp/np/author/1679


火葬戦記はほとんどよまないけど
なぜか英国占領ものってSS-GB、ファーザーランド、マリ・デイビスの「英国占領」ってすきなんだよね

その世界のドイツはどうやって49年まで戦い続けられたんだろう。

1941年に副総統ヘスが単独で飛行して英独講和をまとめた世界。
1949年は第一部の開始時点。

＞ヘスが単独で飛行して英独講和をまとめた

その発想はなかったわｗ

まあそのへん歴史改変というか歴史暗部の真相切り込みみたいなんだわ
英国政治史の恥部

1941年の時点で英独講和をのぞむ反チャーチル派がじっさいに史実でもいて・・・。
チャーチルが実際に戦勝してしまった現実の歴史では「なかった事にされた連中（英国ファシスト党）」の話

ヘスのソロフライトだって、ヘスの妄想だけでなく、絶対に英国側の受け入れ態勢、「着陸地のオファー」があって
はじめて彼も「離陸」したわけだしね

なるほど・・・
そういやアメリカでもファシスト政権立てようと暗躍してた連中がいたっけ。

光瀬龍の『征東都督府』。日清戦争で日本が敗北するという
歴史改変が行われる。その目的は、タイムパトロールの女性
隊員に種付けして、出産した子に人類が衰退する未来を
変えてもらおうという計画。タイムパトロールの敗北で終わる。

そんな事をすれば、タイムパトロール自身の存在も消えてしまうだろうに

征東都督府で描かれたディストピアは、人類すべてが電脳空間での仮想人生
を送るというもの。小説中の出来事はすべてその未来の回避のためにある。

そういう未来図は光瀬龍世代にとっては絶望的だったのだろうが、いまとなれば・・・
イーガンなんて「それから」しか書いてないしな。

住めば都

山本弘の「去年はいい年になるだろう」は未出か。

私ＳＦ小説だけど楽しめた…家族友人をネタにするのは好き嫌いあるだろうけど。

>>276
超遅レスだけど　それなりに面白かったぞ
事件の真相が見え初めてからかなり面白くなった
しかし　ある意味ヤバいネタを良く書けたなと思うよ

「アーサー王宮廷のコネチカットヤンキー」は歴史改変に入るのかな。

「改変しそこなった」じゃない？
あえていうのなら「歴史介入」ものか

ファージングのラストが嫌な感じだったのは俺のイギリス愛が足りないせいですか

後書きに書いてあった執筆の動機が動機だからなぁｗ

しかし、アメリカのヨーレン大統領って元ネタいるのかな？
ググってもファンタジー作家ばっか出てくる
前巻のスコット卿みたいに創作の人物なのか？

age
ファージングはどうもSS-GBと比べると落ちるような
視点人物の女が頭弱いのがいらいらするんだぜ
あと、この10年後のイギリスは大変なことになるよね